JP2011099360A - レゾネータ - Google Patents

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Yutaka Hasegawa
豊 長谷川
Masashi Ishigaki
匡 石垣
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Abstract

【課題】接合部を確実にシールするようにする。
【解決手段】第1半体30の上端部32の全周に、第2半体40側に凸になる軒樋状に形成されて第1内側部52Aが該上端部32に繋がった第1接合部50が設けられる。第2半体40の下端部42の全周に、第1半体30側が開口する軒樋状に形成されて第2内側部62Aが該下端部42に繋がった第2接合部60が設けられる。第2接合部60が第1接合部50に嵌合させると両接合部50,60が弾性変形して、第1接合部50が第2接合部60を内側から押し広げるように付勢し、第2接合部60が第1接合部50を外側から締め付けるように付勢するので、第1接合部50と第2接合部60とが互いに押付け合って第1半体30と第2半体40の接合部における気密性を向上させ得る。
【選択図】図4

Description

本発明は、自動車等の車両に搭載されたエンジンにおける吸気装置に配設され、該エンジンに空気を吸込む際に発生する吸気騒音を低減するレゾネータに関するものである。
自動車等の車両に搭載されたエンジンは、吸気装置に備えた吸気ダクトを介して外部の空気をエンジン内に吸い込んで駆動する。このようなエンジンにおいては、空気を吸い込む際に吸気ダクトを介して吸気騒音が発生するため、該吸気騒音を低減させるためのレゾネータが吸気装置に配設される場合が多い。前記レゾネータは、内部空間が画成された中空箱体状に形成され、該内部空間の容量によって特定周波数の吸気騒音の低減を可能とする。
図20は、従前に実施されていたレゾネータRN1の一例を示したものである。このレゾネータRN1は、別体に形成された第1半体10と第2半体20とを組合わせることで中空箱体状に形成される。第1半体10は、開口部を備えたバケット状に形成されて、該開口部の外縁に沿って環状に延在する外端部12に第1接合部14を備えている。また第2半体20は、開口部を備えた逆バケット状に形成されて、前記第1接合部14に整合する第2接合部24を、開口部の外縁に沿って環状に延在する外端部22に備えている。第1接合部14および第2接合部24は、図21に示すように、第1半体10と第2半体20との組付け方向において互いに対向当接する面形状をなしている。従って、前記第1接合部14および第2接合部24の両方または何れか一方を、図示しない熱板等の加熱手段に接触させて適宜加熱溶融させた後、これら第1接合部14と第2接合部24とを当接させながら冷却固化させることで、第1半体10と第2半体20とが接合されて内部空間S1を備えた中空箱体状のレゾネータRN1が形成される。
しかし、図20および図21に示したレゾネータRN1では、第1半体10と第2半体20との接合に際して、第1接合部14および第2接合部24を加熱溶融させる加熱作業工程を要するため、作業工数や作業時間が増加して製造コストが嵩む問題を内在している。そして、加熱溶融した第1接合部14および第2接合部24を接合する際に、溶融した樹脂の一部が内部空間S1へ突出して固化することでバリが形成される不都合もある。また、第1半体10と第2半体20との接合時に両半体10,20の位置決めが不適切となり、両半体10,20が位置ずれした状態で接合されてしまう。更に、第1接合部14または第2接合部24の加熱が不十分だったり、前述した第1半体10と第2半体20との位置ずれがあると、第1接合部14と第2接合部24との間に隙間が形成されて、該隙間から空気や吸気騒音が漏出する。
そこで、近年に至っては、特許文献1に開示された形態の吸気レゾネータが実施されている。特許文献1の吸気レゾネータでは、ロアケースに設けた突条がアッパーケースに設けたシールエッジに嵌合して、該突起のテーパ面と該シールエッジのシール突起とが当接することでロアケースとアッパーケースのシールを図る。そして、アッパーケースに設けたロック片をロアケースに設けたストッパ突起に係合させることで、ロアケースとアッパーケースとを組付けるよう構成されている。
特開2000−104635号公報
しかし、特許文献1の吸気レゾネータは、突条は変形が不能であり、シールエッジのシール突起だけが弾性変形が可能となっており、突条のテーパ面とシールエッジのシール突起との密着が、あくまで該シール突起の弾性変形により発現する弾性力だけに依存している。このため、例えば長期の使用によりシール突起が経年変形すると、該シール突起がテーパ面から剥離するおそれがあり、長期間に亘ってシール状態を維持できない問題を内在している。なお、ロック片とストッパ突起とが係止しても、シール突起が突条のテーパ面に向けて押付けられる力は発生せず、突条とシール突起との確実なシールが保証される構造ではない。
そこで本発明では、第1半体と第2半体との接合部を確実にシールするようにしたレゾネータを提供することを目的とする。
前記課題を解決し、所期の目的を達成するため、本発明の請求項1に記載の発明は、
別体に形成された第1半体と第2半体とを、各々の突合せ部を対向させて組付けることで内部に空間を画成するレゾネータにおいて、
前記第1半体の突合せ部の全周に亘って設けられ、第2半体側に凸になる軒樋状に形成されて一方の側壁部が該第1半体の突合せ部に繋がった第1接合部と、
前記第2半体の突合せ部の全周に亘って設けられ、第1半体側が開口する軒樋状に形成されて一方の側壁部が該第2半体の突合せ部に繋がり、第1接合部が内側に嵌合する第2接合部とを備え、
前記第1接合部における一方の側壁部の外面と該一方の側壁部に対向する他方の側壁部の外面との間隔が、前記第2接合部における一方の側壁部の内面と該一方の側壁部に対向する他方の側壁部の内面との間隔より大きく設定されていることを特徴とする。
従って、請求項1に係る発明によれば、第1接合部を第2接合部に嵌合させることで両接合部が弾性変形して、第1接合部が第2接合部を内側から押し広げるように付勢し、第2接合部が第1接合部を外側から締め付けるように付勢するので、第1接合部と第2接合部とが互いに押付け合うようになり、第1半体と第2半体の接合部における気密性を向上させ得る。
請求項2に記載の発明は、
前記第1接合部における他方の側壁部に設けられた第1係止部と、
前記第2接合部における他方の側壁部に設けられ、この他方の側壁部を一方の側壁部に近づけるように付勢して第1係止部に係止されると共に、第1係止部を介して第1接合部における他方の側壁部を一方の側壁部から離すように付勢する第2係止部とを備えたことを要旨とする。
従って、請求項2に係る発明によれば、第1係止部と第2係止部とを係止させると、第1接合部と第2接合部とが互いに押付け合いながら密着するので、第1接合部と第2接合部との密着状態を長期間に亘って保持でき、使用途中に第1半体と第2半体とのシール性が低下することを防止し得る。
請求項3に記載の発明は、
前記第1係止部は、第1接合部における他方の側壁部から該第1接合部の凸と反対側へ延出するよう形成されて、該第1接合部の凸と反対側を向いた係止面部を有し、
前記第2係止部は、第2接合部における他方の側壁部から第1係止部に向けて延出するよう形成されて、第1接合部の凸と同じ側を向いた係止面部を有し、
前記第2係止部の係止面部は、第1接合部と第2接合部とが嵌合すると第1係止部の係止面部より第2半体側に位置するように設定され、両係止面部は互いに近づけることで引掛かるようになっていることを要旨とする。
従って、請求項3に係る発明によれば、第1係止部の係止面部と第2係止部の係止面部とを引掛けて該第1係止部と該第2係止部とを係止することで、第1接合部および第2接合部を長期間に亘って密着させた状態に保持でき、使用途中に第1半体と第2半体との気密性が低下することを防止し得る。また、第1係止部の係止面部と第2係止部の係止面部とが引掛かることで、第1接合部と第2接合部との嵌合状態を保持でき、使用途中に第1半体と第2半体とが分離することを防止し得る。
請求項4に記載の発明は、
前記第1係止部は、第1接合部における他方の側壁部から該第1接合部の凸と反対側へ延出するよう形成されて、第1接合部の一方の端縁部と他方の端縁部との近接・離間方向で該第1接合部側を向いた係止面部を有し、
前記第2係止部は、第2接合部における他方の側壁部から第1係止部に向けて延出するよう形成されて、第2接合部の一方の端縁部と他方の端縁部との近接・離間方向で該第2接合部と反対側を向いた係止面部を有し、
前記第1係止部の係止面部は、第1接合部と第2接合部とが嵌合すると第2係止部の係止面部より第1接合部側に位置するように設定され、両係止面部は互いに近づけることで引掛かるようになっていることを要旨とする。
従って、請求項4に係る発明によれば、第1係止部の係止面部と第2係止部の係止面部とを引掛けて該第1係止部と該第2係止部とを係止することで、第1接合部および第2接合部を長期間に亘って密着させた状態に保持でき、使用途中に第1半体と第2半体との気密性が低下することを防止し得る。
請求項5に記載の発明は、
前記第1接合部は、一方の側壁部の外面に延在する第1内側シール面と、他方の側壁部の外面に延在する第1外側シール面とを備え、
前記第2接合部は、一方の側壁部の内面に第1内側シール面と同一形状に延在して該第1内側シール面と面接触する第2内側シール面と、他方の側壁部の内面に第1外側シール面と同一形状に延在して該第1外側シール面と面接触する第2外側シール面とを備えた要旨とする。
従って、請求項5に記載の発明によれば、第1内側シール面と第2内側シール面とが面接触することでシールが形成され、更に第1外側シール面と第2外側シール面とが面接触してシールが形成されるので、第1半体と第2半体の接合部を内外2重にシールして、レゾネータの気密性を好適に向上させ得る。
請求項6に記載の発明は、
前記第1接合部は第1半体の突合せ部から突出すると共に、前記第2接合部は第2半体の突合せ部から陥凹し、
第1接合部の突合せ部からの突出高さが、第2接合部の突合せ部からの陥凹深さより大きく設定されていることを要旨とする。
従って、請求項6に係る発明によれば、第1半体と第2半体とを組付けても、各々の突合せ部が接触しないので、第1接合部と第2接合部との嵌合が適切になされる。また、第1半体と第2半体とが変形しても、第1接合部と第2接合部との嵌合を維持し得る。
本発明に係るレゾネータによれば、第1半体と第2半体との接合部を確実にシールすることができる。
本発明の実施例に係るレゾネータの外観を示した斜視図である。 図1に示したレゾネータを分解して示す分解斜視図である。 第1接合部と第2接合部とを接合前の離間した状態で示す部分断面図である。 第1接合部と第2接合部とを接合した状態で示す部分断面図であって、(a)は、第1係止部と第2係止部との係止前状態を示し、(b)は、第1係止部と第2係止部との係止状態を示している。 実施例のレゾネータの正面図である。 実施例のレゾネータの背面図である。 実施例のレゾネータの右側面図である。 実施例のレゾネータの左側面図である。 実施例のレゾネータの平面図である。 実施例のレゾネータの底面図である。 第1接合部に設けた第1係止部および第2接合部に設けた第2係止部からなる係止手段を示す正面図である。 第1接合部に設けた第1係止部および第2接合部に設けた第2係止部からなる係止手段を備えたレゾネータの背面図である。 第1接合部に設けた第1係止部および第2接合部に設けた第2係止部からなる係止手段を示す右側面図である。 第1接合部に設けた第1係止部および第2接合部に設けた第2係止部からなる係止手段を示す左側面図である。 第1接合部に設けた第1係止部および第2接合部に設けた第2係止部からなる係止手段を示す平面図である。 第1接合部に設けた第1係止部および第2接合部に設けた第2係止部からなる係止手段を示す底面図である。 第1接合部に設けた第1係止部および第2接合部に設けた第2係止部からなる係止手段を示す断面図である。 係止手段の変更例を示す説明断面図である。 第1接合部および第2接合部の別形態例を示す断面図である。 従来のレゾネータを概略的に示す斜視図である。 従来のレゾネータにおける第1半体および第2半体を、組付ける前の状態で示す部分断面図である。
次に、本発明に係るレゾネータにつき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。なお、説明の便宜上、図1に示すように、車体や吸気ダクト等へ固定するための取付固定部48が形成された側をレゾネータRNの前側、横方向を左右方向、垂直方向を上下方向とする。すなわち、第1半体30と第2半体40との組付け方向がレゾネータRNの上下方向である。従って、図5はレゾネータRNの正面図、図6は背面図、図7は右側面図、図8は左側面図、図9は平面図、図10は底面図となる。
図1は、実施例のレゾネータRNの全体を前方左斜め上方から見た斜視図であり、図2は、第1半体10と第2半体20とを分離したレゾネータRNの分解斜視図である。実施例のレゾネータRNは、車体の所要位置に装着した際に下側となる第1半体30と、該第1半体30に対して上方から組付けられた上側の第2半体40とを備え、これら第1半体30と第2半体40とを各々の上端部(突合せ部)32および下端部(突合せ部)42を対向させて組付けることで、内部に所要容積の内部空間Sが形成された中空箱体状に構成されている。
第1半体30は、図1および図2に示すように、インジェクション成形された合成樹脂製の一体成形部材であり、上方に開口するバケット形状をなしている。そして第1半体30は、上方の第1開口部34を形成する上端部32が略五角形をなしている。また第1半体30は、下方にいくに従って徐々に狭くなり、前部が最も深くなっている。合成樹脂としては、ポリプロピレン、ABS、フェノール樹脂、ポリカーボネート、高密度ポリエチレン等で、JIS K7202に基づくロックウェル硬さがHRR70〜HRR100のものが好適に実施され得る。
第1半体30の上端部32の外側には、図1および図2に示すように、上端部32から外方へ延出して該上端部32の全周に亘って延在し、第1開口部34を環状に囲繞する第1接合部50が形成されている。この第1接合部50は、上端部32よりも第2半体40側(上方)へ突出し、上下方向に一致する短手方向での断面形状が略逆U字形をなす軒樋状の環状突条部52を備えている。この環状突条部52は、図1〜図4に示すように、上端部32の外側に隣接する部位から垂直に立ち上がった第1内側部(一方の側壁部)52Aと、第1内側部52Aの上部から上方へ突出しながら外方へ約180度に湾曲した第1湾曲部52Bと、第1湾曲部52Bの外端から下方へ垂直に垂下した第1外側部(他方の側壁部)52Cとから構成されている。そして、第1内側部52Aの外面は、上端部32に沿って延在する環状の第1内側シール面54となっていると共に、第1外側部52Cの外面が、第1内側シール面54の水平方向外側において該第1内側シール面54と相似状に延在する環状の第1外側シール面56となっている。
第1内側部52A、第1湾曲部52Bおよび第1外側部52Cは、何れも略同じ厚みに形成されており、環状突条部52の内側(裏側)には空間58が形成されている。従って環状突条部52は、第1湾曲部52Bが弾性変形することで、上下方向に一致する短手方向において、第1外側部52Cが第1内側部52Aに対して近接・離間変位が可能となっている。すなわち環状突条部52は、外力が付与されない状態(自然状態)において、第1内側シール面54と第1外側シール面56とは垂直かつ平行に延在しており、第1内側シール面54と第1外側シール面56との水平方向の突出幅(第1内側部52Aの外面と第1外側部52Cの外面との間隔)はW1となっている。
第2半体40は、図1および図2に示すように、インジェクション成形された合成樹脂製の一体成形部材であり、下方に開口する逆バケット形状をなしている。そして第2半体40は、下方の第2開口部44を形成する下端部42が、前記第1半体30の上端部32と整合する略五角形をなしている。また第2半体40は、図示しない吸気ダクトに連結される開口連結部46が、上壁部に形成されている。更に、第2半体40の前側には、車体や吸気ダクト等に当該レゾネータRNを固定するための取付固定部48が形成されている。合成樹脂としては、第1半体30と同じくポリプロピレン、ABS、フェノール樹脂、ポリカーボネート、高密度ポリエチレン等で、JIS K7202に基づくロックウェル硬さがHRR70〜HRR100のものが好適に実施される。なお、使用される合成樹脂の硬さがHRR70より小さくなると、レゾネータRNの使用期間中において、第1接合部50と第2接合部60とが変形して両部の嵌合が外れたり、後述する係止手段70が変形して係止が外れるおそれがある。また、硬さがHRR100より大きくなると、第1接合部50と第2接合部60とが弾性変形し難いので両部の嵌合が困難になったり、係止手段70が弾性変形し難いので係止が困難になったり該係止手段70が破損するおそれがある。
第2半体40の下端部42の外側には、図1および図2に示すように、下端部42から外方へ延出して該下端部42の全周に亘って延在し、第2開口部44を環状に囲繞する第2接合部60が形成されている。この第2接合部60は、下端部42よりも第2半体40側(上方)へ陥凹し、上下方向に一致する短手方向での断面形状が略逆U字形をなす軒樋状の環状凹溝部62を備えている。この環状凹溝部62は、図1〜図4に示すように、下端部42の外側に隣接する部位から垂直に立ち上がった第2内側部(一方の側壁部)62Aと、第2内側部62Aの上部から上方へ突出しながら外方へ約180度に湾曲した第2湾曲部62Bと、第2湾曲部62Bの外端から下方へ垂直に垂下した第2外側部(他方の側壁部)62Cとから構成されている。そして、第2内側部62Aの内面は、下端部42に沿って延在する環状の第2内側シール面64となっていると共に、第2外側部62Cの内面が、第2内側シール面64の水平方向外側において該第2内側シール面64と相似状に延在する環状の第2外側シール面66となっている。なお、第1接合部50と第2接合部60との嵌合時には、第2内側シール面64は第1内側シール面54と面接触し、第2外側シール面66は第1外側シール面56と面接触するようになっている。
第2内側部62Aは、実質的に第2半体40の壁面と一体化しているが、第2湾曲部62Bおよび第2外側部62Cは、何れも略同じ厚みに形成されている。従って環状凹溝部62は、第2湾曲部62Bが弾性変形することで、上下方向に一致する短手方向において、第2外側部62Cが第2内側部62Aに対して近接・離間変位が可能となっている。すなわち環状凹溝部62は、外力が付与されない状態(自然状態)において、第2内側シール面64と第2外側シール面66との水平方向の開口幅(第2内側部62Aの内面と第2外側部62Cの内面との間隔)はW2となっている。また、第2内側シール面64と第2外側シール面66とは、外力が付与されない状態において、垂直かつ平行になっている。
すなわち、第1半体30に設けた第1接合部50は、第2半体40側へ環状に突出しており、第2半体40に設けた第2接合部60は、第1半体30から離間する側へ環状に陥凹していると共に該第1半体30側へ環状に開口している。これにより、第1接合部50の環状突条部52を第2接合部60の環状凹溝部62へ突入することで、第1半体30と第2半体40とが組付けられるように構成されている。なお、第1接合部50の第1内側部52A、第1湾曲部52Bおよび第1外側部52Cの厚みと、第2接合部60の第2湾曲部62Bおよび第2外側部62Cの厚みは、第1接合部50と第2接合部60との弾力変形を伴った適切な嵌合を考慮すると1.5〜3.5mmが好ましい。
実施例のレゾネータRNでは、第1接合部50の環状突条部52と第2接合部60の環状凹溝部62との寸法関係が、次のように設定されている。まず、図3に示すように、外力が付与されない状態において、第1接合部50の環状突条部52の外側幅W1は、第2接合部60の環状凹溝部62の開口幅W2より僅かに大きく(好ましくは、1.1倍以下(W2<W1≦(1.1×W2)))設定されている(条件1)。また、図3に示すように、第1接合部50の上端部32からの突出高さH1が、第2接合部60の下端部42からの陥凹深さH2より大きく設定されている(条件2)。従って、第1接合部50と第2接合部60との嵌合時には、上端部32および下端部42との間に適宜の隙間が形成されて両端部32,42が当接しない関係になっている。なお、図3に示すように、第1接合部50の環状突条部52における第1湾曲部52Bの外面曲率半径R1は、第2接合部60の環状凹溝部62における第2湾曲部62Bの内面曲率半径R2より大きく設定されている。
また、実施例のレゾネータRNでは、図1、図2および図5〜図17に示すように、第1接合部50および第2接合部60の周囲に、第1接合部50と第2接合部60とを互いに押付け合うようにして確実に嵌合させると共に、第1半体30と第2半体40とが分離しないようにする複数の係止手段70が設けられている(実施例では4個)。各係止手段70は、第1半体30側の第1接合部50に設けた第1係止部72と、第2半体40側の第2接合部60に設けた第2係止部74とからなっている。第2係止部74は、後述するように、第2接合部60の第2外側部62Cに設けられ、この第2外側部62Cを第2内側部62Aに近づけるように付勢しながら第1係止部72に係止されると共に、第1係止部72を介して第1接合部50における第1外側部52Cを第1内側部52Aから離すように付勢するようになっている。
第1係止部72は、第1接合部50における第1外側部52Cの下端(第1接合部50を挟んで上端部32と反対側の下端)から垂直下方へ延出する縦基板部72Aと、該基板部72Aの下端から水平外方へ延出する横係止板部72Bとからなる。また、横係止板部72Bの先端は、環状突条部52の凸方向と反対側を向いた係止面部72Cが設けられている。そして、横係止板部72Bの突出先端側を上方から押した場合には、第1接合部50における第1外側部52Cの当該第1係止部72が設けられた部位が、第1内側部52Aに近づくように付勢される。このとき、第1湾曲部52Bが弾性変形すると、第1外側部52Cの当該第1係止部72が設けられた部位が第1第1内側部52Aに近接変位し、この部位における環状突条部52の突出幅がW1より小さくなる。一方、横係止板部72Bの突出先端側を下方から押した場合には、第1接合部50における第1外側部52Cの当該第1係止部72が設けられた部位が、第1内側部52Aから離れるように付勢される。このとき、第1湾曲部52Bが弾性変形すると、第1外側部52Cの当該第1係止部72が設けられた部位が第1内側部52Aから離間変位し、この部位における環状突条部52の突出幅がW1より大きくなる。
第2係止部74は、第2接合部60における第2外側部62Cの下端(第2接合部60を挟んで下端部42と反対側の下端)から水平外方へ延出する横基板部74Aと、該基板部74Aの前端から垂直下方へ延出して第1係止部72の横係止板部72Bの先端に臨む縦係止板部74Bとからなり、横基板部74Aには図9に示すように中央部付近に孔74Eが設けられている。この孔74Eは、第2接合部60における第2外側部62Cの下端から縦係止板部74Bの内側まで水平外方に設けられ、横基板部74Aの開口を挟んだ両側部分の各幅が、該孔74Eの幅を100とした場合の20以上(1/5以上)の割合となるように設けられている。また、縦係止板部74Bの下端は、該縦係止板部74Bの延出方向と交差する方向、すなわち第1半体30側へ鉤状に突出する係止爪部74Cが形成されており、この係止爪部74Cに環状突条部52の凸方向と同じ方向を向いた係止面部74Dが設けられている。そして、縦係止板部74Bの下端側を第1半体30側へ押した場合には、第2接合部60における第2外側部62Cの当該第2係止部74が設けられた部位が、第2内側部62Aに近づくように付勢される。このとき、第2湾曲部62Bが弾性変形すると、第2外側部62Cの当該第2係止部74が設けられた部位が第2内側部62Aに近接変位し、この部位における環状凹溝部62の開口幅がW2より小さくなる。一方、縦係止板部74Bの下端側を第1半体30から離間する側へ押した場合には、第2接合部60における第2外側部62Cの当該第2係止部74が設けられた部位が、第2内側部62Aから離れるように付勢される。このとき、第2湾曲部62Bが弾性変形すると、第2外側部62Cの当該第2係止部74が設けられた部位が第2内側部62Aから離間変位し、この部位における環状凹溝部62の開口幅がW2より大きくなる。
第1係止部72と第2係止部74とは、第1接合部50の環状突縁部52を第2接合部60の環状凹溝部62の内側に嵌合させると(図4(a))、第2係止部74の係止面部74Dが第1係止部72の係止面部72Cより第2半体40側に位置するように設定されている。そして、第1係止部72と第2係止部74との少なくとも一方の係止部を他方の係止部へ近づけるように変位させることで、第1係止部72の係止面部72Cと第2係止部74の係止面部74Dとが、第1接合部50と第2接合部60との嵌合方向で互いに対向して引っ掛かり、第1係止部72と第2係止部74とは互いに引き合いながら係止されるようになっている。従って、第2係止部74に係止した第1係止部72により、第1接合部50の環状突条部52は、突出幅がW1より大きくなるように付勢されて、第2接合部60の環状凹溝部62を内側から押し広げるように変形し得る。また、第1係止部72に係止した第2係止部74により、第2接合部60の環状凹溝部62は、開口幅がW2より小さくなるように付勢されて、第1接合部50の環状突条部52を外側から締め付けるように変形する。
前述のように構成された実施例のレゾネータRNは、前工程において別々にインジェクション成形した第1半体30および第2半体40を、夫々の第1開口部34および第2開口部44側を対向させ、上端部32と下端部42とを対向させた姿勢で第1接合部50と第2接合部60とを整合させたもとで、両半体30,40を互いに近接する方向に押付ける。このとき、前記条件1に基づき、第1接合部50の環状突条部52では、第1外側部52Cが第1内側部52Aに近接するように弾性変形し、第2接合部60の環状凹溝部62では、第2外側部62Cが第2内側部62Aから離間するように弾性変形して、環状突条部52が環状凹溝部62の内側へ嵌合される(図4(a)参照)。すなわち、第1接合部50の環状突条部52が、その突出幅が適宜小さくなるように弾性変形し、また第2接合部60の環状凹溝部62が、その開口幅が大きくなるように弾性変形することで、第1接合部50と第2接合部60との嵌合が小さな力でスムーズになされる。
次いで、図4(b)に示すように、各係止手段70において、第1係止部72の横係止板部72Bを上方へ押すと共に、第2係止部74の縦係止板部74Bを第1半体30側へ押すことで、両係止部72,74の各係止面部72C,74Dが当接して横係止板部72Bと縦係止板部74Bとが係止される。そして、第1係止部72と第2係止部74とは互いに引き合う関係で係止されるので、第1接合部50の環状突条部52が第2接合部60の環状凹溝部62を内側から押し広げるように弾性変形し、第2接合部60の環状凹溝部62が第1接合部50の環状突条部52を外側から締め付けるように弾性変形する。これにより、第1内側シール面54と第2内側シール面64とが各開口部34,44を囲繞するように環状に面接触して第1シール部L1が形成され、第1外側シール面56と第2外側シール面66とが環状に面接触して、第1シール部L1を囲繞する第2シール部L2が形成される。従って、第1半体30と第2半体40との接合部には、第1シール部L1と第2シール部L2とが内外2重に形成され、レゾネータRNの気密性が向上している。
更に、前述した如く、第1湾曲部52Bの内面の外面曲率半径R1が第2湾曲部62Bの内面曲率半径R2より大きく設定されているので、図4に示すように、第1湾曲部52Bと第2湾曲部62Bとの間に適宜の隙間Mが画成され、第1湾曲部52Bと第2湾曲部62Bとが接触していない。更にまた、前記条件2により、第1半体30と第2半体40とを適切に組付けた状態においては、第1半体30の上端部32と第2半体40の下端部42とは当接していないので、第1接合部50の環状突条部52が、第2接合部60の環状凹溝部62に対して奥まで入り込んで深く嵌合している。
従って、実施例のレゾネータRNでは、次のような作用効果を奏する。
(1)第1接合部50の環状突条部52を第2接合部60の環状凹溝部62に嵌合させることで、弾性変形した環状突条部52が環状凹溝部62を内側から押し広げるように付勢し、弾性変形した環状凹溝部62が環状突条部52を外側から締め付けるように付勢するので、第1接合部50と第2接合部60とが弾力的に当接して互いに押付け合うようになり、第1半体30と第2半体40の接合部における気密性が向上する。
(2)第1接合部50の環状突条部52を第2接合部60の環状凹溝部62に嵌合させた状態で、更に第1係止部72と第2係止部74とが係止することで、第1接合部50および第2接合部60との密着状態を長期間に亘って保持でき、使用途中に第1半体30と第2半体40とのシール性が低下することを防止し得る。
(3)第1接合部50と第2接合部60とは、第1シール部L1および該第1シール部L1を外側から囲繞する第2シール部L2により内外2重に密着してシールされるので、第1半体30と第2半体40との接合部から空気や吸気騒音が漏出することを防止し得る。
(4)第1半体30と第2半体40とを組付けた際に上端部32と下端部42とが当接しないので、第1接合部50の環状突条部52が第2接合部60の環状凹溝部62の奥までしっかりと突入するようになり、第1接合部50と第2接合部60との適切な嵌合を図り得る。そして、第1半体30または第2半体40が適宜変形しても、第1接合部50と第2接合部60との当接が維持されると共に、第1半体30と第2半体40の変形により第1接合部50または第2接合部60が破損することを防止し得る。
(5)環状突条部52の第1湾曲部52Bと環状凹溝部62の第2湾曲部62Bとの間に空間58が形成されているので、第2接合部60の変形に合わせて第1接合部50の変形も可能であり、第1接合部50または第2接合部60が個別に変形しても、第1シール部L1と第2シール部L2とのシール性が低下するのを防止し得る。
(6)第1接合部50の環状突条部52を第2接合部60の環状凹溝部62へ嵌合させることで、第1半体30と第2半体40との相互の位置決めが図られ、該第1半体30と該第2半体40との位置ずれが発生し難い。また、第1係止部72と第2係止部74とを係止時に爪が引っ掛かるクリック感で該係止が確認でき、第1半体30と第2半体40を確実に連結することができる。
(7)第1係止部72の係止面部72Cと第2係止部74の係止面部74Dとが、第1接合部50と第2接合部60との嵌合方向で対向して引掛かっているので、両接合部50,60の嵌合が解除され難く、使用途中に第1半体30と第2半体40との連結が適切に保持される。
(8)第1接合部50および第2接合部60を加熱溶融させる加熱作業工程が不要となり、作業工数が減ると共に作業時間が短縮されるので、レゾネータRNの製造コスト低減を図り得る。また、第1半体30と第2半体40とを接合した際に、第1接合部50と第2接合部60との境界部分から溶融樹脂がレゾネータRNの内側へ突出して固化することがなく、該レゾネータRNの内部空間Sへバリが突出形成されない。
(9)第1接合部50および第2接合部60の周方向に複数の係止手段70が適宜間隔に設けられているので、両接合部50,60の係止手段70が設けられていない部位においても、該係止手段70が設けられている部位と同等のシール性が確保される。
(10)第2係止部74の横基板部74Aに孔74Eが設けられているので、第1半体30と第2半体40とを接合する際に該第2係止部74の弾性変形が適切に発現するようになってクリック感が得られるだけでなく、該孔74Eを覗き込むことで第1係止部72と第2係止部74との係合状態を目視で容易に確認し得る。また、孔74Eを設けることで、第2半体40を成形する金型構造を簡単にすることができ、金型製作費用を削減し得る。
(変更例)
本願のレゾネータRNは、前記実施例の形態に限定されず、様々に変更が可能である。
(1)係止手段70は、図18に示すように、第1半体30の第1接合部50に設けた第1係止部72の横係止板部72Bの先端に、第1接合部50の環状突条部52の凸方向へ突出した鉤状の係止爪部72Cを突設して、この横係止板部72Bと第2係止部74の縦係止板部74Bとを係止させるようにしてもよい。すなわち第1係止部72は、第1接合部50における第1外側部52Cから該第1接合部50の環状突条部52の凸方向と同じ側へ延出するよう係止爪部72Cが形成されて、この係止爪部72Cには、第1接合部50の第1内側部52Aと第1外側部52Cとの近接・離間方向で該第1接合部50側を向いた係止面部72Dを有している。また第2係止部74は、第2接合部60における第2外側部62Cから第1係止部72に向けて延出するよう形成されて、第2接合部60の第2内側部62Aと第2外側部62Cとの近接・離間方向で該第2接合部60と反対側を向いた係止面部74Cを有している。そして、第1係止部72の係止面部72Cは、第1接合部50の環状突条部52と第2接合部60の環状凹溝部62とが嵌合すると、第2係止部74の係止面部74Dより第1接合部50側に位置するように設定されている(図18(a))。従って、第1係止部72および第2係止部74の少なくとも一方の係止部を他方の係止部へ近づけるように変位させることで、両係止面部72C,74Dが対向して当接し、第1係止部72と第2係止部74とは、第1接合部50と第2接合部60との嵌合方向と交差する方向で係止される(図18(b))。このような別形態の係止手段70によっても、第1係止部72と第2係止部74とを係止させると、第1接合部50の環状突条部52は第1外側部52Cが第1内側部52Aから離れるように付勢され、第2接合部60の環状凹溝部62は第2外側部62Cが第2内側部62Aに近づくように付勢されるので、第1接合部50と第2接合部60を適切に密着させることができる。
(2)第1接合部50および第2接合部60は、実施例に示した形状のものに限定されず、例えば図19(a)および図19(b)に示すような形態であってもよい。図19(a)に示す形態は、第1接合部50が、上下方向に一致する短手方向での断面形状が所謂逆角U字形(実施例のものは「逆丸U字形」)をなす軒樋状の環状突条部52を備え、第2接合部60が、上下方向に一致する短手方向での断面形状が逆角U字形をなす軒樋状の環状凹溝部62を備えている。このような形状であっても、第1接合部50には実施例と同様な第1内側シール面54および第1外側シール面56が設けられ、第2接合部60には第2内側シール面64および第2外側シール面66が設けられるので、係止手段70を係止することで第1シール部L1および第2シール部L2が形成される。また図19(b)に示す形態は、第1接合部50が、上下方向に一致する短手方向での断面形状が所謂逆ベース形をなす軒樋状の環状突条部52を備え、第2接合部60が、上下方向に一致する短手方向での断面形状が逆倒伏コ字形をなす軒樋状の環状凹溝部62を備えている。このような形状であっても、第1接合部50には実施例と同様な第1内側シール面54および第1外側シール面56が設けられ、第2接合部60には第2内側シール面64および第2外側シール面66が設けられ、係止手段70を係止することで第1シール部L1および第2シール部L2が形成される。
(3)第1接合部50における環状突条部52の外側幅W1と第2接合部60における環状凹溝部62の開口幅W2との寸法設定と、係止手段70の第1係止部72と第2係止部74との寸法設定とにより、第1接合部50と第2接合部60の嵌合時に、第1シール部L1と第2シール部L2が形成され、第1係止部72と第2係止部74とが自動的に係止されるようにすることも可能である。この場合には、第1半体30と第2半体40との組付けに際して第1接合部50の環状突条部52を第2接合部60に環状凹溝部62に嵌合させることで、係止手段70の第1係止部72と第2係止部74との係止がなされ(図4(b)の状態)、第1半体30と第2半体40との組付け作業の簡易化を図り得る。
(4)第1係止部72および第2係止部74からなる係止手段70の配設位置および配設個数は、レゾネータRNの形状、サイズ等により適切に決定されるものであり、実施例に示した4個に限定されない。
(5)実施例では、図3に示すように、係止手段70における第1係止部72に関し、垂直の縦基板部72Aに対して横係止板部72Bを水平外方へ延出する形態として、縦基板部72Aと横係止板部72Bとが直角に折れ曲がった形態を例示したが、横係止板部72Bは先端に向かうに従って下方傾斜した形状としてもよい。この場合、縦基板部72Aと横係止板部72Bとは、鈍角に折れ曲がった形態となる。第1係止部72をこのように形成した場合には、該第1係止部72と第2係止部74とを係止させた際に、第1接合部50と第2接合部60との密着を向上させ得る。
(6)第1半体30の上端部32と第2半体40の下端部42との間に形成された隙間に、弾力性を有するウレタンフォーム等を材質とするシール部材を介在させて、レゾネータRNの気密性を向上させるようにしてもよい。なお、シール部材は、第1半体30と第2半体40とを組み付ける前に、該第1半体30の上端部32または第2半体40の下端部42の何れかに一方に、接着剤または両面テープ等で装着される。なお、同様のシール部材は、第1接合部50の第1湾曲部52Bと第2接合部60の第2湾曲部62Bとの間の隙間Mに設けてもよい。
(7)実施例では、第1半体30の上端部32と第2半体40の下端部42との間に隙間が形成される形態を例示したが、これら上端部32と下端部42とは、隙間が殆どない状態(または軽く接触した状態)で対向するようにしてもよい。
(8)実施例では、上下に組付けられる第1半体30および第2半体40からなるレゾネータRNを例示したが、第1半体30および第2半体40は左右または前後に組付けられるものであってもよい。
(9)第1半体30および第2半体40の形状も実施例で例示したものに限定されず、様々な形状、サイズのものが実施可能である。すなわち、第1半体30の第1開口部34および第2半体40の第2開口部44の形状は、実施例の略五角形に限定されず、三角形、四角形、6角形等の多角形や、円形または楕円形等であってもよい。
(10)第1内側シール面54と第1外側シール面56との間や、第2内側シール面64と第2外側シール面66との間は、夫々外力が付与されない状態において垂直かつ平行でなくてもよく、例えば第1内側シール面54と第1外側シール面64とは環状突条部52の先端側が狭くなる傾斜面となるように設定すると共に、第2内側シール面64と第2外側シール面66とは環状凹溝部62の開口部側が広くなる傾斜面となるように設定しても、第1接合部50と第2接合部60との接合時に、第1内側シール面54と第2内側シール面64とが当接すると共に、第1外側シール面56と第2外側シール面66とが当接するようにし得る。
30 第1半体,32 上端部(突合せ部),40 第2半体,42 下端部(突合せ部)
50 第1接合部,52A 第1内側部(一方の側壁部)
52C 第1外側部(他方の側壁部),54 第1内側シール面
56 第1外側シール面,60 第2接合部,62A 第2内側部(一方の側壁部)
62C 第2外側部(他方の側壁部),64 第2内側シール面
66 第2外側シール面,72 第1係止部,72C 係止面部,74 第2係止部
74D 係止面部,H1 突出高さ,H2 陥凹深さ,W1 外側幅,W2 開口幅

Claims (6)

  1. 別体に形成された第1半体と第2半体とを、各々の突合せ部を対向させて組付けることで内部に空間を画成するレゾネータにおいて、
    前記第1半体の突合せ部の全周に亘って設けられ、第2半体側に凸になる軒樋状に形成されて一方の側壁部が該第1半体の突合せ部に繋がった第1接合部と、
    前記第2半体の突合せ部の全周に亘って設けられ、第1半体側が開口する軒樋状に形成されて一方の側壁部が該第2半体の突合せ部に繋がり、第1接合部が内側に嵌合する第2接合部とを備え、
    前記第1接合部における一方の側壁部の外面と該一方の側壁部に対向する他方の側壁部の外面との間隔が、前記第2接合部における一方の側壁部の内面と該一方の側壁部に対向する他方の側壁部の内面との間隔より大きく設定されている
    ことを特徴とするレゾネータ。
  2. 前記第1接合部における他方の側壁部に設けられた第1係止部と、
    前記第2接合部における他方の側壁部に設けられ、この他方の側壁部を一方の側壁部に近づけるように付勢して第1係止部に係止されると共に、第1係止部を介して第1接合部における他方の側壁部を一方の側壁部から離すように付勢する第2係止部とを備えた請求項1記載のレゾネータ。
  3. 前記第1係止部は、第1接合部における他方の側壁部から該第1接合部の凸と反対側へ延出するよう形成されて、該第1接合部の凸と反対側を向いた係止面部を有し、
    前記第2係止部は、第2接合部における他方の側壁部から第1係止部に向けて延出するよう形成されて、第1接合部の凸と同じ側を向いた係止面部を有し、
    前記第2係止部の係止面部は、第1接合部と第2接合部とが嵌合すると第1係止部の係止面部より第2半体側に位置するように設定され、両係止面部は互いに近づけることで引掛かるようになっている請求項2記載のレゾネータ。
  4. 前記第1係止部は、第1接合部における他方の側壁部から該第1接合部の凸と反対側へ延出するよう形成されて、第1接合部の一方の端縁部と他方の端縁部との近接・離間方向で該第1接合部側を向いた係止面部を有し、
    前記第2係止部は、第2接合部における他方の側壁部から第1係止部に向けて延出するよう形成されて、第2接合部の一方の端縁部と他方の端縁部との近接・離間方向で該第2接合部と反対側を向いた係止面部を有し、
    前記第1係止部の係止面部は、第1接合部と第2接合部とが嵌合すると第2係止部の係止面部より第1接合部側に位置するように設定され、両係止面部は互いに近づけることで引掛かるようになっている請求項2記載のレゾネータ。
  5. 前記第1接合部は、一方の側壁部の外面に延在する第1内側シール面と、他方の側壁部の外面に延在する第1外側シール面とを備え、
    前記第2接合部は、一方の側壁部の内面に第1内側シール面と同一形状に延在して該第1内側シール面と面接触する第2内側シール面と、他方の側壁部の内面に第1外側シール面と同一形状に延在して該第1外側シール面と面接触する第2外側シール面とを備えた請求項1〜4の何れか一項に記載のレゾネータ。
  6. 前記第1接合部は第1半体の突合せ部から突出すると共に、前記第2接合部は第2半体の突合せ部から陥凹し、
    第1接合部の突合せ部からの突出高さが、第2接合部の突合せ部からの陥凹深さより大きく設定されている請求項1〜5の何れか一項に記載のレゾネータ。
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