JP2011109465A - 増幅装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】信号を精度よく増幅すること。
【解決手段】HPA104は、供給される電圧を用いてRF信号を増幅する。第一電源110および第二電源111は、低電圧および低電圧より振幅が大きい高電圧を生成する。ディジタル処理部101およびスイッチ113は、第一電源110および第二電源111によって生成される低電圧および高電圧を、RF信号のエンベロープ信号が電流ゼロになるタイミングで切り換えてHPA104へ供給する。
【選択図】図1

Description

本発明は、信号を増幅する増幅装置に関する。
無線通信装置などにおいて信号を増幅する増幅装置では、パワーアンプの電圧として、送信信号の包絡線(envelope)に相似した電圧を印加して増幅効率の向上を図るエンベロープトラッキングが用いられている。また、送信信号の包絡線の振幅に応じて電源を切り換えることで増幅効率を向上させる方法がある(たとえば、下記特許文献1〜3参照。)。無線通信装置においては、電力の高効率化を要求されている一方で、送信信号の品質はパワーアンプに固定電圧を生成した場合と同等であることが要求されている。
特開2008−301135号公報 特開2005−252817号公報 特開2000−077953号公報
しかしながら、上述した従来技術では、増幅器に負荷電流が流れている状態で電源を切り換えるため、増幅器に供給される電圧波形に歪みが生じる。このため、増幅器において信号を精度よく増幅することができず、増幅された信号の品質が劣化するという問題がある。特に、HPA(High Power Amplifier:大電力増幅器)においては、数アンペアの負荷電流が流れていることもあるため、HPAに供給される電圧波形に歪みが生じると信号の品質劣化が大きい。
開示の増幅装置は、上述した問題点を解消するものであり、信号を精度よく増幅することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、開示技術は、供給される電圧を用いて信号を増幅する増幅器と、低電圧および前記低電圧より振幅が大きい高電圧を生成する電源部と、前記電源部によって生成される低電圧および高電圧を、前記信号のエンベロープ信号が電流ゼロになるタイミングで切り換えて前記増幅器へ供給する切換制御部と、を備えることを要件とする。
開示の増幅装置によれば、信号を精度よく増幅することができるという効果を奏する。
実施の形態1にかかる増幅装置の構成を示す図である。 図1に示したディジタル処理部の構成例を示すブロック図である。 上位マスク信号の生成動作の一例を示すフローチャートである。 下位マスク信号の生成動作の一例を示すフローチャートである。 ディジタル処理部による高電位制御信号の生成を示す図である。 高電位制御信号の生成例1を示す図である。 高電位制御信号の生成例2を示す図である。 高電位制御信号の生成例3を示す図である。 送信信号と高電圧制御信号の具体例1を示す図である。 送信信号と高電圧制御信号の具体例2を示す図である。 生成される高電位制御信号の測定例を示す図である。 HPAへ供給されるドレイン電圧の測定例1を示す図である。 HPAへ供給されるドレイン電圧の測定例2を示す図である。 実施の形態2にかかる増幅装置の構成を示す図である。 HPAの入力レベルに対するIdsを示すグラフである。 エンベロープアンプの負荷特性を示すグラフである。 アクティブショート制御信号の一例を示す図である。 図10に示したディジタル処理部の構成例を示すブロック図である。 高電圧制御信号における歪み低減を示す図(その1)である。 高電圧制御信号における歪み低減を示す図(その2)である。 高電圧制御信号における歪みの測定例1を示す図である。 高電圧制御信号における歪みの測定例2を示す図である。 実施の形態3にかかる増幅装置の構成を示す図である。 図17に示したディジタル処理部の構成例を示すブロック図である。 ゼロポイント算出部の構成例を示すブロック図である。 平均電圧算出部による平均電圧の算出を示す図(その1)である。 平均電圧算出部による平均電圧の算出を示す図(その2)である。 アキュムレータによる電流ゼロポイントの算出を示す図である。 実施の形態4にかかる増幅装置の構成を示す図である。 図22に示したディジタル処理部の構成例を示すブロック図である。 複数の高電圧の切換を示す図である。
以下に添付図面を参照して、開示の増幅装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。開示の増幅装置は、低電圧および高電圧を切り換えながら増幅器に供給する増幅装置において、エンベロープ信号の電流ゼロポイントで低電圧と高電圧の切換を行うことで、切換時における供給電圧をゼロ付近にし、増幅信号の歪みを抑える。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1にかかる増幅装置の構成を示す図である。図1に示すように、実施の形態1にかかる増幅装置100は、ディジタル処理部101と、発振器102と、乗算器103と、HPA104と、DAC105と、プリアンプ106と、コンデンサ107と、ゲートバイアス108と、バイアス抵抗109と、第一電源110と、第二電源111と、コイル112と、スイッチ113と、を備えている。
たとえば、増幅装置100は、通信装置において送信信号を増幅する増幅装置である。ここでは、増幅装置100によって送信信号11を増幅する場合について説明する。ただし、増幅装置100による増幅対象の信号は送信信号11に限らない。
ディジタル処理部101には、増幅装置100による増幅対象の送信信号11が入力される。ディジタル処理部101は、入力された送信信号11のディジタル処理を行う。たとえば、ディジタル処理部101は、送信信号11の歪補償処理を行う。ディジタル処理部101は、ディジタル処理を行った送信信号11を乗算器103へ出力する。また、ディジタル処理部101は、入力された送信信号11に基づいて高電圧制御信号を生成する。ディジタル処理部101は、生成した高電圧制御信号をDAC105へ出力する。
発振器102は、クロック信号を生成して乗算器103へ出力する。乗算器103は、ディジタル処理部101から出力された送信信号11に対して、発振器102から出力されたクロック信号を乗算する。これにより、クロック信号が送信信号11に応じて変調されてRF信号が生成される。乗算器103は、生成したRF信号をHPA104へ出力する。HPA104は、乗算器103から出力されたRF信号を、供給される電圧を用いて増幅する増幅器である。HPA104は、増幅した電圧を後段へ出力する。HPA104から出力されたRF信号は、たとえば、後段のアンテナなどによって無線送信される。
DAC105(Digital/Analog Converter)は、ディジタル処理部101から出力された高電圧制御信号をアナログ信号に変換してプリアンプ106へ出力する。プリアンプ106は、DAC105から出力された高電圧制御信号を増幅してスイッチ113のゲートへ出力する。コンデンサ107は、プリアンプ106とスイッチ113との間に設けられており、高電圧制御信号のDC成分をカットする。ゲートバイアス108は、スイッチ113に対して固定電圧を生成する。バイアス抵抗109は、ゲートバイアス108とスイッチ113との間に設けられている。
第一電源110は電圧Vds1を生成する。第二電源111は電圧Vds2を生成する。第一電源110および第二電源111は、互いに直列に接続されている。第一電源110のマイナス側は接地されている。コイル112の一端は、第一電源110のプラス側と、第二電源111のマイナス側と、に接続されている。コイル112の他端は、スイッチ113のソースとHPA104のドレインとに接続されている。
スイッチ113のドレインは第二電源111のプラス側に接続されている。スイッチ113のソースはHPA104に接続されている。これにより、DAC105からスイッチ113へ出力される高電圧制御信号がオンの期間は、第一電源110および第二電源111からの高電圧(Vds1+Vds2)がHPA104へ供給される。また、DAC105からスイッチ113へ出力される高電圧制御信号がオフの期間は、第一電源110からの低電圧(Vds1)が、コイル112を介してHPA104へ供給される。高電圧(Vds1+Vds2)は、低電圧(Vds1)より電圧が高い第一電圧である。低電圧(Vds1)は、高電圧(Vds1+Vds2)より電圧が低い第二電圧である。
以上の構成において、第一電源110および第二電源111は、低電圧および高電圧を生成する電源部である。ディジタル処理部101およびスイッチ113は、第一電源110および第二電源111によって生成される低電圧および高電圧を、増幅対象の送信信号11のエンベロープ信号が電流ゼロになるタイミングで切り換えてHPA104へ供給する切換制御部である。これにより、低電圧および高電圧の切換時にHPA104へ供給される電圧をゼロ付近にすることができる。
図2は、図1に示したディジタル処理部の構成例を示すブロック図である。図2に示すように、ディジタル処理部101は、ゼロポイント検出部211と、基準レベル検出部212と、上位マスク信号生成部213と、下位マスク信号生成部214と、マスク信号生成部215と、高電圧制御信号生成部216と、歪補償部221と、遅延補償部222と、を備えている。送信信号11は、ゼロポイント検出部211、基準レベル検出部212、高電圧制御信号生成部216および歪補償部221へ入力される。
ゼロポイント検出部211は、送信信号11のエンベロープ信号における電流ゼロポイントの立ち上がりおよび立ち下がりを検出する。たとえば、電流ゼロポイントの立ち上がりは、電圧がゼロより低い状態からゼロより高い状態になるタイミングである。電流ゼロポイントの立ち下がりは、電圧がゼロより高い状態からゼロより低い状態になるタイミングである。以下の説明において、電流ゼロポイントの立ち下がりから立ち上がりまでの期間を第一期間と称し、電流ゼロポイントの立ち上がりから立ち下がりまでの期間を第二期間と称する。ゼロポイント検出部211は、検出結果を示す電流ゼロポイント検出信号を上位マスク信号生成部213および下位マスク信号生成部214へ出力する。
基準レベル検出部212は、入力された送信信号11のエンベロープ信号における基準レベルを検出する。基準レベル検出部212が検出する基準レベルは、たとえば、電流ゼロより高電位のレベルである。基準レベル検出部212は、検出結果を示す基準レベル検出信号を上位マスク信号生成部213および下位マスク信号生成部214へ出力する。
上位マスク信号生成部213は(第一生成部)、ゼロポイント検出部211から出力された電流ゼロポイント検出信号と、基準レベル検出部212から出力された基準レベル検出信号と、に基づいて高電圧区間の上位マスク信号(第一マスク信号)を生成する。たとえば、上位マスク信号生成部213は、電流ゼロポイントの立ち上がりが検出されてから基準レベルが検出されるまでの期間を示す上位マスク信号を生成する。上位マスク信号生成部213は、生成した上位マスク信号をマスク信号生成部215へ出力する。
下位マスク信号生成部214(第二生成部)は、ゼロポイント検出部211から出力された電流ゼロポイント検出信号と、基準レベル検出部212から出力された基準レベル検出信号と、に基づいて高電圧区間の下位マスク信号(第二マスク信号)を生成する。たとえば、下位マスク信号生成部214は、基準レベルが検出されてから電流ゼロポイントの立ち下がりが検出されるまでの期間を示す下位マスク信号を生成する。下位マスク信号生成部214は、生成した下位マスク信号をマスク信号生成部215へ出力する。
マスク信号生成部215(第三生成部)は、上位マスク信号生成部213から出力された上位マスク信号と、下位マスク信号生成部214から出力された下位マスク信号と、に基づいてマスク信号を生成する。たとえば、マスク信号生成部215は、上位マスク信号と下位マスク信号との論理和を示すマスク信号を生成する。マスク信号生成部215は、生成したマスク信号を高電圧制御信号生成部216へ出力する。
このように、上位マスク信号生成部213、下位マスク信号生成部214およびマスク信号生成部215は、電流ゼロポイントの立ち上がりが検出されてから立ち下がりが検出されるまでの第二期間を示すマスク信号を生成することができる。また、上位マスク信号生成部213は、電流ゼロポイントの立ち上がりが検出されてから、電流ゼロポイントの立ち下がりが検出されずに基準レベルが検出されるまでの期間を示す上位マスク信号を生成するようにしてもよい。この場合は、上位マスク信号生成部213、下位マスク信号生成部214およびマスク信号生成部215は、基準レベルが検出された第二期間を示すマスク信号を生成することができる。
高電圧制御信号生成部216は、送信信号11のエンベロープ信号と、マスク信号生成部215から出力されたマスク信号と、に基づいて高電圧制御信号を生成する。たとえば、高電圧制御信号生成部216は、マスク信号が示す期間においてはエンベロープ信号に相似し、マスク信号が示す期間以外においてはオフになる電圧波形の高電圧制御信号を生成する。具体的には、高電圧制御信号生成部216は、エンベロープ信号とマスク信号との論理積を示す高電圧制御信号を生成する。
高電圧制御信号生成部216は、生成した高電圧制御信号をDAC105へ出力する。これにより、HPA104へ供給される低電圧および高電圧を、送信信号11のエンベロープ信号の電流ゼロポイントのタイミングで切り換えることができる。また、HPA104へ供給される高電圧を、送信信号11のエンベロープ信号に相似した電圧波形にすることができる。このため、エンベロープトラッキングを実現することができる。
歪補償部221は、入力された送信信号11の歪補償を行い、歪補償を行った送信信号11を遅延補償部222へ出力する。遅延補償部222は、歪補償部221から出力された送信信号11の遅延量を調整して出力する。たとえば、遅延補償部222は、送信信号11の遅延量を調整することで、高電圧制御信号生成部216から出力される高電圧制御信号と、遅延補償部222から出力する送信信号11と、のタイミングを合わせる。
以上の構成において、高電圧制御信号生成部216およびスイッチ113は、第一期間において低電圧を供給し、第二期間において高電圧を供給する切換部である。具体的には、高電圧制御信号生成部216およびスイッチ113は、生成されたマスク信号が示す期間においては高電圧をHPA104へ供給し、マスク信号が示す期間とは異なる期間においては低電圧をHPA104へ供給する。
図3は、上位マスク信号の生成動作の一例を示すフローチャートである。上位マスク信号生成部213は、たとえば、電流ゼロポイントの立ち上がりが検出されてから基準レベルが検出されるまでの期間を計測する計測カウンタを有しており、図3に示す各ステップによって上位マスク信号を生成する。まず、ゼロポイント検出部211によって電流ゼロポイントの立ち上がりが検出されたか否かを判断し(ステップS301)、立ち上がりが検出されるまで待つ(ステップS301:Noのループ)。
ステップS301において、電流ゼロポイントの立ち上がりが検出されると(ステップS301:Yes)、計測カウンタのカウンタ値を初期化する(ステップS302)。つぎに、基準レベル検出部212によって基準レベルが検出されたか否かを判断する(ステップS303)。基準レベルが検出されていない場合(ステップS303:No)は、電流ゼロポイントの立ち下がりが検出されたか否かを判断する(ステップS304)。
ステップS304において、電流ゼロポイントの立ち下がりが検出された場合(ステップS304:Yes)は、一連の動作を終了する。電流ゼロポイントの立ち下がりが検出されていない場合(ステップS304:No)は、カウンタ値をインクリメントする(ステップS305)。つぎに、ステップS305によってインクリメントされたカウンタ値が最大値を超えたか否かを判断する(ステップS306)。
ステップS306において、カウンタ値が最大値を超えた場合(ステップS306:Yes)は、一連の動作を終了する。カウンタ値が最大値を超えていない場合(ステップS306:No)は、ステップS303へ戻る。ステップS303において、基準レベルが検出された場合(ステップS303:Yes)は、カウンタ値を取得し(ステップS307)、一連の動作を終了する。
以上のステップを繰り返し行うことで、上位マスク信号生成部213は、電流ゼロポイントの立ち上がりが検出されてから、立ち下がりが検出されずに基準レベルが検出されるまでの期間をステップS307において取得することができる。上位マスク信号生成部213は、ステップS307において取得した期間を示す上位マスク信号を生成する。
図4は、下位マスク信号の生成動作の一例を示すフローチャートである。下位マスク信号生成部214は、たとえば、基準レベルが検出されてから電流ゼロポイントの立ち下がりが検出されるまでの期間を計測する計測カウンタを有しており、図4に示す各ステップによって下位マスク信号を生成する。まず、基準レベル検出部212によって基準レベルが検出されたか否かを判断し(ステップS401)、基準レベルが検出されるまで待つ(ステップS401:Noのループ)。基準レベルが検出されると(ステップS401:Yes)、計測カウンタのカウンタ値を初期化する(ステップS402)。
つぎに、ゼロポイント検出部211によって電流ゼロポイントの立ち下がりが検出されたか否かを判断する(ステップS403)。電流ゼロポイントの立ち下がりが検出されていない場合(ステップS403:No)は、カウンタ値をインクリメントする(ステップS404)。つぎに、ステップS404によってインクリメントされたカウンタ値が最大値を超えたか否かを判断する(ステップS405)。
ステップS405において、カウンタ値が最大値を超えた場合(ステップS405:Yes)は、一連の動作を終了する。カウンタ値が最大値を超えていない場合(ステップS405:No)は、ステップS403へ戻る。ステップS403において、電流ゼロポイントの立ち下がりが検出された場合(ステップS403:Yes)は、カウンタ値を取得し(ステップS406)、一連の動作を終了する。
以上のステップを繰り返し行うことで、下位マスク信号生成部214は、基準レベルが検出されてから電流ゼロポイントの立ち下がりが検出されるまでの期間をステップS406において取得することができる。下位マスク信号生成部214は、ステップS406において取得した期間を示す上位マスク信号を生成する。
図5は、ディジタル処理部による高電位制御信号の生成を示す図である。図5のエンベロープ信号510は、送信信号11のエンベロープ信号を示している。電流ゼロポイント511は、エンベロープ信号510の電流ゼロポイントを示している。基準レベル512は、電流ゼロポイント511より高電位の基準レベルを示している。
電流ゼロポイント検出信号520は、ゼロポイント検出部211によって出力される信号である。電流ゼロポイント検出信号520は、エンベロープ信号510における電流ゼロポイント511の立ち上がりおよび立ち下がりを示している。具体的には、電流ゼロポイント検出信号520は、エンベロープ信号510における電流ゼロポイント511の立ち上がりのタイミングで「+1」となり、エンベロープ信号510における電流ゼロポイント511の立ち下がりのタイミングで「−1」となる。
基準レベル検出信号530は、基準レベル検出部212によって出力される信号である。基準レベル検出信号530は、基準レベルが検出されたタイミングを示している。具体的には、基準レベル検出信号530は、エンベロープ信号510における基準レベル512の立ち上がりのタイミングで「+1」となる。
符号540は、上位マスク信号生成部213が有する計測カウンタの動作を示している。上位マスク信号生成部213の計測カウンタは、符号540の‘0’期間はインクリメントされず、‘1’の期間は連続してインクリメントされる。具体的には、上位マスク信号生成部213の計測カウンタは、電流ゼロポイント検出信号520が「+1」となってから、電流ゼロポイント検出信号520が「−1」、または基準レベル検出信号530が「+1」となるまでの期間に‘1’となる。
上位マスク信号550は、上位マスク信号生成部213から出力される信号である。上位マスク信号550は、計測カウンタによって計測された‘1’の期間のうちの、基準レベル512が検出されなかった期間を除いた期間を示している。上位マスク信号生成部213による上位マスク信号550の生成は、電流ゼロポイント511の立ち上がりの後における基準レベル512の検出の有無を判定するために、測定カウンタのカウンタ値をメモリに記憶して一定時間後に行う(時間シフト)。
下位マスク信号560は、下位マスク信号生成部214から出力される信号である。下位マスク信号560は、基準レベル検出信号530が「+1」となってから電流ゼロポイント検出信号520が「−1」となるまでの期間を示している。マスク信号570は、マスク信号生成部215から出力される信号である。マスク信号570は、上位マスク信号550と下位マスク信号560との論理和を示している。したがって、マスク信号570は、基準レベル512が検出された第二期間を示す信号となる。
高電位制御信号580は、高電圧制御信号生成部216から出力される信号である。高電位制御信号580は、エンベロープ信号510と高電位制御信号580の論理積を示している。このように、高電位制御信号580は、マスク信号570が示す期間(オンの期間)においてはエンベロープ信号510に相似し、マスク信号570が示す期間以外の期間(オフの期間)においてはオフになる電圧波形となる。また、HPA104に供給されるドレイン電圧の電圧波形も、高電位制御信号580と同様の波形になる。
また、基準レベル512の検出において時間シフトを用いるため、送信信号11に対する高電位制御信号580(HPA104へ供給される低電圧および高電圧)の遅延が生じる。これに対して、遅延補償部222によって送信信号11の遅延を調整することで、送信信号11に対する高電位制御信号580の遅延を補償することができる。
図6−1は、高電位制御信号の生成例1を示す図である。図6−2は、高電位制御信号の生成例2を示す図である。図6−3は、高電位制御信号の生成例3を示す図である。図6−1〜図6−3において、横軸は時間を示している。縦軸は電圧を示している。また、エンベロープ信号601は、送信信号11のエンベロープ信号である。高電位制御信号602は、基準レベルの検出時に低電圧および高電圧を切り換えると仮定した場合の高電位制御信号を参考として示している。高電位制御信号603は、ディジタル処理部101によって生成される高電位制御信号を示している。ここでは、基準レベルを0.5とする。
図6−1の符号610に示すように、高電位制御信号602は、エンベロープ信号601が基準レベルの0.5を上回ると立ち上がる。これに対して、ディジタル処理部101によって生成される高電位制御信号603は、エンベロープ信号601が電流ゼロポイントを上回ると立ち上がる。したがって、ディジタル処理部101によって生成される高電位制御信号603は、高電位制御信号602よりも立ち上がるタイミングが早い。
図6−2の符号620に示すように、高電位制御信号602は、エンベロープ信号601が基準レベルの0.5を下回ると立ち下がる。これに対して、ディジタル処理部101によって生成される高電位制御信号603は、エンベロープ信号601が電流ゼロポイントを下回ると立ち下がる。したがって、ディジタル処理部101によって生成される高電位制御信号603は、高電位制御信号602よりも立ち下がるタイミングが遅い。
図6−3の符号630に示すように、ディジタル処理部101によって生成される高電位制御信号603は、エンベロープ信号601が電流ゼロポイントを上回っても、その後にエンベロープ信号601が基準レベルの0.5を上回らずに電流ゼロポイントを下回る場合は立ち上がらない。したがって、高電位制御信号603は、エンベロープ信号601が基準値を上回らない場合は立ち上がらない。
図7−1は、送信信号と高電圧制御信号の具体例1を示す図である。図7−2は、送信信号と高電圧制御信号の具体例2を示す図である。図7−1および図7−2において、送信信号701は、ディジタル処理部101へ入力される送信信号11である。エンベロープ信号702は、送信信号701のエンベロープ信号である。高電圧制御信号703は、ディジタル処理部101によって生成される高電圧制御信号である。電流ゼロポイント704は、送信信号701の電流ゼロポイントである。基準レベル705は、電流ゼロポイント704より高電位の基準レベルである。
図7−1の高電圧制御信号703は、送信信号701が電流ゼロポイント704を上回ってから電流ゼロポイント704を下回るまで立ち上がる高電圧制御信号を示している。この場合は、図7−1の符号710に示すように、送信信号701が基準レベル705を上回らない場合も高電圧制御信号703が立ち上がる。
図7−2の高電圧制御信号703は、図7−1に示した高電圧制御信号703において、送信信号701が電流ゼロポイント704を上回ってから、基準レベル705を上回らずに電流ゼロポイント704を下回った区間をマスクした高電圧制御信号を示している。この場合は、符号720に示すように、送信信号701が基準レベル705を超えない場合は高電圧制御信号703が立ち上がらない。このため、無駄な電圧が発生しない。
ディジタル処理部101において、電流ゼロポイントの立ち上がりが検出されてから立ち下がりが検出されるまでの第二期間を示すマスク信号を生成することで、図7−1に示す高電圧制御信号703を生成することができる。また、ディジタル処理部101において、基準レベルが検出された第二期間を示すマスク信号を生成することで、図7−2に示す高電圧制御信号703を生成することができる。
図8は、生成される高電位制御信号の測定例を示す図である。図8において、エンベロープ信号801は、送信信号11のエンベロープ信号である。高電圧制御信号802は、ディジタル処理部101によって生成される高電圧制御信号である。電流ゼロポイント803は、エンベロープ信号801の電流ゼロポイントである。基準レベル804は、電流ゼロポイント803より高電位の基準レベルである。
図8に示すように、高電圧制御信号802は、エンベロープ信号801を電流ゼロポイント803においてスライスした電圧波形となる。また、エンベロープ信号801が電流ゼロポイント803を上回る高電圧区間のうちの、エンベロープ信号801の最大値が基準レベル804に達しない高電圧区間においては高電圧制御信号802がマスクされる。
図9−1は、HPAへ供給されるドレイン電圧の測定例1を示す図である。図9−2は、HPAへ供給されるドレイン電圧の測定例2を示す図である。図9−1および図9−2において、エンベロープ信号901は、送信信号11のエンベロープ信号である。ドレイン電圧902は、HPA104へ供給されるドレイン電圧である。
図9−1は、低電圧と高電圧をエンベロープ信号901の電流ゼロポイントで切り換えずに基準レベルで切り換えたと仮定した場合のドレイン電圧902を参考として示している。この場合は、図9−1の符号910に示すように、低電圧と高電圧との切換時においてドレイン電圧902に歪みが発生することが分かる。
図9−2は、低電圧と高電圧をエンベロープ信号901の電流ゼロポイントで切り換えた場合のドレイン電圧902を示している。この場合は、図9−2の符号920に示すように、低電圧と高電圧との切換時においてドレイン電圧902の歪みが発生しないことがわかる。このため、エンベロープ信号901を精度よく増幅することができる。
このように、実施の形態1にかかる増幅装置100は、生成される低電圧および高電圧を、送信信号11のエンベロープ信号が電流ゼロになるタイミングで切り換えてHPA104へ供給する。これにより、低電圧および高電圧の切換時にHPA104へ供給される電圧をゼロ付近にすることができる。このため、HPA104へ供給される電圧の歪みを抑え、HPA104においてRF信号を精度よく増幅することができる。
具体的には、増幅装置100は、送信信号11のエンベロープ信号における電流ゼロポイントの立ち上がりおよび立ち下がりを検出し、立ち下がりが検出されてから立ち上がりが検出されるまでの第一期間においてHPA104へ低電圧を供給する。また、増幅装置100は、立ち上がりが検出されてから立ち下がりが検出されるまでの第二期間においてHPA104へ高電圧を供給する。これにより、送信信号11のエンベロープ信号が電流ゼロになるタイミングで低電圧および高電圧を切り換えることができる。
ただし、増幅装置100は、エンベロープ信号における基準レベルを検出し、基準レベルが検出された第二期間においてはHPA104へ高電圧を供給し、基準レベルが検出されなかった第二期間においてはHPA104へ低電圧を供給するようにする。これにより、電流ゼロレベルが検出されても、基準レベルを上回らずに立ち下がった期間においては低電圧をHPA104へ供給することができる。これにより、基準レベルを上回らない期間における消費電力を低減することができる。
具体的には、増幅装置100は、立ち下がりが検出されてから、立ち上がりが検出されずに基準レベルが検出されるまでの期間を示す上位マスク信号と、基準レベルが検出されてから立ち下がりが検出されるまでの期間を示す下位マスク信号と、を生成する。そして、増幅装置100は、生成した上位マスク信号と下位マスク信号との論理和を示すマスク信号に基づいて低電圧および高電圧を切り換える。これにより、基準レベルが検出された第二期間においてHPA104へ高電圧を供給し、基準レベルが検出されなかった第二期間においてHPA104へ低電圧を供給することができる。
(実施の形態2)
図10は、実施の形態2にかかる増幅装置の構成を示す図である。図10において、図1と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図10に示すように、実施の形態2にかかる増幅装置100は、図1に示した構成に加えて、バイパスコンデンサ1001と、バイアス抵抗1002と、FET1003と、をアクティブショート回路として備えている。ディジタル処理部101は、入力された送信信号11のエンベロープ信号に基づいてアクティブショート制御信号を生成する。ディジタル処理部101は、生成したアクティブショート制御信号をFET1003へ出力する。
バイパスコンデンサ1001の一端は、HPA104と、コイル112およびスイッチ113の接続点(電源部)と、の間に接続されている。バイパスコンデンサ1001の他端は、FET1003のドレインに接続されている。バイパスコンデンサ1001は、HPA104へ供給される直流電源電圧の変動を抑える。バイアス抵抗1002は、バイパスコンデンサ1001と並列に接続されている。
FET1003は、バイパスコンデンサ1001の有効/無効を切り換えるスイッチ回路である。FET1003は、HPA104へ低電圧が供給される期間はバイパスコンデンサ1001を有効(ショート)にし、HPA104へ高電圧が供給される期間はバイパスコンデンサ1001を無効(オープン)にする。FET1003のドレインはバイパスコンデンサ1001に接続されており、FET1003のソースは接地されている。また、FET1003のゲートには、ディジタル処理部101から出力されたアクティブショート制御信号が印加される。
図11は、HPAの入力レベルに対するIdsを示すグラフである。図11において、横軸は、乗算器103からHPA104への入力レベルを、HPA104の正規化した出力レベルPo[dBm]によって示している。縦軸は、HPA104のIds[A]を示している。Idsは、コイル112またはスイッチ113からHPA104へ流れる電流を示している。特性群1110は、それぞれ異なる電圧における、HPA104の入力レベルに対するIdsの変化の特性を示している。
特性群1110に示すように、乗算器103からHPA104への入力レベルが変動すると、HPA104のIdsが変動することが分かる。低電圧が供給される電圧一定の期間において、HPA104のIdsが変動している場合、エンベロープの出力インピーダンスを低くしないと、Vdsを一定に保つことは難しい。
図12は、エンベロープアンプの負荷特性を示すグラフである。図12において、横軸は、ディジタル処理部101、DAC105、プリアンプ106、コンデンサ107、ゲートバイアス108、バイアス抵抗109、第一電源110、第二電源111、コイル112、スイッチ113によって構成されるエンベロープアンプの出力電圧を示している。縦軸は、エンベロープアンプの出力電流を示している(Idcは電流ゼロポイント)。
したがって、特性1201の傾斜は、エンベロープアンプの負荷インピーダンスを示している。HPA104へ低電圧が供給される期間においては、エンベロープアンプの出力電流が変化しても出力電圧を維持することが望ましい。たとえば、特性1201に示すように、出力電流ΔIの区間において出力電圧が一定になるようにすることが望ましい。
すなわち、エンベロープアンプがドライブする負荷としてはインピーダンスが低いため、エンベロープアンプの出力インピーダンスも低くすることが望ましい。これに対して、実施の形態2にかかる増幅装置100においては、バイパスコンデンサ1001によってエンベロープアンプの出力インピーダンスを低くし、エンベロープアンプからHPA104への出力電流を安定させることができる。
図13は、アクティブショート制御信号の一例を示す図である。図13において、図8に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図13のアクティブショート制御信号1301は、ディジタル処理部101によって生成されてFET1003のゲートへ印加されるアクティブショート制御信号である。
図13に示すように、アクティブショート制御信号1301は、HPA104へ低電圧が供給される期間はオンになる。また、アクティブショート制御信号1301は、HPA104へ高電圧が供給される期間はオフになる。これにより、HPA104へ低電圧が供給される場合はバイパスコンデンサ1001を有効にし、HPA104へ高電圧が供給される場合はバイパスコンデンサ1001を無効にすることができる。
図14は、図10に示したディジタル処理部の構成例を示すブロック図である。図14において、図2に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図14に示すように、ディジタル処理部101は、図2に示した構成に加えて反転回路1401を備えている。マスク信号生成部215は、生成したマスク信号を高電圧制御信号生成部216および反転回路1401へ出力する。
反転回路1401は、マスク信号生成部215から出力されたマスク信号を反転させる。マスク信号は、HPA104へ供給される電圧が低電圧か高電圧かを判別する信号でもあるため、マスク信号を反転することによってアクティブショート制御信号を容易に生成することができる。反転回路1401は、反転させたマスク信号をアクティブショート制御信号としてFET1003へ出力する。
図15−1は、高電圧制御信号における歪み低減を示す図(その1)である。図15−2は、高電圧制御信号における歪み低減を示す図(その2)である。図15−1および図15−2において、送信信号1501は送信信号11である。エンベロープ信号1502は、送信信号1501のエンベロープ信号である。高電圧制御信号1503は、ディジタル処理部101によって生成される高電圧制御信号である。
図15−1は、バイパスコンデンサ1001、バイアス抵抗1002およびFET1003を含むアクティブショート回路を増幅装置100に設けないと仮定した場合の高電圧制御信号1503を参考として示している。この場合は、図15−1に示すように、HPA104へ低電圧が供給される期間T1や期間T2において、乗算器103からHPA104への入力レベルに起因して高電圧制御信号1503の歪みが発生する。
図15−2は、バイパスコンデンサ1001、バイアス抵抗1002およびFET1003を含むアクティブショート回路を増幅装置100に設けた場合の高電圧制御信号1503を示している。図15−2に示すように、この場合は、HPA104へ低電圧が供給される期間T1や期間T2において高電圧制御信号1503の歪みが抑えられている。このように、バイパスコンデンサ1001を設けることで、乗算器103からHPA104への入力レベルに起因する高電圧制御信号1503の歪みを抑えることができる。
図16−1は、高電圧制御信号における歪みの測定例1を示す図である。図16−2は、高電圧制御信号における歪みの測定例2を示す図である。図16−1および図16−2において、横軸は時間[us]を示している。右側の縦軸は、高電圧制御信号の電圧を示している。電圧波形1601は、高電圧制御信号の電圧波形を示している。左側の縦軸は、エンベロープアンプからHPA104への出力電圧を示している。電圧波形1602は、エンベロープアンプからHPA104への出力電圧の波形を示している。
図16−1の電圧波形1602は、上述したアクティブショート回路を増幅装置100に設けないと仮定した場合におけるエンベロープアンプからHPA104への出力電圧の測定例を参考として示している。この場合は、図16−1に示すように、HPA104へ低電圧を供給する期間において電圧波形1602が一定にならずに不安定になっている。
図16−2の電圧波形1602は、上述したアクティブショート回路を増幅装置100に設けた場合におけるエンベロープアンプからHPA104への出力電圧の測定例を示している。また、図16−2のアクティブショート制御信号1603は、ディジタル処理部101によって出力されたアクティブショート制御信号である。
図16−2に示すように、アクティブショート回路を増幅装置100に設けた場合は、アクティブショート制御信号1603がオンの期間において、エンベロープアンプからHPA104へ出力される電流の変動が抑えられる。このため、HPA104へ低電圧を供給する期間において、電圧波形1602を安定させることができる。
このように、実施の形態2にかかる増幅装置100においては、HPA104へ供給される電圧の電流変動を抑えるバイパスコンデンサ1001を設ける。これにより、乗算器103からHPA104へ出力されるRF信号のレベルが変動しても、エンベロープアンプからHPA104へ供給される電圧を安定させることができる。このため、HPA104においてRF信号を精度よく増幅することができる。
また、増幅装置100においては、HPA104へ低電圧が供給される期間はバイパスコンデンサ1001を有効にし、HPA104へ高電圧が供給される期間はバイパスコンデンサ1001を無効にするFET1003(スイッチ回路)を設ける。これにより、エンベロープアンプからHPA104へ供給する低電圧を安定させるとともに、HPA104へ高電圧を供給する期間にはバイパスコンデンサ1001が負荷となることを回避することができる。これにより、HPA104へ高電圧を供給する期間のエンベロープトラッキングを安定して行うことができる。
また、マスク信号生成部215によって生成されるマスク信号を反転させることで、バイパスコンデンサ1001の有効/無効を切り換えるアクティブショート制御信号を容易に生成することができる。これにより、バイパスコンデンサ1001の有効/無効を精度よく安定して切り換えることができる。
(実施の形態3)
図17は、実施の形態3にかかる増幅装置の構成を示す図である。図17において、図1と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図17に示すように、実施の形態3にかかる増幅装置100は、図1に示した構成に加えてゼロポイント算出部1701を備えている。送信信号11は、ディジタル処理部101およびゼロポイント算出部1701へ入力される。ゼロポイント算出部1701は、入力された送信信号11の電流ゼロポイントを算出し、算出した電流ゼロポイントを示す電流ゼロポイント設定信号をディジタル処理部101へ出力する。
図18は、図17に示したディジタル処理部の構成例を示すブロック図である。図18において、図2に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図18に示すように、ゼロポイント検出部211は、ゼロポイント算出部1701から出力された電流ゼロポイント設定信号を取得する。そして、ゼロポイント検出部211は、入力された送信信号11のエンベロープ信号における、取得した電流ゼロポイント設定信号が示す電流ゼロポイントを検出する。
図19は、ゼロポイント算出部の構成例を示すブロック図である。図19に示すように、ゼロポイント算出部1701は、平均電圧算出部1901と、アキュムレータ1902と、を備えている。平均電圧算出部1901は、ゼロポイント算出部1701へ入力された送信信号11(Vin)の平均電圧を算出する。具体的には、平均電圧算出部1901は、送信信号11の積分区間をサンプリング時間で積分する。平均電圧算出部1901は、算出した平均電圧をアキュムレータ1902へ出力する(Sp)。
アキュムレータ1902は、平均電圧算出部1901から出力された平均電圧の高周波成分を除去するLPF(Low Pass Filter:ローパスフィルタ)として動作する。アキュムレータ1902は、高周波成分を除去した信号を送信信号11の電流ゼロポイントとして算出する。アキュムレータ1902によって算出された信号は、電流ゼロポイント設定信号(Kzero)としてディジタル処理部101へ出力される。
図20−1は、平均電圧算出部による平均電圧の算出を示す図(その1)である。図20−2は、平均電圧算出部による平均電圧の算出を示す図(その2)である。図20−1の電圧波形2010は送信信号11の電圧波形を示している。区間Tsは積分区間を示している。図20−2は、図20−1の電圧波形2010の部分2011を拡大して示している。図20−2の時間ΔTはサンプリング時間を示している。
平均電圧算出部1901による平均時間の算出は、電圧波形2010の面積の算出に相当する。具体的には、平均電圧算出部1901は、積分区間Tsに対してSp=ΣVin×ΔTを算出し、算出したSpをアキュムレータ1902へ出力する。
図21は、アキュムレータによる電流ゼロポイントの算出を示す図である。図21のSp(0)〜Sp(n)は、平均電圧算出部1901から順次出力される平均電圧(Sp)を示している。区間Tsは積分区間を示している。アキュムレータ1902は、積分区間TsごとにΔKzero=ΣSp(n)/nを算出し、算出したΔKzeroに基づいてKzero=Kzero−1+ΔKzeroを算出する。アキュムレータ1902は、算出したKzeroを電流ゼロポイント設定信号として出力する。
このように、実施の形態3にかかる増幅装置100は、送信信号11の電流ゼロポイントを算出し、算出した電流ゼロポイントのタイミングで低電圧と高電圧を切り換える。これにより、送信信号11の波形の変化によって電流ゼロポイントが変化しても、変化後の電流ゼロポイントを自動的に算出して修正することができる。これにより、送信信号11の波形の変化によって電流ゼロポイントが変化しても、HPA104へ供給される電圧の歪みを安定して抑え、HPA104においてRF信号を精度よく増幅することができる。
(実施の形態4)
図22は、実施の形態4にかかる増幅装置の構成を示す図である。図22において、図10と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図22に示すように、実施の形態4にかかる増幅装置100は、図10に示した構成に加えて、DAC2205と、プリアンプ2206と、コンデンサ2207と、ゲートバイアス2208と、バイアス抵抗2209と、第三電源2210と、スイッチ2211と、を備えている。
DAC2205、プリアンプ2206、コンデンサ2207、ゲートバイアス2208、バイアス抵抗2209、第三電源2210およびスイッチ2211は、それぞれDAC105、プリアンプ106、コンデンサ107、ゲートバイアス108、バイアス抵抗109、第二電源111およびスイッチ113と同様の構成である。
ただし、第三電源2210は電圧Vds3を生成する。第三電源2210のマイナス側は第二電源111のプラス側に接続され、第三電源2210のプラス側はスイッチ2211のドレインに接続されている。スイッチ2211のドレインは第三電源2210のプラス側に接続されている。スイッチ2211のソースはHPA104に接続されている。また、スイッチ2211の前段には抵抗2212が接続されている。また、スイッチ113の前段には抵抗2220が接続されている。
これにより、ディジタル処理部101が高電圧制御信号をDAC2205へ出力する場合は、高電圧制御信号がオンの期間においては高電圧(Vds1+Vds2+Vds3)がHPA104へ供給される。また、この場合は、高電圧制御信号がオフの期間においては低電圧(Vds1)がHPA104へ供給される。
また、ディジタル処理部101が高電圧制御信号をDAC105へ出力する場合は、高電圧制御信号がオンの期間においては高電圧(Vds1+Vds2)がHPA104へ供給される。また、この場合は、高電圧制御信号がオフの期間においては低電圧(Vds1)がHPA104へ供給される。
このように、ディジタル処理部101によるDAC105とDAC2205のいずれに高電圧制御信号を出力するかによって、HPA104へ供給される高電圧を切り換えることができる。ディジタル処理部101は、送信信号11のレベルを判定し、判定結果に基づいて高電圧制御信号の出力先を選択する。ここで、第一電源110のプラス側の電位をV1とし、第二電源111のプラス側の電位をV2とし、第三電源2210のプラス側の電位をV3とする(V1<V2<V3)。
図23は、図22に示したディジタル処理部の構成例を示すブロック図である。図23において、図14に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図23に示すように、実施の形態4にかかるディジタル処理部101は、図14に示した構成に加えて、基準レベル検出部2311と、レベル判定部2312と、電源切換信号生成部2313と、を備えている。
ディジタル処理部101へ入力された送信信号11は、ゼロポイント検出部211、基準レベル検出部212、高電圧制御信号生成部216、歪補償部221および基準レベル検出部2311へ入力される。基準レベル検出部212は、検出結果を示す基準レベル検出信号を、上位マスク信号生成部213、下位マスク信号生成部214およびレベル判定部2312へ出力する。
基準レベル検出部2311は、入力された送信信号11のエンベロープ信号における基準レベルを検出する。基準レベル検出部2311が検出する基準レベルは、基準レベル検出部212が検出する基準レベルとは異なる。ここでは、基準レベル検出部212が検出する基準レベルをV1とし、電源切換信号生成部2313が検出する基準レベルをV2(>V1)とする。基準レベル検出部2311は、検出結果を示す基準レベル検出信号をレベル判定部2312へ出力する。
レベル判定部2312は、基準レベル検出部212および電源切換信号生成部2313から出力された各基準レベル検出信号に基づいて送信信号11のレベルを判断し、判断結果を電源切換信号生成部2313へ通知する。具体的には、レベル判定部2312は、基準レベル検出部212によってV1が検出され、レベル判定部2312によってV2が検出されていない場合は、V1を電源切換信号生成部2313へ通知する。また、レベル判定部2312は、レベル判定部2312によってV2が検出された場合はV2を電源切換信号生成部2313へ通知する。
電源切換信号生成部2313は、レベル判定部2312から通知されたレベルに基づいて高電圧切換信号を生成する。たとえば、電源切換信号生成部2313は、レベル判定部2312からV1が通知されると、V2の高電圧への切換を示す高電圧切換信号を生成する。また、電源切換信号生成部2313は、レベル判定部2312からV2が通知されるとV3の高電圧への切換を示す高電圧切換信号を生成する。電源切換信号生成部2313は、生成した高電圧切換信号を高電圧制御信号生成部216へ出力する。
高電圧制御信号生成部216は、生成した高電圧制御信号の出力先を、電源切換信号生成部2313からの高電圧切換信号に応じて切り換える。具体的には、高電圧制御信号生成部216は、V2の高電圧への切換を示す高電圧切換信号が出力されると高電圧制御信号をDAC105へ出力する。また、高電圧制御信号生成部216は、V3の高電圧への切換を示す高電圧切換信号が出力されると高電圧制御信号をDAC2205へ出力する。
高電圧制御信号生成部216からDAC105へ高電圧制御信号が出力されると、第一電源110および第二電源111からの高電圧(Vds1+Vds2)がHPA104へ供給される。また、高電圧制御信号生成部216からDAC2205へ高電圧制御信号が出力されると、第一電源110、第二電源111および第三電源2210からの高電圧(Vds1+Vds2+Vds3)がHPA104へ供給される。これにより、送信信号11のレベルに基づいて、HPA104へ供給する高電圧を切り換えることができる。
具体的には、送信信号11のレベルがV2を上回っていないと判定された場合は、高電圧制御信号がDAC105へ出力され、V2の高電圧(Vds1+Vds2)がHPA104へ供給される。また、送信信号11のレベルがV2を上回ったと判定された場合は、高電圧制御信号がDAC2205へ出力され、V3の高電圧(Vds1+Vds2+Vds3)がHPA104へ供給される。
図24は、複数の高電圧の切換を示す図である。図24において、横軸は時間を示し、縦軸は電圧を示している。エンベロープ信号2401は、送信信号11のエンベロープ信号を示している。生成電圧2402は、第一電源110、第二電源111および第三電源2210を含む電源部によって生成される電圧を示している。ドレイン電圧2403は、HPA104へ供給されるドレイン電圧を示している。
期間T1におけるエンベロープ信号2401は、レベルがV2を上回っているため、ディジタル処理部101からDAC2205へ高電圧制御信号が出力される。このため、生成電圧2402がV3となり、ドレイン電圧2403もその分高くなる。これにより、HPA104においてエンベロープ信号2401を精度よく増幅することができる。
これに対して、期間T2におけるエンベロープ信号2401は、レベルがV3を上回らないため、ディジタル処理部101からDAC105へ高電圧制御信号が出力される。このため、生成電圧2402がV2となり、ドレイン電圧2403もその分低くなる。この場合は、エンベロープ信号2401のレベルが低いため、ドレイン電圧2403が低くてもHPA104においてエンベロープ信号2401を十分に増幅することができる。これにより、期間T2においてドレイン電圧2403が無駄に高くなることを回避できる。
このように、実施の形態4にかかる増幅装置100は、第一電源110、第二電源111および第三電源2210によって振幅が異なる複数の高電圧を生成する。また、送信信号11のレベルを判定する。そして、判定結果に基づいて複数の高電圧のいずれかを選択し、選択した高電圧と低電圧を切り換えてHPA104へ供給する。これにより、送信信号11のレベルが低い部分においてHPA104へ供給されるドレイン電圧が無駄に高くなることを回避し、消費電力を抑えることができる。
以上説明したように、増幅装置によれば、信号を精度よく増幅することができる。上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)供給される電圧を用いて信号を増幅する増幅器と、
第一電圧および前記第一電圧より振幅が大きい第二電圧を生成する電源部と、
前記電源部によって生成される第一電圧および第二電圧を、前記信号のエンベロープ信号が電流ゼロになるタイミングで切り換えて前記増幅器へ供給する切換制御部と、
を備えることを特徴とする増幅装置。
(付記2)前記第二電圧は、前記エンベロープ信号に相似した電圧波形であることを特徴とする付記1に記載の増幅装置。
(付記3)前記切換制御部は、
前記エンベロープ信号において前記電流ゼロとなる電流ゼロポイントの立ち上がりおよび立ち下がりを検出するゼロポイント検出部と、
前記ゼロポイント検出部によって前記立ち下がりが検出されてから前記立ち上がりが検出されるまでの第一期間に前記第一電圧を供給し、前記立ち上がりが検出されてから前記立ち下がりが検出されるまでの第二期間に前記第二電圧を供給する切換部と、
を備えることを特徴とする付記1または2に記載の増幅装置。
(付記4)前記切換制御部は、
前記エンベロープ信号における前記電流ゼロより高電位の基準レベルを検出する基準レベル検出部を備え、
前記切換部は、前記基準レベル検出部によって前記基準レベルが検出された前記第二期間には前記第二電圧を供給し、前記基準レベルが検出されなかった前記第二期間には前記第一電圧を供給することを特徴とする付記3に記載の増幅装置。
(付記5)前記基準レベルの検出において生じる前記信号に対する前記第一電圧および前記第二電圧の遅延を補償する遅延補償部を備えることを特徴とする付記4に記載の増幅装置。
(付記6)前記切換制御部は、
前記基準レベルが検出された前記第二期間を示すマスク信号を生成する生成部を備え、
前記切換部は、前記生成部によって生成されたマスク信号が示す期間に前記第二電圧を供給し、前記期間と異なる期間には前記第一電圧を供給することを特徴とする付記4または5に記載の増幅装置。
(付記7)前記生成部は、
前記立ち上がりが検出されてから、前記立ち下がりが検出されずに前記基準レベルが検出されるまでの期間を示す第一マスク信号を生成する第一生成部と、
前記基準レベルが検出されてから前記立ち下がりが検出されるまでの期間を示す第二マスク信号を生成する第二生成部と、
前記第一生成部および前記第二生成部によって生成された第一マスク信号および第二マスク信号の論理和を示す信号を前記マスク信号として生成する第三生成部と、
を備えることを特徴とする付記6に記載の増幅装置。
(付記8)前記増幅器と前記電源部との間に接続されたバイパスコンデンサと、
前記増幅器へ前記第一電圧が供給される期間に前記バイパスコンデンサを有効にし、前記第二電圧が供給される期間に前記バイパスコンデンサを無効にするスイッチ回路と、
を備えることを特徴とする付記1〜7のいずれか一つに記載の増幅装置。
(付記9)前記増幅器と前記電源部との間に接続されたバイパスコンデンサと、
前記生成部によって生成されたマスク信号を反転させる反転回路と、
前記反転回路によって反転された信号が示す期間に前記バイパスコンデンサを有効にし、前記マスク信号が示す期間と異なる期間に前記バイパスコンデンサを無効にするスイッチ回路と、
を備えることを特徴とする付記6に記載の増幅装置。
(付記10)前記エンベロープ信号において前記電流ゼロとなる電流ゼロポイントを算出する算出部を備え、
前記切換制御部は、前記信号のエンベロープ信号が、前記算出部によって算出された電流ゼロポイントになるタイミングで前記第一電圧および前記第二電圧を切り換えることを特徴とする付記1〜9のいずれか一つに記載の増幅装置。
(付記11)前記信号のレベルを判定する判定部を備え、
前記電源部は、振幅が異なる複数の前記第二電圧を生成し、
前記切換制御部は、前記判定部による判定結果に基づいて前記複数の第二電圧のいずれかを選択し、選択した第二電圧および前記第一電圧を切り換えて供給することを特徴とする付記1〜10のいずれか一つに記載の増幅装置。
11,701,1501 送信信号
102 発振器
103 乗算器
104 HPA
106,2206 プリアンプ
107,2207 コンデンサ
109,1002,2209 バイアス抵抗
110 第一電源
111 第二電源
112 コイル
113,2211 スイッチ
510,601,702,801,901,1502,2401 エンベロープ信号
511,704,803 電流ゼロポイント
512,705,804 基準レベル
520 電流ゼロポイント検出信号
530 基準レベル検出信号
550 上位マスク信号
560 下位マスク信号
570 マスク信号
580,602,603 高電位制御信号
703,802,1503 高電圧制御信号
902,2403 ドレイン電圧
1001 バイパスコンデンサ
1003 FET
1301,1603 アクティブショート制御信号
1401 反転回路
1601,1602,2010 電圧波形
2210 第三電源
2212,2220 抵抗
2402 生成電圧
Vds1〜Vds3 電圧
T1,T2 期間

Claims (5)

  1. 供給される電圧を用いて信号を増幅する増幅器と、
    第一電圧および前記第一電圧より振幅が大きい第二電圧を生成する電源部と、
    前記電源部によって生成される第一電圧および第二電圧を、前記信号のエンベロープ信号が電流ゼロになるタイミングで切り換えて前記増幅器へ供給する切換制御部と、
    を備えることを特徴とする増幅装置。
  2. 前記第二電圧は、前記エンベロープ信号に相似した電圧波形であることを特徴とする請求項1に記載の増幅装置。
  3. 前記切換制御部は、
    前記エンベロープ信号において前記電流ゼロとなる電流ゼロポイントの立ち上がりおよび立ち下がりを検出するゼロポイント検出部と、
    前記ゼロポイント検出部によって前記立ち下がりが検出されてから前記立ち上がりが検出されるまでの第一期間に前記第一電圧を供給し、前記立ち上がりが検出されてから前記立ち下がりが検出されるまでの第二期間に前記第二電圧を供給する切換部と、
    を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の増幅装置。
  4. 前記増幅器と前記電源部との間に接続されたバイパスコンデンサと、
    前記増幅器へ前記第一電圧が供給される期間に前記バイパスコンデンサを有効にし、前記第二電圧が供給される期間に前記バイパスコンデンサを無効にするスイッチ回路と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の増幅装置。
  5. 前記エンベロープ信号において前記電流ゼロとなる電流ゼロポイントを算出する算出部を備え、
    前記切換制御部は、前記信号のエンベロープ信号が、前記算出部によって算出された電流ゼロポイントになるタイミングで前記第一電圧および前記第二電圧を切り換えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の増幅装置。
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