JP2011093022A - 切削インサート及び切削工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】コーナー切刃周辺の剛性を高く保つことができ、高精度の切削に好適でしかも耐久性の面においても優れる切削インサート及び切削工具を提供する。
【解決手段】上下面、複数の側面、並びに上面及び隣接する複数の側面の間に設けられたコーナー切刃6を有するインサート本体部を備えるとともに、コーナー切刃を正面としたとき右側方または左側方の側面がクランプ部材12により押圧されて、クランプ部材とホルダとの間で挟まれて固定される切削インサート1である。クランプ部材により押圧されるインサート本体部の右側方または左側方の少なくとも何れか一方の側面には、クランプ部材の突起部と係合する係合凹部または係合孔が形成されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、コーナー切刃を有する切削インサート及び切削インサートが組み付けられる切削工具に関するものである。
被削材に対し外径加工等を行う際には、切削インサートをクランプ部材を介してホルダに取り付けた切削工具を用いる場合がある。
この種の切削工具で用いられる切削インサートには、以前からコスト低減の意味で小型化が要求されていた。このような要求に応えるものとして、下記の特許文献1には、次に示す切削工具が記載されている。
すなわち、特許文献1には、四角柱状の切削インサートの上面の対角線位置にそれぞれコーナー切刃が形成され、これらコーナー切刃同士をつなぐ線に平行となるよう、切削インサートの高さ方向中間部分に貫通孔が形成され、この貫通孔に固定用螺子を挿入し、この固定用螺子の先端をホルダの雌螺子部に螺子合わして締め付けることで、切削インサートをホルダに組みつける切削工具が記載されている。
特開2009―6443号公報
前記特許文献1に記載の切削工具にあっては、コーナー切刃のすぐ下側に貫通孔が形成されるので、コーナー切刃周辺の剛性を高く保つことが難しく、振動が生じ易いため、高精度の切削に不向きであるまた耐久性の面で劣るという問題があった。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであって、コーナー切刃周辺の剛性を高く保つことができ、高精度の切削に好適でしかも耐久性の面においても優れる切削インサート及び該切削インサートが組み付けられる切削工具を提供することを目的とする。
前記の課題を解決するために、本発明は、以下の手段を提案している。
すなわち、本発明に係る切削インサートは、上下面、複数の側面、並びに前記上面及び隣接する前記複数の側面の間に設けられたコーナー切刃を有するインサート本体部を備えるとともに、前記コーナー切刃を正面としたとき右側方または左側方の前記側面がクランプ部材により押圧されて、該クランプ部材とホルダとの間で挟まれて固定される切削インサートであって、前記クランプ部材により押圧される前記インサート本体部の前記右側方または左側方の少なくとも何れか一方の側面には、前記クランプ部材の突起部と係合する係合凹部または係合孔が形成されていることを特徴とする。
前記のように構成された切削インサートによれば、コーナー切刃を正面としたとき右側方または左側方のうち一方の側面がクランプ部材により押圧されて、クランプ部材とホルダとの間で挟まれることで、ホルダに固定される。
ここで、インサート本体部の右側方または左側方の側面に係合凹部または係合孔が形成されるだけで、コーナー切刃の下方には先行技術で紹介したような貫通孔が形成されておらず中実にできるので、コーナー切刃近傍の剛性を高く保つことができる。
また、前記クランプ部材により前記側面が押圧されるときに、前記クランプ部材の押圧方向への移動及び該押圧方向に対し直交する方向への移動に伴い、前記インサート本体部の前記コーナー切刃とは逆側の前記側面と前記下面とが前記ホルダに当接して拘束されるホルダ被拘束面になることが好ましい。
また、前記インサート本体部が6角柱形状に形成され、前記インサート本体部の隣接する3つの側面と前記下面とが前記ホルダに当接して拘束されるホルダ被拘束面になり、前記3つの側面に隣接する1つの側面が前記クランプ部材に当接して拘束されるクランプ部材被拘束面になることが好ましい。
また、前記インサート本体部には、対向する2つの長側面と該長側面の間に2つずつ存する短側面とが設けられるとともに、前記上面及び隣接する前記短側面の間に前記コーナー切刃が設けられ、前記長側面の一方と前記互いに隣接する2つの短側面と前記下面とが前記ホルダ被拘束面になり、前記長側面の他方が前記クランプ部材被拘束面になることが好ましい。
また、本発明に係る切削工具は、請求項1〜4の何れかに記載の切削インサートと、該切削インサートが固定されるホルダと、前記切削インサートを前記ホルダに固定するクランプ部材とを備える切削工具であって、前記ホルダは、前記切削インサートの下面と側面とにそれぞれ当接してそれらを拘束する下面拘束面及び側面拘束面を有するインサート取付座と、前記クランプ部材が締結手段によって前記インサート取付座側へ移動するとき前記クランプ部材に係合して前記クランプ部材をインサート取付座への移動方向に対し直交する方向へ移動させるクランプ部材係合部とを備えることを特徴としている。
前記のように構成された切削工具によれば、ホルダのインサート取付座に切削インサートを、下面及び側面がそれぞれホルダの下面拘束面、側面拘束面に対向するように仮置きし、クランプ部材を切削インサートの側方から押し当てて、この状態でクランプ部材を締結手段によってホルダ側に固定する。これによって、切削インサートをホルダに固定することができる。
また、前記クランプ部材係合部は、前記クランプ部材が締結手段によって前記インサート取付座側へ移動されるとき、前記クランプ部材の傾斜面に当接して前記クランプ部材を前記インサート取付座への移動方向に対し直交する方向へ移動させる傾斜面を備えることが好ましい。
また、前記ホルダには、前記クランプ部材が前記インサート取付座への移動方向に対し直交する方向へ移動されるときに、前記クランプ部材を同方向へ案内する案内溝が形成されていることが好ましい。
本発明に係る切削インサートによれば、コーナー切刃近傍の剛性を高く保つことができ、コーナー切刃の振動を抑えることで高精度の切削に好適となり、しかも耐久性の面においても優れる。
また、本発明の切削工具によれば、コーナー切刃近傍の剛性を高く保つ切削工具をホルダに固定することができ、高精度の切削を長期に渡って行うことができる。
本発明の実施形態を示す切削インサートの斜視図である。 本発明の実施形態を示す切削インサートの正面図である。 本発明の実施形態を示す切削インサートの平面図である。 本発明の実施形態を示す切削インサートの側面図である。 本発明の実施形態を示す切削工具の要部の拡大斜視図である。 本発明の実施形態を示す切削工具の正面図である。 本発明の実施形態を示す切削工具の平面図である。 本発明の実施形態を示す切削工具における図6のVIII矢視図である。 本発明の実施形態を示す切削工具の要部の拡大断面図である。 本発明の実施形態を示す切削工具に用いられるクランプ部材の斜視図である。 本発明の実施形態を示す切削工具に用いられるクランプ部材の正面図である。 本発明の実施形態を示す切削工具に用いられるクランプ部材の平面図である。
図1ないし図4は本発明の実施形態の切削インサートを示し、図1は切削インサートの斜視図、図2は切削インサートの正面図、図3は切削インサートの平面図、図4は切削インサートの側面図である。
これらの図に示すように、この切削インサート1は、上下面2,3及び複数の側面4A、4Bを有するインサート本体部5を備える。
インサート本体部5は、超硬合金等の硬質材料により6角柱状に形成されている。上面2及び下面3は対向する2辺が長い6角形状に形成されている。側面は幅が長い長側面4Aと幅が短い短側面4Bが形成されている。上面2において短側面4Bどうしのなす角度θaは鋭角(例えば、20°〜90°程度)に設定され、長側面4Aと短側面4Bとのなす角度θbは鈍角(例えば、135°〜170°程度)に設定されている。上面2と隣接する短側面4B同士との間にはコーナー切刃6が形成されている。なお、下面3と隣接する短側面4B同士との間にもコーナー切刃6が形成されている。また、この切削インサート1は、高さ寸法laが厚さ寸法lbより長いいわゆる縦刃用である。
インサート本体部5のコーナー切刃6を正面としたとき右側方及び左側方の側面(つまりこの実施形態では左右の長側面4A)には、それらの中央部に一方の長側面4Aから他方の長側面4Aまで達する貫通孔7が形成されている。貫通孔7は、インサート本体部5の高さ方向中央、かつ上面及び下面にそれぞれ形成されたコーナー切刃6から等距離の位置に形成されている。また、貫通孔7は、その中心線が上面のコーナー切刃6,6の中央部を結ぶ線Laに直交するように形成されている。この貫通孔7は、後述するクランプ部材12の突起部12Bと係合する係合孔である。
切削インサート1は、例えば上面の一方のコーナー切刃6を正面としたとき右側方または左側方の長側面4Aがクランプ部材12により押圧されて、クランプ部材12とホルダ11との間で挟まれることにより、ホルダ11に固定される。これについては、後に詳しく述べる。
上記のように切削インサート1がクランプ部材12とホルダ11との間で挟まれてホルダ11に固定されるとき、インサート本体部5の隣接する3つの側面、具体的には対をなす長側面のうちの一方の長側面4Aと2つの短側面4B、4Bと下面3とがホルダに当接して拘束されるホルダ被拘束面になり、対をなす長側面のうち他方の長側面4Aがクランプ部材に当接して拘束されるクランプ部材被拘束面になる。
インサート本体部5は、図1に示すように、高さ方向の中央に位置するとともに軸線Lbに垂直な平面Mに関して、対称に形成されている。また、インサート本体部5は、長さ方向の中央に位置するとともに軸線Lbを含み、厚さ方向(貫通孔7の中心線に沿う方向)及び前記高さ方向に沿う平面Nに関しても、対称な形状とされている。
図5〜図9は上記構成の切削インサート1が組みつけられる切削工具を示し、図5は切削工具の要部の拡大斜視図、図6は切削工具の正面図、図7は切削工具の平面図、図8は図6のVIII矢視図、図9は切削工具の要部の拡大断面図である。
図6、図7に示すように、工具本体10は、ホルダ11と、前記切削インサート1と、切削インサートをホルダ11に固定した状態で組みつけるクランプ部材12とを備える。
ホルダ11は、鋼材等により形成されていて、互いに対向する上面13及び下面14と一対の側面15,16とを有する概略正4角柱状に形成されている。その後端側(図6、図7において右側)が上記正4角柱の中心軸線Oに沿って延びるシャンク部17とされるとともに、ホルダ11の先端には、上面から上方に向けて突出しかつ左側の側面15から左方に向けても突出する突出部18が設けられている。突出部18の先端左方部には、前記切削インサート1を取り付けるためのインサート取付座19が設けられている。突出部18の上面は後端側が下面14に平行な平坦状に形成されているのに対し、インサート取付座19が設けられる部分周辺は、インサート取付座19側に向かうに従い漸次下方へ下がる傾斜面部18Aとされている。
図5に示すように、インサート取付座19は、切削インサート1の下面3と当接する下面拘束面21と、切削インサート1の一方の長側面4A及び後端側に位置する2つの短側面4Bにそれぞれ当接する側面拘束面22A、22Bとを有する。ここで、両側面拘束面22B、22Bがなす角度は、切削インサートの短側面4Bどうしのなす角度θaと等しく、また、隣接する側面拘束面22A、22Bがなす角度は、切削インサートの長側面4Aと短側面4Bとのなす角度θbと等しくなるように設定されている。
また、切削インサート1がホルダ11のインサート取付座19に正規の状態で固定されるとき、下面3の先端側であって短側面4B同士が交わる部分P(言い換えれば下面先端側のコーナー切刃6の中央部)がホルダ11の先端側角部23の上端部に合致するように、また切削インサート1の上面2がホルダ11の上面13に対して先端のコーナー切刃側に向かうに従い漸次高さが後退するよう斜めに傾斜し、しかも、図7に示すように、上面2のコーナー切刃6、6同士を結ぶ線Laがホルダの軸線Oに対して所定角度θcを有するように、前記インサート取付座19の下面拘束面21及び前記側面拘束面22A、22Bの位置と角度がそれぞれ設定されている。
また、両側面拘束面22B、22Bの交差部分には、切削インサート1のコーナー部との干渉を避けるための逃がし部22Cが形成されている。
図10〜図12はクランプ部材を示し、図10は斜視図、図11は正面図、図12は平面図である。これらの図に示すように、クランプ部材12は概略長板状であって、長手方向の先端側が先細りとなるように形成されている。先端部の下面には、切削インサート1の長側面4Aに当接する当接面12Aが形成されている。当接面12Aの後端寄りに、切削インサート1の貫通孔7内に挿入して係合される突起部12Bが厚さ方向へ突出して形成されている。
また、クランプ部材12の中央より後端寄りには、座ぐり部付きの挿通孔12Cが形成されている。挿通孔12Cには、このクランプ部材12をホルダ11に固定するための頭部24A付きのクランプネジ24が挿入される。また、この挿通孔12Cよりも後端側には下方に突出する突部12Dが形成されており、この突部12Dの先端側を向く面は、後端側に向かうに従い下方に向けて傾斜する傾斜面12Eとされている。
一方、図9に示すように、前記ホルダ11のインサート取付座19の下方であって、しかもインサート取付座19の後方かつ右側方には雌螺子部26が形成されている。雌螺子部26は、インサート取付座19に固定される切削インサート1の貫通孔7の軸線に対して平行となるように形成されている。
また、ホルダ11における雌螺子部26の下方であってしかも雌螺子部26の後方かつ右側方には傾斜面27が形成されている。傾斜面27は、前記クランプ部材12がクランプネジ24が締め付けられて前記インサート取付座19側へ移動されるとき、クランプ部材12の傾斜面12Eに係合してクランプ部材12を、インサート取付座への移動方向に対し直交する方向、具体的にはインサート取付座19に取り付けられた切削インサート1の高さ方向に沿った下方及び長さ方向に沿った後方(図5中X方向)へ移動させるものである。
また、前記ホルダ11には、前記したように、クランプネジ24が締め付けられてクランプ部材12がインサート取付座19への移動方向に対し直交する方向、具体的には図5中X方向へ移動されるときに、クランプ部材12を同方向へ案内する案内溝28が形成されている。この案内溝28の底部に前記傾斜面27が形成されている。
なお、図9において符号29は、クランプネジ24の外方であって、雌螺子部26の上端部に設けられたスプリング座とクランプ部材12との間に介装されたスプリングを示す。
次に、上記構成の切削インサート及び切削工具の作用について説明する。
上記構成の切削工具において切削インサート1をホルダ11に組み付けるには、まず、切削インサート1をホルダ11のインサート取付座19に、切削インサート1の一方の長側面4Aが側面拘束面22Aに対向しかつ後端側に位置する短側面4Bが側面拘束面22Bに対向するように仮置きする。そして、仮置きした切削インサート1の側方からクランプ部材12を、該クランプ部材12とホルダ11との間にスプリング29を介装した状態で、しかも突起部12Bが切削インサート1の貫通孔7の開口部分に係合するようにあてがう。
この状態で、外方からクランプネジ24をクランプ部材の挿通孔12Cに挿入し、クランプネジ24の先端の螺子部をホルダ11の雌螺子部26にねじ合わせ、その後このクランプネジ24を強く締め付ける。すると、クランプ部材12は、クランプネジ24の頭部24Aによって座ぐり部が押されることにより、クランプネジ24の先端方向へ押圧移動する。このとき、クランプ部材が当接面12Aで切削インサートの長側面4Aを押圧し、結局、クランプ部材の当接面12Aとインサート取付座の側面拘束面22Aとの間で、切削インサート1を強く挟み込む。
クランプ部材12がクランプネジ24の先端方向(インサート取付座19側)へ押圧移動すると同時に、クランプ部材の傾斜面12Eがホルダの傾斜面27から反力を受けることで、図5中Xで示すように、クランプ部材12がホルダ11における下方であってしかも後方かつ右側方へ移動する。このとき、クランプ部材12は、左右側面をホルダの案内溝28の左右の側壁に当接されて案内されるため、ふらつくことなく上記X方向へ正確に移動する。また、クランプ部材12がX方向へ移動するとき、クランプ部材の突起部12Bが切削インサートの貫通孔7に係合しているため、切削インサート1もクランプ部材12と一体的にX方向へ移動する。このとき、図5に示すように、X方向に移動する際の分力Faによって、切削インサートの下面3はインサート取付座の下面拘束面21に強く押し付けられ、X方向に移動する際の分力Fbによって切削インサートの後端側の2つの短側面4Bはインサート取付座の2つの側面拘束面22Bにそれぞれ強く押し付けられる。
このように、切削インサート1は、左右の長側面4Aと後端側の2つの短側面4Bと下面3の合計5面をインサート取付座19とクランプ部材12によって拘束されることとなり、この結果、切削インサート1はホルダ11に対して強固に固定される。
ここで、切削インサート1は、インサート本体部5の右側方及び左側方の長側面4Aに貫通孔が形成されているものの、コーナー切刃6の下方には先行技術で紹介したような貫通孔が形成されていない。このため、切削インサート1のコーナー切刃6近傍は、先行技術で記載された切削インサートに比べて剛性が高く、切削の際にコーナー切刃6の振動を低く抑えることができる。したがって、高精度の切削に好適となり、しかも耐久性の面においても優れる。
また、切削インサート1は、幅寸法より高さ寸法が長いいわゆる縦刃として用いられるから、切削インサート1自体の高さ方向の剛性が高く、この点においても、切削の際の振動を抑えることができる。
また、前記切削インサート1は、図1に示すように平面Mに関して対称に形成されるとともに、平面Nに関しても対称な形状とされており、上下逆にしてもあるいは左右逆にしても同形状であるから使い勝手が良い。
尚、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
例えば、本実施形態では、切削インサート1が6角柱状であるものを例に挙げて説明したが、これに限られることなく、実施形態の切削インサートにおいて、2連の短側面4Bのうち一つが、只一つの側面に置き換わった5角柱状のものであっても、本発明は適用可能である。
また、本実施形態では、切削インサート1において、クランプ部材12の突起部12Bに係合する部分として貫通孔7を形成したが、これに限られることなく、突起部12Bと係合可能な係合凹部を設けてもよい。
また、本実施形態では、切削インサートの右側方または左側方の双方に、クランプ部材12の突起部12Bと係合する部分を形成しているが、これに限られることなく、切削インサートの右側方または左側方のいずれか一方にのみ、クランプ部材12の突起部12Bと係合する部分を設けても良い。
1 切削インサート
2 上面
3 下面
4A 長側面(側面、ホルダ被拘束面、クランプ部材被拘束面)
4B 短側面(側面、ホルダ被拘束面)
6 コーナー切刃
7 貫通孔(係合孔)
11 ホルダ
12 クランプ部材
12B 突起部
12E 傾斜面
19 インサート取付座
21 下面拘束面
22A、22B 側面拘束面
24 クランプネジ(締結手段)
26 雌螺子部
27 傾斜面(クランプ部材係合部)
28 案内溝

Claims (7)

  1. 上下面、複数の側面、並びに前記上面及び隣接する前記複数の側面の間に設けられたコーナー切刃を有するインサート本体部を備えるとともに、前記コーナー切刃を正面としたとき右側方または左側方の前記側面がクランプ部材により押圧されて、該クランプ部材とホルダとの間で挟まれて固定される切削インサートであって、
    前記クランプ部材により押圧される前記インサート本体部の前記右側方または左側方の少なくとも何れか一方の側面には、前記クランプ部材の突起部と係合する係合凹部または係合孔が形成されていることを特徴とする切削インサート。
  2. 前記クランプ部材により前記側面が押圧されるときに、前記クランプ部材の押圧方向への移動及び該押圧方向に対し直交する方向への移動に伴い、前記インサート本体部の前記コーナー切刃とは逆側の前記側面と前記下面とが前記ホルダに当接して拘束されるホルダ被拘束面になることを特徴とする請求項1に記載の切削インサート。
  3. 前記インサート本体部が6角柱形状に形成され、
    前記インサート本体部の隣接する3つの側面と前記下面とが前記ホルダに当接して拘束される前記ホルダ被拘束面になり、前記3つの側面に隣接する1つの側面が前記クランプ部材に当接して拘束されるクランプ部材被拘束面になることを特徴とする請求項2に記載の切削インサート。
  4. 前記インサート本体部には、対向する2つの長側面と該長側面の間に2つずつ存する短側面とが設けられるとともに、前記上面及び隣接する前記短側面の間に前記コーナー切刃が設けられ、
    前記長側面の一方と前記互いに隣接する2つの短側面と前記下面とが前記ホルダ被拘束面になり、前記長側面の他方が前記クランプ部材被拘束面になることを特徴とする請求項3に記載の切削インサート。
  5. 請求項1〜4の何れかに記載の切削インサートと、該切削インサートが固定されるホルダと、前記切削インサートを前記ホルダに固定するクランプ部材とを備える切削工具であって、
    前記ホルダは、前記切削インサートの下面と側面とにそれぞれ当接してそれらを拘束する下面拘束面及び側面拘束面を有するインサート取付座と、前記クランプ部材が締結手段によって前記インサート取付座側へ移動されるとき前記クランプ部材に係合して前記クランプ部材をインサート取付座への移動方向に対し直交する方向へ移動させるクランプ部材係合部とを備えることを特徴とする切削工具。
  6. 前記クランプ部材係合部は、前記クランプ部材が締結手段によって前記インサート取付座側へ移動されるとき、前記クランプ部材の傾斜面に当接して前記クランプ部材を前記インサート取付座への移動方向に対し直交する方向へ移動させる傾斜面を備えることを特徴とする請求項5に記載の切削工具。
  7. 前記ホルダには、前記クランプ部材が前記インサート取付座への移動方向に対し直交する方向へ移動されるときに、前記クランプ部材を同方向へ案内する案内溝が形成されていることを特徴とする請求項6に記載の切削工具。
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