JP2011103229A - 燃料電池スタックの電圧監視装置およびそれの負電圧保護方法 - Google Patents

燃料電池スタックの電圧監視装置およびそれの負電圧保護方法 Download PDF

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Abstract

【課題】印加する負電源電圧が電圧監視装置の定格電圧範囲を外れることを防止して、電圧監視装置を保護することを目的とする。
【解決手段】電圧監視装置は、複数の燃料電池のそれぞれに対して設けられる差動アンプを備える電圧伝達回路と、各差動アンプにより移送された複数の燃料電池の各電圧に基づいて最小電圧Vminを求める最小値検出回路と、電源部と、制御部とを備える。制御部により、最小電圧Vminが所定電圧V0を下回ると判定されたときに(S120)、電源部により供給される正負両電源電圧Vcc,Vssを、差分を維持したまま負方向にシフトさせる(ステップS130)。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数の燃料電池を積層した燃料電池スタックの電圧監視装置、およびその電圧監視装置用の負電圧保護方法に関する。
燃料電池は、単セルでは出力が1Vにも満たないため、一般的には、複数の単セルを直列接続した燃料電池スタックとして構成される。前記燃料電池スタックでは、単セル1つにでも異常や故障が発生すると、スタック全体に対して出力制限を行うか、運転を停止する必要がある。そのため、燃料電池スタックは、各単セルの電圧を監視するための電圧監視装置を備えている(例えば、下記特許文献1)。
ところで、単セルは、燃料不足などによって負電圧となる場合がある。電圧監視装置は、前記負電圧を測定できるように、負電源電圧の印加が必要となる。この場合に、燃料電池が想定以上の大きさの負電圧となり、印加する負電源電圧が電圧監視装置の定格電圧範囲を外れると、電圧監視装置に含まれる電子部品を破損してしまう虞があった。
なお、下記特許文献2には、電池の残容量を検出する技術が提案されているが、この技術では、前述した電圧監視装置の破損を防ぐことはできなかった。
特開2008−103201号公報 特開2001−6757号公報
本発明は、印加する負電源電圧が電圧監視装置の定格電圧範囲を外れることを防止して、電圧監視装置を保護することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するために以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1] 複数の燃料電池を積層した燃料電池スタックの電圧監視装置であって、前記複数の燃料電池のそれぞれに対して設けられ、正負両電源電圧により駆動されることで、前記燃料電池の各々の電圧を、前記燃料電池から取り出して移送する電圧伝達部と、前記電圧伝達部により移送された前記複数の燃料電池の電圧に基づいて、前記電圧監視のための監視信号を生成する監視信号生成部と、前記正負両電源電圧を前記電圧伝達部に供給する電源部と、前記監視信号生成部により生成された監視信号に基づいて、前記燃料電池スタックの出力が負電圧の傾向にあるか否かを判定する判定部と、前記判定部により負電圧の傾向にあると判定されたときに、前記電源部により供給される前記正負両電源電圧を、正電源電圧と負電源電圧との差分を維持したまま負方向にシフトさせる制御部とを備える電圧監視装置。
適用例1に係る電圧監視装置によれば、監視信号生成部により生成された監視信号に基づいて、燃料電池スタックの出力が負電圧の傾向にあるか否かが判定され、負電圧の傾向にあると判定されたときに、電圧伝達部が受ける正負両電源電圧が、正電源電圧と負電源電圧との差分を維持したまま負方向にシフトされる。このために、燃料電池スタックが負電圧となったときに、電源電圧が電圧伝達部の定格電圧範囲を外れることを防止することができる。したがって、電圧伝達部を保護することができる。
[適用例2] 適用例1に記載の電圧監視装置であって、前記複数の燃料電池における隣接する燃料電池間の所定の一つの結線部分、前記電圧伝達部、および前記電源部に、参照電位をそれぞれ設定する参照電位設定回路を備え、前記電源部は、前記正負両電源電圧として、前記参照電位を基準とする所定の正電源電圧と前記参照電位を基準とする所定の負電源電圧とを、それぞれ供給する構成を備える、電圧監視装置。
適用例2に係る電圧監視装置によれば、複数の燃料電池における参照電位に対する電位差を小さくできるので、電圧伝達部において低電圧部品を使用することができる。
[適用例3] 複数の燃料電池を積層した燃料電池スタックの電圧監視装置であって、前記複数の燃料電池のそれぞれに対して設けられ、前記燃料電池の各々の電圧を、前記燃料電池から取り出して移送する電圧伝達部と、前記電圧伝達部により移送された前記複数の燃料電池の電圧に基づいて、前記電圧監視のための監視信号を生成する監視信号生成部と、参照電位を基準とする所定の正電源電圧と前記参照電位を基準とする所定の負電源電圧とを前記電圧伝達部に供給する電源部と、前記複数の燃料電池における隣接する燃料電池間の所定の一つの結線部分に前記参照電位を設定する参照電位設定回路と、前記監視信号生成部により生成された監視信号に基づいて、前記燃料電池スタックの出力が負電圧の傾向にあるか否かを判定する判定部と、前記判定部により負電圧の傾向にあると判定されたときに、前記参照電位設定回路における前記結線部分を、電圧の低い側に切り替える制御部とを備える電圧監視装置。
適用例3に係る電圧監視装置によれば、監視信号生成部により生成された監視信号に基づいて、燃料電池スタックの出力が負電圧の傾向にあるか否かが判定され、負電圧の傾向にあると判定されたときに、参照電位設定回路で参照電位が設定される結線部分が、電圧の低い側に切り替えられる。このために、燃料電池スタックが負電圧となったときに、電源電圧が電圧伝達部の定格電圧範囲を外れることを防止することができる。したがって、電圧伝達部を保護することができる。
[適用例4] 適用例3に記載の電圧監視装置であって、前記電圧伝達部に並列接続される定電圧回路を備える、電圧監視装置。
適用例4に係る電圧監視装置によれば、電圧伝達部の端子間の電圧が一定値を超えることがないことから、電圧伝達部をより保護することができる。
[適用例5] 適用例1ないし4のいずれかに記載の電圧監視装置であって、前記電圧伝達部は、前記各燃料電池のアノード側とカソード側とに接続された差動アンプである、電圧監視装置。
適用例5に係る電圧監視装置によれば、電圧伝達部を、差動アンプといった簡単な構成で生成することができることから、構成を簡略化することができる。
[適用例6] 適用例1ないし5のいずれかに記載の電圧監視装置であって、前記監視信号生成部は、前記電圧伝達部により移送された前記複数の燃料電池の電圧のうちの最小値を、前記監視信号として検出する最小値検出回路を備える、電圧監視装置。
適用例6に係る電圧監視装置によれば、各燃料電池の電圧の最小値を検出することができるので、好適に燃料電池スタックの運転制御を行うことができる。
[適用例7] 燃料電池スタックに含まれる複数の燃料電池のそれぞれに対して設けられ、正負両電源電圧により駆動されることで、前記燃料電池の各々の電圧を、前記燃料電池から取り出して移送する電圧伝達部と、前記電圧伝達部により移送された前記複数の燃料電池の電圧に基づいて、前記電圧監視のための監視信号を生成する監視信号生成部と、前記正負両電源電圧を前記電圧伝達部に供給する電源部とを備える燃料電池スタックの電圧監視装置を用いる負電圧保護方法であって、前記監視信号生成部により生成された監視信号に基づいて、前記燃料電池スタックの出力が負電圧の傾向にあるか否かを判定する判定工程と、前記判定工程により負電圧の傾向にあると判定されたときに、前記電源部により供給される前記正負両電源電圧を、正電源電圧と負電源電圧との差分を維持したまま負方向にシフトする制御工程とを備える負電圧保護方法。
適用例7に係る負電圧保護方法によれば、適用例1に係る電圧監視装置と同様に、電圧伝達部を保護することができる。
[適用例8] 燃料電池スタックに含まれる複数の燃料電池のそれぞれに対して設けられ、前記燃料電池の各々の電圧を、前記燃料電池から取り出して移送する電圧伝達部と、前記電圧伝達部により移送された前記複数の燃料電池の電圧に基づいて、前記電圧監視のための監視信号を生成する監視信号生成部と、参照電位を基準とする所定の正電源電圧と前記参照電位を基準とする所定の負電源電圧とを前記電圧伝達部に供給する電源部と、前記複数の燃料電池における隣接する燃料電池間の所定の一つの結線部分に前記参照電位を設定する参照電位設定回路と、を備える燃料電池スタックの電圧監視装置を用いる負電圧保護方法であって、前記監視信号生成部により生成された監視信号に基づいて、前記燃料電池スタックの出力が負電圧の傾向にあるか否かを判定する判定工程と、前記判定工程により負電圧の傾向にあると判定されたときに、前記参照電位設定回路における前記結線部分を、電圧の低い側に切り替える制御工程とを備える負電圧保護方法。
適用例8に係る負電圧保護方法によれば、適用例3に係る電圧監視装置と同様に、電圧伝達部を保護することができる。
さらに、本発明は、上記適用例1ないし8以外の種々の形態で実現可能であり、例えば、適用例7または8の工程を実行するコンピュータプログラムの態様で実現することができる。
本発明の第1実施例としての電圧監視装置20の構成を示す説明図である。 制御部60にて実行される負電圧保護処理を示すフローチャートである。 本発明の第2実施例としての電圧監視装置120の構成を示す説明図である。 制御部160にて実行される負電圧保護処理を示すフローチャートである。 本発明の第3実施例としての電圧監視装置220の構成を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら、実施例に基づき説明する。
A.第1実施例:
A−1.電圧監視装置の構成:
図1は、本発明の第1実施例としての電圧監視装置20の構成を示す説明図である。電圧監視装置20は、4つの燃料電池FC1〜FC4を積層した燃料電池スタックFCの電圧を監視する装置である。燃料電池FC1〜FC4は、発電の最小単位である、いわゆる単セルである。
燃料電池FC1〜FC4は、固体高分子形の燃料電池であり、湿潤状態で良好なプロトン伝導性を示す固体高分子材料の薄膜である電解質膜の表面上にカソード電極とアノード電極とを備える電解質膜・電極接合体の両面に、ガス拡散層、流路部材、セパレータが積層されて構成される(図示せず)。また、燃料電池FC1〜FC4は、積層方向の両端に配置したターミナル、インシュレータ、エンドプレートで挟持されると共に、燃料ガス、酸化ガス及び冷却水の給排システムが接続されている(図示せず)。なお、燃料電池スタックFCを構成する燃料電池の数は、4つに限らず、任意に設定すればよい。
燃料電池FC1〜FC4は、積層され、電気的には直列接続されている。この直列接続の中央のポイント、すなわち、図中、上から2番目の燃料電池FC2と3番目の燃料電池FC3との間のポイントPには、基準となる電位(参照電位Vref)を持った導体が接続されている。すなわち、ポイントPに対して参照電位Vrefが設定されている。
電圧監視装置20は、電圧伝達回路30と、最小値検出回路40と、電源部50と、制御部60とを備える。
電圧伝達回路30は、燃料電池FC1〜FC4と同じ数のオペアンプ31〜34を備える。各オペアンプ31〜34の両入力端子に、各燃料電池FC1〜FC4のアノードとカソードが接続されることで、燃料電池FC1〜FC4とオペアンプ31〜34とが1:1で対応する。オペアンプ31〜34は、差動増幅器であり、両入力端子に接続された燃料電池FC1〜FC4の電圧を、予め定めたゲインで増幅した電圧(ここではゲインを1としたので、燃料電池FC1〜FC4の電圧そのもの)を実電位とは絶縁して出力する。
上述したように、ポイントPに参照電位Vrefが設定されていることから、各燃料電池FC1〜FC4のカソードの電圧は、参照電位Vrefを基準として、ポイントPからその燃料電池までの燃料電池の数に対応した電位だけかさ上げもしくは下げられている。本実施例では、一つの燃料電池の出力範囲は−2〜+2Vであること、ポイントPより電位の高い側の燃料電池FC1、FC2の数が2つであること、およびポイントPより電位の低い側の燃料電池FC1、FC2の数が2つであることに鑑みると、各オペアンプ31〜34は、参照電位Vrefを基準とする±4Vの正負両電源電圧で駆動される構成とした。すなわち、各オペアンプ31〜34は、Vref+4Vである正電源電圧Vccと、Vref−4Vである負電源電圧Vssとで駆動される構成とした。例えば、参照電位Vrefがグラウンドであるときには、各オペアンプ31〜34は、±4Vで駆動される。
なお、一つの燃料電池の測定範囲は−2〜+2Vであるとしたのは、燃料電池は燃料不足などによって負電圧になる場合があり、その時を想定して、負電圧側にも測定範囲を拡げている。
電源部50は、外部からの制御指令を受けて出力電圧を変化可能な第1および第2の可変電源51、52を備える。第1可変電源51は、正端子を各オペアンプ31〜34に接続し、負端子に参照電位Vrefを設定することにより、各オペアンプ31〜34に前記正電源電圧Vccを供給する。第2可変電源52は、負端子を各オペアンプ31〜34に接続し、正端子に参照電位Vrefを設定することにより、各オペアンプ31〜34に前記負電源電圧Vssを供給する。
前述した電圧伝達回路30では、オペアンプ31〜34により差動増幅器を構成しているが、実際にはオペアンプ31〜34に複数の抵抗器(図示せず)をそれぞれ付設することで差動増幅器を構成している。そして、複数の抵抗器のうちの所定の抵抗器にも参照電位Vrefが設定されている。
最小値検出回路40は、燃料電池FC1〜FC4の出力のうちの最小値を検出する回路であり、ダイオード41〜44と、コンデンサ46と、電源47と、抵抗器48とを備えている。上述した各オペアンプ31〜34の出力は全て、逆方向のダイオード41〜44に接続されている。このため、各オペアンプ31〜34の出力は、いわゆるワイヤードオア接続となっている。つまり、各オペアンプ31〜34の出力は、他のオペアンプ31〜34の出力に対しては何ら影響を与えない。ワイヤードオア接続されたオペアンプ31〜34の出力には、一端に参照電位Vrefが設定されたコンデンサ46が接続されており、更に、抵抗器(プルアップ抵抗器)48を介して所定の正の電源47が接続されている。この所定の正の電圧は、オペアンプ31〜34の想定される出力に対して十分に大きな値で設定されている。
A−2.最小値検出動作:
かかる電圧監視装置20の最小値検出動作について説明する。なお、説明を簡略化するため、以下の動作では、ダイオード41〜44の降下電圧を0ボルトであるとして説明する。
(i)オペアンプ31〜34が動作しておらず、各オペアンプ31〜34の出力がハイインピーダンス状態となっていれば、オペアンプ31〜34の出力への電流の流れ込みはないので、コンデンサ46は充電された状態となり、端子MMCの電圧は、プルアップ抵抗器48を介して接続された正の電源電圧と等しくなる。
(ii)次に、所定のタイミングでオペアンプ31〜34を動作させ、各燃料電池FC1〜FC4の各出力電圧を差動増幅器であるオペアンプ31〜34で検出し、出力させると、ダイオード41〜44を介して電流が流れ込み、コンデンサ46の端子MMCの電圧は低下する。この動作は、端子MMCの電圧が、接続されたオペアンプ31〜34の出力のうち、最も低い電圧Vmin1となるまで継続する。端子MMCの電圧が電圧Vmin1と一致したとき、他のオペアンプ31〜34(電圧Vmin1を出力したオペアンプ以外のオペアンプ)は、この端子MMCの電圧より高いから、ダイオード41〜44を介して電流が流れ込むことはない。
(iii)仮に、いずれかの燃料電池の電圧が更に低下し、接続されたオペアンプ31〜34の出力のうち、最も低い電圧がVmin2(Vmin1>Vmin2)となると、コンデンサ46の端子MMCの電圧よりも低い電圧を出力したオペアンプ31〜34にダイオード41〜44を介して電流が流れ込み、コンデンサ46の端子MMCの電圧は低下する。この動作は、端子MMCの電圧が電圧Vmin2となるまで継続する。端子MMCの電圧が電圧Vmin2と一致したとき、他のオペアンプ31〜34は、この端子MMCの電圧より高いから、ダイオード41〜44を介して電流が流れ込むことはない。
(iv)逆に、それまで最小の電圧であった燃料電池の電圧が高くなり、接続されたオペアンプ31〜34の出力のうち、最も低い電圧がVmin3(Vmin1<Vmin3)となると、オペアンプ31〜34は、端子MMCの電圧より高いから、ダイオード41〜44を介して電流が流れ込むことはない。したがって、電源47によって、コンデンサ46が徐々に充電される。この充電は、コンデンサ46の端子MMCの電圧が電圧Vmin3になるまで継続される。端子MMCの電圧が電圧Vmin3を超えると、ダイオード41〜44を介して電流が流れ込み、コンデンサ46の端子MMCの電圧は低下する。
実際には、上述した(ii)〜(iv)のいずれの場合でも、ダイオードには順方向の降下電圧(シリコンダイオードの場合、通常0.7ボルト程度)が存在するから、端子MMCの電圧は、オペアンプ31〜34の出力の最小値より、この順方向降下電圧分だけ高くなるが、各ダイオードの順方向降下電圧は、既知のものなので、端子MMCの電圧を検出することにより、各燃料電池FC1〜FC4の最小電圧を検出することは容易である。なお、トランジスタを用いて、順方向降下電圧を、ダイオードを用いた構成より小さくして測定すれば、より燃料電池の実際の電圧に近い値を検出することも可能である。このようにして、コンデンサ46には、ダイオード41〜44の最小出力、すなわち、燃料電池FC1〜FC4の最小電圧に対応する電圧がホールドされ、制御部60に監視信号として出力される。
制御部60は、CPU、ROM、RAM(図示せず)等を備えた周知のマイクロコンピュータによって構成される。制御部60は、最小値検出回路40から出力される最小電圧Vminを受け取ると共に、第1可変電源51および第2可変電源52に制御指令S1、S2を出力する。
ROMには、各種のコンピュータプログラムが格納されている。CPUによりコンピュータプログラムが実行されることで、制御部60は、最小値検出回路40から受けた最小電圧Vminに基づいて異常診断を行う異常診断機能や、燃料電池スタックFCの出力が負電圧傾向となったときに電圧監視装置20を保護する負電圧保護機能を実現する。異常診断機能は周知のものであることから、ここでは説明を省略する。負電圧保護機能を実現するための負電圧保護処理について、以下詳細に説明する。
A−3.制御処理:
図2は、制御部60にて実行される負電圧保護処理を示すフローチャートである。負電圧保護処理は、制御部60のROMに格納された負電圧保護処理用のコンピュータプログラムに従って、制御部60のCPUによって実行されるものである。
図示するように、処理が開始されると、CPUは、まず、最小値検出回路40から最小電圧Vminを取り込み(ステップS110)、最小電圧Vminが所定電圧V0(例えば、0V)を下回っているか否かを判定する(ステップS120)。この判定は、燃料電池スタックFCの出力が負電圧の傾向にあるか否かを判定するためのもので、VminがV0を下回ったときに、燃料電池スタックFCの出力が負電圧の傾向にあると判定する。なお、所定電圧V0は、必ずしも0Vである必要はなく、負の値としてもよいし、例えば、0.3V等の正の値としてもよい。0.3Vで例示するような正の値でも小さな値であれば、この値を下回ったら「負電圧まで落ちるであろう」として負電圧の傾向にあると判定する。
ステップS120で、VminがV0を下回っていない、すなわち、燃料電池スタックFCの出力が負電圧の傾向にないと判定された場合には、CPUは、ステップS110に処理を戻し、新たな最小電圧Vminの取り込みを行う。
一方、ステップS120で、VminがV0を下回っている、すなわち、燃料電池スタックFCの出力が負電圧の傾向にあると判定された場合には、CPUは、第1可変電源51および第2可変電源52に制御指令S1、S2を出力して、前述した正電源電圧Vccおよび負電源電圧Vssを、所定値α(例えば、2V)だけそれぞれ減少させる(ステップS130)。例えば、参照電位Vrefがグラウンドであるときには、正電源電圧Vccを4Vから2Vに、負電源電圧Vssを−4Vから−6Vに変化させる。この結果、燃料電池スタックFCの出力が負電圧の傾向にあると判定された場合に、−4〜4Vであった正負両電源電圧が、−6〜2Vに変化する。
なお、所定値αは2Vに限る必要もなく、正の値であれば任意とすることができる。例えばα=4Vとすれば、正負両電源電圧は−8〜0Vとなる。また、所定値αは、一定値である必要もなく、最小電圧Vminと所定電圧V0との差D(=Vmin−V0)の大きさ(絶対値)に応じて変化する値とすることができる。例えば、|D|=1のときにα=2V、|D|=2のときにα=3V、|D|=3のときにα=4Vというように、|D|が大きいほど、所定値αは大きな値をとる構成とすることができる。
ステップS130の実行後、CPUは、この負電圧保護処理を終了する。
A−4.効果:
上述した構成の電圧監視装置20によれば、オペアンプ31〜34とダイオード41〜44とコンデンサ46といった簡単な構成で、複数の燃料電池FC1〜FC4の電圧のうちの最小値を監視信号として生成することができる。また、電圧監視装置20の電圧伝達回路30および最小値検出回路40によれば、機械式のスイッチによって接続状態を切り替える必要がないので、燃料電池FC1〜FC5の電圧変動に対する応答性を高めることができる。しかも、コンデンサ46を用いており、いわば積分回路を備えていることになるので、ノイズなどの影響を除いて、最小電圧を出力することができる。
さらに、電圧監視装置20によれば、燃料電池スタックFCの出力が負電圧の傾向にあるときに、電圧伝達回路30が受ける正負両電源電圧が、正電源電圧と負電源電圧との差分を維持したまま負方向にシフトされることから、負電位を測定することが可能となる。しかも、正負両電源電圧の上記負方向へのシフトにより、燃料電池スタックFCが負電圧となったときに、電源電圧が電圧伝達回路30の定格電圧範囲を外れることを防止することができる。したがって、電圧伝達回路30を保護することができる。
B.第2実施例:
本発明の第2実施例について説明する。第2実施例としての電圧監視装置120の構成を図3に示す。図3では、第1実施例と同様の構成については、図1と同様の符号を付している。電圧監視装置120について、第1実施例と異なる点についてのみ、以下に説明する。
電圧監視装置120は、燃料電池スタックFCに対する参照電位の設定ポイントを切り替えるスイッチ回路170を備える。スイッチ回路170は、信号経路をオンオフする3つのスイッチ171〜173を備える。図中、上から2番目の燃料電池FC2と3番目の燃料電池FC3との間のポイントP0(=第1実施例におけるポイントP)に対して、第1のスイッチ171を介して参照電位Vrefが設定されている。上から3番目の燃料電池FC3と4番目の燃料電池FC4との間のポイントP1に対して、第2のスイッチ172を介して参照電位Vrefが設定されている。上から4番目の燃料電池FC2のポイントP1と反対側のポイントP2に対して、第3のスイッチ173を介して参照電位Vrefが設定されている。
第1のスイッチ171をオン、第2のスイッチ172をオフ、および第3のスイッチ173をオフすることで(以下、この状態を「第1スイッチ切換モード」と呼ぶ)、ポイントP0に対して参照電位Vrefを設定することができる。第1のスイッチ171をオフ、第2のスイッチ172をオン、および第3のスイッチ173をオフすることで(以下、この状態を「第2スイッチ切換モード」と呼ぶ)、ポイントP1に対して参照電位Vrefを設定することができる。第1のスイッチ171をオフ、第2のスイッチ172をオフ、および第3のスイッチ173をオンすることで(以下、この状態を「第3スイッチ切換モード」と呼ぶ)、ポイントP2に対して参照電位Vrefを設定することができる。なお、初期状態時には、第1スイッチ切換モードとなって、ポイントP0に対して参照電位Vrefが設定されているものとする。
第1実施例における電源部50は可変電源を構成していたが、これに対して、第2実施例における電源部150は、固定した正電源電圧Vccと負電源電圧Vssを出力する。正電源電圧Vccと負電源電圧Vssは、第1実施例と同様に、参照電位Vrefを基準とする±4Vの正負両電源電圧である。
制御部160は、第1実施例と同様に、CPU、ROM、RAM(図示せず)等を備えた周知のマイクロコンピュータによって構成される。制御部160は、最小値検出回路40から出力される最小電圧Vminを受け取ると共に、スイッチ回路170内の各スイッチ171〜173に制御指令S11〜S13を出力する。制御部60は、第1実施例とは相違する負電圧保護処理を実行する。
図4は、制御部160にて実行される負電圧保護処理を示すフローチャートである。負電圧保護処理は、制御部160のROMに格納された負電圧保護処理用のコンピュータプログラムに従って、制御部60のCPUによって実行されるものである。
図4では、第1実施例と同じ処理のステップについては、図1と同様の符号を付している。処理が開始されると、CPUは、最小値検出回路40から最小電圧Vminを取り込み(ステップS110)、最小電圧Vminが所定電圧V0を下回ったと判定されたときに(ステップS120)、スイッチ回路170内の各スイッチ171〜173に制御指令S11〜S13を出力して、初期状態時の第1スイッチ切換モードから第2スイッチ切換モードへの切り替えを行う(ステップS230)。すなわち、参照電位Vrefが設定されるポイントを、初期状態時のポイントP0から、ポイントP0よりも電圧の低い燃料電池間の結線部分であるポイントP1に切り替える処理を行う。
なお、ステップS230では、初期状態時のポイントP0から、ポイントP1に換えてポイントP1より電圧の低いポイントP2へ切り替える構成としてもよい。あるいは、負電圧の傾向の度合いを判定して、その度合いが小さいときには、ポイントP1に切り替え、その度合いが大きいときには、ポイントP2に切り替える構成としてもよい。ステップS230の実行後、CPUは、この負電圧保護処理を終了する。
以上のように構成した第2実施例の電圧監視装置120によれば、電圧伝達回路30へ供給する正負両電源電圧Vcc、Vssは一定のままで、参照電位Vrefが設定されるポイントを、電圧の低い側に切り替えられることから、負電位を測定することが可能となる。しかも、上記参照電位Vrefが設定されるポイントの切り替えにより、燃料電池スタックFCが負電圧となったときに、電源電圧が電圧伝達回路30の定格電圧範囲を外れることを防止することができる。したがって、電圧伝達回路30を保護することができる。
C.第3実施例;
本発明の第3実施例について説明する。第3実施例としての電圧監視装置220の構成を図5に示す。図5では、第2実施例と同様の構成については、図3と同様の符号を付している。電圧監視装置220について、第2実施例と異なる点についてのみ、以下に説明する。
図示するように、電圧伝達回路30に対して、定電圧回路としてのツェナーダイオード221が並列に接続されている。すなわち、電圧伝達回路30の正端子にツェナーダイオード221のカソードが、電圧伝達回路30の負端子にツェナーダイオード221のアノードが接続されている。その他の構成は第2実施例と同一である。
かかる構成の第3実施例の電圧監視装置220は、第2実施例の電圧監視装置120と同一の構成を備える。さらに、電圧監視装置220は、ツェナーダイオード221の働きにより、電圧伝達回路30の端子間の電圧が一定値を超えることがないことから、電圧伝達回路30をより保護することができる。
なお、第3実施例の電圧監視装置220において、ツェナーダイオード221に換えて、シャントレギュレータを使った回路、同期整流回路等の他の定電圧回路を用いる構成としてもよい。
D.変形例:
上述の実施例の変形例について説明する。
D−1.変形例1:
上述の第1ないし第3の実施例では、燃料電池FC1〜FC4の最小電圧Vminを検出し、この最小電圧Vminが所定電圧V0を下回ったときに、燃料電池スタックFCの出力が負電圧の傾向にあると判定していたが、これに換えて、燃料電池FC1〜FC4の各電圧の総合計を検出し、その総合計が所定電圧を下回ったときに、燃料電池スタックFCの出力が負電圧の傾向にあると判定してもよい。すなわち、燃料電池スタックFCの出力が負電圧の傾向を判定することができるパラメータであれば、いずれの種類のパラメータでもよい。
D−2.変形例2:
上述の第1ないし第3の実施例では、燃料電池スタックを構成する全ての燃料電池のそれぞれに対して、オペアンプを接続する構成としたが、必ずしも全ての燃料電池に対して、オペアンプを設ける必要はなく、監視対象としたい燃料電池に対してのみスイッチ回路を設ければよい。例えば、相対的に電圧が小さくなりやすい燃料ガスの下流側に位置する燃料電池の電圧を重点的に監視したい場合には、燃料ガスの上流側に位置する燃料電池では、オペアンプを省略してもよいし、燃料電池1つ置きにオペアンプを設けてもよい。
D−3.変形例3:
上述の第1ないし第3の実施例では、電圧伝達部としての電圧伝達回路は、オペアンプを備える構成としていたが、必ずしもオペアンプを備える構成である必要はなく、電源を必要とする電圧伝達回路であれば、種々の回路構成に換えることができる。これによっても、第1ないし第3の実施例と同様の効果を奏することができる。
D−4.変形例4:
また、前記実施例および変形例とは異なる種類の燃料電池に本発明を適用することとしてもよい。例えば、ダイレクトメタノール型燃料電池、リン酸形燃料電池など種々の燃料電池に適用することができる。
なお、前述した実施例および各変形例における構成要素の中の、独立請求項で記載された要素以外の要素は、付加的な要素であり、適宜省略可能である。また、本発明はこれらの実施例および各変形例になんら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の態様での実施が可能である。
20…電圧監視装置
30…電圧伝達回路
31〜34…オペアンプ
40…最小値検出回路
41〜44…ダイオード
46…コンデンサ
47…電源
48…抵抗器
50…電源部
51…第1可変電源
52…第2可変電源
60…制御部
120…電圧監視装置
150…電源部
160…制御部
170…スイッチ回路
171〜173…スイッチ
220…電圧監視装置
221…ツェナーダイオード
Vref…参照電位
Vmin…最小電圧
S1、S2、S11〜S13…制御指令
FC…燃料電池スタック
FC1…燃料電池
FC2…燃料電池
FC3…燃料電池
FC4…燃料電池
Vcc…正電源電圧
Vss…負電源電圧

Claims (8)

  1. 複数の燃料電池を積層した燃料電池スタックの電圧監視装置であって、
    前記複数の燃料電池のそれぞれに対して設けられ、正負両電源電圧により駆動されることで、前記燃料電池の各々の電圧を、前記燃料電池から取り出して移送する電圧伝達部と、
    前記電圧伝達部により移送された前記複数の燃料電池の電圧に基づいて、前記電圧監視のための監視信号を生成する監視信号生成部と、
    前記正負両電源電圧を前記電圧伝達部に供給する電源部と、
    前記監視信号生成部により生成された監視信号に基づいて、前記燃料電池スタックの出力が負電圧の傾向にあるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部により負電圧の傾向にあると判定されたときに、前記電源部により供給される前記正負両電源電圧を、正電源電圧と負電源電圧との差分を維持したまま負方向にシフトさせる制御部と
    を備える電圧監視装置。
  2. 請求項1に記載の電圧監視装置であって、
    前記複数の燃料電池における隣接する燃料電池間の所定の一つの結線部分、前記電圧伝達部、および前記電源部に、参照電位をそれぞれ設定する参照電位設定回路を備え、
    前記電源部は、
    前記正負両電源電圧として、前記参照電位を基準とする所定の正電源電圧と前記参照電位を基準とする所定の負電源電圧とを、それぞれ供給する構成を備える、電圧監視装置。
  3. 複数の燃料電池を積層した燃料電池スタックの電圧監視装置であって、
    前記複数の燃料電池のそれぞれに対して設けられ、前記燃料電池の各々の電圧を、前記燃料電池から取り出して移送する電圧伝達部と、
    前記電圧伝達部により移送された前記複数の燃料電池の電圧に基づいて、前記電圧監視のための監視信号を生成する監視信号生成部と、
    参照電位を基準とする所定の正電源電圧と前記参照電位を基準とする所定の負電源電圧とを前記電圧伝達部に供給する電源部と、
    前記複数の燃料電池における隣接する燃料電池間の所定の一つの結線部分に前記参照電位を設定する参照電位設定回路と、
    前記監視信号生成部により生成された監視信号に基づいて、前記燃料電池スタックの出力が負電圧の傾向にあるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部により負電圧の傾向にあると判定されたときに、前記参照電位設定回路における前記結線部分を、電圧の低い側に切り替える制御部と
    を備える電圧監視装置。
  4. 請求項3に記載の電圧監視装置であって、
    前記電圧伝達部に並列接続される定電圧回路を備える、電圧監視装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の電圧監視装置であって、
    前記電圧伝達部は、
    前記各燃料電池のアノード側とカソード側とに接続された差動アンプである、電圧監視装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の電圧監視装置であって、
    前記監視信号生成部は、
    前記電圧伝達部により移送された前記複数の燃料電池の電圧のうちの最小値を、前記監視信号として検出する最小値検出回路を備える、電圧監視装置。
  7. 燃料電池スタックに含まれる複数の燃料電池のそれぞれに対して設けられ、正負両電源電圧により駆動されることで、前記燃料電池の各々の電圧を、前記燃料電池から取り出して移送する電圧伝達部と、
    前記電圧伝達部により移送された前記複数の燃料電池の電圧に基づいて、前記電圧監視のための監視信号を生成する監視信号生成部と、
    前記正負両電源電圧を前記電圧伝達部に供給する電源部と
    を備える燃料電池スタックの電圧監視装置を用いる負電圧保護方法であって、
    前記監視信号生成部により生成された監視信号に基づいて、前記燃料電池スタックの出力が負電圧の傾向にあるか否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程により負電圧の傾向にあると判定されたときに、前記電源部により供給される前記正負両電源電圧を、正電源電圧と負電源電圧との差分を維持したまま負方向にシフトする制御工程と
    を備える負電圧保護方法。
  8. 燃料電池スタックに含まれる複数の燃料電池のそれぞれに対して設けられ、前記燃料電池の各々の電圧を、前記燃料電池から取り出して移送する電圧伝達部と、
    前記電圧伝達部により移送された前記複数の燃料電池の電圧に基づいて、前記電圧監視のための監視信号を生成する監視信号生成部と、
    参照電位を基準とする所定の正電源電圧と前記参照電位を基準とする所定の負電源電圧とを前記電圧伝達部に供給する電源部と、
    前記複数の燃料電池における隣接する燃料電池間の所定の一つの結線部分に前記参照電位を設定する参照電位設定回路と、
    を備える燃料電池スタックの電圧監視装置を用いる負電圧保護方法であって、
    前記監視信号生成部により生成された監視信号に基づいて、前記燃料電池スタックの出力が負電圧の傾向にあるか否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程により負電圧の傾向にあると判定されたときに、前記参照電位設定回路における前記結線部分を、電圧の低い側に切り替える制御工程と
    を備える負電圧保護方法。
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