JP2011089767A - 冷凍回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】デフロスト時において、エバポレータに着いた霜が溶けることによる水蒸気の発生を防止することができる冷凍回路を提供すること。
【解決手段】エバポレータ8の出口側と圧縮機2の吸入側とを結ぶ冷媒配管56の途中にサクションモジュレーティングバルブ39および低圧圧力センサ18を設け、デフロスト時、前記低圧圧力センサ18で検出された圧力が所定値を超えた場合に、前記サクションモジュレーティングバルブ39を閉方向に動作させるように構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気調和装置やコンテナ用冷凍ユニット(海上コンテナ用冷凍ユニットや陸上コンテナ用冷凍ユニット)等に用いられる冷凍回路、特に、コンテナ用冷凍ユニットに用いられる冷凍回路に関するものである。
コンテナ用冷凍ユニットに用いられる冷凍回路としては、エバポレータに霜が着いた場合に、これを除霜するため圧縮機から吐出されたホットガス冷媒をエバポレータ(蒸発器)の入口側に流すホットガスバイパス手段を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3343916号公報
しかしながら、上記特許文献のものでは、ホットガスバイパス手段を介して高温(例えば、100℃程度)のホットガス冷媒がエバポレータを通過することとなる。そのため、エバポレータに着いた霜が溶けるときに水蒸気が発生し、その水蒸気によって庫内(コンテナ内)の天井面に水滴が付着して、その水滴が庫内の荷物の上に落ちて荷物を汚損してしまうといった問題点があった。
本発明は上記課題に鑑みなされたもので、デフロスト時において、エバポレータに着いた霜が溶けることによる水蒸気の発生を防止することができる冷凍回路を提供することを目的としている。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用した。
本発明による冷凍回路は、低温・低圧のガス冷媒を圧縮して高温・高圧のガス冷媒とする圧縮機と、高温高圧のガス冷媒を凝縮液化させて外気に放熱する放熱器として機能するコンデンサと、通過する冷媒を減圧・膨張させて低温・低圧の冷媒にする膨張弁と、低温低圧の液冷媒を蒸発気化させて内気から熱を奪う蒸発器として機能するエバポレータと、前記圧縮機の吐出側と前記エバポレータ入口側とを結ぶホットガスデフロスト管とを備えた冷凍回路であって、前記エバポレータの出口側と前記圧縮機の吸入側とを結ぶ冷媒配管の途中にサクションモジュレーティングバルブおよび低圧圧力センサが設けられており、デフロスト時、前記低圧圧力センサで検出された圧力が所定値を超えた場合に、前記サクションモジュレーティングバルブが閉方向に動作させられるように構成されている。
このような冷凍回路によれば、デフロスト時において、圧縮機に吸入される冷媒の圧力が所定値を超えるような場合には、サクションモジュレーティングバルブが閉方向に動作させられ、圧縮機に吸入される冷媒の密度が低下して、冷媒の循環量が下がり、エバポレータの加熱量が低下するように構成されている。
これにより、エバポレータに着いた霜をゆっくり、かつ、確実に溶かすことができる。
また、冷媒の循環量が下がるので、圧縮機の動力を減らすことができて、圧縮機の省電力化を図ることができる。
本発明による冷凍回路は、低温・低圧のガス冷媒を圧縮して高温・高圧のガス冷媒とする圧縮機と、高温高圧のガス冷媒を凝縮液化させて外気に放熱する放熱器として機能するコンデンサと、通過する冷媒を減圧・膨張させて低温・低圧の冷媒にする膨張弁と、低温低圧の液冷媒を蒸発気化させて内気から熱を奪う蒸発器として機能するエバポレータと、前記圧縮機の吐出側と前記エバポレータ入口側とを結ぶホットガスデフロスト管とを備えた冷凍回路であって、前記エバポレータの出口側と前記圧縮機の吸入側とを結ぶ冷媒配管の途中にサクションモジュレーティングバルブが設けられているとともに、前記圧縮機の吐出側と前記コンデンサの入口側とを結ぶ冷媒配管の途中に高圧圧力センサが設けられており、デフロスト時、前記高圧圧力センサで検出された圧力が所定値を超えた場合に、前記サクションモジュレーティングバルブが閉方向に動作させられるように構成されている。
このような冷凍回路によれば、デフロスト時において、圧縮機から吐出された冷媒の圧力が所定値を超えるような場合には、サクションモジュレーティングバルブが閉方向に動作させられ、圧縮機に吸入される冷媒の密度が低下して、冷媒の循環量が下がり、エバポレータの加熱量が低下するように構成されている。
これにより、エバポレータに着いた霜をゆっくり、かつ、確実に溶かすことができる。
また、冷媒の循環量が下がるので、圧縮機の動力を減らすことができて、圧縮機の省電力化を図ることができる。
上記冷凍回路において、前記コンデンサを通過した液冷媒を、前記圧縮機内に戻す冷媒配管の途中に液インジェクション電磁弁が設けられているとともに、前記圧縮機の吐出側と前記コンデンサの入口側とを結ぶ冷媒配管の途中に吐出温度センサが設けられており、デフロスト時、前記吐出温度センサで検出された吐出温度が所定値を超えた場合に、前記液インジェクション電磁弁が開方向に動作させられるように構成されているとさらに好適である。
このような冷凍回路によれば、デフロスト時において、吐出温度センサで検出された吐出温度が所定値(例えば、100℃、好ましくは70℃)を超えるような場合には、液インジェクション電磁弁が開方向に動作させられ、圧縮機内に液冷媒が噴射され、圧縮機から吐出されてくるガス冷媒の温度が低下するように構成されている。
これにより、デフロスト時にホットガスデフロスト管を通ってエバポレータに流入する冷媒の温度を低下させることができ、エバポレータに着いた霜が溶けることによる水蒸気の発生を防止することができる。
本発明による冷凍装置には、上記冷凍回路が具備されている。
このような冷凍装置によれば、エバポレータに着いた霜が溶けることによる水蒸気の発生が防止されることとなるので、庫内(コンテナ内)の天井面に水滴が付着し、その水滴が庫内(コンテナ内)の荷物の上に落ちて荷物を汚損してしまうことを防止することができる。
本発明による冷凍装置の運転方法は、低温・低圧のガス冷媒を圧縮して高温・高圧のガス冷媒とする圧縮機と、高温高圧のガス冷媒を凝縮液化させて外気に放熱する放熱器として機能するコンデンサと、通過する冷媒を減圧・膨張させて低温・低圧の冷媒にする膨張弁と、低温低圧の液冷媒を蒸発気化させて内気から熱を奪う蒸発器として機能するエバポレータと、前記圧縮機の吐出側と前記エバポレータ入口側とを結ぶホットガスデフロスト管と、前記エバポレータの出口側と前記圧縮機の吸入側とを結ぶ冷媒配管の途中に設けられたサクションモジュレーティングバルブおよび低圧圧力センサとを備えた冷凍装置の運転方法であって、デフロスト時、前記低圧圧力センサで検出された圧力が所定値を超えた場合に、前記サクションモジュレーティングバルブを閉方向に動作させるようにしている。
このような冷凍装置の運転方法によれば、デフロスト時において、圧縮機に吸入される冷媒の圧力が所定値を超えるような場合には、サクションモジュレーティングバルブが閉方向に動作させられ、圧縮機に吸入される冷媒の密度が低下して、冷媒の循環量が下がり、エバポレータの加熱量が低下することとなる。
これにより、エバポレータに着いた霜をゆっくり、かつ、確実に溶かすことができる。
また、冷媒の循環量が下がるので、圧縮機の動力を減らすことができて、圧縮機の省電力化を図ることができる。
本発明による冷凍装置の運転方法は、低温・低圧のガス冷媒を圧縮して高温・高圧のガス冷媒とする圧縮機と、高温高圧のガス冷媒を凝縮液化させて外気に放熱する放熱器として機能するコンデンサと、通過する冷媒を減圧・膨張させて低温・低圧の冷媒にする膨張弁と、低温低圧の液冷媒を蒸発気化させて内気から熱を奪う蒸発器として機能するエバポレータと、前記圧縮機の吐出側と前記エバポレータ入口側とを結ぶホットガスデフロスト管と、前記エバポレータの出口側と前記圧縮機の吸入側とを結ぶ冷媒配管の途中に設けられたサクションモジュレーティングバルブと、前記圧縮機の吐出側と前記コンデンサの入口側とを結ぶ冷媒配管の途中に設けられた高圧圧力センサとを備えた冷凍装置の運転方法であって、デフロスト時、前記高圧圧力センサで検出された圧力が所定値を超えた場合に、前記サクションモジュレーティングバルブを閉方向に動作させるようにしている。
このような冷凍装置の運転方法によれば、デフロスト時において、圧縮機から吐出された冷媒の圧力が所定値を超えるような場合には、サクションモジュレーティングバルブが閉方向に動作させられ、圧縮機に吸入される冷媒の密度が低下して、冷媒の循環量が下がり、エバポレータの加熱量が低下することとなる。
これにより、エバポレータに着いた霜をゆっくり、かつ、確実に溶かすことができる。
また、冷媒の循環量が下がるので、圧縮機の動力を減らすことができて、圧縮機の省電力化を図ることができる。
上記冷凍装置の運転方法において、前記コンデンサを通過した液冷媒を、前記圧縮機内に戻す冷媒配管の途中に液インジェクション電磁弁が設けられているとともに、前記圧縮機の吐出側と前記コンデンサの入口側とを結ぶ冷媒配管の途中に吐出温度センサが設けられており、デフロスト時、前記吐出温度センサで検出された吐出温度が所定値を超えた場合に、前記液インジェクション電磁弁を開方向に動作させるようにしている。
このような冷凍装置の運転方法によれば、デフロスト時において、吐出温度センサで検出された吐出温度が所定値(例えば、100℃、好ましくは70℃)を超えるような場合には、液インジェクション電磁弁が開方向に動作させられ、圧縮機内に液冷媒が噴射され、圧縮機から吐出されてくるガス冷媒の温度が低下することとなる。
これにより、デフロスト時にホットガスデフロスト管を通ってエバポレータに流入する冷媒の温度を低下させることができ、エバポレータに着いた霜が溶けることによる水蒸気の発生を防止することができる。
本発明によれば、エバポレータに着いた霜が溶けることによる水蒸気の発生を防止することができるという効果を奏する。
本発明に係る冷凍回路の一実施形態を示す構成図である。 図1に示す冷凍回路を具備した海上コンテナ用冷凍ユニットの概略正面図である。 図2に示す海上コンテナ用冷凍ユニットの概略背面図である。
以下、本発明による冷凍回路の一実施形態について、図1から図3を参照しながら説明する。
図1は本実施形態に係る冷凍回路30の構成図、図2は本実施形態に係る冷凍回路30を具備した海上コンテナ用冷凍ユニット(冷凍装置)1の概略正面図、図3は図2の概略背面図である。
海上コンテナ用冷凍ユニット1は、直方体状のコンテナ(図示せず)の一方の端壁に組み付けられており、この海上コンテナ用冷凍ユニット1が運転されることによって、コンテナの庫内温度が−30〔℃〕〜+25〔℃〕の範囲で任意に設定された温度に維持され得るようになっている。また、海上コンテナ用冷凍ユニット1が組み付けられたコンテナは、船舶、トラック、鉄道車両等に積載して運搬され得るようになっている。
圧縮機2から吐出されたガス冷媒は、水冷コンデンサ3および/または空冷コンデンサ4に入り凝縮液化する。この凝縮液化して得られた液冷媒は、ドライヤ5、ストレーナ6を経て電子膨張弁7に入り、ここで絞られることにより断熱膨張して気液二相の冷媒となる。
そして、この冷媒はエバポレータ8に入り、ここで庫内空気を冷却することによって蒸発気化する。そして、蒸発気化した冷媒(すなわちガス冷媒)は、アキュームレータ9を経て圧縮機2に戻る。
空冷コンデンサ4を用いる場合は、モータ(図示せず)によりコンデンサファン10を駆動する。すると、空冷コンデンサ4を流過する過程でガス冷媒と熱交換することにより昇温した後、コンデンサファン10により付勢されて大気中に放出される。
水冷コンデンサ3を用いる場合は、入口側接続金具(図示せず)に給水管(図示せず)を接続するとともに、出口側接続金具(図示せず)に排水管(図示せず)を接続して制水弁(図示せず)を開き、コンデンサファン10を停止する。すると、給水管から供給された冷却水が入口側接続金具から水配管(図示せず)を経て水冷コンデンサ3内に入り、ここでガス冷媒と熱交換することにより昇温した後、水配管、制水弁を通り出口側接続金具から排水管を経て排出される。
エバポレータ8に結露したドレンは、ドレンパン11上に滴下し(図3において実線矢印で示す)、ドレンパン11の底面に設けられた丸穴12およびこの丸穴12に連結(接続)されたドレンホース13を経てドレン排出口13aから外部に排出されるようになっている。
なお、図2中において、符号14は圧縮機2内に液冷媒を噴射して冷却するための液インジェクション電磁弁、符号15は圧縮機2の吐出側冷媒配管(吐出管)55の温度を検出するための吐出温度センサ、符号16はエバポレータファン、符号17はコントロールボックスである。また、エバポレータファン16の正面側には、エバポレータセクション内の機器を点検するための点検蓋が取り付けられているがここでは省略している。
図1に示すように、本実施形態に係る冷凍回路30は、圧縮機2と、空冷コンデンサ4(および/または水冷コンデンサ3)と、電子膨張弁7と、エバポレータ8とを主たる要素として構成されたものである。
圧縮機2は、低温・低圧のガス状冷媒を圧縮して高温・高圧のガス冷媒とするものである。
空冷コンデンサ4(および/または水冷コンデンサ3)は、高温高圧のガス冷媒を凝縮液化させて外気(水冷コンデンサ3の場合は冷却水)に放熱する放熱器として機能するものである。
電子膨張弁7は、内部を通過する冷媒を減圧・膨張させて低温・低圧の冷媒にするものである。この電子膨張弁7には、駆動源として、例えばステッピングモータ(図示せず)が設けられており、制御器(図示せず)から送られてきた信号に基づいてこのステッピングモータが駆動され、電子膨張弁7が適宜所望の開度に調整されることとなる。
エバポレータ8は、低温低圧の液冷媒を蒸発気化させて内気から熱を奪う蒸発器として機能するものである。
なお、図1中において、符号31は圧縮機2の吐出側冷媒配管55に設けられ、吐出圧を設定圧以上に保持する吐出圧力調整弁、符号32はレシーバ、符号33はエコノマイザ熱交換器、符号34はエコノマイザ膨張弁、符号35はエコノマイザ電磁弁、符号36はエコノマイザ膨張弁34の感温筒、符号37はサイトグラス、符号38はディストリビュータ、符号39は圧縮機2の吸入側冷媒配管56に設けられ、その出口側圧力(吸入圧力)を設定値以下に保持するサクションモジュレーティングバルブ、符号40は逆止弁、符号41は吐出圧力調整弁31下流側の冷媒配管55とサクションモジュレーティングバルブ39下流側の冷媒配管56との間に接続された戻り管57中に設けられたガスバイパス電磁弁、符号42は圧縮機2から圧縮途中のガス冷媒を圧縮機2の吸入側冷媒配管56にバイパスするバイパス配管58中に設けられたキャパシティコントローラ用電磁弁(以下、「キャパコン電磁弁」という。)、符号43は圧縮機2からの高温・高圧の吐出ガス冷媒をドレンパンホットガスデフロスト管54を経てエバポレータ8に導入するデフロスト配管59に設けられたホットガス電磁弁、符号44,45はキャピラリチューブ(固定抵抗)、符号46は高圧圧力スイッチ、符号47はサービスジョイント(高圧)、符号48はサービスバルブ、符号49はサービスジョイント(高圧)、符号50は可溶栓、符号51はサービスバルブ、符号52はサービスジョイント(低圧)、符号53はサービスジョイント(中間圧)、符号54はドレンパンホットガスデフロスト管である。
一方、前述したように、吐出側冷媒配管55の最も上流側には、この吐出側冷媒配管55の温度を検出するための吐出温度センサ15が設けられている。
また、アキュームレータ9と圧縮機2とを結ぶ冷媒配管56の途中(すなわち、図1においてサクションモジュレーティングバルブ39とサービスジョイント(低圧)52との間に位置する冷媒配管56)には、圧縮機2に吸入される冷媒の圧力を検出するための低圧圧力センサ18が設けられている。
さらに、吐出温度センサ15よりも下流側で、かつ、高圧圧力スイッチ46よりも上流側に位置する吐出側冷媒配管55には、圧縮機2から吐出された冷媒の圧力を検出するための高圧圧力センサ19が設けられている。
そして、これら吐出温度センサ15、低圧圧力センサ18、および高圧圧力センサ19は、制御器20に対して電気的に接続されているとともに、これら吐出温度センサ15、低圧圧力センサ18、および高圧圧力センサ19により検出されたデータ(測定値)が制御器20に出力されるようになっている。
前述した液インジェクション電磁弁14およびサクションモジュレーティングバルブ39もまた制御器20に対して電気的に接続されており、吐出温度センサ15、低圧圧力センサ18、および高圧圧力センサ19から制御器20に送られてきたデータに応じて、液インジェクション電磁弁14および/またはサクションモジュレーティングバルブ39が自動的に適切な弁開度に調整されるようになっている。
また、前述のホットガス電磁弁43も制御器20に対して電気的に接続されており、該制御器20はエバポレータ8に霜が着いたことを図示されていない周知の着霜検知手段が検知すると、ホットガス電磁弁43を開として圧縮機から吐出されたホットガス冷媒をドレンパンホットガスデフロスト管54を経てエバポレータ8に導入し、霜を溶かすデフロスト運転を開始するとともに、以下のように液インジェクション電磁弁14およびサクションモジュレーティングバルブ39を制御する。
例えば、デフロスト時(圧縮機2から吐出された高温・高圧のガス冷媒を、ドレンパンホットガスデフロスト管54を介してエバポレータ8の方に流す時)において、吐出温度センサ15で検出された吐出温度が所定値(例えば、100℃、好ましくは70℃)を超えた場合には、液インジェクション電磁弁14が開方向に動作させられるようになっている。これにより、圧縮機2の中間ポートに液冷媒が噴射されることとなって、圧縮機2から吐出されてくるガス冷媒の温度が低下することとなる。
また、同じくデフロスト時において、低圧圧力センサ18および/または高圧圧力センサ19で検出された圧力が所定値を超えた場合には、サクションモジュレーティングバルブ39が閉方向に動作させられる(絞られる)ようになっている。これにより、圧縮機2に吸入される冷媒の密度が低下して、冷媒の循環量が下がり、エバポレータ8の加熱量が低下することとなる。サクションモジュレーティングバルブ39を絞ると、吐出温度が若干上昇するが、この温度上昇は、前述したように液インジェクション電磁弁14を若干開くことにより防止することができる。
本実施形態による冷凍回路30によれば、デフロスト時において、吐出温度センサ15で検出された吐出温度が所定値(例えば、100℃、好ましくは70℃)を超えるような場合には、液インジェクション電磁弁14が開方向に動作させられ、圧縮機2の中間ポートに液冷媒が噴射され、圧縮機2から吐出されてくるガス冷媒の温度が低下するように構成されている。
これにより、デフロスト時にエバポレータ8を通過する冷媒の温度を低下させることができ、エバポレータ8に着いた霜が溶けることによる水蒸気の発生を防止することができる。
また、本実施形態による冷凍回路30によれば、デフロスト時において、圧縮機2に吸入される冷媒の圧力および/または圧縮機2から吐出された冷媒の圧力が所定値を超えるような場合には、サクションモジュレーティングバルブ39が閉方向に動作させられ、圧縮機2に吸入される冷媒の密度が低下して、冷媒の循環量が下がり、エバポレータ8の加熱量が低下するように構成されている。
これにより、エバポレータ8に着いた霜をゆっくり、かつ、確実に溶かすことができ、エバポレータ8に着いた霜を水(ドレン)の状態で確実にドレンパン11上に滴下させることができて、ドレンをドレンホース13のドレン排出口13aから外部に確実に排出することができる。
また、冷媒の循環量が下がるので、圧縮機2の動力を減らすことができて、圧縮機2の省電力化を図ることができる。
本実施形態による冷凍回路30を具備した海上コンテナ用冷凍ユニット1によれば、エバポレータ8に着いた霜が溶けることによる水蒸気の発生が防止されることとなるので、コンテナ内の天井面に水滴が付着し、その水滴がコンテナ内の荷物の上に落ちて荷物を汚損してしまうことを防止することができる。
なお、本発明による冷凍回路30は、上述した海上コンテナ用冷凍ユニット1のみに適用され得るものではなく、陸上コンテナ用冷凍ユニットや空気調和装置等、冷凍回路を備える冷凍装置であればいかなる冷凍装置にも適用することができる。
1 海上コンテナ用冷凍ユニット(冷凍装置)
2 圧縮機
3 水冷コンデンサ
4 空冷コンデンサ
7 電子膨張弁
8 エバポレータ
14 液インジェクション電磁弁
15 吐出温度センサ
18 低圧圧力センサ
19 高圧圧力センサ
30 冷凍回路
39 サクションモジュレーティングバルブ
54 ホットガスデフロスト管
55 吐出側冷媒配管

Claims (7)

  1. 低温・低圧のガス冷媒を圧縮して高温・高圧のガス冷媒とする圧縮機と、
    高温高圧のガス冷媒を凝縮液化させて外気に放熱する放熱器として機能するコンデンサと、
    通過する冷媒を減圧・膨張させて低温・低圧の冷媒にする膨張弁と、
    低温低圧の液冷媒を蒸発気化させて内気から熱を奪う蒸発器として機能するエバポレータと、
    前記圧縮機の吐出側と前記エバポレータ入口側とを結ぶホットガスデフロスト管とを備えた冷凍回路であって、
    前記エバポレータの出口側と前記圧縮機の吸入側とを結ぶ冷媒配管の途中にサクションモジュレーティングバルブおよび低圧圧力センサが設けられており、
    デフロスト時、前記低圧圧力センサで検出された圧力が所定値を超えた場合に、前記サクションモジュレーティングバルブが閉方向に動作させられるように構成されていることを特徴とする冷凍回路。
  2. 低温・低圧のガス冷媒を圧縮して高温・高圧のガス冷媒とする圧縮機と、
    高温高圧のガス冷媒を凝縮液化させて外気に放熱する放熱器として機能するコンデンサと、
    通過する冷媒を減圧・膨張させて低温・低圧の冷媒にする膨張弁と、
    低温低圧の液冷媒を蒸発気化させて内気から熱を奪う蒸発器として機能するエバポレータと、
    前記圧縮機の吐出側と前記エバポレータ入口側とを結ぶホットガスデフロスト管とを備えた冷凍回路であって、
    前記エバポレータの出口側と前記圧縮機の吸入側とを結ぶ冷媒配管の途中にサクションモジュレーティングバルブが設けられているとともに、前記圧縮機の吐出側と前記コンデンサの入口側とを結ぶ冷媒配管の途中に高圧圧力センサが設けられており、
    デフロスト時、前記高圧圧力センサで検出された圧力が所定値を超えた場合に、前記サクションモジュレーティングバルブが閉方向に動作させられるように構成されていることを特徴とする冷凍回路。
  3. 前記コンデンサを通過した液冷媒を、前記圧縮機内に戻す冷媒配管の途中に液インジェクション電磁弁が設けられているとともに、前記圧縮機の吐出側と前記コンデンサの入口側とを結ぶ冷媒配管の途中に吐出温度センサが設けられており、
    デフロスト時、前記吐出温度センサで検出された吐出温度が所定値を超えた場合に、前記液インジェクション電磁弁が開方向に動作させられるように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の冷凍回路。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の冷凍回路を具備してなることを特徴とする冷凍装置。
  5. 低温・低圧のガス冷媒を圧縮して高温・高圧のガス冷媒とする圧縮機と、
    高温高圧のガス冷媒を凝縮液化させて外気に放熱する放熱器として機能するコンデンサと、
    通過する冷媒を減圧・膨張させて低温・低圧の冷媒にする膨張弁と、
    低温低圧の液冷媒を蒸発気化させて内気から熱を奪う蒸発器として機能するエバポレータと、
    前記圧縮機の吐出側と前記エバポレータ入口側とを結ぶホットガスデフロスト管と、
    前記エバポレータの出口側と前記圧縮機の吸入側とを結ぶ冷媒配管の途中に設けられたサクションモジュレーティングバルブおよび低圧圧力センサとを備えた冷凍装置の運転方法であって、
    デフロスト時、前記低圧圧力センサで検出された圧力が所定値を超えた場合に、前記サクションモジュレーティングバルブを閉方向に動作させるようにしたことを特徴とする冷凍装置の運転方法。
  6. 低温・低圧のガス冷媒を圧縮して高温・高圧のガス冷媒とする圧縮機と、
    高温高圧のガス冷媒を凝縮液化させて外気に放熱する放熱器として機能するコンデンサと、
    通過する冷媒を減圧・膨張させて低温・低圧の冷媒にする膨張弁と、
    低温低圧の液冷媒を蒸発気化させて内気から熱を奪う蒸発器として機能するエバポレータと、
    前記圧縮機の吐出側と前記エバポレータ入口側とを結ぶホットガスデフロスト管と、
    前記エバポレータの出口側と前記圧縮機の吸入側とを結ぶ冷媒配管の途中に設けられたサクションモジュレーティングバルブと、
    前記圧縮機の吐出側と前記コンデンサの入口側とを結ぶ冷媒配管の途中に設けられた高圧圧力センサとを備えた冷凍装置の運転方法であって、
    デフロスト時、前記高圧圧力センサで検出された圧力が所定値を超えた場合に、前記サクションモジュレーティングバルブを閉方向に動作させるようにしたことを特徴とする冷凍装置の運転方法。
  7. 前記コンデンサを通過した液冷媒を、前記圧縮機内に戻す冷媒配管の途中に液インジェクション電磁弁が設けられているとともに、前記圧縮機の吐出側と前記コンデンサの入口側とを結ぶ冷媒配管の途中に吐出温度センサが設けられており、
    デフロスト時、前記吐出温度センサで検出された吐出温度が所定値を超えた場合に、前記液インジェクション電磁弁を開方向に動作させるようにしたことを特徴とする請求項5または6に記載の冷凍装置の運転方法。
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