JP2011106651A - 防振装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】軸直角方向におけるバネ特性に異方性を持たせつつ、軽量化を図る。
【解決手段】取付部材1の筒状保持部2に圧入固定される防振装置10において、軸部材12を取り囲む円筒状をなす樹脂製の外筒14は、圧入部分である円筒部26を軸方向Xの一端部14A側に確保しながら、その軸方向他端側において、周壁を軸直角方向内方Yiに凹ませることで軸部材12との間隔を狭くして当該軸直角方向Ybにおけるバネ定数を高めるための凹み部28が設けられ、該凹み部28が外筒14の軸方向他端部14B側の端面14B1まで延長して設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、軸部材と、これを取り囲む外筒と、これら軸部材と外筒との間に介設されて両筒を結合するゴム状弾性体からなる防振基体とを備えた筒形の防振装置に関する。
従来、この種の筒形の防振装置では一般に、内筒と外筒に鉄等の金属が用いられている。例えば、図10に示すものでは、金属製の内筒101と、金属製の外筒102と、ゴム弾性体からなる防振基体103を備えてなる。そして、軸直角方向におけるバネ特性に異方性を持たせるために、防振基体103には軸直角方向に相対する位置に軸方向に貫通した一対のすぐり部104を設けてバネ定数を低くする一方、これに垂直な軸直角方向において内筒101を挟んで相対する位置に一対の金属製の中間板105を埋設してバネ定数を高くすることが行われている。
かかる従来構成では、外筒102が金属製であるだけでなく、中間板105も金属製であるために、重量増加が大きく、従って、軽量化が望まれる。
ところで、従来、軽量化等の目的のため、外筒を樹脂製とすることが知られており、種々提案されている。例えば、下記特許文献1では、外筒を樹脂製とした上で、該外筒を取付部材の筒状保持部に圧入したときの挿入端部における亀裂等の欠陥を防止するために、外筒の挿入端部を全周にわたって厚肉状に形成することが開示されている。
下記特許文献2には、取付部材の筒状保持部からの樹脂製外筒の抜けを防止するために、樹脂製外筒に金属スリーブを外挿し、それにより外筒を部分的に縮径させることにより、縮径部と拡径部との間で金属スリーブを位置決めして係止することが開示されている。
下記特許文献3には、樹脂製外筒を取付部材の筒状保持部に圧入したときの割れを防止するために、外筒の一端部に設けられたフランジに複数の切欠を設けることが開示されている。
これらの特許文献には、外筒を樹脂製とすることは開示されているものの、防振装置の軸直角方向におけるバネ特性に異方性を持たせる技術として、樹脂製外筒の形状自由度を有効活用する点は開示されていない。
特開2002−286064号公報 特開2008−223920号公報 特開2008−249035号公報
本発明は、軸直角方向におけるバネ特性に異方性を持たせつつ、軽量化を図ることができる防振装置を提供することを目的とする。
本発明に係る防振装置は、軸部材と、前記軸部材を軸平行に取り囲む円筒状をなす樹脂製の外筒と、前記軸部材と前記外筒との間に介設されて両者を結合するゴム状弾性体からなる防振基体と、を備えてなり、取付部材の筒状保持部に圧入されて該筒状保持部に固定される防振装置において、前記外筒は、前記筒状保持部に圧入される円筒部を軸方向の一端部側に確保しながら、前記円筒部の軸方向他端側において、周壁を軸直角方向内方に凹ませることで前記軸部材との間隔を狭くして当該軸直角方向におけるバネ定数を高めるための凹み部が、周方向の少なくとも1ヶ所に設けられ、前記凹み部が前記外筒の軸方向他端部側の端面まで延長して設けられたことを特徴とするものである。
上記構成によれば、軸直角方向内方に凹ませて設けた凹み部により、当該軸直角方向におけるバネ定数を高めることができるので、外筒に設けた該凹み部によって従来の中間板を廃止することができる。そのため、外筒が樹脂製であることと相俟って軽量化を図ることができる。
第1の実施形態に係る防振装置の断面図(図2のI−I線断面図) 図1のII−II線断面図 同防振装置の外筒の平面図 図3のIV−IV線断面図 図4のV−V線断面図 第2の実施形態に係る防振装置の外筒の断面図(図7のVI−VI線断面図) 図6のVII−VII線断面図 第2の実施形態に係る防振装置の断面図(図9のVIII−VIII線断面図) 図8のIX−IX線断面図 従来の防振装置の断面図
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
第1の実施形態に係る防振装置10について図1〜5に基づいて説明する。実施形態に係る防振装置10は、自動車のサスペンション等のメンバー部材を車体に対して防振的に支持するためのブッシュ型マウントであり、この例ではリアメンバーに組み付けられるマウントを示している。
図1に示すように防振装置10は、軸部材としての金属製の内筒12と、これを軸平行かつ同芯状に取り囲む外筒14と、これら内筒12と外筒14の間に加硫接着手段により介設されて両者を結合するゴム弾性体よりなる防振基体16とを備えて構成されている。
内筒12は、軸方向Xを上下方向にして、その上端部12Aが不図示の車体に取り付けられる円筒状部材であり、内側に不図示のボルトが挿入されて車体に締結固定されるよう構成されている。内筒12の上端部12Aは、車体への面圧を小さくするために、防振基体16の加硫成形後に冷間塑性加工することによって拡径された拡径部18に形成されている。
防振基体16は、内筒12と外筒14との間を埋めるように筒状に形成され、図2に示すように、内筒12を挟んで第1の軸直角方向Ya(軸方向Xに垂直な方向(即ち、径方向)、詳細には、車両前後方向)に相対する2ヶ所には、軸方向Xに貫通するすぐりと称する一対の空洞部20,20が設けられている。
外筒14は、取付部材であるメンバー部材1に取付固定される部材であり、メンバー部材1に設けられた円筒状の筒状保持部2内に下方から圧入内嵌される。外筒14は、円筒状をなす樹脂製の部材であり、その軸方向Xの一端部である下端部14Aには、軸直角方向外方Yoに向けて全周にわたって張り出して設けられたリング板状のフランジ22を備える。フランジ22の下面には、防振基体16から連なるゴムにより軸方向Xの外方に突出するストッパゴム部24が形成されている。また、外筒14の軸方向Xの他端部である上端部14Bは、その外周面が先端に向けて先細り状に形成されたテーパ面部25に形成されている。
外筒14は、内周面及び外周面がストレートな円筒状をなす円筒部26を、上記フランジ22が設けられた軸方向Xの下端部14A側に備える。すなわち、外筒14の下部側は断面円形の円筒部26に形成されており、その下端にフランジ22が設けられている。円筒部26は、メンバー部材1の筒状保持部2内に圧入内嵌される圧入部分であり、圧入荷重を維持するために円筒状に形成されている。
外筒14は、このような圧入部分となる円筒部26を外筒14の軸方向Xの一端部14A側に確保しつつ、その軸方向他端側には、外筒14の周壁を軸直角方向内方Yiに凹ませてなる凹み部28が設けられている。凹み部28は、外筒14の周壁を軸直角方向内方Yiに凹ませることで、その内周面が軸直角方向内方Yiに向かって突出した形状をなしており、これにより、内筒12との間隔を狭くして当該軸直角方向におけるバネ定数を高めるものである。この例では、凹み部28は、第1の軸直角方向Yaに垂直な第2の軸直角方向Yb(詳細には、車両左右方向)において、内筒12を挟んで相対する2ヶ所に設けられており、そのため、この第2の軸直角方向Ybにおけるバネ定数が、このような凹み部を設けない場合に比べて高く設定されている。
また、凹み部28は、図4に示すように、外筒14の軸方向Xにおいて上側略半分の範囲で設けられており、そのため、外筒14の上部側が、図5に示すように、一対の凹み部28,28と、その間に介設された円弧状壁部30,30とで構成されている。円弧状壁部30は、メンバー部材1の筒状保持部2に圧入される圧入部であり、圧入荷重を維持するために筒状保持部2の内周面に沿った円弧状に形成されている。凹み部28は、凹みの底面部に相当して内筒12に対向する内側壁部32と、内側壁部32の周方向両側において円弧状壁部30から内向きに湾曲して内側壁部32との間を連結する連結壁部34,34とからなる。内側壁部32は、軸直角方向に対向する内筒12の外周面との間に設けられる防振基体16のゴム厚みが周方向Cで一定となるように、湾曲面状に形成されており、詳細には、内筒12を同芯状に取り囲む円筒の一部を構成するように断面円弧状に形成されている。これらの凹み部28を構成する内側壁部32と連結壁部34は、円弧状壁部30と同等の肉厚を持つ薄肉状に形成されており、従って、外筒14は円筒部26も含むその全体が薄肉状に形成されている。
外筒14は、周方向Cの2ヶ所に設定された樹脂注入口36,36から注入された樹脂により、周方向Cの2ヶ所にウェルド部38,38を有して成形されてなる。なお、樹脂注入口36は、図1,2に示すように、軸直角方向内方Yiに僅かに膨らんだ凸状に形成されている。この例では、樹脂注入口36は、図4,5に示すように、外筒14の上端部14Bにおいて、内筒12を挟んで上記第1の軸直角方向Yaに相対する2ヶ所に設けられている。このように樹脂注入口36を設定することにより、樹脂注入口36から注入された樹脂は、第1の軸直角方向Yaに垂直な第2の軸直角方向Ybにおいて内筒12を挟んで相対する2ヶ所において合流するので、この部分がウェルド部38となる。
そのため、この実施形態では、このウェルド部38が形成される周方向位置に上記凹み部28が形成されている。凹み部28は、ウェルド部38が形成される周方向位置を含む周方向部分に設けられており、詳細には、外筒14の周方向Cにおいて、2つの樹脂注入口36,36の中間位置を中心として、その両側に、ある程度の周方向幅で形成されており、これにより製造バラツキを考慮しても凹み部28内(より好ましくは、その内側壁部32内)にウェルド部38が形成されるように設定されている。
凹み部28は、図1〜4に示すように、外筒14の上端部14B側の端面14B1まで軸方向Xに延長して設けられている。すなわち、凹み部28は、外筒14の軸方向Xにおいて、その中央部から上端面14B1までストレート状に延びて形成されており、当該端面14B1で軸方向X(即ち、上方)に開口するよう設けられている。
なお、外筒14を形成する樹脂材料としては、特に限定するものではなく、例えば、ポリアミド、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリカーボネート等の熱可塑性樹脂が挙げられ、特にポリアミドが好適である。また、これらの樹脂材料には、例えば、ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維などの充填剤を配合して補強してもよく、特にガラス繊維を配合することが好適である。
以上の構成を備える本実施形態の防振装置10は、外筒14を樹脂の射出成形により作製した後、内筒12と外筒14との間に防振基体16を加硫成形することにより製造される。外筒14を射出成形する際には、射出成形型のゲートGを介して、第1の軸直角方向Yaに相対する2ヶ所の樹脂注入口36,36から樹脂を注入する(図4,5参照)。注入された樹脂は、樹脂注入口36から周方向Cの両側に広がりながら、キャビティ内に充填されるので、第1の軸直角方向Yaに垂直な第2の軸直角方向Ybに相対する2ヶ所の凹み部28,28内にウェルド部38,38が形成される(図5参照)。
このようにして製造された防振装置10は、外筒14をメンバー部材1の筒状保持部2に対し、テーパ面部25を設けた上端部14Bから圧入して内嵌固定される。また、不図示のボルトを内筒12に挿入し締結することで車体側に固定される。
車両に組み付けられた防振装置10は、防振基体14に設けられた一対の空洞部20,20により、第1の軸直角方向Yaである車両前後方向におけるバネ定数が低く設定されている。また、外筒14に設けられた一対の凹み部28,28の内側壁部32,32が従来の中間板と同様の機能を発揮することで、第2の軸直角方向Ybである車両左右方向におけるバネ定数が高く設定されている。そのため、乗り心地がよく、しかも操縦安定性を高めることができる。
このように本実施形態の防振装置10であると、外筒14に設けた凹み部28により、従来の金属製の中間板を廃止することができるので、外筒14自体が樹脂製であることと相俟って、軽量化を図ることができる。また、中間板を廃止することにより、製造工程が簡略化されるとともに、部品点数を削減することができる。
また、外筒14には軸方向一端部14A側にストレートの圧入面を持つ円筒部26を確保しながら、その軸方向他端部14B側に、円筒部26よりも周長が長くなるように凹み部28を設けて、バネ特性に異方性を持たせるようにしたので、筒状保持部2に対する圧入保持力を確保しつつ、凹み部28の軸直角方向内方Yiへの凹み量をある程度の自由度を持って設定することができ、圧入保持力と特性面を有利に両立することができる。
また、凹み部28を外筒14の端部まで延設したことにより、防振基体16の加硫成型時における金型の構造を簡素化することができる。詳細には、このようにバネ特性に異方性を持たせるための形状を薄肉の凹み部28によって形成する場合、防振基体16の加硫成型時にゴムの注入圧で樹脂製外筒14が変形しないように、凹み部28の背後を支持(即ち、バックアップ)するための凸部を金型に設ける必要がある。一方で、単にバネ特性に異方性を持たせるだけであれば、外筒14の軸方向中央部に凹み部を設ければよく、凹み部を端部まで延長させる必要はない。しかしながら、中央部のみに凹み部を設けた場合、凹み部をバックアップするための凸部をそのままでは抜くことができず、脱型のための金型構造が複雑になってしまう。凹み部28を外筒14の端面14B1まで延長することで、金型構造を複雑にすることなく、加硫成型時の凹み部28における樹脂外筒14の変形を防止することができる。
また、このように凹み部28を外筒14の端面14B1まで延長したので、メンバー部材1の筒状保持部2に圧入するのも容易になる。すなわち、凹み部28を設けると、筒状保持部2に対する嵌合面積が小さくなり、圧入時の抵抗が小さくなる。しかも、本実施形態では、内側壁部32の両側に設けた連結壁部34がヒンジ部のように撓み変形することで、外筒14の上端部14Bは縮径方向に変形しやすく、このことも圧入時の抵抗を小さくする。このような圧入抵抗の小さい部分を圧入先端側である外筒14の上端部14Bまで延長して設けたことにより、圧入作業性を向上することができる。
また、バネ特性に異方性を持たせるための外筒14の異形部分を上記のように薄肉の凹み部28により形成し、外筒14の樹脂厚みを全体で均一化したことにより、樹脂成形後のヒケなどを防止して、製造性を向上することができる。
また、樹脂注入口36に対するウェルド部38に、バネ特性に異方性を持たせるための上記凹み部28を設けたことにより、次の作用効果が奏される。すなわち、凹み部28、特に内側壁部32は、圧入部分である円弧状壁部30に比べて圧入時に掛かる力が小さいので、一般に他の部分に比べて強度の低いウェルド部38を該凹み部28に設定することにより、筒状保持部2への圧入時における割れ等を防止して、製品組み立て時の不具合を低減することができる。なお、円筒部26にもウェルド部は存在するが、円筒部26はフランジ22により補強されている上に、一般に上端部14Bよりも後から圧入される下端部14Aでは、圧入時に割れ等の不具合も生じにくいので、問題にはなりにくい。
図6〜9は、第2の実施形態に係るものである。この実施形態では、外筒14の樹脂注入口36を周方向Cの1ヶ所に設定した点が上記第1の実施形態と異なる。
すなわち、この例では、図6,8に示すように、樹脂注入口36は、外筒14の周方向Cにおける1ヶ所に設定されており、そのため、樹脂注入口36に対して内筒12を挟んで軸直角方向Ybに対向する周方向位置がウェルド部38となる。そして、このウェルド部38が形成される周方向位置に、軸直角方向内方Yiに凹んだ上記凹み部28−1が設けられている。
また、ウェルド部38だけでなく、樹脂注入口36が設けられた周方向位置にも、軸直角方向内方Yiに凹んだ凹み部28−2が設けられている。
これらの凹み部28−1,28−2の形状、大きさ及び配置は、第1の実施形態の凹み部28と同様であり、よって、ウェルド部38に設けた凹み部28−1と樹脂注入口36に設けた凹み部28−2とは内筒12を挟んで対称形状に設けられている。
一般に樹脂注入口36は、ウェルド部38に次いで強度を損なうおそれがある部位であるため、この部分にも凹み部28−2を設けることにより、圧入時における割れ対策を行うことができる。その他の構成は、第1の実施形態と同様であり、同様の作用効果が奏される。
このように樹脂注入口36の数は、外筒14の周方向Cにおける少なくとも1ヶ所であれば、その数は特に限定されないが、通常は上述した2ヶ所又は1ヶ所に設けることが好ましい。また、ウェルド部38が周方向Cの複数箇所に形成される場合、その全ての周方向位置に上記凹み部28を設ける場合には限定されない。
また、凹み部28は、周方向の少なくとも1ヶ所にあれば、その数には特に限定されないが、通常は上述した2ヶ所に設けることが好ましい。また、凹み部28の形状や大きさ等につき、上記実施形態はあくまで好ましい一例であって、種々の変更が可能である。
また、上記実施形態では、外筒14の下端部側に円筒部26を、上端部側に凹み部28を設けたが、上下逆でもよく、また、軸方向Xの向きは、上下方向には限らず、水平方向や傾斜した方向であってもよく、何ら限定されない。また、本発明は、メンバー部材に取り付けられるブッシュには限定されず、種々の防振装置に適用可能である。その他、一々列挙しないが、本発明の趣旨を逸脱しない限り、種々の変更が可能である。
10…防振装置、 12…内筒(軸部材)、 14…外筒、
14A…外筒の一端部(下端部)、 14B…外筒の他端部(上端部)、
14B1…外筒の他端部(上端部)側の端面
16…防振基体、 22…フランジ、 26…円筒部、
28,28−1,28−2…凹み部、
36…樹脂注入口、 38…ウェルド部、
X…軸方向、 Yo…軸直角方向外方、 Yi…軸直角方向内方、
Ya…第1の軸直角方向、Yb…第2の軸直角方向、 C…周方向

Claims (5)

  1. 軸部材と、前記軸部材を軸平行に取り囲む円筒状をなす樹脂製の外筒と、前記軸部材と前記外筒との間に介設されて両者を結合するゴム状弾性体からなる防振基体と、を備えてなり、取付部材の筒状保持部に圧入されて該筒状保持部に固定される防振装置において、
    前記外筒は、前記筒状保持部に圧入される円筒部を軸方向の一端部側に確保しながら、前記円筒部の軸方向他端側において、周壁を軸直角方向内方に凹ませることで前記軸部材との間隔を狭くして当該軸直角方向におけるバネ定数を高めるための凹み部が、周方向の少なくとも1ヶ所に設けられ、前記凹み部が前記外筒の軸方向他端部側の端面まで延長して設けられた
    ことを特徴とする防振装置。
  2. 前記外筒は、周方向の少なくとも1ヶ所に設定された樹脂注入口から注入された樹脂により、周方向の少なくとも1ヶ所にウェルド部を有して成形されてなり、前記ウェルド部が形成される周方向位置に、前記凹み部が設けられたことを特徴とする請求項1記載の防振装置。
  3. 前記樹脂注入口が、第1の軸直角方向において前記軸部材を挟んで相対する2ヶ所に設けられ、前記第1の軸直角方向に垂直な第2の軸直角方向において前記軸部材を挟んで相対する2ヶ所に前記凹み部が設けられたことを特徴する請求項2記載の防振装置。
  4. 前記樹脂注入口が周方向の1ヶ所に設けられ、前記樹脂注入口に対して前記軸部材を挟んで軸直角方向に対向する周方向位置に前記凹み部が設けられるとともに、前記樹脂注入口が設けられた周方向位置にも前記凹み部が設けられたことを特徴とする請求項2記載の防振装置。
  5. 前記外筒は、前記円筒部が設けられた軸方向の一端に軸直角方向外方に張り出すフランジを備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の防振装置。
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