JP2011089474A - 振動抑制装置、振動抑制方法、およびプログラム - Google Patents

振動抑制装置、振動抑制方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】エンジンロールに起因するエンジンの振動を低コストな構成で低減することが可能な振動抑制装置、振動抑制方法、およびコンピュータが実行可能なプログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】エンジン制御装置51は、エンジンロールを推定または検出し、推定または検出されたエンジンロールが小さくなるように、エンジントルクを制御することにより、エンジンロールに起因するエンジンの振動を低減する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、振動抑制装置、振動抑制方法、およびコンピュータが実行可能なプログラムに関する。
自動車等の車両においては、エンジンがその作動時に発生する振動の車体への伝播を緩和することにより、アイドルおよび走行時における車体振動及びそれに伴う車室内騒音の抑制を図るべく、通常エンジンの車体に対する取付けは、ゴムなどの弾性部材による防振機能を備えた複数のエンジンマウント装置をエンジンと車体との間に介在させて行なわれるようになっている。
エンジン振動の種類には、その燃焼による内部からの振動(10〜100Hz)、路面外乱などタイヤからの入力による振動(1〜50Hz)、および車両旋回による振動(0〜5Hz)等があり、これらが重畳して発生する。通常の非アクティブのエンジンマウント装置は、バネやダンパー要素を含んでいるが、すべての周波数領域の振動を遮断することは物理上不可能であるため、主として、10Hz以上の高周波の振動を遮断する特性となっている。
例えば、特許文献1では、旋回によるエンジンロール変位などの低周波のダイナミックな変位量を低減するために、所定の弾性係数を有する弾性部材と電気信号を加えることによって機械的に伸縮変位するアクチュエータ部材とからエンジンマウント装置を構成し、該エンジンマウント装置を介してエンジンを車体に取り付けるようにするとともに、車両左右両端側のエンジンマウント装置相互のロール変位量(伸び量)を互いに検出して相手側のアクチュエータ部材を制御し、縮み量を少なくすることによって、エンジンロール変位量を低減する方法を提案している。
しかしながら、上記特許文献1では、旋回によるエンジンロール量を遮断するためには、重いエンジンを高応答に動作できるように、エンジンマウント装置が大出力を発生する必要があり、また、エンジンマウント装置をアクチュエートするのに大電力が必要となるため、エンジンマウント装置の重量が大きくなると共に、コストが高くなってしまうという問題がある。
特開平5−231467号公報
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、エンジンロールに起因するエンジンの振動を低コストな構成で低減することが可能な振動抑制装置、振動抑制方法、およびコンピュータが実行可能なプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、車両に搭載されるエンジンの振動を低減させる振動抑制装置であって、エンジンロールを推定または検出するエンジンロール算出手段と、前記エンジンロール算出手段で推定または検出されたエンジンロールが小さくなるように、エンジントルクを制御するエンジントルク制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記エンジンロール算出手段は、操舵角に基づいて横Gを推定し、当該推定した横Gに基づいて、旋回横Gによるエンジンロールを推定することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記エンジンロール算出手段は、操舵角に基づいて横Gを推定し、当該推定した横Gに基づいて、旋回横Gによるエンジンロールを推定する第1のエンジンロール推定手段と、横Gセンサで検出した横Gに基づいてエンジンロールを推定し、当該横Gに基づいて推定したエンジンロールから前記第1のエンジンロール推定手段で推定した、旋回横Gによるエンジンロールを減じて、路面外乱によるエンジンロールを推定する第2のエンジンロール推定手段と、を含むことが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記エンジントルク制御手段は、エンジンロール算出手段で推定または検出されたエンジンロール角速度に基づいて、エンジンロール抑制トルクを算出し、算出したエンジンロール抑制トルクで前記エンジントルクを補正することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記エンジントルク制御手段は、エンジンロール算出手段で推定または検出されたエンジンロール角速度およびエンジンロール角に基づいて、エンジンロール抑制トルクを算出し、算出したエンジンロール抑制トルクで前記エンジントルクを補正することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記エンジントルク制御手段は、前記旋回横Gによるエンジンロールに第1の制御ゲインを乗じた値と、路面外乱によるエンジンロールに第2の制御ゲインを乗じた値とを加算し、加算した値に基づいて、エンジンロール抑制トルクを算出し、前記第1の制御ゲインの値を前記第2の制御ゲインの値より大きくすることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記エンジントルク制御手段は、車両安定化制御を実行している場合には、エンジンロール抑制トルクを小さくすることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記エンジントルク抑制手段は、車速が低速の場合は、高速の場合に比して、エンジン抑制トルクを小さくすることが望ましい。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、車両に搭載されるエンジンの振動を低減させる振動抑制方法であって、エンジンロールを推定または検出するエンジンロール算出工程と、前記エンジンロール算出工程で推定または検出されたエンジンロールが小さくなるように、エンジントルクを制御するエンジントルク制御工程と、を含むことを特徴とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、車両に搭載されるエンジンの振動を低減させる振動抑制装置に搭載されるプログラムであって、コンピュータに、エンジンロールを推定または検出するエンジンロール算出工程と、前記エンジンロール算出工程で推定または検出されたエンジンロールが小さくなるように、エンジントルクを制御するエンジントルク制御工程と、を実行させることを特徴とする。
また、本発明は、車両または車両に搭載される駆動源の振動を低減する振動抑制装置であって、横Gを検出するGセンサと、前記Gセンサで検出した横Gに基づいて、車両または駆動源のロールを算出し、算出した車両または駆動源のロールから操舵角に基づくロール成分を除去して、路面外乱による車両または駆動源のロールを算出するロール算出手段と、前記算出された路面外乱による車両または駆動源のロールを抑制する抑制トルクを前記駆動源に付与するトルク制御手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明にかかる振動抑制装置は、車両に搭載されるエンジンの振動を低減させる振動抑制装置であって、エンジンロールを推定または検出するエンジンロール算出手段と、前記エンジンロール算出手段で推定または検出されたエンジンロールが小さくなるように、エンジントルクを制御するエンジントルク制御手段と、を備えているので、エンジンロールに起因するエンジンの振動を低コストな構成で低減することが可能な振動抑制装置を提供することが可能になるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態に係る制振制御装置を搭載したFR式の車両を模式的に示した図である。 図2は、本発明に係る振動抑制装置を適用したエンジン制御装置の概略の機能構成を制御ブロック形式で表した図である。 図3は、エンジンロールを説明するためのエンジンのマウント構造を示す模式図である。 図4−1は、本実施の形態によるエンジンロール抑制制御を行わなかった場合(従来技術)のエンジンロール角およびエンジンマウント装置の荷重変化の実験結果の一例を示す図である。 図4−2は、本実施の形態によるエンジンロール抑制制御を行なった場合のエンジンロール角およびエンジンマウント装置の加重変化の実験結果を示す図である。 図5は、本発明の原理を説明するための図である。
以下に、この発明にかかる振動抑制装置、振動抑制方法、およびコンピュータが実行可能なプログラムの好適な実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施の形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものまたは実質的に同一のものが含まれる。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態に係る制振制御装置を搭載したFR式の車両を模式的に示した図である。同図において、左右前輪12FL、12FRと、左右後輪12RL、12RRを有し、後輪駆動車である車両10には、通常の態様にて、運転者によるアクセルペダルの踏み込みに応じて後輪に駆動力又は駆動トルクを発生する駆動装置20が搭載される。駆動装置20は、同図に示す例では、駆動トルク又は回転駆動力がエンジン21からトルクコンバータ22、自動変速機23、差動歯車装置24等を介して、左右後輪12RL、12RRへ伝達されるように構成されている。エンジン21は、エンジンマウント装置30により縦置きで車両10に取り付けられている。なお、駆動装置20は、エンジン21に代えて電動機が用いられる電気式、又は、エンジンと電動機との双方を有するハイブリット式の駆動装置を用いてもよい。また、車両は、四輪駆動車であってもよい。
また、車両10には、簡単のために図示していないが、前輪又は前後輪の操舵角を制御するためのステアリング装置、ブレーキペダルの踏み力に応じて各輪に駆動力を発生する制動系装置等が設けられている。
駆動装置20の作動制御等の車両の各部の作動制御は、電子制御装置50により制御される。電子制御装置50は、通常の形式の、双方向コモン・バスにより相互に連結されたCPU、ROM、RAM及び入出力ポート装置を有するマイクロコンピュータ及び駆動回路を備えている。電子制御装置50は、エンジン21の作動を制御するエンジン制御装置51、自動変速機23およびトルクコンバータ22の作動を制御するECT(Electoronic Controlled Transmission)制御装置52、ABS、AVS、ESC、およびステアリング操作等を統合的に最適制御して車両挙動を安定かつ効率的に制御するVDIM(Vehicle Dynamics Integrated Management)装置53、および車両のがた揺れを防止するためのアンチジャーク装置54、レーダ装置から取得した各ターゲット情報に基づいて、自動走行制御を行うACC(Adaptive Cruise Control System)装置55等の公知の車両の電子制御装置に装備される各種の制御装置を備えている。各種の制御装置の構成および作動は、車両の運転中、電子制御装置50内のCPU等の処理作動において実現される。
電子制御装置50には、車両10に取り付けられたGセンサ41からの横G、前後Gや、ステアリング装置に取り付けられた操舵角センサ42からの操舵角Stが入力される。また、電子制御装置50には、図示しない各種センサ類から、エンジン回転数Ne、車速V、アクセル開度、ギヤ比n、油温、吸入空気量、および吸入空気温度等の車両制御に必要な各種車両情報が入力される。
図2は、本発明に係る振動抑制装置を適用したエンジン制御装置51の概略の機能構成を制御ブロック形式で表した図である。図3は、エンジンロールを説明するためのエンジン21のマウント構造を示す模式図である。図2および図3を参照して、エンジン制御装置51の構成および動作を詳細に説明する。
図2に示すエンジン制御装置51は、CPUがプログラムを実行することにより、図2に示す各部の機能を実現し、エンジンロール算出手段およびエンジントルク制御手段として機能する。エンジン制御装置51は、旋回横G、路面外乱、およびエンジン出力変動により発生するエンジンロールに応じて、エンジントルクを調整してエンジンロールを抑制することにより、エンジン振動を低減している。
図2において、エンジン制御装置51は、主として、操舵角Stに基づいて横Gを推定し、推定した横Gに基づいて、旋回横Gによるエンジンロールを推定する第1のエンジンロール推定部101と、Gセンサ41で検出した横Gに基づいてエンジンロールを推定
する第2のエンジンロール推定部102と、第2のエンジンロール推定部102で推定したエンジンロールから第1のエンジンロール推定部101で推定した旋回横Gによるエンジンロールを減じて路面外乱によるエンジンロールを算出する加算器104と、旋回横Gによるエンジンロールに第1の制御ゲインを乗じる第1の制御ゲイン演算部105と、路面外乱によるエンジンロールに第2の制御ゲインを乗じる第2の制御ゲイン演算部106と、第1の制御ゲインが乗じられた旋回横Gによるエンジンロールと、第2の制御ゲインが乗じられた路面外乱によるエンジンロールを加算する加算器107と、加算器107で加算されたエンジンロールに基づいて、エンジンロールを低減させるためのエンジンロール抑制トルクTerを算出するエンジンロール抑制トルク算出部109と、目標エンジントルクにエンジンロール抑制トルクTerを加算して、目標エンジントルクを補正する加算器115と、補正された目標エンジントルクになるようにエンジン21を制御する制御指令決定部118とで構成されている。
図3および下式(1)〜(7)において、ωはエンジンの回転角、Iνは車両のイナーシャ、θは車両ロール角、θ’は車両ロール角速度、θ’’は車両ロール角加速度、Kvは車両のロール剛性、Cvは車両のロールダンピング、Iegはエンジンイナーシャ(エンジンのロール中心回り)、φはエンジンロール角、φ’はエンジンロール角速度、φ’’はエンジンロール角加速度、Kegはエンジンのロール剛性(サス制御状態で切り替わる定数)、Cegはエンジンのロールダンピング(サス制御状態で切り替わる定数)、Ieg2はエンジンイナーシャ(エンジンの回転中心回り)、Terはエンジンロール抑制トルク、M1はエンジンマウント装置のバネモデル、S1はサスペンションのバネモデル、lはエンジン重心とM1の支点との距離、Lは車両重心とS1の支点との距離、hはエンジン重心とエンジンロール中心との距離、Hは車両重心と車両ロール中心との距離をそれぞれ示している。本実施の形態では、エンジンロールと逆位相のエンジントルク抑制トルクTerをエンジン21に加えることで、エンジンロールを低減する。
図2を参照して、エンジン制御装置51のエンジンロール抑制制御を説明する。エンジン制御装置51では、エンジンロール角φおよび/またはエンジンロール角速度φ’に基づいて、エンジンロール抑制トルクTerを算出することができるが、以下の説明では、簡単のため、主として、エンジンロール角φに基づいてエンジンロール抑制トルクTerを算出する場合について説明する。
第2のエンジンロール推定部102は、下式(1)、(2)を使用して、Gセンサ41から入力される横Gに基づいて、エンジンロール角φ1を推定して、エンジンロール角φ1を加算器104に出力する。
Gセンサ41の値をGy1,車両に発生する横Gに対応して発生する、エンジンロール角をφ1、および車両ロール角をθ1とすると、横Gによる車両のロール方向の運動方程式は下式(1)、横Gによるエンジンロール方向の運動方程式は、下式(2)のように表すことができる。
Figure 2011089474
第1のエンジンロール推定部101は、下式(3)、(4)、(5)を使用して、操舵角センサ42から入力される操舵角Stおよび車速Vに基づいて、旋回横Gによるエンジンロール角φ2を推定して、第2の補正ゲイン演算部105および位相補償フィルタ103に出力する。
車速をV、ステアリングの操舵角をSt、ステアリングのギヤ比をn,ホィールベースをL、スタビリティファクタをKhとし、ステアリング入力に対する横GをGy2とすると、ステアリング入力からの横Gは、下式(3)を使用して推定することができる。
また、ステアリング入力による横Gによる車両のロール方向の運動方程式は下式(4)、ステアリング入力による横Gによるエンジンのロール方向の運動方程式は下式(5)のように表すことができる。
Figure 2011089474
このように、操舵角Stと車速Vから推定した横Gからエンジンロール角φ2を演算することで、旋回横Gによるエンジンロールのみを抽出できる。
上記式(1)、(4)において、車両特性変化に適応するために、AVS/アクスタなどサスペンションシステムの特性に応じて、車両のロール角度の特性が変化し、その結果、旋回横Gによるエンジンロールと、路面外乱によるエンジンロールの特性も変化するため、車両のロール剛性Kv、車両のロールダンピングCvを乗算する項があり、エンジンロール角推定演算を変更している。なお、上記式(1)、(4)において、アクティブサスとしない場合は、車両のロール剛性Kv、車両のロールダンピングCvは定数となる。
位相補償フィルタ103は、第1のエンジンロール推定部101から出力される路面外乱によるエンジンロール角φ1と、第2のエンジンロール推定部102から出力されるエンジンロール角φ2との位相を同位相とするために、車速Vに基づいて、旋回横Gによるエンジンロール角φ2の位相を調整して加算器104に出力する。
加算器104は、エンジンロール角φ1から位相補償フィルタ103で位相補償された旋回横Gによるエンジンロール角φ2を減じた値(補正した値)を、路面外乱によるエンジンロール角φ3として、第2の補正ゲイン演算部106に出力する。補正した路面外乱によるエンジンおよび車両のロール角は、下式(6)のように表すことができる。
Figure 2011089474
このように、Gセンサ41で検出した横Gから推定されるエンジンロールは、路面外乱によるエンジンロールと旋回横Gによるエンジンロールの和であるので、路面外乱によるエンジンロールは、横Gから推定したエンジンロールから、旋回横Gによるエンジンロールを減ずることで推定することができる。
第1の補正ゲイン演算部105は、旋回横Gによるエンジンロール角φ2に対して、車速に基づいた第1の制御ゲインを乗算して加算器105に出力する。例えば、第1の補正ゲイン演算部105は、車速を変数とする第1の制御ゲインのマップを備え、車速の現在値に基づいて第1の制御ゲインを設定することができる。この旋回横Gによるエンジンロールの第1の制御ゲインは、路面外乱によるエンジンロールの第2の制御ゲインよりも大きく設定して、操安性とドライバビリティを両立させる。
第2の補正ゲイン演算部106は、路面外乱によるエンジンロール角φ3に対して、車速に基づいた第2の制御ゲインを乗算して加算器107に出力する。例えば、第2の補正ゲイン演算部106は、車速Vを変数とする第2の制御ゲインのマップを備え、車速Vの現在値に基づいて第2の制御ゲインを設定することができる。この路面外乱によるエンジンロールの第2の制御ゲインは、旋回横Gによるエンジンロールの第1の制御ゲインよりも小さく設定する。
なお、カント路面・バンク路面では、操舵角Stから推定する横Gと実際の横Gがずれるため、旋回横Gによるエンジンロールの精度が悪化する。そのため、このような状況では第1の制御ゲインを小さくすることにしてもよい。
また、ESC作動時等の車両安定制御を行っている場合には、旋回横Gによるエンジンロールの算出精度が悪化するため、第1の制御ゲインを小さくする。具体的には、ドリフト量に応じて、第1の制御ゲインを小さくすることにしてもよい。
また、低速時は、エンジン21のロール運動が操安性へ影響する寄与度が小さく、さらに、本エンジンロール抑制制御による加減速時の違和感を、乗員が感じやすいので、車速に応じて第1、第2の制御ゲインを切り替え、低速の場合は、高速の場合に比して、第1、第2の制御ゲインを小さくすることにしてもよい。
加算器107は、第1の制御ゲインが乗算された旋回横Gによるエンジンロール角φ1と、第2の制御ゲインが乗算された路面外乱によるエンジンロール角φ3とを加算して、エンジンロール角φとして、エア系遅れ補償部108に出力する。
エア系遅れ補償部108は、エンジン21のエア系によるエンジントルクの遅れを補償するために、加算器107から入力されるエンジンロール角φに対して、エンジン回転速度Neに基づいてエア系遅れ補償を行って、エンジンロール抑制トルク算出部109に出力する。これは、エンジン回転速度Neによって、エンジントルクの実現応答特性が異なるので、その時定数を調整するためのである。
エンジンロール抑制トルク算出部109は、下式(7)を使用して、エンジンロール角φに基づき、エンジンロール抑制トルクTerを算出して、加算器115に出力する。
エンジントルク抑制トルクTerとエンジン21のロール方向の運動方程式は、下式(7)により表すことができる。
Figure 2011089474
上記式(7)では、エンジンロール角φに応じたエンジンロール抑制トルクTerが算出され、エンジンロール抑制トルクTerは、エンジンロール角φの変位に追従して、エンジンロール角φを小さくする方向に変化する。
なお、ロックアップの有無とギヤ段で、エンジントルクとエンジンロール角速度の伝達ゲインが異なるので、そのモデルを切り替えることにしてもよい。
エンジンロール抑制制御を実施した場合には、車両を過減速させたいという目的によらずエンジントルクが調整されるため、ドライバが、加減速度が変化して違和感を感じることを低減するために、エンジンロール角φからではなく、エンジンロール角速度φ’からエンジンロール抑制用トルクTerを演算することにしてもよい。これにより、エンジンロール抑制トルクTerの総量を小さくすることができ、ドライバが違和感を減じることを低減することが可能となる。また、エンジンロール角速度φ’とエンジンロール角φの両者に基づいて、エンジンロール抑制トルクTerを算出することにしてもよい。
また、自動変速機23のロックアップの有無とギヤ段でエンジンロール角速度φ’の伝達ゲインが異なるので、モデルを切り替えることにしてもよい。
一方、目標駆動力算出部110は、アクセル開度および車速等に基づいて、目標駆動力を算出して、第1の駆動力調停部111に出力する。第1の駆動力調停部111は、ACC装置55からのACC要求に基づいて、目標駆動力を調整して、調整した目標駆動力を第2の駆動力調停部112に出力する。
第2の駆動力調停部112は、VDIM装置53からのVDIM要求に基づいて、目標駆動力を調整して、調整した目標駆動力をノッチフィルタ部113に出力する。
ノッチフィルタ部113は、入力される目標駆動力に対して、エンジンロールの共振周波数付近の帯域成分をノッチして(減衰させて)、エンジントルク変換部114に出力する。加減速時のエンジンロールは、横Gなどからは推定できないので、目標駆動力のエンジンロール共振周波数付近の帯域の成分を減衰させて、加減速時のエンジンロールを抑制している。
エンジントルク変換部114は、入力される目標駆動力を、ギヤ比nに応じた目標エンジントルクTeに変換して加算器115に出力する。
加算器115は、目標エンジントルクTeに、エンジンロール抑制トルクTerを加算することにより補正して、補正した目標エンジントルクを第1のエンジントルク調停部116に出力する。このように、目標エンジントルクTeに、エンジンロール抑制トルクTerが加算されて補正されることにより、旋回横G、路面外乱、エンジン出力変動により発生するエンジンロールを抑制するように目標エンジントルクTeが補正され、エンジン21の駆動出力が調整されることになる。
第1のエンジントルク調停部116は、アンチジャーク装置54からのアンチジャーク要求に基づいて、目標エンジントルクTeを調停する。第2のエンジントルク調停部117は、ECT装置52からのECT要求に基づいて、目標エンジントルクTeを調停した後、制御指令決定部118に出力する。
制御指令決定部118は、目標エンジントルクTeになるように、そのときのエンジン回転数Ne及び/又はエンジン温度等を参照して、予め実験的に又は理論的に定められたマップを用いてエンジン21のスロットル開度等を制御する。
なお、上記実施の形態では、エンジンロールを推定することとしたが、ロールセンサを搭載して検出する構成としてもよい。
なお、FC時は、エンジントルクの微少トルク調整ができず、具体的には、負の調整トルクが実現できず、また、ISC開度以下の正の調整トルクの実現もできない。このため、FC時は、オルタネータを使用して、エンジントルクを調整する。ただし、バッテリ状態により、オルタネータを制御するとバッテリオーバーフローまたはバッテリが枯渇する可能性があるときは、第1,第2の補正ゲイン演算部105,106の制御ゲインを小さくする(例えば、正側のトルク調整のみ実行可能で、負側の制御を実行できない場合、負側の制御だけを禁止すると、違和感が生じてしまうため、制御ゲインを下げることで対応する。)。
図4−1は、本実施の形態によるエンジンロール抑制制御を行わなかった場合(従来技術)のエンジンロール角およびエンジンマウント装置の荷重変化の実験結果の一例を示す図である。同図において、(a)は、エンジンロール角度および車体ロール角度の推移、(b)はエンジンマウント装置の荷重Gの推移を示している。図4−2は、本実施の形態によるエンジンロール抑制制御を行なった場合のエンジンロール角およびエンジンマウント装置の加重変化の実験結果を示す図である。同図において、(a)は、エンジンロール角度および車体ロール角度の推移、(b)はエンジンマウント装置の荷重Gの推移、(c)はエンジンロール抑制制御の制御量(エンジンロール抑制トルク)を示している。
図4−1(a)および図4−2(a)に示すように、エンジンロール抑制制御を行なった場合には、エンジンロール抑制制御を行なわない場合に比して、旋回横G、路面外乱、およびエンジン出力変動により発生するエンジンロール角が減少しており、車両ロール角と同様な変化となるように制御されている。このため、図4−1(b)および図4−2(b)に示すように、エンジンロール抑制制御を行なった場合には、エンジンロール抑制制御を行なわない場合に比して、エンジンマウント荷重の変動が大幅に減少しており、本実施の形態によるエンジンロール抑制制御は、エンジン振動を低減させる上で有用であることが確認された。
以上説明したように、上記実施の形態のエンジン制御装置51によれば、エンジンロールを推定または検出し、推定または検出されたエンジンロールが小さくなるように、エンジントルクを制御することとしたので、エンジンマウント装置でエンジンロールを低減させる方法に比して、エンジンロールに起因するエンジンの振動を低コストな構成で低減することが可能となる。
また、操舵角に基づいて横Gを推定し、当該推定した横Gに基づいて、旋回横Gによるエンジンロールを推定することとしたので、ロールセンサを搭載することなく、低コストな構成で高精度に旋回横Gによるエンジンロールを推定することが可能となる。
また、横Gセンサで検出した横Gに基づいてエンジンロールを推定し、当該横Gに基づいて推定したエンジンロールから旋回横Gによるエンジンロールを減じて、路面外乱によるエンジンロールを推定することとしたので、ロールセンサを搭載することなく、低コストな構成で高精度に路面外乱によるエンジンロールを推定することが可能となる。
また、推定または検出されたエンジンロール角速度に基づいて、エンジンロール抑制トルクTerを算出し、算出したエンジンロール抑制トルクTerでエンジントルクを補正することとしたので、エンジンロール抑制トルクTerの総量を小さくすることができ、ドライバが違和感を減じることを低減することが可能となる。
また、旋回横Gによるエンジンロールに第1の制御ゲインを乗じた値と、路面外乱によるエンジンロールに第2の制御ゲインを乗じた値とを加算し、加算した値に基づいて、エンジンロール抑制トルクを算出し、第1の制御ゲインの値を第2の制御ゲインの値より大きくすることとしたので、操安性とドライバビリティの悪影響を両立させることが可能となる。
また、ECV等の車両安定化制御を実行している場合には、エンジンロール抑制トルクを小さくすることとしたので、車両安定化制御時に乗員に違和感を与えることを防止することが可能となる。
また、車速が低速の場合は、高速の場合に比して、エンジン抑制トルクを小さくすることとしたので、低速時に乗員に違和感を与えることを防止することが可能となる。
図5は、本発明の原理図を示している。上記実施の形態では、エンジンロールを抑制する場合を例示して説明したが本発明はこれに限られるものではなく、ロール発生方向と同方向または逆方向に回転する回転体を備えた他の駆動源(例えば、モータ等)にも適用可能である。
図5において、車両10に搭載された駆動源200は、ロール発生方向と同方向または逆方向に回転する回転体201を備えている。回転体201にロールを抑制する抑制トルク(ロールと逆位相のトルク)を加えることで、ロールを低減して、ロールに伴う振動を低減することができる。例えば、Gセンサ41で横Gを検出し、検出した横Gに基づいて、車両10または駆動源200のロールを算出し、算出した車両10または駆動源200のロールから操舵角Stに基づくロール成分を除去して、路面外乱による車両または駆動源のロールを算出し、路面外乱による車両または駆動源のロールを抑制する抑制トルクを駆動源200に付与することにしてもよい。
以上のように、本発明にかかる振動抑制装置、振動抑制方法、およびコンピュータが実行可能なプログラムは、車両に搭載されるエンジン等の駆動源の振動を低減させるのに有用である。
10 車両
20 駆動装置
21 エンジン
22 トルクコンバータ
23 自動変速機
24 差動歯車装置
30 エンジンマウント装置
41 Gセンサ
42 操舵角センサ
50 電子制御装置
51 エンジン制御装置
52 ECT(Electronic Controlled Transmission)制御装置
53 VDIM(Vehicle Dynamics Integrated Management)装置
54 アンチジャーク装置
55 ACC(Adaptive Cruise Control System)装置
101 第1のエンジンロール推定部
102 第2のエンジンロール推定部
103 位相補償フィルタ
104、107、115 加算器
105 第1の補正ゲイン演算部
106 第2の補正ゲイン演算部
108 エア系遅れ補償部
109 エンジンロール抑制トルク算出部
110 目標駆動力算出部
111 第1の駆動力調停部
112 第2の駆動力調停部
113 ノッチフィルタ部
114 エンジントルク変換部
116 第1のエンジントルク調停部
117 第2のエンジントルク調停部
118 制御指令決定部

Claims (11)

  1. 車両に搭載されるエンジンの振動を低減させる振動抑制装置であって、
    エンジンロールを推定または検出するエンジンロール算出手段と、
    前記エンジンロール算出手段で推定または検出されたエンジンロールが小さくなるように、エンジントルクを制御するエンジントルク制御手段と、
    を備えたことを特徴とする振動抑制装置。
  2. 前記エンジンロール算出手段は、操舵角に基づいて横Gを推定し、当該推定した横Gに基づいて、旋回横Gによるエンジンロールを推定することを特徴とする請求項1に記載の振動抑制装置。
  3. 前記エンジンロール算出手段は、
    操舵角に基づいて横Gを推定し、当該推定した横Gに基づいて、旋回横Gによるエンジンロールを推定する第1のエンジンロール推定手段と、
    横Gセンサで検出した横Gに基づいてエンジンロールを推定し、当該横Gに基づいて推定したエンジンロールから前記第1のエンジンロール推定手段で推定した、旋回横Gによるエンジンロールを減じて、路面外乱によるエンジンロールを推定する第2のエンジンロール推定手段と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の振動抑制装置。
  4. 前記エンジントルク制御手段は、エンジンロール算出手段で推定または検出されたエンジンロール角速度に基づいて、エンジンロール抑制トルクを算出し、算出したエンジンロール抑制トルクで前記エンジントルクを補正することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の振動抑制装置。
  5. 前記エンジントルク制御手段は、エンジンロール算出手段で推定または検出されたエンジンロール角速度およびエンジンロール角に基づいて、エンジンロール抑制トルクを算出し、算出したエンジンロール抑制トルクで前記エンジントルクを補正することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の振動抑制装置。
  6. 前記エンジントルク制御手段は、
    前記旋回横Gによるエンジンロールに第1の制御ゲインを乗じた値と、路面外乱によるエンジンロールに第2の制御ゲインを乗じた値とを加算し、加算した値に基づいて、エンジンロール抑制トルクを算出し、前記第1の制御ゲインの値を前記第2の制御ゲインの値より大きくしたことを特徴とする請求項3に記載の振動抑制装置。
  7. 前記エンジントルク制御手段は、車両安定化制御を実行している場合には、エンジンロール抑制トルクを小さくすることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の振動抑制装置。
  8. 前記エンジントルク抑制手段は、車速が低速の場合は、高速の場合に比して、エンジン抑制トルクを小さくすることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の振動抑制装置。
  9. 車両に搭載されるエンジンの振動を低減させる振動抑制方法であって、
    エンジンロールを推定または検出するエンジンロール算出工程と、
    前記エンジンロール算出工程で推定または検出されたエンジンロールが小さくなるように、エンジントルクを制御するエンジントルク制御工程と、
    を含むことを特徴とする振動抑制方法。
  10. 車両に搭載されるエンジンの振動を低減させる振動抑制装置に搭載されるプログラム
    であって、
    コンピュータに、
    エンジンロールを推定または検出するエンジンロール算出工程と、
    前記エンジンロール算出工程で推定または検出されたエンジンロールが小さくなるように、エンジントルクを制御するエンジントルク制御工程と、
    を実行させることを特徴とするコンピュータが実行可能なプログラム。
  11. 車両または車両に搭載される駆動源の振動を低減する振動抑制装置であって、
    横Gを検出するGセンサと、
    前記Gセンサで検出した横Gに基づいて、車両または駆動源のロールを算出し、算出した車両または駆動源のロールから操舵角に基づくロール成分を除去して、路面外乱による車両または駆動源のロールを算出するロール算出手段と、
    前記算出された路面外乱による車両または駆動源のロールを抑制する抑制トルクを前記駆動源に付与するトルク制御手段と、
    を備えたことを特徴とする振動抑制装置。
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