JP2011092134A - 培養装置、培養観察装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】装置内の環境の変化を防止しながら一度に大量の培養容器の出し入れを行うことが可能な培養装置を提供する。
【解決手段】開放面が形成された筐体6と、筐体6内に配置されており、培養容器7を搭載するための棚部3a,3bと、筐体6内を所定の環境に維持するための環境維持部2と、筐体6の内部を外気と隔離するために前記開放面を開閉自在に覆う隔離部15と、を有し、隔離部15には、棚部3a,3bを筐体6の前記開放面から引き出した状態で前記開放面を覆うことを可能にする切り欠き部が形成されていることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】開放面が形成された筐体6と、筐体6内に配置されており、培養容器7を搭載するための棚部3a,3bと、筐体6内を所定の環境に維持するための環境維持部2と、筐体6の内部を外気と隔離するために前記開放面を開閉自在に覆う隔離部15と、を有し、隔離部15には、棚部3a,3bを筐体6の前記開放面から引き出した状態で前記開放面を覆うことを可能にする切り欠き部が形成されていることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、培養装置、培養観察装置に関する。
細胞等の試料が入れられた培養容器を所定の環境に維持した装置内に収容し、試料の培養を行う培養装置が知られている。斯かる培養装置では、複数の培養容器を搭載した棚部材を装置外へスライドさせることにより、一度に大量の培養容器の出し入れを行うことが可能な構成のものも知られている(例えば、特許文献1を参照。)。
上述のような従来の培養装置においては、培養容器の出し入れに際して、培養容器を搭載した棚部材を装置外へスライドさせるために、装置に設けられている大きな扉を開放しなければならない。そして棚部材を装置内へ戻すまでは、この扉を閉じることができない。したがって、装置内の環境が大きく変化し、所定の環境に復帰するまでに時間を要してしまうという問題があった。
そこで本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、装置内の環境の変化を防止しながら一度に大量の培養容器の出し入れを行うことが可能な培養装置、培養観察装置を提供することを目的とする。
そこで本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、装置内の環境の変化を防止しながら一度に大量の培養容器の出し入れを行うことが可能な培養装置、培養観察装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、
開放面が形成された筐体と、
前記筐体内に配置されており、培養容器を搭載するための棚部と、
前記筐体内を所定の環境に維持するための環境維持部と、
前記筐体の内部を外気と隔離するために前記開放面を開閉自在に覆う隔離部と、を有し、
前記隔離部には、前記棚部を前記筐体の前記開放面から引き出した状態で前記開放面を覆うことを可能にする切り欠き部が形成されていることを特徴とする培養装置を提供する。
また本発明は、
上記培養装置と、
前記筐体内に配置されており、前記培養容器内の試料を観察するための観察部と、
前記筐体内に配置されており、前記棚部に搭載されている前記培養容器を前記観察部へ搬送するための搬送部と、を有することを特徴とする培養観察装置を提供する。
開放面が形成された筐体と、
前記筐体内に配置されており、培養容器を搭載するための棚部と、
前記筐体内を所定の環境に維持するための環境維持部と、
前記筐体の内部を外気と隔離するために前記開放面を開閉自在に覆う隔離部と、を有し、
前記隔離部には、前記棚部を前記筐体の前記開放面から引き出した状態で前記開放面を覆うことを可能にする切り欠き部が形成されていることを特徴とする培養装置を提供する。
また本発明は、
上記培養装置と、
前記筐体内に配置されており、前記培養容器内の試料を観察するための観察部と、
前記筐体内に配置されており、前記棚部に搭載されている前記培養容器を前記観察部へ搬送するための搬送部と、を有することを特徴とする培養観察装置を提供する。
本発明によれば、装置内の環境の変化を防止しながら一度に大量の培養容器の出し入れを行うことが可能な培養装置、培養観察装置を提供することができる。
以下、本発明の各実施形態に係る培養観察装置を添付図面に基づいて詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1及び図2に示すように本実施形態に係る培養観察装置1は、試料を入れた培養容器を収容して当該試料の培養と観察を行うための装置であって、環境維持部2、ストッカー部3、搬送部4、及び観察部5を筐体6内に備えている。なお、筐体6の外部には、環境維持部2、搬送部4、及び観察部5を制御するための不図示の制御部や、不図示の操作部が備えられている。
(第1実施形態)
図1及び図2に示すように本実施形態に係る培養観察装置1は、試料を入れた培養容器を収容して当該試料の培養と観察を行うための装置であって、環境維持部2、ストッカー部3、搬送部4、及び観察部5を筐体6内に備えている。なお、筐体6の外部には、環境維持部2、搬送部4、及び観察部5を制御するための不図示の制御部や、不図示の操作部が備えられている。
環境維持部2は、筐体6内の温度、湿度、二酸化炭素濃度、酸素濃度等を調整することで筐体6内を所定の環境に維持するものであり、加熱器、加湿器、酸素や二酸化炭素の発生装置等からなる。この環境維持部2により、筐体6内の環境を例えば温度37℃、湿度95%、二酸化炭素5%、酸素5%に維持することができる。
ストッカー部3は、図1に示すように正面側から見て筐体6内の左端に設けられており、ストッカー3a、ストッカー台座3b、及びスライド機構3cで構成されている。
ストッカー3aは、複数の培養容器7を上下方向に格納するための棚部材(本実施形態では8段の棚部材)である。
ストッカー台座3bは、図2に示すように複数(本実施形態では3つ)のストッカー3aを筐体6の奥行き方向へ並べて設置するための板状部材である。なお、ストッカー台座3bの正面側端部にはハンドル8が設けられており、奥側端部には後述する補助隔離部10が備えられている。
ストッカー3aは、複数の培養容器7を上下方向に格納するための棚部材(本実施形態では8段の棚部材)である。
ストッカー台座3bは、図2に示すように複数(本実施形態では3つ)のストッカー3aを筐体6の奥行き方向へ並べて設置するための板状部材である。なお、ストッカー台座3bの正面側端部にはハンドル8が設けられており、奥側端部には後述する補助隔離部10が備えられている。
スライド機構3cは、ストッカー台座3bを筐体6から出し入れするために、ストッカー台座3bを筐体6の奥行き方向へスライド可能に支持するものである。なお、スライド機構3cには、ストッカー台座3bを筐体6外へ引き出した際や筐体6内へ押し戻した際に、ストッカー台座3bのスライドを禁止してその位置を固定するための不図示の固定機構が備えられている。
斯かる構成により、培養観察装置1の使用者はハンドル8を掴んでストッカー台座3bをスライドさせることにより、ストッカー台座3bとともにストッカー3aを筐体6から出し入れすることができる(図4を参照。)。
斯かる構成により、培養観察装置1の使用者はハンドル8を掴んでストッカー台座3bをスライドさせることにより、ストッカー台座3bとともにストッカー3aを筐体6から出し入れすることができる(図4を参照。)。
搬送部4は、所定の培養容器7をストッカー3aから取り出して観察部5へ搬送し、観察後、当該培養容器7をストッカー3aの元の位置に戻す作業を行う一般的な構成の搬送装置である。
観察部5は、搬送部4によって搬送された所定の培養容器7内の試料の観察画像を取得するための一般的な構成の顕微鏡装置である。なお、観察部5で取得した試料の観察画像は、筐体6の外部に備えられている不図示の操作部のモニタに表示したり、培養観察装置1に別途接続した不図示のパーソナルコンピュータ(PC)にダウンロードして、このPCのモニタに表示して観察することができる。
なお、不図示の操作部は、使用者が筐体6内の環境条件(湿度や温度等の情報)や、観察スケジュール(筐体6内の複数の培養容器7をいつ、どのような順番、どのような倍率で観察するか等の情報)を入力するためのものである。
観察部5は、搬送部4によって搬送された所定の培養容器7内の試料の観察画像を取得するための一般的な構成の顕微鏡装置である。なお、観察部5で取得した試料の観察画像は、筐体6の外部に備えられている不図示の操作部のモニタに表示したり、培養観察装置1に別途接続した不図示のパーソナルコンピュータ(PC)にダウンロードして、このPCのモニタに表示して観察することができる。
なお、不図示の操作部は、使用者が筐体6内の環境条件(湿度や温度等の情報)や、観察スケジュール(筐体6内の複数の培養容器7をいつ、どのような順番、どのような倍率で観察するか等の情報)を入力するためのものである。
筐体6は、磁石を付着させることが可能な金属からなり、図1に示すように正面側が開放された箱形部材からなる。筐体6には、図2に示すように筐体6の開放面を覆うガラス扉11と、当該開放面をガラス扉11の外側からさらに覆う大型の金属扉12とが設けられている(図1及び図3ではいずれも不図示)。なお、ガラス扉11と金属扉12は、筐体6に対してそれぞれ蝶番11a、12aを介して開閉自在に連結された片開きの板状部材からなる。
なお、筐体6の正面側端部には、例えばパッキン等の2つの封止部材13,14が筐体6の開放面を包囲するように配置されている(図1及び図3ではいずれも不図示)。このため、ガラス扉11と金属扉12を閉じた際には、ガラス扉11は封止部材13と密着し、金属扉12は封止部材14と密着するため、筐体6内を気密に維持することができる。
なお、筐体6の正面側端部には、例えばパッキン等の2つの封止部材13,14が筐体6の開放面を包囲するように配置されている(図1及び図3ではいずれも不図示)。このため、ガラス扉11と金属扉12を閉じた際には、ガラス扉11は封止部材13と密着し、金属扉12は封止部材14と密着するため、筐体6内を気密に維持することができる。
筐体6の正面側上部には、ガラス扉11と金属扉12を開いた際に、筐体6の内部を外気と隔離して筐体6内の環境の変化を防止するための隔離部15が備えられている。隔離部15は、カーテン部16と、カーテン部16を巻き上げて収納するための収納部17とからなる。
カーテン部16は、図3に示すように筐体6の開放面を覆う大きさの静電防止カーテンからなり、ストッカー部3と対向する部分にはストッカー3a及びストッカー台座3bの筐体6からの出し入れの妨げとならないように切り欠き部16aが形成されている。また、カーテン部16の縁部分全体、即ち筐体6の正面側端部と接触する部分及び筐体6外へ引き出したストッカー台座3bの補助隔離部10と接触する部分には、折り曲げ可能な磁石18が張り巡らされている。さらに、カーテン部16の先端には取っ手19が設けられている。なお、本実施形態ではカーテン部16として、筐体6内の発塵を防止する効果を奏する静電防止カーテンを採用しているが、これに限られるものではない。
カーテン部16は、図3に示すように筐体6の開放面を覆う大きさの静電防止カーテンからなり、ストッカー部3と対向する部分にはストッカー3a及びストッカー台座3bの筐体6からの出し入れの妨げとならないように切り欠き部16aが形成されている。また、カーテン部16の縁部分全体、即ち筐体6の正面側端部と接触する部分及び筐体6外へ引き出したストッカー台座3bの補助隔離部10と接触する部分には、折り曲げ可能な磁石18が張り巡らされている。さらに、カーテン部16の先端には取っ手19が設けられている。なお、本実施形態ではカーテン部16として、筐体6内の発塵を防止する効果を奏する静電防止カーテンを採用しているが、これに限られるものではない。
収納部17は、一般的なロールカーテンの構成と同様のものであり、バネを内蔵した不図示の巻き取り軸と、この巻き取り軸を保持する保持部17aとからなる。これにより使用者は、取っ手19を掴みカーテン部16を収納部17から所望の長さ分だけ下方(図3中の太矢印の方向)に引き出し、その状態を維持したり、再び収納部17に収納させることができる。なお、詳細には、収納部17によるカーテン部16の収納は、使用者がカーテン部16を一番下方まで引き出した際に、巻き取り軸によってカーテン部16が自動的に巻き上げられて行われる。
ここで、上述の補助隔離部10は、図4に示すようにストッカー3a及びストッカー台座3bを筐体6から全て引き出した際に、カーテン部16の切り欠き部16aを筐体6の内部側から覆うためのものである。補助隔離部10は、切り欠き部16aよりも大きな板状部材であって、磁石を付着させることが可能な金属からなる。なお、補助隔離部10は、滅菌可能な材料、具体的には過酸化水素水滅菌が可能な金属等からなることが好ましい。
以上の構成により、本実施形態に係る培養観察装置1は、大量の培養容器7を所定の環境に維持された筐体6に収容して各培養容器7内の試料を培養することができる。また、搬送部4によって各培養容器7を観察部5へ適宜搬送し、観察部5によって各培養容器7内の試料を観察することができる。
ここで、上記構成の培養観察装置1において、培養容器7を筐体6内に収容したり、筐体6内の培養容器7を取り出したりする際の代表的な手順について説明する。
手順1:使用者が金属扉12とガラス扉11を順に開く。
手順2:使用者が取っ手19を掴んでカーテン部16を収納部17から下方へ引き出し、磁石18を筐体6の正面側端部に付着させる。これにより、筐体6の開放面がカーテン部16で覆われ、筐体6内への外気の流通を防止することができ、即ち筐体6内の環境の変化を防止することができる。なお、このとき磁石18は、筐体6の正面側端部においてガラス扉11用の封止部材13の外側位置に付着させることが好ましい。これにより、カーテン部16を封止部材13に密着させて密閉性を高めることができる。
手順1:使用者が金属扉12とガラス扉11を順に開く。
手順2:使用者が取っ手19を掴んでカーテン部16を収納部17から下方へ引き出し、磁石18を筐体6の正面側端部に付着させる。これにより、筐体6の開放面がカーテン部16で覆われ、筐体6内への外気の流通を防止することができ、即ち筐体6内の環境の変化を防止することができる。なお、このとき磁石18は、筐体6の正面側端部においてガラス扉11用の封止部材13の外側位置に付着させることが好ましい。これにより、カーテン部16を封止部材13に密着させて密閉性を高めることができる。
手順3:使用者がハンドル8を掴んでストッカー台座3b及びストッカー3aを筐体6外へ引き出し、補助隔離部10をカーテン部16における切り欠き部16aの縁部分に当接させる(図3及び図4を参照。)。なお、このとき、当該縁部分の磁石18は補助隔離部10に付着する。このようにして補助隔離部10で切り欠き部16aを筐体6の内部側から覆うことで、切り欠き部16aからの筐体6内への外気の流通を防止することができ、筐体6内の環境の変化を効果的に防止することができる。
手順4:使用者がストッカー3aに格納されていた培養容器7の取り出しや、新たな試料を入れた培養容器7のストッカー3aへの格納を行う。
手順5:使用者がハンドル8を掴んでストッカー台座3b及びストッカー3aを筐体6内へ押し戻す。なお、このときカーテン部16における切り欠き部16aの縁部分の磁石18は、ストッカー台座3bの補助隔離部10から外れる。
手順4:使用者がストッカー3aに格納されていた培養容器7の取り出しや、新たな試料を入れた培養容器7のストッカー3aへの格納を行う。
手順5:使用者がハンドル8を掴んでストッカー台座3b及びストッカー3aを筐体6内へ押し戻す。なお、このときカーテン部16における切り欠き部16aの縁部分の磁石18は、ストッカー台座3bの補助隔離部10から外れる。
手順6:使用者が筐体6の正面側端部から磁石18を外した後、カーテン部16を一番下方まで引き出すことによりカーテン部16を収納部17に収納させる。
手順7:使用者がガラス扉11と金属扉12を順に閉じる。これにより、筐体6内を気密に維持することができる。
以上の手順により、使用者は筐体6内の環境の変化を効果的に防止しながら、全てのストッカー3aを筐体6外へ引き出した状態で、ストッカー3aに格納されていた培養容器7を取り出したり、新たな試料入りの培養容器7をストッカー3aに格納したりすることができる、即ち一度に大量の培養容器7を筐体6から出し入れすることができる。
手順7:使用者がガラス扉11と金属扉12を順に閉じる。これにより、筐体6内を気密に維持することができる。
以上の手順により、使用者は筐体6内の環境の変化を効果的に防止しながら、全てのストッカー3aを筐体6外へ引き出した状態で、ストッカー3aに格納されていた培養容器7を取り出したり、新たな試料入りの培養容器7をストッカー3aに格納したりすることができる、即ち一度に大量の培養容器7を筐体6から出し入れすることができる。
本実施形態によれば、簡便な構成の隔離部15を用いることにより、筐体6内の環境の変化を効果的に防止しながら、一度に大量の培養容器7を筐体6から出し入れ可能な培養観察装置1を実現することができる。
なお、本実施形態において、隔離部15の構成は上述のものに限られず、例えばカーテン部16を板状にしてこれを上下方向へスライドさせる構成とすることもできる。また、隔離部15は、筐体6の上部に限られず、正面から見て筐体6の右側に設ける構成とすることもできる。
また、筐体6及び補助隔離部10に対するカーテン部16の固定は、上述の磁石18に限られず、面ファスナーや、フック等の係止部材によって行う構成とすることもできる。
なお、本実施形態において、隔離部15の構成は上述のものに限られず、例えばカーテン部16を板状にしてこれを上下方向へスライドさせる構成とすることもできる。また、隔離部15は、筐体6の上部に限られず、正面から見て筐体6の右側に設ける構成とすることもできる。
また、筐体6及び補助隔離部10に対するカーテン部16の固定は、上述の磁石18に限られず、面ファスナーや、フック等の係止部材によって行う構成とすることもできる。
また、補助隔離部10をストッカー台座3bの奥側端部だけでなく、3つのストッカー3aどうしの間に設けることもできる。これにより、ストッカー3aを1つ又は2つだけ筐体6から引き出した状態での培養容器7の出し入れが可能になる。
また、カーテン部16の切り欠き部16aの形状は図3に示すものに限られない。本実施形態において切り欠き部16aの引き出し方向の長さは、ストッカー3aの高さに合わせて設定されているが、例えばストッカー台座3bの高さに合わせて設定することも可能である。これにより、ストッカー3aを1つ又は2つだけ筐体6から引き出した状態にした上で、収納部17からカーテン部16を引き出してストッカー3aどうしの間に進入させ、さらにストッカー台座3bへ達するまで引き下げることが可能となる。即ち、ストッカー3aを1つ又は2つだけ筐体6から引き出した状態での培養容器7の出し入れが可能になる。
また、本実施形態において切り欠き部16aは、カーテン部16の引き出し方向に延びた長方形状であって、カーテン部16の先端まで達している。これにより、ストッカー3a及びストッカー台座3bを筐体6から引き出した後でも、上記手順2で述べた作業を行うことができる。しかしながらこれに限られず、切り欠き部16aをカーテン部16の引き出し方向に延びた長方形状であって、カーテン部16の先端まで達しない形状とする、即ち切り欠き部16aを長方形状の穴部にしてもよい。なお、このことは後述する第2実施形態においても同様である。
また、カーテン部16の切り欠き部16aの形状は図3に示すものに限られない。本実施形態において切り欠き部16aの引き出し方向の長さは、ストッカー3aの高さに合わせて設定されているが、例えばストッカー台座3bの高さに合わせて設定することも可能である。これにより、ストッカー3aを1つ又は2つだけ筐体6から引き出した状態にした上で、収納部17からカーテン部16を引き出してストッカー3aどうしの間に進入させ、さらにストッカー台座3bへ達するまで引き下げることが可能となる。即ち、ストッカー3aを1つ又は2つだけ筐体6から引き出した状態での培養容器7の出し入れが可能になる。
また、本実施形態において切り欠き部16aは、カーテン部16の引き出し方向に延びた長方形状であって、カーテン部16の先端まで達している。これにより、ストッカー3a及びストッカー台座3bを筐体6から引き出した後でも、上記手順2で述べた作業を行うことができる。しかしながらこれに限られず、切り欠き部16aをカーテン部16の引き出し方向に延びた長方形状であって、カーテン部16の先端まで達しない形状とする、即ち切り欠き部16aを長方形状の穴部にしてもよい。なお、このことは後述する第2実施形態においても同様である。
(第2実施形態)
本実施形態に係る培養観察装置について、上記第1実施形態と同様の部分には同じ符号を付して説明を省略し、異なる部分について詳細に説明する。
図5及び図6に示すように、本実施形態に係る培養観察装置20は、以下に述べる構成のガラス扉11が上記第1実施形態における隔離部15の役割を担うものである。
本実施形態に係る培養観察装置について、上記第1実施形態と同様の部分には同じ符号を付して説明を省略し、異なる部分について詳細に説明する。
図5及び図6に示すように、本実施形態に係る培養観察装置20は、以下に述べる構成のガラス扉11が上記第1実施形態における隔離部15の役割を担うものである。
本実施形態におけるガラス扉11には、正面側から見て左端下方、即ちストッカー部3と対向する部分に、ストッカー3a及びストッカー台座3bの筐体6からの出し入れの妨げとならないように切り欠き部21が形成されている。なお、ガラス扉11における切り欠き部21の縁部分には、切り欠き部21を包囲するように例えばパッキン等の不図示の封止部材が配置されている。
また、ガラス扉11には、切り欠き部21を塞ぐためのガラス小扉22が設けられている。なお、ガラス小扉22は、ガラス扉11に対して不図示の蝶番を介して開閉自在に連結された片開きの板状部材からなる。また、ガラス小扉22とガラス扉11との間には、不図示の封止部材が配置されている。
斯かる構成により、ガラス扉11及びガラス小扉22を閉じることで、筐体6内を気密に維持することができる。
また、ガラス扉11には、切り欠き部21を塞ぐためのガラス小扉22が設けられている。なお、ガラス小扉22は、ガラス扉11に対して不図示の蝶番を介して開閉自在に連結された片開きの板状部材からなる。また、ガラス小扉22とガラス扉11との間には、不図示の封止部材が配置されている。
斯かる構成により、ガラス扉11及びガラス小扉22を閉じることで、筐体6内を気密に維持することができる。
また、本実施形態においてストッカー台座3bの奥側端部には、ガラス扉11の切り欠き部21よりも大きな板状部材からなる補助隔離部23が備えられている。この補助隔離部23は、図8に示すようにストッカー3a及びストッカー台座3bを筐体6から全て引き出した際に、切り欠き部21を筐体6の内部側から覆うためのものである。
以上に述べた構成の培養観察装置20において、培養容器7を筐体6内に収容したり、筐体6内の培養容器7を取り出したりする際の代表的な手順について説明する。
手順1:使用者が金属扉12を開く。
手順2:使用者がガラス小扉22を開く。このとき、ガラス扉11を閉じた状態を維持できるため、筐体6内への外気の流通を防止することができ、即ち筐体6内の環境の変化を防止することができる。
手順1:使用者が金属扉12を開く。
手順2:使用者がガラス小扉22を開く。このとき、ガラス扉11を閉じた状態を維持できるため、筐体6内への外気の流通を防止することができ、即ち筐体6内の環境の変化を防止することができる。
手順3:使用者がハンドル8を掴んでストッカー台座3b及びストッカー3aを筐体6外へ引き出し、補助隔離部23をガラス扉11における切り欠き部21の縁部分に当接させる(図7及び図8を参照。)。なお、このとき、当該縁部分に配置されている不図示の封止部材が補助隔離部23に密着する。このようにして補助隔離部23で切り欠き部21を筐体6の内側から覆うことで、切り欠き部21からの筐体6内への外気の流通を防止することができ、筐体6内の環境の変化を効果的に防止することができる。
手順4:使用者がストッカー3aに格納されていた培養容器7の取り出しや、新たな試料を入れた培養容器7のストッカー3aへの格納を行う。
手順5:使用者がハンドル8を掴んでストッカー台座3b及びストッカー3aを筐体6内へ押し戻す。
手順4:使用者がストッカー3aに格納されていた培養容器7の取り出しや、新たな試料を入れた培養容器7のストッカー3aへの格納を行う。
手順5:使用者がハンドル8を掴んでストッカー台座3b及びストッカー3aを筐体6内へ押し戻す。
手順6:使用者がガラス小扉22を閉じる。
手順7:使用者が金属扉12を閉じる。これにより、筐体6内を気密に維持することができる。
以上の手順により、上記第1実施形態と同様に使用者は、筐体6内の環境の変化を効果的に防止しながら、一度に大量の培養容器7を筐体6から出し入れすることができる。また、以上の手順においてはガラス扉11を一度も開ける必要がないため、より効果的に筐体6内の環境の変化を防止することができる。
手順7:使用者が金属扉12を閉じる。これにより、筐体6内を気密に維持することができる。
以上の手順により、上記第1実施形態と同様に使用者は、筐体6内の環境の変化を効果的に防止しながら、一度に大量の培養容器7を筐体6から出し入れすることができる。また、以上の手順においてはガラス扉11を一度も開ける必要がないため、より効果的に筐体6内の環境の変化を防止することができる。
本実施形態によれば、上記第1実施形態における隔離部15の役割をガラス扉11及びガラス小扉22が担うことで、筐体6内の環境の変化を効果的に防止しながら、一度に大量の培養容器7を筐体6から出し入れ可能な培養観察装置20を実現することができる。
なお、上記各実施形態では培養観察装置を例示しているが、これに限られず、培養観察装置から観察部と搬送部を省いた構成とすることで、筐体内の環境の変化を防止しながら一度に大量の培養容器の出し入れを行うことが可能な培養装置を実現することも勿論可能である。
なお、上記各実施形態では培養観察装置を例示しているが、これに限られず、培養観察装置から観察部と搬送部を省いた構成とすることで、筐体内の環境の変化を防止しながら一度に大量の培養容器の出し入れを行うことが可能な培養装置を実現することも勿論可能である。
1,20 培養観察装置
2 環境維持部
3a ストッカー
3b ストッカー台座
3c スライド機構
4 搬送部
5 観察部
6 筐体
7 培養容器
10,23 補助隔離部
11 ガラス扉
12 金属扉
15 隔離部
16 カーテン部
16a カーテン部の切り欠き部
21 ガラス扉の切り欠き部
22 ガラス小扉
2 環境維持部
3a ストッカー
3b ストッカー台座
3c スライド機構
4 搬送部
5 観察部
6 筐体
7 培養容器
10,23 補助隔離部
11 ガラス扉
12 金属扉
15 隔離部
16 カーテン部
16a カーテン部の切り欠き部
21 ガラス扉の切り欠き部
22 ガラス小扉
Claims (8)
- 開放面が形成された筐体と、
前記筐体内に配置されており、培養容器を搭載するための棚部と、
前記筐体内を所定の環境に維持するための環境維持部と、
前記筐体の内部を外気と隔離するために前記開放面を開閉自在に覆う隔離部と、を有し、
前記隔離部には、前記棚部を前記筐体の前記開放面から引き出した状態で前記開放面を覆うことを可能にする切り欠き部が形成されていることを特徴とする培養装置。 - 前記棚部を前記筐体から引き出した状態で前記隔離部の前記切り欠き部を覆うための補助隔離部を有することを特徴とする請求項1に記載の培養装置。
- 前記隔離部は、前記切り欠き部が形成されたカーテン部と、前記カーテン部を繰り出し自在に収納する収納部とからなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の培養装置。
- 前記カーテン部で前記開放面を覆う際に、前記カーテン部を前記筐体に対して固定するための固定部材を有することを特徴とする請求項3に記載の培養装置。
- 前記カーテン部が静電防止カーテンからなることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の培養装置。
- 前記筐体には、前記開放面を開閉自在に塞ぐための扉部材が備えられており、
前記隔離部は、前記切り欠き部が形成された前記扉部材からなり、
前記扉部材の前記切り欠き部には、小扉部材がさらに設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の培養装置。 - 前記補助隔離部が滅菌可能な材料からなることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の培養装置。
- 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の培養装置と、
前記筐体内に配置されており、前記培養容器内の試料を観察するための観察部と、
前記筐体内に配置されており、前記棚部に搭載されている前記培養容器を前記観察部へ搬送するための搬送部と、を有することを特徴とする培養観察装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009250943A JP2011092134A (ja) | 2009-10-30 | 2009-10-30 | 培養装置、培養観察装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009250943A JP2011092134A (ja) | 2009-10-30 | 2009-10-30 | 培養装置、培養観察装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011092134A true JP2011092134A (ja) | 2011-05-12 |
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ID=44109820
Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2011092134A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017201896A (ja) * | 2016-05-09 | 2017-11-16 | 株式会社Ihi | 細胞培養装置及び連結方法 |
-
2009
- 2009-10-30 JP JP2009250943A patent/JP2011092134A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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