JP2011105351A - パレット - Google Patents

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Abstract

【課題】良好な性能有しかつ、最終原価を比較的に低く保つ、パレットの構成を提供する。
【解決手段】本発明は、様々な積荷の保管及び移送のためのパレットに関する。とりわけ、本発明は、軽量で柔軟な耐圧縮性の材料を備えたパレットの構成に関する。パレットは、積荷を収容できる積荷配置面2と、積荷配置面2に関連しかつ積荷を支持することができる支持要素3とを少なくとも備えている。好適な実施例のパレットは、支持要素3が一種の多包型のプラスチックを少なくとも備えておりかつ支持要素3が実質的にドーム形状断面であることによって特徴付けられている。パレット1は、積荷配置面2及び支持要素3の両方を外部で包囲することができる織物カバーを備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、様々な積荷を保管及び移送するためのパレットに関するものである。とりわけ、本発明は、軽量で柔軟な耐圧縮性の材料からなるパレットの構成に関するものである。
積荷の保管及び移送のために使用されるパレットは、その機能、性能及び品質によって評価することができ、特に、機械抵抗、寸法安定性、静的安定性及び動的安定性等のパラメータを分析することができる。上記パラメータは、使用者のニーズ、操作及び移動に応じて形成される要求を満たさなければならない。これにより、原料と、パレットの組み立て及び製造で使用される構成についての2つの基本的な課題が生じる。 しかしながら、製造に伴うコストは、パレットの形状の範囲についての制限要因である。望ましい全ての特性を有する機能的で効率的で品質の良好なパレットが、高価で、製造が実現不可能と考えられるということが度々ある。
評価パラメータ
機械的抵抗は、パレットの全許容荷重の決定的要因の一つである。使用原料と構成の両方が、このことに直接的に影響を及ぼす。低い機械的抵抗を有するパレットは、低い許容積載量を有し、パレットに配置された全重量に依っては、曲がる又は損傷を受け、積荷の安全性を損なう可能性がある。
寸法安定性は、温度及び湿度等の気候変化に関して低い感度を有する、処理容易の原料を使用することによって実現される。製造工程により、いかなる寸法の不一致を補正することができるが、この補正は、コストを伴い、専門的人的資源の割り当てと時間の両方が他の製造工程で使用する可能性があるので、繰り返しの作業のコストが高くなることがしばしばある。
静的安定性は、パレット上に積荷を堆積させる時と、パレット不使用時にパレットを重畳的に堆積する時に特に重要である。パレットの構成は、パレットの界面におけるいかなる構造的欠陥によっても堆積積荷が滑る又は不安定となる危険なく、最大の品質の堆積積荷を許容する。それゆえ、界面は、積荷を配置するための物理的空間を有するだけでなく、積荷自体の安定性及び安全性を提供しなければならない。これは、パレットの堆積についても言える。現在、空間の無駄を無くすために、又は、他の製造上の目的で不使用パレットを使用するために、不使用パレットを堆積させることが通常である。パレットの構造は、パレットがその下の別のパレットを損傷させないようなものでなければならない。
動的安定性は、フォークリフト・トラックのフォークがパレット内に挿入される時にフォークが滑る又は摺動することに関連している。現在知られている多くのパレットは、フォーク上の完全な安定性を維持することができず、これは、摺動を引き起こし、その結果、トラックがパレットを移動させる時に積荷を損傷させる可能性がある。パレットの形状は、例えば、水平方向及び垂直方向に移動するコンベヤベルトを介した移送等の、パレットが製造工程中に受ける他のタイプの移動を考慮しなければならない。構成及び使用原料の両方が動的安定性に影響を及ぼし、低い磨耗(摩擦)を有する材料により摺動を促進する。
上述のパラメータは、パレチゼーション(堆積したパレットの分離と、パレット上への積荷の配置)や、利用(パレット上の比較的に少ない様々な積載量を、比較的に大きな一つ積載量にグループ化する)や、輸送(パレットの移送、移動及び荷降ろし)等の、パレットを操作する時に伴われる様々な工程に直接的に影響を及ぼす。
原料
原料の選択は、パレット形状についての基本的かつ決定的段階であり、これは、ニーズや要求に依る設計範囲に対する制限要因となりうる。構成の性能は使用原料に直接的に依存し、また、逆に、使用原料は構成の性能に直接的に依存する。
現在において最も知られているパレットは、木製又は射出プラスチック製である。
木製部品は、比較的に低い製造コストを有し、また、製造容易で、構造的にしっかりとしている。しかしながら、木材は、シロアリ等の害虫による攻撃に対する脆弱性という問題や、釘やネジを使用することが必要とされ、部品を接合させる時にパレット上に配置された積荷を釘で損傷させうるという特定の問題を呈する。別の欠点は、木の寸法制御の困難性を伴う。この要因は、不使用時のパレットを保管する困難さを生み出す他に、工程の自動化を損ないうる。
製造コストが低いにもかかわらず、木製パレットは、特にパレットを輸送するために、燻蒸工程を実施する必要があるので、高価となりうる。燻蒸は、パレットを殺菌してシロアリ等の害虫をなくすために、木に化学製品を適用することからなる。この工程は、時間を消費し、また、高価であり、パレットの最終コストを引き上げると共に、商品移送コストを引き上げる。
最後に、木製パレットの最終的な不利な点は、持続性及び環境保全性に関連する。木の使用は、環境を破壊し、環境に否定的な影響を及ぼす。それゆえ、持続性の要求は、妥協され、天然資源が潜在的に枯渇する又は欠乏してしまう。
射出プラスチックの部品は、良好な耐久性及び固有の害虫抵抗を有し、一般に射出プラスチック製のパレットは一つのユニットで製造されているので、釘を必要としない。しかしながら、この射出プラスチック材料は、低い摩擦(不安定)、修理が困難である点、射出成形の製造に伴う高コスト等の欠点を有する。したがって、製造コストがパレットの最終価格を引き上げ、ほとんどの場合において、プラスチック製のパレット高い製造コストにより、使用が困難となる。
この背景において、本発明が提案されるまで、望まれる要求及び機能の全てを低コストで満たすパレットは知られていなかったということができる。使用者は、パレットのコスト、材料及び構成によって決定付けられる制限によって他の特徴を断念しつつ、特定の特徴を選ばざるを得ないということがしばしばあった。
本発明の目的
本発明の第一の目的は、上述の機能の要求を満たしかつ、良好な性能有しかつ、最終原価を比較的に低く保つ、パレットの構成を提案することである。
本発明の主題であるパレットの形状及び構成は、市場で容易に得られる低コスト材料の使用を優先している。パレット形状の簡素さにより、パレットを製造する製造工程は、実施容易であり、かつ高価な装置(設備、機械及び工具)及び専門的な労働を必要としない。それゆえ、これらの要因により、当業界において現在公知である、他のタイプのパレットと比べて低い最終コストが保証される。さらに、上述の理由で、必要とされるであろう、パレットの維持及び修理も容易とされる。
さらに、パレットの保管及び移送のための望まれる機能及び性能の要求を妥協することなく、比較的に低いコストを得る目的で、パレットの新しい構成及び材料が開発された。
本発明の第二の目的は、上述の全ての特徴を有しているパレットであって、四つの部分(前方、後方、左側及び右側)において移送操作ができ、かつフォークリフトの操作を容易にするパレットを提供することである。
本発明の第三の目的は、上述の全ての特徴を有しているパレットであって、固有の幾何学的形状の構成により、非常に重い積荷を移送する場合でさえ平坦を維持する、支持構造又はプラットフォームを避けたパレットを提供することである。
本発明の第四の目的は、上述の全ての特徴を有している、製造コストが低いパレットを提供することである。
本発明の第五の目的は、上述の全ての特徴を有しているパレットであって、プラスチック樹脂の原料を移送するために使用される時に、前もって移送された樹脂と共に溶融させることができ、さらなる費用をかけずにその再生工程を実現できる、パレットを提供することである。
本発明の目的は、積荷を収容できる積荷配置面と、積荷配置面に関連しかつ積荷を支持することができる二つの支持要素とを少なくとも備え、これら二つの支持要素は、互いに実質的に平行に位置決めされており、各支持要素は、実質的に円形ドーム状の種類の断面を備えかつ上限及び下限を有しており、積荷配置面は、支持要素の上限と下限の間の予め定めた場所に位置決めされており、積荷配置面は、下限よりも上限の近くに位置決めされている、積荷を保管及び移送のために使用されるパレットによって実現される。
ここで、以下に本発明について添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
任意の面上に保持されるパレットの支持要素の斜視図を示している。 本発明の第一実施例のパレットの斜視図を示している。 図2に示すパレットの正面図を示している。 本発明の第二実施例のパレットの斜視図を示している。 図4に示すパレットの正面図を示している。 本発明の第三実施例のパレットの斜視図を示している。 図6に示すパレットの正面図を示している。 本発明の第四実施例のパレットの斜視図を示している。 図8に示すパレットの正面図を示している。 本発明の第五実施例のパレットの斜視図を示している。 図10に示すパレットの正面図を示している。 本発明の第六実施例のパレットの斜視図を示している。 図12に示すパレットの正面図を示している。 図12に示すパレットの支持要素の斜視図である。 図14に示すパレットの支持要素の正面図である。 図12に示すパレットの、積荷を受け入れる表面及び基部の正面図である。 本発明の第七実施例のパレットの斜視図を示している。 積荷を受け入れるための表面なしで、図17に示すパレットの上面図を示している。 積荷を受け入れるための表面なしで、図17に示すパレットの正面図を示している。 本発明の第八実施例のパレットの斜視図を示している。 積荷を受け入れるための表面なしで、図20に示すパレットの上面図を示している。 積荷を受け入れるための表面なしで、図20に示すパレットの正面図を示している。
本発明の主題であるパレット1の好適な実施例のいくつかの例を以下に挙げる。全ての例において、パレット1は、二つ以上の支持要素3上で保持されている積荷配置面2を備えている。好ましくは、三つの支持要素3が用いられる。しかしながら、この数は、望まれる機能上の必要性及び要求に応じて変えることができる。
積荷配置面2は、繊維カバーを有し、全重量制限が考慮されて積荷が繊維カバーを損傷しない場合には、いかなるタイプの積荷も収容できる。織物カバーは、支持要素3へ延びて支持要素3を包囲しており、繊維カバーと支持要素3は、単に裁縫によって共に保持されえている。しかしながら、例えば、特定の接着剤やはんだ付け等の他のタイプの接合が可能である。好ましくは、ラフィアを備えている織物が使用されている。ラフィアは、ポリプロピレンから変換された合成繊維からなるコストの低い材料である。ラフィアの主な特徴は、摺動することなくパレット1上に配置されている積荷を安定させるために十分に磨耗を提供することに加え、高い機械的抵抗、(成形が容易である)良好なサイズ安定性、清浄容易性、及び高温安定性を含む。ラフィアを使用する時に実現される機能及び安全の要求をラフィアの特徴が損なわない限り、別の種類の自然繊維、合成繊維又は人工繊維を使用することができる。
積荷配置面2は、第一端部201、第二端部202、第三端部203及び第四端部204の四つの端部を備えている。第一端部201及び第二端部202が、積荷配置面2の対向する端部において互いに平行に配置されており、第三端部203及び第四端部204が、積荷配置面2の対向する端部において互いに平行に配置されており、第一端部201及び第二端部202と交差している。パレット1は、さらに、積荷配置面2の織物カバーの延長部によって形成される外部手段上でパレット1を支持することができる基部5を備えている。この外部手段は、複数のパレット1が使用されてなくて垂直に堆積している時、任意の外部表面によって、又は別のパレット1の積荷配置面自体によって表すことができる。したがって、パレットの摺動は、例えば、ラフィアによって付与される摩擦により、コンベヤベルトによって避けることができる。それにより、動的安定性が改良される。
外面4(図1)上に支持されている支持要素3は、3次元幾何学的形状を有し、かつ軽量で柔軟な耐圧縮性の材料からなる。好ましくは、この材料は、例えばPolyonda(登録商標)などの多包型のプラスチックを備えている。この多包型の構造は、全ての種類の積荷の重量及び運動を支持することができる二層の物理的構成によって特徴付けられている。Polyonda(登録商標)は、熱可塑性物質であり、高い熱抵抗及び不透過性等の他の特徴を備えている。明らかに、多包型のプラスチックによって提供される機能及び安全の要求が保持される限り、別の種類の材料も使用できる。さらに、ボール紙や他の種類のプラチック等の任意の他の材料と共に、多包型のプラスチックを使用できる。
好ましくは、支持要素3の断面は、積荷配置面2上に配置された積荷のために良好な支持及び安全を提供する、円形のドーム形状の種類である。この種類の構成は、多包型のプラスチックと協働して、良好な機械的抵抗、その結果として、良好な許容積荷収容能力を有する。さらに、支持要素3は、フォーク状のトラックのフォークと安定して接触できるように構成されており、フォークが挿入されてフォークリフトによって積荷が移動及び移送されている間、パレット1が滑るのを防ぐ。したがって、良好な動的安定性が実現される。図2〜11に示すいくつかの好適な実施例では、ドーム形状の支持要素3の凸状部分は、積荷配置面2に面し、ドーム形状の支持要素3の凹状部分は、基部5に面する。このドーム形状の幾何学的形状の構成は、唯一の可能な解決策でなく、幾何学的形状や構造の両方において、他の変形例も許容される。それゆえ、パレット1が意図する安全及び信頼性を有する場合、支持要素3は、三角形のドーム、平行六面体又は不規則な幾何学的形状の三次元形状を有してもよい。
支持要素3の長手部分は、第三端部203の垂直方向突出部から第四端部204の垂直方向突出部まで延びており、積荷配置面2によって構成される領域全体を一様かつ均質に支持する。
織物カバーは、第一及び第二端部201、202の垂直方向突出部を通して単に延びており、好ましくは、支持要素3の穴は、織物カバーによって包囲されていない。したがって、支持要素3は、さらに、フォークリフトトラックのフォークを案内し、操作者による移送作業を促進する役割を持つ。
使用原料(織物及び、多包型のプラスチック)により、これら材料が処理容易であるので、望まれる寸法安定性が促進される。もし独創的に設計された寸法でいかなる不一致点がある場合でも、繰り返しの作業を実施するために特別な工具や専門的人的資源が要求されない。また、材料の減耗が生じても、損傷は、従来の原料ほど多くない。上述のこれらの及び他の機能的な利点の他に、使用原料は再生利用可能である。すなわち、織物及び、多包型のプラスチックを、他のパレット又は他の用途の他の製品を製造するために再使用することができる。それゆえ、悪い環境の衝撃が提言され、持続的生産を実現する。
パレット1のいくつかの変形例を以下に示す。
第一実施例
第一実施例のパレット1が、図2及び3に示される。3つの支持要素3の各々が、積荷配置面2の織物カバーの延長部によって、外部で個々に包囲されている。この実施例では、積荷配置面2は、ラフィアを備えている織物カバーのみを備えている。これは、いくつかの好適な実施例の中の一つである。
第二実施例
第二実施例のパレット1は、図4及び5に示されている。三つの支持要素3が、積荷配置面2の織物の延長部によって、外部で共に包囲されている。したがって、織物カバーがパレット1の構造全体を包囲し、比較的に大きな安定性及び安全性を提供するが、第一実施例と比べて多くの織物を消費する。
第三実施例
第三実施例のパレット1が、図6及び7に示される。積荷配置面2は、織物カバーに加えて、実質的に強固な支持プラットフォーム205を備えている。支持プラットフォーム205は、矩形であり、積荷配置面2の領域全体を包囲する。
この支持プラットフォーム205を製造するために使用される原料は、使用の要求に応じて剛性及び厚さを有さなければならない。したがって、ボール紙、多包型のプラスチック自体、又はニーズを満たす任意の種類の材料を使用できる。
支持プラットフォーム205は、積荷が支持要素3上に支持されかつ織物カバーがプラットフォーム205に縫合されて支持要素3上で滑るのを防ぐように、支持要素3と積荷配置面2の織物カバーとの間において位置決めされている。
第四実施例
第四実施例のパレット1が、図8及び9に示される。この構成により、支持プラットフォーム206は、支持要素3とパレット1の基部5の織物カバーとの間に配置されている。支持プラットフォーム206は、矩形であり、積荷配置面2から垂直方向に突出している領域全体を包囲している。積荷配置面2の織物カバーの延長部は、支持プラットフォーム206に縫合される。
原料に関しては、支持プラットフォーム205の記載が支持プラットフォーム206にも当てはまる。
第三実施例の支持プラットフォーム205と第四実施例の支持プラットフォーム206が、別の実施例で、共に実施し、パレット1の機械的抵抗及び静的安定性を増すことができる。
第五実施例
第五実施例のパレット1が、図10及び11に示される。この構成は、支持要素206がないが、第四実施例の構成に類似しており、三つの支持プラットフォーム207は、矩形であるが、幅が比較的に小さい。したがって、二つ以上の支持プラットフォーム207を、パレット1の第一端部201の垂直方向突出部から第二端部202の垂直方向突出部まで延びているフレームのように延ばすことができる。第四実施例と同様に、積荷配置面2の織物カバーの延長部は、支持プラットフォーム206に縫合されている。
いくつかの例の好適な実施例を記載したが、本発明の範囲は、他のありうる変形例を包含し、可能な均等物を含む、添付の特許請求の範囲の内容によってのみ制限されるということを理解されるべきである。
第六実施例
本発明の第六実施例を図12及び13に示している。本実施例では、積荷を支持することができる少なくとも二つの支持要素3が設けられている。各支持要素3は、上限部6及び下限部7を少なくとも有している実質的に円形ドーム形状の断面を備えている。このドーム形状の構成及び多包型の構成により、支持要素が2.7kgの重量しかないにも関らず、支持要素3が約6000kgの静荷重を支持することができるような機械的抵抗を提供する。それゆえ、この構成は、質量対積載量の点で相対的に悪い他の公知の幾何学的形状で形成された支持要素と比べて、製造コストが低く、性能が非常に高い。
比較事項として、木製パレットが28kgであり、移送工程が難しくなっている(例えば一人で一つのパレットを運ぶのが難しい)。
この実施例では、好ましくは断面が(円弧に類似した)実質的に円形ドーム形状であることを考慮すると、上限部6は、上側地点を示す、円弧の変曲点である。他方、下限部7は、上記円弧の下側地点を示す、円弧の基部の任意の地点からなる。
特に、支持要素3に関連している積荷配置面2は、支持要素3の上限部6と下限部7との間において予め定めた位置に配置されている。積荷配置面2は、積荷を位置決めするために、積荷領域を実質的に平坦にして安定させることができるように、下限部7よりも上限部6の近傍に配置しなければならない。
換言すると、支持要素3及び積荷配置面2からなる組立体は、支持プラットフォームがない場合ですら、容易に変形することなく、積荷を実質的に平坦に位置決めしかつ増大した領域を有するための一部分を形成する。
この解決策が、中くらいから高い積荷の下で積荷配置面2が望ましくない変形を引き起こしうるので、積荷配置面2が上限部6と適合するように位置決めされないということに留意することは重要である。
本実施例では、パレットの抵抗及び安定性を増すために、複数の支持要素3の下限部7の間において、これら下限部5を関連付けている基部5を少なくとも備えている。
第七実施例
本発明の第七実施例を図17〜19に示している。本実施例では、他の2つの支持要素3の間において、これら支持要素3と直角である、実質的に平行に位置決めされているさらなる2つの支持要素3が設けられている。それゆえ、本実施例では、四つの支持要素3があり、第一の支持要素3がパレットの第一端部201に位置決めされており、第二の支持要素3が第二端部202に位置決めされており、第三の支持要素3が第三端部203に位置決めされており、第四の支持要素3が第四端部204に位置決めされている。このパレットは、基部2が安定しかつ小さな変形で、重い積荷を支持できる、補強された四角形を有する。
第八実施例
本発明の第八実施例を図20〜22に示している。好ましくは断面が(円弧に類似した)実質的に円形ドーム形状であることを考慮すると、上限部6は、上側地点を示す、円弧の変曲点である。他方、下限部7は、上記円弧の下側地点を示す、円弧の基部の任意の地点からなる。
特に、支持要素3に関連している積荷配置面2は、支持要素3の上限部6と下限部7との間において予め定めた位置に配置されている。積荷配置面2は、積荷を位置決めするために、積荷領域を実質的に平坦にして安定させることができるように、下限部7よりも上限部6の近傍に配置しなければならない。
換言すると、支持要素3及び積荷配置面2からなる組立体は、支持プラットフォームがない場合ですら、容易に変形することなく、積荷を実質的に平坦に位置決めしかつ増大した領域を有するための一部分を形成する。
この解決策が、中くらいから高い積荷の下で積荷配置面2が望ましくない変形を引き起こしうるので、積荷配置面2が上限部6と適合するように位置決めされないということに留意することは重要である。
本実施例では、パレットの抵抗及び安定性を増すために、複数の支持要素3の下限部7の間において、これら下限部5を関連付けている基部5を少なくとも備えている。
パレットは、他の2つの支持要素3の間において、これら支持要素3と直角である、実質的に平行に位置決めされているさらなる2つの支持要素3を備えている。それゆえ、本実施例では、四つの支持要素3があり、第一の支持要素3がパレットの第一端部201に位置決めされており、第二の支持要素3が第二端部202に位置決めされており、第三の支持要素3が第三端部203に位置決めされており、第四の支持要素3が第四端部204に位置決めされている。このパレットは、基部2が安定しかつ小さな変形で、重い積荷を支持できる、補強された四角形を有する。
四つの支持要素が、対応の第一、第二、第三及び第四の端部201、202、203、204の長さよりも小さな寸法であるように位置決めされている。その結果、支持要素3の両開口部10は、フォークリフトのフォークの位置決めができるように自由かつ開放している。それゆえ、パレットは、第一から第四の端部のいずれによっても移送することができ、利便性が増す。
第六実施例〜第八実施例のいずれの実施例のパレットにおいても、積荷配置面2及び基部5は、外部で支持要素3を伴うように、単一の片を形成するように直接的に関連していることに留意することが重要である。図16は、本発明の第六実施例の、単一片である、積荷配置面2及び基部5を示している。ここで、単一の片は、前もって組み立てられており、バッグ9によって支持要素3を受け入れる用意ができており、パレット1の製造を簡単化する。
さらに、積荷配置面2の高度な平面性により、高い積荷を支持する時ですら、第六実施例から第八の実施例のいずれの実施例のパレットも、逆さまに使用(及び積載)することができる、すなわち、積荷配置面2及び基部5を逆にして、使用の可能性を増す。この使用は、本発明の第一実施例から第四実施例のパレットでは実現できない。
本発明のパレットの別の重要な利点は、プラスチック樹脂等の形態の原料を移送するために使用される時にパレット1が、前もって移送された樹脂と共に溶融することができるということである。この状況において、パレットは、有利的には、同じ樹脂で製造することができ、樹脂(及びパレット)をポリマー物品の製造のために溶融させる企業まで、移送しかつ「片道通行」する。上記を考慮すると、本発明のパレットは、移送すべき原料の部分であり、移送コストがゼロとなる。別の利点は、パレットの再生コストがゼロであるということである。
他の状況では、本発明のパレットは、公知のパレットの使用の補完として使用することができ、コストに関して有利である。ここで、従来のパレット(例えば、木製パレット)は、最初の企業(すなわち、産業)の内部で使用され、製造された物品が本発明のパレット1で移送される。この状況では、第一の企業は、(向上内で物品を移送するために)内部の使用のために高価なパレットを購入するためにより多くの資金を費やし、これら物品を、例えば第二の企業への移送のために本発明の安価なパレット1を買うことができる。物品が第一の企業の工場内で移送され、積載された本発明のパレット1が、正規のパレットを通して位置決め及び移送され、組立体が移送される。正規のパレットは、本発明のパレット1の基部として機能し、専ら内部での使用のための装置である。それゆえ、正規のパレットは工場から離れず、他のパレットの取得のためのコストやパレットを戻すための高価なコストを避ける。
二つの企業の間の移送中における本発明のパレット1の使用の別の利点は、高さが従来のパレットよりも低い少なくとも16cmであるので、トラックや船その他において利用可能な空間が増すことである。いくつかのパレットを重畳的に位置決めする場合、高さ方向の利用可能な空間が増す。
いくつかの例の好適な実施例を記載したが、本発明の範囲は、他のありうる変形例を包含し、可能な均等物を含む、添付の特許請求の範囲の内容によってのみ制限されるということを理解されるべきである。

Claims (19)

  1. 積荷を収容できる積荷配置面(2)と、
    前記積荷配置面(2)と関連しかつ前記積荷を支持することができる二つの支持要素(3)とを少なくとも備え、
    前記二つの支持要素(3)は、互いに実質的に平行に位置決めされており、各支持要素(3)は、実質的に円形ドーム状の種類の断面を備えかつ上限部(6)及び下限部(6)を有しており、積荷を保管及び移送のために使用されるパレット(1)において、
    前記積荷配置面(2)は、前記支持要素(3)の前記上限部(6)と前記下限部(7)の間の予め定めた場所に位置決めされており、前記積荷配置面(2)は、前記下限部(7)よりも前記上限部(6)の近くに位置決めされている、積荷を保管及び移送のために使用されることを特徴とする、積荷を保管及び移送のために使用されるパレット(1)。
  2. 前記積荷配置面(2)は、前記積荷配置面(2)の対向する端部において互いに平行に配置された、第一端部(201)及び第二端部(202)を備え、
    少なくとも一つの支持要素(3)は前記第一端部(201)に関連しており、少なくとも一つの支持要素(3)は前記第二端部(202)に関連していることを特徴とする請求項1に記載のパレット(1)。
  3. 前記パレット(1)は、複数の前記支持要素(3)の前記下限部(7)の間において、前記下限部(5)を関連付けている基部(5)を少なくとも備えていることを特徴とする請求項2に記載のパレット(1)。
  4. 前記パレット(1)は、互いに実質的に直角に位置決めされている二つの対で分類される四つの支持要素(3)を備え、各対の前記支持要素(3)は、互いに実質的に平行であることを特徴とする請求項1に記載のパレット(1)。
  5. 前記積荷配置面(2)は、前記積荷配置面(2)の対向する端部において互いに平行に配置された、第三端部(203)及び第四端部(204)を備え、
    少なくとも一つの支持要素(3)は前記第三端部(203)に関連しており、少なくとも一つの支持要素(3)は前記第四端部(204)に関連していることを特徴とする請求項1に記載のパレット(1)。
  6. 前記支持要素(3)は、対応の前記第一端部(201)、前記第二端部(202)、前記第三端部(203)及び前記第四端部(204)の長さよりも小さな長さを有し、
    前記支持要素(3)は、フォークリフトのフォークの位置決めをすることができるための開口部(10)を有している端部を備えていることを特徴とする請求項5に記載のパレット(1)。
  7. 前記積荷配置面(2)と前記基部(5)は、前記支持要素(3)を外部で有するように、一つの片を形成するために直接的に関連していることを特徴とする請求項3に記載のパレット(1)。
  8. 前記支持要素(3)の軽くて柔軟で耐圧縮性材料は、多包型のプラスチックを備えていることを特徴とする請求項1に記載のパレット(1)。
  9. 前記積荷配置面(2)は織物カバーを有していることを特徴とする請求項1に記載のパレット(1)。
  10. 前記積荷配置面(2)の前記織物カバーはラフィアを備えていることを特徴とする請求項9に記載のパレット(1)。
  11. 前記積荷配置面(2)は、前記支持要素(3)上で支持されていることを特徴とする請求項1に記載のパレット(1)。
  12. 前記積荷配置面(2)の前記織物カバーの延長部は、前記支持要素(3)を外部で包囲することができることを特徴とする請求項9に記載のパレット(1)。
  13. 前記積荷配置面(2)の前記織物カバーの延長部は、前記支持要素(3)に縫合されていることを特徴とする請求項9に記載のパレット(1)。
  14. 前記積荷配置面(2)は、前記積荷配置面(2)の対向する端部において互いに平行に配置されている、第一端部(201)及び第二端部(202)と、前記積荷配置面(2)の対向する端部において互いに平行に配置されておりかつ前記第一端部(201)及び前記第二端部(202)と交差している、第三端部(203)及び第四端部(204)とを備えていることを特徴とする請求項1に記載のパレット(1)。
  15. 前記支持要素(3)は、前記第三端部(203)の直角突起部から前記第四端部(204)の前記直角突起部へ延びている長手方向断面を有していることを特徴とする請求項14に記載のパレット(1)。
  16. 前記積荷配置面(2)は、前記パレット(1)の前記支持要素(3)と前記積荷配置面(2)の前記織物カバーとの間において配置されている支持プラットフォームを少なくとも備えていることを特徴とする請求項4に記載のパレット(1)。
  17. 前記積荷配置面(2)の前記織物カバーは前記支持プラットフォーム(205)に縫合されていることを特徴とする請求項16に記載のパレット(1)。
  18. 前記パレット(1)は、前記パレット(1)の前記支持要素(3)と前記基部(5)の前記織物カバーとの間において配置されている支持プラットフォーム(206、207)を少なくとも備えていることを特徴とする請求項4に記載のパレット(1)。
  19. 前記積荷配置面(2)の前記織物カバーの延長部は、前記支持要素(206、207)に縫合されることを特徴とする請求項18に記載のパレット(1)。
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