JP2011110344A - 遊技機用ボタンスイッチ装置及び遊技機用ボタンスイッチ装置を備えた遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】移動ロックギア215の回転軸215Aは、モータギア210の回転(図示ではAで示す矢印方向)によって、回転軸215Ad〜回転軸215Auの間で略上下移動可能となっており、ボタン部300が最下部位置にある状態から上昇移動を開始するときにおいては、モータギア210の回転(図中のA方向)に伴って、移動ロックギア215は図中X方向に上昇移動する。よって、移動ロックギア215の回転軸215Aは上位置(このときの回転軸を回転軸215Auという)に移動し、回転軸215Auを有する移動ロックギア215はギアロック216と非ロック状態となり、ボタン部300の移動制御が開始される。
【選択図】図12
Description
例えば、特許文献1においては、ボタンスイッチが本体に対して大きく突出した位置にある際に、そのボタンスイッチを大きく押し下げることで、当該ボタンスイッチの内部機構が遊技機内部の係合手段に係合し、当該ボタンスイッチを当該僅かに突出した位置に戻ることとなっている。
このため、仮に、遊技者によるボタンスイッチの押し下げ動作が行われなかった場合には、ボタンスイッチが大きく突出した状態のまま遊技が進行されることとなり、遊技機における演出内容とボタンスイッチの突出状態との演出上の不一致が生じてしまうという問題があった。
また、停止歯車を自由に移動可能とすることにより、駆動歯車の回転の固定が制御可能となり、さらに、停止歯車により咬合状態が維持されている場合であって、遊技者によるボタンの押下操作の際には、駆動歯車の回転軸への過負荷の軽減に寄与することとなる。
図1に示すように、遊技機1は、支持体2と、この支持体2に回転可能に枢支された扉体3とを備えている。支持体2は、上板2a、下板2b、側板2c,2dによって四辺を構成する枠体からなる。各板2a〜2dは、変形や歪みが生じにくい木材等を材質とするもので、略長方形状に囲繞空間が形成されるように連結金具によって連結されている。
そして、これら連結金具のうち、上板2aと側板2cとを連結する金具および側板2cと下板2bとを連結する金具には、一対のヒンジ4a,4bが、遊技機1の前面側に突出した位置で対面するように固定されている。
図1および図2からも明らかなように、透過部材保持枠5の上辺5aおよび下辺5bは、支持体2の上板2aおよび下板2bと長さを等しくしており、透過部材保持枠5を閉じて、支持体2および透過部材保持枠5が略平行になったとき(透過部材保持枠5が閉位置にあるとき)に、上辺5aが上板2aに、側辺5c,5dが側板2c,2dに、それらの外周面が面一の状態で重なる。したがって、遊技機1を正面から見たときに、支持体2の上板2aおよび側板2c,2dは、透過部材保持枠5に覆われて見えなくなる。ただし、側辺5c,5dは、側板2c,2dよりも短く形成されており、支持体2の下板2bが遊技機1の正面側に露出する。支持体2の下板2bは、上板2aや側板2c,2dに比べて厚く形成されており、その正面側に装飾部材15が固定されている。
遊技盤17の前面には、複数の釘や風車、遊技球が入球可能な各種の入賞口、演出用の役物等が設けられており、その略中央部分に形成された孔に演出用の液晶表示装置30が固定されている。透過部材保持枠5および遊技盤保持枠6が閉じられて遊技が可能な状態では、遊技盤17に所定の間隔を維持して略平行に透過部材7が対面するとともに、遊技盤17の前面が透過部材7によって覆われる。
また、上記遊技領域22には、複数の一般入賞口24が設けられている。これら各一般入賞口24には、一般入賞口検出SW24aが設けられており、この一般入賞口検出SW24aが遊技球の入球を検出すると、所定の賞球(例えば10個の遊技球)が払い出される。なお、本実施形態では、必要に応じてスイッチを「SW」と表記する。
なお、上記第1始動口25および第2始動口26には、遊技球の入球を検出する第1始動口検出SW25aおよび第2始動口検出SW26aがそれぞれ設けられており、これら検出SWが遊技球の入球を検出すると、後述する大当たり遊技を実行する権利獲得の抽選(以下、「大当たりの抽選」という)が行われる。また、検出SW25a、26aが遊技球の入球を検出した場合にも、所定の賞球(例えば3個の遊技球)が払い出される。
上記大入賞口28のさらに下方、すなわち、遊技領域22の最下部には、一般入賞口24、第1始動口25、第2始動口26、および大入賞口28のいずれにも入球しなかった遊技球を排出するための排出口29が設けられている。
具体的には、上記遊技領域22の略中央部分には、液晶表示器(LCD)等からなる液晶表示装置30が設けられており、この液晶表示装置30の上方には、演出用役物装置31が設けられている。さらに、遊技盤17の上部位置および下部位置の双方には、演出用照明装置9(装飾ランプ9)が設けられている。
上記特別図柄表示装置40,41は、始動口25,26に遊技球が入球することを条件に行われる大当たり抽選の抽選結果を表示するためのものである。つまり、大当たり抽選の抽選結果に対応する特別図柄が複数設定されており、これらの特別図柄表示装置40,41に大当たり抽選の抽選結果に対応する特別図柄を停止表示することによって、抽選結果が遊技者に報知される。特別図柄表示装置40,41は、例えばそれぞれ複数のLEDで構成されており、大当たりに当選した場合には特定の複数のLEDが点灯し、ハズレであった場合にはそれに対応した特定のLEDが1つ点灯する。このようにして点灯することによって表される模様が特別図柄となるが、この特別図柄は、所定時間変動表示された後に、停止表示される。言い換えれば、特別図柄の変動表示が行われると必ず特別図柄の停止表示が行われ、大当たり抽選の抽選結果が報知される。また、本実施形態では、第1特別図柄表示装置40および第2特別図柄表示装置41における特別図柄の表示態様は同一のものとはしていない。すなわち、同じ種類の大当たりであっても、第1特別図柄表示装置40における特別図柄の表示態様と、第2特別図柄表示装置41における特別図柄の表示態様は異なるものとなる。このようにすると、遊技者が特別図柄表示装置40,41のいずれか一方の特別図柄の表示態様を覚えたとしても、他方の表示態様からは大当たり等の種類を把握することができないため、特別図柄の表示態様を分かりにくくできるという効果が得られる。なお、ハズレの場合にも複数のLEDを点灯させるものとすれば、ハズレか大当たりかを見極めにくくすることも可能となる。
なお、この普通図柄についても、普通図柄ゲート27を遊技球が通過して即座に抽選結果が報知されるわけではなく、所定時間が経過するまで、普通図柄表示装置42を点滅させる等、普通図柄が変動表示するようにしている。すなわち、所定時間が経過するまで普通図柄表示装置42は点滅する。この普通図柄表示装置42の点滅が普通図柄の変動表示を構成し、普通図柄表示装置42の点灯が、当たりの抽選の抽選結果に対応する普通図柄の停止表示を構成する。
これら両保留は、それぞれ上限留保個数を4個に設定し、その留保個数は、それぞれ第1保留表示装置43と第2保留表示装置44とに表示される。なお、第1保留(U1)が1つの場合には、第1保留表示装置43の左側のLEDが点灯し、第1保留(U1)が2つの場合には、第1保留表示装置43の左側、真ん中の2つのLEDが点灯する。また、第1保留(U1)が3つの場合には、第1保留表示装置43の左側、真ん中、右側の3つのLED全てが点灯し、第1保留(U1)が4つの場合には、第1保留表示装置43の3つのLED全てが点滅する。また、第2保留表示装置44においても、上記と同様に第2保留(U2)の留保個数が表示される。
高確率状態表示装置46はLEDで構成されており、モーニング(電源復旧時)において当該電源切断前に後述する高確率状態であることを条件に点灯する。一方、時短状態表示装置47もLEDで構成されているが、こちらはモーニング時に限らず電源が投入されていれば時短状態であることを条件に点灯する。
なお、RTC51eは、主制御基板51上に電池を設けて、かかる電池によって動作するようにしてもよい。また、RTC51eを設けずに、バックアップRAMとしての機能を有するメインRAM51cに設けたカウンタを、所定時間ごと(例えば4ms毎)にカウントアップすることによって時間を計時してもよい。
例えば、主制御基板51から受信したコマンドに基づいて演出モードを決定するための演出モード決定テーブル(図示しない)等がサブROM52bに記憶されている。
また、図示しない遊技球貸出装置(カードユニット)が払出制御基板53に接続されているか確認し、遊技球貸出装置(カードユニット)が接続されていれば、発射制御基板56に遊技球を発射させることを許可する発射制御データを送信する。
ここで、発射用ソレノイド10cに印加するパルス電圧の回数は、発射制御基板56に設けられた水晶発振器の出力周期に基づく周波数から、約99.9(回/分)に設定されている。これにより、1分間における発射遊技数は、発射用ソレノイド10cにパルス電圧が1回印加される毎に1個発射されるため、約99.9(個/分)となる。
なお、本実施形態では、タッチセンサ10aからのタッチセンサ信号は、発射制御基板56が払出制御基板53と主制御基板51とを介して、演出制御基板52に送信されるようになっている。
すなわち、演出図柄画像やキャラクター画像は背景画像よりも手前に見えるように表示される。このとき、同一位置に背景画像と図柄画像が重なる場合、Zバッファ法など周知の陰面消去法により各画像データのZバッファのZ値を参照することで、図柄画像を優先してVRAMに記憶させる。
チャンスボタン装置100は、上ケース101、下ケース102により、後述する駆動部200やボタン部300が収納されている。また、チャンスボタン装置100は、所定の契機によりボタン部300が上昇移動したり、下降移動したりすることが可能となっている。所定の契機とは、例えば、大当たりの抽選において特定の抽選結果が得られたときや、特定の演出が液晶表示装置30において行われるときなどを指し、これらのときにボタン部300が上昇/下降移動することにより、演出効果を一層向上させることができるものである。
また、以下では、ボタンカバー301及びボタン302をボタン体330という。
なお、ロック状態にある移動ロックギア215がソレノイド202の作動により非ロック状態になることを、特に、「ロック状態が解除された」という。
図12に示すように、移動ロックギア215の回転軸215Aは、モータギア210の回転(図示ではAで示す矢印方向)によって、回転軸215Ad〜回転軸215Auの間で略上下移動可能となっている。
なお、最下部位置にあるときに長孔350内においてスライダ205の位置する点のことを最降下点(D)という。
そして、長孔350内をL1方向にスライド移動したスライダ205は、図15(d)に示す位置まで移動すると停止する(すなわち、遮蔽突起203bが上位置フォトセンサ214により検知される位置に到達する)。
なお、最上部位置にあるときに長孔350内においてスライダ205の位置する点のことを最上昇点(H)という。
なお、本実施形態では、上記図16で説明したボタン部300が最下部位置から上昇移動を続けている間は、ソレノイド202を通電状態にする。これにより、例えば、移動ロックギア215として重量の大きいギアを用いたとしても、上昇移動中にその自重(移動ロックギア215の自重)により該ギア215が下位置に移動した(回転軸215Aが回転軸215Adになる)としてもギアロック216とロック状態にされてしまうことを回避できる。
すなわち、円筒フレーム340と上下駆動フレーム307とのあいだには、図8(a)および図8(b)で説明したとおり、ST1で示す距離が保たれている。つまり、円筒フレーム340は、ST1だけ上下駆動フレーム307に向けて下降移動が可能となるが、下ケース102には、該下ケース102がボタン部300(特には円筒フレーム340)と係合したときに、円筒フレーム340の複数のボス状突起306cを受け入れ可能な受け穴102aが複数設けられている。この受け穴102aは、図示のように、下ケース102がボタン部300(特には円筒フレーム340)と係合したときに、ボス状突起306cの先端面BXと受け穴102aの底面TXとの間にST2で示す距離が保たれるようにその穴が穿設されている。
また、このST2で示す距離(例えば、3mm)は、ST1で示す距離(例えば、10mm)に比べて小さく設定されている。これにより、円筒フレーム340がST2だけ下降移動すると、ボス状突起306cの先端面BXが受け穴102aの底面TXに接触するため、それ以上の下降移動が不可能となる。すなわち、ボタン部300が最下部位置にあるときの押下ストロークはST2ということになる。
すなわち、複数のボス状突起306cは、これを受け入れ可能な受け穴102aとは離れて位置することとなるため、[ST2<ST1]という関係が成立しない。このため、円筒フレーム340と上下駆動フレーム307とのあいだには、図8(a)および図8(b)で説明したとおり、ST1で示す距離が保たれているのみである。したがって、円筒フレーム340はST1だけ下降移動することが可能となる。すなわち、ボタン部300が最上部位置にあるときの押下ストロークはST1ということになる。
したがって、図23に示すように、通常ではクラッチ用スプリング221からクラッチ受け220がP方向に付勢されているため、付勢されたクラッチ受け220の歯型部220Aがクランクギア212の歯型部212Aと噛み合うことになる。
ここで、「若干回転すると」としたのは、歯型部212Aの1ピッチ分だけクラッチ受け220が回転移動すれば、互いの歯型部212A,220Aが次に歯合が可能な位置となるため、常にP方向に付勢されているクラッチ受け220は歯合が可能な位置にて再び歯合することとなる。
また、押圧力Fが長期的に加えられ続けるような時(強い力で押し続けられているような場合)には、上記のような1ピッチずれを何度も繰り返しながら、押圧力Fによるギア210〜215への過負荷を軽減することができる。
なお、本実施形態における「モータギア210」が本発明の駆動歯車に相当する。
なお、本実施形態における「クランクアーム203」が本発明のクランクアームに相当する。
なお、本実施形態における「移動ロックギア215」が本発明の移動歯車に相当する。
なお、本実施形態における「ギアロック216」が本発明の停止歯車に相当する。
11 上皿ユニット
17 遊技盤
30 液晶表示装置
51 主制御基板
52 演出制御基板
100 チャンスボタン装置
100a チャンスボタン検出スイッチ
101 上ケース
102 下ケース
102a 受け穴
200 駆動部
202 ソレノイド
203 クランクアーム
205 スライダ
210 モータギア
212 クランクギア
212A 歯型部
213 下位置フォトセンサ
214 上位置フォトセンサ
215 移動ロックギア
216 ギアロック
220 クラッチ受け
300 ボタン部
303 円筒押圧フレーム
306 内側円筒フレーム
306c ボス状突起
307 上下駆動フレーム
330 ボタン体
340 円筒フレーム
350 長孔
Claims (6)
- 遊技機に設けられ、ボタン本体を遊技機本体の外面から僅かに突出した第1の高さ位置と、該遊技機本体の外面から大きく突出した第2の高さ位置との間において移動制御が可能で有ると共に、操作者による押下操作を可能とする遊技機用ボタンスイッチ装置であって、
前記移動制御のための機構は、
前記ボタン本体の移動力を発生する駆動源と、
前記ボタン本体に連結され、該駆動源により発生された該移動力を前記ボタン本体に伝達すると共に前記ボタン本体にかかる前記押下操作による押圧力を受けるクランクアームと、
該クランクアームと連結されると共に前記駆動源と連結した駆動歯車と、
該駆動歯車との咬合状態を維持しながら該駆動歯車の回転方向に基づいて軸移動が可能な移動歯車と、
前記移動歯車と咬合可能であると共に回転が行われない停止歯車と、を有し、
前記移動歯車が前記停止歯車と咬合する位置に軸移動して前記停止歯車と咬合状態になった際に操作者による前記押下操作を受け付ける一方、
前記ボタン本体の前記移動制御が開始された際に、前記移動歯車が前記停止歯車と咬合する位置から離れる方向に軸移動して前記停止歯車との咬合状態が解除されることを特徴とする遊技機用ボタンスイッチ装置。 - 前記停止歯車は、前記軸移動を停止している前記移動歯車に対して、前記移動歯車と咬合する第1の移動位置と前記移動歯車との咬合が外れる第2の移動位置との間で移動が可能であることを特徴とする請求項1に記載の遊技機用ボタンスイッチ装置。
- 請求項1もしくは2のいずれかに記載の遊技機用ボタンスイッチ装置を備えることを特徴とする遊技機。
- 遊技機に設けられ、ボタン本体を遊技機本体の外面から僅かに突出した第1の高さ位置と、該遊技機本体の外面から大きく突出した第2の高さ位置との間において移動制御が可能で有ると共に、操作者による押下操作を可能とする遊技機用ボタンスイッチ装置であって、
前記移動制御のための機構は、
前記ボタン本体の移動力を発生する駆動源と、
前記ボタン本体に連結され、該駆動源により発生された該移動力を前記ボタン本体に伝達すると共に前記ボタン本体にかかる前記押下操作による押圧力を受けるクランクアームと、
該クランクアームと連結されると共に前記駆動源と連結した駆動歯車と、
該駆動歯車との咬合状態を維持しながら軸移動が可能な移動歯車と、
前記移動歯車と咬合する第1の移動位置と前記移動歯車との咬合が外れる第2の移動位置との間で移動が可能であると共に回転が行われない停止歯車と、を有し、
前記停止歯車が前記第1の移動位置に移動して前記移動歯車と咬合する状態になった際に操作者による押下操作を受け付ける一方、
前記停止歯車が第2の移動位置に移動して前記移動歯車との咬合状態が解除された際に前記ボタン本体の前記移動制御が開始される、ことを特徴とする遊技機用ボタンスイッチ装置。 - 前記移動歯車における前記軸移動は、前記駆動歯車との咬合状態を維持しながら前記駆動歯車の回転方向に基づいて移動が行われることを特徴とする請求項1に記載の遊技機用ボタンスイッチ装置。
- 請求項4もしくは5のいずれかに記載の遊技機用ボタンスイッチ装置を備えることを特徴とする遊技機。
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