JP2011093049A - ドローダウンチャック - Google Patents

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Abstract

【課題】 ドローバーの傾斜軸線回りの回動量を簡単に精度良く調整できると共にワークの形状精度にかかわらずワークの把握精度が高いドローダウンチャックを提供する。
【解決手段】 チャックボディ2に設けたチャック軸線CLに対して傾斜した傾斜軸線DLのガイド孔7にジョウ12を備えたドローバー8を摺動可能に嵌挿する。ドローバー8に底面にV字状の溝14aを形成した回り止め溝14を設ける。チャックボディ2に設けた回り止め部材16をバネ部材19により付勢し、係合部16cをV字状の溝14aに係合すると共に一対の平面部16d,16eを左右側面14b,14cに係合することでドローバー8の回動量を制御して把握精度を高くする。また、平面部16d,16eの間の距離L2が異なる回り止め部材16に交換することでドローバー8の回動量の調整が簡単となる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、チャックボディに設けたガイド孔に嵌挿したドローバーの回動をドローバーに形成した回り止め溝と回り止め部材とにより規制するようにしたドローダウンチャックに関する。
従来、チャックボディにチャック軸線に対して傾斜した傾斜軸線のガイド孔を複数設け、各ガイド孔には先端にジョウを備えたドローバーを摺動自在に嵌挿し、チャック軸線方向に前後移動するドロースリーブによって各ドローバーを傾斜軸線方向に進退させるようにしたドローダウンチャックが知られている。このドローダウンチャックでは、特許文献1、2のように、ドローバーの外周面に形成した回り止め溝とチャックボディに取り付けた回り止め部材との係合によりドローバーの傾斜軸線回りの回動(首振り)を規制するようになっている。
特許文献1は、チャックボディに設けた貫通孔には、段付ボルトと付勢ばねと係合ボールが配置され、段付ボルトの捩じ込み位置を調整することで、付勢ばねにより回り止め溝に係合ボールを押付ける場合と、段付ボルトにより回り止め溝に係合ボールを押付ける場合とに切換えられ、付勢ばねの場合にはドローバーは傾斜軸線回りに僅かに回動でき、段付ボルトの場合にはドローバーは傾斜軸線回りに回動ができなくなるようにしたものである。また、ワークを把握していない場合には、付勢ばねによりドローバーが付勢されてジョウの中心線をチャック軸線に垂直に交わるようにし、ワークに当接するまでジョウが傾いた状態でワークに当接しないようにしている。
特許文献2は、チャックボディに設けた貫通孔には、先端に一対の対向する面を形成した鍔付きの回り止め部材が回動自在に嵌挿され、その回り止め部材とドローバーの回り止め溝との係合によりドローバーを傾斜軸線回りに僅かに回動できるようにしたものである。
特許第4135506号公報 特開2007−15048号公報
特許文献1では、V字溝に形成された回り止め溝に係合ボールを押付けることで、段付ボルトの捩じ込み位置により、ワークの形状精度が良くないとき、付勢ばねにより回り止め溝に係合ボールを押し付けてドローバーを傾斜軸線回りに回動できるようにする場合と、ワークの形状精度が良い時やジョウの成形時に首振りをさせたくない時、段付ボルトにより回り止め溝に係合ボールを押付けてドローバーを傾斜軸線回りに回動できないようにする場合とに切換えるようになっている。このため、ワークの形状精度の良し悪しによって段付きボルトの捩じ込み位置を変える煩わしさがあった。このとき、段付きボルトの捩じ込み位置を変えるものなので、段付きボルトの先端と係合ボールとの間の隙間でドローバーの回動量が決まるため、精度良くドローバーの傾斜軸線回りの回動量を所望の回動量に調整するのが難しい問題があった。また、作業者が段付ボルトの捩じ込み位置を間違えるおそれがあった。また、段付きボルトの内端が係合ボールに点で接触するので、ワークを強力に把握するためドローバーから強い力が係合ボールに掛かると、係合ボールにより段付きボルトの内端が摩耗しやすいため、これによってもワークの把握を精度良く行えないことがあった。
特許文献2では、回り止め部材の先端の面とドローバーの回り止め溝との係合とによりドローバーの傾斜軸線回りの回動量を精度良く制御することができるが、常にドローバーを回動できるようにしているので、ジョウがワークから離れた状態であってもジョウの中心線が傾いている場合があり、ジョウの中心線が傾いた状態でワークを把握する恐れがあり、形状精度の良いワークであっても、ジョウが始めから傾いた状態で把握するとワークの把握精度が低下することがあった。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであって、ドローバーの傾斜軸線回りの回動量を簡単に精度良く調整でき、ワーク開放時にはジョウの中心線がチャック軸線に直交し、ワークの形状精度の良し悪しにかかわらずワークの把握精度が高いドローダウンチャックを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1の課題解決手段は、チャックボディにチャック軸線に対して傾斜した傾斜軸線のガイド孔を複数設け、各ガイド孔には先端にジョウを備えたドローバーを摺動自在に嵌挿し、チャック軸線方向に前後移動するドロースリーブによって各ドローバーを傾斜軸線方向に進退させるようにしたドローダウンチャックであって、ドローバーの外周面に形成した回り止め溝とチャックボディに取り付けた回り止め部材との係合によりドローバーの傾斜軸線回りの回動を規制するようにして成るドローダウンチャックにおいて、前記回り止め溝に傾斜軸線と平行にV字状の溝を形成し、そのV字状の溝に係合する係合部と回り止め溝の左右側面に係合する一対の平面部を回り止め部材に夫々形成し、回り止め部材をチャックボディに対してチャック半径方向内側に付勢する付勢部材で回り止め溝に係合し、その付勢部材の付勢力をジョウの中心線をチャック軸線と直交させると共にワークの形状に対応してドローバーを回動可能としたことである。
また、第2の課題解決手段は、前記一対の平面部の間の距離が夫々異なる距離に設定された前記回り止め部材を複数用意し、その一対の平面部の距離が夫々異なる前記回り止め部材をチャックボディに交換可能に取り付けることで、回り止め部材の一対の平面部と回り止め溝の左右側面との距離を所望の距離に設定することである。
本願の第1の課題解決手段では、前記回り止め溝に傾斜軸線と平行にV字状の溝を形成し、そのV字状の溝に係合する係合部と回り止め溝の左右側面に係合する一対の平面部を回り止め部材に夫々形成し、回り止め部材をチャックボディに対してチャック半径方向内側に付勢する付勢部材で回り止め溝に係合し、その付勢部材の付勢力をジョウの中心線をチャック軸線と直交させると共にワークの形状に対応してドローバーを回動可能としたので、付勢力によりV字状の溝に回り止め部材の係合部が係合することで、ワークを把握していない時はジョウの中心線がチャック軸線に常に直交してジョウが傾いておらず、ワークの形状精度が良い時、ワークを把握する時にジョウが傾かない状態でワークを把握するのでワークの把握精度が低下しない。また、ワークの形状精度が良くない時でも、ワークに当接するまではジョウが傾いていない状態でワークに当接し、ワークに当接すると付勢力に抗してジョウがワーク形状に対応して回動してワークを把握することができる。このとき回り止め部材の一対の平面部と回り止め溝の左右側面との係合により、ドローバーの回動量を所定の回動量に精密に規制できるので、所定量以上に大きくジョウが傾くことがなくワークの把握精度が低下しない。また、回り止め部材を回り止め溝に係合しドローバーの傾斜軸線回りの回動を規制すること、好ましくはチャックボディに螺合した栓部材により回り止め部材を直接押して回り止め部材を回り止め溝に押し付けてドローバーの回動を規制するのでジョウの成形時には成形プラグを高精度に把握できる。
第2の課題解決手段では、前記一対の平面部の間の距離が夫々異なる距離に設定された前記回り止め部材を複数用意し、その一対の平面部の距離が夫々異なる前記回り止め部材をチャックボディに交換可能に取り付けることで、回り止め部材の一対の平面部と回り止め溝の左右側面との距離を所望の距離に設定するので、ドローバーの回動量即ちジョウの傾きの範囲を所望の傾きの範囲に設定できるので、形状精度の悪いワークから形状精度の良いワークまで幅広いワークを把握できる。また、回り止め部材の一対の平面部と回り止め溝の左右側面との距離が所望の距離に簡単に設定でき、形状精度が悪いワークを把握してもドローバーの回動量を一定に維持できるので、把握精度が大きく低下しない。また、回り止め部材を交換するだけで簡単にドローバーの回動量を設定できる。
本発明のドローダウンチャックの正面図である。 図1のII−II線断面図である。 図2のIII−III線断面図である。 栓部材を捻じ込みドローバーを回動不能とした状態を示す説明図である。 回り止め部材の正面図である。 (a)は回り止め部材の一対の平面部の距離をL4aとした説明図であり、(b)はこのときのジョウの傾きの範囲を示す説明図である。 図2のVII視図である。 第2の実施の形態を示す図である。
本願発明の実施の形態について、図1〜図7により説明する。図1、2に示すドローダウンチャック1のチャックボディ2は、前ボディ3の後端面4にリアカバー5が設けられたものである。チャックボディ2のチャック軸線CL上にはドロースリーブ6が配置されている。前ボディ3にはチャック軸線CLに対して傾斜した傾斜軸線DL上にガイド孔7が複数穿設されている。各ガイド孔7には円柱形状のドローバー8が摺動自在に嵌挿されている。ドロースリーブ6の大径部6aの各ドローバー8に対応する位置に切込部9が形成され、各切込部9にドローバー8の後端に設けた小径軸部10を嵌挿し、小径軸部10の後端に形成した係止片11をドロースリーブ6の大径部6aに係止させることで、各ドローバー8はドロースリーブ6に連結されている。各ドローバー8の先端には、ジョウ12が取付ボルト13によって固着されている。また、前ボディ3には、ワークWが当接する着座3aが設けられている。3bは蓋部材であり、チャックボディ2内部に封入された潤滑剤がドローバー8とガイド孔7との間から漏れるのを防止している。
ドローバー8の外周面にはドローバー8の傾斜軸線DLと平行に延びる回り止め溝14が形成され、図3、図4に示すように、その回り止め溝14の底面には平行にV字状の溝14aが形成されている。チャックボディ2には各ドローバー8の回り止め溝14と対応する位置に段付きの貫通孔15が形成されている。段付きの貫通孔15の小径孔15aには、回り止め部材16が摺動可能であると共に回動可能に嵌挿されている。また、段付きの貫通孔15の小径孔15aのチャック半径方向外側には、めねじ部15bが形成されて栓部材17のおねじ部17aが螺合されている。段付きの貫通孔15の大径孔15cには栓部材17の鍔部17bが位置している。段付の貫通孔15の大径孔15cと栓部材17の鍔部17bとの間には、図4に示すように、栓部材17を段付の貫通孔15に螺合していったときに、栓部材17の内端17dが回り止め部材16の上端16fを直接圧接できる位置まで捻じ込んで栓部材17が回り止め部材16に圧接した状態でも、栓部材17の鍔部17bの底面と段付の貫通孔15の大径孔15cの底面との間には僅かな隙間L1ができるようになっている。栓部材17のおねじ部17aにはバネ保持孔17cが穿設されている。
前記回り止め部材16は、図3に示すように、中心にチャック半径方向外側からバネ挿入孔16aが穿設されている。回り止め部材16の外周にはパッキン取付溝16bが形成されており、パッキン18が装着されている。このパッキン18により、ドローダウンチャック1の回転時に段付の貫通孔15と回り止め部材16との間からチャックボディ2内の潤滑剤が外に出ないようになっている。また、回り止め部材16の先端部分は、図3から図5に示すように、V字形状の溝14aに係合する略円錐形状の係合部16cと回り止め溝14の左右側面14b、14cに係合する一対の平面部16d,16eとが形成されている。
段付きの貫通孔15の小径孔15aに挿入された回り止め部材16は段付きの貫通孔15に螺合された栓部材17により抜け止めされており、回り止め部材16のバネ挿入孔16aと栓部材17のバネ保持孔17cとの間に付勢部材としてバネ部材19が介装されている。回り止め部材16は、バネ部材19により常時チャック半径方向内側に付勢されて回り止め溝14の内側に向って突出し、係合部16cがV字状の溝14aに係合されている。また、バネ部材19のバネ力によって係合部16cがV字状の溝14aに係合することで、ドローバー8に備えたジョウ12の中心線JLをチャック軸線CLと直交するように、即ち、ジョウ12の中心線JLがドローダウンチャック1の中心に向かうようにしていると共に、図示しないワークの形状精度が良くないとき、ワークの形状に対応してドローバー8が回動できるようにしている。また、回り止め部材16は一対の平面部16d,16eの間の距離L2が夫々異なる距離に設定されたものが複数用意されている。尚、付勢部材はゴム等の樹脂材からなる弾性部材でも良い。
この一対の平面部16d,16eの間の距離L2は、回り止め溝14の溝幅L3に対して狭くしてある。その一対の平面部16d,16eの距離L2が夫々異なる回り止め部材16をチャックボディ2に交換可能に取り付けることで、回り止め部材16の一対の平面部16d,16eと回り止め溝14の左右側面14b,14cとの間に所望の距離L4を設定でき、ワークを把握する際、ジョウ12の中心線JLの最大の傾きの範囲をθ1に精密に決めることができるようになっている。例えば、図6に示すように、距離L2を距離L2より狭い距離L2aとすると一対の平面部16d,16eと左右側面14b,14cとの間の距離が距離L4より広い距離L4aとなり、ジョウの傾きの範囲をθ1からθ2に大きくできる。
図7に示すように、段付の貫通孔15の大径孔15cの円周は一箇所が切り欠いてあり、回り止めボルト20の頭部を収容する座ぐり孔21と繋がっている。その座ぐり孔21に回り止めボルト20の頭部が位置するように、回り止めボルト20がチャックボディ2に螺合してある。回り止めボルト20の頭部の外周の一部は、栓部材17の鍔部17b外周に形成された複数(本願実施の形態では6個)の円弧切欠き部17eに嵌まり込み可能となっていて、両者の係合により、栓部材17が回り止めされてそのチャック半径方向の螺合位置が保持されている。
次に、作用について説明する。ワークWの形状精度が良くないとき、回り止めボルト20を緩めて回り止めボルト20の頭部と栓部材17の鍔部17bの係合を外し、栓部材17の螺合位置を調整した後、回り止めボルト20を捻じ込んで栓部材17に係合して栓部材17の螺合位置を保持する。これにより回り止め部材16はバネ部材19のバネ力のみで回り止め溝14に弾性係合する。従って、ドローバー8は、ドローバー8の傾斜軸線DL回りに回動でき、ジョウ12がワークに当接するまではバネ部材19によりジョウ12の中心線JLがチャック1の中心に向いた状態でチャック半径方向内側に移動し、ワークにジョウ12が当接するとワークの把握部分の形状精度に対応してジョウ12が傾いて確実に把握できる。このとき、ドローバー8の回動は、回り止め部材16の一対の平面部16d,16eと回り止め溝14の左右側面14b,14cとの間の距離L4によりドローバー8の回動量を所定の回動量に精密に規制できるので、所定量以上に大きくジョウ12が傾くことがなくワークの把握精度が低下しない。
また、従来と同様に、回り止め部材16が回動できるので、回り止め溝14の左右側面14b,14cの何れか一方と回り止め部材16の一対の平面部16d,16eの何れか一方とが面当たりすることで、ワークを把握した時に、ジョウ12を介してドローバー8に傾斜軸線DL回りに回動する力が加わっても、回り止め部材16と回り止め溝14との相対的な変形が少なく、ワークの把握精度が高いものとなる。また、回り止め部材16の一対の平面部16d,16eと回り止め溝14の左右側面14b,14cとの間の距離L4を変更したい場合には、回り止めボルト20を緩めた後、段付きの貫通孔15の大径孔15cから栓部材17を外して、図3の段付きの貫通孔15の小径孔15aに挿入された距離L2の回り止め部材16を、図6の他の一対の平面部16d,16eの距離L2aの回り止め部材16と交換することで、回り止め部材16の一対の平面部16d,16eと回り止め溝14の左右側面14b,14cとの間の距離L4を距離L4aに変更できる。回り止め部材16の交換によって一対の平面部16d,16eと左右側面14b,14cとの間の距離L4を変更できるので、従来のように段付きボルトの回動量により調整するものに比べて、一対の平面部16d,16eと左右側面14b,14cとの間の距離L4の調整が簡単に行える。
一方、ジョウ12の成形を成形プラグを用いて精度良く行いたいときや、形状精度が良いワークを精度良く把握したい時には、図4に示すように、栓部材17を捻じ込んで、栓部材17の内端17dを回り止め部材16の上面16fに圧接して、回り止め部材16をバネ部材19のバネ力に関係なく回り止め溝14に押し付ける。この場合、回り止め部材16を回り止め溝14に押し付ける押し付けの程度は、ドロースリーブ6のチャック軸線CL方向への進退によりドローバー8がドローバー8の傾斜軸線DL方向の進退移動ができる程度である。これにより、ドローバー8はドローバー8の傾斜軸線DL回りに回動することができなくなり、ジョウ12の中心線JLがチャック中心に傾くことなく直交し、ジョウ12がチャック中心に向けて正確に移動するので、ワークや成形プラグの把握を高精度に行える。このとき、栓部材の内端17dが回り止め部材16の上面16fに面で圧接するので、ワーク把握によりドローバー8から強い力が回り止め部材16にかかっても内端17dや上面16fが摩耗しづらい。また、段付の貫通孔15と略同じ径の太い回り止め部材16であるので曲がることがない。これらによってもワークの把握を高精度に維持できる。
図8は、第2の実施の形態を示すものであり、前記実施の形態と同様の部分には同様の符号を付けて説明を省略する。これは、回り止め溝14Aの上部分に傾斜軸線DLと平行にV字状の溝14Aaを形成し、底面側に左右側面14Ab,14Acを形成したものである。これに対応して、回り止め部材16Aの先端部分に、その先端側から回り止め溝14Aの左右側面14Ab,14Acに係合する一対の平面部16Ad,16AeとV字形状の溝14Aaに係合する外周が略円錐形状の係合部16Acとを形成したものである。
1 ドローダウンチャック
2 チャックボディ
6 ドロースリーブ
7 ガイド孔
8 ドローバー
12 ジョウ
14 回り止め溝
14a V字状の溝
14b,14c 左右側面
16 回り止め部材
16c 係合部
16d,16e 一対の平面部
19 バネ部材(付勢部材)
CL チャック軸線
DL 傾斜軸線
JL ジョウの中心線
L2 一対の平面部間の距離
L4 一対の平面部と左右側面との距離

Claims (2)

  1. チャックボディにチャック軸線に対して傾斜した傾斜軸線のガイド孔を複数設け、各ガイド孔には先端にジョウを備えたドローバーを摺動自在に嵌挿し、チャック軸線方向に前後移動するドロースリーブによって各ドローバーを傾斜軸線方向に進退させるようにしたドローダウンチャックであって、ドローバーの外周面に形成した回り止め溝とチャックボディに取り付けた回り止め部材との係合によりドローバーの傾斜軸線回りの回動を規制するようにして成るドローダウンチャックにおいて、
    前記回り止め溝に傾斜軸線と平行にV字状の溝を形成し、そのV字状の溝に係合する係合部と回り止め溝の左右側面に係合する一対の平面部を回り止め部材に夫々形成し、回り止め部材をチャックボディに対してチャック半径方向内側に付勢する付勢部材で回り止め溝に係合し、その付勢部材の付勢力をジョウの中心線をチャック軸線と直交させると共にワークの形状に対応してドローバーを回動可能としたことを特徴とするドローダウンチャック。
  2. 前記一対の平面部の間の距離が夫々異なる距離に設定された前記回り止め部材を複数用意し、その一対の平面部の距離が夫々異なる前記回り止め部材をチャックボディに交換可能に取り付けることで、回り止め部材の一対の平面部と回り止め溝の左右側面との距離を所望の距離に設定することを特徴とする請求項1記載のドローダウンチャック。
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