JP2011092036A - ペットフード - Google Patents

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Abstract

【課題】歯垢の付着や口臭を効果的に防止しうるペットフードに関する。
【解決手段】有機酸および/またはクロレラ粉末を含有し、且つ隣接して配置された複数の突起部2,12を備えるように成型され、当該突起部2,12の間に溝3,13が形成されているペットフード粒1,10を配合する。この突起部2,12と、溝3,13により、歯が研磨されると同時に、有機酸および/またはクロレラ粉末により歯垢の付着や口臭を効果的に防止され、優れた歯磨き効果が奏される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、歯垢や口臭を防止しうるドライタイプのペットフードに関する。詳細には、特定量の有機酸やクロレラ粉末を配合すると共に、特定の形状に成型することにより、歯垢の付着や口臭を効果的に防止しうるドライタイプのペットフードに関する。
例えば、犬や猫等のペットは、歯垢の付着やこれに伴う歯周病、口臭の発生、虫歯等が問題となっており、特に近年にはペットの長寿化が進んでいることから、このような問題が顕著となりつつある。このため、ペットフードとして、歯垢の付着や歯周病の発生を防止する機能を付加したものが提案されている。例えば、ペットフードを噛んだ際に機械的に歯垢を除去して歯を清浄することを目的として、特許文献1(特開2002−58436号公報)には、牛や豚の骨と同程度の硬さを有し、その表面に多数の凹凸を有するように成形したスティック状のドックフードが記載され、また特許文献2(特開平11−187822号)および特許文献3(特表2003−521901号公報)には、変性タンパク質源、ゼラチン化炭水化物源、不溶性食物繊維を含むマトリックスからなる乾燥ペットフードが記載されている。
一方、特許文献4(特開平11−98961号公報)には、床革を原料として、ソルビットやキシリトールを可塑剤として添加したペットフードが記載され、また、特許文献5(特開2006−211922号公報)には、脱カフェイン処理した加工茶葉を配合したペットフードが記載されている。
しかし、単にペットフードに機械的な強度を持たせたり、その表面に凹凸等を形成しても、その歯垢除去効果等には限度があり、またペットフードとしてその栄養の点において十分とはいえない。また、キシリトールは犬において低血糖症を生じさせる危険性があること、単に茶葉をペットフードに配合するとその呈味性から嗜好性において問題があること、などの理由からこれらの技術を用いることは難しい。このため、歯垢の付着や口臭を効果的に防止しうるペットフードが要望されている。
特開2002−58436号公報 特開平11−187822号 特表2003−521901号公報 特開平11−98961号公報 特開2006−211922号公報
上述した問題に鑑み、本発明の課題は、栄養または嗜好性の点において問題が無く、且つ歯垢の付着や口臭を効果的に防止しうるドライタイプのペットフードを提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、上述した課題を解決する。すなわち、本発明は、下記(1)〜(6)に関する。
(1)有機酸および/またはクロレラ粉末を含有し、且つ隣接して配置された複数の突起部を備えるように成型され、当該突起部の間に溝が形成されているペットフード粒が配合されていることを特徴とするドライタイプのペットフード。
(2)ペットフード粒が、少なくとも10質量%以上配合されている前記(1)記載のドライタイプのペットフード。
(3)有機酸がペットフード総質量に対して0.1〜3質量%の量にて、またはクロレラ粉末がペットフード総質量に対して0.1〜1質量%の量にて、ペットフード粒の製造時に原料の一つとして添加されている、前記(1)または(2)に記載のドライタイプのペットフード。
(4)有機酸またはクロレラ粉末が、ペットフード総質量に対して0.1〜1質量%の量にて、成型されたペットフード粒をコーティングしたものである、前記(1)または(2)に記載のドライタイプのペットフード。
(5)ペットフード粒における前記突起部は、高さが3〜15mm、幅が2〜8mmであり、且つ前記突起部の間に形成される溝の間隔は、0.5〜8mmである、前記(1)〜(4)のいずれか1項に記載のドライタイプのペットフード。
(6)有機酸を含有するペットフード粒とクロレラ粉末を含有するペットフード粒を配合し、これらのペットフード粒の配合量が、20〜80質量%の範囲である、前記(1)〜(5)のいずれか1項に記載のドライタイプのペットフード。
本発明のドライタイプのペットフードは、ペットが摂食する際に隣接して配置された複数の突起部と、その突起部の間に形成される溝により、歯が研磨されると同時に、ペットフード粒に含まれる有機酸および/またはクロレラ粉末により歯垢の付着や口臭を効果的に防止され、優れた歯磨き効果が奏される。
また、本発明のペットフードは、有機酸とクロレラ粉末の含有量が適切なため、嗜好性に問題が無く、ペットの日々の食事として供与しながら、歯垢の付着や口臭を効果的に防止することができる。
E型の形状を有するキャットフードをエクストルーダからの押し出し方向と垂直な断面で切った断面図である。 H型の形状を有するドッグフードをエクストルーダの押し出し方向と垂直な断面で切った断面図である。
以下に本発明の一実施形態について詳細に説明する。
本実施形態のドライタイプのペットフード(以下、単に「ペットフード」ということがある)が対象とするペットとしては、ペット(愛玩動物)として飼育される哺乳動物であれば特に限定されず、そのうちでも好ましくはイヌおよびネコである。
本実施形態のペットフードは、有機酸および/またはクロレラ粉末をペットフード粒に含有させる。
有機酸としては、ペットに摂取させることができ、且つ酸性を呈する有機酸およびその塩であれば特に限定されない。例えば、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、フマル酸またはその塩が挙げられるが、リンゴ酸が特に好ましい。これら有機酸をペットフード粒に含有させる方法としては、ペットフード粒の製造時に原料の一つとして添加するか、別途製造したペットフード粒を有機酸でコーティングする方法が挙げられる。有機酸をペットフード粒の製造時に添加する場合、その添加量はペットフード粒の質量に対して0.1〜3質量%の範囲である。また、有機酸でペットフード粒をコーティングする場合、そのコーティング量は、ペットフード粒の質量に対して0.1〜1質量%の範囲である。コーティングは定法に従って行うことができるが、例えば有機酸を単独または嗜好性素材等と混合したものをダスティングなどの手法によりコーティングする。ペットフード粒において、有機酸の含有量が上記の量未満であると、歯垢の付着や口臭の低減・防止の点で十分に効果が奏されなくなり、またこれを超えると、呈味性において酸味が強くなり過ぎて、ペットフードの嗜好性が低下するおそれがある。
また、クロレラ粉末としては、食品用素材または飼料用素材として市販されているクロレラ粉末を適宜用いることができる。クロレラ粉末をペットフード粒に含有させる方法としては、ペットフード粒の製造時に原料の一つとして添加するか、別途製造したペットフード粒をクロレラ粉末でコーティングする方法が挙げられるが、クロレラ粉末でコーティングする方法が好ましい。この場合、そのコーティング量は、ペットフード粒の質量に対して0.1〜1質量%の範囲である。コーティングは定法に従って行うことができるが、例えばクロレラ粉末を単独または嗜好性素材等と混合したものをダスティングなどの手法によりコーティングする。ペットフード粒において、クロレラ粉末の含有量が上記の量未満であると、歯垢の付着や口臭の低減・防止の点で十分に効果が奏されなくなり、またこれを超えると、呈味性において、ペットが好む動物性蛋白の風味をマスキングしてしまうおそれがある。
ドライタイプのペットフードにおいて、上述のように有機酸および/またはクロレラ粉末を含有させたペットフード粒は、隣接して配置された複数の突起部を備えるように成型して、当該突起部の間に溝が形成される。その形状としては、アルファベットのV型、E型、H型、M型やW型、十字型、王字型、またはこれらの複合形もしくは変形等が挙げられるが、これらに限定はされない。
図1は、一例としてE型のキャットフード粒1をエクストルーダからの押し出し方向と垂直な断面で切った断面図である。E型のキャットフード粒1において突起部は、符号2で示す部分で、3箇所設けられている。それぞれの突起部1の長さ(高さ)aは3〜10mm、幅bは2〜5mm、突起部1と突起部1との間の溝2の間隔(幅)cは0.5〜5mmとなるようにする。なお、キャットフード粒1の厚み(図示する状態での紙面に対して前後方向の厚み)は、2〜5mmである。
図2はH型のドッグフード粒10をエクストルーダからの押し出し方向と垂直な断面で切った断面図である。H型において突起部は、符号11で示す部分で、4箇所設けられている。E型と同様に、それぞれの突起部11の長さ(高さ)aは3〜15mm、幅bは2〜8mm、突起部11と突起部11との間の溝12の間隔(幅)cは0.5〜8mmとなるようにする。大型犬の場合には突起部1,11は長さ(高さ)aが7〜15mm、幅bが4〜8mmの範囲である。また、中型犬の場合には突起部1,11は長さ(高さ)aが5〜12mm、幅bが3〜6mmの範囲であり、小型犬の場合には突起部1,11は長さ(高さ)aが3〜10mm、幅bが2〜5mmの範囲である。この場合も、キャットフード粒1と同様にドッグフード粒10の厚みは、2〜5mmである。
以上、キャットフード1とドッグフード10を例に、形状及び大きさについて説明したが、これに限定されず、突起部1,11の長さa、幅b及び溝2,12の間隔cは、対象とする動物や身体の大きさ等に考慮して適宜選択すればよい。
ドライタイプのペットフードにおいて、有機酸および/またはクロレラ粉末を含有させ、且つ上記の形状および大きさに成型させたペットフード粒を、有機酸とクロレラ粉末のいずれも含有しないペットフード粒に配合する。その量はペットフードの総質量に対して、少なくとも10質量%以上、好ましくは20〜80質量%、より好ましくは40〜60質量%配合する。有機酸および/またはクロレラ粉末を含有させたペットフード粒の配合量が10質量%未満であると、歯垢の付着や口臭の低減・防止の点で十分に効果が奏されなくなる。一方、当該ペットフード粒の配合量を好ましい範囲とすることで、口臭の低減・防止の点で所望の効果が奏されると当時に、ペットが違和感を感じることなく摂食することからより好適である。
ペットフードにおいて、有機酸および/またはクロレラ粉末を含有するペットフード粒、これらを含有しないペットフード粒を製造するに際して、有機酸とクロレラ粉末を除いて、使用する原料の種類、配合割合などは特に限定されない。使用する原料の種類、配合割合等は、対象とするペットの種類などに応じて、適宜選択することができる。例えばトウモロコシ、小麦粉、肉粉、魚粉、大豆粉、米粉、各種糟糠類(大豆粕、米ぬか、ふすま、胚芽、麦芽など)、各種澱粉類、油脂類、ビタミン類、ミネラル類、卵製品、ガム類などの増粘剤、ゲル化剤、食塩、調味料、香辛料などを使用して製造することができる。また、ペットフード粒の製造に用いる原料の種類や配合割合を調整することによって、ペットフード全体の栄養バランスを調整することができる。
ペットフード粒の製造方法は特に制限されず、従来から用いられているペットフードの製造方法を採用して製造することができ、例えば、押出機、射出成形機、圧縮成形機などを用いて製造することができる。そのうちでも、押出機を使用して製造する方法が、生産性、作業性などの点から好ましく、本実施形態では押出機としてエクストルーダを用いた。
また、ペットフード粒は、油脂、好ましくは常温で固形状を呈する油脂でコーティングしてもよい。この場合、油脂の種類としては、例えば鶏脂、ラード、牛脂またはそれらの混合物が挙げられ、これらの油脂のうち融点が35〜50℃のものがより好ましく用いられる。また、油脂のコーティングは、通常のコーティング方法を採用することができ、例えば滴下法、噴霧法などによってペットフード粒をコーティングすることができる。油脂のコーティング量は、ペットフード粒の質量に対して、0.5〜5質量%であることが好ましく、1〜3質量%であることがより好ましい。
また、ペットフード粒には、ペットの嗜好性を高める素材でコーティングを施してもよい。嗜好性を高める素材はペットフードの種類(ペットフードを供与するペットの種類)などに応じて異なり得るが、フィッシュミールパウダー、フィッシュエキスパウダー、畜肉エキスパウダー、レバーパウダーおよび酵母エキスパウダーから選ばれる1種または2種以上を好ましい。
以下に本実施形態の一実施例を説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
<基本キャットフード粒の製造>
トウモロコシ50質量部、グルテンミール5質量部、魚粉30質量部、ビタミン・ミネラル15質量部(主剤)を含む原料を十分に混合した。その後、これに水10質量部を加えてウェンガー社製の2軸エクストルーダに供給し、温度140℃で直径5mm、長さ3mmの円柱状に押し出して、120℃で乾燥することによって基本キャットフードを得た。
<製造例1〜2:リンゴ酸、クロレラ粉末でコーティングしたキャットフード粒の製造>
図1で示すように形状がE型で、突起部2の長さ(高さ)aが5mm、幅bが2mmであり、突起部2により形成される溝2の間隔(幅)が2mmとなるようなダイスを用いた点以外は、基本キャットフード粒と同様にして、キャットフード粒1を製造した。得られたキャットフード粒1の表面に、約2質量部の油脂(牛脂)を噴霧して付着させた後、キャットフード100質量部に対してフィッシュエキスパウダー1質量部とリンゴ酸粉末0.5質量部(製造例1)またはフィッシュエキスパウダー1質量部とクロレラ粉末0.5質量部(製造例2)でコーティングして、製造例1〜2のキャットフード粒1を得た。
<キャットフードの製造>
基本キャットフード粒と製造例1〜2で得られた各キャットフード粒1を下記の表1に示す量で混合して、実施例1〜3、比較例1のキャットフードを製造した。
Figure 2011092036
<試験例1>
猫5頭を用い、比較例1、実施例1〜3のキャットフードを順次ラテン方格法によって7日間ずつ給与し、給与7日目に口腔内の歯垢の付着の状態と口臭(アンモニア)について評価を行った。
なお、歯垢の付着は、歯牙の表面を歯垢染色液にて染色し、左右の犬歯、小臼歯および大臼歯について、歯垢染色された歯牙の個数を下記の表2に示す評価基準に従って評価した。口臭(アンモニア)の測定は、事前に1%尿素水を口腔内に含ませ、5分経過後に検知管(ガステック社製)を用いて猫の口腔内から1ストロークのガスを吸引することによって測定した。
得られた結果の平均値を表1に示す。
表1において、歯垢の付着状態の評価は、以下の基準で行った。
Figure 2011092036
上記の結果から、基本のキャットフードだけでは歯垢の付着および口臭はともに高いレベルであったのに対して、実施例1〜3のようにリンゴ酸および/またはクロレラ粉末を含み、かつE字型に整形したキャットフード粒を含むキャットフードを給与することにより、歯垢および口臭をいずれも低く抑えることができ、口腔衛生の上で効果的であることが確認された。
<基本ドッグフード粒の製造>
トウモロコシ60質量部、大豆粕10質量部、肉粉20質量部、ビタミン・ミネラル10質量部(主剤)を含むドッグフード原料を十分に混合した。その後、これに水10質量部を加えてウェンガー社製の2軸エクストルーダに供給し、温度140℃で直径9.2mmの球状に押し出し、120℃で乾燥することによって基本ドッグフード粒を得た。
<製造例3〜4:リンゴ酸、クロレラ粉末でコーティングしたドッグフード粒の製造>
形状がH型で、突起部の高さが5mm、幅が4mmであり、突起部により形成される溝の間隔が4mmとなるようなダイスを用いた点以外は、基本ドッグフード粒と同様にして、ドッグフード粒を製造した。得られたドッグフード粒の表面に、約2質量部の油脂(牛脂)を噴霧して付着させた後、ドッグフード100質量部に対してチキンエキスパウダー1質量部とリンゴ酸粉末0.5質量部(製造例3)またはチキンエキスパウダー1質量部とクロレラ粉末0.5質量部(製造例4)でコーティングして、製造例3〜4のドックフード粒を得た。
<製造例5:リンゴ酸を添加したドッグフード粒の製造>
形状がH型で、突起部の高さが5mm、幅が4mmであり、突起部により形成される溝の間隔が4mmとなるようなダイスを用いた点および原料にリンゴ酸1質量部を添加した点以外は、基本ドッグフード粒と同様にして、ドッグフード粒を製造した。得られたドッグフード粒の表面に、約2質量部の油脂(牛脂)を噴霧して付着させた後、ドッグフード100質量部に対してチキンエキスパウダー1質量部でコーティングして、製造例5のドックフード粒を得た。
<ドッグフードの製造>
基本ドックフード粒と製造例3〜5で得られた各ドックフード粒を下記の表3に示す量で混合して、実施例4〜7、比較例2のドックフードを製造した。
Figure 2011092036
<試験例2>
中型犬5頭を用い、比較例2、実施例4〜7のドッグフードを順次ラテン方格法によって7日間ずつ給与し、給与7日目に口腔内の歯垢の付着の状態と口臭(アンモニア)について評価を行った。
なお、歯垢の付着は表2に示す評価基準に従って評価した。口臭(アンモニア)の測定は、事前に1%尿素水を口腔内に含ませ、5分経過後に検知管(ガステック社製)を用いて犬の口腔内から1ストロークのガスを吸引することによって測定した。
得られた結果の平均値を表3に示す。
上記の結果から、比較例2の基本ドックフード粒だけでは、歯垢の付着および口臭を抑えることができなかったが、実施例4〜7のようにリンゴ酸および/またはクロレラ粉末を含み、かつH字型に整形したドックフード粒を配合したドックフードを給与することにより、歯垢および口臭をいずれも低く抑えることができ、口腔衛生の上で効果的であることが確認された。
<ドッグフードの製造>
基本ドックフード粒と製造例3〜4で得られた各ドックフード粒を下記の表4に示す量で混合して、実施例8〜10、比較例3〜4のドックフードを製造した。
Figure 2011092036
<試験例3>
中型犬5頭を用い、比較例3〜4、実施例8〜10のドッグフードを順次ラテン方格法によって7日間ずつ給与し、給与7日目に口腔内の歯垢の付着の状態と口臭(アンモニア)について評価を行った。
なお、歯垢の付着は表2に示す評価基準に従って評価した。口臭(アンモニア)の測定は、事前に1%尿素水を口腔内に含ませ、5分経過後に検知管(ガステック社製)を用いて犬の口腔内から1ストロークのガスを吸引することによって測定した。
得られた結果の平均値を表4に示す。
リンゴ酸とクロレラ粉末を含有し、かつH字型に成型したドックフード粒の配合量が10%未満であると歯垢および口臭をわずかに抑えることができるが、口腔衛生上、十分なレベルではなかった(比較例4)。これに対して、リンゴ酸とクロレラ粉末を含有し、かつH字型に成型したドックフード粒の配合量が20%(実施例8)、40%(実施例9)、60%(実施例10)であると、歯垢および口臭をいずれも低く抑えることができることが確認された。
1 キャットフード
2 突起部
3 溝
10 ドッグフード
12 突起部
13 溝

Claims (6)

  1. 有機酸および/またはクロレラ粉末を含有し、且つ隣接して配置された複数の突起部を備えるように成型され、当該突起部の間に溝が形成されているペットフード粒が配合されていることを特徴とするドライタイプのペットフード。
  2. 前記ペットフード粒が、少なくとも10質量%以上配合されていることを特徴とする請求項1に記載のドライタイプのペットフード。
  3. 前記有機酸がペットフード総質量に対して0.1〜3質量%の量にて、または前記クロレラ粉末がペットフード総質量に対して0.1〜1質量%の量にて、前記ペットフード粒の製造時に原料の一つとして添加されている、請求項1又は2に記載のドライタイプのペットフード。
  4. 前記有機酸または前記クロレラ粉末が、前記ペットフード総質量に対して0.1〜1質量%の量にて、成型された前記ペットフード粒をコーティングしたものである、請求項1又は2に記載のドライタイプのペットフード。
  5. 前記ペットフード粒における前記突起部は、高さが3〜15mm、幅が2〜8mmであり、且つ前記突起部の間に形成される溝の間隔は、0.5〜8mmである、請求項1〜4のいずれか1項に記載のドライタイプのペットフード。
  6. 前記有機酸を含有する前記ペットフード粒と前記クロレラ粉末を含有する前記ペットフード粒をそれぞれ配合し、これらの前記ペットフード粒の配合量が、30〜80質量%の範囲である、請求項1〜5のいずれか1項に記載のドライタイプのペットフード。
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