JP2011091942A - 電源回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】少ない電力損失で、調光器のトライアックが不定期に誤動作することによって発生するランプの不快な単発性のちらつきを低減できる電源回路を提供する。
【解決手段】商用交流電源12から位相制御方式の調光器14を介して入力された交流電圧Viを整流・降圧してランプ16に給電する給電回路21を有する電源回路10において、給電回路21の一次側に設けられるラインフィルタ22を、給電回路21に並列に取り付けられたノイズ防止用コンデンサ40と、ノイズ防止用コンデンサ40の一次側において、一対の給電ライン44の少なくとも一方に取り付けられた安定化抵抗42とで構成し、調光器14のコイル50のインダクタンスL、ノイズ防止用コンデンサ40の容量値C、および安定化抵抗42の抵抗値Rが式1を満たすことにより上記課題を解決することができる。R2≧4×L/C(式1)
【選択図】図1

Description

本発明は、スイッチング方式の降圧回路で生じるスイッチングノイズを低減するためのラインフィルタを備えた電源回路に関する。
従来の白熱電球に比べて、消費電力が低く、かつ、長寿命といった長所を有する発光ダイオード(以下、「LED」という。)は、需要者のエコロジー意識の高まりとともに、省エネ対策のひとつとしてその使用範囲が急速に広まっており、また、白熱電球の代替としてLEDを使用したいというニーズも高まっている。
ところがLEDは商用電圧(例えば、60Hz、100V)よりも低い「直流」電圧で作動することから、商用電圧を用いてLEDを点灯する際には当該商用電圧を降圧・整流(=直流電圧に変換)あるいは整流・降圧してLEDに給電する電源回路が必須となる。
このような電源回路として、先に商用交流電源からの交流電圧を整流して直流電圧に変換し、然る後、当該直流電圧をスイッチング回路で降圧してLEDに供給するものが開発されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載された電源回路1は、図4に示すように、商用交流電源2から供給され、トライアック3aを用いた位相制御方式の調光器3を介して入力された交流電圧Viを、ダイオードブリッジ4aおよび平滑用コンデンサ4bを有する整流・平滑回路4で整流・平滑し、然る後、スイッチング素子を使用した降圧チョッパ回路5で所定の電圧まで降圧した後、LED6(特許文献1では、複数のLEDが順方向に直列接続されている。)に供給するものである。
なお、降圧チョッパ回路5に使用されているスイッチング素子を動作させると、当該スイッチング素子からスイッチングノイズ(高周波ノイズ)が発生することから、電源回路1では、このスイッチングノイズ対策として、整流・平滑回路4の一次側にノイズ防止用コンデンサ7が取り付けられている。
また、位相制御方式の調光器3は、トライアック3aのゲートを制御して交流電源の導通角を変化させることにより、電源回路10への入力を変化させてランプの調光を行うようになっており、また、この調光器3には、高周波ノイズへの対策として、コイル3cとコンデンサ3dとを組み合わせたフィルタ回路(ノイズ防止回路)3bが設けられている。
この電源回路1によれば、商用交流電源2から調光器3を介して出力された交流電圧Viを整流・平滑回路4で直流電圧に変換した後、これを降圧チョッパ回路5でLED6に応じた電圧まで降圧し、これをLED6に供給することによって当該LED6を点灯させることができる。
ところが、上述のように、LED6は従来の白熱電球に比べて消費電力が低いことから、例えば、既存の白熱電球負荷用の位相制御式調光器3を使用すると、当該LED6の点灯時において調光器3のトライアック3aに流れる電流値が小さすぎるので、当該トライアック3aのオン状態を商用交流電源2からの交流電圧Vinの半周期にわたって維持することができず、LED6を安定的に点灯させることができずに「ちらつき」が発生するという問題があった。
このような問題に対応するため、電源回路1では、インピーダンス8(主として抵抗が用いられる。)が、整流・平滑回路4の一次側において、ノイズ防止用コンデンサ7に対して並列に取り付けられている。
特開2004−296205号公報
このようにインピーダンス8を取り付けることにより、LED6の点灯時にはインピーダンス8にもバイパス電流が流れることから、調光器3のトライアック3aには、LED6の点灯電流とバイパス電流とを合計した電流が流れることになり、「電流値が小さすぎる」ことを原因とする、トライアック3aのオン状態を交流電圧Vinの半周期にわたって維持することができないという問題は回避することができるものの、依然として「『過渡現象』による『振動電流』に起因してトライアック3aが不定期に誤動作することにより発生する不快なちらつき(不定期に一瞬発生する、フラッシュのような単発性のちらつき)」を回避することはできなかった。
具体的に説明すると、電源回路1では、商用交流電源2と、調光器3のフィルタ回路3bを構成するコイル3cと、ノイズ防止用コンデンサ7と、インピーダンス8とで、L−RC並列交流回路が形成されている(図5参照)。このようなL−RC並列交流回路が形成されている場合、トライアック3aがオン状態になっているとき、上述のように、当該トライアック3aには、LED6を点灯させるLED点灯電流に加えて、当該L−RC並列交流回路を流れる電流が重畳される。
L−RC並列交流回路には、トライアック3aがオンになったタイミングで生じる「過渡現象」により、極く短い期間だけ当該回路の電流値が大きく振動する「振動電流」が流れることがある。L−RC並列交流回路に「振動電流」が発生し、図6(c)に示すように、トライアック3aがオンになった直後に調光器3に流れる電流値Iinが急激に低下したとき、トライアック3aがオン状態を保持することができずオフになり(誤動作)、次の半周期まで電源回路1に電力が供給されない場合(いわゆる、「波形抜け」)が不定期に発生する(つまり、電流値Iinが急激に低下して瞬間的にマイナスになった場合でもトライアック3aがオン状態を維持することもあれば、オフになってしまうこともある。)。このような「波形抜け」が発生した半周期では、LED6に供給される平均電流値が大きく低下する(ほとんどゼロになる)ことによってLED6から放射される光の照度が大きく低下し、当該照度低下がフラッシュのような単発性の不快なちらつきとして感得される。なお、「過渡現象」による「振動電流」の振幅が大きくなるほど、トライアック3aが誤動作する頻度が多くなって「波形抜け」の頻度も多くなり、「ちらつき」も増加することとなる。
「過渡現象」によって「振動電流」が発生するか否かは、コイル3cのインダクタンスL[H]、ノイズ防止用コンデンサ7の容量値C[F]、およびインピーダンス8の抵抗値R[Ω]を用いて判定することができる。
すなわち、過渡現象の理論によると、これらがR 2≦L/4Cを満たしていればそのL−RC並列交流回路は「非振動的」(つまり、「振動電流」が発生しない。)と判定され、逆にR 2>L/4Cを満たしていればそのL−RC並列交流回路は「振動的」(つまり、「振動電流」が発生する。)と判定される。
実用的な具体例として、コイル3cのインダクタンスLを100μHとし、ノイズ防止用コンデンサ7の容量値Cを0.1μFとしたとき、L/4Cの値は250となる。250の平方根は約15.8であるから、この場合、インピーダンス8の抵抗値R≦15[Ω]であれば、L−RC並列交流回路は「非振動的」となる。
ところが、インピーダンス8の抵抗値Rが15[Ω]である場合、商用交流電源からの交流電圧Vinを100Vとすると、調光器3の導通角が最大のとき、インピーダンス8での電力損失は、667Wと極めて大きくなる(なお、電力損失=Vin2/Rpで計算される。)。つまり、トライアック3aがオンになった瞬間に生じる「過渡現象」による「振動電流」を防止するためにインピーダンス8を用いることは現実的ではない。このため、従来の電源回路1では、「過渡現象」による「振動電流」に起因するLED6の不快な「単発性のちらつき」に対応することはできなかった。
本発明は、このような従来技術の問題に鑑みて開発されたものである。それゆえに本発明の主たる課題は、少ない電力損失で、位相制御方式の調光器におけるトライアックがオンになったタイミングで発生する「過渡現象」による「振動電流」に起因するランプの不快な「単発性のちらつき」を解消する(「ちらつき」を発生させないか、あるいはその頻度を著しく低減する)ことのできる電源回路を提供することにある。
請求項1に記載した発明は、「商用交流電源12から、トライアック46と、前記トライアック46に対して直列に接続されたコイル50、および前記コイル50に対して並列に接続されたコンデンサ52を有するフィルタ回路48とを備える位相制御方式の調光器14を介して入力された交流電圧Viを整流・降圧してランプ16に給電する電源回路10であって、
前記交流電圧Viを整流して脈流の直流電圧Vdcにする整流回路18と、前記整流回路18からの前記直流電圧Vdcを降圧するスイッチング方式の降圧回路20とを有する給電回路21、および
前記給電回路21の一次側に設けられたラインフィルタ22を備えており、
前記ラインフィルタ22は、前記給電回路21および前記商用交流電源12を電気的に接続する一対の給電ライン44の間において、前記給電回路21に対して並列に取り付けられたノイズ防止用コンデンサ40と、
前記ノイズ防止用コンデンサ40の一次側において、前記一対の給電ライン44の少なくとも一方に取り付けられた安定化抵抗42とを有しており、
前記調光器14の前記フィルタ回路48における前記コイル50のインダクタンスをL[H]とし、前記ラインフィルタ22における前記ノイズ防止用コンデンサ40の容量値をC[F]としたとき、前記安定化抵抗42の抵抗値R[Ω]は、式1を満たしていることを特徴とする電源回路10」であり、式1は以下の通りである。
2 ≧ 4×L/C … 式1
本発明における電源回路10のラインフィルタ22は、一対の給電ライン44の間において、給電回路21に対して並列に取り付けられたノイズ防止用コンデンサ40と、当該ノイズ防止用コンデンサ40の一次側において、一対の給電ライン44の少なくとも一方に取り付けられた安定化抵抗42とを有している。このような安定化抵抗42を設けることにより、位相制御方式の調光器14においてトライアック46がオンになったタイミングで発生する「過渡現象」による「振動電流」に起因するランプ16の不快な「単発性のちらつき」を低減することができる。以下、この理由について説明する。
本発明の電源回路10では、商用交流電源12と、位相制御方式の調光器14におけるコイル50と、ラインフィルタ22のノイズ防止用コンデンサ40と、安定化抵抗42とで直列LCR交流回路が形成され(図1および図2を参照)、トライアック46がオンのとき、トライアック46には、ランプ16を点灯させるランプ点灯電流に、当該直列LCR交流回路を流れる電流が重畳される。
この直列LCR交流回路に流れる電流にも、上述した「過渡現象」により、極く短い期間だけ当該回路の電流値が大きく振動する「振動電流」が流れることがあり、「振動電流」が発生するか否かについては、コイル50のインダクタンスL[H]、ノイズ防止用コンデンサ40の容量値C[F]、および安定化抵抗42の抵抗値R[Ω]を用いて判定することができる。
すなわち、これらがR2≧4×L/Cを満たしているとき、その直列LCR交流回路は「非振動的」(つまり、「振動電流」が発生しない。)と判定される。(なお、R2=4×L/Cである場合を「臨界」状態という。)加えて、この場合、「振動電流」が発生しないだけでなく、突入電流のピーク値自体も低くなる。
逆にR2<4×L/Cを満たしているとき、その直列LCR交流回路は「振動的」と判定され、「振動電流」が発生するとともに、突入電流のピーク値も「非振動的」の場合に比べて高くなる。
例えば、コイル50のインダクタンスLを100μHとし、ノイズ防止用コンデンサ40の容量値Cを0.1μFとしたとき、4×L/Cの値は4,000となる。4,000の平方根は約63.2であるから、この場合、安定化抵抗42の抵抗値R≧64[Ω]であれば、直列LCR交流回路は「非振動的」となる。
逆に、安定化抵抗42の抵抗値Rが63[Ω]以下の場合(もちろん、安定化抵抗42が存在しない場合(R=0)も含まれる。)、直列LCR交流回路は「振動的」となる。
図3には、適切な抵抗値Rの安定化抵抗42(R2≧4×L/Cとなる場合)を設けた場合における波形を示し、図6には、安定化抵抗42を設けない(つまり、R=0)場合、あるいは当該安定化抵抗42の抵抗値RがR2<4×L/Cとなる場合における波形を示す。なお、両者とも、導通角90゜で位相制御されている。
適切な安定化抵抗42を設けない場合(図6参照)、直列LCR交流回路に流れる電流には、「過渡現象」による「振動電流」が発生するおそれがあり、当該直列LCR交流回路に流れる電流値が大きく振れたとき(すなわち、「振動電流」が発生したとき。)、図6(c)に示すように、調光器14に流れる電流値Iinが急激に低下したタイミングでトライアック46がオン状態を保持することができずオフになり(誤動作)、次の半周期まで電源回路10に電力が供給されない場合(いわゆる、「波形抜け」)がある。このような「波形抜け」は例えば1分間に1回程度、不定期に発生する(つまり、電流値Iinが急激に低下して瞬間的にマイナスになった場合でもトライアック46がオン状態を維持することもあれば、オフになってしまうこともある。)が、当該「波形抜け」が発生した半周期では、ランプ16に供給される平均電流値が大きく低下する(ほとんどゼロになる)ことによってランプ16から放射される光の照度が大きく低下し、当該照度低下がフラッシュのような単発性の不快なちらつきとして感得される。なお、「振動電流」の振幅が大きくなるほど、トライアック46が誤動作する頻度が多くなって「波形抜け」の頻度も多くなり、「ちらつき」も増加することとなる。
適切な抵抗値Rの安定化抵抗42がある場合(図3)、「振動電流」は発生せず、トライアック46がオンになった直後に調光器14に流れる電流値Iinは急激に低下することなく安定しており「波形抜け」は発生しないことから、上述したような「単発性のちらつき」の問題はなくなる。また、トライアック46がオンになったタイミングにおける突入電流のピーク値自体も低くなるので、給電ライン44に伝わる雑音端子電圧も低くなる。
また、安定化抵抗42に起因する電力損失については、例えば5W程度のランプを点灯させるための電源回路10の場合、入力電流Iinは概ね0.1[A]以下であり(すなわち、ランプ電力Po=5W、交流電圧Vin=100V、電源の効率η=70%、および入力力率PF=80%とすると、電源回路10への入力電流Iin=Po/η/Vin/PF=5/0.7/100/0.8≒0.09Aとなる。)、抵抗値Rが63[Ω]の安定化抵抗42における電力損失は0.63W以下となり、省エネ効果を損なうレベルにはならない。
本発明の電源回路によれば、少ない電力損失で、位相制御方式の調光器におけるトライアックが不定期に誤動作することによって発生する不快な単発性のちらつきを解消できる。
本発明の電源回路を示す図である。 直列LCR交流回路のモデルを示す図である。 適切な抵抗値の安定化抵抗を設けた場合における波形を示す図である。 従来技術の電源回路を示す図である。 従来技術における、L−RC並列交流回路のモデルを示す図である。 安定化抵抗の抵抗値が適切でない場合における波形を示す図である。
以下、本発明を適用した電源回路10について、図面を用いて説明する。図1は本実施例の電源回路10を示す図である。
電源回路10は、商用交流電源12から位相制御方式の調光器14を介して入力された交流電圧Viを整流し、降圧してランプ16に給電する回路であり、大略、整流回路18と降圧回路20とを備える給電回路21、およびラインフィルタ22で構成されている(なお、商用交流電源12から調光器14に供給される交流電圧を「Vin」とする。)。
なお、本実施例では2つのLEDが順方向に直列接続されたランプ16を使用しているが、ランプ16はもちろんこれに限られるものではなく、例えば12Vの直流電圧で点灯するハロゲンランプ等のように、商用交流電圧を整流・降圧させた電圧で点灯する光源であればその種類および個数は問わない。
整流回路18は、上述のように、位相制御方式の調光器14を介して入力された交流電圧Viを脈流の直流電圧Vdcに整流する回路であり、本実施例では、交流電圧Viを全波整流して脈流の直流電圧に変換する、4つのダイオード24a〜24dで構成されたフルブリッジ回路26と、フルブリッジ回路26の二次側において並列に接続された平滑用コンデンサ28とを備えている。なお、商用交流電源12から供給された交流電圧Viの利用効率は悪くなるが、上記全波整流回路に替えて半波整流回路を使用することもできる。
平滑用コンデンサ28は、必要に応じて設けられる、フルブリッジ回路26から供給される脈流の直流電圧をより平滑にすると同時にラインフィルタ22と協働してスイッチングノイズを低減するコンデンサであり、その種類としては、例えば、温度特性の良好なフィルムコンデンサ等を用いることができる。
降圧回路20は、整流回路18の二次側に並列に取り付けられ、整流回路18で整流された脈流の直流電圧を降圧するための回路であり、スイッチング用FET(電界効果トランジスタ)30、高速ダイオード32、および限流用インダクタンス34で構成されたFETスイッチング部35と、電流検出用抵抗36と、スイッチング動作用内部発振器を有し、FETスイッチング部35のスイッチング用FET30をオン・オフ制御するPWM(パルス幅制御)回路38とで構成されている。なお、PWM回路38には、例えば、Supertex社のLEDドライバーIC「HV9910」が用いられる。
この降圧回路20は、ランプ16の点灯電流を電流検出用抵抗36にてセンス電圧(電流検出用抵抗36のセンス電圧=点灯電流×電流検出用抵抗36の抵抗値)として検出し、当該センス電圧に対応してPWM回路38から出力されたパルス幅信号に応じてFETスイッチング部35をスイッチング動作させ、これによってFETスイッチング部35から出力される点灯電流をパルス幅制御して、ランプ16に定常点灯電流を供給するようになっている。
ラインフィルタ22は、降圧回路20におけるスイッチング動作によって発生したスイッチングノイズが上流側(すなわち、調光器14や商用交流電源12側)に伝わるのを防止する役割を有しており、ノイズ防止用コンデンサ40と、安定化抵抗42とを有している。
ノイズ防止用コンデンサ40は、給電回路21および商用交流電源12を電気的に接続する一対の給電ライン44間において、すなわち給電回路21の一次側において、給電回路21に対して並列に取り付けられたコンデンサである。ノイズ防止用コンデンサ40に用いられるコンデンサのタイプはどのようなものでも選択することができるが、本実施例のノイズ防止用コンデンサ40の容量は、上述した平滑用コンデンサ28と同様に小容量でよいことから、温度特性の良好なフィルムコンデンサ等を用いるのが好適である。
安定化抵抗42は、ノイズ防止用コンデンサ40の一次側において、一対の給電ライン44の少なくとも一方(本実施例では、図中下側の給電ライン44)に取り付けられた抵抗である。もちろん、ノイズ防止用コンデンサ40の一次側において、安定化抵抗42を他方の給電ライン44(図中上側の給電ライン44)に取り付けてもよいし、一対の給電ライン44の両方に取り付けてもよい。
調光器14(なお、調光器14は電源回路10を構成する要素ではない。)は、トライアック46を用いた位相制御方式のものであり、当該トライアック46がオンする位相角(点弧位相角)を位相制御信号によって制御することにより、電源回路10を介してランプ16に供給する電流の平均値を変化させ、ランプ16を調光制御する。また、調光器14には、高周波ノイズへの対策としてフィルタ回路(ノイズ防止回路)48が設けられており、このフィルタ回路48は、トライアック46に対して直列に接続されたコイル50と、当該コイル50に対して並列に接続されたコンデンサ52とで構成されている。
典型例として、フィルタ回路48のコイル50にはインダクタンスLが100μHのものが、また、コンデンサ52には容量値Cが0.1μFのものがそれぞれ使用されている。フィルタ回路48の共振周波数fは、f=1/(2π×(L×C)1/2)で表すことができ(つまり、一般のフィルタ回路であれば、f=1/(2π×(100×10-6×0.1×10-61/2)≒50×103=50kHzとなる。)、当該共振周波数fよりも高い周波数領域の高周波ノイズを低減することにより、雑音端子電圧を電気用品安全法で規定されたレベル以下にすることができる。
このような電源回路10に調光器14を介して商用交流電源12からの交流電圧Viを供給すると(なお、商用交流電源12から調光器14に供給される交流電圧を「Vin」とする。)、当該交流電圧Viは、給電ライン44を介し、ラインフィルタ22を通過して整流回路18に導入される。整流回路18に導入された交流電圧Viは、当該整流回路18で全波整流され、平滑された後、脈流の直流電圧Vdcとして整流回路18の二次側に取り付けられた降圧回路20に供給される。そして、降圧回路20に供給された脈流の直流電圧Vdcを受けた降圧回路20は、所定の電圧(例えば、数Vから十数V)まで降圧した定常点灯電流をランプ16に供給し、ランプ16が点灯する。
本発明の電源回路10では、商用交流電源12と、位相制御方式の調光器14におけるコイル50と、ラインフィルタ22のノイズ防止用コンデンサ40と、安定化抵抗42とによって、直列LCR交流回路が形成される(図2を参照)。トライアック46がオンのとき、トライアック46には、ランプ16を点灯させるランプ点灯電流に、当該直列LCR交流回路を流れる電流が重畳される。
この直列LCR交流回路に流れる電流にも、上述した「過渡現象」により極く短い期間だけ当該回路の電流値が大きく振動する「振動電流」が流れることがある。この「振動電流」が発生するか否かについては、コイル50のインダクタンスL[H]、ノイズ防止用コンデンサ40の容量値C[F]、および安定化抵抗42の抵抗値R[Ω]を用いて判定することができる。
すなわち、これらがR2≧4×L/Cを満たしているとき、その直列LCR交流回路は「非振動的」と判定される(なお、R2=4×L/Cである場合を「臨界」状態という。)。加えて、この場合は「振動電流」が発生しないだけでなく、突入電流のピーク値自体も低くなる。
例えば、コイル50のインダクタンスLを100μHとし、ノイズ防止用コンデンサ40の容量値Cを0.1μFとしたとき、4×L/Cの値は4,000となる。4,000の平方根は約63.2であるから、この場合、安定化抵抗42の抵抗値R≧64[Ω]であれば、直列LCR交流回路は「非振動的」となる。
逆に、安定化抵抗42の抵抗値Rが63[Ω]以下の場合(もちろん、安定化抵抗が存在しない場合(R=0)も含まれる。)、直列LCR交流回路は「振動的」となる。
適切な安定化抵抗42を設けない場合(図6参照)、直列LCR交流回路に流れる電流には、「過渡現象」による「振動電流」が発生するおそれがあり、当該直列LCR交流回路に流れる電流値が大きく振れたとき(すなわち、「振動電流」が発生したとき。)、図6(c)に示すように、調光器14に流れる電流値Iinが急激に低下したタイミングでトライアック46がオン状態を保持することができずオフになり(誤動作)、次の半周期まで電源回路10に電力が供給されない場合(いわゆる、「波形抜け」)がある。このような「波形抜け」は例えば1分間に1回程度、不定期に発生するが、当該「波形抜け」が発生した半周期では、ランプ16に供給される平均電流値が大きく低下する(ほとんどゼロになる)ことによってランプ16から放射される光の照度が大きく低下し、当該照度低下がフラッシュのような単発性の不快なちらつきとして感得される。なお、「振動電流」の振幅が大きくなるほど、トライアック46が誤動作する頻度が多くなって「波形抜け」の頻度も多くなり、「ちらつき」も増加することとなる。
なお、「過渡現象」による振動電流の振動周波数fは、1/(2π×(L×C)1/2)で表すことができることから、上記の数値例の場合にはf≒50kHzとなる。また、振動電流の振幅は時間経過によって徐々に減衰する。
適切な抵抗値Rの安定化抵抗42がある場合には、図3に示すように、「振動電流」は発生せず、トライアック46がオンになった直後に調光器14に流れる電流値Iinは急激に低下することなく安定しており「波形抜け」は発生しないことから、上述したような「単発性のちらつき」の問題はなくなる(なお、図3(e)において、ランプ16に流れる電流値Iiがトライアック46のオフよりも早いタイミングでゼロになっているのは、ランプ16への電流は、整流回路18からの直流電圧Vdcが降圧回路20に予め設定された最低動作電圧よりも小さくなると、降圧回路20の動作が停止してランプ16に電流が供給されなくなるからである。図6(e)でも同じ。)。また、トライアック46がオンになったタイミングにおける突入電流のピーク値自体も低くなるので、給電ライン44に伝わる雑音端子電圧も低くなる。
また、安定化抵抗42に起因する電力損失については、例えば5W程度のランプを点灯させるための電源回路10の場合、入力電流は概ね0.1[A]以下であり、抵抗値Rが63[Ω]の安定化抵抗42における電力損失は0.63W以下となり、省エネ効果を損なうレベルにはならない。
ところで、安定化抵抗42の抵抗値Rの上限は、電源回路10からランプ16に供給する電力と比較して、安定化抵抗42での消費電力が大きくなりすぎず、省エネ効果を損なわない程度に制限する必要がある。
電源回路10からランプ16に供給する電力を皮相電力Paで表現すると(有効電力で表現することもできるが、パラメータとして力率が入ることにより複雑になるので、皮相電力Paを用いる。)、安定化抵抗42(抵抗値R)の消費電力Pbは、入力電流をIinとして、おおよそ下式で表すことができる。
Pb≒Iin2×R=(Pa/Vin)2×R
省エネ効果を損なわないレベルとして、例えば、電源回路10からランプ16に供給する電力の皮相電力が10VA、交流電圧Vinが100Vといった典型的な例を考えてみると、安定化抵抗42における消費電力Pbは電源回路10からランプ16に供給する電力の皮相電力Paの1/2以下が適切と考えた場合(つまり、Pb<Pa/2)、Rの上限は下式で与えられる。
R < (Vin2/(2Pa))=(1002/(2×10))=500[Ω]
調光器14のフィルタ回路48におけるコイル50のインダクタンスLは、一般的に100μHであることから、安定化抵抗42の抵抗値Rを500Ω以下としたときにおいて、「非振動的」な電流波形とするためには、ノイズ防止用コンデンサ40の容量値Cは0.0016μF以上であればよいことになる
2 ≧ 4×L/C ←→ C ≧ 4×L/R2
C ≧ 4×100×10-6/5002
C ≧ 0.0016×10-6[F]
ノイズ防止用コンデンサ40としては、フィルムコンデンサ(あるいはこのような小容量であればセラミックコンデンサ)を用いることができる。ノイズ防止用コンデンサ40が適切な容量値Cとなるように、安定化抵抗42の抵抗値Rを上述した下限から上限の範囲内で決定することになる。
電源回路10からランプ16に供給する電力の皮相電力Paが大きい場合、安定化抵抗42での消費電力が過度に大きくなるのを回避するため、当該皮相電力Paに対する安定化抵抗42での消費電力の割合を小さくする必要がある。例えば、電源回路10からランプ16に供給する電力の皮相電力Paが100VAになった場合において、安定化抵抗42での消費電力を皮相電力Paの1/5(=20W)程度に抑えることにすると、
R < Vin2/5×Pa=20[Ω] となる。
調光器14のフィルタ回路48におけるコイル50のインダクタンスは一般的に100μHであることから、安定化抵抗42の抵抗値Rを20Ωとしたとき、「非振動的」な電流波形とするためには、ノイズ防止用コンデンサ40の容量値Cを1μF以上に設定する必要がある(C≧1μF)。ノイズ防止用コンデンサ40に求められるこの程度の容量値Cは十分に実際的な値であり、例えば、ノイズ防止用コンデンサ40としてフィルムコンデンサを用いることができる。
10…電源回路
12…商用交流電源
14…調光器
16…ランプ
18…整流回路
20…降圧回路
21…給電回路
22…ラインフィルタ
24…ダイオード
26…フルブリッジ回路
28…平滑用コンデンサ
30…スイッチング用FET
32…高速ダイオード
34…限流用インダクタンス
35…FETスイッチング部
36…電流検出用抵抗
38…PWM回路
40…ノイズ防止用コンデンサ
42…安定化抵抗
44…給電ライン
46…トライアック
48…フィルタ回路
50…コイル
52…コンデンサ

Claims (1)

  1. 商用交流電源から、トライアックと、前記トライアックに対して直列に接続されたコイル、および前記コイルに対して並列に接続されたコンデンサを有するフィルタ回路とを備える位相制御方式の調光器を介して入力された交流電圧を整流・降圧してランプに給電する電源回路であって、
    前記交流電圧を整流して脈流の直流電圧Vdcにする整流回路と、前記整流回路からの前記直流電圧を降圧するスイッチング方式の降圧回路とを有する給電回路、および
    前記給電回路の一次側に設けられたラインフィルタを備えており、
    前記ラインフィルタは、前記給電回路および前記商用交流電源を電気的に接続する一対の給電ラインの間において、前記給電回路に対して並列に取り付けられたノイズ防止用コンデンサと、
    前記ノイズ防止用コンデンサの一次側において、前記一対の給電ラインの少なくとも一方に取り付けられた安定化抵抗とを有しており、
    前記調光器の前記フィルタ回路における前記コイルのインダクタンスをL[H]とし、前記ラインフィルタにおける前記ノイズ防止用コンデンサの容量値をC[F]としたとき、前記安定化抵抗の抵抗値R[Ω]は、式1を満たしていることを特徴とする電源回路。
    2 ≧ 4×L/C … 式1
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