JP2011090829A - 冷陰極蛍光ランプ用口金及びその製造方法 - Google Patents

冷陰極蛍光ランプ用口金及びその製造方法 Download PDF

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Tetsuya Okawa
哲也 大川
Hiroyuki Tanaka
弘之 田中
Seiji Miyama
誠治 深山
Akira Miyamoto
陽 宮本
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Abstract

【課題】簡単な加工工程で形成できるとともに、冷陰極蛍光ランプのガラス管への取付位置精度を向上させることができる冷陰極蛍光ランプ用口金及びその製造方法を提供する。
【解決手段】冷陰極蛍光ランプのガラス管1を大円筒部11内に挿入すると、電極導入部12aのテーパにより冷陰極蛍光ランプの電極3のリード3aが電極溶接部12bに導入される。リード3aが電極溶接部12bに導入された後、電極溶接部12bで溶接を行うことにより、リード3aが口金の電極溶接部12bに固着される。この溶接時、大円筒部11のテーパによりガラス管1全体がガイドされるとともに、電極溶接部12bにおいても、電極3のリード3aが全周でガイドされるため、口金が傾くことがなく、口金のガラス管への取付位置精度を向上させることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、液晶ディスプレィのバックライトなどに使用される冷陰極蛍光ランプ用の口金及びその製造方法に関する。
冷陰極蛍光ランプ(CCFL、Cold Cathode Fluorescent Lamp)は、内部に放電用ガスが充填された、例えば外径4.0mm程度のガラス管と、このガラス管の両端に固定された一対の電極と、ガラス管の内面に被覆され且つ電極の放電により発生する紫外線の照射を受けて可視光線を放出する蛍光体により形成される発光層とを備えている。ガラス管内には放電用ガスとしてアルゴン等の希ガス及び水銀が収容される。電極は、カップ形状の放電部と、この放電部に固着されたリードとを備え、リードは、ガラス管の外で外部リードに接続される。そして、一対の電極間に電圧を印加すると、一方の電極から電子が放出され、放出される電子がガラス管内の水銀に衝突して紫外線が発生し、ガラス管の内壁に形成された蛍光体から成る発光層で波長変換され、可視光線がガラス管の外部に放出される(例えば、特許文献1参照)。
このように冷陰極蛍光ランプは電極にフィラメントを有しないので、非常に管径が細いものが可能となり、また、点滅点灯に強いために寿命も長く、さらに、構造や点灯回路の構成が比較的簡単なので低コストで済むという特徴を有する。このため、収容スペースが限られており、ユーザによる交換を前提としないノートパソコンの液晶バックライト光源等として広く使用されている。
図5は従来の冷陰極蛍光ランプの口金の構造を示す図であり、図5(a)は正面図、図5(b)は上面図、図5(c)は冷陰極蛍光ランプのガラス管に固着した状態の右側面図である。
冷陰極蛍光ランプのガラス管1が挿入される円筒部21は、曲げ(丸め)加工により成形されており、ガラス管1と円筒部21の間に隙間、例えば、片側0.4mm程度の隙間ができるように成形されている。また、この円筒部21の一方端の3ヵ所に切り曲げ加工により板バネ22a、22b、22cが形成されており、この板バネ22a、22b、22cには各所の切り込み23によりバネ性を持たせている。また、円筒部21の他端側には、冷陰極蛍光ランプの電極溶接用のU字状端子24が曲げ加工により形成されている。
冷陰極蛍光ランプのガラス管に口金を装着する場合、口金に冷陰極蛍光ランプのガラス管1を挿入すると、冷陰極蛍光ランプのガラス管1が板バネ22a、22b、22cの面で受けられるので、ガラス管1を損傷することなく、ガラス管1の導入、位置決めを行うことができる。そして、口金に冷陰極蛍光ランプのガラス管1を挿入した後、冷陰極蛍光ランプの電極3をU字状端子24に溶接することにより冷陰極蛍光ランプのガラス管に口金を装着することができる。
特開平07−220683号公報
上記のように、従来の冷陰極蛍光ランプの口金は導入部方向の切り曲げで冷陰極蛍光ランプのガラス管の位置を決めているが、それ以外はフリーの状態であり、また、電極溶接部は一方向からの端子で電極を受ける構造になっているので、電極のU字状端子への溶接時に、冷陰極蛍光ランプに対し口金が上下に傾く可能性があり、取付位置精度が悪いという問題があった。
また、ガラス管導入部の円筒部は丸め加工及び切り曲げ加工で形成し、電極溶接用の端子は曲げ加工によって形成しているので、複雑な加工工程が必要となるという問題もあった。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたもので、簡単な加工工程で形成できるとともに、冷陰極蛍光ランプのガラス管への取付位置精度を向上させることができる冷陰極蛍光ランプ用口金及びその製造方法を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明の冷陰極蛍光ランプ用口金は、冷陰極蛍光ランプのガラス管導入のための、テーパ角を有する大円筒部と、電極溶接用の小円筒部とを備えたことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明の冷陰極蛍光ランプ用口金は、請求項1に係る発明の冷陰極蛍光ランプ用口金において、上記ガラス管導入のための大円筒部の入り口に面取り加工が施されていることを特徴とする。
さらに、請求項3に係る発明は、上記請求項1または請求項2に係る発明の冷陰極蛍光ランプ用口金の製造方法であって、上記ガラス管導入のための大円筒部をテーパ角をつけた絞り加工により成形し、上記電極溶接用の小円筒部を2段絞り加工、及び、孔明け加工により成形したことを特徴とする。
また、請求項4に係る発明の冷陰極蛍光ランプは、上記請求項1または請求項2に係る発明の冷陰極蛍光ランプ用口金を備えたことを特徴とする。
請求項1に係る発明の冷陰極蛍光ランプ用口金によれば、大円筒部のテーパ部により挿入されたガラス管全体をガイドすることができるとともに、電極溶接部においても冷陰極蛍光ランプの電極を全周でガイドするため、溶接時に口金が傾くことがなく、冷陰極蛍光ランプのガラス管への取付位置精度を良くすることができる。
また、請求項2に係る発明の冷陰極蛍光ランプ用口金によれば、ガラス管導入のための大円筒部の入り口に面取り加工が施されているので、口金の冷陰極蛍光ランプのガラス管への取り付け時にガラス管が損傷されることを防止することができる。
さらに、請求項3に係る発明の冷陰極蛍光ランプ用口金の製造方法によれば、ガラス管導入のための大円筒部をテーパ角をつけた絞り加工により成形し、電極溶接用の小円筒部を2段絞り加工、及び、孔明け加工により成形するので、絞り加工と孔明け加工という簡単な工程のみによって口金を製造することができる。
冷陰極蛍光ランプのガラス管に本発明の冷陰極蛍光ランプ用口金を装着した状態を示す図である。 本発明の冷陰極蛍光ランプ用口金の形状を示す図である。 口金の加工工程の一例を示す図である。 冷陰極蛍光ランプのガラス管を挿入した状態の口金を示す図である。 従来の冷陰極蛍光ランプ用口金の形状を示す図である。
以下、本発明の冷陰極蛍光ランプ用口金の実施例について説明する。
図1は、冷陰極蛍光ランプのガラス管に本発明の冷陰極蛍光ランプ用口金を装着した状態を示す図であり、この冷陰極蛍光ランプは、ガラス管1、電極2、3及び口金4、5により構成されている。
ガラス管1の内面には無機化合物、例えば六方晶形の窒化ホウ素を10重量%含有した蛍光体6が被着されており、ガラス管1の内部に水銀蒸気とアルゴンガスが封入されている。
また、一対の電極2、3は、ガラス管1の両端に気密に融着され、かつ、ガラス管1の外部に導出されるリード2a、3aと、ガラス管1の内部に配置され、かつ、リード2a、3aに接続された放電部2b、3bとを備えている。電極2、3の放電部2b、3bは、円筒状の側壁と、側壁の一端に設けられ、かつ、リード2a、3aに接続されたフランジとによりカップ状に形成され、側壁の他端は、ガラス管1の内側に向かって開放されている。そして、ガラス管1の両端に口金4、5が装着され、この口金4、5に電極2、3のリード2a、3aが溶接されている。
この冷陰極蛍光ランプにおいて、一対のリード2a、3a間に電圧を印加すると、放電部2b、3bの一方から電子が放出され、放出される電子がガラス管1内の水銀に衝突して紫外線が発生し、ガラス管1の内壁に形成された蛍光体6で波長変換され、可視光線がガラス管1の外部に放出される。
図2は本発明の冷陰極蛍光ランプ用口金の形状を示す図であり、この口金は、テーパ角を有するガラス管導入のための大円筒部11と、電極溶接用の小円筒部12とを備えており、全体の長さaは9.5mm、大円筒部11の長さbは7mmである。
また、冷陰極蛍光ランプのガラス管が挿入される大円筒部11の入り口の径cは4.04mm、中央部分の径dは3.989mm、端部の径eは3.921mmであって、大円筒部11にはテーパが形成されている。この大円筒部11は絞り加工により成形するが、この絞り加工時に上記のようにテーパをつける。さらに、この大円筒部11の入り口にはガラス管の損傷を防止するため、0.15mmのC面取り加工13が施されている。
一方、小円筒部12は電極導入部12aと電極溶接部12bとからなり、電極導入部12aは絞り加工により成形するが、その際にテーパを形成し、このテーパにより冷陰極蛍光ランプの電極の導入を行う。また、電極溶接部12bの長さfは1.2mm、口径gは0.8mmであり、絞り加工及び孔明け加工によって成形することにより内面の直線性を確保する。
上記のような形状を有する本発明の冷陰極蛍光ランプ用口金の加工工程の一例について、以下説明する。
図3は口金の各加工工程でのワークの形状を示す図であり、鋼板を円盤状に打ち抜くブランキング工程(1)、中間搬送工程としてのアイドル工程(2)を経た後、1次絞り工程(3)、2次絞り工程(4)、3次絞り工程(5)、4次絞り工程(6)により、ワークはテーパ及びフランジを有する円筒形状に成形される。
次に、3回の下段絞り工程(7)、(8)、(9)によりワークに小円筒部12が形成された後、フランジトリミング工程(10)によりフランジが除去され、さらに、次工程のフランジ面取り+天面孔明け工程(11)により、大円筒部11の入り口にC面取り加工が施されるとともに、電極溶接部12bに孔明け加工が施される。
このように、絞り加工と孔明け加工という簡単な工程のみによって口金を製造することができ、また、電極溶接部12bが孔明けによって形成されるので、電極溶接部12bの内面の直線性を確保することができる。
次に、冷陰極蛍光ランプに本発明の口金を装着する場合の作用について図4により説明する。
冷陰極蛍光ランプに口金を装着する場合、冷陰極蛍光ランプのガラス管1を口金の大円筒部11に挿入するが、この際、ガラス管導入部としての大円筒部11の円筒形精度が高く、かつ、テーパが形成されているので、挿入されたガラス管1全体がガイドされて挿入される。このとき、大円筒部11の入り口部分とガラス管1の間に0.02mm程度の隙間があり、また、大円筒部11の入り口にC面取り加工13が施されているので、ガラス管1の損傷を防止することができる。
そして、ガラス管1をさらに大円筒部11内に挿入すると、電極導入部12aのテーパにより冷陰極蛍光ランプの電極3のリード3aが電極溶接部12bに導入される。冷陰極蛍光ランプの電極3のリード3aが電極溶接部12bに導入された後、電極溶接部12bで溶接を行うことにより、リード3aが口金の電極溶接部12bに固着される。この溶接時、大円筒部11のテーパによりガラス管1全体がガイドされるとともに、電極溶接部12bにおいても、電極3のリード3aが全周でガイドされるため、口金が傾くことがなく、口金のガラス管への取付位置精度を向上させることができる。
なお、上記の実施例で説明した口金の加工工程は一例であり、いくつかの工程を省いたり、他の工程を追加することも可能である。また、上記の実施例で説明した口金の寸法も一例であり、冷陰極蛍光ランプの構造に応じて適宜変更することができる。
1 ガラス管
2、3 電極
2a、3a リード
2b、3b 放電部
4、5 口金
6 蛍光体
11 大円筒部
12 小円筒部
12a 電極導入部
12b 電極溶接部

Claims (4)

  1. 冷陰極蛍光ランプのガラス管導入のための、テーパ角を有する大円筒部と、電極溶接用の小円筒部とを備えたことを特徴とする冷陰極蛍光ランプ用口金。
  2. 請求項1に記載された冷陰極蛍光ランプ用口金において、上記ガラス管導入のための大円筒部の入り口に面取り加工が施されていることを特徴とする冷陰極蛍光ランプ用口金。
  3. 上記請求項1または請求項2に記載された冷陰極蛍光ランプ用口金の製造方法であって、上記ガラス管導入のための大円筒部をテーパ角をつけた絞り加工により成形し、上記電極溶接用の小円筒部を2段絞り加工、及び、孔明け加工により成形したことを特徴とする冷陰極蛍光ランプ用口金の製造方法。
  4. 上記請求項1または請求項2に記載された冷陰極蛍光ランプ用口金を備えたことを特徴とする冷陰極蛍光ランプ。
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