JP2011105186A - エアバッグ - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来技術のエアバッグでは、基布パネルにより乗員をソフトに受けとめられるものの、予め設定され固定された基布パネルによるため、体格や条件に合わせて拘束力を調整するようになっていない。また、基布パネルによって左右半側エアバッグの内圧が所定の位置関係及び圧力になるが、場合により、より好適に調整可能とはいえないという問題点があった。
【解決手段】 内部を区画されて複数の気室2、3を有するエアバッグ100であって、1の気室3の側壁部3Wを形成する第1のパネル部30と、前記1の気室3に相隣して配置される他の気室2の側壁部2W及び所定幅を有する隔壁2Xを形成する第2のパネル部20とを備え、前記第1のパネル部30の縁部31、31が、第2のパネル部20の離間する2つの隔壁縁部2Y、2Yで接合されたエアバッグ。
【選択図】図1

Description

本発明は車両に搭載され、車両衝突時に乗員を保護するエアバッグ装置において、保護面の全体に有厚部を確保でき、容易に製造し提供可能にしたエアバッグに関するものである。
車両の衝突における乗員への衝撃を緩和するため、エアバッグが普及し、搭載場所も増えており、前方からの衝突に対応するものとして、運転席、助手席に着座する乗員の前方に展開するエアバッグ、側面への他の車両等の衝突や横転に対応するものとして、車両側部を部分的に覆うサイドクッション状のエアバッグやカーテン状のエアバッグ等種々のエアバッグが多くの車両に適用されている。
そのようなエアバッグの普及によって、非常に多くの作動事例(衝突事例)において、有用性が確認されているところであるが、また、より一層好ましい保護を提供するための改良についても、種々の試みがなされている。
従来技術としては、車室内の側面に沿って膨張可能な頭部保護エアバッグであって、ガス発生器からのガスが導入されて膨張する第1の室と、該第1の室内のガスが導入されて膨張する第2の室とを有する頭部保護エアバッグにおいて、該第1の室と第2の室とが通気性パネルによって隔てられており、該通気性パネルを透過したガスによって第2の室が膨張することを特徴とする頭部保護エアバッグ(例えば、特許文献1参照)や、袋織りにより形成されて、膨張用ガスの流入時に、人体を保護可能に板状に膨張するエアバッグであって、人体を保護する保護エリアが、全域を、膨張用ガスの流入時に厚さを規制されて膨らむ膨張領域として構成され、前記保護エリアが、表裏の一方の表面側布部と他方の裏面側布部との間に配設される中間布部を備え、前記中間布部の表面側と裏面側とに、それぞれ、膨張用ガスの流入時に膨らむ複数の膨張室を備え、さらに、表面側の複数の膨張室と裏面側の複数の膨張室とを、それぞれ、前記中間布部に略沿わせつつ、表裏で、一部を重複させ、かつ、ずらして配設させる交互配設エリアを備えて構成されていることを特徴とするエアバッグ(例えば、特許文献2参照)が存在している。
特開2004−210257号公報(特許請求の範囲の欄、発明の詳細な説明の欄、及び図1〜図5を参照) 特開2004−268880号公報(特許請求の範囲の欄、発明の詳細な説明の欄、及び図1〜図9を参照)
前記従来技術である特許文献1は、エアバッグ、例えばサイドエアバッグ、カーテンエアバッグなどは、扁平な形状を有して、乗員と車両インテリア側壁との間に展開するよう設計されている。例えば、特許文献1の図2を参照すると、エアバッグは一対の基布パネル(10、11)の外周を縫合し(ステッチ13)、内部(中央部分)を接合して(ステッチ17)、中央部分に接合がなされなければ、球体となる傾向を持つエアバッグの、厚みを抑えて扁平なクッション体となるようにしている。また、特許文献1のエアバッグは、第2パネル12を取り付けて、接合部を覆う気室を重ねており、エアバッグの側面視におけるほぼ全域でクッションストロークを得ているものである。
しかしながら、前記この特許文献1のエアバッグでは、内部を接合すると、接合部(ステッチ17)にはエアバッグの膨張によるクッションストローク(厚み)がない。そのため、乗員拘束時における乗員拘束エリアをよく検討して接合部を配置するなど、難度の高いエアバッグのデザイン作業が要求される。さらに、展開実験による確認作業も増えるため、設計開発作業は非常に煩雑となって、製品価格を押し上げる要因となる。
また、第2パネルが中央部分で厚みを生じ、扁平さの観点からは改善が望まれる。
さらに、特許文献1の図5のように上下気室を、パネル61、62の対向する内面同士をパネル60により接合して区画することで、同様にクッションストロークが乗員拘束エリアの全域に得られるが、パネル61、62の内側にパネル60を縫いつける作業が必要になるので、基布パネルの縫合作業時における取扱いが煩雑で、安価に製品を提供するには課題があるものである。
次に、特許文献2は、保護エリアの全域で乗員を保護可能なエアバッグとして、横断面でジグザグ状に配置された複数の気室を備えたものを開示している。製造方法は袋織りを採用している。ジャガード織に代表される袋織りは、乗員拘束エリア内のどこにもクッションストロークを有するエアバッグを提供できる技術である。
しかしながら、そのための装置(織り機)は非常に複雑かつ高価であって、歩留よく高い可動率で安定的に量産を行うには高度の技術が要求される。近年、糸調子(張力)検知装置や糸切れ検知装置とコンピュータ制御技術を駆使して、安定生産が可能なように、改良が施されてきているが、初期設備投資の負担が大きく、製品価格を抑制し安価にエアバッグ安全装置を提供する上での課題となっているものである。
本発明はこの課題を解決し、保護面の全体に有厚部を確保できるエアバッグを容易に製造し提供するものである。
上記の目的を達成することができる本発明の第1発明は、請求項1に記載された通りのエアバッグであり、次のようなものである。
内部を区画されて複数の気室を有するエアバッグであって、1の気室の側壁部を形成する第1のパネル部と、前記1の気室に相隣して配置される他の気室の側壁部及び所定幅を有する隔壁を形成する第2のパネル部とを備え、前記第1のパネル部の縁部が、第2のパネル部の離間する2つの隔壁縁部で接合される構成である。
上記の目的を達成することができる本発明の第2発明は、請求項2に記載された通りのエアバッグであり、次のようなものである。
請求項1に記載の発明に加えて、前記隔壁に、1の気室と他の気室との間の流体流通可能な開口部を備える構成である。
本発明に係るエアバッグは、上記説明のような構成を有するので、以下に記載する効果を奏する。
(1)本発明のエアバッグは、複数の気室のうちの1の気室と、それに相隣して配置される他の気室とを、それぞれ第1のパネル部と第2のパネル部とで形成し、第2のパネル部は、所定幅を有する隔壁と側壁部とを備え、この第2のパネル部は、離間する2つの隔壁縁部で第1のパネル部に接合され、第1の気室が、第2の気室と、隔壁により区画されるようにしたものである。そのため、第1の基布パネルに第2の基布パネルが積み重ねられるように接合されるので、接合箇所は外部から容易に縫合でき、作業困難性が極めて低く、容易な製袋を可能にする。
(2)隔壁に開口部を有して、隔壁で区画されて相隣する2の気室間の流体(ガス)流通が可能としたものであるため、一方の気室にガスが導入され、次いで隣の気室にガスを流す形式の、サイドエアバッグ、頭部保護エアバッグ(カーテンエアバッグ)に好適である。
(3)作業困難性が極めて低く、素早く容易に製品を製造できるため、エアバッグ装置のコストダウンにつながる。
本発明のエアバッグの第1実施例であるカーテンエアバッグを示すもので、(a)は概略斜視図、(b)はエアバッグのインフレータ設置部分を説明する概略断面図、(c)はインフレータとエアバッグの取り付け状態を示す概略斜視図、(d)は図1(a)で示すA−A線断面図、(e)は同じくB−B線断面図、(f)は同じく本エアバッグのガス流通部であるC−C線断面図である。 本発明のエアバッグの一例であるカーテンエアバッグに使用する各パネル(アッパーパネル、ミッドパネル、ロアーパネル)の構成を示す概略斜視図である。 本発明のエアバッグの製袋工程を示すもので、(a)はロアーパネルを矢印X視で略Ω字状に褶曲させた状態を示す概略斜視図、(b)は褶曲させた際の断面図、(c)は中間形状をなすミッドパネルとロアーパネルの組立体を、二重Ω状をなすようにアッパーパネルに重ね、両端縁部をアッパーパネルの所定位置に縫い合わせた状態を示す概略斜視図、(d)はミッドパネルとロアーパネルの二重Ω状を示す概略断面図、(e)はミッドパネルとロアーパネルの組立体をアッパーパネルに重ねて両端縁部を所定位置に縫い合わせたものを(d)中の矢印D方向に引っ張り平板状にしたものを示す概略断面図、(f)は(d)の周縁部を縫い合わせてチャンバーを形成した状態を示す概略斜視図、(g)は非膨張部を、ミッドパネル、ロアーパネルの前後方向の中間部を矩形に(矢印E〜F)縫い合わせたものを示す概略斜視図である。 本発明のエアバッグの気室を上下方向に4室が並んだスタック形式とした一例を示す概略断面図である。 本発明のエアバッグの基布をΩ字状に曲げて縫製するのではなく、一方の曲げ方向を気室内方に折り返して縫製した一例を示す概略断面図である。 本発明のエアバッグの1枚の基布にもう1枚の基布の一方を縫い合わせ、他方の基布をさらに別の基布に縫い合わせて閉空間である気室を形成する一例を示す概略断面図である。 本発明のエアバッグの第2実施例を示す概略斜視図である。 本発明のエアバッグの第2実施例の変形例を示す説明図である。
内部を区画されて複数の気室2、3を有するエアバッグ100であって、1の気室3の側壁部3Wを形成する第1のパネル部30と、前記1の気室3に相隣して配置される他の気室2の側壁部2W及び所定幅を有する隔壁2Xを形成する第2のパネル部20とを備え、前記第1のパネル部30の縁部31、31が、第2のパネル部20の離間する2つの隔壁縁部2Y、2Yで接合され、前記隔壁2Xに、1の気室3と他の気室2との間の流体流通可能な開口部6を備えたエアバッグ100である。
以下、本発明の第一実施例を添付図面で詳細に説明する。
図1は、本発明の特徴をカーテンエアバッグ100に採用したものの一例であり、上縁に取り付け部5がバッグの前後方向に連続して形成されている。所定の間隔で通孔5aが設けてあり、図示しない車体のルーフサイドレールに金属クリップ、ボルトなどにより締結される。
また、バッグ全長に亘り、かつバッグの最上部にアッパーチャンバー1、その下方にミッドチャンバー2、最下部にロアーチャンバー3を備え、略扁平なバッグになっている。ミッドチャンバー2とロアーチャンバー3は前後に分かれ、それぞれフロント側2F、3Fを、リア側2R、3Rを付して示される気室構造である。アッパーチャンバー1の内部のほぼ中央にはインフレータ4が設置されている。
すなわち、各チャンバー1〜3は側壁部1W〜3Wを有し、これらのチャンバーを隔壁1X、2Xによって区画している。隔壁1X、2Xの端末は隔壁と側壁部の境目である隔壁縁部1Y、2Yとなっている。
図1(a)に示すバッグの裏側に図1(b)や図2にも示すスリット1Sが設けてあり、インフレータ4の一端を挿入し{図1(c)の矢印G}、インフレータ4の全体がアッパーチャンバー1内に入ったら、後退させて{図1(c)の矢印H}2本のスタッドボルト4aのそれぞれが通孔1J(2つあり)から突出するようになる。
なお、スタッドボルト4aは、図1(b)では共に破線で、図1(c)では左方を実線、右方を破線で示すべきところを、簡易的に全て実線で描いてある。
これを図示しないブラケットの穴に挿通し、ナットを用いて、インフレータ4とブラケットとでスリット1Sの周辺部分の基布を挟んで、スリット1Sの自由は開口を規制する。
カーテンエアバッグ100の内部構造は、さらにA−A線断面{図1(d)}の隔壁一般部と、B−B線断面{図1(e)}に示す非膨張部7と、C−C線断面{図1(f)}に示す連通孔6を備え、インフレータ4の起動により、アッパーチャンバー1から順次ミッドチャンバー2(2F、2R)、ロアーチャンバー3(3F、3R)にガスが流入して図1(a)のような扁平な形状に膨らむように構成されている。
非膨張部7は、そのようなフロント側チャンバー(2F、3F)とリア側チャンバー(2R、3R)の中間にあり、エアバッグ膨張用ガスが流入しない領域である。この非膨張部7は、前後席の中間位置の、図示しない車体のセンターピラーの後方に設定される。
すなわち、フロント側チャンバー(2F、3F)の後端部がセンターピラーに重なるようになり、センターピラーと乗員の接触の衝撃を緩和する。さらにその後方の、後席乗員の頭部に対応するリア側チャンバー(2R、3R)の間の領域にあり、保護エリアとして要求される箇所を外れた箇所にあるため、気室を設ける必要性が乏しく、したがって、ガスの流入しない非膨張部7としている。
図2はこのカーテンエアバッグ100に使用する各パネル(アッパーパネル10、ミッドパネル20、ロアーパネル30)の構成を示している。
アッパーパネル10の縁部51に沿って所定の間隔で通孔5aが設けてある。ほぼ中央には所定位置に列をなす連通孔6があり、インフレータ4の取り付けのためのスリット1Sと通孔1Jがある。
ミッドパネル20には、ほぼ中央には所定位置に列をなす連通孔6があるほか、ロアーパネル30と同様のシンプルな長方形の基布パネルである。これらは、エアバッグの技術分野ではよく知られたポリアミド(ナイロン)66の繊維糸を織り合わせたものを使用している。
次に、このカーテンエアバッグ100の製袋工程について説明する。
先ず、ロアーチャンバー3を形成するロアーパネル30を矢印X視で略Ω(ギリシャ文字の「オメガ」または電気の記号の「オーム」)字状に褶曲させる{図3(a)}。Ω字の脚部をなす両端縁部31を、ミッドパネル20の所定位置に縫い合わせる。このとき、Ω字の頂部32を非縫合作業側に倒して平坦にすると、容易に機械縫製(ミシン縫い)が可能である。一方の縫製が済んだら、頂部32を反対側に倒して{図3(a)の矢印K}、他方の縫製を行う。このようにして、図3(b)に示す第1中間形状ができあがる。なお、符号40はステッチである。
次に、これをアッパーパネル10に、同様のやりかたで縫合する。図3(c)に示すように、中間形状をなすパネル20と30の組立体を、二重Ω状をなすようにアッパーパネル10に重ね、両端の縁部51をアッパーパネル10の所定位置に縫い合わせる。このようにして、図3(d)に示す第2中間形状ができあがる。
これを図3(d)の矢印Dの方向に引っ張りあげて、平板状にし{図3(e)}、最後に周縁部を縫い合わせてパネル(10、20、30)が形成される{図3(f)}。
なお、非膨張部7は、外周ステッチ41と同様の縫製を、図3(g)のように、ミッドパネル20、ロアーパネル30の前後方向の中間部を矩形に(矢印E〜F)縫い合わせることによって、格別の困難性なく形成することができる。
その後、インフレータ4を上述の方法で内部に設置し、図示しない折畳工程を経て、長尺で車両のルーフサイド部に設置可能なエアバッグアッセンブリとなるものである。
なお、気室は上記実施例では上下方向に3室が並ぶ(積み重なる=スタックする)ように形成したが、2室または4室以上のスタック形式とすることもできる(図4)。
また、上記実施例では、Ω字状に基布を曲げて縫製したが、一方の曲げ方向を気室内方に折り返して縫製して、例えば乗員側に基布端部を出さないようにしてもよい(図5)。
また、1枚の基布にもう1枚の基布を縫い合わせて閉空間である気室を形成するほか、図6に示すように、1枚の基布にもう1枚の基布の一方を縫い合わせ、他方の基布をさらに別の基布に縫い合わせて閉空間である気室を形成することもできる。
次に、本発明の第2実施例について図面に基づいて説明する。
図7は第2の実施例を示したもので、上記第1の実施例では、非膨張部7を形成させたが、これに代え、調圧室2V、3V(インターナルベント)を備えた点が第1の実施例と対比した特徴部分である。
縫製41を途中で不連続にし、その不連続部分がベントノズル8を形成する。例えば調圧室2Vを例に説明すると、調圧室2Vはチャンバー2Fにベントノズル8を介して連通している。このベントノズル8は狭く絞られた通路であるため、チャンバー2Fの膨張プロセスにおける前半にはほとんど膨張しない。
後半の内圧が高くなってチャンバー2Fの膨張が進んだ段階、すなわち、連通するチャンバー3Fも相当の高い内圧に到達した際、ベントノズル8から調圧室2Vにガスが流れ、チャンバー2F、3Fの圧力ピークを緩やかなものにする。そこで乗員の頭部とチャンバー2F(と、3F)が接触すると、チャンバー2F(と、3F)の内圧が急上昇するが、ベントノズル8から調圧室2Vにガスが流れ、圧力ピークを緩やかなものにする。
なお、内圧の急上昇を緩和するベント機構は、一般的には、エアバッグの外部、すなわち一般室内など(大気)に解放する方法が採られる。
しかしながら、そのようなやりかたでは、チャンバー(2Fなど)の内圧が限りなく失われるので、運転席用エアバッグではファーストインパクトに対して大気解放型のベント機構で十分であるが、カーテンエアバッグのような車両の横転も考慮したセカンドインパクト等に対しても保護性能を持つものが好適とされ、したがって、エアバッグの主気室に連なり大気にガスを放出しないインターナルベントが、より好ましいとされるのである。
そして、本実施例のような調圧室(2V、3V)によって、容易に調圧構造を付与することができるのである。
なお、この実施例では例えば調圧室2Vがチャンバー2Fと連通しているが、チャンバー2Rとも連通するようにしてもよく、同様に、チャンバー3Vを前後のチャンバー3Fと3Rの両方に連通させるよう構成することが可能である。あるいは、この調圧チャンバーをチャンバー2F、3Fの前、2R、3Rの後に設定するように、ステッチ41を外周と、それよりいくらか内方に並行するように(必ずしも平行しなくてもよい)設定し、一部を不連続に縫合してベントノズル8を形成し、それにより調圧機能を有する調圧室2VF、3VFを得てもよい(図8)。このことにより連通孔6を介して、第2の調圧室1VFを設定し調圧室2VFとの2段階調圧を実現できる。
エアバッグ装置を搭載する全ての車両で利用することができる。
1・・・・アッパーチャンバー
2・・・・ミッドチャンバー
3・・・・ロアーチャンバー
4・・・・インフレータ
4a・・・・スタッドボルト
5・・・・取り付け部
5a・・・・通孔
6・・・・連通孔
7・・・・非膨張部
8・・・・ベントノズル
10・・・・アッパーパネル
20・・・・ミッドパネル
30・・・・ロアーパネル
31・・・・両端縁部
32・・・・頂部
40・・・・ステッチ
41・・・・縫製
51・・・・縁部
100・・・・カーテンエアバッグ
2F・・・・フロント側チャンバー
3F・・・・フロント側チャンバー
2R・・・・リア側チャンバー
3R・・・・リア側チャンバー
2V・・・・調圧室
3V・・・・調圧室
1VF・・・・第2の調圧室
2VF・・・・調圧室
3VF・・・・調圧室
1J・・・・通孔
1S・・・・スリット
1X・・・・隔壁
2X・・・・隔壁
1Y・・・・隔壁縁部
2Y・・・・隔壁縁部
1W・・・・側壁部
2W・・・・側壁部
3W・・・・側壁部

Claims (2)

  1. 内部を区画されて複数の気室を有するエアバッグであって、1の気室の側壁部を形成する第1のパネル部と、前記1の気室に相隣して配置される他の気室の側壁部及び所定幅を有する隔壁を形成する第2のパネル部とを備え、前記第1のパネル部の縁部が、第2のパネル部の離間する2つの隔壁縁部で接合されたことを特徴とするエアバッグ。
  2. 前記隔壁に、1の気室と他の気室との間の流体流通可能な開口部を備えたことを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ。
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