JP2011099704A - 液体クロマトグラフ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】消耗品の消費抑制と使用効率の向上化が可能な液体クロマトグラフ装置を実現する。
【解決手段】初回の準備運転801ではAM9:00の作業予定時刻802に合わせて装置の休止から分析状態へ移行させる予定日時803を翌日AM9:00の4時間前AM5:00に設定する。実際のポンプ安定化時間804、カラムオーブン安定化時間805、ベースライン安定化時間806を合計した準備動作時間807は2時間である。準備動作時間807により次回準備運転開始時刻を補正する。2回目の準備運転808では準備開始時刻809を自動補正し余裕時間が10分でAM6:50とする。装置はAM6:50に準備を開始しポンプの安定化時間810、カラムオーブンの安定化時間811、ベースラインの安定化時間812を経て、AM9:00の作業予定時刻802の前に安定化が終了する。
【選択図】図1

Description

本発明は、液体クロマトグラフ装置に関する。
液体クロマトグラフ装置の運用においては、保守間隔を出来るだけ延長し効率良く運用を行うために、消耗品である溶媒使用量、ポンプシールの磨耗消費、ランプの点灯時間等を減らすため、分析時間以外はポンプ停止、ランプ消灯状態である休止状態にしている。
休止状態から、次に分析を行う場合には、ポンプ送液の開始、ランプ点灯を行い分析可能状態にすることが一般に行われる。液体クロマトグラフ装置の休止状態から分析状態への移行は、装置の内部温度が一定に安定していない等の条件から数十分から数時間の安定化時間を必要とする。
特許文献1には、クロマトグラフ装置には、クロマトグラフ装置が安定化したか否かを自動的に判断する技術が開示されている。
特開2000−136999号公報
ところで、分析者の作業時間に合わせて液体クロマトグラフ装置を効率良く運用するためには、予め作業開始日時を設定し、その時間になると装置を休止状態から分析状態へ自動的に移行させることが考えられる。
しかしながら、分析条件や使用している個々の装置の特性、動作環境により、休止状態から分析状態への移行条件の変動によって装置が安定する時間は変化する。
このため、上述した個々の条件を個別に発見し設定することは困難と考えられ、どのような条件の場合でも、おおよそ対応できるように安定化時間を長めに予想し設定する必要がある。
したがって、必要時間よりも長く装置を動作させることとなり、液体クロマトグラフ装置の消耗を早める可能性がある。
一方、液体クロマトグラフ装置の消耗を抑制することを優先して安定化時間を設定すると、分析者が希望する作業時間と装置の動作開始可能時間とが一致しない場合が発生する。
つまり、一律に決まった時間から一斉に分析を始め、終了しようとすると、個々の試料の分析計画が制限され、液体クロマトグラフ装置の運用効率を下げる可能性がある。
本発明の目的は、消耗品の消費抑制と使用効率の向上化が可能な液体クロマトグラフ装置及び方法を実現することである。
上記目的を達成するため、本発明は次のように構成される。
測定試料中の特定成分を分離し、分離した特定成分を検出する成分測定部と、分析開始時間を指定する入力手段とを有し、上記成分測定部の動作を制御し、上記成分測定部の動作開始から安定化に要するまでの安定化時間を計時して記憶し、上記入力手段から指定された分析開始時間に上記成分測定部が安定化するように、上記記憶された安定化時間に基づいて、上記成分測定部の動作を制御する液体クロマトグラフ装置及び準備時間制御方法。
本発明により、液体クロマトグラフ装置運用中の消耗品の消費と使用効率を最適化することができる。
本発明の一実施例が適用される液体クロマトグラフ装置の概略構成図である。 図1に示したデータ処理装置の内部機能ブロック図である。 本発明の実施例における自動準備設定画面の例を示す図である。 本発明の一実施例におけるポンプ動作の安定化時間の説明図である。 本発明の一実施例におけるカラムオーブン動作の安定化時間の説明図である。 本発明の一実施例におけるベースライン安定化時間測定の動作フローチャートである。 本発明の一実施例におけるベースライン安定化時間の測定説明図である。 本発明の一実施例における分析前準備完了画面の例を示す図である。 本発明の一実施例における準備運転時間最適化の一例を示す図である。 本発明の一実施例における準備運転時間最適化の他の例を示す図である。
以下、本発明の実施例について、添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施例である液体クロマトグラフ装置の概略構成図である。
図1において、液体クロマトグラフ装置は、溶離液容器に収容された複数種類の溶離液101と、ポンプ102と、オートサンプラ103と、カラムオーブン104と、検出器105と、データ処理装置(制御手段)107と、入力装置108と、出力装置109とを備える。ポンプ102と、オートサンプラ103と、カラムオーブン104と、検出器105とにより、成分測定部が構成される。
溶離液101は、ポンプ102によって吸引され、オートサンプラ103へと送液される。オートサンプラ103では、溶離液にサンプルが注入される。サンプルは溶離液と共に、カラムオーブン104に送られる。そして、カラムオーブン104において、サンプルに含まれる各成分は、カラムオーブン104によって恒温維持された分離カラムによって分離される。
分離カラムによって分離された各成分は、検出器105によって検出されるとともに、廃液容器106に廃棄される。検出器105によって得られた検出信号は、データ処理装置107に送られ、ディスプレイ及びプリンタ等の出力装置109に出力される。
キーボードやマウス等の入力装置108は、データ処理装置107に接続されており、装置構成情報の設定入力や分析条件の設定入力、および装置の休止状態から分析状態への移行開始時刻の設定に用いられる。
入力された装置構成情報や分析条件、および装置の休止状態から分析状態への移行開始時刻は記憶装置110に保存しておくことができる。
また、タイマー111によって現在時刻が知ることができ、もし、現在時刻が記憶装置110に保存された装置の休止状態から分析状態への移行開始時刻になると、記憶装置110に保存された分析条件設定に従って、データ処理装置107に接続されているポンプ102の送液を開始し、カラムオーブン104の昇温を開始し、検出器105のランプ点灯(検出器105の動作可能を示す)させる機能を有する。
図2は、データ処理装置107の内部機構ブロック図である。図2において、データ処理装置107は、ポンプ安定化判断部107bと、カラムオーブン安定化判断部107cと、ベースライン安定化判断部107dと、上述した記憶装置110と、タイマー111と、演算指令部107aとを備える。
ポンプ102の送液流量を測定する流量センサ102Sからの流量測定信号がポンプ安定化判断部107bに出力され、カラムオーブン104のカラム温度を測定する温度センサ104Sからの温度測定信号がカラムオーブン安定化判断部107cに出力される。
また、検出器105で検出された試料の各成分のデータがベースライン安定化判断部107dに出力される。
また、ポンプ安定化判断部107b、カラムオーブン安定化判断部107c、ベースライン安定化判断部107dからの出力信号は、演算指令部107aに出力される。
さらに、記憶装置110からのデータの取り出しや格納が演算指令部107aによって行われ、タイマー111により計時された計時情報が演算子指令部107aに供給される。
また、演算指令部107aは、出力装置109、検出器105、カラムオーブン104、オートサンプル103、ポンプ102に動作指令信号を供給する。
さらに、演算指令部107aは、使用温度や湿度等の使用環境を測定する動作環境センサ112からの測定出力が供給される。
図3は、図1に示した出力装置109のディスプレイに表示される画面例を示す図であり、本発明の実施例における自動準備設定画面の例を示す図である。
図3において、液体クロマトグラフ装置に使用する分析者が、例えば、翌日の朝9時に作業を始めたい場合、設定項目表示部201の作業開始時刻に「AM9:00」と入力する。
次に、設定項目表示部202の準備予定時間に分析者が予想する休止状態から分析状態への移行時間を入力する。この例では、準備予定時間として「4:00(4時間)」が設定されている。
次に、設定項目表示部203のノイズ許容値において検出器105から得られる検出信号のノイズの許容値を設定する。この例では、ノイズ許容値は、「1000」となっている。
また、設定項目表示部204のドリフト許容値においては、検出器105から得られる検出信号のドリフトの許容値を設定する。この例では、ドリフト許容値は、「1500」となっている。
設定項目表示部201から設定項目表示部204に入力されたデータは、記憶装置110に保存される。
図3に示した例のように、準備予定時間を「4:00」と設定した場合、作業開始時刻の4時間前である「AM5:00」に、演算指令部107aは、記憶装置110に保存された分析条件に従い、ポンプ102の送液開始、カラムオーブン104の昇温開始、検出器105のランプの点灯といった準備動作を行い休止状態から分析状態へ移行を開始する。
以下、準備動作開始後の動作について説明する。
図4は、分析準備中のポンプ102の動作説明図である。図4のグラフの縦軸301は流量であり、横軸302は時間である。液体クロマトグラフ装置が、休止状態から分析状態へ移行開始するとき、記憶装置110に保存された分析条件に従いポンプ102は送液を開始する。
流量センサ102Sからの出力信号に基づいて、ポンプ安定化判断部107bが分析者により予め設定された流量303に達するまでの時間を判断し、ポンプ安定化時間304として、演算指令部107aを介して記憶装置110に記録される。
図5は、分析準備中のカラムオーブン104の動作説明図である。図5のグラフの縦軸401はカラムオーブン104のオーブン温度であり、横軸402は時間である。
図5において、カラムオーブン104の動作開始後、カラムオーブン安定化判断部107cは、記憶装置110に保存された分析条件に従い、温度センサ104Sからの温度データに基づき、オーブン温度が上昇して、設定温度403+トレランス温度404〜設定温度403−トレランス温度404内(設定温度範囲内)に入ったか否かを判断する。
カラムオーブン温度が、設定温度範囲内に入った時点からウェイトタイム時間405にわたってその範囲内の温度が維持された場合、カラムオーブン104は安定したと判断して、カラムオーブン104の昇温開始から安定化終了までかかった時間をカラムオーブン安定化時間406として、演算処理部107aは、記憶装置110に記録する。
もし、ウェイトタイム時間405中に温度が範囲外になってしまった場合、再び設定温度範囲内に入るまで待つ。
図6は、ベースラインチェックの動作フローチャートを示す図である。図4に示したポンプ102の安定化および図5に示したカラムオーブン104の安定化が済んだ後、検出器105で検出された検出信号をデータ処理装置107のベースライン安定化判断部107dへ取り込みベースラインのチェックを開始する。
ポンプ102の安定化およびカラムオーブン104の安定化が終了したことは、演算指令部107aが、ポンプ安定化判断部107b及びカラムオーブン安定化判断部107cからの信号により判断し、ベースラインのチェック開始をベースライン安定化判断部107dに指令する。
図6のステップ501において、ベースラインチェックの開始後、10分間待機する。その後、検出器105から取得した検出信号を、ベースライン安定化判断部107d、演算指令部107aを介して記憶装置110に1分間記録する(ステップ502)。
次に、ベースライン安定化判断部107dは、記録した検出信号を用いてノイズを計算する(ステップ503)。
次に、ベースライン安定化判断部107dは、検出信号のドリフトの計算を行う(ステップ504)。ステップ503とステップ504で計算したノイズとドリフトとの値が、図3に示した設定表示項目203と設定表示項目204とで設定したノイズ許容値、ドリフト許容値以下であるか否かを判定する(ステップ505)。
ベースライン安定化判断部107dは、ノイズとドリフトが共に許容値内であるとき、ベースラインチェックの開始時刻から現在時刻までの時間差によりベースライン安定化時間を計算し、演算指令部107aを介して記憶装置110に保存する(ステップ506)。
ステップ505にてノイズまたはドリフトが許容値内にない場合、ステップ501へ戻る。
図7は、ベースライン安定化時間の測定例を示す図である。図7において、本例では、ベースラインチェックを開始した時点601から、10分間の待機時間602をとり、その後、1分間ベースラインチェック時間603を設ける。
本実施例では、これを3回行ったとき、ノイズ・ドリフトチェック終了604している。したがって、この例におけるベースライン安定化時間605は、33分となる。
図8は、出力装置109であるディスプレイに表示される分析前準備完了画面の例を示す図である。図8において、項目701には、本実施例の液体クロマトグラフ装置が置かれる環境の気温(動作環境センサ112により測定される)を表示する。また、この気温は、今回の準備動作時間における環境情報として記憶装置110に保存される。
項目702にタイマー111によって得られる現在の時刻を示す。そして、項目703に検出器105より取得されている検出信号を表示する。表示されているグラフの横軸は時間、縦軸は電圧である。
項目704は検出器105より得られた1分間の検出信号を計算して得たノイズ値、項目705は分析者が図3の設定表示項目203で設定したノイズの許容値を表示する。また、項目706は検出器105より得られた1分間の検出信号を計算して得たドリフト値を示し、項目707は分析者が図3の設定表示項目204で設定したドリフトの許容値を示す。
項目708には、装置の安定化に要した時間(実準備動作開始時間)が表示されている。この安定化に要した時間は、ポンプ102の流量が安定するまでのポンプ安定化時間とカラムオーブン104のオーブン温度が設定温度を安定して保つまでに要したカラムオーブン安定化時間とベースラインチェックにおいてノイズとドリフトが許容値以下になるまでに要したベースライン安定化時間を積算した値である。この積算は、演算指令部107aが実行する。
項目709には、液体クロマトグラフ装置の準備を開始した時刻が表示されている。この実施例では、装置の準備を開始した時刻はAM5:00で装置安定化に要した時間は2時間である。
この画面で表示されている装置安定化に要した時間は、データ処理装置107内の記憶装置110に保存される。項目710には、装置の準備開始を自動補正した場合の理由が表示される。例えば、装置が置かれる環境の温度とカラムオーブン104の設定温度との差が余り無く、カラムオーブン104の設定温度への到達が早いなどの理由で、装置の準備開始時刻を自動補正したときに、その旨が自働的に表示される。
また、今回記憶された準備時間は、図3の準備予定時間設定項目202の自動補正に利用される。
図9は、本発明の実施例を利用した場合の分析前準備時間の違いを示す図である。
図9において、初回の準備運転801では、分析者はAM9:00の作業予定時刻802に合わせて、液体クロマトグラフ装置の準備が整っているようにするために、休止状態から分析状態へ自動的に移行させる予定日時803を翌日作業予定であるAM9:00の4時間前のAM5:00に設定している。
この例では、ポンプ102の安定化時間804、カラムオーブン104の安定化時間805、ベースラインの安定化時間806を合計した準備動作時間807は2時間しか要していない。この準備動作時間807を次回の準備運転開始時刻の補正に使用する。
2回目の準備運転808においては、準備開始時刻809を自動補正し、余裕時間を10分として、AM6:50とする。装置はAM6:50に準備を開始し、ポンプ102の安定化時間810、カラムオーブン104の安定化時間811、ベースラインの安定化時間812を経て、AM9:00の作業予定時刻802の前に安定化が終了する。
これにより、分析者の作業予定時刻802であるAM9:00になる頃に合わせて装置準備を整わせることが可能である。なお、上記余裕時間は、任意に設定可能であり、10分に限らず、5分、15分や20分に設定することもできる。
図10は、分析者の作業時間となっても装置の準備が整っていない場合の例を説明する図である。
図10において、初回の準備運転901において、分析者はAM9:00の作業予定時刻902に合わせて、装置の準備が整っているようにするために、休止状態から分析状態へ自動的に移行させる予定日時903を翌日作業予定であるAM9:00の3時間前のAM6:00に設定している。
この例では、ポンプ102の安定化時間904、カラムオーブン104の安定化時間905、ベースラインの安定化時間906を合計した準備動作時間907は3時間30分を要している。
この準備動作時間907を、次回の準備運転開始時刻の補正に使用する。2回目の準備運転908においては、準備開始時刻909を自動補正し、AM5:20とする。装置はAM5:20に準備を開始し、ポンプ102の安定化時間910、カラムオーブン104の安定化時間911、ベースラインの安定化時間912を経て、AM9:00の作業予定時刻902の前に安定化が終了する。
これにより、分析者の作業予定時刻902であるAM9:00になる頃に合わせて装置準備を整わせることが可能である。
本発明の他の実施例としては、自動補正する準備動作時間は、複数回における装置の休止状態から分析状態への移行時間の平均を利用しても良い。この場合、使用条件により、重み付けを行ない、加重平均を行なうこともできる。例えば、直近のデータ程、大となる値を付加することも可能である。
また、例えば、動作環境センサ112により測定された、装置準備開始時における周囲温度とカラム自体の温度との差等の使用環境と、実際に要した準備時間との相関関係のデータを蓄積し、蓄積したデータに基づいて、そのときの使用環境に応じて、上記余裕時間や準備動作時間(安定化時間)を変更するように構成することも可能である。
さらに、直近に記憶した安定化時間に従って、準備動作を開始してもよい。
以上のように、本発明によれば、液体クロマトグラフ装置の、実際に要した装置準備時間を計時して記憶し、記憶した装置準備時間に基づいて、装置準備動作開始時間を自動的に設定するように構成している。
したがって、消耗品の消費抑制と使用効率の向上化が可能な液体クロマトグラフ装置及び液体クロマトグラフ装置の準備時間制御方法を実現することができる。
101・・・溶離液、102・・・ポンプ、103・・・オートサンプラ、104・・・カラムオーブン、105・・・検出器、106・・・廃液容器、107・・・データ処理装置、107a・・・演算指令部、107b・・・ポンプ安定化判断部、107c・・・カラムオーブン安定化判断部、107d・・・ベースライン安定化判断部、108・・・入力装置、109・・・出力装置、110・・・記憶装置、111・・・タイマー、112・・・動作環境センサ

Claims (20)

  1. 測定試料中の特定成分を分離し、分離した特定成分を検出する成分測定部と、
    分析開始時間を指定する入力手段と、
    上記成分測定部の動作を制御し、上記成分測定部の動作開始から安定化に要するまでの安定化時間を計時して記憶し、上記入力手段から指定された分析開始時間に上記成分測定部が安定化するように、上記記憶された安定化時間に基づいて、上記成分測定部の動作を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする液体クロマトグラフ装置。
  2. 請求項1記載の液体クロマトグラフ装置において、
    上記成分測定部は、測定試料をサンプリングするサンプリング手段と、上記サンプリング手段に、溶離液を供給するポンプと、上記サンプリング手段から、測定試料と溶離液とが供給され、測定試料中の特定成分を分離する分離カラムと、上記分離カラムにより分離された特定成分を検出する検出器とを有し、
    上記制御手段は、上記サンプリング手段、上記ポンプ、上記分離カラム及び上記検出器の動作を制御し、上記ポンプ、上記分離カラム及び上記検出器の動作開始から安定化に要するまでの安定化時間を計時して記憶し、上記入力手段から指定された分析開始時間に上記ポンプ、上記分離カラム及び上記検出器が安定化するように、上記記憶された安定化時間に従って、上記サンプリング手段、上記ポンプ、上記分離カラム及び上記検出器の動作を制御することを特徴とする液体クロマトグラフ装置。
  3. 請求項2に記載の液体クロマトグラフ装置において、
    上記入力手段からは、分析開始時間及び成分測定部の準備動作開始時間が指定され、指定された分析開始時間、指定された準備動作開始時間、上記制御手段が計時した上記安定化時間、及び上記安定化時間に基づいて実際に実行した実準備動作開始時間を表示するデータ表示手段を備えることを特徴とする液体クロマトグラフ装置。
  4. 請求項3に記載の液体クロマトグラフ装置において、
    上記制御手段は、上記指定された準備動作開始時間に代えて、上記実準備動作開始時間により、準備動作を開始したことを上記データ表示手段に表示させることを特徴とする液体クロマトグラフ装置。
  5. 請求項4に記載の液体クロマトグラフ装置において、
    動作環境センサを備え、上記制御手段は、上記動作環境センサにより測定された動作環境に基づいて、上記指定された準備動作開始時間と、上記実準備動作開始時間との相違理由を分析し、分析した上記相違理由を上記データ表示手段に表示させることを特徴とする液体クロマトグラフ装置。
  6. 請求項1に記載の液体クロマトグラフ装置において、
    上記制御手段は、直前に記憶した上記安定化時間に基づいて、上記成分測定部の動作を制御することを特徴とする液体クロマトグラフ装置。
  7. 請求項1に記載の液体クロマトグラフ装置において、
    上記制御手段は、記憶した複数の安定化時間の平均値を算出し、算出した平均値に基づいて、上記成分測定部の動作を制御することを特徴とする液体クロマトグラフ装置。
  8. 請求項4に記載の液体クロマトグラフ装置において、
    動作環境センサを備え、上記制御手段は、上記動作環境センサにより測定された動作環境とその動作環境で得られた安定化時間とを関連させて記憶し、記憶した動作環境のうち、上記動作環境センサにより測定された動作環境と一致するものがあるか否かを判断し、一致するものがあれば、一致する動作環境に関連して記憶した安定化時間に基づいて、上記成分測定部の動作を制御することを特徴とする液体クロマトグラフ装置。
  9. 請求項4に記載の液体クロマトグラフ装置において、
    動作環境センサを備え、上記制御手段は、上記安定化時間に余裕時間を追加して、上記成分測定部の動作を制御し、上記余裕時間は、上記動作環境センサにより測定された動作環境に従って変化させることを特徴とする液体クロマトグラフ装置。
  10. 請求項2に記載の液体クロマトグラフ装置において、
    上記制御手段は、上記ポンプの安定化時間と、上記分離カラムの安定化時間と、上記検出器の安定化時間を加算した時間を装置全体の安定化時間とすることを特徴とする液体クロマトグラフ装置。
  11. 測定試料中の特定成分を分離し、分離した特定成分を検出する成分測定部と、分析開始時間を指定する入力手段とを備える液体クロマトグラフ装置の準備時間制御方法において、
    上記成分測定部の動作を制御し、上記成分測定部の動作開始から安定化に要するまでの安定化時間を計時して記憶し、上記入力手段から指定された分析開始時間に上記成分測定部が安定化するように、上記記憶された安定化時間に基づいて、上記成分測定部の動作を制御することを特徴とする液体クロマトグラフ装置の準備時間制御方法。
  12. 請求項11記載の液体クロマトグラフ装置の準備時間制御方法において、
    上記成分測定部は、測定試料をサンプリングするサンプリング手段と、上記サンプリング手段に、溶離液を供給するポンプと、上記サンプリング手段から、測定試料と溶離液とが供給され、測定試料中の特定成分を分離する分離カラムと、上記分離カラムにより分離された特定成分を検出する検出器とを有し、
    上記サンプリング手段、上記ポンプ、上記分離カラム及び上記検出器の動作を制御し、上記ポンプ、上記分離カラム及び上記検出器の動作開始から安定化に要するまでの安定化時間を計時して記憶し、上記入力手段から指定された分析開始時間に上記ポンプ、上記分離カラム及び上記検出器が安定化するように、上記記憶された安定化時間に従って、上記サンプリング手段、上記ポンプ、上記分離カラム及び上記検出器の動作を制御することを特徴とする液体クロマトグラフ装置の準備時間制御方法。
  13. 請求項12に記載の液体クロマトグラフ装置の準備時間制御方法において、
    上記入力手段からは、分析開始時間及び成分測定部の準備動作開始時間が指定され、指定された分析開始時間、指定された準備動作開始時間、上記制御手段が計時した上記安定化時間、及び上記安定化時間に基づいて実際に実行した実準備動作開始時間を表示することを特徴とする液体クロマトグラフ装置の準備時間制御方法。
  14. 請求項13に記載の液体クロマトグラフ装置の準備時間制御方法において、
    上記指定された準備動作開始時間に代えて、上記実準備動作開始時間により、準備動作を開始したことを表示させることを特徴とする液体クロマトグラフ装置の準備時間制御方法。
  15. 請求項14に記載の液体クロマトグラフ装置の準備時間制御方法置において、
    動作環境センサにより測定された動作環境に基づいて、上記指定された準備動作開始時間と、上記実準備動作開始時間との相違理由を分析し、分析した上記相違理由を表示させることを特徴とする液体クロマトグラフ装置の準備時間制御方法。
  16. 請求項11に記載の液体クロマトグラフ装置の準備時間制御方法において、
    直前に記憶した上記安定化時間に基づいて、上記成分測定部の動作を制御することを特徴とする液体クロマトグラフ装置の準備時間制御方法。
  17. 請求項11に記載の液体クロマトグラフ装置の準備時間制御方法において、
    記憶した複数の安定化時間の平均値を算出し、算出した平均値に基づいて、上記成分測定部の動作を制御することを特徴とする液体クロマトグラフ装置の準備時間制御方法。
  18. 請求項14に記載の液体クロマトグラフ装置の準備時間制御方法において、
    動作環境センサにより測定された動作環境とその動作環境で得られた安定化時間とを関連させて記憶し、記憶した動作環境のうち、上記動作環境センサにより測定された動作環境と一致するものがあるか否かを判断し、一致するものがあれば、一致する動作環境に関連して記憶した安定化時間に基づいて、上記成分測定部の動作を制御することを特徴とする液体クロマトグラフ装置の準備時間制御方法。
  19. 請求項14に記載の液体クロマトグラフ装置の準備時間制御方法において、
    上記安定化時間に余裕時間を追加して、上記成分測定部の動作を制御し、上記余裕時間は、動作環境センサにより測定された動作環境に従って変化させることを特徴とする液体クロマトグラフ装置の準備時間制御方法。
  20. 請求項12に記載の液体クロマトグラフ装置の準備時間制御方法において、
    上記ポンプの安定化時間と、上記分離カラムの安定化時間と、上記検出器の安定化時間を加算した時間を装置全体の安定化時間とすることを特徴とする液体クロマトグラフ装置の準備時間制御方法。
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