JP5536487B2 - チャック装置および爪部材 - Google Patents

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Description

本発明は、工作物を挟持して固定するためのチャック装置および爪部材に関する。
一般に、工作物を切削加工する工作機械(例えば、旋盤)は、工作物を固定するためのチャック装置を備えており、チャック装置に設けられた複数の爪部材(ジョー)で工作物を挟持して位置を固定するよう構成されている。従来のチャック装置としては、例えば、図6に示す特許文献1に記載のチャック装置20が知られている。
チャック装置20は、円筒状のステージ21と、ステージ21に設けられて半径方向に移動可能な摺動部材22(マスタージョー)と、摺動部材22に嵌め合わされたTナット23と、Tナット23に嵌め合わされた爪24(トップジョー)とを備えている。同図に示すように、チャック装置20は、摺動部材22とTナット23と爪24の組を3つ備えており、3つの爪24の内側端で工作物を挟持する。なお、図6では、Tナット23と爪24の図示を各1つ省略している。
図7は、摺動部材22、Tナット23および爪24をステージ21の外周面側から見た図である。同図に示すように、このチャック装置20では、ネジ25を締めると爪24とTナット23とがネジ25を介して固定されるとともに、Tナット23の頭部によって引き上げられた摺動部材22と爪24とがお互いのセレーション加工面26、27において当接し、摺動部材22、Tナット23および爪24が一体に固定される。
特開2000−288809号公報
ところで、チャック装置の分野では、通常、工作物をより安定的に固定するために、工作物の形状および大きさに応じて爪24の内側端の形状を加工している。すなわち、工作物を切削加工する前に、爪24の取り外し→加工→取り付け→安定して固定できるか否かの確認→取り外し→再加工・・・を繰り返し行うのが一般的である。また、少量多品種生産が主流となった今日では、工作物の品種に応じて爪24を頻繁に交換する必要がある。
しかしながら、従来のチャック装置20では、工作物の位置ずれを防ぐために、複数のネジ25によって爪24とTナット23(摺動部材22)がしっかりと固定されているので、爪24の取り外し、取り付けを繰り返し行うことは、非常に時間と手間がかかるものであった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その課題とするところは、工作物の位置ずれを防ぎつつ、比較的簡単に、かつ短時間で爪の交換を行うことができるチャック装置および爪部材を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るチャック装置は、回転軸を中心に回転可能なステージと、該ステージに設けられ、回転軸に向かう方向に沿って往復移動可能な複数の摺動部材と、該複数の摺動部材のそれぞれに設けられ、摺動部材とともに移動する複数の爪部材とを備え、該複数の爪部材で工作物を挟持するチャック装置であって、
上記爪部材は、(a)回転軸に向かう方向に延びた蟻型を有する爪本体と、(b)蟻型に対応した蟻溝の一端面を構成し、かつ摺動部材に固定された第1爪固定部材と、(c)上記一端面と対称をなす蟻溝の他端面を構成し、かつ第1爪固定部材に対してネジ部材で固定された第2爪固定部材とを含み、
ネジ部材を締めると上記一端面と他端面の間の距離が狭まることを特徴としている。
この構成によれば、ネジ部材を少し緩めて一端面と他端面との間の距離(蟻溝の幅)を僅かに広げるだけで、爪本体を蟻溝に沿ってスライドさせて取り外すことができる。また、爪本体を取り付ける際は、僅かに広がった状態の蟻溝に爪本体の蟻型をスライドさせて挿入し、ネジ部材を締めるだけでよい。つまり、この構成によれば、爪本体の交換を簡単に、かつ短時間で行うことができる。
上記チャック装置において、第1爪固定部材は、爪本体が回転軸から遠ざかる方向へ移動するのを規制する突出部を有し、突出部および爪本体は、互いに当接するための平坦な傾斜面を有し、爪本体の傾斜面および突出部の傾斜面は、いずれも、摺動部材から遠ざかるにつれて回転軸から遠ざかるように所定角度だけ傾斜していることが好ましい。
この構成では、第1爪固定部材と第2爪固定部材とを固定するネジ部材を締めることにより、第1爪固定部材側に向かう力が爪本体に働くと、爪本体が突出部の傾斜面を滑り落ちながら爪本体の位置が回転軸に向かう方向に微調整される。したがって、この構成によれば、爪本体の位置決めを高精度に行うことができ、工作物の位置ずれを防ぐことができる。
上記チャック装置において、爪本体は、工作物を挟持するための第1挟持面および第2挟持面を有し、第1挟持面と第2挟持面とで回転軸からの距離を変えることができる。
この構成によれば、爪本体が回転軸からの距離が異なる複数の挟持面を有しているので、爪本体を交換することなく品種の異なる別の工作物を固定することができる。
また、上記課題を解決するために、本発明に係る爪部材は、回転軸を中心に回転可能なステージと、該ステージに設けられ、回転軸に向かう方向に沿って往復移動可能な複数の摺動部材とを備えたチャック装置において、複数の摺動部材のそれぞれに設けられて摺動部材とともに移動し、工作物を挟持する爪部材であって、
(a)回転軸に向かう方向に延びた蟻型を有する爪本体と、(b)蟻型に対応した蟻溝の一端面を構成し、かつ摺動部材に固定された第1爪固定部材と、(c)上記一端面と対称をなす蟻溝の他端面を構成し、かつ第1爪固定部材に対してネジ部材で固定された第2爪固定部材とを含み、
ネジ部材を締めると上記一端面と他端面の間の距離が狭まることを特徴としている。
上記爪部材において、第1爪固定部材は、爪本体が回転軸から遠ざかる方向へ移動するのを規制する突出部を有し、突出部および爪本体は、互いに当接するための平坦な傾斜面を有し、爪本体の傾斜面および突出部の傾斜面は、いずれも、摺動部材から遠ざかるにつれて回転軸から遠ざかるように所定角度だけ傾斜していることが好ましい。
上記爪部材において、爪本体は、工作物を挟持するための第1挟持面および第2挟持面を有し、第1挟持面と第2挟持面とで回転軸からの距離を変えることができる。
本発明によれば、工作物の位置ずれを防ぎつつ、比較的簡単に、かつ短時間で爪の交換を行うことができるチャック装置および爪部材を提供することができる。
本発明に係るチャック装置の一実施形態を示す斜視図である。 図1に示すチャック装置の爪部材および摺動部材の斜視図である。 本発明に係る爪部材の一実施形態を示す分解斜視図であって、(A)〜(C)はそれぞれ爪本体、第1爪固定部材、第2爪固定部材の斜視図である。 図3に示す爪部材であって、(A)は狭持面側から見た正面図、(B)は第2爪固定部材側から見た側面図である。 爪本体の他の実施形態を示す斜視図である。 従来のチャック装置の斜視図である。 従来のチャック装置の爪、Tナット、摺動部材をステージの外周面側から見た図である。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明に係るチャック装置および爪部材の好ましい実施形態について説明する。
図1に、本発明に係るチャック装置の一実施形態を示す。チャック装置1は、回転軸Rを中心に回転可能な円筒状のステージ2と、回転軸Rに向かう方向に沿って設けられた溝に案内されて往復移動可能な摺動部材3とを備えている。チャック装置1はスクロール式のチャックであり、ステージ2に設けられた不図示のハンドルを回すと、それに連動して全ての摺動部材3が一斉に移動するが、各摺動部材3を個別に移動させることができるインディペンデント式のチャックとしてもよい。
チャック装置1は、さらに摺動部材3のそれぞれに設けられた爪部材4を備えている。後述するが、爪部材4は複数のネジ部材によって摺動部材3に位置ずれのないようにしっかりと固定されており、摺動部材3が移動すると爪部材4も同じように移動する。
図1に示すように、ステージ2には摺動部材3を挿入するための3つの溝が等間隔に設けられている。そして、各溝に1つの摺動部材3が備えられ、各摺動部材3に1つの爪部材4が備えられている。つまり、チャック装置1は、摺動部材3および爪部材4の組(図2参照)を3つ備えており、3つの爪部材4によって工作物を挟持する。なお、図1では、1組の摺動部材3および爪部材4を省略している。
図3は、爪部材4を構成する各部材の斜視図である。同図に示すように、爪部材4は、工作物を挟持するための爪本体5と、爪本体5と摺動部材3の間に配置され、摺動部材3に固定されるとともに爪本体5を保持する第1爪固定部材6および第2爪固定部材7から構成されている。つまり、本実施形態において、爪本体5は、第1爪固定部材6および第2爪固定部材7を介して摺動部材3に固定されている。
なお、以下の説明において、『X方向』は摺動部材3の往復移動方向であり、本実施例においてはステージ2の半径方向を意味する。『Y方向』はX方向に直交する方向であり、本実施例においてはステージ2の円筒接線方向を意味する。また、『Z方向』はX方向およびY方向に直交する方向であり、本実施例においてはステージ2の表面に垂直な法線方向を意味する。
まず、図3(A)を参照して爪本体5について説明する。爪本体5は、略直方体状の金属ブロックを切削加工したものであり、X方向先端側に工作物を挟持するための挟持面8を有し、さらにX方向後端側に後述する突出部13と当接するための平坦な傾斜押圧面9を有している。挟持面8はYZ平面上の面である。一方、傾斜押圧面9はYZ平面上から所定角度だけX方向に傾斜しており、より詳しくは、ステージ2や摺動部材3から遠ざかるにつれて回転軸Rから遠ざかる方向に傾斜している(図4(B)参照)。
また、爪本体5は、X方向に延びた蟻型10を有している。図4(A)に示すように、蟻型10はYZ断面視台形状とした“ほぞ”であり、XY平面上にある底面10cと、第1傾斜側面10aおよび第2傾斜側面10bとを有している。この他、爪本体5は、第1傾斜側面10aに鋭角をなして接する第1水平押圧面11aと、第2傾斜側面10bに鋭角をなして接する第2水平押圧面11bとを有している。第1および第2水平押圧面11aおよび11bはいずれもXY平面上の面であり、蟻型10の底面10cと平行である。
次に、図3(B)および(C)を参照して第1爪固定部材6および第2爪固定部材7について説明する。第1爪固定部材6および第2爪固定部材7は、爪本体5の蟻型10に対応した蟻溝を構成し、当該蟻溝によって爪本体5の蟻型10を挟持する。その一方で、第1爪固定部材6は摺動部材3に固定される。したがって、本実施形態では、第1爪固定部材6および第2爪固定部材7を介して、爪本体5と摺動部材3とが固定される。
具体的には、第1爪固定部材6は水平面12と、水平面12からZ方向に突出した突出部13と、水平面12に設けられた2つの貫通穴14を有している。水平面12はXY平面上の面であり、貫通穴14は第1爪固定部材6と摺動部材3とを固定するネジ部材を挿入するためのものである。また、突出部13は爪本体5のX方向への移動を規制するもので、平坦な傾斜支持面13aを有している。傾斜支持面13aは、爪本体5の傾斜押圧面9と同じ角度だけX方向に傾斜している(図4(B)参照)。
第1爪固定部材6は、蟻溝の一端面を構成して爪本体5の蟻型10に係合する第1係合部15を有している。第1係合部15は、蟻型10の第1傾斜側面10aに対応した第1傾斜押圧面15aと、第1水平押圧面11aに対応した第1水平支持面15bとを有している。第1傾斜押圧面15aおよび第1水平支持面15bのなす角は、第1傾斜側面10aおよび第1水平押圧面11aのなす角と同一である。また、第1水平支持面15bおよび水平面12は、第1水平押圧面11aおよび底面10cよりもZ方向の離間距離が僅かに大きい。
第2爪固定部材7は、爪本体5の蟻型10に係合する第2係合部16を有しており、第1爪固定部材6の側面にネジ固定されると、第2係合部16が蟻溝の他端面を構成するようになっている。第2係合部16は第1係合部15と対称に構成されている。すなわち、第2係合部16は、蟻型10の第2傾斜側面10bに対応した第2傾斜押圧面16aと、第2水平押圧面11bに対応した第2水平支持面16bとを有している。第2傾斜押圧面16aおよび第2水平支持面16bのなす角は、第2傾斜側面10bおよび第2水平押圧面11bのなす角と同一である。また、第2水平支持面16bおよび水平面12は、第2水平押圧面11bおよび底面10cよりもZ方向の離間距離が僅かに大きい。
図3(C)および図4(A)に示すように、第2爪固定部材7は、先端形状がYZ断面視半円状となっている支持突起17を有し、この支持突起17のみにおいて第1爪固定部材6に当接している。このため、第1爪固定部材6と第2爪固定部材7とを固定するネジ部材18を締めると、上記半円の中心を回転軸17aとして第2爪固定部材7が回動し、蟻溝の他端面(第2傾斜押圧面16a)を構成する第2係合部16が蟻溝の一端面(第1傾斜押圧面15a)を構成する第1係合部15寄りに移動する。すなわち、蟻溝の幅が狭まり、爪本体5の蟻型10が挟持される。
図4(B)に示すように、爪本体5の傾斜押圧面9は突出部13の傾斜支持面13aに当接する。これにより、爪本体5のX方向の位置決めがなされる。
続いて、図4を参照して、ネジ部材18を締めた際の各部の動きについて説明する。
前記の通り、ネジ部材18を締めると、回転軸17aまわりに第2爪固定部材7が回動し、第2係合部16の第2傾斜押圧面16aが蟻型10の第2傾斜側面10bを第1係合部15側に向かって押圧する。そして、蟻型10の第1傾斜側面10aが第1係合部15の第1傾斜押圧面15aに当接し、爪本体5全体を垂直方向(Z方向)に押し下げる力が働く。この押し下げ力は、爪本体5の第1および第2水平押圧面11a、11bが、第1および第2水平支持面15b、16bを押圧する力となるが、第1および第2水平押圧面11a、11bのZ方向における位置は押圧されても変わらないので、結果的に、爪本体5は第1および第2水平支持面15b、16bに支持されて下げ止まる。
なお、第1水平支持面15b(第2水平支持面16b)および水平面12は、第1水平押圧面11a(第2水平押圧面11b)および底面10cよりもZ方向の離間距離が僅かに大きい。したがって、図4(A)に示すように、下げ止まった爪本体5の底面10cおよび水平面12は接触することなく、僅かに離間している。
爪本体5を押し下げる力は、爪本体5の傾斜押圧面9が突出部13の傾斜支持面13aを垂直方向(Z方向)に押圧する力にもなる(図4(B)参照)。突出部13の傾斜支持面13aにこのような力が働くと、その反作用で爪本体5の傾斜押圧面9にX方向の力が働く。その結果、爪本体5は突出部13の傾斜支持面13a上を僅かに滑り落ちて、X方向の適当な位置に移動する。
ここで、傾斜押圧面9および傾斜支持面13aの傾斜角度は、2°〜45°に設定することが好ましい。傾斜角度をこの範囲から逸脱した角度に設定すると、上記“滑り落ち”が起こらないか、または起こりにくくなり、爪本体5の位置決めが困難となる。
以上のように、本発明に係るチャック装置および爪部材によれば、蟻溝を構成する第1係合部15および第2係合部16によって蟻型10が挟持され、爪本体5のY方向およびZ方向の位置決めを高精度に行うことができるとともに、突出部13との関係において、爪本体5のX方向の位置決めを高精度に行うことができ、ひいては工作物の位置ずれを防ぐことができる。
また、本発明に係るチャック装置および爪部材によれば、ネジ部材18を緩めて蟻溝の幅を僅かに広げるだけで、爪本体5を蟻溝に沿ってスライドさせて取り外すことができる。また、爪本体5を取り付ける際は、僅かに広がった状態の蟻溝に爪本体5の蟻型10をスライドさせて挿入し、ネジ部材18を締め戻すだけでよい。つまり、本発明に係るチャック装置および爪部材によれば、爪本体5の交換を簡単に、かつ短時間で行うことができる。
以上、本発明に係るチャック装置および爪部材の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記の構成に限定されるものではない。
例えば、爪本体は、図5に示すような形状にしてもよい。この爪本体5’は、回転軸Rからの距離が異なる2つの挟持面8a、8bを有している。したがって、この爪本体5’によれば、大きさや形状が異なる別品種の工作物に対応することができ、爪本体5’の交換の手間をさらに省略することができる。
1 チャック装置
2 ステージ
3 摺動部材
4 爪部材
5 爪本体
6 第1爪固定部材
7 第2爪固定部材
8 挟持面
9 傾斜押圧面
10 蟻型
10a 第1傾斜側面
10b 第2傾斜側面
10c 底面
11a 第1水平押圧面
11b 第2水平押圧面
12 水平面
13 突出部
14 貫通穴
15 第1係合部
15a 第1傾斜押圧面
15b 第1水平支持面
16 第2係合部
16a 第2傾斜押圧面
16b 第2水平支持面
17 支持突起
18 ネジ部材

Claims (6)

  1. 回転軸を中心に回転可能なステージと、前記ステージに設けられ、前記回転軸に向かう方向に沿って往復移動可能な複数の摺動部材と、前記複数の摺動部材のそれぞれに設けられ、前記摺動部材とともに移動する複数の爪部材とを備え、前記複数の爪部材で工作物を挟持するチャック装置であって、
    前記爪部材は、
    前記回転軸に向かう方向に延びた蟻型を有する爪本体と、
    前記蟻型に対応した蟻溝の一端面を構成し、かつ前記摺動部材に固定された第1爪固定部材と、
    前記一端面と対称をなす前記蟻溝の他端面を構成し、かつ前記第1爪固定部材に対してネジ部材で固定された第2爪固定部材とを含み、
    前記ネジ部材を締めると前記一端面と前記他端面の間の距離が狭まることを特徴とするチャック装置。
  2. 前記第1爪固定部材は、前記爪本体が前記回転軸から遠ざかる方向へ移動するのを規制する突出部を有し、
    前記突出部および前記爪本体は、互いに当接するための平坦な傾斜面を有し、
    前記爪本体の前記傾斜面および前記突出部の前記傾斜面は、いずれも、前記摺動部材から遠ざかるにつれて前記回転軸から遠ざかるように所定角度だけ傾斜していることを特徴とする請求項1に記載のチャック装置。
  3. 前記爪本体は、前記工作物を挟持するための第1挟持面および第2挟持面を有し、
    前記第1挟持面と前記第2挟持面とは、前記回転軸からの距離が異なっていることを特徴とする請求項1または2に記載のチャック装置。
  4. 回転軸を中心に回転可能なステージと、前記ステージに設けられ、前記回転軸に向かう方向に沿って往復移動可能な複数の摺動部材とを備えたチャック装置において、前記複数の摺動部材のそれぞれに設けられて前記摺動部材とともに移動し、工作物を挟持する爪部材であって、
    前記回転軸に向かう方向に延びた蟻型を有する爪本体と、
    前記蟻型に対応した蟻溝の一端面を構成し、かつ前記摺動部材に固定された第1爪固定部材と、
    前記一端面と対称をなす前記蟻溝の他端面を構成し、かつ前記第1爪固定部材に対してネジ部材で固定された第2爪固定部材とを含み、
    前記ネジ部材を締めると前記一端面と前記他端面の間の距離が狭まることを特徴とする爪部材。
  5. 前記第1爪固定部材は、前記爪本体が前記回転軸から遠ざかる方向へ移動するのを規制する突出部を有し、
    前記突出部および前記爪本体は、互いに当接するための平坦な傾斜面を有し、
    前記爪本体の前記傾斜面および前記突出部の前記傾斜面は、いずれも、前記摺動部材から遠ざかるにつれて前記回転軸から遠ざかるように所定角度だけ傾斜していることを特徴とする請求項4に記載の爪部材。
  6. 前記爪本体は、前記工作物を挟持するための第1挟持面および第2挟持面を有し、
    前記第1挟持面と前記第2挟持面とは、前記回転軸からの距離が異なっていることを特徴とする請求項4または5に記載の爪部材。
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