JP2011088712A - 動く歩道の清掃装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】清掃作業の自動化による作業効率の向上と利用者への利便性を向上させる動く歩道の清掃装置を提供する。
【解決手段】パレット30を連結して成る動く歩道の清掃装置であって、パレット30の枠線に清掃材20を押し付けながら、動く歩道のパレット30を進行方向又は後退方向に駆動させる。
【選択図】図1
【解決手段】パレット30を連結して成る動く歩道の清掃装置であって、パレット30の枠線に清掃材20を押し付けながら、動く歩道のパレット30を進行方向又は後退方向に駆動させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、動く歩道の清掃装置に関し、特に、動く歩道のパレットと端部の枠線の清掃装置に関する。
動く歩道は、エスカレータと同様に、人や物品を運ぶのに用いられる搬送装置である。動く歩道では、一連のステップやパレット(踏板部)が平坦で直線的な走行路を形成している。
従来、動く歩道のパレット構造としては、パレットの表面部品を交換可能にした構造が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
動く歩道は、乗客の利用あるいは周囲の塵埃等によって、定期的な清掃が欠かせない。そこで、動く歩道又はエスカレータの踏板部の清掃を自動的に行う清掃装置や清掃方法が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
動く歩道では、歩道を駆動させるチェーン等の機械部品の潤滑油がパレット端部を通じて乗車面の枠線(デマケーションライン)にまで出てきてしまうことがある。パレット乗車面に発生した汚れは、動く歩道利用者の衣服の裾などを汚してしまう可能性があるので、清掃が必要である。
特許文献2で開示されている清掃装置は、パレットの主表面の清掃に係るもので、デマケーションラインの清掃には対応していない。
潤滑油によるデマケーションラインの汚れを手作業で清掃する場合、動く歩道の機長にも左右されるが、例えば機長60mの動く歩道では、往路・帰路側のパレット全数を清掃するとした場合120mとかなり長い面積を清掃しなければならない。手作業による拭き取り清掃では膨大な時間が必要とされる。
そこで、本発明は、上記した問題に鑑みてなされたもので、清掃作業の自動化による作業効率の向上と利用者への利便性を向上させる清掃装置を提供する。
そこで、本発明は、上記した問題に鑑みてなされたもので、清掃作業の自動化による作業効率の向上と利用者への利便性を向上させる清掃装置を提供する。
本発明の一態様によれば、パレットを連結して成る動く歩道の清掃装置であって、前記パレットの枠線に清掃材を押し付けながら、前記動く歩道のパレットを進行方向又は後退方向に駆動させる手段を備えたことを特徴とする動く歩道の清掃装置が提供される。
また、本発明の別の一態様によれば、前記清掃装置本体の取り付けは、前記動く歩道のアングル部材に取り付け及び取り外しが可能であることを特徴とする動く歩道の清掃装置が提供される。
また、本発明の別の一態様によれば、前記清掃材は、前記清掃装置本体に対して、鉛直線方向にスライド可能に取り付けられていることを特徴とする動く歩道の清掃装置が提供される。
本発明によれば、清掃作業の自動化による作業効率の向上と利用者への利便性を向上させることができる。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。尚、各図において同一箇所については同一の符号を付すとともに、重複した説明は省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る清掃装置の上面図であり、図2は本発明の実施形態に係る清掃装置の正面図である。
清掃装置100は、動く歩道のパレットの端部に設けられている黄色注意襟色(以下、デマケーションラインという)の汚れを清掃するもので、パレット30のデマケーションライン上に清掃材20を押し付けておき、動く歩道を駆動させることにより、デマケーションラインを自動的に清掃するものである。清掃装置100は、例えば900mm程度の長尺状の主体部10と、主体部10を動く歩道に取り付けるための取り付け部11と、清掃材20を主体部10に固定させるための固定部12と、清掃材20をパレット30のデマケーションライン上に押し付けるための押し当て部13と、清掃材20の滑りを防止する滑り防止機構14から構成されている。主体部10は、例えばアルミダイキャストや、鋼板で製作することができる。取り付け部11、固定部12は主体部10と一体的に形成することが好適である。
図3は、清掃装置100の取り付け部11の構造を示す略断面図である。取り付け部11は、主体部10を動く歩道のスカートガードパネルへの取り付ける際に使用される。例えば、スカートガードパネルのアングル部40に皿ビス15と蝶ナット16を使用して取り付ける。取り付け部11は、主体部10の長手方向に2箇所設けることが好適である。
図4は、清掃装置100の押し当て部13の構造を示す略断面図である。押し当て部13は、清掃材20をパレット30のデマケーションライン上に押し付けるため、押し付け板17と押し当てスプリング18から構成されている。図4に示すように、押し付け板17とパレット30間に清掃材20を介挿させ、押し当てスプリング18を圧縮させて、押し付け板17を清掃材20に押し当てる。清掃材20を安定させるために、図4に示すように、側面から支持するのが好適である。
図5は、清掃装置100の固定部12の構造を示す略断面図である。図5に示すように、清掃材20を主体部10に固定するために、左右の固定金具19によって清掃材20を挟み込みこんで、主体部10に固定する。
清掃材20は、歩道を駆動させるチェーン等の機械部品の潤滑油がパレット端部を通じて滲み出てくるので、油を吸着する材料が好ましい。例えば、カクイ株式会社製の油吸着材(型式:FGU-5090、FGU-905)が好適である。植物系素材の油吸着材で合繊系素材の油吸着材に比べてCO2の発生が少なく、より環境へ配慮したものである。1gあたりの油吸着量が30gと、合繊系のおよそ3倍の油吸着性能となっている。
清掃材20のパレットとの接触面が汚れてきた場合、汚れていない面部分に清掃材20をスライドして使用することができる。清掃材20をスライドさせる際は、清掃材20を斜め上方向に適度な力で引くことで左右の固定金具19に取り付いたスプリングのバネが緩み、清掃材20をスライドさせることができる。
図6は、滑り防止機構14の構造を示す略断面図である。動く歩道を駆動させると、パレット30は歩道の前後方向に移動する。パレット30の移動に伴い、パレット30に押し当てる清掃材20がずれてしまうことを防止する必要がある。そこで、図6に示すように、滑り止めゴム21を清掃材20と押し付け板17との間に介挿させる。滑り止めゴム21は、清掃装置100側面からは連続した略三角形の形状に成形するのが好適である。これは、即ち、パレット30の前後方向に対する摩擦力については清掃材20がずれないように大きな摩擦力が作用するが、清掃材20をスライドする際の上下方向の力に対しては小さな摩擦力となるからである。
上記したように、本実施形態によれば、清掃装置の構造を、動く歩道のスカートガードパネルの取り付け箇所を利用して容易に取り付けが可能な構造としているので、動く歩道の駆動に伴い、パレットを効率的に清掃することができる。また、清掃材の取り付けはずれが抑制されているので、パレットの清掃が確実に行える。
なお、本発明は上記の実施形態のそのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記の実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
10…主体部、11…取り付け部、12…固定部、13…押し当て部、14…滑り防止機構、15…皿ビス、16…蝶ナット、17…押し付け板、18…押し当てスプリング、19…固定金具、20…清掃材、21・・・滑り止めゴム、30…パレット、100…清掃装置。
Claims (7)
- パレットを連結して成る動く歩道の清掃装置であって、
前記パレットの枠線に清掃材を押し付けながら、前記動く歩道のパレットを進行方向又は後退方向に駆動させる手段を備えたことを特徴とする動く歩道の清掃装置。 - 前記清掃装置本体の取り付けは、前記動く歩道のアングル部材に取り付け及び取り外しが可能であることを特徴とする請求項1記載の動く歩道の清掃装置。
- 前記清掃材は、油吸着材であることを特徴とする請求項1記載の動く歩道の清掃装置。
- 前記清掃材は、圧縮バネを介して前記パレットの黄色注意襟色に押し付けられていることを特徴とする請求項1に記載の動く歩道の清掃装置。
- 前記清掃材は、前記清掃装置本体に対して、鉛直線方向にスライド可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1項に記載の動く歩道の清掃装置。
- 前記清掃材は、前記パレットの移動方向に対する滑り止め構造を備えることを特徴とする請求項1項に記載の動く歩道の清掃装置。
- 前記滑り止め構造は、滑り止めゴムを用いることを特徴とする請求項6記載の動く歩道の清掃装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009243163A JP2011088712A (ja) | 2009-10-22 | 2009-10-22 | 動く歩道の清掃装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009243163A JP2011088712A (ja) | 2009-10-22 | 2009-10-22 | 動く歩道の清掃装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2011088712A true JP2011088712A (ja) | 2011-05-06 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2009243163A Pending JP2011088712A (ja) | 2009-10-22 | 2009-10-22 | 動く歩道の清掃装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2011088712A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017088313A (ja) * | 2015-11-10 | 2017-05-25 | 東芝エレベータ株式会社 | 乗客コンベアの清掃装置及びそれを用いた乗客コンベア |
CN112299219A (zh) * | 2020-12-12 | 2021-02-02 | 博仕通电梯有限公司 | 一种电梯底部裙板结构 |
-
2009
- 2009-10-22 JP JP2009243163A patent/JP2011088712A/ja active Pending
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JP2017088313A (ja) * | 2015-11-10 | 2017-05-25 | 東芝エレベータ株式会社 | 乗客コンベアの清掃装置及びそれを用いた乗客コンベア |
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CN112299219B (zh) * | 2020-12-12 | 2023-07-25 | 博仕通电梯有限公司 | 一种电梯底部裙板结构 |
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