JP2011097277A - 携帯通信機器 - Google Patents

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敦夫 千葉
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Abstract

【課題】料金清算システムに用いられる際にユーザーが感じる不便さを低減できる携帯通信機器を提供すること。
【解決手段】携帯電話機は、情報を無線通信で送受信する通信手段としてのRFタグの一部であるRFアンテナと、情報を記憶する記憶装置と、画像を表示する表示装置と、RFアンテナから情報を送受信すると共に、記憶装置と表示装置とを制御する制御装置と、を備え、制御装置は、入場時刻を含む入場情報を通信装置が受信すると、入場情報を記憶装置に記憶させると共に、所定画像を表示装置に表示させ、次に、RFアンテナから入場情報を送信させる。
【選択図】図6

Description

本発明は、ユーザーが所定の場内に入退場する際に要する料金を精算するための料金清算システムに用いられる携帯通信機器に関する。
従来、ユーザーが所定の場内に入退場する際に要する料金を精算するための料金清算システムがある。このような料金清算システムとしては、例えば、時間毎に料金が課せられる駐車場に設けられて、車両が駐車場に入庫する際に、入庫時の時間が記載された駐車券を発券し、車両が駐車場から出庫する際に駐車券を受け取って駐車時間や料金を表示すると共に、料金を受け取る技術がある。このような料金清算システムでは、ユーザーが駐車券を紛失してしたり、駐車券を自分が所持していることをユーザーが忘れたりすることがある。
近年、携帯電話機の普及により、各種システムを構成する要素の1つとして携帯電話機を用いたり、各種サービスの実現に要する要素の1つとして携帯電話機を用いたりすることがある。例えば、特許文献1には、駐車料金の割引サービスを実現するために、カメラ付き携帯電話機を用いる技術が開示されている。駐車料金の割引サービスとは、駐車場と提携している店舗でユーザーが買い物をすると、駐車場料金が割引されるサービスである。特許文献1に開示されている技術では、ユーザーは携帯している携帯電話機を駐車券の代替品として用いることができる。このため、特許文献1に開示されている技術は、ユーザーが駐車券を紛失するおそれや、駐車券を自分が所持していることをユーザーが忘れたりするおそれを低減できる。
特開2007−128279号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている技術では、ユーザーは、駐車券に印刷されたQRコードを携帯電話機が備えるカメラを用いて読み込む必要がある。QRコードを読み込むためには、まず、ユーザーは、携帯電話機の入力装置を操作してカメラを用いた撮影を実現するプログラムを起動し、駐車券を動かないように固定してからQRコードを撮影する必要がある。これらの作業を要するため、特許文献1に開示されている技術では、ユーザーに要する手間が増加する。これにより、特許文献1に開示されている技術では、ユーザーは、不便さを感じることがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、料金清算システムに用いられる携帯通信機器であって、ユーザーが感じる不便さを低減できる携帯通信機器を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る携帯通信機器は、情報を無線通信で送受信する通信手段と、情報を記憶する記憶手段と、少なくとも前記通信手段及び前記記憶手段を制御する制御手段と、を備え、当該制御手段は、施設への入場の際に入場時刻を含む入場情報を前記通信手段が受信すると、前記入場情報を前記記憶手段に記憶させ、その後、前記施設に設けられる通信機器へ前記入場情報を送信させることを特徴とする。
本発明の好ましい態様としては、画像を表示する表示手段を備え、前記制御手段は、前記入場情報を前記記憶手段に記憶させると共に、前記入場情報に関する所定画像を前記表示手段に待ち受け画面として表示させることが望ましい。
本発明の好ましい態様としては、前記制御手段は、前記入場情報を送信した前記通信機器から、前記入場情報に関連する追加情報を前記通信手段が受信すると、前記追加情報を前記記憶手段に記憶させると共に、前記所定画像とは別の画像を前記表示手段に表示させることが望ましい。
本発明の好ましい態様としては、前記所定画像とは別の画像は、前記追加情報を前記記憶手段が有することを表す画像であり、待ち受け画面として表示される画像であることが望ましい。
本発明の好ましい態様としては、前記制御手段は、前記施設から退場する際に前記通信手段が前記入場情報を送信すると、前記表示手段が表示する画像を現在の画像から変更することが望ましい。
本発明の好ましい態様としては、前記入場情報には、前記入場時刻からの経過時間から料金を導き出すための料金算出情報が含まれ、前記制御手段は、前記入場時刻と現在の時刻とから前記経過時間を算出し、当該経過時間と前記料金算出情報から現在の料金を算出し、現在の料金を表す画像を前記表示手段に表示させることが望ましい。
本発明の好ましい態様としては、前記制御手段は、前記表示手段に表示される画像に含まれるオブジェクトに、それぞれ対応するアプリケーションプログラムを割り当て、前記所定画像に含まれる前記オブジェクトが選択されると、選択された前記オブジェクトに割り当てられた前記アプリケーションプログラムを実行することが望ましい。
本発明の好ましい態様としては、前記制御手段は、あらかじめ設定された電子マネーサービスによって入場料金を支払うと共に、前記入場情報を前記通信手段に受信させ、前記入場情報を受信すると、当該入場情報を前記記憶手段に記憶させ、前記入場情報を前記記憶手段が有することを表す画像を前記表示手段に表示させ、前記入場情報を送信した通信機器を介した前記電子マネーサービスによる支払いと共に、前記入場情報に関連する追加情報を前記通信機器から前記通信手段に受信させ、前記追加情報を受信すると、当該追加情報を前記記憶手段に記憶させ、前記追加情報を前記記憶手段が有することを表す画像を前記表示手段に表示させ、前記施設から退場する際に前記通信手段が前記入場情報及び前記追加情報を送信すると、前記表示手段が表示する画像を現在の画像から変更することが望ましい。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る携帯通信機器は、情報を無線通信で送受信する通信手段と、情報を記憶する記憶手段と、画像を表示する表示手段と、前記通信手段と前記記憶手段と表示手段とを制御する制御手段と、を備え、当該制御手段は、施設への入場の際に入場時刻を含む入場情報を前記通信手段が受信すると、前記入場情報を前記記憶手段に記憶させると共に、前記入場情報に関する所定画像を前記表示手段に待ち受け画面として表示させることを特徴とする。
本発明に係る携帯通信機器は、料金清算システムに用いられる際にユーザーが感じる不便さを低減できるという効果を奏する。
図1は、実施形態1に係る携帯電話機を示す正面図である。 図2は、制御装置が有する各機能を示すブロック図である。 図3は、料金清算システムを示す説明図である。 図4は、入庫管理装置を示す斜視図である。 図5は、出庫管理装置を示す斜視図である。 図6は、実施形態1に係る制御装置が実行する一連の手順を示すフローチャートである。 図7は、実施形態1の変形例に係る制御装置が実行する一連の手順を示すフローチャートである。 図8は、メモ画像を表示する表示装置を示す説明図である。 図9は、詳細情報を表示する表示装置を示す説明図である。 図10は、実施形態2に係る制御装置が実行する一連の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明により本発明が限定されるものではない。また、以下の説明における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。以下の説明では、携帯通信機器として携帯電話機を例として説明するが、本発明の適用対象は携帯電話機に限定されるものではなく、例えば、PHS(Personal Handy phone System)、PDA、ポータブルナビゲーション装置、ノートパソコン、ゲーム機等に対しても本発明は適用できる。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係る携帯電話機器を示す正面図である。携帯電話機1は、図1に示すように、筐体10内に主要部が収納されて構成される。筐体10は、例えば、第1筐体10aと第2筐体10bとを含んで構成される。第1筐体10aは、第2筐体10bに対して軸CLを軸に回動できるように連結される。携帯電話機1は、いわゆる折り畳み式の携帯電話機である。ここで、携帯電話機1は、第1筐体10aが第2筐体10bに対してスライドできるように連結されてもよいし、単一の筐体で構成されてもよい。
携帯電話機1は、図1に示すように、筐体10内に、制御装置20を備える。制御装置20は、CPU(Central Processing Unit)を含んで構成され、携帯電話機1の全体的な動作を統括的に制御する装置である。携帯電話機1は、筐体10内に配置されると共に制御装置20と電気的に接続される装置群として、表示手段としての表示装置11と、通信装置12と、マイク13と、レシーバ14と、通信手段の一部としてのRF(Radio Frequency)アンテナ15と、入力装置16と、記憶手段としての記憶装置17と、を備える。制御装置20は、これらの各装置に信号を送信したり、各装置から信号を取得したりして各装置を制御する。
表示装置11は、例えば、図1に示すように第1筐体10aに設けられる。制御装置20は、表示装置11に、所定の画像として、携帯電話機1が受信を待機している状態のときに待ち受け画像を表示したり、携帯電話機1の操作を補助するために用いられるメニュー画像を表示したり、所定の事項をユーザーに報知するための画像を表示したりする。ここで、所定の事項をユーザーに報知するための画像は、文字を表す画像や、イラスト画像である。所定の事項をユーザーに報知するための画像は多種多様であるが、このような画像のうち、ユーザーが自分でメモとして登録する画像や、ユーザーが望む画像であると制御装置20が判断した画像であって制御装置20が自動で登録する画像を、以下、メモ画像という。
通信装置12は、アンテナが接続されて、回線交換網を介して行われる音声通話の発着信、メールの送受信を行う。マイク13は、例えば、第2筐体10bに設けられる。マイク13は、音声を電気信号に変換して制御装置20に出力する。制御装置20は、電気信号に変換された音声をマイク13から取得する。レシーバ14は、例えば、図1に示す第1筐体10aに設けられる。レシーバ14は、電気信号を音声に変換して出力する。制御装置20は、音声をレシーバ14から出力する。記憶装置17は、例えば、半導体記憶装置やハードディスクである。記憶装置17は、制御装置20が実行する一連の手順が記された各種プログラムや、画像データ、テキストデータ、その他諸々のデータを記憶する。
RFアンテナ15は、RFID(Radio Frequency IDentification)を実現するための装置である。RFアンテナ15は、RF通信装置との間で無線技術を用いた通信を行う。ここで、本実施形態の携帯電話機1は、ICチップとRFアンテナ15とが一体となったRFタグ(通信手段)を搭載する。以下の説明では、制御装置20にRFタグの制御装置が含まれ、記憶装置17にRFタグの記憶装置が含まれるものとして説明する。但し、RFタグのICチップは、制御装置20とは別の専用の制御装置や、記憶装置17とは別の専用の記憶装置を含んで構成されることもある。制御装置20は、RFアンテナ15を介して、RF通信装置へ情報を送信したり、RF通信装置から情報を取得したりする。入力装置16は、例えば、第2筐体10bに配置される。入力装置16は、携帯電話機1のユーザーによって操作される。制御装置20は、入力装置16を介してユーザーが入力した情報を取得する。
図2は、制御装置が有する各機能を示すブロック図である。制御装置20は、1つの装置が図2に示す各機能を実現してもよいし、図2に示す各機能をそれぞれ別個に実現する複数の装置が電気的に接続されることで各機能を実現してもよい。制御装置20は、主処理部21と、記憶装置制御部22と、入力データ取得部23と、音声処理部24と、通信部25と、表示制御部26との各機能を実現する。主処理部21は、演算をしたり、次にどの手順を実行するのかを判定したりする。記憶装置制御部22は、制御装置20が備えるI/O(Input/Output)に電気的に接続される記憶装置17に情報を記憶させたり、記憶装置17に記憶されている情報を記憶装置17から取得したりする。入力データ取得部23は、制御装置20のI/Oに電気的に接続される入力装置16から信号を取得する。すなわち、入力データ取得部23は、入力装置16からユーザーが入力した情報を取得する。
音声処理部24は、制御装置20のI/Oに電気的に接続されるマイク13及びレシーバ14と信号をやりとりする。具体的には、音声処理部24は、マイク13が電子信号に変換した音声データをマイク13から取得する。また、音声処理部24は、レシーバ14へ信号を出力して、レシーバ14に音声を出力させる。通信部25は、制御装置20のI/Oに電気的に接続される通信装置12へ音声データやメールデータを出力したり、通信装置12から音声データやメールデータを取得したりして、音声通話の機能や、メールの送受信の機能を実現する。また、通信部25は、RFアンテナ15を介してRF通信装置と情報をやり取りする。表示制御部26は、制御装置20のI/Oに電気的に接続される表示装置11を制御する。表示制御部26は、表示装置11に表示させる画像を生成したり、表示装置11に信号を出力して表示装置11に画像を表示させたりする。次に、本実施形態の料金清算システムの構成を説明する。
図3は、料金清算システムを示す説明図である。図4は、入庫管理装置を示す斜視図である。図5は、出庫管理装置を示す斜視図である。料金清算システム30は、図3及び図4に示す入庫管理装置31aと、図3及び図5に示す出庫管理装置31bと、図3に示すゲート装置38とを含んで構成される。入庫管理装置31a及び出庫管理装置31bは、駐車場の敷地に据え付けられる。ゲート装置38は、駐車場の敷地に設けられて開閉する。ゲート装置38は、ユーザーが入庫管理装置31a及び出庫管理装置31bで所定の作業を行うと開門する。入庫管理装置31a及び出庫管理装置31bは、図4及び図5に示すように、表示装置32aと、スピーカ32bとを備える。表示装置32aは、ユーザーに情報を報知するための画像を表示する。スピーカ32bは、ユーザーに情報を報知するための音声を出力する。
図4に示す入庫管理装置31aは、さらに、発券ボタン33aと、入庫用通信部35とを備える。発券ボタン33aは、ユーザーが操作するボタンである。入庫管理装置31aは、ユーザーが発券ボタン33aを押すと、駐車券吐き出し口33bから駐車券を発行する。入庫用通信部35は、ユーザーによって携帯電話機1がかざされる部分である。入庫用通信部35は、入庫管理装置31aのケーシングの内部に通信装置としての入庫側RF通信装置35aが配置されることで、携帯電話機1との無線通信を実現する。入庫側RF通信装置35aは、携帯電話機1へ入場情報を送信する。入場情報には、入場時刻と、管理装置識別情報とが含まれる。入場時刻は、例えば、ユーザーが駐車場に車両を入庫する際に、携帯電話機1が入庫管理装置31aの入庫用通信部35にかざされた時刻である。料金清算システム30は、他の駐車場に設置されることがある。管理装置識別情報は、他の駐車場に設置される料金清算システム30の入庫管理装置31aと、今回入場情報を生成した入庫管理装置31aとを識別するための情報である。
図5に示す出庫管理装置31bは、表示装置32a及びスピーカ32b以外に、駐車券挿入口33cと、コイン投入口34aと、紙幣挿入口34bと、ツリ銭取り出し口34cと、出庫用通信部36とを備える。出庫管理装置31bは、ユーザーが駐車券挿入口33cに駐車券を挿入すると、駐車券挿入口33cから駐車券を受け取る。コイン投入口34a及び紙幣挿入口34bは、ユーザーから現金を受け取る。ツリ銭取り出し口34cは、ユーザーに釣り銭を渡す。出庫用通信部36は、ユーザーによって携帯電話機1がかざされる部分である。出庫用通信部36は、出庫管理装置31bのケーシングの内部に通信装置としての出庫側RF通信装置36aが配置されることで、携帯電話機1との無線通信を実現する。出庫側RF通信装置36aは、携帯電話機1から入場情報と、追加情報とを受信する。追加情報とは、入場情報に関連する情報であって、駐車料金を割り引くための割引情報や、駐車料金とは別の追加料金情報である。
ここで、図4に示す発券ボタン33a及び駐車券吐き出し口33bと、図5に示す駐車券挿入口33cとは、料金清算システム30のユーザーのうち、本実施形態の携帯電話機1を持たないユーザーのための装置である。よって、料金清算システム30のユーザーのすべてが本実施形態の携帯電話機1を所持するのであれば、料金清算システム30は、図4に示す発券ボタン33a及び駐車券吐き出し口33bと、図5に示す駐車券挿入口33cとが省略されてもよい。次に、図1に示す制御装置20が実行する一連の手順を説明しつつ、携帯電話機1の使い方を説明する。
図6は、実施形態1に係る制御装置が実行する一連の手順を示すフローチャートである。以下、図2に示すRFアンテナ15と図4に示す入庫側RF通信装置35aとの通信を入庫通信、図2に示すRFアンテナ15と図5に示す出庫側RF通信装置36aとの通信を出庫通信、図2に示すRFアンテナ15と、入庫側RF通信装置35a及び出庫側RF通信装置36a以外のRF通信装置との通信を追加通信という。施設に設けられるRF通信装置であって、入庫側RF通信装置35a及び出庫側RF通信装置36a以外のRF通信装置は、例えば、料金清算システム30を有する駐車場と提携している店舗に設けられる認証機と呼ばれる装置である。すなわち、本実施形態では、通信装置としてのRF通信装置は、入庫側RF通信装置35aと、出庫側RF通信装置36aと、認証機とである。また、本実施形態では、施設には、駐車場と、前記駐車場と提携する店舗とが含まれる。
ユーザーは、車両を駐車場場内に入庫する際、まず、図3に示すように、ゲート装置38の手前で車両を停止させ、図4に示すように、入庫管理装置31aの入庫用通信部35に携帯電話機1をかざす。すると、図2に示す制御装置20の通信部25は、図6に示すステップST101で、入庫通信を開始する要求があるか否かを判定する。ここで、図4に示す入庫側RF通信装置35aは、図2に示すRFアンテナ15が自身(入庫側RF通信装置35a)に接近すると、RFタグ専用の制御装置(本実施形態では制御装置20に含まれる)に無線により電力も供給する。本実施形態の通信部25は、RFアンテナ15を介して電力を受け取ると、入庫通信を開始する要求があると判定する。なお、入庫側RF通信装置35aがRFタグに電力を供給しない場合は、通信部25は、ユーザーによる図1に示す入力装置16への操作がある場合に入庫通信を開始する要求があると判定する。前記操作は、入庫通信を開始する指令を入力する操作である。
入庫通信を開始する要求がない場合(ステップST101、No)、制御装置20は、一連の手順を終了し、再度スタートから一連の手順を実行する。入庫通信を開始する要求がある場合(ステップST101、Yes)、ステップST102に進み、通信部25は、図4に示す入庫側RF通信装置35aから入場情報を取得し、入庫通信を終了する。本実施形態の場合、ユーザーが図4に示す入庫用通信部35から無線により電力を供給できる範囲外に携帯電話機1を遠ざければ、図2に示すRFアンテナ15を介したRFタグへの電力の供給が自然に停止する。これにより、通信部25は、入庫通信を終了する。
次に、ステップST103で、図2に示す記憶装置制御部22は、入場情報を記憶装置17に記憶させる。また、図2に示す表示制御部26は、所定画像である入場情報所有報知画像をメモ画像として図1に示す表示装置11に表示させる。入場情報所有報知画像は、入場情報を記憶装置17が有することを表す画像である。ユーザーは、駐車券を有していることを忘れることがある。これにより、ユーザーは、料金清算システム30が設置された駐車場と提携している店舗で買い物をした際に、駐車券を店員に出し忘れて、駐車場料金の割引サービスを受けられないおそれがある。しかしながら、一般的に、携帯電話機1のユーザーは、頻繁に表示装置11を確認する。これにより、ユーザーは、表示装置11に表示されているメモ画像を目視することで、記憶装置17に入場情報が記憶されていることを確認できる。よって、携帯電話機1は、ユーザーが店舗で割引サービスを受けられないおそれを低減できる。これにより、携帯電話機1は、料金清算システム30に用いられる際にユーザーが感じる不便さを低減できる。
ここで、表示制御部26が表示装置11に表示する入場情報所有報知画像は、例えば「駐車券あり」というテキストでもよいが、例えば、入場時刻を示すテキストでもよい。この場合でも、ユーザーは、入場情報を記憶装置17が有することを把握できる。この場合、携帯電話機1は、入場情報を記憶装置17が有すること以外にも、入場時刻が何時であるかということもユーザーに報知できる。これにより、携帯電話機1は、料金清算システム30に用いられる際にユーザーが感じる不便さを低減できる。
次に、ステップST104で、図2に示す主処理部21は、追加通信の要求があるか否かを判定する。具体的には、本実施形態では、店舗に設けられる認証機は、図2に示すRFアンテナ15が自身(認証機)に接近すると、RFアンテナ15を介して無線により電力もRFタグに供給する。本実施形態の通信部25は、RFタグに電力が供給されているか否かで、追加通信の要求があるか否かを判定する。なお、認証機が電力を供給しない場合は、通信部25は、携帯電話機1のユーザー又は店舗の店員が、追加通信を開始する操作を図1に示す入力装置16へ施したか否かで追加通信の要求があるか否かを判定する。
追加通信の要求がある場合(ステップST104、Yes)、ステップST105で、通信部25は、認証機へ入場情報を送信する。認証機は、取得した入場情報が提携の駐車場が備える料金清算システム30のものであると判定した場合、追加情報をRFアンテナ15へ送信する。ステップST106で、通信部25は、認証機から追加情報を取得し、追加通信を終了する。次に、ステップST107で、図2に示す記憶装置制御部22は、追加情報を記憶装置17に記憶させる。また、図2に示す表示制御部26は、追加情報所有報知画像をメモ画像として図1に示す表示装置11に表示させる。
追加情報所有報知画像は、追加情報を記憶装置17が有することを表す画像であり、ステップST103で表示したメモ画像とは別の画像である。表示装置11に表示される追加情報所有報知画像は、例えば「割引あり」とテキストでもよいが、例えば、その割引の内容を示すテキストでもよい。この場合でも、ユーザーは、追加情報を記憶装置17が有することを把握できる。この場合、携帯電話機1は、追加情報を記憶装置17が有すること以外にも、駐車場料金がどの程度割り引かれるのかをユーザーに報知できる。これにより、携帯電話機1は、料金清算システム30に用いられる際にユーザーが感じる不便さを低減できる。
次に、ステップST108で、主処理部21は、出庫通信の要求があるか否かを判定する。ここで、図5に示す出庫側RF通信装置36aは、図2に示すRFアンテナ15が自身(出庫側RF通信装置36a)に接近すると、RFアンテナ15を介してRFタグに無線により電力も供給する。本実施形態の通信部25は、RFタグに電力が供給されると、出庫通信を開始する要求があると判定する。なお、出庫側RF通信装置36aが電力を供給しない場合は、通信部25は、ユーザーによる図1に示す入力装置16への操作がある場合に出庫通信を開始する要求があると判定する。前記操作は、出庫通信を開始する指令を入力する操作である。
出庫通信を開始する要求がない場合(ステップST108、No)、制御装置20は、ステップST104へ戻り、ステップST104以降の手順を実行する。すなわち、この間、通信部25は、追加情報を待ち受ける。出庫通信を開始する要求がある場合(ステップST108、Yes)、ステップST109で、通信部25は、図5に示す出庫側RF通信装置36aへ入場情報を送信する。また、通信部25は、図2に示す記憶装置17に追加情報が記憶されている場合、追加情報を出庫側RF通信装置36aへ送信する。
ここでは、記憶装置17は、追加情報を記憶しているため、出庫側RF通信装置36aへ、入場情報と追加情報との両方を送信する。そして、通信部25は、出庫通信を終了する。次に、ステップST110で、図2に示す表示制御部26は、図1に示す表示装置11に表示させている画像を、入場情報を有していることを表すメモ画像が含まれない画像に切り替える。すなわち、表示制御部26は、メモ画像を非表示にする。これにより、携帯電話機1は、出庫通信が完了したことをユーザーに報知できる。ステップST110を実行すると、制御装置20は、一連の手順の実行を終了して、スタートに戻る。
次に、携帯電話機1から入場情報を受け取った出庫管理装置31bの動作を説明する。出庫管理装置31bは、受け取った入場情報から、まず、管理装置識別情報に基づいて、受け取った入場情報が図4に示す入庫管理装置31aによって送信されたものであるか否かを判定する。受け取った入場情報が入庫管理装置31aによって送信されたものではない場合、出庫管理装置31bは、例えば、表示装置32aにエラーを示す画像を表示する。受け取った入場情報が入庫管理装置31aによって送信されたものである場合、出庫管理装置31bは、現在の時刻から、入場情報に含まれる入場時刻を減算して経過時間を算出する。そして、出庫管理装置31bは、経過時間から仮の駐車料金を算出する。
次に、出庫管理装置31bは、受け取った追加情報に基づいて、仮の駐車料金に加算、又は減算を行う。追加情報が割引情報である場合には、出庫管理装置31bは、仮の駐車料金から割引金額を減算して最終的な駐車料金を算出する。追加情報が追加料金を示す情報である場合には、出庫管理装置31bは、仮の駐車料金に追加料金を加算して最終的な駐車料金を算出する。そして、出庫管理装置31bは、図5に示す表示装置32aに最終的な駐車料金を示す画像を表示したり、スピーカ32bから最終的な駐車料金を表す音声を出力したりする。ユーザーは、指定された料金を、コイン投入口34aや紙幣挿入口34bを介して支払う。これにより、駐車場料金の精算が完了する。すると、図3に示すゲート装置38が開門する。次に、追加通信の要求がない場合(ステップST104、No)に、制御装置20が実行する手順を説明する。
追加通信の要求がない場合(ステップST104、No)、通信部25は、ステップST106及びステップST107を省略し、ステップST108以降の手順を実行する。ここで、この場合、図2に示す記憶装置17には追加情報が記憶されていない。よって、ステップST109では、通信部25は、図5に示す出庫側RF通信装置36aへ入場情報のみを送信する。そして、通信部25は、出庫通信を終了する。また、この場合、図1に示す表示装置11には、追加情報所有報知画像が表示されていない。よって、ステップST110で、図2に示す表示制御部26は、入場情報を有していることを表す画像のみを非表示にする。これにより、携帯電話機1は、出庫通信が完了したことをユーザーに報知できる。
ここで、現在、記憶装置17には追加情報は記憶されていないため、図5に示す出庫側RF通信装置36aが受け取った情報は、入場情報のみである。この場合、出庫管理装置31bは、上述の仮の駐車料金を最終的な駐車料金とする。すなわち、出庫管理装置31bは、現在の時刻から、入場情報に含まれる入場時刻を減算して経過時間を算出する。そして、出庫管理装置31bは、経過時間から駐車料金を算出する。次に、出庫管理装置31bは、図5に示す表示装置32aに駐車料金を示す画像を表示したり、スピーカ32bから最終的な駐車料金を表す音声を出力したりする。
以上の手順を携帯電話機1の制御装置20が実行することにより、ユーザーは、携帯電話機1を図4に示す入庫管理装置31aの入庫側RF通信装置35aと、図5に示す出庫管理装置31bの出庫側RF通信装置36aとにかざすのみで、入場情報を送受信できる。よって、携帯電話機1は、QRコードをカメラで撮影することで入場情報を取得する技術よりも、料金清算システムに用いられる際にユーザーが感じる不便さを低減できる。
さらに、一般的に、入場券(駐車券)は、使用された後は不要となる。しかしながら、携帯電話機1は、従来の駐車券に代わって、入場情報を図5に示す出庫管理装置31bに受け渡すことができる。よって、ユーザーが料金清算システム30に携帯電話機1を用いた場合、図4に示す入庫管理装置31aは、入場券としての駐車券を発行する必要がない。よって、携帯電話機1は、入庫管理装置31aにより発行される駐車券の数を低減できる。ここで、本実施形態の携帯電話機1は、RFID以外にも、例えば、赤外線通信を用いて、図4に示す入庫管理装置31aや、図5に示す出庫管理装置31bや、店舗に設けられる認証機と無線通信で情報をやりとりしてもよい。また、携帯電話機1が備えるRFタグは、外部から供給される電力で作動するパッシブ型の装置でも、自身(RFタグ)に電気的に接続される電池から供給される電力で作動するアクティブ型の装置でもよい。
(変形例)
図7は、実施形態1の変形例に係る制御装置が実行する一連の手順を示すフローチャートである。本変形例に係る携帯電話機は、制御装置20が実行する手順は異なるが、自身(携帯電話機)を構成するための要素は、上述の携帯電話機1と同様である。図7に示すステップST201と、ステップST204〜ステップST207と、ステップST210とは、それぞれ、図6に示すステップST101と、ステップST104〜ステップST108と、ステップST110と同様である。よって、これらのステップの説明は省略する。ここで、従来、RFタグを備える携帯電話機は、電子マネーサービスを用いることにより、ユーザーが携帯電話機を店舗内に設置された電子マネー清算装置にかざすことで、料金の決済を実現できるものがある。このような携帯電話機として、おサイフケータイ(登録商標)がある。この電子マネーサービスを用いることにより、ユーザーは、現金を用いずに駐車料金を清算できる。以下、このための料金清算システム30の構成及び携帯電話機の構成を説明する。
図2に示すRFアンテナ15は、電子マネー清算装置と無線通信ができるものである。ここで、携帯電話機1は、料金清算システム30専用のRFタグとは別に、電子マネー清算装置専用のRFタグが設けられてもよい。但し、料金清算システム30及び電子マネー清算装置の両方に対応したRFタグを備えることにより、携帯電話機1は、備える装置の数を低減できる。また、図4に示す入庫側RF通信装置35a及び図5に示す出庫側RF通信装置36aも、料金清算システム30及び電子マネー清算装置の両方に対応した通信装置である。
この場合、図7に示すステップST202で、通信部25が図4に示す入庫側RF通信装置35aから入場情報を取得する際に、通信部25は、RFアンテナ15を介して入庫側RF通信装置35aから清算に関する情報として清算情報を取得する必要がある。例えば、料金清算システム30を備える施設が駐車場ではなく、入場料が必要な施設、例えばテーマパークのような娯楽施設である場合、通信部25は、RFアンテナ15を介して入庫側RF通信装置35aから入場料を記した清算情報を取得する。料金清算システム30を備える施設が、駐車場のように入場料が不要な施設の場合、通信部25は、入庫側RF通信装置35aから入場料が0円であることを記した清算情報を取得する。
そして、図7に示すステップST203で、図2に示す記憶装置制御部22は、入場情報を記憶装置17に記憶させ、さらに、記憶装置17に記憶されている料金値を更新する。料金値は、電子マネーサービスに用いられる値である。用いられる電子マネーサービスが、料金前払い式のサービスである場合、料金値は現在の残高を示す値である。例えば、主処理部21は、現在の料金値から、ステップST202で取得した清算情報である0を減算して新たな料金値とする。そして、記憶装置制御部22は、記憶装置17に新たな料金値を記憶する。なお、ステップST203では、表示制御部26は、入場情報所有報知画像を図1に示す表示装置11に表示させる。
ステップST208では、通信部25は、図5に示す出庫側RF通信装置36aへ入場情報を送信する。また、通信部25は、図2に示す記憶装置17に追加情報が記憶されている場合、追加情報を出庫側RF通信装置36aへ送信する。そして、出庫管理装置31bは、出庫側RF通信装置36aが受け取った入場情報に含まれる入場時刻と現在の時刻とに基づいて経過時間を算出し、経過時間から仮の駐車料金を算出する。そして、出庫管理装置31bは、追加情報に基づいて仮の駐車料金から最終的な駐車料金を算出する。そして、出庫管理装置31bは、表示装置32aに駐車場料金を表示する。
出庫管理装置31bの出庫側RF通信装置36aは、その駐車料金を精算情報としてRFアンテナ15に送信する。通信部25が清算情報を受け取ると、ステップST209で、記憶装置制御部22は、料金値を更新する。具体的には、まず、記憶装置制御部22が、記憶装置17から現在の料金値を取得する。そして、主処理部21は、現在の料金値に、ステップST208で取得した清算情報である駐車料金を減算して新たな料金値を算出する。そして、記憶装置制御部22は、記憶装置17に新たな料金値を記憶させる。この時、通信部25は、RFアンテナ15を介して現在の料金値を出庫側RF通信装置36aに送信すると好ましい。これにより、出庫管理装置31bは、出庫側RF通信装置36aが取得した料金値を表示装置32aに画像として表示できる。これにより、携帯電話機1のユーザーは、現在の残金を把握できる。よって、本変形例の携帯電話機1は、料金清算システム30に用いられる際にユーザーが感じる不便さを低減できる。
以上の一連の手順を制御装置20が実行することにより、携帯電話機1は、電子マネーサービスを用いた駐車場料金の精算を実現できる。これにより、例えば、料金清算システム30のユーザーのすべてが携帯電話機1を所持するのであれば、携帯電話機1は、図5に示すコイン投入口34aと、紙幣挿入口34bと、ツリ銭取り出し口34cとの省略を実現できる。また、料金清算システム30を有する駐車場と提携している店舗で買い物をする際にも、ユーザーは、携帯電話機1を用いて電子マネーサービスで代金を支払える。例えば、電子マネーサービスに対応し、かつ、駐車場の割引サービスに対応した認証機を店舗に設置しておくことにより、図2に示す通信部25は、支払いと同時に、店舗に設置された電子マネーサービスに対応した認証機から追加情報を取得できる。これにより、ユーザーは、店舗に設置された認証機に携帯電話機1を一度かざすことで、買い物の支払いと共に駐車場料金の割引サービスを受けることができる。これによって、携帯電話機1は、料金清算システム30に用いられる際にユーザーが感じる不便さをより低減できる。
(実施形態2)
図8は、メモ画像を表示する表示装置を示す説明図である。図9は、詳細情報を表示する表示装置を示す説明図である。図8に示す携帯電話機2は、表示装置11に表示されているオブジェクトに、所定のアプリケーションプログラムが割り当てられている点に特徴がある。携帯電話機2の表示装置11が表示する画像には、例えば、図8に示すように3つのオブジェクトとして、メモ画像41aと、メモ画像41bと、メモ画像41cとが含まれる。メモ画像41aは、入場情報所有報知画像としてのオブジェクトである。メモ画像41b及びメモ画像41cは、その他の情報を示すオブジェクトである。ここで、ユーザーがメモ画像41aを選択すると、携帯電話機2の制御装置20は、メモ画像41aに割り当てられたアプリケーションプログラムを実行する。ここで、画像を選択するためには、ユーザーは、表示装置11に表示される画像に、表示装置11に表示されるカーソルを合わせて、図1に示す入力装置16の決定ボタンを操作する。
本実施形態では、携帯電話機2は、メモ画像41aが選択されると、表示装置11に表示されている画像を、図8に示す画像から図9に示す詳細情報画像42に切り替えるアプリケーションプログラムを実行する。詳細情報画像42には、例えば、駐車場名表示画像42aと、入庫時間表示画像42bと、割引時間表示画像42cと、料金表示画像42dとが含まれる。このように、携帯電話機2は、表示装置11に現在の駐車場料金である料金表示画像42dが表示される点にも特徴がある。以下、これらを実現するために制御装置20が実行する一連の手順を説明する。
図10は、実施形態2に係る制御装置が実行する一連の手順を示すフローチャートである。まず、図10に示すステップST301で、図2に示す表示制御部26は、図8に示すように、入場情報所有報知画像としてのメモ画像41aを表示装置11に表示する。ここで、本実施形態の入場情報には、料金算出情報が含まれる。料金算出情報は、経過時間から駐車料金を導き出すための情報である。具体的には、料金算出情報は、駐車料金を算出するために必要な関数や、経過時間毎に駐車料金を記したマップである。図4に示す入庫管理装置31aの入庫側RF通信装置35aは、入場時刻と、管理装置識別情報と、料金算出情報とを送信することになる。
次に、図10に示すステップST302で、主処理部21は、図8に示すメモ画像41aが選択されたか否かを判定する。具体的には、まず、図2に示す入力データ取得部23が、図1に示す入力装置16から信号を取得する。そして、主処理部21は、入力データ取得部23が取得した信号がメモ画像41aを選択する際の信号であるか否かを判定する。メモ画像41aが選択されていない場合(ステップST302、No)、制御装置20は、一連の手順を終了し、再度スタートから一連の手順を実行する。なお、すでに表示装置11に図8に示す画像が表示されているため、ステップST301では、表示制御部26は、表示装置11に同じ画像を再度表示する。すなわち、表示制御部26は、表示装置11に同じ画像の表示を継続させる。
メモ画像41aが選択されている場合(ステップST302、Yes)、ステップST303で、図2に示す記憶装置制御部22は、料金算出情報を含む入場情報を記憶装置17から取得する。また、記憶装置制御部22は、追加情報が記憶装置17に記憶されている場合は、追加情報を記憶装置17から取得する。次に、ステップST304で、主処理部21は、入場情報に含まれる入場時刻及び料金算出情報と、現在の時刻と、追加情報とに基づいて現在の駐車料金を算出する。具体的には、主処理部21は、まず、現在の時刻から入場時刻を減算して経過時間を算出する。そして、主処理部21は、経過時間を料金算出情報に照らし合わせることで仮の駐車料金を算出する。次に、主処理部21は、追加情報に基づいて、仮の駐車料金に加算、又は減算を行う。追加情報が割引情報である場合には、主処理部21は、仮の駐車料金から割引金額を減算して最終的な駐車料金を算出する。追加情報が追加料金を示す情報である場合には、主処理部21は、仮の駐車料金に追加料金を加算して最終的な駐車料金を算出する。
次に、ステップST305で、表示制御部26は、図8のように表示装置11に表示されている画像を、図9に示す詳細情報画像42に更新する。具体的には、入場情報に含まれる管理装置識別情報に基づいて図9に示す駐車場名表示画像42aを作成する。また、表示制御部26は、入場情報に含まれる入場時刻に基づいて入庫時間表示画像42bを作成する。また、表示制御部26は、追加情報に基づいて割引時間表示画像42cを作成する。また、表示制御部26は、ステップST304で主処理部21が算出した駐車料金に基づいて料金表示画像42dを作成する。そして、表示制御部26は、これら駐車場名表示画像42aから料金表示画像42dを含めた詳細情報画像42を生成する。次に、表示制御部26は、表示装置11に詳細情報画像42を表示させる。
以上の一連の手順を制御装置20が実行することにより、携帯電話機2は、ユーザーに駐車場に関する詳細な情報を報知することができる。よって、本実施形態の携帯電話機2は、料金清算システム30に用いられる際にユーザーが感じる不便さを低減できる。ここで、一般的に、駐車券を発行する態様の料金清算システムでは、現在の駐車料金をユーザーが知りたい場合、このユーザーは、出庫管理装置に駐車券を挿入して料金を確認するか、自分で駐車料金を計算する必要がある。しかしながら、本実施形態の携帯電話機2を用いれば、ユーザーは、出庫管理装置に駐車券を挿入したり、駐車料金を自分で計算したりすることなく、現在の駐車料金を把握できる。また、制御装置20は、図8に示すメモ画像41aを選択するというユーザーによる作業のみで、現在の駐車料金を報知するためのアプリケーションプログラムを実行する。よって、本実施形態の携帯電話機2は、ユーザーに要する手間を低減できる。結果として、本実施形態の携帯電話機2は、料金清算システム30に用いられる際にユーザーが感じる不便さを低減できる。
ここで、電子マネーサービスは多種多様であり、その中には、店舗での支払いや、料金清算システム30での駐車場料金の支払いで用いられると、ポイントを付与するサービス(ポイントサービス)もある。複数の店舗を含む大型ショッピングモールや商店街では、ポイントサービスを受けることができる電子マネーサービスが各店舗で共通することがある。しかしながら、従来では、ユーザーは、数ある電子マネーサービスの中から、ポイントを取得できる電子マネーサービスを支払いのたびに選択する必要があった。そこで、制御装置20は、例えば、メモ画像41aが選択されると、あらかじめ設定された電子マネーサービスでの支払いを実行するアプリケーションプログラムを実行すると好ましい。
この場合、ユーザーは、例えば、駐車場の利用前、または、駐車場に車両を入庫してから店舗で支払いをするまでの間に、どの電子マネーサービスを用いるかを携帯電話機2の設定画面で設定しておく。そして、ユーザーは、支払いをする際にメモ画像41aを選択する。メモ画像41aが選択されると、制御装置20は、あらかじめ設定された電子マネーサービスでの支払いを実行するアプリケーションプログラムを実行する。ユーザーは、この状態で、店舗に設けられる認証機や、図5に示す出庫管理装置31bに携帯電話機2をかざすことで、支払いを完了できる。この場合、ユーザーは、どの電子マネーサービスを用いるかを支払いの際に選択する必要がない。よって、本実施形態の携帯電話機2は、ユーザーに要する手間を低減できる。結果として、本実施形態の携帯電話機2は、料金清算システム30に用いられる際にユーザーが感じる不便さをより好適に低減できる。
ここで、本発明に係る携帯通信機器は、駐車場での利用に限定されず、入場料金のみの施設、例えばテーマパークのような娯楽施設で用いられてもよいし、施設に入場してからの経過時間によって料金が変化する施設、例えばカラオケボックスのような娯楽施設で用いられてもよい。
以上のように、本発明に係る携帯通信機器は、料金清算システムに用いられる携帯通信機器であって、ユーザーが感じる不便さを低減できる携帯通信機器を提供することに有用である。
1、2 携帯電話機
10 筐体
10a 第1筐体
10b 第2筐体
11 表示装置
12 通信装置
13 マイク
14 レシーバ
15 RFアンテナ
16 入力装置
17 記憶装置
20 制御装置
21 主処理部
22 記憶装置制御部
23 入力データ取得部
24 音声処理部
25 通信部
26 表示制御部
30 料金清算システム
31a 入庫管理装置
31b 出庫管理装置
32a 表示装置
32b スピーカ
33a 発券ボタン
33b 駐車券吐き出し口
33c 駐車券挿入口
34a コイン投入口
34b 紙幣挿入口
34c ツリ銭取り出し口
35 入庫用通信部
35a 入庫側RF通信装置
36 出庫用通信部
36a 出庫側RF通信装置
38 ゲート装置
41a〜41c メモ画像
42 詳細情報画像
42a 駐車場名表示画像
42b 入庫時間表示画像
42c 割引時間表示画像
42d 料金表示画像

Claims (9)

  1. 情報を無線通信で送受信する通信手段と、
    情報を記憶する記憶手段と、
    少なくとも前記通信手段及び前記記憶手段を制御する制御手段と、
    を備え、
    当該制御手段は、施設への入場の際に入場時刻を含む入場情報を前記通信手段が受信すると、前記入場情報を前記記憶手段に記憶させ、その後、前記施設に設けられる通信機器へ前記入場情報を送信させることを特徴とする携帯通信機器。
  2. 画像を表示する表示手段を備え、
    前記制御手段は、前記入場情報を前記記憶手段に記憶させると共に、前記入場情報に関する所定画像を前記表示手段に待ち受け画面として表示させることを特徴とする請求項1に記載の携帯通信機器。
  3. 前記制御手段は、前記入場情報を送信した前記通信機器から、前記入場情報に関連する追加情報を前記通信手段が受信すると、前記追加情報を前記記憶手段に記憶させると共に、前記所定画像とは別の画像を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項2に記載の携帯通信機器。
  4. 前記所定画像とは別の画像は、前記追加情報を前記記憶手段が有することを表す画像であり、待ち受け画面として表示される画像であることを特徴とする請求項3に記載の携帯通信機器。
  5. 前記制御手段は、前記施設から退場する際に前記通信手段が前記入場情報を送信すると、前記表示手段が表示する画像を現在の画像から変更することを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の携帯通信機器。
  6. 前記入場情報には、前記入場時刻からの経過時間から料金を導き出すための料金算出情報が含まれ、
    前記制御手段は、前記入場時刻と現在の時刻とから前記経過時間を算出し、当該経過時間と前記料金算出情報から現在の料金を算出し、現在の料金を表す画像を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の携帯通信機器。
  7. 前記制御手段は、前記表示手段に表示される画像に含まれるオブジェクトに、それぞれ対応するアプリケーションプログラムを割り当て、前記所定画像に含まれる前記オブジェクトが選択されると、選択された前記オブジェクトに割り当てられた前記アプリケーションプログラムを実行することを特徴とする請求項2から請求項6のいずれか1項に記載の携帯通信機器。
  8. 前記制御手段は、
    あらかじめ設定された電子マネーサービスによって入場料金を支払うと共に、前記入場情報を前記通信手段に受信させ、
    前記入場情報を受信すると、当該入場情報を前記記憶手段に記憶させ、前記入場情報を前記記憶手段が有することを表す画像を前記表示手段に表示させ、
    前記入場情報を送信した通信機器を介した前記電子マネーサービスによる支払いと共に、前記入場情報に関連する追加情報を前記通信機器から前記通信手段に受信させ、
    前記追加情報を受信すると、当該追加情報を前記記憶手段に記憶させ、前記追加情報を前記記憶手段が有することを表す画像を前記表示手段に表示させ、
    前記施設から退場する際に前記通信手段が前記入場情報及び前記追加情報を送信すると、前記表示手段が表示する画像を現在の画像から変更することを特徴とする請求項2に記載の携帯通信機器。
  9. 情報を無線通信で送受信する通信手段と、
    情報を記憶する記憶手段と、
    画像を表示する表示手段と、
    前記通信手段と前記記憶手段と表示手段とを制御する制御手段と、
    を備え、
    当該制御手段は、施設への入場の際に入場時刻を含む入場情報を前記通信手段が受信すると、前記入場情報を前記記憶手段に記憶させると共に、前記入場情報に関する所定画像を前記表示手段に待ち受け画面として表示させることを特徴とする携帯通信機器。
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