JP2011106122A - 建物 - Google Patents

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Abstract

【課題】蓄電池の設置に関する現場作業を極力削減することができる建物を得る。
【解決手段】住宅10は下階側建物ユニット12と上階側建物ユニット16とを含んで構成されており、そのうち下部10Aが地中に埋設されている。そして、この下部10Aに蓄電池58を収納した蓄電池収納庫50が予め工場で設けられている。従って、建築地では、蓄電池58と建物用蓄電システム60とを繋ぐ必要最低限の結線作業だけを行えばよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、蓄電池を収納可能な建物に関する。
下記特許文献1、2には、ユニット工法で構築されるユニット建物にインナガレージを設けるに当たり、建物ユニットの床梁を含むユニット下部を地中に埋設し、床梁が地表から露出しないようにすることが提案されている。さらに、この発明では、床梁と天井梁との間に隣接する柱間に架け渡される中間梁を配設し、この中間梁と天井梁との間に外壁パネルが取り付けられるようになっている。
特開2009−91865号公報 特開2009−91866号公報
上述したユニット建物の構成も、インナガレージを求める需要者ニーズと現場作業を削減して工期短縮を図るユニット工法のメリットを活かしたいという設計側のニーズとを両立させる技術として有意義なものと思われる。
ところで、昨今では更なる開発動向として建物に蓄電池を収納させることが検討されている。この場合、幾つかの検討事項がある。一つは、現在の技術開発動向では、蓄電池の設置作業は建築地で行われることを前提とした提案が多いが、建築地で蓄電池の設置作業を行うこととすると、作業工数が増え工期が長期化すると共に、蓄電池は重量物であるため作業負担が大きい。さらに、居住空間を狭めることなく蓄電池を設置することが望ましい。従って、これらの検討事項を踏まえた建物への蓄電池の収納技術の提案が望まされていた。
本発明は上記事実を考慮し、蓄電池の設置に関する現場作業を極力削減することができる建物を得ること、更には居住空間を極力狭めないで蓄電池を収納できる建物を得ることが目的である。
請求項1記載の本発明に係る建物は、各部が工場生産されてそれを建築地に搬入して構築される建物であって、建物下部の一部又は全部には、予め工場で設置されると共に蓄電池を収納した蓄電池収納庫が設けられている、ことを特徴としている。
請求項2記載の本発明に係る建物は、請求項1記載の発明において、前記各部は建物ユニットであり、前記建物は複数の建物ユニットを用いて構成されたユニット建物である、ことを特徴としている。
請求項3記載の本発明に係る建物は、請求項1又は請求項2記載の発明において、前記建物下部は、地中に埋設され又は施工基面が地表面より低く位置づけられている、ことを特徴としている。
請求項4記載の本発明に係る建物は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明において、前記蓄電池収納庫の上面には、蓄電池の出し入れを可能とする開放手段が設けられている、ことを特徴としている。
請求項5記載の本発明に係る建物は、請求項4記載の発明において、前記建物下部は地中に埋設されており、埋設部の上方に車庫が形成されると共に車庫の床面に前記開放手段が配置されている、ことを特徴としている。
請求項6記載の本発明に係る建物は、請求項5記載の発明において、前記車庫の床面には、前記蓄電池から給電可能とされかつ車両に充電するための充電装置が設けられている、ことを特徴としている。
請求項7記載の本発明に係る建物は、請求項2〜請求項6のいずれか1項に記載の発明において、前記建物ユニットは床梁に対して平行に配置された中間梁を備えていると共に、前記蓄電池収納庫は外周部に前記中間梁に係止可能なフランジ部が形成されたボックス状の蓄電池収納ケースを備え、さらに、前記フランジ部は弾性体を介して前記中間梁に取り付けられている、ことを特徴としている。
請求項8記載の本発明に係る建物は、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の発明において、前記建物には、電源部分と照明部分とを備えた照明機器の少なくとも電源部分が予め工場で設置されており、さらに前記蓄電池と前記照明機器の電源部分とが予め工場で結線されている、ことを特徴としている。
請求項9記載の本発明に係る建物は、請求項8記載の発明において、前記照明部分は、照明用の発光ダイオード及び受信用のフォトダイオードを含んで構成されている、ことを特徴としている。
請求項10記載の本発明に係る建物は、請求項9記載の発明において、前記発光ダイオードは複数個配置されており、そのうちの一部の発光ダイオード及び前記フォトダイオードと端末機器との間で赤外線通信システムが構築されている、ことを特徴としている。
請求項11記載の本発明に係る建物は、請求項9又は請求項10記載の発明において、前記照明機器のフォトダイオードは、受信指向性を有するように配置されている、ことを特徴としている。
請求項12記載の本発明に係る建物は、請求項8〜請求項11のいずれか1項に記載の発明において、前記照明機器の電源部分のみが予め工場付けされており、建築地で内装材の一部を切欠くことにより当該電源部分が露出され、前記照明機器の照明部分が取付可能とされる、ことを特徴としている。
請求項1記載の本発明によれば、建物は各部が工場生産されてそれを建築地に搬入して構築される。この建物の下部には、蓄電池を収納した蓄電池収納庫が設けられている。本発明では、蓄電池を収納した蓄電池収納庫が予め工場で設けられるので、建築地での現場作業は必要最低限に抑えられる。
請求項2記載の本発明によれば、工場で建物ユニットが生産され、その過程で蓄電池を収納した蓄電池収納庫も設けられる。そして、これらの建物ユニットを輸送車両で建築地まで搬送し、建築地で順次クレーンを用いて建物ユニットを据え付けていくことにより、ユニット建物が構築される。ユニット建物が構築されたときには、蓄電池を収納した蓄電池収納庫も同時に構築される。
請求項3記載の本発明によれば、建物下部は地中に埋設又は施工基面が地表面より低く位置づけられているので、建物下部を蓄電池収納庫として利用するのに都合が良い。つまり、この場合の建物下部は居住空間として利用されるよりも車庫等に利用されるケースが多いので、ここに蓄電池収納庫を設ければ居住空間を狭めずに済む。
請求項4記載の本発明によれば、蓄電池収納庫の上面には蓄電池の出し入れを可能とする開放手段が設けられているので、蓄電池の交換等のメンテナンス時に蓄電池収納庫にアクセスするのが容易である。
請求項5記載の本発明によれば、建物下部が地中に埋設されており、埋設部の上方に車庫が形成されるので、インナガレージとして利用することができる。また、車庫の床面に開放手段が配置されるので、蓄電池のメンテナンス時に広い作業空間を確保できる。
請求項6記載の本発明によれば、車庫の土間に充電装置が設けられており、インナガレージに入庫したプラグインハイブリッド車、電気自動車等の車両のバッテリに簡単に充電することができる。
請求項7記載の本発明によれば、建物ユニットは床梁に対して平行に配置された中間梁を備えており、蓄電池収納ケースの外周部には中間梁に係止可能なフランジ部が形成されている。そして、中間梁とフランジ部との間に弾性体が介装され、この状態でフランジ部が中間梁に取付けられる。
そして、上記の状態で、建物ユニットが工場から建築地まで輸送車両によって搬送される。その際、走行中に輸送車両に横力が作用したとき等には弾性体の弾性力によって蓄電池収納庫が横揺れするのを抑制又は防止することができる。また、弾性体の性能によっては、水平方向だけでなく上下方向の振動も減衰される。さらに、弾性体の性能によっては、建物ユニットの据付後において地震力を蓄電池収納庫に伝えないようにすることも可能である。このため、蓄電池収納庫が振動及び衝撃の影響を受け難くなる。
請求項8記載の本発明によれば、建物には照明機器の電源部分が予め工場で設置されており、更に蓄電池と照明機器の電源部分とが予め工場で結線されているので、建築地で照明機器の電源部分の組付け並びに蓄電池と照明機器の電源部分との結線作業を省くことができる。
請求項9記載の本発明によれば、照明機器の照明部分は照明用の発光ダイオードと受信用のフォトダイオードを含んで構成されているので、発光ダイオードで照明としての機能を担保し、フォトダイオードに通信機能を持たせることができる。
請求項10記載の本発明によれば、発光ダイオードは複数個配置されており、そのうちの一部の発光ダイオードが光データ通信素子として利用される。そして、この一部の発光ダイオード及びフォトダイオードと端末機器との間で赤外線通信システムが構築されているので、例えば携帯電話やリモコン等からの信号光をフォトダイオードで受光すると共に光電変換し、情報を処理して発光ダイオードから端末機器に信号光を照射するといった通信形態が可能となる。
請求項11記載の本発明によれば、照明機器のフォトダイオードは受信指向性を有するように配置されているので、例えばリビングルームやダイニングルームで人が横に並ぶ席の配置となっていた場合において、片側の人の受信用に配置されているフォトダイオードで、反対側の人からの信号光を受光してしますといったことがなくなる。
請求項12記載の本発明によれば、照明機器の電源部分のみが予め工場付けされるので、この電源部分の組付け作業を建築地で行う必要はない。さらに、建築地でクロス材等の内装材の一部を切欠くことにより電源部分が露出されるので、照明機器の照明部分の取付が可能となる。従って、建築地では、内装材の一部を切欠いて照明機器の照明部分を電源部分に取り付けるだけでよい。
以上説明したように、請求項1記載の本発明に係る建物は、蓄電池の設置に関する現場作業を極力削減することができるという優れた効果を有する。
請求項2記載の本発明に係る建物は、蓄電池の設置に関する現場作業が蓄電池と周辺設備の接続程度となり、現場作業をほんの僅かなものにすることができるという優れた効果を有する。
請求項3記載の本発明に係る建物は、蓄電池の設置に関する現場作業を極力削減することができ、更には居住空間を極力狭めないで蓄電池を収納することができるという優れた効果を有する。
請求項4記載の本発明に係る建物は、蓄電池のメンテナンス性を向上させることができるという優れた効果を有する。
請求項5記載の本発明に係る建物は、インナガレージとしての付加価値を備えることができ、しかも蓄電池のメンテナンス時の作業も非常にやりやすいという優れた効果を有する。
請求項6記載の本発明に係る建物は、インナガレージで車両のバッテリに蓄電池を電源とした充電作業を行うことができるという優れた効果を有する。
請求項7記載の本発明に係る建物は、蓄電池収納庫を備えた建物ユニットを工場から建築地まで搬送する際等に、蓄電池収納庫が横力を受けて蓄電池や蓄電池収納ケース等が損傷を受けるのを抑制又は防止することができるという優れた効果を有する。
請求項8記載の本発明に係る建物は、照明機器の電源部分の組付け作業及び蓄電池と照明機器の電源部分との結線作業がなくなる分、現場作業が削減され、工期の短縮を図ることができるという優れた効果を有する。
請求項9記載の本発明に係る建物は、蓄電池を電源とした照明が可能になるだけでなく、照明機器を通信手段として利用することができるという優れた効果を有する。
請求項10記載の本発明に係る建物は、照明機器を媒介とした通信システムを建物内に構築することができるという優れた効果を有する。
請求項11記載の本発明に係る建物は、受信指向性を有する配置としたので、通信精度を高めることができるという優れた効果を有する。
請求項12記載の本発明に係る建物は、照明機器の取付作業を非常に短時間で行うことができるという優れた効果を有する。
第1実施形態に係る住宅の全体構成を建物用蓄電システムと共に示す全体構成図である。 図1に示される住宅の下部を拡大した概略縦断面図である。 第1実施形態に係る住宅を概略的に示した外観斜視図である。 図1に示される下階側建物ユニットのフレーム構造を示す斜視図である。 図2に示される蓄電池収納庫の拡大縦断面図である。 第2実施形態に係る蓄電池収納庫の縦断面図である。 図6に示される蓄電池収納庫の要部を示すA線矢視部の拡大図である。 第3実施形態に係る薄型ダウンライトを用いた通信システムの概要を示す構成図である。 図9に示される薄型ダウンライトを含んだ住宅全体のネットワークの概要を示す構成図である。 図9と同様に、薄型ダウンライトを含んだ住宅全体のネットワークの概要を示す構成図である。 (A)は図8等に示される薄型ダウンライトの側面図であり、(B)はその底面図である。 薄型ダウンライトの内部構成及び宅内サーバーとの連携の様子を示す概略図である。 通信に関するフローチャートである。 薄型ダウンライトを使った協調制御を説明するための概略図である。 (A)は変形例に係る薄型ダウンライトの側面図であり、(B)はその底面図である。 第4実施形態に係り、(A)は上下分割式の薄型ダウンライトの組付状態の斜視図であり、(B)はその分解斜視図である。 図16に示される薄型ダウンライトと同様の薄型ダウンライトを上下分離したときの位置関係を示す組付状態の斜視図と分解斜視図である。 (A)は伸縮機構の一例を示す側面図であり、(B)は伸縮機構の他の一例を示す側面図である。 (A)は天井材の板厚が通常の場合の薄型ダウンライトの組付状態の縦断面図であり、(B)は天井材の板厚が厚い場合の薄型ダウンライトの組付状態の縦断面図である。 埋め込みタイプの薄型ダウンライトを示す図18に対応する斜視図と分解斜視図である。 埋め込みタイプの薄型ダウンライトの組付状態の縦断面図である。 (A)は化粧フランジの変形例を示す斜視図であり、(B)は化粧フランジの別の変形例を示す斜視図である。 薄型ダウンライトの取付(施工)に関するフローチャートである。 (A)〜(E)は、クロス貼りの作業手順を説明するための説明図である。
〔第1実施形態〕
以下、図1〜図5を用いて、本発明に係る建物の第1実施形態について説明する。
図3には、本実施形態に係る住宅を概略的に示した外観斜視図が示されている。この図に示されるように、建物としての住宅10は、複数の下階側建物ユニット12を図示しない基礎上に隣接配置し、左右に相互に連結することにより構成された一階部分14と、一階部分14の上に複数の上階側建物ユニット16を隣接配置し、上下左右に相互に連結することにより構成された二階部分18と、二階部分18の上に設置された屋根部分20と、によって構成されている。一階部分14を構成する下階側建物ユニット12及び二階部分を構成する上階側建物ユニット16は、予め工場内で組立てられている。すなわち、本実施形態の住宅10は、ユニット工法によって構築されたユニット住宅である。
図4には、一階部分14に据え付けられる下階側建物ユニット12のフレーム構造(ユニット躯体)が示されている。下階側建物ユニット12は、四隅に立設された4本の柱22と、対向する柱22の下端部同士を連結する長短二種類の床大梁24、26と、床大梁24、26に対して平行に配置されて対向する柱22の上端部同士を連結する長短二種類の天井大梁28、30と、を含んで構成されている。長辺側の床大梁24間には所定の間隔で床小梁32が架け渡されている。同様に、長辺側の天井大梁28間には所定の間隔で天井小梁34が架け渡されている。なお、上階側建物ユニット16のフレーム構造も同様である。下階側建物ユニット12には中間大梁42、44が付加されているが、これについては後述することにする。
図1及び図3に示されるように、上述した住宅10の下部10Aは、地中に埋設されている。なお、図中の記号GLは、地盤面を表している。そして、住宅10の下部埋設構造を利用して、住宅10には車庫としてのインナガレージ36が設けられていると共にインナガレージ36のガレージ床38の下方に本実施形態の要部である後述する蓄電池収納庫50が設けられている。
まず、下階側建物ユニット12の下部埋設構造について説明する。図4に示されるように、下階側建物ユニット12の下部には、平面視で矩形の枠状に形成された枠フレーム40が配設されている。枠フレーム40は、床大梁24、26に対して平行に架け渡された長短二種類の中間大梁42、44と、長辺側の中間大梁42間に所定の間隔で中間小梁46(図5参照)と、によって構成されている。中間大梁42、44の長手方向の両端部は柱22の側面にそれぞれ溶接により剛接合されている。
なお、中間大梁42、44及び中間小梁46が本発明における「中間梁」に相当する。また、中間大梁42、44は床大梁24、26と同様の溝形鋼とされているが、他の断面構造の鋼材を利用してもよい。さらに、中間小梁46には矩形の鋼管が用いられているが、他の断面構造の鋼材を用いてもよい。
なお、インナガレージ36を構成する下階側建物ユニット12の中間大梁42、44は地中に埋設される高さに設置されているが、インナガレージ36としては用いない下階側建物ユニット12の中間大梁42’(図1参照)は、地盤面GLよりも上方に位置する高さに設置されている。但し、例えば、住宅10の一階部分14をすべてインナガレージ36とする場合には、中間大梁42、44が地中に埋設される高さに設定された下階側建物ユニット12だけが用いられる。
図2には図1に示される住宅の下部を拡大した概略縦断面図が示されており、更に図5には本実施形態の要部に係る蓄電池収納庫の拡大縦断面図が示されている。以下、これらの図を用いて、蓄電池収納庫の構成を詳細に説明する。
図2及び図5に示されるように、インナガレージ36を形成する下階側建物ユニット12の下部には蓄電池収納スペース48が設けられており、この蓄電池収納スペース48に複数の蓄電池収納庫50が設置されている。より具体的には、下階側建物ユニット12における枠フレーム40と床大梁24、26との間に形成された蓄電池収納スペース48に、複数(本実施形態では、合計4個)の蓄電池収納庫50が予め工場内で設置されている。
蓄電池収納庫50は、上面が開放されたボックス状に形成された蓄電池収納ケース52と、この蓄電池収納ケース52の上面に被嵌されて当該上面を閉止する開放手段としての蓋54と、によって構成されている。蓄電池収納ケース52及び蓋54は、金属等の非透水性材料によって構成されている。また、蓋54は扉でもよく、蓄電池収納ケース52を開放可能な開放手段であればよい。
蓄電池収納ケース52の上端部には外側へ屈曲されたフランジ部52Aが形成されており、このフランジ部52Aが中間小梁46の上面に係止されている。なお、フランジ部52Aのフランジ幅は中間小梁46の梁幅の1/2に設定されている。また、蓋54は外周部54Aの板厚が中央部54Bの板厚よりも薄く設定されている。外周部54Aは、蓄電池収納ケース52の開口よりも若干小さめに形成されており、蓋54を蓄電池収納ケース52に被せると、外周部54Aが中間小梁46の上面に当接係止され、中央部54Bが蓄電池収納ケース52の開口に嵌合されるようになっている。また、蓄電池収納ケース52が中間小梁46に係止された状態では、蓄電池収納ケース52が中間小梁46に吊り下げられている。
また、蓄電池収納ケース52内の下部には、すのこ状の棚部56が配設されている。棚部56は蓄電池収納ケース52の底面から所定高さ離間した位置に溶接により設けられている。この棚部56上に蓄電池58が載置されている。
蓄電池収納庫50内に収納される蓄電池58としては、例えば、リチウムイオン蓄電池、鉛蓄電池、ニッケル水素蓄電池といった蓄電池が適用可能であるが、ニッケルカドミウム蓄電池等の他の蓄電池であってもよい。
図1には、上記蓄電池58を使った建物用蓄電システム60の概略構成が示されている。この図に示されるように、蓄電池58は、商用電力系統62と双方向インバータ64を介して接続されている。また、双方向インバータ64には、太陽電池等の発電モジュール66が接続されている。これにより、蓄電池58は、商用電力系統62又は発電モジュール66から受電して蓄電するようになっている。
双方向インバータ64は、制御装置でもある系統切替装置68と接続されている。さらに、系統切替装置68は分電盤70と接続されており、分電盤70から各部屋の負荷まで配線されている。さらに、系統切替装置68は、インナガレージ36内に設置された充電装置72とも接続されている。充電装置72は、プラグインハイブリッド車、電気自動車等の車両の外部コンセントに接続されてバッテリを充電するようになっている。
系統切替装置68では、蓄電池58の残量が少ない場合に商用電力系統62から受電するか発電モジュール66から受電するかを切り換えると共に、各負荷へ電力を供給する場合に蓄電池58に蓄電された電力を供給するか、商用電力系統62から受電した電力を供給するか、発電モジュール66から受電した電力を供給するかを切り換えるようになっている。分電盤70と接続される負荷には交流負荷だけではなく、LED照明装置等の直流負荷も含まれる。なお、LED照明装置については、後述する第3実施形態及び第4実施形態で説明する。
つまり、この建物用蓄電システム60は、蓄電池58を使い、住宅10で使用する電気を蓄電及び給電する省エネ技術の一種である。例えば、この建物用蓄電システム60を用いた場合、昼間はソーラーシステムで得られた電力等を蓄電池58に蓄えると共に夜間は料金が安い深夜電力を蓄電池58に蓄え、昼間の料金が高い時間帯に蓄電池58で蓄電した電力を放電して利用するといった使い方ができる。
また、上述した下階側建物ユニット12及び上階側建物ユニット16には、建物用蓄電システム60の各要素が要素ごとに予め工場内で設置されている。図1に示される例では、下階側建物ユニット12の一つに蓄電池58を収納した蓄電池収納庫50が予め工場内で設置されており、又別の下階側建物ユニット12の一つに双方向インバータ64が予め工場内で設置されている。さらに、上階側建物ユニット16の一つに系統切替装置68が予め工場内で設置されており、又別の上階側建物ユニット16の一つに分電盤70が予め工場内で設置されている。そして、これらの下階側建物ユニット12、上階側建物ユニット16が据え付けられた後に、結線作業のみが建築地で行われるようになっている。
(作用・効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
工場では、下階側建物ユニット12及び上階側建物ユニット16が予め組立てられる。このとき、蓄電池収納庫50が設置される下階側建物ユニット12については、ユニット躯体を形成した後、枠フレーム40が取り付けられる。すなわち、中間大梁42、44の長手方向の両端部が柱22にそれぞれ溶接接合されると共に、長辺側の中間大梁42間に中間小梁46が所定の間隔で取り付けられる。さらに、隣合う中間小梁46間に蓄電池収納ケース52の蓄電池収納ケース52が上方から挿入され、左右のフランジ部52Aが中間小梁46の上面に係止される。次いで、必要個数の蓄電池58が蓄電池収納ケース52内の棚部56上に載置される。その後、蓋54が蓄電池収納ケース52の上面に被せられる。これにより、蓄電池58を収納した蓄電池収納ケース52が枠フレーム40に吊り下げられた状態で保持される。そして、上記の如くして組立てられた下階側建物ユニット12及び上階側建物ユニット16は、輸送車両でそれぞれ建築地まで搬送される。
下階側建物ユニット12及び上階側建物ユニット16が建築地に搬送されるまでに、建築地では、建物下部10Aを地中に埋設させるために現地盤面GLを所定の深さまで掘り下げ、基礎を打設しておく。
そして、クレーンを使って下階側建物ユニット12を基礎上に順次据え付けていく。下階側建物ユニット12の据付け後、埋め戻しが行われ、コンクリートの打設等が行われる。その後、上階側建物ユニット16の据付け、屋根部分20の据付けが行われる。ユニット据付け作業が完了した後、建物用蓄電システム60の各要素の結線作業が行われる。これにより、下部10Aが地中に埋設されインナガレージ36を備えた住宅10が構築される。
このように本実施形態では、予め工場で下階側建物ユニット12を組立てる際に蓄電池58を収納した蓄電池収納庫50が下階側建物ユニット12に設置されるので、建築地で蓄電池収納庫を設置し、蓄電池を蓄電池収納庫に収納させる必要はなく、建物用蓄電システム60の各要素の結線作業だけを行えばよい。このため、蓄電池58の設置に関する現場作業を極力削減することができる。
また、本実施形態では、住宅10の下部10Aは地中に埋設されているので、住宅10の下部10Aを蓄電池収納庫50として利用するのに都合が良い。つまり、住宅10の下部10Aを居住空間として利用せずにインナガレージ36等として利用するプランニングも多いので、インナガレージ36の下部に蓄電池収納庫50を設ければ居住空間を狭めずに済む。すなわち、本実施形態によれば、住宅10の居住空間を極力狭めないで蓄電池58を収納することができる。
さらに、本実施形態では、蓄電池収納庫50に敷き詰められる蓄電池収納ケース52が蓄電池収納ケース52と蓋54とで構成され、蓋54を開けることで開閉可能とされているので、蓄電池58の交換等のメンテナンス時に蓄電池収納庫50にアクセスするのが容易である。従って、蓄電池58のメンテナンス性を向上させることができる。
また、上述したように本実施形態では、住宅10の下部10Aが地中に埋設されており、埋設された下部10Aの上方にインナガレージ36が形成されるので、下階側建物ユニット12をインナガレージ36として利用することができる。また、インナガレージ36のガレージ床38に蓋54が配置されるので、蓄電池58のメンテナンス時に広い作業空間を確保することができる。従って、インナガレージ36としての付加価値を有し、しかも蓄電池58のメンテナンス時の作業も非常にやりやすい。
さらに、本実施形態では、インナガレージ36のガレージ床38に充電装置72が設けられており、インナガレージ36に入庫したプラグインハイブリッド車、電気自動車等の車両のバッテリに簡単に充電することができる。よって、インナガレージ36で車両のバッテリに蓄電池58を電源とした充電作業を行うことができる。
〔第2実施形態〕
以下、図6及び図7を用いて、本発明に係る建物の第2実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図6に示されるように、この第2実施形態では、蓄電池収納庫80にユニット輸送時の振動対策を付加した点に特徴がある。蓄電池収納庫80は、蓄電池収納ケース82と、開閉手段としての蓋84で構成されている。蓄電池収納ケース82はボックス状に形成されており、その上端フランジ部82Aの断面形状は階段形状とされている。そして、上端フランジ部82Aの内周部に矩形平板状の蓋84が載置されている。なお、蓋84の中央部には図示しない取っ手が設けられている。
図7に示されるように、蓄電池収納ケース82の上端フランジ部82Aとその下側に配置される枠フレーム40の中間小梁46の上フランジ46Aとの間には、弾性体86が介装されている。弾性体86は、上下の支持板88、90と、上下の支持板88、90の間に積層された積層ゴム92と、で構成されている。上側の支持板88は上端フランジ部82Aにボルト及びナットで締結固定されている。また、下側の支持板90は上フランジ46Aにボルト及びナットで締結固定されている。積層ゴム92は、薄いゴム層と鋼板を交互に積層しそれを被覆ゴムで被覆した構成になっており、垂直方向(図7のY方向)の荷重が入力されても変位せず(即ち、垂直方向には硬く)、水平方向の荷重が入力された場合には変位する(即ち、水平方向には軟らかい)特性を備えている。
(作用・効果)
上記構成によれば、蓄電池58を収納した蓄電池収納庫80を備えた下階側建物ユニット12は、輸送車両によって工場から建築地まで搬送される。その際、輸送車両がコーナーを曲がるとき等に遠心力が作用し、蓄電池収納庫80にも横力が作用する。この横力が蓄電池収納庫80に作用すると、弾性体86が水平方向に変位し、横力を蓄電池収納庫80に伝えないようにする。このため、蓄電池58が蓄電池収納ケース82の側壁に干渉して、蓄電池58や蓄電池収納ケース82(特には蓄電池58)が損傷を受けたり、蓄電池収納ケース82が枠フレーム40に干渉して互いに損傷を受けることを防止することができる。なお、上下方向の振動に対しては弾性体86は垂直方向に変位しないので、住宅10の構築後に蓄電池収納庫80が上下方向下側の荷重を受けて床面から沈み込んで段差ができ、水が溜まるのを防止することができる。
また、下階側建物ユニット12の据付後においては、地震力(横揺れ)が作用した場合に免震効果が得られるので、蓄電池収納庫80を保護することができる。
なお、上記弾性体86にダンパーを追加してもよい。
また、垂直方向と水平方向の二方向に振動を減衰したい場合には、積層ゴムではなく、通常のゴムを用いるとよい。
〔第3実施形態〕
以下、図8〜図15を用いて、本発明に係る建物の第3実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態又は第2実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図8には、本実施形態に係る薄型ダウンライトを用いた通信システムの概要が示されている。この図に示されるように、住宅100の室内の天井102には照明器具としての複数の薄型ダウンライト106が設置されている。また、屋外の玄関107の天井104にも照明器具としての薄型ダウンライト108が設置されている。これらの薄型ダウンライト106、108は、DC配線110にて配線されている。DC配線110は、前述した第1実施形態で説明した建物用蓄電システム60に接続されており、蓄電池58で蓄電した電力が供給可能とされている。
一方、図9及び図10には、上記薄型ダウンライト106、108を含んだ住宅全体のネットワークの概要を示す構成図が示されている。これらの図に示されるように、ネットワーク112には、宅内サーバー114が接続されている他、室内及び屋外の薄型ダウンライト106、108が接続されている。また、ネットワーク112には、家電116、キッチンのコンロ118等の屋内機器が接続されている。さらに、ネットワーク112には、玄関錠である電気錠120が接続されていると共に、窓の施錠及び開錠を監視するセキュリティシステム122や漏水検知器124等が接続されている。これらのネットワーク112上の各要素には、変調回路126(図10参照)が設けられている。
図11(A)、(B)には、上述した薄型ダウンライト106の側面図及び底面図が示されている。これらの図に示されるように、薄型ダウンライト106の中心には、フォトダイオード128が配設されている。また、薄型ダウンライト106の円周側には複数の発光ダイオード(LED)130が所定の間隔で配設されている。図12には、薄型ダウンライトの内部構成及び宅内サーバーとの連携の様子が示されている。この図に示されるように、フォトダイオード128は増幅回路132及び変調回路126と接続されており、フォトダイオード128で相手方のデータを受信し、増幅回路132で増幅すると共に変調回路126で変調してからDC配線110を介して宅内サーバー114と情報(データ)のやり取りをするようになっている。また、宅内サーバー114からDC配線110を介して送信されてきた情報(データ)は、変調回路126で変調されて照明として照射する発光ダイオード130から、受け側の端末に送信されるようになっている。
なお、上述した薄型ダウンライト106の少なくとも電源部分は予め工場内で天井102、104に組み付けられている。この点については、第4実施形態で説明することにする。
(作用・効果)
上記構成によれば、図8に示されるように、例えば、鍵を紛失した場合には、玄関先から自分が持っている携帯電話等の端末を使ってIDコードを信号光134にして送信し、天井104の薄型ダウンライト106のフォトダイオード128に受信させる。受信された信号光は光電変換されて、ネットワーク112上の宅内サーバー114に送られる。宅内サーバー114では、IDコードを登録情報と照合し、両者が一致した場合には玄関錠136に開錠信号を送信して玄関ドアを開けることができるようにする。
上記は一例であり、屋外から自分が持っている端末から信号光134を送って家の状態を確認するといった使い方も可能になる。また、室内側では、自分のPC138と薄型ダウンライト106間で赤外線通信をして音楽のダウンロード、時計の時刻修正、家側の機器の情報書換えといったことが可能になる。なお、端末は携帯電話やリモコン、携帯用PC等、種々の操作機器を用いることが可能である。
図13には、上述した薄型ダウンライトを用いた通信システムに関するフローチャートが示されている。
ステップS1で、通信するか否かが判断(決定)され、否定されれば薄型ダウンライトを用いた通信システムは作動しない(ステップ2)。ステップS1で肯定された場合、即ち通信すると意思決定された場合には、ステップ3に移行し、携帯電話やPC等の端末の画面上のスイッチ操作によって送信するのか受信するのかが選択される。
送信が選択された場合(ステップ4)、ステップ5に移行して宅内サーバー114に接続され、ステップ6で受信起動がなされる(スタンバイ状態)。次に、ステップ7で、端末を操作してメニューが選択される。
メニュー選択で通信を選択した場合には、ステップ8〜ステップ11に移行する。ステップ8では、送信メニューが表示され、ステップ9ではインターネット140に接続される。ステップ10では、薄型ダウンライト106の照明を介して赤外線通信がなされ、ステップ11ではページが閲覧される。
一方、ステップ7で操作指示が選択された場合には、ステップ12〜ステップ18に移行する。ステップ12では、操作メニューが表示され、ステップ13では照明が選択される。ステップ14では、照明するエリアが選択され、ステップ15ではON/OFFが指示される。ステップ16では、宅内サーバー114によって選択されたエリアの薄型ダウンライト106がON/OFFされる。ステップ17では、アンサバックが送信され、ステップ18では対応状態を知らさるべく所定の表示がなされる。
一方、ステップ3で受信が選択された場合(ステップ19)、ステップ20に移行して宅内サーバー114に接続され、ステップ21でメニューが選択される。次に、ステップ22で選択指示をすると、ステップ23で宅内サーバー114から情報が発信される。すなわち、ステップ24で、薄型ダウンライト106の発光ダイオード130からの照明を介してデータの発信がなされる。その信号光は、ステップ25でPC端末に受信され、ステップ26で受信されたデータが確認される。そして、ステップ27で他の情報を見るか否かが選択され、否定された場合は終了し、肯定された場合はステップ3に戻る。
このように本実施形態では、蓄電池58を電源とした薄型ダウンライト106による照明が可能になるだけでなく、薄型ダウンライト106を通信手段として利用することができる。換言すれば、薄型ダウンライト106を媒介とした(即ち、薄型ダウンライト106を情報伝達の窓口とした)通信システムを住宅100に構築することができる。
また、本実施形態のように、電灯線をDC配線化することで、全ての機器を直流電流でダイレクトに駆動できるようになるので、直流電流から交流電流に変換する際の変換ロスがなくなる。また、DC配線自体を通信に活用することで、情報をダイレクトにのせることができる。
また、本実施形態に係る薄型ダウンライトを用いた通信システムを用いれば、協調制御を採用して省エネに資することも可能になる。例えば、図14に示される例の場合、薄型ダウンライト106(C)でPC138から信号を受信したとすると、宅内サーバー114によって、通信に使う薄型ダウンライト106(C)については通信時の明るさの影響も考慮して照度を70%に絞った状態とし、かつこの薄型ダウンライト106の下に操作者が居ると推定させて記憶させる。そして、宅内サーバー114によって、周辺の薄型ダウンライト106(B)、(D)の照度を100%に自動的に増幅させるように協調させる。なお、それ以外の薄型ダウンライト106はOFFにされて省エネ化を図る。このような協調制御が可能となる。
なお、上記実施形態では、薄型ダウンライト106の中央部に単一のフォトダイオード128が配設されていたが、図15に示されるように、所定の方向に沿って複数のフォトダイオード128を配置して端末からの信号光の検知範囲を拡大してもよい。この図15に示される例では、薄型ダウンライト142の直径上の三箇所(中心部一箇所と円周上の二箇所)にフォトダイオード128が配置されている。さらに、図15に示されるフォトダイオード128では、フォトダイオード128が本来有している受光角に対し、指向性を高めるべく、覆いを設ける等して受光角が絞られている。そして、指向性が高められたフォトダイオード128を一定の方向に3箇所所定間隔で設けることで検知範囲を拡げている。例えば、テーブルやソファー等のように人が向かい合って座りかつ横にも並ぶ配席の場合(4人掛け等)に、各席の真上に各々3個のフォトダイオード128を備えた薄型ダウンライト106がそれぞれ設置されていたとする。さらに、3個のフォトダイオード128の並び方向が席の横並び方向であったとする。このようにすれば、片側の一人が送信した信号光は真上の薄型ダウンライト106の3個のフォトダイオード128のいずれかに確実に受光され、かつ反対側の一人が送信した信号光を拾うことがなくなり、受信精度が高まる。従って、宅内サーバー114が制御しようとする対象を間違えることがなくなる。つまり、通信精度を高めることができる。
〔第4実施形態〕
以下、図16〜図24を用いて、本発明に係る建物の第4実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態又は第3実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図16及び図17に示されるように、この第4実施形態に係る薄型ダウンライト150では、電源部分152と照明部分154とが分割されており、少なくとも電源部分152が予め工場で下階側建物ユニット12、上階側建物ユニット16に組付けられている点、並びに照明部分154が電源部分152に対して軸方向に伸縮可能とされている点に特徴がある。なお、前者の構成は、前述した第1実施形態〜第3実施形態においても採用されている。
電源部分152は、上部側に配置された電源上部152Aと下部側に配置された電源下部152Bとを備えており、二重筒構造とされている。電源上部152Aは有底円筒形状に形成されており、下方が開放された状態で配置されている。また、電源下部152Bは下面中心部が円形に開口されている。なお、図16では内部を見せるために電源上部152Aの上面及び電源下部152Bの上面を切断してそれぞれ筒状に描いている。また、電源上部152Aの周壁部の内側には、各々板ばねで構成された一対の係止片156が取り付けられている。係止片156は「く」の字状に屈曲されており、屈曲部が半径方向外側へ向くように周壁部の内側に取り付けられている。
照明部分154はリング板状に形成されており、軸芯部に各々板ばねで構成された一対の係止片158が取り付けられている。これらの一対の係止片158は電源下部152Bの軸芯部の開口の内周側に下方から挿入されて、電源下部152Bの通電ジョイント部である金具160(図17参照)に係止されるようになっている。
天井材162は、同じ厚さの二枚の面材162Aを重ねた構成になっている。また、天井材162には電源部分152が装着可能な径寸法の取付穴164が形成されている。電源部分152はこの取付穴164に上方から装着され、係止片156で天井材162の取付穴164の周縁部に係止されるようになっている。また、電源部分152には、前述したDC配線110が予め工場内で結線されている。
電源下部152Bは、電源上部152Aに対して軸方向に伸縮可能に構成されている。伸縮機構としては、種々のものが適用可能である。図18(A)に示される例では、電源上部152Aの外周面下部側に、高さが段階的に高くなる上下逆向きの鉤状に形成された複数の係止孔166が周方向に連続的に形成されている。これに対応して、電源下部152Bの外周上部には、任意の係止孔166に入ることが可能となるように、鉤状の係止片168が立設されている。なお、係止片168は、電源下部152Bの周方向に等間隔で複数箇所に立設されている。そして、任意の係止孔166に係止片168が下方から上方へ挿入されて、更に係止片168が係止孔166に係合する方向へ係止片168を周方向移動させればよい。
また、図18(B)に示される例では、電源上部152Aの内周面下部に雌ねじが形成されている。これに対応して、電源下部152Bの外周面上部には、雌ねじに螺合される雄ねじ170が形成されている。この構成によれば、電源部分152の軸方向寸法を無段階に調整することができる。
図19(A)は電源部分152を収縮させた状態が図示されており、天井材162の板厚が通常の場合の使用態様である。これに対し、図19(B)は電源部分152を伸長させた状態が図示されており、天井材172が通常の板厚の面材162Aとこれよりも厚い面材172Aとを重ねた場合の使用態様である。さらに、本実施形態では、図20及び図21に示されるように、薄型ダウンライト150の全体を天井材162に埋め込むことも可能である。この埋め込みタイプでは、天井材162に照明部分154の外径に合う取付孔174が形成されており、この取付孔174内に薄型ダウンライト150の全体が挿入されている。なお、この埋め込みタイプの場合には、前述した係止片156とは異なる仕様の係止片(照明部分154の上面側に基部が取り付けられる係止片)176が用いられる。また、照明部分154の下面側には、リング板形状の化粧フランジ178が配設されている。化粧フランジ178は、意匠部178Aと意匠部178Aの裏面に環状に立設(又は環状に間欠的に立設)されたスペーサ178Bとを備えている。スペーサ178Bが照明部分154の外周面と取付孔174の内周面との間に形成された隙間180に差し込まれている。
なお、化粧フランジ178に替えて、図22(A)、(B)に示される拡散セード付きの化粧フランジ182やリフレクター付きの化粧フランジ184を用いてもよく、化粧フランジを付け替えることにより、照明光の印象を変えることができる。
(作用・効果)
図24には、上述した薄型ダウンライト150の取付(施工)に関するフローチャート(作業手順)が示されている。
まず、ステップ50で、天井材162に照明孔が開けられる。次いで、ステップ51で薄型ダウンライト150を天井材162に埋め込むか否かが選択される。ステップ51で否定された場合、即ち図19に示されるタイプの場合、ステップ52で通常の孔径の取付穴164が天井材162に形成される。次いで、ステップ53で電源部分152が設置され、ステップ54で電源部分152とDC配線110が結線される。次いで、ステップ55で天井材162の仕上げごとに電源部分152のアジャスト調整が成される。このとき、前述した伸縮機構が利用される。次いで、ステップ56で電源部分152が取り付けられて、ステップ58で工場から現地に出荷される。
一方、ステップ51で肯定された場合、即ち薄型ダウンライト150を図20、21のように埋め込み式にする場合には、ステップ57で天井材162に特別孔径の取付穴174が形成された後、ステップ58で工場から現地に出荷される。
現地では、ステップ59で内装が施され、ステップ60でクロス貼りがなされる。図24には、このときの様子が示されている。まず、図24(A)に示されるように工場で予め電源部分152が天井材162に組付けられ、クロス糊の養生186が貼られる。次いで、図24(B)に示されるように現地でクロス188が天井材162に貼られる。なお、ここまでの作業は工場付けとしてもよい。
次いで、図24(C)に示されるようにクロス貼り後にクロス188の薄型ダウンライト150の配置部分が切り欠かれる(ステップ61)。次いで、図24(D)に示されるように養生186が剥される(ステップ62)。その後、クロス施工が完了した後(ステップ63)、図24(E)に示されるように電気工事士ではなくクロス施工業者が、照明部分154を電源部分152に取り付けて終了する(ステップ64)。
なお、薄型ダウンライト150を天井材172に埋め込む場合は、ステップ61でクロス188の薄型ダウンライト150の配置部分を切り欠いた後、ステップ65で器具の取付けを行い、ステップ66で配線と結線作業を行い、最後にステップ66で化粧フランジ178を取付けて終了する。
このように本実施形態では、薄型ダウンライト150を電源部分152と照明部分154とに分割し、電源部分152を予め工場付けしてDC配線110との結線作業も行ってしまうので、建築地で薄型ダウンライト150の電源部分152の組付け並びに蓄電池58と薄型ダウンライト150の電源部分152との結線作業を省くことができる。従って、薄型ダウンライト150の電源部分152の組付け作業及び蓄電池58と薄型ダウンライト150の電源部分152との結線作業がなくなる分、現場作業が削減され、工期の短縮を図ることができる
また、建築地でクロス188の一部を切欠くことにより薄型ダウンライト150の電源部分152が露出されるので、建築地では、クロス188の一部を切欠いて養生186を剥し、薄型ダウンライト150の照明部分154を電源部分152に取り付けるだけでよい。その結果、薄型ダウンライト150の取付作業を非常に短時間で行うことができる。さらに、電気工事士との作業調整も不要となる。
〔上記実施形態の補足説明〕
(1)上述した実施形態では、ユニット工法によって構築される住宅10に対して本発明を適用したが、これに限らず、鉄骨軸組構造の住宅に対して本発明を適用してもよい。また、住宅以外の用途の建物に対して本発明を適用してもよい。
(2)上述した実施形態では、下階側建物ユニット12の下部10Aを地中に埋設したが、これに限らず、施工基面が地表面より低く位置づけられている建物に対して本発明を適用してもよい。また、本実施形態では、下部10Aの一部の下階側建物ユニット12を蓄電池収納庫50として利用したが、これに限らず、下部のすべての下階側建物ユニットに蓄電池収納庫を設置してもよい。
(3)上述した実施形態では、ガレージ床38として蓄電池収納庫50の蓋54をそのまま利用したが、これに限らず、蓋54の上面に床材を配置してもよい。また、蓋54の開放を妨げない範囲であれば、コンクリートを打設した土間床を設けてもよい。
(4)なお、上述した第3実施形態及び第4実施形態で説明した薄型ダウンライトを用いた通信システム及び薄型ダウンライトの構成は、請求項1〜請求項7に係る発明を前提としない建物に対しても成立する。
10 住宅(建物)
10A 下部
12 下階側建物ユニット
16 上階側建物ユニット
24 床大梁(床梁)
26 床大梁(床梁)
32 床小梁(床梁)
36 インナガレージ(車庫)
38 ガレージ床(床面)
42 中間大梁(中間梁)
44 中間大梁(中間梁)
46 中間小梁(中間梁)
50 蓄電池収納庫
52 蓄電池収納ケース
52A フランジ部
54 蓋(開放手段)
58 蓄電池
72 充電装置
80 蓄電池収納庫
82 蓄電池収納ケース
82A フランジ部
84 蓋(開放手段)
86 弾性体
100 住宅(建物)
106 薄型ダウンライト(照明器具)
108 薄型ダウンライト(照明器具)
110 DC配線
128 フォトダイオード
130 発光ダイオード
142 薄型ダウンライト(照明器具)
150 薄型ダウンライト(照明器具)
152 電源部分
154 照明部分
184 クロス(内装材)

Claims (12)

  1. 各部が工場生産されてそれを建築地に搬入して構築される建物であって、
    建物下部の一部又は全部には、予め工場で設置されると共に蓄電池を収納した蓄電池収納庫が設けられている、
    ことを特徴とする建物。
  2. 前記各部は建物ユニットであり、前記建物は複数の建物ユニットを用いて構成されたユニット建物である、
    ことを特徴とする請求項1記載の建物。
  3. 前記建物下部は、地中に埋設され又は施工基面が地表面より低く位置づけられている、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の建物。
  4. 前記蓄電池収納庫の上面には、蓄電池の出し入れを可能とする開放手段が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の建物。
  5. 前記建物下部は地中に埋設されており、埋設部の上方に車庫が形成されると共に車庫の床面に前記開放手段が配置されている、
    ことを特徴とする請求項4記載の建物。
  6. 前記車庫の床面には、前記蓄電池から給電可能とされかつ車両に充電するための充電装置が設けられている、
    ことを特徴とする請求項5記載の建物。
  7. 前記建物ユニットは床梁に対して平行に配置された中間梁を備えていると共に、前記蓄電池収納庫は外周部に前記中間梁に係止可能なフランジ部が形成されたボックス状の蓄電池収納ケースを備え、
    さらに、前記フランジ部は弾性体を介して前記中間梁に取り付けられている、
    ことを特徴とする請求項2〜請求項6のいずれか1項に記載の建物。
  8. 前記建物には、電源部分と照明部分とを備えた照明機器の少なくとも電源部分が予め工場で設置されており、
    さらに前記蓄電池と前記照明機器の電源部分とが予め工場で結線されている、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の建物。
  9. 前記照明部分は、照明用の発光ダイオード及び受信用のフォトダイオードを含んで構成されている、
    ことを特徴とする請求項8記載の建物。
  10. 前記発光ダイオードは複数個配置されており、そのうちの一部の発光ダイオード及び前記フォトダイオードと端末機器との間で赤外線通信システムが構築されている、
    ことを特徴とする請求項9記載の建物。
  11. 前記照明機器のフォトダイオードは、受信指向性を有するように配置されている、
    ことを特徴とする請求項9又は請求項10記載の建物。
  12. 前記照明機器の電源部分のみが予め工場付けされており、
    建築地で内装材の一部を切欠くことにより当該電源部分が露出され、前記照明機器の照明部分が取付可能とされる、
    ことを特徴とする請求項8〜請求項11のいずれか1項に記載の建物。
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