JP2011101014A - 光感知装置及びその単位ピクセル - Google Patents

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Abstract


【課題】フローティング拡散領域においての電荷伝送効率を向上させることのできる光感知装置の単位ピクセルを提供する。
【解決手段】光感知装置の単位ピクセルは、第1方向に延長される第1接合ゲートと該第1接合ゲートから前記第1方向と実質的に直交する第2方向に延長される複数の第1フィンガーゲートとを含む第1フォトゲートと、前記第1接合ゲートに隣接して形成される第1伝送ゲートと、前記第1伝送ゲートに隣接して形成される第1フローティング拡散領域とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は光感知装置に関し、より詳しくは、画像や距離情報を感知する装置の構造及びその単位ピクセルに関する。
光感知装置は、光学情報を通じて提供される画像や距離(Distance、Depth)情報を電気的信号に変換する装置である。
その応用分野によって、より精密でありながらも正確に、所望する情報を提供するための研究がなされ。近年、既存の画像情報に距離(深さ)情報まで提供する3次元立体画像センサ(3D Depth Image Sensor)に対する研究及び開発が活発になされている。
このような3次元立体画像センサーは、主に既存のCMOS工程技術を利用して製造されるCMOSイメージセンサ(CMOS image sensor、以下、CISと記す)を基本とする。
CISの各ピクセルは、入射光の強さに相応する電荷が発生する光感知領域(photo−detecting region)及び発生した電荷が蓄積されるフローティング拡散領域(floating diffusion region)を含む。
従来のCISでは、光感知領域で発生した電荷のうち、フローティング拡散領域に転送されずに、光感知領域に残留する電荷によってイメージラグ(lag)現象が発生するという問題があった。
特開2007−103591号公報 韓国特許出願公開第2006−058584号明細書 米国特許6,624,850号明細書
そこで、本発明は上記従来の光感知装置における問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、フローティング拡散領域においての電荷伝送効率を向上させることのできる光感知装置の単位ピクセルを提供することにある。
上記目的を達成するためになされた本発明による光感知装置の単位ピクセルは、第1方向に延長される第1接合ゲートと該第1接合ゲートから前記第1方向と実質的に直交する第2方向に延長される複数の第1フィンガーゲートとを含む第1フォトゲートと、前記第1接合ゲートに隣接して形成される第1伝送ゲートと、前記第1伝送ゲートに隣接して形成される第1フローティング拡散領域とを有することを特徴とする。
前記第1接合ゲートは、前記複数の第1フィンガーゲート下で収集された電荷を前記第1フローティング拡散領域に伝送される経路を提供することが好ましい。
前記第1伝送ゲートに隣接して形成される少なくとも一つのフローティング拡散領域をさらに有することが好ましい。
前記第1フォトゲートから離隔され、前記第1フォトゲートと点対称的に配置されて、前記第1方向に延長される第2接合ゲートと該第2接合ゲートから前記第2方向に延長される複数の第2フィンガーゲートとを含む第2フォトゲートと、前記第2接合ゲートに隣接して形成される第2伝送ゲートと、前記第2伝送ゲートに隣接して形成される第2フローティング拡散領域とをさらに有することが好ましい。
前記第1フォトゲートと前記第2フォトゲートとの間に形成されるチャネルストップ領域をさらに有することが好ましい。
前記チャネルストップ領域は、前記第1フォトゲート下方領域と前記第2フォトゲート下方領域との間で電位障壁を形成することが好ましい。
前記チャネルストップ領域は、前記第1フォトゲートによって収集された電荷が前記第2フォトゲートの下方領域に伝送されるか、または、前記第2フォトゲートによって収集された電荷が前記第1フォトゲートの下方領域に伝送されることを遮断するように構成されることが好ましい。
前記第1接合ゲートと前記第1伝送ゲートとの間に形成されるブリッジ拡散領域をさらに有することが好ましい。
前記ブリッジ拡散領域は、前記第1フォトゲートによって収集された電荷を引き寄せる電圧レベルを有することが好ましい。
前記第1フォトゲートは、透明導電酸化物(transparent conducting oxide)を含むことが好ましい。
前記透明導電酸化物は、インジウム錫酸化物(indium tin oxide)、インジウム亜鉛酸化物(indium zinc oxide)、亜鉛酸化物(zinc oxide)、及びチタン酸化物(titanium dioxide)からなる一群の内から選択されることが好ましい。
前記第1フォトゲートは、半導体基板の上部に形成され、前記半導体基板は、前記第1フォトゲートが形成される表面に向かう方向にドーピング濃度が徐々に減少するエピタキシャル層を含むことが好ましい。
前記エピタキシャル層は、埋め込みチャネルを含むことが好ましい。
前記第1フォトゲートは、集光時間の間、第1ロジックレベルと第2ロジックレベルとの間を周期的に遷移する第1制御信号が印加されることが好ましい。
前記第1制御信号が前記第1ロジックレベルを有する時、入射光によって発生した電荷は前記第1フォトゲート下方に収集され、前記第1制御信号が前記第2ロジックレベルを有する時、前記第1フォトゲート下方に収集された電荷が前記第1フローティング拡散領域に伝送されることが好ましい。
前記第1伝送ゲートは、前記集光時間の間、ロジックハイレベルとロジックローレベルとの間の所定のレベルを有する第2制御信号が印加され、前記第1伝送ゲートは、前記第2制御信号に応答してハーフターンオン(half turned−on)状態を有することが好ましい。
前記第1伝送ゲートは、前記第1制御信号が前記第1ロジックレベルを有する時、前記第1フォトゲート下方に収集された電荷が前記第1フローティング拡散領域に伝送されるのを遮断し、前記第1制御信号が第2ロジックレベルを有する時、前記第1フォトゲート下方に収集された電荷を前記第1フローティング拡散領域に伝送することが好ましい。
また、上記目的を達成するためになされた本発明による光感知装置の単位ピクセルは、互いに異なる位相を有する第1及び第2制御信号に応答して、各々ターンオン又はターンオフされる第1及び第2フォトゲートと、前記第1及び第2フォトゲートのターンオン又はターンオフ動作により入射光によって発生した電荷を各々収集する第1及び第2電荷収集領域と、前記第1及び第2電荷収集領域に各々隣接して形成される第1及び第2ブリッジ拡散領域と、第3制御信号に応答してターンオン又はターンオフする第1及び第2伝送ゲートと、前記第1及び第2電荷収集領域に収集された電荷が、各々、前記第1及び第2ブリッジ拡散領域、並びに前記第1及び第2伝送ゲートによって形成された第1及び第2伝送チャネルを通じて伝送され蓄積するように構成される第1及び第2フローティング拡散領域とを有することを特徴とする。
前記第1及び第2フォトゲートの各々は、第1方向に延長される接合ゲートと、前記接合ゲートから前記第1方向と実質的に直交する第2方向に延長される複数のフィンガーゲートとを含むことが好ましい。
前記第1及び第2フォトゲートの各々は、螺旋形状を有する少なくとも一つの螺旋フィンガーゲートを含むことが好ましい。
前記第1及び第2制御信号は、互いに反転した位相を有することが好ましい。
また、上記目的を達成するためになされた本発明による光感知装置の単位ピクセルは、実質的に、互いに点対称的に配置され、螺旋形状を有する少なくとも一つの螺旋フィンガーゲートを各々含む第1及び第2フォトゲートと、前記第1及び第2フォトゲートに各々隣接して形成される第1及び第2伝送ゲートと、前記第1及び第2伝送ゲートに各々隣接して形成される第1及び第2フローティング拡散領域とを有することを特徴とする。
前記螺旋フィンガーゲートは、第1方向に延長され第1長さを有する第1ゲートと、前記第1ゲートの一端から前記第1方向と実質的に直交する第2方向に延長され、前記第1長さより短い第2長さを有する第2ゲートとを含むことが好ましい。
上記目的を達成するためになされた本発明による光感知装置は、入射光を電気的信号に変換する複数の単位ピクセルを含む光電変換部と、前記電気的信号を処理してデータを生成する信号処理部とを有し、前記複数の単位ピクセルの各々は、第1方向に延長される接合ゲートと該接合ゲートから前記第1方向と実質的に直交する第2方向に延長される複数のフィンガーゲートとを含むフォトゲートと、前記接合ゲートに隣接して形成される伝送ゲートと、前記伝送ゲートに隣接して形成されるフローティング拡散領域とを含むことを特徴とする。
前記複数の単位ピクセルは、行と列を有したピクセルアレイを形成し、前記信号処理部は、前記ピクセルアレイの各行に接続されるロードライバと、前記ピクセルアレイの各列に接続される相関二重サンプリング部と、前記ロードライバ及び前記相関二重サンプリング部の動作タイミングを制御するためのタイミング信号を提供するタイミングコントローラとを含むことが好ましい。
アナログ信号である前記電気的信号をデジタル信号に変換するアナログ−デジタル変換部をさらに有し、前記相関二重サンプリング部は、単位ピクセルのリセット成分(components)と単位ピクセルの測定信号成分との間の差を取得するために相関二重サンプリングを実行し、前記アナログ−デジタル変換部にアナログ信号である前記電気的信号を出力することが好ましい。
前記信号処理部は、プロセッサが前記データを受信し処理することができるようにバスを通じて前記プロセッサと通信を行うよう構成されることが好ましい。
前記プロセッサは、前記バスを通じてメモリ、保存装置、入出力装置、及び電源装置と接続されることが好ましい。
また、上記目的を達成するためになされた本発明による光感知装置の単位ピクセルは、半導体基板と、前記半導体基板上に形成される第1フォトゲートと、前記第1フォトゲートに形成され、第1フォトゲート制御信号が印加される少なくとも一つの第1フォトゲートコンタクトと、前記半導体基板上に前記第1フォトゲートに隣接して形成される第1伝送ゲートと、前記第1伝送ゲートに形成され、第1伝送ゲート制御信号が印加される第1伝送ゲートコンタクトと、前記半導体基板内に前記第1伝送ゲートに隣接して形成される第1フローティング拡散領域と、前記第1フローティング拡散領域に形成され、前記第1フローティング拡散領域と前記第1フローティング拡散領域の電圧を増幅させる第1ドライブトランジスタのゲートとを電気的に接続する第1フローティング拡散領域コンタクトと、前記半導体基板上に前記第1フォトゲートに隣接して形成される第2フォトゲートと、前記第2フォトゲートに形成され、第2ゲート制御信号が印加される少なくとも一つの第2フォトゲートコンタクトと、前記半導体基板上に前記第2フォトゲートに隣接して形成される第2伝送ゲートと、前記第2伝送ゲートに形成され、第2伝送ゲート制御信号が印加される第2伝送ゲートコンタクトとを有することを特徴とする。
前記第1フォトゲートの下方で前記第1フォトゲートと前記第1伝送ゲートとの間の前記半導体基板内に形成される第1埋め込みチャネルと、前記第2フォトゲートの下方で前記第2フォトゲートと前記第2伝送ゲートとの間の前記半導体基板内に形成される第2埋め込みチャネルとをさらに有することが好ましい。
前記第1埋め込みチャネル及び前記第2埋め込みチャネルは、n型不純物でドーピングされることが好ましい。
前記第1埋め込みチャネルと前記第1フォトゲートとの間の前記半導体基板内に形成される第1p型ドーピング領域と、前記第2埋め込みチャネルと前記第2フォトゲートとの間の前記半導体基板内に形成される第2p型ドーピング領域とをさらに有することが好ましい。
前記半導体基板上に形成される第1リセットトランジスタをさらに有し、前記第1リセットトランジスタは、第1リセットトランジスタコンタクトが形成されこれを通じてリセット信号が印加されるゲートと、リセット電源電圧と接続されるドレインと、前記第1フローティング拡散領域と接続されるソースとを含むことが好ましい。
前記半導体基板上に形成される第2リセットトランジスタをさらに有し、前記第2リセットトランジスタは、第2リセットトランジスタコンタクトが形成されこれを通じて前記リセット信号が印加されるゲートと、前記リセット電源電圧と接続されるドレインと、前記第2フローティング拡散領域と接続されるソースとを含むことが好ましい。
前記半導体基板上に前記第1フォトゲートに近接して形成され、p型不純物でドーピングされて、前記第1フォトゲートと近接した前記半導体基板表面に向かう方向にドーピング濃度が徐々に減少するエピタキシャル層をさらに含むことが好ましい。
前記エピタキシャル層内に、n型不純物でドーピングされる埋め込みチャネルが形成されることが好ましい。
前記第1フォトゲートと前記第2フォトゲートとの間の前記半導体基板内に形成されるチャネルストップ領域をさらに有することが好ましい。
前記チャネルストップ領域は、p型不純物で濃密にドーピングされることが好ましい。
前記第1フォトゲートと前記第1伝送ゲートとの間の前記半導体基板内に形成される第1ブリッジ拡散領域と、前記第2フォトゲートと前記第2伝送ゲートとの間の前記半導体基板内に形成される第2ブリッジ拡散領域とをさらに有することが好ましい。
前記第1ブリッジ拡散領域に隣接した前記第1フォトゲートの下方の前記半導体基板内に形成され、n型不純物でドーピングされる第1埋め込みチャネルと、前記第2ブリッジ拡散領域に隣接した前記第2フォトゲートの下方の前記半導体基板内に形成され、n型不純物でドーピングされる第2埋め込みチャネルと、前記第1埋め込みチャネルと前記第1フォトゲートとの間の前記半導体基板内に形成される第1p型ドーピング領域と、前記第2埋め込みチャネルと前記第2フォトゲートとの間の前記半導体基板内に形成される第2p型ドーピング領域とをさらに有することが好ましい。
本発明に係る光感知装置の単位ピクセル及び光感知装置によれば、フローティング拡散領域においての電荷伝送効率を向上させることができ、従って、イメージ品質を向上させることができるという効果がある。
本発明の第1の実施形態に係る光感知装置の単位ピクセルを示す平面図である。 図1のI−I’線に沿って切断した単位ピクセルを示す断面図である。 図1のII−II’線に沿って切断した単位ピクセルを示す断面図である。 図1のI−I’線に沿って切断した単位ピクセルの他の例を示す断面図である。 図1の単位ピクセルの動作を説明するための概念的な断面図である。 図1に示した半導体基板の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る光感知装置の単位ピクセルの駆動方法を示すフローチャートである。 図7の駆動方法に係る光感知装置の単位ピクセルの伝送光の強さ、受信光の強さ、及び制御信号を示すタイミング図である。 図7の駆動方法にともなう図1の単位ピクセルの電位レベルを示す図である。 図7の駆動方法にともなう図1の単位ピクセルの電位レベルを示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る光感知装置の単位ピクセルを形成する方法を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る光感知装置の単位ピクセルを示す平面図である。 図12のI−I’線に沿って切断した単位ピクセルを示す断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る光感知装置の単位ピクセルを示す平面図である。 本発明の第4の実施形態に係る光感知装置の単位ピクセルを示す平面図である。 図15のI−I’線に沿って切断した単位ピクセルを示す断面図である。 図15の単位ピクセルの動作を説明するための概念的な断面図である。 図7の駆動方法による図15の単位ピクセルの電位レベルを示す図である。 本発明の第5の実施形態に係る光感知装置の単位ピクセルを示す平面図である。 本発明の第6の実施形態に係る光感知装置の単位ピクセルを示す平面図である。 図20のI−I’線に沿って切断した単位ピクセルを示す断面図である。 図20のI−I’線に沿って切断した単位ピクセルの他の例を示す断面図である。 図20の単位ピクセルの動作を説明するための概念的な断面図である。 図7の駆動方法による図20の単位ピクセルの電位レベルを示す図である。 本発明の第7の実施形態に係る光感知装置の単位ピクセルを示す平面図である。 本発明の第8の実施形態に係る光感知装置の単位ピクセルを示す平面図である。 図26のI−I’線に沿って切断した単位ピクセルを示す断面図である。 図26のI−I’線に沿って切断した単位ピクセルの他の例を示す断面図である。 図26の単位ピクセルの動作を説明するための概念的な断面図である。 図7の駆動方法による図25の単位ピクセルの電位レベルを示す図である。 本発明の第9の実施形態に係る光感知装置の単位ピクセルを示す平面図である。 本発明の第6の実施形態に係る光感知装置の単位ピクセルの駆動方法を示すフローチャートである。 図32の駆動方法に係る光感知装置の単位ピクセルの送信光の強さ、受信光の強さ、及び制御信号を示すタイミング図である。 図32の駆動方法による図20の単位ピクセルの電位レベルを示す図である。 図32の駆動方法による図20の単位ピクセルの電位レベルを示す図である。 本発明の第10の実施形態に係る単位ピクセルを含む光感知装置を示すブロック図である。 本発明の第11の実施形態に係る単位ピクセルを含む光感知装置を示すブロック図である。 本発明の第12の実施形態に係る単位ピクセルを含む光感知装置を示すブロック図である。 本発明の第13の実施形態に係る単位ピクセルを含む光感知装置を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る光感知装置を含むシステムを示す図である。
次に、本発明に係る光感知装置及びその単位ピクセルを実施するための形態の具体例を図面を参照しながら説明する。
本明細書に開示されている本発明の実施形態に対して、特定の構造的乃至機能的説明は単に本発明の実施形態を説明するための目的で例示されたものであって、本発明の実施形態は多様な形態で実施することができ、本明細書に説明された実施形態に限定されることと解釈されてはならない。
本発明は多様な変更を加えることができ、色々な形態を有することができるところ、特定実施形態を図面に例示し、本明細書に詳細に説明する。しかし、これは本発明を特定の開示形態に対して限定しようとすることではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれるすべての変更、均等物乃至代替物を含むことと理解されなければならない。
第1、第2等の用語は、多様な構成要素を説明することに使用できるが、構成要素は用語によって限定されてはいけない。用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的で使われる。例えば、本発明の権利範囲から離脱しないまま第1構成要素は第2構成要素と命名することができ、類似に第2構成要素も第1構成要素と命名することができる。
何れの構成要素が他の構成要素に「連結されて」あるか、または「接続されて」あると言及された場合には、その他の構成要素に直接的に連結されているか、または、接続されていることもできるが、中間に他の構成要素が存在する場合もあると理解しなければならない。反面、いずれの構成要素が他の構成要素に「直接連結されて」あるまたは「直接接続されて」あると言及された場合には、中間に他の構成要素が存在しないと理解しなければならない。構成要素間の関係を説明する他の表現、すなわち「〜間に」と「すぐに〜間に」または「〜に隣り合う」と「〜に直接隣り合う」等も同様に解釈しなければならない。
本明細書で使った用語は、単に特定の実施形態を説明するために使われたものであって、本発明を限定しようとする意図ではない。単数の表現は文脈上、明白に異なると意味しない限り、複数の表現を含む。本明細書で、「含む」または「有する」等の用語は実施された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部分品または、これらを組み合わせたものが存在するということを指定しようとすることであって、一つまたは、それ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部分品または、これらを組み合わせたもの存在、または、付加可能性をあらかじめ排除しないことと理解しなければならない。
異なると定義されない限り、技術的または科学的な用語を含んでここで使われるすべての用語は、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者によって一般的に理解されることと同じ意味である。一般的に使われる辞書に定義されているような用語は関連技術の文脈上有する意味と一致する意味であると解釈すべきであり、本明細書で明白に定義しない限り、理想的または過度に形式的な意味と解釈しない。
図面上、同じ構成要素に対しては同じ参照符号を使って同じ構成要素に対して重複する説明は省略する。
図1は本発明の第1の実施形態に係る光感知装置の単位ピクセルを示す平面図である。
図1を参照すると、単位ピクセル100は、第1フォトゲート130、第2フォトゲート140、第1伝送ゲート151、第2伝送ゲート161、第1フローティング拡散領域153、第2フローティング拡散領域163、第1出力部170及び第2出力部180を含む。
第1フォトゲート130及び第2フォトゲート140は、半導体基板110の上方(over)に互いに重ならないように形成される。第1フォトゲート130及び第2フォトゲート140は、半導体基板110で発生した電荷を収集する電荷収集領域120を、半導体基板110内に生じさせることができる。電荷収集領域120は、半導体基板110で入射光子(incident photon)により発生した電子正孔対のうち、電子を収集することができる。
本実施形態では、第1フォトゲート130及び第2フォトゲート140はポリシリコンを含むか、または、透明導電酸化物(transparent conducting oxide、TCO)を含むことができる。例えば、第1フォトゲート130及び第2フォトゲート140は、インジウム錫酸化物(indium tin oxide、ITO)、インジウム亜鉛酸化物(indium zinc oxide、IZO)、亜鉛酸化物(zinc oxide、ZnO)、チタン酸化物(titanium dioxide、TiO)、または、これらの組合せを含むことができる。
第1フォトゲート130は、第1方向に延長された第1接合ゲート133及び第1接合ゲート133から第1方向と実質的に直交する第2方向に互いに平行するように延長された複数の第1フィンガーゲート(131a、131b、131c、131d、131e)を含む。第1接合ゲート133及び第1フィンガーゲート(131a、131b、131c、131d、131e)は、同一層で一体に形成するか、または、互いに異なる層に形成されてコンタクト137を通じて電気的に接続させることができる。
第1接合ゲート133及び第1フィンガーゲート(131a、131b、131c、131d、131e)は、下方の電荷収集領域120で半導体基板110で発生した電荷を収集する。第1接合ゲート133は、それぞれの第1フィンガーゲート(131a、131b、131c、131d、131e)の下方で収集された電荷を伝送する経路を提供する。すなわち、第1接合ゲート133は第1フィンガーゲート(131a、131b、131c、131d、131e)の下方で収集された電荷を第1接合ゲート133の下方で集積する役割を遂行する。これに伴い、第1接合ゲート133は、第1フィンガーゲート(131a、131b、131c、131d、131e)の下方で収集された電荷の伝送効率を向上させることができる。
第2フォトゲート140は、第2接合ゲート143及び複数の第2フィンガーゲート(141a、141b、141c、141d、141e)を含む。
第2フォトゲート140は、第1フォトゲート130と重ならなく、第1フォトゲート130と点対称になるように配置される。また、第2フィンガーゲート(141a、141b、141c、141d、141e)の各々は第1フィンガーゲート(131a、131b、131c、131d、131e)の間に配置することができる。すなわち、第1フィンガーゲート(131a、131b、131c、131d、131e)と第2フィンガーゲート(141a、141b、141c、141d、141e)とが交互に配置することができる。これによって、第1フォトゲート130と第2フォトゲート140間の不均衡によるデータエラーを減少させることができる。
一例として、第1フィンガーゲート(131a、131b、131c、131d、131e)と第2フィンガーゲート(141a、141b、141c、141d、141e)の各々は、約0.25〜約1μmの幅、及び約3〜約30μmの長さを有する。
隣接する第1フィンガーゲートと第2フィンガーゲートは、約0.25〜約3μmの間隔を有する。
第1接合ゲート133と第2接合ゲート143の各々は約1μmの幅、及び約3〜約30μmの長さを有する。このようなフィンガーゲート及び接合ゲートの幅、長さ及び間隔は単位ピクセルの大きさ、デザインルールなどにより変更することができる。
また、図1にはそれぞれのフォトゲートが5つのフィンガーゲートを含む例を示しているが、フィンガーゲートの数はピクセルの大きさ、デザインルールなどにより変更することができる。
第1フォトゲート130及び第2フォトゲート140には、コンタクト137、147が各々形成される。第1フォトゲート130及び第2フォトゲート140にはコンタクト137、147を通じて制御信号が各々印加される。第1フォトゲート130及び第2フォトゲート140は、制御信号に応答して電荷収集領域120を生じさせる。
第1伝送ゲート151及び第2伝送ゲート161は、半導体基板110の上方(over)に形成される。
第1伝送ゲート151は第1接合ゲート133と第1フローティング拡散領域153との間に配置され、第2伝送ゲート161は第2接合ゲート143と第2フローティング拡散領域163との間に配置される。
第1伝送ゲート151及び第2伝送ゲート161は、第1フォトゲート130により収集された電荷及び第2フォトゲート140により収集された電荷を第1フローティング拡散領域153及び第2フローティング拡散領域163に各々伝送する。
第1フィンガーゲート(131a、131b、131c、131d、131e)が第1接合ゲート133に接続され、第1伝送ゲート151が第1接合ゲート133に隣接して形成されるため、第1接合ゲート133及び第1伝送ゲート151は、第1フィンガーゲート(131a、131b、131c、131d、131e)それぞれの下方で収集された電荷を第1フローティング拡散領域153に伝送する経路を提供することができる。
また、第2接合ゲート143及び第2伝送ゲート161は第2フィンガーゲート(141a、141b、141c、141d、141e)それぞれの下方で収集された電荷を第2フローティング拡散領域163に伝送する経路を提供することができる。
これによって、単位ピクセル100は、各フォトゲートが複数のフィンガーゲートを含んでも、ハーフピクセル毎に一つのフローティング拡散領域を含むことができる。さらに、単位ピクセル100が少ない数のフローティング拡散領域を含む場合、フィルファクタ(fill factor)が向上し、暗電流(dark current)及び寄生キャパシタンス(parasitic capacitance)が減少することができる。
第1フローティング拡散領域153及び第2フローティング拡散領域163は、第1伝送ゲート151及び第2伝送ゲート161によって伝送された電荷を各々蓄積することができる。
第1出力部170及び第2出力部180は、第1フローティング拡散領域153及び第2フローティング拡散領域163に蓄積された電荷に相応する電気的信号を各々出力することができる。
例えば、第1出力部170は、第1フローティング拡散領域153に蓄積された電荷を放電する第1リセットトランジスタ171、第1フローティング拡散領域153の電圧を増幅する第1ドライブトランジスタ173、及び第1ドライブトランジスタ173によって増幅された電圧を第1コラムラインに出力する第1選択トランジスタ175を含み、第2出力部180は、第2フローティング拡散領域163に蓄積された電荷を放電する第2リセットトランジスタ181、第2フローティング拡散領域163の電圧を増幅する第2ドライブトランジスタ183、及び第2ドライブトランジスタ183によって増幅された電圧を第2コラムラインに出力する第2選択トランジスタ185を含む。
上述のように、フィンガーゲートが接合ゲートから延長して、伝送ゲートが接合ゲートに隣接して形成されるため、単位ピクセル100はハーフピクセル毎に一つのフローティング拡散領域を含むことができ、電荷伝送効率を向上させることができる。
図2は、図1のI−I’線に沿って切断した単位ピクセルを示す断面図であり、図3は、図1のII−II’線に沿って切断した単位ピクセルを示す断面図である。
図2は、第1フィンガーゲート131cの長さ方向に切断した単位ピクセル100を示す。図3は、第1接合ゲート133の長さ方向に切断した単位ピクセル100を示す。
図2及び図3を参照すると、第1フォトゲート130は、半導体基板110の上方に形成される。第1フォトゲート130上には制御信号が印加されるコンタクト137が形成される。第1伝送ゲート151は半導体基板110の上方に第1フォトゲート130に隣接して形成される。第1伝送ゲート151上には制御信号が印加されるコンタクトが形成される。第1フローティング拡散領域153は半導体基板110内に第1伝送ゲート151に隣接して形成される。第1伝送ゲート151上には図1の第1ドライブトランジスタ173のゲートと接続されたコンタクトが形成される。第1リセットトランジスタ171はリセット信号が印加されるコンタクトが形成されたゲートRG1、リセット電源電圧が接続されたドレイン、及びソース153を有する。
第2フォトゲート140は、半導体基板110の上方に形成される。第2フォトゲート140上には制御信号が印加されるコンタクト147が形成される。第2伝送ゲート161は半導体基板110の上方に第2フォトゲート140に隣接して形成される。第2伝送ゲート161上には制御信号が印加されるコンタクトが形成される。
図4は、図1のI−I’線に沿って切断した単位ピクセルの他の例を示す断面図である。
図4は、第1フィンガーゲート131cの長さ方向に切断した単位ピクセル100の例を示す。
図4を参照すると、単位ピクセル100は、半導体基板110内に形成された第1埋め込みチャネル(buried channel)112a及び第2埋め込みチャネル112bをさらに含む。
第1埋め込みチャネル112a及び第2埋め込みチャネル112bは、各々、第1フォトゲート130及び第2フォトゲート140と重畳する(overlaid)位置の半導体基板110の表面近傍に形成される。第1埋め込みチャネル112a及び第2埋埋め込みチャネル112bはnタイプの不純物でドーピングされる。
第1埋め込みチャネル112aは第1フォトゲート130の下方及び第1フォトゲート130と第1伝送ゲート151との間の基板領域に形成され、第2埋め込みチャネル112bは第2フォトゲート140の下方及び第2フォトゲート140と第2伝送ゲート161との間の基板領域に形成される。
単位ピクセル100は、半導体基板110内に第1埋め込みチャネル112aと第1フォトゲート130の間に形成された第1p型ドーピング領域113a、及び第2埋め込みチャネル112bと第2フォトゲート140の間に形成された第2p型ドーピング領域113bをさらに含む。
図5は、図1の単位ピクセルの動作を説明するための概念的な断面図である。
図5を参照すると、単位ピクセル100は、第1フォトゲート130、第2フォトゲート140、第1伝送ゲート151、第2伝送ゲート161、第1フローティング拡散領域153、第2フローティング拡散領域163、第1出力部170、及び第2出力部180を含む。
第1フォトゲート130及び第2フォトゲート140には、集光時間(integration time)の間に第1ロジックレベルと第2ロジックレベルとの間を周期的に遷移する第1制御信号PGCS1及び第2制御信号PGCS2が各々印加される。集光時間の間の第1制御信号PGCS1及び第2制御信号PGCS2は、周期的な電圧として、例えば連続的なパルスを有するパルス トレイン電圧、サイン電圧、コサイン電圧などであってもよい。
第1フォトゲート130下方の第1電荷収集領域121は、第1制御信号PGCS1が第1ロジックレベルを有する時、半導体基板110で発生した電荷を収集して、第2フォトゲート140下方の第2電荷収集領域122は、第2制御信号PGCS2が第1ロジックレベルを有する時、半導体基板110で発生した電荷を収集する。
集光時間の間、第1制御信号PGCS1と第2制御信号PGCS2とは互いに異なる位相を有する。例えば、第2制御信号PGCS2は第1制御信号PGCS1に対し反転した位相を有することができる。すなわち、第1制御信号PGCS1が第1ロジックレベルを有する時、第2制御信号PGCS2が第2ロジックレベルを有して、第1制御信号PGCS1が第2ロジックレベルを有する時、第2制御信号PGCS2は第1ロジックレベルを有する。これによって、第1フォトゲート130と第2フォトゲート140は選択的にターンオンされ、第1電荷収集領域121及び第2電荷収集領域122は選択的に電荷を収集することができる。
単位ピクセル100を含む光感知装置は選択的にターンオンされる第1フォトゲート130及び第2フォトゲート140を利用して距離(depth)情報を感知することができる。光感知装置は所定の波長を有した光を出力する発光装置、例えば発光ダイオード(light emitting diode、LED)、レーザーダイオードなどを含むことができる。
光感知装置は発光装置を周期的にターンオン及びターンオフさせることによって、周期的に光の強さが変動する光を送信して、送信光が被写体によって反射した光を受信する。受信光は送信光に対して光の飛行時間(time of flight、以下、TOF)ほど遅れる。光感知装置はTOFを測定することによって被写体までの距離を測定することができる。
光感知装置は、第1電荷収集領域121が収集する電荷と第2電荷収集領域122が収集する電荷との比に基づいて受信光の送信光に対する遅延時間、すなわちTOF又は、遅延位相を測定することができる。
例えば、第1制御信号PGCS1と送信光の強さは同じ位相を有し、第2制御信号PGCS2は送信光の強さに対し180度異なる位相を有する。この場合、TOFが増加するほど、第1フォトゲート130がターンオンしている時に第1電荷収集領域121により収集される電荷の量が減少し、第2フォトゲート140がターンオンしている時に第2電荷収集領域122により収集される電荷の量が増加する。すなわち、TOFが大きいほど、前述の比が小さくなる。
従って、光感知装置は前述の比を計算することによってTOFを測定することができる。これによって、光感知装置は、光感知装置から被写体までの距離をD、光の速度をcとすると、数学式 D=TOF×c/2 を利用して光感知装置から被写体までの距離を計算することができる。
第1伝送ゲート151及び第2伝送ゲート161には集光時間の間、一定の電圧レベルを有する第3制御信号TGCSが共通して印加される。第1伝送ゲート151及び第2伝送ゲート161は、第3制御信号TGCSにより制御されて第1電荷収集領域121と第1フローティング拡散領域153との間、及び第2電荷収集領域122と第2フローティング拡散領域163との間に伝送チャネルを各々形成する。
第1フローティング拡散領域153及び第2フローティング拡散領域163は、半導体基板110内に形成される。一例として、第1フローティング拡散領域153及び第2フローティング拡散領域163は、nタイプの不純物で高濃度にドーピングされる。第1フローティング拡散領域153は、第1電荷収集領域121で収集されて、第1伝送ゲート151下方(under)の伝送チャネルを通じて伝送された電荷を蓄積することができる。また、第2フローティング拡散領域163は、第2電荷収集領域122に収集されて、第2伝送ゲート161下方の伝送チャネルを通じて伝送された電荷を蓄積することができる。
第1出力部170及び第2出力部180は、第1フローティング拡散領域153及び第2フローティング拡散領域163に蓄積された電荷に相応する電気的信号を第1コラムライン177及び第2コラムライン187に各々出力する。第1出力部170は第1リセットトランジスタ171、第1ドライブトランジスタ173、及び第1選択トランジスタ175を含み、第2出力部180は第2リセットトランジスタ181、第2ドライブトランジスタ183、及び第2選択トランジスタ185を含む。
第1リセットトランジスタ171及び第2リセットトランジスタ181は、リセット信号RSTに応答して第1フローティング拡散領域153に蓄積された電荷及び第2フローティング拡散領域163に蓄積された電荷を各々放電する。第1リセットトランジスタ171はリセット信号RSTが印加されるゲート端子、リセット電源電圧VRSTに接続された第1端子、及び第1フローティング拡散領域153に接続された第2端子を有し、第2リセットトランジスタ181はリセット信号RSTが印加されるゲート端子、リセット電源電圧VRSTに接続された第1端子、及び第2フローティング拡散領域163に接続された第2端子を有する。
第1ドライブトランジスタ173及び第2ドライブトランジスタ183は、第1フローティング拡散領域153の電圧及び第2フローティング拡散領域163の電圧を各々増幅する。
第1ドライブトランジスタ173は第1フローティング拡散領域153に接続されたゲート端子、電源電圧VDDに接続された第1端子、及び第1選択トランジスタ175の第1端子に接続された第2端子を有し、第2ドライブトランジスタ183は第2フローティング拡散領域163に接続されたゲート端子、電源電圧VDDに接続された第1端子、及び第2選択トランジスタ185の第1端子に接続された第2端子を有する。
第1選択トランジスタ175及び第2選択トランジスタ185は、選択信号SELに応答して第1ドライブトランジスタ173により増幅された電圧及び第2ドライブトランジスタ183により増幅された電圧を第1コラムライン177及び第2コラムライン187に各々出力する。
第1選択トランジスタ175は、選択信号SELが印加されるゲート端子、第1ドライブトランジスタ173の第2端子と接続された第1端子、及び第1コラムライン177に接続された第2端子を有し、第2選択トランジスタ185は、選択信号SELが印加されるゲート端子、第2ドライブトランジスタ183の第2端子と接続された第1端子、及び第2コラムライン187に接続された第2端子を有する。
図5では各ハーフピクセルが一つの出力部を有する単位ピクセルを示しているが、他の実施形態として出力部の一部又は全部を複数のハーフピクセルによって共有することも可能である。
図6は、図1に示した半導体基板の一例を示す図である。
図6を参照すると、半導体基板110aはエピタキシャル層(epitaxial layer)111を含む。
エピタキシャル層111は、バルク基板にフォトゲート130と重畳する位置の基板表面方向に向かってドーピング濃度が順次に低くなるようにドーピングして形成される。エピタキシャル層111は、半導体基板110aで発生した電荷が電荷収集領域121のチャネル(例えば、表面チャネルまたは、埋め込みチャネル)に移動する速度、すなわち、垂直移動速度を増加させることができる。一実施例において、エピタキシャル層111はpタイプの不純物でドーピングされる。
半導体基板110aは、エピタキシャル層111内に形成された埋め込みチャネル112をさらに一層含むこともできる。埋め込みチャネル112は電荷収集領域121に収集された電荷が伝送ゲート下方に移動する速度、すなわち、水平移動速度を増加させることができる。ここで、埋め込みチャネル112はnタイプの不純物で低濃度にドーピングされる。
半導体基板110aがエピタキシャル層111及び埋め込みチャネル112を含む場合、電荷収集効率及び電荷伝送効率がより一層向上させることができる。
図7は本発明の第1の実施形態に係る光感知装置の単位ピクセルの駆動方法を示すフローチャートである。
図5及び図7を参照すると、集光時間の間、第1電荷収集領域121及び第2電荷収集領域122は半導体基板110内に発生した電荷を収集して、収集された電荷は第1フローティング拡散領域153及び第2フローティング拡散領域163に伝送される(ステップS210)。
一例として、第1電荷収集領域121及び第2電荷収集領域122が電荷を収集する直前に、第1フローティング拡散領域153及び第2フローティング拡散領域163は第1リセットトランジスタ171及び第2リセットトランジスタ181によってリセットされる。
第1フォトゲート130及び第2フォトゲート140は、各々、周期的に遷移する第1制御信号PGCS1及び第2制御信号PGCS2により制御される。
第1制御信号PGCS1及び第2制御信号PGCS2は、第1ロジックレベルと第2ロジックレベルの間を周期的に遷移する信号として、パルス波、サイン波、コサイン波などと同様の波形を有することができる。第1制御信号PGCS1及び第2制御信号PGCS2は互いに反転した位相を有する。これによって、第1フォトゲート130と第2フォトゲート140は選択的にターンオンされる。
第1制御信号PGCS1が第1ロジックレベル(例えば、ロジックハイレバル)を有して、第2制御信号PGCS2が第2ロジックレベル(例えば、ロジックローレベル)を有する時、第1フォトゲート130がターンオンされて第1電荷収集領域121が半導体基板110内に発生した電荷を収集し、第2フォトゲート140がターンオフされて第2電荷収集領域122に収集された電荷が第2フローティング拡散領域163に伝送される。
第1制御信号PGCS1が第2ロジックレベルを有し、第2制御信号PGCS2が第1ロジックレベルを有する時、第1フォトゲート130がターンオフされて第1電荷収集領域121に収集された電荷が第1フローティング拡散領域153に伝送され、第2フォトゲート140がターンオンされて第2電荷収集領域122が半導体基板110内に発生した電荷を収集する。
これにより、各ハーフピクセルは、集光時間の間に電荷収集及び電荷伝送を周期的に繰り返すことができる。
このような集光時間の後、第1出力部170及び第2出力部180は、第1コラムライン177及び第2コラムライン187に、第1フローティング拡散領域153及び第2フローティング拡散領域163に蓄積された電荷に相応する第1データ電圧及び第2データ電圧を各々出力する(ステップS230)。
第1ドライブトランジスタ173は、第1フローティング拡散領域153に蓄積された電荷に相応する電圧を増幅して第1データ電圧を生成し、第1選択トランジスタ175は選択信号SELに応答して第1データ電圧を第1コラムライン177に出力する。また、第2ドライブトランジスタ183は、第2フローティング拡散領域163に蓄積された電荷に相応する電圧を増幅して第2データ電圧を生成し、第2選択トランジスタ185は選択信号SELに応答して第2データ電圧を第2コラムライン187に出力する。
第1データ電圧及び第2データ電圧が出力された後、第1出力部170及び第2出力部180は、各々、第1コラムライン177及び第2コラムライン187に第1リセット電圧及び第2リセット電圧を出力する(ステップS250)。
第1リセットトランジスタ171及び第2リセットトランジスタ181は、各々、リセット信号RSTに応答して第1フローティング拡散領域153及び第2フローティング拡散領域163をリセットする。
例えば、第1リセットトランジスタ171及び第2リセットトランジスタ181は、各々、リセット信号RSTに応答してターンオンし、第1フローティング拡散領域153及び第2フローティング拡散領域163をリセット電源電圧VRSTに接続することによって、第1フローティング拡散領域153及び第2フローティング拡散領域163に蓄積された電荷を放電させる。
第1ドライブトランジスタ173は、リセットされた第1フローティング拡散領域153の電圧を増幅して第1リセット電圧を生成して、第1選択トランジスタ175は選択信号SELに応答して第1リセット電圧を第1コラムライン177に出力する。また、第2ドライブトランジスタ183は、リセットされた第2フローティング拡散領域163の電圧を増幅して第2リセット電圧を生成し、第2選択トランジスタ185は選択信号SELに応答して第2リセット電圧を第2コラムライン187に出力する。
本実施形態による方法によって駆動される光感知装置は、データ電圧とリセット電圧との電圧差に基づいた相関二重サンプリングを行うことによりイメージや距離情報を生成する。これにより、ノイズを減少させてイメージや距離情報の品質を向上させることができる。
図8は、図7の駆動方法に係る光感知装置の単位ピクセルの送信光の強度、受信光の強度、及び制御信号を示すタイミング図である。
図5及び図8を参照すると、集光時間の間、単位ピクセル100を含む光感知装置は周期的に変動する強度を有する送信光TXを放射する。例えば、光感知装置は約10〜200MHzの周波数で発光装置をターンオン及びターンオフさせることによって光の送信及び非送信を周期的に繰り返す。
送信光TXは、被写体によって反射され受信光RXとして光感知装置に到達する。受信光RXは送信光TXに対し光の飛行時間(TOF)程遅れる。例えば、光感知装置は送信された光子(図8、310)がTOF(すなわち、t2−t1またはt4−t3)程遅れた光子(図8、320)を受信する。
集光時間の間、第1制御信号PGCS1は送信光TXの強度と同じ位相を有して、第2制御信号PGCS2は送信光RXの強度に対し反転した位相、すなわち180度程遅れた位相を有する。これによって、受信した光子(図8、320)によって発生した電荷の一部は第1制御信号PGCS1が第1ロジックレベル(図8、330)を有する時に第1電荷収集領域121に収集される。
また、受信した光子(図8、320)により発生した電荷の他の一部は第2制御信号PGCS2が第1ロジックレベル340を有する時に第2電荷収集領域122に収集される。
一例として、第1制御信号PGCS1及び第2制御信号PGCS2の第1ロジックレベルは約3Vであり、第1制御信号PGCS1及び第2制御信号PGCS2の第2ロジックレベルは約0Vである。
TOFに従って第1電荷収集領域121が収集する電荷と第2電荷収集領域122が収集する電荷の比が変化する。例えば、受信光RXの送信光TXに対し遅れる時間が長いほど(TOFが増加するほど)、第1電荷収集領域121が収集する電荷が減少して、第2電荷収集領域122が収集する電荷が増加する。これによって、光感知装置は、第1電荷収集領域121が収集する電荷と第2電荷収集領域122が収集する電荷との比を利用して受信光RXの送信光TXに対する遅延時間、すなわちTOFを測定することができる。
また、光感知装置から被写体までの距離をD、光の速度をcとすると、
数学式 D=TOF×c/2 を利用してDを計算することができる。
これによって、光感知装置は被写体に対する距離情報を検出することができる。その上、光感知装置は第1フォトゲート130を含む第1ハーフピクセルによるデータ、及び第2フォトゲート140を含む第2ハーフピクセルによるデータを利用してイメージ情報を検出することができる。例えば、光感知装置は第1ハーフピクセルによるデータ及び第2ハーフピクセルによるデータを合算することによってイメージ情報を生成することができる。
集光時間の間、第3制御信号TGCSはロジックハイレベルとロジックローレベルとの間の所定の電圧レベルを有する。一例として、第3制御信号TGCSのロジックハイレベルは約2Vであり、第3制御信号TGCSのロジックローレベルは約0Vであり、第3制御信号TGCSの上記所定の電圧レベルを約0.5〜約1Vである。これによって、第1伝送ゲート151及び第2伝送ゲート161は完全にターンオンされるか、または、完全にターンオフされるか、または、半ターンオン(half turned−on)状態を有することができる。
半ターンオンされた第1伝送ゲート151及び第2伝送ゲート161によって第1伝送ゲート151及び第2伝送ゲート161下方の基板領域は、ターンオンされたフォトゲート下方の基板領域に対し電位障壁(potential barrier)の役割を行って、ターンオフされたフォトゲート下方の基板領域に対し伝送チャネルの役割を行う。
これによって、第1制御信号PGCS1が第1ロジックレベルを有する時に第1電荷収集領域121は電荷収集を行い、第1制御信号PGCS1が第2ロジックレベルを有する時に第1電荷収集領域121に収集された電荷が第1フローティング拡散領域153に伝送される。また、第2制御信号PGCS2が第1ロジックレベルを有する時に第2電荷収集領域122は電荷を収集して、第2制御信号PGCS2が第2ロジックレベルを有する時に第2電荷収集領域122に収集された電荷が第2フローティング拡散領域163に伝送される。
読出時間の間、第1フォトゲート130及び第2フォトゲート140には第2ロジックレベルを有する第1制御信号PGCS1及び第2制御信号PGCS2が印加される。
図8には読出時間の間、第1制御信号PGCS1及び第2制御信号PGCS2が第2ロジックレベルを有する例を示しているが、実施形態によっては、読出時間の間、第1制御信号PGCS1及び第2制御信号PGCS2は第1ロジックレベルを有したり、または、さまざまな電圧レベルを有することもできる。読出時間の間、第1制御信号PGCS1及び第2制御信号PGCS2が所定の一定電圧レベルを有する場合、第1フォトゲート130及び第2フォトゲート140による第1フローティング拡散領域153及び第2フローティング拡散領域163に対する干渉が抑制され得る。
読出時間の間、第1伝送ゲート151及び第2伝送ゲート161にはロジックローレベルを有する第3制御信号TGCSが印加される。第3制御信号TGCSがロジックローレベルを有することによって、第1伝送ゲート151下方の基板領域に、第1電荷収集領域121から第1フローティング拡散領域153に、又は、第1フローティング拡散領域153から第1電荷収集領域121に電荷が移動することを防ぐ電位障壁を形成される。
また、第2伝送ゲート161下方の基板領域に、第2電荷収集領域122から第2フローティング拡散領域163に、又は、第2フローティング拡散領域163から第2電荷収集領域122に電荷が移動することを防ぐ電位障壁を形成される。
読出時間の間、第1フローティング拡散領域153に蓄積された電荷に相応する第1データ電圧、及び第2フローティング拡散領域163に蓄積された電荷に相応する第2データ電圧が出力され、リセットされた第1フローティング拡散領域153の電圧に相応する第1リセット電圧、及びリセットされた第2フローティング拡散領域163の電圧に相応する第2リセット電圧が出力される。
単位ピクセル100を含む光感知装置は、第1データ電圧と第1リセット電圧との電圧差、及び第2データ電圧と第2リセット電圧との電圧差に基づいてイメージや、距離情報を生成する。これにより、ノイズを減少させてイメージや距離情報の品質を向上させることができる。
図8には送信光TXの強度、第1制御信号PGCS1及び第2制御信号PGCS2が集光時間の間、連続的なパルスを有するパルストレインの例を示しているが、他の実施形態として、集光時間の間、送信光TXの強度、第1制御信号PGCS1及び第2制御信号PGCS2は第1ロジックレベルと第2ロジックレベルとの間を周期的に遷移する信号として、サイン信号、コサイン信号などであってもよい。
図9及び図10は、図7の駆動方法にともなう図1の単位ピクセルの電位レベルを示す図である。
図9及び図10は、第1電荷収集領域及び第2電荷収集領域が電子を収集する時の単位ピクセルの電位レベルの例を示す。ここでは、図のY軸の正方向(上方向)は電位レベルが低くなる方向である。
図9は、図8の第1制御信号PGCS1が第1ロジックレベルを有し、第2制御信号PGCS2が第2ロジックレベルを有する期間の中の(t2〜t3)期間での図1〜図5の単位ピクセル100の電位レベルの例を示す。
図1、図5及び図9を参照すると、第1制御信号PGCS1が第1ロジックレベルを有する時、第1フォトゲート130により生成された第1電荷収集領域121は半導体基板110で発生した電荷を収集する。
第2制御信号PGCS2が第2ロジックレベルを有する時、第2伝送ゲート(TG2)161下方の基板領域(すなわち、伝送チャネル)は第2フォトゲート(PG2)140下方の基板領域(すなわち、第2電荷収集領域122)より高い電位レベルを有する。従って、第2電荷収集領域122で以前に収集された電荷は伝送チャネルを通じて第2フローティング拡散領域163に伝送されて蓄積される。
このように、第1制御信号PGCS1が第1ロジックレベルを有し、第2制御信号PGCS2が第2ロジックレベルを有する時、第1フォトゲート130を含む第1ハーフピクセルは電荷収集を実行し、第2フォトゲート140を含む第2ハーフピクセルは電荷伝送を実行する。
図10は、図8の第1制御信号PGCS1が第2ロジックレベルを有し、第2制御信号PGCS2が第1ロジックレベルを有する期間の中の(t3〜t4)期間での図1〜図5の単位ピクセル100の電位レベルの例を示す。
図1、図5、及び図10を参照すると、第1制御信号PGCS1が第2ロジックレベルを有する時、第1伝送ゲート(TG1)151下方の基板領域(すなわち、伝送チャネル)は第1フォトゲート130(PG1)下方の基板領域(すなわち、第1電荷収集領域121)より高い電位レベルを有する。従って、第1電荷収集領域121で以前に収集された電荷が伝送チャネルを通じて第1フローティング拡散領域153に伝送されて蓄積される。
第2制御信号PGCS2が第1ロジックレベルを有する時、第2フォトゲート140により生成された第2電荷収集領域122は半導体基板110で発生した電荷を収集する。
このように、第1制御信号PGCS1が第2ロジックレベルを有し、第2制御信号PGCS2が第1ロジックレベルを有する時、第1フォトゲート130を含む第1ハーフピクセルは電荷伝送を実行し、第2フォトゲート140を含む第2ハーフピクセルは電荷収集を実行する。
図11は本発明の第1の実施形態に係る光感知装置の単位ピクセルを形成する方法を示すフローチャートである。
図1及び図11を参照すると、第1フォトゲート130及び第2フォトゲート140を半導体基板110の上方に形成する(ステップS810)。
第1フォトゲート130及び第2フォトゲート140は互いに重ならずに、点対称になるように配置する。本実施形態では、第1フォトゲート130及び第2フォトゲート140は、ポリシリコン(polysilicon)を含むか、または、透明導電酸化物(transparent conducting oxide、TCO)を含むことができる。例えば、第1フォトゲート130及び第2フォトゲート140はインジウム錫酸化物(indium tin oxide、ITO)、インジウム亜鉛酸化物(indium zinc oxide、IZO)、亜鉛酸化物(zinc oxide、ZnO)、チタン酸化物(titanium dioxide、TiO)、または、これらの組み合わせを含むことができる。
次に、第1伝送ゲート151及び第2伝送ゲート161を半導体基板110の上部(over)に形成する(ステップS830)。
第1伝送ゲート151及び第2伝送ゲート161は、第1フォトゲート130及び第2フォトゲート140に各々隣接して形成する。
第1フローティング拡散領域153及び第2フローティング拡散領域163を、半導体基板110内に形成する(ステップS850)。
第1フローティング拡散領域153及び第2フローティング拡散領域163は、第1伝送ゲート151及び第2伝送ゲート161に各々隣接して形成する。
図12は、本発明の第2の実施形態に係る光感知装置の単位ピクセルを示す平面図である。
図12を参照すると、単位ピクセル100aは第1フォトゲート130、第2フォトゲート140、第1フローティング拡散領域153、第2フローティング拡散領域163、第1出力部170及び第2出力部180を含む。単位ピクセル100aは図1の単位ピクセル100と比較して伝送ゲートなしで具現される。
第1フォトゲート130及び第2フォトゲート140は、半導体基板110の上方に互いに重ならずに、点対称になるように形成される。第1フォトゲート130は第1方向に延長される第1接合ゲートと第1接合ゲートから第1方向と実質的に直交する第2方向に互いに平行するように延長される複数の第1フィンガーゲートとを含み、第2フォトゲート140は第1方向に延長される第2接合ゲートと第2接合ゲートから第2方向に互いに平行するように延長される複数の第2フィンガーゲートとを含む。
第1フローティング拡散領域153は、半導体基板110内に第1フォトゲート130に隣接して形成され、第2フローティング拡散領域163は半導体基板110内に第2フォトゲート140に隣接して形成される。第1フローティング拡散領域153及び第2フローティング拡散領域163は第1フォトゲート130及び第2フォトゲート140により収集された電荷を蓄積する。
第1出力部170及び第2出力部180は、第1フローティング拡散領域153及び第2フローティング拡散領域163に蓄積された電荷に相応する電気的信号を各々出力する。
図13は、図12のI−I’線に沿って切断した単位ピクセルの一例を示す断面図である。
図13を参照すると、第1フォトゲート130は半導体基板110の上方に形成される。
第1フローティング拡散領域153は半導体基板110内に第1フォトゲート130に隣接して形成される。第2フォトゲート140は半導体基板110の上方に形成される。
図14は、本発明の第3の実施形態に係る光感知装置の単位ピクセルを示す平面図である。
図14を参照すると、単位ピクセル100bは第1フォトゲート130、第2フォトゲート140、第1伝送ゲート151、第2伝送ゲート161、複数の第1フローティング拡散領域153a、153b、153c、複数の第2フローティング拡散領域163a、163b、163c、第1出力部170a、及び第2出力部180aを含む。
第1フォトゲート130及び第2フォトゲート140は、半導体基板110の上方に互いに重ならずに、点対称になるように形成される。第1フォトゲート130は第1方向に延長される第1接合ゲートと第1接合ゲートから第1方向と実質的に直交する第2方向に互いに平行するように延長される複数の第1フィンガーゲートとを含み、第2フォトゲート140は第1方向に延長される第2接合ゲートと第2接合ゲートから第2方向に互いに平行するように延長される複数の第2フィンガーゲートとを含む。
第1伝送ゲート151及び第2伝送ゲート161は、半導体基板110の上方に形成される。第1伝送ゲート151は第1接合ゲートに隣接するように配置され、第2伝送ゲート161は第2接合ゲートに隣接するように配置される。
複数の第1フローティング拡散領域153a、153b、153cが半導体基板110内に第1伝送ゲート151に隣接して形成され、複数の第2フローティング拡散領域163a、163b、163cが半導体基板110内に第2伝送ゲート161に隣接して形成される。各ハーフピクセルが複数のフローティング拡散領域を含む場合、各ハーフピクセルの電荷蓄積容量を増加させることができる。
これとは異なって、電荷蓄積容量を増加させるために、各ハーフピクセルは一つのフローティング拡散領域を含み、フローティング拡散領域に接続されたキャパシタをさらに含むこともできる。例えば、キャパシタは、単位ピクセル100bの内部または外部に配置でき、MOS(metal−oxide−semiconductor)キャパシタ、MIM(metal−insulator−metal)キャパシタなどであることができる。
第1出力部170a及び第2出力部180aは、複数の第1フローティング拡散領域153a、153b、153c及び複数の第2フローティング拡散領域163a、163b、163cに蓄積された電荷に相応する電気的信号を各々出力する。
第1出力部170aは、複数の第1フローティング拡散領域153a、153b、153cに蓄積された電荷を各々放電するための複数の第1リセットトランジスタ171a、171b、171cを含み、第2出力部180aは複数の第2フローティング拡散領域163a、163b、163cに蓄積された電荷を各々放電するための複数の第2リセットトランジスタ181a、181b、181cを含む。
図15は、本発明の第4の実施形態に係る光感知装置の単位ピクセルを示す平面図である。
図15を参照すると、単位ピクセル100cは、第1フォトゲート130、第2フォトゲート140、第1伝送ゲート151、第2伝送ゲート161、第1フローティング拡散領域153、第2フローティング拡散領域163、第1出力部170、第2出力部180、及びチャネルストップ領域190を含む。
第1フォトゲート130及び第2フォトゲート140は、半導体基板110の上方に互いに重ならずに、点対称になるように形成される。
第1フォトゲート130は第1方向に延長される第1接合ゲートと第1接合ゲートから第1方向と実質的に直交する第2方向に互いに平行するように延長される複数の第1フィンガーゲートとを含み、第2フォトゲート140は第1方向に延長される第2接合ゲートと第2接合ゲートから第2方向に互いに平行するように延長される複数の第2フィンガーゲートを含む。
第1フォトゲート130と第2フォトゲート140との間の半導体基板110内にチャネルストップ領域190が形成される。すなわち、チャネルストップ領域190は第1フォトゲート130により生成される第1電荷収集領域と第2フォトゲート140により生成される第2電荷収集領域との間に形成される。
チャネルストップ領域190は、第1電荷収集領域から第2電荷収集領域に、又は、第電荷収集領域から第1電荷収集領域に電荷が移動することを防ぐ。
例えば、第1フォトゲート130に第1ロジックレベルを有する第1制御信号が印加された時、第2電荷収集領域に収集された電荷が第1電荷収集領域に移動することを防ぎ、第2フォトゲート140に第1ロジックレベルを有する第2制御信号が印加された時、第1電荷収集領域に収集された電荷が第2電荷収集領域に移動することを防ぐ。
このように、単位ピクセル100cは、第1フォトゲート130と第2フォトゲート140との間に電位障壁を形成するチャネルストップ領域190を含むことにより、ハーフピクセルの間の電荷伝送によるノイズ及びデータエラーの発生を抑制することができる。
図16は、図15のI−I’線に沿って切断した単位ピクセルの一例を示す断面図である。
図16を参照すると、第1フォトゲート130は半導体基板110の上方に形成される。
第1伝送ゲート151は、半導体基板110の上方に第1フォトゲート130に隣接して形成される。第1フローティング拡散領域153は、半導体基板110内に第1伝送ゲート151に隣接して形成される。
第2フォトゲート140は、半導体基板110の上方に形成される。第2伝送ゲート161は半導体基板110の上方に第2フォトゲート140に隣接して形成される。
チャネルストップ領域190は、半導体基板110内に第1フォトゲート130と第2フォトゲート140との間に形成される。チャネルストップ領域190は、pタイプの不純物で高濃度にドーピングされる。
図17は図15の単位ピクセルの動作を説明するための概念的な断面図である。
図17を参照すると、単位ピクセル100cは、第1フォトゲート130、第2フォトゲート140、第1伝送ゲート151、第2伝送ゲート161、第1フローティング拡散領域153、第2フローティング拡散領域163、第1出力部170、第2出力部180、及びチャネルストップ領域190を含む。
第1フォトゲート130及び第2フォトゲート140には集光時間の間、第1ロジックレベルと第2ロジックレベルとの間を周期的に遷移する第1制御信号PGCS1及び第2制御信号PGCS2が各々印加される。
第1フォトゲート130は、第1制御信号PGCS1が第1ロジックレベルを有する時に半導体基板110で発生した電荷を収集する第1電荷収集領域121を生成することができる。第2フォトゲート140は第2制御信号PGCS2が第1ロジックレベルを有する時に半導体基板110で発生した電荷を収集する第2電荷収集領域122を生成することができる。
第1フォトゲート130と第2フォトゲート140との間の半導体基板110内、すなわち第1電荷収集領域121と第2電荷収集領域122との間にチャネルストップ領域190が形成される。一例として、チャネルストップ領域190は、pタイプの不純物で高濃度にドーピングされる。
チャネルストップ領域190は、第1電荷収集領域121と第2電荷収集領域122との間に電位障壁を形成する。これによって、チャネルストップ領域190は、第1電荷収集領域121に収集された電荷が第2電荷収集領域122に移動するか、または、第2電荷収集領域122に収集された電荷が第1電荷収集領域121に移動することを防ぐことができる。
図18は、図7の駆動方法による図15の単位ピクセルの電位レベルを示す図である。
図18は、第1フォトゲート130に第1ロジックレベルを有する第1制御信号が印加され、第2フォトゲート140に第2ロジックレベルを有する第2制御信号が印加された時の単位ピクセル100cの電位レベルの例を示す。
図15〜図18を参照すると、第1制御信号PGCS1が第1ロジックレベルを有する時、第1フォトゲート130により生成された第1電荷収集領域121は半導体基板110で発生した電荷を収集する。第2制御信号PGCS2が第2ロジックレベルを有する時、第2電荷収集領域122において、以前に収集された電荷が第2伝送ゲート161下方の伝送チャネルを通じて第2フローティング拡散領域163に伝送され蓄積される。
チャネルストップ領域(CS)190は、第1電荷収集領域121の電位レベル及び第2電荷収集領域122の電位レベルより低い電位レベルを有する。これにより、チャネルストップ領域(CS)190は、第1電荷収集領域121と第2電荷収集領域122との間で電位障壁を形成することができる。これによって、チャネルストップ領域190は第1電荷収集領域121と第2電荷収集領域122との間の電荷の移動を防止することができる。
図19は、本発明の第5の実施形態に係る光感知装置の単位ピクセルを示す平面図である。
図19を参照すると、単位ピクセル100dは、第1フォトゲート130a、第2フォトゲート140a、第1伝送ゲート151、第2伝送ゲート161、第1フローティング拡散領域153、第2フローティング拡散領域163、第1出力部170、及び第2出力部180を含む。
第1フォトゲート130a及び第2フォトゲート140aは、少なくとも一つの螺旋フィンガーゲート(spiral finger gate)135を含む。螺旋フィンガーゲート135は、第1方向と、第1方向と実質的に直交する第2方向に交互に延長され、徐々に短い長さを有するバー状のゲートを含む。
例えば、螺旋フィンガーゲート135は、接合ゲート133から正の第2方向(図中で、左から右)に第1長さを有するように延長される第1ゲート135a、及び第1ゲート135aの一端から負の第1方向(図中で、上から下)に第1長さより短い第2長さを有するように延長される第2ゲート135bを含む。また、螺旋フィンガーゲート135は第2ゲート135bの一端から負の第2方向(図中で、右から左)に第2長さより短い第3長さを有するように延長した第3ゲート135cをさらに含むこともできる。実施形態によっては、螺旋フィンガーゲート135は2つ以上の交互する方向に延長したゲートを含むことができる。
第1フォトゲート130a及び第2フォトゲート140aは、互いに重ならずに、点対称になるように形成される。また、第1フォトゲート130a及び第2フォトゲート140aの各々が互いに対称的になる少なくとも一つの螺旋フィンガーゲート135を含み、第1フォトゲート130a及び第2フォトゲート140aは、半導体基板の光感知領域の実質的に全体をカバーすることができる。
図19は、第1フォトゲート130a及び第2フォトゲート140aの各々が2つの螺旋フィンガーゲートを有する例を示しているが、実施形態によっては、第1フォトゲート130a及び第2フォトゲート140aが有する螺旋フィンガーゲートの数は変更することもできる。
第1フォトゲート130a及び第2フォトゲート140aの各々は、第1方向に延長される接合ゲート133を含む。接合ゲート133には少なくとも一つの螺旋フィンガーゲート135及び/またはフィンガーゲートが結合される。本実施形態では、接合ゲート133と螺旋フィンガーゲート135は同一層に一体で形成するか、または、互いに異なる層に形成することもできる。接合ゲート133は少なくとも一つの螺旋フィンガーゲート135の下方で収集された電荷が伝送される経路を提供することができる。従って、接合ゲート133は少なくとも一つの螺旋フィンガーゲート135の下方で収集された電荷の伝送効率を向上させることができる。
上述のように、第1フォトゲート130a及び第2フォトゲート140aが少なくとも一つの螺旋フィンガーゲートを含むことにより、単位ピクセル100dは実質的に半導体基板の光感知領域の全体をカバーすることができる。
図20は、本発明の第6の実施形態に係る光感知装置の単位ピクセルを示す平面図である。
図20を参照すると、単位ピクセル100eは、第1フォトゲート130、第2フォトゲート140、第1ブリッジ拡散領域150、第2ブリッジ拡散領域160、第1伝送ゲート151、第2伝送ゲート161、第1フローティング拡散領域153、第2フローティング拡散領域163、第1出力部170、及び第2出力部180を含む。
第1フォトゲート130及び第2フォトゲート140は、半導体基板110の上方に互いに重ならずに、点対称になるように形成される。第1フォトゲート130及び第2フォトゲート140は、半導体基板110で発生した電荷を収集する電荷収集領域120を半導体基板110内に生成することができる。
第1フォトゲート130は、第1方向に延長される第1接合ゲートと、第1接合ゲートから第1方向と実質的に直交する第2方向に互いに平行するように延長される複数の第1フィンガーゲートとを含み、第2フォトゲート140は、第1方向に延長される第2接合ゲートと、第2接合ゲートから第2方向に互いに平行するように延長される複数の第2フィンガーゲートを含む。
第1ブリッジ拡散領域150及び第2ブリッジ拡散領域160は、半導体基板110内に第1接合ゲート及び第2接合ゲートに各々隣接して形成される。第1ブリッジ拡散領域150及び第2ブリッジ拡散領域160は、電荷収集領域120が電子を収集する時、電荷収集領域120より高い電圧レベルを有し、電荷収集領域120が正孔(hole)を収集する時、電荷収集領域120より低い電圧レベルを有する。
このように、第1ブリッジ拡散領域150及び第2ブリッジ拡散領域160が電荷収集領域120に収集された電荷を引き寄せる電圧レベルを有することによって、電荷収集領域120から第1フローティング拡散領域153及び第2フローティング拡散領域163への電荷伝送効率が向上する。さらに、第1ブリッジ拡散領域150及び第2ブリッジ拡散領域160は、電荷収集領域120と第1伝送ゲート151下方の基板領域との間、及び電荷収集領域120と第2伝送ゲート161下方の基板領域との間で発生する電位障壁を抑制することができる。これによって、電荷伝送効率をより一層向上させることができる。
図21は、図20のI−I’線に沿って切断した単位ピクセルを示す断面図である。
図21を参照すると、第1フォトゲート130は、半導体基板110の上方に形成される。
第1ブリッジ拡散領域150は、半導体基板110内に第1フォトゲート130に隣接して形成される。第1伝送ゲート151は、半導体基板110の上方に第1ブリッジ拡散領域150に隣接して形成される。第1フローティング拡散領域153は、半導体基板110内に第1伝送ゲート151に隣接して形成される。
第2フォトゲート140は、半導体基板110の上方に形成される。第2ブリッジ拡散領域160は、半導体基板110内に第2フォトゲート140に隣接して形成される。第2伝送ゲート161は、半導体基板110の上方に第2ブリッジ拡散領域160に隣接して形成される。
図22は、図20のI−I’線に沿って切断した単位ピクセルの他の例を示す断面図である。
図22を参照すると、単位ピクセル100eは、半導体基板110内に形成される第1埋め込みチャネル112a及び第2埋め込みチャネル112bをさらに含むことができる。
第1埋め込みチャネル112a及び第2埋め込みチャネル112bは、半導体基板110内に第1フォトゲート130及び第2フォトゲート140が配置される位置と重畳する半導体基板表面近傍に形成される。
第1埋め込みチャネル112a及び第2埋め込みチャネル112bは、nタイプの不純物でドーピングされる。単位ピクセル100eは、半導体基板110内に第1埋め込みチャネル112aと第1フォトゲート130との間に形成される第1p型ドーピング領域113a、及び第2埋め立てチャネル112bと第2フォトゲート140との間に形成される第2p型ドーピング領域113bをさらに含むことができる。
図23は、図20の単位ピクセルの動作を説明するための概念的な断面図である。
図23を参照すると、単位ピクセル100eは、第1フォトゲート130、第2フォトゲート140、第1ブリッジ拡散領域150、第2ブリッジ拡散領域160、第1伝送ゲート151、第2伝送ゲート161、第1フローティング拡散領域153、第2フローティング拡散領域163、第1出力部170、及び第2出力部180を含む。
第1フォトゲート130及び第2フォトゲート140は、集光時間の間、第1ロジックレベルと第2ロジックレベルとの間を周期的に遷移する第1制御信号PGCS1及び第2制御信号PGCS2が各々印加される。
第1フォトゲート130は、第1制御信号PGCS1が第1ロジックレベルを有する時に半導体基板110で発生した電荷を収集する第1電荷収集領域121を生成することができる。第2フォトゲート140は、第2制御信号PGCS2が第1ロジックレベルを有する時半導体基板110で発生した電荷を収集する第2電荷収集領域122を生成することができる。
第1ブリッジ拡散領域150は、半導体基板110内に第1電荷収集領域121に隣接して形成され、第2ブリッジ拡散領域160は半導体基板110内に第2電荷収集領域122に隣接して形成される。一例として、第1ブリッジ拡散領域150及び第2ブリッジ拡散領域160は、nタイプの不純物で高濃度でドーピングされる。
第1ブリッジ拡散領域150は、第1電荷収集領域121に収集された電荷を引き寄せる電圧レベルを有し、第2ブリッジ拡散領域160は、第2電荷収集領域122に収集された電荷を引き寄せる電圧レベルを有する。
これによって、第1ブリッジ拡散領域150は第1電荷収集領域121に収集された電荷が第1伝送ゲート151下方の伝送チャネルを通じて第1フローティング拡散領域153に伝送される効率を向上させることができ、第2ブリッジ拡散領域160は、第2電荷収集領域122に収集された電荷が第2伝送ゲート161下方の伝送チャネルを通じて第2フローティング拡散領域163に伝送される効率を向上させることができる。
単位ピクセル100eは、第1電荷収集領域121と第1伝送ゲート151下方の伝送チャネルとの間に第1ブリッジ拡散領域150と、第2電荷収集領域122と第2伝送ゲート161下方の伝送チャネルとの間に第2ブリッジ拡散領域160とを含み、第1電荷収集領域121から第1フローティング拡散領域153への電荷伝送、及び第2電荷収集領域122から第2フローティング拡散領域163への電荷伝送の効率を向上させることができる。
図24は、図7の駆動方法による図20の単位ピクセルの電位レベルを示す図である。
図24は、第1フォトゲート130に第1ロジックレベルを有する第1制御信号が印加され、第2フォトゲート140に第2ロジックレベルを有する第2制御信号が印加された時の単位ピクセル100eの電位レベルの例を示す。
図20〜図24を参照すると、第1制御信号PGCS1が第1ロジックレベルを有する時、第1フォトゲート130により生成された第1電荷収集領域121は半導体基板110で発生した電荷を収集する。
第2制御信号PGCS2が第2ロジックレベルを有する時、第2ブリッジ拡散領域(BD2)160は第2電荷収集領域122より高い電圧レベルを有する。
すなわち、第2ブリッジ拡散領域(BD2)160は、第2電荷収集領域122に収集された電荷を引き寄せる電圧レベルを有し、また、第2電荷収集領域122と第2伝送ゲート161下方の基板領域との間で発生する電位障壁を抑制することができる。これにより、第2電荷収集領域122で以前に収集された電荷が第2ブリッジ拡散領域160及び第2伝送ゲート161下方の伝送チャネルを通じて第2フローティング拡散領域163に伝送される効率が向上する。
図25は、本発明の第7の実施形態に係る光感知装置の単位ピクセルを示す平面図である。
図25を参照すると、単位ピクセル100fは、第1フォトゲート130、第2フォトゲート140、第1ブリッジ拡散領域150、第2ブリッジ拡散領域160、第1伝送ゲート151、第2伝送ゲート161、複数の第1フローティング拡散領域153a、153b、153c、複数の第2フローティング拡散領域163a、163b、163c、第1出力部170a、及び第2出力部180aを含む。
第1フォトゲート130及び第2フォトゲート140は、半導体基板110の上方に互いに重ならずに、点対称になるように形成される。第1ブリッジ拡散領域150及び第2ブリッジ拡散領域160は、半導体基板110内に第1フォトゲート130及び第2フォトゲート140に各々隣接して形成される。第1伝送ゲート151及び第2伝送ゲート161は半導体基板110の上方に第1ブリッジ拡散領域150及び第2ブリッジ拡散領域160に各々隣接して形成される。複数の第1フローティング拡散領域153a、153b、153c及び複数の第2フローティング拡散領域163a、163b、163cは、半導体基板110内に第1伝送ゲート151及び第2伝送ゲート161に各々隣接して形成される。
単位ピクセル100fは、第1フォトゲート130と第1伝送ゲート151の間に形成された第1ブリッジ拡散領域150、及び第2フォトゲート140と第2伝送ゲート161との間に形成された第2ブリッジ拡散領域160を含み、電荷伝送効率を向上させることができる。また、単位ピクセル100fは、第1伝送ゲート151に隣接する複数の第1フローティング拡散領域153a、153b、153c、及び第2伝送ゲート161に隣接する複数の第2フローティング拡散領域163a、163b、163cを含むことにより、電荷蓄積容量を増加させることができる。
図26は、本発明の第8の実施形態に係る光感知装置の単位ピクセルを示す平面図である。
図26を参照すると、単位ピクセル100gは、第1フォトゲート130、第2フォトゲート140、第1ブリッジ拡散領域150、第2ブリッジ拡散領域160、第1伝送ゲート151、第2伝送ゲート161、第1フローティング拡散領域153、第2フローティング拡散領域163、第1出力部170、第2出力部180、及びチャネルストップ領域190を含む。
第1フォトゲート130及び第2フォトゲート140は、半導体基板110の上方に互いに重ならずに、点対称になるように形成される。第1ブリッジ拡散領域150及び第2ブリッジ拡散領域160は、半導体基板110内に第1フォトゲート130及び第2フォトゲート140に各々隣接して形成される。第1フォトゲート130と第2フォトゲート140との間の半導体基板110内にチャネルストップ領域190が形成される。
単位ピクセル100gは、第1フォトゲート130と第1伝送ゲート151の間に形成された第1ブリッジ拡散領域150と、第2フォトゲート140と第2伝送ゲート161の間に形成された第2ブリッジ拡散領域160とを含むことにより電荷伝送効率を向上させることができる。また、単位ピクセル100gは、第1フォトゲート130と第2フォトゲート140との間に電位障壁を形成するチャネルストップ領域190を含むことにより、ハーフピクセルの間の電荷伝送によるノイズ及びデータエラーの発生を抑制することができる。
図27は、図26のI−I’線に沿って切断した単位ピクセルの一例を示す断面図である。
図27を参照すると、第1フォトゲート130は、半導体基板110の上方に形成される。
第1ブリッジ拡散領域150は、半導体基板110内に第1フォトゲート130に隣接して形成される。第1伝送ゲート151は、半導体基板110の上方に第1ブリッジ拡散領域150に隣接して形成される。第1フローティング拡散領域153は半導体基板110内に第1伝送ゲート151に隣接して形成される。
第2フォトゲート140は、半導体基板110の上方に形成される。第2ブリッジ拡散領域160は、半導体基板110内に第2フォトゲート140に隣接して形成される。第2伝送ゲート161は半導体基板110の上方に第2ブリッジ拡散領域160に隣接して形成される。
チャネルストップ領域190は、半導体基板110内に第1フォトゲート130と第2フォトゲート140との間に形成される。チャネルストップ領域190は、pタイプの不純物で高濃度にドーピングされる。
図28は、図26のI−I’線に沿って切断した単位ピクセルの他の例を示す断面図である。
図28を参照すると、単位ピクセル100gは、半導体基板110内に形成された第1埋め込みチャネル112a及び第2埋め込みチャネル112bをさらに含む。
第1埋め込みチャネル112a及び第2埋め込みチャネル112bは、半導体基板110内に第1フォトゲート130及び第2フォトゲート140が配置される位置の下方の表面近傍に形成される。第1埋め込みチャネル112a及び第2埋め込みチャネル112bは、nタイプの不純物でドーピングされる。
単位ピクセル100gは、半導体基板110内に第1埋め込みチャネル112aと第1フォトゲート130の間に形成される第1p型ドーピング領域113aと、第2埋め込みチャネル112bと第2フォトゲート140との間に形成される第2p型ドーピング領域113bをさらに含む。
図29は、図26の単位ピクセルの動作を説明するための概念的な断面図である。
図29を参照すると、単位ピクセル100gは、第1フォトゲート130、第2フォトゲート140、第1ブリッジ拡散領域150、第2ブリッジ拡散領域160、第1伝送ゲート151、第2伝送ゲート161、第1フローティング拡散領域153、第2フローティング拡散領域163、第1出力部170、第2出力部180、及びチャネルストップ領域190を含む。
第1ブリッジ拡散領域150は、半導体基板110内に第1電荷収集領域121に隣接して形成され、第2ブリッジ拡散領域160は、半導体基板110内に第2電荷収集領域122に隣接して形成される。第1ブリッジ拡散領域150は第1電荷収集領域121に収集された電荷を引き寄せる電圧レベルを有し、第2ブリッジ拡散領域160は第2電荷収集領域122に収集された電荷を引き寄せる電圧レベルを有する。
これによって、第1ブリッジ拡散領域150は第1電荷収集領域121に収集された電荷が第1伝送ゲート151下方の伝送チャネルを通じて第1フローティング拡散領域153に伝送される効率を向上させることができ、第2ブリッジ拡散領域160は第2電荷収集領域122に収集された電荷が第2伝送ゲート161下方の伝送チャネルを通じて第2フローティング拡散領域163に伝送される効率を向上させることができる。
第1フォトゲート130と第2フォトゲート140との間の半導体基板110内、すなわち第1電荷収集領域121と第2電荷収集領域122との間にチャネルストップ領域190が形成される。チャネルストップ領域190は第1電荷収集領域121と第2電荷収集領域122との間で電位障壁を形成する。これによって、チャネルストップ領域190は第1電荷収集領域121に収集された電荷が第2電荷収集領域122に移動するのを、または、第2電荷収集領域122に収集された電荷が第1電荷収集領域121に移動するのを防止する。
図30は、図7の駆動方法にともなう図26の単位ピクセルの電位レベルを示す図である。
図30は、第1フォトゲート130に第1ロジックレベルを有する第1制御信号が印加され、第2フォトゲート140に第2ロジックレベルを有する第2制御信号が印加された時の単位ピクセル100gの電位レベルの例を示す。
図26〜図30を参照すると、第1制御信号PGCS1が第1ロジックレベルを有する時、第1フォトゲート130により生成された第1電荷収集領域121は半導体基板110で発生した電荷を収集する。
第2制御信号PGCS2が第2ロジックレベルを有する時、第2ブリッジ拡散領域(BD2)160は第2電荷収集領域122より高い電圧レベルを有する。すなわち、第2ブリッジ拡散領域160は、第2電荷収集領域122に収集された電荷を引き寄せる電圧レベルを有し、また、第2電荷収集領域122と第2伝送ゲート(TG2)161下方の基板領域との間で発生する電位障壁を抑制する。これによって、第2電荷収集領域122で以前に収集された電荷が第2ブリッジ拡散領域(BD2)160及び第2伝送ゲート(TG2)161下方の伝送チャネルを通じて第2フローティング拡散領域163に伝送される効率を向上させることができる。
チャネルストップ領域190は、第1電荷収集領域121の電位レベル及び第2電荷収集領域122の電位レベルより低い電位レベルを有する。これによって、チャネルストップ領域190は第1電荷収集領域121と第2電荷収集領域122との間で電位障壁を形成する。これによって、チャネルストップ領域190は第1電荷収集領域121と第2電荷収集領域122との間の電荷の移動を防止することができる。
図31は、本発明の第9の実施形態に係る光感知装置の単位ピクセルを示す平面図である。
図31を参照すると、単位ピクセル100hは、第1フォトゲート130a、第2フォトゲート140a、第1ブリッジ拡散領域150、第2ブリッジ拡散領域160、第1伝送ゲート151、第2伝送ゲート161、第1フローティング拡散領域153、第2フローティング拡散領域163、第1出力部170、及び第2出力部180を含む。
第1フォトゲート130a及び第2フォトゲート140aの各々は、少なくとも一つの螺旋フィンガーゲートを含む。第1ブリッジ拡散領域150及び第2ブリッジ拡散領域160は半導体基板110内に第1フォトゲート130及び第2フォトゲート140に各々隣接して形成される。
単位ピクセル100hは、少なくとも一つの螺旋フィンガーゲートを有するフォトゲートを含み、半導体基板の光感知領域の全体を実質的にカバーする。また、単位ピクセル100hは、第1フォトゲート130aと第1伝送ゲート151との間に形成された第1ブリッジ拡散領域150、及び第2フォトゲート140aと第2伝送ゲート161との間に形成された第2ブリッジ拡散領域160を含み、電荷伝送効率を向上させることができる。
図32は、本発明の第6の実施形態に係る光感知装置の単位ピクセルの駆動方法を示すフローチャートである。
図23及び図32を参照すると、集光時間の間、第1電荷収集領域121及び第2電荷収集領域122は半導体基板110内に発生した電荷を収集する(ステップS410)。
第1制御信号PGCS1が第1ロジックレベル(例えば、ロジックハイレバル)を有する時、第1フォトゲート130がターンオンされて第1電荷収集領域121が半導体基板110内に発生した電荷を収集する。
第2制御信号PGCS2が第1ロジックレベルを有する時、第2フォトゲート140がターンオンされて第2電荷収集領域122が半導体基板110内に発生した電荷を収集する。この時、図7の駆動方法によって駆動する単位ピクセルよりも、図7の駆動方法によって駆動する単位ピクセルは第1ブリッジ拡散領域150及び第2ブリッジ拡散領域160を有することで、より大きい保存容量(capacity)を有することができ、収集された電荷の実質的に大部分が第1ブリッジ拡散領域150及び第2ブリッジ拡散領域160に保存することができる。
このような集光時間が過ぎれば、第1出力部170及び第2出力部180は、第1コラムライン177及び第2コラムライン187に第1及び第2リセット電圧を各々出力する(ステップS430)。
第1リセットトランジスタ171及び第2リセットトランジスタ181は、リセット信号RSTに応答して第1フローティング拡散領域153及び第2フローティング拡散領域163をリセットする。
第1ドライブトランジスタ173はリセットされた第1フローティング拡散領域153の電圧を増幅して第1リセット電圧を生成し、第1選択トランジスタ175は選択信号SELに応答して第1リセット電圧を第1コラムライン177に出力する。また、第2ドライブトランジスタ183はリセットされた第2フローティング拡散領域163の電圧を増幅して第2リセット電圧を生成し、第2選択トランジスタ185は選択信号SELに応答して第2リセット電圧を第2コラムライン187に出力する。
第1リセット電圧及び第2リセット電圧が出力された後、第1ブリッジ拡散領域150及び第2ブリッジ拡散領域160に保存された電荷が第1フローティング拡散領域153及び第2フローティング拡散領域163に伝送される(ステップS450)。
第3制御信号TGCSがロジックハイレベル(例えば、約2V)を有する時、第1伝送ゲート151及び第2伝送ゲート161は、第3制御信号TGCSに応答して第1ブリッジ拡散領域150と第1フローティング拡散領域153との間、及び第2ブリッジ拡散領域160と第2フローティング拡散領域163との間に伝送チャネルを生成する。この伝送チャネルによって、第1ブリッジ拡散領域150に保存された電荷が第1フローティング拡散領域153に伝送され、第2ブリッジ拡散領域160に保存された電荷が第2フローティング拡散領域163に伝送される。
第1フローティング拡散領域153及び第2フローティング拡散領域163に電荷が蓄積された後、第1出力部170及び第2出力部180は第1コラムライン177及び第2コラムライン187に第1及び第2データ電圧を各々出力する(ステップS470)。
第1ドライブトランジスタ173は第1フローティング拡散領域153に蓄積された電荷に相応する電圧を増幅して第1データ電圧を生成し、第1選択トランジスタ175は選択信号SELに応答して第1データ電圧を第1コラムライン177に出力する。
また、第2ドライブトランジスタ183は第2フローティング拡散領域163に蓄積された電荷に相応する電圧を増幅して第2データ電圧を生成し、第2選択トランジスタ185は選択信号SELに応答して第2データ電圧を第2コラムライン187に出力する。
この他の実施形態にともなう方法によって駆動される光感知装置は、データ電圧とリセット電圧との差に基づいた相関二重サンプリングを行ってイメージや距離情報を生成することにより、ノイズを減少させてイメージや距離情報の品質を向上させることができる。
図33は、図32の駆動方法に係る光感知装置の単位ピクセルの送信光の強度、受信光の強度、及び制御信号を示すタイミング図である。
図23及び図33を参照すると、集光時間の間、単位ピクセル100eを含む光感知装置は、周期的に変動する強度を有する送信光TXを放射する。受信光RXは送信光TXに対し光の飛行時間(TOF)ほど遅れる。
集光時間の間、第1制御信号PGCS1は送信光TXの強度と同じ位相を有して、第2制御信号PGCS2は送信光RXの強度に対し反転された位相、すなわち180度遅れた位相を有する。第3制御信号TGCSはロジックローレベルを有する。
これによって、第1フォトゲート130を含むハーフピクセル、及び第2フォトゲート140を含むハーフピクセルは、電荷収集動作を周期的に行うことができる。また、収集された電荷は第1ブリッジ拡散領域150及び第2ブリッジ拡散領域160に保存される。
読出時間の間、第1出力部170及び第2出力部180は、第1コラムライン177及び第2コラムライン187に第1リセット電圧及び第2リセット電圧を各々出力する。
第1リセット電圧及び第2リセット電圧が出力された後、第3制御信号TGCSはロジックハイレベルを有する。
第1伝送ゲート151及び第2伝送ゲート161は、第3制御信号TGCSに応答して第1ブリッジ拡散領域150に保存された電荷を第1フローティング拡散領域153に伝送し、第2ブリッジ拡散領域160に保存された電荷を第2フローティング拡散領域163に伝送する。第1フローティング拡散領域153及び第2フローティング拡散領域163に電荷が蓄積された後、第1出力部170及び第2出力部180は第1コラムライン177及び第2コラムライン187に第1データ電圧及び第2データ電圧を各々出力する。
図34及び図35は、図32の駆動方法にともなう図20の単位ピクセルの電位レベルを示す図である。
図34は、第1制御信号PGCS1が第1ロジックレベルを有し、第2制御信号PGCS2が第2ロジックレベルを有する期間(図33のt2〜t3)での、図20〜図23の単位ピクセル100eの電位レベルの例を示す。
図20、図23、及び図34を参照すると、第1制御信号PGCS1が第1ロジックレベルを有する時、第1フォトゲート130により生成された第1電荷収集領域121は半導体基板110で発生した電荷を収集する。
第1伝送ゲート(TG1)151及び第2伝送ゲート(TG2)161下方の基板領域が第1電荷収集領域121及び第2電荷収集領域122より低い電圧レベルを有する。これによって、集光時間の間、第1電荷収集領域121及び第2電荷収集領域122で収集された電荷は第1フローティング拡散領域153及び第2フローティング拡散領域163に伝送されない。
図35は、読出時間の間、電荷伝送が遂行される時の図20〜図23の単位ピクセル100eの電位レベルの例を示す。
図20、図23、及び図35を参照すると、電荷伝送が遂行される時、第1伝送ゲート(TG1)151及び第2伝送ゲート(TG2)161下方の基板領域は第1電荷収集領域121及び第2電荷収集領域122より高い電圧レベルを有する。これによって、第1ブリッジ拡散領域150に保存された電荷が第1フローティング拡散領域153に伝送され、第2ブリッジ拡散領域160に保存された電荷が第2フローティング拡散領域163に伝送される。
図36は、本発明の第10の実施形態に係る単位ピクセルを含む光感知装置を示すブロック図である。
図36を参照すると、光感知装置600aは光電変換部610、信号処理部620a、及び発光装置640を含む。
光電変換部610は、入射光を電気的信号に変換する。光電変換部610は、単位ピクセルがマトリックス形態に配置されたピクセルアレイ611を含む。
ピクセルアレイ611は、本発明の実施形態に係る単位ピクセル(100、100a、100b、100c、100d、100e、100f、100g、100h)を含む。
単位ピクセル(100、100a、100b、100c、100d、100e、100f、100g、100h)は、被写体との距離情報を生成できることより、光感知装置600aは距離測定センサ(Depth sensor)と称する場合もある。
ピクセルアレイ611は、イメージ情報を取得するためのイメージピクセルをさらに含むことができる。この場合、イメージ情報と距離情報を通じて被写体を立体的に実現でき光感知装置600aは、3次元立体画像センサ(3D Depth sensor)と称する場合もする。
実施形態により、光感知装置600aのイメージピクセルと単位ピクセル(100、100a、100b、100c、100d、100e、100f、100g、100h)との個数比は変更することができる。例えば、イメージピクセルと単位ピクセル(100、100a、100b、100c、100d、100e、100f、100g、100h)との個数比は1:1、2:1等であってもよい。
光電変換部610は、赤外線フィルタ及び/または、カラーフィルタをさらに含むことができる。
例えば、赤外線フィルタは、単位ピクセル(100、100a、100b、100c、100d、100e、100f、100g、100h)の上部に形成することができ、カラーフィルタはイメージピクセル上部に形成することができる。また、光電変換部610は、集光のためのマイクロレンズをさらに含むことができる。
信号処理部620aは、ロードライバ621a、CDS(correlated double sampling:相関二重サンプリング)部622a、ADC(analog−digital converting:アナログ−デジタル変換)部623a及びタイミングコントローラ629aを含む。
ロードライバ621aは、ピクセルアレイ611の各ロー(row)に接続され、各ローを駆動する駆動信号を生成する。例えば、ロードライバ621aはピクセルアレイ611に含まれた複数の単位ピクセルをロー単位で駆動させることができる。
CDS部622aは、キャパシタ、スイッチなどを用いて、リセット成分を示すアナログリセット電圧と入射光に相応する測定された信号成分を示すアナログデータ電圧との差を求めてアナログダブルサンプリング(ADS;Analog Double Sampling)を行って有効な信号成分に相応するアナログ電圧を出力する。CDS部622aはコラムラインと各々接続された複数のCDS回路を含み、有効な信号成分に相応するアナログ電圧を各コラム毎に出力する。
ADC部623aは、有効な信号成分に相応するアナログ電圧をデジタル電圧に変換する。
ADC部623aは、基準信号生成器(REF)624a、比較部625a、カウンター626a、及びラッチ部627aを含む。
基準信号生成器640は、基準信号、例えば、一定の傾斜を有するランプ信号を生成し、ランプ信号を比較部625aに基準信号として提供する。
比較部625aは、CDS部622aから各コラム毎に出力されるアナログ電圧と基準信号生成器624aから発生する基準信号を比較して有効な信号成分によるそれぞれの遷移時点を有する比較信号を出力する。
カウンター626aは、カウント動作を行ってカウンティング信号を生成して、カウンティング信号をラッチ部627aに提供する。
ラッチ部627aは、コラムラインと各々接続された複数のラッチ回路を含み、各比較信号の遷移に応答してカウンター626aから出力されるカウンティング信号を各コラム毎にラッチし、ラッチされたカウンティング信号を画像及び/または距離データとして出力する。
タイミングコントローラ629aは、ロードライバ621a、CDS部622a、及びADC部623aの動作タイミングを制御する。タイミングコントローラ629aは、ロードライバ621a、CDS部622a、ADC部623aにタイミング信号及び制御信号を提供する。
発光装置640は、所定の波長を有した光、例えば赤外線を出力する。例えば、発光装置640は、発光ダイオード(light emitting diode、LED)、レーザーダイオードなどを含むことができる。タイミングコントローラ629eは、発光装置640の動作タイミングを制御する。
発光装置640は、タイミングコントローラ629eにより周期的にターンオン及びターンオフされることによって、周期的に変動する強度を有する光を送信する。
図37は、本発明の第11の実施形態に係る単位ピクセルを含む光感知装置を示すブロック図である。
図37を参照すると、光感知装置600bは、光電変換部610、信号処理部620b、及び発光装置640を含む。
信号処理部620bは、ロードライバ621b、ADC部623b、及びタイミングコントローラ629bを含む。ADC部623bは、基準信号生成器624b、比較部625b、カウンター626b、第1ラッチ部627b、及び第2ラッチ部628bを含む。
光感知装置600bは、第1ラッチ部627b及び第2ラッチ部628bを利用してリセット成分に対するアナログ信号、及び測定された信号成分に対するアナログ信号を各々デジタル信号に変換した後に、この二つのデジタル信号の差を求めて、有効な信号成分を抽出するデジタルダブルサンプリング(DDS;Digital Double Sampling)を行う。
ピクセルアレイ611は、リセット成分を示す第1アナログ電圧及び測定されたイメージ信号成分を示す第2アナログ電圧を各々出力する。
第1サンプリング工程で、比較部625bはリセット成分を示す第1アナログ電圧と基準信号生成器624bから発生する基準信号とを比較してリセット成分による遷移時点を有する比較信号を各コラム毎に出力する。
カウンター626bから出力されるカウンティング信号は第1ラッチ部627bに含まれる複数のラッチ回路に共通に提供され、各ラッチ回路は、相応する比較信号の遷移時点に応答してカウンター626bから出力されるカウンティング信号をラッチしてデジタル信号である第1カウント値を保存する。
第2サンプリング工程で、比較部625bは測定されたイメージ信号成分を示す第2アナログ電圧と基準信号生成器624bから発生する基準信号とを比較して、イメージ信号成分に対応する遷移時点を有する比較信号を各コラム毎に出力する。
カウンター626bから出力されるカウンティング信号は、第2ラッチ部628bに含まれる複数のラッチ回路に共通に提供され、各ラッチ回路は、相応する比較信号の遷移時点に応答してカウンティング信号をラッチしてデジタル信号である第2カウント値を保存する。
第1ラッチ部627b及び第2ラッチ部628bに保存された第1カウント値及び第2カウント値は、論理演算を行う内部回路に提供されて画像及び/または、距離データとして有効なイメージ信号成分に相当する値が計算され、このような方式で光感知装置600bにてデジタルダブルサンプリングが行われる。
図38は、本発明の第12の実施形態に係る単位ピクセルを含む光感知装置を示すブロック図である。
図38を参照すると、光感知装置600cは、光電変換部610、信号処理部620c、及び発光装置640を含む。信号処理部620cは、ロードライバ621c、ADC部623c、及びタイミングコントローラ629cを含む。ADC部623cは基準信号生成器624c、比較部625c、及びカウンター部626cを含む。
光感知装置600cは、コラムラインと各々接続された複数のカウンターを含むカウンター部626cによって高速動作を行うことができ、また、デジタルダブルサンプリングを行うことができる。
ピクセルアレイ611から出力されたアナログ信号は、比較部625c及びカウンター部626cを含むADC部623cによってデジタル信号に変換される。
比較部625c及びカウンター部626cは、ピクセルアレイ611から各コラム毎に出力されるアナログ信号を並列的に処理するようにコラムラインと各々接続された複数の比較器及び複数のカウンターを含む。これと共に各コラム毎に備わった信号処理手段を利用して一つのローラインに接続された単位ピクセルから出力された信号を同時に処理することによって、光感知装置600cは、動作速度やノイズ除去といった性能を増強することができる。
ピクセルアレイ611は、リセット成分を示す第1アナログ信号及び測定されたイメージ信号成分を示す第2アナログ信号を各々出力して、第1アナログ信号及び第2アナログ信号に基づき、比較部625c及びカウンター部626cを含むADC部623cは、各コラム毎に、デジタル的に相関二重サンプリング、すなわちデジタルダブルサンプリングを実行する。
図34には、アナログダブルサンプリングを行う光感知装置600aの例を示し、図37及び図38にはデジタルダブルサンプリングを行う光感知装置600b、600cの例を示したが、実施形態によって、光感知装置はスイッチキャパシタのようなアナログ回路を利用したアナログ相関二重サンプリングとデジタル回路を利用したデジタル相関二重サンプリングとを含むデュアル相関二重サンプリングを行うこともできる。
図39は、本発明の第13の実施形態に係る単位ピクセルを含む光感知装置を示すブロック図である。
図36〜図38にはコラムごとにADCが行われる光感知装置(600a、600b、600c)を示したが、図39の光感知装置600dは各コラムのアナログ信号を次々とデジタル信号に変換する一つのADC623dを使う。
図39を参照すると、光感知装置600dは、光電変換部610、信号処理部620d及び発光装置640を含む。信号処理部620dは、ロードライバ621d、CDS部622d、マルチプレクサー631、ADC623d、及びタイミングコントローラ629cを含む。
CDS部622dは、ピクセルアレイ611から出力されたリセット成分を示すアナログリセット電圧と入射光に相応する測定された信号成分を示すアナログデータ電圧の差を求めてアナログダブルサンプリングを行い、有効な信号成分に相応するアナログ電圧を各コラム毎に出力する。
マルチプレクサー631は、コラムラインを通じて伝送された有効な信号成分に相応するアナログ電圧を次々と出力する。ADC623dは各アナログ電圧をデジタル電圧に変換してイメージや距離データを生成する。
光感知装置600dは、一つのADC623dを採用して複数のコラムラインを通した出力信号を変換することによって、回路面積を減少させることができる。
図40は、図36〜図39の光感知装置を含むシステムを示す図である。
図40を参照すると、システム700は、光感知装置600、プロセッサ710、メモリ装置720、入出力装置740、保存装置730、及び電源装置750を含んで構成される。
プロセッサ710は、特定の計算又はタスクを実行する特定ソフトウェアを遂行するような、多様な計算機能を実行することができる。例えば、プロセッサ710はマイクロプロセッサまたは中央処理装置(CPU)であることができる。プロセッサ710はアドレスバス、制御バスやデータバスを通じてメモリ装置720に接続される。例えば、メモリ装置720はダイナミックランダムアクセスメモリ(dynamic random access memory、DRAM)、スタティックランダムアクセスメモリ(static random access memory、SRAM)、または消去可能なPROM(erasable programmable read−only memory、EPROM)、電気的消去可能ROM(electrically erasable programmable read−only memory、EEPROM)、及びフラッシュメモリ装置を含むすべての形態の非揮発性メモリであることができる。
また、プロセッサ710は、周辺構成要素相互連結(peripheral component interconnect、PCI)バスのような拡張バスに接続される。
これによって、プロセッサ710はキーボードまたはマウスのような一つ以上の入力装置740、プリンタまたは、ディスプレイ装置のような一つ以上の出力装置740、または、ソリッドステート ドライブ(solid state drive)、ハードディスクドライブ、またはCD−ROMなどのような一つ以上の保存装置730を制御することができる。
また、プロセッサ710はバスまたは、他の通信リンクを通じて光感知装置600と通信することができる。システム700はビデオカード、サウンドカード、メモリカード、USB装置などと通信するか、または、他のシステムと通信できるポートをさらに含むことができる。一実施形態において、光感知装置600はマイクロプロセッサ、中央処理装置、または、デジタル信号処理器のようなプロセッサ710と共に集積することができ、メモリ装置720が共に集積することもできる。他の実施形態では、光感知装置600とプロセッサ710は互いに異なるチップに集積することもできる。
それと共に、光感知装置600が3次元立体画像センサの場合、距離情報感知装置と画像情報感知装置が結合された1チップ形態または分離された2チップ形態が可能である。
システム700は、動作電圧を供給するための電源750をさらに含む。
システム700は、コンピュータ、デジタルカメラ、3次元カメラ、携帯電話、PDA、スキャナ、車両用ナビゲーション、ビデオフォン、監視システム、自動フォーカスシステム、追跡システム、動作感知システム、イメージ安定化システム、または、この他の光感知装置を利用するシステムであることができる。
上述のように、本発明の実施形態に係る単位ピクセル及び光感知装置は、フローティング拡散(floating diffusion)領域においての電荷伝送効率を向上させることができる。また、本発明の実施形態に係る単位ピクセル及び光感知装置は、イメージ及び距離情報の品質を向上させることができる。
尚、本発明は、上述の実施形態に限られるものではない。本発明の技術的範囲から逸脱しない範囲内で多様に変更実施することが可能である。
本発明に係る単位ピクセル及びそれを含む光感知装置並びにそれを含むシステムは、コンピュータ、デジタルカメラ、3次元カメラ、携帯電話、PDA、スキャナ、車両用ナビゲーション、ビデオフォン、監視システム、自動フォーカスシステム、追跡システム、動作感知システム、イメージ安定化システムなどに好適に利用される。
100、100a、100b、100c、100d、100e、100f、100g、100h 単位ピクセル
110 半導体基板
111 エピタキシャル層
112 埋め込みチャネル
112a、112b (第1、第2)埋め込みチャネル
113a、113b (第1、第2)p型ドーピング領域
120 電荷収集領域
121、122 (第1、第2)電荷収集領域
130、140、130a、140a (第1、第2)フォトゲート
150、160 (第1、第2)ブリッジ拡散領域
151、161 (第1、第2)伝送ゲート
153、163 (第1、第2)フローティング拡散領域
170、180 (第1、第2)出力部
171、181 (第1、第2)リセットトランジスタ
173、183 (第1、第2)ドライブトランジスタ
175、185 (第1、第2)選択トランジスタ
190 チャネルストップ領域
600、600a、600b、600c、600d 光感知装置
700 システム

Claims (40)

  1. 第1方向に延長される第1接合ゲートと該第1接合ゲートから前記第1方向と実質的に直交する第2方向に延長される複数の第1フィンガーゲートとを含む第1フォトゲートと、
    前記第1接合ゲートに隣接して形成される第1伝送ゲートと、
    前記第1伝送ゲートに隣接して形成される第1フローティング拡散領域とを有することを特徴とする光感知装置の単位ピクセル。
  2. 前記第1接合ゲートは、前記複数の第1フィンガーゲート下で収集された電荷を前記第1フローティング拡散領域に伝送される経路を提供することを特徴とする請求項1に記載の光感知装置の単位ピクセル。
  3. 前記第1伝送ゲートに隣接して形成される少なくとも一つのフローティング拡散領域をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の光感知装置の単位ピクセル。
  4. 前記第1フォトゲートから離隔され、前記第1フォトゲートと点対称的に配置されて、前記第1方向に延長される第2接合ゲートと該第2接合ゲートから前記第2方向に延長される複数の第2フィンガーゲートとを含む第2フォトゲートと、
    前記第2接合ゲートに隣接して形成される第2伝送ゲートと、
    前記第2伝送ゲートに隣接して形成される第2フローティング拡散領域とをさらに有することを特徴とする請求項1に記載の光感知装置の単位ピクセル。
  5. 前記第1フォトゲートと前記第2フォトゲートとの間に形成されるチャネルストップ領域をさらに有することを特徴とする請求項4に記載の光感知装置の単位ピクセル。
  6. 前記チャネルストップ領域は、前記第1フォトゲート下方領域と前記第2フォトゲート下方領域との間で電位障壁を形成することを特徴とする請求項5に記載の光感知装置の単位ピクセル。
  7. 前記チャネルストップ領域は、前記第1フォトゲートによって収集された電荷が前記第2フォトゲートの下方領域に伝送されるか、または、前記第2フォトゲートによって収集された電荷が前記第1フォトゲートの下方領域に伝送されることを遮断するように構成されることを特徴とする請求項5に記載の光感知装置の単位ピクセル。
  8. 前記第1接合ゲートと前記第1伝送ゲートとの間に形成されるブリッジ拡散領域をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の光感知装置の単位ピクセル。
  9. 前記ブリッジ拡散領域は、前記第1フォトゲートによって収集された電荷を引き寄せる電圧レベルを有することを特徴とする請求項8に記載の光感知装置の単位ピクセル。
  10. 前記第1フォトゲートは、透明導電酸化物(transparent conducting oxide)を含むことを特徴とする請求項1に記載の光感知装置の単位ピクセル。
  11. 前記透明導電酸化物は、インジウム錫酸化物(indium tin oxide)、インジウム亜鉛酸化物(indium zinc oxide)、亜鉛酸化物(zinc oxide)、及びチタン酸化物(titanium dioxide)からなる一群の内から選択されることを特徴とする請求項10に記載の光感知装置の単位ピクセル。
  12. 前記第1フォトゲートは、半導体基板の上部に形成され、
    前記半導体基板は、前記第1フォトゲートが形成される表面に向かう方向にドーピング濃度が徐々に減少するエピタキシャル層を含むことを特徴とする請求項1に記載の光感知装置の単位ピクセル。
  13. 前記エピタキシャル層は、埋め込みチャネルを含むことを特徴とする請求項12に記載の光感知装置の単位ピクセル。
  14. 前記第1フォトゲートは、集光時間の間、第1ロジックレベルと第2ロジックレベルとの間を周期的に遷移する第1制御信号が印加されることを特徴とする請求項1に記載の光感知装置の単位ピクセル。
  15. 前記第1制御信号が前記第1ロジックレベルを有する時、入射光によって発生した電荷は前記第1フォトゲート下方に収集され、
    前記第1制御信号が前記第2ロジックレベルを有する時、前記第1フォトゲート下方に収集された電荷が前記第1フローティング拡散領域に伝送されることを特徴とする請求項14に記載の光感知装置の単位ピクセル。
  16. 前記第1伝送ゲートは、前記集光時間の間、ロジックハイレベルとロジックローレベルとの間の所定のレベルを有する第2制御信号が印加され、
    前記第1伝送ゲートは、前記第2制御信号に応答してハーフターンオン(half turned−on)状態を有することを特徴とする請求項14に記載の光感知装置の単位ピクセル。
  17. 前記第1伝送ゲートは、前記第1制御信号が前記第1ロジックレベルを有する時、前記第1フォトゲート下方に収集された電荷が前記第1フローティング拡散領域に伝送されるのを遮断し、
    前記第1制御信号が第2ロジックレベルを有する時、前記第1フォトゲート下方に収集された電荷を前記第1フローティング拡散領域に伝送することを特徴とする請求項16に記載の光感知装置の単位ピクセル。
  18. 互いに異なる位相を有する第1及び第2制御信号に応答して、各々ターンオン又はターンオフされる第1及び第2フォトゲートと、
    前記第1及び第2フォトゲートのターンオン又はターンオフ動作により入射光によって発生した電荷を各々収集する第1及び第2電荷収集領域と、
    前記第1及び第2電荷収集領域に各々隣接して形成される第1及び第2ブリッジ拡散領域と、
    第3制御信号に応答してターンオン又はターンオフする第1及び第2伝送ゲートと、
    前記第1及び第2電荷収集領域に収集された電荷が、各々、前記第1及び第2ブリッジ拡散領域、並びに前記第1及び第2伝送ゲートによって形成された第1及び第2伝送チャネルを通じて伝送され蓄積するように構成される第1及び第2フローティング拡散領域とを有することを特徴とする光感知装置の単位ピクセル。
  19. 前記第1及び第2フォトゲートの各々は、第1方向に延長される接合ゲートと、
    前記接合ゲートから前記第1方向と実質的に直交する第2方向に延長される複数のフィンガーゲートとを含むことを特徴とする請求項18に記載の光感知装置の単位ピクセル。
  20. 前記第1及び第2フォトゲートの各々は、螺旋形状を有する少なくとも一つの螺旋フィンガーゲートを含むことを特徴とする請求項18に記載の光感知装置の単位ピクセル。
  21. 前記第1及び第2制御信号は、互いに反転した位相を有することを特徴とする請求項18に記載の光感知装置の単位ピクセル。
  22. 実質的に、互いに点対称的に配置され、螺旋形状を有する少なくとも一つの螺旋フィンガーゲートを各々含む第1及び第2フォトゲートと、
    前記第1及び第2フォトゲートに各々隣接して形成される第1及び第2伝送ゲートと、
    前記第1及び第2伝送ゲートに各々隣接して形成される第1及び第2フローティング拡散領域とを有することを特徴とする光感知装置の単位ピクセル。
  23. 前記螺旋フィンガーゲートは、第1方向に延長され第1長さを有する第1ゲートと、
    前記第1ゲートの一端から前記第1方向と実質的に直交する第2方向に延長され、前記第1長さより短い第2長さを有する第2ゲートとを含むことを特徴とする請求項22に記載の光感知装置の単位ピクセル。
  24. 入射光を電気的信号に変換する複数の単位ピクセルを含む光電変換部と、
    前記電気的信号を処理してデータを生成する信号処理部とを有し、
    前記複数の単位ピクセルの各々は、第1方向に延長される接合ゲートと該接合ゲートから前記第1方向と実質的に直交する第2方向に延長される複数のフィンガーゲートとを含むフォトゲートと、
    前記接合ゲートに隣接して形成される伝送ゲートと、
    前記伝送ゲートに隣接して形成されるフローティング拡散領域とを含むことを特徴とする光感知装置。
  25. 前記複数の単位ピクセルは、行と列を有したピクセルアレイを形成し、
    前記信号処理部は、前記ピクセルアレイの各行に接続されるロードライバと、
    前記ピクセルアレイの各列に接続される相関二重サンプリング部と、
    前記ロードライバ及び前記相関二重サンプリング部の動作タイミングを制御するためのタイミング信号を提供するタイミングコントローラとを含むことを特徴とする請求項24に記載の光感知装置。
  26. アナログ信号である前記電気的信号をデジタル信号に変換するアナログ−デジタル変換部をさらに有し、
    前記相関二重サンプリング部は、単位ピクセルのリセット成分(components)と単位ピクセルの測定信号成分との間の差を取得するために相関二重サンプリングを実行し、前記アナログ−デジタル変換部にアナログ信号である前記電気的信号を出力することを特徴とする請求項25に記載の光感知装置。
  27. 前記信号処理部は、プロセッサが前記データを受信し処理することができるようにバスを通じて前記プロセッサと通信を行うよう構成されることを特徴とする請求項24に記載の光感知装置。
  28. 前記プロセッサは、前記バスを通じてメモリ、保存装置、入出力装置、及び電源装置と接続されることを特徴とする請求項27に記載の光感知装置。
  29. 半導体基板と、
    前記半導体基板上に形成される第1フォトゲートと、
    前記第1フォトゲートに形成され、第1フォトゲート制御信号が印加される少なくとも一つの第1フォトゲートコンタクトと、
    前記半導体基板上に前記第1フォトゲートに隣接して形成される第1伝送ゲートと、
    前記第1伝送ゲートに形成され、第1伝送ゲート制御信号が印加される第1伝送ゲートコンタクトと、
    前記半導体基板内に前記第1伝送ゲートに隣接して形成される第1フローティング拡散領域と、
    前記第1フローティング拡散領域に形成され、前記第1フローティング拡散領域と前記第1フローティング拡散領域の電圧を増幅させる第1ドライブトランジスタのゲートとを電気的に接続する第1フローティング拡散領域コンタクトと、
    前記半導体基板上に前記第1フォトゲートに隣接して形成される第2フォトゲートと、
    前記第2フォトゲートに形成され、第2ゲート制御信号が印加される少なくとも一つの第2フォトゲートコンタクトと、
    前記半導体基板上に前記第2フォトゲートに隣接して形成される第2伝送ゲートと、
    前記第2伝送ゲートに形成され、第2伝送ゲート制御信号が印加される第2伝送ゲートコンタクトとを有することを特徴とする光感知装置の単位ピクセル。
  30. 前記第1フォトゲートの下方で前記第1フォトゲートと前記第1伝送ゲートとの間の前記半導体基板内に形成される第1埋め込みチャネルと、
    前記第2フォトゲートの下方で前記第2フォトゲートと前記第2伝送ゲートとの間の前記半導体基板内に形成される第2埋め込みチャネルとをさらに有することを特徴とする請求項29に記載の光感知装置の単位ピクセル。
  31. 前記第1埋め込みチャネル及び前記第2埋め込みチャネルは、n型不純物でドーピングされることを特徴とする請求項30に記載の光感知装置の単位ピクセル。
  32. 前記第1埋め込みチャネルと前記第1フォトゲートとの間の前記半導体基板内に形成される第1p型ドーピング領域と、
    前記第2埋め込みチャネルと前記第2フォトゲートとの間の前記半導体基板内に形成される第2p型ドーピング領域とをさらに有することを特徴とする請求項31に記載の光感知装置の単位ピクセル。
  33. 前記半導体基板上に形成される第1リセットトランジスタをさらに有し、前記第1リセットトランジスタは、第1リセットトランジスタコンタクトが形成されこれを通じてリセット信号が印加されるゲートと、リセット電源電圧と接続されるドレインと、前記第1フローティング拡散領域と接続されるソースとを含むことを特徴とする請求項29に記載の光感知装置の単位ピクセル。
  34. 前記半導体基板上に形成される第2リセットトランジスタをさらに有し、前記第2リセットトランジスタは、第2リセットトランジスタコンタクトが形成されこれを通じて前記リセット信号が印加されるゲートと、前記リセット電源電圧と接続されるドレインと、前記第2フローティング拡散領域と接続されるソースとを含むことを特徴とする請求項33に記載の光感知装置の単位ピクセル。
  35. 前記半導体基板上に前記第1フォトゲートに近接して形成され、p型不純物でドーピングされて、前記第1フォトゲートと近接した前記半導体基板表面に向かう方向にドーピング濃度が徐々に減少するエピタキシャル層をさらに含むことを特徴とする請求項29に記載の光感知装置の単位ピクセル。
  36. 前記エピタキシャル層内に、n型不純物でドーピングされる埋め込みチャネルが形成されることを特徴とする請求項35に記載の光感知装置の単位ピクセル。
  37. 前記第1フォトゲートと前記第2フォトゲートとの間の前記半導体基板内に形成されるチャネルストップ領域をさらに有することを特徴とする請求項29に記載の光感知装置の単位ピクセル。
  38. 前記チャネルストップ領域は、p型不純物で濃密にドーピングされることを特徴とする請求項37に記載の光感知装置の単位ピクセル。
  39. 前記第1フォトゲートと前記第1伝送ゲートとの間の前記半導体基板内に形成される第1ブリッジ拡散領域と、
    前記第2フォトゲートと前記第2伝送ゲートとの間の前記半導体基板内に形成される第2ブリッジ拡散領域とをさらに有することを特徴とする請求項29に記載の光感知装置の単位ピクセル。
  40. 前記第1ブリッジ拡散領域に隣接した前記第1フォトゲートの下方の前記半導体基板内に形成され、n型不純物でドーピングされる第1埋め込みチャネルと、
    前記第2ブリッジ拡散領域に隣接した前記第2フォトゲートの下方の前記半導体基板内に形成され、n型不純物でドーピングされる第2埋め込みチャネルと、
    前記第1埋め込みチャネルと前記第1フォトゲートとの間の前記半導体基板内に形成される第1p型ドーピング領域と、
    前記第2埋め込みチャネルと前記第2フォトゲートとの間の前記半導体基板内に形成される第2p型ドーピング領域とをさらに有することを特徴とする請求項39に記載の光感知装置の単位ピクセル。
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