JP2011100499A - ハードディスク装置制御回路およびハードディスク装置 - Google Patents

ハードディスク装置制御回路およびハードディスク装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011100499A
JP2011100499A JP2009252547A JP2009252547A JP2011100499A JP 2011100499 A JP2011100499 A JP 2011100499A JP 2009252547 A JP2009252547 A JP 2009252547A JP 2009252547 A JP2009252547 A JP 2009252547A JP 2011100499 A JP2011100499 A JP 2011100499A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vcm
circuit
hard disk
switch
voice coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009252547A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5530700B2 (ja
Inventor
Hiroshi Kuroiwa
洋 黒岩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Electronics Corp
Original Assignee
Renesas Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Renesas Electronics Corp filed Critical Renesas Electronics Corp
Priority to JP2009252547A priority Critical patent/JP5530700B2/ja
Priority to US12/908,900 priority patent/US8482233B2/en
Publication of JP2011100499A publication Critical patent/JP2011100499A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5530700B2 publication Critical patent/JP5530700B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/40Protective measures on heads, e.g. against excessive temperature 
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/54Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head into or out of its operative position or across tracks

Abstract

【課題】VCMドライバの出力ラインのグランド短絡をVCM(+)、VCM(−)で区別して検出し、各々別な退避方法を実行する手段を提供する。
【解決手段】VCM駆動用の電流を供給するVCM(+)端子及びVCM(+)に電流への供給を決定するスイッチM1のゲート端子の電圧を異常検出回路に入力する。従来も異常検出回路に入力されていたVPSOUTとあわせ、スイッチM1のドレイン・ソース間電圧及びゲート・ソース間電圧を把握できる。これらにより、VCM(+)端子側での短絡の有無を検知することが可能となる。
【選択図】図6

Description

本発明は障害発生時のハードディスク装置のヘッド退避方法、特にVCMに電流を供給する側の端子の短絡検出方法に関する。
ハードディスク装置では、なんらかの異常が発生した際に、装置保護及びデータ保護の必要がある。かかる場合に、VCM(ボイスコイルモータ)ドライバを動作させて、メディア上にあるヘッドを所定の位置に退避(リトラクト)を行う必要がある。
しかし、VCMドライバの出力ラインであるVCM(+)、VCM(−)の内、リトラクト電流のソース側に当たるラインがグランドへ短絡した場合、ヘッドの退避は不可能になる。また、グランドに短絡しているラインに電圧を印加することになる為、意図せぬ大電流によるVCMドライバの破壊のおそれがある。
特開2004−86982号公報(特許文献1)には、磁気ディスク記憶装置で電源が遮断されたときに、ヘッドを安全かつ速やかに退避することが開示されている。
また過電流を感知することでヘッド退避に他の方策を採ることもできる。この方法としては、スピンドルモータへの電流とVCMドライバがVCMに流す電流をまとめて検出する方法が存在する。
特開2004−86982号公報
しかし、特許文献1記載の発明では、短絡箇所によってはVCMを動作させることができなくなる。具体的には、高電位側のVCM(+)がグランドに短絡すると、VCM(−)側に電流が流れず、リトラクト動作自体が行われなくなる。
また、スピンドルモータへの電流とVCMドライバがVCMに流す電流をまとめて過電流を検出する方法では、電流の加算を検出するために個々の検出精度が低くなるという問題がある。
本発明の目的は、VCMドライバの出力ラインのグランド短絡をVCM(+)、VCM(−)で区別して検出し、各々別な退避方法を実行する手段を提供することにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次の通りである。
本発明の代表的な実施の形態に関わるハードディスク装置制御回路は、ボイスコイルモータと、電源からこのボイスコイルモータへの電流の供給を制御する第1のスイッチと、第1のスイッチのゲート端子を駆動する増幅回路と、異常検出回路と、を有する。第1のスイッチはソース端子、ドレイン端子及びゲート端子を有し、異常検出回路が第1のスイッチのゲート・ソース間電圧及びドレイン・ソース間電圧を監視することでボイスコイルモータの高電位側入力端の短絡の検出を行うことを特徴とする。
このハードディスク装置制御回路において、ゲート・ソース間電圧と第1の閾値電圧を対比しゲート・ソース間電圧がこの第1の閾値電圧を越えたときにアクティブになる第1のコンパレータと、ドレイン・ソース間電圧と第2の閾値電圧を対比しドレイン・ソース間電圧が第2の閾値電圧を越えたときにアクティブになる第2のコンパレータと、を更に有する。第1のコンパレータ及び第2のコンパレータの双方がアクティブになった時にボイスコイルモータの高電位側入力端に短絡が生じたと異常検出回路が判断することで短絡の検出を行うことを特徴としても良い。
このハードディスク装置制御回路において、更に負電位を生成するネガティブレギュレータと、ネガティブレギュレータとボイスコイルモータの低電位側入力端の接続を制御する第2のスイッチと、を有し、ボイスコイルモータの高電位側入力端に短絡が生じたときに異常検出回路が第2のスイッチを介してネガティブレギュレータとボイスコイルモータの低電位側入力端を接続することを特徴としても良い。
このハードディスク装置制御回路において、ボイスコイルモータの高電位側入力端に短絡が生じたときに異常検出回路が増幅回路及び第1のスイッチを介して定電流源からボイスコイルモータへの電流の供給を停止することを特徴としても良い。
これらのハードディスク装置制御回路を含むハードディスク装置も本発明の射程に含まれる。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下の通りである。
本発明の代表的な実施の形態に関わるハードディスク用の障害検出方法を用いる事で、VCM(+)、VCM(−)のいずれで短絡が発生した場合であっても、障害の検出並びにリトラクトの実行を行うことを可能にする。結果、ハードディスク装置の信頼性、安全性を高めることが可能となる。
本発明に関わるハードディスク装置と、そのヘッドの位置決め制御システムの関係を表す模式図である。 従来のVCMドライバの構成を表す回路図である。 従来のVCMドライバを含むハードディスク装置の動作を表すフローチャートである。 従来のVCMドライバを含むハードディスク装置のノーマルリトラクト処理についての概念図である。 本発明に関わるVCMドライバの構成を表す回路図である。 本発明に関わるVCM(+)側での短絡検出方法を説明する概念図である。 本発明に関わる異常検出回路のVCM(+)における短絡を検出する部位の構成を表す論理回路図である。 本発明に関わるVCMドライバを含むハードディスク装置の動作を表すフローチャートである。 ネガティブRET信号出力時の動作を表す概念図である。 本発明に関わる異常検出回路のVCM(−)における短絡を検出する部位の構成を表す論理回路図である。
以下図を用いて本発明の実施の形態について説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明に関わるハードディスク装置と、そのヘッドの位置決め制御システムの関係を表す模式図である。
制御対象のハードディスク装置は、スピンドルモータ1、ディスク2、ヘッド3、VCM4、ヘッドアンプ8を含んで構成される。
スピンドルモータ1はディスク2を回転させるための3相モータである。後述するモータ駆動回路7より出力されるスピンドルモータ駆動電流によってスピンドルモータ1は動作する。
ディスク2は、記録媒体である。本明細書では、ディスク2は磁気ディスクであるとして説明を行う。
ヘッド3は、ディスク2へのデータの書き込み、及びディスク2からのデータの読み出しを行うための磁気ヘッドである。このヘッド3の位置情報は後述する信号処理IC5に入力される。
VCM4は、ディスク2の径方向の動きをヘッド3に実行させるための駆動力を発生させるボイスコイルモータである。
ヘッドアンプ8は、ヘッド3により読み出された信号を増幅するリードアンプと、書き込みデータを電流に変換するライトアンプを有しているアンプである。ヘッドアンプ8には、ヘッド3とディスク2の接触時の保護の為、ヘッド3をグランド電位にバイアスする必要がある。したがって、ヘッドアンプ8には負電位が必要となる。
このハードディスク装置の周辺回路として、信号処理IC5、コントローラ6、モータ駆動回路7が含まれる。
信号処理IC5は、ヘッド3が読み出した位置情報をコントローラ6が取り扱い易いようにアナログデジタル変換、フォーマットの変換を行うための信号処理回路である。この信号処理IC5の出力がコントローラ6に入力される。
コントローラ6は、信号処理IC5による変換後のヘッド3が読み出した位置情報に基づきモータ駆動回路7の制御を行うための制御回路である。
コントローラ6中には、マイコン6a、補償器6bが含まれる。
マイコン6aは、コントローラ6の主要構成部である。マイコン6aがヘッドの制御を位置指令、リトラクト制御信号、ENABLE信号を出力することでモータ駆動回路7の制御を行う。マイコン6aに対してステータス信号が入力され、これを参考にマイコン6aは制御を行うことになる。
補償器6bは、コントローラ6aからの位置指令及び信号処理IC5からの位置情報を入力し、その差分を駆動電流指令としてモータ駆動回路7に出力する。
モータ駆動回路7はコントローラ6からの信号を受けて、スピンドルモータ1のU相、V相、W相それぞれに対応した駆動電流、VCM4を駆動するための駆動電圧VCM(+)、VCM(−)を生成する駆動回路である。
モータ駆動回路7中には、電源スイッチ7a、スピンドルドライバ7b、VCMドライバ7c、異常検出回路7d、ポジティブレギュレータ7e、ネガティブレギュレータ7fを含んで構成される。
電源スイッチ7aは、外部からの電源電圧(図上ではVpsIN)から内部で使用する電源電圧を生成するための電源回路である。なお、本図では省略しているがVpsINは異常検出回路7dにも入力されている。
スピンドルドライバ7bは、スピンドルモータ1に供給するU相電流、V相電流、W相電流(3つをまとめて「スピンドルモータ駆動電流」と称呼)を生成・出力するための3相モータドライバである。
VCMドライバ7cは、VCM4を駆動するための駆動電圧VCM(+)、VCM(−)を生成する駆動回路である。リトラクト時の電流はVCM(+)からVCM(−)に流れる。
異常検出回路7dは、各種供給電源(VpsIN、Vss)、内部基準電圧、ポジティブレギュレータ7eの出力電圧の帰還ノードの電圧、電源スイッチ7aに流れる電流、内部温度、駆動電流の指令の更新頻度、などを監視する異常検出回路である。
この異常検出回路7dにより監視される対象には内部温度も含まれる。これは、駆動電圧VCM(+)、VCM(−)にグランド短絡という異常が発生した場合には、VCMドライバ7cに予期せぬ大電流が流れるため、内部温度を検知することで短絡を検出することができるためである。この検出結果を異常検出回路7dからコントローラ6に出力することで、コントローラ6はリトラクト制御信号を介してモータ駆動回路7にリトラクト動作を指示することができる。
異常検出回路7dからは、VCMドライバ7c及び電源スイッチ7aに対して、RUN信号が出力されている。この信号によって各回路の動作開始が指示されることとなる。
ポジティブレギュレータ7eは、コントローラ6で用いる正電位を生成する定電圧回路である。
ネガティブレギュレータ7fは、ヘッドアンプ8で用いる負電位を生成する定電圧回路である。
次に、従来のVCMドライバと本発明に関わるVCMドライバ7cの相違について説明する。
図2は従来のVCMドライバの構成を表す回路図である。図3はこの従来のVCMドライバを含むハードディスク装置の動作を表すフローチャートである。図4は従来のVCMドライバを含むハードディスク装置のノーマルリトラクト処理についての概念図である。
まず、従来のVCMドライバに含まれる要素について説明する。
電流制御器7c1は、コントローラ6からの駆動電流指示及び電流センスアンプ7c5の出力を帰還し、VCM4に流れる電流量を調整するためのコントローラである。電流制御器7c1にはRUN信号が入力され、これが「H」のときのみ電流量が調整される。
リトラクト回路7c2は異常検出回路7dからのRUN信号及びコントローラ6からのENABLE信号のいずれかの入力に基づき、ヘッド3の退避を行うための回路である。RUN信号またはENABLE信号がアクティブになるとリトラクト回路7c2はノーマルRET信号をVCMPA(+)7c3及びVCMPA(−)7c4に対して出力する。
VCMPA(+)7c3及びVCMPA(−)7c4は差動動作を行うHブリッジ構成を取るパワーアンプである。配下に存在するスイッチM1、M3(VCMPA(+)7c3配下)及びスイッチM2、M4(VCMPA(−)7c4配下)をそれぞれ切り替える。図からも明らかな通り、VCMPA(+)7c3は配下のスイッチM1、M3に対していずれか一方は「H」、他方は「L」の出力を発生する。同様にVCMPA(−)7c4配下のスイッチM2、M4に対していずれか一方は「H」、他方は「L」の出力を発生する。
電流センスアンプ7c5は抵抗Rsを用いてVCMドライバに供給される電流を検出するオペアンプである。
スイッチ7c6は電流センスアンプ7c5、電流制御器7c1、VCMPA(+)7c3からなるフィードバック回路でVCMドライバ7cを制御するのか、それとも、コントローラによるENABLE信号等の指示によって強制的にヘッドを移動させるのかを決定するスイッチである。異常発生時には、電流制御ループ側から、リトラクト回路出力へと接続切り替えされる。
インバータ7c7は、VCMPA(+)7c3及びVCMPA(−)7c4によるHブリッジ構成のために存在するインバータである。
次に、従来の回路の動作について図3を用いて説明する。
電源が投入されると、ポジティブレギュレータ7e及びネガティブレギュレータ7fが動作することで正電位、負電位が所定のレベルに到達する(ステップS2001)。
正電位、負電位が安定すると、異常検出回路7dはハードディスク装置の内部情報(項目については既述)をモニタリングする(ステップS2002)。モニタリングする諸条件がハードディスク装置の起動に問題が無くなった場合、異常検出回路7dはRUN信号を「H」にすることで電源スイッチ7a及びVCMドライバ7c中の電流制御器7c1及びリトラクト回路7c2の動作をONにする。またこれと同時にコントローラ6に対して異常がない旨ステータス信号で通知する。
ステータス信号で異常がない旨を通知されると、コントローラ6のマイコン6aはENBLE信号を「H」にする(ステップS2003)。これによりリトラクト回路7c2の動作が開始されると共に、ヘッド3がディスク2に読み出す位置に移動(ロード)される(ステップS2005)。
RUN信号が「H」になったことにより、VpsINの電源電圧のVpsOUTへの供給が開始される。これにより、スピンドルモータ1の回転が始まる(ステップS2004)。なお図面上はステップS2003の後に、ステップS2004が開始する形になっている。しかし、この2つの処理の開始は前後しても良い。ここまでが電源投入後の初期動作に相当する。
いずれにしても、初期動作の終了後ハードディスク装置に記録されたデータを読み出す/あるいはハードディスク装置にデータを記録することが可能になる。この通常動作中は異常の検出(ステップS2006)と、シーク(Seek)やトラッキング(Tracking)といったデータ読み出し/書き込み処理(ステップS2007)を適宜行うことになる。
ハードディスク装置が正常に動作している間は(ステップS2006:No)、シークやトラッキングを繰り返す。しかし、異常検出回路7dが異常を検出した場合(ステップS2006:Yes)、異常検出回路7dはステータスレジスタを書き換える(ステップS2008)。これにより、異常検出回路7dからマイコン6aに対して出力されるステータス信号が変化し、マイコン6aは異常を検出することとなる。
異常の検出を行った後、マイコン6aはノーマルリトラクト処理に移行すべくENABLE信号を「H」にする(ステップS2009)。これによりリトラクト回路7c2がリトラクト動作を開始すべく、VCMPA(+)7c3、VCMPA(−)7c4に所望の信号を入力しVCM4に電流を流す。この結果、ヘッド3がステップS2005以前の位置に戻ることで、ディスク2とヘッド3の接触によるデータ破損を回避することが可能となる。
この従来のノーマルリトラクト処理の問題について図4を用いて説明する。
図4(a)は短絡が発生していない場合のノーマルリトラクトの動作を説明する図である。ノーマルリトラクト処理を行う際には、VCMPA(+)7c3によってスイッチM1、M3が、VCMPA(−)7c4によってスイッチM2、M4が制御される。これにより、電源スイッチ7aを供給源とする電圧がVCM4を経由してグランドに印加されることで、VCM4に電流が流れる。結果ヘッド3は退避処理が行われることになる。
図4(b)はVCM(−)側に短絡が発生した場合のノーマルリトラクトの動作を説明する図である。この場合、スイッチM4ではなく短絡箇所を介してグランドに電流が流れることとなる。しかし、VCM4には電流が流れることから、この場合であってもヘッド3の退避処理は行われることになる。
しかしVCM(+)側に短絡が発生した場合には、このようにはいかない。図4(c)はVCM(+)側に短絡が発生した場合のノーマルリトラクトの動作を説明する図である。この場合、短絡箇所がスイッチM1、M3側に生じるため、VCM4には電流が流れない。したがって、ヘッド3の退避処理は行われないこととなる。また、スイッチM1に対して大電流が流れることが想定されるため、スイッチM1が焼損する可能性もある。
異常検出回路7dが、このVCM(+)側での短絡を把握可能にすることが、本発明の目的である。
図5は本発明に関わるVCMドライバ7cの構成を表す回路図である。この図5と図2の差分を見ると本発明の目的が浮かび上がる。
本発明に関わるリトラクト回路7c2は異常検出回路7dよりGDET_P信号が入力されている点で従来のリトラクト回路7c2と相違する。異常検出回路7dからRUN信号が入力された際には、リトラクト回路7c2はこのGDET_P信号をチェックする。このGDET_P信号が「H」の時にはVCM(+)側での短絡が発生したとしてネガティブRET信号をVCMPA(+)7c3、VCMPA(−)7c4及びスイッチM6に出力する。一方RUN信号が入力時にGDET_P信号が「L」の時、あるいはENABLE信号が入力された時には、ノーマルRET信号を出力する。
VCMPA(+)7c3、VCMPA(−)7c4は上述するネガティブRET信号を入力する点に特徴がある。このネガティブRET信号が入力されたときには、配下のスイッチを全てオフにする点に特徴がある。
スイッチM6はVCM(−)端子とネガティブレギュレータ7fを接続するかを制御するスイッチである。ネガティブRET信号がアクティブになると、VCM(−)端子とネガティブレギュレータ7fは接続され、VCM(−)端子の電位が低下する。
従来の異常検出回路7dと異なり、本発明の異常検出回路7dではVCM4との接続点であるVCMP端子、VCMN端子およびスイッチM1とM2のベース端子も入力されている。これらを用いる事で、VCM(+)側での短絡を把握することが可能となる。
図6は、本発明に関わるVCM(+)側での短絡検出方法を説明する概念図である。
図6(a)はVCM(+)側での短絡時の各端子の変化を表す波形図であり、図6(b)は図6(a)の波形図で検出する箇所を表す回路図である。これらの図を用いて検出方法を説明する。
VCM(+)側で短絡が発生すると、VCM(+)が0V(グランド電位)に落ちると共に、スイッチM1のドレイン・ソース間電圧(VDS_M1)及びゲート・ソース間電圧(VGS_M1)がその分上昇を開始する(図6(a)「GNDショート発生」)。
このドレイン・ソース間電圧(VDS_M1)及びゲート・ソース間電圧(VGS_M1)がそれぞれに対して定義された一定の電圧を超えると(図上ではドレイン・ソース間電圧に対してはVref1、ゲート・ソース間電圧に対してはVref2)、異常検出回路7dは短絡が発生したと判断する。そして、異常検出回路7dはGDET_P信号を「H」にし、リトラクト回路に障害の内容、すなわちVCM(+)における短絡、を報知するのである。
これを論理回路で表したものが図7である。図7は本発明に関わる異常検出回路7dのVCM(+)における短絡を検出する部位の構成を表す論理図である。
すなわちドレイン・ソース間電圧(VDS_M1)とVref1、及びゲート・ソース間電圧(VGS_M1)とVref2のそれぞれを対比するコンパレータCOM1、COM2を備える。
コンパレータCOM1はドレイン・ソース間電圧(VDS_M1)とVref1を対比する。ドレイン・ソース間電圧(VDS_M1)がVref1の電圧値を超えるとコンパレータCOM1は「H」を出力する。
同様にコンパレータCOM2はゲート・ソース間電圧(VGS_M1)とVref2を対比する。ゲート・ソース間電圧(VGS_M1)がVref2の電圧値を超えるとコンパレータCOM2は「H」を出力する。
これらのコンパレータCOM1、COM2の出力を、論理積をとる論理積ゲートANDに入力する。これによりドレイン・ソース間電圧及びゲート・ソース間電圧の双方が「H」になると論理積ゲートANDは「H」を出力する。この論理積ゲートANDの出力をラッチすることで安定してリトラクト回路にVCM(+)の短絡を報知する。このVCM(+)の短絡報知の信号がGDET_Pである。
なお、VCM(−)側も同様な回路構成とすることで短絡の検出が可能となる。図10は、本発明に関わる異常検出回路のVCM(−)における短絡を検出する部位の構成を表す論理回路図である。しかし、既述の通り、VCM(−)側で短絡しても、現状の構成でもVCM4の動作及びヘッド3の退避は可能であるため、本実施の形態の異常検出回路7dではGDET_Nを出力はしていない。
また、図5ではGDET_Nを生成するのに用いるVG_M2及びVCM(−)を異常検出回路7dに入力している。必要が無ければこれらの信号線を異常検出回路7dに入力しなくても良い。
図8は本発明に関わるVCMドライバを含むハードディスク装置の動作を表すフローチャートである。正常動作を行っている間は、従来の処理(図3ステップS2001〜ステップS2008)と同じであるので説明は省略する。
異常検出回路7dが異常を検出した場合(ステップS2006:Yes)、異常検出回路7dはステータスレジスタを書き換える(ステップS2008)。これにより、異常検出回路7dからマイコン6aに対して出力されるステータス信号が変化し、マイコン6aは異常を検出することとなる。
本発明においては、異常の検出を行った後図5のリトラクト回路7c2は異常検出回路7dから出力されるGDET_Pを参照する(ステップS1001)。GDET_Pが「H」であれば(ステップS1001:Yes)、VCM(+)が短絡していると判断し、リトラクト回路7c2はネガティブRET信号を出力する。これによりVCM(+)短絡時処理に移行する(ステップS1002)。一方、GDET_Pが「L」であれば(ステップS1001:No)、従来どおり、ノーマルリトラクト処理を実行する(ステップS2009)。
図9はこのネガティブRET信号出力時の動作(=ステップS1002の動作)を表す概念図である。
リトラクト回路7c2がネガティブRET信号出力時には、VCMPA(+)7c3及びVCMPA(−)7c4は配下のスイッチM1、M2、M3、M4を全てオフにする。一方で、ネガティブレギュレータとの接続を切り替えるスイッチM6はオンにする。
これにより、0Vの短絡箇所からネガティブレギュレータ7fへ電流が流れる。これによりVCM4が動作し、ヘッド3の退避が可能になる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能であることは言うまでもない。
上述の通り、本発明は、ハードディスクドライブのヘッドの退避動作に用いられる。
1…スピンドルモータ、2…ディスク、3…ヘッド、4…VCM、
5…信号処理IC、6…コントローラ、7…モータ駆動回路、8…ヘッドアンプ、
7a…電源スイッチ、7b…スピンドルドライバ、7c…VCMドライバ、
7d…異常検出回路、7e…ポジティブレギュレータ、7f…ネガティブレギュレータ、
7c1…電流制御器、7c2…リトラクト回路、7c3…VCMPA(+)、
7c4…VCMPA(−)、7c5…電流センスアンプ、7c6…スイッチ、
7c7…インバータ、M1、M2、M3、M4、M5、M6…スイッチ。

Claims (5)

  1. ボイスコイルモータと、定電流源から前記ボイスコイルモータへの電流の供給を制御する第1のスイッチと、前記第1のスイッチのゲート端子を駆動する増幅回路と、異常検出回路と、を有するハードディスク装置制御回路であって、
    前記第1のスイッチはソース端子、ドレイン端子及びゲート端子を有し、
    前記異常検出回路が、前記第1のスイッチのゲート・ソース間電圧及びドレイン・ソース間電圧を監視することで前記ボイスコイルモータの高電位側入力端の短絡の検出を行うことを特徴とするハードディスク装置制御回路。
  2. 請求項1に記載のハードディスク装置制御回路において、前記ゲート・ソース間電圧と第1の閾値電圧を対比し前記ゲート・ソース間電圧が前記第1の閾値電圧を越えたときにアクティブになる第1のコンパレータと、前記ドレイン・ソース間電圧と第2の閾値電圧を対比し前記ドレイン・ソース間電圧が前記第2の閾値電圧を越えたときにアクティブになる第2のコンパレータと、を更に有し、
    前記第1のコンパレータ及び前記第2のコンパレータの双方がアクティブになった時に前記ボイスコイルモータの高電位側入力端に短絡が生じたと前記異常検出回路が判断することで短絡の検出を行うことを特徴とするハードディスク装置制御回路。
  3. 請求項2に記載のハードディスク装置制御回路において、更に負電位を生成するネガティブレギュレータと、前記ネガティブレギュレータと前記ボイスコイルモータの低電位側入力端の接続を制御する第2のスイッチと、を有し、
    前記ボイスコイルモータの高電位側入力端に短絡が生じたときに前記異常検出回路が前記第2のスイッチを介して前記ネガティブレギュレータと前記ボイスコイルモータの低電位側入力端を接続することを特徴とするハードディスク装置制御回路。
  4. 請求項3に記載のハードディスク装置制御回路において、前記ボイスコイルモータの高電位側入力端に短絡が生じたときに前記異常検出回路が前記増幅回路及び前記第1のスイッチを介して前記定電流源から前記ボイスコイルモータへの電流の供給を停止することを特徴とするハードディスク装置制御回路。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載のハードディスク装置制御回路を含むことを特徴とするハードディスク装置。
JP2009252547A 2009-11-04 2009-11-04 ハードディスク装置制御回路およびハードディスク装置 Active JP5530700B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009252547A JP5530700B2 (ja) 2009-11-04 2009-11-04 ハードディスク装置制御回路およびハードディスク装置
US12/908,900 US8482233B2 (en) 2009-11-04 2010-10-21 Hard disc device control circuit and hard disc device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009252547A JP5530700B2 (ja) 2009-11-04 2009-11-04 ハードディスク装置制御回路およびハードディスク装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011100499A true JP2011100499A (ja) 2011-05-19
JP5530700B2 JP5530700B2 (ja) 2014-06-25

Family

ID=43925187

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009252547A Active JP5530700B2 (ja) 2009-11-04 2009-11-04 ハードディスク装置制御回路およびハードディスク装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8482233B2 (ja)
JP (1) JP5530700B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9178462B2 (en) 2013-01-23 2015-11-03 Renesas Electronics Corporation Motor drive controller and method for operating the same

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2683178A3 (en) * 2012-07-06 2017-12-27 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd Apparatus and method for driving voice coil motor
US9350278B1 (en) 2014-06-13 2016-05-24 Western Digital Technologies, Inc. Circuit technique to integrate voice coil motor support elements
US9906181B2 (en) * 2015-04-23 2018-02-27 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Voice coil motor driver and camera module having the same

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02198083A (ja) * 1989-01-26 1990-08-06 Seiko Epson Corp 磁気ディスク装置
JPH04265582A (ja) * 1991-02-20 1992-09-21 Mitsubishi Electric Corp 磁気ディスク装置
JP2004086982A (ja) * 2002-08-26 2004-03-18 Renesas Technology Corp 磁気ディスク記憶システム
JP2005269808A (ja) * 2004-03-19 2005-09-29 Renesas Technology Corp モータ駆動回路とモータ駆動制御回路
JP2009022100A (ja) * 2007-07-11 2009-01-29 Tokai Rika Co Ltd 負荷駆動制御回路
JP2009055760A (ja) * 2007-08-29 2009-03-12 Tokai Rika Co Ltd 負荷駆動制御回路
JP2009055657A (ja) * 2007-08-23 2009-03-12 Nsk Ltd モータの制御装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997013279A1 (en) * 1995-10-02 1997-04-10 Siliconix Incorporated Trench-gated mosfet including integral temperature detection diode
US5965871A (en) * 1997-11-05 1999-10-12 Pixart Technology, Inc. Column readout multiplexer for CMOS image sensors with multiple readout and fixed pattern noise cancellation
US6760381B2 (en) * 2001-01-05 2004-07-06 Centillium Communications Inc. High-voltage differential driver using stacked low-breakdown transistors and nested-miller compensation
US7130169B2 (en) * 2002-04-10 2006-10-31 Texas Instruments Incorporated Short circuit protection for a power isolation device and associated diode
US6972918B2 (en) 2002-06-06 2005-12-06 Renesas Technology Corp. Magnetic disk memory system
JP5547429B2 (ja) * 2009-06-19 2014-07-16 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02198083A (ja) * 1989-01-26 1990-08-06 Seiko Epson Corp 磁気ディスク装置
JPH04265582A (ja) * 1991-02-20 1992-09-21 Mitsubishi Electric Corp 磁気ディスク装置
JP2004086982A (ja) * 2002-08-26 2004-03-18 Renesas Technology Corp 磁気ディスク記憶システム
JP2005269808A (ja) * 2004-03-19 2005-09-29 Renesas Technology Corp モータ駆動回路とモータ駆動制御回路
JP2009022100A (ja) * 2007-07-11 2009-01-29 Tokai Rika Co Ltd 負荷駆動制御回路
JP2009055657A (ja) * 2007-08-23 2009-03-12 Nsk Ltd モータの制御装置
JP2009055760A (ja) * 2007-08-29 2009-03-12 Tokai Rika Co Ltd 負荷駆動制御回路

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9178462B2 (en) 2013-01-23 2015-11-03 Renesas Electronics Corporation Motor drive controller and method for operating the same

Also Published As

Publication number Publication date
US8482233B2 (en) 2013-07-09
JP5530700B2 (ja) 2014-06-25
US20110102931A1 (en) 2011-05-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10348220B2 (en) Three-phase motor controlling system for data storage device
US6804131B2 (en) PWM/linear driver for an electromagnetic load
JP5530700B2 (ja) ハードディスク装置制御回路およびハードディスク装置
JP4034279B2 (ja) 電流検出回路、負荷駆動回路、及び記憶装置
US9093106B2 (en) Motor drive device, magnetic disk storage device, and electronic appliance
US9054607B2 (en) Motor drive device, magnetic disk storage device, and electronic device
US9263977B2 (en) Current detection circuit, motor driving device, magnetic disk storage device, and electronic appliance
KR101545803B1 (ko) 부하 구동 장치 및 이를 사용한 전자 기기
US20230188129A1 (en) Aging protection techniques for power switches
US9142248B2 (en) Motor drive device, magnetic disk storage device, and electronic device
US6937429B2 (en) Magnetic disk storage apparatus and method for controlling magnetic disk storage apparatus
US6617834B2 (en) Switched power supply with voltage regulator having PWM with hysteretic loop controller and method for operating and using same
TWI449286B (zh) 電源切換方法與電路
JP2011129216A (ja) 負荷に電流を供給するlsiを監視する監視システム
US8810942B2 (en) Motor drive device
JP4811859B2 (ja) 磁気ディスク制御方法と磁気ディスク制御装置
US20140340785A1 (en) A/d converter, motor drive device, magnetic disk storage device, and electronic appliance
JPH09245419A (ja) 磁気ディスク装置
US20140368949A1 (en) Class-ab amplifier, motor device, magnetic disk storage device, and electronic apparatus
US20070208957A1 (en) Electronic device with temporary flag for fail safe and power cycling
JP2004086982A (ja) 磁気ディスク記憶システム
JP6072585B2 (ja) 半導体装置
JP2007146336A (ja) 編機
JP5152958B2 (ja) 半導体集積回路装置
US20160203838A1 (en) Disk drive, control method thereof, and driver ic

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120802

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130912

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130924

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140325

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140421

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5530700

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350