以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して説明する。以下では、本発明を遊技機の一種である回胴式遊技機、具体的にはスロットマシン10に適用した場合の一実施形態について説明する。図1はスロットマシン10の前面扉12を閉じた状態の斜視図、図2はスロットマシン10の前面扉12を開いた状態の斜視図、図3は前面扉12の背面図、図4は筐体11の正面図である。
図1から図4に示すように、スロットマシン10は、その外殻を形成する筐体11を備えている。筐体11は、木製のパネルを組み合わせて、全体として前面を開放した箱状に形成されており、遊技ホールへの設置の際にいわゆる島設備に対し釘を打ち付ける等して取り付けられる。尚、筐体11は木製のパネルによって構成する以外に、合成樹脂製パネル又は金属製パネルによって構成してもよいし、合成樹脂材料又は金属材料によって一体の箱状に形成することによって構成してもよい。
筐体11の前面側には、前面扉12が開閉可能に取り付けられている。すなわち、筐体11には、その正面から見て左側部に上下一対の支軸13a,13bが設けられており、前面扉12には、各支軸13a,13bと対応する位置に軸受部14a,14bが設けられている。そして、各軸受部14a,14bに各支軸13a,13bが挿入された状態では、前面扉12が筐体11に対して両支軸13a,13bを結ぶ上下方向へ延びる開閉軸線を中心として回動可能に支持され、前面扉12の回動によって筐体11の前面開放側を開放したり閉鎖したりすることができるようになっている。
また、前面扉12の開閉軸の反対側には、その背面に施錠装置20が設けられ、前面扉12は、その施錠装置20によって開放不能な施錠状態とされる。前面扉12の右端側上部には、施錠装置20と一体化されたキーシリンダ21が設けられており、キーシリンダ21に対する所定のキー操作によって前記施錠状態が解除されるように構成されている。キーシリンダ20が設けられる位置は前面扉12の中でも肉厚の薄い上部位置とされており、その結果、全長の短い汎用性のあるキーシリンダ21を採用することができる。なお、本実施形態では、キーシリンダ21として、不正解錠防止機能の高いオムロック(登録商標)が用いられている。
前面扉12の中央部上寄りには、遊技に関する情報を表示したり遊技の興趣を高めるための演出を行う遊技パネル25が設けられている。遊技パネル25は、合成樹脂材料からパネル状に形成されており、その大部分は、前面側からスロットマシン10の内部が視認できないように着色されている。遊技パネル25の中央部には、縦長の3つの表示窓26L,26M,26Rが横並びに設けられている。各表示窓26L,26M,26Rは透明に構成されており、各表示窓26L,26M,26Rを通じてスロットマシン10の内部が視認可能となっている。但し、各表示窓26L,26M,26Rを1つにまとめて共通の表示窓としても良い。
図2に示すように、筐体11は仕切り板30によりその内部が上下2分割されており、仕切り板30の上部には、可変表示手段を構成するリールユニット31が取り付けられている。リールユニット31は、円筒状(円環状)にそれぞれ形成された左リール32L,中リール32M,右リール32Rを備えている。各リール32L,32M,32Rは、その中心軸線が当該リールの回転軸線となるように回転可能に支持されている。各リール32L,32M,32Rの回転軸線は略水平方向に延びる同一軸線上に配設され、それぞれのリール32L,32M,32Rが各表示窓26L,26M,26Rと1対1で対応している。したがって、各リール32L,32M,32Rの表面の一部はそれぞれ対応する表示窓26L,26M,26Rを通じて視認可能な状態となっている。また、リール32L,32M,32Rが正回転すると、各表示窓26L,26M,26Rを通じてリール32L,32M,32Rの表面は上から下へ向かって移動しているかのように映し出される。
ここで、リールユニット31の構成を簡単に説明する。各リール32L,32M,32Rは、それぞれがステッピングモータに連結されており、各ステッピングモータの駆動により各リール32L,32M,32Rが個別に、すなわちそれぞれ独立して回転駆動し得る構成となっている。ステッピングモータは、例えば504パルスの駆動信号(以下、励磁パルスとも言う)を与えることにより1回転されるように設定されており、この励磁パルスによってステッピングモータの回転位置、すなわちリールの回転位置が制御される。また、リールユニット31には、リールが1回転したことを検出するためのリールインデックスセンサが各リール32L,32M,32Rに設置されている。そして、リールインデックスセンサからは、リールが1回転したことを検出した場合、その検出の都度、後述する主制御装置101に検出信号が出力されるようになっている。このため主制御装置101は、リールインデックスセンサの検出信号と、当該検出信号が入力されるまでに出力した励磁パルス数とに基づいて、各リール32L,32M,32Rの角度位置を1回転毎に確認するとともに補正することができる。
各リール32L,32M,32Rの外周面には、その長辺方向(周回方向)に、識別情報としての図柄が複数個、具体的には、各リール32L,32M,32R毎に、21個の図柄が等間隔に描かれており、そのうち連続する3個の図柄が表示窓26L,26M,26Rの上段、中段、下段の位置にそれぞれ視認可能に構成されている。このため、所定の位置においてある図柄を次の図柄へ切り替えるには、24パルス(=504パルス÷21図柄)の励磁パルスの出力を要する。また、主制御装置101は、リールインデックスセンサの検出信号が入力されてから出力した励磁パルス数により、表示窓26L,26M,26Rから視認可能な状態となっている図柄を把握したり、表示窓26L,26M,26Rから視認可能な位置に所定の図柄を停止させたりする制御を行うことができる。
遊技パネル25の下方左側には、各リール32L,32M,32Rの回転を開始させるために操作されるスタートレバー41が設けられている。スタートレバー41は、遊技者が遊技(ゲーム)を開始するときに手で押し操作(押される方向は限定されない)するレバーであり、所定数のメダルが投入されている状態でスタートレバー41が操作されると、各リール32L,32M,32Rの回転が一斉に(但し、同時である必要はない)開始されるようになっている。
スタートレバー41の右側には、回転している各リール32L,32M,32Rを個別に停止させるために操作されるボタン状のストップスイッチ42〜44が設けられている。各ストップスイッチ42〜44は、停止対象となるリール32L,32M,32Rに対応する表示窓26L,26M,26Rの直下にそれぞれ配置されている。すなわち、左ストップスイッチ42が操作された場合には左リール32Lの回転が停止し、中ストップスイッチ43が操作された場合には中リール32Mの回転が停止し、右ストップスイッチ44が操作された場合には右リール32Rの回転が停止する。
遊技パネル25の下方右側には、メダルを投入するためのメダル投入口45が設けられている。メダル投入口45から投入されたメダルは、前面扉12の背面に設けられたセレクタ46によって取込用通路47か排出用通路48のいずれかへ導かれる。そして、取込用通路47に導かれたメダルは、筺体1の内部に収容されたホッパ装置51へと導かれる。一方、排出用通路48に導かれたメダルは、前面扉12の前面下部に設けられたメダル排出口49からメダル受け皿50へと導かれ、遊技者に返還される。
ホッパ装置51は、メダルを貯留する貯留タンク52と、メダルを遊技者に払い出す払出装置53とにより構成されている。払出装置53は、図示しないメダル払出用回転板を回転させることにより、排出用通路48に設けられた開口48aへメダルを排出し、排出用通路48を介してメダル受け皿50へメダルを払い出すようになっている。また、ホッパ装置51の右方には、貯留タンク52内に所定量以上のメダルが貯留されることを回避するための予備タンク54が設けられている。ホッパ装置51の貯留タンク52内部には、この貯留タンク52から予備タンク54へとメダルを排出する誘導プレート52aが設けられている。したがって、誘導プレート52aが設けられた高さ以上にメダルが貯留された場合、かかるメダルが予備タンク54に貯留されることとなる。
メダル投入口45の下方には、ボタン状の返却スイッチ55が設けられている。メダル投入口45に投入されたメダルがセレクタ46内に詰まった状況下で返却スイッチ55が操作された場合、セレクタ46が機械的に連動して動作され、当該セレクタ46内に詰まったメダルがメダル排出口49から返却されるようになっている。
スタートレバー41の左方には、精算スイッチ59が設けられている。本スロットマシン10では、所定の最大値(メダル50枚分)となるまでの余剰の投入メダルや入賞時の払出メダルを仮想メダルとして貯留記憶するクレジット機能を有しており、仮想メダルが貯留記憶されている状況下で精算スイッチ59が操作された場合、仮想メダルが現実のメダルとしてメダル排出口49から払い出されるようになっている。
遊技パネル25の下方左側には、遊技媒体としてのクレジットされた仮想メダルを一度に3枚投入するための第1クレジット投入スイッチ56が設けられている。また、第1クレジット投入スイッチ56の左方には、第2クレジット投入スイッチ57と、第3クレジット投入スイッチ58とが設けられている。第2クレジット投入スイッチ57は仮想メダルを一度に2枚投入するためのものであり、第3クレジット投入スイッチ58は仮想メダルを1枚投入するためのものである。
遊技パネル25に設けられた表示窓26L,26M,26Rの下方には、クレジットされている仮想メダルの枚数を表示するクレジット枚数表示部60と、入賞時に払い出したメダルの枚数を表示する払出枚数表示部61とが設けられている。各表示部60,61は透明に構成されており、各表示部60,61に対応して遊技パネル25の背面に配設されるクレジット枚数表示器1011及び払出枚数表示器1012(いずれも図5参照)により、各表示部60,61を通じてクレジットされている仮想メダルの枚数および入賞時に払い出したメダルの枚数を表示するようになっている。
遊技パネル25に設けられた表示窓26L,26M,26Rの左方には、ストップスイッチ42〜44を操作する順、即ち、各リール32L,32M,32Rの回転を停止させる順を遊技者に報知する3つの停止順表示部27a,27b,27cが上下に並んで設けられている。各表示部27a,27b,27cは透光性を有しており、各表示部27a,27b,27cが遊技パネル25の裏側から光源1021(図5参照)により照明されることで、各リール32L,32M,32Rの回転を停止させる順を遊技者に報知するようになっている。これら各表示部27a,27b,27cには、「左」「中」「右」の文字が描かれており(図示せず)、遊技者は、各表示部27a,27b,27cにより報知される順に従って各リール32L,32M,32Rの回転を停止させることで、抽選により当選した役を容易に成立させることができる。
また、遊技パネル25に設けられた表示窓26L,26M,26Rの左方には、特別遊技状態(遊技者に有利な遊技状態)の発生を遊技者に告知する告知表示部28が設けられている。告知表示部28は透光性を有しており、遊技パネル25の裏側から光源1021(図5参照)により照明されることで、特別遊技状態の発生を遊技者に告知するようになっている。告知表示部28には、絵柄が描かれており(図示せず)、告知表示部28により特別遊技状態の発生が告知されることで、遊技者はその発生を把握することができる。
一方、遊技パネル25に設けられた表示窓26L,26M,26Rの右方には、遊技の興趣を高めるための演出を行う演出表示部29が設けられている。演出表示部29は透光性を有しており、遊技パネル25の裏側から光源1031(図5参照)により照明されることで、遊技状態に応じた各種演出を行うようになっている。演出表示部29には、絵柄が描かれており(図示せず)、演出表示部29において遊技状態に応じた各種演出を行うことで、遊技者の興趣を高めることができる。
遊技パネル25の背面には、停止順表示部27a,27b,27c及び告知表示部28を照明する光源1021と、演出表示部29を照明する光源1031とが取り付けられるパネルユニット1000が配設されている。なお、パネルユニット1000の詳細構成については、図5を参照して後述する。
前面扉12の上部には、遊技の進行に伴い点灯したり点滅したりする上部ランプ63と、遊技の進行に伴い種々の効果音を鳴らしたり、遊技者に遊技状態を報知したりする左右一対のスピーカ64と、遊技者に各種情報を与える補助表示部65とが設けられている。補助表示部65は、遊技の進行に伴って各種表示演出を実行したり、電源投入時やエラー発生時に、その状態を報知するためのものであり、各リール32L,32M,32Rによる遊技を主表示部によるものと考えることができることから、本実施形態では補助表示部65と称している。補助表示部65の背面には、上部ランプ63やスピーカ64、補助表示部65を駆動させるための表示制御装置81が設けられている。
メダル受け皿50の上方には、機種名や遊技に関わるキャラクタなどが表示された下段プレート66が装着されている。また、メダル受け皿50の左方には、手前側下方に反転可能な灰皿69が設けられている。
筐体11の内部においてホッパ装置51の左方には、電源ボックス70が設けられている。電源ボックス70は、その内部に電源装置91(図11参照)を収容するとともに、電源スイッチ71やリセットスイッチ72、設定キー挿入孔73などを備えている。電源スイッチ71は、後述する主制御装置101を始めとする各部に電源を供給するための起動スイッチである。
リセットスイッチ72は、スロットマシン10の各種状態をリセットするためのスイッチである。本スロットマシン10は各種データのバックアップ機能を有しており、万一停電が発生した際でも停電時の状態を保持し、停電からの復帰(復電)の際には停電時の状態に復帰できるようになっている。従って、例えば遊技ホールの営業が終了する場合のように通常手順で電源を遮断すると遮断前の状態が記憶保持されるが、リセットスイッチ72を押しながら電源スイッチ71をオンすると、バックアップデータがリセット(初期化)されるようになっている。また、電源スイッチ71がオンされている状態でリセットスイッチ72を押した場合には、エラー状態がリセットされる。
設定キー挿入孔73は、ホール管理者などがメダルの出玉調整を行うためのものである。すなわち、ホール管理者等が設定キーを設定キー挿入孔73へ挿入して回転操作することにより、スロットマシン10の設定状態(各入賞態様の当選確率の設定)を「設定1」から「設定6」まで変更できるようになっている。そして、設定状態が「設定1」に設定された場合、メダル払出枚数の期待値が最も低くなるように入賞態様(役)の抽選を行い、設定状態が「設定6」に設定された場合、メダル払出枚数の期待値が最も高くなるように入賞態様の抽選を行うように構成されている。なお、リセットスイッチ72は、エラー状態をリセットする場合の他に、スロットマシン10の設定状態を変更する場合にも操作される。
リールユニット31の上方には、遊技を統括管理する主制御装置101が筐体11に取り付けられている。詳細については、図11を参照して後述するが、主制御装置101は、主たる制御を司るMPU(Micro Processing Unit)102、遊技プログラムを記憶したROM(Read Only Memory)105、遊技の進行に応じた必要なデータを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)106、各種機器との連絡をとるポート104、時間計数や同期を図る場合などに使用されるクロック回路103等を含む主基板を具備しており、主基板が透明樹脂材料等よりなる基板ボックスに収容されて構成されている。基板ボックスは、略直方体形状のボックスベースと該ボックスベースの開口部を覆うボックスカバーとを備えている。これらボックスベースとボックスカバーとは封印ユニットによって開封不能に連結され、これにより基板ボックスが封印されている。なお、ボックスベースとボックスカバーとを鍵部材を用いて開封不能に連結する構成としてもよい。
次に、図5を参照して、遊技パネル25(図1参照)の背面に配設されるパネルユニット1000の詳細構成について説明する。なお、以下では、パネルユニット1000を第1実施形態として説明する。図5は、第1実施形態におけるパネルユニット1000の分解斜視図である。
図5に示すように、第1実施形態におけるパネルユニット1000は、表示基板1010と、照明基板1020,1030と、それら表示基板1010及び照明基板1020,1030が取り付けられる枠体1040とにより構成されている。
表示基板1010には、クレジットされている仮想メダルの枚数を遊技パネル25のクレジット枚数表示部60(図1参照)に表示するクレジット枚数表示器1011と、入賞時に払い出したメダルの枚数を遊技パネル25の払出枚数表示部61(図1参照)に表示する払出枚数表示器1012とが実装されている。なお、本実施形態では、クレジット枚数表示器1011及び払出枚数表示器1012がいずれも7セグメント表示器により構成されている。但し、7セグメント表示器を液晶表示器などにより代替することは当然可能である。
照明基板1020には、遊技パネル25の停止順表示部27a,27b,27c及び告知表示部28(いずれも図1参照)を照明する合計15個の光源1021が上下に等間隔で5列(各列において横並びに3個ずつ)並んで実装されている。なお、本実施形態では、各光源1021が発光ダイオード(LED)により構成されている。但し、発光ダイオードを白熱電球や冷陰極管などにより代替することは当然可能である。
照明基板1030には、遊技パネル25の演出表示部29(図1参照)を照明する合計15個の光源1031が上下に等間隔で5列(各列において横並びに3個ずつ)並んで実装されている。なお、本実施形態では、各光源1031が発光ダイオード(LED)により構成されている。但し、発光ダイオードを白熱電球や冷陰極管などにより代替することは当然可能である。
枠体1040は、合成樹脂材料から遊技パネル25の表示窓26L,26M,26R(図1参照)を取り囲む矩形枠状に形成されており、上辺部1041と下辺部1042と左辺部1043と右辺部1044とを有している。なお、上辺部1041及び下辺部1042には、枠体1040をねじ等(図示せず)により前面扉12に取り付けるための取付片1045,1046が突設されている。
枠体1040の下辺部1042には、遊技パネル25のクレジット枚数表示部60及び払出枚数表示部61と対応する位置に、透視窓1047,1048が形成されている。枠体1040の下辺部1042には、その後方(矢印R方向)からねじ等(図示せず)により表示基板1010が取り付けられ、表示基板1010に実装されたクレジット枚数表示器1011及び払出枚数表示器1012の表示面が各透視窓1047,1048を通じて視認可能となっている。
枠体1040の左辺部1043には、上下面(矢印U−D方向の面)及び左右面(矢印L−R方向の面)が囲まれた中空状の空間が形成されている。枠体1040の左辺部1043には、その後方(矢印B方向)からねじ等(図示せず)により照明基板1020が取り付けられ、照明基板1020に実装された光源1021からの光が左辺部1043の空間を通じて遊技パネル25の停止順表示部27a,27b,27c及び告知表示部28を照明するようになっている。
左辺部1043の上下面1043a,1043bは、左辺部1043の前面側(矢印F方向側)を向く傾斜面となっているうえ、光源1021からの光を反射可能に形成されており、いわゆるリフレクタとして機能するようになっている。これにより、光源1021からの光を左辺部1043の前面側に反射させて、遊技パネル25を明るく照明することができる。特に、本実施形態のように、指向性が強く放射角度が大きくなるにつれ光度が低下する発光ダイオードにより光源1021を構成する場合には、光源1021から離れた位置でも遊技パネル25を明るく照明することができる。よって、遊技パネル25の照明むら(照明の明るさが一様でない状態)を抑制することができる。なお、本実施形態では、上下面1043a,1043bの全面にメッキ処理が施されている。但し、メッキ処理に代えて反射板などを貼付したり壁面1043a,1043bを反射率の高い色で着色しても良い。
枠体1040の左辺部1043には、左辺部1043の空間を仕切る合計4個の仕切部1100が上下に等間隔で並んで設けられている。各仕切部1100は、隣り合う列の光源1021の中央にそれぞれ配置されており、一番下の仕切部1100が遊技パネル25の停止順表示部27aと停止順表示部27bとの間に、下から二番目の仕切部1100が停止順表示部27bと停止順表示部27cとの間に、下から三番目の仕切部1100が停止順表示部27cと告知表示部28との間に、一番上の仕切部1100が告知表示部28の裏側に、それぞれ位置するようになっている。
枠体1040の右辺部1044には、上下面(矢印U−D方向の面)及び左右面(矢印L−R方向の面)が囲まれた中空状の空間が形成されている。枠体1040の右辺部1044には、その後方(矢印B方向)からねじ等(図示せず)により照明基板1030が取り付けられ、照明基板1030に実装された光源1031からの光が右辺部1044の空間を通じて遊技パネル25の演出表示部29を照明するようになっている。
右辺部1044の上下面1044a,1044bは、右辺部1044の前面側(矢印F方向側)を向く傾斜面となっているうえ、光源1031からの光を反射可能に形成されており、いわゆるリフレクタとして機能するようになっている。これにより、光源1031からの光を右辺部1044の前面側に反射させて、遊技パネル25を明るく照明することができる。特に、本実施形態のように、指向性が強く放射角度が大きくなるにつれ光度が低下する発光ダイオードにより光源1031を構成する場合には、光源1031から離れた位置でも遊技パネル25を明るく照明することができる。よって、遊技パネル25の照明むら(照明の明るさが一様でない状態)を抑制することができる。なお、本実施形態では、上下面1044a,1044bの全面にメッキ処理が施されている。但し、メッキ処理に代えて反射板などを貼付したり壁面1044a,1044bを反射率の高い色で着色しても良い。
枠体1040の右辺部1044には、右辺部1044の空間を仕切る合計4個の仕切部1200が上下に等間隔で並んで設けられている。各仕切部1200は、隣り合う列の光源1031の中央にそれぞれ配置されており、全ての仕切部1200が演出表示部29の裏側に位置するようになっている。
次に、図6から図8を参照して、仕切部1100,1200の詳細構成について説明する。なお、各仕切部1100,1200の構成はそれぞれ共通であるので、ここでは、仕切部1100について説明し、仕切部1200については説明を省略する。
図6は、図5のVIで示す部分を正面から視たパネルユニット1000の部分正面図であり、図7は、図6のVII−VII線におけるパネルユニット1000の断面図であり、図8は、図6のVIII−VIII線におけるパネルユニット1000の断面図である。
図6から図8に示すように、仕切部1100は、枠体1040と一体に形成される基部1110と、その基部1110に取り付けられる一対の可動片1120,1120とにより構成されている。
基部1110は、左辺部1043の後面(矢印R方向の面)から空間の中央まで垂直に突設されており、その左右両端(矢印L−R方向の両端部)には、可動片1120を取り付けるための取付溝1111,1111が凹設されている。
可動片1120は、平板状に形成されており、その左右両端(矢印L−R方向の両端部)には、基部1110の取付溝1111,1111に挿着される挿着部1121,1121が突設されている。挿着部1121は、軸状に形成されており、可動片1120が基部1110に取り付けられたまま挿着部1121を中心軸として揺動可能となっている。
可動片1120の表面1122は、光源1021からの光を反射可能に形成されており、いわゆるリフレクタとして機能するようになっている。なお、本実施形態では、表面1122の全面にメッキ処理が施されている。但し、メッキ処理に代えて反射板などを貼付したり表面1122を反射率の高い色で着色しても良い。
基部1110の取付溝1111には、可動片1120の挿着部1121と係合して可動片1120を係止する係止部1111a,1111bが形成されており、仕切部1100を遮光状態(下側3個の仕切部1100の状態)及び透光状態(一番上の仕切部1100の状態)に保持可能となっている。但し、可動片1120の一部分を左辺部1043の左右面(矢印L−R方向の面)や基部1110の側面(矢印U−D方向の面)などで係止して、仕切部1100を遮光状態および透光状態に保持するように構成しても良い。
仕切部1100が遮光状態では、可動片1120の先端が遊技パネル25の裏面と接触するように一対の可動片1120,1120が起立して、左辺部1043の空間が仕切られるようになっている。
また、仕切部1100が遮光状態では、可動片1120の表面1122が互いに向き合うように一対の可動片1120,1120が起立するようになっている。
一方、仕切部100が透光状態では、可動片1120の先端が左辺部1043の後面側(矢印B方向側)を向くように一対の可動片1120,1120が傾倒して、左辺部1043の空間が開放されるようになっている。
また、仕切部1100が透光状態では、可動片1120の表面1122が光源1021に臨むように一対の可動片1120,1120が傾倒して、光源1021に臨む側面(矢印U−D方向の面)が左辺部1043の前面側(矢印F方向側)を向く傾斜面となるようになっている。
次に、図9を参照して、仕切部1100,1200の作用について説明する。図9(a)は、図6のVII−VII線におけるパネルユニット1000の断面図であり、図9(b)は、図5のIX−IX線におけるパネルユニット1000の断面図である。なお、図9では、各光源1021,1031からの光の光路を破線矢印で示している。また、図9では、理解を容易とするために、遊技パネル25を二点鎖線で図示している。
図9(a)に示すように、本実施形態では、4個の仕切部1100の内、下側3個の仕切部1100が遮光状態とされ、一番上の仕切部1100が透光状態とされて、パネルユニット1000が使用される。
仕切部1100が遮光状態(下側3個の仕切部1100の状態)では、左辺部1043の空間が仕切られて、光源1021からの光が遮光される。これにより、隣り合う列の光源1021の照明範囲をそれぞれ制限して、遊技パネル25の停止順表示部27a,27b,27c及び告知表示部28をそれぞれ個別に照明することができる。
また、仕切部1100が遮光状態では、可動片1120の表面1122が互いに向き合うように一対の可動片1120,1120が起立するので、リフレクタとしての機能が失われる。これにより、光源1021からの光が隣り合う仕切部1100の間で繰り返し反射することを防いで、光の乱反射を抑制することができる。その結果、停止順表示部27a,27b27cの照明むら(照明の明るさが一様でない状態)を抑制することができる。
これに対し、仕切部1100が透光状態(一番上の仕切部1100の状態)では、左辺部1043の空間が開放されて、光源1021からの光が隣り合う列の光源1021の照明範囲に透光される。これにより、仕切部1100の影が遊技パネル25に映し出されることを防いで、仕切部1100に跨って設けられる遊技パネル25の告知表示部28を一体的に照明することができる。
また、仕切部1100が透光状態では、光源1021に臨む側面(矢印U−D方向の面)が左辺部1043の前面側(矢印F方向側)を向く傾斜面となるうえ、その側面をなす可動片1120の表面1122が光源1021からの光を反射可能に形成されているので、仕切部1100がリフレクタとして機能する。これにより、光源1021からの光を左辺部1043の前面側に反射させて、遊技パネル25の告知表示部28を明るく照明することができる。特に、本実施形態のように、指向性が強く放射角度が大きくなるにつれ光度が低下する発光ダイオードにより光源1021を構成する場合には、光源1021から離れた位置でも告知表示部28を明るく照明することができる。よって、告知表示部28の照明むら(照明の明るさが一様でない状態)を抑制することができる。
図9(b)に示すように、本実施形態では、4個の仕切部1200の全てが透光状態とされて、パネルユニット1000が使用される。
仕切部1100と同様に、仕切部1200が透光状態では、右辺部1044の空間が開放されて、光源1031からの光が隣り合う列の光源1031の照明範囲に透光される。これにより、仕切部1200の影が遊技パネル25に映し出されることを防いで、仕切部1200に跨って設けられる遊技パネル25の演出表示部29を一体的に照明することができる。
また、仕切部1200が透光状態では、光源1031に臨む側面(矢印U−D方向の面)が右辺部1044の前面側(矢印F方向側)を向く傾斜面となるうえ、その側面をなす可動片1120の表面1122が光源1031からの光を反射可能に形成されているので、仕切部1200がリフレクタとして機能する。これにより、光源1031からの光を右辺部1044の前面側に反射させて、遊技パネル25の演出表示部29を明るく照明することができる。特に、本実施形態のように、指向性が強く放射角度が大きくなるにつれ光度が低下する発光ダイオードにより光源1031を構成する場合には、光源1031から離れた位置でも演出表示部29を明るく照明することができる。よって、演出表示部29の照明むら(照明の明るさが一様でない状態)を抑制することができる。
以上説明したように、パネルユニット1000に取り付けられる仕切部1100,1200は、遮光状態または透光状態となり得るので、遊技パネル25のデザイン(各表示部27a,27b,27c,28,29のレイアウト)を変更する場合やパネルユニット1000を他機種に流用する場合など、遊技パネル25のデザインが異なり、仕切部1100,1200により仕切る位置が変わる場合でも、仕切部1100,1200の遮光状態または透光状態を選択することで、遊技パネル25のデザインに応じて各表示部27a,27b,27c,28,29に相当する表示部を照明することができる。これにより、パネルユニット1000を再利用することができる。更に、遊技パネル25のデザインに応じて各表示部27a,27b,27c,28,29に相当する表示部を照明できるので、遊技パネル25のデザインに制約を与えることがない。
また、仕切部1100,1200が遮光状態または透光状態となり得るので、仕切部1100,1200をパネルユニット1000に常時取り付けておくことができる。よって、仕切部1100,1200をパネルユニット1000から取り外す必要がなく、パネルユニット1000から取り外した仕切部1100,1200の管理を不要とすることができると共に、その管理の手間を省くことができる。
また、仕切部1100,1200は、パネルユニット1000に対して回転動作(本実施形態では揺動)可能に構成され、回転動作(揺動)することにより、パネルユニット1000に取り付けられた状態で遮光状態または透光状態となるので、仕切部1100,1200をパネルユニット1000から取り外さずに遮光状態または透光状態とすることができる。よって、パネルユニット1000を再利用する場合に、遊技パネル25のデザインに合わせて仕切部1100,1200の遮光状態または透光状態を容易に変更することができる。更に、仕切部1100,1200をパネルユニット1000から取り外さずに遮光状態または透光状態とすることができるので、パネルユニット1000からの取り外しに伴う仕切部1100,1200の紛失を防止することができる。
次に、スロットマシン10の電気的構成について、図10を参照して説明する。図10は、スロットマシン10の電気的構成を示すブロック図である。
主制御装置101は、スロットマシン10に内蔵されるメイン基板としての機能を果たすものであり、演算処理手段であるMPU102を中心とするマイクロコンピュータが搭載されている。MPU102には、電源装置91の他に、所定周波数の矩形波を出力するクロック回路103や、入出力ポート104等が内部バスを介して接続されている。
主制御装置101の入力側には、リールユニット31(各リール32L,32M,32Rが1回転したことを個別に検出するリールインデックスセンサ)、スタートレバー41の操作を検出するスタート検出センサ41a、各ストップスイッチ42〜44の操作を個別に検出するストップ検出センサ42a〜44a、ホッパ装置51から払い出されるメダルを検出する払出検出センサ51a、各クレジット投入スイッチ56〜58の操作を個別に検出するクレジット投入検出センサ56a〜58a、精算スイッチ59の操作を検出する精算検出センサ59a、リセットスイッチ72の操作を検出するリセット検出センサ72a、設定キー挿入孔73に設定キーが挿入されたことを検出する設定キー検出センサ73a等の各種センサが接続されており、これら各種センサからの信号は入出力ポート104を介してMPU102に出力されるように構成されている。
また、主制御装置101の入力側には、入出力ポート104を介して電源装置91が接続されている。電源装置91には、主制御装置101を始めとするスロットマシン10の各電子機器に駆動電力を供給する電源部91aや停電監視回路91b等が搭載されている。
停電監視回路91bは、電源の遮断状態を監視し、停電時はもとより、電源スイッチ71による電源遮断時に停電信号を生成するためのものである。このため、停電監視回路91bは、電源部91aから出力される例えば直流12ボルトの安定化駆動電圧を監視し、この駆動電圧が例えば10ボルト未満まで低下した場合に電源が遮断されたものと判断して、停電信号が出力されるように構成されている。停電信号はMPU102及び入出力ポート104のそれぞれに供給され、MPU102では、この停電信号を認識することにより停電時処理が実行される。また、この停電信号は、表示制御装置81にも供給されるように構成されている。
電源部91aは、出力電圧が例えば10ボルト未満まで低下した場合でも、主制御装置101等の制御系において駆動電圧として使用される例えば5ボルトの安定化電圧が出力されるように構成されている。この安定化電圧が出力される時間としては、主制御装置101による停電時処理を実行するに十分な時間が確保されている。
主制御装置101の出力側には、リールユニット31(各リール32L,32M,32Rを回転させるためのステッピングモータ)、セレクタ46に設けられた通路切替ソレノイド46a、ホッパ装置51、クレジットされている仮想メダルの枚数を遊技パネル25のクレジット枚数表示部60に表示するクレジット枚数表示器1011および入賞時に払い出したメダルの枚数を遊技パネル25の払出枚数表示部61に表示する払出枚数表示器1012が実装された表示基板1010、表示制御装置81、ホール管理装置(図示せず)等に情報を送信するための外部集中端子板121等が入出力ポート104を介して接続されている。
表示制御装置81は、ランプ63やスピーカ64、補助表示部65を駆動させるための制御装置であり、MPU、画像コントローラ、各種メモリ等(いずれも図示せず)が実装された基板を備えている。そして、主制御装置101からの信号を受け取った上で、表示制御装置81が独自にランプ63やスピーカ64、補助表示部65を駆動制御する。従って、表示制御装置81は、遊技を統括管理するメイン基板たる主制御装置101との関係では補助的な制御を実行するサブ基板となっている。
また、表示制御装置81には、遊技パネル25の停止順表示部27a,27b,27c及び告知表示部28を照明する光源1021が実装された照明基板1020、遊技パネル25の演出表示部29を照明する光源1031が実装された照明基板1030が接続されている。なお、表示基板1010も表示制御装置81に接続されるように構成しても良い。
MPU102には、このMPU102によって実行される各種の制御プログラムや固定値データを記憶したROM105、そのROM105に記憶されている制御プログラムを実行するにあたって各種のデータを一時的に記憶する作業エリアを確保するためのRAM106が内蔵されている。また、MPU102には、周知のように割込み回路を始めとしてタイマ回路、データ送受信回路などスロットマシン10において必要な各種の処理回路や、クレジット枚数をカウントするクレジットカウンタなどの各種カウンタ(いずれも図示せず)も内蔵されている。
ROM105及びRAM106は、記憶手段としてのメインメモリを構成するものであり、スロットマシン10における各種処理を実行するためのプログラムは、制御プログラムの一部としてROM105に記憶されている。RAM106は、スロットマシン10の電源が遮断された後においても電源装置91からバックアップ電圧が供給されてデータを保持(バックアップ)できる構成となっており、RAM106には、各種のデータを一時的に記憶するためのメモリやエリアの他にバックアップエリアが設けられている(いずれも図示せず)。
バックアップエリアは、停電等の発生により電源が遮断された場合において、電源遮断時(電源スイッチ71の操作による電源遮断を含む)のスタックポインタの値を記憶しておくためのエリアであり、停電解消時(電源スイッチ71の操作による電源投入を含む)には、バックアップエリアの情報に基づいてスロットマシン10の状態が電源遮断前の状態に復帰できるようになっている。バックアップエリアへの書き込みは停電時処理によって電源遮断時に実行され、バックアップエリアに書き込まれた各値の復帰は電源投入時のメイン処理において実行される。
MPU102のNMI端子(ノンマスカブル割込端子)には、停電等の発生による電源遮断時に、停電監視回路91bからの停電信号が入力されるように構成されている。そして、電源遮断時には、停電フラグ生成処理としてのNMI割込み処理が即座に実行されるように構成されている。
次に、図11を参照して、第2実施形態におけるパネルユニット2000について説明する。なお、以下では、第1実施形態におけるパネルユニット1000と同一の部分については、同一の符号を付してその説明を省略する。図11は、第2実施形態におけるパネルユニット2000の分解斜視図である。
図11に示すように、第2実施形態におけるパネルユニット2000は、表示基板1010と、照明基板1020,1030と、それら表示基板1010及び照明基板1020,1030が取り付けられる枠体1040とにより構成されている。
枠体1040の左辺部1043には、左辺部1043の空間を仕切る合計4個の仕切部2100が上下に等間隔で並んで設けられている。各仕切部2100は、隣り合う列の光源1021の中央にそれぞれ配置されており、一番下の仕切部2100が遊技パネル25の停止順表示部27aと停止順表示部27bとの間に、下から二番目の仕切部2100が停止順表示部27bと停止順表示部27cとの間に、下から三番目の仕切部2100が停止順表示部27cと告知表示部28との間に、一番上の仕切部2100が告知表示部28の裏側に、それぞれ位置するようになっている。
枠体1040の右辺部1044には、右辺部1044の空間を仕切る合計4個の仕切部2200が上下に等間隔で並んで設けられている。各仕切部2200は、隣り合う列の光源1031の中央にそれぞれ配置されており、全ての仕切部2200が演出表示部29の裏側に位置するようになっている。
次に、図12から図14を参照して、仕切部2100,2200の詳細構成について説明する。なお、各仕切部2100,2200の構成はそれぞれ共通であるので、ここでは、仕切部2100について説明し、仕切部2200については説明を省略する。
図12は、図11のXIIで示す部分を正面から視たパネルユニット2000の部分正面図であり、図13は、図12のXIII−XIII線におけるパネルユニット2000の断面図であり、図14は、図12のXIV−XIV線におけるパネルユニット2000の断面図である。
図12から図14に示すように、仕切部2100は、枠体1040と一体に形成される基部2110と、その基部2110に取り付けられる一対の可動片2120,2120とにより構成されている。
基部2110は、左辺部1043の後面(矢印R方向の面)から空間の中央まで突設されており、その左右両端(矢印L−R方向の両端部)には、可動片2120を取り付けるための取付溝2111,2111が凹設されている。
基部2110は、照明基板1020に実装された光源1021に臨む両側面2112,2112が左辺部1043の前面側(矢印F方向側)を向く傾斜面となっているうえ、光源1021からの光を反射可能に形成されており、いわゆるリフレクタとして機能するようになっている。なお、本実施形態では、両側面2112,2112の全面にメッキ処理が施されている。但し、メッキ処理に代えて反射板などを貼付したり両側面2112,2112を反射率の高い色で着色しても良い。
可動片2120は、平板状に形成されており、その左右両端(矢印L−R方向の両端部)には、基部2110の取付溝2111,2111に挿着される挿着部2121,2121が突設されている。挿着部2121は、軸状に形成されており、可動片2120が基部2110に取り付けられたまま挿着部2121を中心軸として揺動可能となっている。
可動片2120の表裏面2122,2123は、光源1021からの光を反射可能に形成されており、いわゆるリフレクタとして機能するようになっている。なお、本実施形態では、表裏面2122,2123の全面にメッキ処理が施されている。但し、メッキ処理に代えて反射板などを貼付したり表裏面2122,2123を反射率の高い色で着色しても良い。
基部2110の取付溝2111には、可動片2120の挿着部2121と係合して可動片2120を係止する係止部2111a,2111bが形成されており、仕切部2100を遮光状態(下側3個の仕切部2100の状態)及び透光状態(一番上の仕切部2100の状態)に保持可能となっている。但し、可動片2120の一部分を左辺部1043の左右面(矢印L−R方向の面)や基部2110の側面2112などで係止して、仕切部2100を遮光状態および透光状態に保持するように構成しても良い。
仕切部2100が遮光状態では、可動片2120の先端が遊技パネル25の裏面と接触するように一対の可動片2120,2120が起立して、左辺部1043の空間が仕切られるようになっている。
また、仕切部2100が遮光状態では、可動片2120の表面2122が光源1021に臨むように一対の可動部材2120,2120が傾斜して、光源1021に臨む側面(矢印U−D方向の面)全体が左辺部1043の前面側(矢印F方向側)を向く傾斜面となるようになっている。
一方、仕切部2100が透光状態では、可動片2120の先端が左辺部1043の後面側(矢印B方向側)を向くように一対の可動片2120,2120が傾倒して、左辺部1043の空間が開放されるようになっている。
また、仕切部2100が透光状態では、可動片2120の裏面2123が光源1021に臨むように一対の可動部材2120,2120が傾斜して、光源1021に臨む側面(矢印U−D方向の面)が左辺部1043の前面側(矢印F方向側)を向く傾斜面となるようになっている。
次に、図15を参照して、仕切部2100,2200の作用について説明する。図15(a)は、図12のXIII−XIII線におけるパネルユニット2000の断面図であり、図15(b)は、図11のXV−XV線におけるパネルユニット2000の断面図である。なお、図15では、各光源1021,1031からの光の光路を破線矢印で示している。また、図15では、理解を容易とするために、遊技パネル25を二点鎖線で図示している。
図15(a)に示すように、本実施形態では、4個の仕切部2100の内、下側3個の仕切部2100が遮光状態とされ、一番上の仕切部2100が透光状態とされて、パネルユニット2000が使用される。
仕切部2100が遮光状態(下側3個の仕切部2100の状態)では、左辺部1043の空間が仕切られて、光源1021からの光が遮光される。これにより、隣り合う列の光源1021の照明範囲をそれぞれ制限して、遊技パネル25の停止順表示部27a,27b,27c及び告知表示部28をそれぞれ個別に照明することができる。
また、仕切部2100が遮光状態では、光源1021に臨む側面(矢印U−D方向の面)が左辺部1043の前面側(矢印F方向側)を向く傾斜面となるうえ、その側面をなす可動片2120の表面2122及び基部2110の側面2112が光源1021からの光を反射可能に形成されているので、仕切部2100がリフレクタとして機能する。これにより、光源1021からの光を左辺部1043の前面側に反射させて、遊技パネル25の停止順表示部27a,27b,27c及び告知表示部28を明るく照明することができる。特に、本実施形態のように、指向性が強く放射角度が大きくなるにつれ光度が低下する発光ダイオードにより光源1021を構成する場合には、光源1021から離れた位置でも停止順表示部27a,27b,27c及び告知表示部28を明るく照明することができる。よって、停止順表示部27a,27b,27c及び告知表示部28の照明むら(照明の明るさが一様でない状態)を抑制することができる。
これに対し、仕切部2100が透光状態(一番上の仕切部2100の状態)では、左辺部1043の空間が開放されて、光源1021からの光が隣り合う列の光源1021の照明範囲に透光される。これにより、仕切部2100の影が遊技パネル25に映し出されることを防いで、仕切部2100に跨って設けられる遊技パネル25の告知表示部28を一体的に照明することができる。
また、仕切部2100が透光状態では、光源1021に臨む側面(矢印U−D方向の面)が左辺部143の前面側(矢印F方向側)を向く傾斜面となるうえ、その側面をなす可動片2120の裏面2123が光源1021からの光を反射可能に形成されているので、仕切部2100がリフレクタとして機能する。これにより、光源1021からの光を左辺部1043の前面側に反射させて、遊技パネル25の告知表示部28を明るく照明することができる。特に、本実施形態のように、指向性が強く放射角度が大きくなるにつれ光度が低下する発光ダイオードにより光源1021を構成する場合には、光源1021から離れた位置でも告知表示部28を明るく照明することができる。よって、告知表示部28の照明むら(照明の明るさが一様でない状態)を抑制することができる。
図15(b)に示すように、本実施形態では、4個の仕切部2200の全てが透光状態とされて、パネルユニット2000が使用される。
仕切部2100と同様に、仕切部2200が透光状態では、右辺部1044の空間が開放されて、光源1031からの光が隣り合う列の光源1031の照明範囲に透光される。これにより、仕切部2200の影が遊技パネル25に映し出されることを防いで、仕切部2200に跨って設けられる遊技パネル25の演出表示部29を一体的に照明することができる。
また、仕切部2200が透光状態では、光源1031に臨む側面(矢印U−D方向の面)が右辺部1044の前面側(矢印F方向側)を向く傾斜面となるうえ、その側面をなす可動片2120の裏面2123が光源1031からの光を反射可能に形成されているので、仕切部2200がリフレクタとして機能する。これにより、光源1031からの光を右辺部1044の前面側に反射させて、遊技パネル25の演出表示部29を明るく照明することができる。特に、本実施形態のように、指向性が強く放射角度が大きくなるにつれ光度が低下する発光ダイオードにより光源1031を構成する場合には、光源1031から離れた位置でも演出表示部29を明るく照明することができる。よって、演出表示部29の照明むら(照明の明るさが一様でない状態)を抑制することができる。
以上説明したように、パネルユニット2000に取り付けられる仕切部2100,2200は、遮光状態または透光状態となり得るので、第1実施形態の場合と同様に、仕切部2100,2200の遮光状態または透光状態を選択することで、遊技パネル25のデザインに応じて各表示部27a,27b,27c,28,29に相当する表示部を照明することができる。これにより、パネルユニット2000を再利用することができる。
次に、図16を参照して、第3実施形態におけるパネルユニット3000について説明する。なお、以下では、第1実施形態におけるパネルユニット1000と同一の部分については、同一の符号を付してその説明を省略する。図16は、第3実施形態におけるパネルユニット3000の分解斜視図である。
図16に示すように、第3実施形態におけるパネルユニット3000は、表示基板1010と、照明基板1020,1030と、それら表示基板1010及び照明基板1020,1030が取り付けられる枠体1040とにより構成されている。
枠体1040の左辺部1043には、左辺部1043の空間を仕切る合計4個の仕切部3100が上下に等間隔で並んで設けられている。各仕切部3100は、隣り合う列の光源1021の中央にそれぞれ配置されており、一番下の仕切部3100が遊技パネル25の停止順表示部27aと停止順表示部27bとの間に、下から二番目の仕切部3100が停止順表示部27bと停止順表示部27cとの間に、下から三番目の仕切部3100が停止順表示部27cと告知表示部28との間に、一番上の仕切部3100が告知表示部28の裏側に、それぞれ位置するようになっている。
枠体1040の右辺部1044には、右辺部1044の空間を仕切る合計4個の仕切部3200が上下に等間隔で並んで設けられている。各仕切部3200は、隣り合う列の光源1031の中央にそれぞれ配置されており、全ての仕切部3200が遊技パネル25の演出表示部29の裏側に位置するようになっている。
次に、図17及び図18を参照して、仕切部3100,3200の詳細構成について説明する。なお、各仕切部3100,3200の構成はそれぞれ共通であるので、ここでは、仕切部3100について説明し、仕切部3200については説明を省略する。
図17は、図16のXVIIで示す部分を正面から視たパネルユニット3000の部分正面図であり、図18は、図17のXVIII−XVIII線におけるパネルユニット3000の断面図である。
図17及び図18に示すように、仕切部3100は、枠体1040と一体に形成される基部3110と、その基部3110に取り付けられる可動片3120とにより構成されている。
基部3110は、左辺部1043の後面(矢印R方向の面)から空間の中央まで突設されており、可動片3120を収容するための収容溝3111が左辺部1043の前面側(矢印F方向側)を開放して凹設されている。
基部3110は、照明基板1020に実装された光源1021に臨む両側面3112,3112が左辺部1043の前面側を向く傾斜面となっているうえ、光源1021からの光を反射可能に形成されており、いわゆるリフレクタとして機能するようになっている。なお、本実施形態では、両側面3112,3112の全面にメッキ処理が施されている。但し、メッキ処理に代えて反射板などを貼付したり両側面3112,3112を反射率の高い色で着色しても良い。
可動片3120は、基部3110の収容溝3111に沿って摺動可能となっており、仕切部3100を遮光状態(下側3個の仕切部3100の状態)及び透光状態(一番上の仕切部3100の状態)に保持可能となっている。
仕切部3100が遮光状態では、可動片3120の先端が遊技パネル25の裏面と接触するように可動片3120が基部3110の収容溝3111から突出して、左辺部1043の空間が仕切られるようになっている。
一方、仕切部3100が透光状態では、可動片3120が基部3110の収容溝3111内に没入して、左辺部1043の空間が開放されるようになっている。
また、仕切部3100が透光状態では、光源1021に臨む側面(矢印U−D方向の面)が左辺部1043の前面側(矢印F方向側)を向く傾斜面となるようになっている。
次に、図19を参照して、仕切部3100,3200の作用について説明する。図19(a)は、図17のXVIII−XVIII線におけるパネルユニット3000の断面図であり、図19(b)は、図16のXIX−XIX線におけるパネルユニット3000の断面図である。なお、図19では、各光源1021,1031からの光の光路を破線矢印で示している。また、図19では、理解を容易とするために、遊技パネル25を二点鎖線で図示している。
図19(a)に示すように、本実施形態では、4個の仕切部3100の内、下側3個の仕切部3100が遮光状態とされ、一番上の仕切部3100が透光状態とされて、パネルユニット3000が使用される。
仕切部3100が遮光状態(下側3個の仕切部3100の状態)では、左辺部1043の空間が仕切られて、光源1021からの光が遮光される。これにより、隣り合う列の光源1021の照明範囲をそれぞれ制限して、遊技パネル25の停止順表示部27a,27b,27c及び告知表示部28をそれぞれ個別に照明することができる。
これに対し、仕切部3100が透光状態(一番上の仕切部3100の状態)では、左辺部1043の空間が開放されて、光源1021からの光が隣り合う列の光源1021の照明範囲に透光される。これにより、仕切部3100の影が遊技パネル25に映し出されることを防いで、仕切部3100に跨って設けられる遊技パネル25の告知表示部28を一体的に照明することができる。
また、仕切部3100が透光状態では、光源1021に臨む側面(矢印U−D方向の面)が左辺部1043の前面側(矢印F方向側)を向く傾斜面となるうえ、その側面をなす基部3110の側面3112が光源1021からの光を反射可能に形成されているので、仕切部3100がリフレクタとして機能する。これにより、光源1021からの光を左辺部1043の前面側に反射させて、遊技パネル25の告知表示部28を明るく照明することができる。特に、本実施形態のように、指向性が強く放射角度が大きくなるにつれ光度が低下する発光ダイオードにより光源1021を構成する場合には、光源1021から離れた位置でも告知表示部28を明るく照明することができる。よって、告知表示部28の照明むら(照明の明るさが一様でない状態)を抑制することができる。
図19(b)に示すように、本実施形態では、4個の仕切部3200の全てが透光状態とされて、パネルユニット3000が使用される。
仕切部3100と同様に、仕切部3200が透光状態では、右辺部1044の空間が開放されて、光源1031からの光が隣り合う列の光源1031の照明範囲に透光される。これにより、仕切部3200の影が遊技パネル25に映し出されることを防いで、仕切部3200に跨って設けられる遊技パネル25の演出表示部29を一体的に照明することができる。
また、仕切部3200が透光状態では、光源1031に臨む側面(矢印U−D方向の面)が右辺部1044の前面側(矢印F方向側)を向く傾斜面となるうえ、その側面をなす基部3110の側面3112が光源1031からの光を反射可能に形成されているので、仕切部3200がリフレクタとして機能する。これにより、光源1031からの光を右辺部1044の前面側に反射させて、遊技パネル25の演出表示部29を明るく照明することができる。特に、本実施形態のように、指向性が強く放射角度が大きくなるにつれ光度が低下する発光ダイオードにより光源1031を構成する場合には、光源1031から離れた位置でも演出表示部29を明るく照明することができる。よって、演出表示部29の照明むら(照明の明るさが一様でない状態)を抑制することができる。
以上説明したように、パネルユニット3000に取り付けられる仕切部3100,3200は、遮光状態または透光状態となり得るので、上記各実施形態の場合と同様に、仕切部3100,3200の遮光状態または透光状態を選択することで、遊技パネル25のデザインに応じて各表示部27a,27b,27c,28,29に相当する表示部を照明することができる。これにより、パネルユニット3000を再利用することができる。
次に、図20を参照して、第4実施形態におけるパネルユニット4000について説明する。なお、以下では、第1実施形態におけるパネルユニット1000と同一の部分については、同一の符号を付してその説明を省略する。図20は、第4実施形態におけるパネルユニット4000の分解斜視図である。
図20に示すように、第4実施形態におけるパネルユニット4000は、表示基板1010と、照明基板1020,1030と、それら表示基板1010及び照明基板1020,1030が取り付けられる枠体1040とにより構成されている。
枠体1040の左辺部1043には、左辺部1043の空間を仕切る合計4個の仕切部4100が上下に等間隔で並んで設けられている。各仕切部4100は、隣り合う列の光源1021の中央にそれぞれ配置されており、一番下の仕切部4100が遊技パネル25の停止順表示部27aと停止順表示部27bとの間に、下から二番目の仕切部4100が停止順表示部27bと停止順表示部27cとの間に、下から三番目の仕切部100が停止順表示部27cと告知表示部28との間に、一番上の仕切部4100が告知表示部28の裏側に、それぞれ位置するようになっている。
枠体1040の右辺部1044には、右辺部1044の空間を仕切る合計4個の仕切部4200が上下に等間隔で並んで設けられている。各仕切部4200は、隣り合う列の光源1031の中央にそれぞれ配置されており、全ての仕切部4200が演出表示部29の裏側に位置するようになっている。
次に、図21及び図22を参照して、仕切部4100,4200の詳細構成について説明する。なお、各仕切部4100,4200の構成はそれぞれ共通であるので、ここでは、仕切部4100について説明し、仕切部4200については説明を省略する。
図21は、図20のXXIで示す部分を正面から視たパネルユニット4000の部分正面図であり、図22は、図21のXXII−XXII線におけるパネルユニット4000の断面図である。
図21及び図22に示すように、仕切部4100は、枠体1040と一体に形成される基部4110と、その基部4110に取り付けられる可動片4120とにより構成されている。
基部4110は、左辺部1043の後面(矢印R方向の面)から空間の中央まで突設されており、可動片4120を収容するための収容溝4111が左辺部1043の前面側(矢印F方向側)を開放して凹設されている。
基部4110は、照明基板1020に実装された光源1021に臨む両側面4112,4112が左辺部1043の前面側を向く傾斜面となっているうえ、光源1021からの光を反射可能に形成されており、いわゆるリフレクタとして機能するようになっている。なお、本実施形態では、両側面4112,4112の全面にメッキ処理が施されている。但し、メッキ処理に代えて反射板などを貼付したり両側面4112,4112を反射率の高い色で着色しても良い。
可動片4120は、照明基板1020に実装された光源1021に臨む両側面4121,4121が左辺部1043の前面側(矢印F方向側)を向く傾斜面となっているうえ、光源1021からの光を反射可能に形成されており、いわゆるリフレクタとして機能するようになっている。なお、本実施形態では、両側面4121,4121の全面にメッキ処理が施されている。但し、メッキ処理に代えて反射板などを貼付したり両側面4121,4121を反射率の高い色で着色しても良い。
可動片4120は、基部4110の収容溝4111に沿って摺動可能となっており、仕切部4100を遮光状態(下側3個の仕切部4100の状態)及び透光状態(一番上の仕切部4100の状態)に保持可能となっている。
仕切部4100が遮光状態では、可動片4120の先端が左辺部1043の前面(矢印F方向の面)と一致するように可動片4120が基部4110の収容溝4111から突出して、左辺部1043の空間が仕切られるようになっている。
また、仕切部4100が遮光状態では、光源1021に臨む側面(矢印U−D方向の面)全体が左辺部1043の前面側(矢印F方向側)を向く傾斜面となるようになっている。
一方、仕切部4100が透光状態では、可動片4120が基部4110の収容溝4111内に没入して、左辺部1043の空間が開放されるようになっている。
また、仕切部4100が透光状態では、光源1021に臨む側面(矢印U−D方向の面)が左辺部1043の前面側(矢印F方向側)を向く傾斜面となるようになっている。
次に、図23を参照して、仕切部4100,4200の作用について説明する。図23(a)は、図21のXXII−XXII線におけるパネルユニット4000の断面図であり、図23(b)は、図20のXXIII−XXIII線におけるパネルユニット4000の断面図である。なお、図23では、各光源1021,1031からの光の光路を破線矢印で示している。また、図23では、理解を容易とするため、遊技パネル25を二点鎖線で図示している。
図23(a)に示すように、本実施形態では、4個の仕切部4100の内、下側3個の仕切部4100が遮光状態とされ、一番上の仕切部4100が透光状態とされて、パネルユニット4000が使用される。
仕切部4100が遮光状態(下側3個の仕切部100の状態)では、左辺部1043の空間が仕切られて、光源1021からの光が遮光される。これにより、隣り合う列の光源1021の照明範囲をそれぞれ制限して、遊技パネル25の停止順表示部27a,27b,27c及び告知表示部28をそれぞれ個別に照明することができる。
また、仕切部4100が遮光状態では、光源1021に臨む側面(矢印U−D方向の両面)が左辺部1043の前面側(矢印F方向側)を向く傾斜面となるうえ、その側面をなす可動片4120の側面4121及び基部4110の側面4112が光源1021からの光を反射可能に形成されているので、仕切部4100がリフレクタとして機能する。これにより、光源1021からの光を左辺部1043の前面側に反射させて、遊技パネル25の停止順表示部27a,27b,27c及び告知表示部28を明るく照明することができる。特に、本実施形態のように、指向性が強く放射角度が大きくなるにつれ光度が低下する発光ダイオードにより光源1021を構成する場合には、光源1021から離れた位置でも停止順表示部27a,27b,27c及び告知表示部28を明るく照明することができる。よって、停止順表示部27a,27b,27c及び告知表示部28の照明むら(照明の明るさが一様でない状態)を抑制することができる。
これに対し、仕切部4100が透光状態(一番上の仕切部4100の状態)では、左辺部1043の空間が開放されて、光源1021からの光が隣り合う列の光源1021の照明範囲に透光される。これにより、仕切部4100の影が遊技パネル25に映し出されることを防いで、仕切部4100に跨って設けられる遊技パネル25の告知表示部28を一体的に照明することができる。
また、仕切部4100が透光状態では、光源1021に臨む側面(矢印U−D方向の面)が左辺部1043の前面側(矢印F方向側)を向く傾斜面となるうえ、その側面をなす基部4110の側面4112が光源1021からの光を反射可能に形成されているので、仕切部4100がリフレクタとして機能する。これにより、光源1021からの光を左辺部1043の前面側に反射させて、遊技パネル25の告知表示部28を明るく照明することができる。特に、本実施形態のように、指向性が強く放射角度が大きくなるにつれ光度が低下する発光ダイオードにより光源1021を構成する場合には、光源1021から離れた位置でも告知表示部28を明るく照明することができる。よって、告知表示部28の照明むら(照明の明るさが一様でない状態)を抑制することができる。
図23(b)に示すように、本実施形態では、4個の仕切部4200の全てが透光状態とされて、パネルユニット4000が使用される。
仕切部4100と同様に、仕切部4200が透光状態では、右辺部1044の空間が開放されて、光源1031からの光が隣り合う列の光源1031の照明範囲に透光される。これにより、仕切部4200の影が遊技パネル25に映し出されることを防いで、仕切部4200に跨って設けられる遊技パネル25の演出表示部29を一体的に照明することができる。
また、仕切部4200が透光状態では、光源1031に臨む側面(矢印U−D方向の面)が右辺部1044の前面側(矢印F方向側)を向く傾斜面となるうえ、その側面をなす基部4110の側面4112が光源1031からの光を反射可能に形成されているので、仕切部4200がリフレクタとして機能する。これにより、光源1031からの光を右辺部1044の前面側に反射させて、遊技パネル25の演出表示部29を明るく照明することができる。特に、本実施形態のように、指向性が強く放射角度が大きくなるにつれ光度が低下する発光ダイオードにより光源1031を構成する場合には、光源1031から離れた位置でも演出表示部29を明るく照明することができる。よって、演出表示部29の照明むら(照明の明るさが一様でない状態)を抑制することができる。
以上説明したように、パネルユニット4000に取り付けられる仕切部4100,4200は、遮光状態または透光状態となり得るので、上記各実施形態の場合と同様に、仕切部4100,4200の遮光状態または透光状態を選択することで、遊技パネル25のデザインに応じて各表示部27a,27b,27c,28,29に相当する表示部を照明することができる。これにより、パネルユニット4000を再利用することができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変形改良が可能であることは容易に推察できるものである。
上記各実施形態で挙げた数値は一例であり、他の数値を採用することは当然可能である。例えば、上記各実施形態では、各照明基板1020,1030に合計15個の光源1021,1031が5列(各列において3個ずつ)並んで実装される場合を説明したが、光源1021,1031の個数や並びは、必ずしも15個や5列に限られるものではない。
上記各実施形態における構成の一部または全部を他の実施形態における構成の一部または全部と組み合わせることは当然可能である。例えば、上記第1実施形態におけるパネルユニット1000において、仕切部1200を第2実施形態におけるパネルユニット2000の仕切部2100により構成しても良い。
上記各実施形態では、各仕切部1100,1200,2100,2200,3100,3200,4100,4200の基部1110,2110,3110,4110が枠体1040と一体に形成される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、基部1110,2110,3110,4110を枠体1040と別体に形成して、仕切部1100,1200,2100,2200,3100,3200,4100,4200全体を枠体1040に取り付けるように構成しても良い。この場合には、仕切部1100,1200,2100,2200,3100,3200,4100,4200を取り付けるための取付部を枠体1040に複数設け、それら複数の取付部の任意の位置に仕切部1100,1200,2100,2200,3100,3200,4100,4200を取り付け可能な構成とすることにより、枠体1040の左辺部1043及び右辺部1044の空間を所望の位置で仕切ることができる。これにより、遊技パネル25のデザイン(各表示部27a,27b,27c,28,29のレイアウト)を変更する場合やパネルユニット1000,2000,3000,4000を他機種に流用する場合など、遊技パネル25のデザインが異なり、仕切部1100,1200,2100,2200,3100,3200,4100,4200により仕切る位置が変わる場合でも、遊技パネル25のデザインに応じて仕切部1100,1200,2100,2200,3100,3200,4100,4200を配置することで、パネルユニット1000,2000,3000,4000を再利用し易くすることができる。
上記各実施形態では、仕切部1100,1200,2100,2200,3100,3200,4100,4200が基部1110,2110,3110,4110と、その基部1110,2110,3110,4110に取り付けられる可動片1120,2120,3120,4120とにより構成される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、基部1110,2110,3110,4110を省略して、可動片1120,2120,3120,4120を枠体1040に直接取り付けるように構成しても良い。
上記第2実施形態では、可動片2120の表面2122の全面にメッキ処理を施して光源1021からの光を反射可能に形成すると共に、上記第4実施形態では、可動片4120の側面4121の全面にメッキ処理を施して光源1021からの光を反射可能に形成する場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、例えば、可動片2120の表面2122の先端および後端の両端部のみにメッキ処理を施したり、可動片4120の側面4121の先端および後端の両端部のみにメッキ処理を施す等して、可動片2120の表面2122の中央部分および可動片4120の側面4121の中央部分では光源1021からの光を反射しないように構成しても良い。この場合には、光源1021から遊技パネル25に直接照射される光と可動片2120,2140に反射して遊技パネル25に照射される光とにより遊技パネル25が局部的に明るく照明されることを防止して、照明むら(照明の明るさが一様でない状態)を抑制することができる。なお、可動片2120の表面2122の先端および後端の両端部および可動片4120の側面4121の先端および後端の両端部にメッキ処理などを施す範囲は、可動片2120,2140に反射する光が、停止順表示部27a,27b,27c、告知表示部28、演出表示部29の内周部分に照射される範囲に設定することが好ましい。
上記第3及び第4実施形態では、仕切部3100,3200,4100,4200がパネルユニット3000,4000に対して直線動作し、遊技パネル25に対する仕切部3100,3200,4100,4200の動作方向が垂直方向である場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、遊技パネル25に対する仕切部3100,3200,4100,4200の動作方向を遊技パネル25に対して水平方向としても良い。
上記各実施形態では、遊技パネル25に設けられた停止順表示部27a,27b,27c、告知表示部28、演出表示部29の照明に本発明を適用する場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、例えば、左リール32L、中リール32M、右リール32Rの照明やスロットマシン10を装飾するための役物(図示せず)の照明などに本発明を適用しても良い。
上記各実施形態では、遊技機の一種であるスロットマシン10に本発明を適用する場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、スロットマシン10に代えて、パチンコ機に本発明を適用しても良い。
以下に、本発明の遊技機に加えて、上記実施形態に含まれる各種発明の概念を示す。
透光性を有する表示部が設けられた装飾体と、その装飾体の裏側から前記表示部を照明する光源とを備えた遊技機であって、前記装飾体の裏側に配設されるユニット部材と、そのユニット部材に設けられる仕切部とを備え、その仕切部は、前記光源からの光を遮光して前記光源の照明範囲を制限する遮光状態または前記光源からの光を透光可能として前記照明範囲の制限を解除する透光状態となり得ることを特徴とする遊技機A1。
遊技機A1によれば、仕切部が遮光状態では、光源からの光が遮光されるので、装飾体に設けられる表示部を所定の照明範囲で照明することができる。これに対し、仕切部が透光状態では、光源からの光が透光可能となるので、照明範囲を拡大できると共に、仕切部の影が装飾体に映し出されることを防いで、仕切部に跨って設けられる表示部を一体的に照明することができる。
また、ユニット部材に設けられる仕切部は、遮光状態または透光状態となり得るので、装飾体のデザイン(表示部のレイアウト)を変更する場合やユニット部材を他機種に流用する場合など、装飾体のデザインが異なり、仕切部により仕切る位置が変わる場合でも、仕切部の遮光状態または透光状態を選択することで、装飾体のデザインに応じて表示部を照明することができる。これにより、ユニット部材を再利用することができる。更に、装飾体のデザインに応じて表示部を照明できるので、装飾体のデザインに制約を与えることがない。
また、仕切部が遮光状態または透光状態となり得るので、仕切部をユニット部材に常設することができる。よって、仕切部をユニット部材から取り外す必要がなく、ユニット部材から取り外した仕切部の管理を不要とすることができると共に、その管理の手間を省くことができる。
遊技機A1において、前記仕切部は、前記ユニット部材に対して回転動作可能に構成され、回転動作することにより前記ユニット部材に取り付けられた状態で前記遮光状態または透光状態となることを特徴とする遊技機A2。
遊技機A2によれば、仕切部は、ユニット部材に対して回転動作可能に構成され、回転動作することによりユニット部材に取り付けられた状態で遮光状態または透光状態となるので、仕切部をユニット部材から取り外さずに遮光状態または透光状態とすることができる。よって、ユニット部材を再利用する場合に、装飾体のデザインに合わせて仕切部の遮光状態または透光状態を容易に変更することができる。更に、仕切部をユニット部材から取り外さずに遮光状態または透光状態とすることができるので、ユニット部材からの取り外しに伴う仕切部の紛失を防止することができる。
遊技機A1又はA2において、前記仕切部は、前記透光状態において前記光源に臨む面が前記光源からの光を反射可能に形成されると共に前記装飾体側を向く傾斜面となることを特徴とする遊技機A3。
遊技機A3によれば、仕切部は、透光状態において光源に臨む面が光源からの光を反射可能に形成されると共に装飾体側を向く傾斜面となるので、仕切部が透光状態ではリフレクタとして機能する。よって、仕切部が透光状態では、光源からの光を装飾体側に反射させて、装飾体に設けられる表示部を明るく照明することができる。特に、指向性が強く放射角度が大きくなるにつれ光度が低下する発光ダイオード(LED)等により光源を構成する場合には、光源から離れた位置でも表示部を明るく照明することができる。よって、表示部の照明むら(照明の明るさが一様でない状態)を抑制することができる。
遊技機A3において、前記仕切部は、可動片を備え、その可動片の一面が前記光源に臨むように前記可動片が傾倒することにより前記透光状態となり、前記可動片は、前記一面のみ光の反射率が高く形成されていることを特徴とする遊技機A4。
遊技機A4によれば、仕切部は、可動片の一面が光源に臨むように可動片が傾倒することにより透光状態となり、可動片は、透光状態において光源に臨む一面のみ光の反射率が高く形成されているので、可動片の全面において光の反射率を高く形成する場合と比較して、遊技機全体としてのコストを抑制しつつ、透光状態での仕切部のリフレクタとしての機能を高めることができる。よって、仕切部が透光状態では、装飾体に設けられる表示部を一層明るく照明することができる。
遊技機A3において、前記光源は、前記仕切部を挟んで両側にそれぞれ設けられ、前記仕切部は、一対の可動片を備え、その可動片の一面が前記光源に臨むように前記一対の可動片が傾倒することにより前記透光状態となることを特徴とする遊技機A5。
遊技機A5によれば、仕切部は、一対の可動片を備え、その可動片の一面が光源に臨むように一対の可動片が傾倒することにより透光状態となるので、仕切部が透光状態では、仕切部を挟んで両側に設けられる光源に臨む両面がリフレクタとして機能する。よって、仕切部が透光状態では、仕切部を挟んで両側に設けられる光源からの光を共に装飾体側に反射させて、装飾体に設けられる表示部を一層明るく照明することができる。
遊技機A5において、前記可動片は、前記一面のみ光の反射率が高く形成されていることを特徴とする遊技機A6。
遊技機A6によれば、可動片は、透光状態において光源に臨む一面のみ光の反射率が高く形成されているので、全面において光の反射率を高く形成する場合と比較して、遊技機全体としてのコストを抑制しつつ、透光状態での仕切部のリフレクタとしての機能を高めることができる。よって、仕切部が透光状態では、装飾体に設けられる表示部を一層明るく照明することができる。
遊技機A6において、前記仕切部は、前記一面が互いに向き合うように前記一対の可動片が起立することにより前記遮光状態となることを特徴とする遊技機A7。
遊技機A7によれば、仕切部は、他面よりも光の反射率が高い一面が互いに向き合うように一対の可動片が起立することにより遮光状態となるので、仕切部が遮光状態ではリフレクタとしての機能が失われる。よって、仕切部が遮光状態では、光源からの光が隣り合う仕切部の間で繰り返し反射することを防いで、光の乱反射を抑制することができる。その結果、表示部の照明むら(照明の明るさが一様でない状態)を抑制することができる。
遊技機A1又はA2において、前記仕切部は、前記遮光状態において前記光源に臨む面が前記光源からの光を反射可能に形成されると共に前記装飾体側を向く傾斜面となり、前記透光状態において前記光源に臨む面が前記光源からの光を反射可能に形成されると共に前記装飾体側を向く傾斜面となることを特徴とする遊技機A8。
遊技機A8によれば、仕切部は、遮光状態において光源に臨む面が光源からの光を反射可能に形成されると共に装飾体側を向く傾斜面となるので、仕切部が遮光状態ではリフレクタとして機能する。また、仕切部は、透光状態において光源に臨む面が光源からの光を反射可能に形成されると共に装飾体側を向く傾斜面となるので、仕切部が透光状態ではリフレクタとして機能する。よって、仕切部が遮光状態であっても透光状態であっても、光源からの光を装飾体側に反射させて、装飾体に設けられる表示部を明るく照明することができる。特に、指向性が強く放射角度が大きくなるにつれ光度が低下する発光ダイオード(LED)等により光源を構成する場合には、光源から離れた位置でも表示部を明るく照明することができる。よって、表示部の照明むら(照明の明るさが一様でない状態)を抑制することができる。
遊技機A8において、前記仕切部は、一対の可動片を備え、その可動片の一面が前記光源に臨むように前記一対の可動片が傾倒することにより前記透光状態となり、前記可動片の他面が前記光源に臨むように前記一対の可動片が傾倒することにより前記遮光状態となることを特徴とする遊技機A9。
遊技機A9によれば、仕切部は、一対の可動片を備え、その可動片の一面が光源に臨むように一対の可動片が傾倒することにより透光状態となるので、仕切部が透光状態では、仕切部を挟んで両側に設けられる光源に臨む両面がリフレクタとして機能する。また、仕切部は、可動片の他面が光源に臨むように一対の可動片が傾倒することにより遮光状態となるので、仕切部が遮光状態では、仕切部を挟んで両側に設けられる光源に臨む両面がリフレクタとして機能する。よって、仕切部が透光状態であっても遮光状態であっても、仕切部を挟んで両側に設けられる光源からの光を共に装飾体側に反射させて、装飾体に設けられる表示部を一層明るく照明することができる。
なお、本発明における「仕切部」とは、光源の照明範囲を制限する部位であって、ユニット部材と可動片とによって、光源の照明範囲を制限するものや、可動片のみによって、光源の照明範囲を制限するものが仕切部に含まれる。
透光性を有する表示部が設けられた装飾体と、その装飾体の裏側から前記表示部を照明する光源とを備えた遊技機であって、前記装飾体の裏側に配設されるユニット部材と、そのユニット部材に設けられる仕切部とを備え、その仕切部は、前記光源からの光を遮光して前記光源の照明範囲を制限する遮光状態または前記光源からの光を透光可能として前記照明範囲の制限を解除する透光状態となり得ると共に、前記ユニット部材に対して直線動作可能に構成され、直線動作することにより前記ユニット部材に取り付けられた状態で前記遮光状態または透光状態となることを特徴とする遊技機B1。
遊技機B1によれば、仕切部が遮光状態では、光源からの光が遮光されるので、装飾体に設けられる表示部を所定の照明範囲で照明することができる。これに対し、仕切部が透光状態では、光源からの光が透光可能となるので、照明範囲を拡大できると共に、仕切部の影が装飾体に映し出されることを防いで、仕切部に跨って設けられる表示部を一体的に照明することができる。
また、ユニット部材に設けられる仕切部は、遮光状態または透光状態となり得るので、装飾体のデザイン(表示部のレイアウト)を変更する場合やユニット部材を他機種に流用する場合など、装飾体のデザインが異なり、仕切部により仕切る位置が変わる場合でも、仕切部の遮光状態または透光状態を選択することで、装飾体のデザインに応じて表示部を照明することができる。これにより、ユニット部材を再利用することができる。更に、装飾体のデザインに応じて表示部を照明できるので、装飾体のデザインに制約を与えることがない。
また、仕切部が遮光状態または透光状態となり得るので、仕切部をユニット部材に常設することができる。よって、仕切部をユニット部材から取り外す必要がなく、ユニット部材から取り外した仕切部の管理を不要とすることができると共に、その管理の手間を省くことができる。
また、仕切部は、ユニット部材に対して直線動作可能に構成され、直線動作することによりユニット部材に取り付けられた状態で遮光状態または透光状態となるので、仕切部をユニット部材から取り外さずに遮光状態または透光状態とすることができる。よって、ユニット部材を再利用する場合に、装飾体のデザインに合わせて仕切部の遮光状態または透光状態を容易に変更することができる。更に、仕切部をユニット部材から取り外さずに遮光状態または透光状態とすることができるので、ユニット部材からの取り外しに伴う仕切部の紛失を防止することができる。
また、仕切部は、直線動作することにより遮光状態または透光状態となるので、回転動作させて遮光状態または透光状態とする場合と比較して、構造を簡素化することができる。
なお、直線動作とは、装飾体に対する仕切部の動作方向が垂直方向である場合と、水平方向である場合との両方の場合を含む趣旨である。
遊技機B1において、前記仕切部は、前記透光状態において前記光源に臨む面が前記光源からの光を反射可能に形成されると共に前記装飾体側を向く傾斜面となることを特徴とする遊技機B2。
遊技機B2によれば、仕切部は、透光状態において光源に臨む面が光源からの光を反射可能に形成されると共に装飾体側を向く傾斜面となるので、仕切部が透光状態ではリフレクタとして機能する。よって、仕切部が透光状態では、光源からの光を装飾体側に反射させて、装飾体に設けられる表示部を明るく照明することができる。特に、指向性が強く放射角度が大きくなるにつれ光度が低下する発光ダイオード(LED)等により光源を構成する場合には、光源から離れた位置でも表示部を明るく照明することができる。よって、表示部の照明むら(照明の明るさが一様でない状態)を抑制することができる。
遊技機B1において、前記仕切部は、前記遮光状態において前記光源に臨む面が前記光源からの光を反射可能に形成されると共に前記装飾体側を向く傾斜面となり、前記透光状態において前記光源に臨む面が前記光源からの光を反射可能に形成されると共に前記装飾体側を向く傾斜面となることを特徴とする遊技機B3。
遊技機B3によれば、仕切部は、遮光状態において光源に臨む面が光源からの光を反射可能に形成されると共に装飾体側を向く傾斜面となるので、仕切部が遮光状態ではリフレクタとして機能する。また、仕切部は、透光状態において光源に臨む面が光源からの光を反射可能に形成されると共に装飾体側を向く傾斜面となるので、仕切部が透光状態ではリフレクタとして機能する。よって、仕切部が遮光状態であっても透光状態であっても、光源からの光を装飾体側に反射させて、装飾体に設けられる表示部を明るく照明することができる。特に、指向性が強く放射角度が大きくなるにつれ光度が低下する発光ダイオード(LED)等により光源を構成する場合には、光源から離れた位置でも表示部を明るく照明することができる。よって、表示部の照明むら(照明の明るさが一様でない状態)を抑制することができる。
遊技機B1からB3のいずれかにおいて、前記仕切部は、収容溝を有する基部と、その基部の収容溝に収容可能かつ前記収容溝に沿って摺動可能に構成される可動片とを備え、その可動片が前記収容溝に沿って摺動して前記収容溝から突出することにより前記遮光状態となり、前記可動片が前記収容溝に沿って摺動して前記収容溝内に没入することにより前記透光状態となることを特徴とする遊技機B4。
遊技機B4によれば、仕切部は、収容溝を有する基部と、その基部の収容溝に収容可能かつ収容溝に沿って摺動可能に構成される可動片とを備え、その可動片が収容溝に沿って摺動して収容溝から突出することにより遮光状態となり、可動片が収容溝に沿って摺動して収容溝内に没入することにより透光状態となるので、仕切部の状態を保持するための機構を別途設けなくとも、仕切部を遮光状態および透光状態に保持することができる。よって、構造を簡素化することができると共に、その分、遊技機全体としてのコストを抑制することができる。
なお、本発明における「仕切部」とは、光源の照明範囲を制限する部位であって、ユニット部材と可動片とによって、光源の照明範囲を制限するものや、可動片のみによって、光源の照明範囲を制限するものが仕切部に含まれる。
遊技機A1からA9、B1からB4のいずれかにおいて、前記遊技機はスロットマシンであることを特徴とする遊技機C1。中でも、スロットマシンの基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の動的表示が開始され、停止用操作手段(ストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備えた遊技機」となる。この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
遊技機A1からA9、B1からB4のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ遊技機であることを特徴とする遊技機C2。中でも、パチンコ遊技機の基本構成としては操作ハンドルを備え、その操作ハンドルの操作に応じて球を所定の遊技領域へ発射し、球が遊技領域内の所定の位置に配設された作動口に入賞(又は作動口を通過)することを必要条件として、表示装置において動的表示されている識別情報が所定時間後に確定停止されるものが挙げられる。また、特別遊技状態の発生時には、遊技領域内の所定の位置に配設された可変入賞装置(特定入賞口)が所定の態様で開放されて球を入賞可能とし、その入賞個数に応じた有価価値(景品球のみならず、磁気カードへ書き込まれるデータ等も含む)が付与されるものが挙げられる。
遊技機A1からA9、B1からB4のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ遊技機とスロットマシンとを融合させたものであることを特徴とする遊技機C3。中でも、融合させた遊技機の基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の変動が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備え、遊技媒体として球を使用すると共に、前記識別情報の動的表示の開始に際しては所定数の球を必要とし、特別遊技状態の発生に際しては多くの球が払い出されるように構成されている遊技機」となる。