JP2011109811A - 電源装置及びそれを用いた加熱装置と画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】定着器に給電する電源装置の動作時に発生する損失を軽減し、省エネ、小型化、低コスト化に貢献する。
【解決手段】導電性発熱体に誘導起電力を発生させるために高周波電流が流されるコイル71と共振回路を構成する共振コンデンサC200を可変容量となるように構成する。コイルの電流をスイッチングするIGBT401の閉成後にテール電流が流れる期間、スイッチング素子SW402の共振コンデンサC200の容量を増加させてIGBT401の電圧Vceの上昇を一定期間抑制することでテール電流による損失を軽減する。
【選択図】図1
【解決手段】導電性発熱体に誘導起電力を発生させるために高周波電流が流されるコイル71と共振回路を構成する共振コンデンサC200を可変容量となるように構成する。コイルの電流をスイッチングするIGBT401の閉成後にテール電流が流れる期間、スイッチング素子SW402の共振コンデンサC200の容量を増加させてIGBT401の電圧Vceの上昇を一定期間抑制することでテール電流による損失を軽減する。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば画像形成装置に用いられる電源装置に関し、特に誘導加熱方式の加熱装置に用いる電源装置とそれを用いた加熱装置および画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置においては、用紙等の記録材に転写されたトナー像を定着させるための定着器が備えられている。この定着器としては従来セラミックヒータやハロゲンヒータを用いたものが広く用いられていたが、近年では電磁誘導過熱方式が用いられるようになってきた。誘導加熱方式を用いた定着器に給電する電源装置として、図10に示す電圧共振方式の電源がある(例えば特許文献1等参照)。
図10に示す電源装置524は、ブリッジダイオードD101、平滑コンデンサC210、共振コンデンサC201、スイッチング素子SW401、スイッチング素子SW401を駆動する駆動回路410、駆動回路410を制御する制御回路411を備える。電源装置524は商用電源P510を入力とし、コイル71に高周波電流を流すよう構成されている。この構成でスイッチング素子SW401のスイッチング周波数を変化させることにより、出力電力の制御を行っている。コイル71と共振コンデンサC201を共振させ、スイッチング素子SW401にかかる電圧がゼロとなる時にスイッチングを行うことでスイッチング損失を少なくする、いわゆるソフトスイッチングを行っている。
図11に、電源装置524のスイッチング素子SW401のエミッタコレクタ間電圧Vceと、SW401に流れる電流Icと、SW401で発生する損失Pと、SW401の駆動信号CS401とを示す。
SW401はCS401がHの時オン、Lの時オフとなるよう制御され、SW401をオンオフすることでコイル71に高周波電流を流している。コイル71は共振コンデンサC201と並列に接続されており、SW401がオンオフすることにより交流電圧が印加される。ここで、コイル71と共振コンデンサC201は並列共振回路となっており、共振周波数以下の周波数でSW401のスイッチングを行っている。また、共振周波数に近づくほど、並列共振回路のインピーダンスが高くなり、電流が流れにくくなるため、コイル71に入力される電力は共振周波数に近づくほど小さくなる。そのため、小電力出力時には、スイッチング周波数を高くして共振周波数に近づけている。しかし、スイッチング周波数が共振周波数に近くなりすぎると、共振状態を維持できなくなるため、スイッチング素子にかかる電圧が十分落ちないままスイッチング素子がオンしてしまうこととなり、損失の割合が大きくなる。
このため、小電力出力時には共振を逸脱しない範囲のスイッチング周波数で駆動し、スイッチング動作を連続動作から間欠動作に切り替えることによって効率よく小電力出力を実現している。
前述の電圧共振方式の電源装置においては、大電力を扱うためのスイッチング素子としてIGBTが用いられることが多い。IGBTには素子の特性上、「テール現象」と呼ばれる、スイッチオフ後にも一定時間電流が流れる現象がある。図11のタイミングt1においてSW401がオフし、SW401に流れる電流であるIc[A]は一度減少するが、t2までの期間において再び電流が増加し、再度減少するような波形となる。これがテール電流Itであり、t1からt2の期間においては、テール電流Itとタイミングt1から増大する電圧Vceとによる損失Pt[W]が発生する。このテール現象により、スイッチオフ時にスイッチング素子に電圧が印加されていなくとも、スイッチオフ後の電圧上昇とテール電流により損失が発生する。
このテール現象による損失の割合が、電源回路全体で発生する損失のうちにおいて大きいことが問題となっていた。特許文献1の方法では、小電力出力時の効率改善が図られているが、小電力出力時以外の通常動作時において損失を軽減して効率を改善する効果はなく、テール現象に起因する損失の軽減は行われていない。
本発明は上記従来例に鑑みて成されたもので、テール電流が流れている期間にスイッチング素子に印加される電圧の上昇を抑え、テール現象に起因する損失を軽減できる電源装置とそれを用いた加熱装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は以下の構成を備える。
誘導性負荷に高周波電流を流すための電源装置であって、
交流電流を整流する整流手段と、
前記誘導性負荷と直列に接続され、前記整流手段により整流された電流をスイッチングするための第一のスイッチング手段と、
前記第一のスイッチング手段をオンオフさせる駆動制御手段と、
前記誘導性負荷とともに共振回路を構成する可変容量のコンデンサと、
前記可変容量のコンデンサの容量を制御する容量制御手段と
を備え、
前記容量制御手段は、前記可変容量のコンデンサの容量を、前記第一のスイッチング手段がオフしたときから所定期間にわたり容量が大きくなるように制御する。
交流電流を整流する整流手段と、
前記誘導性負荷と直列に接続され、前記整流手段により整流された電流をスイッチングするための第一のスイッチング手段と、
前記第一のスイッチング手段をオンオフさせる駆動制御手段と、
前記誘導性負荷とともに共振回路を構成する可変容量のコンデンサと、
前記可変容量のコンデンサの容量を制御する容量制御手段と
を備え、
前記容量制御手段は、前記可変容量のコンデンサの容量を、前記第一のスイッチング手段がオフしたときから所定期間にわたり容量が大きくなるように制御する。
本発明により、スイッチオフ後に電流が流れる期間があるスイッチング素子を用いた場合において、回路全体で発生する損失の合計を軽減することができ、小型化、省エネルギー、低コスト化に貢献する。
また、スイッチング素子に過大な電圧がかかった場合にも、安全に停止することが可能になる。
[実施形態1]
本発明の第一の実施形態として、図2に示すような構成を持つ電子写真方式のカラー画像形成装置を説明する。図2において、一次帯電部2a〜2dによって感光体1a〜1dが一様に帯電された後、画像信号に応じた露光が露光部3a〜3dによってなされることにより、感光体1a〜1d上に静電潜像が形成される。その後、現像器4a〜4dによってトナー像が現像され、4個の感光体上のトナー像は一次転写部53a〜53dによって中間転写ベルト51に多重転写され、更に二次転写部56,57によって記録紙Pに転写される。感光体上に残った転写残トナーはクリーナ6a〜6dによって、中間転写ベルトに残った転写残トナーは中間転写ベルトクリーナー55によって回収される。記録紙Pに転写されたトナー像は定着部7によって定着されることにより、カラー画像を得る。定着部7としては、電磁誘導加熱方式を用いている。表面電位検知部8a〜8dは感光体表面の電位を検知する。
本発明の第一の実施形態として、図2に示すような構成を持つ電子写真方式のカラー画像形成装置を説明する。図2において、一次帯電部2a〜2dによって感光体1a〜1dが一様に帯電された後、画像信号に応じた露光が露光部3a〜3dによってなされることにより、感光体1a〜1d上に静電潜像が形成される。その後、現像器4a〜4dによってトナー像が現像され、4個の感光体上のトナー像は一次転写部53a〜53dによって中間転写ベルト51に多重転写され、更に二次転写部56,57によって記録紙Pに転写される。感光体上に残った転写残トナーはクリーナ6a〜6dによって、中間転写ベルトに残った転写残トナーは中間転写ベルトクリーナー55によって回収される。記録紙Pに転写されたトナー像は定着部7によって定着されることにより、カラー画像を得る。定着部7としては、電磁誘導加熱方式を用いている。表面電位検知部8a〜8dは感光体表面の電位を検知する。
図3は図2に示した定着部7の断面図である。図中、ベルト72、75は導電性発熱体を含むベルトであり、ベルト72、75の表面は300μmのゴム層で覆われている。ベルト72は回転軸73、74を軸に、ベルト75は回転軸76、77を軸にして矢印の方向に回転している。また、導電性発熱体72に対向して誘導性負荷であるコイル71がコイルホルダ70内に配置されている。コイル71に交流電流を流して磁場を発生させることで、ベルト72の導電性発熱体および回転軸73が自己発熱する。また図の奥行き方向中央、奥、手前にそれぞれサーミスタ78a、78b、78cの3つがベルト71の内側から当接しており、その温度を検出している。これらをまとめてサーミスタ78と呼ぶ。サーミスタ78は温度が低いほど高抵抗となる抵抗体である。定着器7は、中央のサーミスタ78aで検知される温度が目標の温度(たとえば190℃)になるように、コイル71に流す交流電流が増減すなわち調整されている。上パッド90と下パッド91との間には圧力がかかっている。用紙等の記録材は、ベルト72とベルト75とに挟持された状態でベルトの回転によって図の右から左に搬送され、その間に加熱されてトナーが記録材に定着する。
誘導過熱方式を用いた定着部7に給電する電源装置としては図1に示す構成の電源装置520がある。図1に示すように、電源装置520は商用電源P510を入力とし、ダイオードブリッジD101と平滑コンデンサC210により、全波整流波形を生成する。この全波整流波形に対して第一のスイッチング手段であるスイッチング素子SW401をオンオフすなわち開閉することによって生じた高周波電流が、スイッチング素子SW401と直列に接続されたコイル71に流される。第一のコンデンサC201と第二のコンデンサC202は共振コンデンサであり、図1に示す通りコイル71に対して並列に接続されている。コンデンサC201とC202は、第二のスイッチング手段であるスイッチング素子SW402をオンオフすることによって静電容量を変化させることができる一つの可変容量の共振コンデンサC200とみなすことができる。なおスイッチング素子SW401の開閉は、その端子間の電位差がないときに行われる。また本実施形態においては、スイッチング素子について端子間といった場合、開閉を行うための制御信号を印加する制御端子を除いた2つの端子の間を指す。
ここで、スイッチング素子SW401、スイッチング素子SW402のオンオフ信号は制御回路411により生成され、駆動回路410を介して各スイッチング素子を駆動する。また、スイッチング素子SW401とスイッチング素子SW402には、それぞれ特性の異なる、大電力用途に適したIGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ:Insulated Gate Bipolar Transistor)が選定されている。IGBTは大電力でのスイッチングを行う時に用いられるスイッチング素子であり、その耐圧は一般的に600V〜1200V程度である。IGBTには逆並列ダイオードを内蔵しており、オフ状態であっても逆方向電流を流すことができる。IGBTは、その閉成後に、一定期間テール電流と呼ばれる電流が流れる。駆動回路410と制御回路411とは、これら両方によってスイッチング素子SW401を制御しているため、まとめて駆動制御手段と呼ぶこともできる。また、駆動回路410と制御回路411とはスイッチング素子SW402を制御しているため容量制御手段としても機能している。これは、この直後に説明するとおり、スイッチング素子SW402により共振コンデンサC200の容量を変えているためである。
<電源回路の駆動例>
図1の電源回路520の波形を図4に示す、電圧VceはSW401のコレクタエミッタ間電圧、電流Icはスイッチング素子SW401に流れる電流、損失PはSW401で発生する損失である。次に、スイッチング素子SW401、SW402の動作と各種波形について図4を用いて説明する、ここで、各スイッチング素子の駆動信号であるCS401、CS402は、Hでスイッチオン、Lでスイッチオフを示す。
図1の電源回路520の波形を図4に示す、電圧VceはSW401のコレクタエミッタ間電圧、電流Icはスイッチング素子SW401に流れる電流、損失PはSW401で発生する損失である。次に、スイッチング素子SW401、SW402の動作と各種波形について図4を用いて説明する、ここで、各スイッチング素子の駆動信号であるCS401、CS402は、Hでスイッチオン、Lでスイッチオフを示す。
まず、タイミングt1のとき、スイッチング素子SW402はすでにオンしており、この時共振コンデンサC201とC202は並列に接続された状態となっている。コイル71とコンデンサC201、C202とで共振回路を構成しているが、この状態では共振コンデンサとしての静電容量はコンデンサC202とC201の容量を足した大きさとなっている。
タイミングt1になったときにスイッチング素子SW401がオフすると、それまでコイル71に流れていた電流は共振コンデンサC201及びC202に流れるようになり、共振コンデンサC201及びC202を充電する。共振コンデンサC201及びC202が充電されることにより、スイッチング素子SW401のコレクタ−エミッタ電圧Vceは、図4のt1からt2期間中に示す波形を描くこととなる。
次に、タイミングt2において、スイッチング素子SW402がオフしたとき、共振コンデンサC202はC201から切り離され、コンデンサC201のみが充電されるようになる。この時、共振コンデンサの容量がC201のみとなることにより、電圧Vceの変化(ここでは上昇)率は、タイミングt1からt2の期間よりも大きくなる。ここで、タイミングt1からt2の期間は、スイッチング素子として用いたIGBTの特性上、スイッチング素子SW401に電圧が印加されることでテール電流が流れる期間である。図4の波形に示すように、テール電流が流れるタイミングt1からt2の期間において、電圧Vceの上昇が抑えられることにより、スイッチング素子SW401で発生する損失は軽減される。
タイミングt2からt3の区間においては、電圧Vceは共振コンデンサC201に充放電されることで変化する。コンデンサC201の電荷が放出されてタイミングt3に至ると、コンデンサC201とC202は同電位となる。そのためタイミングt3からスイッチング素子SW401がオンされるt4までの期間においては、共振コンデンサC201とC202は同電位となり、C201に加えC202に蓄えられていた電荷が放電される。この結果、電圧Vceの変化の傾きは緩やかになる。なおタイミングt3からt4の期間でのコンデンサC202からの放電は、スイッチング素子SW402に備えられている逆並列ダイオードを通して行われる。そのため、スイッチング素子SW402のオンオフ状態には依存せずにコンデンサC201とC202とから放電が行われる。
タイミングt4からt5の期間は、SW401には電圧がかからず、SW401はオフしており、スイッチング素子SW401の電圧Vceがマイナスとなった場合にSW401に内蔵している逆並列ダイオードに電流が流れる区間である。タイミングt5からt6の期間は、スイッチング素子SW401がオンし、コイル71に電流が流れる区間である。
<電源回路の制御例>
次に、制御回路411の動作について図1と図4及び図5のフローチャートを用いて説明する。制御回路411は、スイッチング素子SW401及びSW402を駆動するための駆動信号であるCS401及びCS402を生成している。
次に、制御回路411の動作について図1と図4及び図5のフローチャートを用いて説明する。制御回路411は、スイッチング素子SW401及びSW402を駆動するための駆動信号であるCS401及びCS402を生成している。
図4中の符号ToffはSW401がオフしている時間であり、TonはSW401がオンしている時間である。また、期間Taは、SW401の端子間電圧Vceの上昇を抑える所定期間であり、この時間はSW401にテール電流が流れる時間を目安に設定する。スイッチング素子SW402は、SW401がオフする前にオンすることができ、SW401がオフするタイミングまでの余裕時間としてTbを設定する。
この回路でのスイッチング周期は期間ToffとTonとの和であり、スイッチング周波数はスイッチング周期の逆数で定義される。また、期間Toffとしては、SW401がオフして電圧Vceが上昇した後、再び電圧Vceが低下して0Vに達するまでの時間を設定する必要がある。この条件を満たすために、期間Taを変化させた場合には期間Toffの長さも変化させる必要がある。たとえば、期間Taを延ばせば、電圧Vceが再度0Vに達するまでの時間も伸びるので、期間Toffも延ばす必要がある。逆に、期間Taを短縮すれば、電圧Vceが再度0Vに達するまでの時間も短縮されるので、期間Toffも短縮することができる。期間Taは、共振コンデンサC202に充電される電荷を決めるので、期間t1−t2のみならず、コンデンサC202の放電期間である期間t3−t4にも影響する。そこで、期間Taは、期間t1−t2と期間t3−t4とにほぼそのまま反映されると仮定すれば、簡易的には、期間Taに対して増減した期間CTaの倍の時間を期間Toffに対して増減すればよい。実際には、期間Taを延ばせば共振コンデンサC201に充電される電荷も増加するので、その電荷の増分も考慮すればより厳密に新たな期間Toffを決定できる。
次に、図5のフローチャートを用いて制御回路411の動作について説明する。図5のフローチャートは、本実施形態に用いる電源装置520の制御回路411の動作フローチャートであり、その他のユニットの動作は図5のフローチャートから独立して別に行われている。
制御回路411は、タイミングt1からの経過時間を示すカウンタ値Tをカウントアップするためのカウンタを内蔵している。制御回路411の動作を決定する上で、スイッチング周期の中のどのタイミングなのかを判定するために、フローチャート中の条件分岐に入るごとに随時カウンタを参照してカウンタ値Tに代入している。ここで、カウンタ値Tは、あくまでも一回のスイッチング周期の中で現在どのタイミングであるかを判断するためのものである。カウンタは1回のスイッチング周期ごとにリセットするよう構成されているため、カウンタ値Tは、1スイッチング周期中の経過時間であると言える。
複写機内部には特に図示しないが、モータや定着器をコントロールする上位のコントローラや高圧電源、低圧電源、レーザースキャナユニットなどの装置がある。これらの装置は、電源投入時にそれぞれ独立に起動し、そのユニットに上位のコントローラがある場合には、そのコントローラからの指示が有るまで待機状態になる。あるいは、上位のコントローラからの指示を必要としない最低限の動作については独立に動作するよう構成されているものもある。複写機起動時の流れの一例を示す。電源投入後には各ユニットが独立に起動し、コントローラが複写機内の状態をチェックする。その後、複写機が印刷に備えてウォームアップを開始するとき、制御回路411に動作開始信号を送る。
そこでまず、電源が投入され動作が開始されると、制御回路411は、ステップS1050において動作開始信号がオンしているかどうかを判定する。動作開始信号がオンであれば、制御回路411は、電源装置520にスイッチングを開始させる。本実施形態においては、制御回路411の制御開始後には、スイッチに対する制御信号CS401,CS402の出力毎に動作開始信号を判定する。この構成によって動作開始信号の待ち受け動作が可能となる。
ステップS1050でNOだった場合には、制御回路411は、ステップS1051でスイッチング素子SW401,SW402をいずれもオフとする。一方、ステップS1050で判定結果がYESであった場合、ステップS1100が実行される。ステップS1100では、制御回路411は、カウンタ値Tがテール電流が流れる時間Taよりも小さいか判定する。ここでの判定がYESである時は、カウンタ値Tが図4中のタイミングt1からt2の期間内であると判定できる。そこで、制御回路411は、ステップS1110に進んで制御信号CS402をH、CS401をLに設定する。すなわち、制御回路411は、スイッチ402をオンとし、スイッチ401をオフとする。
ステップS1100での判定がNOだった場合、制御回路411は、ステップS1101を実行し、カウンタ値TがTa以上かつToff以下であるか判定する。ここでの判定がYESであった場合には、カウンタ値Tが図4中のタイミングt2からt5の期間内であると判定できる。そこで、ステップS1111に進み、制御回路411は、制御信号CS402、CS401共にLに設定する。すなわち、制御回路411は、スイッチング素子SW402をオフとし、スイッチング素子SW401もオフとする。
ステップS1101での判定がNOだった場合、制御回路411は、ステップS1102を実行し、カウンタ値TがToff以上かつToff+Ton−Tb以下であるか判定する。ここでの判定がYESであった場合には、カウンタ値Tが図4中のタイミングt5からt6−Tbの期間内であると判定できる。そこで制御回路411は、ステップS1112に進み、制御信号CS402をL、CS401をHに設定する。すなわち、制御回路411は、スイッチング素子SW402をオフとし、スイッチング素子SW401をオンとする。なお時間Tbは、スイッチング素子SW401,402の両方がオンとなる期間であるが、この期間は共振コンデンサが充電されることもないので、Tonの期間の中で適当に決定すればよい。
ステップS1102での判定がNOだった場合、制御回路411は、ステップS1103を実行し、カウンタ値TがToff+Ton−Tb以上かつToff+Ton以下であるかを判定する。ここでの判定がYESであった場合には、カウンタ値Tが図4中のタイミングt6−Tbからt6の期間であると判定できる。そこで制御回路411は、ステップS1113に進み制御信号CS402、CS401共にHに設定する。すなわち、制御回路411は、スイッチング素子SW402をオンとし、スイッチング素子SW401もオンとする。
ここまでが1回のスイッチング周期中の動作であるが、ステップS1103での判定がNOだった場合、カウンタ値Tは図4中のタイミングt6より後の期間であり、次のスイッチング周期に入っていることになるため制御回路411は、ステップS1114を実行する。ステップS1114において制御回路411は、カウンタ値Tを0とし、またカウンタをリセットする。この動作によりカウンタ値Tはスイッチング周期の始まりにおいて0となることができ、スイッチング周期開始からの経過時間を示すことができる。
なお、駆動回路410は、制御回路411から出力される駆動信号CS401およびCS402それぞれにしたがい、スイッチング素子SW401およびスイッチング素子SW402を駆動する。本実施形態ではスイッチング素子はいずれもIGBTであるので、それぞれのゲート信号を制御してスイッチング素子のオンオフの切替を行う。
以上の動作により、電源装置520の各部の波形は図4に示した波形となる。こうして、スイッチング素子SW401にテール電流が発生している期間のスイッチング素子SW401の端子間電圧Vceを抑制でき、その結果、スイッチング素子SW401により生じる損失Pを抑制できる。 さらに望ましくは、スイッチング素子SW401として、テール電流の小さなIGBTを採用することが望ましい。一般的に、IBGTの耐圧とテール電流の大きさはトレードオフの関係になっており、どちらかを優先すればもう一方の特性は悪くなることが多い。耐圧を高めたIGBTではテール電流が大きくなる傾向があり、スイッチオフ時に大きな損失を発生するが、テール電流を小さくし耐圧を下げた品種ではテール損失を小さくすることができるが、耐圧の低さが回路設計上の制約となる。また、IGBTに内蔵している逆並列ダイオードに関しても、耐圧を低くした品種では順方向電圧降下が小さくなり、耐圧を高くした品種では順方向電圧降下が大きくなる傾向があり、耐圧の高い品種ではスイッチング損失が大きくなる傾向がある。
本実施形態においては、スイッチング素子SW401に耐圧に優れたIGBTを用い、スイッチング素子SW402には耐圧を抑え、テール電流の小さいIGBTを用いている。スイッチング素子SW401はスイッチング素子SW402の動作によって、テール損失の軽減が図られているが、スイッチング素子SW402には損失を軽減する仕組みはない。しかし、共振コンデンサC202とスイッチング素子SW402はそれぞれで電圧を分圧しているため、コンデンサC202の両端に電圧がかかる分、スイッチング素子SW402の両端にかかる電圧は小さくなる。このため、スイッチング素子SW401に比べて耐圧が低く損失発生の少ない品種を使用することができ、テール電流が小さくなることから、損失は十分小さなものとなる。このように部品選定を行ったことにより、図4の損失Pに示すようにスイッチング素子SW401での損失発生を軽減すると同時に、スイッチング素子SW402で発生する損失もSW401のみで回路を構成する場合に比べて小さくなる。結果として回路全体で発生する損失の総量を削減することが可能となる。
また、図10の従来の電源装置を用いた場合の波形である図11のIcを見ると、タイミングt10からt11の間に電流が負の方向に流れている期間がある。この期間はスイッチング素子SW401の逆並列ダイオードに電流が流れる期間である。本実施形態の波形の一例を示す図4のIcを見ると、逆方向の電流が流れる期間はなく、スイッチング素子SW401の逆並列ダイオードには電流が流れていないことがわかる。スイッチング素子SW401のダイオードに電流が流れなくなった代わりに、スイッチング素子SW402の逆並列ダイオードには電流が流れるが、順方向電圧降下が小さいためダイオードで発生する損失は小さくなる。このように、スイッチング素子SW401としては、スイッチング素子SW402に比べて耐圧に優れたIGBTを選択し、スイッチング素子SW402としては、スイッチング素子SW401に比べてテール電流の少ないIGBTを選択するのが望ましい。損失軽減による効果の一例として、例えば1100Wを出力可能な電源装置の場合には、上述の損失軽減により効率を約2パーセント改善することができる。
以上のように、回路全体で発生する損失の総量を削減したことにより、省エネルギーに貢献することや、回路の昇温が少なくなり、回路全体での小型化、低コスト化が可能になる。
[実施形態2]
本発明の第二の実施形態である画像形成装置の定着器に給電する電源装置521の構成は、第一の実施形態で説明した電源装置520に電圧検出器V501を加えたものである。第二の実施形態である画像形成装置について図6を用いて詳細に説明する。なお、第一の実施形態と同様の部分については説明を省略する。
本発明の第二の実施形態である画像形成装置の定着器に給電する電源装置521の構成は、第一の実施形態で説明した電源装置520に電圧検出器V501を加えたものである。第二の実施形態である画像形成装置について図6を用いて詳細に説明する。なお、第一の実施形態と同様の部分については説明を省略する。
図6の電圧検出器V501はスイッチング素子SW401にかかる電圧である電圧Vceを検知する電圧検知手段として機能する。この電圧Vceが想定していた電圧値(例えば1000V)を超えた時、電圧Vceの更なる電圧上昇によりスイッチング素子SW401の耐圧を越えて破壊に至る可能性がある。この電圧Vceの異常な上昇を検出した場合、制御回路411でスイッチング素子SW402をオンすることにより、それまで共振コンデンサC201を充電していた電流がコンデンサC202にも流れ込むことにより、電圧Vceの上昇を抑えることができる。
上記制御回路411の動作についてフローチャートを用いて説明する。図7に示すフローチャートにおいて第一の実施形態と同様の動作をする部分の説明は省略する。図7に示すフローチャートのステップS1200において、制御回路411は、電圧Vceが所定の基準電圧Vlimを越えている時間が、基準時間Tlim以上継続しているかを判定している。ステップS1200での判定がNOであればステップS1200に移行して通常通り動作し、判定がYESであればステップS1201に移行する。通常通りの動作とは実施形態1の図5で説明した動作である。ここで、基準電圧Vlimとしては、スイッチング素子の耐圧を超えない適切な基準値が設定されている(例えば520V)。この値は、スイッチング素子SW401の仕様に応じて決定されることが望ましい。基準時間Tlimは一定時間以上(例えば0.5us)、スイッチング素子SW401の端子間の電圧Vceが基準電圧Vlimを超えたこと判定するための基準値であり、ノイズ等による誤検出を避けるために設定する。
ステップS1201はスイッチング素子SW401を保護する動作であり、制御回路411は、スイッチング素子SW402を強制的にオンすることで、スイッチング素子SW401の電圧上昇を抑制する。その後、ステップS1202で電圧Vceが十分に下がるまでの時間、ステップS1201の状態を継続する。ステップS1202の待機時間は予め定めた所定時間である。スイッチング素子SW401がオフ、スイッチング素子SW402がオンの期間中は、図4のタイミングt1〜t2およびt3〜t4の期間に示したように、電圧Vceの変化率は緩やかである。そのため、電圧Vceが下がるまでの時間は通常動作時よりも長くなるが、電圧Vceが基準電圧Vlimを超えた後の電圧上昇が緩やかになり、スイッチング素子SW401の耐圧を超えることなく電圧Vceを下降させることができる。
一定時間の待機により、ステップS1203では電圧Vceが十分に(耐圧)下がっているため、制御回路411は、制御信号CS402をLにする。そしてスイッチングの制御を終了する。スイッチング素子SW401の耐圧限界を超えるような電圧がかかることは、正常な状態ではないため、動作を停止させることが望ましいからである。このようにしても回路の動作上の不都合はなく、この後に動作が終了した時も、スイッチング素子SW401とスイッチング素子SW402はともにオフしている状態となる。この働きにより、電圧Vceの異常な上昇を抑え、スイッチング素子SW401を保護することが可能になる。
[実施形態3]
本発明の第三の実施形態である画像形成装置の定着器に給電する電源装置522の構成は、第二の実施形態で説明した電圧検出器V501を電流検出器A502に置き換えたものである。以下、図8を用いて詳細に説明する。また、実施形態1及び実施形態2と同様の部分については説明を省略する。
本発明の第三の実施形態である画像形成装置の定着器に給電する電源装置522の構成は、第二の実施形態で説明した電圧検出器V501を電流検出器A502に置き換えたものである。以下、図8を用いて詳細に説明する。また、実施形態1及び実施形態2と同様の部分については説明を省略する。
図8の電流検出器A502は、スイッチング素子SW401に流れる電流を検知する電流検知手段として機能する。実施形態1で説明した図4のタイミングt5からt6の期間では、スイッチング素子SW401はオンしており、コイル71に流れる電流はそのままスイッチング素子SW401に流れている。この時、コイル71に流れる電流が大きいほど、スイッチング素子SW401がオフした後に共振コンデンサC201を充電する電流も大きくなり、電圧Vceが高くなることが予測できる。このため、電流検出器A502で一定以上の電流が一定時間以上流れたことを検出して、制御回路411が強制的にスイッチング素子SW402をオンさせた状態でスイッチング素子SW401をオフする。こうすることによって、電圧Vceの上昇を抑え、スイッチング素子SW401を保護して安全に停止することが可能となる。上記の動作について、図9に示す制御回路411のフローチャートを用いて詳細に説明する。
本実施形態において、制御回路411は電流検出器A502が検出した電流値を読み取り、予め決められた電流制限値である基準値Ilimを所定の基準時間Tlim以上にわたって超えたかをステップS1300で判定する。越えた場合、ステップS1300からステップS1301へ移行する。ステップS1300からステップS1100へ移行する場合の動作は実施形態1と同様となる。
ステップS1301では制御回路411は、スイッチング素子SW402を強制的にオンすると同時に、スイッチング素子SW402をオフする。
ステップS1302では制御回路411は、電圧Vceが十分に低くなるまで、ステップS1301の状態を継続する。スイッチング素子SW401がオフすると、コイル71に流れていた電流は共振コンデンサC201、C202を充電することとなる。この待機時間は実施形態2の図7のステップS1202と同じ時間で良い。スイッチング素子SW402がオンしていることにより、コンデンサC201のみに充電する場合に比べて電圧Vceの最大値は小さくなる。この働きにより、スイッチング素子SW402を強制的にオンしない場合に起こりうる電圧Vceの異常な上昇を抑え、スイッチング素子SW401を保護することが可能になる。
Claims (9)
- 誘導性負荷に高周波電流を流すための電源装置であって、
交流電流を整流する整流手段と、
前記誘導性負荷と直列に接続され、前記整流手段により整流された電流をスイッチングするための第一のスイッチング手段と、
前記第一のスイッチング手段をオンオフさせる駆動制御手段と、
前記誘導性負荷とともに共振回路を構成する可変容量のコンデンサと、
前記可変容量のコンデンサの容量を制御する容量制御手段と
を備え、
前記容量制御手段は、前記可変容量のコンデンサの容量を、前記第一のスイッチング手段がオフしたときから所定期間にわたり、それまでより容量が大きくなるように制御することを特徴とする電源装置。 - 前記第一のスイッチング手段は、オフした後に一定期間テール電流が発生する特性を有し、
前記容量制御手段は、少なくともテール電流が発生する期間を含む所定期間にわたり、前記可変容量のコンデンサの容量が大きくなるように制御することを特徴とする請求項1に記載の電源装置。 - 前記可変容量のコンデンサは、第一のコンデンサと、該第一のコンデンサと並列に接続された第二のコンデンサと、該第二のコンデンサと直列に接続された第二のスイッチング手段とを含めて構成され、
前記容量制御手段は、前記第二のスイッチング手段をオンすることで前記可変容量のコンデンサの容量を大きくし、前記第二のスイッチング手段をオフすることで前記可変容量のコンデンサの容量を小さくすることを特徴とする請求項1又は2に記載の電源装置。 - 前記第一のスイッチング手段の端子間の電圧を検知する電圧検知手段を更に備え、
前記電圧検知手段により、前記第一のスイッチング手段の端子間の電圧が、所定の電圧値を所定の時間にわたって超えたことが検知された場合、前記容量制御手段は、前記第二のスイッチング手段をオンすることを特徴とする請求項3に記載の電源装置。 - 前記第一のスイッチング手段に流れる電流を検知する電流検知手段を更に備え、
前記電流検知手段により、前記第一のスイッチング手段に流れる電流が、所定の電流値を所定の時間にわたって超えたことが検知された場合、前記容量制御手段は、前記第二のスイッチング手段をオンすることを特徴とする請求項3に記載の電源装置。 - 誘導性負荷に高周波電流を流すための電源装置であって、
交流電流を整流する整流手段と、
前記誘導性負荷と直列に接続された、前記整流手段により整流された電流をスイッチングするための第一のスイッチング手段と、
前記第一のスイッチング手段をオンオフさせる駆動制御手段と、
前記誘導性負荷とともに共振回路を構成する可変容量のコンデンサと、
第一のコンデンサと、該第一のコンデンサと並列に接続された第二のコンデンサと、該第二のコンデンサと直列に接続された第二のスイッチング手段とを含めて構成され、前記誘導性負荷とともに共振回路を構成する可変容量のコンデンサと、
前記可変容量のコンデンサの容量を、前記第二のスイッチング手段のオンオフにより制御する容量制御手段と、
を備え、
前記第一のスイッチング手段の端子間の電圧が、所定の電圧値を所定の時間にわたって超えた場合、前記容量制御手段は、前記第二のスイッチング手段をオンすることを特徴とする電源装置。 - 前記第一のスイッチング手段の端子間の電圧を検知する電圧検知手段、または、前記第一のスイッチング手段に流れる電流を検知する電流検知手段を更に備え、
前記容量制御手段は、前記電圧検知手段により前記第一のスイッチング手段の端子間の電圧が、所定の電圧値を所定の時間にわたって超えたことを検知した場合、または、前記電流検知手段により、前記第一のスイッチング手段に流れる電流が、所定の電流値を所定の時間にわたって超えたことを検知した場合、前記容量制御手段は、前記第二のスイッチング手段をオンすることを特徴とする請求項6に記載の電源装置。 - 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の電源装置と、
前記電源装置により高周波電流が流される誘導性負荷と、
前記誘導性負荷に対向して配置された導電性発熱体と
を備えることを特徴とする加熱装置。 - 請求項8に記載の加熱装置を定着部に用いた電子写真方式の画像形成装置。
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