JP2011091190A - 太陽電池用素子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、整流素子を搭載する放熱板の放熱面積を十分に確保することができ、放熱効率を向上することができる太陽電池用素子装置を提供する。
【解決手段】太陽電池用素子装置1は、第1の太陽電池21の一方の極に接続される第1の放熱板15と、第1の太陽電池21の他方の極に接続され、第1の放熱板15の一部を重複させかつ離間させて配設された第2の放熱板16と、第1の放熱板15と第2の放熱板16との重複した領域であって双方の間に配設され、第2の放熱板16に第1の主電極11Aが接続されるとともに第1の放熱板15に第2の主電極11Cが接続される第1の整流素子11とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、太陽電池用素子装置に関し、特に太陽電池パネルを複数配列した太陽電池モジュールに装着される太陽電池用素子装置に関する。
太陽光のエネルギを電気エネルギに変換する太陽光発電システムの開発が進められている。この太陽光発電システムは、安全性が高く、温室効果ガスの排出量を削減することができる等の利点を備えている。
例えば、一般家庭用の太陽光発電システムは、家屋の屋根上に配設された太陽電池パネルを備え、この太陽電池パネルによって発生させた直流電流を家電製品に供給する構成である。太陽電池パネルによって発生させた直流電流は、直接的に家電製品に供給され、又バッテリィに一旦蓄電した後にこのバッテリィから間接的に家電製品に供給されている。
下記特許文献1には、太陽光発電システムに装備される太陽電池モジュール用端子ボックスが開示されている。太陽電池パネルは複数個例えば3個を電気的に直列に接続して太陽電池モジュールを構築し、この太陽電池モジュールにおいては逆流を防止する整流素子が必要である。太陽電池モジュール用端子ボックスにはこの整流素子が配設されている。
太陽電池モジュール用端子ボックスにおいて、整流素子にはプレスフィット構造を有するバイパスダイオードが使用され、3個の第1〜第3のバイパスダイオードが電気的に直列に配列されている。太陽電池モジュール用端子ボックスの内部には、一方向に平面的に順次配列された第1の端子板、第1の中継端子板、第2の中継端子板、第2の端子板の合計4枚が配設されている。第1の端子板には、太陽電池モジュールの正極に接続されるケーブルが接続され、カソード電極を電気的に接続した状態で第1のバイパダイオードが圧入されている(プレスフィットがなされている)。第2の端子板には、太陽電池モジュールの負極に接続されるケーブルが接続され、アノード電極を電気的に接続した状態で第3のバイパダイオードが圧入されている。第2の中継端子板には、アノード電極を電気的に接続した状態で第2のバイパスダイオードが圧入されている。
第1のバイパスダイオードのアノード電極はそれから導出された接続ピンを折り曲げて第1の中継端子板に抵抗溶接若しくは半田接合により電気的に接続されている。第2のバイパスダイオードのカソード電極はそれから導出された接続ピンを折り曲げて第1の中継端子板に同様の手法により電気的に接続されている。第3のバイパスダイオードのカソード電極はそれから導出された接続ピンを折り曲げて第2の中継端子板に同様の手法により電気的に接続されている。
このように構成される太陽電池モジュール用端子ボックスにおいては、第1の中継端子板を備え、第1のバイパスダイオードを第2及び第3のバイパスダイオードに対して逆極性としたことにより、ケーブルに直接接続される第1の端子板に第1のバイパスダイオードを実装し、他のケーブルに直接接続される第2の端子板に第3のバイパスダイオードを実装することができるので、第1〜第3のバイパスダイオードの動作により発生する熱をケーブルを通して効率良く放出することができる。
特開2007−128972号公報
しかしながら、前述の特許文献1に開示された太陽電池モジュール用端子ボックスにおいては、以下の点について配慮がなされていなかった。太陽電池モジュール用端子ボックスにおいては、その容積が限られた内部に第1の端子板、第1の中継端子板、第2の中継端子板、第2の端子板の合計4枚の端子板を平面的に配列している。このため、第1の端子板、第2の中継端子板、第2の端子板のそれぞれにおいては十分な放熱面積を確保することができないので、太陽電池モジュール用端子ボックスのほう熱効率が十分に得られなかった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものである。従って、本発明は、整流素子を搭載する放熱板の放熱面積を十分に確保することができ、放熱効率を向上することができる太陽電池用素子装置を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の実施例に係る特徴は、太陽電池用素子装置において、第1の太陽電池の一方の極に接続される第1の放熱板と、第1の太陽電池の他方の極に接続され、第1の放熱板の一部を重複させかつ離間させて配設された第2の放熱板と、第1の放熱板と第2の放熱板との重複した領域であって双方の間に配設され、第2の放熱板に第1の主電極が接続されるとともに第1の放熱板に第2の主電極が接続される第1の整流素子とを備える。
また、実施例の特徴に係る太陽電池用素子装置において、第1の太陽電池の他方の極に一方の極が直列に接続された第2の太陽電池の他方の極に接続され、第2の放熱板の一部を重複させかつ離間させて配設された第3の放熱板と、第2の放熱板と第3の放熱板との重複した領域であって双方の間に配設され、第3の放熱板に第3の主電極が接続されるとともに第2の放熱板に第4の主電極が接続される第2の整流素子と、第2の太陽電池の他方の極に一方の極が直列に接続された第3の太陽電池の他方の極に接続され、第3の放熱板の一部を重複させかつ離間させて配設された第4の放熱板と、第3の放熱板と第4の放熱板との重複した領域であって双方の間に配設され、第4の放熱板に第5の主電極が接続されるとともに第3の放熱板に第6の主電極が接続される第3の整流素子と、を更に備えることが好ましい。
実施例の特徴に係る太陽電池用素子装置において、第1の整流素子の前記第1の主電極は第2の放熱板の第1の表面に接続され、第2の整流素子の第4の主電極は第2の放熱板の第1の表面とは対向する第2の表面に接続されるとともに、第2の整流素子の第3の主電極は第3の放熱板の第3の表面に接続され、第3の整流素子の第6の主電極は第3の放熱板の第3の表面とは対向する第4の表面に接続されることが好ましい。
実施例の特徴に係る太陽電池用素子装置において、第2の放熱板、第3の放熱板のそれぞれはクランク状の断面形状を有し、第1の整流素子の第1の主電極と第2の放熱板との接続位置が第2の整流素子の第3の主電極と第3の放熱板との接続位置と同一平面上に設定され、かつ第2の整流素子の第4の主電極と第2の放熱板との接続位置が第3の整流素子の第6の主電極と第3の放熱板との接続位置と同一平面上に設定されていることが好ましい。
更に、実施例の特徴に係る太陽電池用素子装置において、第1の整流素子、第2の整流素子、第3の整流素子はいずれもフレーム型構造又はボタン型構造を有することが好ましい。
本発明によれば、整流素子を搭載する放熱板の放熱面積を十分に確保することができ、放熱効率を向上することができる太陽電池用素子装置を提供することができる。
本発明の実施例1に係る太陽電池用素子装置の側面断面図である。 実施例1に係る太陽電池用素子装置の平面図である。 実施例1に係る太陽電池用素子装置及び太陽電池モジュールの回路図である。 実施例1に係る太陽電池用素子装置の整流素子の側面断面図である。 図4に示す整流素子の斜視図である。 図4に示す整流素子の平面図である。 本発明の実施例2に係る太陽電池用素子装置の側面断面図である。 本発明の実施例2に係る太陽電池用素子装置の整流素子の斜視図である。
次に、図面を参照して、本発明の実施例を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、現実のものとは異なる。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。
また、以下に示す実施例はこの発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、この発明の技術的思想は各構成部品の配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
(実施例1)
本発明の実施例1は、3個の太陽電池パネル(太陽電池)を電気的に直列に接続した太陽電池モジュールに装着される太陽電池用素子装置(太陽電池用ジャンクションボックス)に本発明を適用した例を説明するものである。
[太陽電池モジュール及び太陽電池用素子装置の回路構成]
図3に示すように、実施例1に係る太陽電池用素子装置1は太陽電池モジュール2に装着(電気的に接続)されている。太陽電池モジュール2は、第1の太陽電池(第1の太陽電池パネル)21、第2の太陽電池(第2の太陽電池パネル)22、第3の太陽電池(太陽電池パネル)23のそれぞれを電気的に直列に接続し、1つのモジュールとして構築されている。第1の太陽電池21、第2の太陽電池22、第3の太陽電池23においては、図3中、いずれも左側が正極(プラス極)、右側が負極(マイナス極)である。
太陽電池用素子装置1は、太陽電池モジュール2の第1の太陽電池21、第2の太陽電池22及び第3の太陽電池23の直列個数に対応させて、第1の整流素子11、第2の整流素子12及び第3の整流素子13の合計3個を備えている。第1の整流素子11、第2の整流素子12及び第3の整流素子13は、いずれも太陽電池モジュール2において生成された起電力の逆流を防止する逆流防止素子として使用され、実施例1においてダイオード更に詳細にはフレーム型構造を有するダイオード(プレートタイプダイオード)により構成されている。
第1の整流素子11は、図3更に図4乃至図6に示すように、第1の太陽電池21の負極に接続された第1の主電極(アノード電極)11A及び第1の太陽電池21の正極に接続された第2の主電極(カソード電極)11Cを有し、第1の太陽電池21に電気的に並列に接続されている。同様に、第2の整流素子12並びに第3の整流素子13は、ここでは第1の整流素子11と同一構造を有する同一種類のダイオードを使用している。第2の整流素子12は、第2の太陽電池22の負極に接続された第3の主電極(アノード電極)12A及び第2の太陽電池22の正極に接続された第4の主電極(カソード電極)12Cを有し、第2の太陽電池22に電気的に並列に接続されている。第3の整流素子13は、第3の太陽電池23の負極に接続された第5の主電極(アノード電極)13A及び第3の太陽電池23の正極に接続された第6の主電極(カソード電極)13Cを有し、第3の太陽電池23に電気的に並列に接続されている。第1の整流素子11、第2の整流素子12及び第3の整流素子13は、電気的に直列に接続されている。
なお、実施例1においては、太陽電池用素子装置1は3個の第1の整流素子11、第2の整流素子12及び第3の整流素子13により構成されているが、この配列個数は限定されるものではない。例えば、太陽電池モジュール2に2個の太陽電池が配設される場合には太陽電池用素子装置1は2個の整流素子を備え、太陽電池モジュール2に4個以上の太陽電池が配設される場合には太陽電池用素子装置1は4個以上の整流素子を備えている。
[太陽電池用素子装置の装置構造]
実施例1に係る太陽電池用素子装置1は、図1乃至図6に示すように、第1の太陽電池21の一方の極(正極)に接続される第1の放熱板15と、第1の太陽電池21の他方の極(負極)に接続され、第1の放熱板15の一部を重複させかつ離間させて配設された第2の放熱板16と、第1の放熱板15と第2の放熱板16との重複した領域であって双方の間に配設され、第2の放熱板16に第1の主電極11Aが接続されるとともに第1の放熱板15に第2の主電極11Cが接続される第1の整流素子11と、第1の太陽電池21の他方の極(負極)に一方の極(正極)が直列に接続された第2の太陽電池22の他方の極(負極)に接続され、第2の放熱板16の一部を重複させかつ離間させて配設された第3の放熱板17と、第2の放熱板16と第3の放熱板17との重複した領域であって双方の間に配設され、第3の放熱板17に第3の主電極12Aが接続されるとともに第2の放熱板16に第4の主電極12Cが接続される第2の整流素子12と、第2の太陽電池22の他方の極(負極)に一方の極(正極)が直列に接続された第3の太陽電池23の他方の極(負極)に接続され、第3の放熱板17の一部を重複させかつ離間させて配設された第4の放熱板18と、第3の放熱板17と第4の放熱板18との重複した領域であって双方の間に配設され、第4の放熱板18に第5の主電極13Aが接続されるとともに第3の放熱板17に第6の主電極13Cが接続される第3の整流素子13とを備えている。
第1の放熱板15、第2の放熱板16、第3の放熱板17及び第4の放熱板18は、ケース100内部に収納されている。ケース100内部には樹脂封止体19が充填され、樹脂封止体19は第1の整流素子11、第2の整流素子12及び第3の整流素子13のそれぞれを気密に封止する。
[整流素子の構造]
第1の整流素子11は、図4乃至図6に示すように、フレーム型構造を有し、図4中、下面中央から右側に引き出された第1の電極112Aと、中央から上面左側に引き出された第2の電極112Cと、第1の電極112Aの中央と第2の電極112Cの中央との間に実装されたダイオードチップ111と、このダイオードチップ111、第1の電極112Aの一部及び第2の電極112Cの一部を封止する封止体113とを備えている。
ダイオードチップ111には例えばシリコン、化合物等を主体とした半導体チップが使用されている。ここでは、ダイオードチップ111の下面には第1の主電極11Aが配設され、第1の電極112Aはこの第1の主電極11Aに接続されている。第1の電極112Aと第1の主電極11Aとの間は図示しない導電性接着材を介して電気的かつ機械的に接続されている。ダイオードチップ111の下面に対向する上面には第2の主電極11Cが配設され、第2の電極112Cはこの第2の主電極11Cに接続されている。第2の電極112Cと第2の主電極11Cとの間は図示しない導電性接着材を介して電気的かつ機械的に接続されている。導電性接着材には例えば半田を実用的に使用することができる。
第1の電極112Aは、ダイオードチップ111を搭載するダイパッドとしての機能を有し、封止体113内部のダイオードチップ111と封止体113外部の、ここでは第2の放熱板16との間を電気的に接続するリードとしての機能を有する。第1の電極112Aの右側の引き出された領域には第2の放熱板16に取り付けるための取付け穴114が配設されている。また、第1の電極112Aのダイオードチップ111を搭載した表面と反対の裏面及び引き出した部分は、封止体113から露出されており、放熱面としての機能を有する。
第2の電極112Cは、封止体113内部のダイオードチップ111と封止体113外部の、ここでは第1の放熱板15との間を電気的に接続するリードとしての機能を有する。第2の電極112Cの左側の引き出された領域には第1の放熱板15に取り付けるための取付け穴115が配設されている。また、第2の電極112Cの引き出した部分は、封止体113から露出されており、放熱面としての機能を有する。
第1の電極112A、第2の電極112Cには例えばCu、Cu合金、Fe−Ni合金等の導電性板材が使用されている。封止体113には例えばトランスファーモールド法により成形されたエポキシ樹脂が使用されている。
第2の整流素子12及び第3の整流素子13は、図4乃至図6に示すように、第1の整流素子11と同様のフレーム型構造を有する。第2の整流素子12は、同図4中、下面中央から右側に引き出された第3の電極122Aと、中央から上面左側に引き出された第4の電極122Cと、第3の電極122Aの中央と第4の電極122Cの中央との間に実装されたダイオードチップ121と、このダイオードチップ121、第3の電極122Aの一部及び第4の電極122Cの一部を封止する封止体123とを備えている。第3の整流素子13は、同図4中、下面中央から右側に引き出された第5の電極132Aと、中央から上面左側に引き出された第6の電極132Cと、第5の電極132Aの中央と第6の電極132Cの中央との間に実装されたダイオードチップ131と、このダイオードチップ131、第5の電極132Aの一部及び第6の電極132Cの一部を封止する封止体133とを備えている。
ダイオードチップ121にはダイオードチップ111と同様に半導体チップが使用されている。ここでは、ダイオードチップ121の下面には第3の主電極12Aが配設され、第3の電極122Aはこの第3の主電極12Aに接続されている。第3の電極122Aと第3の主電極12Aとの間は図示しない導電性接着材を介して電気的かつ機械的に接続されている。ダイオードチップ121の上面には第4の主電極12Cが配設され、第4の電極122Cはこの第4の主電極12Cに接続されている。第4の電極122Cと第4の主電極12Cとの間は図示しない導電性接着材を介して電気的かつ機械的に接続されている。
第3の電極122Aは、ダイオードチップ121を搭載するダイパッドとしての機能を有し、封止体123内部のダイオードチップ121と封止体123外部の、ここでは第3の放熱板17との間を電気的に接続するリードとしての機能を有する。第3の電極122Aの右側の引き出された領域には第3の放熱板17に取り付けるための取付け穴114が配設されている。また、第3の電極122Aのダイオードチップ121を搭載した表面と反対の裏面及び引き出した部分は、封止体123から露出されており、放熱面としての機能を有する。
第4の電極122Cは、封止体123内部のダイオードチップ121と封止体123外部の、ここでは第2の放熱板16との間を電気的に接続するリードとしての機能を有する。第4の電極122Cの左側の引き出された領域には第2の放熱板16に取り付けるための取付け穴115が配設されている。また、第4の電極122Cの引き出した部分は、封止体123から露出されており、放熱面としての機能を有する。
第3の電極122A、第4の電極122Cには第1の電極112A、第2の電極112Cと同一導電性板材が使用されている。また、封止体123には封止体113と同一材料が使用されている。
ダイオードチップ131にはダイオードチップ111と同様に半導体チップが使用されている。ここでは、ダイオードチップ131の下面には第5の主電極13Aが配設され、第5の電極132Aはこの第5の主電極13Aに接続されている。第5の電極132Aと第5の主電極13Aとの間は図示しない導電性接着材を介して電気的かつ機械的に接続されている。ダイオードチップ131の上面には第6の主電極13Cが配設され、第6の電極132Cはこの第6の主電極13Cに接続されている。第6の電極132Cと第6の主電極13Cとの間は図示しない導電性接着材を介して電気的かつ機械的に接続されている。
第5の電極132Aは、ダイオードチップ131を搭載するダイパッドとしての機能を有し、封止体133内部のダイオードチップ131と封止体133外部の、ここでは第4の放熱板18との間を電気的に接続するリードとしての機能を有する。第5の電極132Aの右側の引き出された領域には第4の放熱板18に取り付けるための取付け穴114が配設されている。また、第5の電極132Aのダイオードチップ131を搭載した表面と反対の裏面及び引き出した部分は、封止体133から露出されており、放熱面としての機能を有する。
第6の電極132Cは、封止体133内部のダイオードチップ131と封止体133外部の、ここでは第3の放熱板17との間を電気的に接続するリードとしての機能を有する。第6の電極132Cの左側の引き出された領域には第3の放熱板17に取り付けるための取付け穴115が配設されている。また、第6の電極132Cの引き出した部分は、封止体133から露出されており、放熱面としての機能を有する。
第5の電極132A、第6の電極132Cには第1の電極112A、第2の電極112Cと同一導電性板材が使用されている。また、封止体133には封止体113と同一材料が使用されている。
第1の整流素子11においては、封止体113の下面と実質的に同一水平面に第1の電極112Aの下面が配設され、封止体113の上面と実質的に同一水平面に第2の電極12Cの上面が配設されている。同様に、第2の整流素子12においては、封止体123の下面と実質的に同一水平面に第3の電極132Aの下面が配設され、封止体123の上面と実質的に同一水平面に第4の電極13Cの上面が配設されている。第3の整流素子13においては、封止体133の下面と実質的に同一水平面に第5の電極132Aの下面が配設され、封止体133の上面と実質的に同一水平面に第6の電極13Cの上面が配設されている。
更に、実施例1に係る太陽電池用素子装置1においては、第1の整流素子11、第2の整流素子12及び第3の整流素子13は、同一極性を有する同一種類、つまりアノード電極並びにカソード電極の配置方向を同一とした整流素子である。
[放熱板の構造並びに実装構造]
図1及び図2に示すように、第1の放熱板15は、第1の方向Xの幅寸法に比べて若干第2の方向Yの長さ寸法が長い平面長方形形状を有する板材により構成され、第1の方向Xに向かって折れ曲がるクランク状の断面形状を有する。ここで、第1の方向Xとは、図1及び図2中、左右方向であり、座標軸のX軸方向である。第2の方向Yとは、実施例1において第1の方向Xに対して直交する、図2中、上下方向であり、座標軸のY軸方向である。また、第3の方向Zは、第1の方向X及び第2の方向Yに対して直交する、図2中、紙面に対して垂直な方向であり、座標軸のZ軸方向である。
第1の放熱板15は、第1の方向Xに延伸される板材を一旦第3の方向Zに折り曲げ、そして更に第1の方向Xに折り曲げてクランク状の段差形状に構成されている。段差寸法は、第1の放熱板15の板厚寸法(第3の方向Zの寸法)に第1の整流素子11の厚さ寸法(封止体113の第3の方向Zの高さ寸法)を加算した値に相当する。実施例1において折れ曲がり角度は90度に設定されているが、この角度に限定されるものではない。例えば、第1の放熱板15は、第1の方向Xに向かって0度を越えて90度未満の角度(鋭角の)範囲内において、又は90度を越えて180度未満の角度(鈍角の)範囲内において折り曲げてもよい。特に、後者の場合には、第1の放熱板15の断面形状をZ型状に設定することができ、第1の放熱板15の表面を増加することができるので、放熱効率を向上することができる。
第1の放熱板15は例えばCu板、Cu合金板、Fe−Ni合金板等の金属板により構成され、この第1の放熱板15の厚さは例えば1.0mm−1.5mmに設定されている。なお、第1の放熱板15の平面形状は正方形形状に設定してもよく、又第1の放熱板15の第1の方向Xの寸法が第2の方向Yの寸法に対して長くてもよい。
第1の放熱板15にはその第5の表面(図1中、上側表面)15Aからこの第5の表面15Aに対向する第6の表面(図1中、下側裏面)15Bに貫通する締結穴15Hが配設されている。第1の整流素子11は、その封止体113の上面を第1の放熱板15の第6の表面15Bに当接させ、その第2の電極112Cを第6の表面15Bに当接させて電気的に接続し、第2の電極112Cの取付け穴115と第1の放熱板15の締結穴15Hとに締結部材5を通して第1の放熱板15に実装されている。締結部材5には例えば金属製若しくは樹脂製のビスが使用され、締結穴15Hの内面には図示しないが雌ねじが設けられている。また、締結部材5にはボルトナットやリベット等を使用することができる。
第2の放熱板16は、第1の方向Xの幅寸法と第2の方向Yの長さ寸法とがほぼ同等の平面正方形形状を有する板材により構成され、第1の放熱板15と同様に第1の方向Xに向かって折れ曲がるクランク状の断面形状を有する。第2の放熱板16の段差寸法は、第1の放熱板15と同様に、第2の放熱板16の板厚寸法(第3の方向Zの寸法)に第1の整流素子11又は第2の整流素子12の厚さ寸法(封止体113又は123の第3の方向Zの高さ寸法)を加算した値に相当する。第2の放熱板16は、第1の放熱板15と同様の板材により構成され、同様の板厚に設定されている。
第2の放熱板15には、図1中、左側にその第1の表面(図1中、上側表面)16Aからこの第1の表面16Aに対向する第2の表面(図1中、下側裏面)16Bに貫通する締結穴16H1が配設され、図1中、右側にその第1の表面16Aから第2の表面16Bに貫通する締結穴16H2が配設されている。第1の整流素子11は、その封止体113の下面を第2の放熱板16の第1の表面16Aに当接させ、その第1の電極112Aを第1の表面16Aに当接させて電気的に接続し、第1の電極112Aの取付け穴114と第2の放熱板16の締結穴16H1とに締結部材5を通して第2の放熱板16にも実装されている。つまり、第1の整流素子11は、第1の放熱板15と第2の放熱板16との第1の方向Xに重複する領域において第1の放熱板15と第2の放熱板16との間に双方に電気的に接続されて配設されている。また、第2の整流素子12は、その封止体123の上面を第2の放熱板16の第2の表面16Bに当接させ、その第4の電極122Cを第2の表面16Bに当接させて電気的に接続し、第2の電極122Cの取付け穴114と第2の放熱板16の締結穴16H2とに締結部材5を通して第2の放熱板16に実装されている。
第3の放熱板17は、第1の方向Xの幅寸法と第2の方向Yの長さ寸法とがほぼ同等の平面正方形形状を有する板材により構成され、第2の放熱板16と同様に第1の方向Xに向かって折れ曲がるクランク状の断面形状を有する。第3の放熱板17の段差寸法は、第1の放熱板15と同様に、第3の放熱板17の板厚寸法(第3の方向Zの寸法)に第2の整流素子12又第3の整流素子13の厚さ寸法(封止体123又は133の第3の方向Zの高さ寸法)を加算した値に相当する。第3の放熱板17は、第1の放熱板15と同様の板材により構成され、同様の板厚に設定されている。
第3の放熱板17には、図1中、左側にその第3の表面(図1中、上側表面)17Aからこの第3の表面17Aに対向する第4の表面(図1中、下側裏面)17Bに貫通する締結穴17H1が配設され、図1中、右側にその第3の表面17Aから第4の表面17Bに貫通する締結穴17H2が配設されている。第2の整流素子12は、その封止体123の下面を第3の放熱板17の第3の表面17Aに当接させ、その第3の電極122Aを第3の表面17Aに当接させて電気的に接続し、第3の電極122Aの取付け穴114と第3の放熱板17の締結穴17H1とに締結部材5を通して第3の放熱板17にも実装されている。つまり、第2の整流素子12は、第2の放熱板16と第3の放熱板17との第1の方向Xに重複する領域において第2の放熱板16と第3の放熱板17との間に双方に電気的に接続されて配設されている。また、第3の整流素子13は、その封止体133の上面を第3の放熱板17の第4の表面17Bに当接させ、その第6の電極132Cを第4の表面17Bに当接させて電気的に接続し、第6の電極132Cの取付け穴114と第3の放熱板17の締結穴17H2とに締結部材5を通して第3の放熱板17に実装されている。
第4の放熱板18は、第1の方向Xの幅寸法に比べて若干第2の方向Yの長さ寸法が長い平面長方形形状を有する板材により構成され、第1の方向Xに向かって全体的にフラットな形状を有する。第4の放熱板18は、第1の放熱板15と同様の板材により構成され、同様の板厚に設定されている。
第4の放熱板18には、図1中、左側にその第7の表面(図1中、上側表面)18Aからこの第7の表面18Aに対向する第8の表面(図1中、下側裏面)18Bに貫通する締結穴18Hが配設されている。第3の整流素子13は、その封止体133の下面を第4の放熱板18の第7の表面18Aに当接させ、その第5の電極132Aを第7の表面18Aに当接させて電気的に接続し、第5の電極122Aの取付け穴114と第4の放熱板18の締結穴18Hとに締結部材5を通して第4の放熱板18にも実装されている。つまり、第3の整流素子13は、第3の放熱板17と第4の放熱板18との第1の方向Xに重複する領域において第3の放熱板17と第4の放熱板18との間に双方に電気的に接続されて配設されている。
実施例1において、第1の放熱板15の第6の表面15Bと第1の整流素子11の第2の電極112Cとの接続位置、第2の放熱板16の第2の表面16Bと第2の整流素子12の第4の電極122Cとの接続位置、第3の放熱板17の第4の表面17Bと第3の整流素子13の第6の電極132Cとの接続位置のそれぞれは同一平面上に設定されている。また、第2の放熱板16の第1の表面16Aと第1の整流素子11の第1の電極112Aとの接続位置、第3の放熱板17の第3の表面17Aと第3の整流素子13の第3の電極132Aとの接続位置、第4の放熱板18の第7の表面17Aと第3の整流素子13の第5の電極132Aとの接続位置のそれぞれは同一平面上に設定されている。
また、第1の放熱板15の第2の方向Yの一端(図2中、下辺)には突出させたケーブル端子15Pが配設されている。このケーブル端子15Pは第1の太陽電池21の一方の極又は図示しないバッテリィの一方の極に接続される。第4の放熱板18の第2の方向Yの一端(図2中、下辺)には突出させたケーブル端子18Pが配設されている。このケーブル端子18Pは第3の太陽電池23の他方の極又は図示しないバッテリィの他方の極に接続される。
[ケースの構造及び封止の構造]
図1に示すように、太陽電池用素子装置1のケース100は、第1の放熱板15、第2の放熱板16、第3の放熱板17及び第4の放熱板18を内部底面に配設する下側ケース100aと、下側ケース100aの内部に収納された第1の放熱板15等を密閉する上側ケース(蓋)100bとを備えている。ケース100は、第2の方向Yの幅寸法を例えば68mm−72mm、第1の方向Xの長さ寸法を例えば100mm−102mm、第3の方向Zの高さ寸法を例えば33mm−34mmに設定した直方体形状により構成されている。ケース100は例えば樹脂や合成樹脂(いわゆるプラスチックを含む。)により製作され、このケース100の厚さは例えば1mm−2mmに設定されている。
第1の整流素子11乃至第3の整流素子13を搭載する第1の放熱板15乃至第4の放熱板18は、ケース100の内部に接着材101により取り付けられた後、樹脂封止体19により封止される。接着材101には、接着性に優れ、かつ熱伝導性に優れた材料が使用され、例えばポリイミド樹脂やエポキシ樹脂を実用的に使用することができる。
樹脂封止体19は、実施例1において第1の樹脂封止体19aとその上に積層された第2の樹脂封止体19bとの2層構造により構成されている。第1の樹脂封止体19aには、第1の整流素子11乃至第3の整流素子13のそれぞれと、第2の樹脂封止体19bとの間の密着性を高めることができる例えばポリイミド樹脂が使用されている。
第2の樹脂封止体19bには第1の樹脂封止体19a上であって下側ケース100aの内部に充填された例えばエポキシ系樹脂が使用される。エポキシ樹脂は、第1の整流素子11乃至第3の整流素子13の締め付け力を増加することができ、又エポキシ樹脂は気密性を高めることができる。
なお、実施例1において、樹脂封止体19は、第1の樹脂封止体19a、第2の樹脂封止体19bのそれぞれを積層した2層構造としているが、1つの樹脂封止体の下側と上側とでフィラーの含有量を変えてもよい。また、樹脂封止体19は、必要に応じて3層以上の樹脂封止体を積層してもよい。
[実施例1の特徴]
このように構成される実施例1に係る太陽電池用素子装置1においては、第1の放熱板15の一部と第2の放熱板16の一部とを重複させその領域に第1の整流素子11を配設し、第2の放熱板16の他の一部と第3の放熱板17の一部とを重複させその領域に第2の整流素子12を配設し、更に第3の放熱板17の他の一部と第4の放熱板18の一部とを重複させその領域に第3の整流素子13を配設し、上下2枚の放熱板の間に整流素子を挟み込む立体構造を構築したので、第1の放熱板15乃至第4の放熱板18のそれぞれのサイズを増加し放熱面積を増加することができる。従って、第1の整流素子11乃至第3の整流素子13の動作により発生する熱を第1の放熱板15乃至第4の放熱板18を通して効果的に外部に放出することができるので、太陽電池用素子装置1の放熱効率を向上することができる。換言すれば、放熱効率を向上することができるので、太陽電池用素子装置1の小型化を実現することができる。
また、太陽電池用素子装置1においては、第1の整流素子11乃至第3の整流素子13に同一種類の整流素子、つまりここでは、図1中、下側にアノード電極、上側にカソード電極を有する同一極性の整流素子を使用することができるので、部品点数を減少することができる。この結果、太陽電池用素子装置1の製作コストを削減することができる。
また、太陽電池用素子装置1においては、第1の放熱板15乃至第3の放熱板17を折り曲げた簡易な構造により製作することができる。
(実施例2)
本発明の実施例2は、前述の実施例1に係る太陽電池用素子装置1において、放熱板の構造並びに整流素子の接続構造を代えた例を説明するものである。
[太陽電池用素子装置の装置構造]
図7に示すように、実施例2に係る太陽電池用素子装置1においては、基本的な構成は実施例1に係る太陽電池用素子装置1と同様であるが、すべての第1の放熱板15、第2の放熱板16、第3の放熱板17及び第4の放熱板18がフラット形状を有する板材により構成されている。第1の方向Xにおいて、第1の放熱板15の一部は第2の放熱板16の一部に重複し、第6の表面15Bと第1の表面16Aとが向かい合って配設されている。同様に、第2の放熱板16の他の一部は第3の放熱板17の一部に重複し、第1の表面16Aと第4の表面17Bとが向かい合って配設されている。第3の放熱板17の他の一部は第4の放熱板18の一部に重複し、第4の表面17Bと第7の表面17Aとが向かい合って配設されている。
第1の整流素子11は、その封止体113の上面を第1の放熱板15の第6の表面15Bに当接させ、その第2の電極112Cを第6の表面15Bに当接させて電気的に接続し、第2の電極112Cの取付け穴115と第1の放熱板15の締結穴15Hとに締結部材5を通して第1の放熱板15に実装されている。また、第1の整流素子11は、その封止体113の下面を第2の放熱板16の第1の表面16Aに当接させ、その第1の電極112Aを第1の表面16Aに当接させて電気的に接続し、第1の電極112Aの取付け穴114と第2の放熱板16の締結穴16H1とに締結部材5を通して第2の放熱板16にも実装されている。つまり、第1の整流素子11は、第1の放熱板15と第2の放熱板16との第1の方向Xに重複する領域において第1の放熱板15と第2の放熱板16との間に双方に電気的に接続されて配設されている。
第2の整流素子12は、第1の整流素子11に対して上下を反転させ、その封止体123の上面を第2の放熱板16の第1の表面16Aに当接させ、その第4の電極122Cを第1の表面16Aに当接させて電気的に接続し、第4の電極122Cの取付け穴115と第2の放熱板16の締結穴16H2とに締結部材5を通して第2の放熱板16に実装されている。また、第2の整流素子12は、その封止体123の下面を第3の放熱板17の第4の表面17Bに当接させ、その第3の電極122Aを第4の表面17Bに当接させて電気的に接続し、第3の電極122Aの取付け穴114と第3の放熱板17の締結穴17H1とに締結部材5を通して第3の放熱板17にも実装されている。つまり、第2の整流素子12は、第2の放熱板16と第3の放熱板17との第1の方向Xに重複する領域において第2の放熱板16と第3の放熱板17との間に双方に電気的に接続されて配設されている。
第3の整流素子13は、第1の整流素子11に対して上下を同じくして、その封止体133の上面を第3の放熱板17の第4の表面17Bに当接させ、その第6の電極132Cを第4の表面17Bに当接させて電気的に接続し、第6の電極132Cの取付け穴115と第3の放熱板17の締結穴17H2とに締結部材5を通して第3の放熱板17に実装されている。また、第3の整流素子13は、その封止体133の下面を第4の放熱板18の第7の表面18Aに当接させ、その第5の電極132Aを第7の表面18Aに当接させて電気的に接続し、第5の電極122Aの取付け穴114と第4の放熱板18の締結穴18Hとに締結部材5を通して第4の放熱板18にも実装されている。つまり、第3の整流素子13は、第3の放熱板17と第4の放熱板18との第1の方向Xに重複する領域において第3の放熱板17と第4の放熱板18との間に双方に電気的に接続されて配設されている。
実施例1において、第1の放熱板15の第6の表面15Bと第1の整流素子11の第2の電極112Cとの接続位置、第3の放熱板17の第4の表面17Bと第2の整流素子12の第3の電極122Aとの接続位置、第3の放熱板17の第4の表面17Bと第3の整流素子13の第6の電極132Cとの接続位置のそれぞれは同一平面上に設定されている。また、第2の放熱板16の第1の表面16Aと第1の整流素子11の第1の電極112Aとの接続位置、第2の放熱板16の第1の表面16Aと第2の整流素子12の第4の電極122Cとの接続位置、第4の放熱板18の第7の表面17Aと第3の整流素子13の第5の電極132Aとの接続位置のそれぞれは同一平面上に設定されている。
[実施例2の特徴]
このように構成される実施例2に係る太陽電池用素子装置1においては、実施例1に係る太陽電池用素子装置1により得られる効果と同様に、第1の放熱板15の一部と第2の放熱板16の一部とを重複させその領域に第1の整流素子11を配設し、第2の放熱板16の他の一部と第3の放熱板17の一部とを重複させその領域に第2の整流素子12を配設し、更に第3の放熱板17の他の一部と第4の放熱板18の一部とを重複させその領域に第3の整流素子13を配設し、上下2枚の放熱板の間に整流素子を挟み込む立体構造を構築したので、第1の放熱板15乃至第4の放熱板18のそれぞれのサイズを増加し放熱面積を増加することができる。従って、第1の整流素子11乃至第3の整流素子13の動作により発生する熱を第1の放熱板15乃至第4の放熱板18を通して効果的に外部に放出することができるので、太陽電池用素子装置1の放熱効率を向上することができる。換言すれば、放熱効率を向上することができるので、太陽電池用素子装置1の小型化を実現することができる。
また、太陽電池用素子装置1においては、第2の整流素子12の上下の向きを変えれば、第1の整流素子11乃至第3の整流素子13に同一種類の整流素子を使用することができるので、部品点数を減少することができる。この結果、太陽電池用素子装置1の製作コストを削減することができる。
また、太陽電池用素子装置1においては、実施例1に係る太陽電池用素子装置1の第1の放熱板15乃至第3の放熱板17に比べて若干の放熱面積の減少はあるものの、第1の放熱板15乃至第4の放熱板18のすべてに折り曲げ加工を必要としない簡易な構造を実現することができる。
(実施例3)
本発明の実施例3は、前述の実施例1又は実施例2に係る太陽電池用素子装置1において、整流素子の構造を代えた例を説明するものである。
[太陽電池用素子装置の装置構造]
図8に示すように、実施例2に係る太陽電池用素子装置1は、第1の整流素子11、第2の整流素子12、第3の整流素子13のそれぞれにボタン型構造を採用する。このボタン型構造を採用する第1の整流素子11は、全体的に円盤形状により構成され、凹型形状の第1の電極112Aと、この第1の電極112Aの中央部分に配設された第2の電極112Cとを備えている。ダイオードチップ111は第1の電極112Aと第2の電極112Cとにより形成される内部空間に収納されており、ここではその構造の図示を省略する。同様に、第2の整流素子12は第3の電極122A及び第4の電極122Cを備え、第3の整流素子13は第5の電極132A及び第6の電極132Cを備えている。
それ以外の構造に関しては、前述の実施例1又は実施例2に係る太陽電池用素子装置1と同様である。
このように構成される実施例3に係る太陽電池用素子装置1においては、前述の実施例1又は実施例2に係る太陽電池用素子装置1により得られる効果と同様の効果を奏することができる。
(その他の実施例)
上記のように、本発明を実施例1乃至実施例3によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものでない。本発明は様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術に適用することができる。例えば、前述の実施例1乃至実施例3において、第1の整流素子11等にはダイオードが使用されているが、本発明は、第1の整流素子11等にトランジスタを使用してもよい。
本発明は、整流素子を搭載する放熱板の放熱面積を十分に確保することができ、放熱効率を向上することができる太陽電池用素子装置に広く適用可能である。
1…太陽電池用素子装置
11…第1の整流素子
11A…第1の主電極
11C…第2の主電極
111、121、123…ダイオードチップ
113、123、133…封止体
114、115…取付け穴
15H、16H1、16H2、17H1、17H2、18H…締結穴
112A…第1の電極
112C…第2の電極
12…第2の整流素子
12A…第3の主電極
12C…第4の主電極
122A…第3の電極
122C…第4の電極
13…第3の整流素子
13A…第5の主電極
13C…第6の主電極
132A…第5の電極
132C…第6の電極
15…第1の放熱板
15A…第5の表面
15B…第6の表面
15P、18P…ケーブル端子
16…第2の放熱板
16A…第1の表面
16B…第2の表面
17…第3の放熱板
17A…第3の表面
17B…第4の表面
18…第4の放熱板
18A…第7の表面
18B…第8の表面
19…樹脂封止体
100…ケース
2…太陽電池モジュール
21…第1の太陽電池
22…第2の太陽電池
23…第3の太陽電池
5…締結部材

Claims (5)

  1. 第1の太陽電池の一方の極に接続される第1の放熱板と、
    前記第1の太陽電池の他方の極に接続され、前記第1の放熱板の一部を重複させかつ離間させて配設された第2の放熱板と、
    前記第1の放熱板と前記第2の放熱板との重複した領域であって双方の間に配設され、前記第2の放熱板に第1の主電極が接続されるとともに前記第1の放熱板に第2の主電極が接続される第1の整流素子と、
    を備えたことを特徴とする太陽電池用素子装置。
  2. 前記第1の太陽電池の前記他方の極に一方の極が直列に接続された第2の太陽電池の他方の極に接続され、前記第2の放熱板の一部を重複させかつ離間させて配設された第3の放熱板と、
    前記第2の放熱板と前記第3の放熱板との重複した領域であって双方の間に配設され、前記第3の放熱板に第3の主電極が接続されるとともに前記第2の放熱板に第4の主電極が接続される第2の整流素子と、
    前記第2の太陽電池の前記他方の極に一方の極が直列に接続された第3の太陽電池の他方の極に接続され、前記第3の放熱板の一部を重複させかつ離間させて配設された第4の放熱板と、
    前記第3の放熱板と前記第4の放熱板との重複した領域であって双方の間に配設され、前記第4の放熱板に第5の主電極が接続されるとともに前記第3の放熱板に第6の主電極が接続される第3の整流素子と、
    を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池用素子装置。
  3. 前記第1の整流素子の前記第1の主電極は前記第2の放熱板の第1の表面に接続され、
    前記第2の整流素子の前記第4の主電極は前記第2の放熱板の前記第1の表面とは対向する第2の表面に接続されるとともに、前記第2の整流素子の前記第3の主電極は前記第3の放熱板の第3の表面に接続され、
    前記第3の整流素子の前記第6の主電極は前記第3の放熱板の前記第3の表面とは対向する第4の表面に接続されることを特徴とする請求項2に記載の太陽電池用素子装置。
  4. 前記第2の放熱板、前記第3の放熱板のそれぞれはクランク状の断面形状を有し、前記第1の整流素子の前記第1の主電極と前記第2の放熱板との接続位置が前記第2の整流素子の前記第3の主電極と前記第3の放熱板との接続位置と同一平面上に設定され、かつ前記第2の整流素子の前記第4の主電極と前記第2の放熱板との接続位置が前記第3の整流素子の前記第6の主電極と前記第3の放熱板との接続位置と同一平面上に設定されていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の太陽電池用素子装置。
  5. 前記第1の整流素子、前記第2の整流素子、前記第3の整流素子はいずれもフレーム型構造又はボタン型構造を有することを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の太陽電池用素子装置。
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