JP2011098484A - 3次元光造形装置、3次元光造形方法及び造形物 - Google Patents

3次元光造形装置、3次元光造形方法及び造形物 Download PDF

Info

Publication number
JP2011098484A
JP2011098484A JP2009253948A JP2009253948A JP2011098484A JP 2011098484 A JP2011098484 A JP 2011098484A JP 2009253948 A JP2009253948 A JP 2009253948A JP 2009253948 A JP2009253948 A JP 2009253948A JP 2011098484 A JP2011098484 A JP 2011098484A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
stage
region
stereolithography apparatus
dimensional stereolithography
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009253948A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Yasukochi
裕之 安河内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2009253948A priority Critical patent/JP2011098484A/ja
Priority to US12/913,928 priority patent/US8540501B2/en
Priority to CN201010526744.9A priority patent/CN102049858B/zh
Priority to CN201410172175.0A priority patent/CN103950200A/zh
Publication of JP2011098484A publication Critical patent/JP2011098484A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C64/00Additive manufacturing, i.e. manufacturing of three-dimensional [3D] objects by additive deposition, additive agglomeration or additive layering, e.g. by 3D printing, stereolithography or selective laser sintering
    • B29C64/10Processes of additive manufacturing
    • B29C64/106Processes of additive manufacturing using only liquids or viscous materials, e.g. depositing a continuous bead of viscous material
    • B29C64/124Processes of additive manufacturing using only liquids or viscous materials, e.g. depositing a continuous bead of viscous material using layers of liquid which are selectively solidified
    • B29C64/129Processes of additive manufacturing using only liquids or viscous materials, e.g. depositing a continuous bead of viscous material using layers of liquid which are selectively solidified characterised by the energy source therefor, e.g. by global irradiation combined with a mask
    • B29C64/135Processes of additive manufacturing using only liquids or viscous materials, e.g. depositing a continuous bead of viscous material using layers of liquid which are selectively solidified characterised by the energy source therefor, e.g. by global irradiation combined with a mask the energy source being concentrated, e.g. scanning lasers or focused light sources
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B33ADDITIVE MANUFACTURING TECHNOLOGY
    • B33YADDITIVE MANUFACTURING, i.e. MANUFACTURING OF THREE-DIMENSIONAL [3-D] OBJECTS BY ADDITIVE DEPOSITION, ADDITIVE AGGLOMERATION OR ADDITIVE LAYERING, e.g. BY 3-D PRINTING, STEREOLITHOGRAPHY OR SELECTIVE LASER SINTERING
    • B33Y10/00Processes of additive manufacturing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B33ADDITIVE MANUFACTURING TECHNOLOGY
    • B33YADDITIVE MANUFACTURING, i.e. MANUFACTURING OF THREE-DIMENSIONAL [3-D] OBJECTS BY ADDITIVE DEPOSITION, ADDITIVE AGGLOMERATION OR ADDITIVE LAYERING, e.g. BY 3-D PRINTING, STEREOLITHOGRAPHY OR SELECTIVE LASER SINTERING
    • B33Y30/00Apparatus for additive manufacturing; Details thereof or accessories therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B33ADDITIVE MANUFACTURING TECHNOLOGY
    • B33YADDITIVE MANUFACTURING, i.e. MANUFACTURING OF THREE-DIMENSIONAL [3-D] OBJECTS BY ADDITIVE DEPOSITION, ADDITIVE AGGLOMERATION OR ADDITIVE LAYERING, e.g. BY 3-D PRINTING, STEREOLITHOGRAPHY OR SELECTIVE LASER SINTERING
    • B33Y40/00Auxiliary operations or equipment, e.g. for material handling

Abstract

【課題】フィルムから光硬化性材料をきれいに引き剥がすことができ、各層の平面度を高め、または各層の厚さを高精度に制御することができる3次元光造形装置、その方法及びその方法により形成された造形物を提供すること。
【解決手段】3次元光造形装置100は、フィルムFにテンションを与える押圧機構35としてロッドレンズ25を備えている。ロッドレンズ25は、造形ステージ15に最も近い、X軸に沿った直線状の領域A1をフィルムFに形成するように、フィルムFのその直線状の領域A1を押圧する。その結果、造形ステージ15側と、そのフィルムFの直線状の領域A1との間にスリット領域が形成される。少なくともこのスリット領域において樹脂液が露光される。
【選択図】図2

Description

本発明は、光硬化性の材料により3次元の物体を形成する3次元光造形装置、3次元光造形方法及びこの方法により形成された造形物に関する。
従来から、3次元の造形物を形成する造形装置は、ラピッドプロトタイピングと呼ばれる装置として知られており、業務用として広く使われている。一般的には、3次元造形装置は、造形される対象物の所定の厚さごとの形状データ、つまり各層ごとの形状データに基づき、1層ずつ造形物を形成していく。
3次元造形装置の主な方式の1つとして、光造形方式は、光硬化性樹脂にレーザ光を部分選択的に照射することにより、樹脂の所望の部分を硬化させて描画し、造形物を形成する方式である。
光造形方式の中には、例えば自由液面法及び規制液面法がある。自由液面法では、光硬化性樹脂の液面が空中に露出しており、レーザ光が空気と液面の界面にフォーカスされることで描画される。自由液面法では、樹脂の積層精度(1層ごとの厚さの精度や1層ごとの樹脂の表面状態の精度)が液面の表面精度によって変わるという問題がある。そこで、規制液面法では、光硬化性樹脂の液面が例えば平坦なガラス面により規制され、そのガラスを介して、レーザ光が液面とガラス面との界面にフォーカスされることで描画される(例えば、特許文献1の段落[0018]参照)。特許文献1では、液面を規制する部材としてフィルムが用いられている。
特公平7−84033号公報
ガラスまたはフィルムを用いた規制液面法では、各層の造形終了後に、硬化された樹脂をガラスから引き剥がす必要がある。しかし、各層の造形面積が大きくなるほど、引き剥がしに必要な力が大きくなり、場合によっては造形物が崩れたり、造形物が台座(造形物が積層されていくステージ)から剥がれたりすることがある。
また、上記のように各層の造形面積が大きくなると、樹脂の硬化時の収縮力によってガラスが歪んだり、樹脂がある側にガラスが引っ張られ撓んだりする。これにより、造形物の各層の平面度が悪化する。
さらに、光硬化性樹脂の粘性が高いほど、台座面やガラス面に樹脂が与える圧力が大きくなり、これによりガラス面が歪み、樹脂の各層の厚さを予め設定された厚さに制御できないという問題もある。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、フィルムから光硬化性材料をきれいに引き剥がすことができ、各層の平面度を高め、または各層の厚さを高精度に制御することができる3次元光造形装置及びその方法を提供することにあり、また、その方法により形成された造形物を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る3次元光造形装置は、ステージと、支持機構と、押圧機構と、供給機構と、照射ユニットと、移動機構と、制御機構とを具備する。
前記支持機構は、前記ステージにフィルムを対面させるように前記フィルムを支持する。
前記押圧機構は、前記ステージに対面する前記ステージに最も近い、第1の方向に沿う直線状の領域を前記フィルムに形成するように、前記支持機構に支持された前記フィルムの少なくとも前記直線状の領域を押圧する。
前記供給機構は、前記ステージ側と、前記フィルムの前記直線状の領域との間の領域であるスリット領域に光硬化性材料を供給する。
前記照射ユニットは、前記供給機構により前記スリット領域に供給された前記光硬化性材料に、前記押圧機構及び前記フィルムを介してレーザ光を照射する。
前記移動機構は、1層分の前記光硬化性材料の硬化層を形成するために、前記第1の方向とは異なる第2の方向に沿う方向で、前記ステージ及び前記押圧機構を、前記フィルムに相対的に移動させる。
前記制御機構は、前記レーザ光により前記光硬化性材料の前記硬化層を積層するために、前記ステージと前記フィルムの前記直線状の領域との間の距離を制御する。
押圧機構により、ステージに最も近い直線状の領域がフィルムに形成され、この直線状の領域とステージ側との間のスリット領域またはその近傍の領域で光硬化性材料が露光され、硬化される。つまり実質的にステージ側と直線状の領域との間のスリット領域で光硬化性材料が硬化し、フィルムの直線状の領域より下流側では、フィルムがステージから離れていくように、フィルムが押圧機構に相対的に移動していく。これにより、フィルムを樹脂の硬化層からきれいに剥がすことができる。
また、広い平面状の領域ではなく、直線状の領域が押圧されてフィルムにテンションが与えられるので、押圧機構にフィルムが密着した状態となる。したがって、光硬化性材料が硬化するときの収縮力がフィルムに加えられても、フィルムにしわや弛みなどの変形が発生することもなく、また、露光前における光硬化性樹脂の粘性によるフィルムの変形も防止できる。これにより、各硬化層の平面度を高め、その各硬化層の厚さを高精度に制御することができる。
直線状の領域は、1次元でもよいし、2次元でもよい。2次元の場合、直線状の領域は平面でもよいし、曲面であってもよい。直線状の領域が曲面である場合、それはミクロ的に見れば実質的に平面領域となる。
前記押圧機構は、前記フィルムに前記直線状の領域を含む曲面領域を形成するように、前記フィルムを押圧してもよい。これにより、フィルムと押圧機構との間の摩擦力を低減できる。
前記押圧機構は、前記曲面領域の形状に対応する曲面を有する光透過性部材を有してもよい。この場合、前記光透過性部材は、円柱状レンズであってもよい。
前記円柱状レンズは、前記第1の方向に沿う軸を中心に回転可能に設けられていてもよい。これにより、フィルムと押圧機構が擦れ合うことを防止でき、押圧機構の劣化、あるいは、フィルムの曲面領域でのしわや傷の発生を抑制できる。
前記3次元光造形装置は、前記光硬化性材料に照射される前記レーザ光のビームスポットの形状を補正するための補正レンズをさらに具備してもよい。レーザビームが円柱状レンズを通る時、ビームスポットの形状が歪む。高精度な造形物の形成が必要な場合には、補正レンズが設けられることにより、ビームスポットの形状を所望の形状になるように補正し、露光の解像度を高めることができる。
前記光透過性部材は、前記曲面としてシリンドリカル面を有するシリンドリカルレンズであってもよい。シリンドリカルレンズでは、円柱状レンズに比べその光軸方向の厚さを薄くすることができるので、開口数(NA:Numerical Aperture)を上げることができる。したがって、レーザビームのスポット径を小さくすることができ、露光の解像度が上がり、高精度な造形物を形成することができる。
前記押圧機構は、前記光透過性部材を支持する支持部材を有してもよい。その場合、前記支持部材は、曲面と、流路とを有してもよい。前記曲面は、前記曲面領域を形成するために、前記光透過性部材の前記曲面に連続するように設けられている。前記流路は、前記光透過性部材の前記曲面及び前記支持部材の曲面と、前記フィルムとの間にガスを導入する流路とを有する。導入されたガスがクッション機能を発揮するので、フィルムと押圧機構との間の摩擦力を低減できる。
前記押圧機構は、前記直線状の領域を含む平面領域と、前記平面領域に連続するように設けられた曲面領域とを前記フィルムに形成するように、前記フィルムを押圧してもよい。直線状の領域を含む領域が平面状であることにより、それが曲面状である場合に比べ、光硬化性材料の硬化層の平面度を向上させることができる。
前記押圧機構は、前記レーザ光の光路と、スリットと、曲面とを有してもよい。その場合、スリットは、前記平面領域の形状に対応する開口面を有し、前記光路が形成されている。前記曲面は、前記開口面に連続するように設けられ、前記曲面領域の形状に対応するものである。本形態では、レーザ光がスリットを通り光硬化性材料に照射される。すなわちレーザ光はレンズを通らないので、レーザ光の屈折がない。したがって、対物レンズから出射されたレーザビームのスポット形状は変わらないので、露光の解像度を高めることができる。
前記押圧機構は、前記開口面及び前記曲面と、前記フィルムとの間にガスを導入する流路をさらに有してもよい。導入されたガスがクッション機能を発揮するので、フィルムと押圧機構との間の摩擦力を低減できる。
前記3次元光造形装置は、前記スリット内の圧力を制御する圧力制御機構をさらに具備してもよい。この圧力制御機構は、光硬化性材料の硬化時の収縮力、あるいはその粘性力に応じて、スリット内の圧力を制御することにより、光硬化性材料の硬化層の平面度を制御することができる。
前記3次元光造形装置は、前記第1の方向に沿う方向で、前記レーザ光を、前記押圧機構及び前記ステージに相対的にスキャンさせるスキャン機構をさらに具備してもよい。
前記移動機構は、前記ステージ及び前記フィルムを一体的に、前記押圧機構に相対的に移動させてもよい。ステージ及びフィルムを一体的に移動する構成であることにより、それぞれが別々に移動する構成に比べ、移動機構の構成を簡易な構成により実現することができる。
本発明に係る3次元光造形方法は、ステージに対面する前記ステージに最も近い、第1の方向に沿う直線状の領域をフィルムに形成するように、前記ステージに前記フィルムが対面するように支持された前記フィルムの少なくとも前記直線状の領域を、押圧機構により押圧する。
前記ステージ側と、前記フィルムの前記直線状の領域との間の領域であるスリット領域に光硬化性材料が供給される。
前記スリット領域に供給された前記光硬化性材料に、前記押圧機構及び前記フィルムを介してレーザ光が照射される。
1層分の前記光硬化性材料の硬化層を形成するために、前記第1の方向とは異なる第2の方向に沿う方向で、前記ステージ及び前記押圧機構が、前記フィルムに相対的に移動させられる。
前記レーザ光により前記光硬化性材料の前記硬化層を積層するために、前記ステージと前記フィルムの前記直線状の領域との間の距離が制御される。
本発明に係る造形物は、上記3次元光造形方法に形成された造形物である。
以上、本発明によれば、規制面を形成するフィルムから樹脂をきれいに引き剥がすことができ、各層の平面度を高め、または各層の厚さを高精度に制御することができる。
本発明の第1の実施形態に係る3次元光造形装置を示す斜視図である。 図1に示した3次元光造形装置の模式的な側面図及びその制御システムの構成を示すブロック図である。 3次元光造形装置の動作を説明するための模式的な側面図である。 同様にその動作を説明するための模式的な側面図である。 スリット領域及びその周辺の状態を拡大して示す図である。 図3(C)に示した、造形ステージ上の樹脂液及び硬化層を拡大して示した図である。 本発明の第2の実施形態に係る押圧機構を示す断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る押圧機構を示す断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る押圧機構を示す断面図である。 本発明の第5の実施形態に係る押圧機構を示す断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
[第1の実施形態]
(3次元光造形装置の構成)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る3次元光造形装置を示す斜視図である。
3次元光造形装置100は、ベース1と、このベース1上の後方側に立設された2つの側壁2と、これら側壁2の間に配置されたステージ機構10とを備える。
図2は、3次元光造形装置100を示す模式的な側面図及びその制御システムの構成を示すブロック図である。
ステージ機構10は、造形物が堆積される造形ステージ15と、この造形ステージ15に対面するようにフィルムFを支持するフィルム支持機構40とを備える。また、ステージ機構10は、これら造形ステージ15及びフィルム支持機構40を支持し、これらを一体的に移動させるための移動ベース11と、移動ベース11をY軸に沿った方向で移動させるY軸移動機構70を有する。Y軸移動機構70は、Y軸移動モータ72と、移動ベース11の移動をガイドするガイドレール71とを有する。ガイドレール71は、ベース1上にY軸方向に沿って敷設されている。
フィルム支持機構40は、フィルムFが巻回されフィルムFを供給する供給リール16と、この供給リール16と実質的に同じ高さ位置に配置された、供給リール16から供給されるフィルムFを巻き取る巻取リール17とを有する。供給リール16は、移動ベース11上に立設された前方側の2つの柱部材12の間に回転可能に支持されている。同様に、巻取リール17は、移動ベース11上に立設された後方側の2つの柱部材13の間に回転可能に支持されている。
例えば、巻取リール17は巻取モータ8により駆動され、供給リール16は従動リールとなっている。造形ステージ15上に造形物が形成される時、移動ベース11はY軸方向に所定ピッチごとに間欠的に移動するが、この移動の間は、巻取リール17は駆動せず、フィルムFは移動ベース11に対して固定された状態となる。
フィルムFとしては、光透過性のものが用いられ、例えばポリカーボネート、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル等が用いられる。造形物の材料となる光硬化性材料RがフィルムFから剥がれやすくなるように、表面にハードコート処理が施されたフィルムFが用いられてもよい。
また、側壁2の間には、フィルム支持機構40の供給リール16及び巻取リール17と実質的に同じ高さ位置に、フィルムFの移動をガイドする、入口ガイドローラ21及び出口ガイドローラ22がY軸方向に並んで設けられている。これらの入口ガイドローラ21及び出口ガイドローラ22は、X軸に沿って長い形状を有し、側壁2にそれぞれ回転自在に支持されている。
側壁2の間であって、Y軸方向において入口ガイドローラ21及び出口ガイドローラ22の間には、フィルム支持機構40により支持されたフィルムFを造形ステージ15側に向けて押圧することで、フィルムFにテンションを与える押圧機構35が配置されている。押圧機構35として、例えば曲面を有する光透過性部材としてのロッドレンズ25が用いられる。ロッドレンズ25はX軸方向に長い円柱状をなし、側壁2に回転自在に支持されている。
ロッドレンズ25がフィルムFを造形ステージ15側に押し付けるために、ロッドレンズ25とフィルムFとの接触領域の高さ位置が、入口ガイドローラ21(及び出口ガイドローラ22)とフィルムFとの接触領域の高さ位置に比べて異なるように、具体的には低くなるように設定されている。これにより、ロッドレンズ25は、造形ステージ15に最も近い、X軸に沿った直線状の領域A1をフィルムFに形成するように、フィルムFのその直線状の領域A1を押圧する。その結果、造形ステージ15側と、そのフィルムFの直線状の領域A1との間にスリット領域S(図5参照)が形成され、後述するようにフィルムFを介してこのスリット領域Sに光硬化性材料Rが供給される。
このように、図5に示すように、ロッドレンズ25がフィルムFを押圧することにより、直線状の領域A1を含む曲面領域A2がフィルムFに形成される。
側壁2の間には、X軸に沿って長い形状を有し、光硬化性材料RをフィルムFに供給する供給機構として供給ノズル26が設けられている。供給ノズル26は、図2に示すように、フィルム支持機構40により支持されてロッドレンズ25によりテンションが与えられた状態のフィルムFと、造形ステージ15側との間であって、かつ、入口ガイドローラ21とロッドレンズ25との間に配置される。供給ノズル26は、その長手方向に沿って、光硬化性材料Rを吐出するための図示を省略したスリットまたは複数の穴を有する。これらのスリットまたは複数の穴は、フィルムFが配置される側に向けて開口している。
なお、供給ノズル26には、例えばこの供給ノズル26に光硬化性材料Rを導入するための図示しないポンプ、配管、開閉バルブ等が接続されている。
図1に示すように、ステージ機構10は、造形ステージ15を支持し造形ステージ15を移動ベース11に対して昇降させる昇降機構(制御機構の一部または全部)14を有する。昇降機構14は、昇降モータ19により造形ステージ15を昇降させることにより、造形ステージ15とフィルムFの直線状の領域A1との間の距離を制御する。昇降機構14による造形ステージ15の最上位置は、ロッドレンズ25に接触したフィルムFが配置される位置となっている。造形ステージ15は、水平面内(X−Y平面内)で円形を有しているが、円形に限られず矩形またはその他の形状であってもよい。光硬化性材料Rとしては、典型的には紫外線硬化樹脂が用いられる。
図1に示すように、3次元光造形装置100は、供給ノズル26から供給された光硬化性材料Rにレーザ光を照射する照射ユニット30を備えている。3次元光造形装置100の後方側において、ベース1から2つの支柱3が立設され、これら2つの支柱3の間には梁材4が架け渡されている。照射ユニット30は、図2に示すように、この梁材4に設けられたX軸移動機構60によりX軸に移動可能となっている。X軸移動機構60は、X軸移動モータ63と、梁材4に固定されたガイドレール62aを有するレール板62と、レール板62に移動可能に取り付けられた可動板61とを有する。X軸移動機構60は、レーザ光をX軸方向にスキャンさせるスキャン機構として機能する。
照射ユニット30は、可動板61に固定されており、レーザ光源31と、レーザ光源31の直下に配置された対物レンズホルダ32と、対物レンズホルダ32に保持された対物レンズ34(図2、6参照)と、レーザ光源31及び対物レンズホルダ32を支持し、これらを可動板61に固定する固定板33とを有する。照射ユニット30は、光硬化性材料Rに照射できるような位置に配置されている。
照射ユニット30は、レーザ光源31から出射されたレーザビームのスポット径を対物レンズ34を用いて絞り、ロッドレンズ25及びフィルムFを介して、スリット領域S、または、スリット領域S及びその近傍の領域にある光硬化性材料Rに焦点を合わせる。すなわち、典型的には、対物レンズ34はレーザ光の焦点が少なくともスリット領域Sにある光硬化性材料Rに合致するような光軸上の位置に配置される。
対物レンズ34及びロッドレンズ25の間において、その光軸上には補正レンズ27が配置されている。補正レンズ27は、光硬化性材料Rに照射されるレーザ光のビームスポットの形状を所望の形状に補正する。これにより、露光の解像度を上げることができる。しかし、造形物の形状の精度があまり要求されない場合には、補正レンズ27は必要ない。なお、補正レンズ27は、図示しないレンズホルダにより保持されればよい。
以上のように構成された3次元光造形装置100では、入口ガイドローラ21、出口ガイドローラ22、供給ノズル26、ロッドレンズ25、及び、照射ユニット30に対し、フィルムF、造形ステージ15及び移動ベース11が一体的にY軸方向に移動する。このように、造形ステージ15及びフィルムFが一体的に移動することにより、それぞれが別々に移動するような構成に比べ、Y軸移動機構70を簡易な構成により実現することができる。
図2に示した、昇降機構14、Y軸移動機構70及びX軸移動機構60は、例えばボールネジ駆動機構、ラックアンドピニオン駆動機構、ベルト駆動機構、または流体圧シリンダ駆動機構などにより実現することができる。
また、3次元光造形装置100は、昇降モータ19の駆動を制御する昇降モータコントローラ51、巻取モータ8の駆動を制御する巻取モータコントローラ54、Y軸移動モータ72の駆動を制御するY軸移動モータコントローラ53、X軸移動モータ63の駆動を制御するX軸移動モータコントローラ55を備える。また、3次元光造形装置100は、レーザ光源31から出射されるレーザ光のパワーを制御するレーザパワーコントローラ52を備える。これらの各コントローラの動作は、ホストコンピュータ50により統括的に制御される。図示されていないが、3次元光造形装置100は、供給ノズル26に接続されたポンプや開閉バルブを駆動するためのコントローラも備えている。
上記各コントローラは、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備えている。CPUの代わりに、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等が用いられてもよい。典型的には、各コントローラは互いに有線により接続されるが、これらコントローラのうち少なくとも1つは無線により3次元光造形装置100内の制御システムに接続されてもよい。
(3次元光造形装置の動作)
次に、以上のように構成された3次元光造形装置100の動作を説明する。図3(A)〜(C)はその動作を順に示す図である。
図3(A)は、3次元光造形装置100の静止状態を示し、移動ベース11が初期位置にある状態を示している。実際に造形を実行する前に、光硬化性材料Rである硬化層の1層分の厚さがホストコンピュータを介して設定される。そして、例えば昇降モータコントローラ51の制御に応じた昇降機構14の駆動により、造形ステージ15が、ロッドレンズ25により押圧されたフィルムFの高さ位置まで上昇する。造形ステージ15がフィルムFに接触した時の造形ステージ15の高さ位置が、Z軸方向での原点として設定される。
なお、この原点の設定時における、造形ステージ15のY軸方向での位置は、適宜設定可能である。
原点が設定されると、予め設定された、光硬化性材料Rの1層の厚さ分、造形ステージ15が下降する。
造形ステージ15が下降した後、造形ステージ15はY軸移動機構70により、図3(B)に示すような所定の位置である造形開始位置に移動する。この造形開始位置とは、造形ステージ15と、ロッドレンズ25によりフィルムFに形成された直線状の領域A1との間のスリット領域Sが形成することができるような造形ステージ15のY軸に沿った方向での位置である。この造形開始位置は、スリット領域Sが形成できるような造形ステージ15の位置であれば、形成される造形物のY軸方向での大きさにより適宜設定が変更され得る。
造形ステージ15が造形開始位置に位置すると、供給ノズル26から光硬化性材料RがフィルムFの下面側に供給される。既に上で述べたように、光硬化性材料Rとして例えば紫外線硬化樹脂が用いられる。以下、これを便宜的に樹脂液Rという。
このようにしてフィルムFに樹脂液Rが転写されると、例えば樹脂液Rは自重によりフィルムFを伝っていくことで、スリット領域Sを含む、フィルムFの下面と造形ステージ15の表面との間を満たすようになる。この時のスリット領域S及びその周辺の状態を図5に拡大して示す。この状態から、レーザ光の樹脂液Rへの照射、つまり露光が開始される。
照射ユニット30は、X軸移動モータコントローラ55の制御によりX軸に沿った方向で移動しながら、造形対象物の1層分の中のX軸方向の1列分のデータに基づき、レーザパワーコントローラ52の制御に応じて、樹脂液Rに対して選択的に露光していく。具体的には、レーザパワーコントローラ52は、上記1列分のデータに応じてレーザパワーの変調信号を生成し、これをレーザ光源31に送ることで、1層分中のX軸方向の1列分の樹脂液Rが選択的に露光され、硬化される。少なくともスリット領域Sにある樹脂液Rが露光され、あるいはスリット領域S及びその近傍の領域にある樹脂液Rが露光される。
レーザ光としては、紫外線の波長領域を有するものが用いられる。造形物の1層分の厚さは、1μ〜100μmであるが、この範囲に限られず適宜設定可能である。
樹脂液Rの1列分の露光が終了すると、レーザ光の照射動作が停止し、Y軸移動機構70により造形ステージ15がY軸に沿った方向で前方側(図3(B)における左側)へ所定のピッチ移動する。そして、1層目内における次の1列分(最初の1列に隣接する1列)の選択的な露光が上記と同様に行われる。
3次元光造形装置100は、以上のような動作を繰り返すことにより、図3(C)に示すように、1層分の樹脂液Rの選択的な硬化層、つまり1層分の造形物を形成する。このように、いわゆるラスタースキャンの要領によって、1層分の露光処理が行われる。造形ステージ15のこのようなY軸に沿った方向における間欠的な移動のピッチは、レーザビームのスポット径にもより、つまり、造形物を形成するときの分解能にもよるが、この移動のピッチは適宜設定可能である。
図6は、図3(C)に示した、造形ステージ15上の樹脂液R及び硬化層を拡大して示した図である。図6では、1層分の硬化層R1を黒塗りで表している。図6に示すように、ロッドレンズ25より下流側である右側で、フィルムFに硬化していない樹脂液Rが付着しており、また、形成された1層分の硬化層R1の上にも硬化していない樹脂液Rが付着しているが、これは問題ない。これについては後で説明する。
ここで、造形ステージ15(及び移動ベース11)がY軸移動機構70によりY軸に沿った方向で移動する時、巻取リール17は静止しており、フィルムFは造形ステージ15(及び移動ベース11)に対して静止した状態となっている。したがって、造形ステージ15(及び移動ベース11)がY軸に沿った方向で移動する時に、フィルムFとロッドレンズ25との間の摩擦力により、ロッドレンズ25が回転する。これにより、フィルムFとロッドレンズ25が擦れ合うことを防止でき、ロッドレンズ25の劣化、あるいは、フィルムFの曲面領域A2でのしわや傷の発生を抑制できる。
また、樹脂液Rの1列分の露光が終了し、造形ステージ15が所定の1ピッチ分移動する時、スリット領域Sより下流側(図5において例えばスリット領域Sより右側)では、フィルムFがZ軸方向において造形ステージ15から離れていくように、造形ステージ15が移動する。これにより、フィルムFを樹脂の硬化層R1からきれいに剥がすことができる。
また、図5に示すように、フィルムFの曲面領域A2において、フィルムFからロッドレンズ25の曲面に法線方向に力が加えられてフィルムFがロッドレンズ25に密着している。したがって、樹脂液Rが硬化するときの収縮力がフィルムFに加えられても、フィルムFにしわや弛みなどの変形が発生することもなく、また、露光前における樹脂液Rの粘性によるフィルムFの変形も防止できる。これにより、硬化層R1の平面度を高め、また、その厚さを高精度に制御することができる。
1層分の樹脂液Rへの露光が終了すると、造形ステージ15が、その硬化層R1の1層の厚さ分、下降する。そして、移動ベース11及び造形ステージ15は、図3(C)に示す位置から図3(B)に示す造形開始位置に再び戻る。この場合、造形ステージ15が下降している間に、移動ベース11及び造形ステージ15が造形開始位置に戻ってもよい。
その後、フィルムFは巻取リール17により所定の長さ分巻き取られ、新しいフィルムFがロッドレンズ25に押圧されるように配置される。このように1層ごとに新しいフィルムFがロッドレンズ25に供給されることにより、仮に1層目の造形処理においてフィルムFに傷が付いた場合であっても、次の2層目の造形処理の硬化層R1の厚さの制御に悪影響を与えず、高精度な形状の造形物を形成することができる。しかし、ユーザにより造形物の形状の精度が要求されない場合、複数層の造形処理において同じフィルムFが使用されてもよい。
そして、2層目の造形処理では、最初の1層と同様の動作によってその1層目の硬化層R1の上に残った、硬化していない樹脂液Rが露光されることにより、2層目の硬化層R1が形成される。このようにしてZ軸方向に造形物が積層されていく間に、樹脂液Rが定期的に補充されるようにフィルムFに供給される。
しかしもちろん、1層の造形処理ごと、あるいはそれより短い周期で、あるいは常時、樹脂液Rが補充されてもよい。
以上のようにして任意の厚さ分積層された造形物が既に形成された状態において、図4(A)〜(C)に示すように、その造形物の上に、図3に示した動作と同様の動作によってさらに1層分の硬化層R1が形成される。
以上のように、本実施形態では、造形物の各層ごとの厚さを、正確に一定となるように維持することができる。また、これにより、1層ごとの硬化層R1の平面の均一性を向上させることができる。
従来の規制液面法では、フィルムから造形物を引き剥がす工程に時間を要していた。しかし、本実施形態では、露光処理時において造形ステージ15のY軸に沿った方向でのステップ送り時にフィルムから造形物が引き剥がされていく。つまり露光処理と引き剥がし処理の時間帯が重複しているので、造形物の形成にかかる時間を短縮することができる。
本実施形態では、ロッドレンズ25に接触したフィルムFは、硬化層R1の収縮力や、樹脂液Rの粘性力に耐えることができるので、光硬化性材料の選択の幅が広がる。
[第2の実施形態]
上記第1の実施形態に係る3次元光造形装置100では、押圧機構35としてロッドレンズ25が用いられたが、以下では、ロッドレンズ25に代えた押圧機構について、4つの実施形態を説明する。以降の実施形態では押圧機構を中心に説明し、3次元光造形装置100における、押圧機構35以外の構成について同様なものは説明を簡略化または省略する。
図7に示す押圧機構135は、シリンドリカルレンズ131と、これを補強して支持する支持部材132とを有する。シリンドリカルレンズ131は、フィルムFと接触するシリンドリカル面131aを有する。支持部材132は、シリンドリカルレンズ131のシリンドリカル面131aとは反対側の面に設けられており、レーザ光の光路を形成するためのスリット132aを有する。
これらシリンドリカルレンズ131及び支持部材132は、上記第1の実施形態に係る3次元光造形装置100と同様に、X軸に長い形状を有し、側壁2に取り付けられるが、上記ロッドレンズ25のように回転はしない。支持部材132のスリット132aは、X軸に沿って長い形状で形成される。支持部材132の、図中右側の部材及び左側の部材は、例えば支持部材132の長さ方向における両端において図示しない固定具により一体となるように固定される。
シリンドリカルレンズ131のシリンドリカル面131aがフィルムFを押圧することにより、造形ステージ15側に最も近い直線状の領域A1がフィルムFに形成される。
このような押圧機構35によれば、ロッドレンズ25に比べ、シリンドリカルレンズ131の光軸方向の厚さを薄く形成できるので、開口数(NA:Numerical Aperture)を上げることができる。したがって、レーザビームのスポット径を小さくすることができ、露光の解像度が上がり、高精度な造形物を形成することができる。
シリンドリカルレンズ131の光軸部分における厚さは、4〜5mmであるが、この範囲に限られない。
また、この押圧機構135では、フィルムFとシリンドリカルレンズ131との間に摩擦力が働くので、その間に潤滑液を供給する機構が設けられていてもよい。この場合例えば、供給ノズル26の、フィルムFを挟んで対向する位置に、フィルムF面に潤滑液を供給するノズルが配置されていてもよい。
また例えば、その潤滑液として、シリンドリカルレンズ131と実質的に同じ程度の屈折率を持つものが用いられる場合、シリンドリカルレンズ131とフィルムFとの界面におけるレーザ光の反射を低減することができる。
[第3の実施形態]
図8は、第3の実施形態に係る押圧機構を示す断面図である。
本実施形態に係る押圧機構235の支持部材232は、光路を形成するためのスリット232aと、そのスリット232a内に配置されたシリンドリカルレンズ231とを有する。また、支持部材232は、支持部材232とフィルムFとの間、及び、シリンドリカルレンズ231とフィルムFとの間に圧縮空気を導入する流路232bを有する。流路232bは、例えばスリット132aの両側に配置され、X軸に沿って長いスリット形状でもよいし、X軸に沿って配列された複数の貫通穴であってもよい。この流路232bは、図示しない、配管を有する圧縮空気の供給源に接続される。
支持部材232、スリット232a及びシリンドリカルレンズ231は、上記第2の実施形態と同様に、X軸に沿って長い形状を有している。
シリンドリカルレンズ231の、フィルムFと接触するシリンドリカル面は、支持部材232の、フィルムFと接触する曲面と連続的な曲面とされている。つまり、両者の曲率が実質的に同じとされている。シリンドリカルレンズ131及び支持機構がフィルムFを押圧することにより、造形ステージ15側に最も近い直線状の領域A1がフィルムFに形成される。
本実施形態では、支持部材232の流路232bから導入された圧縮空気はフィルムFに向けて噴出され、押圧機構35とフィルムFとの間を通って押圧機構35のY軸方向での両側から外部に排出される。つまり圧縮空気がクッションの機能を有し、押圧機構35とフィルムFとの間を非接触とすることができ、その間の摩擦力を大幅に低減することができる。
また、圧縮空気の圧力や空気の流量を調整することによりフィルムFのテンションを調整することができ、樹脂液Rの硬化層の厚さを高精度に制御することができる。
[第4の実施形態]
図9は、第4の実施形態に係る押圧機構を示す断面図である。
この押圧機構335は、図8に示した押圧機構235においてシリンドリカルレンズ231がない構造の押圧機構である。すなわち、この押圧機構335のテンション部材332は、レーザ光の光路と、この光路を形成するために、X軸に沿った方向に長い形状で形成されたスリット332aと、圧縮空気の流路332bとを有する。
テンション部材332のフィルムFに対面する面332cは、曲面(例えばシリンドリカル面)状に形成され、その曲面に連続するようにスリット332aの開口面332dが形成される。この開口面332dは、フィルムFに直線状の領域A1を形成するための面となる。この面は平面であるため、直線状の領域A1も平面領域となる。
このような押圧機構335により、フィルムFにテンションが加えられると、テンション部材332の面332cにより曲面領域がフィルムFに形成され、かつ、その曲面領域に連続するように、上記平面領域がフィルムFに形成される。
本実施形態では、レーザ光はレンズを通らないので、レーザ光の屈折がない。したがって、対物レンズ34から出射されたレーザビームのスポット形状は変わらないので、露光の解像度を高めることができる。
なお、本実施形態では、必ずしも圧縮空気を用いなくてもよい。
[第5の実施形態]
図10は、第5の実施形態に係る押圧機構を示す断面図である。
この押圧機構435は、図9に示したテンション部材332と同様のテンション部材432と、このテンション部材432のスリット432aの上部開口を塞ぐ光透過性のカバー431とを有する。カバー431は、スリット432a内を減圧することができるようにするためのカバー431である。スリット432a内を減圧するための図示しない圧力制御機構が接続される。圧力制御機構としては、例えばスリット432a内を減圧するために必要な、少なくとも真空ポンプを含む機構である。
このように、スリット432a内が減圧されることにより、例えば少なくともフィルムFの直線状の領域A1と造形ステージ15側との間で硬化された樹脂液Rの収縮力に対抗できるようにその真空度が制御可能となる。つまり、樹脂液Rの収縮力によりフィルムFが下方に引っ張られる力に対して逆向きの力をフィルムFに与えることができる。これにより、フィルムFは、直線状の領域A1において平面度を高めることができるので、硬化層の厚さを高精度に制御することができる。
本発明に係る実施形態は、以上説明した実施形態に限定されず、他の種々の実施形態がある。
光硬化性材料Rとして、紫外線硬化樹脂に限られず、可視光や赤外線により硬化するものであってもよい。つまり、所定の波長領域の所定の光エネルギーの照射により硬化される材料であれば、光硬化性材料Rは何でもよい。この場合、もちろん光硬化性材料Rの種類に応じてレーザ光源31の波長領域が適宜選択される。
レーザ光をX軸方向に沿ってスキャンさせるX軸移動機構60の構成として、上記実施形態のものに限られない。例えば、ガルバノスキャナあるいはポリゴンミラー等を用いた光学スキャン機構が用いられてもよい。ガルバノスキャナあるいはポリゴンミラー等を用いた光学スキャン機構が用いられた場合、上記X軸移動機構60が用いられる場合に比べ、高速なスキャンが可能となり、高速露光処理が可能となる。しかし、そのような光学スキャン機構では、X軸移動機構60と実質的に同じ露光解像度を得ようとすると、光学設計がそれより複雑になる。
図5及び6に示したシリンドリカルレンズ131のシリンドリカル面131aに限られない。そのレンズのフィルムFと接触する部分の断面の外形が楕円の一部であるか、あるいは双曲線であってもよい。
上記各実施形態は、移動ベース11の移動により、フィルムF及び造形ステージ15が一体的に移動する形態であった。しかし、フィルムF及び造形ステージ15がベース1に対して静止した状態で、側壁2が移動して、ロッドレンズ25等がY軸に沿って移動してもよい。あるいは、フィルムF、造形ステージ15及び側壁2のうち少なくとも1つが移動してもよい。
造形ステージ15は、その表面が水平となるように配置される形態に限られず、Z軸に沿った垂直面、あるいは、斜めの面に沿って設けられていてもよい。あるいは、造形ステージの造形物が堆積される面が下方に向くように、造形ステージが配置されていてもよい。これらの場合、その造形ステージの姿勢に合わせて、フィルムFは造形ステージに対面するように支持されていればよい。
上記供給ノズル26の配置は、上記各実施形態に限られず、樹脂液Rがスリット領域Sに供給されれば、どのような配置でもよい。
X軸に沿った直線状の領域の長さ方向であるX軸方向と、造形ステージ15及びフィルムFの移動方向であるY軸方向とが直交する形態に限られず、それらが斜めであってもよい。
F…フィルム
R…光硬化性材料(樹脂液)
A1…直線状の領域
S…スリット領域
A2…曲面領域
10…ステージ機構
14…昇降機構
15…造形ステージ
25…ロッドレンズ
26…供給ノズル
27…補正レンズ
30…照射ユニット
31…レーザ光源
35、135、235、335、435…押圧機構
40…フィルム支持機構
60…X軸移動機構
70…Y軸移動機構
100…3次元光造形装置
131、231…シリンドリカルレンズ
131a…シリンドリカル面
132、232…支持部材
132a、232a、332a、432a…スリット
232b、332b…流路
332c…面(曲面)
332d…開口面

Claims (16)

  1. ステージと、
    前記ステージにフィルムを対面させるように前記フィルムを支持する支持機構と、
    前記ステージに対面する前記ステージに最も近い、第1の方向に沿う直線状の領域を前記フィルムに形成するように、前記支持機構に支持された前記フィルムの少なくとも前記直線状の領域を押圧する押圧機構と、
    前記ステージ側と、前記フィルムの前記直線状の領域との間の領域であるスリット領域に光硬化性材料を供給する供給機構と、
    前記供給機構により前記スリット領域に供給された前記光硬化性材料に、前記押圧機構及び前記フィルムを介してレーザ光を照射する照射ユニットと、
    1層分の前記光硬化性材料の硬化層を形成するために、前記第1の方向とは異なる第2の方向に沿う方向で、前記ステージ及び前記押圧機構を、前記フィルムに相対的に移動させる移動機構と、
    前記レーザ光により前記光硬化性材料の前記硬化層を積層するために、前記ステージと前記フィルムの前記直線状の領域との間の距離を制御する制御機構と
    を具備する3次元光造形装置。
  2. 請求項1に記載の3次元光造形装置であって、
    前記押圧機構は、前記フィルムに前記直線状の領域を含む曲面領域を形成するように、前記フィルムを押圧する3次元光造形装置。
  3. 請求項2に記載の3次元光造形装置であって、
    前記押圧機構は、前記曲面領域の形状に対応する曲面を有する光透過性部材を有する3次元光造形装置。
  4. 請求項3に記載の3次元光造形装置であって、
    前記光透過性部材は、円柱状レンズである3次元光造形装置。
  5. 請求項4に記載の3次元光造形装置であって、
    前記円柱状レンズは、前記第1の方向に沿う軸を中心に回転可能に設けられている3次元光造形装置。
  6. 請求項4に記載の3次元光造形装置であって、
    前記光硬化性材料に照射される前記レーザ光のビームスポットの形状を補正するための補正レンズをさらに具備する3次元光造形装置。
  7. 請求項3に記載の3次元光造形装置であって、
    前記光透過性部材は、前記曲面としてシリンドリカル面を有するシリンドリカルレンズである3次元光造形装置。
  8. 請求項3に記載の3次元光造形装置であって、
    前記押圧機構は、前記光透過性部材を支持する支持部材を有し、
    前記支持部材は、
    前記曲面領域を形成するために、前記光透過性部材の前記曲面に連続するように設けられた曲面と、
    前記光透過性部材の前記曲面及び前記支持部材の曲面と、前記フィルムとの間にガスを導入する流路と
    を有する3次元光造形装置。
  9. 請求項1に記載の3次元光造形装置であって、
    前記押圧機構は、前記直線状の領域を含む平面領域と、前記平面領域に連続するように設けられた曲面領域とを前記フィルムに形成するように、前記フィルムを押圧する3次元光造形装置。
  10. 請求項9に記載の3次元光造形装置であって、
    前記押圧機構は、
    前記レーザ光の光路と、
    前記平面領域の形状に対応する開口面を有し、前記光路が形成されたスリットと、
    前記開口面に連続するように設けられ、前記曲面領域の形状に対応する曲面と
    を含む3次元光造形装置。
  11. 請求項10に記載の3次元光造形装置であって、
    前記押圧機構は、
    前記開口面及び前記曲面と、前記フィルムとの間にガスを導入する流路をさらに有する3次元光造形装置。
  12. 請求項10に記載の3次元光造形装置であって、
    前記スリット内の圧力を制御する圧力制御機構をさらに具備する3次元光造形装置。
  13. 請求項1から12のうちいずれか1項に記載の3次元光造形装置であって、
    前記第1の方向に沿う方向で、前記レーザ光を、前記押圧機構及び前記ステージに相対的にスキャンさせるスキャン機構をさらに具備する3次元光造形装置。
  14. 請求項1から13のうちいずれか1項に記載の3次元光造形装置であって、
    前記移動機構は、前記ステージ及び前記フィルムを一体的に、前記押圧機構に相対的に移動させる3次元光造形装置。
  15. ステージに対面する前記ステージに最も近い、第1の方向に沿う直線状の領域をフィルムに形成するように、前記ステージに前記フィルムが対面するように支持された前記フィルムの少なくとも前記直線状の領域を、押圧機構により押圧し、
    前記ステージ側と、前記フィルムの前記直線状の領域との間の領域であるスリット領域に光硬化性材料を供給し、
    前記スリット領域に供給された前記光硬化性材料に、前記押圧機構及び前記フィルムを介してレーザ光を照射し、
    1層分の前記光硬化性材料の硬化層を形成するために、前記第1の方向とは異なる第2の方向に沿う方向で、前記ステージ及び前記押圧機構を、前記フィルムに相対的に移動させ、
    前記レーザ光により前記光硬化性材料の前記硬化層を積層するために、前記ステージと前記フィルムの前記直線状の領域との間の距離を制御する
    3次元光造形方法。
  16. ステージに対面する前記ステージに最も近い、第1の方向に沿う直線状の領域をフィルムに形成するように、前記ステージに前記フィルムが対面するように支持された前記フィルムの少なくとも前記直線状の領域を、押圧機構により押圧し、
    前記ステージ側と、前記フィルムの前記直線状の領域との間の領域であるスリット領域に光硬化性材料を供給し、
    前記スリット領域に供給された前記光硬化性材料に、前記押圧機構及び前記フィルムを介してレーザ光を照射し、
    1層分の前記光硬化性材料の硬化層を形成するために、前記第1の方向とは異なる第2の方向に沿う方向で、前記ステージ及び前記押圧機構を、前記フィルムに相対的に移動させ、
    前記レーザ光により前記光硬化性材料の前記硬化層を積層するために、前記ステージと前記フィルムの前記直線状の領域との間の距離を制御する
    3次元光造形方法により形成された造形物。
JP2009253948A 2009-11-05 2009-11-05 3次元光造形装置、3次元光造形方法及び造形物 Pending JP2011098484A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009253948A JP2011098484A (ja) 2009-11-05 2009-11-05 3次元光造形装置、3次元光造形方法及び造形物
US12/913,928 US8540501B2 (en) 2009-11-05 2010-10-28 Three-dimensional stereolithography apparatus, three-dimensional stereolithography method, and three-dimensional object
CN201010526744.9A CN102049858B (zh) 2009-11-05 2010-10-29 三维立体光造型装置、三维立体光造型方法和三维物体
CN201410172175.0A CN103950200A (zh) 2009-11-05 2010-10-29 三维立体光造型装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009253948A JP2011098484A (ja) 2009-11-05 2009-11-05 3次元光造形装置、3次元光造形方法及び造形物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011098484A true JP2011098484A (ja) 2011-05-19

Family

ID=43924525

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009253948A Pending JP2011098484A (ja) 2009-11-05 2009-11-05 3次元光造形装置、3次元光造形方法及び造形物

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8540501B2 (ja)
JP (1) JP2011098484A (ja)
CN (2) CN102049858B (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2543497A1 (en) 2011-07-08 2013-01-09 Sony Corporation Structure and production method therefor
JP2013059983A (ja) * 2011-09-15 2013-04-04 Sony Corp 構造物形成装置、構造物の製造方法及び構造物
JP2018534185A (ja) * 2015-11-13 2018-11-22 パクシス リミティッド ライアビリティー カンパニー 付加製造の装置、システム、及び方法
US10717263B2 (en) 2015-11-13 2020-07-21 Paxis Llc Additive manufacturing apparatus, system, and method
CN113561477A (zh) * 2021-08-19 2021-10-29 杭州捷诺飞生物科技股份有限公司 一种光固化打印装置及方法
US11390026B2 (en) 2018-04-06 2022-07-19 Paxis Llc Additive manufacturing apparatus and system
US11969937B2 (en) 2021-01-25 2024-04-30 Paxis Llc Additive manufacturing apparatus, system, and method

Families Citing this family (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9156204B2 (en) 2010-05-17 2015-10-13 Synerdyne Corporation Hybrid scanner fabricator
US8905742B2 (en) * 2010-09-17 2014-12-09 Synerdyne Corporation Compact rotary platen 3D printer
JP5724317B2 (ja) * 2010-11-18 2015-05-27 ソニー株式会社 3次元造形装置
EP2668021B1 (en) * 2011-01-26 2020-08-19 Zydex Pty Ltd A device for making an object
JP2012240216A (ja) * 2011-05-16 2012-12-10 Sony Corp 3次元造形装置、造形物及び造形物の製造方法
JP5803316B2 (ja) * 2011-06-17 2015-11-04 ソニー株式会社 構造物の製造方法
GB201211747D0 (en) * 2012-07-03 2012-08-15 Univ Warwick Additive manufacturing apparatus
US8944802B2 (en) * 2013-01-25 2015-02-03 Radiant Fabrication, Inc. Fixed printhead fused filament fabrication printer and method
WO2014165265A1 (en) * 2013-03-12 2014-10-09 Dudley Kurt 3d printing using spiral buildup
US10150247B2 (en) 2013-03-12 2018-12-11 Orange Maker LLC 3D printing using spiral buildup and high viscosity build materials
JP6779004B2 (ja) * 2014-11-11 2020-11-04 ディーエムジー モリ ユーエスエイDMG Mori USA 付加製造用の工作機械システム及び方法
CN104589651B (zh) * 2015-01-19 2017-06-27 中国科学院物理研究所 光固化打印设备及方法
USD768214S1 (en) * 2015-01-30 2016-10-04 Sti Co., Ltd. 3D printer
CN105415693A (zh) * 2016-01-12 2016-03-23 赵家生 一种3d打印设备专用缓冲器
CN105538726A (zh) * 2016-02-18 2016-05-04 苏州苏大维格光电科技股份有限公司 一种基于薄膜基底的三维成型装置及方法
USD791203S1 (en) * 2016-03-15 2017-07-04 Shenzhen Longer 3D Technology Co., Ltd. 3D printer
KR102233625B1 (ko) 2016-08-23 2021-03-31 캐논 가부시끼가이샤 3차원 조형 장치 및 3차원 조형물의 제조 방법
JP6844217B2 (ja) * 2016-11-24 2021-03-17 ソニー株式会社 情報処理装置、造形装置、情報処理方法、およびプログラム
US11364564B2 (en) 2017-11-13 2022-06-21 General Electric Company Mobile large scale additive manufacturing using foil-based build materials
US10828723B2 (en) 2017-11-13 2020-11-10 General Electric Company Process monitoring for mobile large scale additive manufacturing using foil-based build materials
US10894299B2 (en) 2017-11-13 2021-01-19 General Electric Company Fixed bed large scale additive manufacturing using foil-based build materials
US10828724B2 (en) 2017-11-13 2020-11-10 General Electric Company Foil part vectorization for mobile large scale additive manufacturing using foil-based build materials
CN112823313B (zh) * 2018-04-17 2024-04-16 深圳摩方新材科技有限公司 制造三维物体的方法及系统
CN110171136A (zh) * 2019-06-11 2019-08-27 杭州德迪智能科技有限公司 一种高效线扫描光固化成像装置和方法
CN110370627B (zh) * 2019-08-08 2021-09-28 中国科学院广州生物医药与健康研究院 一种3d光固化的方法和3d光固化设备
CN110421842A (zh) * 2019-08-20 2019-11-08 杭州德迪智能科技有限公司 一种光固化三维成形装置及方法
US11951679B2 (en) 2021-06-16 2024-04-09 General Electric Company Additive manufacturing system
US11731367B2 (en) 2021-06-23 2023-08-22 General Electric Company Drive system for additive manufacturing
US11958250B2 (en) 2021-06-24 2024-04-16 General Electric Company Reclamation system for additive manufacturing
US11958249B2 (en) 2021-06-24 2024-04-16 General Electric Company Reclamation system for additive manufacturing
US11826950B2 (en) 2021-07-09 2023-11-28 General Electric Company Resin management system for additive manufacturing
US11813799B2 (en) 2021-09-01 2023-11-14 General Electric Company Control systems and methods for additive manufacturing

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5876550A (en) * 1988-10-05 1999-03-02 Helisys, Inc. Laminated object manufacturing apparatus and method
US4995124A (en) * 1988-10-20 1991-02-26 Sustena, Inc. Constant pressure load bearing air chamber
US5171490A (en) * 1988-11-29 1992-12-15 Fudim Efrem V Method and apparatus for production of three-dimensional objects by irradiation of photopolymers
US5352310A (en) * 1989-02-17 1994-10-04 Natter Marc D Actinic activation shaping system and method
US5143817A (en) * 1989-12-22 1992-09-01 E. I. Du Pont De Nemours And Company Solid imaging system
US5158858A (en) * 1990-07-05 1992-10-27 E. I. Du Pont De Nemours And Company Solid imaging system using differential tension elastomeric film
US5192559A (en) * 1990-09-27 1993-03-09 3D Systems, Inc. Apparatus for building three-dimensional objects with sheets
US5611880A (en) 1992-02-10 1997-03-18 Teijin Seiki Co., Ltd. Photoforming method and apparatus
JPH0784033B2 (ja) 1992-02-20 1995-09-13 帝人製機株式会社 光造形装置および光造形方法
JPH0761686B2 (ja) * 1992-10-28 1995-07-05 三洋機工株式会社 シート積層造形方法および装置
JPH0784033A (ja) 1993-09-14 1995-03-31 Matsushita Electric Works Ltd 応答器
US6547552B1 (en) * 2000-02-08 2003-04-15 Efrem V. Fudim Fabrication of three-dimensional objects by irradiation of radiation-curable materials
DE10160772A1 (de) * 2001-12-11 2003-06-26 Trumpf Werkzeugmaschinen Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung eines aus mehreren Schichten bestehenden dreidimensionalen Bauteils
DE102004022606A1 (de) * 2004-05-07 2005-12-15 Envisiontec Gmbh Verfahren zur Herstellung eines dreidimensionalen Objekts mit verbesserter Trennung ausgehärteter Materialschichten von einer Bauebene
US7906061B2 (en) * 2005-05-03 2011-03-15 3D Systems, Inc. Bubble-free cross-sections for use in solid imaging

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2543497A1 (en) 2011-07-08 2013-01-09 Sony Corporation Structure and production method therefor
JP2013059983A (ja) * 2011-09-15 2013-04-04 Sony Corp 構造物形成装置、構造物の製造方法及び構造物
JP2018534185A (ja) * 2015-11-13 2018-11-22 パクシス リミティッド ライアビリティー カンパニー 付加製造の装置、システム、及び方法
US10618270B2 (en) 2015-11-13 2020-04-14 Paxis Llc Additive manufacturing apparatus, system, and method
US10717263B2 (en) 2015-11-13 2020-07-21 Paxis Llc Additive manufacturing apparatus, system, and method
US10899122B2 (en) 2015-11-13 2021-01-26 Paxis Llc Additive manufacturing apparatus, system, and method
US11390026B2 (en) 2018-04-06 2022-07-19 Paxis Llc Additive manufacturing apparatus and system
US11969937B2 (en) 2021-01-25 2024-04-30 Paxis Llc Additive manufacturing apparatus, system, and method
CN113561477A (zh) * 2021-08-19 2021-10-29 杭州捷诺飞生物科技股份有限公司 一种光固化打印装置及方法
CN113561477B (zh) * 2021-08-19 2023-06-27 杭州捷诺飞生物科技股份有限公司 一种光固化打印装置及方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN102049858B (zh) 2014-05-28
US20110101569A1 (en) 2011-05-05
CN102049858A (zh) 2011-05-11
US8540501B2 (en) 2013-09-24
CN103950200A (zh) 2014-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011098484A (ja) 3次元光造形装置、3次元光造形方法及び造形物
JP5774825B2 (ja) 3次元造形装置及び造形物の製造方法
JP5018076B2 (ja) 光造形装置及び光造形方法
US9597835B2 (en) Three-dimensional modeling apparatus, model, and method of manufacturing a model
JP2009137048A (ja) 光造形装置
JP2008162188A (ja) 光造形装置
JP5803316B2 (ja) 構造物の製造方法
KR101798533B1 (ko) 3차원 프린터에 의한 조형 장치 및 방법
JP6020672B2 (ja) 3次元造形装置及び造形物の製造方法
JP6344447B2 (ja) 3次元造形装置及び造形物の製造方法
CN113276408A (zh) 一种液体内连续光固化成型增材制造装置及其制造方法
WO2018096963A1 (ja) 情報処理装置、造形装置、情報処理方法、およびプログラム
WO2018096960A1 (ja) 造形装置および造形物の製造方法
Xu et al. Continuous Vat Photopolymerization for Optical Lens Fabrication
KR20200063335A (ko) 3d 프린터의 광조사 장치
JPH11170377A (ja) 光造形加工法、該加工法を用いた可動装置および光造形加工装置
US11919235B2 (en) Techniques for generation and direction of light in additive fabrication and related systems and methods
JP2018140643A (ja) 3次元造形装置及び造形物の製造方法
JPH09141746A (ja) 3次元モデリング装置
JP5151319B2 (ja) 光造形方法
JP3215853B2 (ja) 三次元形状の形成方法
JP2004233479A (ja) 光造形方法及び光造形装置
KR20100088588A (ko) 표면장력을 이용한 광조형 장치의 무용기 시스템
JPH07171898A (ja) 三次元形状の形成方法
JP2006142722A (ja) 樹脂複合レンズの製造方法及び製造装置