JP2011089749A - 加湿器 - Google Patents

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Toshikatsu Katagiri
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Abstract

【課題】加湿効率の高い加湿器を提供する。
【解決手段】複数の中空糸膜12が束ねられてなる中空糸膜束11と、中空糸膜束11を収容する筒状のケース21と、ケース21の軸方向において複数段で形成され、外部からのカソードオフガスをケース21内かつ中空糸膜12外に導入する複数の導入口24A、24B、24Cと、複数段で形成された複数の導入口24A、24B、24Cのうちケース21の最前端部側以外の導入口24B、24Cに設けられると共に、カソードオフガスの推力を受ける常閉型の開閉蓋32B、32Cを有する導入口開閉機構と、を備え、開閉蓋32B、32Cは、カソードオフガスの推力に対応して、最前端部側以外の導入口24B、24Cを開閉する加湿器1である。
【選択図】図4

Description

本発明は、燃料電池等に供給される空気等の流体を加湿する加湿器に関し、詳しくは、水分透過性の中空糸膜を有する加湿器に関する。
固体高分子型燃料電池(Polymer Electrolyte Fuel Cell:PEFC)等の燃料電池においては、燃料電池を構成する電解質膜の湿潤状態を確保するべく、水素(燃料ガス)、酸素を含む空気(酸化剤ガス)を加湿する加湿器が必要とされる。このような加湿器は、中空糸膜を束ねてなる中空糸膜束と、中空糸膜束を収容するケースとを備え、例えば、燃料電池に向かう加湿すべき空気が中空糸膜内を、燃料電池のカソードから排出された多湿のカソードオフガスが中空糸膜外を、それぞれ通流する(特許文献1〜2参照)。
なお、加湿器(中空糸膜内)を通って燃料電池に向かう空気の流量は、燃料電池に対する発電要求量に基づいて制御され、具体的には、発電要求量が大きくなると、空気の流量も多くなる。したがって、燃料電池から排出され加湿器に導入されるカソードオフガスの流量も、発電要求量に対応して変動することになる。
特開平6−132038号公報 特開平8−273687号公報
ここで、中空糸膜束を収容するケースには、カソードオフガスをその内部に導入する導入口が、一般に、複数にて形成されるので、カソードオフガスの流量が少ない場合、前記複数の導入口を通過し、ケースの輪切り断面方向におけるカソードオフガスの流速(勢い)が低下してしまう。そうすると、輪切り断面方向において、カソードオフガスが、導入口から離れた中空糸膜に、行き届きにくくなり、カソードオフガスの通流しないデッドゾーンが形成されやすくなる。
そして、このようにデッドゾーンが形成されると、このデッドゾーンにおける中空糸膜外をカソードオフガスが通流しないことになるから、このデッドゾーンにおける中空糸膜を介しての、カソードオフガスと燃料電池に向かう空気との間での水分交換が為されないので、加湿器の加湿効率が低下してしまう。
一方、カソードオフガスの出口側においては、カソードオフガスをケース内から外部に導出する導出口が、ケースの軸方向において、複数段にて形成されるので、カソードオフガスの流量が少ない場合、カソードオフガスが、ケースの端部から離れた導出口から導出されてしまう。そうすると、前記カソードオフガスが導出される導出口と、ケースの端部との間に、カソードオフガスの通流しないデッドゾーンが形成されてしまい、加湿器の加湿効率が低下する。
そこで、本発明は、加湿効率の高い加湿器を提供することを課題とする。
前記課題を解決するための手段として、本発明は、複数の中空糸膜が束ねられてなる中空糸膜束と、前記中空糸膜束を収容する筒状のケースと、前記ケースの軸方向において複数段で形成され、外部からの流体を前記ケース内かつ前記中空糸膜外に導入する複数の導入口と、前記複数段で形成された複数の導入口のうち前記ケースの最端部側以外の導入口に設けられると共に、外部からの流体の推力を受ける常閉型の受容部を有する導入口開閉機構と、を備え、前記受容部は、流体の推力に対応して、前記最端部側以外の導入口を開閉することを特徴とする加湿器である。
ここで、「複数の導入口が複数段で形成されている」とは、後記する実施形態のように、ケースの軸方向において導入口が完全にずれ、複数段である形態だけでなく、例えば、略半分ずれ、複数段である形態も含む。後記する導出口側についても同様である。
また、「前記ケースの最端部側以外の導入口に設けられている」とは、後記する第1実施形態のように、導入口24Bに開閉蓋32B(受容部)が直接的に設けられている形態だけでなく(図4参照)、後記する第2実施形態のように、導入口24Bを覆う導入ダクト31を介して、ダンパー52B等(受容部)が間接的に設けられている形態も含む(図8参照)。後記する導出口側についても同様である。
このような加湿器によれば、導入口開閉機構の受容部が常閉型であるので、流体の流量が少なく、流体から受容部に作用する推力が小さい場合、受容部が最端部側以外の導入口を閉じた状態、つまり、複数段で形成された複数の導入口のうち、ケースの最端部側の導入口のみが開いた状態となる。
そして、このように最端部側の導入口のみが開いているので、流量の少ない流体が、最端部側の導入口を通流する際に、流体の流速が高められ、勢いが増加しやすくなる。したがって、導入口からケース内に導入した流体は、ケースの輪切り断面方向において、導入口から離れた中空糸膜外にも行き届きやすくなり、前記したデッドスペースは形成されにくくなる。よって、輪切り断面方向において、導入口から離れた部分においても、中空糸膜を介して水分交換しやすくなり、加湿器の加湿効率は高くなる。
一方、流体の流量が多くなり、受容部に作用する流体の推力が大きくなると、これに対応して、受容部が最端部側以外の導入口を開けるので、導入口における圧力損失が大きくなることはない。
また、前記した加湿器において、前記複数の導入口は3段以上で形成されると共に、前記最端部側以外の導入口は2段以上で形成されており、前記導入口開閉機構において、前記2段以上で形成された最端部側以外の導入口を開くために必要な流体の推力(圧力)は、前記ケースの端部側から前記ケースの中央に向かうほど大きいことを特徴とする。
このような加湿器によれば、2段以上で形成された最端部側以外の導入口を開くために必要な流体の推力は、ケースの端部側から中央に向かうほど大きいので、流体の流量が多くなり、流体から受容部に作用する推力が大きくなるほど、ケース中央側の導入口も開くことになる。
すなわち、2段以上で形成された最端部側以外の導入口において、流体の流量に対応して、最端部側から順番に導入口が開くので、導入口における圧力損失を増加させずに、流体をケース内全体に導入できる。
また、前記した加湿器において、前記導入口開閉機構は複数のばねを備え、前記導入口を開くために必要な流体の推力は、前記複数のばねにおけるばね力の大小により設定されていることを特徴とする。
このような加湿器は、上記作用効果に加え、ばね力の大小、つまり、ばね力が異なる複数のばねを使用するだけで、他の構造に変更を加えず、容易に構成できる。
また、本発明は、複数の中空糸膜が束ねられてなる中空糸膜束と、前記中空糸膜束を収容する筒状のケースと、前記ケースの軸方向において複数段で形成され、前記ケース内かつ前記中空糸膜外からの流体を外部に導出する複数の導出口と、前記複数段で形成された複数の導出口のうち前記ケースの最端部側以外の導出口に設けられると共に、前記ケース内かつ前記中空糸膜外からの流体の推力を受ける常閉型の受容部を有する導出口開閉機構と、を備え、前記受容部は、流体の推力に対応して、前記最端部側以外の導出口を開閉することを特徴とする加湿器である。
このような加湿器によれば、導出口開閉機構の受容部が常閉型であるので、流体の流量が少なく、流体から受容部に作用する推力が小さい場合、受容部が最端部側以外の導出口を閉じた状態、つまり、複数段で形成された複数の導出口のうち、ケースの最端部側の導出口のみが開いた状態となる。
そして、このように最端部側の導出口のみが開いているので、ケース内から外部に向かう流量の少ない流体が、最端部側の導出口のみを通って、外部に導出されることになる。したがって、ケース内であって中空糸膜外を通流する流体が、ケースの端部側にも行き届きやすくなり、前記したデッドスペースは形成されにくくなる。よって、ケースの端部側においても、中空糸膜を介して水分交換しやすくなり、加湿器の加湿効率は高くなる。
一方、流体の流量が多くなり、受容部に作用する流体の推力が大きくなると、これに対応して、受容部が最端部側以外の導出口を開けるので、導出口における圧力損失が大きくなることはない。
また、前記した加湿器において、前記複数の導出口は3段以上で形成されると共に、前記最端部側以外の導出口は2段以上で形成されており、前記導出口開閉機構において、前記2段以上で形成された最端部側以外の導出口を開くために必要な流体の推力(圧力)は、前記ケースの端部側から前記ケースの中央に向かうほど大きいことを特徴とする。
このような加湿器によれば、2段以上で形成された最端部側以外の導出口を開くために必要な流体の推力は、ケースの端部側から中央に向かうほど大きいので、流体の流量が多くなり、流体から受容部に作用する推力が大きくなるほど、ケース中央側の導出口も開くことになる。
すなわち、2段以上で形成された最端部側以外の導出口において、流体の流量に対応して、最端部側から順番に導出口が開くので、導出口における圧力損失を増加させずに、流体をケース内全体に通流させつつ、導出できる。
また、前記した加湿器において、前記導出口開閉機構は複数のばねを備え、前記導出口を開くために必要な流体の推力は、前記複数のばねにおけるばね力の大小により設定されていることを特徴とする。
このような加湿器は、上記作用効果に加え、ばね力の大小、つまり、ばね力が異なる複数のばねを使用するだけで、他の構造に変更を加えず、容易に構成できる。
本発明によれば、加湿効率の高い加湿器を提供することができる。
第1実施形態に係る燃料電池システムの構成を示す図である。 第1実施形態に係る加湿器の斜視図である。 第1実施形態に係る加湿器の側断面図(図2のX1−X1線断面図)である。 第1実施形態に係る加湿器の側断面図であって、カソードオフガスの導入側の拡大図であり、カソードオフガスの流量が少ない場合を示す。 第1実施形態に係る加湿器の側断面図であって、カソードオフガスの導入側の拡大図であり、カソードオフガスの流量が多い場合を示す。 第1実施形態に係る加湿器の側断面図であって、カソードオフガスの導出側の拡大図であり、カソードオフガスの流量が少ない場合を示す。 第1実施形態に係る加湿器の側断面図であって、カソードオフガスの導出側の拡大図であり、カソードオフガスの流量が多い場合を示す。 第2実施形態に係る加湿器の側断面図であって、カソードオフガスの導入側の拡大図であり、カソードオフガスの流量が少ない場合を示す。 第3実施形態に係る加湿器の側断面図であって、カソードオフガスの導入側の拡大図であり、カソードオフガスの流量が少ない場合を示す。 第4実施形態に係る加湿器の側断面図であって、カソードオフガスの導入側の拡大図であり、カソードオフガスの流量が少ない場合を示す。 第4実施形態に係る加湿の径方向における断面図(図12のX3−X3線断面)であって、カソードオフガスの流量が少ない場合を示す。 第4実施形態に係る加湿の輪切り方向における断面図(図12のX2−X2線断面)であって、カソードオフガスの流量が少ない場合を示す。
≪第1実施形態≫
以下、本発明の第1実施形態について、図1〜図7を参照して説明する。
まず、第1実施形態に係る加湿器1が組み込まれた燃料電池システム100について、図1を参照して説明する。燃料電池システム100は、図示しない燃料電池車(移動体)に搭載されており、燃料電池スタック110と、水素タンク121と、コンプレッサ131と、加湿器1とを備えている。
燃料電池スタック110は、固体高分子型燃料電池(Polymer Electrolyte Fuel Cell:PEFC)であり、MEA(Membrane Electrode Assembly、膜電極接合体)をセパレータ(図示しない)で挟持してなる単セルが複数積層されて構成されている。MEAは、電解質膜(固体高分子膜)と、これを挟持するカソード及びアノードとを備えている。各セパレータには、溝や貫通孔からなるアノード流路111及びカソード流路112が形成されている。
そして、水素が、水素タンク121から、配管121a、アノード流路111を介してアノードに供給され、酸素を含む空気が、外気を吸気するコンプレッサ131から、配管131a、加湿器1、配管131b、カソード流路112を介してカソードに供給されると、アノード及びカソードに含まれる触媒(Pt等)上で電極反応が起こり、燃料電池スタック110が発電可能な状態となる。
このように発電可能な状態の燃料電池スタック110と、外部負荷(例えば走行用のモータ)とが電気的に接続され、電流が取り出されると、燃料電池スタック110が発電するようになっている。
また、アノード流路111から排出されたアノードオフガスは、配管121bを介して、希釈器132に排出されるようになっている。一方、カソード流路112から排出されたカソードオフガスは、配管131c、加湿器1、配管132aを介して、希釈器132に排出され、希釈器132においてアノードオフガス中の未消費の水素を希釈するようになっている。そして、希釈後のガスは、配管132bを介して、車外に排出されるようになっている。
なお、カソードオフガスは、カソードにおける電極反応により生成する水蒸気(水分)により多湿である。また、生成した水蒸気の一部は電解質膜を介してアノード側に透過するので、アノードオフガスも多湿である。
≪加湿器の構成≫
次に、加湿器1の構成について、図2〜図7を参照して説明する。ここで、明確に説明するために、図2を基準として、前、後、左、右、上、下を設定する。
加湿器1は、コンプレッサ131からカソード流路112に向かう加湿すべき空気(第1流体)を、カソード流路112から排出された多湿のカソードオフガス(第2流体)で加湿するものであって、その外形は図2に示すように円柱状を呈している。すなわち、カソード流路112に向かう空気の湿度と、カソードオフガスの湿度とは異なり、カソードオフガスの湿度が高くなっている。
図3に示すように、加湿器1は、中空糸膜束11と、中空糸膜束11を収容する円筒状のケース21と、導入ダクト31と、導出ダクト41とを備えている。
なお、中空糸膜束11とケース21との軸方向(長手方向)は一致している。
中空糸膜束11は、ポリイミド等から形成され、水分透過性を有する中空糸膜12が、複数本(例えば10〜10000本)にて束ねられたものである。そして、中空糸膜束11の前側及び後側は、エポキシ樹脂等から形成されるポッティング部13、13(封止部)を介して、ケース21に固定されている。
ケース21は、円筒状を呈し、その内部に中空糸膜束11を収容している。このようなケース21は、例えば、PC(ポリカーボネート)やPPO(ポリフェニレンオキサイド)等の硬質樹脂から形成されている。
ただし、ケース21は、円筒状に限定されず、例えば角筒状でもよいし、また、湾曲した形状でもよい。
また、ケース21の前側には前キャップ22が取り付けられており、ケース21の後側には後キャップ23が取り付けられている。
そして、コンプレッサ131からの空気は、後キャップ23の空気流入部23aから後キャップ23内を通って各中空糸膜12内に流入し、各中空糸膜12内を前方に向かって通流した後、前キャップ22内を通って、前キャップ22の空気流出部22aから外部(配管131b、図1参照)に流出するようになっている。
なお、カソードオフガスは、ケース21内であって中空糸膜12外を、後方に向かって通流するようになっている。すなわち、空気の通流向き(前向き)とカソードオフガスの通流向き(後向き)とは対向しており、空気が効率的に加湿されるようになっている。
また、横置きされた円筒状のケース21の上壁部の前端部側には、外部からのカソードオフガスを、ケース21内かつ中空糸膜12外に導入する同一の大きさの6つの導入口24A〜24Cが形成されている(図2参照)。6つの導入口24A〜24Cは、ケース21の軸方向において3段で、周方向において2列で配列されている。具体的には、ケース21の前端部からみて、導入口24A、24Aは最前端部側である1段目に、導入口24B、24Bは2段目に、導入口24C、24Cは3段目に、それぞれ配置されている。
ただし、軸方向、周方向における導入口24A〜24Cの数は変更自由である。また、導入口24A〜24Cが千鳥状で配列され、軸方向視、周方向視において、導入口24A〜24Cが部分的に重なる配列でもよい。
一方、ケース21の下壁部の後端部側には、ケース21内かつ中空糸膜12外からのカソードオフガスを、ケース21の外部に導出する同一の大きさの6つの導出口25A〜25Cが形成されている(図2参照)。6つの導出口25A〜25Cは、ケース21の軸方向において3段で、周方向において2列で配列されている。具体的には、ケース21の後端部からみて、導出口25A、25Aは最後端部側である1段目に、導出口25B、25Bは2段目に、導出口25C、25Cは3段目に、それぞれ配置されている。
ただし、軸方向、周方向における導出口25A〜25Cの数は変更自由である。また、導出口25A〜25Cが千鳥状で配列され、軸方向視、周方向視において、導出口25A〜25Cが部分的に重なる配列でもよい。
すなわち、導入口24A〜24Cと、導出口25A〜25Cとは、側断面視において、対角に配置されている(図3参照)。これにより、カソードオフガスがケース21内全体に行き渡りやすくなっている。
導入ダクト31は、6つの導入口24A〜24Cを覆うようにケース21に取り付けられると共に、その上流側に配管131c(図1参照)が接続されている。そして、配管131cからのカソードオフガスは、導入ダクト31内を通って、6つの24A〜24Cに導かれるようになっている。
導出ダクト41は、6つの導出口25A〜25Cを覆うようにケース21に取り付けられると共に、その下流側に配管132a(図1参照)が接続されている。そして、導出口25A〜25Cからのカソードオフガスは、導出ダクト41内を通って、配管132aに導かれるようになっている。
<開閉蓋、ねじりコイルばね>
また、加湿器1は、開閉蓋32B、32C、42B、42C(受容部)と、ねじりコイルばね33B、33C、43B、43Cと、を備えている。
開閉蓋32B、32C、42B、42Cは、導入口24B等に対応した略円形で、輪切り断面方向視で円弧状を呈すると共に、その大きさ(受圧面積)は第1実施形態では同一となっている。
<カソードオフガス導入側(前端部側)>
まず、カソードオフガスの導入側を説明する。
図4、図5に示すように、開閉蓋32Bは導入口24Bに、開閉蓋32Cは導入口24Cに、それぞれ軸部材を介して回動・開閉自在に取り付けられている。つまり、開閉蓋32B、32Cは、ケース21の前端部側において3段で形成された導入口24A、24B、24Cのうち、最前端部側の導入口24A以外の導入口24B、24Cに設けられている。よって、最前端部側の導入口24Aは常に開いた状態である。
そして、導入ダクト31内を通流し、ケース21内に導入されるカソードオフガスの推力(圧力)が、開閉蓋32B、開閉蓋32Cに作用するようになっている。つまり、開閉蓋32B、開閉蓋32Cは、カソードオフガスの推力を受ける受容部である。
ねじりコイルばね33Bは、開閉蓋32Bを閉方向(図4等の左回り向き)に付勢し、開閉蓋32Bを常閉型とするものである。ねじりコイルばね33Cは、開閉蓋32Cを閉方向(図4等の左回り向き)に付勢し、開閉蓋32Cを常閉型とするものである。ただし、ばねの種類は、ねじりコイルばねに限定されず、その他種類のばねでもよい。
なお、導入口24B、導入口24Cの開口縁には、閉方向に付勢される開閉蓋32B、開閉蓋32Cを閉位置で係止するストッパ(図示しない)が形成されている。
ねじりコイルばね33Cは、例えば、ねじりコイルばね33Bを形成する線材よりも太い線材から形成され、ねじりコイルばね33Cのばね力は、ねじりコイルばね33Bのばね力よりも大きく設定されている。
したがって、3段目の導入口24Cに設けられた開閉蓋32Cを開くために必要なカソードオフガスの推力は、2段目の導入口24Bに設けられた開閉蓋32Bを開くために必要な推力よりも、大きく設定されている。
すなわち、開閉蓋32B、開閉蓋32Cを開くために必要な推力は、ケース21の軸方向において、前端部側から中央に向かうほど大きくなっている。つまり、中央側の開閉蓋32Cは、前端部側の開閉蓋32Bよりも、開きにくくなっている。
そして、このような開閉蓋32B、開閉蓋32Cを開くために必要な推力の差異は、第1実形態では、ばね力の異なるねじりコイルばね33B、33Cを使用することにより、つまり、ばね力の大小によって開閉蓋32B、開閉蓋32C等の他の構成部品を変更することなく、容易に構成されている。
なお、開閉蓋32B、開閉蓋32Cが開いた場合に、開閉蓋32B等によって、中空糸膜12の外周面が損傷しないように、開閉蓋32B等が設けられるケース21の肉厚を厚くしたり、最大開位置にストッパを形成することが好ましい。
したがって、第1実施形態では、カソードオフガスの導入側において、導入口24B、24Cを開閉する導入口開閉機構は、開閉蓋32B、32Cと、ねじりコイルばね33B、33Cと、を備えて構成されている。
<カソードオフガス導出側(後端部側)>
次に、カソードオフガスの導出側を説明する。
図6、図7に示すように、開閉蓋42Bは導出口25Bに、開閉蓋42Cは導出口25Cに、それぞれ軸部材を介して回動・開閉自在に取り付けられている。つまり、開閉蓋42B、42Cは、ケース21の後端部側において3段で形成された導出口25A、25B、25Cのうち、最後端部側の導出口25A以外の導出口25B、25Cに設けられている。よって、最後端部側の導出口25Aは常に開いた状態である。
そして、ケース21から導出ダクト41内に向かうカソードオフガスの推力(圧力)が、開閉蓋42B、開閉蓋42Cに作用するようになっている。つまり、開閉蓋42B、開閉蓋42Cは、カソードオフガスの推力を受ける受容部である。
ねじりコイルばね43Bは、開閉蓋42Bを閉方向(図6等の左回り向き)に付勢し、開閉蓋42Bを常閉型とするものである。ねじりコイルばね43Cは、開閉蓋42Cを閉方向(図6等の左回り向き)に付勢し、開閉蓋42Cを常閉型とするものである。ただし、ばねの種類は、ねじりコイルばねに限定されず、その他種類のばねでもよい。
なお、導出口25B、導出口25Cの開口縁には、閉方向に付勢される開閉蓋42B、開閉蓋42Cを閉位置で係止するストッパ(図示しない)が形成されている。
ねじりコイルばね43Cは、例えば、ねじりコイルばね43Bを形成する線材よりも太い線材から形成され、ねじりコイルばね43Cのばね力は、ねじりコイルばね43Bのばね力よりも大きく設定されている。
したがって、3段目の導出口25Cに設けられた開閉蓋42Cを開くために必要なカソードオフガスの推力は、2段目の導出口25Bに設けられた開閉蓋42Bを開くために必要な推力よりも、大きく設定されている。
すなわち、開閉蓋42B、開閉蓋42Cを開くために必要な推力は、ケース21の軸方向において、後端部側から中央に向かうほど大きくなっている。つまり、中央側の開閉蓋42Cは、後端部側の開閉蓋42Bよりも、開きにくくなっている。
そして、このような開閉蓋42B、開閉蓋42Cを開くために必要な推力の差異は、第1実形態では、ばね力の異なるねじりコイルばね43B、43Cを使用することにより、つまり、ばね力の大小によって開閉蓋42B、開閉蓋42C等の他の構成部品を変更することなく、容易に構成されている。
したがって、第1実施形態では、カソードオフガスの導出側において、導出口25B、25Cを開閉する導出口開閉機構は、開閉蓋42B、42Cと、ねじりコイルばね43B、43Cと、を備えて構成されている。
≪加湿器の作用効果≫
このような加湿器1によれば次の作用効果を得る。
<カソードオフガスの流量:少>
カソードオフガスの流量が少ない場合、導入側においては、図4に示すように、カソードオフガスから開閉蓋32B及び開閉蓋32Cに作用する推力が小さいので、開閉蓋32B及び開閉蓋32Cは閉じたままとなる。これにより、カソードオフガスが導入口24Aを通流する際に、その流速が上昇し、カソードオフガスの輪切り断面方向における直進性が高まる。
そうすると、導入口24Aからケース21内に導入したカソードオフガスは、導入口24Aから離れたケース21の下壁の近傍にも行き届きやすくなり、ケース21の下壁の近傍部分において、デッドスペースが形成されにくくなる。このように、ケース21の下壁の近傍部分にもカソードオフガスが通流するので、この部分における中空糸膜12を介しても水分交換でき、加湿器1の加湿効率は高まる。
一方、導出側においては、図6に示すように、カソードオフガスから開閉蓋42B及び開閉蓋42Cに作用する推力が小さいので、開閉蓋42B及び開閉蓋42Cは閉じたままとなる。
そうすると、ケース21内を後方に向かって通流するカソードオフガスは、後側のポッティング部13の近傍にも行き届きやすくなり、ポッティング部13の近傍部分において、デッドスペースが形成されにくくなる。このように、ポッティング部13の近傍部分にもカソードオフガスが通流するので、この部分における中空糸膜12を介しても水分交換でき、加湿器1の加湿効率は高まる。
<カソードオフガスの流量:多>
カソードオフガスの流量が多い場合、導入側においては、図5に示すように、カソードオフガスから開閉蓋32B及び開閉蓋32Cに作用する推力が大きいので、開閉蓋32B及び開閉蓋32Cは開いた状態となる。これにより、カソードオフガスが受ける圧力損失は増加せず、カソードオフガスをケース21内に良好に導入できる。
なお、カソードオフガスの流量が中程度である場合、ばね力の小さいねじりコイルばね33Bで付勢された開閉蓋32Bが主に開いた状態となり、ばね力の大きいねじりコイルばね33Cで付勢された開閉蓋32Cは主に閉じた状態となる。
一方、導出側においては、図7に示すように、カソードオフガスから開閉蓋42B及び開閉蓋42Cに作用する推力が大きいので、開閉蓋42B及び開閉蓋42Cは開いた状態となる。これにより、カソードオフガスが受ける圧力損失は増加せず、カソードオフガスをケース21内から良好に導出できる。
なお、カソードオフガスの流量が中程度である場合、ばね力の小さいねじりコイルばね43Bで付勢された開閉蓋42Bが主に開いた状態となり、ばね力の大きいねじりコイルばね43Cで付勢された開閉蓋42Cは主に閉じた状態となる。
このようにして、カソードオフガスの流量に対応して、導入口及び導出口の面積を可変させて、ケース21内全体にカソードオフガスを通流させ、全ての中空糸膜12を介して水分交換し、空気を効率的に加湿、つまり、加湿器1による加湿効率を高めることができる。
≪変形例≫
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、次のように変更したり、後記する実施形態と適宜に組み合わせることができる。
前記した実施形態では、例えば、カソードオフガスの導入側においては、開閉蓋32B、32Cが回動自在に設けられ、ねじりコイルばね33B、33Cで閉方向に付勢された構成を例示したが(図4参照)、例えば、金属製又はゴム製の薄板(受容部)を、導入口24B、24Cに片持ちで常閉型で固定し、カソードオフガスからの推力に対応して、前記薄板が撓み、導入口24B、24Cが開く構成としてもよい。
この場合、例えば、前記薄板の厚さを変更することにより、導入口24B、24Cが開くために必要なカソードオフガスの推力は容易に設定できる。
前記した実施形態では、開閉蓋32B、32C(導入口24B、24C)の大きさ(受圧面積)が同一で、ねじりコイルばね33B、33Cのばね力が異なることで、開閉蓋32B、32Cを開けるために必要な推力が異なる構成を例示したが、その他に例えば、ねじりコイルばね33B、33Cのばね力が同一で、開閉蓋32B、32C(導入口24B、24C)の大きさが異なる構成としてもよい。
前記した実施形態では、空気が中空糸膜12内を通流し、カソードオフガスが中空糸膜12外を通流する構成を例示したが、空気が中空糸膜12外を通流し、カソードオフガスが中空糸膜12内を通流する構成でもよい。
また、通流する流体は、ガスに限定されず、水(液体)でもよい。さらに、空気及びカソードオフガスの通流方向が、対向する構成を例示したが、同方向でもよい。
さらにまた、カソードオフガスが、加湿器1の上方から導入し、加湿器1から下方に向かって導出する構成を例示したが、カソードオフガスの導入・導出方向はこれに限定されず、例えば、上方から導入し、上方に向かって導出する構成でもよいし、側方から導入・導出する構成でもよい。
前記した実施形態では、加湿器1が空気とカソードオフガスとの間で水分交換し、燃料電池スタック110に向かう空気を加湿する構成を例示したが、その他に例えば、水素とアノードオフガスとの間で水分交換し、燃料電池スタック110に向かう水素を加湿する構成でもよい。
その他に例えば、本願出願人による特開2008−307432号公報に記載されるような、インナーパイプ(内ケース)と、アウターパイプ(外ケース)と備え、カソードオフガスがインナーパイプの周壁に形成された導入口を通って、ケース内(インナーパイプとアウターパイプとの間)に導入される加湿器に、本発明を適用してもよい。
≪第2実施形態≫
次に、本発明の第2実施形態について、図8を参照して説明する。
第2実施形態に係る加湿器2は、板状のダンパー52B及びダンパー52C(受容部)と、ねじりコイルばね53B及びねじりコイルばね53Cと、を備えている。
ダンパー52Bは、導入口24Aと導入口24Bの間の上方において、導入ダクト31の内壁面に垂下かつ回動自在に設けられており、ダンパー52Bは、ねじりコイルばね53Bによって、閉方向(図8の右回り向き)に付勢されている。
そして、このように付勢されるダンパー52Bは、カソードオフガスの流量が少なく、その推力が小さい場合、ケース21の外上面に形成されたストッパ54Bに係止し、その閉位置に配置され、常閉型に構成されている。なお、閉位置のダンパー52Bは、軸方向において導入ダクト31内を仕切り、このように仕切られると、カソードオフガスが導入口24Aに供給されるが、導入口24B及び導入口24Cに供給されないようになっている。
一方、カソードオフガスの流量が多くなり、カソードオフガスからダンパー52Bに作用する推力が大きくなると、ダンパー52Bが図8の左回りで回動して開き、カソードオフガスが導入口24B等にも供給されるようになっている。
ダンパー52Cは、導入口24Bと導入口24Cの間の上方において、導入ダクト31の内壁面に垂下かつ回動自在に設けられており、ダンパー52Cは、ねじりコイルばね53Cによって、閉方向(図8の右回り向き)に付勢されている。
そして、このように付勢されるダンパー52Cは、カソードオフガスの流量が少なく、その推力が小さい場合、ケース21の外上面に形成されたストッパ54Cに係止し、その閉位置に配置され、常閉型に構成されている。なお、閉位置のダンパー52Cは、軸方向において導入ダクト31内を仕切り、このように仕切られると、カソードオフガスは、導入口24Bに供給されるが、導入口24Cに供給されないようになっている。
一方、カソードオフガスの流量が多くなり、ダンパー52Bが開いた状態において、カソードオフガスからダンパー52Cに作用する推力が大きくなると、ダンパー52Cが図8の左回りで回動して開き、カソードオフガスが導入口24Cにも供給されるようになっている。
ここで、ねじりコイルばね53Bのばね力と、ねじりコイルばね53Cのばね力とは、同一であるが、ダンパー52Bの大きさ(受圧面積)は、ダンパー52Cの大きさ(受圧面積)よりも大きい。したがって、軸方向において中央側のダンパー52Cを開くために必要なカソードオフガスの推力(圧力)は、ダンパー52Bを開くために必要な推力(圧力)よりも大きく設定されている。
そして、カソードオフガスの流量が少ない場合、ダンパー52B、ダンパー52Cは閉じ、カソードオフガスが導入口24Aのみに供給されるようになっている。次いで、カソードオフガスの流量が多くなると、ダンパー52Bが開き、カソードオフガスが導入口24A及び導入口24Bに供給されるようになっている。さらに、カソードオフガスの流量が多くなると、ダンパー52Cも開き、カソードオフガスが導入口24A、導入口24B及び導入口24Cに供給されるようになっている。
≪第3実施形態≫
次に、本発明の第3実施形態について、図9を参照して説明する。
第3実施形態に係る加湿器3は、常閉型のスライダ62(受容部)と、圧縮コイルばね63とを備えている。
スライダ62は、側断面視において逆L字形を呈すると共に、ケース21の上面であって導入ダクト31内にスライド自在に設けられている。また、スライダ62は、圧縮コイルばね63によって、閉方向(前方)に付勢されており、カソードオフガスの流量が少ない場合、ケース21の外上面に形成されたストッパ64に係止し、導入口24Aのみを開き、導入口24B及び導入口24Cを閉じる常閉型に構成されている。
そして、カソードオフガスの流量が増加し、その圧力が増加すると、カソードオフガスからスライダ62に作用する推力が大きくなって、圧縮コイルばね63が縮退し、カソードオフガスの流量・圧力に対応して、導入口24B、導入口24Cが、この順番で開くようになっている。
≪第4実施形態≫
次に、本発明の第4実施形態について、図10〜図12を参照して説明する。
第4実施形態に係る加湿器4は、常閉型のスライダ72B、72Cと、圧縮コイルばね73B、73Cと、を備えている。
スライダ72B、72Bは、導入口24B、24Bを開閉するものであって、ケース21の上面かつ導入ダクト31内に、周方向にスライド自在に設けられている。なお、スライダ72B、72Bは、ケース21の外上面に周方向で設けられたカイド条74と、導入ダクト31の内壁面から周方向に延びるガイド壁部75、75とで、ガイドされている。
スライダ72C、72Cは、導入口24C、24Cを開閉するものであって、スライダ72Bと同様に、周方向にスライド自在に設けられている。なお、スライダ72C、72Cは、前記したガイド壁部75、75と、導入ダクト31の後壁部76とで、ガイドされている。
また、カソードオフガスが吹き付けられるスライダ72B、72Cの前面は、1/4円弧状の曲面となっており(図11参照)、カソードオフガスの推力(圧力)がスライダ72B等に作用すると、周方向(スライダ72B等の開方向)に力が発生し、スライダ72B等が開くようになっている。
圧縮コイルばね73B、73Bは、スライダ72B、72Cを閉方向に付勢しており、圧縮コイルばね73C、73Cは、スライダ72C、72Cを閉方向に付勢している。
そして、カソードオフガスの流量が少ない場合、スライダ72B、72Bは、相互に当接し、導入口24B、24Bを閉じるように設計されており、また、スライダ72C、72Cは、相互に当接し、導入口24C、24Cを閉じるように設計されている。
また、圧縮コイルばね73Cのばね力は、圧縮コイルばね73Bのばね力よりも大きく設定されている。よって、中央側のスライダ72Cを開くために必要なカソードオフガスの推力は、スライダ72Bを開くために必要な推力よりも大きくなっている。
そして、カソードオフガスの流量が少ない場合、スライダ72B、72Cは閉じ、カソードオフガスが導入口24Aのみに供給されるようになっている。次いで、カソードオフガスの流量が多くなると、スライダ72B、72Bが開き、カソードオフガスが導入口24A及び導入口24Bに供給されるようになっている。さらに、カソードオフガスの流量が多くなると、スライダ72C、73も開き、カソードオフガスが導入口24A、導入口24B及び導入口24Cに供給されるようになっている。
1、2、3、4 加湿器
11 中空糸膜束
12 中空糸膜
21 ケース
24A、24B、24C 導入口
25A、25B、25C 導出口
31 導入ダクト
32B、32C 開閉蓋(受容部、導入口開閉機構)
33B、33C ねじりコイルばね(導入口開閉機構)
41 導出ダクト
42B、42C 開閉蓋(受容部、導出口開閉機構)
43B、43C ねじりコイルばね(導出口開閉機構)
52B、52C ダンパー(受容部、導入口開閉機構)
53B、53C ねじりコイルばね(導入口開閉機構)
62 スライダ(受容部、導入口開閉機構)
63 圧縮コイルばね(導入口開閉機構)
72B、72C スライダ(受容部、導入口開閉機構)
73B、73C ねじりコイルばね(導入口開閉機構)

Claims (6)

  1. 複数の中空糸膜が束ねられてなる中空糸膜束と、
    前記中空糸膜束を収容する筒状のケースと、
    前記ケースの軸方向において複数段で形成され、外部からの流体を前記ケース内かつ前記中空糸膜外に導入する複数の導入口と、
    前記複数段で形成された複数の導入口のうち前記ケースの最端部側以外の導入口に設けられると共に、外部からの流体の推力を受ける常閉型の受容部を有する導入口開閉機構と、
    を備え、
    前記受容部は、流体の推力に対応して、前記最端部側以外の導入口を開閉する
    ことを特徴とする加湿器。
  2. 前記複数の導入口は3段以上で形成されると共に、前記最端部側以外の導入口は2段以上で形成されており、
    前記導入口開閉機構において、前記2段以上で形成された最端部側以外の導入口を開くために必要な流体の推力は、前記ケースの端部側から前記ケースの中央に向かうほど大きい
    ことを特徴とする請求項1に記載の加湿器。
  3. 前記導入口開閉機構は複数のばねを備え、
    前記導入口を開くために必要な流体の推力は、前記複数のばねにおけるばね力の大小により設定されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の加湿器。
  4. 複数の中空糸膜が束ねられてなる中空糸膜束と、
    前記中空糸膜束を収容する筒状のケースと、
    前記ケースの軸方向において複数段で形成され、前記ケース内かつ前記中空糸膜外からの流体を外部に導出する複数の導出口と、
    前記複数段で形成された複数の導出口のうち前記ケースの最端部側以外の導出口に設けられると共に、前記ケース内かつ前記中空糸膜外からの流体の推力を受ける常閉型の受容部を有する導出口開閉機構と、
    を備え、
    前記受容部は、流体の推力に対応して、前記最端部側以外の導出口を開閉する
    ことを特徴とする加湿器。
  5. 前記複数の導出口は3段以上で形成されると共に、前記最端部側以外の導出口は2段以上で形成されており、
    前記導出口開閉機構において、前記2段以上で形成された最端部側以外の導出口を開くために必要な流体の推力は、前記ケースの端部側から前記ケースの中央に向かうほど大きい
    ことを特徴とする請求項4に記載の加湿器。
  6. 前記導出口開閉機構は複数のばねを備え、
    前記導出口を開くために必要な流体の推力は、前記複数のばねにおけるばね力の大小により設定されている
    ことを特徴とする請求項5に記載の加湿器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013137313A1 (ja) * 2012-03-13 2013-09-19 日産自動車株式会社 加湿器
JP2020092079A (ja) * 2018-12-07 2020-06-11 現代自動車株式会社Hyundai Motor Company 燃料電池用加湿器

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