JP2011102753A - 計量装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数材料の重量を、正確且つ容易に計測可能とする計量装置を提供する。
【解決手段】複数材料を順次加配し当該各材料の重量を計量する計量装置であって、載置台上の荷重重量を計測する重量計測手段と、荷重重量が計量対象材料の目標重量と比較して適量であるか否かを判定する重量判定手段と、ユーザーが現在計量中の材料の計量を完了した時点で入力操作する確定ボタンと、確定ボタンへの入力操作を検出した場合、重量計測手段における荷重重量の計測値をゼロに設定するゼロ点調整処理を行う初期化手段と、確定ボタンへの入力操作を検出した場合、材料のうち計量対象材料として未だ選択されていない材料を、計量対象材料として選択する計量対象設定処理を実行する計量対象設定手段と、確定ボタンへの入力操作を検出され、且つ荷重重量が適量でないと判定された場合、計量対象設定手段、および初期化手段の動作を禁止する処理禁止手段とを備える計量装置。
【選択図】図7

Description

本発明は、物体の重量を計測する計量装置に関し、より特定的には、複数品種の物体の各重量を計測する計量装置に関する。
従来、計量対象とする材料の重量を正確に計量するための計量装置が開発されている。このような計量装置の一例が、例えば、特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示される計量器は、載置すべき風袋の重量や、計量すべき正味重量を示す目標重量の範囲を予め記憶し、当該範囲を逸脱して計量が行われた場合に、正常な計量が行われていないことをユーザーに報知する。
特開2001−228014号公報
上記特許文献1に開示される計量器で複数品種の材料の重量を連続して測定する場合、計量が完了する毎に材料を、一旦、載台から降ろし、次に計量する品種の目標重量を設定した後、異なる風袋を載置して再度計量を行う必要がある。したがって、他品種の材料を連続的に計量したい場合、積み卸しの作業や設定作業が繁雑になり、作業者の負荷が大きくなってしまう虞がある。
本発明は上記の課題を鑑みて成されたものであり、複数の材料各々の重量を正確且つ容易に計測可能とする計量装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本願は以下の構成を採用した。すなわち、第1の発明は、複数品種の材料を順次加配し、当該各材料の重量を計量する計量装置であって、載置台上の荷重重量を計測する重量計測手段と、各材料の目標重量を少なくとも記憶する記憶手段と、荷重重量、および材料のうち現在計量の対象として選択されている計量対象材料の目標重量を少なくとも表示する表示手段と、荷重重量が計量対象材料の目標重量と比較して適量であるか否かを判定する重量判定手段と、ユーザーが少なくとも現在計量中の材料の計量を完了した時点で入力操作する確定ボタンと、確定ボタンへの入力操作を検出した場合、重量計測手段における荷重重量の計測値をゼロに設定するゼロ点調整処理を行う初期化手段と、確定ボタンへの入力操作を検出した場合、材料のうち計量対象材料として未だ選択されていない材料を、計量対象材料として選択する計量対象設定処理を実行する計量対象設定手段と、確定ボタンへの入力操作を検出され、且つ荷重重量が適量でないと判定された場合、計量対象設定手段、および初期化手段の動作を禁止して、計量対象設定処理およびゼロ点調整処理を実行させない処理禁止手段とを備える、計量装置である。
第2の発明は、第1の発明において、載置台上に材料を投入する風袋を載せて複数品種の材料の連続計量を開始する際にユーザーが入力操作する開始ボタンをさらに備え、重量計測手段は、開始ボタンへの入力操作を検出した場合に、載置台上の荷重重量の計測を開始し、初期化手段は、開始ボタンまたは確定ボタンへの入力操作を検出したタイミングでゼロ点調整処理を行い、計量対象設定手段は、開始ボタンまたは確定ボタンへの入力操作を検出したタイミングで計量対象設定処理を行うことを特徴とする。
第3の発明は、第1の発明において、重量判定手段は、(A)荷重重量が、計量対象材料の目標重量を基準として所定の誤差範囲内である場合、当該荷重重量が適量であると判定し、(B)荷重重量が計量対象材料の目標重量を基準として誤差範囲外である場合、当該荷重重量が適量でないと判定し、記憶手段は、予め誤差範囲を記憶することを特徴とする。
第4の発明は、第3の発明において、誤差範囲をユーザーの入力操作に応じて設定する許容誤差設定手段をさらに備えることを特徴とする。
第5の発明は、第1の発明において、重量判定手段は、重量計測手段が計測した荷重重量が、目標重量と比較して適量であるか否かをリアルタイムに判定し、荷重重量が目標重量と比較して適量であると重量判定手段によって判定された場合に、計量対象材料の計量が完了したことをユーザーに知らせる適量報知手段をさらに備えることを特徴とする。
第6の発明は、第1の発明において、入力ボタンへの入力操作が検出された時点において、荷重重量が適量でないと重量判定手段によって判定された場合、警報を発する警報手段をさらに備えることを特徴とする。
第7の発明は、第1の発明において、確定ボタンは、載置台上に材料を投入する風袋を載せて複数品種の材料の連続計量を開始する際、および現在計量中の材料の計量を完了した時点においてユーザーが入力操作するボタン装置であり、重量計測手段は、確定ボタンへの入力操作を検出した場合に、載置台上の荷重重量の計測を開始することを特徴とする。
第8の発明は、第1の発明において、表示手段は、各材料の品種名、各材料の目標重量、および重量判定手段による判定結果を一覧表示し、複数種別の材料のうち、計量対象材料として選択されている材料を表示手段において明示する計量対象材料明示手段をさらに備えることを特徴とする。
第9の発明は、第8の発明において、ユーザーからの文字入力操作を受け付ける文字入力手段と、各材料の名称を、文字入力手段を介したユーザーの入力操作に応じて個別に設定する名称設定手段とをさらに備えることを特徴とする。
第10の発明は、第1の発明において、ユーザーからの数値入力操作を受け付ける数値入力手段と、材料毎の目標重量を、数値入力手段を介したユーザーの入力操作に応じて個別に設定する目標重量設定手段とをさらに備えることを特徴とする。
第11の発明は、第1の発明において、日時を計測する時計手段と、確定ボタンへの入力を検出した時点で、荷重重量が適量であると判定された場合、当該時点における荷重重量を計量対象材料の計量結果として記憶する一次記憶手段と、材料の全品種の計量が完了した時点において、一次記憶手段に記憶された各品種の計量結果を、当該時点の日時と共に記憶する二次記憶手段と、計量装置は、二次記憶手段に記憶された過去の計量結果および日時を、入力手段を介したユーザーからの入力操作に応じて表示する履歴表示手段をさらに備えることを特徴とする。
第1の発明によれば、複数の材料各々の重量を一つの計量器で連続して正確且つ容易に計測可能である。具体的には、計量対象材料の計測重量が適正な値でない場合には計量対象が変更されないため、ユーザーが誤った計量をした状態で次の材料の計量を進めてしまうことを防ぐことができる。また、ユーザーが、確定ボタンへ入力操作を行うと、当該入力が検出される毎にゼロ点調整が実行されるため、各材料の正味重量を総重量から計算せずとも順次連続して計量することができる。
第2の発明によれば、ユーザーが開始ボタンを押すまでは計量が開始されず、且つ、開始ボタンが押下された際にはゼロ点調整が実行されるため、確実に風袋重量を差し引いた状態(所謂、風袋引きした状態)で計量を開始することができる。すなわち、ユーザーが風袋引きをし忘れたまま計量を開始してしまうことを防ぐことができる。また、確定ボタンと開始ボタンが別体的に構成されていることから、ユーザーは各ボタンを押し間違うことがない。
第3の発明によれば、荷重重量が適量であるか否かを簡単な処理で判定することができる。
第4の発明によれば、材料の計測重量が適正であるか否かを判断する際に用いる誤差範囲をユーザーが任意に決定することができる。すなわち、材料の計量精度をユーザーが決定することができる。
第5の発明によれば、計量対象材料の計測重量が適正範囲内である場合、計量の完了がユーザーに報知されるため、ユーザーは計量対象材料の計測重量が適正範囲内であるか否かを容易に判断することができる。したがって、ユーザーが材料を過剰に加配することを防ぐことができる。
第6の発明によれば、ユーザーが正しい計量ができていない状態で計量対象を変更しようとすると警報が報知されるため、ユーザーは誤った計量をしていることに容易に気づくことができる。
第7の発明によれば、少ないハードウェアで安価に本願発明に係る計量装置を構成することができる。
第8の発明によれば、ユーザーは連続して計量すべき材料の品種および計量結果等を容易に確認することができる。
第9の発明によれば、表示される各材料の名称をユーザーの任意の内容に変更することができる。したがって、計量すべき品種が変わった場合など、品種名の表示を変更して解りやすく表示することができる。
第10の発明によれば、各材料の目標重量をユーザーの任意の値に設定することができる。したがって、様々な配合比率で各材料を計量することが容易に可能となる。
第11の発明によれば、ユーザーは過去の計量結果を閲覧することができる。したがって、計量した材料をもとに製造した製品に不具合が発生した場合、ユーザーは材料の計量に誤りがなかったかを容易に確認することができる。
計量装置1の構成を示すブロック図 計量装置1の外観イメージ図 マイクロコンピュータ31が実行する処理を示すフローチャートの一例(前半部) マイクロコンピュータ31が実行する処理を示すフローチャートの一例(後半部) 計量画面Wの一例を示す図 テンキー画面Tの一例を示す図 計量処理を示すフローチャートの一例 重量判定処理を示すフローチャートの一例 履歴画面Rの一例を示す図
以下、図1から図9を参照して、本発明の実施形態に係る計量装置1について説明する。以下では、ユーザーが計量装置1を用いて、複数品種の粉末状の着色剤を、一つの風袋に順次投入しながら当該着色剤各々の重量を連続的に測定する例について説明する。
先ず、図1および図2を参照して計量装置1の構成について説明する。なお、図1は計量装置1の構成を示すブロック図である。また、図2は、計量装置1の外観イメージ図である。図1に示すように計量装置1は、計量台10、コントロールボックス20、および制御盤30を備える。
計量台10は、計量対象となる材料の重量を測定する測定装置である。計量台10は、重量センサ11、および載置台12を備える。
重量センサ11は、載置台12上の荷重重量を計測する計測装置である。重量センサ11は、制御盤30が備えるマイクロコンピュータ31と電気的に接続されている。そして、重量センサ11は、計測した載置台12上の荷重重量の値(以下、計測重量Mと呼称する)を制御盤30が備えるマイクロコンピュータ31へ出力する。重量センサ11の測定方式には、電磁力平衡方式や、ロードセル方式など従来周知の任意の手法を用いて良い。
載置台12は、計量対象となる材料、および当該材料を投入する風袋を載せるための部材である。載置台12は、典型的には図2に示すように水平板状の部材であるが、材料および風袋を載置可能であれば任意の形状として良い。
コントロールボックス20は、計量装置1を用いて計量作業を行う際に、ユーザーが操作する入力装置である。コントロールボックスは、開始ボタン21、および確定ボタン22を備える。開始ボタン21は、ユーザーが計量作業を開始する際に押下する押しボタン式のスイッチ装置である。確定ボタン22は、ユーザーが現在計量の対象としている品種の着色剤の計量を完了し、次の品種の計量作業に移る際に押下する押しボタン式のスイッチ装置である。開始ボタン21、および確定ボタン22は、各々マイクロコンピュータ31と電気的に接続されている。そして、開始ボタン21、および確定ボタン22は、ユーザーからの入力を受け付けた場合、当該入力があったことを示す信号をマイクロコンピュータ31へ出力する。
制御盤30は、計量台10およびコントロールボックス20からの入力信号に応じて計量結果の判定、表示、記憶等の処理を行う装置である。制御盤30は、マイクロコンピュータ31、タッチパネルディスプレイ32、およびスピーカー33を備える。
マイクロコンピュータ31は、典型的には、CPU(Central Processing Unit:中央処理装置)などの情報処理装置、メモリなどの記憶装置、およびインターフェース回路などを備える制御装置である。マイクロコンピュータ31の処理の詳細については、後述する。
タッチパネルディスプレイ32は、計量に関する各種情報や設定操作のためのボタンなどを画像表示する表示機能、およびユーザーからのタッチ入力を受け付ける入力受付機能を有する表示入力装置である。タッチパネルディスプレイ32は、マイクロコンピュータ31と電気的に接続され、マイクロコンピュータ31からの指示信号に応じた画像を表示する。また、タッチパネルディスプレイ32は、ユーザーからのタッチ入力を受け付けると、当該タッチ入力の内容を示す信号をマイクロコンピュータ31へ送信する。
スピーカー33は、音声を出力する音声出力装置である。スピーカー33は、マイクロコンピュータ31と電気的に接続され、マイクロコンピュータ31からの指示信号に応じた音声を出力する。
次いで、図3および図4を参照してマイクロコンピュータ31が実行する処理について説明する。なお、図3は、マイクロコンピュータ31が実行する処理を示すフローチャートの一例(前半部)である。また、図4は、マイクロコンピュータ31が実行する処理を示すフローチャートの一例(後半部)である。マイクロコンピュータ31は、計量装置1に電源が投入された場合に図3および図4に示す処理を開始する。
先ず、マイクロコンピュータ31は、タッチパネルディスプレイ32に計量画面Wを表示する(ステップS1)。計量画面Wは、計量状況を示す情報画像や、各種設定を行うために用いるボタンを示す画像を表示する画面である。以下、図5を参照して計量画面Wについて説明する。なお、図5は、計量画面Wの一例を示す図である。
マイクロコンピュータ31は、図5に示すように、日付情報DA、計測重量M、計測情報MT、および許容誤差ΔC、等の各種情報を示す画像を計量画面Wにおいて表示する。また、マイクロコンピュータ31は、開始ボタンWS、確定ボタンWE、ブザー停止ボタンWB、中止ボタンWQ、および履歴表示ボタンWR等の各々異なる機能が割り当てられたボタンを示す画像を計量画面Wにおいて表示する。
日付情報DAは、現在の日付および時刻を示す情報である。マイクロコンピュータ31は、常時、日付情報DAを計算し、日付情報DAを計量画面に画像表示する。計測重量Mは、上述の通り、重量センサ11が計測した載置台12上の荷重重量の値である。計測情報MTは、計量順序、品種名、目標重量C、重量判定、および計量状態等の各着色剤についての情報群である。
計量順序は、各品種の計量を行う順序を数字で示したものである。以下では、4つの品種の計量を連続して行う例について説明する。なお、各品種には、計量する順に1から4の数字が各々に割り当てられている。
品種名は、各着色剤の名称を示す情報である。図5では、計量する着色剤の品種名が、各々「赤A」、「青B」、「黄C」、および「緑D」である例を示す。
目標重量Cは、対応する品種の計量すべき正味重量を示す値である。なお、計量画面Wにおいて各品種の目標重量Cを表す画像は、ユーザーが当該画像領域をタッチ入力することによって目標重量設定ボタンWCとして各々機能する。各目標重量設定ボタンWCは、対応する品種の目標重量Cの設定を開始するためのボタンである。
重量判定は、計測重量が適量であるか否かを判定した結果を示す情報である。マイクロコンピュータ31は、各着色剤を計量する際、計測重量M、目標重量Cおよび許容誤差ΔCの値に基づいて、重量判定を「適量」、「不足」、「過量」、「未計量」の何れかに設定する(詳細は後述図8参照)。なお、重量判定の表示が「適量」である場合、目標重量Cを基準として計測重量Mが許容範囲内の適正な値であることを示す。また、重量判定の表示が「不足」である場合、目標重量Cに対して計測重量Mが不足していることを示す。また、重量判定の表示が「過量」である場合、目標重量Cに対して計測重量Mが重すぎる状態であることを示す。また、重量判定の表示が「未計量」である場合、対応する着色剤の計量が未実施であることを示す。
計量状態は、各着色剤の計量の進捗状況を示す情報である。マイクロコンピュータ31は、各着色剤を計量する際、計量状態を「計量待」、「計量中」、「計量完了」の何れかの状態に設定する(詳細は後述図7参照)。なお、計量状態の表示が「計量待」である場合、対応する品種の計量が未だ開始されていないことを示す。また、計量状態の表示が「計量中」である場合、対応する品種が、現在、計量の対象となっていることを示す。また、計量状態の表示が「計量完了」である場合、対応する品種の計量が既に完了していることを示す。
許容誤差ΔCは、計測重量Mが適量であるか否かを判定する範囲を定めるために用いられるパラメータである(後述、図8参照)。なお、計量画面Wにおいて許容誤差ΔCを表す画像は、許容誤差設定ボタンWΔCとしての機能を有する。許容誤差設定ボタンWΔCは、許容誤差ΔCの設定を開始するためのボタンである。
開始ボタンWSは、コントロールボックス20に備えられた開始ボタン21と同様の機能を有するボタンである。確定ボタンWEは、コントロールボックス20に備えられた確定ボタン22と同様の機能を有するボタンである。ブザー停止ボタンWBは、スピーカー33から出力されるブザー音を停止させるためのボタンである。中止ボタンWQは、連続的に実行される計量処理(図7参照)を中止するためのボタンである。履歴表示ボタンWRは履歴画像(図9参照)を表示させるためのボタンである。
タッチパネルディスプレイ32は、自身の画面上に表示した上記各ボタンを示す画像領域でユーザーからのタッチ入力を受け付けた場合、当該ボタンへの入力があったことを示す通知信号をマイクロコンピュータ31へ出力する。
上記の通り、計量画面Wにおいて各品種の目標重量および計測重量が一覧表示されるため、ユーザーは、各品種の計測重量が目標重量に対してどの程度の誤差を有するか等を正確に把握することができる。
図3の説明に戻り、マイクロコンピュータ31は、計量画面Wを表示している間、何れかの品種の目標重量設定ボタンWCへの入力を検出したか否かを判定する(ステップS2)。マイクロコンピュータ31は、何れかの品種の目標重量設定ボタンWCへの入力を検出した場合(ステップS2でYes)、当該ボタンに対応する品種の目標重量Cの設定入力を受け付ける(ステップS3)。具体的には、マイクロコンピュータ31は、計量画面Wに図6に示すテンキー画面Tを重畳して表示する。なお、図6は、テンキー画面Tの一例を示す図である。ユーザーは、テンキー画面Tに表示される数字キーTNをタッチ入力することにより所望の数値を入力する。マイクロコンピュータ31は、決定ボタンTEがタッチ入力されるまでテンキー画面Tを表示し、数値入力を受け付ける(ステップS4でNo)。一方、マイクロコンピュータ31は、決定ボタンTEへの入力を確認すると(ステップS4でYes)、数字キーTNを用いてユーザーから入力された数値を目標重量Cの値として記憶装置に記憶する(ステップS5)。なお、マイクロコンピュータ31は、目標重量設定ボタンWCへの入力を検出しなかった場合(ステップS2でNo)、上記ステップS3からステップS5の処理を省略してステップS6の判定処理を実行する。
上記ステップS2からステップS5の処理によれば、ユーザーは目標重量Cを任意の値に設定することができる。
マイクロコンピュータ31は、計量画面Wを表示している間、許容誤差ボタンWΔCへの入力を検出したか否かを判定する(ステップS6)。マイクロコンピュータ31は、計量画面Wにおいて許容誤差ボタンWΔCへの入力を検出した場合(ステップS6でYes)、許容誤差ボタンWΔCの設定入力の受け付けを開始する(ステップS7)。具体的には、マイクロコンピュータ31は、上述ステップS3の処理と同様にテンキー画面Tを表示し、許容誤差ΔCの設定入力を受け付ける。マイクロコンピュータ31は、決定ボタンTEがタッチ入力されるまでテンキー画面Tを表示し、数値入力を受け付ける(ステップS8でNo)。一方、マイクロコンピュータ31は、決定ボタンTEへの入力を確認すると(ステップS8でYes)、数字キーTNを用いてユーザーから入力された数値を、許容誤差ΔCの値として記憶装置に記憶する(ステップS9)。なお、マイクロコンピュータ31は、許容誤差ボタンWΔCへの入力を検出しなかった場合(ステップS6でNo)、上記ステップS7からステップS9の処理を省略して図4に示すステップS10の判定処理を実行する。
上記ステップS6からステップS9の処理によれば、ユーザーは、許容誤差ΔCを任意の値に設定することができる。すなわち、着色剤の計量精度をユーザーが決定することができる。
マイクロコンピュータ31は、タッチパネルディスプレイに計量画面Wが表示された状態で開始ボタン21が押下されたことを検出した場合(ステップS10でYes)、または、計量画面Wに表示された開始ボタンWSへのタッチ入力を受け付けた場合、図7に示す計量処理のサブルーチンを開始する(ステップS11)。一方、マイクロコンピュータ31は、開始ボタン21、および開始ボタンWSへの入力が検出されなかった場合、計量処理を省略してステップS12の判定処理を実行する。なお、図7は計量処理を示すフローチャートの一例である。以下、図7の計量処理について説明する。
マイクロコンピュータ31は、図7に示す計量処理を開始すると、先ず、品種毎の重量判定および計量状態の設定を初期化する(ステップS110)。具体的には、マイクロコンピュータ31は、全品種の重量判定を「未計量」に設定する。また、マイクロコンピュータ31は、全品種の計量状態を「計量待」に設定する。なお、以下に説明する各ステップの処理において、マイクロコンピュータ31は、重量判定および計量状態の設定を変更すると、当該変更した設定を記憶装置に上書き記憶するとともに、当該設定内容をタッチパネルディスプレイ32に表示するものとする。
次いで、マイクロコンピュータ31は、風袋引きを実行する(ステップS111)。具体的には、マイクロコンピュータ31は、重量センサ11の計測値を0とするゼロ点調整を行う。したがって、ユーザーは、計量処理が開始される以前に、すなわち開始ボタン21を押下する以前に、風袋を載置台12に載せておけば、風袋引きを忘れることなく1つめの品種の計量を開始することができる。
ステップS111の処理を完了すると、マイクロコンピュータ31は、計量状態が「計量待」の品種のうち、計量順序の番号が最小の品種を選択する(ステップS112)。以下では、ステップS112で選択された品種を計量対象品種と呼称する。マイクロコンピュータ31は、計量対象品種の計量状態を「計量中」に設定する(ステップS113)。
マイクロコンピュータ31は、上記のようにして計量対象品種を設定すると、当該計量対象品種について重量判定処理を開始する(ステップS114)。以下、図8を参照して重量判定処理について説明する。なお、図8は、重量判定処理を示すフローチャートの一例である。
マイクロコンピュータ31は、重量判定処理を開始すると、先ず、計量対象品種の目標重量Cを読み出す(ステップS1140)。そして、重量センサ11から計測重量Mの値を取得する(ステップS1141)。
そして、マイクロコンピュータ31は、計測重量Mが下式(1)を満たす場合、すなわち、計測重量Mが目標重量Cを基準として許容範囲内である場合(ステップS1142でYes、且つ、ステップS1143でYes)、計量対象品種の重量判定を「適量」に設定する(ステップS1144)。
C−ΔC≦M≦C+ΔC …(1)
また、マイクロコンピュータ31は、ステップS1144の処理において重量判定を「適量」に設定すると同時に、重量判定が「適量」に設定されたことを知らせる音声をスピーカー33に出力させる。このように、マイクロコンピュータ31が重量判定の内容を知らせる音声を出力させることによって、ユーザーは画面を逐一視認せずとも、計量対象品種を適切な重量だけ計量されたことを認知することができる。
一方、マイクロコンピュータ31は、計測重量Mが下式(2)を満たす場合、すなわち、計測重量Mが目標重量Cを基準として許容範囲未満である場合(ステップS1142でNo)、計量対象品種の重量判定を「不足」に設定する(ステップS1145)。
M<C−ΔC …(2)
また、マイクロコンピュータ31は、計測重量Mが下式(3)を満たす場合、すなわち、計測重量Mが目標重量Cを基準として許容範囲より大きい場合(ステップS1143でNo)、計量対象品種の重量判定を「過量」に設定する(ステップS1146)。
C+ΔC<M …(3)
マイクロコンピュータ31は、ステップS1144、S1145、およびS1146の何れかの処理において計量対象品種の重量判定の設定を完了すると重量判定処理を完了して、処理を図7のステップS115へ進める。
なお、マイクロコンピュータ31は、上記重量判定の設定内容をタッチパネルディスプレイ32に表示する際、計量画面Wにおいて重量判定の結果を示す画像の背景色を当該設定内容に応じて変更しても良い。例えば、重量判定の設定が「不足」である場合には黄色、「適量」である場合には緑色、「過量」である場合には赤色の背景色で各重量判定結果を示しても構わない。このように、重量判定の内容に応じて表示する画像の色を変更することによって、ユーザーは容易且つ正確に重量判定の内容を視認することができる。
図7の説明に戻り、マイクロコンピュータ31は、計量対象品種の計量状態が「計量中」に設定されている間、コントロールボックス20の確定ボタン22が押下されるまで、或いは、計量画面Wの確定ボタンWEへのタッチ入力が受け付けられるまで、上記重量判定処理を繰り返しながら待機する(ステップS115でNo)。このような処理によれば、重量判定処理の結果がリアルタイムに表示されるため、ユーザーは重量判定の内容を確認しつつ計量を行うことができる。一方、確定ボタン22が押下された、或いは、計量画面Wの確定ボタンWEへのタッチ入力が受け付けられた場合(ステップS115でYes)、マイクロコンピュータ31は、当該確定ボタンへの入力が確認された時点で計量対象品種の重量判定が「適量」に設定されているか否か判定する(ステップS116)。
マイクロコンピュータ31は、計量対象品種の重量判定が「適量」でなかった場合(ステップS116でNo)、スピーカー33を動作させてブザー音を出力させる(ステップS117)。ここで、マイクロコンピュータ31は、ブザー停止ボタンWBへの入力が確認されるまでブザー音を出力し続ける(ステップS118でNo)。マイクロコンピュータ31は、ブザー停止ボタンWBへの入力が確認された場合(ステップS118でYes)、ブザー音の出力を停止し、処理を上記ステップS114の重量判定処理に戻す。
上記ステップS116からステップS119の処理によれば、マイクロコンピュータ31は、計量対象品種の重量判定が「適量」でない場合、確定ボタン22が押下された時点でブザー音を出力させて、計量が正常に完了していないことをユーザーに解りやすく通知することができる。
一方、計量対象品種の重量判定が「適量」であった場合(ステップS116でYes)、マイクロコンピュータ31は、現時点の計測重量Mの値を計量対象品種の計量結果MRとして記憶する(ステップS120)。次いで、マイクロコンピュータ31は、計量対象品種の計量状態を「計量完了」に設定する(ステップS121)。そして、マイクロコンピュータ31は、全品種の計量状態が「計量完了」に設定されたか否かを判定する(ステップS122)。マイクロコンピュータ31は、未だ計量状態が「計量完了」になっていない品種が存在する場合(ステップS122でNo)、処理を上述ステップS111へ戻し、ゼロ点調整(ステップS111)を行った後に未計量の品種の計量を開始する。一方、全品種の計量状態が「計量完了」に設定されている場合(ステップS122でYes)、マイクロコンピュータ31は、計測情報MTおよび各品種の計量結果MRを現時点の日付情報DAと共に履歴データとして記憶する(ステップS123)。なお、マイクロコンピュータ31は、計測情報MTを履歴データとして記憶する際、履歴データを識別するための番号(以下、履歴ナンバーRNと呼称する)を設定して計測情報MTおよび日付情報DAと共に記憶する。上記ステップS123の処理を完了すると、マイクロコンピュータ31は、図7の計量処理を完了し、処理を図4のステップS12へ進める。
上記計量処理によれば、計量対象とする材料の設定を切り替える毎にステップS111の処理においてゼロ点調整が実行されるため、ユーザーは加配すべき計量対象品種の重量を総重量から差し引く等の計算をせずとも容易且つ正確に計量対象品種の重量を計量することができる。したがって、ユーザーは各材料の計量結果について誤差等を把握することができる。また、計量対象品種の重量判定が「適量」でない場合、計量対象が変更されないため、ユーザーが誤った計量をしたまま他の材料の計量を開始してしまうことを防ぐことができる。なお、ブザー音を聞いたユーザーは、計量中の品種の加配量を加減して重量判定が「適量」となった時点で再度、確定ボタン22を押下することによって、次の品種の計量を開始することができる。また、確定ボタン22と開始ボタン21、および確定ボタンWEと開始ボタンWSとが各々別体的に構成されていることから、ユーザーは、上記計量処理において各ボタンを押し間違うことがない。
なお、上記では開始ボタン21および確定ボタン22、ならびに確定ボタンWEおよび開始ボタンWSが各々別体的に構成されている例について説明したが、開始ボタン21および確定ボタン22、ならびに確定ボタンWEおよび開始ボタンWSの各機能を1つのボタンで実行する構成としても構わない。例えば、コントロールボックス20が、確定ボタン22のみを備える構成としても良い。このような構成とする場合、マイクロコンピュータ31は、ステップS10において確定ボタン22が押下されたか否か判定する。そして、マイクロコンピュータ31は、確定ボタン22への押下操作を受け付けた場合に、上記ステップS11の計量処理を開始する。このような構成によれば、少ないハードウェアで安価に本発明に係る計量装置1を構成することができる。
さらに、マイクロコンピュータ31は、ステップS10の処理において、所定時間内に素早く連続して確定ボタン22が押下されたと判定した場合や、確定ボタン22が所定時間継続して押下(所謂、長押し操作)されたと判定した場合に、開始ボタン21が押下されたものと判定しても良い。すなわち、マイクロコンピュータ31は、所定時間内に素早く連続して確定ボタン22が押下されたと判定した場合や、確定ボタン22が長押し操作されたと判定した場合に、上記ステップS11の計量処理を開始しても構わない。これらの処理によれば、ユーザーは、開始ボタン21および確定ボタン22に各々対応する複数の機能を、1つのボタンで異なる操作を行うことによって実行させることができる。このような処理をマイクロコンピュータ31が実行する場合も、開始ボタン21を省略することができるため、少ないハードウェアで安価に本願発明に係る計量装置1を構成することができる。
なお、上述のマイクロコンピュータ31の処理の説明においては、確定ボタン22が押下されるまで、或いは、計量画面Wの確定ボタンWEへのタッチ入力が受け付けられるまで、上記重量判定処理を繰り返しながら待機する例について説明したが、マイクロコンピュータ31は、確定ボタン22が押下されたタイミングで、或いは、計量画面Wの確定ボタンWEへのタッチ入力が受け付けられたタイミングで初めて重量判定処理を実行しても構わない。このような処理によれば、マイクロコンピュータ31の処理量を低減することができる。
マイクロコンピュータ31は、計量画面Wを表示している間、履歴表示ボタンWRへの入力を検出したか否かを判定する(ステップS12)。マイクロコンピュータ31は、計量画面Wにおいて履歴表示ボタンWRへの入力を検出した場合(ステップS12でYes)、計量画面Wを閉じて図9に示す履歴画面Rをタッチパネルディスプレイ32に表示する(ステップS13)。なお、図9は履歴画面Rの一例を示す図である。
履歴画面Rは、上記計量処理によってマイクロコンピュータ31が過去に記憶装置に記憶した、履歴ナンバーRN、計測情報MT、各材料の計量結果MR、および日付DA等の情報を表示する画面である。マイクロコンピュータ31は、履歴画面Rにおいて、履歴切替ボタンRY、および計量画面ボタンRKを示す画像を表示する。履歴切替ボタンRYは、表示されている履歴データの内容を別の時点において記憶された履歴データに切り替えるためのボタンである。マイクロコンピュータ31は、履歴画面Rを表示している間に、ユーザーによる履歴切替ボタンRYへのタッチ入力を検出した場合、現在表示している履歴データとは異なる時点において記憶した履歴データを履歴画面R上に表示する。計量画面ボタンRKは、表示画面を履歴画面Rから計量画面Wへ切り替えるためのボタンである。マイクロコンピュータ31は、履歴画面Rを表示している間、計量画面ボタンRKへの入力を検出したか否か判定する(ステップS14)。そして、マイクロコンピュータ31は、履歴画面Rを表示している間に、計量画面ボタンRKへの入力を受け付けたと判定した場合(ステップS14でYes)、履歴画面Rの表示を中止し、計量画面Wをタッチパネルディスプレイ32に表示する。なお、マイクロコンピュータ31は、計量画面ボタンRKへのタッチ入力を受け付けるまでは、履歴画面Rを表示したまま待機する(ステップS14でNo)。
上記ステップS12からステップS15の処理によれば、マイクロコンピュータ31は、履歴画面Rを表示することによって、過去の計測結果をユーザーに対して解りやすく示すことができる。したがって、ユーザーは、各品種の着色剤を混合して製造した製品について不具合があった場合などにおいて、着色剤の計量に誤りが無かったかを履歴画面Rを参照して容易に確認することができる。
マイクロコンピュータ31は、計量装置1の電源がオフにされるまで、上記処理を繰り返し実行する(ステップS16)。そして、マイクロコンピュータ31は、計量装置1の電源がオフにされた場合、図3および図4に示すフローチャートの処理を終了する。
以上のように、本発明に係る計量装置1によれば、複数の材料各々の重量を正確且つ容易に計測することができる。
なお、上述の実施形態では、許容誤差ΔCの値が全品種に共通する設定値として設定される例について説明したが、品種毎に許容誤差ΔCの値を設定可能に構成しても良い。具体的には、マイクロコンピュータ31は、計量画面において計測情報MTの項目の一つとして品種毎に設定された許容誤差の値を表示する。そして、目標重量Cと同様に、マイクロコンピュータ31は、品種毎に設定された許容誤差を示す画像にタッチ入力されたと検出した場合、テンキー画面Tを表示し、品種毎の許容誤差の入力を受け付ける。
なお、上述の実施形態では、計量画面Wにおいて予め品種名が定められている例について説明したが、マイクロコンピュータ31は、品種名などの文字情報をユーザーの入力に応じて任意に設定可能としても良い。例えば、マイクロコンピュータ31は、品種名を示す画像領域にタッチ入力があった場合、文字入力を可能とするキーボード画面を表示する。そして、マイクロコンピュータ31は、キーボード画面を介してユーザーが入力した文字列を品種名として記憶および表示する。このような処理によれば、ユーザーは計量している品種名などを容易に変更し、解りやすく表示することができる。
また、マイクロコンピュータ31は、入力設定された品種名および目標重量Cを記憶装置に記憶しても構わない。例えば、マイクロコンピュータ31は、計量画面Wにおいて、設定記憶ボタンおよび設定読み出しボタンを表示させる。そして、マイクロコンピュータ31は、設定記憶ボタンへのタッチ入力を検出した場合、現時点において設定されている品種名および各品種に対応する目標重量Cの値を各々記憶装置に記憶する。また、マイクロコンピュータ31は、設定読み出しボタンへのタッチ入力を検出した場合、過去に記憶した品種名および各品種に対応する目標重量Cの値を一覧表示する。そして、マイクロコンピュータ31は、一覧表示した各品種名を示す画像領域へのタッチ入力を受け付ける。マイクロコンピュータ31は、タッチ入力を受け付けた品種を計量対象として設定し、計量画面Wに表示する。なお、上記ではマイクロコンピュータ31が、各品種名および対応する目標重量Cの設定を個別に記憶および読み出しする例を示したが、マイクロコンピュータ31は、複数の品種名、および当該複数品種名に各々対応する複数の目標重量Cを1つの設定データとして一括して記憶、および読み出し設定可能としても良い。
また、マイクロコンピュータ31は、設定された各品種の計量順序を任意の順序に変更可能として構わない。例えば、マイクロコンピュータ31は、計量画面W中の各品種に対応する行の画像をユーザーのドラッグ操作によって上下に移動可能に表示する。そして、マイクロコンピュータ31は、入れ替えられた表示の順に計量処理を実行する。また、例えば、マイクロコンピュータ31は、計量画面Wにおいて、各品種の計量順序を示す画像へのタッチ入力を受け付けた場合、テンキー画面Tを表示し、選択された品種の計量順序を任意の値に入力設定可能としても良い。
また、上述の実施形態では、マイクロコンピュータ31がテンキー画面Tでユーザーの入力を受け付けることによって目標重量Cの値を設定する例について説明したが、マイクロコンピュータ31は計量対象品種を自動的に判別して目標重量Cを自動的に設定しても構わない。具体的には、計量装置1は、風袋に投入された着色剤の画像を撮像し、当該撮像画像をマイクロコンピュータ31へ出力するカラーカメラをさらに備える。そして、マイクロコンピュータ31は、上記ステップS112において上述の処理の代わりに以下の処理を実行する。先ず、マイクロコンピュータ31は、カラーカメラからの画像を取得し、当該画像中の着色剤の色を認識する。次いで、マイクロコンピュータ31は、認識した着色剤の色に基づいて当該着色剤の品種を特定する。マイクロコンピュータ31は、特定した品種を計量対象品種として設定する。なお、このような処理を行う場合、マイクロコンピュータ31は、予め品種毎の目標重量Cを記憶装置に記憶し、ステップS1140において計量対象品種の目標重量Cを記憶装置から読み出す。このような処理によれば、ユーザーは目標重量の設定操作を行うことなく容易に計量を行うことができる。
また、上述の実施形態では、計量の対象を着色剤とする例について説明したが、着色剤に限らず任意の材料を計量対象として構わない。
本発明に係る計量装置は、複数の材料各々の重量を正確に計測可能とする計量装置などとして有用である。
1 計量装置
10 計量台
11 重量センサ
12 載置台
20 コントロールボックス
21 開始ボタン
22 確定ボタン
30 制御盤
31 マイクロコンピュータ
32 タッチパネルディスプレイ
33 スピーカー

Claims (11)

  1. 複数品種の材料を順次加配し、当該各材料の重量を計量する計量装置であって、
    載置台上の荷重重量を計測する重量計測手段と、
    前記各材料の目標重量を少なくとも記憶する記憶手段と、
    前記荷重重量、および前記材料のうち現在計量の対象として選択されている計量対象材料の目標重量を少なくとも表示する表示手段と、
    前記荷重重量が前記計量対象材料の目標重量と比較して適量であるか否かを判定する重量判定手段と、
    ユーザーが少なくとも現在計量中の前記材料の計量を完了した時点で入力操作する確定ボタンと、
    前記確定ボタンへの入力操作を検出した場合、前記重量計測手段における前記荷重重量の計測値をゼロに設定するゼロ点調整処理を行う初期化手段と、
    前記確定ボタンへの入力操作を検出した場合、前記材料のうち前記計量対象材料として未だ選択されていない材料を、前記計量対象材料として選択する計量対象設定処理を実行する計量対象設定手段と、
    前記確定ボタンへの入力操作が検出され、且つ前記荷重重量が適量でないと判定された場合、前記計量対象設定手段、および前記初期化手段の動作を禁止して、前記計量対象設定処理および前記ゼロ点調整処理を実行させない処理禁止手段とを備える、計量装置。
  2. 前記載置台上に前記材料を投入する風袋を載せて前記複数品種の材料の連続計量を開始する際にユーザーが入力操作する開始ボタンをさらに備え、
    前記重量計測手段は、前記開始ボタンへの入力操作を検出した場合に、前記載置台上の荷重重量の計測を開始し、
    前記初期化手段は、前記開始ボタンまたは前記確定ボタンへの入力操作を検出したタイミングで前記ゼロ点調整処理を行い、
    前記計量対象設定手段は、前記開始ボタンまたは前記確定ボタンへの入力操作を検出したタイミングで前記計量対象設定処理を行う、請求項1に記載の計量装置。
  3. 前記重量判定手段は、(A)前記荷重重量が、前記計量対象材料の目標重量を基準として所定の誤差範囲内である場合、当該荷重重量が適量であると判定し、(B)前記荷重重量が前記計量対象材料の目標重量を基準として前記誤差範囲外である場合、当該荷重重量が適量でないと判定し、
    前記記憶手段は、予め前記誤差範囲を記憶する、
    請求項1に記載の計量装置。
  4. 前記誤差範囲をユーザーの入力操作に応じて設定する許容誤差設定手段をさらに備える、請求項3に記載の計量装置。
  5. 前記重量判定手段は、前記重量計測手段が計測した前記荷重重量が、前記目標重量と比較して適量であるか否かをリアルタイムに判定し、
    前記荷重重量が前記目標重量と比較して適量であると前記重量判定手段によって判定された場合に、前記計量対象材料の計量が完了したことをユーザーに知らせる適量報知手段をさらに備える、請求項1に記載の計量装置。
  6. 前記入力ボタンへの入力操作が検出された時点において、前記荷重重量が適量でないと前記重量判定手段によって判定された場合、警報を発する警報手段をさらに備える、請求項1に記載の計量装置。
  7. 前記確定ボタンは、前記載置台上に前記材料を投入する風袋を載せて前記複数品種の材料の連続計量を開始する際、および現在計量中の前記材料の計量を完了した時点においてユーザーが入力操作するボタン装置であり、
    前記重量計測手段は、前記確定ボタンへの入力操作を検出した場合に、前記載置台上の荷重重量の計測を開始する、請求項1に記載の計量装置。
  8. 前記表示手段は、前記各材料の品種名、前記各材料の目標重量、および前記重量判定手段による判定結果を一覧表示し、
    前記複数種別の材料のうち、前記計量対象材料として選択されている前記材料を前記表示手段において明示する計量対象材料明示手段をさらに備える、請求項1に記載の計量装置。
  9. ユーザーからの文字入力操作を受け付ける文字入力手段と、
    前記各材料の名称を、前記文字入力手段を介したユーザーの入力操作に応じて個別に設定する名称設定手段とをさらに備える、請求項8に記載の計量装置。
  10. ユーザーからの数値入力操作を受け付ける数値入力手段と、
    前記材料毎の目標重量を、前記数値入力手段を介したユーザーの入力操作に応じて個別に設定する目標重量設定手段とをさらに備える、請求項1に記載の計量装置。
  11. 日時を計測する時計手段と、
    前記確定ボタンへの入力を検出した時点で、前記荷重重量が適量であると判定された場合、当該時点における荷重重量を前記計量対象材料の計量結果として記憶する一次記憶手段と、
    前記材料の全品種の計量が完了した時点において、前記一次記憶手段に記憶された各品種の前記計量結果を、当該時点の日時と共に記憶する二次記憶手段と、
    前記計量装置は、前記二次記憶手段に記憶された過去の前記計量結果および前記日時を、前記入力手段を介したユーザーからの入力操作に応じて表示する履歴表示手段をさらに備える、請求項1に記載の計量装置。
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