JP2011104692A - 工作機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】筒型で内面が矩形状に形成された被加工物の前記内面を、設置エリア等を増大させることなく、低コスト且つ高精度に加工できること。
【解決手段】テーブルユニット13にコラム14が立設され、このコラムに、工具15を取り付け可能なヘッド16が設けられて工作機械本体11が構成され、テーブルユニット13は、水平面内のX方向に移動可能なX軸テーブル21と、このX軸テーブルに設置され、水平面内でX方向に直交するY方向に移動可能なY軸テーブル24と、このY軸テーブルに設置されると共にコラム14が立設され、水平面内で回転可能な回転テーブル27とを備え、ヘッド16は、コラム14に対し水平面に直交するZ方向に移動可能に設けられると共に、工具15を取り付ける工具取付部31がヘッド本体30に対し水平面内で揺動可能に設けられ、工作機械本体11は、筒型で内面が矩形状に形成された被加工物Wの内側に設置されたものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、筒型で内面が矩形状に形成された被加工物の前記内面を加工する工作機械に関する。
円筒形状の被加工物(ワーク)の内面を加工する工作機械が、例えば特許文献1に開示されている。この工作機械は、ターニングテーブルに対して立設されたコラムに、交差状態で設けられた水平クロスレール及び縦クロスレールを介してヘッド(刃物台)が左右方向及び上下方向に移動可能に設けられ、このヘッドに、工具を取り付ける工具取付部が回動可能に設けられると共に、上下方向に移動可能にラムが設けられ、このラムの下端に他の工具が取り付けられたものである。
ターニングテーブルに固定された被加工物は、ターニングテーブル、水平クロスレール、縦クロスレールにより位置合せされた後、ラムの昇降動作によって、他の工具により内面が加工される。但し、この特許文献1に記載の工作機械は円筒形状の被加工物の内面を他の工具により加工するものであり、筒型で内面が矩形の階段形状に形成された被加工物の前記内面を上記他の工具により加工可能な構造に構成されていない。
筒型で内面が矩形の階段形状に形成された被加工物の前記内面を加工可能な工作機械としては、特許文献2に記載のような門型マシニングセンタが想定される。この門型マシニングセンタは、テーブルの両側にコラムベースが設置され、これらのコラムベースのそれぞれにコラムが水平方向に移動可能に立設され、これら一対のコラムにクロスレールが上下方向に移動可能に設けられ、このクロスレールにヘッドが左右方向に移動可能に設けられ、このヘッドの主軸に工具が取り付けられたものである。テーブルに固定された被加工物は、テーブル、コラム、クロスレール及びヘッドの移動により位置合せされた後、工具により加工される。
特開2007−75995号公報 特開平8−150534号公報
ところで、特許文献2に記載の門型マシニングセンタを使って、筒型で内面が矩形の階段形状に形成された被加工物の前記内面を加工する場合、この被加工物の直径が約4mで高さが約5mの場合には、門型マシニングセンタも大型になり、設備コストが増大してしまう。しかも、テーブルに取り付けられた被加工物の両側にコラムが配置されているため、大きな設置エリアが必要になる。
更に、被加工物の下部を加工する場合にはヘッドに取り付けられた工具をその位置まで移動させなければならないが、このときの加工精度は被加工物の下端ほど低下する傾向にある。そこで、被加工物の天地を反転させて加工を2ステップに分けて行う方法が考えられる。しかしこの場合には、2ステップの加工による加工面の繋ぎ部分に段差が生じやすいので、加工精度が低下してしまう。更に、被加工物を反転させるためのスペースを確保する必要があるため、加工エリアが増大してしまう。
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、筒型で内面が矩形状に形成された被加工物の前記内面を、設置エリア等を増大させることなく、低コスト且つ高精度に加工することができる工作機械を提供することにある。
本発明は、テーブルユニットにコラムが立設され、このコラムに、工具を取り付け可能なヘッドが設けられて工作機械本体が構成され、前記テーブルユニットは、水平面内のX方向に移動可能なX軸テーブルと、このX軸テーブルに設置され、前記水平面内で前記X方向に直交するY方向に移動可能なY軸テーブルと、このY軸テーブルに設置されると共に前記コラムが立設され、前記水平面内で回転可能な回転テーブルとを備え、前記ヘッドは、前記コラムに対し前記水平面に直交するZ方向に昇降可能に設けられると共に、前記工具を取り付ける工具取付部が、ヘッド本体に対し前記水平面内で揺動可能に設けられ、前記工作機械本体は、筒型で内面が矩形状に形成された被加工物の内側に設置可能に構成されたことを特徴とするものである。
本発明によれば、工作機械本体が、筒型で内面が矩形状に形成された被加工物の内側に設置されることで、例えば門型のマシニングセンタ等を用いる場合に比べ、工作機械の設置エリア等を増大させることなく、低コスト化を実現できる。また、テーブルユニットによるX方向及びY方向の移動と回転、ヘッドによるZ方向の昇降、工具取付部による揺動によって、筒型で内面が矩形状の被加工物の前記内面に工具を追従させることができるので、この被加工物の内面を高精度に加工できる。
本発明に係る工作機械の一実施形態を示す側面図。 図1の工作機械を示す平面図。 図1の被加工物である加圧水型原子炉のシュラウドを示す斜視図。 図3の被加工物を工作機械のヘッド等と共に示す平面図。 図1の一部を拡大して示す部分拡大側面図。 (A)、(B)は、図2のVIA−VIA線、VIB−VIB線にそれぞれ沿う断面図。 (A)〜(F)は、図1の工作機械に装備された工具による被加工物の加工状況を示す作用図。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面に基づき説明する。
図1は、本発明に係る工作機械の一実施形態を示す側面図である。図2は、図1の工作機械を示す平面図である。これらの図1及び図2に示す工作機械10は、テーブルユニット13にコラム14が立設され、このコラム14に、工具15を取り付け可能なヘッド16が設けられた工作機械本体11と、クランプアーム17を備える補助コラムユニット12とを有し、更に積載台座18、工具交換装置19及びNC制御装置20を有して構成される。
この工作機械10は、例えば筒型で内面W1が矩形の階段形状に形成された被加工物Wの前記内面W1を加工するものである。この被加工物Wは、具体的には、図3及び図4に示すような加圧水型原子炉のシュラウドである。このシュラウドは、平面視コ字形状で長尺状のC形パネル1と、平面視階段形状で長尺状のW形パネル2とが溶接等により接合され、複数のリングセグメント3により全体として円筒形状に位置規制され、C形パネル1及びW形パネル2の上端、下端のそれぞれにトッププレート4、ボトムプレート5が溶接されて構成されたものである。C形パネル1及びW形パネル2の内面が被加工物Wの内面W1となっている。
さて、前記工作機械本体11のテーブルユニット13は、図1及び図2に示すように、X軸テーブル21、Y軸テーブル24及び回転テーブル27を備えてなる。つまり、X軸テーブル21は、基台29に設置されたX軸ベース22に水平面内でX方向に移動可能に嵌合される。このX軸テーブル21の移動は、X軸ベース22に設置されたX軸駆動モータ23の駆動によりなされる。また、Y軸テーブル24は、X軸テーブル21に設置されたY軸ベース25に、水平面内で前記X方向に直角なY方向に移動可能に嵌合される。このY軸テーブル24の移動は、Y軸ベース25に設置されたY軸駆動モータ26の駆動によりなされる。
更に、回転テーブル27は、Y軸テーブル24に設置されると共にコラム14が立設され、前記水平面内でθ方向に回転可能に設けられる。この回転テーブル27の回転は、Y軸テーブル24に設置された回転駆動モータ28の駆動によりなされ、回転テーブル27は正または逆方向に所定角度(例えば±180度)回転される。
前記ヘッド16は、ヘッド本体30及び工具取付部31を有してなる。コラム14の一側面には案内レール32が略全長に亘って延設され、この案内レール32にヘッド本体30のスライダ33が嵌合されて、ヘッド本体30(つまりヘッド16)は、コラム14に対し前記水平面に直交するZ方向に昇降可能に設けられる。このヘッド本体30(ヘッド16)の昇降は、コラム14の上端部に設置された昇降駆動モータ34の駆動によりなされる。
また、工具取付部31は、主軸35を駆動する主軸駆動源36(図5)を備えてなり、主軸35に工具15が着脱可能に取り付けられる。工具取付部31は、ヘッド本体30に設置された揺動モータ37によって、ヘッド本体30に対し前記水平面内で正または逆方向(α方向)に所定角度(例えば±90度)揺動される。このようにして工具取付部31に取り付けられる工具15は、テーブルユニット13によるX方向及びY方向の移動とθ方向の回転、ヘッド本体30のZ方向の昇降、工具取付部31のα方向の揺動によって5軸に移動可能に構成される。
前記積載台座18は、中央部分に開口39が形成された積載プレート38が、多数本の支柱40により基台29に支持されて構成され、被加工物Wを載置して固定する。そして、積載プレート38の開口39内に前記工作機械本体11(テーブルユニット13、コラム14及びヘッド16)が配置される。これにより、この工作機械本体11は、積載台座18の積載プレート38に積載された被加工物Wの内側に設置されることになる。
また、被加工物Wが積載台座18の積載プレート38に積載されたとき、被加工物Wは、図5に示すように、その外周部分が積載プレート38に当接するように積載されることで、被加工物Wの内面W1が積載プレート38の開口39を臨む内面39Aによりも所定寸法Tだけ内側にくるように位置付けられる。これにより、工作機械本体11のヘッド16に取り付けられた工具15が被加工物Wの内面W1の最下端に到達した際にも、この工具15と積載プレート38との干渉が回避される。
前記補助コラムユニット12は、工作機械本体11及び積載台座18に隣接して基台29に設置され、複数本(例えば4本)の補助コラム41の上端部に、クランプアーム17が水平面内で所定角度(例えば90度)回動可能に設けられたものである。このクランプアーム17が、コラム14の上端部に設置された可動ユニット42にクランプ部材43を用いて固定される。これにより、コラム14は、上端部が可動ユニット42を介して補助コラムユニット12のクランプアーム17に支持され、下端部がテーブルユニット13に支持されることで、両端支持構造に構成されて剛性が確保される。
前記可動ユニット42は、図6に示すように、回転プレート44、Y方向プレート45、X方向プレート46を有してなる。回転プレート44は、コラム14の上端部に、このコラム14に対し水平面内でθ方向に回転自在に支持される。また、Y方向プレート45は、回転プレート44の上面に、水平面内でY方向に移動自在に嵌合される。更にX方向プレート46は、Y方向プレート45の上面に、水平面内でX方向に移動自在に嵌合される。このX方向プレート46に、クランプアーム17を固定するクランプ部材43が設置されている。
これにより、可動ユニット42は、水平面内でX方向及びY方向の移動並びにθ方向の回転が許容可能に構成される。従って、コラム14の下端部がテーブルユニット13の作用によって水平面内でX方向もしくはY方向に移動しまたはθ方向に回転したとき、コラム14の上端部も、テーブルユニット13の移動または回転に追従して移動または回転することになる。
前記工具交換装置19は、図1及び図2に示すように、補助コラムユニット12に昇降可能に設けられ、芯出し工具や面加工用工具などの各種工具15を収納する。この工具交換装置19は、工具交換時には工具交換位置まで上昇し、支点Aを中心に工作機械本体11側へ約90度回動する。このとき、工作機械本体11のヘッド16は、工具交換位置まで上昇すると共に、テーブルユニット13の作用でθ方向に回転し且つX方向及びY方向に移動して、ヘッド16と工具交換装置19との間で工具15の交換がなされる。
前記NC制御装置20は、X軸駆動モータ23、Y軸駆動モータ26及び回転駆動モータ28に指令信号を出力して、テーブルユニット13によるコラム14のX方向及びY方向の移動とθ方向の回転を制御し、昇降駆動モータ34及び揺動モータ37に指令信号を出力して、ヘッド16のZ方向の昇降と工具取付部31のα方向の揺動を制御し、主軸駆動源36(図5)に指令信号を出力して工具15の回転を制御し、クランプアーム17の回動駆動源(不図示)に指令信号を出力して、クランプアーム17によるコラム14の上端部の支持を制御し、工具交換装置19に指令信号を出力して、この工具交換装置19による工具15の交換を制御する。これらの制御は、予め定められたNCプログラムに基づいて実行される。
本実施の形態では更に、ヘッド16、コラム14のそれぞれの上端部に、監視手段としての加工用監視カメラ47、ヘッド監視カメラ48が設置されて、加工状況が監視される。加工用監視カメラ47は、工具15による被加工物Wの内面W1の加工状況を監視する。ヘッド監視カメラ48は、工具15の加工時におけるヘッド16及び工具15の状況を、ヘッド16の上方から監視する。これらの加工用監視カメラ47、ヘッド監視カメラ48による監視画像は、図示しないモニタに表示されて、工作機械10の作業者に提供される。尚、加工用監視カメラ47とヘッド監視カメラ48はいずれか一方であってもよい。
次に、被加工物Wへの加工動作を説明する。
作業者は、まず、工作機械10の近傍に仮置きされた被加工物Wを積載台座18の積載プレート38上に積載し、レベルの確認を行って固定する。このとき、被加工物Wの内面W1は、積載プレート38の開口39を臨む内面39Aよりも所定寸法Tだけ内側にくるように位置決めされる。
次に、作業者はNC制御装置20を動作させる。すると、このNC制御装置20は、まず、補助コラムユニット12のクランプアーム17を工作機械本体11のコラム14側へ回動させ、このクランプアーム17を可動ユニット42のクランプ部材43により固定させる。これにより、コラム14の上端部が、可動ユニット42を介してクランプアーム17により支持される。
NC制御装置20は、次にテーブルユニット13、ヘッド16及び工具交換装置19を作動させ、ヘッド16の工具取付部31に工具15(芯出し工具)を取り付ける。そして、NC制御装置20は、テーブルユニット13及びヘッド16を作動させて、工具15(芯出し工具)により被加工物Wの内面W1の加工前寸法を計測する。作業者は、この計測値から、被加工物Wの内面W1における対面寸法L(図4)に十分な加工代があることを確認し、被加工物の全ての内面W1に加工が可能であることを確認する。
NC制御装置20は、作業者からの指令により、テーブルユニット13、ヘッド16及び工具交換装置19を作動させ、ヘッド16の工具取付部31に工具15(面加工用工具)を取り付ける。その後、NC制御装置20は、予め設定されたNC加工プログラムに基づいて、工作機械10に被加工物Wの内面W1を加工させる。
つまり、NC制御装置20は、まず、ヘッド16を被加工物Wの内面W1の上部近傍に位置決めし、コラム14の中心P(図4)を被加工物Wの中心Oに一致させた状態で、テーブルユニット13の回転テーブル27によるコラム14のθ方向の回転と、ヘッド16における工具取付部31のα方向の揺動とを組み合わせて、工具15(面加工用工具)の接触面を被加工物Wの内面W1における所望の被加工面に対向させる。
NC制御装置20は、次に工具15を回転させ、図7(A)に示すように、テーブルユニット13のX軸テーブル21及びY軸テーブル24を移動させて、ヘッド16に取り付けられた工具15により、被加工物Wの内面W1の上記被加工面に所定の切り込み量まで切削を行う。NC制御装置20は、この状態でヘッド16を下降させて、被加工物Wの内面W1の上記被加工面を長手方向に加工する。必要な場合には、NC制御装置20は、テーブルユニット13のX軸テーブル21またはY軸テーブル24を移動させて工具15の位置をずらした後、ヘッド16を上昇させて上記被加工面を長手方向に加工する。
NC制御装置20は、その同様にして、被加工物Wの上部または下部近傍において、テーブルユニット13の回転テーブル27によるコラム14のθ方向の回転と、ヘッド16における工具取付部31のα方向の揺動とを組み合わせて、工具15の切削面を被加工物Wの内面W1における所望の加工面に対向させ、更に、テーブルユニット13のX軸テーブル21及びY軸テーブル24を移動させ、ヘッド16を昇降させることで、図7(B)、(C)、(D)、(E)、(F)の順に、被加工物Wの内面W1における隣接する被加工面を順次加工する。上述の加工時に、作業者は加工用監視カメラ47及びヘッド監視カメラ48による画像を観察して、工作機械10による加工状況を監視する。
以上のように構成されたことから、本実施の形態によれば、次の効果(1)〜(4)を奏する。
(1)テーブルユニット13、コラム14及びヘッド16を備えた工作機械本体11が、筒型で内面W1が矩形の階段形状に形成された被加工物Wの内側に設置されることで、例えば門型のマシニングセンタを用いる場合に比べ、工作機械10の設置エリアを増大させることなく、低コスト化を実現できる。
(2)テーブルユニット13のX軸テーブル21によるX方向移動、Y軸テーブル24によるY方向移動及びθ方向の回転テーブル27による回転と、ヘッド16によるZ方向の昇降と、ヘッド16の工具取付部31によるα方向の揺動とによって、筒型で内面W1が矩形の階段形状に形成された被加工物Wの前記内面W1に、工具取付部31に取り付けられた工具15を追従させることができる。この結果、工作機械10によって、被加工物Wの内面W1を高精度に加工することができる。
(3)補助コラムユニット12のクランプアーム17によってコラム14の上端部が可動ユニット42を介して支持され、コラム14の下端部がテーブルユニット13により支持され、これらにより、コラム14が両端支持構造に構成されたので、このコラム14の剛性を向上させることができる。この結果、ヘッド16の昇降時における振れを抑制でき、ヘッド16に取り付けられた工具15により被加工物Wの内面W1を高精度に加工できる。
(4)ヘッド16の昇降時における振れが抑制されて加工精度が向上したので、被加工物Wを天地反転させて加工する必要がない。このため、被加工物Wを反転させるためのスペースが不要となり、加工エリアの増大を防止できる。
以上、本発明を上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、コラム14の上端部に可動ユニット42が設置されず、補助コラムユニット12のクランプアーム17は、テーブルユニット13によるX方向またはY方向の移動と回転時にはコラム14の上端部を支持せず、ヘッド16のZ方向の昇降による加工時にコラム14の上端部をクランプ部材43により直接支持するようにしてもよい。この場合にも、ヘッド16の昇降による加工時における振れを抑制でき、被加工物Wの内面W1を高精度に加工できる。
10 工作機械
11 工作機械本体
12 補助コラムユニット
13 テーブルユニット
14 コラム
15 工具
16 ヘッド
17 クランプアーム
18 積載台座
21 X軸テーブル
24 Y軸テーブル
27 回転テーブル
30 ヘッド本体
31 工具取付部
38 積載プレート
41 補助コラム
42 可動ユニット
44 回転プレート
45 Y方向プレート
46 X方向プレート
47 加工用監視カメラ(監視手段)
48 ヘッド監視カメラ(監視手段)
W 被加工物
W1 内面

Claims (4)

  1. テーブルユニットにコラムが立設され、このコラムに、工具を取り付け可能なヘッドが設けられて工作機械本体が構成され、
    前記テーブルユニットは、水平面内のX方向に移動可能なX軸テーブルと、このX軸テーブルに設置され、前記水平面内で前記X方向に直交するY方向に移動可能なY軸テーブルと、このY軸テーブルに設置されると共に前記コラムが立設され、前記水平面内で回転可能な回転テーブルとを備え、
    前記ヘッドは、前記コラムに対し前記水平面に直交するZ方向に昇降可能に設けられると共に、前記工具を取り付ける工具取付部が、ヘッド本体に対し前記水平面内で揺動可能に設けられ、
    前記工作機械本体は、筒型で内面が矩形状に形成された被加工物の内側に設置可能に構成されたことを特徴とする工作機械。
  2. 前記コラムは、上端部に設置された可動ユニットがクランプアームを介し補助コラムにより支持されて両端支持構造に構成され、前記可動ユニットが、水平面内でのX方向及びY方向の移動と回転とを許容可能に構成されたことを特徴とする請求項1に記載の工作機械。
  3. 前記コラムは、ヘッドのZ方向の昇降による加工時に、上端部がクランプアームを介し補助コラムにより支持されて両端支持構造に構成されたことを特徴とする請求項1に記載の工作機械。
  4. 前記ヘッドとコラムとの少なくとも一方には、加工状況を監視する監視手段が設置されたことを特徴とする請求項1に記載の工作機械。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110181296A (zh) * 2019-07-11 2019-08-30 诸城琴鹭汇鑫自动化设备有限公司 多轴卧式加工单元
CN114700759A (zh) * 2021-11-19 2022-07-05 四川升腾元创机电技术研究有限公司 一种筒形件内腔专用加工设备

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