JP2011107373A - 照明装置およびプロジェクター - Google Patents

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Abstract

【課題】照明光の照度ムラを低減することができる照明装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る照明装置100は、第1入射領域Saが、第1分割フライアイレンズ60aにおける4つの要素レンズ62の共通する第1頂点63aを含み、かつ第1光束2aの中心が第1頂点63aから所定の方向A距離Dだけ離れた領域であり、第2入射領域Sbが、第2光束2bの中心が、第2分割フライアイレンズ60bにおける4つの要素レンズ62の共通する第2頂点63bから所定の方向Aに距離Dだけ離れた位置から、X軸に沿って0.5×Lx、Y軸に沿って0.5×Lyずれた領域である。
【選択図】図2

Description

本発明は、照明装置およびプロジェクターに関する。
近年、半導体レーザー、スーパールミネッセントダイオード(SLD:Super Luminescent Diode)、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)等の固体光源を有する照明装置を用いたプロジェクターが、開発または商品化されている。固体光源は、小型かつ軽量であり、近年の開発により発光輝度が著しく向上していることから、照明装置の光源として適している。例えば、特許文献1には、照明装置の光源として、複数の半導体レーザーを2次元アレイ状に配列した構成が記載されている。これにより、照明装置の高出力化を実現している。
しかしながら、複数の半導体レーザーを配列した照明装置では、被照明領域を均一に照明しようとしても、光源が点光源の集合に過ぎないため、被照明領域において照度ムラが生じてしまう問題がある。例えば、特許文献2には、複数のレーザー光源を有する照明装置において、フライアイレンズに対する各レーザー光の入射領域をシフトさせることで被照明領域上において重畳される光の強度パターンを増加させて、被照明領域上における照明光の照度ムラを低減する技術が記載されている。
WO99/49358号公報 特開2009−42637号公報
本発明のいくつかの態様に係る目的の1つは、照明光の照度ムラを低減することができる照明装置を提供することにある。また、本発明のいくつかの態様に係る目的の1つは、上記照明装置を有するプロジェクターを提供することにある。
本発明に係る照明装置は、
第1光束および第2光束を供給する光源と、
前記第1光束を複数の部分光束に分割する第1分割フライアイレンズと、
前記第2光束を複数の部分光束に分割する第2分割フライアイレンズと、
前記第1分割フライアイレンズによって分割された前記複数の部分光束を個別に集光する第1集光フライアイレンズと、
前記第2分割フライアイレンズによって分割された前記複数の部分光束を個別に集光する第2集光フライアイレンズと、
前記第1集光フライアイレンズによって集光された前記複数の部分光束と、前記第2集光フライアイレンズによって集光された前記複数の部分光束と、を被照明領域上で重畳させる光束重畳コンデンサーレンズと、
を含み、
前記第1分割フライアイレンズおよび前記第2分割フライアイレンズは、長辺と、短辺とを有する長方形状の要素レンズで構成され、
前記第1分割フライアイレンズの前記要素レンズは、前記長辺に平行なX軸および前記短辺に平行なY軸に沿って複数行複数列に配列され、
前記第2分割フライアイレンズの前記要素レンズは、前記X軸および前記Y軸に沿って複数行複数列に配列され、
前記第1分割フライアイレンズに対する前記第1光束の第1入射領域の形状、および前記第2分割フライアイレンズに対する前記第2光束の第2入射領域の形状は、前記X軸に平行な長軸と、前記Y軸に平行な短軸と、を有する楕円形状であり、
前記要素レンズの長辺の長さをLxとし、
前記要素レンズの短辺の長さをLyとし、
前記長軸の長さBxが、1.2×Lx≦Bx≦2×Lxの関係を満たし、前記短軸の長さByが、1.2×Ly≦By≦2×Lyの関係を満たし、前記長軸の長さBxと前記短軸の長さByとが、Bx:By=Lx:Lyの関係を満たし、
前記第1入射領域は、前記第1分割フライアイレンズにおける4つの前記要素レンズの共通する第1頂点を含み、かつ前記第1光束の中心が前記第1頂点から所定の方向に距離Dだけ離れた領域であり、
前記第2入射領域は、前記第2光束の中心が、前記第2分割フライアイレンズにおける4つの前記要素レンズの共通する第2頂点から前記所定の方向に前記距離Dだけ離れた位置から、前記X軸に沿って0.5×Lx、前記Y軸に沿って0.5×Lyずれた領域である。
このような照明装置によれば、照明光の照度ムラを低減することができる。
本発明に係る照明装置において、
前記光源は、複数の出射面が配列された第1出射面形成領域および第2出射面形成領域を有し、
前記第1出射面形成領域の前記複数の出射面から出射された光を、前記第1分割フライアイレンズ上に重畳して前記第1光束を形成する第1光束形成コンデンサーレンズと、
前記第2出射面形成領域の前記複数の出射面から出射された光を、前記第2分割フライアイレンズ上に重畳して前記第2光束を形成する第2光束形成コンデンサーレンズと、
をさらに含むことができる。
このような照明装置によれば、光強度分布が均一化され、かつ高い光強度の前記第1光束および前記第2光束を形成することができる。
本発明に係る照明装置において、
前記第1光束形成コンデンサーレンズと前記第1分割フライアイレンズの間の距離は、前記第1光束形成コンデンサーレンズの焦点距離よりも大きく、前記第1入射領域の長軸の長さが、前記第1光束形成コンデンサーレンズの有効径よりも小さくなる距離であり、
前記第2光束形成コンデンサーレンズと前記第2分割フライアイレンズの間の距離は、前記第2光束形成コンデンサーレンズの焦点距離よりも大きく、前記第2入射領域の長軸の長さが、前記第2光束形成コンデンサーレンズの有効径よりも小さくなる距離であることができる。
このような照明装置によれば、光の利用効率の向上させることができる。
本発明に係る照明装置において、
前記第1出射面形成領域の前記複数の出射面に対応して複数配置され、前記複数の出射面から出射される光を個別に平行光に変換する第1コリメートレンズと、
前記第1コリメートレンズに対応して複数配置され、前記第1コリメートレンズによって変換された前記平行光を前記第1光束形成コンデンサーレンズ上に個別に集光する第1集光レンズと、
前記第2出射面形成領域の前記複数の出射面に対応して複数配置され、前記複数の出射面から出射される光を個別に平行光に変換する第2コリメートレンズと、
前記第2コリメートレンズに対応して複数配置され、前記第2コリメートレンズによって変換された前記平行光を前記第2光束形成コンデンサーレンズ上に個別に集光する第2集光レンズと、
さらにを含み、
前記第1コリメートレンズおよび前記第1集光レンズは、前記光源と前記第1光束形成コンデンサーレンズの間の光路上に配置され、
前記第2コリメートレンズおよび前記第2集光レンズは、前記光源と前記第2光束形成コンデンサーレンズの間の光路上に配置されることができる。
このような照明装置によれば、前記第1光束形成コンデンサーレンズおよび前記第2光束形成コンデンサーレンズによって、前記第1分割フライアイレンズおよび前記第2分割フライアイレンズに入射する光の入射角の制御を容易に行うことができる。これにより、設計の自由度を向上させることができる。
本発明に係る照明装置によれば、
前記第1光束形成コンデンサーレンズと前記第1分割フライアイレンズの間の光路上に配置され、前記第1光束形成レンズから射出された光を前記第1分割フライアイレンズ上に集光する第1フィールドレンズと、
前記第2光束形成コンデンサーレンズレンズと前記第2分割フライアイレンズの間の光路上に配置され、前記第2光束形成レンズから射出された光を前記第2分割フライアイレンズ上に集光する第2フィールドレンズと、
をさらに含むことができる。
このような照明装置によれば、光の利用効率を向上させることができる。
本発明に係る照明装置は、
第1光束、第2光束、第3光束、および第4光束を供給する光源と、
前記第1光束を複数の部分光束に分割する第1分割フライアイレンズと、
前記第2光束を複数の部分光束に分割する第2分割フライアイレンズと、
前記第3光束を複数の部分光束に分割する第3分割フライアイレンズと、
前記第4光束を複数の部分光束に分割する第4分割フライアイレンズと、
前記第1分割フライアイレンズによって分割された前記複数の部分光束を個別に集光する第1集光フライアイレンズと、
前記第2分割フライアイレンズによって分割された前記複数の部分光束を個別に集光する第2集光フライアイレンズと、
前記第3分割フライアイレンズによって分割された前記複数の部分光束を個別に集光する第3集光フライアイレンズと、
前記第4分割フライアイレンズによって分割された前記複数の部分光束を個別に集光する第4集光フライアイレンズと、
前記第1集光フライアイレンズによって集光された前記複数の部分光束と、前記第2集光フライアイレンズによって集光された前記複数の部分光束と、前記第3集光フライアイレンズによって集光された前記複数の部分光束と、前記第4フライアイレンズによって集光された前記複数の部分光束と、を被照明領域上で重畳させる光束重畳コンデンサーレンズと、
を含み、
前記第1、第2、第3、および第4分割フライアイレンズは、長辺と、短辺とを有する長方形状の要素レンズで構成され、
前記第1分割フライアイレンズの前記要素レンズは、前記長辺に平行なX軸および前記短辺に平行なY軸に沿って複数行複数列に配列され、
前記第2分割フライアイレンズの前記要素レンズは、前記X軸および前記Y軸に沿って複数行複数列に配列され、
前記第3分割フライアイレンズの前記要素レンズは、前記X軸および前記Y軸に沿って複数行複数列に配列され、
前記第4分割フライアイレンズの前記要素レンズは、前記X軸および前記Y軸に沿って複数行複数列に配列され、
前記第1分割フライアイレンズに対する前記第1光束の第1入射領域の形状、前記第2分割フライアイレンズに対する前記第2光束の第2入射領域の形状、前記第3分割フライアイレンズに対する前記第3光束の第3入射領域の形状、前記第4分割フライアイレンズに対する前記第4光束の第4入射領域の形状は、前記X軸に平行な長軸と、前記Y軸に平行な短軸と、を有する楕円形状であり、
前記要素レンズの長辺の長さをLxとし、
前記要素レンズの短辺の長さをLyとし、
前記長軸の長さBxが、1.2×Lx≦Bx≦2×Lxの関係を満たし、前記短軸の長さByが、1.2×Ly≦By≦2×Lyの関係を満たし、前記長軸の長さBxと前記短軸の長さByとが、Bx:By=Lx:Lyの関係を満たし、
前記第1入射領域は、前記第1分割フライアイレンズにおける4つの前記要素レンズの共通する頂点である第1頂点を含み、かつ前記第1光束の中心が前記第1頂点から所定の方向に距離Dだけ離れた領域であり、
前記第2入射領域は、前記第2光束の中心が、前記第2分割フライアイレンズにおける4つの前記要素レンズの共通する頂点である第2頂点から前記所定の方向に前記距離Dだけ離れた位置から、前記X軸に沿って0.5×Lx、前記Y軸に沿って0.5×Lyずれた領域であり、
前記第3入射領域は、前記第3光束の中心が、前記第3分割フライアイレンズにおける4つの前記要素レンズの共通する頂点である第3頂点から前記所定の方向に前記距離Dだけ離れた位置から、前記X軸に沿って0.5×Lxずれた領域であり、
前記第4入射領域は、前記第4光束の中心が、前記第4分割フライアイレンズにおける4つの前記要素レンズの共通する頂点である第4頂点から前記所定の方向に前記距離Dだけ離れた位置から、前記Y軸に沿って0.5×Lyずれた領域である。
このような照明装置によれば、照明光の照度ムラを低減することができる。
本発明に係る照明装置によれば、
前記光源は、半導体レーザー、スーパールミネッセントダイオード、発光ダイオードのいずれかであることができる。
このような照明装置によれば、前記光源の高輝度化を図ることができる。
本発明に係るプロジェクターは、
本発明に係る照明装置と、
前記照明装置から出射された光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、
前記光変調装置によって形成された画像を投射する投射装置と、
を含む。
このようなプロジェクターによれば、照度ムラを低減することができる照明装置を用いているため、照度ムラの少ない画像を投射することができる。
第1の実施形態に係る照明装置を模式的に示す図。 第1の実施形態に係る照明装置を模式的に示す図。 第1の実施形態に係る照明装置の一部を模式的に示す図。 第1及び第2分割フライアイレンズの一部をZ軸方向から見た図。 第1の実施形態の第1実験例に用いたモデルを模式的に示す図。 第1の実施形態の第1実験例に用いたモデルの光源を模式的に示す平面図。 第1の実施形態の第1実験例に用いたモデルのレンズ条件を示す表。 第1の実施形態の第1実験例の結果を示す分布図。 第1の実施形態の第1実験例の結果を示す分布図。 第1の実施形態の第1実験例の結果を示す分布図。 第1及び第2分割フライアイレンズの一部をZ軸方向から見た図。 第2実験例に用いたモデルの分割フライアイレンズの一部をZ軸方向から見た図。 第1の実施形態の第2実験例の結果を示すグラフ。 第2の実施形態に係る照明装置を模式的に示す図。 第1及び第2分割フライアイレンズの一部をZ軸方向から見た図。 第2の実施形態の第1実験例に用いたモデルを模式的に示す図。 第2の実施形態の第1実験例の結果を示す分布図。 第2の実施形態の第1実験例の結果を示す分布図。 第2の実施形態の第1実験例の結果を示す分布図。 第2の実施形態の第1実験例の結果を示す分布図。 第2の実施形態の第1実験例の結果を示す分布図。 第2の実施形態の第2実験例の結果を示すグラフ。 第3の実施形態に係るプロジェクターを模式的に示す図。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しながら説明する。
1. 第1の実施形態
1.1. 第1の実施形態に係る照明装置
まず、第1の実施形態に係る照明装置100について説明する。図1および図2は、照明装置100を模式的に示す図である。図3は、図2の一部拡大図である。なお、図1〜図3では、便宜上、レンズ間の距離およびレンズ形状が異なって図示されている。本実施形態では、照明装置100をプロジェクターの光源用の照明装置に適用した場合について説明する。
照明装置100は、図1から図3に示すように、光源10と、第1分割フライアイレンズ60aと、第2分割フライアイレンズ60bと、第1集光フライアイレンズ70aと、第2集光フライアイレンズ70bと、光束重畳コンデンサーレンズ80と、を含む。照明装置100は、さらに、第1コリメートレンズ20aと、第2コリメートレンズ20bと、第1集光レンズ30aと、第2集光レンズ30bと、第1光束形成コンデンサーレンズ40aと、第2光束形成コンデンサーレンズ40bと、第1フィールドレンズ50aと、第2フィールドレンズ50bと、フィールドレンズ90と、を含むことができる。
照明装置100では、光源10の第1出射面形成領域12aに配列された複数の出射面14から出射される第1出射光1aが、第1コリメートレンズ20a、第1集光レンズ30a、第1光束形成コンデンサーレンズ40a、第1フィールドレンズ50a、第1分割フライアイレンズ60a、および第1集光フライアイレンズ70aによって構成された第1光路を進行し、光源10の第2出射面形成領域12bに配列された複数の出射面14から出射される第2出射光1bが、第2コリメートレンズ20b、第2集光レンズ30b、第2光束形成コンデンサーレンズ40b、第2フィールドレンズ50b、第2分割フライアイレンズ60b、および第2集光フライアイレンズ70bによって構成された第2光路を進行し、第1光路からの光と第2光路からの光とを光束重畳コンデンサーレンズ80によって、フィールドレンズ90を介して、ライトバルブ110の入射面112上で重畳させて照明光を形成することができる。以下、照明装置100を構成する部材ごとに説明する。
光源10は、第1分割フライアイレンズ60aに入射する第1光束2a、および第2分割フライアイレンズ60bに入射する第2光束2bを供給することができる。光源10としては、例えば、半導体レーザー、スーパールミネッセントダイオード(SLD:Super Luminescent Diode)、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)等の固体光源を用いることができる。これにより、光源10の高輝度化を図ることができる。光源10は、例えば、図3に示すように、複数の出射面14が配列された第1出射面形成領域12aおよび第2出射面形成領域12bを有している。出射面形成領域12a、12bには、例えば、出射面14が複数行複数列に配列されていることができる。なお、出射面形成領域12a,12bに配列される出射面14の数は、限定されない。出射面14は、図示はしないが、例えば、光源10が端面発光型の発光素子を用いている場合、クラッド層で挟まれた活性層の側面であることができる。光源10では、例えば、支持基板上の出射面形成領域12a,12bの各々に複数の発光素子(例えばSLD)を配列することで、出射面形成領域12a,12bに複数の出射面14を配列することができる。第1出射光1aは、例えば、第1光束形成コンデンサーレンズ40aによって、第1分割フライアイレンズ60aの入射面上に第1光束2aとして重畳される。第2出射光1bは、例えば、第2光束形成コンデンサーレンズ40bによって、第2分割フライアイレンズ60bの入射面上に第2光束2bとして重畳される。すなわち、第1出射面形成領域12aは、第1光束2aを構成する光を出射する出射面14が配置された領域であることができる。第2出射面形成領域12bは、第2光束2bを構成する光を出射する出射面14が配置された領域であることができる。複数の出射面14から出射される光は、例えば、所定の放射角を有する発散光である。
なお、図示はしないが、例えば、出射光1a,1bを直接、分割フライアイレンズ60a,60bに入射させてもよい。例えば、第1出射光1aを第1光束2aとして直接、第1分割フライアイレンズ60aに入射させ、第2出射光1bを第2光束2bとして直接、第2分割フライアイレンズ60bに入射させてもよい。これにより、光源10と分割フライアイレンズ60a、60bの間の光学系20a,20b,30a,30b,40a,40b,50a,50bが不要となるため、光学系の簡易化を図ることができる。
第1コリメートレンズ20aおよび第1集光レンズ30aは、光源10と第1光束形成コンデンサーレンズ40aの間の光路上に配置されている。第2コリメートレンズ20bおよび第2集光レンズ30bは、光源10と第2光束形成コンデンサーレンズ40bとの間の光路上に配置されている。
コリメートレンズ20a,20bは、出射光1a,1bを平行光に変換するための光学素子である。第1コリメートレンズ20aは、第1出射面形成領域12aの複数の出射面14に1対1に対応して複数配列されている。第2コリメートレンズ20bは、第2出射面形成領域12bの複数の出射面14に1対1に対応して複数配列されている。各コリメートレンズ20a,20bは、例えば、複数行複数列に配列された複数の出射面14に対応して、複数行複数列に配列されることができる。第1コリメートレンズ20aは、第1出射光1aを平行光に変換して第1集光レンズ30aに入射させることができる。第2コリメートレンズ20bは、第2出射光1bを平行光に変換して第2集光レンズ30bに入射させることができる。これにより、光束形成コンデンサーレンズ40a,40bに入射させる光の入射角を制御することができるため、分割フライアイレンズ60a,60bに入射させる光の入射角を、光束形成コンデンサーレンズ40a,40bによって容易に制御することができる。したがって、出射光1a,1bを直接、光束形成コンデンサーレンズ40a,40bに入射させる場合と比べて、光学系の設計の自由度を向上させることができる。図示はしないが、複数の第1コリメートレンズ20aおよび複数の第2コリメートレンズ20bは、一体的に形成されることができる。これにより、簡易な工程で、複数のコリメートレンズ20a、20bを形成することができる。
第1集光レンズ30aは、複数の第1コリメートレンズ20aに1対1に対応して複数配列されている。第2集光レンズ30bは、複数の第2コリメートレンズ20bに1対1に対応して複数配列されている。集光レンズ30a,30bは、コリメートレンズ20a,20bによって平行光に変換された光を集光するための光学素子である。すなわち、第1集光レンズ30aによって、第1コリメートレンズ20aによって平行光に変換された光を第1光束形成コンデンサーレンズ40aに集光することができる。第2集光レンズ30bによって、第2コリメートレンズ20bによって平行光に変換された光を第2光束形成コンデンサーレンズ40bに集光することができる。したがって、光の利用効率を向上させることができる。また、集光レンズ30a,30bによって、平行光を集光した後、発散させることができる。したがって、分割フライアイレンズ60a,60b上の広い領域に光を入射させることができる。
第1光束形成コンデンサーレンズ40aは、第1出射光1aを、第1分割フライアイレンズ60a上に重畳させる光学素子である。これにより、第1光束2aが形成される。第2光束形成コンデンサーレンズ40bは、第2出射光1bを、第2分割フライアイレンズ60b上に重畳させる光学素子である。これにより、第2光束2bが形成される。すなわち、光束形成コンデンサーレンズ40a,40bによって、出射光1a,1bを光束2a,2bとして、分割フライアイレンズ60a,60bに入射させることができる。光束形成コンデンサーレンズ40a,40bは、複数の出射面14から出射された個別の光強度分布(例えばガウス分布)を有する光を、分割フライアイレンズ60a,60b上に重畳させて、1つの光強度分布を有する光束2a,2bとして入射させることができる。これにより、光強度分布が均一化され、かつ高い光強度の光束2a,2bを形成することができる。また、出射面形成領域12a,12bごとに重畳させることができるため、分割フライアイレンズ60a,60bに入射する光の入射角を小さくすることができる。これにより、例えば、集光フライアイレンズ70a,70bの光透過率の低下を低減することができる。
第1及び第2フィールドレンズ50a,50bは、光束形成コンデンサーレンズ40a,40bからの光を、分割フライアイレンズ60a,60b上に集光するための光学素子である。第1フィールドレンズ50aは、第1光束形成コンデンサーレンズ40aと第1分割フライアイレンズ60aの間の光路上に配置されている。第2フィールドレンズ50bは、第2光束形成コンデンサーレンズ40bと第2分割フライアイレンズ60bの間の光路上に配置されている。第1及び第2フィールドレンズ50a,50bによって、光束形成コンデンサーレンズ40a,40bからの光を、分割フライアイレンズ60a,60bにより多く入射させることができる。したがって、光の利用効率を向上させることができる。
分割フライアイレンズ60a,60bは、光束2a,2bを複数の部分光束に分割する光学素子である。すなわち、第1分割フライアイレンズ60aによって、第1光束2aを複数の部分光束に分割して第1集光フライアイレンズ70aに入射させることができる。第2フライアイレンズ60bによって、第2光束2bを複数の部分光束に分割して第2集光フライアイレンズ70bに入射させることができる。より具体的には、分割フライアイレンズ60a,60bによって、光束2a,2bを複数の部分光束に分割して個別に集光した後、発散させて集光フライアイレンズ70a,70bに入射させることができる。
図4(A)は、第1分割フライアイレンズ60aの一部を、Z軸方向(例えば、第1光束2aの入射方向)から見た図であり、図4(B)は、第2分割フライアイレンズ60bの一部をZ軸方向(例えば、第2光束2bの入射方向)から見た図である。分割フライアイレンズ60a,60bは、図4に示すように、例えば、同じレンズ特性および同じ形状を有する複数の要素レンズ62で構成されている。第1分割フライアイレンズ60aの要素レンズ62と第2分割フライアイレンズ60bの要素レンズ62は、例えば、同じレンズ特性および同じ形状を有している。これらの要素レンズ62によって、光束2a,2bを複数の部分光束に分割することができる。複数の要素レンズ62は、例えば、Z軸と直交するXY面内に配置されている。複数の要素レンズ62は、例えば、Z軸と交差する面内に配列されていてもよい。要素レンズ62の形状(輪郭形状)は、図4に示すように、Z軸方向から見て、長辺と短辺とを有する長方形状である。要素レンズ62の形状は、例えば、ライトバルブ110の入射面(被照明領域)112の形状と相似形状である。ここで、要素レンズ62の長辺と平行な軸をX軸とし、短辺と平行な軸をY軸とすると、第1分割フライアイレンズ60aは、X軸およびY軸に沿って、複数行複数列に配列された複数の要素レンズ62によって構成されている。同様に、第2分割フライアイレンズ60bは、X軸およびY軸に沿って、複数行複数列に配列された複数の要素レンズ62によって構成されている。第1分割フライアイレンズ60aと第2分割フライアイレンズ60bとは、一体的に形成されていてもよい。
図4に示すように、第1分割フライアイレンズ60aに対する第1光束2aの入射領域である第1入射領域Saの形状(図4(A)参照)、および第2分割フライアイレンズ60bに対する第2光束2bの入射領域である第2入射領域Sbの形状(図4(B)参照)は、X軸に平行な長軸と、Y軸に平行な短軸と、を有する楕円形状である。ここで、入射領域Sa,Sbとは、対応する分割フライアイレンズ60a,60bの入射面を照射する各光束2a,2bの光強度がピーク光強度に対し1/eとなる強度の範囲をいうことができる。要素レンズ62の長辺の長さをLxとし、短辺の長さをLyとすると、第1入射領域Saおよび第2入射領域Sbの長軸の長さBxが、1.2×Lx≦Bx≦2×Lxの関係を満たし、第1入射領域Saおよび第2入射領域Sbの短軸の長さByが、1.2×Ly≦By≦2×Lyの関係を満たす。さらに、長軸の長さBxと短軸の長さByとが、Bx:By=Lx:Lyの関係を満たす。
第1入射領域Saの要素レンズ62に対する位置関係と、第2入射領域Sbの要素レンズ62に対する位置関係は、互いに異なっている。具体的には、図4(A)に示すように、第1分割フライアイレンズ60aにおける4つの要素レンズ62の共通する頂点を第1頂点63aとすると、第1入射領域Saは、例えば、第1入射領域Saの中心が、第1頂点63aと一致する位置にある領域である。ここで、第1入射領域Saの中心とは、長軸と短軸とが交わる点をいうことができる。図4(B)に示すように、第2分割フライアイレンズ60bにおける4つの要素レンズ62の共通する頂点を第2頂点63bとすると、第2入射領域Sbは、例えば、第2入射領域2bの中心が、第2頂点63bからX軸に沿って0.5×Lx、Y軸に沿って0.5×Lyずれた位置にある領域である。ここで、第2入射領域Sbの中心が、第2頂点63bからX軸に沿って0.5×Lx、Y軸に沿って0.5×Lyずれた位置にある領域であるとは、第2入射領域Sbの中心が、第2頂点63bから、+X軸方向に0.5Lx、+Y軸方向に0.5×Lyずれた位置、−X軸方向に0.5×Lx、−Y軸方向に0.5×Lyずれた位置、第2頂点63bから−X軸方向に0.5×Lx、+Y軸方向に0.5×Lyずれた位置、+X軸方向に0.5×Lx、−Y軸方向に0.5×Lyずれた位置のいずれかの位置にある場合をいうことができる。このことは、後述する入射領域Sc,Sdについても同様である。このように分割フライアイレンズ60a,60bに対して第1光束2aと、第2光束2bとを上述した位置関係に入射させることで、ライトバルブ110の入射面112上の光強度分布が補完しあって、光強度分布が均一化された照明光を得ることができる。詳細および理由については、後述する。
光束形成コンデンサーレンズ40a,40bと分割フライアイレンズ60a,60bとの間の距離は、例えば、光束形成コンデンサーレンズ40a,40bの焦点距離よりも大きい。これにより、分割フライアイレンズ60a,60bの一部に光が集中して、照明光の均一性が低下することを防ぐことができる。さらに、光束形成コンデンサーレンズ40a,40bと分割フライアイレンズ60a,60bとの間の距離は、入射領域Sa,Sbの長軸の長さが、光束形成コンデンサーレンズ40a,40bの有効径よりも小さくなる距離であるであることが望ましい。これにより、分割フライアイレンズ60a,60bの要素レンズ62から射出された光を、対応する集光フライアイレンズ70a,70bの要素レンズ72に入射させることができるため、光の利用効率の向上を図ることができる。
集光フライアイレンズ70a,70bは、分割フライアイレンズ60a,60bによって分割された複数の部分光束の各々を、光束重畳コンデンサーレンズ80上に集光する光学素子である。すなわち、第1集光フライアイレンズ70aによって、第1分割フライアイレンズ60aによって分割された複数の部分光束を個別に集光して、光束重畳コンデンサーレンズ80に入射させることができる。第2集光フライアイレンズ70bによって、第2分割フライアイレンズ60bによって分割された複数の部分光束を個別に集光して、光束重畳コンデンサーレンズ80に入射させることができる。これにより、複数の部分光束を、光束重畳コンデンサーレンズ80により多く入射させることができる。したがって、光の利用効率を向上させることができる。集光フライアイレンズ70a,70bは、分割フライアイレンズ60a,60bと同様に、X軸およびY軸に沿って、複数行複数列に配列された複数の要素レンズ72によって構成されている。複数の要素レンズ72は、例えば、Z軸方向と交差する面内に配列されていてもよい。集光フライアイレンズ70a,70bの要素レンズ72は、分割フライアイレンズ60a,60bの要素レンズ62に1対1に対応して配列されることができる。集光フライアイレンズ70a,70bの要素レンズ72の形状は、Z軸方向から見て、例えば、分割フライアイレンズ60a,60bの要素レンズ62の形状と同じ長方形状である。分割フライアイレンズ60a,60bおよび集光フライアイレンズ70a,70bによってインテグレーター照明光学系を構成することで、照明光の均一化を図ることができる。
ここで、集光フライアイレンズ70a,70bの要素レンズ72は、有効径Sfが下記式(1)を満たすように形成されることができる。
Sf≧f2×Ss/f1・・・(1)
但し、Ssは、光束形成コンデンサーレンズ40a,40bの有効径であり、f1は、光束形成コンデンサーレンズ40a,40bの焦点距離であり、f2は、分割フライアイレンズ60a,60bの要素レンズ62の焦点距離である。これにより、集光フライアイレンズ70a,70bの要素レンズ72の有効径を、要素レンズ72に入射する光(部分光束)のビーム径よりも大きくすることができる。したがって、光の利用効率を向上させることができる。
光束重畳コンデンサーレンズ80は、分割フライアイレンズ60a,60bによって分割された複数の部分光束を重畳させるための光学素子である。すなわち、光束重畳コンデンサー80によって、分割フライアイレンズ60a,60bによって分割された複数の部分光束を、例えば、ライトバルブ110の入射面112上に重畳させることができる。これにより、光強度分布を均一化することができ、ライトバルブ110の入射面112における照明光の照度ムラを低減することができる。光束重畳コンデンサーレンズ80は、例えば、第1集光フライアイレンズ70aおよび第2集光フライアイレンズ70bから射出される複数の部分光束の光路上に1つ配置される。
フィールドレンズ90は、光束重畳コンデンサーレンズ80からの光を、例えば、ライトバルブ110の入射面112上に集光する光学素子である。フィールドレンズ90は、光束重畳コンデンサーレンズ80からの光を、ライトバルブ110の入射面112上により多く入射させることができる。したがって、光の利用効率を向上させることができる。なお、フィールドレンズ90は、設けられなくてもよい。
本実施形態では、本実施形態に係る照明装置100をプロジェクターの照明装置に適用した場合について説明したが、これに限られず、例えば、ディスプレイ、照明器具などに適用されることもできる。このことは、後述する実施形態についても同様である。
照明装置100は、例えば、以下の特徴を有する。
照明装置100によれば、第1入射領域Saは、例えば、第1入射領域Saの中心が、第1頂点63aと一致する位置にある領域であり、第2入射領域Sbは、例えば、第2入射領域2bの中心が、第2頂点63bからX軸に沿って0.5×Lx、Y軸に沿って0.5×Lyずれた位置である領域であることができる。このように分割フライアイレンズ60a,60bに対して第1光束2aと、第2光束2bとを上述した位置関係に入射させることで、ライトバルブ110の入射面112上の各光強度分布が補完しあって、光強度分布が均一化された照明光を得ることができる。一般的に、均一化された照明光を得るためには、分割フライアイレンズに対する入射光束の入射領域内に多くの要素レンズ(例えば、数十以上)が含まれる必要がある。このためには、分割フライアイレンズの要素レンズのサイズを小さくしなければならないが、このような分割フライアイレンズの製造は困難である。照明装置100では、入射領域Sa内には、4つの要素レンズ62が含まれ、入射領域Sb内には、9つの要素レンズ62が含まれている。このように、発光装置100では、入射領域Sa,Sb内に含まれる要素レンズ62の数が少ないため、要素レンズ62のサイズを大きくすることができる。したがって、照明装置100によれば、照明光の照度ムラを低減することができ、かつ製造を容易化することができる。
照明装置100によれば、光束形成コンデンサーレンズ40a,40bによって、出射光1a,1bを、分割フライアイレンズ60a,60b上に光束2a、2bとして重畳させて入射させることができる。これにより、光強度分布が均一化され、かつ高い光強度の光束2a,2bを形成することができる。したがって、照明装置100によれば、被照明領域112における照度ムラを低減することができ、かつ高い光強度を有する照明光を得ることができる。
1.2. 第1の実施形態に係る照明装置の第1実験例
次に、本実施形態に係る照明装置の第1実験例について、図面を参照しながら説明する。具体的には、本実施形態に係る照明装置100をモデル化したモデルM1におけるシミュレーションについて説明する。図5は、モデルM1を模式的に示す図である。図6は、モデルM1の光源10を模式的に示す平面図である。図7は、モデルM1の各レンズのレンズ条件を示す表である。図8〜10は、本実験例の結果を示す分布図である。
モデルM1は、光源10の第1出射面形成領域12aに配列された複数の出射面14から出射される第1出射光1aが、第1コリメートレンズ20a、第1集光レンズ30a、第1光束形成コンデンサーレンズ40a、第1フィールドレンズ50a、第1分割フライアイレンズ60a、および第1集光フライアイレンズ70aによって構成された第1光路を進行し、光源10の第2出射面形成領域12bに配列された複数の出射面14から出射される第2出射光1bが、第2コリメートレンズ20b、第2集光レンズ30b、第2光束形成コンデンサーレンズ40b、第2フィールドレンズ50b、第2分割フライアイレンズ60b、および第2集光フライアイレンズ70bによって構成された第2光路を進行し、第1光路からの光と第2光路からの光とを光束重畳コンデンサーレンズ80によって、フィールドレンズ90を介して、被照明領域112上で重畳させて照明光を形成するものとした。この照明光を構成する光線が被照明領域112のどの位置に入射するかを光線追跡法により計算した。これにより、被照明領域112の光線数の分布を求め、照明光の照度ムラを評価した。
まず、モデルM1の構成について説明する。
光源10は、図6に示すように、X軸およびY軸に沿って出射面が配列されているものとした。出射面は、X軸方向に8列、Y軸方向に20列配列した。光源10の出射面が配列されている面は、1辺が16mmの正方形とした。出射面のX軸方向の間隔Mは、2.0mm、Y軸方向の間隔Mは0.8mmとした。出射面が配列されている面は、Y軸に平行な辺の垂直二等分線Pによって、第1出射面形成領域12aと第2出射面形成領域12bに区画されているものとした。すなわち、出射面形成領域12a,12bの各々には、出射面が、X軸方向に8列、Y軸方向に10列の計80個が配置されている。出射面から出射される出射光1a,1bは点光源から出射される光とし、放射角は、X軸方向に72度、Y軸方向に36度とした。光源10から出射される光線の総数は、200万本とした。
モデルM1の光学系は、第1出射面形成領域12aの80個の出射面に対応して、第1コリメートレンズ20a、および第1集光レンズ30aが、80個ずつ(1つの出射面に対して1つの第1コリメートレンズ20a、1つの第1集光レンズ30a)設けられ、第1光束形成コンデンサーレンズ40a、第1フィールドレンズ50a、第1分割フライアイレンズ60a、第1集光フライアイレンズ70aが、1つずつ設けられているものとした。同様に、第2出射面形成領域12bの80個の出射面に対応して、第2コリメートレンズ20b、および第2集光レンズ30bが、80個ずつ(1つの出射面に対して1つの第2コリメートレンズ20b、1つの第2集光レンズ30b)設けられ、第1光束形成コンデンサーレンズ40a、第1フィールドレンズ50a、第1分割フライアイレンズ60a、第1集光フライアイレンズ70a、光束重畳コンデンサーレンズ80、および第3フィールドレンズ90が、1つずつ設けられているものとした。各レンズの材料は、BK7であり、屈折率は、1.51872である。各レンズのレンズ面と次のレンズ面までの間の距離、およびレンズ面の曲率半径は、図7に示す表の通りである。なお、図7に示す表において、第1面は、光が入射する側の面であり、第2面は、光を射出させる側の面である。すなわち、第1面の距離の欄は、各レンズの厚さを示し、第2面の距離の欄は、第2面から次のレンズの第1面までの間の距離を示す。フィールドレンズ90の第2面の距離の欄は、被照明領域112までの距離を示す。曲率半径の欄の符号は、+が−Z方向に凸形状である場合であり、−が+Z方向に凸形状である場合である。なお、図7に示す分割及び集光フライアイレンズ60a,60b,70a,70bのレンズ条件は、各要素レンズ62,72のレンズ条件である。コリメートレンズ20a,20bおよび集光レンズ30a,30bは、1面をコリメート面、2面を集光面とする1つのレンズとした。コリメート面は、非球面であり、コーニック定数は、−2.295788とした。集光面は、球面とした。光束重畳コンデンサーレンズ80の第1面および第2面は、非球面とし、第1面のコーニック定数は、−0.515799とし、第2面のコーニック定数は、−817.113とした。その他のレンズ40,50,60,70,90の第1面および第2面は、球面とした。モデルM1の光学系は、Fナンバーが2.2以上となるように各レンズの設計を行った。また、シミュレーションにおいて、各レンズにおけるレンズ損失は加味していない。
分割フライアイレンズ60a,60bの要素レンズ62は、長辺の長さLxが7.12mm、短辺の長さLyが4.0mmの長方形状とした。要素レンズ62の形状は、被照明領域112と相似形状とした。なお、集光フライアイレンズ70a,70bの要素レンズ72の形状は、分割フライアイレンズ60a,60bの要素レンズ62の形状と同じ形状とした。
第1入射領域Saおよび第2入射領域Sbは、長軸の長さBx=1.6×Lx、短軸の長さBy=1.6×Lyとした。また、Bx:By=Lx:Ly=1.78:1とした。第1入射領域Saは、図4(A)に示すように、第1入射領域Saの中心が、第1頂点63aと一致する位置にある第1領域S1とした。第2入射領域Sbは、図4(B)に示すように、第2入射領域Sbの中心が、第2頂点63bから+X軸方向に沿って0.5×Lx、+Y軸方向に沿って0.5×Lyずれた位置にある第2領域S2とした。
次に、シミュレーションの結果について説明する。
図8は、図4(A)に示す第1入射領域Saが第1領域S1である場合の被照明領域112を含む領域内の光線数の分布図である。図9は、図4(B)に示す第2入射領域Sbが第2領域S2である場合の被照明領域112を含む領域の光線数の分布図である。図10は、図8に示す分布と、図9に示す分布とを対応する単位領域ごとに足し合わせた分布図である。被照明領域112は、座標(5,14)、(5,36)、(46,14)、(46,36)を頂点とする長方形内の領域である。各単位領域は、1辺の長さが0.5mmの正方形とした。図8に示すように、第1入射領域Saが第1領域S1である場合の被照明領域112における光線数の分布は、被照明領域112の中心付近が単位領域あたりに入射する光線数の少ない分布を示す結果が得られた。図9に示すように、第2入射領域Sbが第2領域S2である場合の被照明領域112における光線数の分布は、被照明領域112の中心付近が単位領域あたりに入射する光線数の多い分布を示す結果が得られた。また、図10に示すように、図8に示す光線数の分布と、図9に示す光線数の分布と、を単位領域ごとに足し合わせて得られた被照明領域112では、光線数の分布が均一化されていることがわかった。具体的には、被照明領域112における強度比(単位領域に入射する光線数が最も多い領域の光線数に対する単位領域に入射する光線数が最も少ない領域の光線数の比)が、図8に示す光線数の分布では、53%であり、図9に示す光線数の分布では、70%であった。これに対して、図10に示す光線数の分布では、強度比(光線数の比)は、78%であり、光線数の分布が均一化されていることがわかった。このように、モデルM1では、互いに補完しあう関係にある光強度分布(光線数の分布)を有する光を、被照明領域112上で重畳させることで、光強度分布を均一化させることができることがわかった。したがって、照明装置100では、被照明領域112において光強度分布が均一化された光を得ることができるため、照度ムラの少ない良好な照明光を得ることができることがわかった。
なお、本実験例では、第2入射領域Sbは、該第2入射領域Sbの中心が、第2頂点63bから+X軸方向に0.5×Lx、+Y軸方向に0.5×Lyずれた位置にある第2領域S2であったが、第2入射領域Sbは、該第2入射領域Sbの中心が、第2頂点63bからX軸に沿って0.5×Lx、Y軸に沿って0.5×Lyずれた位置にある領域であればよい。すなわち、第2入射領域Sbは、該第2入射領域Sbの中心が、第2頂点63bから、+X軸方向に0.5Lx、+Y軸方向に0.5×Lyずれた位置、−X軸方向に0.5×Lx、−Y軸方向に0.5×Lyずれた位置、第2頂点63bから−X軸方向に0.5×Lx、+Y軸方向に0.5×Lyずれた位置、+X軸方向に0.5×Lx、−Y軸方向に0.5×Lyずれた位置のいずれの位置にある領域であってもよい。第2入射領域Sbがこのような領域であれば、上述した図9に示す光線数の分布を得ることができる。
図11(A)は、第1分割フライアイレンズ60aの一部を、Z軸方向から見た図であり、図4(A)に対応している。図11(B)は、第2分割フライアイレンズ60bの一部をZ軸方向から見た図であり、図4(B)に対応している。上述したシミュレーション結果では、第1入射領域Saは、図4(A)に示すように、第1入射領域Saの中心が、第1頂点63aと一致する位置である第1領域S1であったが、例えば、第1入射領域Saは、図11(A)に示すように、第1頂点63aを含み、かつ第1光束2aの中心が第1頂点63aから所定の方向Aに距離Dだけ離れた領域であってもよい。この場合、第2入射領域Sbは、図11(B)に示すように、第2光束2bの中心が、第2頂点63bから所定の方向Aに距離Dだけ離れた位置から、X軸に沿って0.5×Lx、Y軸に沿って0.5×Lyずれた領域であればよい。入射領域Sa,Sbをそれぞれこのような領域とすることで、被照明領域112における光線数の分布を、ともに同じ方向Aに同じ距離Dだけずらした位置に対応した光線数の分布とすることができる。この場合であっても、被照明領域112における光線数の分布は、互いに補完しあう関係にあるため、図10と同様に、均一化された光線数の分布を得ることができる。したがって、入射領域Sa,Sbが、図11(A)及び図11(b)に示す上述した領域である場合でも被照明領域112において照度ムラの少ない良好な照明光を得ることができる。
1.3. 第1の実施形態に係る照明装置の第2実験例
次に、本実施形態に係る照明装置の第2実験例について、図面を参照しながら説明する。本実験例では、照明装置100をモデル化したモデルM3におけるシミュレーションについて説明する。具体的には、光束2a,2bを入射光束2として、分割フライアイレンズ60a,60bに対応する分割フライアイレンズ60に入射させた場合の入射領域Sa,Sb径(長辺の長さLxに対する長軸の長さBxの比(Bx/Lx))と、被照明領域における強度比(単位領域に入射する光強度が最も大きい領域の光強度に対する単位領域に入射する光強度が最も小さい領域の光強度の比)の関係を求めた。図12は、モデルM2の分割フライアイレンズ60の一部をZ軸方向から見た図である。図13は、本実験例の結果を示すグラフである。
まず、本シミュレーションの計算方法について説明する。
モデルM2では、入射光束2は、入射領域Sa,Sbにおいてガウス型分布の光強度分布を有するものとした。入射領域Sa,Sbの長軸の長さBxと短軸の長さByは、Bx:By=Lx:Ly=2:1の関係を満たすものとした。
分割フライアイレンズ60は、図12に示すように、各要素レンズ62が単位領域ごとに区画されているものとした。本シミュレーションでは、まず、各要素レンズ62の対応する単位領域ごとに、入射光束2の光強度を足し合わせて、被照明領域における光強度の分布を求めた。具体的には、図12に示すように、各要素レンズ62a,62b,62c、62dの対応する単位領域(1,1)、(1,2)・・・(n,n)ごとに光強度を足し合わせて、被照明領域における光強度の分布とした。これを図4(A)に示す第1入射領域Saが第1領域S1である場合、および図4(B)に示す第2入射領域Sbが第2領域S2である場合で行い、それぞれの被照明領域における光強度の分布を求めた。このようにして求めた被照明領域上での光強度の分布を、単位領域ごとに足し合わせてモデルM2における被照明領域上の光強度の分布とした。各入射領域Sa,Sb径についてそれぞれ上述した計算を行うことで、入射領域Sa,Sb径と被照明領域における強度比(光強度の比)の関係を求めた。
次に、シミュレーションの結果について説明する。
モデルM2において、入射領域Sa,Sb径と被照明領域における強度比(光強度の比)の関係について、図13に示す結果が得られた。なお、入射領域Sa,Sb径は、Bx:By=Lx:Ly=2:1の関係を満たすため、短辺の長さLyに対する短軸の長さByの比(By/Ly)も同じ関係となる。図13に示すように、入射領域Sa,Sb径が、1.2以上2以下の範囲で、強度比(光強度の比)が80%以上となり、光強度分布が均一化された照明光が得られることがわかった。すなわち、1.2×Lx≦Bx≦2×Lx、1.2×Ly≦By≦2×Lyの範囲で、光強度分布が均一化された照明光が得られることがわかった。
2. 第2の実施形態
2.1. 第2の実施形態に係る照明装置
次に、第2の実施形態に係る照明装置200について説明する。図14は、照明装置200を模式的に示す図である。なお、第2の実施形態に係る照明装置200において、上述した第1の実施形態に係る照明装置100の構成部材と同様の機能を有する部材については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
照明装置200では、図14に示すように、光源10が第1〜第4光束1a,1b,1c,1dを供給し、それに対応して、第1〜第4分割フライアイレンズ60a,60b,60c,60dおよび第1〜第4集光フライアイレンズ70a,70b,70c,70dが設けられている。
照明装置200では、第1出射光1aが第1光路を進行し、第2出射光1bが第2光路を進行し、光源10の第3出射面形成領域12cに配列された出射面14から出射される第3出射光1cが、第3コリメートレンズ20c、第3集光レンズ30c、第3光束形成コンデンサーレンズ40c、第3フィールドレンズ50c、第3分割フライアイレンズ60c、および第3集光フライアイレンズ70cによって構成された第3光路を進行し、光源10の第4出射面形成領域12dに配列された複数の出射面14から出射される第4出射光1dが、第4コリメートレンズ20d、第4集光レンズ30d、第4光束形成コンデンサーレンズ40d、第4フィールドレンズ50d、第4分割フライアイレンズ60d、第4集光フライアイレンズ70dによって構成された第4光路を進行し、第1〜第4光路からの光を光束重畳コンデンサーレンズ80によって、フィールドレンズ90を介して、ライトバルブ110の入射面112上で重畳させて照明光を形成することができる。
光源10は、第1分割フライアイレンズ60aに入射する第1光束2a、第2分割フライアイレンズ60bに入射する第2光束2b、第3分割フライアイレンズ60cに入射する第3光束2c、および第4分割フライアイレンズ60dに入射する第4光束2dを供給することができる。光源10は、第1から第4出射領域12a,12b,12c,12dを有している。第1から第4出射領域12a,12b,12c,12dの各々に配列された出射面14から出射された光は、例えば、対応する光束形成コンデンサーレンズ40a,40b,40c,40dによって、各分割フライアイレンズ60a,60b,60c,60dの入射面上に光束2a,2b,2c,2dとして重畳される。
図15(A)は、第3分割フライアイレンズ60cの一部を、Z軸方向(例えば、第3光束2cの入射方向)から見た平面図である。図15(B)は、第4分割フライアイレンズ60dの一部を、Z軸方向(例えば、第4光束2dの入射方向)から見た平面図である。図15に示すように、第3及び第4分割フライアイレンズ60c,60dは、第1及び第2分割フライアイレンズ60a,60bと同様に、複数行、複数列に配列された要素レンズ62で構成されている。
第3入射領域Scの形状(図15(A)参照)、および第4入射領域Sdの形状(図15(B)参照)は、第1及び第2入射領域Sa,Sbの形状と同様に、X軸に平行な長軸と、Y軸に平行な短軸と、を有する楕円形状である。入射領域Sa,Sb,Sc,Sdの長軸の長さBxは、Lx≦Bx≦2×Lxの関係を満たし、入射領域Sa,Sb,Sc,Sdの短軸の長さByは、Ly≦By≦2×Lyの関係を満たす。さらに、長軸の長さBxと短軸の長さByとが、Bx:By=Lx:Lyの関係を満たす。
各入射領域Sa,Sb,Sc,Sdの各要素レンズ62に対する位置関係は、互いに異なっている。具体的には、第1入射領域Saは、例えば、図4(A)に示す第1領域S1である。第2入射領域Sbは、例えば、図4(B)に示す第2領域S2である。図15(A)に示すように、第3分割フライアイレンズ60cにおける4つの要素レンズ62の共通する頂点を第3頂点63cとすると、第3入射領域Scは、例えば、第3入射領域Scの中心が、第3頂点63cからX軸に沿って0.5×Lxずれた位置にある第3領域S3である。また、図15(B)に示すように、第4分割フライアイレンズ60dにおける4つの要素レンズ62の共通する頂点を第4頂点63dとすると、第4入射領域Sdは、例えば、第4入射領域Sdの中心が、第4頂点63dからY軸に沿って0.5×Lxずれた位置にある第4領域S4である。このように各分割フライアイレンズ60a,60b,60c,60dに対して各光束2a,2b,2c,2dを上述した位置関係に入射させることで、ライトバルブ110の入射面112上の光強度分布が補完しあって、光強度分布が均一化された照明光を得ることができる。詳細および理由については、後述する。
照明装置200によれば、照明装置100と同様に、分割フライアイレンズ60a,60b,60c,60dを構成する要素レンズ62の数が少ないため、要素レンズ62のサイズを大きくすることができる。したがって、照明装置200によれば、照明光の照度ムラを低減することができ、かつ製造を容易化することができる。詳細および理由については、後述する。
2.2. 第2の実施形態に係る照明装置の第1実験例
次に、本実施形態に係る照明装置200の第1実験例について、図面を参照しながら説明する。具体的には、本実施形態に係る照明装置200をモデル化したモデルM3におけるシミュレーションについて説明する。なお、第1の実施形態に係る実験例1と異なる点を説明し、その詳細な説明を省略する。
図16は、モデルM3を模式的に示す図である。図17〜21は、本実験例の結果を示す分布図である。
モデルM3は、第1出射光1aが第1光路を進行し、第2出射光1bが第2光路を進行し、光源10の第3出射面形成領域12cに配列された出射面14から出射された第3出射光1cが、第3コリメートレンズ20c、第3集光レンズ30c、第3光束形成コンデンサーレンズ40c、第3フィールドレンズ50c、第3分割フライアイレンズ60c、第3集光フライアイレンズ70cによって構成された第3光路を進行し、光源10の第4出射面形成領域12dに配列された複数の出射面14から出射された第4出射光1dが、第4コリメートレンズ20d、第4集光レンズ30d、第4光束形成コンデンサーレンズ40d、第4フィールドレンズ50d、第4分割フライアイレンズ60d、第4集光フライアイレンズ70dによって構成された第4光路を進行し、第1〜第4光路の光を光束重畳コンデンサーレンズ80によってフィールドレンズ90を介して、ライトバルブ110の入射面112上で重畳させて照明光を形成するものとした。この照明光を構成する光線が被照明領域112のどの位置に入射するかを光線追跡法により計算した。これにより、被照明領域112の光線数の分布を求め、照明光の照度ムラを評価した。
モデルM3の光源10は、第1から第4出射面形成領域12a,12b,12c,12dを有している。モデルM1と同様に、各出射面形成領域12a,12b,12c,12dには、出射面が、X軸方向に8列、Y軸方向に10列の計80個が配置されているものとした。出射面から出射される出射光1a,1b,1c,1dは点光源から出射される光とし、放射角は、X軸方向に60度、Y軸方向に30度とした。光源10から出射される光線の総数は、200万本とした。
モデルM3の光学系は、図16に示すように、モデルM1の光学系に加え、第3出射面形成領域12cの80個の出射面に対応して、第3コリメートレンズ20c、および第3集光レンズ30cが、80個ずつ設けられ、第3光束形成コンデンサーレンズ40c、第3フィールドレンズ50c、第3分割フライアイレンズ60c、および第3集光フライアイレンズ70cが、1つずつ設けられているものとした。同様に、第4出射面形成領域12dの80個の出射面に対応して、第4コリメートレンズ20d、第4集光レンズ30dが、80個ずつ設けられ、第4光束形成コンデンサーレンズ40d、第4フィールドレンズ50d、第4分割フライアイレンズ60d、および第4集光フライアイレンズ70dが、1つずつ設けられているものとした。各レンズのレンズ面と次のレンズ面までの間の距離、およびレンズ面の曲率半径は、図7に示す第1の実施形態に係る第1実験例と同じである。
入射領域Sa,Sb,Sc,Sdは、長軸の長さBx=1.6×Lx、短軸の長さBy=1.6×Lyとした。また、Bx:By=Lx:Ly=1.78:1とした。第1入射領域Saは、図4(A)に示す第1領域S1とした。第2入射領域Sbは、図4(B)に示す第2領域S2とした。第3入射領域Scは、図15(A)に示すように、第3入射領域Scの中心が、第3頂点63cから+X軸方向に0.5×Lxずれた位置にある第3領域S3とした。第4入射領域Sdは、図15(B)に示すように、第4入射領域Sdの中心が、第4頂点63dから+Y軸方向に0.5×Lyずれた位置にある第4領域S4とした。
次に、シミュレーションの結果について説明する。
図17は、図4(A)に示す第1入射領域Saが第1領域S1である場合の被照明領域112を含む領域内の光線数の分布図である。図18は、図4(B)に示す第2入射領域Sbが第2領域である場合の被照明領域112を含む領域の光線数の分布図である。図19は、図15(A)に示す第3入射領域Scが第3領域S3である場合の被照明領域112を含む領域内の光線数の分布図である。図20は、図15(B)に示す第4入射領域Sdが第4領域である場合の被照明領域112を含む領域内の光線数の分布図である。図21は、図17〜20に示す分布を対応する単位領域ごとに足し合わせた分布図である。
図17に示すように、第1入射領域Saが第1領域S1である場合の被照明領域112における光線数の分布は、被照明領域112の中心付近が単位領域あたりに入射する光線数の少ない分布であった。図18に示すように、第2入射領域Sbが第2領域S2である場合の被照明領域112における光線数の分布は、被照明領域112の中心付近が単位領域あたりに入射する光線数の多い分布であった。図19に示すように、第3入射領域Scが第3領域S3である場合の光線数の分布は、被照明領域の長辺付近の領域が単位領域に入射する光線数が多い分布であった。図20に示すように、第4入射領域Sdが第4領域S4とした場合の光線数の分布は、被照明領域の短辺付近の領域が単位領域に入射する光線数が多い分布であった。また、図21に示すように、図17〜20に示す光線数の分布をそれぞれ単位領域ごとに足し合わせて得られた被照明領域112では、光線数の分布が均一化されていることがわかった。具体的には、被照明領域112における強度比(光線数の比)が、図17に示す光線数の分布では、32%であり、図18に示す光線数の分布では、45%であり、図19に示す光線数の分布では、43%であり、図20に示す光線数の分布では、37%であった。これに対して、図21に示す光線数の分布では、強度比(光線数の比)は、79%であり、光線数の分布が均一化されていることがわかった。このように、モデルM3では、互いに補完しあう関係にある光強度分布(光線数の分布)を有する光を、被照明領域112上で重畳させることで、光強度分布を均一化させることができることがわかった。したがって、照明装置200では、被照明領域112において光強度分布が均一化された光を得ることができるため、照度ムラの少ない良好な照明光を得ることができることがわかった。
2.3. 第2の実施形態に係る照明装置の第2実験例
次に、本実施形態に係る照明装置200の第2実験例について、図面を参照しながら説明する。本実験例では、照明装置200をモデル化したモデルM4におけるシミュレーションについて説明する。具体的には、光束2a、2b、2c、2dを入射光束2として、分割フライアイレンズ60a,60b,60c,60dに対応する分割フライアイレンズ60に入射させた場合の入射領域Sa,Sb,Sc,Sd径と、被照明領域における強度比(光強度の比)の関係を求めた。図22は、本実験例の結果を示すグラフである。なお、第1の実施形態に係る実験例2と異なる点を説明し、その詳細な説明を省略する。
本実験例では、第1の実施形態に係る実験例2と同様の方法で、第1入射領域Saが第1領域S1であり、第2入射領域Sbが第2領域S2であり、第3入射領域Scが第3領域S3であり、第4入射領域Sdが第4領域S4である場合の被照明領域での光線数の分布を求め、モデルM4における入射領域Sa,Sb,Sc,Sd径と被照明領域における強度比(光強度の比)の関係を求めた。
このようなモデルM4において、入射領域Sa,Sb,Sc,Sd径と被照明領域における強度比(光強度の比)の関係について、図21に示すような結果が得られた。図21に示すように、入射領域Sa,Sb,Sc,Sd径が、1.0以上2.0以下の範囲で、強度比(光強度の比)が80%以上となり、光強度分布が均一化された照明光が得られることがわかった。すなわち、Lx≦Bx≦2×Lx、Ly≦By≦2×Lyの範囲で、光強度分布が均一化された照明光が得られることがわかった。
3. 第3の実施形態
次に、第3の実施形態に係るプロジェクター300について説明する。図23は、プロジェクター300を模式的に示す図である。なお、図23では、便宜上、プロジェクター300を構成する筐体は省略している。プロジェクター300は、本発明に係る照明装置を有する。以下では、本発明に係る照明装置として、照明装置100を用いた例について説明する。
プロジェクター300において、赤色光、緑色光、青色光を出射する赤色照明装置100R,緑色照明装置100G、青色照明装置100Bは、上述した照明装置100である。
プロジェクター400は、照明装置100R,100G,100Bから出射された光をそれぞれ画像情報に応じて変調する透過型の液晶ライトバルブ(光変調装置)304R,304G,304Bと、液晶ライトバルブ304R,304G,304Bによって形成された像を拡大してスクリーン(表示面)310に投射する投射レンズ(投射装置)308と、を備えている。また、プロジェクター300は、液晶ライトバルブ304R,304G,304Bから出射された光を合成して投写レンズ308に導くクロスダイクロイックプリズム(色光合成手段)306を備えていることができる。
各液晶ライトバルブ304R,304G,304Bによって変調された3つの色光は、クロスダイクロイックプリズム306に入射する。このプリズムは4つの直角プリズムを貼り合わせて形成され、その内面に赤色光を反射する誘電体多層膜と青色光を反射する誘電体多層膜とが十字状に配置されている。これらの誘電体多層膜によって3つの色光が合成され、カラー画像を表す光が形成される。そして、合成された光は投写光学系である投射レンズ306によりスクリーン310上に投写され、拡大された画像が表示される。
なお、上述の例では、光変調装置として透過型の液晶ライトバルブを用いたが、液晶以外のライトバルブを用いてもよいし、反射型のライトバルブを用いてもよい。このようなライトバルブとしては、例えば、反射型の液晶ライトバルブや、デジタルマイクロミラーデバイス(Digital Micromirror Device)が挙げられる。また、投射光学系の構成は、使用されるライトバルブの種類によって適宜変更される。
また、照明装置100を、照明装置100からの光をスクリーン上で走査させることにより、表示面に所望の大きさの画像を表示させる画像形成装置である走査手段を有するような走査型の画像表示装置(プロジェクター)の照明装置にも適用することが可能である。
プロジェクター300によれば、照度ムラを低減することができる照明装置を用いているため、照度ムラの少ない画像を投射することができる。
なお、上述した実施形態は一例であって、これらに限定されるわけではない。例えば、上述した実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
上記のように、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できよう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。
10 光源、12a 第1出射面形成領域、12b 第2出射面形成領域、
12c 第3出射面形成領域、12d 第4出射面形成領域、14 出射面、
20a 第1コリメートレンズ、20b 第2コリメートレンズ、
20c 第3コリメートレンズ、20d 第4コリメートレンズ、
30a 第1集光レンズ、30b 第2集光レンズ、30c 第3集光レンズ、
30d 第4集光レンズ、40a 第1光束形成コンデンサーレンズ、
40b 第2光束形成コンデンサーレンズ、40c 第3光束形成コンデンサーレンズ、
40d 第4光束形成コンデンサーレンズ、50a 第1フィールドレンズ、
50b 第2フィールドレンズ、50c 第3フィールドレンズ、
50d 第4フィールドレンズ、60a 第1分割フライアイレンズ、
60b 第2分割フライアイレンズ、60c 第3分割フライアイレンズ、
60d 第4分割フライアイレンズ、62 要素レンズ、63a 第1頂点、
63b 第2頂点、63c 第3頂点、64c 第4頂点、
70a 第1集光フライアイレンズ、70b 第2集光フライアイレンズ、
70c 第3集光フライアイレンズ、70d 第4集光フライアイレンズ、
72 要素レンズ、80 光束重畳コンデンサーレンズ、
90 第3フィールドレンズ、100 照明装置、110 ライトバルブ、
112 入射面(被照明領域)、200 照明装置、300 プロジェクター、
304 液晶ライトバルブ、306 クロスダイクロイックプリズム、
308 投射レンズ、310 スクリーン

Claims (8)

  1. 第1光束および第2光束を供給する光源と、
    前記第1光束を複数の部分光束に分割する第1分割フライアイレンズと、
    前記第2光束を複数の部分光束に分割する第2分割フライアイレンズと、
    前記第1分割フライアイレンズによって分割された前記複数の部分光束を個別に集光する第1集光フライアイレンズと、
    前記第2分割フライアイレンズによって分割された前記複数の部分光束を個別に集光する第2集光フライアイレンズと、
    前記第1集光フライアイレンズによって集光された前記複数の部分光束と、前記第2集光フライアイレンズによって集光された前記複数の部分光束と、を被照明領域上で重畳させる光束重畳コンデンサーレンズと、
    を含み、
    前記第1分割フライアイレンズおよび前記第2分割フライアイレンズは、長辺と、短辺とを有する長方形状の要素レンズで構成され、
    前記第1分割フライアイレンズの前記要素レンズは、前記長辺に平行なX軸および前記短辺に平行なY軸に沿って複数行複数列に配列され、
    前記第2分割フライアイレンズの前記要素レンズは、前記X軸および前記Y軸に沿って複数行複数列に配列され、
    前記第1分割フライアイレンズに対する前記第1光束の第1入射領域の形状、および前記第2分割フライアイレンズに対する前記第2光束の第2入射領域の形状は、前記X軸に平行な長軸と、前記Y軸に平行な短軸と、を有する楕円形状であり、
    前記要素レンズの長辺の長さをLxとし、
    前記要素レンズの短辺の長さをLyとし、
    前記長軸の長さBxが、1.2×Lx≦Bx≦2×Lxの関係を満たし、前記短軸の長さByが、1.2×Ly≦By≦2×Lyの関係を満たし、前記長軸の長さBxと前記短軸の長さByとが、Bx:By=Lx:Lyの関係を満たし、
    前記第1入射領域は、前記第1分割フライアイレンズにおける4つの前記要素レンズの共通する第1頂点を含み、かつ前記第1光束の中心が前記第1頂点から所定の方向に距離Dだけ離れた領域であり、
    前記第2入射領域は、前記第2光束の中心が、前記第2分割フライアイレンズにおける4つの前記要素レンズの共通する第2頂点から前記所定の方向に前記距離Dだけ離れた位置から、前記X軸に沿って0.5×Lx、前記Y軸に沿って0.5×Lyずれた領域である、照明装置。
  2. 請求項1において、
    前記光源は、複数の出射面が配列された第1出射面形成領域および第2出射面形成領域を有し、
    前記第1出射面形成領域の前記複数の出射面から出射された光を、前記第1分割フライアイレンズ上に重畳して前記第1光束を形成する第1光束形成コンデンサーレンズと、
    前記第2出射面形成領域の前記複数の出射面から出射された光を、前記第2分割フライアイレンズ上に重畳して前記第2光束を形成する第2光束形成コンデンサーレンズと、
    をさらに含む、照明装置。
  3. 請求項2において、
    前記第1光束形成コンデンサーレンズと前記第1分割フライアイレンズの間の距離は、前記第1光束形成コンデンサーレンズの焦点距離よりも大きく、前記第1入射領域の長軸の長さが、前記第1光束形成コンデンサーレンズの有効径よりも小さくなる距離であり、
    前記第2光束形成コンデンサーレンズと前記第2分割フライアイレンズの間の距離は、前記第2光束形成コンデンサーレンズの焦点距離よりも大きく、前記第2入射領域の長軸の長さが、前記第2光束形成コンデンサーレンズの有効径よりも小さくなる距離である、照明装置。
  4. 請求項2または3において、
    前記第1出射面形成領域の前記複数の出射面に対応して複数配置され、前記複数の出射面から出射される光を個別に平行光に変換する第1コリメートレンズと、
    前記第1コリメートレンズに対応して複数配置され、前記第1コリメートレンズによって変換された前記平行光を前記第1光束形成コンデンサーレンズ上に個別に集光する第1集光レンズと、
    前記第2出射面形成領域の前記複数の出射面に対応して複数配置され、前記複数の出射面から出射される光を個別に平行光に変換する第2コリメートレンズと、
    前記第2コリメートレンズに対応して複数配置され、前記第2コリメートレンズによって変換された前記平行光を前記第2光束形成コンデンサーレンズ上に個別に集光する第2集光レンズと、
    をさらに含み、
    前記第1コリメートレンズおよび前記第1集光レンズは、前記光源と前記第1光束形成コンデンサーレンズの間の光路上に配置され、
    前記第2コリメートレンズおよび前記第2集光レンズは、前記光源と前記第2光束形成コンデンサーレンズの間の光路上に配置される、照明装置。
  5. 請求項2ないし4のいずれか1項において、
    前記第1光束形成コンデンサーレンズと前記第1分割フライアイレンズの間の光路上に配置され、前記第1光束形成レンズから射出された光を前記第1分割フライアイレンズ上に集光する第1フィールドレンズと、
    前記第2光束形成コンデンサーレンズと前記第2分割フライアイレンズの間の光路上に配置され、前記第2光束形成レンズから射出された光を前記第2分割フライアイレンズ上に集光する第2フィールドレンズと、
    をさらに含む、照明装置。
  6. 第1光束、第2光束、第3光束、および第4光束を供給する光源と、
    前記第1光束を複数の部分光束に分割する第1分割フライアイレンズと、
    前記第2光束を複数の部分光束に分割する第2分割フライアイレンズと、
    前記第3光束を複数の部分光束に分割する第3分割フライアイレンズと、
    前記第4光束を複数の部分光束に分割する第4分割フライアイレンズと、
    前記第1分割フライアイレンズによって分割された前記複数の部分光束を個別に集光する第1集光フライアイレンズと、
    前記第2分割フライアイレンズによって分割された前記複数の部分光束を個別に集光する第2集光フライアイレンズと、
    前記第3分割フライアイレンズによって分割された前記複数の部分光束を個別に集光する第3集光フライアイレンズと、
    前記第4分割フライアイレンズによって分割された前記複数の部分光束を個別に集光する第4集光フライアイレンズと、
    前記第1集光フライアイレンズによって集光された前記複数の部分光束と、前記第2集光フライアイレンズによって集光された前記複数の部分光束と、前記第3集光フライアイレンズによって集光された前記複数の部分光束と、前記第4フライアイレンズによって集光された前記複数の部分光束と、を被照明領域上で重畳させる光束重畳コンデンサーレンズと、
    を含み、
    前記第1、第2、第3、および第4分割フライアイレンズは、長辺と、短辺と、を有する長方形状の要素レンズで構成され、
    前記第1分割フライアイレンズの前記要素レンズは、前記長辺に平行なX軸および前記短辺に平行なY軸に沿って複数行複数列に配列され、
    前記第2分割フライアイレンズの前記要素レンズは、前記X軸および前記Y軸に沿って複数行複数列に配列され、
    前記第3分割フライアイレンズの前記要素レンズは、前記X軸および前記Y軸に沿って複数行複数列に配列され、
    前記第4分割フライアイレンズの前記要素レンズは、前記X軸および前記Y軸に沿って複数行複数列に配列され、
    前記第1分割フライアイレンズに対する前記第1光束の第1入射領域の形状、前記第2分割フライアイレンズに対する前記第2光束の第2入射領域の形状、前記第3分割フライアイレンズに対する前記第3光束の第3入射領域の形状、前記第4分割フライアイレンズに対する前記第4光束の第4入射領域の形状は、前記X軸に平行な長軸と、前記Y軸に平行な短軸と、を有する楕円形状であり、
    前記要素レンズの長辺の長さをLxとし、
    前記要素レンズの短辺の長さをLyとし、
    前記長軸の長さBxが、1.2×Lx≦Bx≦2×Lxの関係を満たし、前記短軸の長さByが、1.2×Ly≦By≦2×Lyの関係を満たし、前記長軸の長さBxと前記短軸の長さByとが、Bx:By=Lx:Lyの関係を満たし、
    前記第1入射領域は、前記第1分割フライアイレンズにおける4つの前記要素レンズの共通する頂点である第1頂点を含み、かつ前記第1光束の中心が前記第1頂点から所定の方向に距離Dだけ離れた領域であり、
    前記第2入射領域は、前記第2光束の中心が、前記第2分割フライアイレンズにおける4つの前記要素レンズの共通する頂点である第2頂点から前記所定の方向に前記距離Dだけ離れた位置から、前記X軸に沿って0.5×Lx、前記Y軸に沿って0.5×Lyずれた領域であり、
    前記第3入射領域は、前記第3光束の中心が、前記第3分割フライアイレンズにおける4つの前記要素レンズの共通する頂点である第3頂点から前記所定の方向に前記距離Dだけ離れた位置から、前記X軸に沿って0.5×Lxずれた領域であり、
    前記第4入射領域は、前記第4光束の中心が、前記第4分割フライアイレンズにおける4つの前記要素レンズの共通する頂点である第4頂点から前記所定の方向に前記距離Dだけ離れた位置から、前記Y軸に沿って0.5×Lyずれた領域である、照明装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項において、
    前記光源は、半導体レーザー、スーパールミネッセントダイオード、発光ダイオードのいずれかである、照明装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の照明装置と、
    前記照明装置から出射された光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、
    前記光変調装置によって形成された画像を投射する投射装置と、
    を含む、プロジェクター。
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