JP2011105921A - ポリマー分散体を含有する難燃剤組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】繊維布帛材の難燃性物質に硫酸塩をはじめとする酸性塩と、親水性界面活性剤を含ませたものに、目的材としてポリマーエマルジョンを入れると、不安定化で不均一,一体化ができない。
この工夫を解決して、簡便に加工を完了することが品質上,性能上の課題である。
【解決手段】繊維などの布帛体難燃処理用として、硫酸塩,硝酸塩,ケイ酸塩,リン酸塩,酸性硫酸塩,スルファミン酸塩,シュウ酸塩,コハク酸塩,酒石酸塩,酢酸塩,ヒドロキシ酢酸塩,乳酸塩を少なくとも1種以上(2〜5種)(A)、Na,K,NH4,Mg,Ca,アルカノールアミンと親水性界面活性剤(B)に、用途通りの特性を生かすためにポリマーエマルジョンを含有する(C)。
これら(A),(B),(C)に芳香族スルホン酸塩を含有した、安定性の優れた、諸目的に有利なポリマーエマルジョンを含む難燃剤組成物を完成させたものである。
この工夫を解決して、簡便に加工を完了することが品質上,性能上の課題である。
【解決手段】繊維などの布帛体難燃処理用として、硫酸塩,硝酸塩,ケイ酸塩,リン酸塩,酸性硫酸塩,スルファミン酸塩,シュウ酸塩,コハク酸塩,酒石酸塩,酢酸塩,ヒドロキシ酢酸塩,乳酸塩を少なくとも1種以上(2〜5種)(A)、Na,K,NH4,Mg,Ca,アルカノールアミンと親水性界面活性剤(B)に、用途通りの特性を生かすためにポリマーエマルジョンを含有する(C)。
これら(A),(B),(C)に芳香族スルホン酸塩を含有した、安定性の優れた、諸目的に有利なポリマーエマルジョンを含む難燃剤組成物を完成させたものである。
Description
本発明は繊維,不織布,紙加工品などの布帛状体に難燃性を付与するために用いる液状組成物に関する。
難燃性は防火防炎の一環として、火災の発生で着火した場合にその進行を遅延させて、万が一の火災の被害を極力低減できることと、二次的な災害の火種にならないために施工するものである。
難燃性は防火防炎の一環として、火災の発生で着火した場合にその進行を遅延させて、万が一の火災の被害を極力低減できることと、二次的な災害の火種にならないために施工するものである。
難燃処理剤は元来、無機質(セラミックス,グラスファイバー,石膏,シリカゲル)をベースとしたものから、着火しても燃焼をセーブまたは遮断することができる有機物があり、加工性や生産性、風合,フィット感など、仕上がりが優れていることから、近年はこれらに変化するものが増加している。一方では当該有機物が環境汚染や人体への悪影響を引き起こす恐れがあり、近年ダイオキシンに代表されるものやCO2の発生が多い物は、地球温暖化の起因として敬遠される。
さらに、当該難燃化剤だけではなく水性処理プロセスでは、皮膜形成物を布帛に設置して新たな特性を付与し、新分野への応用を展開するということで、水性のポリマー分散体(以下、エマルジョン)を必然的に施工することが要求されている。従来はソリューションが使用されてきたが、水との相性も不均一で、混用できず、水と水不溶のポリマー粒子エマルジョンとして処理液の中で混在(ミクスチャー)して、難燃+αの効果を狙い、且つ複数プロセスのシングル化を果たすことが必要となってきている。即ち難燃剤との相性である。
本剤は、難燃剤と混用する皮膜性ポリマーをエマルジョンという形で併用することにより、高度な難燃性をキープしながら、その目的(例えば接着力,柔軟性,撥水性,抗菌性,消臭性など)を付与するために必要としている、時にそれらの安全な液状物を維持することである。
とりわけ本出願人が平成21年9月29日に出願した、電解質を有する繊維処理剤のようなアニオン混成分子を含む系の中に、水中油型のエマルジョン(アニオン〜ノニオン系)を併用した場合、自然を維持して安定性を保有する。
とりわけ本出願人が平成21年9月29日に出願した、電解質を有する繊維処理剤のようなアニオン混成分子を含む系の中に、水中油型のエマルジョン(アニオン〜ノニオン系)を併用した場合、自然を維持して安定性を保有する。
本発明は、綿・麻などのセルロース,アセテート,レーヨン,キュプラ、更にはPVC,PVA,アクリル,ポリエステル,ポリアミドなどの単体または複合織布、NWF,沙紙体などの布帛に難燃処理と、第二の処理により接着性,風合,耐燃性,耐湿性,耐水性,UVカット化,帯電防止,ガスバリア性,ポーラス性,吸油性,吸汗性,可塑性,弾性などの改良のために水性の難燃材に任意に加えられる、成膜高分子ポリマーのエマルジョン(水中油型が中心)との絶対的安全性(スタビリティー)を改良し、両者がバランスよく共存するように第三の添加物(安定剤として次の幾つかの有利な条件を有する物質)を加入して、その物理的安定性をチェックした。その条件とは、▲1▼水溶性であること,▲2▼難燃剤の各種化合物と結合などを生じずに長時間安定であること,▲3▼PRTRやその他有害物質として毒劇物や危険物、あるいは有害説がとり立たされている問題物質でないこと,▲4▼当該原料は無限に供給できること(海や土に存在する物質を原料とすること)
こうしてハイドロトロープ(USP3424689など)としての性質を有するプロピレングリコール,ブチレングリコール,ヘキシレングリコール,ソルビトール,ポリエチレングリコール(PEG),グリセリン,ポリグリセリンなどの多価アルコールを併用することや、更に尿素,チオ尿素,ヒドロキシル有機溶媒,イソステアリルアルコール,オレイルアルコール,中級アルコール(C5〜C9)などの緩和剤として用い、一時的あるいは一定の範囲での安定性は担保できる。
しかし、温度変化(−10〜50℃)での急変,振動,プライマリーショック,紫外線,ガンマ線などの物理的ファクターによって、ポリマー分散体がエマルジョンブレークしたり、水と油の分離,凝固(ゲル化),変色,異臭などを招くことが考えられる。
本発明ではそれらの状況を踏まえ、当該難燃剤とポリマーエマルジョンの媒介物としてキシレンスルホン酸塩(ソーダ,カリ,アンモニウム)、特にp−キシレンスルホン酸ソーダが著しく優れていること。続いてm−キシレンスルホン酸ソーダ,トルエンスルホン酸ソーダ,ベンゼンスルホン酸ソーダ,リグニンスルホン酸ソーダが好ましいが、p−キシレンスルホン酸ソーダが少量でも効果的で、3〜10w%含ませるだけで理想的なエマルジョン状態を維持することができるだけでなく、均一また平均的に布帛剤に施工できることも注目される。中でもp−キシレンスルホン酸ソーダ,p−キシレンスルホン酸アンモニウムは難燃効果についても助剤になり得ることも判明した。
本発明ではそれらの状況を踏まえ、当該難燃剤とポリマーエマルジョンの媒介物としてキシレンスルホン酸塩(ソーダ,カリ,アンモニウム)、特にp−キシレンスルホン酸ソーダが著しく優れていること。続いてm−キシレンスルホン酸ソーダ,トルエンスルホン酸ソーダ,ベンゼンスルホン酸ソーダ,リグニンスルホン酸ソーダが好ましいが、p−キシレンスルホン酸ソーダが少量でも効果的で、3〜10w%含ませるだけで理想的なエマルジョン状態を維持することができるだけでなく、均一また平均的に布帛剤に施工できることも注目される。中でもp−キシレンスルホン酸ソーダ,p−キシレンスルホン酸アンモニウムは難燃効果についても助剤になり得ることも判明した。
本発明に関わる芳香族スルホン酸塩は下記の一般式で示される。
元来、洗剤組成物である界面活性剤の水中での安定性を図るため、またセメントと骨材の混合スラリー化を図るなど。また染料の安定化剤として使用されるものであり、特に中性〜アルカリ性側の水生媒体の中で活性を発揮する。
元来、洗剤組成物である界面活性剤の水中での安定性を図るため、またセメントと骨材の混合スラリー化を図るなど。また染料の安定化剤として使用されるものであり、特に中性〜アルカリ性側の水生媒体の中で活性を発揮する。
本発明は難燃材として硫酸塩,酸性硫酸塩,ケイ酸塩,リン酸塩,硝酸塩,炭酸塩,スルファミン酸塩の他、若干の有機酸,酒石酸塩,グルタル酸塩,ヒドロキシ酢酸塩,コハク酸塩なども含まれる。これらの一種だけでなく、2〜3種の併用が難燃効果を向上させることも特徴であり、この中に界面活性剤として親水性のHLB値が7以上のもの、特にノニオン,アニオン,両性イオン系のものが好ましい。例えばノニオンとして代表的なものはアルキルグルコシド,アルキルアミンオキシド,高級アルコールエトキシレート,脂肪酸アルカノールアミド,ソルビタン脂肪酸エステルEO付加物、アニオンとしてLAS,AS,AES,AOS,SAS,アシルグルタミン酸塩,脂肪酸塩、両性イオンとしてアルキルアミドプロピルベタイン,アルキル酢酸ベタイン,イミダゾリニウムベタインなどが挙げられる。
(硫酸アンモニウム系物質自体は、1820年代にGay Lussaが発見し、今日まで一般的なものとして知られている)
(硫酸アンモニウム系物質自体は、1820年代にGay Lussaが発見し、今日まで一般的なものとして知られている)
本発明は水溶性ソリューションまたはエマルジョンの形で提供される。水溶性組成物が布帛材に含有されることで成膜性は高まり、繊維の組織に固着し、そこに難燃材も同居し均一な加工布帛剤を作成する。
水溶性の中に、難燃性を良くするためにC1〜C4のアルコールを含ませることもできる。
本発明の今までとの違いは、通常は電解質である難燃剤と界面活性剤で増粘や減粘して液状物に斑を生じることや、均一性が弱く偏在することを解決し、またpHの値による布帛材の感触や脆化を防止できることであり、第3の成分として芳香族スルホン酸(塩)が優れていることが特徴である。
その最良形態として、例えば下記を示す。
(a)硫酸塩(アンモニウム):10〜30w%
(b)スルファミン酸塩(ソーダ,アルカノールアミン):3〜15w%
(c)p−キシレンスルホン酸ソーダ:3〜30w%
これらの中に成膜性ポリマーエマルジョンを5〜30w%。それぞれを固形分として水中に分散させてあるもので、pH値帯は5〜10、中でも6〜9が好ましい。
水溶性の中に、難燃性を良くするためにC1〜C4のアルコールを含ませることもできる。
本発明の今までとの違いは、通常は電解質である難燃剤と界面活性剤で増粘や減粘して液状物に斑を生じることや、均一性が弱く偏在することを解決し、またpHの値による布帛材の感触や脆化を防止できることであり、第3の成分として芳香族スルホン酸(塩)が優れていることが特徴である。
その最良形態として、例えば下記を示す。
(a)硫酸塩(アンモニウム):10〜30w%
(b)スルファミン酸塩(ソーダ,アルカノールアミン):3〜15w%
(c)p−キシレンスルホン酸ソーダ:3〜30w%
これらの中に成膜性ポリマーエマルジョンを5〜30w%。それぞれを固形分として水中に分散させてあるもので、pH値帯は5〜10、中でも6〜9が好ましい。
特に本発明は、このポリマーエマルジョンが含有されたものが広範な用途を展開するものである。
ポリマーエマルジョンの代表としてSBR,NBR,ポリエチレン/酢ビエマルジョン,スチレン/マレイン酸ポリマー,アクリルアミド,メタクリルアミド,ポリアミド,ポリウレタン,酢酸ビニル/アクリロニトリル,シリーコン(シロキサン),パラフィン,ブタジエン/アクリロニトリル,PVC,PVDC,VC/VDC,ビニルメチルエーテル/無水マレイン酸,スチレン/アクリルアミド,エチレンイミン,EVA,フェノール/メラミン,ポリブテン,テフロン,カルナウバワックス,ビーズワックス,クリスタリンワックスなど、水中油型のエマルジョンの多岐に亘り応用できるもので、それぞれの特徴を生かして「難燃性の『○○剤』」として商品化することができる。
しかも当該ポリマーエマルジョンの割合が任意に決められることも有利である。つまり後添加でも前添加でも自由に前記組成物に含有することができる液である。
ポリマーエマルジョンの代表としてSBR,NBR,ポリエチレン/酢ビエマルジョン,スチレン/マレイン酸ポリマー,アクリルアミド,メタクリルアミド,ポリアミド,ポリウレタン,酢酸ビニル/アクリロニトリル,シリーコン(シロキサン),パラフィン,ブタジエン/アクリロニトリル,PVC,PVDC,VC/VDC,ビニルメチルエーテル/無水マレイン酸,スチレン/アクリルアミド,エチレンイミン,EVA,フェノール/メラミン,ポリブテン,テフロン,カルナウバワックス,ビーズワックス,クリスタリンワックスなど、水中油型のエマルジョンの多岐に亘り応用できるもので、それぞれの特徴を生かして「難燃性の『○○剤』」として商品化することができる。
しかも当該ポリマーエマルジョンの割合が任意に決められることも有利である。つまり後添加でも前添加でも自由に前記組成物に含有することができる液である。
本発明組成物を布帛材に施工するには、一般的な方法として含浸法,散布法,塗布法,デポジット法,成膜ラミネート法などの方法で含有させることができる。布帛材の性質や表面の状態により上記より選択する。
含浸法は本体のm2当たりの重量の20〜100w%(全体として30〜60%の重量増)が理想的であり、それぞれの用途に応じて適宜変更されるが、概ね30〜100g/m2が好ましい。その後に乾燥した状態でエージングを行い、それぞれに適応したテスト(n=3以上)を行い、その平均を結果とする(統計法による)。
布帛材の評価は、含有するそれぞれのポリマーエマルジョンにより、風合い,ドレープ,防水,染色性,引張強度,剛性,可塑性,帯電防止性など、それぞれの用途に固有な評価を行い、その効果の有意義性を検査(確認)する。
含浸法は本体のm2当たりの重量の20〜100w%(全体として30〜60%の重量増)が理想的であり、それぞれの用途に応じて適宜変更されるが、概ね30〜100g/m2が好ましい。その後に乾燥した状態でエージングを行い、それぞれに適応したテスト(n=3以上)を行い、その平均を結果とする(統計法による)。
布帛材の評価は、含有するそれぞれのポリマーエマルジョンにより、風合い,ドレープ,防水,染色性,引張強度,剛性,可塑性,帯電防止性など、それぞれの用途に固有な評価を行い、その効果の有意義性を検査(確認)する。
本発明の効果は安全性と環境保護を第一条件として難燃剤を水性体となし、その安全性・均一性を保持するために界面活性剤と芳香族スルホン酸塩(キシレンスルホン酸,トルエンスルホン酸,ベンゼンスルホン酸のNa,K,NH4,アルカノールアミン)を併用し、さらに用途目的に応じたものとするために各種成膜性ポリマーエマルジョンを配合して、水分散型の難燃剤組成物とするものである。その効果は、まず安全性,安定性に優れていること、経済性に優れていること、多種法令による有害,公害的要素が無いこと、取り扱いが簡便なこと、特別な設備や器具を必要としないこと、あらゆる目的で必要な難燃性を維持すること、布帛材の特性を害することが無いこと。加工(施工)に関してはpHコントロールや付着量コントロールが水分散体のために簡便,平易であることである。
本発明の用途開発は、業務用(自動車,家電,建材,装飾,印刷,土木,出版,染色,織物など)の他に、家庭用品向けとして各種布製品(シート,カーペット,カーテン,防火材,遮光材,防水シート,衣料品,家具調度品,家電製品,包装材,教育用具など)に、多岐に亘る内容物の安全性の高いパーソナルケアとして、個々に作製することもできる。
実施例1
次の組成物を作製して、以下の結果をもって本発明の効果を確認した。
<テスト結果>
(その1)保存性テスト:−10℃で40日,40℃で60日
・結果:分離,凝固など→×
多少分離気味 →○
全く変化なし →◎
(その2)150g/m2のレーヨン素地に各材料を50±2g/m2で塗布した結果、次のテストを実施
▲ア▼JIS L−1091によるミクロバーナーテスト
▲イ▼風合い,ソフト感
・風合いテスト
ブランクの風合いをゼロとし、それより±3まで2ステージを設け、5人のモニターにそのテスト品の官能テストを行い、その合計点数が大きいほど優れている(5人×(n=)3=15回/テスト1回)
・ステージ +3:明らかに良い(秀)
+2:かなり良い(優)
+1:少し良い(良)
−1:少し劣る(微劣)
−2:劣る(弱劣)
−3:かなり劣る(不可)
満点は5人×2ステージ×+3点=45点
最低は5人×2ステージ×−3点=−45点
Σx/5=xの平均値を結果とする
▲ウ▼40℃,80%RHでの布帛材の安定性検査
・結果:変化なし →◎
少し湿気あり →○
べとつきや結晶化→◎
次の組成物を作製して、以下の結果をもって本発明の効果を確認した。
(その1)保存性テスト:−10℃で40日,40℃で60日
・結果:分離,凝固など→×
多少分離気味 →○
全く変化なし →◎
(その2)150g/m2のレーヨン素地に各材料を50±2g/m2で塗布した結果、次のテストを実施
▲ア▼JIS L−1091によるミクロバーナーテスト
▲イ▼風合い,ソフト感
・風合いテスト
ブランクの風合いをゼロとし、それより±3まで2ステージを設け、5人のモニターにそのテスト品の官能テストを行い、その合計点数が大きいほど優れている(5人×(n=)3=15回/テスト1回)
・ステージ +3:明らかに良い(秀)
+2:かなり良い(優)
+1:少し良い(良)
−1:少し劣る(微劣)
−2:劣る(弱劣)
−3:かなり劣る(不可)
満点は5人×2ステージ×+3点=45点
最低は5人×2ステージ×−3点=−45点
Σx/5=xの平均値を結果とする
▲ウ▼40℃,80%RHでの布帛材の安定性検査
・結果:変化なし →◎
少し湿気あり →○
べとつきや結晶化→◎
実施例2
次の試作品の安定性,難燃性,状態(外観)を調査した。
<テスト その1>
▲a▼−10〜40℃,7週間(リピーター)
・外観:分離,凝固,変色など →×
僅かな水分の離散,クラック→○
作製直後と変化なし →◎
・遠心分離管(1200rpm,5分間):分離,離散,不分散化 →×
凝固,凝集,(若干の)分離→○
殆ど変化なし →◎
▲b▼撥水性(パラフィン処理)
ポリエステル/コットンの素地(150g/m2)のシーツに、試作品を約50g/m2含ませたものを対象とした
・浸透率評価:▲ア▼100mg/10cm2以下(300秒,30分共) →◎
▲イ▼100〜5000mg/10cm2以内(300秒,30分共)→○
▲ウ▼5000mg/10cm2以上(300秒,30分共) →×
▲c▼▲b▼と同じ布帛地にSBR処理を施したものの柔軟性(風合い)
・ブランクと比較:▲ア▼ブランクと同等以上 →◎
▲イ▼少し硬い(剛性) →○
▲ウ▼べとつきやゴワつき感→×
≪コメント≫本発明の試作品が極めて有効な処理効果を証明している。
<テスト その2>
JIS L−1091(SBRおよびパラフィン処理をしたものを使用)
・テスト方法(n=3):JIS L−1091のA−1法(ミクロバーナー法,1分間加熱)の結果
≪コメント≫本発明はポリマーエマルジョンの内容に関わらず優れた難燃効果を示した。
次の試作品の安定性,難燃性,状態(外観)を調査した。
▲a▼−10〜40℃,7週間(リピーター)
・外観:分離,凝固,変色など →×
僅かな水分の離散,クラック→○
作製直後と変化なし →◎
・遠心分離管(1200rpm,5分間):分離,離散,不分散化 →×
凝固,凝集,(若干の)分離→○
殆ど変化なし →◎
▲b▼撥水性(パラフィン処理)
ポリエステル/コットンの素地(150g/m2)のシーツに、試作品を約50g/m2含ませたものを対象とした
・浸透率評価:▲ア▼100mg/10cm2以下(300秒,30分共) →◎
▲イ▼100〜5000mg/10cm2以内(300秒,30分共)→○
▲ウ▼5000mg/10cm2以上(300秒,30分共) →×
▲c▼▲b▼と同じ布帛地にSBR処理を施したものの柔軟性(風合い)
・ブランクと比較:▲ア▼ブランクと同等以上 →◎
▲イ▼少し硬い(剛性) →○
▲ウ▼べとつきやゴワつき感→×
<テスト その2>
JIS L−1091(SBRおよびパラフィン処理をしたものを使用)
・テスト方法(n=3):JIS L−1091のA−1法(ミクロバーナー法,1分間加熱)の結果
Claims (2)
- (1)硫酸アンモニウム,硫酸カリ,硫酸マグネシウム,硫酸ソーダ,硝酸アンモニウム,グルコン酸アンモニウム,酸性硫酸塩
(2)スルファミン酸塩,乳酸塩,コハク酸塩,酒石酸塩,リン酸塩(Na,K,NH4,アルカノールアミン)の、(1),(2)共々1種以上含む
(3)アルキルグルコシド,アルキルアミンオキシド,アルキレン(C2,C3),アルキルエーテル(C12〜C18,EO5〜12モル),脂肪酸アルカノールアミド(EO2〜10モル),ソルビタン脂肪酸エステル(EO2〜10モル),アルキル脂肪酸(C12〜C18,EO9〜12モル),アルキルアミンオキシドからなるノニオンで、水溶性タイプの物を0.5〜10w%
(4)ベンゼンスルホン酸ソーダ,トルエンスルホン酸ソーダ,p−キシレンスルホン酸ソーダ,p−キシレンスルホン酸アンモニウム,p−キシレンスルホン酸カリからなる芳香族スルホン酸塩が2〜30w%の(1),(2),(3)の組成物が、水性エマルジョンポリマー(4)を5〜50w%含有するpHが6〜9に調整されたポリマーエマルジョンを含む難燃性組成物
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009274941A JP2011105921A (ja) | 2009-11-12 | 2009-11-12 | ポリマー分散体を含有する難燃剤組成物 |
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JP (1) | JP2011105921A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013104058A (ja) * | 2011-11-14 | 2013-05-30 | Touki Corp | 粉状難燃剤組成物 |
CN113831694A (zh) * | 2020-06-24 | 2021-12-24 | 合肥杰事杰新材料股份有限公司 | 一种阻燃pet材料及其制备方法 |
CN115087697A (zh) * | 2020-01-30 | 2022-09-20 | 诺德特利特芬兰公司 | 阻燃化学组合物 |
-
2009
- 2009-11-12 JP JP2009274941A patent/JP2011105921A/ja active Pending
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