JP2011099161A - ニッケルメッキ液 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 フッ化水素酸及び/又はその塩、ニッケル塩並びに水を含有するニッケルメッキ液は、アルミニウム又はアルミニウム合金に対し、アルミニウム酸化膜を除去する前工程を経ることなくニッケルメッキすることができる。
【選択図】 なし
Description
酢酸ニッケル:NA
塩化ニッケル:NC
フッ化アンモニウム:AF
フッ化ナトリウム:SF
フッ化カリウム:KF
硫酸:SA
酢酸:AA
塩酸:HA
クエン酸:CA
アンモニア:AM
ポリオキシアルキレンアルキルエーテル(ノニオン系界面活性剤):POAE
ベンジルトリメチルアンモニウムクロリド(カチオン系界面活性剤):BMAC
ジメチルドデシルアミン=N−オキシド(ノニオン系界面活性剤):DMDAO
トリエチレンテトラミン(キレート剤):TETA
エチレンジアミン(キレート剤):EDA。
硫酸ニッケル 500重量ppm、フッ化水素 0.25重量%、アンモニア 0.25重量%、トリエチレンテトラミン 50重量ppmを含む水溶液に、硫酸を加えてpH6に調整した。この液に25℃で1分間、アルミニウム−銅合金の板を浸漬した。アルミニウム合金板を取り出し、水洗した後、乾燥し、XPSで元素分析した。その結果、ニッケルが検出され、メッキが形成されていることがわかった。また表面を電子顕微鏡で観察した結果、ニッケルが均一にメッキされていることがわかった。結果を表1、表2に示す。
硫酸ニッケル 500重量ppm、アンモニア 0.25重量%、トリエチレンテトラミン 50重量ppmを含む水溶液に、硫酸を加えてpH6に調整した。この液に25℃で1分間、アルミニウム−銅合金の板を浸漬した。アルミニウム合金板を取り出し、水洗した後、乾燥し、XPSで元素分析した。その結果、ニッケルは検出されず、メッキが形成されていなかった。結果を表1、表2に併せて示す。
表1記載の組成の液に純アルミニウムの板を、表1記載の温度で浸漬した。浸漬時間はいずれも1分間とした。アルミニウム板を取り出し、水洗した後、乾燥し、表面を電子顕微鏡で観察し、さらにXPSで元素分析した。いずれもニッケルが検出され、ニッケルメッキが形成されていた。なお、電子顕微鏡で観察した結果、メッキ状態について、均一なものを◎、ニッケル微粒子が僅かに観察されたものを○、ニッケル粒子が観察されたものを△、ニッケルメッキが形成されなかったものを×とした。
Claims (12)
- フッ化水素酸及び/又はその塩、ニッケル塩並びに水を含有するニッケルメッキ液であって、アルミニウム又はアルミニウム合金に対し、アルミニウム酸化膜を除去する前工程を経ることなくニッケルメッキすることができることを特徴とするメッキ液。
- フッ化水素酸及び/又はその塩が、フッ酸水溶液、フッ化アンモニウム、フッ化カリウム、及びフッ化ナトリウムからなる群より選ばれる一種又は二種以上であることを特徴とする請求項1に記載のメッキ液。
- ニッケル塩が、酢酸塩、クエン酸塩、シュウ酸塩、スルホサリチル酸塩、ジメチルグリオキシメート錯塩、アセチルアセトネート錯塩、エチレンジアミン錯塩、ジエチレントリアミン錯塩、トリエチレンテトラミン錯塩、エチレンジアミン四酢酸錯塩、シアン酸塩、チオシアン塩、メタリン酸塩、ピロリン酸塩、塩化物塩、フッ化物塩、硫酸塩、アンミン錯塩、及びヒドラジン錯塩からなる群より選ばれる一種又は二種以上であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のメッキ液。
- フッ化水素酸及び/又はその塩の含有量が、1重量ppm以上10重量%以下であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のメッキ液。
- ニッケル塩の含有量が、1重量ppm以上1重量%以下であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のメッキ液。
- メッキ液のpHが、2以上7未満であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のメッキ液。
- さらに、pH調整剤を含有することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のメッキ液。
- pH調整剤が、塩酸、臭化水素酸、硫酸、亜硫酸、硝酸、亜硝酸、リン酸、亜リン酸、次亜リン酸、及び炭酸からなる群より選ばれる無機酸、蟻酸、酢酸、プロピオン酸、シュウ酸、クエン酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、及びトルエンスルホン酸からなる群より選ばれる有機酸、アンモニア、アルカリ金属水酸化物、アルカリ金属塩、アルカリ土金属水酸化物、及びアルカリ土金属塩からなる群より選ばれる無機塩基、並びにアミン類、及び第四級アンモニウム塩からなる群より選ばれる有機塩基、からなる群より選ばれる一種又は二種以上であることを特徴とする請求項7に記載のメッキ液。
- さらに、界面活性剤を含有することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のメッキ液。
- 界面活性剤が、カチオン系界面活性剤、及びノニオン系界面活性剤からなる群より選択される一種又は二種以上であることを特徴とする請求項9に記載のメッキ液。
- さらに、キレート剤を含有することを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれかに記載のメッキ液。
- キレート剤が、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、及びポリエチレンイミンからなる群より選択されるポリアミン類、シュウ酸、クエン酸、リンゴ酸、及びポリアクリル酸からなる群より選ばれるポリカルボン酸類、並びにグリシン、アラニン、アスパラギン酸、エチレンジアミン四酢酸、及びジエチレントリアミン五酢酸からなる群より選択されるアミノ酸類からなる群より選ばれる一種又は二種以上であることを特徴とする請求項11に記載のメッキ液。
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