JP2011210446A - Led電源回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】回路電流を保持電流以上に維持させて、調光をチラツキなく広範囲に確保し、また、保持電流相当の電流を流す無効負荷部を設けずに、効率良く、省エネ効果を発揮させる目的を有するLED電源回路を提供する。
【解決手段】位相制御式の調光器1の出力を整流するダイオードブリッジDBの出力側にLEDからなる負荷2と、この負荷2のLEDを駆動点灯する定電流回路3を設ける。調光器1とダイオードブリッジDBの間にダンピング抵抗10a、10bをそれぞれ介装し、このダンピング抵抗10a、10bと時定数回路を構成するインピーダンス低下コンデンサ12をダイオードブリッジDBの出力側に設ける。また、負荷2と直列に電流平滑用のチョークコイル13を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、主に白熱電球の調光用に製造販売されている「位相制御式の調光器」を介して、LED照明(電球)を点灯させ、尚且つ調光可能としたLED電源回路に関するものである。
現在、日本の家庭で多く使われている電球は、白熱電球や蛍光灯であり、特に白熱電球は消費電力が多く、そのため、最近では白熱電球から省エネを目的としてLED(発光ダイオード)を用いたLED電球に入れ替える動きがある。また、LED電球の価格も近年急速に下がってきており、白熱電球からLED電球への交換が急速に進みつつある。
この家庭用の白熱電球の約10%が明るさを調節する調光器付きで使用されており、この白熱電球からLED電球への入れ替えには、入れ替え後のLED電球の調光器対応が欠かせないことになる。
この調光器のほとんどが位相制御式調光器であるが、この位相制御式調光器には、「保持電流という最低限の電流を調光器に流さないと調光できない=不点灯となる」制約がある。
ところで、保持電流は、調光器の仕様で決まっている。そして、調光器の調光用の半導体素子としては、トライアック/サイリスタなどが一般に用いられており、交流周波数のゼロクロス位置よりある時間、トライアックをオンオフすることで回路を閉じたり、開けたりすることによって、白熱電球への電流制限を行ない、調光が行なわれる。
このトライアックをオン駆動させるため(オン状態を維持するため)に必要な最小の電流が保持電流と呼ばれている。したがって、調光器に、つまりトライアックなどの制御素子に流す電流が保持電流以下になると、不点灯に至ってしまう。
保持電流は上述のように調光器の仕様によって差があるが、通常50mA程度までのものが流通している。AC100V−50mAで、5Wは調光器を目いっぱい絞っても流さなければならない。白熱電球の例えば60Wに対しての5Wであれば問題とならないが、元々小電力のLED電球では定格電力に匹敵する電力であり、省エネ効果が半減することになる。
後述する従来例のように、そのための様々な工夫がなされてきたが、調光範囲が極端に狭められたり、チラツキ・不点灯が生じたりして、解決には至っていないのが現状である。
図8は、白熱電球用の調光器1を使って、負荷2であるLED電球の調光を行なうための従来例のLED電源回路を示している。なお、この回路はコンデンサインプット式回路である。
AC100Vの交流電源に調光器1が接続され、調光器1の出力側にはノイズフィルタNFを介して全波整流用のダイオードブリッジDBが接続され、さらにダイオードブリッジDBの出力側には平滑コンデンサC1(例えば、容量20〜30μF)が並列に接続されている。この平滑コンデンサC1にLED電球からなる負荷2が並列に接続されている。
図9(a)は、75%調光時の調光器1の出力側のA点(図8参照)での電圧波形を示し、図9(b)は負荷2側のB点(図8参照)での電圧波形を示している。また、図10(a)は50%調光時のA点(図8参照)での電圧波形を、図10(b)はB点(図8参照)での電圧波形をそれぞれ示している。また、図11(a)は25%調光時のA点(図8参照)での電圧波形を、図11(b)はB点(図8参照)での電圧波形をそれぞれ示している。
ここで、75%調光時を示している図9(b)のイの時点で、B点でのロの電圧がA点でのハの電圧より低くなると電流が流れなくなる。すなわち、調光器1には保持電流が不足となってLED素子(負荷2)が不点灯となるタイミングが生じる。
50%調光時を示している図10のイの時点で、B点でのハ’の電圧がA点でのロ’の電圧より低くなるので電流が流れる。そのため、調光器1における保持電流を確保することができ、負荷2を調光することができる。
25%調光時を示している図11のイの時点で、B点でのハ”の電圧がA点でのロ”の電圧より低くなるので電流が流れるものの、この電流は保持電流以下のため、負荷2を点灯することができず、不点灯となる。
図12は他の従来例のLED電源回路を示し、負荷2のLEDを駆動点灯するための定電流回路3を設け、また、定電流回路3と並列に無効負荷部4を設けたものである。この無効負荷部4は、保持電流を確保するために設けたものであり、抵抗R1、R2、ツエナーダイオードZD及びトランジスタQ1で構成されている。
ここで、調光器1による所定の%調光までは、トランジスタQ1がオンして抵抗R2を介して50mAが流れるようにツエナーダイオードZDのツエナー電圧を設定しておく。
この図12に示す回路では、調光器1の保持電流が上記50mAとした場合に、LEDの負荷2と並列に設けた無効負荷部4に50mAの保持電流が流れることで、最低限不点灯を防ぐ回路構成となっている。
しかしながら、かかる場合、AC100V−50mAで、無効負荷部4には50mAの電流が流れるために、該無効負荷部4では5Wのロスが発生することになる。そのため、例えば、5WクラスのLED照明の場合、入力が10W以上となり、効率が悪くなるという問題がある。また、この無効負荷部4での5Wのロスは、回路発熱となり、電源回路の信頼性、寿命に悪影響を及ぼすことになる。
ところで、図13は図12のC部分の50%調光時、75%調光時及び100%調光時の電流波形をそれぞれ示しており、100kHz程度の発振で上記波形の電流をLEDの負荷2に流すことにより調光点灯している。しかし、図示するようにパルスの下部で保持電流以下の瞬間が生じるために、上記無効負荷部4が必要となる。
本発明は上述の問題点に鑑みて提供したものであって、少なくとも以下の目的を有するLED電源回路を提供するものである。
(1)回路電流を保持電流以上に維持させて、調光をチラツキなく広範囲に確保すること。
(2)保持電流相当の電流を流す無効負荷部を設けずに、効率良く、省エネ効果を発揮させること。
そこで、本発明の請求項1に記載のLED電源回路では、位相制御式の調光器1と、前記調光器1の出力を整流する整流器DBと、前記整流器DBの出力側に並列に接続される発光ダイオードで構成される照明用の負荷2と、前記調光器1と整流器DBとの間の配線にそれぞれ介装されるダンピング抵抗10a、10bと、前記整流器DBの出力側に並列に接続されるインピーダンス低下コンデンサ12と、前記負荷2と直列に介装される電流平滑用のチョークコイル13とで構成されていることを特徴としている。
請求項2のLED電源回路では、請求項1に記載のLED電源回路において、前記ダンピング抵抗10a、10bにそれぞれ並列にダンピングコイル11a、11bを接続していることを特徴としている。
請求項3のLED電源回路では、請求項1または請求項2に記載のLED電源回路において、前記ダンピング抵抗10a、10bの抵抗値を30Ω以上としていることを特徴としている。
請求項4のLED電源回路では、請求項1または請求項2に記載のLED電源回路において、前記インピーダンス低下コンデンサ12の容量が0.05〜0.3μFの範囲内としていることを特徴としている。
請求項5のLED電源回路では、請求項1または請求項2に記載のLED電源回路において、前記チョークコイル13のインダクタンスが0.5mH以上としていることを特徴としている。
請求項6のLED電源回路では、請求項2に記載のLED電源回路において、前記ダンピングコイル11a、11bのインダクタンスが1〜3mHの範囲内としていることを特徴としている。
本発明の請求項1に記載のLED電源回路によれば、負荷2に対してチョークコイル13を直列に設けることで、負荷2に流れるパルス電流の急激な立ち上がり、立ち下がりを該チョークコイル13のインダクタンスで緩和させて電流を平滑させることができ、これにより、負荷2に流れる電流を保持電流以上に維持させることができ、無効負荷部4を設けずに調光をチラツキ無く広範囲で確保することができる。しかも、保持電流相当の電流を流す無効負荷部4を設ける必要がないので、効率も良く、省エネ効果を発揮することができる。
また、ダンピング抵抗10a、10bとインピーダンス低下コンデンサ12とで時定数回路を構成しているので、回路電流のリンギングを緩和して、瞬間的に回路電流が保持電流以下の状態になることを防いでいる。これにより負荷2の照明のチラツキを無くすことができる。
請求項2に記載のLED電源回路によれば、ダンピング抵抗10a、10bにダンピングコイル11a、11bを並列に設けておくことで、急激な電流変動があった瞬間はダンピング抵抗10a、10bに電流が流れ、定常的に電流が流れている間はダンピングコイル11a、11bに電流が流れる。ダンピングコイル11a、11bに電流が流れている間はダンピング抵抗10a、10bによる発熱ロスを無くすことができる。
請求項3に記載のLED電源回路によれば、前記ダンピング抵抗10a、10bの抵抗値を30Ω以上としており、このダンピング抵抗10a、10bに並列にダンピングコイル11a、11bが接続されている場合では、電流の急激な変動時以外での発熱ロスを抑えることができる。
請求項4に記載のLED電源回路によれば、インピーダンス低下コンデンサ12の容量値を0.05〜0.3μFの範囲としているものであり、0.3μFより大きくすると、図8に示す平滑コンデンサC1と同じ役目をして、低力率回路で調光器1が効かなくなり、逆に0.05μFより小さくすると、インピーダンス低下機能が落ちてリンギングの発生を阻止できなくなる。したがって、インピーダンス低下コンデンサ12の容量値は、0.05〜0.3μFの範囲内としているものであり、これにより、ダンピング抵抗10a、10bとの時定数でもって回路電流のリンギングが発生するのを阻止して瞬間的に回路電流が保持電流以下の状態になることを防ぎ、負荷2の照明のチラツキを無くすことができる。
請求項5に記載のLED電源回路によれば、チョークコイル13の値を0.5mH以上としているものであり、0.5mHより小さくすると、電流平滑効果が落ち、負荷2に流れる電流が保持電流以下になる部分が発生してチラツキが生じる。また、チョークコイル13の値をあまり大きくすると経済的ではなくなるものの、0.5mH以上であって、かなり大きな値としても、電流平滑効果という機能面では徐々に向上するので、特に上限は設けずに、チョークコイル13の値を0.5mH以上としている。
これにより、負荷2に流れる電流が保持電流以下になるのを防いで、負荷2の照明のチラツキを無くすことができる。
請求項6に記載のLED電源回路によれば、ダンピングコイル11a、11bの値を1〜3mHの範囲内としているものであり、1mHより小さくすると、急激な電流変動があった場合、ダンピングコイル11a、11b側にも電流が流れて、瞬間的に保持電流以下になる恐れがある。1〜3mHの範囲内であれば、ダンピング効果は十分に現れているため、3mHより大きくする必要は特に無い。したがって、ダンピングコイル11a、11bの値を1〜3mHの範囲内であるのが好適例である。
これにより、急激な電流変動があった場合でも、回路電流を保持電流以下になるのを防いで、負荷2の照明のチラツキを無くすことができる。
本発明の実施の形態(第1の実施の形態)における回路図である。 本発明の実施の形態(第1の実施の形態)における回路図である。 本発明の実施の形態における図1及び図2のC部分に流れる電流の動作説明図である。 本発明の実施の形態における図1及び図2のA部分に流れる電流の動作説明図である。 本発明の実施の形態における75%調光時の電圧、電流の波形を示す動作説明図である。 本発明の実施の形態における50%調光時の電圧、電流の波形を示す動作説明図である。 本発明の実施の形態における25%調光時の電圧、電流の波形を示す動作説明図である。 従来例のLED電源回路の回路図である。 従来例のLED電源回路における75%調光時の電圧、電流の波形を示す動作説明図である。 従来例のLED電源回路における50%調光時の電圧、電流の波形を示す動作説明図である。 従来例のLED電源回路における25%調光時の電圧、電流の波形を示す動作説明図である。 従来例の他のLED電源回路の回路図である。 従来例の図12のC部分における調光時の電流波形を示す動作説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は第1の実施形態の回路図を示し、図2は第2の実施形態の回路図を示している。図1において、従来と同様の位相制御式の調光器1にはAC100Vの交流電源が入力され、調光器1の出力側とノイズフィルタNFの入力側の陽極のラインにはダンピング抵抗10aが、陰極のラインには、前記ダンピング抵抗10aと同じ抵抗値を有するダンピング抵抗10bがそれぞれ介装されている。
ノイズフィルタNFの出力側には全波整流用のダイオードブリッジDBが接続されており、このダイオードブリッジDBの出力の両極間には定電流回路3が並列に設けられている。また、ダイオードブリッジDBの出力の両極間にはインピーダンス低下コンデンサ12が並列に接続されている。
この定電流回路3にて駆動点灯される発光ダイオードで構成した照明用の負荷2と、前記定電流回路3との間にチョークコイル13が介装されている。
図1に示す第1の実施形態に対して、図2に示す第2の実施形態では、両ダンピング抵抗10a、10bにダンピングコイル11a、11bがそれぞれ並列に接続したものである。このダンピング抵抗10a、10bにダンピングコイル11a、11bをそれぞれ接続している理由については後述する。
ここで、ダンピング抵抗10a、10bの値として、それぞれ30Ω以上のものを用いており、本実施形態では、例えばそれぞれ50Ωの抵抗値としている。また、ダンピングコイル11a、11bは、それぞれ1〜3mHの範囲内のインダクタンス値のものを用いている。なお、このダンピングコイル11a、11bは、負荷2が10W以上になってくると、ダンピング抵抗10a、10bでのロスが問題となってくるため必要となる。
さらに、インピーダンス低下コンデンサ12は、0.05〜0.3μFの範囲内の容量値のものを用いている。チョークコイル13は、0.5mH以上のインダクタンス値のものを使用している。
従来例の図12に示すように、負荷2を所定の値で調光した場合、負荷2に流れる電流はパルス電流となり、図3(a)に示すようにC部分での電流が保持電流以下の瞬間が生じてチラツキが生じる。
しかし、負荷2に対してチョークコイル13を直列に設けることで、負荷2に流れるパルス電流の急激な立ち上がり、立ち下がりを該チョークコイル13のインダクタンスで緩和させて電流を平滑させることができ、これにより、図3(b)に示すように、負荷2に流れる電流を保持電流以上に維持させることができ、無効負荷部4を設けずに調光をチラツキ無く広範囲で確保することができる。しかも、保持電流相当の電流を流す無効負荷部4を設ける必要がないので、効率も良く、省エネ効果を発揮することができる。
また、A部分での電流は、インピーダンス低下コンデンサ12を設けておらず、ダンピング抵抗10a、10bだけの場合では、図4(a)に示すように、電流が流れて急激に止まると、その勢いで安定位置以下の電流値まで低下し、その後行き過ぎた分以上に戻し、というように振動するというリンギングが発生する。この場合、やはり負荷2の照明がちらつくことになる。
そこで、本実施形態では、ダイオードブリッジDBの出力側にインピーダンス低下コンデンサ12を設け、このインピーダンス低下コンデンサ12により負荷2の側から見た電源側のインピーダンスを下げるようにしている。このインピーダンス低下コンデンサ12が無いと負荷2に電流が流れるたびに電圧降下が起こり、結果として電源側の一方が高いということになる。
そして、ダンピング抵抗10a、10bとインピーダンス低下コンデンサ12との時定数の効果で、回路電流のリンギングを緩和して、図4(b)に示すように瞬間的に回路電流が保持電流以下の状態になることを防いでいる。これにより負荷2の照明のチラツキを無くすことができる。
ここで、ダンピング抵抗10a、10bによるロスは以下の通りである。例えば、ダンピング抵抗10a、10bの抵抗値を50Ωとした場合、合計では100Ωとなるので、
100Ω×(50mA)2 =250mW
と小さく抑えられる。
例えば、負荷が10Wの場合、AC100V−100mAであるため、ダンピング抵抗10a、10bのロスは、
100Ω×(100mA)2 =1W
と大きくなってくる。
そこで、ダンピング抵抗10a、10bにそれぞれ並列にダンピングコイル11a、11bを接続することで、このロスを低減させている。
ダンピングコイル11a、11bの抵抗値は、ダンピング抵抗10a、10bより相当低く、定常的に電流はダンピングコイル11a、11bに流れることで、ダンピング抵抗10a、10bでのロスを低減させている。
特に、ダンピング抵抗10a、10bでダンピングしなければならないのは、急激な電流変動があった瞬間であり、定常的に電流が流れている間はダンピング抵抗10a、10bの役目は不要である。そこで、ダンピング抵抗10a、10bにダンピングコイル11a、11bを並列に設けておくことで、急激な電流変動があった瞬間はダンピング抵抗10a、10bに電流が流れ、定常的に電流が流れている間はダンピングコイル11a、11bに電流が流れる。ダンピングコイル11a、11bに電流が流れている間はダンピング抵抗10a、10bによる発熱ロスを無くすことができる。
ここで、ダンピング抵抗10a、10bを本実施形態では、50Ωとしているが、ダンピング抵抗10a、10bの抵抗値を50Ωとした場合の本実施形態では、50Ω×2×(50mA)2 =250mWの発熱ロスがあるものの、250mWと小さく抑えることができる。
このダンピング抵抗10a、10bの抵抗値を50Ωより大きくすると、この発熱ロスがさらに大きくなっていくので、効率的に不利になるが、効率=経済的な問題であるので、特に上限を設けないようにしても良い。
また、ダンピング抵抗10a、10bの抵抗値を30Ωより小さくした場合には、定常的に電流が流れ易くなってダンピング効果が小さくなって効果がなくなる。したがって、ダンピング抵抗10a、10bの抵抗値の範囲は、30Ω以上として、上限値に関しては特に設けなくてもよい。これにより、ダンピングコイル11a、11bをダンピング抵抗10a、10bに並列に接続している場合では、電流の急激な変動時以外での発熱ロスを抑えることができる。
なお、図1のダンピングコイル11a、11bを設けていない場合で、ダンピング抵抗10a、10bのみの場合の抵抗値では、保持電流等の回路電流が流れる程度の大きさを上限値としている。
また、インピーダンス低下コンデンサ12の容量値を0.05〜0.3μFの範囲としているが、0.3μFより大きくすると、図8に示す平滑コンデンサC1と同じ役目をして、低力率回路で調光器1が効かなくなり、逆に0.05μFより小さくすると、インピーダンス低下機能が落ちてリンギングの発生を阻止できなくなる。したがって、インピーダンス低下コンデンサ12の容量値は、0.05〜0.3μFの範囲内が好適例である。
これにより、ダンピング抵抗10a、10bとの時定数でもって回路電流のリンギングが発生するのを阻止して瞬間的に回路電流が保持電流以下の状態になることを防ぎ、負荷2の照明のチラツキを無くすことができる。
さらに、チョークコイル13の値を0.5mH以上としているが、0.5mHより小さくすると、電流平滑効果が落ち、負荷2に流れる電流が保持電流以下になる部分が発生してチラツキが生じる。また、チョークコイル13の値をあまり大きくすると経済的ではなくなるものの、0.5mH以上であって、かなり大きな値としても、電流平滑効果という機能面では徐々に向上するので、特に上限は設けずに、チョークコイル13の値を0.5mH以上としている。
これにより、負荷2に流れる電流が保持電流以下になるのを防いで、負荷2の照明のチラツキを無くすことができる。
また、ダンピングコイル11a、11bの値を1〜3mHの範囲内としているが、1mHより小さくすると、急激な電流変動があった場合、ダンピングコイル11a、11b側にも電流が流れて、瞬間的に保持電流以下になる恐れがある。1〜3mHの範囲内であれば、ダンピング効果は十分に現れているため、3mHより大きくする必要は特に無い。したがって、ダンピングコイル11a、11bの値を1〜3mHの範囲内であるのが好適例である。
これにより、急激な電流変動があった場合でも、回路電流を保持電流以下になるのを防いで、負荷2の照明のチラツキを無くすことができる。
図5は75%調光時の電圧、電流の波形を示し、図5(a)はA部分での電圧波形を、図5(b)はB部分での電流波形をそれぞれ示している。同様は図6は50%調光時の電圧、電流の波形示し、図7は25%調光時の電圧、電流の波形を示している。
このように、図5〜図7に示すように、各調光時において負荷2に流れる電流は保持電流以上となっているので、負荷2のチラツキや不点灯を防止でき、負荷2のLED(発光ダイオード)を確実に点灯させることができる。
1 調光器
2 負荷
10a、10b ダンピング抵抗
11a、11b ダンピングコイル
12 インピーダンス低下コンデンサ
13 チョークコイル
DB 整流器

Claims (6)

  1. 位相制御式の調光器(1)と、前記調光器(1)の出力を整流する整流器(DB)と、前記整流器(DB)の出力側に並列に接続される発光ダイオードで構成される照明用の負荷(2)と、前記調光器(1)と整流器(DB)との間の配線にそれぞれ介装されるダンピング抵抗(10a)(10b)と、前記整流器(DB)の出力側に並列に接続されるインピーダンス低下コンデンサ(12)と、前記負荷(2)と直列に介装される電流平滑用のチョークコイル(13)とで構成されていることを特徴とするLED電源回路。
  2. 前記ダンピング抵抗(10a)(10b)にそれぞれ並列にダンピングコイル(11a)(11b)を接続していることを特徴とする請求項1に記載のLED電源回路。
  3. 前記ダンピング抵抗(10a)(10b)の抵抗値を30Ω以上の範囲内としていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のLED電源回路。
  4. 前記インピーダンス低下コンデンサ(12)の容量が0.05〜0.3μFの範囲内としていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のLED電源回路。
  5. 前記チョークコイル(13)のインダクタンスが0.5mH以上としていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のLED電源回路。
  6. 前記ダンピングコイル(11a)(11b)のインダクタンスが1〜3mHの範囲内としていることを特徴とする請求項2に記載のLED電源回路。
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