JP2011091618A - 画像表示装置および画像表示方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】画素を補間して拡大して表示される画像の品質を向上させることができる技術を提供する。
【解決手段】プロジェクター10は、シャープネス処理および超解像処理の各画像処理を、画像入力部20によって受け付けられた画像に対して実施する画像処理部30と、超解像処理の強度の増加に応じてシャープネス処理の強度を低減すると共に、超解像処理の強度の低減に応じてシャープネス処理の強度を増加するシャープネス設定部357とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像を表示する画像表示装置に関する。
画像表示装置としては、例えば、投影によって画像を表示するプロジェクター(投影装置)の他、液晶組成物を用いて透過光を調整して画像を表示する液晶ディスプレー、放電による発光を利用して画像を表示するプラズマディスプレーなどが知られている。このような画像表示装置は、外部から入力される入力画像に対して種々の画像処理を実施し、画像処理後の画像を出力画像として表示する。画像表示装置に外部から入力される入力画像としては、例えば、DVD(Digital Versatile Disc)を始めとする記録媒体の再生信号に基づく入力画像や、放送局からの放送信号に基づく入力画像、データ通信による通信信号に基づく入力画像などがある。
画像表示装置で実施される画像処理としては、例えば、画像拡大処理(アップスケーリング処理、アップコンバート処理)やシャープネス処理(鮮鋭化処理)などが知られている。画像拡大処理は、画像を拡大して表示するために、画素を補間することによって画像を拡大する処理であり、シャープネス処理は、ぼやけて不鮮明な画像を鮮明にするために、画像全域における空間周波数の高周波成分を一律に強調して鮮鋭化する処理である。
近年、画像表示装置で表示される画像の画質を更に向上させるために、画素の補間によって拡大した画像における拡大前後でぼやけた輪郭部分を検出して選択的に鮮鋭化する画像処理(いわゆる「超解像処理」)を、画像表示装置に適用することが提案されている。引用文献1および引用文献2には、超解像処理の一例がそれぞれ記載されている。
特開2000−339450号公報 特開平8−336046号公報
しかしながら、従来、画像を鮮鋭化する点で共通するシャープネス処理と超解像処理とを画像表示装置で実施する際に、これら二つの画像処理の兼ね合いについて十分な検討がなされていなかった。
本発明は、上記した課題を踏まえ、画素を補間して拡大して表示される画像の品質を向上させることができる技術を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1] 適用例1の画像表示装置は、表示に用いる画像の入力を受け付ける画像入力部と、画像全域を一律に鮮鋭化するシャープネス処理、および画素を補間して拡大した画像における拡大前後でぼやけた輪郭部分を検出して選択的に鮮鋭化する超解像処理、の各画像処理を、前記画像入力部によって受け付けられた画像に対して実施する画像処理部と、前記画像処理部によって処理された画像を表示する画像表示部と、前記超解像処理の強度の増加に応じて前記シャープネス処理の強度を低減すると共に、前記超解像処理の強度の低減に応じて前記シャープネス処理の強度を増加するシャープネス設定部とを備えることを特徴とする。適用例1の画像表示装置によれば、画像を鮮鋭化する点で共通するシャープネス処理と超解像処理との二つの画像処理が実施されることによる画像に対する過剰な鮮鋭化を回避することができる。その結果、画素を補間して拡大して表示される画像の品質を向上させることができる。
[適用例2] 適用例1の画像表示装置は、更に、前記超解像処理の無効を含む前記超解像処理の強度を選択する指示をユーザーから受け付ける超解像オンオフ受付部と、前記超解像オンオフ受付部によって無効を選択する指示が受け付けられた場合、前記画像処理部によって実施される超解像処理の強度を、前記超解像オンオフ受付部によって有効な強度を選択する指示が受け付けられた場合よりも低減した有効な値に設定する超解像設定部とを備えても良い。適用例2の画像表示装置によれば、超解像処理による過剰な鮮鋭化を回避しつつ、超解像処理による画像品質の向上効果を得ることができる。
[適用例3] 適用例1または適用例2の画像表示装置は、更に、前記シャープネス処理の強度を表す複数のレベル値のいずれかを選択する指示をユーザーから受け付けるシャープネス強度受付部を備え、前記シャープネス設定部は、前記シャープネス強度受付部によって受け付けられたレベル値に応じた増減幅で、前記超解像処理の強度の増加に応じて前記シャープネス処理の強度を低減すると共に、前記超解像処理の強度の低減に応じて前記シャープネス処理の強度を増加し、前記レベル値に応じた増減幅は、より大きなレベル値ほど小さいとしても良い。適用例3の画像表示装置によれば、シャープネス処理および超解像処理による過剰な鮮鋭化を回避しつつ、より強い鮮鋭化の要求に応じて鮮鋭化の効果を強調することができる。
[適用例4] 適用例1ないし適用例3のいずれかの画像表示装置において、前記画像処理部は、前記画像入力部によって受け付けられた画像に対して、前記超解像処理に先立って前記シャープネス処理を実施しても良い。適用例4の画像表示装置によれば、画素を補間して拡大した画像における拡大前後でぼやけた輪郭部分の一部が、超解像処理の実施前にシャープネス処理によって鮮鋭化されるため、超解像処理の処理速度を向上させることができる。
[適用例5] 適用例5の画像表示方法は、画像の入力を受け付ける画像入力工程と、画像全域を一律に鮮鋭化するシャープネス処理、および画素を補間して拡大した画像における拡大前後でぼやけた輪郭部分を検出して選択的に鮮鋭化する超解像処理、の各画像処理を、前記画像入力工程で受け付けられた画像に対して実施する画像処理工程と、画像を表示する画像表示装置が、前記画像処理工程によって処理された画像を表示する画像表示工程と、前記超解像処理の強度の増加に応じて前記シャープネス処理の強度を低減すると共に、前記超解像処理の強度の低減に応じて前記シャープネス処理の強度を増加するシャープネス設定工程とを備えることを特徴とする。適用例5の画像表示方法によれば、画像を鮮鋭化する点で共通するシャープネス処理と超解像処理との二つの画像処理が実施されることによる画像に対する過剰な鮮鋭化を回避することができる。その結果、画素を補間して拡大して表示される画像の品質を向上させることができる。
本発明の形態は、画像表示装置および画像表示方法に限るものではなく、画像を表示する機能をコンピューターに実現させるためのプログラム、画像を処理する画像処理装置および画像処理方法、画像を処理する機能をコンピューターに実現させるためのプログラムなど他の形態に適用することもできる。また、本発明は、前述の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において様々な形態で実施し得ることは勿論である。
プロジェクターの構成を示す説明図である。 シャープネス処理部によるシャープネス処理の概要を示す説明図である。 超解像処理部による超解像処理の概要を示す説明図である。 超解像処理部による超解像処理の一例を示す説明図である。 シャープネス処理のレベル値を選択する指示を受け付ける受付画面を示す説明図である。 超解像処理の無効を含む超解像処理の強度を選択する指示を受け付ける受付画面を示す説明図である。 プロジェクターの主制御CPUが実行する強度調整処理を示すフローチャートである。 強度調整処理でシャープネス設定部に設定されるシャープネス強度テーブルの一例を示す説明図である。 第1変形例におけるシャープネス強度テーブルの一例を示す説明図である。 超解像処理の無効を含む超解像処理の強度を選択する指示を受け付ける受付画面を示す説明図である。
以上説明した本発明の構成および作用を一層明らかにするために、以下本発明を適用した画像表示装置であるプロジェクター(投影装置)について説明する。
A.実施例:
A1.プロジェクターの構成:
図1は、プロジェクター10の構成を示す説明図である。プロジェクター10は、映像をスクリーン90に投影することによって画像を表示する。スクリーン90は、映像が表示される平面であり、映写幕であっても良いし、壁面であっても良い。プロジェクター10は、画像入力部20と、画像処理部30と、画像表示部40と、ユーザーインターフェース60とを備える。
プロジェクター10の画像入力部20は、表示に用いる画像の入力を受け付ける。本実施例では、画像入力部20は、DVDを始めとする記録媒体の再生信号に基づく入力画像や、放送局からの放送信号に基づく入力画像、データ通信による通信信号に基づく入力画像など種々の入力画像を受け付け可能である。
プロジェクター10の画像処理部30は、画像入力部20で受け付けられた入力画像に対して、画像拡大処理(アップスケーリング処理、アップコンバート処理)、シャープネス処理(鮮鋭化処理)、超解像処理などの種々の画像処理を実施する。本実施例では、画像処理部30は、画像拡大集積回路(以下、「画像拡大IC」と呼ぶ)310と、超解像集積回路(以下、「超解像IC」と呼ぶ)330と、主制御中央演算処理装置(以下、「主制御CPU」と呼ぶ)350とを備える。本実施例では、画像処理部30は、画像拡大IC310、超解像IC330、主制御CPU350の他、種々の画像処理を実施する際に処理データを一時的に記憶する記憶装置(図示しない)を備える。
画像処理部30の画像拡大IC310は、画素を補間することによって画像を拡大する画像拡大処理を実施する画像拡大処理部312を備える。本実施例では、画像拡大処理部312は、画像入力部20で受け付けられた入力画像に対して画像拡大処理を実施する。本実施例では、画像入力部20で受け付けられた入力画像が、例えば、画素数720×480(縦横)、画素数640×480(縦横)など比較的に画素数の低い画像である場合、画像拡大処理部312は、その入力画像を画素数1920×1080(縦横)に拡大する。
本実施例では、画像拡大IC310は、画像拡大処理部312に加え、画像全域を一律に鮮鋭化するシャープネス処理を実施するシャープネス処理部314を備える。本実施例では、シャープネス処理部314は、画像拡大処理部312で処理された画像に対してシャープネス処理を実施する。
図2は、シャープネス処理部314によるシャープネス処理の概要を示す説明図である。シャープネス処理部314は、ハイパスフィルターの一つである輪郭強調フィルターを用いて、シャープネス処理部314に入力された入力画像信号から空間周波数の高周波成分を抽出した輪郭補償信号を生成した後、シャープネス処理の強度を示すシャープネス設定強度Ds1を用いて輪郭補償信号を増幅させる。その後、シャープネス処理部314は、シャープネス設定強度Ds1で増幅させた輪郭補償信号を元の入力画像信号に加算することによって、画像全域を一律に鮮鋭化した出力画像信号を出力する。本実施例では、シャープネス処理部314は、最低値「0」から最大値「25」の合計26段階のシャープネス設定強度Ds1でシャープネス処理を実施可能であり、シャープネス設定強度Ds1が最低値「0」の場合には、シャープネス処理が無効となる。
図1の説明に戻り、画像処理部30の超解像IC330は、画素を補間して拡大した画像における拡大前後でぼやけた輪郭部分を検出して選択的に鮮鋭化する超解像処理を実施する超解像処理部332を備える。本実施例では、超解像処理部332は、画像拡大IC310の画像拡大処理部312およびシャープネス処理部314で処理された画像に対して超解像処理を実施する。
図3は、超解像処理部332による超解像処理の概要を示す説明図である。本実施例では、超解像処理部332は、画像拡大IC310で拡大された入力拡大画像を構成する画素の混色状況から、拡大前後でぼやけた部位を検出する。その後、超解像処理部332は、検出部位で混ざり合った色を拡大前の元の色に分離し、その分離した色で検出部位の画像を再構成することによって、検出部位を選択的に鮮鋭化した出力拡大画像を出力する。本実施例では、入力拡大画像における画素の混色状況を判断する種々の閾値や、混色から分離した元の色による画素の再構成を判断する種々の閾値は、超解像処理の強度を示す超解像設定強度Ds2を用いて増幅される。本実施例では、超解像処理部332は、最低値「0」から最大値「10」の合計11段階の超解像設定強度Ds2で超解像処理を実施可能であり、超解像設定強度Ds2が最低値「0」の場合には、超解像処理が無効となる。
図4は、超解像処理部332による超解像処理の一例を示す説明図である。図4の上段に、画像拡大IC310による拡大前の画像の一部を構成する画素を図示し、図4の中段に、画像拡大IC310によって上段に示した部位を拡大した後の画素を図示し、図4の下段に、超解像処理部332によって中段に示した部位を鮮鋭化した後の画素を図示した。
図4の上段に示すように、画像拡大IC310による拡大前に、複数の連続した赤色の画素に続いて複数の連続した青色の画素が構成された部位は、図4の中段に示すように、画像拡大IC310による拡大後に、赤色の画素と青色の画素との境界に新たに複数の画素が補間される。これら補間された複数の画素は、赤色から青色へと徐々に変化する赤と青の混色で構成される。図4に示す例では、赤色の画素と青色の画素との間に画素が補間された部位の画素は、赤色、赤紫、紫、青紫、青色の順に配列されている。
図4の中段の下方には、拡大後における画素の色成分を、赤色、青色、緑色の三つの成分に分離して示す。図4に示す例では、赤色の画素と青色の画素との境界に新たに画素が補間された部位において、赤色成分が比較的に大きく青色成分が比較的に小さい画素が連続した後、赤色成分が急減すると共に青色成分が急増し、続いて、青色成分が比較的に大きく赤色成分が比較的に小さい画素が連続する。本実施例では、超解像処理部332によって拡大前後にぼやけた部位として検出される検出部位は、図4の中段に示すように、各色成分の変化が所定の閾値内にある所定数の画素が連続した後、二つの色成分の一方の色成分が急減するのに合わせて他方の色成分が急増し、続いて、これら二つの色成分の比率が反転した状態で各色成分の変化が所定の閾値内にある所定数の画素が連続する部位である。
図4の下段に示すように、超解像処理部332によって拡大前後にぼやけた部位として検出された検出部位は、混色から分離した元の色による画素で再構成される。図4に示す例では、検出部位における混色の画素のうち、赤色が連続する側の画素は赤色で再構成され、青色が連続する側の画素は青色で再構成される。
図1の説明に戻り、画像処理部30の主制御CPU350は、プロジェクター10の各部を制御する。主制御CPU350は、ソフトウェアに基づく動作によって実現される機能として、表示制御部352と、シャープネス強度受付部356と、シャープネス設定部357と、超解像オンオフ受付部358と、超解像設定部359とを備える。なお、他の実施形態において、主制御CPU350によって実現される機能の少なくとも一部を、画像処理部30の電子回路がその物理的な回路構成に基づいて動作することによって実現しても良い。
主制御CPU350の表示制御部352は、画像処理部30において種々の画像処理が実施された画像信号を、画像表示部40で表示可能な信号に変換して画像表示部40に出力する。
主制御CPU350のシャープネス強度受付部356は、シャープネス処理部314によって実施されるシャープネス処理の強度を示す複数の受付レベル値を選択する指示を、プロジェクター10のユーザーからユーザーインターフェース60を通じて受け付ける。主制御CPU350のシャープネス設定部357は、シャープネス強度受付部356によって受け付けられた受付レベル値に応じて、シャープネス処理部314で実施されるシャープネス処理のシャープネス設定強度Ds1を設定する。本実施例では、シャープネス設定部357は、超解像処理部332で実施される超解像処理の強度の増加に応じて、シャープネス処理部314で実施されるシャープネス処理の強度を低減すると共に、超解像処理部332で実施される超解像処理の強度の低減に応じて、シャープネス処理部314で実施されるシャープネス処理の強度を増加する。
図5は、シャープネス処理のレベル値を選択する指示を受け付ける受付画面660を示す説明図である。本実施例では、ユーザーインターフェース60は、表示機能と入力機能とを兼ね備えるタッチパネルであり、受付画面660は、シャープネス処理の受付レベル値を選択する指示を受け付ける際に、ユーザーインターフェース60に表示される画面である。受付画面660は、増加ボタン661と、レベル表示部662と、減少ボタン663と、メニューボタン668と、決定ボタン669とを備える。
受付画面660のレベル表示部662は、ユーザーから受け付けたシャープネス処理の受付レベル値を表示する。本実施例では、シャープネス処理の受付レベル値は、最小レベルの「レベル0」から、最大レベルの「レベル20」までの合計21段階である。
受付画面660の増加ボタン661は、レベル表示部662に表示される受付レベル値を増加させる指示をユーザーから受け付けるボタンであり、ユーザーの指が増加ボタン661に接触すると、レベル表示部662に表示される受付レベル値が増加する。受付画面660の減少ボタン663は、レベル表示部662に表示される受付レベル値を減少させる指示をユーザーから受け付けるボタンであり、ユーザーの指が減少ボタン663に接触すると、レベル表示部662に表示される受付レベル値が減少する。
受付画面660のメニューボタン668は、シャープネス処理の受付レベル値の受付を中止する指示をユーザーから受け付けるボタンであり、ユーザーの指がメニューボタン668に接触すると、プロジェクター10に関する種々の設定を受け付けるメニュー画面(図示しない)が受付画面660に代わって表示される。受付画面660の決定ボタン669は、シャープネス処理の受付レベル値を確定する指示をユーザーから受け付けるボタンであり、ユーザーの指が決定ボタン669に接触すると、シャープネス強度受付部356は、レベル表示部662に表示されている受付レベル値を、ユーザーによって選択された受付レベル値として確定する。
図1の説明に戻り、主制御CPU350の超解像オンオフ受付部358は、超解像処理部332によって実施される超解像処理の無効を含む超解像処理の強度を選択する指示を、プロジェクター10のユーザーからユーザーインターフェース60を通じて受け付ける。主制御CPU350の超解像設定部359は、超解像オンオフ受付部358によって受け付けられた指示に応じて、超解像処理部332で実施される超解像処理の超解像設定強度Ds2を設定する。本実施例では、超解像設定部359は、超解像オンオフ受付部358によって無効を選択する指示が受け付けられた場合、超解像処理部332によって実施される超解像処理の超解像設定強度Ds2を、超解像オンオフ受付部358によって有効な強度を選択する指示が受け付けられた場合よりも低減した有効な値に設定する。すなわち、超解像オンオフ受付部358で超解像処理の無効が受け付けられた場合であっても、実際には超解像処理は無効にはならず、超解像処理部332は、有効時の強度よりも低減した強度で超解像処理を実施する。
図6は、超解像処理の無効を含む超解像処理の強度を選択する指示を受け付ける受付画面680を示す説明図である。本実施例では、ユーザーインターフェース60は、前述したようにタッチパネルであり、受付画面680は、超解像処理の無効を含む超解像処理の強度を選択する指示を受け付ける際に、ユーザーインターフェース60に表示される画面である。受付画面680は、無効ボタン682と、有効ボタン684と、メニューボタン688と、決定ボタン689とを備える。
受付画面680の無効ボタン682は、超解像処理の無効をユーザーから受け付けるボタンであり、ユーザーの指が無効ボタン682に接触すると、超解像処理の無効が受け付けられている状態を反転表示によって示す。受付画面680の有効ボタン684は、超解像処理の有効をユーザーから受け付けるボタンであり、ユーザーの指が有効ボタン684に接触すると、超解像処理の有効が受け付けられている状態を反転表示によって示す。
受付画面680のメニューボタン688は、超解像処理の有効および無効の受付を中止する指示をユーザーから受け付けるボタンであり、ユーザーの指がメニューボタン688に接触すると、プロジェクター10に関する種々の設定を受け付けるメニュー画面(図示しない)が受付画面680に代わって表示される。受付画面680の決定ボタン689は、超解像処理の無効を含む超解像処理の強度を確定する指示をユーザーから受け付けるボタンであり、ユーザーの指が決定ボタン689に接触すると、超解像オンオフ受付部358は、無効ボタン682が反転表示されている場合には、超解像処理の無効をユーザーの指示として確定し、有効ボタン684が反転表示されている場合には、超解像処理の有効をユーザーの指示として確定する。
図1の説明に戻り、プロジェクター10の画像表示部40は、画像処理部30によって処理された画像を表示する。画像表示部40は、光源装置42と、投影光学系50と、投射光学系48とを備える。
プロジェクター10の光源装置42は、光源から光を放出し、光源装置42から放出された光は、投影光学系50に供給される。本実施例では、光源装置42は、アーク放電によって発光する放電灯を光源として備える。
プロジェクター10の投影光学系50は、光源装置42から供給される光から、映像として表示される投影光を生成する。投影光学系50によって生成された投影光は、投射光学系48に送出される。本実施例では、投影光学系50は、色分離合成光学系であり、光源装置42から供給された光を、ダイクロイックミラー55a,55bを用いて赤色光,緑色光,青色光に分離し、三つの空間光変調器58r,58g,58bでそれぞれ変調した後、これらの光をダイクロイックプリズム59で再び一つの光に合成することによって投影光を生成する。本実施例では、空間光変調器の数は三つであるが、他の実施形態において、三つ以下であっても良いし、三つ以上であっても良い。本実施例では、空間光変調器は、透過光を変調させる透過型液晶パネルであるが、他の実施形態において、反射光を変調させる反射型液晶パネルを用いても良いし、デジタル・マイクロ・ミラーデバイス(Digital Micromirror Device、DMD)を始めとするマイクロミラー型光変調装置を用いても良い。
プロジェクター10の投射光学系48は、投影光学系50で生成された投影光をスクリーン90に投射する。本実施例では、投射光学系48は、フロントレンズ,ズームレンズ,マスタレンズ,フォーカスレンズなどの複数のレンズを配列した投射レンズユニットである。なお、投射光学系48は、投射レンズユニットに限るものではなく、非球面レンズ,拡大レンズ,拡散ガラス,非球面ミラー,反射ミラーの少なくとも一つを用いて、投影光学系50で生成された投影光をスクリーン90へ反射させる光学系であっても良い。
A2.プロジェクターの動作:
図7は、プロジェクター10の主制御CPU350が実行する強度調整処理(ステップS50)を示すフローチャートである。強度調整処理(ステップS50)は、シャープネス処理部314によるシャープネス処理と、超解像処理部332による超解像処理との兼ね合いを調整する処理であり、本実施例では、超解像処理に関する設定変更がユーザーから要求されると、主制御CPU350は、強度調整処理(ステップS50)を開始する。
プロジェクター10の主制御CPU350は、強度調整処理(ステップS50)を開始すると、超解像オンオフ受付部358として動作することによって超解像オンオフ受付処理(ステップS502)を実行する。超解像オンオフ受付処理(ステップS502)において、主制御CPU350は、超解像処理の無効を含む超解像処理の強度を選択する指示を、図6に示した受付画面680を通じてユーザーから受け付ける。
超解像オンオフ受付処理(ステップS502)に続いて、主制御CPU350は、超解像オンオフ受付処理(ステップS502)で受け付けられた指示が超解像処理の有効か無効かのどちらであるかを判断した後(ステップS504)、超解像設定部359として動作することによって超解像設定処理(ステップS510)を実行する。超解像オンオフ受付処理(ステップS502)で超解像処理の有効が受け付けられた場合(ステップS504:「YES」)、超解像設定処理(ステップS510)において、主制御CPU350は、有効な値(本実施例では最大値「10」)で超解像設定強度Ds2を超解像処理部332に設定する(ステップS512)。他方、超解像オンオフ受付処理(ステップS502)で超解像処理の無効が受け付けられた場合(ステップS504:「NO」)、超解像設定処理(ステップS510)において、主制御CPU350は、超解像処理の有効が指定された場合よりも低減した有効な値(本実施例では、無効な最低値「0」ではない有効な値「1」)で、超解像設定強度Ds2を超解像処理部332に設定する(ステップS514)。
超解像設定処理(ステップS510)の後、主制御CPU350は、シャープネス強度受付部356によって受け付けられた受付レベル値に対応するシャープネス設定強度Ds1を示すシャープネス強度テーブルを、シャープネス設定部357に設定する(ステップS522,S524)。超解像オンオフ受付処理(ステップS502)で超解像処理の有効が受け付けられた場合(ステップS504:「YES」)、主制御CPU350は、超解像処理の無効が指定された場合よりも低減したシャープネス設定強度Ds1を示すシャープネス強度テーブルを、シャープネス設定部357に設定する(ステップS522)。シャープネス設定部357にシャープネス強度テーブルを設定した後(ステップS522,S524)、主制御CPU350は、強度調整処理(ステップS50)を終了する。
図8は、強度調整処理(ステップS50)でシャープネス設定部357に設定されるシャープネス強度テーブルの一例を示す説明図である。図8の上段に、超解像オンオフ受付処理(ステップS502)で超解像処理の有効が受け付けられた場合(ステップS504:「YES」)にシャープネス設定部357に設定されるシャープネス強度テーブル372を示し、図8の下段に、超解像オンオフ受付処理(ステップS502)で超解像処理の無効が受け付けられた場合(ステップS504:「NO」)にシャープネス設定部357に設定されるシャープネス強度テーブル374を示す。
図8の上段に示すように、超解像処理の有効が指定された場合のシャープネス強度テーブル372には、「レベル0」から「レベル20」までの合計21段階の受付レベル値の各々に対して、強度値「2」から強度値「22」まで1単位ずつ増加する合計21段階のシャープネス設定強度Ds1が関連付けられている。
図8の下段に示すように、超解像処理の無効が指定された場合のシャープネス強度テーブル374には、「レベル0」から「レベル20」までの合計21段階の受付レベル値の各々に対して、シャープネス強度テーブル372よりも増加された強度値「5」から強度値「25」まで1単位ずつ増加する合計21段階のシャープネス設定強度Ds1が関連付けられている。
例えば、シャープネス強度受付部356によってシャープネス処理の受付レベル値として「レベル10」が受け付けられた場合、超解像処理の有効が指定されシャープネス強度テーブル372がシャープネス設定部357に設定されている状況では、シャープネス処理部314にはシャープネス設定強度Ds1が強度値「12」で設定される。他方、シャープネス強度受付部356によってシャープネス処理の受付レベル値として「レベル10」が受け付けられた場合であっても、超解像処理の無効が指定されシャープネス強度テーブル374がシャープネス設定部357に設定されている状況では、シャープネス処理部314にはシャープネス設定強度Ds1が強度値「15」で設定される。
A3.効果:
以上説明したプロジェクター10によれば、超解像処理部332によって実施される超解像処理の強度の増加に応じて、シャープネス処理部314によって実施されるシャープネス処理の強度を低減すると共に、超解像処理部332によって実施される超解像処理の強度の低減に応じて、シャープネス処理部314によって実施されるシャープネス処理の強度を増加することから、画像を鮮鋭化する点で共通するシャープネス処理と超解像処理との二つの画像処理が実施されることによる画像に対する過剰な鮮鋭化を回避することができる。その結果、画素を補間して拡大して表示される画像の品質を向上させることができる。
また、超解像オンオフ受付部358によって無効を選択する指示が受け付けられた場合、超解像処理部332によって実施される超解像処理の超解像設定強度Ds2を、超解像オンオフ受付部358によって有効な強度を選択する指示が受け付けられた場合よりも低減した有効な値に設定することから、超解像処理による過剰な鮮鋭化を回避しつつ、超解像処理による画像品質の向上効果を得ることができる。
また、超解像処理に先立ってシャープネス処理を実施することから、画素を補間して拡大した画像における拡大前後でぼやけた輪郭部分の一部が、超解像処理の実施前にシャープネス処理によって鮮鋭化されるため、超解像処理の処理速度を向上させることができる。
B.変形例:
B1.第1変形例:
図9は、第1変形例におけるシャープネス強度テーブルの一例を示す説明図である。図9の上段に、シャープネス強度テーブル372に代えて、超解像オンオフ受付処理(ステップS502)で超解像処理の有効が受け付けられた場合(ステップS504:「YES」)にシャープネス設定部357に設定されるシャープネス強度テーブル373を示す。図9の下段に示すシャープネス強度テーブル374は、前述の実施例で図8の下段に示したシャープネス強度テーブル374と同様である。
第1変形例のシャープネス強度テーブル373は、シャープネス強度受付部356によって受け付けられた受付レベル値に応じた増減幅であって、より大きな受付レベル値ほど小さい増減幅で、シャープネス強度テーブル374よりも低減したシャープネス設定強度Ds1が関連付けられている。本実施例では、第1変形例のシャープネス強度テーブル373には、「レベル0」から「レベル20」までの合計21段階の受付レベル値の各々に対して、シャープネス強度テーブル372よりも低減されたシャープネス設定強度Ds1が関連付けられている。「レベル0」から「レベル17」までの受付レベル値は、シャープネス強度テーブル372よりも3単位ずつ低減された強度値「2」から強度値「19」までのシャープネス設定強度Ds1が関連付けられている。「レベル18」の受付レベル値には、シャープネス強度テーブル372よりも2単位だけ低減された強度値「21」のシャープネス設定強度Ds1が関連付けられ、「レベル19」の受付レベル値には、シャープネス強度テーブル372よりも1単位だけ低減された強度値「23」のシャープネス設定強度Ds1が関連付けられている。「レベル20」の受付レベル値には、シャープネス強度テーブル372と同じ強度値「25」のシャープネス設定強度Ds1が関連付けられている。
第1変形例のプロジェクター10によれば、前述した実施例と同様に、画像を鮮鋭化する点で共通するシャープネス処理と超解像処理との二つの画像処理が実施されることによる画像に対する過剰な鮮鋭化を回避することに加え、より強い鮮鋭化の要求に応じて鮮鋭化の効果を強調することができる。
B2.第2変形例:
図10は、第2変形例における超解像処理の無効を含む超解像処理の強度を選択する指示を受け付ける受付画面680を示す説明図である。第2変形例の受付画面680は、超解像処理の有効をユーザーから受け付ける複数の有効ボタン684a,684b,684cを備える点を除き、前述の実施例と同様である。
有効ボタン684aは、無効ボタン682よりも大きな値の超解像設定強度Ds2を設定するボタンであり、有効ボタン684bは、有効ボタン684aよりも大きな値の超解像設定強度Ds2を設定するボタンであり、有効ボタン684cは、有効ボタン684bよりも大きな値の超解像設定強度Ds2を設定するボタンである。例えば、第2変形例において、主制御CPU350は、無効ボタン682の場合には強度値「1」、有効ボタン684aの場合には強度値「4」、有効ボタン684bの場合には強度値「7」、有効ボタン684cの場合には強度値「10」の超解像設定強度Ds2をそれぞれ超解像処理部332に設定する。本実施例では、受付画面680は、超解像処理の有効を三段階の強度で受け付けるが、他の実施形態において、超解像処理の有効を二段階の強度で受け付けても良いし、超解像処理の有効を三段階以上の強度で受け付けても良い。
第2変形例では、超解像設定強度Ds2が強度値「1」の場合に比べて、超解像設定強度Ds2が強度値「4」の場合のシャープネス設定強度Ds1は強度値「1」だけ減少する。超解像設定強度Ds2が強度値「1」の場合に比べて、超解像設定強度Ds2が強度値「7」の場合のシャープネス設定強度Ds1は強度値「2」だけ減少する。超解像設定強度Ds2が強度値「1」の場合に比べて、超解像設定強度Ds2が強度値「10」の場合のシャープネス設定強度Ds1は強度値「3」だけ減少する。
第2変形例のプロジェクター10によれば、前述した実施例と同様に、画像を鮮鋭化する点で共通するシャープネス処理と超解像処理との二つの画像処理が実施されることによる画像に対する過剰な鮮鋭化を回避することに加え、超解像処理の強度およびシャープネス処理の強度を詳細に設定することができる。
C.その他の実施形態:
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこうした実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において様々な形態で実施し得ることは勿論である。例えば、本発明の実施の形態はプロジェクターに限るものではなく、液晶ディスプレーやプラズマディスプレーなど他の画像表示装置の形態であっても良い。
また、前述の実施例では、超解像処理部332による超解像処理に先立ってシャープネス処理部314によるシャープネス処理を実施するものとしたが、他の実施形態において、超解像処理部332による超解像処理の後にシャープネス処理部314によるシャープネス処理を実施しても良い。この場合、主制御CPU350がシャープネス処理部314として動作しても良い。
また、前述の実施例では、超解像処理部332は、画素の混色状況から拡大前後でぼやけた部位を検出し、拡大前の元の色で検出部位の画像を再構成するものとしたが、他の実施形態において、拡大後の拡大画像を拡大前の大きさに縮小した縮小画像と、拡大前の入力画像との間の差分を検出し、その差分小さくなるように拡大画像を繰り返し補正することによって、超解像処理を実現しても良い。
また、前述の実施例では、超解像処理の無効の指示が受け付けられた場合であっても、超解像処理部332によって実施される超解像処理の強度を有効な値としたが、他の実施形態において、超解像処理の無効の指示が受け付けられた場合に、超解像処理部332によって実施される超解像処理の強度を無効な値(強度値「0」)に設定しても良い。
10…プロジェクター
20…画像入力部
30…画像処理部
40…画像表示部
42…光源装置
48…投射光学系
50…投影光学系
55a,55b…ダイクロイックミラー
58r,58g,58b…空間光変調器
59…ダイクロイックプリズム
60…ユーザーインターフェース
90…スクリーン
310…画像拡大IC
312…画像拡大処理部
314…シャープネス処理部
330…超解像IC
332…超解像処理部
350…主制御CPU
352…表示制御部
356…シャープネス強度受付部
357…シャープネス設定部
358…超解像オンオフ受付部
359…超解像設定部
372…シャープネス強度テーブル
373…シャープネス強度テーブル
374…シャープネス強度テーブル
660…受付画面
661…増加ボタン
662…レベル表示部
663…減少ボタン
668…メニューボタン
669…決定ボタン
680…受付画面
682…無効ボタン
684…有効ボタン
684a…有効ボタン
684b…有効ボタン
684c…有効ボタン
688…メニューボタン
689…決定ボタン
Ds1…シャープネス設定強度
Ds2…超解像設定強度

Claims (8)

  1. 画像を表示する画像表示装置であって、
    表示に用いる画像の入力を受け付ける画像入力部と、
    画像全域を一律に鮮鋭化するシャープネス処理、および画素を補間して拡大した画像における拡大前後でぼやけた輪郭部分を検出して選択的に鮮鋭化する超解像処理、の各画像処理を、前記画像入力部によって受け付けられた画像に対して実施する画像処理部と、
    前記画像処理部によって処理された画像を表示する画像表示部と、
    前記超解像処理の強度の増加に応じて前記シャープネス処理の強度を低減すると共に、前記超解像処理の強度の低減に応じて前記シャープネス処理の強度を増加するシャープネス設定部と
    を備える画像表示装置。
  2. 請求項1に記載の画像表示装置であって、更に、
    前記超解像処理の無効を含む前記超解像処理の強度を選択する指示をユーザーから受け付ける超解像オンオフ受付部と、
    前記超解像オンオフ受付部によって無効を選択する指示が受け付けられた場合、前記画像処理部によって実施される超解像処理の強度を、前記超解像オンオフ受付部によって有効な強度を選択する指示が受け付けられた場合よりも低減した有効な値に設定する超解像設定部と
    を備える画像表示装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像表示装置であって、
    更に、前記シャープネス処理の強度を表す複数のレベル値のいずれかを選択する指示をユーザーから受け付けるシャープネス強度受付部を備え、
    前記シャープネス設定部は、前記シャープネス強度受付部によって受け付けられたレベル値に応じた増減幅で、前記超解像処理の強度の増加に応じて前記シャープネス処理の強度を低減すると共に、前記超解像処理の強度の低減に応じて前記シャープネス処理の強度を増加し、
    前記レベル値に応じた増減幅は、より大きなレベル値ほど小さい、画像表示装置。
  4. 前記画像処理部は、前記画像入力部によって受け付けられた画像に対して、前記超解像処理に先立って前記シャープネス処理を実施する、請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  5. 画像を表示する画像表示方法であって、
    画像の入力を受け付ける画像入力工程と、
    画像全域を一律に鮮鋭化するシャープネス処理、および画素を補間して拡大した画像における拡大前後でぼやけた輪郭部分を検出して選択的に鮮鋭化する超解像処理、の各画像処理を、前記画像入力工程で受け付けられた画像に対して実施する画像処理工程と、
    画像を表示する画像表示装置が、前記画像処理工程によって処理された画像を表示する画像表示工程と、
    前記超解像処理の強度の増加に応じて前記シャープネス処理の強度を低減すると共に、前記超解像処理の強度の低減に応じて前記シャープネス処理の強度を増加するシャープネス設定工程と
    を備える画像表示方法。
  6. 請求項5に記載の画像表示方法であって、更に、
    前記超解像処理の無効を含む前記超解像処理の強度を選択する指示をユーザーから受け付ける超解像オンオフ受付工程と、
    前記超解像オンオフ受付工程によって無効を選択する指示が受け付けられた場合、前記画像処理工程によって実施される超解像処理の強度を、前記超解像オンオフ受付工程によって有効な強度を選択する指示が受け付けられた場合よりも低減した有効な値に設定する超解像設定工程と
    を備える画像表示方法。
  7. 請求項5または請求項6に記載の画像表示方法であって、
    更に、前記シャープネス処理の強度を表す複数のレベル値のいずれかを選択する指示をユーザーから受け付けるシャープネス強度受付工程を備え、
    前記シャープネス設定工程は、前記シャープネス強度受付工程によって受け付けられたレベル値に応じた増減幅で、前記超解像処理の強度の増加に応じて前記シャープネス処理の強度を低減すると共に、前記超解像処理の強度の低減に応じて前記シャープネス処理の強度を増加し、
    前記レベル値に応じた増減幅は、より大きなレベル値ほど小さい、画像表示方法。
  8. 前記画像処理工程は、前記画像入力工程によって受け付けられた画像に対して、前記超解像処理に先立って前記シャープネス処理を実施する、請求項5ないし請求項7のいずれか一項に記載の画像表示方法。
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