JP2011107310A - 画像加熱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転可能なベルト部材13と、表面に凹凸形状2を形成した摺動部材1を用いた画像加熱装置において、摺動部材1の凹凸形状2に起因する上記のようなベルト端部のエッジ破損を低減させる。
【解決手段】摺動部材1の表面に対する凹凸形状2の形成範囲を、ベルト部材13の幅方向の両端部がそれぞれ移動規制位置F・Rに達したときにベルト部材13の端部から露出しない範囲に設定した。これにより、凹凸形状2でベルト端部にダメージを与えることが無くなり、ベルト部材13の幅方向移動の繰り返しに起因するベルト端部のエッジ破損を低減させる。
【選択図】図6

Description

本発明は、回転可能なベルト部材(エンドレスベルト)を用いた画像加熱装置に関する。画像加熱装置としては、記録材に担持させた未定着トナー画像を加熱、加圧して固着画像として定着或いは仮定着する定着装置が挙げられる。また、記録材に定着された画像を再度加熱、加圧することにより画像の光沢を増大させる光沢増大化装置が挙げられる。また、インクジェットプリンタにおけるインク画像を乾燥する加熱装置なども挙げられる。
電子写真装置・静電記録装置などの画像形成装置においては、記録材(以下、シートと記す)に未定着トナー画像を形成し、これを定着装置により加熱、加圧して固着画像として定着させることにより画像を形成している。このような定着装置として、内部にヒータを有する定着ローラに加圧ローラを圧接して定着ニップを形成し、そのニップで未定着トナー画像を形成したシートを挟持搬送することで画像定着を行うローラ定着方式が従来採用されている。
ところで、画像の高光沢化や画像形成の高速化を図るためには、シートのニップ通過時間を長くし、トナーを充分に溶融するのが好ましい。ローラ定着方式の場合、これを達成するためにはローラ径を大きくしなければならず、定着装置が大型化してしまう。そこで、ローラ定着方式に比して、装置の小型化、高速化対応を達成しつつ、充分なニップ幅(シート搬送方向の長さ)を得ることができるベルト定着方式が提案されている(特許文献1)。この提案においては、互いに対向するエンドレスの定着ベルトと加圧ベルトを設け、これら両ベルト間でシートを挟持搬送しながら定着を行う構成とされている。それ故、従来に比して充分なニップ幅を得ている。しかし、上記ベルト定着方式の定着装置の場合、ベルトの内面に表面がゴムで形成された圧力付与部材が圧接しているため、ベルトと圧力付与部材との摺動抵抗が大きくなると、画像ズレ/駆動ギア破損/モータ消費電力アップが発生していた。
そこで、ベルト定着装置において、ベルト内面の摩耗を抑制するために、ベルトと圧力付与部材との間に摺動部材を設ける提案がされている(特許文献2)。具体的にはシート状摺動部材の表面にフッ素樹脂コーティングを施し、表面に凹凸を形成し、さらにベルト内面にシリコンオイルなどの潤滑油を塗布する。これにより、ベルト内面の摩耗を抑制し、前述した問題の発生を大幅に低減させている。
特開2004−341346号公報 特開2003−107936号公報
然しながら、上記公知文献に開示された発明を用いたエンドレスベルトを用いた定着装置で、特にベルトを幅方向に意図的に移動させ、移動する範囲を一定に保ちつつベルトを幅方向に往復させるベルト寄り制御手段を有する場合には次のような現象が生じた。即ち、摺動部材の表面に配置された凹凸形状とベルトの端部エッジが長期に渡り接触を繰り返すことによりベルト端部の破損が発生してしまう場合があった。これは、ベルトの幅方向移動時に、ベルト端部が、摺動部材の凹凸形状の凹部に落ち込み、また凸部に衝突することを繰り返すことで発生している。本現象はベルトの基材が樹脂と比較して弾性が乏しい金属である場合において顕著に見られていた。
そこで、本発明の目的は、回転可能なベルト部材と、表面に凹凸形状を形成した摺動部材を用いた画像加熱装置において、上記のようなベルト端部の破損を低減させることにある。
上記の目的を達成するための本発明に係る画像加熱装置の代表的な構成は、画像を担持した記録材を挟持搬送して加熱するニップ部を形成する回転可能な第1部材及び第2部材を有する画像加熱装置であって、少なくとも前記第2部材がベルト部材であり、前記ベルト部材の内側に当接され、前記第1部材の表面に沿って前記ベルト部材を押圧する圧力付与部材と、前記ベルト部材と前記圧力付与部材との間に介在され、少なくとも前記ベルト部材と当接する表面に凹凸形状が形成された摺動部材と、を有し、前記ベルト部材が幅方向に移動可能で、前記ベルト部材の幅方向の両端側にそれぞれ移動規制位置を有する画像加熱装置において、前記摺動部材の表面に対する前記凹凸形状の形成範囲を、前記ベルト部材の幅方向の両端部がそれぞれ前記移動規制位置に達したときに前記ベルト部材の端部から露出しない範囲に設定したことを特徴とする。
また、上記の目的を達成するための本発明に係る画像加熱装置の他の代表的な構成は、画像を担持した記録材を挟持搬送して加熱するニップ部を形成する回転可能な第1部材及び第2部材を有する画像加熱装置であって、少なくとも前記第2部材がベルト部材であり、前記ベルト部材の内側に当接され、前記第1部材の表面に沿って前記ベルト部材を押圧する圧力付与部材と、前記ベルト部材と前記圧力付与部材との間に介在され、少なくとも前記ベルト部材と当接する表面に凹凸形状が形成された摺動部材と、を有し、前記ベルト部材が幅方向に移動可能で、前記ベルト部材の幅方向の両端側にそれぞれ移動規制位置を有する画像加熱装置において、前記摺動部材の表面に対する前記凹凸形状の形成範囲を、前記ベルト部材の幅方向の両端部がそれぞれ前記移動規制位置に達したときに前記ベルト部材の端部から露出しない範囲に設定し、露出する摺動部材表面にはリブ形状を設けたことを特徴とする。
また、上記の目的を達成するための本発明に係る画像加熱装置の更に他の代表的な構成は、画像を担持した記録材を挟持搬送して加熱するニップ部を形成する回転可能な第1部材及び第2部材を有する画像加熱装置であって、少なくとも前記第2部材がベルト部材であり、前記ベルト部材の内側に当接され、前記第1部材の表面に沿って前記ベルト部材を押圧する圧力付与部材と、前記ベルト部材と前記圧力付与部材との間に介在され、少なくとも前記ベルト部材と当接する表面にリブ形状が形成された摺動部材を有し、前記ベルト部材が幅方向に移動可能で、前記ベルト部材の幅方向の両端側にそれぞれ移動規制位置を有することを特徴とする。
本発明によれば、回転可能なベルト部材と、表面に凹凸形状を形成した摺動部材を用いた画像加熱装置において、ベルト端部の破損を低減させることができる。
(a)は実施例1における画像形成装置の概略構成図、(b)は定着装置の要部の横断右側面図 (a)は定着装置の要部の正面と右側面と下面を見た斜視図、(b)は定着装置の要部の脊面と左側面と下面を見た斜視図 (a)と(b)は定着装置の要部の右側面と左側面 (a)はベルトの層構成模型図、(b)は摺動シートの凹凸形状の説明図、(c)はコントローラのベルト寄り制御に関わる部分のブロック図 ベルト寄り制御の動作フロー図 (a)はベルトと摺動シートの位置関係を示す図、(b)は(a)におけるB部の拡大模型 実施例2の説明図 実施例3の説明図 (a)は実施例5の定着装置の要部の脊面と左側面と下面を見た斜視図、(b)は定着装置の要部の横断右側面図 (a)は実施例5の定着装置のベルトと摺動シートの位置関係を示す図、(b)は従来の摺動シートの凹凸形状により発生する問題点の説明図
以下に、実施例を挙げて、本発明をより具体的に説明する。なお、これら実施例は、本発明を適用できる実施形態の一例ではあるものの、本発明はこれら実施例にのみ限定されるものではなく本発明の思想の範囲内において種々の変形が可能である。
(1)画像形成装置例
図1の(a)は、本発明に従う画像加熱装置を定着装置114として搭載した画像形成装置100の一例の概略構成を示す断面模式図である。装置100は転写式電子写真プロセスを利用したレーザービームプリンタである。装置100は、ホスト装置300からコントローラ(制御手段:CPU)200に入力する画像情報(電気的画像信号)に基づいてシート状の記録材(記録媒体:以下、シートと記す)Sに画像形成を行う。ホスト装置300はパーソナルコンピュータ・イメージリーダー等である。コントローラ200はホスト装置300や装置100の操作パネル(不図示)との間で各種の電気的な情報の授受をする。また、コントローラ200は装置100の画像形成動作を所定の制御プログラムや参照テーブルに従って統括的に制御する。
装置100は、像担持体としての電子写真感光体ドラム(以下、ドラムと記す)102を有する。ドラム102は矢印の時計方向に所定の速度で回転駆動され、ドラム面が帯電手段としての帯電器103によって所定の極性・電位に一様に帯電される。その一様帯電面に対して露光手段としてのレーザースキャナ(露光装置)104により画像情報に応じて変調されたレーザー光(画像光)105による走査露光がなされる。これにより、ドラム102の面には走査露光した画像情報に対応した静電潜像が形成される。その静電潜像が現像手段としての現像器106によってトナー画像として現像される。
そのトナー画像が、ドラム102と転写手段としての転写ローラ107との当接部である転写部において、該転写部に導入されたシートSに対して順次に転写される。転写ローラ107にはトナーの帯電極性とは反対極性の転写バイアスが印加されて、ドラム102上のトナー画像が記録材S上に静電転写される。シートSは装置内下部の給送カセット109内に積載収納されている。所定の給紙タイミングで給送ローラ110が駆動されると、カセット109内のシートSが1枚分離給送されて、搬送路110aを通ってレジストローラ対111に至る。ローラ対111はシートSの先端部を受け止めてシートの斜行修正をする。また、ドラム102上のトナー画像の先端部が転写部に到達したときにシートの先端部も転写部に丁度到達するタイミングとなるように、ドラム102上のトナー画像と同期をとって、シートSを転写部に搬送する。転写部を通ったシートSはドラム2の面から分離されて、定着装置114へと搬送される。
この定着装置114によりシートS上の未定着トナー画像が加熱加圧により固着画像としてシート面に定着される。そして、そのシートが搬送路110bを通って排出ローラ対112によって装置上部の排出トレイ113へと排出されて積載される。また、シート分離後のドラム102の面はクリーニング手段としてのクリーニング装置108によって転写残トナー等の残留付着物が除去されて清掃され、繰り返して作像に供される。
(2)定着装置
(2−1)定着装置114の全体的な概略構成
定着装置114について、正面は記録材導入口側から見た面である。背面はそれとは反対側の面である。左又は右は正面から見て左又は右である。上又は下は重力方向に関して上又は下である。ベルト部材について幅方向とはベルト面においてベルト部材の移動方向に直交する方向である。記録材について幅とは記録材面において記録材の搬送方向に直交する方向の寸法である。
図1の(b)は定着装置114の要部の横断右側面図である。図2の(a)は定着装置114の要部の正面と右側面と下面を見た斜視図、(b)は定着装置114の要部の脊面と左側面と下面を見た斜視図である。定着装置114は、画像Tを担持した記録材Sを挟持搬送して加熱するニップ部Nを形成する回転可能な第1部材11及び第2部材13を有する。本実施例において、第1部材11は加熱ロールであり、第2部材13はエンドレスの可撓性・耐熱性を有するベルト部材(以下、ベルトと記す)である。
加熱ロール11は、金属製コア11aの外側に弾性層11bと耐熱離型層11cを順次に積層した複合部材である。金属製コア11aは、例えば外径56mm、内径50mmのアルミニウム円筒管である。弾性層11bは、例えば厚さ2mm、硬度(アスカC)45°のシリコンゴム層である。耐熱離型層11cは、PFAもしくはPTFE層である。加熱ロール11は、回転軸線方向を左右方向にして、定着装置筺体の左右の側板20L・20R間に軸受部材(不図示)を介して回転可能に配設されている。また、加熱ロール11の内空部には加熱源としてのハロゲンヒータ12が挿入されて配設されている。
ベルト13は、基材の材質が金属あるいは耐熱樹脂である可撓性・耐熱性を有するものを使用することができる。本実施例におけるベルト13は、図4の(a)の層構成模型図のように、例えば厚さ75μm、幅340mm、周長200mmのNi製の無端状ベルトを基材13aとしている。そして、その基材13aの外周面に弾性層13bとして例えば厚さ300μmのシリコンゴム層をコーティングしたものである。
ベルト13は加熱ロール11の下側において少なくとも2つ以上の懸架部材に懸回張設されて配設されている。本実施例においては第1と第2の2個の支持ロール14と15を懸架部材として該両ロール14・15間に懸回張設されている。第1の支持ロール14は加圧ロールとして、加熱ロール11の下面側に加熱ロール11とほぼ並行に配列され、ベルト13を介して加熱ロール11の下面に対して付勢手段(不図示)により所定の押圧力で押圧されている。この押圧により加熱ロール11の弾性層11bを所定量弾性的に歪ませている。加圧ロール14は例えば外径φ20の中実ステンレスロールである。
第2の支持ロール15はベルトステアリング機能及びベルトテンションを付与する機能を有するステアリングロールとして、加圧ロール14よりも記録材搬送方向mの上流側において加圧ロール14とほぼ並行に配列されている。ベルト13はロール15のテンション機能により所定の張力(例えば100N)が付与されている。ロール15は例えば外径φ20、内径φ18程度のステンレス製中空ロールである。
ベルト13の内側には、ベルト13の上行側のベルト部分の内面に対して当接され、加熱ロール11の表面に沿ってベルト13を押圧する圧力付与部材としての加圧パッド18が配設されている。加圧パッド18は加圧ロール14に近接して配設されており、ベルト13の上記の内面に対して付勢手段(不図示)により所定の押圧力(例えば400N)で押し当てられている。ベルト13を加圧ロール14と加圧パッド18とで加熱ロール11に対して押し当てることで、記録材搬送方向mにおいて加熱ロール11とベルト13の接触面積を大きく採ることができる。これによりその接触面積に対応した幅広のニップ部(定着ニップ部)Nを加熱ロール11とベルト13とで形成できる。従って、未定着トナー画像Tを担持するシートSのニップ部Nによる挟持搬送時間を長くできて、トナー画像Tの高光沢化及び画像形成の高速化が可能となる。
ベルト13と加圧パッド18の摺動抵抗を低減するために、摺動部材としての摺動シート1がベルト13と加圧パッド18の間に介在されている。摺動シート1には、少なくともベルト13と当接する表面に、図4の(b)のように、所定の大きさの数多の凹凸形状2が形成されている。摺動シート1は例えば基材に厚み100μmのポリイミドフィルムを用い、その表層にPTFEを30μmコーティングしたものである。凹凸形状2は、エンボス加工により正四角錐状に形成されており、例えば凸部の高さは120μmであり、隣り合う凸部同士のピッチは1.76mmである。ここで、凸部の高さとは、凹部の最下点と凸部の頂点との面方向に直交する方向の距離を示し、ピッチとは、各凸部の頂点間の面方向距離を示している。摺動シート1の表面にPTFEをコーティングすることにより摺動シート1の表面とベルト13の内面との摺動抵抗を低減している。さらに凹凸形状2を形成することにより、摺動シート1の表面とベルト13の内面との接触点を減らしている。点接触にすることにより、摺動シート1とベルト13内面との摺動抵抗を低減することができる。
ベルト13の内側において、加圧パッド18とステアリングロール15の間に、ベルト13の内面を潤滑するためのオイル塗布ロール16が配置されている。ロール16の内部には適正な粘度を有する耐熱シリコンオイルを含浸させてある。ロール16はステアリングロール15の回転軸を中心に回動可能な左右の支持部材19間に軸受を介して回転可能に支持されている。そして支持部材19は側板20L・20Rとの間に張設された引っ張りバネ17によって、ロール16がベルト13の内面に接触する方向に回動付勢されている。これにより、ロール16がベルト13の内面に当接した状態に保持されて、ベルト13の走行に伴って従動回転する。
加熱ロール11は、右端側に設けられている駆動入力ギアGに駆動源(モータ:不図示)より駆動が伝達されて、図1の(b)において矢印の時計方向に所定の速度で回転駆動される。この加熱ロール11の回転力がニップ部Nにおける接触摩擦力でベルト13に伝わり、ベルト13、加圧ロール14、ステアリングロール15が加熱ロール11の回転に追従して矢印の反時計方向へ回転する。一方、ハロゲンヒータ12には給電回路201から電力が印加され、ヒータ12が点灯する。これにより、加熱ロール11が内側から加熱される。加熱ロール11の表面温度が、加熱ロール11の表面に対して接触或いは非接触に近接させて配設されたサーミスタなどの温度検知部材THにより検知される。コントローラ200は、温度検知部材THからの出力信号を取り込み、その出力信号に基いて加熱ロール11の表面温度が所定の定着温度(目標温度)に維持されるように給電回路201からヒータ12への供給電力を制御する。加熱ローラ11の表面が所定の定着温度に維持された状態において、未定着トナー画像Tを担持したシートSは画像担持面を上側にして定着装置114のニップ部Nに導入される。そのシートSはニップ部Nで加熱ローラ11とベルト13とにより挟持搬送され、その搬送過程においてトナー画像Tに加熱ローラ11の熱とニップ部Nの圧が付与される。これによりトナー画像TがシートS面上に加熱定着される。
(2−2)ベルト寄り制御手段
図2、図3、図4の(c)、図5により、ベルト13の幅方向位置を規制するベルト寄り制御手段(ベルト幅方向位置規制手段)の構成を説明する。図3の(a)と(b)は定着装置114の要部の右側面と左側面である。図4の(c)はコントローラ200のベルト寄り制御に関わる部分のブロック図、図5はベルト寄り制御の動作フロー図である。
定着装置筺体の右側板20Rにはステアリングロール15の右端部の軸15Raを支持するための右支持アーム54Rが配設されている。アーム54Rは右側板20Rの外側に加圧ロール14と同軸に固定された軸55Rに該軸を中心に上下方向に回動可能に支持されている。アーム54Rには、ロール15の右端部の軸15Raを回転可能に支持する軸受53Rがベルトテンション方向にスライド可能に配設されている。軸受53Rはテンションバネ56Rによりベルトテンション方向に移動付勢されている。アーム54Rの軸55R側とは反対側には軸55Rを中心とする扇形ギア52が固定されている。その扇形ギア52にステッピングモータモータ50の駆動により回転駆動可能なウォームギア51が噛合している。モータ50は右側板20Rに固定して支持されている。
一方、定着装置筺体の左側板20Fの外側にはステアリングロール15の左端部の軸15Faを支持するための左支持アーム54Fが配設されている。アーム54Fは左側板20Fの外側に加圧ロール14と同軸に固定された軸55Fに係止され、左側板20Fに固定支持されている。アーム54Fには、ロール15の左端部の軸15Faを回転可能に支持する軸受53Fがベルトテンション方向にスライド可能に配設されている。軸受53Fはテンションバネ56Fによりベルトテンション方向に移動付勢されている。
上記のように、ロール15の左側と右側の軸受53Fと53Rがそれぞれバネ56Fと56Rによりベルトテンション方向に移動付勢されることで、ベルト13に所定の張力が付与される。また、右側板20R側のアーム54Rは軸55Rを中心に回転可能であり、左側板20F側のアーム54Fは軸55Fを中心に側板20Fに固定支持されている。そのため、ロール15は、固定支持の左側アーム54Fの軸受53Fを中心にして、右側アーム54R側で軸55Rを中心に図3の(a)における矢印B1の上方向及び矢印B2の下方向に所定のステアリング動作をすることが可能である。即ち、ステアリングロール15のアライメントを加圧ロール14に対してくずすことが可能である。
また、左側板20Fと右側板20Rにはそれぞれベルト13の左端部と右端部を検知して、ベルト13の幅方向の位置を検出するためのベルト位置センサ(ベルト位置検知部材)80Fと80Rが配設されている。左側のセンサ80Fは、ベルト13の左側寄り移動に関する所定の移動規制位置Faと、ベルト13が位置Faよりも更に左方に寄り移動した場合の移動可能限界位置Fbとを検出することができる。右側のセンサ80Fは、ベルト13の右側寄り移動に関する所定の移動規制位置Raと、ベルト13が位置Raよりも更に右方に寄り移動した場合の移動可能限界位置Fbとを検出することができる。
ベルト13は、回転過程(循環走行過程)において、幅方向の一方側(左方)或いは他方側(右方)にベルト懸架部材であるローラ14・15の長手に沿って寄り移動運動する。ベルト13が、図2の(a)及び(b)における矢印Fのように左側に寄り移動して所定の移動規制位置Faへ移動したことがセンサ80Fにより検出(Fa−ON信号)されると、その検出信号がコントローラ200に入力する。コントローラ200はその信号に基づいて扇形ギア52を軸55Rを中心に矢印B2の下方に移動させるべくモータ50をCW回転させる。これにより、ロール15がB2方向に移動して、ロール15のアライメントが加圧ロール14に対してくずれる。この結果、ベルト13が矢印Rの右方に戻り移動していく。ベルト13が矢印Rの右方に戻り移動して所定の移動規制位置Raへ移動したことがセンサ80Rにより検出(Ra−ON信号)されると、その検出信号がコントローラ200に入力する。コントローラ200はその信号に基づいて扇形ギア52を軸55Rを中心に矢印B2の下方に移動させるべくモータ50をCCW回転させる。これにより、ロール15がB1方向に移動して、ロール15のアライメントが加圧ロール14に対してくずれる。この結果、ベルト13が矢印Fの左方に戻り移動していく。
上記一連の繰り返し制御動作によりベルト13は一定の蛇行を続けることになる。即ち、ベルト13の左右の寄り移動が、所定の左側と右側の移動規制位置FaとRaの間の所定範囲内の蛇行に制御される。扇形ギア52を軸55R中心に移動させる動作で、ベルト13にかかるテンションはテンションバネ56により一定に保たれる。
図5の動作フローにおいて、センサ80Fによりベルト13の移動可能限界位置Fbへの移動が検出(Fb−ON信号)された場合は、コントローラ200はベルト13が左側に寄り切ったと判断する。また、センサ80Rによりベルト13の移動可能限界位置Rbへの移動が検出(Rb−ON信号)された場合は、コントローラ200はベルト13が右側に寄り切ったと判断する。これらの場合には、コントローラ200は装置を停止させて、操作部その旨の表示を行う。
(2−3)摺動シートの凹凸形状の範囲
図6により、摺動シート1の表面に形成されている凹凸形状2の範囲について説明する。図6の(b)は、(a)におけるB部の拡大模型図である。本実施例の装置において、記録材Sの通紙は記録材幅中心の所謂中央基準搬送でなされる。本実施例においては、最大許容マテリアルサイズWSを13インチ=330.2mmにしている。加圧パッド18の長手方向(左右方向)の長さL18は最大通紙幅SWより長いほうが好ましい。本実施例において、加圧パッド18の具体的な長さL18は332mmにしている。前述のようにベルト13は寄り移動制御により、左側の移動規制位置Faと右側の移動規制位置Raの間で、往復移動を繰り返す。
ベルト13の幅方向の長さをLBとし、幅方向の中央位置から左側の移動規制位置Faの位置までベルト13が移動する距離をLF、右側の移動規制位置Ra側の位置まで移動する距離をLRとする。本実施例においては、具体的に、ベルト13の長さLBは340mm、LF及びLRは同じ距離であり、具体的な距離は各々2mmである。
上記より、ベルト13が存在可能な範囲をLSとすると、LS=LB+LF+LRになる。本実施例では、摺動シート1の左右方向の長さL1もLSと同じ長さに設定する。具体的な範囲LSは344mmである。従って、摺動シート1の長さL1も344mmである。
ベルト13は、寄り移動制御によって、左側の移動規制位置Faに到達した場合、反対側の右側の移動規制位置Raからベルト13の右端面13Rまで、長さLNR分、摺動シート1の表面が露出する。同様に、ベルト13が右側の移動規制位置Raに到達した場合、反対側の左側の移動規制位置Faからベルト13の左端面13Fまで、長さLNF分、摺動シート1の表面が露出する。上記の長さLNFとLNRにから、摺動シート1表面に形成される凹凸2の範囲LSEを次式で決定する。
LSE=LS−LNF−LNR
具体的な、凹凸形状2の範囲LSEは336mmである。LNF及びLNRの範囲3には凹凸形状2を形成しない。ここで、凹凸形状2を形成しない範囲3の面の平滑さ、即ち、範囲3の面におけるキズの選別レベルは、ベルト13の厚み75μmの20%にあたる深さ15μmで長さ500μmとしている。
上記のように、摺動シート1の表面に対する凹凸形状2の形成範囲を、ベルト13の幅方向の両端部がそれぞれ移動規制位置Fa・Raに達したときにベルト部材13の端部から露出しない範囲LSE(LSE≦LS−(LNF+LNR))に設定する。これにより、ベルト13が幅方向にある距離移動しても、図10の(b)の従来構成の場合とは異なり、摺動シート1に形成された凹凸形状2によるダメージを受けなくなる。従って、ベルト部材13(特に金属基材のベルト)と、シート状摺動部材1を用いた定着装置において、ベルト端部の破損を低減させ、より安定したベルト定着装置を提案することが可能になる。
[実施例2]
図7は本実施例2の説明図である。本実施例における摺動シート1は、前述した実施例1におけるLNR及びLNFの範囲にはシート1が存在しない。即ち、本実施例においては、ベルト13が存在する範囲をLSに対し、摺動シート1の長さを短く設定する。LNR及びLNFの範囲には摺動シート1が存在しない。その他の装置構成は実施例1と同様である。
上記のように構成することで、ベルト13が幅方向にある距離移動しても、摺動シート1に形成された凹凸形状2によるダメージを受けなくなる。これにより、実施例1の場合と同様に、ベルト部材13(特に金属基材のベルト)と、シート状摺動部材1を用いた定着装置において、ベルト端部の破損を低減させ、より安定したベルト定着装置を提案することが可能になる。
[実施例3]
図8は本実施例3の説明図である。図8の(b)は、(a)におけるB部の拡大模型図である。本実施例の摺動シート1は、実施例1におけるLNR及びLNFの範囲4にリブ形状5を形成したものである。即ち、実施例1と同様に、摺動シート1の表面に対する凹凸形状2の形成範囲を、ベルト13の幅方向の両端部がそれぞれ移動規制位置Fa・Raに達したときにベルト13の端部から露出しない範囲LSE(LSE≦LS−(LNF+LNR))に設定する。そして、露出する摺動シート表面(摺動部材表面)LNF・LNRにはリブ形状5を設けたことを特徴とする。その他の装置構成は実施例1と同様である。
本実施例において、リブ形状5は、前述の凹凸形状2を連続的につなげた形状であり、具体的なリブ形状5は、リブの高さは120μmであり、リブ太さ0.76mm、隣り合うリブ同士のピッチは1.76mmであり、リブの角度αは75°である。リブ高さとは、摺動シート1の表層からリブの頂点との面方向に直交する方向の距離を示し、ピッチとは、各リブの頂点間の面方向距離を示し、リブの角度αは摺動シート1の長手方向(左右方向)に対する角度である。
リブ5の角度αの範囲については、以下のように設定する。ベルト13の端部のダメージは、ベルト13が幅方向に移動していく過程で、ベルト13の端部が凹凸形状2の凹部に落ち込み、さら凸部に衝突することにより発生する(図10の(b))。上記事象をLNF及びLNRの範囲4にてリブ形状5を用いて解消できるリブの角度αの最低条件は、0°≦α<90°(ベルト13の幅方向への移動方向に対して、0°以上90°未満0°以上90°未満)になる。α=90°になると、リブ形状5がベルト13の端部と平行になるため、ベルト13が幅方向に移動していく過程で、凹部に落ち込み、凸部に衝突してしまう。上記リブ形状5の角度αの条件と、LNF及びLNRの範囲4により、リブ形状5の角度を決定する。例えば、なんらかの都合により、リブ形状5の本数を1本にしなければならない場合があった場合には次のように設定される。即ち、摺動シート1がベルト13に接触する長さLP(摺動シート1の搬送方向の幅)が20mmで、LNF(LNR)の範囲が8mmの場合、リブ形状5の角度αはtanα=20/8によりα=68.2°と設定される。
上記のように構成することで、ベルト13が幅方向にある距離移動しても、摺動シート上に形成された凹凸形状2によるダメージを受けなくなる。これにより、ベルト(特に金属基材のベルト)13と、シート状摺動部材1を用いた定着装置において、ベルト端部の破損を低減させ、より安定したベルト定着装置を提案することが可能になる。
図8の(a)と(b)では、直線形状であるリブ形状5を例示したが、これに限定されるものではなく、(c)のように、曲線リブ6でもよく、直線形状であるリブ形状5と同様の効果が得られる。
[実施例4]
実施例3では、リブ形状5又は6をLNF及びLNRの範囲4内に設ける例を示したが、これに限定されるものではない。ベルト13の内面と摺動シート1との摺動抵抗が抵抗できるのであれば、凹凸形状2の範囲LSEにリブ形状5又は6があっても良い。
即ち、本実施例のベルト定着装置は、少なくともベルト13と当接する表面にリブ形状4又は6が形成された摺動シート1を有し、ベルト13が幅方向に移動可能で、ベルト13の幅方向の両端側にそれぞれ移動規制位置F・Rを有することを特徴とする。この構成においても実施例1乃至実施例3のベルト定着装置と同様の効果が得られる。
[実施例5]
図9、図10の(a)は本実施例5の説明図である。本実施例は、実施例1の定着装置114において、ベルト寄り制御手段として、センサ80F・80Rとベルト懸架部材揺動機構を用いた手段に代えて、テンションロール15の左右両端部にフランジ7F・7Rを設けてベルト位置を規制する構成を用いている。本実施例においては、メカハード的な規制手段である左右のフランジ7F・7Rを用いてベルト位置を規制する構成により、低コスト化を図っている。
本実施例の装置114においては、ベルト13の回転過程(循環走行過程)において、ベルト13が幅方向において、図9の(a)における矢印Fのように左側に寄り移動すると、ベルト左端部13Fがロール15の左フランジ7Fの内面に受け止められる。即ち、ベルト13のそれ以上の左方への寄り移動が規制される。また、ベルト13が矢印Rのように右側に寄り移動すると、ベルト右端部13Rがテンションロール15の右フランジ7Rの内面に受け止められてベルト13のそれ以上の右方への寄り移動が規制される。このようにして、ベルト13の左右の寄り移動が、左フランジ7Fの内面である移動規制位置Faと右フランジ7Rの内面である移動規制位置Raとの間の所定範囲内の蛇行に制御される。
ここで、本実施例においては左右の左フランジ7F・7R間でベルト13の蛇行が発生しないのでは無いかという疑問が生じるが、そのようのことは無い。ベルト13の蛇行は実施例1のセンサ80F・80Rとベルト懸架部材揺動機構を用いた寄り制御手段の場合に比べてベルト13の往復回数は減少するが、ベルト蛇行運動は発生する。その主な理由としては、加熱ロール11とベルト13及び加圧パッド18で形成させるニップ部Nにおける長手方向(左右方向)のニップ長さ分布が支配的な要因である。主な要因を記載すると、加熱ロール11の長手方向の径差や、シリコンゴムからなる弾性層の経時変化、加圧パッド18のシリコンゴム経時変化、記録材通紙による温度変化・長手方向温度分布ムラ等諸処の条件の組み合わせによりベルト13の蛇行が発生する。
上記のように構成することで、ベルト13が幅方向にある距離移動しても、摺動シート1上に形成された凹凸形状2によるダメージを受けなくない。これにより、ベルト(特に金属基材のベルト)13と、シート状摺動部材1を用いたベルト定着装置において、ベルト端部の破損を低減させ、より安定したベルト定着装置を提案することが可能になる。
実施例2乃至4のベルト定着装置においても、ベルト寄り制御手段として、センサ80F・80Rとベルト懸架部材揺動機構を用いた手段に代えて、上記のようなフランジ7F・7Rを用いてベルト位置を規制する構成を採択して同様の効果が発揮できる。
上述した実施例1乃至5では、定着部材として加熱ローラ11を用いる例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、加熱ローラ11側にベルトを用いても良く、本発明を適用することにより同様の効果が得られる。
T・・画像、S・・記録材、N・・ニップ部、11・・第1部材(加熱ローラ)、13・・第2部材(ベルト部材)、114・・画像加熱装置(ベルト定着装置)、18・・圧力付与部材(加圧パッド)、2・・凹凸形状、1・・摺動部材(摺動シート)、Fa・Ra・・左右の移動規制位置

Claims (16)

  1. 画像を担持した記録材を挟持搬送して加熱するニップ部を形成する回転可能な第1部材及び第2部材を有する画像加熱装置であって、少なくとも前記第2部材がベルト部材であり、前記ベルト部材の内側に当接され、前記第1部材の表面に沿って前記ベルト部材を押圧する圧力付与部材と、前記ベルト部材と前記圧力付与部材との間に介在され、少なくとも前記ベルト部材と当接する表面に凹凸形状が形成された摺動部材と、を有し、前記ベルト部材が幅方向に移動可能で、前記ベルト部材の幅方向の両端側にそれぞれ移動規制位置を有する画像加熱装置において、前記摺動部材の表面に対する前記凹凸形状の形成範囲を、前記ベルト部材の幅方向の両端部がそれぞれ前記移動規制位置に達したときに前記ベルト部材の端部から露出しない範囲に設定したことを特徴とする画像加熱装置。
  2. 前記ベルト部材の基材の材質が金属であることを特徴とする請求項1に記載の画像加熱装置。
  3. 前記ベルト部材の基材の材質が耐熱樹脂であることを特徴とする請求項1に記載の画像加熱装置。
  4. 前記ベルト部材は、少なくとも2つ以上の懸架部材により懸架されており、前記懸架部材の少なくとも1つの懸架部材のアライメントをくずすことにより前記ベルト部材の幅方向の位置を規制するベルト寄り制御手段を有する請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の画像加熱装置。
  5. 前記摺動部材の幅方向の長さが、前記摺動部材の表面に対する前記凹凸形状の形成範囲の長さよりも長いことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の定着装置。
  6. 前記摺動部材の幅方向の長さが、前記摺動部材の表面に対する前記凹凸形状の形成範囲の長さと同じであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の定着装置。
  7. 画像を担持した記録材を挟持搬送して加熱するニップ部を形成する回転可能な第1部材及び第2部材を有する画像加熱装置であって、少なくとも前記第2部材がベルト部材であり、前記ベルト部材の内側に当接され、前記第1部材の表面に沿って前記ベルト部材を押圧する圧力付与部材と、前記ベルト部材と前記圧力付与部材との間に介在され、少なくとも前記ベルト部材と当接する表面に凹凸形状が形成された摺動部材と、を有し、前記ベルト部材が幅方向に移動可能で、前記ベルト部材の幅方向の両端側にそれぞれ移動規制位置を有する画像加熱装置において、前記摺動部材の表面に対する前記凹凸形状の形成範囲を、前記ベルト部材の幅方向の両端部がそれぞれ前記移動規制位置に達したときに前記ベルト部材の端部から露出しない範囲に設定し、露出する摺動部材表面にはリブ形状を設けたことを特徴とする画像加熱装置。
  8. リブ形状の角度は、前記ベルト部材の幅方向への移動方向に対して、0°以上90°未満であることを特徴とする請求項7に記載の画像加熱装置。
  9. 前記ベルト部材の基材の材質が金属であることを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の画像加熱装置。
  10. 前記ベルト部材の基材の材質が耐熱樹脂であることを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の画像加熱装置。
  11. 前記ベルト部材は、少なくとも2つ以上の懸架部材により懸架されており、前記懸架部材の少なくとも1つの懸架部材のアライメントをくずすことにより前記ベルト部材の幅方向の位置を規制するベルト寄り制御手段を有する請求項7乃至請求項10のいずれか1項に記載の画像加熱装置。
  12. 画像を担持した記録材を挟持搬送して加熱するニップ部を形成する回転可能な第1部材及び第2部材を有する画像加熱装置であって、少なくとも前記第2部材がベルト部材であり、前記ベルト部材の内側に当接され、前記第1部材の表面に沿って前記ベルト部材を押圧する圧力付与部材と、前記ベルト部材と前記圧力付与部材との間に介在され、少なくとも前記ベルト部材と当接する表面にリブ形状が形成された摺動部材を有し、前記ベルト部材が幅方向に移動可能で、前記ベルト部材の幅方向の両端側にそれぞれ移動規制位置を有することを特徴とする画像加熱装置。
  13. リブ形状の角度は、前記ベルト部材の幅方向への移動方向に対して、0°以上90°未満であることを特徴とする請求項12に記載の画像加熱装置。
  14. 前記ベルト部材の基材の材質が金属であることを特徴とする請求項12又は請求項13に記載の画像加熱装置。
  15. 前記ベルト部材の基材の材質が耐熱樹脂であることを特徴とする請求項12又は請求項13に記載の画像加熱装置。
  16. 前記ベルト部材は、少なくとも2つ以上の懸架部材により懸架されており、前記懸架部材の少なくとも1つの懸架部材のアライメントをくずすことにより前記ベルト部材の幅方向の位置を規制するベルト寄り制御手段を有する請求項12乃至請求項15のいずれか1項に記載の画像加熱装置。
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