JP2011107037A - 課電端子アダプタ及び課電端子 - Google Patents

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Abstract

【課題】配電線を事故探査する路上変圧器用の課電端子アダプタを提供する。
【解決手段】アダプタ10は、本体70及びヒューズ筒81を備える路上変圧器7に用いられる。本体70は、地中線から供給される電力を変圧する変圧器73を内部に有する。ヒューズ筒81は、カットアウト8の接続穴810に装着され、中間部が接続穴810に設けた第1電極e1を介して地中線に接続し、先端部が接続穴810に設けた第2電極e2を介して変圧器73に接続する。アダプタ10は、ヒューズ筒81に代えて接続穴810に装着される。最初に、第1導体棒11と第2導体棒12とを結合したアダプタ10に課電端子5を結合した状態で、接続穴810に挿入する。次に、第1導体棒11と第1絶縁棒15とを結合したアダプタ10に課電端子5を結合した状態で、接続穴810に挿入する。課電端子5を課電することにより、地中線又は変圧器73の事故を特定できる。
【選択図】図4

Description

本発明は、課電端子アダプタ及び課電端子に関する。特に、路上変圧器に探査信号を課電(印加)して、配電線を事故探査する課電端子に接続するアダプタ及び課電端子の構造に関する。
一般に、電力を送電・配電する配電線は、電柱に支持されている。又、電柱は、柱上変圧器を支持している。そして、柱上変圧器は、配電線に印加された高圧の電力を家庭や事務所などで使用する電圧に変圧している。
又、柱上変圧器の近傍には、配電線と柱上変圧器を電気的に接続するカットアウト(ヒューズ筒保持器)を配置している。カットアウトは、内部にヒューズ筒を保持している。そして、過負荷運転となる電流が柱上変圧器に流れた場合には、ヒューズ筒の内部のヒューズが遮断(溶断)されて、変圧器の焼損などを防止している。
ところで、配電線に地絡事故などが発生すると、探査測定器に設けた課電端子からカットアウト(ヒューズ筒)に探査信号となる直流電流を印加して、事故点を探索することが実施されている。この場合、事故の探索時間を短縮することにより、停電の復旧時間を早めることが可能な課電端子アダプタが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1による課電端子アダプタは、配電線と柱上変圧器のそれぞれに導通接続するカットアウトに保持されたヒューズ筒が取り外されず、その下端部に課電端子アダプタの本体が取り付けられる。本体は、事故探査のために配電線及び柱上変圧器にかけられる探査信号が供給されるコード部とは分離可能であり、かつ、コードとの装着状態においては相対的に回動自在になっている。
特開2003−77384号公報
近年では、電線類の地中化により、市街地の中心区域では、電柱が撤去されている。そして、地下に配設された配電線の電力は、地上に設置された路上変圧器で変圧されて、家庭や事務所などで使用されている。
この路上変圧器は、変圧器を内蔵する本体とカットアウトとが一体化されている。そして、路上変圧器に設けた正面扉又は側面扉を開き、カットアウトに穿設された接続穴にヒューズ筒を着脱するように、路上変圧器は構成されている。
カットアウトは、ヒューズ筒が挿入される接続穴の中間に第1電極を有し、接続穴の奥部に第2電極を有している。第1電極は、ヒューズ筒の中間部に接続すると共に、配電線に接続している。第2電極は、ヒューズ筒の先端部に接続すると共に、変圧器に接続している。
例えば、特許文献1による課電端子アダプタをヒューズ筒に接続しただけでは、配電線の地絡事故であるか、柱上変圧器側の地絡事故であるかを判断することは、困難である。
特許文献1の場合は、配電線が架空線であるので、架空線の所定箇所に設置したCT(Current Transformer:変流器)で直流電流を検出し、その検出の有無で、配電線の地絡事故であるか、柱上変圧器側の地絡事故であるかを判断することができる。
しかし、路上変圧器の場合は、配電線が地中線であるので、CTを設置できず、CTを利用した配電線の事故点の検出が困難である。つまり、路上変圧器は、特許文献1による課電端子アダプタを利用して、配電線の地絡事故であるか、変圧器側の地絡事故であるかを判断することは、困難である。
路上変圧器において、配電線の地絡事故であるか、変圧器側の地絡事故であるかを判断することが容易な課電端子アダプタ及び課電端子が実現できれば、事故対象が容易に特定でき、停電の復旧時間を早めることも可能になる。そして、以上のことが本発明の課題といってよい。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、配電線又は変圧器側の事故を特定でき、配電線を事故探査することが容易な路上変圧器用の課電端子アダプタ及び課電端子を提供することを目的とする。
本発明者は、ヒューズ筒に代えて、導体からなる課電端子アダプタをカットアウトの接続穴に挿入して事故の有無を検査し、次に、課電端子アダプタの先端部を絶縁体に代えて、この課電端子アダプタに探査信号を課電することにより、この課題が解決可能なことを見出し、これに基づいて、以下のような新たな路上変圧器用の課電端子アダプタ及び課電端子を発明するに至った。
(1)本発明による課電端子アダプタは、地中線から供給される電力を変圧する変圧器を内部に有する本体、及び前記本体に穿設された接続穴に装着され、中間部が前記接続穴の中間に設けた第1電極を介して前記地中線に接続し、先端部が前記接続穴の奥部に設けた第2電極を介して前記変圧器に接続するヒューズ筒を備える路上変圧器に用いられ、前記ヒューズ筒に代えて前記接続穴に装着され、課電端子から探査信号が課電される課電端子アダプタであって、前記課電端子に着脱自在に結合する第1結合部を基端部に有し、前記第1電極に接続する第1接続部を先端部に有する第1導体棒と、この第1導体棒の先端部と同軸上に着脱自在に結合する第2結合部を基端部に有し、前記第2電極に接続する第2接続部を先端部に有する第2導体棒と、前記第1導体棒の先端部と同軸上に着脱自在に結合する第3結合部を基端部に有し、前記第2電極を絶縁する第1絶縁棒と、を備える。
(2)前記第2導体棒は、基端部側が中実の軸棒からなり、先端部側が前記軸棒の外径より小さい外径を有する中空のパイプからなることが好ましい。
(3)本発明による課電端子は、地中線から供給される電力を変圧する変圧器を内部に有する本体、及び前記本体に設けられたカットアウトの接続穴に装着され、中間部が前記接続穴の中間に設けた第1電極を介して前記地中線に接続し、先端部が前記接続穴の奥部に設けた第2電極を介して前記変圧器に接続するヒューズ筒を備える路上変圧器に用いられ、前記ヒューズ筒に代えて前記接続穴に装着され、課電端子本体から探査信号が課電される課電端子であって、前記課電端子本体の先端部から突出するように形成され、前記第1電極に接続する第3接続部を先端部に有し、前記ヒューズ筒の基端部側と同形状に形成する第3導体棒と、この第3導体棒の先端部と同軸上に着脱自在に結合する第4結合部を基端部に有し、前記第2電極に接続する第4接続部を先端部に有し、前記ヒューズ筒の先端部側と同形状に形成する第4導体棒と、前記第3導体棒の先端部と同軸上に着脱自在に結合する第5結合部を基端部に有し、前記第2電極を絶縁し、前記ヒューズ筒の先端部側と同形状に形成する第2絶縁棒と、を備える。
(4)前記第4導体棒は、基端部側が中実の軸棒からなり、先端部側が前記軸棒の外径より小さい外径を有する中空のパイプからなることが好ましい。
本発明による課電端子アダプタは、第1導体棒及び第2導体棒からなる課電端子アダプタを接続穴に挿入して、課電することにより事故の有無を検査し、次に、第1導体棒及び第1絶縁棒からなる課電端子アダプタを接続穴に挿入して、課電することにより、配電線又は変圧器側の事故を特定でき、配電線を事故探査することが容易である。
本発明の第1実施形態による課電端子アダプタが適用される側面扉形の路上変圧器の構成を示す図であり、図1(A)は、側面扉形の路上変圧器の平面図、図1(B)は側面扉形の路上変圧器の正面図である。 前記側面扉形の路上変圧器に備わるカットアウトの縦断面図である。 前記側面扉形の路上変圧器に備わるカットアウトに装着されるヒューズ筒の外観を示す斜視図である。 第1実施形態による課電端子アダプタの構成を示す斜視分解組立図である。 第1実施形態による課電端子アダプタの構成を示す平面図であり、図5(A)は、第1導体棒と第2導体棒が結合した状態図、図5(B)は、第1導体棒と第2導体棒が分離した状態図、図5(C)は、第1導体棒と第1絶縁棒が結合する前の状態図である。 第1実施形態の変形例による課電端子アダプタの構成を示す斜視分解組立図である。 第1実施形態の変形例による課電端子アダプタの構成を示す平面図であり、図7(A)は、第1導体棒と第2導体棒が結合した状態図、図7(B)は、第1導体棒と第2導体棒が分離した状態図、図7(C)は、第1導体棒と第1絶縁棒が結合する前の状態図である。 第1実施形態による課電端子の構成を示す斜視分解組立図である。 第1実施形態の変形例による課電端子の構成を示す斜視分解組立図である。 本発明の第2実施形態による課電端子アダプタが適用される正面扉形の路上変圧器に備わるカットアウトに装着されるヒューズ筒の外観を示す斜視図である。 第2実施形態による課電端子アダプタの構成を示す斜視分解組立図である。 第2実施形態による課電端子アダプタの構成を示す平面図であり、図12(A)は、第1導体棒と第2導体棒が結合した状態図、図12(B)は、第1導体棒と第2導体棒が分離した状態図、図12(C)は、第1導体棒と第1絶縁棒が結合する前の状態図である。 第2実施形態の変形例による課電端子アダプタの構成を示す斜視分解組立図である。 第2実施形態の変形例による課電端子アダプタの構成を示す平面図であり、図14(A)は、第1導体棒と第2導体棒が結合した状態図、図14(B)は、第1導体棒と第2導体棒が分離した状態図、図14(C)は、第1導体棒と第1絶縁棒が結合する前の状態図である。 第2実施形態による課電端子の構成を示す斜視分解組立図である。 第2実施形態の変形例による課電端子の構成を示す斜視分解組立図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態を説明する。
[第1実施形態]
(路上変圧器の構成)
最初に、本発明の第1実施形態による課電端子アダプタが適用される側面扉形の路上変圧器の構成を説明する。図1は、本発明の第1実施形態による課電端子アダプタが適用される側面扉形の路上変圧器の構成を示す図であり、図1(A)は、側面扉形の路上変圧器の平面図、図1(B)は側面扉形の路上変圧器の正面図である。
図1を参照すると、路上変圧器7は、その本体70が外箱71の内部に本体ケース72を収容している。本体ケース72の内部には、絶縁油が注入されており、変圧器73が収納されている。本体ケース72の外壁には、6個のプラグユニット74が取付けられている。プラグユニット74は、本体ケース72の外壁を気密している。
プラグユニット74の上方には、円筒型カットアウト(以下、カットアウトと略称する)8が本体ケース72を気密に貫通し、本体ケース72の内部の気中部に突出して取付けられている。本体ケース72の内部において、プラグユニット4とカットアウト8は、導線742で電気的に接続されている。
又、本体ケース72の内部において、カットアウト8と変圧器73の一次側は、導線741で電気的に接続されている。更に、本体ケース72の内部において、変圧器73の二次側と二次側の端子(コネクタ)77は、導線743で電気的に接続されている。二次側の端子77は、負荷に接続する二次側ケーブル78に接続している。
路上変圧器7には、複数の地中線である一次側ケーブル75が引き込まれている。これらの一次側ケーブル75の端末には、エルボ形のロードブレークコネクタ76が取り付けられている。又、一部のプラグユニット74には、キャップ7cが被せられている。
変圧器73は、一次側ケーブル75から供給される電力がカットアウト8を介して変圧している。そして、変圧された電力は、二次側の端子77を介して、二次側ケーブル78に供給される。
図示された側面扉形の路上変圧器7は、一方の側面扉711を開くと、プラグユニット74に対してロードブレークコネクタ76を着脱できる。又、一方の側面扉711を開くと、カットアウト8に対してヒューズ筒(側面扉形のヒューズ筒)81を着脱できる(図2及び図3参照)。一方、他方の側面扉712を開くと、二次側の端子77に対して二次側ケーブル78を着脱できる。
(カットアウトの構成)
次に、側面扉形の路上変圧器7に備わるカットアウト8の構成を説明する。図2は、前記側面扉形の路上変圧器に備わるカットアウトの縦断面図である。図3は、前記側面扉形の路上変圧器に備わるカットアウトに装着されるヒューズ筒の外観を示す斜視図である。
図2又は図3を参照すると、カットアウト8は、円筒状のカットアウト本体80とヒューズ筒81を備えている。カットアウト本体80は、略円形の開口811を基端部に設けている。ヒューズ筒81は、開口811から挿入されて、カットアウト本体80に穿設された接続穴810に装着されている。
図2を参照すると、カットアウト本体80は、その略外殻を構成する円筒状の碍子8aを有している。カットアウト本体80は、碍子8aの中間部から突出する絶縁キャップ8bを有している。そして、カットアウト本体80は、絶縁キャップ8bを介して導線741を延出している(図1参照)。
導線741は、その端末に第1電極e1を接続している。第1電極e1は、接続穴810の中間に配置されている。そして、第1電極e1は、ヒューズ筒81の中間部の外周に接触(導通)している。
一方、図2を参照すると、カットアウト本体80は、碍子8aの先端部を被覆する絶縁キャップ8cを有している。そして、カットアウト本体80は、絶縁キャップ8cを介して導線742を延出している(図1参照)。
導線742は、その端末に第2電極e2を接続している。第2電極e2は、接続穴810の奥部に配置されている。第2電極e2は、ヒューズ筒81の先端部に接触(導通)している。そして、ヒューズ筒81を介して、一次側ケーブル75と変圧器73が電気的に接続されている(図1参照)。
なお、碍子8aの基端部(入口部)には、はかま部材8dが固定されている。はかま部材8dには、前述した開口811を設けている。カットアウト8は、密閉栓8eを開口811に取り付けて閉止している。密閉栓8eを取り外すと、ヒューズ筒81を接続穴810に着脱できる。
(ヒューズ筒の構成)
図3を参照すると、ヒューズ筒81は、耐熱性の合成樹脂などからなる絶縁筒81aの内部にヒューズエレメント(図示せず)が配置されている。又、絶縁筒81aの内部には、消弧剤が充填されている。絶縁筒81aの一端は、金属キャップ81bで封止されている。
絶縁筒81aの中間部には、導電性の円環状の第1接触端子81cが固定されている。第1接触端子81cは、絶縁筒81aの内部でヒューズエレメントの一端に接続している。又、第1接触端子81cの外周は、第1電極e1に接続(接触)できる(図2参照)。
絶縁筒81aの他端には、導電性のパイプ状の第2接触端子81dが固定されている。絶縁筒81aの他端は、第2接触端子81dで封止されている。第2接触端子81dは、絶縁筒81aの内部でヒューズエレメントの他端に接続している。又、第2接触端子81dは、第2電極e2に接続(接触)できる(図2参照)。第2接触端子81dの外径は、絶縁筒81aの外径より小さく構成されている。
ヒューズエレメントに規格以上の過大電流が流れると、ヒューズエレメントが溶断して、第1電極e1と第2電極e2の導通を遮断できる。金属キャップ81bには、溶断したヒューズエレメントの一部が突出する溶断標示装置81eを設けている(図2参照)。
(課電端子アダプタの構成)
次に、本発明の第1実施形態による課電端子アダプタの構成を説明する。図4は、第1実施形態による課電端子アダプタの構成を示す斜視分解組立図である。図5は、第1実施形態による課電端子アダプタの構成を示す平面図であり、図5(A)は、第1導体棒と第2導体棒が結合した状態図、図5(B)は、第1導体棒と第2導体棒が分離した状態図、図5(C)は、第1導体棒と第1絶縁棒が結合する前の状態図である。
図4又は図5を参照すると、第1実施形態による課電端子アダプタ(以下、アダプタと略称する)10は、ヒューズ筒81に代えて接続穴810に装着される(図2参照)。そして、アダプタ10は、課電端子5に接続され、課電端子5から探査信号としての直流電流が課電される。アダプタ10は、第1導体棒11、第2導体棒12、及び第1絶縁棒15を備えて構成されている。
第1導体棒11は、導電性の金属丸棒からなり、第1結合部となる雄ねじ部11aを基端部に有している。雄ねじ部11aは、課電端子5の先端部に設けた雌ねじ部5aに螺合できる。第1導体棒11は、課電端子5に着脱自在に結合できる。
又、第1導体棒11は、第1電極e1に接続する第1接続部111を先端部に有している(図2参照)。そして、第1接続部111には、雌ねじ部11bが形成されている。
第2導体棒12は、導電性の金属丸棒からなり、第2結合部となる雄ねじ部12aを基端部に有している。雄ねじ部12aは、第1接続部111に設けた雌ねじ部11bに螺合できる。第2導体棒12は、第1導体棒11と同軸上に着脱自在に結合できる。
又、第2導体棒12は、第2電極e2に接続する第2接続部121を先端部に有している(図2参照)。第2導体棒12は、基端部側が中実の軸棒からなり、先端部側が前記軸棒の外径より小さい外径を有する中空のパイプからなっている。
第1絶縁棒15は、絶縁性の合成樹脂の丸棒からなり、第3結合部となる雄ねじ部15aを基端部に有している。雄ねじ部15aは、第1接続部111に設けた雌ねじ部11bに螺合できる。第1絶縁棒15は、第1導体棒11と同軸上に着脱自在に結合できる。そして、第1絶縁棒15は、第2電極e2を絶縁できる(図2参照)。
(変形例による課電端子アダプタの構成)
次に、第1実施形態の変形例による課電端子アダプタの構成を説明する。図6は、第1実施形態の変形例による課電端子アダプタの構成を示す斜視分解組立図である。図7は、第1実施形態の変形例による課電端子アダプタの構成を示す平面図であり、図7(A)は、第1導体棒と第2導体棒が結合した状態図、図7(B)は、第1導体棒と第2導体棒が分離した状態図、図7(C)は、第1導体棒と第1絶縁棒が結合する前の状態図である。
なお、図4及び図5で使用された符号と同じ符号の構成品は、その作用を同一とするので、以下の説明では割愛する場合がある。図6又は図7を参照すると、第1接続部111には、軸部12c又は軸部15cが嵌合する軸穴11cを設けている。又、第1接続部111には、一対の鉤状の係合溝11d・11eを設けている。
第2導体棒12は、導電性の金属丸棒からなり、第1導体棒11の先端部と結合する第2結合部12bを基端部に有している。第2結合部12bは、軸部12c、一対のピン12d・12e、及び固定リング12fを有している。一対のピン12d・12eは、軸部12cの外周から突出している。一対のピン12d・12eを一対の係合溝11d・11eに挿入し、更に、第2導体棒12を回動して、第1導体棒11に係合できる。
固定リング12fは、軸部12cに螺合している。一対のピン12d・12eが一対の係合溝11d・11eに係合した状態で、固定リング12fを回転すると、第2導体棒12を第1導体棒11に締結できる。このように、いわゆるツイストロック機構を用いて、第2導体棒12は、第1導体棒11と同軸上に着脱自在に結合できる。
第1絶縁棒15は、絶縁性の合成樹脂の丸棒からなり、第1導体棒11の先端部と結合する第3結合部15bを基端部に有している。第3結合部15bは、軸部15c、一対のピン15d・15e、及び固定リング15fを有している。一対のピン15d・15eは、軸部15cの外周から突出している。一対のピン15d・15eを一対の係合溝11d・11eに挿入し、更に、第1絶縁棒15を回動して、第1導体棒11に係合できる。
固定リング15fは、軸部15cに螺合している。一対のピン15d・15eが一対の係合溝11d・11eに係合した状態で、固定リング15fを回転すると、第1絶縁棒15を第1導体棒11に締結できる。このように、ツイストロック機構を用いて、第1絶縁棒15は、第1導体棒11と同軸上に着脱自在に結合できる。そして、第1絶縁棒15は、第2電極e2を絶縁できる(図2参照)。
(課電端子アダプタの作用)
次に、本発明の第1実施形態による課電端子アダプタ、及び第1実施形態の変形例による課電端子アダプタの操作方法及びその作用を説明する。図1又は図2を参照して、最初に、側面扉711を開いて、カットアウト本体80からヒューズ筒81を取り外しておく。
次に、図4及び図5(又は、図6及び図7)を参照して、第1導体棒11と第2導体棒12とを結合したアダプタ10に課電端子5を結合した状態で、接続穴810に挿入する(図2参照)。次に、課電端子5を課電すると、アダプタ10から第1電極e1及び第2電極e2を介して、一次側ケーブル75及び変圧器73側に課電される。
そして、図示しない測定器に反応があった場合は、一次側ケーブル75に接続する地中線又は変圧器73側のいずれか、又は双方に地絡事故が生じていることが判る。
次に、図4及び図5(又は、図6及び図7)を参照して、第1導体棒11と第1絶縁棒15とを結合したアダプタ10に課電端子5を結合した状態で、接続穴810に挿入する(図2参照)。次に、課電端子5を課電すると、アダプタ10から第1電極e1を介して、変圧器73側に課電される。
上記の場合、図示しない測定器に反応があった場合は、変圧器73側に地絡事故が生じていることが判る。一方、図示しない測定器に反応が無い場合は、一次側ケーブル75に接続する地中線に地絡事故が生じていることが判る。そして、測定器により、地中線の事故点が探索される。
このように、第1実施形態によるアダプタ10は、第1導体棒11及び第2導体棒12からなるアダプタ10を接続穴810に挿入して、課電することにより事故の有無を検査し、次に、第1導体棒11及び第1絶縁棒15からなるアダプタ10を接続穴810に挿入して、課電することにより、地中線又は変圧器73側の事故点を特定でき、地中線を事故探査することが容易である。
(課電端子の構成)
次に、本発明の第1実施形態による課電端子の構成を説明する。図8は、第1実施形態による課電端子アダプタの構成を示す斜視分解組立図である。
図8を参照すると、第1実施形態による課電端子100は、ヒューズ筒81に代えて接続穴810に装着される(図2参照)。課電端子100は、課電端子本体50、第3導体棒13、第4導体棒14、及び第2絶縁棒16を備えて構成されている。
図2又は図3及び図8を参照すると、第3導体棒13は、導電性の金属丸棒からなり、課電端子本体50の先端部から突出するように形成されている。又、第3導体棒13は、第1電極e1に接続する第3接続部131を先端部に有している。そして、第3導体棒13は、ヒューズ筒81の基端部側と同形状に形成されている。第3接続部131には、雌ねじ部13bが形成されている。
第4導体棒14は、導電性の金属丸棒からなり、第3結合部となる雄ねじ部14aを基端部に有している。雄ねじ部14aは、第3接続部131に設けた雌ねじ部13bに螺合できる。第4導体棒14は、第3導体棒13と同軸上に着脱自在に結合できる。
又、第4導体棒14は、第2電極e2に接続する第4接続部141を先端部に有している。第4導体棒14は、基端部側が中実の軸棒からなり、先端部側が前記軸棒の外径より小さい外径を有する中空のパイプからなっている。そして、第4導体棒14は、ヒューズ筒81の先端部側と同形状に形成されている。
第2絶縁棒16は、絶縁性の合成樹脂の丸棒からなり、第4結合部となる雄ねじ部16aを基端部に有している。雄ねじ部16aは、第3接続部131に設けた雌ねじ部13bに螺合できる。第2絶縁棒16は、第3導体棒13と同軸上に着脱自在に結合できる。そして、第2絶縁棒16は、第2接触端子81dを除くヒューズ筒81の先端部側と同形状に形成されている(図2参照)。
(変形例による課電端子の構成)
次に、第1実施形態の変形例による課電端子の構成を説明する。図9は、第1実施形態の変形例による課電端子の構成を示す斜視分解組立図である。
なお、図8で使用された符号と同じ符号の構成品は、その作用を同一とするので、以下の説明では割愛する場合がある。図9を参照すると、第3接続部131には、軸部14c又は軸部16cが嵌合する軸穴13cを設けている。又、第3接続部131には、一対の鉤状の係合溝13d・13eを設けている。
第4導体棒14は、導電性の金属丸棒からなり、第3導体棒13の先端部と結合する第4結合部14bを基端部に有している。第4結合部14bは、軸部14c、一対のピン14d・14e、及び固定リング14fを有している。一対のピン14d・14eは、軸部14cの外周から突出している。一対のピン14d・14eを一対の係合溝13d・13eに挿入し、更に、第4導体棒14を回動して、第3導体棒13に係合できる。
固定リング14fは、軸部14cに螺合している。一対のピン14d・14eが一対の係合溝13d・13eに係合した状態で、固定リング14fを回転すると、第4導体棒14を第3導体棒13に締結できる。このように、ツイストロック機構を用いて、第4導体棒14は、第3導体棒13と同軸上に着脱自在に結合できる。
第2絶縁棒16は、絶縁性の合成樹脂の丸棒からなり、第3導体棒13の先端部と結合する第5結合部16bを基端部に有している。第5結合部16bは、軸部16c、一対のピン16d・16e、及び固定リング16fを有している。一対のピン16d・16eは、軸部16cの外周から突出している。一対のピン16d・16eを一対の係合溝13d・13eに挿入し、更に、第2絶縁棒16を回動して、第3導体棒13に係合できる。
固定リング16fは、軸部16cに螺合している。一対のピン16d・16eが一対の係合溝13d・13eに係合した状態で、固定リング16fを回転すると、第2絶縁棒16を第3導体棒13に締結できる。このように、ツイストロック機構を用いて、第2絶縁棒16は、第3導体棒13と同軸上に着脱自在に結合できる。そして、第2絶縁棒16は、第2接触端子81dを除くヒューズ筒81の先端部側と同形状に形成されている(図2参照)。
(課電端子の作用)
次に、第1実施形態による課電端子、及び第1実施形態の変形例による課電端子の操作方法及びその作用を説明する。図1又は図2を参照して、最初に、側面扉711を開いて、カットアウト本体80からヒューズ筒81を取り外しておく。
次に、図8(又は図9)を参照して、課電端子本体50の先端部に設けた第3導体棒13に第4導体棒14を結合した課電端子100を接続穴810に挿入する(図2参照)。次に、課電端子本体50を課電すると、課電端子100から第1電極e1及び第2電極e2を介して、一次側ケーブル75及び変圧器73側に課電される。
そして、図示しない測定器に反応があった場合は、一次側ケーブル75に接続する地中線又は変圧器73側のいずれか、又は双方に地絡事故が生じていることが判る。
次に、図8(又は図9)を参照して、第3導体棒13に第2絶縁棒16を結合した課電端子100を接続穴810に挿入する(図2参照)。次に、課電端子本体50を課電すると、課電端子100から第1電極e1を介して、変圧器73側に課電される。
上記の場合、図示しない測定器に反応があった場合は、変圧器73側に地絡事故が生じていることが判る。一方、図示しない測定器に反応が無い場合は、一次側ケーブル75に接続する地中線に地絡事故が生じていることが判る。そして、測定器により、地中線の事故点が探索される。
第1実施形態による課電端子100は、課電端子本体50の先端部に第3導体棒13を予め結合しているので、第4導体棒14と第2絶縁棒16とを交換するだけの手間で済むというメリットがある。
[第2実施形態]
(ヒューズ筒の構成)
次に、本発明の第2実施形態による課電端子アダプタが適用される正面扉形の路上変圧器に備わるカットアウトに装着されるヒューズ筒の構成を説明する。図10は、本発明の第2実施形態による課電端子アダプタが適用される正面扉形の路上変圧器に備わるカットアウトに装着されるヒューズ筒の外観を示す斜視図である。
図10を参照すると、ヒューズ筒91は、ヒューズ筒81は、耐熱性の合成樹脂などからなる絶縁筒91aの内部にヒューズエレメント(図示せず)が配置されている。又、絶縁筒91aの内部には、消弧剤が充填されている。絶縁筒91aの一端は、金属キャップ91bで封止されている。
絶縁筒91aの中間部には、導電性の円環状の第1接触端子91cが固定されている。第1接触端子91cは、絶縁筒91aの内部でヒューズエレメントの一端に接続している。又、第1接触端子91cの外周は、図示しないカットアウトの接続穴の中間部に設けた第1電極に接続(接触)できる。
絶縁筒91aの他端には、導電性の円環状の第2接触端子91dが固定されている。絶縁筒91aの他端は、第2接触端子91dで封止されている。第2接触端子91dは、絶縁筒91aの内部でヒューズエレメントの他端に接続している。又、第2接触端子81dは、図示しないカットアウトの接続穴の奥部に設けた第2電極に接続(接触)できる。第2接触端子81dの先端部には、絶縁性のキャップ91eを設けている。
絶縁筒91aの内部のヒューズエレメントに規格以上の過大電流が流れると、ヒューズエレメントが溶断して、第1電極(地中線)と第2電極(変圧器)の導通を遮断できる。
(課電端子アダプタの構成)
次に、本発明の第2実施形態による課電端子アダプタの構成を説明する。図11は、第2実施形態による課電端子アダプタの構成を示す斜視分解組立図である。図12は、第2実施形態による課電端子アダプタの構成を示す平面図であり、図12(A)は、第1導体棒と第2導体棒が結合した状態図、図12(B)は、第1導体棒と第2導体棒が分離した状態図、図12(C)は、第1導体棒と第1絶縁棒が結合する前の状態図である。
図11又は図12を参照すると、第2実施形態によるアダプタ20は、ヒューズ筒91に代えて図示しないカットアウトに設けた接続穴に装着される。そして、アダプタ20は、課電端子6に接続され、課電端子6から探査信号としての直流電流が課電される。アダプタ20は、第1導体棒21、第2導体棒22、及び第1絶縁棒25を備えて構成されている。
第1導体棒21は、導電性の金属丸棒からなり、第1結合部となる雄ねじ部21aを基端部に有している。雄ねじ部21aは、課電端子6の先端部に設けた雌ねじ部6aに螺合できる。第1導体棒21は、課電端子6に着脱自在に結合できる。
又、第1導体棒21は、図示しない第1電極に接続する第1接続部211を先端部に有している。そして、第1接続部211には、雌ねじ部21bが形成されている。
第2導体棒22は、導電性の金属丸棒からなり、第2結合部となる雄ねじ部22aを基端部に有している。雄ねじ部22aは、第1接続部211に設けた雌ねじ部21bに螺合できる。第2導体棒22は、第1導体棒21と同軸上に着脱自在に結合できる。
又、第2導体棒22は、図示しない第2電極に接続する第2接続部221を先端部に有している。第2導体棒22は、中実の軸棒からなり、第1接続部211と同じ外径を有する絶縁性のキャップ222を先端部に被せている。
第1絶縁棒25は、絶縁性の合成樹脂の丸棒からなり、第3結合部となる雄ねじ部25aを基端部に有している。雄ねじ部25aは、第1接続部211に設けた雌ねじ部21bに螺合できる。第1絶縁棒25は、第1導体棒21と同軸上に着脱自在に結合できる。そして、第1絶縁棒25の先端部は、図示しない第2電極を絶縁できる。
(変形例による課電端子アダプタの構成)
次に、第2実施形態の変形例による課電端子アダプタの構成を説明する。図13は、第2実施形態の変形例による課電端子アダプタの構成を示す斜視分解組立図である。図14は、第2実施形態の変形例による課電端子アダプタの構成を示す平面図であり、図14(A)は、第1導体棒と第2導体棒が結合した状態図、図14(B)は、第1導体棒と第2導体棒が分離した状態図、図14(C)は、第1導体棒と第1絶縁棒が結合する前の状態図である。
なお、図11及び図12で使用された符号と同じ符号の構成品は、その作用を同一とするので、以下の説明では割愛する場合がある。図13又は図14を参照すると、第1接続部211には、軸部22c又は軸部25cが嵌合する軸穴21cを設けている。又、第1接続部211には、一対の鉤状の係合溝21d・21eを設けている。
第2導体棒22は、導電性の金属丸棒からなり、第1導体棒21の先端部と結合する第2結合部22bを基端部に有している。第2結合部22bは、軸部22c、一対のピン22d・22e、及び固定リング22fを有している。一対のピン22d・22eは、軸部22cの外周から突出している。一対のピン22d・22eを一対の係合溝21d・21eに挿入し、更に、第2導体棒22を回動して、第1導体棒21に係合できる。
固定リング22fは、軸部22cに螺合している。一対のピン22d・22eが一対の係合溝21d・21eに係合した状態で、固定リング22fを回転すると、第2導体棒22を第1導体棒21に締結できる。このように、ツイストロック機構を用いて、第2導体棒22は、第1導体棒21と同軸上に着脱自在に結合できる。
第1絶縁棒25は、絶縁性の合成樹脂の丸棒からなり、第1導体棒21の先端部と結合する第3結合部25bを基端部に有している。第3結合部25bは、軸部25c、一対のピン25d・25e、及び固定リング25fを有している。一対のピン25d・25eは、軸部25cの外周から突出している。一対のピン25d・25eを一対の係合溝21d・21eに挿入し、更に、第1絶縁棒25を回動して、第1導体棒21に係合できる。
固定リング25fは、軸部25cに螺合している。一対のピン25d・25eが一対の係合溝21d・21eに係合した状態で、固定リング25fを回転すると、第1絶縁棒25を第1導体棒21に締結できる。このように、ツイストロック機構を用いて、第1絶縁棒25は、第1導体棒21と同軸上に着脱自在に結合できる。そして、第1絶縁棒25の先端部は、図示しない第2電極を絶縁できる。
(課電端子アダプタの作用)
次に、本発明の第2実施形態による課電端子アダプタ、及び第2実施形態の変形例による課電端子アダプタの操作方法及びその作用を説明する。最初に、正面扉形の路上変圧器に備わる正面扉を開いて、カットアウト本体からヒューズ筒91を取り外しておく(図10参照)。
次に、図11及び図12(又は図13及び図14)を参照して、第1導体棒21と第2導体棒22とを結合したアダプタ20に課電端子6を結合した状態で、図示しない接続穴に挿入する。次に、課電端子6を課電すると、アダプタ20から第1電極及び第2電極を介して、一次側ケーブル及び変圧器側に課電される。
そして、図示しない測定器に反応があった場合は、一次側ケーブルに接続する地中線又は変圧器側のいずれか、又は双方に地絡事故が生じていることが判る。
次に、図11及び図12(又は図13及び図14)を参照して、第1導体棒21と第1絶縁棒25とを結合したアダプタ20に課電端子6を結合した状態で、図示しない接続穴に挿入する。次に、課電端子6を課電すると、アダプタ20から第1電極を介して、変圧器側に課電される。
上記の場合、図示しない測定器に反応があった場合は、変圧器側に地絡事故が生じていることが判る。一方、図示しない測定器に反応が無い場合は、一次側ケーブルに接続する地中線に地絡事故が生じていることが判る。そして、測定器により、地中線の事故点が探索される。
このように、第2実施形態によるアダプタ20は、第1導体棒21及び第2導体棒22からなるアダプタ20を接続穴に挿入して、課電することにより事故の有無を検査し、次に、第1導体棒21及び第1絶縁棒25からなるアダプタ20を接続穴に挿入して、課電することにより、正面扉形の路上変圧器に係る地中線又は変圧器側の事故を特定でき、地中線を事故探査することが容易である。
(課電端子の構成)
次に、本発明の第2実施形態による課電端子の構成を説明する。図15は、第2実施形態による課電端子の構成を示す斜視分解組立図である。
図15を参照すると、第2実施形態による課電端子200は、ヒューズ筒91に代えて接続穴に装着される(図10参照)。課電端子200は、課電端子本体60、第3導体棒23、第4導体棒24、及び第2絶縁棒26を備えて構成されている。
図10及び図15を参照すると、第3導体棒23は、導電性の金属丸棒からなり、課電端子本体60の先端部から突出するように形成されている。又、第3導体棒23は、第1電極に接続する第3接続部231を先端部に有している。そして、第3導体棒23は、ヒューズ筒91の基端部側と同形状に形成されている。第3接続部231には、雌ねじ部23bが形成されている。
第4導体棒24は、導電性の金属丸棒からなり、第3結合部となる雄ねじ部24aを基端部に有している。雄ねじ部24aは、第3接続部231に設けた雌ねじ部23bに螺合できる。第4導体棒24は、第3導体棒23と同軸上に着脱自在に結合できる。
又、第4導体棒24は、第2電極に接続する第4接続部241を先端部に有している。第4導体棒24は、基端部側が中実の軸棒からなり、先端部側が前記軸棒の外径より大きい外径を有している。又、第4接続部241の先端部には、絶縁性のキャップ242を設けている。そして、第4導体棒24は、ヒューズ筒91の先端部側と同形状に形成されている。
第2絶縁棒26は、絶縁性の合成樹脂の丸棒からなり、第4結合部となる雄ねじ部16aを基端部に有している。雄ねじ部26aは、第3接続部231に設けた雌ねじ部23bに螺合できる。第2絶縁棒26は、第3導体棒23と同軸上に着脱自在に結合できる。そして、第2絶縁棒26は、ヒューズ筒91の先端部側と同形状に形成されている。
(変形例による課電端子の構成)
次に、第2実施形態の変形例による課電端子の構成を説明する。図16は、第2実施形態の変形例による課電端子の構成を示す斜視分解組立図である。
なお、図15で使用された符号と同じ符号の構成品は、その作用を同一とするので、以下の説明では割愛する場合がある。図16を参照すると、第3接続部231には、軸部24c又は軸部26cが嵌合する軸穴23cを設けている。又、第3接続部231には、一対の鉤状の係合溝23d・23eを設けている。
第4導体棒24は、導電性の金属丸棒からなり、第3導体棒23の先端部と結合する第4結合部24bを基端部に有している。第4結合部24bは、軸部24c、一対のピン24d・24e、及び固定リング24fを有している。一対のピン24d・24eは、軸部24cの外周から突出している。一対のピン24d・24eを一対の係合溝23d・23eに挿入し、更に、第4導体棒24を回動して、第3導体棒23に係合できる。
固定リング24fは、軸部24cに螺合している。一対のピン24d・24eが一対の係合溝23d・23eに係合した状態で、固定リング24fを回転すると、第4導体棒24を第3導体棒23に締結できる。このように、ツイストロック機構を用いて、第4導体棒24は、第3導体棒23と同軸上に着脱自在に結合できる。そして、第2絶縁棒26は、ヒューズ筒91の先端部側と同形状に形成されている(図10参照)。
(課電端子の作用)
次に、第2実施形態による課電端子、及び第2実施形態の変形例による課電端子の操作方法及びその作用を説明する。最初に、正面扉形の路上変圧器に備わる正面扉を開いて、カットアウト本体からヒューズ筒91を取り外しておく(図10参照)。
次に、図15(又は図16)を参照して、課電端子本体60の先端部に設けた第3導体棒23に第4導体棒24を結合した課電端子200を接続穴に挿入する。次に、課電端子本体60を課電すると、課電端子200から第1電極及び第2電極を介して、一次側ケーブル及び変圧器側に課電される。
そして、図示しない測定器に反応があった場合は、一次側ケーブルに接続する地中線又は変圧器側のいずれか、又は双方に地絡事故が生じていることが判る。
次に、図15(又は図16)を参照して、第3導体棒23に第2絶縁棒26を結合した課電端子200を接続穴に挿入する。次に、課電端子本体60を課電すると、課電端子200から第1電極を介して、変圧器側に課電される。
上記の場合、図示しない測定器に反応があった場合は、変圧器側に地絡事故が生じていることが判る。一方、図示しない測定器に反応が無い場合は、一次側ケーブルに接続する地中線に地絡事故が生じていることが判る。そして、測定器により、地中線の事故点が探索される。
第2実施形態による課電端子200は、課電端子本体60の先端部に第3導体棒23を予め結合しているので、第4導体棒24と第2絶縁棒26と交換するだけの手間で済むというメリットがある。
5 課電端子
7 路上変圧器
8 カットアウト
10 アダプタ(課電端子アダプタ)
11 第1導体棒
11a 雄ねじ部(第1結合部)
12 第2導体棒
12a 雄ねじ部(第2結合部)
15 第1絶縁棒
15a 雄ねじ部(第3結合部)
70 本体
73 変圧器
81 ヒューズ筒
111 第1接続部
121 第2接続部
810 接続穴
e1 第1電極
e2 第2電極

Claims (4)

  1. 地中線から供給される電力を変圧する変圧器を内部に有する本体、及び前記本体に設けられたカットアウトの接続穴に装着され、中間部が前記接続穴の中間に設けた第1電極を介して前記地中線に接続し、先端部が前記接続穴の奥部に設けた第2電極を介して前記変圧器に接続するヒューズ筒を備える路上変圧器に用いられ、前記ヒューズ筒に代えて前記接続穴に装着され、課電端子から探査信号が課電される課電端子アダプタであって、
    前記課電端子に着脱自在に結合する第1結合部を基端部に有し、前記第1電極に接続する第1接続部を先端部に有する第1導体棒と、
    この第1導体棒の先端部と同軸上に着脱自在に結合する第2結合部を基端部に有し、前記第2電極に接続する第2接続部を先端部に有する第2導体棒と、
    前記第1導体棒の先端部と同軸上に着脱自在に結合する第3結合部を基端部に有し、前記第2電極を絶縁する第1絶縁棒と、を備える課電端子アダプタ。
  2. 前記第2導体棒は、基端部側が中実の軸棒からなり、先端部側が前記軸棒の外径より小さい外径を有する中空のパイプからなる請求項1記載の課電端子アダプタ。
  3. 地中線から供給される電力を変圧する変圧器を内部に有する本体、及び前記本体に設けられたカットアウトの接続穴に装着され、中間部が前記接続穴の中間に設けた第1電極を介して前記地中線に接続し、先端部が前記接続穴の奥部に設けた第2電極を介して前記変圧器に接続するヒューズ筒を備える路上変圧器に用いられ、前記ヒューズ筒に代えて前記接続穴に装着され、課電端子本体から探査信号が課電される課電端子であって、
    前記課電端子本体の先端部から突出するように形成され、前記第1電極に接続する第3接続部を先端部に有し、前記ヒューズ筒の基端部側と同形状に形成する第3導体棒と、
    この第3導体棒の先端部と同軸上に着脱自在に結合する第4結合部を基端部に有し、前記第2電極に接続する第4接続部を先端部に有し、前記ヒューズ筒の先端部側と同形状に形成する第4導体棒と、
    前記第3導体棒の先端部と同軸上に着脱自在に結合する第5結合部を基端部に有し、前記第2電極を絶縁し、前記ヒューズ筒の先端部側と同形状に形成する第2絶縁棒と、を備える課電端子。
  4. 前記第4導体棒は、基端部側が中実の軸棒からなり、先端部側が前記軸棒の外径より小さい外径を有する中空のパイプからなる請求項3記載の課電端子。
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