JP2011091497A - 受信装置および通信制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】サーバと通信を行う場合に状況に応じて複数の通信モジュールの内から一つの通信モジュールを選択してサーバと通信を行うこと。
【解決手段】無線LANモジュールを利用した通信を予め優先経路として設定しておき、無線LANモジュールを利用した通信が確立する場合には、無線LANモジュールを利用したコンテンツの取得処理を実行する。
【選択図】 図3
【解決手段】無線LANモジュールを利用した通信を予め優先経路として設定しておき、無線LANモジュールを利用した通信が確立する場合には、無線LANモジュールを利用したコンテンツの取得処理を実行する。
【選択図】 図3
Description
本発明は、蓄積型放送サービスに対応する受信装置および通信制御方法に関する。
現在、現在放送が行われている地上波テレビジョンのアナログ放送は、2011年に終了する予定である。アナログ放送の終了後、空いた帯域の一部を用いて携帯端末向けマルチメディア放送が行われる予定である。携帯端末向けマルチメディア放送では、蓄積型放送(ダウンロード放送)が行われることが想定されている。
蓄積型放送では、放送波を用いてファイル型コンテンツを携帯端末に対して提供すると共に、携帯端末はコンテンツを内部に保存することができる。携帯端末は、コンテンツのデータの一部の保存に失敗した場合に移動体通信を介してサーバと通信を行うことによって欠損しているデータを取得することができる。
特許文献1は、複数の経路(放送/インターネット/LANなど)から意味内容が同一のコンテンツを複数入手し、記録・管理するコンテンツ記録装置を開示している。
複数の経路でデータを入手することができる場合、何れの経路でデータを取得するかは、ユーザ等で選択しなければならない。
本発明の目的は、サーバと通信を行う複数の通信モジュールを有し、サーバと通信を行う場合に状況に応じて複数の通信モジュールの内から一つの通信モジュールを選択してサーバと通信を行うことが可能な受信装置および通信制御方法を提供することにある。
本発明の一例に係わる受信装置は、放送波を受信する受信モジュールと、サーバと通信を行ってデータを取得する複数の無線通信モジュールと、前記受信モジュールによって受信された放送波に基づいたコンテンツ、および複数の無線通信モジュールによってサーバから取得したデータを記憶媒体に記録する記録手段と、前記複数の無線通信モジュールに対してそれぞれ設定された前記サーバからデータを取得する場合の優先度を示す情報が格納された優先経路情報に基づいて前記複数の無線通信モジュールから一つの無線通信モジュールを選択する選択手段と、前記選択された無線通信モジュールを用いて前記サーバからデータを取得し、取得されたデータを前記記憶媒体に格納する制御手段と、を具備することを特徴とする。
サーバと通信を行う複数の通信モジュールを有し、サーバと通信を行う場合に状況に応じて複数の通信モジュールの内から一つの通信モジュールを選択してサーバと通信を行うことが可能になる。
本発明の実施の形態を以下に図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係わる蓄積型放送サービスシステムの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、配信システムは、放送局10、携帯型受信端末装置100、移動体通信基地局20、無線LANルータ30、ゲートウエイ(GW)40、および通信サーバ50等から構成される。
図1に示すように、配信システムは、放送局10、携帯型受信端末装置100、移動体通信基地局20、無線LANルータ30、ゲートウエイ(GW)40、および通信サーバ50等から構成される。
放送局10は、コンテンツを重畳させた放送波を送信する。携帯型受信端末装置は、放送局10が送信した放送波を受信し、受信した放送波からコンテンツを復調し、復調されたコンテンツを内部の記憶装置に格納する。携帯型受信端末装置は、コンテンツの一部のデータを記憶媒体に格納することができなかった場合、通信サーバ50から欠損したデータを受信する。また、携帯型受信端末装置は、受信したコンテンツが暗号化されている場合、コンテンツを復号するための鍵を通信サーバ50から受信し、記憶媒体に記録する。
携帯型受信端末装置100は、移動体通信デバイスおよび無線LANデバイスを備えている。携帯型受信端末装置100は、移動体通信デバイスおよび無線LANデバイスの何れかを用いて通信サーバ50と通信を行う。移動体通信デバイスを用いる場合、携帯型受信端末装置100は、移動体通信基地局20、および移動体通信網を介して通信サーバ50と通信を行う。無線LANデバイスを用いる場合、携帯型受信端末装置は、無線LANルータ(アクセスポイント)30、固定通信網、およびゲートウエイ40を介して通信サーバ50と通信を行う。
図2は、本発明の一実施形態に係わる携帯型受信端末装置100のシステム構成を示すブロック図である。携帯型受信端末装置100は、チューナ111、3G通信(移動体通信)モジュール112、無線LANモジュール113、入出力モジュール121、NVRAM(Non-Volatile Random Access Memory)122、ROM(Read Only Memory)123、RAM(Random Access Memory)124、CPU(Central Processing Unit)125、デスランブラ126、HDD(記憶媒体)127、セキュリティモジュールインタフェース(SM I/F)128、ファイル多重分散処理モジュール129、PS(Program Stream)/TS(Transport Stream)処理モジュール130、音声復号モジュール131、映像復号モジュール132、GUI処理モジュール133、スピーカ134、ディスプレイ135等を備えている。
チューナ111、3G通信(移動体通信)モジュール112、無線LANモジュール113、入出力モジュール121、NVRAM122、ROM123、RAM124、CPU125、デスランブラ126、HDD127、セキュリティモジュールインタフェース128、PS/TS処理モジュール130、音声復号モジュール131、映像復号モジュール132、GUI処理モジュール133等はバス140に接続されており、相互に通信を行うことが可能である。
チューナモジュール111は、放送局から送信された放送波を受信し、復調や誤り訂正復号する処理を行う。
3G通信モジュール112は、国際電気通信連合(ITU)によって定められたIMT−2000規格に準拠した移動体通信デバイスである。
無線LANモジュール113は、たとえばIEEE 802.11規格の無線通信を実行する無線通信デバイスである。
3G通信モジュール112は、国際電気通信連合(ITU)によって定められたIMT−2000規格に準拠した移動体通信デバイスである。
無線LANモジュール113は、たとえばIEEE 802.11規格の無線通信を実行する無線通信デバイスである。
入出力モジュール121は、映像及びオーディオ(コンテンツ)の入出力や、ユーザからの制御信号の入力(チューナ部による選局)に利用される。
NVRAM122は、例えばユーザにより設定された情報や予約情報等を保持する。
ROM123は、例えば動作プログラムを格納する。CPU125は、ROM123に格納されている動作プログラムを実行する。RAM124は、CPU125が動作プログラムを実行する際の作業メモリとして利用される。
HDD127は、チューナモジュール111によって取得されたコンテンツを格納する。HDD127へのコンテンツの記録は、CPU125によって実行される動作プログラム(記憶手段)によって制御/実行される。
セキュリティモジュールインタフェース128にはセキュリティモジュール60が接続される。セキュリティモジュール60には、固有のID番号および暗号化復号鍵が格納されている。暗号化復号鍵は、チューナモジュール111によって受信された暗号化されているコンテンツまたはHDD127に格納されている暗号化されているコンテンツを暗号復号するための鍵である。
デスクランブラ126は、セキュリティモジュールインタフェース128を介してセキュリティモジュール60から固有のID番号および暗号化復号鍵を取得する。デスクランブラ126は取得された暗号化復号鍵を用いてコンテンツを復号する。なお、ここではセキュリティモジュール60は、携帯型受信端末装置100の外部にあって独立した着脱式のカードのようなモジュールとして記載したが、受信機内部にあって埋め込み式のチップやソフトウェアによって提供されてもよい。
PS/TS処理モジュール130は、TS(Transport Stream)の形式で多重されてきた、一般には複数のサービス(放送番組)の中から、リモコンなどから入出力モジュール121を経て指定される所定のサービスを選択してその番組を構成する映像や音声の信号を多重分離し、デパケット処理を行ってそれぞれの圧縮信号に戻して音声復号モジュール131および映像復号モジュール132に出力する。なお、蓄積型コンテンツの場合には一般にリアルタイム放送で適用されるTS形式もしくはタイムスタンプ付きTS形式以外にもDVD等の蓄積メディアで適用されるPS(Program Stream)形式であってもよい。
音声復号モジュール131は、PS/TS処理モジュール130から出力された圧縮されているMPEG音声信号を復号して音声信号をスピーカ134に出力する。映像復号モジュール132は、PS/TS処理モジュール130から出力された圧縮されている、H.264/AVCやMPEG2等の映像信号を復号して映像信号を出力する。GUI処理モジュール133は、映像復号モジュールから出力された映像信号に対しCPU等で生成されたグラフィック出力と重畳処理を行い、ディスプレイ135に映像を表示するための映像信号を出力する。
携帯型受信端末装置は、3G通信(移動体通信)モジュール112、または無線LANモジュール113を用いて通信サーバ50と通信を行う。携帯型受信端末装置は、3G通信モジュール112、および無線LANモジュール113から一つのモジュールを選択して、通信サーバ50と通信を行う。一つのモジュールを選択する場合、設定に基づいて一つのモジュールを選択する。以下に、一つのモジュールを選択する処理について説明する。
(無線LAN接続優先設定)
先ず、無線LANモジュール113を用いた通信サーバ50との通信を優先設定とする場合を説明する。無線LANモジュール113を用いた通信サーバ50との通信を優先設定とする処理の手順を図3のフローチャートを参照して説明する。なお、以下の処理は携帯型受信端末装置100のCPU125によって実行されるプログラムによって行われる。
先ず、無線LANモジュール113を用いた通信サーバ50との通信を優先設定とする場合を説明する。無線LANモジュール113を用いた通信サーバ50との通信を優先設定とする処理の手順を図3のフローチャートを参照して説明する。なお、以下の処理は携帯型受信端末装置100のCPU125によって実行されるプログラムによって行われる。
先ず、無線LANモジュール113を用いた通信サーバ50との通信を予め優先経路として設定する(ステップS11)。優先経路の優先度を示す設定は優先経路設定テーブル(優先経路情報)に格納されている。例えば、図4に示すように、優先度を示す値に対して経路(使用モジュール)が関連付けられている。優先経路設定テーブルは、NVRAM122に格納されている。
次に、優先経路設定テーブルを参照し、サーバ50との通信を試みていない経路の中で優先度が一番高い経路を検出する(ステップS12)。この場合、無線LANモジュール113を用いた固定通信網が検出される。
次に、無線LANモジュール113を用いて固定通信網を介して通信サーバ50と通信を行うことができるか否かを判別する(ステップS13)。通信可能であると判断された場合(ステップS13のYes)、無線LANモジュール113を用いて固定通信網を介して通信サーバ50と通信を行って、欠損データを取得する(ステップS14)。
次に、通信することができないと判断された場合(ステップS13のNo)、優先経路設定テーブルに登録されている全ての経路について、通信サーバ50と通信を行えるかを判別したか否かを判別する(ステップS15)。ここでは、移動体通信網を介して通信サーバ50との通信を行えるかを判別したか否かを判別していないので、全ての経路について通信サーバ50と通信を行えるかを判別していないと判断される。
全ての経路について通信サーバ50と通信を行えるかを判断していないと判断された場合(ステップS15のNo)、優先経路設定テーブルを参照し、通信サーバ50との通信を試みていない経路の中で優先度が最も高い経路を検出する(ステップS12)。ここでは、経路として3G通信モジュール112を用いる移動体通信網が検出される。次に、移動体通信網を介してサーバ50と通信することが可能であるか否かを判別する(ステップS13)。通信可能であると判断された場合(ステップS13のYes)、移動体通信網を用いてサーバ50と通信を行うことを選択して、サーバ50からデータを取得する。そして、取得したデータをHDD127に記録する。HDD127へのデータの記録は、CPU125によって実行される動作プログラムによって制御/実行される。
次に、通信することができないと判断された場合(ステップS13のNo)、優先経路設定テーブルに登録されている全ての経路について、通信サーバ50と通信を行えるかを判別したか否かを判別する(ステップS15)。ここでは、移動体通信網を用いて通信サーバ50との通信を行えるかを判別したか否かを判断していないので、全ての経路について通信サーバ50と通信を行えるかを判断していないと判断される。全ての経路について通信サーバ50と通信を行えるかを判断していないと判断された場合(ステップS15のYes)、サーバ50と通信が行うことができない旨をユーザに通知する(ステップS16)。
以上の処理によって通信サーバ50との通信に無線LANモジュール113を用いる固定通信網を優先して使用することができる。宅内では弱電界のため、3G通信モジュール112と基地局20との通信が不安定になる場合がある。また、無線LANモジュール113を用いた固定通信網接続の場合には通常、コンテンツ取得によるデータ通信の追加料金は発生しない。このため、パケットデータの利用量に応じた従量課金体系を採用している移動体通信網を利用したデータ通信に比べると、利用者は大容量コンテンツにおいても通信利用量の増加を気にせず、通信経路によるコンテンツ取得を利用することができ、利便性を高めることができる。
なお、上述した例では、優先度が最も高いのは無線LANモジュール113を用いた固定通信網であったが、優先度が最も高いのは移動体通信網で合っても良い。また、通信サーバ50と通信が行えるのは、無線LANモジュール113を用いた固定通信網および移動体通信網の二つの経路であったが、他にBluetooth(登録商標)に対応した機器の場合、Bluetoothを用いた固定通信網を経路として追加しても良い。
(パケット利用量に応じて優先設定を変更)
次に、パケット利用量に応じて経路を変更する場合を示す。移動体通信網では、大容量のパケット利用を想定して、パケットデータの利用量に応じた従量課金と定額課金を組み合わせ、ある利用量閾値を越えると定額課金となる課金体系を採用している場合もある。この場合には、ある利用量閾値を越えると利用者にとっては通信利用量の増加を気にする必要がなくなる。これを検知するとコンテンツ取得の優先経路設定を繰り上げる。
次に、パケット利用量に応じて経路を変更する場合を示す。移動体通信網では、大容量のパケット利用を想定して、パケットデータの利用量に応じた従量課金と定額課金を組み合わせ、ある利用量閾値を越えると定額課金となる課金体系を採用している場合もある。この場合には、ある利用量閾値を越えると利用者にとっては通信利用量の増加を気にする必要がなくなる。これを検知するとコンテンツ取得の優先経路設定を繰り上げる。
そして、優先経路設定テーブルを参照して同じ優先順位にある場合には、受信可否を確認してさらに一定データの取得所要時間を計測比較し、所要時間の短い方を動的に取得経路として決定する。
図5,6のフローチャートを参照して、パケット利用量に応じて経路を変更する処理の手順を説明する。なお、以下の処理は携帯型受信端末装置100のCPU125によって実行されるプログラムによって行われる。
先ず、パケット利用量を取得する(ステップS21)。パケット利用量が上限値以上であるか否かを判別する(ステップS22)。上限値以上であると判断された場合(ステップS22のYes)、移動体通信網(無線LAN)の優先度を繰り上げる(ステップS23)。例えば、元の優先経路設定テーブルが図4に示す順番であった場合、図7の優先経路設定テーブルが示す順番にする。
そして、3G通信モジュール112を用いた移動体通信網の優先度を示す値と無線LANモジュール113を用いた固定通信網の優先度を示す値とをそれぞれ取得する(ステップS24)。3G通信モジュール112を用いた移動体通信網の優先度を示す値と無線LANモジュール113を用いた固定通信網の優先度を示す値とが同じ値であるか否かを判別する(ステップS25)。同じ値であると判断された場合(ステップS25のYes)、3G通信モジュール112を用いた移動体通信または無線LANモジュール113を用いた固定通信網を介してサーバ50と通信を行うことを設定する(ステップS26)。ステップS26で設定された経路を介してサーバ50と通信することが可能であるか否かを判別する(ステップS27)。通信可能であると判断された場合(ステップS27のYes)、ステップS26において設定された経路を用いた場合のサーバ50との通信速度を計測する(ステップS28)。
次に、通信することができないと判断された場合(ステップS27のNo)、優先経路設定テーブルに登録されている全ての経路について通信サーバ50と通信を行えるかを判別したか否かを判別する(ステップS29)。
全ての経路について通信サーバ50と通信を行えるかを判別していないと判断された場合(ステップS29のNo)、優先経路設定テーブルに登録され、通信サーバ50と通信を行えるかを判別していない経路を検出し(ステップS33)、検出された経路を介してサーバ50と通信を行うことを設定する(ステップS26)。後はステップS27からの処理を順次実行する。
ステップS29において、全ての経路について通信サーバ50と通信を行えるかを判別したと判断された場合(ステップS29のYes)、無線LANモジュール113を用いた固定通信網の通信速度が3G通信モジュール112を用いた移動体通信網の通信速度より速いかを判別する(ステップS30)。無線LANモジュール113を用いた固定通信網の通信速度が速いと判断された場合(ステップS30のYes)、3G通信モジュール112を用いて移動体通信網を介してサーバ50と通信を行うことを選択する。そして、移動体通信網を介してサーバ50と通信を行ってデータを取得し、データをHDD127内に格納する(ステップS31)。HDD127へのデータの記録は、CPU125によって実行される動作プログラムによって制御/実行される。
移動体通信網の通信速度が速くないと判断にした場合(ステップS30のNo)、無線LANモジュール113を用いた固定通信網を介してサーバ50と通信を行うことを選択する。そして、固定通信網を介してサーバ50と通信を行ってデータを取得し、データをHDD127内に格納する(ステップS32)。
ステップS25において、優先度が同じではないと判断された場合(ステップS25のNo)、無線LANモジュール113を用いた固定通信網の優先度が3G通信モジュール112を用いた移動体通信網の優先度より高いか否かを判別する(ステップS41)。固定通信網の優先度が高いと判断された場合(ステップS41のYes)、無線LANモジュール113を用いた固定通信網を介してサーバ50と通信を行うことを設定する(ステップS42)。固定通信網を介してサーバ50と通信することが可能であるか否かを判別する(ステップS43)。固定通信網を介してサーバ50と通信することが可能であると判断された場合(ステップS43のYes)、無線LANモジュール113を用いた固定通信網を介してサーバ50と通信を行うことを選択する。そして、固定通信網を介してサーバ50と通信を行ってデータを取得し、データをHDD127内に格納する(ステップS44)。
固定通信網の優先度が高くないと判断された場合(ステップS41のNo)、または固定通信網を介してサーバ50と通信することができないと判断された場合(ステップS43のNo)、3G通信モジュール112を用いて移動体通信網を介してサーバ50と通信を行うことを設定する(ステップS45)。移動体通信網を介してサーバ50と通信することが可能であるか否かを判別する(ステップS46)。移動体通信網を介してサーバ50と通信することが可能であると判断された場合(ステップS46のYes)、3G通信モジュール112を用いて移動体通信網を介してサーバ50と通信を行うことを選択する。移動体通信網を介してサーバ50と通信を行ってデータを取得し、データをHDD127内に格納する(ステップS47)。移動体通信網を介してサーバ50と通信できないと判断された場合(ステップS46のNo)、サーバ50と通信が行うことができない旨をユーザに通知する(ステップS48)。
以上の処理で、利用者は通信利用量の増加を気にすることなく、また利用時間帯や利用場所によって異なる通信状況に応じて最適な通信経路(モジュール)を選択することが可能になる。
なお、上述した実施形態で説明した方法以外であっても、サーバから取得するデータの容量に基づいてサーバと通信を行う通信モジュールを選択するようにしても良い。
また、サーバから取得するデータの種類に基づいてサーバと通信を行う通信モジュールを選択するようにしても良い。また、同時に複数の通信モジュールを用いてサーバと通信を行って、サーバからデータを取得しても良い。
また、サーバとの通信時に、通信速度を優先するかコストを優先するかを、利用者が指定できるようにしても良い。また、蓄積完了期限(タイマー)を設けて、指定期限までにコンテンツ等のデータの取得を完了するよう経路選択を行うようにしても良い。
なお、日本国において提供される予定の携帯端末向けマルチメディア放送の案が、放送システム委員会報告(案)(情報通信審議会 情報通信技術分科会、http://www.soumu.go.jp/main_content/000033715.pdf)に開示されている。
なお、HDDにコンテンツやサーバから取得したデータを格納するのではなく、SDカード等のメモリカードや外付けのHDDに格納しても良い。
上記実施形態で説明された各モジュールの機能を実現するためには、プロセッサによって実行されるソフトウェアアプリケーションによって実現しても良いし、ハードウェアによる処理回路によって実現しても良いし、ハードウェアによって実現しても良いし、ソフトウェアアプリケーション、ハードウェア、およびソフトウェアモジュールを組み合わせて実現しても良い。
たとえば、ここでは携帯型受信端末装置のシステム構成を例に説明したが、構成要素を満足していれば、一般には可搬頻度の少ない固定型受信端末でもその本質は損なわない。
なお、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
10…放送局,20…移動体通信基地局,30…無線LANルータ,40…ゲートウエイ,50…通信サーバ,60…セキュリティモジュール,100…携帯型受信端末装置,111…チューナモジュール,112…G通信モジュール,113…LANモジュール,121…入出力モジュール,122…NVRAM,123…ROM,124…RAM,125…CPU,126.HDD127…デスランブラ,126…デスクランブラ,127…HDD,128…セキュリティモジュールインタフェース,130…PS/TS処理モジュール,131…音声復号モジュール,132…映像復号モジュール,133…GUI処理モジュール,134…スピーカ,135…ディスプレイ。
Claims (5)
- 放送波を受信する受信モジュールと、
サーバと通信を行ってデータを取得する複数の無線通信モジュールと、
前記受信モジュールによって受信された放送波に基づいたコンテンツ、および複数の無線通信モジュールによってサーバから取得したデータを記憶媒体に記録する記録手段と、
前記複数の無線通信モジュールに対してそれぞれ設定された前記サーバからデータを取得する場合の優先度を示す情報が格納された優先経路情報に基づいて前記複数の無線通信モジュールから一つの無線通信モジュールを選択する選択手段と、
前記選択された無線通信モジュールを用いて前記サーバからデータを取得し、取得されたデータを前記記憶媒体に格納する制御手段と、
を具備することを特徴とする受信装置。 - 前記複数の無線通信モジュールの内の一つの無線通信モジュールは無線LANモジュールであり、
前記優先経路情報に格納されている前記無線LANモジュールの優先度を最も高くする優先経路情報変更手段を更に具備することを特徴とする請求項1に記載の受信装置。 - 前記複数の無線通信モジュールの内の一つの無線通信モジュールは移動体無線通信モジュールであり、
前記移動体無線通信モジュールによって行われた通信量を取得する取得手段と、
前記選択手段は、前記通信量がしきい値以上の場合に、前記移動体無線通信モジュールを選択することを特徴とする請求項1に記載の受信装置。 - 前記選択手段は、前記複数の無線通信モジュールのそれぞれの無線通信モジュールの通信速度を計測し、計測された通信速度に基づいて前記複数の無線通信モジュールから一つの無線通信モジュールを選択することを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
- 放送波を受信する受信モジュールと、サーバと通信を行ってデータを取得する複数の無線通信モジュールと、前記受信モジュールによって受信された放送波に基づいたコンテンツ、および複数の無線通信モジュールによって前記サーバから取得したデータを記憶媒体に記録する記録手段と、を具備する受信装置において、前記サーバからデータを取得する前記複数の無線通信モジュールから前記サーバと通信を行う無線通信モジュールを選択する通信制御方法であって、
前記複数の無線通信モジュールに対してそれぞれ設定された前記サーバからデータを取得する場合の優先度を示す情報が格納された優先経路情報を参照し、
前記優先経路情報に基づいて前記複数の無線通信モジュールから一つの無線通信モジュールを選択し、
前記選択された無線通信モジュールを用いて前記サーバからデータを取得し、
前記取得されたデータを前記記憶媒体に格納する
ことを特徴とする通信制御方法。
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2009
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