JP2009284017A - 表示ユニットを備えた電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示ユニットのチルト角度保持力を常に所望の値に保持できるように構成した。
【解決手段】ユニット側摺動部12に表示ユニットBにダンパー装着部12aを設けて、ゴム弾性を有するダンパー26装着しており、一方の装置本体側摺動部8は、ダンパー26が表示ユニットBの回転操作に従って沿うように移動するように円弧状に形成された底壁部8aと、底壁部8aの互いに対向する両側部に沿うように起立形成した一対の立壁部8b、8cとを有して構成しており、両立壁部8b、8cにダンパー26の互いに対向する両側壁部26aにそれぞれ圧接させるように構成した。
【選択図】 図9

Description

本発明は、情報通信における通信端末装置を構成する電話機その他の電子機器のうち、表示ユニットを備えた電子機器に関する。
一般に、液晶等による表示ユニットを備えた電子機器においては、表示ユニットをオペレータの視野に適した角度に調整可能に構成している。
そして、表示ユニットを所定の角度(チルト角度)に調整させる機構(チルト機構)が多く採用されており、その手段にはクリック構造により段階的にチルト角度を選択調整可能にしたものがあるが、この中で、どのチルト角度でも位置選択可能な無段階方式が好んで使用されている。
かかる表示ユニットのチルト角度を無段階に設定する機構としては、ゴム等の摩擦部材を係合部材に所定の圧力で押し当てて設定したチルト角度で保持する力を得ているものが多い。
そして、摩擦部材を係合部材に押し付ける手段として、係合部材を摩擦部材の係合する面の反対側から常に一定の圧力で押し付けておくことにより、温度変化や経時変化による係合部材のへたり(劣化)や反り等を防いで押圧力の減少を無くし、結果として常に設定したチルト角度で保持する力を得ることができるようにしたものである。
例えば、弾性力を有する摩擦部材を、その摺動面部に一定の圧力で押し当てるために摩擦部材の弾性による撓み量の分だけ予めオーバーラップするように、表示ユニットのケースにビスで固定し、ケースと一体に形成したツバを摺動面部の裏側面に係合するように設置して、温度変化や経時変化により摩擦部材が撓んだり、反ったりして、押圧力が減少しないようにしている(特許文献1を参照)。
特開平5−108204号公報。
しかしながら、上記した表示ユニットのチルト角を無段階に設定する機構にあっては、摩擦部材を表示ユニットのケースにビスを用いて固定し、ケースと一体に形成したツバを摩擦部材の摺動面部の裏側面に係合するように設置しているために、部品点数が多くコスト高になり、さらに構造が複雑で組立性及び分解性が悪く、装置のリサイクルを容易に行うことができないという問題点がある。
そこで、本願出願人は、かかる問題点に鑑みて、表示ユニットを安定した動作で無段階にチルトさせることができ、組立性及び分解性に優れ、リサイクルを容易に行えるようになる電子機器を安価に提供すべくなした発明を、既に提案している(特許文献2を参照)。
特開2007−310070号公報。
これによれば、装置本体に表示ユニットを回転支点部で回動自在に支承し、当該表示ユニットに設けられたユニット側摺動部を、前記装置本体に設けられた装置本体側摺動部に圧接して、当該圧接部分の摩擦力により前記表示ユニットを所定角度に回動保持する際に、前記回転支点部が、前記表示ユニットの基部に、回転軸と、当該回転軸を中心とした円弧状の摺接部を有する回転支承部を設け、前記装置本体に、前記回転軸を受ける一方の軸受と、前記摺接部を受ける受部を有する他方の軸受と、両軸受の軸回転空間からなる軸誘い込み部を設け、前記回転軸及び前記回転支承部を前記誘い込み部へ挿入し、前記回転軸を前記一方の軸受に接触させて、前記表示ユニットを、前記回転軸を支点として回転させ、前記摺接部を前記受部に摺接させるように構成しており、さらに、前記ユニット側摺動部が、前記表示ユニットにダンパー装着部を設けると共に、このダンパー装着部に装着したシリコンゴム等のゴム製のダンパーを当該ダンパーの先端部側を下方側から圧縮状態で摺動するダンパー受側摺動部と、前記表示ユニットの姿勢が最大角度になった場合に、前記ダンパーの変形を開放する一方のダンパー開放部と、前記表示ユニットの姿勢が最小角度になった場合に、前記ダンパーの変形を開放する他方のダンパー開放部とで構成してあるものである。
かかる構成において、表示ユニットを、装置本体に対して垂直に保持し、表示ユニットの回転軸及び回転支承部を装置本体の誘い込み部に挿入し、回転軸を一方の軸受に接触させ、表示ユニットを回転軸を支点として回転させ、回転支承部摺接部を受部に摺接させることで回転支点部を形成させることができ、また、上記手順を逆に行うことにより表示ユニットを装置本体から簡単に分解することができ、組立性及び分解性が良く、リサイクルを容易に行うことができるものである。
また、前記ダンパーがダンパー受側摺動部により先端部側が下方側より圧縮力を受けるために、その摩擦力による反力が前記回転軸における前記回転支点部において受けることにより、表示ユニットのチルト角度を所望の角度に保持することができることになる。
かかる表示ユニットを備えた電子機器によれば、当該表示ユニットの装置本体に対するチルト角度の無段階保持は、ダンパーの先端部側におけるダンパー受側摺動部への圧縮力により生じた反力を回転軸を介して回転支点部が受けることによって行っているために、回転支点部は表示ユニットの左右側部壁に存するのに対し、ダンパー或いはダンパー受側摺動部が表示ユニットの略中央部に存することになって、支点から力点までの距離が遠くなってしまい、チルト角度を保持するためにはダンパーによるダンパー受側摺動部への押圧力をある程度大きくしなければならず、この結果として、ダンパー受側摺動部がダンパーによる大きな押圧力によって変形し、チルト角度保持力を弱めてしまうことがある。
また、表示ユニットにおけるチルト角度の保持力は、ダンパーの先端側をダンパー受側摺動部の上向き摺動面に圧接することによって行っていたために、例えば、上向き摺動面には塵埃等が付着堆積しやすく、上向き摺動面に塵埃等が一旦付着してしまうと、ダンパーの摩擦力を低下させてしまうことになり、この点からも、表示ユニットのチルト角度保持力を弱めてしまうおそれがある。
そこで、本発明は、かかる点に鑑み、上記本願出願人が提案した技術の改良に係り、表示ユニットのチルト角度保持力を常に所望の値に保持できるように構成した表示ユニット付きの電子機器を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る表示ユニットを備えた電子機器造は、装置本体に表示ユニットを回転支点部において回動可能に支承し、前記表示ユニットに設けられたユニット側摺動部を、前記装置本体に設けられた装置本体側摺動部に圧接して、当該圧接部分の摩擦力により前記装置本体に対し前記表示ユニットを所定角度に回動保持するように構成した表示ユニットを備えた電子機器であって、前記ユニット側摺動部は、ダンパー装着部が設けられており、該ダンパー装着部に着脱可能にゴム弾性を有するダンパーを装着して構成しており、前記装置本体側摺動部は、前記ダンパーが前記表示ユニットの回転操作に従って沿うように移動するように円弧状に形成された底壁部と、該底壁部の互いに対向する両側部に沿うように起立形成した一対の立壁部とを有して構成しており、該両立壁部に前記ダンパーの互いに対向する両側壁部をそれぞれ圧接させることにより前記圧接部分を構成したことを特徴とする。
かかる構成により、装置本体側摺動部は、ダンパーが前記表示ユニットの回転操作に従って沿って移動するように円弧状に形成された底壁部の互いに対向する両側壁部に沿うように起立形成した一対の立壁部を有して構成し、断面略コ字状を呈して、しかも一対の立壁部にそれぞれダンパーの両側壁部を圧接し、表示ユニットのチルト角度を保持する為の作用点と力点とを近づけることができて、表示ユニットのチルト角度保持力が常に所望の値に保持できるなり、しかも、断面略コ字状に形成した装置本体側摺動部の両立壁部にダンパーの両側壁部を圧接することによってチルト角度の保持力を確保するように構成したことから、外部から装置本体側摺動部に塵埃が齎されたとしても、当該塵埃は底壁部には堆積しやすいが、両立壁部には重力が及ぶことになって堆積し難く、結果的に、表示ユニットのチルト角度保持力を常時所定値に保持することができる。
また、本発明における前記ダンパーは、当該嵌合部を前記ダンパー装着部に嵌合することにより着脱可能に装着するようにしてもよい。
かかる構成により、ダンパーは当該嵌合部をダンパー装着部に嵌合することによって着脱可能に装着できることから、部品点数が少なく安価となり、さらに構造が簡単で組立性及び分解性が良く、リサイクルを容易に行うことができる。
また、本発明に係る表示ユニットを備えた電子機器造は、前記両立壁部のうち少なくとも一方に、前記ダンパーが圧縮状態で摺動するダンパー受側摺動部を中央に配置し、また、該ダンパー受側摺動部の両端部にそれぞれ前記表示ユニットの姿勢が最大角度になった場合に前記ダンパーの変形を開放する一方のダンパー開放部及び前記表示ユニットの姿勢が最小角度になった場合に前記ダンパーの変形を開放する他方のダンパー開放部を配置して構成するようにしてもよい。
かかる構成により、ダンパーは、ダンパー受側摺動部により圧縮変形を受けるために、その反力による摩擦力によって表示ユニットが当該重力によって倒れないように作用し、無段階で表示ユニットのオペレータに対する角度を保持することができ、しかも、表示ユニットの姿勢が最大角度になると、ダンパーが一方のダンパー開放部に至って圧縮変形より開放されるし、表示ユニットの姿勢が最小角度になると、他方のダンパー開放部に至り圧縮変形より開放されることになって、表示ユニットを安定した動作で無段階にチルトさせることができる。
また、本発明は、前記装置本体に対して前記表示ユニットを回転可能に支承する回転支点部は、前記装置本体及び前記表示ユニットのどちらか一方における互いに対向する側壁部にそれぞれ突出形成した回転軸と、他方における互いに対向する側壁部に形成され前記回転軸を回転可能に支承する軸受け部とで構成し、該軸受け部が前記装置本体の上部方向に開口する回転軸受入れ口を有して、前記表示ユニットを前記装置本体に支承させる際に、該装置本体の上部方向から前記表示ユニットを挿入して、前記回転軸を前記軸受け部に支承するように構成するようにしてもよい。
かかる構成により、表示ユニットを装置本体に回転可能に支承させるには、装置本体をたとえば作業台上に載置し、一方の手で表示ユニットを装置本体に対して上下方向に保持したまま、回転軸を軸受け部の回転軸受け入れ口に装置本体の上部方向から挿入することによって行うことができ、また上記手順を逆に行うことにより表示ユニットを装置本体から簡単に分解することができ、この点からも、組立性及び分解性に優れ、リサイクルを容易に行うことができる。
上記のように構成する本発明において、装置本体側摺動部は、ダンパーが前記表示ユニットの回転操作に従って沿って移動するように円弧状に形成された底壁部の互いに対向する両側壁部に沿うように起立形成した一対の立壁部を有して構成し、断面略コ字状を呈して、しかも一対の立壁部にそれぞれダンパーの両側壁部を圧接し、表示ユニットのチルト角度を保持する為の作用点と力点とを近づけることができて、表示ユニットのチルト角度保持力が常に所望の値に保持できるなり、しかも、断面略コ字状に形成した装置本体側摺動部の両立壁部にダンパーの両側壁部を圧接することによってチルト角度の保持力を確保するように構成したことから、外部から装置本体側摺動部に塵埃が齎されたとしても、当該塵埃は底壁部には堆積しやすいが、両立壁部には重力が及ぶことになって堆積し難く、結果的に、表示ユニットのチルト角度保持力を常時所定値に保持することができる。
次に、前記図面を用いて、本発明を実施するための最良の実施の形態の一について説明する。
図1は本発明に係る実施の形態を採用した電子機器としての通信端末装置の斜視図、図2は同通信端末装置の本体上部ケースの斜視図、図3は同本体上部ケースにおける表示ユニット装着部付近を拡大して描画した斜視図、図4は同本体上部ケースにおける表示ユニット装着部付近を拡大して描画した平面図、図5は図1における通信端末装置を構成する表示ユニットを裏面側から描画した斜視図、図6は同表示ユニットの分解状態の斜視図である。
先ず、図1に示すように、本発明に係る実施の形態としての通信端末装置は、装置本体Aと表示ユニットBと送受話器Cとを有して構成している。
装置本体Aは、ケースとしての本体上部ケース1に局線ボタンユニット5とダイヤルボタンユニット6とを嵌め込んで操作部A1とし、ラバーコンタクト及びプリント回路板(いずれも図示せず)を内部に収容した本体下部ケース2を本体上部ケース1に装着することで組立て構成されている。
本体上部ケース1は、図2乃至図4に示すように、その後部に表示ユニットBを装着するための表示ユニット装着部7を有している。表示ユニット装着部7は収容凹部10を備えており、収容凹部10は、その底面部10aに略直角な立壁部10bと左右の側壁部10c、10dを有しており、収容凹部10の中央部には爪移動部11が形成されている。
収容凹部10における左右の側壁部10c、10dには、立壁部10bに寄った位置において、回転軸15がそれぞれ突設されていて、表示ユニットBの左右両側部に形成した軸受け部16にそれぞれ軸承されて、表示ユニットBを装置本体Aに対して回転可能支承する回転支点部Fを構成している。
爪移動部11は、収容凹部10の底面部10aに形成された凹部で構成し、円弧状に形成され、爪移動部11に連続するように底面部10aは、開口部11aとなっている。
開口部11aの後側辺縁部が上部側係止部11bに形成されると共に、上部側係止部11bに対向する立壁部10bには下部側係止部11cにしてある。
収容凹部10の底面部10aにおける爪移動部11を挟んだ両側には、一対の装置本体側摺動部8、9が形成されている。
装置本体側摺動部8、9は,いずれも底壁部8a、9aが表示ユニットBの回転軌跡に従うように円弧状に形成されている。
一方の装置本体側摺動部8は、底壁部8aの両側部に沿うように起立形成された一対の立壁部8b、8cが起立形成されていて、断面コ字状を呈する形状になっている。
両立壁部8b、8cの内側壁は、それぞれその中央部が厚肉に形成されていてダンパー受側摺動部8dとなっており、ダンパー受側摺動部8dの長手方向両側部は、それぞれ上側ダンパー開放部8e及び下側ダンパー開放部8fに形成されている。なお、上側ダンパー開放部8e及び下側ダンパー開放部8fは、両立壁部8b、8cのうち一方側にのみ形成するようにしてもよい。この結果、両立壁部8b、8cの他方側は平面状に形成されていることになる。
他方の装置本体側摺動部9は、立壁部8c側のみが立壁部9bを有した略断面L字状を呈して構成している。
なお、回転軸15を成形するために、回転軸15に対向するように、収容凹部10の底面部10aには、成形時の型抜き孔10eが形成されている。
さらに、表示ユニットBは、図6に示すように、表示窓20aを有するLCD上部ケース20と、LCDカバー21と、LCD22と、LCDプリント回路板23と、LCD接続ケーブルと、LCD本体下部ケース25と、ダンパー26とから構成している。
図5に示すように、LCD上部ケース20の左右両側部の下部には、回転軸15を軸受けする軸受け部16が形成されている。
軸受け部16は、円形軸受け凹部17と、円形軸受け凹部17に連設すると共に装置本体Aの上部方向に開口する回転軸受入れ口18とを有して構成している。
また、LCD本体下部ケース25の背面部の下部中央には、表示ユニットBを装置本体Aに組立てた状態で、両装置本体側摺動部8及び9にそれぞれ移動する凸部からなるユニット側摺動部12及び13が形成されている。
一方のユニット側摺動部12と他方のユニット側摺動部13とは、凹溝14により互いに分離構成されている。
一方のユニット側摺動部12は、一方の装置本体側摺動部の底壁部の形状に適合するように円弧状に形成されており、下端部側に柱状のダンパー装着部12aが形成されていて(図5参照)、ダンパー装着部12aには、図7に示すようなエラストマーゴム等の弾性材からなるダンパー26が装着されている。このために、ダンパー26は略枡型状に形成することによって、内孔としての嵌合部26aを有して、嵌合部26aをダンパー装着部12aに嵌合するように構成されている。
他方のユニット側摺動部13は、その下端中間部に片持状のばね片部13aが形成されている。ばね片部13aの先部には回転係止部13bが設けられている。回転係止部13bは、本体上部ケース1の上部側係止部11bに係合することで、表示ユニットBにおける装置本体Aに対するチルト範囲の最小角度を規定するストッパー手段を構成している。
又は、表示ユニットBのLCD本体下部ケース25の背面部の下部中央には、片持状の一対のストッパー27が形成されており、ストッパー27が収容凹部10の立壁部10bに設けた下部側係止部11cの背面側から係止することにより、表示ユニットBにおける装置本体Aに対するチルト範囲の最大角度(略水平状態)を規定するように構成している。
さらに、LCD上部ケース20の前面には、透明材料にて形成された化粧パネル28が装着されている。
次に、表示ユニットBの装置本体Aへの組み立てについて説明する。
図8において、先ず、表示ユニットBの表示部29を、本体上部ケース1の操作部A1に対して垂直に保持し、表示ユニットBの軸受け部16に本体上部ケース1に形成した回転軸15を挿入する。この挿入は、先ず回転軸15を本体上部ケース1の上方向に開口した回転軸受け入れ口より、誘い込んで、円形軸受け凹部17に到達するまで行われる(図7参照)。
次に、表示ユニットB側のユニット側摺動部12及びユニット側摺動部13を装置本体側摺動部8及び装置本体側摺動部9にそれぞれ挿入する。
そして、次に、本体上部ケース1に対して、表示ユニットBを回転軸15中心に回転させて、表示ユニットBの表示部29を上向きに傾斜させる(図10の状態参照)。
このとき、ユニット側摺動部13に形成されたばね片部13aの回転係止部13bが本体上部ケース1の収容凹部10における爪移動部11上を摺動した後、上部側係止部11bの裏側に係合して、表示ユニットBを装置本体Aの操作部A1側に回転しないようにする。
このとき、ユニット側摺動部12のダンパー装着部に装着されたダンパー26は、一方の装置本体側摺動部8の上側ダンパー開放部8eにおける立壁部8b、8c間に嵌合した状態となって、ダンパー26の左右側壁26aが立壁部8b、8cに挟まれて少量弾性変形していて、表示ユニットBを最小チルト角度だけ傾斜させた状態を保持することになる(図10の状態参照)。
この状態より、表示ユニットBを矢印方向に徐々に回転させると、ダンパー26が一方の装置本体側摺動部8のダンパー受側摺動部8d上を大きく弾性変形した状態で圧接摺動することになり、表示ユニットBは、当該回転を止めた位置におけるチルト角度にて保持されることになり、オペレータの視野に適した角度に無段階調整されることができることになる。
表示ユニットBを更に矢印方向に回転させ、ダンパー26が下側ダンパー開放部8fに位置するまでに達すると、表示ユニットB側のストッパー27が下部側係止部11cの裏面側から係合して、図11に示すように、表示ユニットの姿勢が装置本体Aの操作部A1とほぼ平行する最大チルト角度に位置することになる。
上記のように構成する本発明の実施の形態によれば、一方の装置本体側摺動部8は、ダンパー26が表示ユニットBの回転操作に従って沿って移動するように円弧状に形成された底壁部8aの互いに対向する両側壁部に沿うように起立形成した一対の立壁部8b、8cを有して構成していることから、断面略コ字状を呈することになり、しかも一対の立壁部8b、8cにそれぞれダンパー26の両側壁部26aを圧接し、表示ユニットBのチルト角度を保持する為の作用点と力点とを近づけることができて、表示ユニットBのチルト角度保持力が常に所望の値に保持できるなり、しかも、断面略コ字状に形成した一方の装置本体側摺動部8の両立壁部8b、8cにダンパー26の両側壁部26aを圧接することによってチルト角度の保持力を確保するように構成したことから、外部から一方の装置本体側摺動部8に塵埃が齎されたとしても、当該塵埃は底壁部8aには堆積しやすいが、両立壁部8b、8cには重力が及ぶことになって堆積し難く、結果的に、表示ユニットBのチルト角度保持力を常時所定値に保持することができる。
また、ダンパー26は嵌合部26bをダンパー装着部12aに嵌合することによって着脱可能に装着できることから、部品点数が少なく安価となり、さらに構造が簡単で組立性及び分解性が良く、リサイクルを容易に行うことができる。
また、ダンパー26は、ダンパー受側摺動部8aにより圧縮変形を受けるために、その反力による摩擦力によって表示ユニットBが当該重力によって倒れないように作用し、無段階で表示ユニットBのオペレータの好みの角度を保持することができ、しかも、表示ユニットBの姿勢が最大角度になると、ダンパー26が下側ダンパー開放部8fに至って圧縮変形より開放されるし、表示ユニットBの姿勢が最小角度になると、上側ダンパー開放部8eに至り圧縮変形より開放されることになって、表示ユニットを安定した動作で無段階にチルトさせることができる。
更にまた、表示ユニットBを装置本体Aに回転可能に支承させるには、装置本体Aをたとえば作業台上に載置し、一方の手で表示ユニットBを装置本体Aに対して垂直方向に保持したまま、回転軸15を軸受け部16の回転軸受け入れ口18に装置本体Aの上部方向から挿入することによって行うことができ、また上記手順を逆に行うことにより表示ユニットBを装置本体Aから簡単に分解することができ、この点からも、組立性及び分解性に優れ、リサイクルを容易に行うことができる。
以上説明したように、本発明は、装置本体側摺動部を構成する両立壁部にダンパーの両側壁部を圧接することにより表示ユニットのチルト角度を保持する為の作用点と力点とを近づけ、しかも、外部から齎された塵埃により影響されず、表示ユニットのチルト角度保持力が常に所望の値に保持できるために、情報通信における通信端末装置を構成する電話機その他の電子機器の中で、表示ユニットを備えた電子機器等に好適である。
本発明に係る実施の形態を採用した電子機器としての通信端末装置の斜視図である。 同通信端末装置の本体上部ケースの斜視図である。 同本体上部ケースにおける表示ユニット装着部付近を拡大して描画した斜視図である。 同本体上部ケースにおける表示ユニット装着部付近を拡大して描画した平面図である。 図1における通信端末装置を構成する表示ユニットをダンパーを取外した状態で裏面側から描画した斜視図である。 同表示ユニットの分解状態の斜視図である。 ダンパーの斜視図である。 表示ユニットの装置本体への組立順序の説明において組立前の状態の説明図である。 表示ユニットの装置本体への組立順序の説明において組立初期の状態の説明図である。 表示ユニットの装置本体への組立順序の説明において組立状態の説明図である。 装置本体に対し表示ユニットを最大限チルトさせ、ダンパーの変形を開放した状態を描画した縦断面図である。
符号の説明
A 装置本体
A1 操作部
B 表示ユニット
F 回転支点部
1 本体上部ケース
2 下部ケース
8、9 装置本体側摺動部
8a、9a 底面部
8b、8c 立壁部
8d ダンパー受側摺動部
8e 上側ダンパー開放部
8f 下側ダンパー開放部
12、13 ユニット側摺動部
15 回転軸
16 軸受け部
17 円形軸受凹部
18 回転軸受け入れ口

Claims (4)

  1. 装置本体に表示ユニットを回転支点部において回動可能に支承し、前記表示ユニットに設けられたユニット側摺動部を、前記装置本体に設けられた装置本体側摺動部に圧接して、当該圧接部分の摩擦力により前記装置本体に対し前記表示ユニットを所定角度に回動保持するように構成した表示ユニットを備えた電子機器であって、
    前記ユニット側摺動部は、ダンパー装着部が設けられており、該ダンパー装着部に着脱可能にゴム弾性を有するダンパーを装着して構成しており、前記装置本体側摺動部は、前記ダンパーが前記表示ユニットの回転操作に従って沿うように移動するように円弧状に形成された底壁部と、該底壁部の互いに対向する両側部に沿うように起立形成した一対の立壁部とを有して構成しており、該両立壁部に前記ダンパーの互いに対向する両側壁部をそれぞれ圧接させることにより前記圧接部分を構成したことを特徴とする表示ユニットを備えた電子機器。
  2. 前記ダンパーは、当該嵌合部を前記ダンパー装着部に嵌合することにより着脱可能に装着したことを特徴とする請求項1に記載の表示ユニットを備えた電子機器。
  3. 前記両立壁部のうち少なくとも一方には、前記ダンパーが圧縮状態で摺動するダンパー受側摺動部を中央に配置し、また、該ダンパー受側摺動部の両端部にそれぞれ前記表示ユニットの姿勢が最大角度になった場合に前記ダンパーの変形を開放する一方のダンパー開放部及び前記表示ユニットの姿勢が最小角度になった場合に前記ダンパーの変形を開放する他方のダンパー開放部を配置して構成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の表示ユニットを備えた電子機器。
  4. 前記装置本体に対して前記表示ユニットを回転可能に支承する回転支点部は、前記装置本体及び前記表示ユニットのどちらか一方における互いに対向する側壁部にそれぞれ突出形成した回転軸と、他方における互いに対向する側壁部に形成され前記回転軸を回転可能に支承する軸受け部とで構成し、該軸受け部が前記装置本体の上部方向に開口する回転軸受入れ口を有して、前記表示ユニットを前記装置本体に支承させる際に、該装置本体の上部方向から前記表示ユニットを挿入して、前記回転軸を前記軸受け部に支承するように構成したことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一に記載の表示ユニットを備えた電子機器。



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