JP2011102108A - 後輪操舵装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】後輪の転がり抵抗を減らすことと、制御系の失陥時にも車両の操安性が確保されることを両立する後輪操舵装置を提供する。
【解決手段】左右タイロッド4a、4bを車両の左右方向に移動する操舵アクチュエータ10と、この操舵アクチュエータ10を車体に対して移動可能に支持するトー角可変支持手段20と、操舵アクチュエータ10を移動して左右後輪2a、2bのトー角を小さく調整するトー角調整アクチュエータ30とを備え、このコントローラ9の失陥時にトーイン付勢手段の付勢力によって操舵アクチュエータ10がトーイン位置に移動する構成とした
【選択図】図2

Description

本発明は、車両の後輪を操舵する後輪操舵装置に関するものである。
従来の後輪操舵装置として、左右後輪に連携する左右タイロッドと、この左右タイロッドを移動する操舵アクチュエータとを備え、コントローラが車両の運転状態に応じて操舵アクチュエータを作動させて左右後輪を操舵するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
この種の後輪操舵装置において、左右後輪のトー角がトーインに調整されるのが一般的であり、これによってコントローラ等の制御系の失陥時に操舵アクチュエータの作動が不能になった場合にも、車両の旋回走行時の操安性が確保されるようになっている。
特開平10−217988号公報
しかしながら、左右後輪のトー角がトーインに調整されると、車両の直進時に左右後輪の転がり抵抗が増え、車両の燃費が悪化するという問題点があった。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、後輪の転がり抵抗を減らすことと、制御系の失陥時にも車両の操安性が確保されることを両立する後輪操舵装置を提供することを目的とする。
本発明は、車両の左右後輪を操舵する後輪操舵装置であって、車両の左右後輪を操舵する左右タイロッドと、この左右タイロッドを車両の左右方向に移動する操舵アクチュエータと、この操舵アクチュエータの作動を運転状態に応じて制御するコントローラと、この操舵アクチュエータを車体に対してトー角が変わる方向に移動可能に支持するトー角可変支持手段と、操舵アクチュエータを移動して左右後輪のトー角を小さく調整するトー角調整アクチュエータとを備え、コントローラの正常時に操舵アクチュエータを左右後輪のトー角が略零となるトー中立位置に保持する一方、コントローラの失陥時に操舵アクチュエータを左右後輪がトーイン状態になるトーイン位置に移動する構成としたことを特徴とするものとした。
本発明によると、コントローラの正常時に左右後輪のトー角を小さくして転がり抵抗を減らす一方、コントローラの失陥時に左右後輪をトーイン状態に切換えることによって車両の操安性が確保される。
本発明の実施の形態を示す後輪操舵装置の構成図。 同じく後輪操舵装置の構成図。 同じく操舵アクチュエータ等の斜視図。 同じく操舵アクチュエータ等の側面図。 同じく液圧回路図。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1、図2は、車両の左右後輪2a、2bを操舵する後輪操舵装置1の構成を示す平面図、背面図である。
後輪操舵装置1は、左右後輪2a、2bの車軸を旋回させる左右ナックル3a、3bと、左右ナックル3a、3bにそれぞれの先端部が連結される左右タイロッド4a、4bと、この左右タイロッド4a、4bの基端部を左右方向に移動する操舵アクチュエータ10とを備える。
左右ナックル3a、3bは、上下サスペンションアーム(図示せず)に対して上下一対で設けられる左右ナックルジョイント7a、7bを介して回動可能に支持される。左右ナックル3a、3bが左右ナックルジョイント7a、7bを介して回動することにより、左右後輪2a、2bの車軸が左右ナックルジョイント7a、7bを中心に旋回し、左右後輪2a、2bが操舵される。
左右タイロッド4a、4bの先端部は、左右先端ジョイント5a、5bを介して左右ナックル3a、3bに回動可能に連結される。
左右タイロッド4a、4bの基端部は、左右基端ジョイント6a、6bを介して操舵アクチュエータ10の操舵ロッド12に回動可能に連結される。
操舵ロッド12が左右方向に移動することにより、左右タイロッド4a、4bを介して左右ナックル3a、3bが回動し、左右後輪2a、2bが操舵される。
図3は、操舵アクチュエータ10を前方から見た斜視図であり、図4は、左側方から見た側面図である。
操舵アクチュエータ10は、車両に搭載されるアクチュエータ本体11と、このアクチュエータ本体11に軸受を介して軸方向にのみ移動可能に支持される操舵ロッド12と、電動モータ14の回転を操舵ロッド12の軸方向への移動に変換する変換機構13とを備える。
操舵アクチュエータ10は、電動モータ14の回転力により操舵ロッド12を軸方向に移動して左右後輪2a、2bを操舵する。
変換機構13は、図示しないが、電動モータ14の出力軸に連結されたピニオンギヤと、このピニオンギヤに噛み合うウォームギヤを介して回転するホイールと、このホイール中心から偏心した位置にて旋回するスタッドシャフトと、このスタッドシャフトに係合して操舵ロッド12に形成される係合溝とを備える。
電動モータ14の回転が伝達されてホイールが回転すると、スタッドシャフトはホイールの回転軸を中心として旋回し、スタッドシャフトの旋回運動が操舵ロッド12の軸方向への移動に変換される。
なお、変換機構13は、これに限らず、電動モータ14の回転が伝達されるピニオンギアと、操舵ロッド12に形成されるラックとを備え、ピニオンギアがラックに噛み合って回転することによりラックが軸方向に移動する構成としてもよい。
また、操舵アクチュエータ10は、モータまたは液圧シリンダ等によって揺動するアームを備え、このアームに左右タイロッド4a、4bの基端部が回動可能に連結され、アームが揺動することによって左右タイロッド4a、4bの基端部が左右方向に移動する構成としてもよい。
電動モータ14は、コントローラ9(図5参照)から配線15を介して送られる駆動電流によって回転作動する。コントローラ9は、操舵ハンドル(図示せず)の回転位置を検出する操舵角信号及び車両の走行速度を検出する車速信号等が入力され、これら車両の運転状態に応じて電動モータ14を回転作動させる。
車両の左旋回走行時に、電動モータ14が正回転し、操舵ロッド12を右方向に移動し、左右タイロッド4a、4bを介して左右ナックル3a、3bが回動して左右後輪2a、2bが左方向に操舵される。
車両の右旋回走行時に、電動モータ14が逆回転し、操舵ロッド12を左方向に移動し、左右タイロッド4a、4bを介して左右ナックル3a、3bが回動して左右後輪2a、2bが右方向に操舵される。
後輪操舵装置1は、操舵アクチュエータ10を車体に対して移動可能に支持するトー角可変支持手段20を備える。
トー角可変支持手段20は、車体(図示せず)に固定されるフレーム21と、アクチュエータ本体11から突出する左右アーム部19と、左右アーム部19の先端部(後端部)をフレーム21に回動可能に連結する左右のボルト22とを備える。アクチュエータ本体11は、フレーム21に左右のボルト22を介して揺動可能に支持される。
このような構成からアクチュエータ本体11が車両の上方及び下方に移動することで操舵アクチュエータ10が移動して、左右タイロッド4a、4bの中心線が交わる角度が増減し、その結果、左右端ジョイント5a、5b間の距離(左右タイロッド4a、4bの中心線がつくる三角形T(図2の(a)参照)の底辺の長さ)が変わり、左右先端ジョイント5a、5bが左右方向に移動することによって左右ナックル3a、3bが回動し、左右後輪2a、2bのトー角が増減する。
操舵アクチュエータ10が最も上昇したトー中立位置にあるとき、左右後輪2a、2bが車両の進行方向と略平行に配置され、左右後輪2a、2bのトー角が略零となるトー角零状態になる。
一方、操舵アクチュエータ10が最も下降したトーイン位置にあるとき、左右後輪2a、2bがトーイン方向を向くように配置されたトーイン状態になる。
なお、トーイン位置にて左右後輪2a、2bのトー角が零となるように設定することに限らず、左右後輪2a、2bのトー角が零に近い所定値になるように設定してもよい。
また、操舵アクチュエータ10は、重力によって下降し、トー中立位置からトーイン位置に移動した時、すなわち、操舵アクチュエータ10がトーイン位置に移動する方向に働く重力が、操舵アクチュエータ10をトーイン位置に移動するように付勢するトーイン付勢手段として構成されている。
後輪操舵装置1は、操舵アクチュエータ10を車両の上方及び下方に揺動させて左右後輪2a、2bのトー角を調整するトー角調整アクチュエータ30と、このトー角調整アクチュエータ30の作動を運転状態に応じて制御する制御手段としてコントローラ9及びその電源(バッテリ)等を備える。
トー角調整アクチュエータ30は、筒状のシリンダ31と、このシリンダ31内に挿入される基端部にピストンを持つピストンロッド32とを備え、シリンダ31とピストンロッド32間の液圧室に導かれる作動液圧によって伸縮作動する単動式の液圧シリンダによって構成される。
トー角調整アクチュエータ30は、操舵アクチュエータ10の中央部の下方に配置される。なお、これに限らず、トー角調整アクチュエータ30は、操舵アクチュエータ10のまわりに設けられる介装スペースに応じて配置される。
シリンダ31の基端部は、ボルト35を介してフレーム21に回動可能に連結される。ピストンロッド32の先端部は、ボルト35を介してアクチュエータ本体11から突出する中央アーム部18に回動可能に連結される。
トー角調整アクチュエータ30のシリンダ31及びピストンロッド32の中心軸と、トー角調整アクチュエータ30の操舵ロッド12の中心軸とが直交するように配置される。
トー角調整アクチュエータ30が伸縮作動することにより、操舵アクチュエータ10が左右のボルト22(水平軸)まわりに揺動し、車体に対して昇降する。
トー角調整アクチュエータ30の液圧室に加圧作動液が導かれると、図4の(a)に示すように、作動液圧によってトー角調整アクチュエータ30が伸長作動し、操舵アクチュエータ10が上昇する。
トー角調整アクチュエータ30の液圧室にタンク圧が導かれると、図4の(b)に示すように、重力によってトー角調整アクチュエータ30が収縮作動し、操舵アクチュエータ10が下降する。
図5は、後輪操舵装置1の液圧回路及び制御系を示す構成図である。
この液圧回路は、トー角調整アクチュエータ30の液圧室33に接続するシリンダ通路41と、液圧ポンプ44に接続するポンプ通路42と、タンク46に接続するタンク通路43と、電磁弁45とを備える。タンク通路43には逆止弁47が介装される。
電磁弁45は、ポンプ通路42とシリンダ通路41とを連通する正常時のポジションaと、シリンダ通路41とタンク通路43とを連通する失陥時のポジションbとを有する。
コントローラ9は、正常時に電磁弁45を通電して正常時のポジションaに保持する。これにより、ポンプ通路42とシリンダ通路41とを介して加圧作動液が液圧室33に導かれ、トー角調整アクチュエータ30が伸長作動し、操舵アクチュエータ10が上昇した位置に保持される。
図1、図2、図4にて、(a)は、コントローラ9の正常時における後輪操舵装置1の作動状態を示している。
コントローラ9の正常時において、トー角調整アクチュエータ30が伸長作動し、操舵アクチュエータ10が上昇した正常時の位置に保持され、左右後輪2a、2bのトー角が略零となる。
コントローラ9の正常時において、左右後輪2a、2bのトー角が略零となる状態に保持されることにより、左右後輪2a、2bの転がり抵抗を減らし、車両の燃費の低減がはかれる。この正常時に、車両が旋回走行する場合、操舵アクチュエータ10が作動して左右後輪2a、2bを操舵することにより、車両の操安性が確保される。
コントローラ9は、上記のように左右後輪2a、2bのトー角を略零に保つ構成に限らず、車両の走行状態に応じて左右後輪2a、2bのトー角を制御する構成としてもよい。これにより、車両の走行状態に応じて最適なトー角に調整することが可能となり、走行安定性を向上させることができる。
電源またはコントローラ9の失陥時に、電磁弁45の通電が停止し、電磁弁45がリターンスプリング48の付勢力によって失陥時のポジションbに切換えられる。これにより、液圧室33の作動液がシリンダ通路41とタンク通路43を通ってタンク46へと戻され、トー角調整アクチュエータ30が重力によって収縮作動し、操舵アクチュエータ10が下降したトーイン位置に切換えられる。
図1、図2、図4にて、(b)は、コントローラ9の失陥時における後輪操舵装置1の作動状態を示している。
図2の(a)、(b)に示すように、左右タイロッド4a、4bの先端回動中心(ジョイント5a、5b)を結ぶ直線(水平線)をタイロッド先端中心線Lとし、左右後輪2a、2bのトー角が零になる状態で操舵アクチュエータ10がタイロッド先端中心線Lと交わる点をアクチュエータ基準点Gとする。
図2の(a)に示す正常時の状態から、図2の(b)に示すように、操舵アクチュエータ10が下降すると、アクチュエータ基準点Gがタイロッド先端中心線Lから離れる方向に移動(下降)し、左右タイロッド4a、4bの中心線がつくる三角形Tの底辺の長さが変わり、左右基端ジョイント6a、6bが左右方向に移動することによって左右ナックル3a、3bが回動し、左右後輪2a、2bのトー角がトーイン方向に大きくなる。
以上のように、本実施の形態では、車両の左右後輪2a、2bを操舵する後輪操舵装置1であって、左右後輪2a、2bを操舵する左右タイロッド4a、4bと、この左右タイロッド4a、4bを車両の左右方向に移動する操舵アクチュエータ10と、この操舵アクチュエータ10の作動を運転状態に応じて制御するコントローラ9と、この操舵アクチュエータ10を車体に対してトー角が変わる方向に移動可能に支持するトー角可変支持手段20と、操舵アクチュエータ10を左右後輪2a、2bがトーイン状態になるトーイン位置に移動する方向に付勢するトーイン付勢手段と、このトーイン付勢手段の付勢力に抗して操舵アクチュエータ10を移動して左右後輪2a、2bのトー角を小さく調整するトー角調整アクチュエータ30とを備え、このコントローラ9の失陥時にトーイン付勢手段の付勢力によって操舵アクチュエータ10がトーイン位置に移動する構成とした。
上記構成に基づき、コントローラ9の正常時に左右後輪2a、2bのトー角を小さくして転がり抵抗を減らすことと、コントローラ9の失陥時に左右後輪2a、2bをトーイン状態に切換えて車両の操安性が確保されることを両立する。
コントローラ9の正常時に左右後輪2a、2bのトー角を零または小さくしても、車両が旋回走行時に操舵アクチュエータ10が作動して左右後輪2a、2bを操舵することにより、車両の操安性が確保される。
本実施の形態では、トーイン付勢手段として、操舵アクチュエータ10がトー角可変支持手段20を介して重力が働く方向に移動する構成とした。
上記構成に基づき、コントローラ9の失陥時に、トー角調整アクチュエータ30の駆動力が失われるのに伴って、操舵アクチュエータ10が重力によって下降してトーイン位置に切り換えられ、車両の操安性が確保される。これにより、トー角調整アクチュエータ30を付勢するバネを設ける必要がなく、構造の簡素化がはかれる。
なお、これに限らず、トーイン付勢手段として、操舵アクチュエータ10をトーイン位置に付勢するバネを設けてもよい。この場合、操舵アクチュエータ10が上下方向に移動する構成に限らず、操舵アクチュエータ10が水平方向に移動してトー角が調整される構成とすることが可能になる。
本実施の形態では、トー角調整アクチュエータ30を作動液圧によって伸縮作動する液圧シリンダとし、この液圧シリンダ(トー角調整アクチュエータ30)に対する作動液の給排を切換える電磁弁45を備え、コントローラ9の正常時に電磁弁45を通電して液圧シリンダ(トー角調整アクチュエータ30)に作動液圧が導かれ、コントローラ9の失陥時に電磁弁45の通電が停止されることによって液圧シリンダ(トー角調整アクチュエータ30)から作動液が流出する構成とした。
上記構成に基づき、コントローラ9の失陥時に、電磁弁45の通電が停止されることによって、液圧シリンダ(トー角調整アクチュエータ30)の駆動力が失われ、操舵アクチュエータ10がトーイン位置に切り換えられ、車両の操安性が確保される。
本実施の形態では、コントローラ9の失陥時に液圧シリンダ(トー角調整アクチュエータ30)から作動液が流出する通路(タンク通路43)に逆止弁47を介装し、この逆止弁47が液圧シリンダ(トー角調整アクチュエータ30)に作動液が流入することを止める構成とした。
上記構成に基づき、左右タイロッド4a、4bを介して伝えられる外力によって操舵アクチュエータ10が上昇しようとする場合、タンク通路43に介装された逆止弁47が閉弁し、液圧シリンダ(トー角調整アクチュエータ30)が伸長作動することが止められる。これにより、操舵アクチュエータ10が所定のトーイン位置に保持される。
なお、これに限らず、トー角調整アクチュエータ30を電磁力によって作動する電磁アクチュエータとし、操舵アクチュエータ10を所定のトーイン位置に保持するストッパを設ける構成としてもよい。
また、トー角調整アクチュエータ30の作動を制御する制御手段は、操舵アクチュエータ10の作動を制御するコントローラ9と独立して設けてもよい。この場合、制御手段がコントローラ9の正常時に前記操舵アクチュエータ10を左右後輪2a、2bのトー角が略零となるトー中立位置に保持する一方、コントローラ9の失陥時に前記操舵アクチュエータ10を前記左右後輪2a、2bがトーイン状態になるトーイン位置に移動するように制御する構成とする。これにより、操舵アクチュエータ10をトーイン位置に移動する方向に付勢するトーイン付勢手段を廃止することが可能となる。
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
1 後輪操舵装置
2a、2b 左右後輪
3a、3b 左右ナックル
4a、4b 左右タイロッド
5a、5b 左右先端ジョイント
6a、6b 左右基端ジョイント
9 コントローラ
10 操舵アクチュエータ
14 電動モータ
20 トー角可変支持手段
30 トー角調整アクチュエータ(液圧シリンダ)
41 シリンダ通路
42 ポンプ通路
43 タンク通路
44 液圧ポンプ
45 電磁弁
46 タンク
47 逆止弁

Claims (5)

  1. 車両の左右後輪を操舵する後輪操舵装置であって、
    前記左右後輪を操舵する左右タイロッドと、
    この左右タイロッドを車両の左右方向に移動する操舵アクチュエータと、
    この操舵アクチュエータの作動を運転状態に応じて制御するコントローラと、
    この操舵アクチュエータを車体に対してトー角が変わる方向に移動可能に支持するトー角可変支持手段と、
    前記操舵アクチュエータを移動して前記左右後輪のトー角を小さく調整するトー角調整アクチュエータとを備え、
    前記コントローラの正常時に前記操舵アクチュエータを左右後輪のトー角が略零となるトー中立位置に保持する一方、前記コントローラの失陥時に前記操舵アクチュエータを前記左右後輪がトーイン状態になるトーイン位置に移動する構成としたことを特徴とする後輪操舵装置。
  2. 前記操舵アクチュエータをトーイン位置に移動する方向に付勢するトーイン付勢手段を備え、
    前記コントローラの失陥時に前記トーイン付勢手段の付勢力によって前記操舵アクチュエータがトーイン位置に移動する構成としたことを特徴とする請求項1に記載の後輪操舵装置。
  3. 前記トーイン付勢手段として、前記操舵アクチュエータが前記トー角可変支持手段を介して重力が働く方向に移動する構成としたことを特徴とする請求項2に記載の後輪操舵装置。
  4. 前記トー角調整アクチュエータを作動液圧によって伸縮作動する液圧シリンダとし、
    この液圧シリンダに対する作動液の給排を切換える電磁弁を備え、
    前記コントローラの正常時に前記電磁弁を通電して前記液圧シリンダに作動液圧が導かれ、前記コントローラの失陥時に前記電磁弁の通電が停止されることによって前記液圧シリンダから作動液が流出する構成としたことを特徴とする請求項2または3に記載の後輪操舵装置。
  5. 前記コントローラの失陥時に前記液圧シリンダから作動液が流出する通路に逆止弁を介装し、
    この逆止弁が前記液圧シリンダに作動液が流入することを止める構成としたことを特徴とする請求項4に記載の後輪操舵装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112829831A (zh) * 2021-03-17 2021-05-25 合肥工业大学 一种具有前束值调整机构的车辆前桥总成

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