JP2011101080A - スタンド付き電子機器 - Google Patents

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Tatsuya Hirabayashi
達也 平林
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】本体部の傾き角度を調整設定する角度調整部を有するスタンド付き電子機器において、がたつきを抑制する。
【解決手段】支持板404に円弧板401の回動方向と直行する方向に変位すると共に係合軸を軸支する回動アーム407と、回動アーム407を円弧板401の回動方向と直交し係合軸405が係合部402に係合する方向に偏倚させるスプリング408と、回動アーム407を変位して係合軸405の係合部402への係合・離脱を操作する操作部409と、回動アーム407における係合軸405を支持する位置に楕円形状孔414とを設け、この楕円形状孔414が係合部402から離れる方向において係合軸405の直径よりも小さい内径S1に形成され、係合部402に接近するにつれて係合軸405の直径よりも大きい内径S2に形成され、係合軸405が係合部402に係合した状態において円弧板401の回動方向Xに間隙を生じないようにした。
【選択図】図9

Description

本発明は、卓上に載置し、あるいは、壁に掛けて使用するスタンド付き電子機器に関し、特に、スタンドに対して操作面の傾きを変更可能な角度調整部を有するスタンド付き電子機器に関するものである。
従来、スタンド付き電子機器は卓上に載置し、あるいは、壁に掛けて使用するためにスタンドを用いており、電子機器の操作面の傾きを変更できるようにしたものがある。このように操作面の傾きを変更できるようにすると、操作面の操作が容易になるという大きな利点がある。
この種のスタンド付き電子機器としては、従来、下記の特許文献1(特開2007−258773号公報)に示す技術が提案されている。この従来技術は電話機に適用されたものであり、スタンド付き電話機が本体部とスタンドである基台とからなる。基台は卓上に載置されるようになっている。本体は基台に角度調整装置を介して連結されている。
角度調整装置には基台に固定される部分と電子機器の本体部に固定される部分(受け部)とがある。基台に固定される部分の中心となるのが金属製の台座である。この台座は板金を断面コ字形に折曲したものであり、台座にねじ止めされる中央部分の両端に、互いに平行に配置される1対の垂直部分を設けた形状になっている。垂直部分は筐体に形成したスリットを通じて電子機器の本体部に固定される部分の内部に入り込む。
本体部に固定される受け部に入り込んだ1対の垂直部分は、受け部の内面に固定された金属製の傾動台を挟む形になる。台座と同様に、傾動台も板金を断面コ字形に折曲したものであり、台座にねじ止めされる中央部分の両端に、互いに平行に配置される1対の垂直な支持板を設けた形状になっている。
1対の支持板には、それぞれ基台に向かって凸をなす円弧溝が形成される。1対の垂直部分は、1対の円弧溝を串刺しにする支持軸を各々軸の両端部で支持する。支持軸は水平であり、且つ互いに間隔を置いて平行に配置されている。円弧溝を支持軸に対して滑らせると、傾動台には円弧の中心まわりに回転しているのと同様の円運動が生じる。この円運動は、垂直面内における受け部すなわち本体部の傾きとなって表れる。
円弧溝の一方の端に支持軸が当たる角度と、円弧溝の他方の端に支持軸が当たる角度との間で、傾動台と台座とは相対移動可能である。その中間の数箇所の位置で相対移動を止める仕組みを角度調整装置は備える。その仕組みは次の通りであって、円弧溝に沿って複数の係合部を点在させる。係合部は円弧溝の上方の内側面に形成された切り欠きからなる。そして、台座に設けられたラッチをいずれかの係合部に係合させて支持板と台座との相対移動を止める。
ラッチは、切り欠きに係合する軸と、軸の両端を支持軸の両端に連結するリンクにより構成される。ラッチは、リンクと垂直部分とを連結する引張りコイルバネにより、軸が係合部に係合する方向に付勢されている。
ここで、ラッチ部分の詳しい構成を、図10を参照して説明する。切り欠きに係合する軸58はリンク59に形成された貫通孔591に挿通して支持されている。貫通孔591は軸58の径よりも大きい径を有しており軸53が遊嵌されるようになっている。また、リンク59はコイルバネ60によって軸58が係合部に係合する方向に付勢されている。係合状態においては、傾動台の回動方向における軸58と貫通孔591との間に間隙Gが生じている。
軸を係合部から外すのは操作レバーである。操作レバーは、本体部の筐体の外側で、軸により垂直部分に取付けられている。軸は傾動台の外側にアームを支持しており、両側のアームをブリッジ部が連結している。そして、ブリッジ部の上を操作レバーが通る。基台には操作レバーが筐体に当らないようにするストッパーが設けられている。このストッパーは上端で回動する筐体の外面を受けている。
基台にはブロック状の弾性部材が金具によって固定されている。弾性部材は筐体の外面に当って本体部に上向きの力を加え、円弧溝の下方の内側面を支持軸に当接させてがたつきを防止する働きをさせている。
このように従来技術は、操作レバーによって軸の係合部へ係合・離脱動作を行って角度調整装置による本体の傾き角度を調整している。そして、基台側には部分的に弾性部材を設けてがたつき発生の防止を考慮している。
特開2007−258773号公報(段落[0010][0015]〜[0022])
しかしながら、従来のスタンド付き電子機器においては、基台と本体部との間に相変わらずがたつきが発生してしまいこれをなくすことができなかった。そのため、電子機器の操作面を操作する際にがたつきによって円滑な操作ができないという問題点があった。
がたつきの問題点として、以下の様な問題点が挙げられる。まず、回動方向へのがたつきが原因で、操作部の下側に配置されたボタン操作時にがたつきが生じる。又、本体のスリットとスタンドに設けられた支持板との間に存在する隙間により、基台に対して左右回転方向にがたつきが生じる。左右回転方向のがたつきは特に卓上で本体を起こして使用する際に、操作部の左右に配置されたボタン操作時のがたつきとなって現れる。
更に、本体とスタンドとの間にも隙間が存在する為、基台に対して本体左右部の上下方向にがたつきが生じる。左右部上下方向がたつきは特に操作部の左右に配置されたボタン操作時にがたつきとなって現れる。
これらの原因を排除するためには、各部品の寸法精度を高くすること、隙間を詰めることが考えられるが、低コスト化、組み立ての容易性、部品同士の干渉による破損などの観点から現実的には不可能であった。
従来技術では基台側に弾性部材を設けてがたつき防止をしているが、本体の中央部だけを受けている為、前述した本体の回動方向、左右部回転方向、左右部上下方向のがたつきに対して確実な対策となっていない。
そこで、本発明は、上記の問題点を解消することを課題とし、上述した検討結果からえた問題点に鑑み、がたつきのないスタンド付き電子機器を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために、本願の請求項1に係る発明は、操作面を有する本体部と一体に設けられた円弧部と、該円弧部を回動可能に軸支するためにスタンドに設けられた支持部と、該円弧部に形成した複数の係合部と係合する係合軸と、該係合軸を該係合部に係合・離脱して該スタンドに対する該本体部の傾き角度を調整設定する角度調整部とを有するスタンド付き電子機器であって、前記支持部に前記円弧部の回動方向と直行する方向に変位可能に設けられ、前記係合軸を支持する変位手段(例えば、回動アーム407)と、前記変位手段を前記円弧部の回動方向と直交し前記係合部に係合する方向に常に偏倚させる偏倚手段と、前記変位手段を変位して前記係合軸の係合部への係合・離脱を操作する操作手段と、前記変位手段における前記係合軸を支持する位置に、前記係合部から離れる方向において該係合軸の直径よりも小さい内径に形成され該係合部に接近するにつれて該係合軸の直径よりも大きい内径に形成された楕円形状孔と、を備えていることを特徴とする。
また、本願の請求項2に係る発明は、請求項1に係る記載のスタンド付き電子機器において、前記変位手段は、前記支持部に基端が回動自在に軸支され遊端に前記楕円形状孔を有する回動アームからなることを特徴とする。
また、本願の請求項3に係る発明は、操作面を有する本体部と一体に設けられた円弧部と、該円弧部を回動可能に軸支するためにスタンドに設けられた支持部と、該円弧部に形成した複数の係合部と係合する係合軸と、該係合軸を該係合部に係合・離脱して該スタンドに対する該本体部の傾き角度を調整設定する角度調整部とを有するスタンド付き電子機器であって、前記本体部と一体に設けられ前記円弧部を覆う凸部と、前記凸部に対向して前記スタンド側に設けた凹部と、前記支持部を前記スタンドから前記凹部内に突出して配するために該凹部に形成したスリットと、前記凹部において前記スリットと係合する位置に設けたガイド用突起と、を備えていることを特徴とする。
また、本願の請求項4に係る発明は、操作面を有する本体部と一体に設けられた円弧部と、該円弧部を回動可能に軸支するためにスタンドに設けられた支持部と、該円弧部に形成した複数の係合部と係合する係合軸と、該係合軸を該係合部に係合・離脱して該スタンドに対する該本体部の傾き角度を調整設定する角度調整部とを有するスタンド付き電子機器であって、前記本体部と一体に設けられ前記円弧部を覆う凸部と、前記凸部に対向して前記スタンド側に設けた凹部と、前記凹部における前記凸部の表面が対向する複数個所に設けた弾性部材と、を備えていることを特徴とする。
本発明のスタンド装置は、次に示すような優れた効果を奏する。すなわち、請求項1にかかる発明においては、スタンド付き電子機器は、操作面を有する本体部と一体に設けられた円弧部と、円弧部を回動可能に軸支するためスタンドに設けられた支持部と、円弧部に形成した複数の係合部と係合する係合軸と、係合軸を係合部に係合・離脱自在してスタンドに対して本体部の傾き角度を調整設定する角度調整部とを有する。そして、支持部に円弧部の回動方向と直行する方向に変位可能に設けられて係合軸を支持する変位手段と、変位手段を円弧部の回動方向と直交し係合部に係合する方向に常に偏倚させる偏倚手段と、変位手段を変位して係合軸の係合部への係合・離脱を操作する操作手段と、変位手段における係合軸を支持する位置に係合部から離れる方向において係合軸の直径よりも小さい内径に形成され係合部に接近するにつれて係合軸の直径よりも大きい内径に形成された楕円形状孔とを備えている。
このような構成によれば、係合軸を変位手段に取り付ける際には、係合軸を楕円形状孔の大きい内径部分に挿入することにより簡単に支持できる。一方、係合軸が係合部に係合しているときには、変位手段が偏移手段によって係合状態にある方向に偏移されているので、係合軸を楕円形状孔の小さい内径部分に在るように偏倚される。そのため、円弧部の回動する方向に対応する係合軸と楕円形状孔との間が密接する。
従って、角度調整部は変位手段の係合軸を支持する部分においてその構成部材にばらつきがあってもがたつくことがない。従って、構成部材の低価格化と組み立ての容易性の向上及び電子機器を操作する際に円滑な操作を行うことができるなどの効果を有する。
また、請求項2に係る発明においては、請求項1に係るスタンド付き電子機器において、
変位手段が支持部に軸支されて回動する回動アームからなるためその構成が簡単である効果を有する。
また、請求項3に係る発明においては、スタンド付き電子機器は、操作面を有する本体部と一体に設けられた円弧部と、円弧部を回動可能に軸支するめスタンドに設けられた支持部と、円弧部に形成した複数の係合部と係合する係合軸と、係合軸を係合部に係合・離脱してスタンドに対する本体部の傾き角度を調整設定する角度調整部とを有する。そして、本体部と一体に設けられ円弧部を覆う凸部と、凸部に対向してスタンド側に設けた凹部と、支持部をスタンドから凹部内に突出して配するために凹部に形成したスリットと、凹部においてスリットと係合する位置に設けたガイド用突起とを備えている
このような構成によれば、凹部に設けたガイド用突起がスリットに係合する為、基台に対して本体部の左右回転方向のがたつきをなくす事ができ、電子機器を操作する際に円滑な操作を行うことができる。また、左右回転方向のがたつきがなくなる事で、支持部がスリット縁に接触してスリット縁部分を破損させてしまうなどの問題点を一掃したスタンド付き電子機器を提供できる。
また、請求項4に係る発明においては、スタンド付き電子機器は、操作面を有する本体部と一体に設けられた円弧部と、円弧部を回動可能に軸支するためにスタンドに設けられた支持部と、円弧部に形成した複数の係合部と係合する係合軸と、係合軸を係合部に係合・離脱してスタンドに対する本体部の傾き角度を調整設定する角度調整部とを有する。そして、本体部と一体に設けられ円弧部を覆う凸部と、凸部に対向してスタンド側に設けた凹部と、凹部における凸部の表面が対向する複数個所に設けた弾性部材とを備えている。
このような構成によれば、凸部は弾性部を介して凹部に回動自在に配置されているので、本体部の左右方向に傾いてしまうというがたつきが抑圧される。従って、電子機器を操作する際に円滑な操作を行うことができると共に、凸部が回動する際に凹部の面を擦ってしまうことがないなどの効果を有する。
本発明の一実施例に係るスタンド付き電子機器の正面図である。 本発明の一実施例に係るスタンド付き電子機器の側面図である。 本発明の一実施例に係るスタンド付き電子機器の背面側から見た斜視図である。 図3におけるスタンド付き電子機器をA-―A線で切断した断面図である。 図3におけるスタンド付き電子機器をB-―B線で切断した断面図である。 本発明の一実施例に係るスタンド付き電子機器の前面を取り除き角度調整部を前面側から見た斜視図である。 本発明の一実施例に係るスタンド付き電子機器の本体部と凸部とを取り除いてスタンド部分の要部と角度調整部を示す斜視図である。 本発明の一実施例に係るスタンド付き電子機器の角度調整部を示す斜視図である。 本発明の一実施例に係るスタンド付き電子機器における係合軸の支持部分を拡大して示す側面図である。 従来のスタンド付き電子機器おける軸の支持部分を拡大して示す側面図である。
以下、本発明の具体例を実施例及び図面を用いて詳細に説明する。但し、以下に示す実施例は、本発明の技術的思想を具体化するためのスタンド付き電子機器を例示するものであって、本発明をこのスタンド付き電子機器に特定することを意図するものでなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のスタンド付き電子機器にも等しく適用し得るものである。
本実施例に係るスタンド付き電子機器10は電話機に適用されたものであり、図1〜図3に示すように、本体部20とスタンド30と角度調整部40とからなっている。本体部20は筐体201の正面が操作面202となっている。操作面202にはハンドセットが設置されると共に、多数の機能押しボタン、表示画面などが配されている。
本体部20の背面には、筐体201と一体に形成されて半円筒状に突出した凸部203が設けられている。スタンド30は上部に半円筒状に形成された凹部301と、卓上に載置され、あるいは、壁に掛けるように平面状に形成された底部302とを備えている。そして、これら筐体201、凸部203、スタンド30などは合成樹脂によって成型されている。また、凸部203には後述する一対のスリットが形成されている。
凹部301と凸部203は、図4、図5に示すように同心円状であって、凸部203が凹部301内に支軸204によって回動自在に配置されている。
角度調整部40は、図3および図4、図5で示すように、凸部203によって覆われて垂直に配されスタンド30に向かって凸状をなすように形成された円弧板401と、円弧板401の周縁に沿って複数形成された歯状形の係合部402と、凸部203に円弧板401と平行に形成された一対のスリット403と、スリット403を通じて凸部203内に入り込んでスタンド30に設けた支持部である支持板404と、支持板404側に係合部402と係合・離脱自在に設けた円柱状の係合軸405とを有する。
凹部301には、図4に示すように、夫々のスリット403の両端に対応する位置に、スリット403に係合するガイド用突起303が設けられている。そして、ガイド用突起303の配置箇所は、支持板404とスリット403との相対的な位置が支持板404の面とスリット403の方向とが一致する位置にある。
スリット403は、図6に示すように、凸部203が回動するときに支持板404に接触しないように支持板404の厚みよりも幅が広く形成されている。
前述した係合軸405が支持板404側に係合部402と係合・離脱自在に設けられている構成の詳細は次のようになっている。すなわち、図7、図8で示すように、基端を支軸406によって支持板404に回動自在に軸支され遊端に係合軸405を支持する回動アーム407と、回動アーム407の遊端と支持板404との間に張架されたスプリング408と、回動アーム407を回動して係合軸405の係合部402への係合・離脱を操作する操作部409とからなる。
ここで、回動アーム407は、遊端が円弧板401の回転方向と直交する方向に変位するように配置された変位手段に相当するものである。また、スプリング408は常時係合軸405が係合部402に係合する方向に偏倚させる引っ張りコイルバネからなる偏倚手段に相当するものである。
また、凹部301には、特に図7でに示すように、その四隅に凸部401の表面と習接する弾性部材304が設けられている。そして、凹部301と凸部203とは弾性部材304によってその面が直接に接しないように隔離されている。
操作部409は操作手段に相当するものであり、特に、図8に示すように、基端を支持板405に回動自在に軸支し遊端をスタンド30から露出した操作レバー410と、操作レバー410の中間部分と回動アーム407の遊端との間を連結した連結アーム411とから構成されている。
円弧板401は、特に図8で明らかなように、全体的にコ字形に折曲され中央部分から平行に垂立された一対の板によって形成されている。この中央部分は本体部20に取付けられる取付け板412となっている。そして、これら円弧板401と取付け板412は板金によって一体に形成されている。
支持板404は、特に図8で明らかなように、全体的にコ字形に折曲された中央部分から平行に垂立された一対の板によって形成されている。この中央部分はスタンド30に取付けられる取付け板413となっている。そして、これら支持板404、取り付け板413は全体的に板金によって一体に形成されている。
図9に示すように、回動アーム407の遊端には係合軸405の両端を挿通して支持する楕円形状孔414が形成されている。この楕円形状孔414は、回動アーム407が係合部402から離れる方向において係合軸405の直径よりも小さい内径S1に形成し、回動アーム407が係合部402に接近するにつれて係合軸405の直径よりも大きい内径S2に形成されている。すなわち、この楕円形状孔414の大きい内径S2部分では係合軸405が遊嵌した状態となるように形成されている。
なお、凸部401には図示しないがスピーカ、電話回線用コネクター、電源用コネクターなどが設けられている。
次に、上述した本実施例のスタンド付き電子機器10の動作について説明する。スタンド付き電子機器10はスタンド30によって卓上に設置され、あるいは壁に掛けられるが、このとき本体部20がスタンド30に対して傾けられた状態にある。この傾き角度は係合軸405が係合する係合部402の位置によって決定され、この傾きの保持は係合軸405の係合部402に対するスプリング408による偏倚力によって達成されている。
回動アーム407による係合軸405の支持部分においては、回動アーム407がスプリング408によって係合軸405を係合部402に係合させる方向に偏倚されているので、係合軸405が楕円形状孔414の小さい内径S1の位置に在る。そのため、円弧板401の回動方向Xにおいて楕円形状孔414と係合軸405との間には間隙を生じない。
即ち、係合軸405は回動アーム407との間に間隙のない状態で支持される。
角度調整部40によって本体部20の傾きを変更する場合は、操作部409の操作レバー410を押し下げる。この操作レバー410の押し下げ動作は連結アーム411を介して回動アーム407に伝達される。そして、回動アーム407は支軸406を中心に回動して係合軸405を係合部402から離れるように変位させ、係合軸405の係合部402への係合を離脱させる。この係合状態の解除によって円弧板401は支軸204を中心に回動可能になる。
従って、本体部20は所望の角度に傾けることができる。この所望の角度において操作レバー410の押し下げ状態を解除すると、回動アーム407がスプリング408の偏倚力によって係合軸405を係合部402に係合するように回動する。その結果、円弧板401が自由に回動されないように保持され、本体部20の変更後の傾きの角度が保持される。
このように本体部20の傾きの角度が変更される際には、相対的に支持板404がスリット403内を移動する。この場合、ガイド用突起303がスリット403に係合してスリット403の移動方向をガイドする。そのため、スリット404はその中央に支持板405を位置させた状態を維持して回動される。
また、凸部203は凹部301内に弾性部材304を介して収められているので、回動する際に凸部203の面が弾性部材303に習接する。また、凸部203は弾性部材304によって4点で弾性的に保持される。
従って、上述した本発明の一実施例のスタンド付き電子機器10によれば、回動アーム407の遊端に係合軸405を取付ける際には、係合軸405を楕円形状孔414の大きい内径S2の位置に挿入することにより簡単に取付けることができる。
係合軸405が係合部402に係合しているときには、回動アーム407が常にスプリング408によって係合状態にある方向に偏倚されているので、係合軸405が楕円形状孔414の小さい内径S1の部分に在るように位置される。そのため、係合軸405は回動アーム407との間で凸部203の回動方向Xにがたつきを生じることがなくなる。その結果、回動アーム407、係合軸405などの構成部材にばらつきがあっても本体部20が傾き方向にがたつくことがなく、操作面202の操作が円滑にできる。
また、図4、図6を参照すると、本体部20側の凸部203が回動する場合は、凹部301に設けたガイド用突起303がスリット403に係合して凸部203の回動をガイドするので、凸部203がスタンド30に対して回動の中心軸方向にずれてしまうことがない。そのため、スリット403の縁が支持板404に接触しない。その結果、スリット403の縁と支持板404とが接触して凸部203の円滑な回動動作を阻害することを防止する。また、特に支持板404が金属製の場合は、スリット403の縁に接触すると縁部分を削って破損させてしまうことがあるが、この問題点を確実に除去できる。
また、図7に示されるように、凸部203は四隅の弾性部材304を介して凹部301に回動自在に配置されているので、本体部20の左右方向に傾いてしまうというがたつきが抑圧され、円滑な操作を行うことができる。同時に、凸部203が回動する際に凹部301の面を擦ってしまい破損させてしまうことがない。
なお、上記実施例においては、電子機器10として電話機を適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されることなく情報端末装置、遠隔制御装置などの種々の電子機器に適用できる。
また、上記実施例においては、凸部203は円弧板401を支持板404に支軸204によって軸支して回動するように構成したが、本発明はこれに限定されることなく、例えば、円弧板401に円弧状の溝を形成しこの溝に支持板404側に形成したガイド軸を係合して凸部203を回動するように構成してもよいなど種々変更することができる。
更に、上記実施例においては、円弧板401は板状に形成されているが、本発明はこれに限定されることなく、ドラム状に形成したものであってもよい。
なお、上記実施例においては、支持部として板状の支持板404を用いたが、本発明はこれに限定されることなく、枠状に形成するなど種々の形状のものが適用できる。
また、上記実施例においては、変位手段として回動アーム407を回動させるようにして構成したが、本発明はこれに限定されることなく、支持板404上に直線的に変位自在にガイドされる変位部材を設けて構成するものであってもよいなど種々変形することができる。
なお、上記実施例においては、偏倚手段としてコイル状のスプリング408を用いたが、本発明はこれに限定されることなく板バネ状のものであってもよいなど種々変形することができる。
10・・・・スタンド付き電子機器
20・・・・本体部
30・・・・スタンド
40・・・・角度調整部
201・・・筐体
202・・・操作面
203・・・凸部
204・・・支軸
301・・・凹部
302・・・底部
303・・・ガイド用突起
304・・・弾性部材
401・・・円弧板
402・・・係合部
403・・・スリット
404・・・支持板
405・・・係合軸
406・・・支軸
407・・・回動アーム
408・・・スプリング
409・・・操作部
410・・・操作レバー
411・・・連結アーム
412・・・取付け板
413・・・取付け板
414・・・楕円形状孔

Claims (3)

  1. 操作面を有する本体部と一体に設けられた円弧部と、該円弧部を回動可能に軸支するためにスタンドに設けられた支持部と、該円弧部に形成した複数の係合部と係合する係合軸と、該係合軸を該係合部に係合・離脱して該スタンドに対する該本体部の傾き角度を調整設定する角度調整部とを有するスタンド付き電子機器であって、
    前記支持部に前記円弧部の回動方向と直行する方向に変位可能に設けられ、前記係合軸を支持する変位手段と、
    前記変位手段を前記円弧部の回動方向と直交し前記係合部に係合する方向に常に偏倚させる偏倚手段と、
    前記変位手段を変位して前記係合軸の係合部への係合・離脱を操作する操作手段と、
    前記変位手段における前記係合軸を支持する位置に、前記係合部から離れる方向において該係合軸の直径よりも小さい内径に形成され該係合部に接近するにつれて該係合軸の直径よりも大きい内径に形成された楕円形状孔と、を備えていることを特徴とするスタンド付き電子機器。
  2. 前記変位手段は、前記支持部に基端が回動自在に軸支され遊端に前記楕円形状孔を有する回動アームからなることを特徴とする請求項1に記載のスタンド付き電子機器。
  3. 操作面を有する本体部と一体に設けられた円弧部と、該円弧部を回動可能に軸支するためにスタンドに設けられた支持部と、該円弧部に形成した複数の係合部と係合する係合軸と、該係合軸を該係合部に係合・離脱して該スタンドに対する該本体部の傾き角度を調整設定する角度調整部とを有するスタンド付き電子機器であって、
    前記本体部と一体に設けられ前記円弧部を覆う凸部と、
    前記凸部に対向して前記スタンド側に設けた凹部と、
    前記支持部を前記スタンドから前記凹部内に突出して配するために該凹部に形成したスリットと、
    前記凹部において前記スリットと係合する位置に設けたガイド用突起と、
    を備えていることを特徴とするスタンド付き電子機器。
    操作面を有する本体部と一体に設けられた円弧部と、該円弧部を回動可能に軸支するためにスタンドに設けられた支持部と、該円弧部に形成した複数の係合部と係合する係合軸と、該係合軸を該係合部に係合・離脱して該スタンドに対する該本体部の傾き角度を調整設定する角度調整部とを有するスタンド付き電子機器であって、
    前記本体部と一体に設けられ前記円弧部を覆う凸部と、
    前記凸部に対向して前記スタンド側に設けた凹部と、
    前記凹部における前記凸部の表面が対向する複数個所に設けた弾性部材と、を備えていることを特徴とするスタンド付き電子機器。
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