JP2004048444A - 固体撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光学設計を複雑にすることなく、コストアップを回避しつつ解像度の向上を達成できる固体撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像エリア40の画素を構成する各受光セル20は、チャネルストッパによって区画された少なくとも3つのホトダイオード領域21、22、23を有し、各分割受光領域にはそれぞれG、B、Rの異なる色のカラーフィルタが配置される。各ホトダイオード領域21〜23に蓄積された信号電荷をそれぞれ別々に垂直転送路30に読み出し、各受光セル20から色分解された3色の信号を得る。これにより、単板式でありながら、各画素について空間的な位置ずれが殆どない3色の情報を得ることができ、解像度の高い画像が得られる。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は固体撮像装置に係り、特に高解像度のカラー画像信号を得るのに好適な固体撮像装置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルカメラやビデオカメラなどによって解像度の高い画像信号を得るためには、撮像素子の画素数を増加させることが望まれる。メガピクセルクラスの撮像素子を搭載したデジタルカメラ等の普及に伴い、撮像素子の高画素化競争は一旦収束に向かっているようであったが、依然として高画素化のニーズは高く、プロ用や商品撮影などの用途については更なる高解像度のデジタルカメラが要望されている。
【0003】
特開平9−205589号公報に開示されたCCD固体撮像装置は、受光面に二次元配列される多数の受光部(ユニットセル)について、1つのユニットセルを感度の異なる2種類の受光領域(高感度部と低感度部)に分割し、2つの受光領域からそれぞれ読み出された信号を混合若しくは加算することにより、ダイナミックレンジの拡大を達成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報には解像度の観点からのアプローチがない。デジタルカメラ等の解像度を一層向上させるにあたり、従来の単板式撮像装置では、1画素につき1色のカラーフィルタが対応していることから同時化処理(カラーフィルタ配列に伴う色信号の空間的なズレを補間して各点の色を計算する処理)が必要となり、物理的位置の異なる画素の情報から間の画像を補間するために、更に画素数を多くしなければならず、技術的にも難しい。
【0005】
これに対し、3板式撮像装置は同画素数の単板式撮像装置よりも解像度は高くなるが、3板式は光学系の設計が難しく、コスト高である。
【0006】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、光学系を複雑にすることなく、解像度の向上を達成できる固体撮像装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するために、半導体基板上に複数の受光セルが一定の配列パターンで二次元的に形成され、各受光セルで光電変換された信号電荷を画像信号として出力する固体撮像装置において、前記各受光セルは、少なくとも3つの受光領域に分割され、前記3つの受光領域には、それぞれ異なる色のカラーフィルタが配置された構造を有し、1つの受光セルから色分解された3色の画像信号を取り出すことができるように構成されていることを特徴としている。
【0008】
本発明によれば、イメージセンサの画素を構成する受光セルの内部を更に少なくとも3つの受光領域に分割し、各分割エリア(受光領域)からそれぞれ別々に信号電荷を読み出す。区分けされた各受光領域にはそれぞれ異なる色のカラーフィルタが配置されているため、3つの受光領域からそれぞれ異なる色の情報を得ることができる。
【0009】
すなわち、1画素について3色以上の色分解カラーフィルタを有しているため、各画素について空間的な位置ずれが殆どない3色の情報を得ることができる。したがって、同時化処理が不要であり、従来の単板式撮像装置と比較して解像度を高めることができる。また、本発明の固体撮像装置は単板式であるため、3板式と比較して光学系の設計も容易であり、コスト面からも有利である。
【0010】
本発明の一態様によれば、前記複数の受光セルは、行方向及び列方向ともに1つ置きに位置を1/2ピッチずらしたハニカム状に配列されていることを特徴としている。ハニカム配列は、正方配列(行方向及び列方向について一定のピッチで画素がマトリックス状に配列された形態)と比較して、隣接する受光セルの空間的な位置の中心が近いため、正方配列タイプよりも一層解像感が高められる。
【0011】
本発明の他の態様によれば、前記各受光セルは、相対的に広い受光面積を有する第1の受光領域と、前記第1の受光領域よりも相対的に狭い受光面積を有する第2及び第3の受光領域とに分割されており、前記第1の受光領域にはG(緑)のカラーフィルタが配置され、前記第2及び第3の受光領域のうち一方の領域にR(赤)、他方の領域に青(B)のカラーフィルタが配置されていることを特徴としている。
【0012】
受光セルの分割例として、R,G,Bの3原色に対応させて3つの領域に分割する場合、これら3色のうち解像度に最も影響する輝度信号の生成に大きく寄与するG信号の情報量を多くするように、Gに対応する受光領域を相対的に大きくする態様が好ましい。
【0013】
なお、本発明の実施に際しては、R,G,Bの3原色に色分解する態様に限らず、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)の補色系のカラーフィルタを用いて色分解する態様も可能である。また、受光セルの分割数は「3つ」に限らず、4つ、更にはそれ以上であってもよい。例えば、Y,M,CにGを加えた4色分解の態様や、カラーフィルタを省略した受光領域(透明領域)を設ける態様もあり、1つの受光セルの中に同じ色のフィルタを複数配置する態様もある。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に従って本発明に係る固体撮像装置の好ましい実施の形態について詳説する。
【0015】
図1は本発明の実施形態に係る固体撮像装置の構造を表した平面模式図であり、図2はその要部拡大図である。これらの図面に示すように、この固体撮像装置10は、多数の受光セル20が水平方向(行方向)及び垂直方向(列方向)に一定の配列周期で配置された二次元撮像デバイス(イメージセンサ)である。図示した構成はハニカム配列と呼ばれる画素配列であり、受光セル20の幾何学的な形状の中心点を行方向及び列方向に1つ置きに画素ピッチの半分(1/2ピッチ)ずらして配列させたものとなっている。すなわち、互いに隣接する受光セル20の行どうし(又は列どうし)において、一方の行(又は列)のセル配列が、他方の行(又は列)のセル配列に対して行方向(又は列方向)の配列間隔の略1/2だけ相対的にずれて配置された構造となっている。
【0016】
1つの受光セル20は、3つのホトダイオード領域21、22、23から成る。第1のホトダイオード領域21は、相対的に広い受光面積を有し、G(緑)の感光部を構成する。第2のホトダイオード領域22は、相対的に狭い受光面積を有し、B(青)の感光部を構成する。第3のホトダイオード領域23は相対的に狭い受光面積を有し、R(赤)の感光部を構成する。なお、Bの感光部とRの感光部の位置関係を入れ替える態様も可能である。
【0017】
受光セル20の左右両側には垂直転送路(VCCD)30が形成されている。垂直転送路30は、受光セル20の各列に近接して受光セル20を避けながらジグザグ状に蛇行して垂直方向に伸びている。
【0018】
垂直転送路30上には4相駆動(φ1,φ2,φ3,φ4)に必要な転送電極31、32、33、34が配置される。転送電極31〜34は、受光セル20の各行に近接して受光セル20の開口を避けながら蛇行して図1の水平方向に伸びるように設けられている。例えば、2層ポリシリコンで転送電極を形成する場合、φ1 のパルス電圧が印加される第1の転送電極31とφ3 のパルス電圧が印加される第3の転送電極33は第1層ポリシリコン層で形成され、φ2 のパルス電圧が印加される第2の転送電極32とφ4 のパルス電圧が印加される第4の転送電極34は第2層ポリシリコン層で形成される。もちろん、本発明の実施に際して電荷転送方式や転送電極の構成は上記の例に限定されない。
【0019】
図1において受光セル20が並んだ撮像エリア40の右側には、転送電極31〜34にパルス電圧を印加するVCCD駆動回路42が配置される。また、撮像エリア40の下側(垂直転送路30の下端側)には、垂直転送路30から移された信号電荷を水平方向に転送する水平転送路(HCCD)44が設けられている。
【0020】
水平転送路44は、2相駆動の転送CCDで構成されており、水平転送路44の最終段(図1上で最左段)は出力部46に接続されている。出力部46は出力アンプを含み、入力された信号電荷の電荷検出を行い、信号電圧として出力端子48に出力する。こうして、各受光セル20で光電変換した信号が、点順次の信号列として出力される。
【0021】
本例の固体撮像装置10では、受光セル20の各ホトダイオード領域21〜23で蓄積された信号電荷は、それぞれ独立に読み出すことが可能である。すなわち、図2に示したように、第1のホトダイオード領域21及び第2のホトダイオード領域22で生成された信号電荷は、当該受光セル20の右側に隣接した垂直転送路30に読み出され、第3のホトダイオード領域23で生成された信号電荷は左側の垂直転送路30に読み出される。
【0022】
また、各受光セル20に対応して、図3に示すように、受光セル20上にマイクロレンズ50が配置されており、入射する光を効率的に受光セル20に入射させるようになっている。
【0023】
図4に受光セル20の断面図を示す。同図では、図3の4−4線に沿う断面図(Gの感光部とBの感光部を縦断する断面)を示しているが、Rの感光部とBの感光部、或いはRの感光部とGの感光部の境界についても同様の構造を有している。
【0024】
図4によれば、n型半導体基板60の上にP型ウエル62が形成されており、このP型ウエル62の表面領域に2つのn型領域63、64が形成され、ホトダイオードを構成している。符号63で示したn型領域のホトダイオードがGの感光部となる第1のホトダイオード領域21に相当し、図4の符号64で示したn型領域のホトダイオードがBの感光部となる第2のホトダイオード領域22に相当している。
【0025】
2つのn型領域63、64の間には、P+ 型の分離領域65が形成されている。分離領域65はチャネルストップ領域(チャネルストッパ)として機能し、ホトダイオード領域21、22の電気的な分離を行う。また、図4において符号66で示したP+ 型領域は、受光セル20と垂直転送路30等の電気的な分離を行うためのチャネルストッパである。
【0026】
ホトダイオードを構成するn型領域63、64が形成された半導体基板の上層面の上には、ホトダイオード領域21、22への光入射開口を画定する開口を有した遮光膜68が形成されている。また、分離領域65に対応した上方の位置には混色防止用の遮光膜69が形成されている。そして、これら遮光膜68、69を覆うように、半導体基板の上層面には、ホスホシリケートガラス等からなる層間絶縁膜70が形成されている。
【0027】
層間絶縁膜70の上面は高精度に平坦化されており、その上に色分解フィルタとして機能するカラーフィルタ層72が形成されている。カラーフィルタ層72は、受光セル20の各ホトダイオード領域21、22、23に対応する上方位置に緑領域(Gフィルタ)73、青領域(Bフィルタ)74及び赤領域(Rフィルタ;図4において不図示)の色領域を有するカラーフィルタアレイ(CFA)である。
【0028】
すなわち、Gフィルタ73はホトダイオード領域21の上方を覆い、Bフィルタ74はホトダイオード領域22の上方を覆い、Rフィルタはホトダイオード領域23の上方を覆うように配置されている。
【0029】
また、カラーフィルタ層72の上には各受光セル20に対応してマイクロレンズ50が配設される。マイクロレンズ50は上方より入射する光を遮光膜68が画定する開口内に集光させる機能を有する。なお、本例では、1つの受光セル20について1つのマイクロレンズ50を形成しているが、各ホトダイオード領域21〜23に合わせて、3つのマイクロレンズを設けてもよい。
【0030】
マイクロレンズ50を介して入射した光は、カラーフィルタ層72によって色分解され、ホトダイオード領域21、22、23にそれぞれ異なる色の光が入射する。ホトダイオード領域21、22を区画する分離領域65の上方に遮光膜69が設けられているため、色分解された光の混合が防止されている。
【0031】
各ホトダイオード領域21〜23に入射した光は、その光量に応じた信号電荷に変換され、それぞれ別々に垂直転送路30に読み出される。なお、各ホトダイオード領域21〜23は分離領域65によって区画されているため、それぞれのホトダイオード領域21〜23に蓄積された信号電荷が受光セル20内で混合されることはない。
【0032】
図4では垂直転送路30を示していないが、P+ 型領域(チャネルストッパ)66の外側に垂直転送路30を構成するn型領域が形成されている。このn型領域と各ホトダイオード領域21〜23のn型領域及びこれらの間のP型ウエル62によって読み出しトランジスタが構成される。垂直転送路30の上層面には酸化シリコン膜等の絶縁層が形成され、その上に転送電極が垂直転送路30の上方を覆うように配置される。転送電極の上には更に酸化シリコン等の絶縁層が形成され、その上に垂直転送路30を覆う遮光膜(遮光膜68と一体の膜)が形成されている。
【0033】
このように、隣接する受光セル20どうしの間には、電荷転送路や転送電極などが形成され、電荷転送路や転送電極を介してそれぞれの受光セル20が区画されるが、1つの受光セル20内については分離領域65(チャネルストッパ)のみによって受光領域が区画されている。したがって、1画素として取り扱われる1つの受光セル20の中に更に細かな3つの独立した受光領域を形成することができ、1つの受光セル20から3色の信号を別々に取り出すことが可能となっている。
【0034】
次に、上述した固体撮像装置10の利用例を説明する。
【0035】
図5は、本発明の実施形態に係る固体撮像装置10を搭載した電子カメラの構成を示すブロック図である。この電子カメラ80は、単板式のデジタルカメラであり、撮像デバイス82として図1乃至図4で説明した固体撮像装置10が用いられている。撮影レンズ84及びシャッター兼用絞り機構86を通過した光は、撮像デバイス82の受光面の上に結像される。メカシャッターは、撮像デバイス82から信号を読み出すときに光が撮像デバイス82に入射してスミア等が発生するのを防止する。絞り機構については、単一の絞りのものや、複数の絞りが切り換え可能なものなどが適用できる。
【0036】
被写体に補助光を照射するストロボ(閃光装置)88は、低照度時など必要な時に自動的に、或いはユーザの操作によって強制的に発光させることができる。駆動回路90は、中央処理装置(CPU)92の指令に従い、タイミング信号を発生させるタイミングジェネレータ及び撮像デバイス82を駆動するドライバ回路を含む。撮像デバイス82は、前記タイミングジェネレータによって発生したタイミング信号に基づいて駆動され、画像信号を出力する。また、駆動回路90は、上記の他、撮影レンズ84、シャッター兼用絞り機構86及びストロボ88を動作させる駆動回路を含むブロックである。
【0037】
撮像デバイス82の受光面に結像された被写体の光学像は、各受光セル20のホトダイオード領域21〜23によって入射光量に応じた量の信号電荷に変換され、ドライバ回路から与えられるパルス電圧に基づいて信号電荷に応じた電圧信号(画像信号)として順次読み出される。なお、撮像デバイス82は、シャッターゲートパルスのタイミングによって電荷蓄積時間(シャッタースピード)を制御する電子シャッター機能を有している。撮像デバイス82の動作(露光、読み出し等)はCPU92により制御される。
【0038】
例えば、撮像デバイス82は垂直駆動信号(VD)に同期して電荷の読み出しが行われる。静止画記録時の場合、露光後にメカシャッターを閉じて光の侵入を遮断した状態で、VDに同期してG→B→R(又はG→R→B)の順に3回に分けて信号の読み出しを行い、3色の情報を取得する。信号を読み出す順番は、特に限定されないが、輝度信号に大きく寄与するG信号のノイズを低減するために、G信号を最初に読み出すことが好ましい。BとRについては、順番を入れ替えてもよい。
【0039】
こうして撮像デバイス82から出力された画像信号はアナログ処理部94に送られ、アナログ処理部94においてアナログゲイン、CDS(相関二重サンプリング)などの処理が行われる。アナログ処理部94で生成された信号は、A/D変換部96においてデジタル信号に変換される。
【0040】
デジタル化された画像信号は、デジタル信号処理回路98に送られ、ここでホワイトバランス調整、ガンマ変換、輝度・色差信号(YC)生成等のデジタル信号処理が施される。所定のデジタル信号処理を経た画像データは、メモリ100に一時的に記憶され、圧縮伸張回路102を介してJPEG形式その他の所定の圧縮フォーマットに従って圧縮された後、記録媒体104に記録される。画像データを保存するための記録媒体104は、カメラに内蔵された記録媒体(内蔵メモリ)であってもよいし、メモリカードに代表されるリムーバブルメディア(着脱自在な外部記録装置)であってもよい。
【0041】
再生モード時には、記録媒体104から画像データが読み出され、読み出された画像データは、圧縮伸張回路102によって伸張処理された後、表示用の信号に変換され、メモリ100を介してディスプレイ106に出力される。
【0042】
CPU92は、所定のプログラムに従って本カメラシステムを統括制御する制御部であり、シャッタースイッチ108その他の操作スイッチ等110からの入力信号に基づいてカメラ内の各回路の動作を制御する。すなわち、CPU92は操作スイッチ等110から入力される指示信号に応じて種々の撮影条件(露出条件、ストロボ発光有無、撮影モードなど)に従い、撮像デバイス82を制御するとともに、自動露出(AE)制御、自動焦点調節(AF)制御、オートホワイトバランス(AWB)制御、レンズ駆動制御、画像処理制御、記録媒体104の読み書き制御、ディスプレイ106の表示制御などを行う。
【0043】
上記構成から成る電子カメラ80によれば、単板式の構成によって、高解像度の画像を取得することが可能である。3板式の構成と比較して、撮影レンズ84を含む光学系の構成が単純であり、コストアップを回避しつつ、解像度の向上を達成できる。
【0044】
上述の実施形態ではCCD型固体撮像装置を説明したが、本発明の適用範囲はこれに限定されず、例えば、受光セルアレイをXYアドレズ指定によって読み出し可能なMOS型固体撮像装置など、他の方式の固体撮像デバイスについても適用可能である。
【0045】
また、上述の実施形態では、受光セルの開口形状を菱形としたが、受光セルの開口形状はこの例に限定されず、六角形や8角形などの多角形や円形であってもよい。更に、受光セルの分離形状(分割形態)についても、図に示した形状に限定されず、各分割エリアの蓄積電荷を別々に読み出すことができればよく、その形状や分割数、面積の大小関係などは適宜設計される。例えば、1つの受光セルを3つ又は4つの等しい面積に分割してもよい。更には、撮像エリアを構成している全ての受光セルについて同じ色分けパターンにする必要はなく、分割された受光領域に割り当てるカラーフィルタの配置や色の組合せを変更した受光セルが混在してもよい。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、固体撮像装置の1画素を構成する受光セルを3つ以上の複数の受光領域に分け、それぞれの受光領域に異なる色のカラーフィルタを配置して1セルから3色の画像信号を別々に取り出すことができる構成にしたので、光学設計を複雑にすることなく、またコストを上げずに簡単に高解像度の画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る固体撮像装置の構造を表した平面模式図
【図2】図1の要部拡大図
【図3】受光セルの拡大図
【図4】図3の4−4線に沿う断面図
【図5】本実施形態に係る固体撮像装置を搭載した電子カメラの構成を示すブロック図
【符号の説明】
10…固体撮像装置、20…受光セル、21,22,23…ホトダイオード領域、30…垂直転送路、40…撮像エリア、42…垂直転送駆動回路、44…水平転送路、50…マイクロレンズ、60…n型半導体基板、62…P型ウエル、63,64…n型領域、65…分離領域、66…P+ 型領域、68,69…遮光膜、72…カラーフィルタ層、73…Gフィルタ、74…Bフィルタ

Claims (3)

  1. 半導体基板上に複数の受光セルが一定の配列パターンで二次元的に形成され、各受光セルで光電変換された信号電荷を画像信号として出力する固体撮像装置において、
    前記各受光セルは、少なくとも3つの受光領域に分割され、前記3つの受光領域には、それぞれ異なる色のカラーフィルタが配置された構造を有し、1つの受光セルから色分解された3色の画像信号を取り出すことができるように構成されていることを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記複数の受光セルは、行方向及び列方向ともに1つ置きに位置を1/2ピッチずらしたハニカム状に配列されていることを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 前記各受光セルは、相対的に広い受光面積を有する第1の受光領域と、前記第1の受光領域よりも相対的に狭い受光面積を有する第2及び第3の受光領域とに分割されており、前記第1の受光領域にはG(緑)のカラーフィルタが配置され、前記第2及び第3の受光領域のうち一方の領域にR(赤)、他方の領域に青(B)のカラーフィルタが配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の固体撮像装置。
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