JP2011110284A - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2011110284A
JP2011110284A JP2009270554A JP2009270554A JP2011110284A JP 2011110284 A JP2011110284 A JP 2011110284A JP 2009270554 A JP2009270554 A JP 2009270554A JP 2009270554 A JP2009270554 A JP 2009270554A JP 2011110284 A JP2011110284 A JP 2011110284A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control device
electric accessory
ordinary electric
game ball
game
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009270554A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5927392B2 (ja
Inventor
Katsuyuki Otake
克幸 大竹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyomaru Industry Co Ltd
Original Assignee
Toyomaru Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyomaru Industry Co Ltd filed Critical Toyomaru Industry Co Ltd
Priority to JP2009270554A priority Critical patent/JP5927392B2/ja
Publication of JP2011110284A publication Critical patent/JP2011110284A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5927392B2 publication Critical patent/JP5927392B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】内部での作動制御によってピアノ線ゴト行為等の不正行為を効果的に防止することが可能な実用性の高い遊技機を提供する。
【解決手段】パチンコ機は、サブ統合制御装置が「不正報知処理」を実行することにより、普通電動役物の作動開始から停止までの間、普通電動役物の作動停止から5秒間、および、その5秒間の経過後の普通電動役物への最初の入賞から3秒間以外のタイミングで普通電動役物への遊技球の入賞があった場合に、不正入賞と判断して報知動作を実行するようになっている。
【選択図】図5

Description

本発明は、パチンコ機、スロットマシーン等の遊技機に関するものである。
遊技機の一種であるパチンコ機として、いわゆる図柄合わせタイプのパチンコ機が知られている(特許文献1)。かかる図柄合わせタイプのパチンコ機は、遊技盤面上に、複数の図柄を変動表示可能な図柄表示装置と、図柄変動始動口である普通電動役物とが設けられており、普通電動役物に遊技球が入賞した場合に、内部の制御装置において「抽選」を実行するとともに、図柄表示装置に表示された図柄を所定時間だけ変動させ、「抽選」の結果、「大当たり」が生起した場合には、予め設定された「大当たり図柄」(たとえば、「1,1,1」)を図柄表示装置に表示するとともに、「大当たり状態」を生起させて、大入賞口をきわめて高い確率で所定回数だけ断続的に開成させるものである。
かかるパチンコ機においては、遊技盤を固定する枠とガラス板を設けた扉との隙間からピアノ線等の細い針金を挿入して、普通電動役物を無理矢理に開放させる不正行為(所謂、ピアノ線ゴト行為)が行われることがある。それゆえ、そのような不正行為を防止すべく、遊技盤を固定する枠とガラス板を設けた扉との間に弾性部材を介在させたパチンコ機が提案されている(特許文献1)。
特開2004−275257号公報
しかしながら、遊技盤を固定する枠とガラス板を設けた扉との隙間の全体に亘って漏れなく弾性部材を設置することは現実的には不可能であり、弾性部材のない部分からピアノ線等が挿入されてしまうこともある。また、供給皿に設けられた賞品球払出口等からピアノ線や細い針金が挿入されることもあり、従来の遊技盤を固定する枠とガラス板を設けた扉との間に弾性部材を介在させる方法は、ピアノ線ゴト行為の防止効果が十分であるとはいえなかった。
本発明の目的は、上記従来のパチンコ機が有する課題を解消し、内部での作動制御によってピアノ線ゴト行為等の不正行為を効果的に防止することが可能な実用性の高い遊技機を提供することにある。
かかる本発明の構成のうち、請求項1に記載された発明は、所定条件の充足によって開成した状態となり遊技球を入賞可能な普通電動役物が遊技盤面上に設けられているとともに、遊技内容を制御するための制御装置が内蔵されており、前記普通電動役物への遊技球の入賞を契機として、制御装置内で抽選を実行し、その抽選の結果、大当たりが生起した場合には、遊技者にとって有利な大当たり状態を生起させる遊技機であって、予め定められた所定の期間以外のタイミングで前記普通電動役物への遊技球の入賞があった場合に、前記制御装置が不正入賞と判断して不正報知動作を実行することを特徴とするものである。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記作動制御装置が、大当たり生起に関連した遊技内容を制御するメイン制御装置と、そのメイン制御装置からの信号によって作動装置の作動を制御するサブ統合制御装置とを有するものであり、前記所定の期間以外のタイミングで前記普通電動役物への遊技球の入賞があった場合に、前記サブ統合制御装置が不正入賞と判断して不正報知動作を実行することを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、請求項1、請求項2に記載された発明において、前記所定の期間が、普通電動役物の作動開始から停止までの間、普通電動役物の作動停止から第一の所定時間、および、前記第一の所定時間の経過後の普通電動役物への最初の入賞から第二の所定時間であることを特徴とするものである。
請求項1に記載された遊技機は、想定されるタイミング以外のタイミングで普通電動役物への遊技球の入賞があった場合に、制御装置が不正入賞と判断して不正報知動作を実行するため、普通電動役物が不正に開放された場合に、速やかにその事態を把握することができる。したがって、請求項1に記載された遊技機によれば、普通電動役物を無理矢理に開放させて遊技球を入賞させる不正行為を未然に防止することが可能となる。
請求項2に記載された遊技機は、想定されるタイミング以外のタイミングで普通電動役物への遊技球の入賞があった場合に、サブ統合制御装置が不正報知動作を実行するものであるため、サブ統合制御装置を後付けして制御機構を変更することにより従来の遊技機を利用して構築することができる。
請求項3に記載された遊技機は、普通電動役物の作動開始から停止までの間、普通電動役物の作動停止から第一の所定時間、および、第一の所定時間の経過後の普通電動役物への最初の入賞から第二の所定時間以外のタイミングで普通電動役物への遊技球の入賞があった場合に、サブ統合制御装置が不正入賞と判断して不正報知動作を実行するため、普通電動役物が不正に開放されたか否かを正確に把握することができ、誤って報知動作を実行する事態を精度良く防止することができる。
以下、本発明の遊技機の一実施形態であるパチンコ機について、図面に基づき、次の目次の順序にしたがって、詳細に説明する。
(1)実施例のパチンコ機の構造
(2)実施例のパチンコ機の制御機構
(3)実施例のパチンコ機の作動内容
(4)実施例のパチンコ機の特徴部分の説明
(5)実施例のパチンコ機の効果
(6)本発明の変更例の説明
以下、本発明の遊技機の一実施形態であるパチンコ機について、図面に基づいて、詳細に説明する。
(1)実施例のパチンコ機の構造
図1は、本発明に係るパチンコ機1の正面を示したものである。パチンコ機1の中央よりやや上方には矩形の遊技盤が設置されており、当該遊技盤には略円形の遊技領域2が設けられている。そして、遊技領域2の下方には、供給皿3と貯留皿4とが上下に連設されており、貯留皿4の右サイドには、発射ハンドル6が突設されている。加えて、貯留皿4の上方には、スピーカ5が内蔵されている。また、遊技領域2の中央上部には、図柄表示装置8が設けられている。図柄表示装置8は、1枚の液晶板によって形成された液晶画面を有しており、当該液晶画面の左表示部位10、中表示部位12、右表示部位11に、一桁の数字や一文字のアルファベット等(たとえば、「0」〜「9」、「A」〜「E」)の所定種類の図柄(特別図柄)を表示することができるようになっている。
また、図柄表示装置8の液晶画面の上方には、7セグメントのLED板によって形成され普通図柄表示器17が設けられている。普通図柄表示器17は、LED板に、一桁の数字や記号等の所定種類の普通図柄を表示することができるようになっている。
さらに、図柄表示装置8の下方には、チューリップ形状の普通電動役物(図柄始動口)13が設けられており、上部の一対の扉部材9,9を近接、離反させることによって開閉するようになっている。また、普通電動役物13の内部には、遊技球の入賞を検出する遊技球検出装置(図示せず)が設けられている。
また、普通電動役物13の両サイドには、それぞれ、変動入賞領域である左ゲート14および右ゲート15が設けられており、普通電動役物13の下側には、扉が前方へ片開きする構造を有した大入賞口16が設置されている。なお、図1に示されるように、遊技領域2には、上記部材の他に、サイドランプ19,19、電飾ランプ20,20・・、種々の入賞口、風車、および多数の障害釘等が設けられている。
一方、図2は、パチンコ機1の背面を示したものであり、パチンコ機1の中央よりやや下側には、パチンコ機1の作動内容を制御するメイン制御装置21が設置されている。また、メイン制御装置21の上方には、図柄表示装置8の表示内容を制御するための図柄制御装置22が設置されている。さらに、メイン制御装置21の右側には、遊技領域2に設置されたサイドランプ19,19や電飾ランプ20,20・・等の発光部材の発光を制御するための発光制御装置23、スピーカ5から発生させる効果音の内容を制御するための効果音制御装置24が設けられている。一方、図柄制御装置22の右下には、メイン制御装置21からの「作動指令」に基づいて図柄制御装置22、発光制御装置23、効果音制御装置24を統合的に制御するためのサブ統合制御装置43が設けられている。また、発光制御装置23、効果音制御装置24の上方には、賞品球や貸球を払い出すための遊技球払出装置25が設置されている。
(2)実施例のパチンコ機の制御機構
また、図3は、パチンコ機1の制御機構を示したものである。メイン制御装置21は、メインCPU26、ROM27やRAM31等の記憶手段、タイマ41等を有しており、メインCPU26が、インターフェイス28を介して、普通電動役物13等の各入賞口や入賞装置に内蔵された入賞検出装置29,29・・、大入賞口16を開閉させるための作動装置30、遊技球払出装置25等と接続されている。
一方、発光制御装置23は、発光CPU35、ROMやRAM等の記憶手段36等を有しており、発光CPU35が、インターフェイス37を介して、サイドランプ19,19、電飾ランプ20,20・・等の発光部材等と接続されている。また、図柄制御装置22は、図柄表示CPU32、ROMやRAM等の記憶手段33等を有しており、図柄表示CPU32が、インターフェイス34を介して、図柄表示装置8と接続されている。さらに、効果音制御装置24は、効果音CPU38、ROMやRAM等の記憶手段39等を有しており、効果音CPU38が、インターフェイス40を介して、スピーカ5と接続されている。
加えて、サブ統合制御装置43は、統合CPU45、ROM48やRAM49等の記憶手段等を有しており、統合CPU45が、インターフェイス47を介して、メイン制御装置21のメインCPU26、図柄制御装置22の図柄表示CPU32、発光制御装置23の発光CPU35、効果音制御装置24の効果音CPU38と接続されている。そして、メイン制御装置21からの「作動指令」が、サブ統合制御装置43を介して図柄制御装置22、発光制御装置23、効果音制御装置24に伝達されることによって、図柄制御装置22、発光制御装置23、効果音制御装置24の各制御装置に接続された各機器や部材の作動が制御されるようになっている。
(3)実施例のパチンコ機の作動内容
以下、パチンコ機1の作動内容について説明する。遊技者等によって発射ハンドル6が回動操作された場合には、発射装置(図示せず)によって、遊技球が遊技領域2に打ち込まれる。打ち込まれた遊技球が各種入賞口に入賞した場合には、賞品球として、所定数の遊技球が、遊技球払出装置25によって払い出される。
また、遊技領域2に打ち込まれた遊技球が、左ゲート14、右ゲート15を通過した場合には、普通図柄表示器17の「普通図柄」が変動を開始するとともに、通過した瞬間に、「小当たり抽選」として、メイン制御装置21に内蔵された乱数取得手段であるループカウンタが乱数を取得する。さらに、取得された数値が何であるか判断され、その数値が所定の数値であると判断された場合には「小当たり」となり、その他の場合には「はずれ」となる。
そして、「小当たり」と判断された場合には、「普通図柄」の変動後に、普通図柄表示器17に所定の「当たり図柄」(たとえば、「7」)が表示されるとともに、普通電動役物13が所定時間(たとえば、約0.5秒間)開成する(すなわち、扉部材9,9の上端が離反する)。なお、普通電動役物13は、閉成時には、遊技球が入賞しないようになっており、普通電動役物13の開成時間は、メイン制御装置21のタイマ41によって管理されるようになっている。
さらに、普通電動役物13に遊技球が入賞した場合には、メイン制御装置21において「大当たり抽選」が実行され、メイン制御装置21に内蔵された乱数取得手段であるループカウンタが乱数を取得するようになっている。また、当該「大当たり抽選」において、ループカウンタが所定の「大当たり乱数」を取得した場合には「大当たり」となり、「大当たり乱数」以外の乱数を取得した場合には「はずれ」となる。また、上記の如く、メイン制御装置21において「大当たり抽選」が実行されると、その「大当たり抽選」の結果等を含めた「作動指令」が、メイン制御装置21から、サブ統合制御装置43へ送信される。
サブ統合制御装置43は、「作動指令」を受信すると、その「作動指令」に含まれた「大当たり抽選」の結果等の内容に基づいて、図柄表示装置8における図柄の変動態様、図柄表示装置8に最終的に表示する「特別図柄」を決定し、それらの内容を含めた「図柄表示指令」、「電飾発光指令」、「効果音発生指令」を作成し、それらの指令を、それぞれ、図柄制御装置22、発光制御装置23、効果音制御装置24へ送信する。
図柄制御装置22は、「図柄表示指令」を受信すると、その「図柄表示指令」に含まれた図柄の変動態様等の内容にしたがって、各表示部位10〜12に表示されている「特別図柄」を、所定の時間(たとえば、24秒)だけ変動させた後に、サブ統合制御装置43において決定された「特別図柄」を最終的に表示(確定表示)する。なお、「特別図柄」の変動は、各表示部位10〜12において、「一桁の数字や一文字のアルファベット等が上から下へスクロールして別の数字やアルファベット等に切り替わる動画」を表示すること等によって行われる。
一方、発光制御装置23は、「電飾発光指令」を受信すると、送信された「電飾発光指令」に含まれた発光態様等の内容にしたがって、サイドランプ19,19および電飾ランプ20,20・・等を発光させる。また、効果音制御装置24は、「効果音発生指令」を受信すると、送信された効果音の発生態様等の内容にしたがって、スピーカ5から効果音を発生させる。
そして、メイン制御装置21内での「大当たり抽選」において「大当たり」が生起した場合には、各表示部位10〜12に、同一な図柄の組み合わせである「大当たり図柄」(たとえば、「1,1,1」)が表示された後に、遊技者にとって有利な「大当たり状態」が生起し、大入賞口16が、所定時間(たとえば、約25秒)経過するまで、あるいは所定個数(たとえば、9個)の遊技球の入賞を検出するまで開成する。そして、大入賞口16内の特定領域(図示せず)に遊技球が入賞することを条件として、大入賞口16が、所定時間経過するまであるいは所定個数の遊技球の入賞を検出するまでの開成を、所定回数だけ断続的に繰り返す。したがって、「大当たり状態」が生起した場合には、遊技者は、非常に高い確率で、短期間の間に多くの賞品球を獲得することが可能となる。加えて、「大当たり状態」が生起した場合には、スピーカ5から効果音が発生するとともに、サイドランプ19,19、電飾ランプ20,20・・等が点滅して、雰囲気が盛り上げられる。
一方、「大当たり抽選」において「はずれ」となった場合には、各表示部位10〜12に、少なくとも1つが異なる3つの図柄の組合せである「はずれ図柄」(たとえば、「1,2,3」)が確定表示され、大入賞口16の断続的な開成は行われない。
加えて、「大当たり抽選」時に、乱数取得手段が特定の「大当たり乱数」を取得するとともに、メイン制御装置21に内蔵された大当たり種別決定用の乱数取得手段が所定の「確変決定乱数」を取得した場合には、各表示部位10〜12に、特定の「大当たり図柄」(たとえば、「3,3,3」)が表示され、「大当たり状態」が生起するとともに、当該「大当たり状態」が終了した後に、「高確率状態」が生起する。
かかる「高確率状態」においては、「普通図柄」の「小当たり抽選」において「小当たり」の生起確率が増大して普通電動役物13が頻繁に開成するとともに、普通電動役物13の開成時間が長くなり(たとえば、約10秒)、遊技球が普通電動役物13に入賞する確率が高くなる。また、「高確率状態」においては、「大当たり抽選」における「大当たり」の生起確率が増大する。さらに、「特別図柄」の変動時間の平均値が短くなることに伴って単位時間当たりの「大当たり抽選」の回数が増大する。したがって、「高確率状態」においては、遊技球を消費することなく、次回の「大当たり」を生起させることが可能となる。
(4)実施例のパチンコ機の特徴部分の説明
パチンコ機1のサブ統合制御装置43のRAM49の記憶エリアには、図4の如く、普通電動役物13が開成中であるか否かを示す「普電作動フラグ(F1)」、普通電動役物13の閉成中に遊技球が入賞したか否かを示す「普電閉成時入賞フラグ(F2)」等の各種のフラグの状態を記憶するフラグ記憶エリア50が設けられている。また、パチンコ機1は、普通電動役物13への遊技球が入賞して「大当たり抽選」を行う毎に、メイン制御装置21からサブ統合制御装置43へ「入賞検知信号」が送信されるようになっている。
また、普通電動役物13が開成する毎に、メイン制御装置21からサブ統合制御装置43へ「普電開成信号」が送信され、サブ統合制御装置43のRAM49内のフラグ記憶エリア50の「普電作動フラグ(F1)」がON状態となる一方、普通電動役物13が閉成する毎に、メイン制御装置21からサブ統合制御装置43へ「普電閉成信号」が送信され、サブ統合制御装置43のRAM49内のフラグ記憶エリア50の「普電作動フラグ(F1)」がOFF状態となる。加えて、サブ統合制御装置43は、「普電作動フラグ(F1)」がOFF状態で普通電動役物13に遊技球が入賞した場合には、サブ統合制御装置43のRAM49内のフラグ記憶エリア50の「普電閉成時入賞フラグ(F2)」がON状態となり、「普電作動フラグ」がON状態となった時点で、「普電閉成時入賞フラグ(F2)」がOFF状態となる。
また、サブ統合制御装置43には、普通電動役物13の作動終了(閉成)からの時間を計時するための第一タイマ51と、普通電動役物13への入賞からの時間を計時するための第二タイマ52とが設けられている。そして、第一タイマ51は、メイン制御装置21から「普電閉成信号」を受信すると、ON状態となって受信からの時間の計時を開始し、計時開始から所定の時間(たとえば、5秒間)を経過した時点でOFF状態となる。一方、第二タイマ52は、メイン制御装置21から「入賞検知信号」を受信すると、ON状態となって受信からの時間の計時を開始し、再度「入賞検知信号」を受信すると、それまでの計時時間をリセットして再度計時を開始するようになっている。
一方、遊技領域2の前方には、矩形状の前面扉7が片開き自在に蝶着されており、その前面扉7の中央には、円形の窓が穿設されている。窓にはガラス板が嵌め込まれており、窓の周囲には、リング状の装飾部材18が設けられている。そして、その装飾部材18の中央上方には、報知手段である報知ランプ42が設置されている。当該報知ランプ42は、図3の如く、発光制御装置23の発光CPU35に接続された状態になっている。
上記の如く構成されたパチンコ機1は、メイン制御装置21からの「入賞検知信号」の受信を契機として、サブ統合制御装置43において、図5の「不正報知処理」を実行し、普通電動役物13への遊技球の入賞が不正行為に基づくものであるか否かを判断し、不正行為に基づくものであると判断した場合には、報知手段である報知ランプ42を発光させるとともに、外部に設置されたPC60へ「不正検知信号」を出力する(図3参照)。
「不正報知処理」のステップ(以下、単にSで示す)1においては、普通電動役物13への入賞を検知した旨の「入賞検知信号」がメイン制御装置21から送信されたか否か判断される。そして、S1で“YES”と判断された場合(すなわち、「入賞検知信号」を受信したと判断された場合)には、S2で、RAM49内のフラグ記憶エリア50の内容が参照されて「普電作動フラグ(F1)」がON状態であるか否か(すなわち、普通電動役物13が開成中か否か)判断される。
さらに、S2で“NO”と判断された場合(すなわち、普通電動役物13が開成中ではないと判断された場合)には、S3で、第一タイマ51がON状態であるか否か判断され、“NO”と判断された場合(すなわち、普通電動役物13が閉成してから5秒を経過していると判断された場合)には、S4で、RAM49内のフラグ記憶エリア50の内容が参照されて「普電閉成時入賞フラグ(F2)」がON状態であるか否か判断される。
そして、S4で“YES”と判断された場合(すなわち、普通電動役物13が閉成してから(すでに)遊技球が入賞したと判断された場合)には、S5で、第二タイマ52がON状態であるか否か判断され、S5で“NO”と判断された場合(すなわち、普通電動役物13へ遊技球が入賞してから3秒を経過していると判断された場合)には、普通電動役物13への遊技球の入賞が不正行為に基づくものと判断し、S6で、報知手段である報知ランプ42へ発光制御装置23を介して「不正報知指令信号」を送信し、報知手段であるスピーカ5へ効果音制御装置38を介して「不正報知指令信号」を送信するとともに、外部に設置されたPC60へ「不正検知信号」を出力する。「不正報知指令信号」を受信した報知ランプ42は、所定の態様で発光することによって不正行為があった旨を周囲に報知する。報知ランプ42およびスピーカ5へ「不正報知指令信号」を送信した後は、確認スイッチ(図示せず)への入力を待って、上記したS1〜S6の処理が繰り返される。
一方、S2で“YES”と判断された場合(普通電動役物13が開成中であると判断された場合)、S3で“YES”と判断された場合(普通電動役物13が閉成してから5秒経過していないと判断された場合)、S4で“NO”と判断された場合(普通電動役物13が閉成してから遊技球が入賞していないと判断された場合(すなわち、当該入賞が普通電動役物13の閉成後の1個目の遊技球の入賞であると判断された場合))、および、S5で“YES”と判断された場合(普通電動役物13へ遊技球が入賞してから3秒経過していないと判断された場合)には、普通電動役物13への入賞に際して不正行為がなかったものと判断され、S1〜S7の処理が再度繰り返される。
サブ統合制御装置43においては、上記の如き、「不正報知処理」が繰り返し実行されるため、図6の如く、普通電動役物13への入賞を検知した旨の「入賞検知信号」の受信が、普通電動役物13の作動開始から停止までの間、普通電動役物13の作動停止から5秒間、および、その5秒間の経過後の普通電動役物13への最初の入賞から3秒間になされた場合には、報知手段である報知ランプ42およびスピーカ5へ「不正報知指令信号」が出力されないが、「入賞検知信号」の受信が、上記のタイミング以外のタイミングでなされた場合には、報知ランプ42およびスピーカ5へ「不正報知指令信号」が出力される。
したがって、パチンコ機1においては、(i)開成した普通電動役物13が閉成した後に、すでに普通電動役物13内に入り込んでいた遊技球が、停留等の理由により少し遅れて(5秒以内に)入賞検出装置29に検知された場合、(ii)開成した普通電動役物13が扉部材9と障害釘との間への遊技球の停留等の理由により閉成せず、普通電動役物13の本来の閉成時刻から遅れて、停留していた遊技球が普通電動役物13内に入賞して入賞検出装置29に検知された場合(すなわち、入賞が普通電動役物13の閉成後の1個目の遊技球の入賞であると判断された場合)、(iii)(ii)の如く普通電動役物13の本来の閉成時刻から遅れて扉部材9と障害釘との間の停留球が普通電動役物13へ入賞する際に、略同じタイミングで別の遊技球が入り込み、当該遊技球が停留球から少し遅れて(3秒以内に)入賞検出装置29に検知された場合等に、誤って報知ランプ42およびスピーカ5へ「不正報知指令信号」が出力される、という事態が起こらない。一方、上記した(i)〜(iii)以外の要因により、閉成中の普通電動役物13に遊技球が入賞した場合には、確実に報知ランプ42およびスピーカ5へ「不正報知指令信号」が出力されて、不正行為があった旨が周囲に報知される。
(5)実施例のパチンコ機の効果
パチンコ機1は、上記の如く、予め定められた所定の期間以外のタイミングで普通電動役物13への遊技球の入賞があった場合に、制御装置が不正入賞と判断して不正報知動作を実行するため、普通電動役物13が不正に開放された場合に、速やかにその事態を把握することができる。したがって、請求項1に記載された遊技機によれば、普通電動役物13を無理矢理に開放させて遊技球を入賞させる不正行為を未然に防止することが可能となる。
また、パチンコ機1は、サブ統合制御装置43が不正報知動作を実行するものであるため、サブ統合制御装置43を後付けして制御機構を変更することによって、従来のパチンコ機を利用しても構築することができる。
また、パチンコ機1は、普通電動役物13の作動開始から停止までの間(すなわち、開成中)、普通電動役物13の作動停止から第一の所定時間(5秒間)、および、第一の所定時間の経過後の普通電動役物13への最初の入賞から第二の所定時間(3秒間)以外のタイミングで普通電動役物13への遊技球の入賞があった場合に、サブ統合制御装置43が不正入賞と判断して報知動作を実行するため、普通電動役物13が不正に開放されたか否かを正確に把握することができ、誤って報知動作を実行する事態を精度良く防止することができる。
(6)本発明の変更例の説明
なお、本発明の遊技機の構成は、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、普通電動役物、特別図柄表示装置、普通図柄表示装置、制御装置(メイン制御装置、サブ統合制御装置、図柄制御装置、電飾制御装置、効果音制御装置)、報知手段等の形状・構造等の構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することができる。
たとえば、本発明の遊技機は、上記実施形態の如く、報知手段として報知ランプを備えたものに限定されず、報知ランプあるいはスピーカのいずれか一方が報知動作を実行するもの等に変更することも可能である。加えて、本発明の遊技機は、普通電動役物への遊技球の入賞が不正行為に基づくものと判断した場合に、前面に設置されたCCDカメラが遊技者を撮影するものや、操作ハンドルの操作を無効にするもの等に変更することも可能である。
また、本発明の遊技機は、上記実施形態の如く、サブ統合制御装置が図柄制御装置、電飾制御装置、効果音制御装置のすべてを統括制御するものに限定されず、サブ統合制御装置が図柄制御装置、電飾制御装置、効果音制御装置の内の1つあるいは2つのみを統括制御するものに変更することも可能である。
さらに、本発明の遊技機は、上記実施形態の如く、(a)普通電動役物の作動開始から停止までの間、(b)普通電動役物の作動停止から第一の所定時間、および、(c)その第一の所定時間の経過後の普通電動役物への最初の入賞から第二の所定時間以外のタイミングで普通電動役物への遊技球の入賞があった場合に不正報知動作を実行するものに限定されず、上記(a)、(b)以外のタイミングで普通電動役物への遊技球の入賞があった場合に不正報知動作を実行するものに変更することも可能である。なお、遊技機を、上記実施形態の如く、(a)〜(c)以外のタイミングで普通電動役物への遊技球の入賞があった場合に不正報知動作を実行するものとした場合には、誤った不正報知動作を防止する精度がより高いものとなる、というメリットがある。
加えて、本発明の遊技機は、上記実施形態の如く、予め想定されるタイミング以外のタイミングにおいて普通電動役物への遊技球の入賞があった場合に、サブ統合制御装置が不正報知動作を実行するものに限定されず、メイン制御装置が不正報知動作を実行するものに変更することも可能である。加えて、上記実施形態の如き「不正報知処理」を実行することにより不正報知動作を実行するものに限定されず、必要に応じて「不正報知処理」の内容を変更することができる。
なお、本発明の遊技機は、上記実施形態の如き第一種のパチンコ機ばかりでなく、第三種のパチンコ機やスロットマシーン等の他の遊技機、ゲーム機用のゲームとして応用することも可能である。
本発明の遊技機は、上記の如く優れた効果を奏するものであるので、パチンコ機、スロットマシーン等の遊技機として好適に用いることができる。
パチンコ機の正面図である。 パチンコ機の背面図である。 パチンコ機の制御機構を示すブロック図である。 サブ統合制御装置のRAMの記憶エリアを示す説明図である。 サブ統合制御装置内で実行される「不正報知処理」の処理内容を示すフローチャートである。 サブ統合制御装置によって行われる不正報知動作のタイミングを示すタイムチャートである。
1・・パチンコ機
5・・スピーカ(報知手段)
13・・普通電動役物
21・・メイン制御装置(制御手段)
42・・報知ランプ(報知手段)
43・・サブ統合制御装置(制御手段)。

Claims (3)

  1. 所定条件の充足によって開成した状態となり遊技球を入賞可能な普通電動役物が遊技盤面上に設けられているとともに、遊技内容を制御するための制御装置が内蔵されており、前記普通電動役物への遊技球の入賞を契機として、制御装置内で抽選を実行し、その抽選の結果、大当たりが生起した場合には、遊技者にとって有利な大当たり状態を生起させる遊技機であって、
    予め定められた所定の期間以外のタイミングで前記普通電動役物への遊技球の入賞があった場合に、前記制御装置が不正入賞と判断して不正報知動作を実行することを特徴とする遊技機。
  2. 前記作動制御装置が、大当たり生起に関連した遊技内容を制御するメイン制御装置と、そのメイン制御装置からの信号によって作動装置の作動を制御するサブ統合制御装置とを有するものであり、
    前記所定の期間以外のタイミングで前記普通電動役物への遊技球の入賞があった場合に、前記サブ統合制御装置が不正入賞と判断して不正報知動作を実行することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記所定の期間が、普通電動役物の作動開始から停止までの間、普通電動役物の作動停止から第一の所定時間、および、前記第一の所定時間の経過後の普通電動役物への最初の入賞から第二の所定時間であることを特徴とする請求項1、または請求項2に記載の遊技機。
JP2009270554A 2009-11-27 2009-11-27 遊技機 Expired - Fee Related JP5927392B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009270554A JP5927392B2 (ja) 2009-11-27 2009-11-27 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009270554A JP5927392B2 (ja) 2009-11-27 2009-11-27 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011110284A true JP2011110284A (ja) 2011-06-09
JP5927392B2 JP5927392B2 (ja) 2016-06-01

Family

ID=44233091

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009270554A Expired - Fee Related JP5927392B2 (ja) 2009-11-27 2009-11-27 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5927392B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5035648B1 (ja) * 2011-11-16 2012-09-26 豊丸産業株式会社 遊技機

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007325863A (ja) * 2006-06-09 2007-12-20 Aruze Corp 遊技機
JP2008125625A (ja) * 2006-11-17 2008-06-05 Newgin Corp 遊技機
JP2008272214A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Sankyo Co Ltd 遊技機

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007325863A (ja) * 2006-06-09 2007-12-20 Aruze Corp 遊技機
JP2008125625A (ja) * 2006-11-17 2008-06-05 Newgin Corp 遊技機
JP2008272214A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Sankyo Co Ltd 遊技機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5035648B1 (ja) * 2011-11-16 2012-09-26 豊丸産業株式会社 遊技機
JP2013103091A (ja) * 2011-11-16 2013-05-30 Toyomaru Industry Co Ltd 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP5927392B2 (ja) 2016-06-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5028634B2 (ja) 遊技機
JP5775919B2 (ja) 遊技機
JP2011104047A (ja) 遊技機
JP2008029764A (ja) 弾球遊技機
JP2010201003A (ja) 遊技台
JP5927392B2 (ja) 遊技機
JP2015093164A (ja) 遊技機
JP2009273658A (ja) 遊技台
JP2010188048A (ja) 遊技台
JP2011031105A (ja) 弾球遊技機
JP2011110285A (ja) 遊技機
JP5879608B2 (ja) 遊技台
JP6002945B2 (ja) 遊技機
JP2011125735A (ja) 遊技機
JP4385596B2 (ja) 遊技機
JP2012024220A (ja) パチンコホールにおける不正防止システム
JP2015192903A (ja) 遊技機
JP6158907B2 (ja) 遊技台
JP5500726B2 (ja) パチンコ遊技機、パチンコホールにおける不正防止管理システム
JP4842385B2 (ja) 遊技機
JP5511073B2 (ja) パチンコ遊技機
JP2010099373A (ja) 遊技機
JP2014000213A5 (ja)
JP2014000213A (ja) パチンコ機
JP2013000523A (ja) 遊技台

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120823

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130913

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130924

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140225

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140729

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160215

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5927392

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees