先ず、本実施例に係るパチンコ機1の概略構成について図1及び図2に基づき説明する。図1及び図2に示すように、パチンコ機1は、正面視矩形に形成される木製の外枠2に対して合成樹脂製の内枠3が、内枠取付用ヒンジを構成する上ヒンジ3A及び下ヒンジ3Bを介して、外枠2に対して該外枠2の開口を開閉自在に取り付けられている。そして、この内枠3のほぼ上半分の前側には、合成樹脂製の前面カバー部材4が左端縁部の上下を軸支されて開閉自在に取り付けられている。また、この前面カバー部材4のほぼ中央部には略円形の窓部5が開設され、この窓部5の外周縁部に形成されるガラス保持枠に装着された2枚のガラスを通して遊技盤41(図3参照)上の遊技領域42(図3参照)を見ることができるように構成されている。また、前面カバー部材4の窓部5の左上端縁部には、フルカラーの発光ダイオードが内蔵され、遊技中のエラーを表示するエラー表示電飾ランプ6を構成している。また、前面カバー部材4の正面視四隅には、スピーカ7が配置されている。また、前面カバー部材4の前面部分は、窓部5の周囲が不透明な合成樹脂製の前面部材4Aで覆われており、不図示のフルカラーの発光ダイオードが窓部5の外周部に沿って内蔵され、遊技中に光演出が行われる。
また、前面カバー部材4の右側端縁部には、内枠3及び前面カバー部材4を施錠する施錠装置(不図示)を操作するための鍵挿入部4Bが設けられている。前面カバー部材4を開くためには、この鍵挿入部4Bに所定のキーを挿入して所定方向に回せば、施錠装置のロック状態が解除されて、前面カバー部材4のみがオープンされる。また、この前面カバー部材4の下側には、賞球払出装置22を介して払い出される賞球を受ける上皿8が配設されている。また、この上皿8は、左端縁部の上下を軸支されて、前面カバー部材4を開放後、内側に設けられた不図示のレバーを下げることにより開放できるように取り付けられている。また、この上皿8の中央前面部には、不図示のカード式球貸機を操作する球貸操作部8Bが設けられ、各操作ボタン8C、8Dが配置されている。そして、その上皿8の下には、下皿9が配設される。また、この下皿9の上端面左方には演出表示等に使用可能な各スイッチボタン9A、9Bが配置されている。
また、上皿8に連通する不図示の球送り機構を介して上皿8のパチンコ球が操作ハンドル10によりパチンコ球の発射勢を調整される発射装置(不図示)へ送られるよう構成されている。この発射装置は、供給されるパチンコ球を連続的に叩打する発射ソレノイド(不図示)や発射勢装置として機能する発射制御基板ケース30内に配設される発射制御基板等から構成され、該発射制御基板は、操作ハンドル10の内部に取り付けられる可変抵抗器(不図示)を介して発射ソレノイドへの供給電力が調節され、パチンコ球の発射勢を強めたり、弱めたりすることが可能なように構成されている。これにより、遊技者が操作ハンドル10における回動操作部材10Aの回動量を調節することによって、該操作ハンドル10内に取り付けられた可変抵抗器の抵抗値が増減され、発射ソレノイドによるパチンコ球の発射勢の加減を適宜行うことができるように構成されている。また、外枠2の内枠3より下側部分の前面部を左右方向及び上下方向の各全幅に渡って覆うようにスピーカ筐体11が設けられている。また、内枠3を閉じた場合には、該内枠3の下端部は、その自重によってスピーカ筐体11の上端面部に当接している。また、このスピーカ筐体11の底面前端縁部には、左右方向全幅に渡って外枠2の下端面に対向する位置まで下方に突設されるリブ部(不図示)が設けられている。
また、この内枠3のほぼ中央部には、遊技盤41が着脱自在なように、鉄板等の金属製や合成樹脂製の機構盤18に取り付けられている。そして、この機構盤18の裏側には合成樹脂製の機構セット盤20が開閉自在に蝶番により取り付けられている。また、パチンコ機1の裏側最上段には、上方に開口した賞球タンク21が機構セット盤20に固定されている。賞球タンク21は、傾斜した底面に連通孔が形成され、その連通孔の下方にはパチンコ球を2列に整列流出し、賞球払出装置22にパチンコ球を送る通路を形成するタンクレール23が取り付けられている。また、賞球払出装置22内には、賞球案内部24内の賞球通路を通過するパチンコ球を確認する球有り検出スイッチ(不図示)やパチンコ球の払い出しを調節する払い出しステッピングモータ(不図示)が内装されている。そして、これら賞球タンク21、タンクレール23、賞球案内部24、賞球払出装置22等により賞球の払い出しシステムが構成されている。
また、タンクレール23の下側には液晶表示器(LCD)52(図3参照)等を制御する演出表示基板260(図4参照)が内蔵される演出表示基板ケース26が配設されている。また、演出表示基板ケース26の横側には普通役物等を駆動制御する役物駆動制御基板が内蔵される役物駆動制御基板ケース27が配設されている。また、演出表示基板ケース26の下側には、各スピーカ7、スピーカ筐体11に内蔵されるスピーカ、及びエラー表示電飾ランプ6等のフルカラーダイオード等を駆動制御するとともに、演出表示基板260による表示制御とスピーカ等に関する音制御との間に因果関係を持たせる制御を行うサブ統合制御基板280(図4参照)が内蔵されるサブ統合制御基板ケース28が配設されている。また、このサブ統合制御基板ケース28の下側には、パチンコ機1の遊技動作を制御する主制御基板290(図4参照)が内蔵される主制御基板ケース29が配設されている。そして、この主制御基板ケース29の遊技者側前面部には、操作ハンドル10の操作によって発射装置を駆動制御する発射制御基板が内蔵される発射制御基板ケース30が配設されている。また、主制御基板ケース29の横側には、賞球払出装置22を駆動制御する払出制御基板が内蔵される払出制御基板ケース31が配設されている。更に、この払出制御基板ケース31の下側には、AC24Vの供給電源からDC5VやDC12V等の各種駆動電源を生成して供給する電源基板が内蔵される電源基板ケース32が配設されている。
次に、遊技盤41上の遊技領域42の構成について図3に基づいて説明する。図3に示すように、この遊技領域42は、所定厚さの板材をなした遊技盤41上に入賞口などの各構造物が配設され、それを囲むように環状のレール43が立設されて構成されている。このレール43は、発射されたパチンコ球を遊技領域42内に案内する重複して形成した案内路44を構成し、右肩部にはレール43に沿って打ち込まれるパチンコ球の進行を制限するための段差部45を有する。遊技領域42のほぼ中央には、開口部が開設され、この開口部の前面側に特別図柄表示装置48が配設されている。この特別図柄表示装置48は、背面部に取り付けられる液晶表示器(LCD)52等から構成されている。この液晶表示器52には、左、中、右に上下方向に変動する3列の変動図柄が表示され、左下角部には、左右に2分割された普通図柄を表示する普通図柄表示部50が構成されている。
一方、特別図柄表示装置48の左側にはゲート54が配設されている。また、このゲート54にはパチンコ球の通過を検出するゲートスイッチ54A(図4参照)が備えられている。また、特別図柄表示装置48の左右の下角部の外側には、通常の風車55、56が設けられている。また、特別図柄表示装置48の直下には、始動口57が配設されている。この始動口57には、パチンコ球の入賞を検出する始動口スイッチ57A(図4参照)が設けられ、パチンコ球の入賞を検出することで液晶表示器52に表示されている3列の変動図柄の変動が開始する。そして、変動図柄が変動中に始動口57に入賞した場合には、後述のように入賞個数が4個まで主制御基板290(図4参照)に設けられるRAMに記憶されて変動図柄の変動確定回数として保留される。
また、ゲート54のパチンコ球の通過を検出することで普通図柄表示部50の普通図柄が変動する。そして、このゲート54にパチンコ球が入って、普通図柄表示部50の普通図柄が変動後、所定の表示態様で停止した場合(例えば、「11」、「77」のように揃った場合等)には、始動口57の上部に設けられるチューリップ式役物57Bが所定時間(本実施例では、約1秒間)開かれ、この始動口57にパチンコ球が入賞する確率が増加する。また、普通図柄が変動中にゲート54をパチンコ球が通過した場合には、後述のように通過個数が4個まで主制御基板290に設けられるRAMに記憶されて普通図柄の変動確定回数として保留される。
そして、始動口57の下側には、横幅が広い上方に開口する開閉扉59で前面部を覆われる大入賞口60が形成された特別入賞装置61が配設されている。また、この大入賞口60の左右両側には上方に開口する各入賞口62、63が配設されて遊技盤41裏面の不図示の賞球樋に連通され、この各入賞口62、63への入賞を検出する各入賞口スイッチ(不図示)が設けられている。また、各入賞口62、63の下側には、各電飾ランプ62A、63Aが内蔵されている。また、特別入賞装置61の直下にはレール43に沿ってアウト口65が開設されている。更に、レール43に囲まれたこのような遊技領域42には、前記各構成物とともに複数の釘が打設されてパチンコ球の複雑な流路を構成している。
次に、上記のように構成されたパチンコ機1の駆動制御に係る制御システムの構成について図4乃至図9に基づいて説明する。図4に示すように、パチンコ機1の駆動制御に係る制御システムは、主制御基板290、サブ統合制御基板280及び演出表示基板260等から構成されている。主制御基板290は、CPU291、ROM292、RAM293、及び及び入出力回路(I/O)294等から構成され、このCPU291、ROM292、RAM293、及び入出力回路294は、バス線により相互に接続されている。また、CPU291にはクロック回路295が接続されて所定のクロック信号が入力される。また、入出力回路294には、ゲートスイッチ54A、始動口スイッチ57A等が接続されている。また、この入出力回路294には、開閉扉59を開閉する開閉ソレノイド59A、及びチューリップ式役物57Bを開閉するソレノイド57Cが接続されている。
また、図5に示すように、主制御基板290のRAM293には、クロック回路295から入力されるクロック信号に基づいて0から359まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値359の次には最小値0に戻る)が格納される大当りカウンタ293Aが設けられている。この大当りカウンタ293Aのカウント値は、始動口スイッチ57Aからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値に基づき大当りかどうか判断される。ここでは、例えば、カウント値「7」が大当りに対応し、その他のカウント値はハズレとなる。ここでは、例えば、通常時は、カウント値「7」が大当りに対応し、いわゆる確率変動モード(確変獲得時)の場合には、カウント値「1、3、5、7」が大当りに対応しており、その他のカウント値は外れとなる。従って、非確変モード時の遊技状態の場合は、1/360の確率で大当りが発生し、確率変動の遊技状態の場合は、4/360の確率で大当りが発生する。尚、大当たりが抽選された場合には、液晶表示器52の表示画面内で左、中、右の3列の変動図柄が変動後、各特別図柄「1」、「2」、「3」、・・・、「7」、「8」のうちのいずれかが「111」、「222」、「333」、・・・、「777」、「888」と揃って確定停止して表示され、その後、後述のように大入賞口60が所定回数(例えば、15回である。)連続して開放可能となり、毎回29.5秒間又は29.5秒以内に該大入賞口60への入賞個数の合計が10個に達するまで開放され、遊技者に多くの賞球が払い出される(換言すれば遊技者に有利な状態である)いわゆる大当たり遊技を行うことができる(図15参照)。
また、RAM293には、クロック回路295から入力されるクロック信号に基づいて0から9まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値9の次には最小値0に戻る)が格納される普通図柄カウンタ293Bが設けられている。かかる普通図柄カウンタ293Bのカウント値は、各ゲートスイッチ54Aからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値に基づいて当りかどうか判断される。ここでは、例えば、カウント値が偶数の場合が当りに対応し、奇数の場合が外れに対応している。
ここで、普通図柄カウンタ293Bは、ゲート54(図3参照)をパチンコ球が通過した際に、パチンコ球の通過を検出するゲートスイッチからの信号が入力されたときに記憶されている数値をその時の「普通図柄カウント値」としてパラメータ記憶エリア293Kに記憶する。
また、液晶表示器52の図柄が変動中に始動口57に入賞した入賞個数が最大4個までカウントされる第1保留カウンタ293Cが設けられている。また、普通図柄表示部50の普通図柄が変動中にゲート54を通過した通過個数が最大4個までカウントされる第2保留カウンタ293Dが設けられている。
また、RAM293には、クロック回路295から出力されるクロック信号に基づいて0から142まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値142の次には最小値0に戻る)が格納されるリーチカウンタ293Eが設けられている。かかるリーチカウンタ293Eのカウント値は、始動口スイッチ57Aからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値に基づきリーチとなるかどうか判断される。ここでは、例えば、カウント値「0〜27」がリーチ後に外れとなるリーチハズレの場合に対応し、カウント値「28〜142」がリーチに至ることなく直ちにハズレとなる完全ハズレの場合に対応している。尚、リーチとは、左、中、右の3列の変動図柄が変動後、左列と右列との変動図柄が各特別図柄「1」、「2」、「3」、・・・、「8」のうちのいずれかで揃って停止し、中列の変動図柄が変動する状態をいう(例えば、「1↓1」、「2↓2」、・・・、「7↓7」等の状態である。)。また、左、中、右の3列の変動図柄のうち左列と右列に停止する特別図柄をリーチ図柄という。従って、リーチハズレとは、リーチの状態になった後、中列の変動図柄がリーチ図柄と異なる特別図柄で停止することをいう。また、完全ハズレとは、リーチとなることなく終わることをいう。
また、RAM293には、クロック回路295から出力されるクロック信号に基づいて0から7まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値7の次には最小値0に戻る)が格納される大当り特別図柄選択カウンタ293Fが設けられている。かかる大当り特別図柄選択カウンタ293Fのカウント値は、始動口スイッチ57Aからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値に基づきに左、中、右の3列の変動図柄が変動後、停止表示される大当たり図柄の組合せのパターンを特定する。例えば、カウント値「0」が大当たり図柄「111」、カウント値「1」が大当たり図柄「222」、カウント値「2」が大当たり図柄「333」、カウント値「3」が大当たり図柄「444」、カウント値「4」が大当たり図柄「555」、カウント値「5」が大当たり図柄「666」、カウント値「6」が大当たり図柄「777」、カウント値「7」が大当たり図柄「888」に対応している。尚、各大当たり図柄は、公知のように、一連の図柄変動を経た後に停止表示される図柄である。
また、RAM293には、クロック回路295から出力されるクロック信号に基づいて0から3まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値3の次には最小値0に戻る)が格納される普通図柄選択カウンタ293Gが設けられている。ここでは、例えば、カウント値「0」が普通図柄「11」、カウント値「1」が普通図柄「17」、カウント値「2」が普通図柄「71」、カウント値「3」が普通図柄「77」に対応している。尚、各普通図柄は、公知のように、一連の図柄変動を経た後に停止表示される図柄である。
ここで、普通図柄選択カウンタ293Gは、ゲート54(図3参照)をパチンコ球が通過した際に、パチンコ球の通過を検出するゲートスイッチからの信号が入力されたときに記憶されている数値をその時の「普通図柄選択カウント値」として後述のパラメータ記憶エリア293Kに記憶する。
また、RAM293には、クロック回路295から出力されるクロック信号に基づいて0から99まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値99の次には最小値0に戻る)が格納される変動パターン選択カウンタ293Hが設けられている。かかる変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値は、始動口スイッチ57Aからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られる。尚、変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値は、液晶表示器52の3列の変動図柄の変動が開始されるタイミングで読み取るように構成してもよい。また、この変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値に基づいて選択される変動パターンコマンドは、公知のように、各種の表示演出に基づき特別図柄表示装置48で一連の図柄変動を表示する変動パターンを特定したコマンドであり、本実施例においては、後述のように表示演出時間として完全ハズレの変動パターンでは、「10秒間」(図10参照)のものが設定されている。また、リーチハズレの変動パターンでは「20秒間」、「30秒間」(図10参照)の2種類のものが設定されている。更に、大当たり(通常大当たり及び確変大当たり)の変動パターンでは「32秒間」(図10参照)のものが設定されている。
また、RAM293には、クロック回路295から出力されるクロック信号に基づいて0から200まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値200の次には最小値0に戻る)が格納されるハズレ図柄選択カウンタ293Iが設けられている。かかるハズレ図柄選択カウンタ293Iのカウント値は、始動口スイッチ57Aからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られる。また、RAM293には、クロック回路295から出力されるクロック信号に基づいて0から143まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値143の次には最小値0に戻る)が格納されるリーチハズレ図柄選択カウンタ293Jが設けられている。かかるリーチハズレ図柄選択カウンタ293Jのカウント値は、始動口スイッチ57Aからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られる。
また、RAM293には、始動口スイッチ57Aからスイッチ信号が入力されたときの各カウンタ293A〜293Jのカウント値等が記憶されるパラメータ記憶エリア293Kが設けられている。尚、各カウンタ293A〜293Jの各カウント値及びパラメータ記憶エリア293Kは、起動時に「0」に初期化される。また、第1保留カウンタ293Cは、特別図柄が変動を開始する毎に1減算される。また、第2保留カウンタ293Dは、普通図柄が変動を開始する毎に1減算される。
また、図6に示すように、ROM292には、変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値に基づいて、変動パターンを決定する後述の変動パターン決定テーブル73(図10参照)が格納される変動パターン決定テーブル記憶エリア292Aが設けられている。
また、図4に示すように、サブ統合制御基板280には、CPU281、スピーカ7や電飾ランプ6等の駆動制御プログラム等を格納するROM282、主制御基板290からの各種制御信号を格納するRAM283、主制御基板290から送出される各種制御信号を受信する入出力回路284、スピーカ7を駆動制御する駆動回路71、エラー表示電飾ランプ6等を駆動制御する駆動回路72等が配設されている。そして、このCPU281、ROM282、RAM283、及び入出力回路284は、バス線により相互に接続されている。また、CPU281にはクロック回路285が接続されて所定のクロック信号が入力される。また、入出力回路284には、主制御基板290の入出力回路294が接続されている。また、この入出力回路284には、各駆動回路71、72が接続されている。
また、図7に示すように、サブ統合制御基板280のRAM283には、クロック回路285から入力されるクロック信号に基づいて0から99まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値99の次には最小値0に戻る)が格納される演出パターン選択カウンタ283Aが設けられている。かかる演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値は、主制御基板290から送信された変動パターンコマンドが入力されるタイミングで読み取られ(図16のS102)、その読み取られたカウント値は、パラメータ記憶エリア283Bに記憶される。
また、図8に示すように、サブ統合制御基板280のROM282には、後述の演出パターン選択テーブル74(図11参照)が格納される演出パターン選択テーブル記憶エリア282Aが設けられている。更に、ROM282には、後述の各演出パターンコマンド「演出0」、「演出1」、・・・・、「演出9」(図11、図12参照)の選択等の制御を行う為の後述のサブ制御プログラム(図16参照)が格納されている。
また、図4に示すように、演出表示基板260には、CPU261、表示制御プログラムや所要の表示データを格納するROM262、表示指令、表示情報、入出力信号等を格納するRAM263、サブ統合制御基板280から送出される各種制御信号を受信する入出力回路264、及びCPU261から送られた表示情報を受けて液晶表示器52に対して画像を加工して表示するVDP(Video
Display Processor)265等が配設されている。そして、このCPU261、ROM262、RAM263、入出力回路264、及びVDP265は、バス線により相互に接続されている。また、CPU261にはクロック回路266が接続されて所定のクロック信号が入力される。そして、CPU261は、サブ統合制御基板280から入力される表示パターン情報等の各種制御信号に基づいて、液晶表示器52に所定の演出表示を行う。
また、図9に示すように、ROM262には、後述の演出表示パターンテーブル75(図12参照)が格納される演出表示パターンテーブル記憶エリア262Aが設けられている。また、後述の各予告キャラクタ81A〜81I(図13、図14参照)が格納される予告キャラクタ記憶エリア262Bが設けられている。更に、ROM262には、後述の各演出パターンコマンド「演出0」、「演出1」、・・・・、「演出9」(図12参照)に対応する演出表示パターンの液晶表示器52の表示制御を行う為の後述のサブ制御プログラム(図17〜図19)が格納されている。
次に、主制御基板290のROM292の変動パターン決定テーブル記憶エリア292Aに記憶される変動パターン決定テーブル73について図10に基づいて説明する。図10は本実施例に係るパチンコ機1の主制御基板290のROM292の変動パターン決定テーブル記憶エリア292Aに記憶される変動パターン決定テーブルの一例を示す図である。図10に示すように、本実施例に係る変動パターン決定テーブル73は、大きく3つのパターン群により構成され、完全ハズレ変動パターン(変動パターンコマンド1)と、リーチハズレ変動パターン群(変動パターンコマンド11、変動パターンコマンド12)と、大当り変動パターン(変動パターンコマンド22)とから構成されている。そして、先ず、大当たりカウンタ293Aのカウント値によって「ハズレ」、「大当たり」(通常大当りか確変大当りかは不問)が判断される。次に、「ハズレ」の場合には、変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値に基づいて各変動パターンコマンド1、11、12のうちのいずれかが決定される。また、「大当たり」の場合には、変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値に基づいて、変動パターンコマンド22が決定される。尚、各変動パターンコマンド1〜22を決定する具体的な制御等に関しては後に説明する(図15参照)。
例えば、完全ハズレの変動パターンコマンド1は、大当りカウンタ293Aのカウント値より「ハズレ」と判断され、且つ変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値が「0〜89」の場合に決定される。また、リーチハズレの変動パターンコマンド11は、大当りカウンタ293Aのカウント値より「ハズレ」と判断され、且つ変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値が「90〜97」の場合に決定される。また、リーチハズレの変動パターンコマンド12は、大当りカウンタ293Aのカウント値より「ハズレ」と判断され、且つ変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値が「98〜99」の場合に決定される。また、大当たりの変動パターンコマンド22は、大当りカウンタ293Aのカウント値より「大当たり」と判断され、且つ変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値が「0〜99」の場合に決定される。
次に、サブ統合制御基板280のROM282の演出パターン選択テーブル記憶エリア282Aに記憶される演出パターン選択テーブル74の一例について図11に基づいて説明する。ここで、演出パターン選択テーブル74は、サブ統合制御基板280のCPU281が主制御基板290のCPU291から指示情報(具体的には変動パターンコマンド及び最終停止図柄情報)を入力された場合に、演出表示基板260のCPU261に出力する(指示する)表示指示情報としての演出パターン(演出パターンコマンド)を選択する場合に使用するテーブルである。
図11に示すように、演出パターン選択テーブル74は、主制御基板290のCPU291から入力された変動パターンの指示情報を表す各変動パターンコマンド1〜22と、CPU291から変動パターンコマンドが入力された際に取得される演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値に基づいて各変動パターンコマンド1〜22に対応して選択される「演出パターンコマンド」とから構成されている。また、この「演出パターンコマンド」は、演出表示基板260のCPU261に対しては、液晶表示器52に該演出パターンコマンドに対応する演出表示パターンの表示画像データを演出表示するように指示するコマンドである。尚、各演出パターンコマンドに基づく具体的な制御等に関しては後に説明する(図17参照)。
例えば、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「1」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「0〜59」であった場合には、完全ハズレの演出パターンコマンド「演出0」が選択される。この完全ハズレの演出パターンコマンド「演出0」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄が変動開始から10秒後に、主制御基板290から指示された完全ハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「567」)を液晶表示器52に停止表示させると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「1」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「60〜91」であった場合には、完全ハズレの演出パターンコマンド「演出1」が選択される。この完全ハズレの演出パターンコマンド「演出1」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄が変動開始後、後述の予告キャラクタ81A(図13参照)が表示された後、変動図柄の変動開始から10秒後に、主制御基板290から指示された完全ハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「567」)を液晶表示器52に停止表示させると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「1」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「92〜98」であった場合には、完全ハズレの演出パターンコマンド「演出4」が選択される。この完全ハズレの演出パターンコマンド「演出4」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄が変動開始後、後述の予告キャラクタ81D(図13参照)が表示された後、変動図柄の変動開始から10秒後に、主制御基板290から指示された完全ハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「567」)を液晶表示器52に停止表示させると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「1」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「99」であった場合には、完全ハズレの演出パターンコマンド「演出7」が選択される。この完全ハズレの演出パターンコマンド「演出7」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄が変動開始後、後述の予告キャラクタ81G(図14参照)が表示された後、変動図柄の変動開始から10秒後に、主制御基板290から指示された完全ハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「567」)を液晶表示器52に停止表示させると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「11」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「0〜29」であった場合には、リーチハズレの演出パターンコマンド「演出0」が選択される。リーチハズレの演出パターンコマンド「演出0」は、3列の変動図柄の変動開始から20秒後に、主制御基板290から指示されたリーチハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「767」)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「11」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「30〜43」であった場合には、リーチハズレの演出パターンコマンド「演出1」が選択される。リーチハズレの演出パターンコマンド「演出1」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄が変動開始後、後述の予告キャラクタ81A(図13参照)が表示された後、変動図柄の変動開始から20秒後に、主制御基板290から指示されたリーチハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「767」)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「11」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「44〜72」であった場合には、リーチハズレの演出パターンコマンド「演出2」が選択される。リーチハズレの演出パターンコマンド「演出2」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄が変動開始後、後述の予告キャラクタ81B(図13参照)が表示された後、変動図柄の変動開始から20秒後に、主制御基板290から指示されたリーチハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「767」)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「11」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「73〜82」であった場合には、リーチハズレの演出パターンコマンド「演出4」が選択される。リーチハズレの演出パターンコマンド「演出4」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄が変動開始後、後述の予告キャラクタ81D(図13参照)が表示された後、変動図柄の変動開始から20秒後に、主制御基板290から指示されたリーチハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「767」)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「11」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「83〜97」であった場合には、リーチハズレの演出パターンコマンド「演出5」が選択される。リーチハズレの演出パターンコマンド「演出5」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄が変動開始後、後述の予告キャラクタ81E(図13参照)が表示された後、変動図柄の変動開始から20秒後に、主制御基板290から指示されたリーチハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「767」)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「11」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「98」であった場合には、リーチハズレの演出パターンコマンド「演出7」が選択される。リーチハズレの演出パターンコマンド「演出7」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄が変動開始後、後述の予告キャラクタ81G(図14参照)が表示された後、変動図柄の変動開始から20秒後に、主制御基板290から指示されたリーチハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「767」)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「11」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「99」であった場合には、リーチハズレの演出パターンコマンド「演出8」が選択される。リーチハズレの演出パターンコマンド「演出8」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄が変動開始後、後述の予告キャラクタ81H(図14参照)が表示された後、変動図柄の変動開始から20秒後に、主制御基板290から指示されたリーチハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「767」)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「12」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「0〜4」であった場合には、スーパーリーチハズレの演出パターンコマンド「演出0」が選択される。スーパーリーチハズレの演出パターンコマンド「演出0」は、3列の変動図柄の変動開始から30秒後に、主制御基板290から指示されたリーチハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「767」)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「12」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「5〜16」であった場合には、スーパーリーチハズレの演出パターンコマンド「演出1」が選択される。スーパーリーチハズレの演出パターンコマンド「演出1」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄が変動開始後、後述の予告キャラクタ81A(図13参照)が表示された後、変動図柄の変動開始から30秒後に、主制御基板290から指示されたリーチハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「767」)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「12」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「17〜37」であった場合には、スーパーリーチハズレの演出パターンコマンド「演出2」が選択される。スーパーリーチハズレの演出パターンコマンド「演出2」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄が変動開始後、後述の予告キャラクタ81B(図13参照)が表示された後、変動図柄の変動開始から30秒後に、主制御基板290から指示されたリーチハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「767」)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「12」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「38〜67」であった場合には、スーパーリーチハズレの演出パターンコマンド「演出3」が選択される。スーパーリーチハズレの演出パターンコマンド「演出3」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄が変動開始後、後述の予告キャラクタ81C(図13参照)が表示された後、変動図柄の変動開始から30秒後に、主制御基板290から指示されたリーチハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「767」)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「12」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「68〜73」であった場合には、スーパーリーチハズレの演出パターンコマンド「演出4」が選択される。スーパーリーチハズレの演出パターンコマンド「演出4」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄が変動開始後、後述の予告キャラクタ81D(図13参照)が表示された後、変動図柄の変動開始から30秒後に、主制御基板290から指示されたリーチハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「767」)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「12」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「74〜82」であった場合には、スーパーリーチハズレの演出パターンコマンド「演出5」が選択される。スーパーリーチハズレの演出パターンコマンド「演出5」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄が変動開始後、後述の予告キャラクタ81E(図13参照)が表示された後、変動図柄の変動開始から30秒後に、主制御基板290から指示されたリーチハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「767」)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「12」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「83〜96」であった場合には、スーパーリーチハズレの演出パターンコマンド「演出6」が選択される。スーパーリーチハズレの演出パターンコマンド「演出6」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄が変動開始後、後述の予告キャラクタ81F(図13参照)が表示された後、変動図柄の変動開始から30秒後に、主制御基板290から指示されたリーチハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「767」)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「12」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「97」であった場合には、スーパーリーチハズレの演出パターンコマンド「演出7」が選択される。スーパーリーチハズレの演出パターンコマンド「演出7」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄が変動開始後、後述の予告キャラクタ81G(図14参照)が表示された後、変動図柄の変動開始から30秒後に、主制御基板290から指示されたリーチハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「767」)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「12」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「98」であった場合には、スーパーリーチハズレの演出パターンコマンド「演出8」が選択される。スーパーリーチハズレの演出パターンコマンド「演出8」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄が変動開始後、後述の予告キャラクタ81H(図14参照)が表示された後、変動図柄の変動開始から30秒後に、主制御基板290から指示されたリーチハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「767」)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「12」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「99」であった場合には、スーパーリーチハズレの演出パターンコマンド「演出9」が選択される。スーパーリーチハズレの演出パターンコマンド「演出9」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄が変動開始後、後述の予告キャラクタ81IG(図14参照)が表示された後、変動図柄の変動開始から30秒後に、主制御基板290から指示されたリーチハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「767」)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「22」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「0〜1」であった場合には、大当たりの演出パターンコマンド「演出0」が選択される。大当たりの演出パターンコマンド「演出0」は、3列の変動図柄の変動開始から32秒後に、主制御基板290から指示された大当たりを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「222」の通常大当たり図柄である。)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「22」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「2〜4」であった場合には、大当たりの演出パターンコマンド「演出1」が選択される。大当たりの演出パターンコマンド「演出1」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄が変動開始後、後述の予告キャラクタ81A(図13参照)が表示された後、変動図柄の変動開始から32秒後に、主制御基板290から指示された大当たりを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「777」の確変大当たり図柄である。)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「22」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「5〜9」であった場合には、大当たりの演出パターンコマンド「演出2」が選択される。大当たりの演出パターンコマンド「演出2」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄が変動開始後、後述の予告キャラクタ81B(図13参照)が表示された後、変動図柄の変動開始から32秒後に、主制御基板290から指示された大当たりを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「333」の確変大当たり図柄である。)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「22」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「10〜17」であった場合には、大当たりの演出パターンコマンド「演出3」が選択される。大当たりの演出パターンコマンド「演出3」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄が変動開始後、後述の予告キャラクタ81C(図13参照)が表示された後、変動図柄の変動開始から32秒後に、主制御基板290から指示された大当たりを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「444」の通常大当たり図柄である。)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「22」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「18〜24」であった場合には、大当たりの演出パターンコマンド「演出4」が選択される。大当たりの演出パターンコマンド「演出4」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄が変動開始後、後述の予告キャラクタ81D(図13参照)が表示された後、変動図柄の変動開始から32秒後に、主制御基板290から指示された大当たりを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「777」の確変大当たり図柄である。)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「22」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「25〜34」であった場合には、大当たりの演出パターンコマンド「演出5」が選択される。大当たりの演出パターンコマンド「演出5」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄が変動開始後、後述の予告キャラクタ81E(図13参照)が表示された後、変動図柄の変動開始から32秒後に、主制御基板290から指示された大当たりを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「333」の確変大当たり図柄である。)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「22」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「35〜54」であった場合には、大当たりの演出パターンコマンド「演出6」が選択される。大当たりの演出パターンコマンド「演出6」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄が変動開始後、後述の予告キャラクタ81F(図13参照)が表示された後、変動図柄の変動開始から32秒後に、主制御基板290から指示された大当たりを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「444」の通常大当たり図柄である。)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「22」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「55〜59」であった場合には、大当たりの演出パターンコマンド「演出7」が選択される。大当たりの演出パターンコマンド「演出7」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄が変動開始後、後述の予告キャラクタ81G(図14参照)が表示された後、変動図柄の変動開始から32秒後に、主制御基板290から指示された大当たりを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「777」の確変大当たり図柄である。)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「22」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「60〜74」であった場合には、大当たりの演出パターンコマンド「演出8」が選択される。大当たりの演出パターンコマンド「演出8」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄が変動開始後、後述の予告キャラクタ81H(図14参照)が表示された後、変動図柄の変動開始から32秒後に、主制御基板290から指示された大当たりを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「333」の確変大当たり図柄である。)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「22」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「75〜99」であった場合には、大当たりの演出パターンコマンド「演出9」が選択される。大当たりの演出パターンコマンド「演出9」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄が変動開始後、後述の予告キャラクタ81I(図14参照)が表示された後、変動図柄の変動開始から32秒後に、主制御基板290から指示された大当たりを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「444」の通常大当たり図柄である。)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
次に、演出表示基板260のROM262の演出表示パターンテーブル記憶エリア262Aに格納される演出表示パターンテーブル75について図12に基づいて説明する。ここで、演出表示パターンテーブル75は、演出表示基板260のCPU261が、サブ統合制御基板280のCPU281から表示指示情報としての「演出パターンコマンド」(図11参照)が入力された際に、この表示指示情報に対応して予め設定されている各演出表示パターンを選択する際に使用するテーブルである。そして、演出表示基板260のCPU261は、この選択した演出表示パターンに対応する演出表示の動画データをROM262より読み出して、液晶表示器52に表示制御する。
図12に示すように、演出表示パターンテーブル75は、サブ統合制御基板280のCPU281から入力される表示指示情報を表す各演出パターンコマンドと、各演出パターンコマンドに対して予め設定された「演出表示パターン」とから構成されている。
例えば、サブ統合制御基板280のCPU281から入力された演出パターンコマンドが完全ハズレの演出パターンコマンド「演出0」の場合には、完全ハズレの演出表示パターン「予告無し」が選択される。この完全ハズレの演出表示パターン「予告無し」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄が変動開始から10秒後に、主制御基板290から指示された完全ハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「567」)を液晶表示器52に停止表示させる演出表示パターンである。
また、サブ統合制御基板280のCPU281から入力された演出パターンコマンドが完全ハズレの演出パターンコマンド「演出1」の場合には、完全ハズレの演出表示パターン「トロッコ3+キャラクタA」が選択される。この完全ハズレの演出表示パターン「トロッコ3+キャラクタA」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄の変動開始後、後述の予告キャラクタ81A(図13参照)を移動表示した後、変動図柄の変動開始から10秒後に、主制御基板290から指示された完全ハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「567」)を液晶表示器52に停止表示させる演出表示パターンである。
また、サブ統合制御基板280のCPU281から入力された演出パターンコマンドが完全ハズレの演出パターンコマンド「演出4」の場合には、完全ハズレの演出表示パターン「トロッコ5+キャラクタA」が選択される。この完全ハズレの演出表示パターン「トロッコ5+キャラクタA」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄の変動開始後、後述の予告キャラクタ81D(図13参照)を移動表示した後、変動図柄の変動開始から10秒後に、主制御基板290から指示された完全ハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「567」)を液晶表示器52に停止表示させる演出表示パターンである。
また、サブ統合制御基板280のCPU281から入力された演出パターンコマンドが完全ハズレの演出パターンコマンド「演出7」の場合には、完全ハズレの演出表示パターン「トロッコ7+キャラクタA」が選択される。この完全ハズレの演出表示パターン「トロッコ7+キャラクタA」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄の変動開始後、後述の予告キャラクタ81G(図14参照)を移動表示した後、変動図柄の変動開始から10秒後に、主制御基板290から指示された完全ハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「567」)を液晶表示器52に停止表示させる演出表示パターンである。
また、サブ統合制御基板280のCPU281から入力された演出パターンコマンドがリーチハズレの演出パターンコマンド「演出0」の場合には、リーチハズレの演出表示パターン「予告無し」が選択される。このリーチハズレの演出表示パターン「予告無し」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄が変動開始から20秒後に、主制御基板290から指示されたリーチハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「767」)を液晶表示器52に停止表示させる演出表示パターンである。
また、サブ統合制御基板280のCPU281から入力された演出パターンコマンドがリーチハズレの演出パターンコマンド「演出1」の場合には、リーチハズレの演出表示パターン「トロッコ3+キャラクタA」が選択される。このリーチハズレの演出表示パターン「トロッコ3+キャラクタA」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄の変動開始後、後述の予告キャラクタ81A(図13参照)を移動表示した後、変動図柄の変動開始から20秒後に、主制御基板290から指示されたリーチハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「767」)を液晶表示器52に停止表示させる演出表示パターンである。
また、サブ統合制御基板280のCPU281から入力された演出パターンコマンドがリーチハズレの演出パターンコマンド「演出2」の場合には、リーチハズレの演出表示パターン「トロッコ3+キャラクタA+キャラクタB」が選択される。このリーチハズレの演出表示パターン「トロッコ3+キャラクタA+キャラクタB」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄の変動開始後、後述の予告キャラクタ81B(図13参照)を移動表示した後、変動図柄の変動開始から20秒後に、主制御基板290から指示されたリーチハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「767」)を液晶表示器52に停止表示させる演出表示パターンである。
また、サブ統合制御基板280のCPU281から入力された演出パターンコマンドがリーチハズレの演出パターンコマンド「演出4」の場合には、リーチハズレの演出表示パターン「トロッコ5+キャラクタA」が選択される。このリーチハズレの演出表示パターン「トロッコ5+キャラクタA」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄の変動開始後、後述の予告キャラクタ81D(図13参照)を移動表示した後、変動図柄の変動開始から20秒後に、主制御基板290から指示されたリーチハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「767」)を液晶表示器52に停止表示させる演出表示パターンである。
また、サブ統合制御基板280のCPU281から入力された演出パターンコマンドがリーチハズレの演出パターンコマンド「演出5」の場合には、リーチハズレの演出表示パターン「トロッコ5+キャラクタA+キャラクタB」が選択される。このリーチハズレの演出表示パターン「トロッコ5+キャラクタA+キャラクタB」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄の変動開始後、後述の予告キャラクタ81E(図13参照)を移動表示した後、変動図柄の変動開始から20秒後に、主制御基板290から指示されたリーチハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「767」)を液晶表示器52に停止表示させる演出表示パターンである。
また、サブ統合制御基板280のCPU281から入力された演出パターンコマンドがリーチハズレの演出パターンコマンド「演出7」の場合には、リーチハズレの演出表示パターン「トロッコ7+キャラクタA」が選択される。このリーチハズレの演出表示パターン「トロッコ7+キャラクタA」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄の変動開始後、後述の予告キャラクタ81G(図14参照)を移動表示した後、変動図柄の変動開始から20秒後に、主制御基板290から指示されたリーチハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「767」)を液晶表示器52に停止表示させる演出表示パターンである。
また、サブ統合制御基板280のCPU281から入力された演出パターンコマンドがリーチハズレの演出パターンコマンド「演出8」の場合には、リーチハズレの演出表示パターン「トロッコ7+キャラクタA+キャラクタB」が選択される。このリーチハズレの演出表示パターン「トロッコ7+キャラクタA+キャラクタB」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄の変動開始後、後述の予告キャラクタ81H(図14参照)を移動表示した後、変動図柄の変動開始から20秒後に、主制御基板290から指示されたリーチハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「767」)を液晶表示器52に停止表示させる演出表示パターンである。
また、サブ統合制御基板280のCPU281から入力された演出パターンコマンドがスーパーリーチハズレの演出パターンコマンド「演出0」の場合には、スーパーリーチハズレの演出表示パターン「予告無し」が選択される。このスーパーリーチハズレの演出表示パターン「予告無し」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄が変動開始から30秒後に、主制御基板290から指示されたリーチハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「767」)を液晶表示器52に停止表示させる演出表示パターンである。
また、サブ統合制御基板280のCPU281から入力された演出パターンコマンドがスーパーリーチハズレの演出パターンコマンド「演出1」の場合には、スーパーリーチハズレの演出表示パターン「トロッコ3+キャラクタA」が選択される。このスーパーリーチハズレの演出表示パターン「トロッコ3+キャラクタA」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄の変動開始後、後述の予告キャラクタ81A(図13参照)を移動表示した後、変動図柄の変動開始から30秒後に、主制御基板290から指示されたリーチハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「767」)を液晶表示器52に停止表示させる演出表示パターンである。
また、サブ統合制御基板280のCPU281から入力された演出パターンコマンドがスーパーリーチハズレの演出パターンコマンド「演出2」の場合には、スーパーリーチハズレの演出表示パターン「トロッコ3+キャラクタA+キャラクタB」が選択される。このスーパーリーチハズレの演出表示パターン「トロッコ3+キャラクタA+キャラクタB」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄の変動開始後、後述の予告キャラクタ81B(図13参照)を移動表示した後、変動図柄の変動開始から30秒後に、主制御基板290から指示されたリーチハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「767」)を液晶表示器52に停止表示させる演出表示パターンである。
また、サブ統合制御基板280のCPU281から入力された演出パターンコマンドがスーパーリーチハズレの演出パターンコマンド「演出3」の場合には、スーパーリーチハズレの演出表示パターン「トロッコ3+キャラクタA+キャラクタB+キャラクタC」が選択される。このスーパーリーチハズレの演出表示パターン「トロッコ3+キャラクタA+キャラクタB+キャラクタC」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄の変動開始後、後述の予告キャラクタ81C(図13参照)を移動表示した後、変動図柄の変動開始から30秒後に、主制御基板290から指示されたリーチハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「767」)を液晶表示器52に停止表示させる演出表示パターンである。
また、サブ統合制御基板280のCPU281から入力された演出パターンコマンドがスーパーリーチハズレの演出パターンコマンド「演出4」の場合には、スーパーリーチハズレの演出表示パターン「トロッコ5+キャラクタA」が選択される。このスーパーリーチハズレの演出表示パターン「トロッコ5+キャラクタA」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄の変動開始後、後述の予告キャラクタ81D(図13参照)を移動表示した後、変動図柄の変動開始から30秒後に、主制御基板290から指示されたリーチハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「767」)を液晶表示器52に停止表示させる演出表示パターンである。
また、サブ統合制御基板280のCPU281から入力された演出パターンコマンドがスーパーリーチハズレの演出パターンコマンド「演出5」の場合には、スーパーリーチハズレの演出表示パターン「トロッコ5+キャラクタA+キャラクタB」が選択される。このスーパーリーチハズレの演出表示パターン「トロッコ5+キャラクタA+キャラクタB」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄の変動開始後、後述の予告キャラクタ81E(図13参照)を移動表示した後、変動図柄の変動開始から30秒後に、主制御基板290から指示されたリーチハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「767」)を液晶表示器52に停止表示させる演出表示パターンである。
また、サブ統合制御基板280のCPU281から入力された演出パターンコマンドがスーパーリーチハズレの演出パターンコマンド「演出6」の場合には、スーパーリーチハズレの演出表示パターン「トロッコ5+キャラクタA+キャラクタB+キャラクタC」が選択される。このスーパーリーチハズレの演出表示パターン「トロッコ5+キャラクタA+キャラクタB+キャラクタC」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄の変動開始後、後述の予告キャラクタ81F(図13参照)を移動表示した後、変動図柄の変動開始から30秒後に、主制御基板290から指示されたリーチハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「767」)を液晶表示器52に停止表示させる演出表示パターンである。
また、サブ統合制御基板280のCPU281から入力された演出パターンコマンドがスーパーリーチハズレの演出パターンコマンド「演出7」の場合には、スーパーリーチハズレの演出表示パターン「トロッコ7+キャラクタA」が選択される。このスーパーリーチハズレの演出表示パターン「トロッコ7+キャラクタA」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄の変動開始後、後述の予告キャラクタ81G(図14参照)を移動表示した後、変動図柄の変動開始から30秒後に、主制御基板290から指示されたリーチハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「767」)を液晶表示器52に停止表示させる演出表示パターンである。
また、サブ統合制御基板280のCPU281から入力された演出パターンコマンドがスーパーリーチハズレの演出パターンコマンド「演出8」の場合には、スーパーリーチハズレの演出表示パターン「トロッコ7+キャラクタA+キャラクタB」が選択される。このスーパーリーチハズレの演出表示パターン「トロッコ7+キャラクタA+キャラクタB」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄の変動開始後、後述の予告キャラクタ81H(図14参照)を移動表示した後、変動図柄の変動開始から30秒後に、主制御基板290から指示されたリーチハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「767」)を液晶表示器52に停止表示させる演出表示パターンである。
また、サブ統合制御基板280のCPU281から入力された演出パターンコマンドがスーパーリーチハズレの演出パターンコマンド「演出9」の場合には、スーパーリーチハズレの演出表示パターン「トロッコ7+キャラクタA+キャラクタB+キャラクタC」が選択される。このスーパーリーチハズレの演出表示パターン「トロッコ7+キャラクタA+キャラクタB+キャラクタC」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄の変動開始後、後述の予告キャラクタ81I(図14参照)を移動表示した後、変動図柄の変動開始から30秒後に、主制御基板290から指示されたリーチハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「767」)を液晶表示器52に停止表示させる演出表示パターンである。
また、サブ統合制御基板280のCPU281から入力された演出パターンコマンドが大当たりの演出パターンコマンド「演出0」の場合には、大当たりの演出表示パターン「予告無し」が選択される。この大当たりの演出表示パターン「予告無し」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄が変動開始から32秒後に、主制御基板290から指示された大当たりを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「222」の通常大当たり図柄である。)を液晶表示器52に停止表示させる演出表示パターンである。
また、サブ統合制御基板280のCPU281から入力された演出パターンコマンドが大当たりの演出パターンコマンド「演出1」の場合には、大当たりの演出表示パターン「トロッコ3+キャラクタA」が選択される。この大当たりの演出表示パターン「トロッコ3+キャラクタA」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄の変動開始後、後述の予告キャラクタ81A(図13参照)を移動表示した後、変動図柄の変動開始から32秒後に、主制御基板290から指示された大当たりを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「777」の確変大当たり図柄である。)を液晶表示器52に停止表示させる演出表示パターンである。
また、サブ統合制御基板280のCPU281から入力された演出パターンコマンドが大当たりの演出パターンコマンド「演出2」の場合には、大当たりの演出表示パターン「トロッコ3+キャラクタA+キャラクタB」が選択される。この大当たりの演出表示パターン「トロッコ3+キャラクタA+キャラクタB」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄の変動開始後、後述の予告キャラクタ81B(図13参照)を移動表示した後、変動図柄の変動開始から32秒後に、主制御基板290から指示された大当たりを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「333」の確変大当たり図柄である。)を液晶表示器52に停止表示させる演出表示パターンである。
また、サブ統合制御基板280のCPU281から入力された演出パターンコマンドが大当たりの演出パターンコマンド「演出3」の場合には、大当たりの演出表示パターン「トロッコ3+キャラクタA+キャラクタB+キャラクタC」が選択される。この大当たりの演出表示パターン「トロッコ3+キャラクタA+キャラクタB+キャラクタC」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄の変動開始後、後述の予告キャラクタ81C(図13参照)を移動表示した後、変動図柄の変動開始から32秒後に、主制御基板290から指示された大当たりを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「444」の通常大当たり図柄である。)を液晶表示器52に停止表示させる演出表示パターンである。
また、サブ統合制御基板280のCPU281から入力された演出パターンコマンドが大当たりの演出パターンコマンド「演出4」の場合には、大当たりの演出表示パターン「トロッコ5+キャラクタA」が選択される。この大当たりの演出表示パターン「トロッコ5+キャラクタA」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄の変動開始後、後述の予告キャラクタ81D(図13参照)を移動表示した後、変動図柄の変動開始から32秒後に、主制御基板290から指示された大当たりを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「777」の確変大当たり図柄である。)を液晶表示器52に停止表示させる演出表示パターンである。
また、サブ統合制御基板280のCPU281から入力された演出パターンコマンドが大当たりの演出パターンコマンド「演出5」の場合には、大当たりの演出表示パターン「トロッコ5+キャラクタA+キャラクタB」が選択される。この大当たりの演出表示パターン「トロッコ5+キャラクタA+キャラクタB」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄の変動開始後、後述の予告キャラクタ81E(図13参照)を移動表示した後、変動図柄の変動開始から32秒後に、主制御基板290から指示された大当たりを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「333」の確変大当たり図柄である。)を液晶表示器52に停止表示させる演出表示パターンである。
また、サブ統合制御基板280のCPU281から入力された演出パターンコマンドが大当たりの演出パターンコマンド「演出6」の場合には、大当たりの演出表示パターン「トロッコ5+キャラクタA+キャラクタB+キャラクタC」が選択される。この大当たりの演出表示パターン「トロッコ5+キャラクタA+キャラクタB+キャラクタC」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄の変動開始後、後述の予告キャラクタ81F(図13参照)を移動表示した後、変動図柄の変動開始から32秒後に、主制御基板290から指示された大当たりを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「444」の通常大当たり図柄である。)を液晶表示器52に停止表示させる演出表示パターンである。
また、サブ統合制御基板280のCPU281から入力された演出パターンコマンドが大当たりの演出パターンコマンド「演出7」の場合には、大当たりの演出表示パターン「トロッコ7+キャラクタA」が選択される。この大当たりの演出表示パターン「トロッコ7+キャラクタA」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄の変動開始後、後述の予告キャラクタ81G(図14参照)を移動表示した後、変動図柄の変動開始から32秒後に、主制御基板290から指示された大当たりを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「777」の確変大当たり図柄である。)を液晶表示器52に停止表示させる演出表示パターンである。
また、サブ統合制御基板280のCPU281から入力された演出パターンコマンドが大当たりの演出パターンコマンド「演出8」の場合には、大当たりの演出表示パターン「トロッコ7+キャラクタA+キャラクタB」が選択される。この大当たりの演出表示パターン「トロッコ7+キャラクタA+キャラクタB」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄の変動開始後、後述の予告キャラクタ81H(図14参照)を移動表示した後、変動図柄の変動開始から32秒後に、主制御基板290から指示された大当たりを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「333」の確変大当たり図柄である。)を液晶表示器52に停止表示させる演出表示パターンである。
また、サブ統合制御基板280のCPU281から入力された演出パターンコマンドが大当たりの演出パターンコマンド「演出9」の場合には、大当たりの演出表示パターン「トロッコ7+キャラクタA+キャラクタB+キャラクタC」が選択される。この大当たりの演出表示パターン「トロッコ7+キャラクタA+キャラクタB+キャラクタC」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄の変動開始後、後述の予告キャラクタ81I(図13参照)を移動表示した後、変動図柄の変動開始から32秒後に、主制御基板290から指示された大当たりを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「444」の通常大当たり図柄である。)を液晶表示器52に停止表示させる演出表示パターンである。
尚、完全ハズレの演出パターンコマンド「演出1」、「演出4」、「演出7」、また、リーチハズレの演出パターンコマンド「演出1」、「演出2」、「演出4」、「演出5」、「演出7」、「演出8」、また、スーパーリーチハズレの演出パターンコマンド「演出1」、「演出2」、「演出3」、「演出4」、「演出5」、「演出6」、「演出7」、「演出8」、「演出9」、また、大当たりの演出パターンコマンド「演出1」、「演出2」、「演出3」、「演出4」、「演出5」、「演出6」、「演出7」、「演出8」、「演出9」のそれぞれに対応して移動表示される後述の各予告キャラクタ81A〜81Iは、同一の移動速度(例えば、約1cm/秒〜約4cm/秒の同一速の移動速度である。)で液晶表示器52の表示画面の右側端縁部から左側端縁部に向かって移動表示される。
次に、演出表示基板260のROM262の予告キャラクタ記憶エリア262Bに格納される各予告キャラクタ81A〜81Iについて図13及び図14に基づいて説明する。図13(A)に示すように、完全ハズレの演出表示パターン「トロッコ3+キャラクタA」、リーチハズレの演出表示パターン「トロッコ3+キャラクタA」、スーパーリーチハズレの演出表示パターン「トロッコ3+キャラクタA」、大当たりの演出表示パターン「トロッコ3+キャラクタA」が選択された場合に、表示される予告キャラクタ81Aは、3台のトロッコが連結されると共に、先頭のトロッコにキャラクタAが配置されている。尚、以後の説明では、この連結されたトロッコの2.5台分の全長が、液晶表示器52の表示画面の左右幅の長さにほぼ等しくなるように構成されている。
また、図13(B)に示すように、リーチハズレの演出表示パターン「トロッコ3+キャラクタA+キャラクタB」、スーパーリーチハズレの演出表示パターン「トロッコ3+キャラクタA+キャラクタB」、大当たりの演出表示パターン「トロッコ3+キャラクタA+キャラクタB」が選択された場合に、表示される予告キャラクタ81Bは、3台のトロッコが連結されると共に、先頭のトロッコにキャラクタAが配置されている。また、2台目のトロッコには、「リーチ」と書かれた大きな袋とキャラクタBが配置されている。これにより、「リーチ」と書かれた大きな袋によってリーチ表示が表示される旨が予告される。
また、図13(C)に示すように、スーパーリーチハズレの演出表示パターン「トロッコ3+キャラクタA+キャラクタB+キャラクタC」、大当たりの演出表示パターン「トロッコ3+キャラクタA+キャラクタB+キャラクタC」が選択された場合に、表示される予告キャラクタ81Cは、3台のトロッコが連結されると共に、先頭のトロッコにキャラクタAが配置されている。また、2台目のトロッコには、「リーチ」と書かれた大きな袋とキャラクタBが配置されている。また、3台目のトロッコには、「スーパーリーチ」と書かれた大きな袋とキャラクタCが配置されている。これにより、「リーチ」と書かれた大きな袋によってリーチ表示が表示される旨が予告されると共に、この「スーパーリーチ」と書かれた大きな袋によってリーチ表示が大当たりを報知する特別図柄の組み合わせで停止表示される旨が予告される。
また、図13(D)に示すように、完全ハズレの演出表示パターン「トロッコ5+キャラクタA」、リーチハズレの演出表示パターン「トロッコ5+キャラクタA」、スーパーリーチハズレの演出表示パターン「トロッコ5+キャラクタA」、大当たりの演出表示パターン「トロッコ5+キャラクタA」が選択された場合に、表示される予告キャラクタ81Dは、5台のトロッコが連結されると共に、先頭のトロッコにキャラクタAが配置されている。
また、図13(E)に示すように、リーチハズレの演出表示パターン「トロッコ5+キャラクタA+キャラクタB」、スーパーリーチハズレの演出表示パターン「トロッコ5+キャラクタA+キャラクタB」、大当たりの演出表示パターン「トロッコ5+キャラクタA+キャラクタB」が選択された場合に、表示される予告キャラクタ81Eは、5台のトロッコが連結されると共に、先頭のトロッコにキャラクタAが配置されている。また、2台目のトロッコには、「リーチ」と書かれた大きな袋とキャラクタBが配置されている。これにより、「リーチ」と書かれた大きな袋によってリーチ表示が表示される旨が予告される。
また、図13(F)に示すように、スーパーリーチハズレの演出表示パターン「トロッコ5+キャラクタA+キャラクタB+キャラクタC」、大当たりの演出表示パターン「トロッコ5+キャラクタA+キャラクタB+キャラクタC」が選択された場合に、表示される予告キャラクタ81Fは、5台のトロッコが連結されると共に、先頭のトロッコにキャラクタAが配置されている。また、2台目のトロッコには、「リーチ」と書かれた大きな袋とキャラクタBが配置されている。また、4台目のトロッコには、「スーパーリーチ」と書かれた大きな袋とキャラクタCが配置されている。これにより、「リーチ」と書かれた大きな袋によってリーチ表示が表示される旨が予告されると共に、この「スーパーリーチ」と書かれた大きな袋によってリーチ表示が大当たりを報知する特別図柄の組み合わせで停止表示される旨が予告される。
また、図14(G)に示すように、完全ハズレの演出表示パターン「トロッコ7+キャラクタA」、リーチハズレの演出表示パターン「トロッコ7+キャラクタA」、スーパーリーチハズレの演出表示パターン「トロッコ7+キャラクタA」、大当たりの演出表示パターン「トロッコ7+キャラクタA」が選択された場合に、表示される予告キャラクタ81Gは、7台のトロッコが連結されると共に、先頭のトロッコにキャラクタAが配置されている。
また、図14(H)に示すように、リーチハズレの演出表示パターン「トロッコ7+キャラクタA+キャラクタB」、スーパーリーチハズレの演出表示パターン「トロッコ7+キャラクタA+キャラクタB」、大当たりの演出表示パターン「トロッコ7+キャラクタA+キャラクタB」が選択された場合に、表示される予告キャラクタ81Hは、7台のトロッコが連結されると共に、先頭のトロッコにキャラクタAが配置されている。また、4台目のトロッコには、「リーチ」と書かれた大きな袋とキャラクタBが配置されている。これにより、「リーチ」と書かれた大きな袋によってリーチ表示が表示される旨が予告される。
また、図14(I)に示すように、スーパーリーチハズレの演出表示パターン「トロッコ7+キャラクタA+キャラクタB+キャラクタC」、大当たりの演出表示パターン「トロッコ7+キャラクタA+キャラクタB+キャラクタC」が選択された場合に、表示される予告キャラクタ81Iは、7台のトロッコが連結されると共に、先頭のトロッコにキャラクタAが配置されている。また、4台目のトロッコには、「リーチ」と書かれた大きな袋とキャラクタBが配置されている。また、6台目のトロッコには、「スーパーリーチ」と書かれた大きな袋とキャラクタCが配置されている。これにより、「リーチ」と書かれた大きな袋によってリーチ表示が表示される旨が予告されると共に、この「スーパーリーチ」と書かれた大きな袋によってリーチ表示が大当たりを報知する特別図柄の組み合わせで停止表示される旨が予告される。
次に、このように構成された本実施例に係るパチンコ機1の制御処理について図15乃至図21に基づき説明する。
先ず、本実施例に係る主制御用CPU291が実行する割込プログラムについて説明する。図15は、主制御基板290のCPU291が実行する割込プログラムのフローチャート図である。ここで、図15の割込プログラムは、電源投入後の一定時間毎(例えば、4msec毎)に作動するものである。尚、これら図15にフローチャートで示される各プログラムは主制御基板290が備えているROM292やRAM293に記憶されており、CPU291により実行される。
図15に示すように、先ずCPU291は、ステップ(以下、Sという)1において始動口57にパチンコ球が入賞したことに基づいて大当りカウンタ293A、リーチカウンタ293E等の各カウント値の取得を行う始動入賞処理を行う。次に、S2において前記S1で取得した各カウント値に基づいて「確変大当り」、「通常大当り」、「リーチハズレ」又は「完全ハズレ」のいずれかに当選したかを判定する大当り判定処理を行う。ここで、大当りの判定処理においては、大当りカウンタ293A、リーチカウンタ293E、及び大当り特別図柄選択カウンタ293Fのカウント値に基づいて判定され、例えば大当りカウンタ293Aのカウント値が「7」で、大当り特別図柄選択カウンタのカウント値が偶数である場合には「確変大当り」と、奇数の場合には「通常大当り」とそれぞれ判定される。
そして、S3では前記S2の判定結果、及び変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値に基づいて変動パターンの選択を行う変動パターン選択処理を行う。例えば、図10の変動パターン決定テーブル73に示すように「大当り」と判定され、取得された変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値が「8」であった場合には変動パターンコマンド「22」が選択される。更に、S4では前記S2の判定結果、大当りに当選した際に大入賞口60を所定回数開閉させる等の大当り遊技に係る制御を行う大当り遊技処理を行う。その後、S5では入賞口62、63等への入賞に基づいてパチンコ球を遊技者に払い出す賞球払出処理が行われる。最後に、S6において変動パターンコマンド、大当り遊技開始コマンド、大当りインターバルコマンド等の各コマンドをサブ統合制御基板280に対して送信するコマンド送信処理が行われる。
次に、サブ統合制御基板280のCPU281が、前記主制御基板290のCPU291から指示情報として変動パターンを表す「変動パターンコマンド」等の各コマンドを入力された場合に実行する制御処理について図16に基づいて説明する。尚、これら図16にフローチャートで示される各プログラムはサブ統合制御基板280が備えているROM282やRAM283に記憶されており、CPU281により実行される。
図16に示すように、先ず、S101において、サブ統合制御用CPU281は、主制御基板290のCPU291から入力された「変動パターンコマンド」と「最終停止図柄指示」をRAM283に記憶する。
続いてS102では、主制御用CPU291から前記変動パターンコマンドが入力された際の演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値を演出パターン代数Eに代入してRAM283のパラメータ記憶エリア283Bに記憶する。
更に、S103において、CPU281は、RAM283から「変動パターンコマンド」と「最終停止図柄指示」とを読み出すと共に、パラメータ記憶エリア283Bから演出パターン代数Eを読み出す。そして、演出パターン選択テーブル74(図11参照)から該当する演出パターンの「演出パターンコマンド」を演出表示基板260のCPU261に出力する(指示する)表示指示情報の演出パターンコマンドとしてRAM283に記憶する。
例えば、RAM283から読み出した「変動パターンコマンド」が「1」で、「最終停止図柄指示」が完全ハズレを報知する「123」で、且つパラメータ記憶エリア283Bから読み出した演出パターン代数Eが「10」の場合には、CPU281は、演出表示基板260のCPU261に出力する(指示する)演出パターンコマンドとして、完全ハズレの演出パターンコマンド「演出0」をRAM283に記憶する(図11参照)。また、RAM283から読み出した「変動パターンコマンド」が「11」で、「最終停止図柄情報」がリーチハズレを報知する「787」で、且つパラメータ記憶エリア283Bから読み出した演出パターン代数Eが「50」の場合には、CPU281は、演出表示基板260のCPU261に出力する(指示する)演出パターンコマンドとして、リーチハズレの演出パターンコマンド「演出2」をRAM283に記憶する(図11参照)。
また、RAM283から読み出した「変動パターンコマンド」が「12」で、「最終停止図柄情報」がリーチハズレを報知する「787」で、且つパラメータ記憶エリア283Bから読み出した演出パターン代数Eが「72」の場合には、CPU281は、演出表示基板260のCPU261に出力する(指示する)演出パターンコマンドとして、スーパーリーチハズレの演出パターンコマンド「演出4」をRAM283に記憶する(図11参照)。また、RAM283から読み出した「変動パターンコマンド」が「22」で、「最終停止図柄情報」が大当りを報知する「777」で、且つパラメータ記憶エリア283Bから読み出した演出パターン代数Eが「52」の場合には、CPU281は、演出表示基板260のCPU261に出力する(指示する)演出パターンコマンドとして、大当たりの演出パターンコマンド「演出6」をRAM283に記憶する(図11参照)。
その後、S104においてCPU281は、RAM283から演出表示基板260のCPU261に出力する(指示する)「演出パターンコマンド」と「最終停止図柄情報」を読み出し、演出表示基板260のCPU261に出力して(指示して)当該処理を終了する。例えば、CPU281は、RAM283から「演出パターンコマンド」として、完全ハズレの演出パターンコマンド「演出0」を読み出した場合には、完全ハズレの演出パターンコマンド「演出0」と「最終停止図柄情報」を表示指示情報としてCPU261に出力する。また、RAM283から「演出パターンコマンド」として、リーチハズレの演出パターンコマンド「演出2」を読み出した場合には、リーチハズレの演出パターンコマンド「演出2」と「最終停止図柄情報」を表示指示情報としてCPU261に出力する。また、RAM283から「演出パターンコマンド」として、スーパーリーチハズレの演出パターンコマンド「演出4」を読み出した場合には、スーパーリーチハズレの演出パターンコマンド「演出4」と「最終停止図柄情報」を表示指示情報としてCPU261に出力する。また、RAM283から「演出パターンコマンド」として、大当たりの演出パターンコマンド「演出6」を読み出した場合には、大当たりの演出パターンコマンド「演出6」と「最終停止図柄情報」を表示指示情報としてCPU261に出力する。
次に、上記のように構成された演出表示基板260のCPU261が、サブ統合制御基板280のCPU281から表示指示情報が入力された場合に実行する制御処理について図17乃至図21に基づいて説明する。尚、以下に図17乃至図19にフローチャートで示される各プログラムは演出表示基板260が備えているROM262やRAM263に記憶されており、CPU261により実行される。
図17に示すように、先ずS201において、CPU261は、サブ統合制御基板280のCPU281から演出表示指示情報が入力されたか否かを判定する判定処理を実行する。そして、CPU261は、CPU281から演出表示指示情報が入力されていない場合には(S201:NO)、当該処理を終了する。一方、CPU281から演出表示指示情報が入力された場合には(S201:YES)、S202において、CPU261は、この演出表示指示情報を構成する当該表示指示情報を構成する「演出パターンコマンド」と、変動及び停止表示する「最終停止図柄」に係るデータをRAM263に記憶する。
次に、S202において、CPU261は、演出パターンコマンドをRAM263から読み出し、該演出パターンコマンドをROM262の演出表示パターンテーブル記憶エリア262Aに格納される演出表示パターンテーブル75の「演出パターンコマンド」として、この演出表示パターンテーブル75の「演出パターンコマンド」に対応する「演出表示パターン」を読み出して、RAM263に記憶する。
例えば、RAM263から読み出した「演出パターンコマンド」が、完全ハズレの演出パターンコマンド「演出0」の場合には、完全ハズレの演出表示パターン「予告無し」を選択して、RAM263に記憶する。この完全ハズレの演出表示パターン「予告無し」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄が変動開始から10秒後に、主制御基板290から指示された完全ハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「123」)を液晶表示器52に停止表示させる演出表示パターンである。即ち、予告キャラクタが表示されない演出表示パターンである。
また、RAM263から読み出した「演出パターンコマンド」が、リーチハズレの演出パターンコマンド「演出2」の場合には、リーチハズレの演出表示パターン「トロッコ3+キャラクタA+キャラクタB」を選択して、RAM263に記憶する。このリーチハズレの演出表示パターン「トロッコ3+キャラクタA+キャラクタB」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄の変動開始後、予告キャラクタ81B(図13参照)を移動表示した後、変動図柄の変動開始から20秒後に、主制御基板290から指示されたリーチハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「787」)を液晶表示器52に停止表示させる演出表示パターンである。
また、RAM263から読み出した「演出パターンコマンド」が、スーパーリーチハズレの演出パターンコマンド「演出4」の場合には、スーパーリーチハズレの演出表示パターン「トロッコ5+キャラクタA」を選択して、RAM263に記憶する。このスーパーリーチハズレの演出表示パターン「トロッコ5+キャラクタA」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄の変動開始後、予告キャラクタ81D(図13参照)を移動表示した後、変動図柄の変動開始から30秒後に、主制御基板290から指示されたリーチハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「787」)を液晶表示器52に停止表示させる演出表示パターンである。
また、RAM263から読み出した「演出パターンコマンド」が、大当たりの演出パターンコマンド「演出6」の場合には、大当たりの演出表示パターン「トロッコ5+キャラクタA+キャラクタB+キャラクタC」を選択して、RAM263に記憶する。この大当たりの演出表示パターン「トロッコ5+キャラクタA+キャラクタB+キャラクタC」は、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄の変動開始後、予告キャラクタ81F(図13参照)を移動表示した後、変動図柄の変動開始から32秒後に、主制御基板290から指示された大当たりを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「777」の確変大当たり図柄である。)を液晶表示器52に停止表示させる演出表示パターンである。
そして、S203において、CPU261は、液晶表示器52に、左側、右側、中央に上下方向に変動する3列の各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始する。続いて、S204において、CPU261は、RAM263から「演出表示パターン」を読み出して大当たりの演出表示パターンか否か、即ち、この読み出した「演出表示パターン」が各大当たりの演出表示パターン「予告無し」〜「トロッコ7+キャラクタA+キャラクタB+キャラクタC」のうちのいずれかであるか否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM263から読み出した「演出表示パターン」が各大当たりの演出表示パターン「予告無し」〜「トロッコ7+キャラクタA+キャラクタB+キャラクタC」のうちのいずれかである場合には(S204:YES)、S205において、後述の大当たり変動表示処理(図19参照)のサブ処理を実行する。
そしてまた、S206において、CPU261は、サブ統合制御基板280のCPU281から確定信号が入力されるのを待つ(S206:NO)。尚、CPU291は、CPU281に出力した各変動パターン「1」、「11」、「12」、「22」の各表示時間「約5秒」、「約20秒」、「約30秒」、「約32秒」を予めROM292に記憶している。そして、CPU291は、変動パターン「1」をCPU281に対して出力した場合には、当該表示時間「約5秒」が経過した場合には、CPU281に確定信号を出力する。また、CPU291は、変動パターン「11」をCPU281に対して出力した場合には、当該表示時間「約20秒」が経過した場合には、CPU281に確定信号を出力する。また、CPU291は、変動パターン「12」をCPU281に対して出力した場合には、当該表示時間「約30秒」が経過した場合には、CPU281に確定信号を出力する。また、CPU291は、変動パターン「22」をCPU281に対して出力した場合には、当該表示時間「約32秒」が経過した場合には、CPU281に確定信号を出力する。また、CPU281は、CPU291からこの確定信号が入力された場合には、CPU261に対して液晶表示器52の表示画面に停止表示される各第1・第2・第3図柄の確定停止を指示する確定信号を出力する。
そして、CPU281から確定信号が入力された場合には(S206:YES)、S207において、CPU261は、液晶表示器52に停止表示される各第1・第2・第3図柄の確定停止表示を行い、大当たりが確定したことを遊技者に報知する。その後、S208において、CPU261は、大入賞口60の連続開放回数を表示する等の所定当たり遊技演出を表示後、当該処理を終了する。
一方、S204で、RAM263から読み出した「演出表示パターン」が各大当たりの演出表示パターン「予告無し」〜「トロッコ7+キャラクタA+キャラクタB+キャラクタC」のうちのいずれでもない場合には(S204:NO)、S209において、後述のハズレの変動表示処理(図18参照)のサブ処理を実行する。続いて、S210において、CPU261は、サブ統合制御基板280のCPU281から確定信号が入力されるのを待つ(S210:NO)。そして、CPU281から確定信号が入力された場合には(S210:YES)、S211において、CPU261は、液晶表示器52に停止表示される各第1・第2・第3図柄の確定停止表示を行い、完全ハズレまたはリーチハズレが確定したことを遊技者に報知後、当該処理を終了する。
次に、ハズレの変動表示処理(S209)のサブ処理について図18に基づいて説明する。図18に示すように、S221において、CPU261は、RAM263から「演出表示パターン」を読み出して完全ハズレの演出表示パターンか否か、即ち、この読み出した「演出表示パターン」が、各完全ハズレの演出表示パターン「予告無し」、「トロッコ3+キャラクタA」、「トロッコ5+キャラクタA」、「トロッコ7+キャラクタA」のうちのいずれかであるか否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM263から読み出した「演出表示パターン」が、各完全ハズレの演出表示パターン「予告無し」、「トロッコ3+キャラクタA」、「トロッコ5+キャラクタA」、「トロッコ7+キャラクタA」のうちのいずれかである場合には(S221:YES)、S222において、CPU261は、当該完全ハズレの演出表示パターンに対応する予告キャラクタを予告キャラクタ記憶エリア262Bに格納される各予告キャラクタ81A、81D、81Gから選択して、RAM263に記憶後、S227の処理に移行する。尚、CPU261は、完全ハズレの演出表示パターン「予告無し」に対しては、予告キャラクタを選択しない。即ち、CPU261は、当該完全ハズレの演出表示パターン「予告無し」の場合には、変動開始後に、複数台連結されたトロッコを移動表示しない。
一方、RAM263から読み出した「演出表示パターン」が、各完全ハズレの演出表示パターン「予告無し」、「トロッコ3+キャラクタA」、「トロッコ5+キャラクタA」、「トロッコ7+キャラクタA」のいずれでもない場合には(S221:NO)、S223の処理に移行する。S223において、CPU261は、RAM263から「演出表示パターン」を読み出してリーチハズレの演出表示パターンか否か、即ち、この読み出した「演出表示パターン」が、各リーチハズレの演出表示パターン「予告無し」〜「トロッコ3+キャラクタA+キャラクタB」、「トロッコ5+キャラクタA」、「トロッコ5+キャラクタA+キャラクタB」、「トロッコ7+キャラクタA」、「トロッコ7+キャラクタA+キャラクタB」のうちのいずれかであるか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、RAM263から読み出した「演出表示パターン」が、各リーチハズレの演出表示パターン「予告無し」〜「トロッコ3+キャラクタA+キャラクタB」、「トロッコ5+キャラクタA」、「トロッコ5+キャラクタA+キャラクタB」、「トロッコ7+キャラクタA」、「トロッコ7+キャラクタA+キャラクタB」のうちのいずれかである場合には(S223:YES)、S224において、CPU261は、当該リーチハズレの演出表示パターンに対応する予告キャラクタを予告キャラクタ記憶エリア262Bに格納される各予告キャラクタ81A、81B、81D、81E、81G、81Hから選択して、RAM263に記憶後、S227の処理に移行する。尚、CPU261は、リーチハズレの演出表示パターン「予告無し」に対しては、予告キャラクタを選択しない。即ち、CPU261は、当該リーチハズレの演出表示パターン「予告無し」の場合には、変動開始後に、複数台連結されたトロッコを移動表示しない。
一方、RAM263から読み出した「演出表示パターン」が、各リーチハズレの演出表示パターン「予告無し」〜「トロッコ3+キャラクタA+キャラクタB」、「トロッコ5+キャラクタA」、「トロッコ5+キャラクタA+キャラクタB」、「トロッコ7+キャラクタA」、「トロッコ7+キャラクタA+キャラクタB」のうちのいずれでもない場合には(S223:NO)、S225において、CPU261は、RAM263から「演出表示パターン」を読み出してスーパーリーチハズレの演出表示パターンか否か、即ち、この読み出した「演出表示パターン」が、各スーパーリーチハズレの演出表示パターン「予告無し」〜「トロッコ7+キャラクタA+キャラクタB+キャラクタC」のうちのいずれかであるか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、RAM263から読み出した「演出表示パターン」が、各スーパーリーチハズレの演出表示パターン「予告無し」〜「トロッコ7+キャラクタA+キャラクタB+キャラクタC」のうちのいずれかである場合には(S225:YES)、S226において、CPU261は、当該リーチハズレの演出表示パターンに対応する予告キャラクタを予告キャラクタ記憶エリア262Bに格納される各予告キャラクタ81A〜81Iから選択して、RAM263に記憶後、S227の処理に移行する。他方、RAM263から読み出した「演出表示パターン」が、各スーパーリーチハズレの演出表示パターン「予告無し」〜「トロッコ7+キャラクタA+キャラクタB+キャラクタC」のうちのいずれでもない場合には(S225:NO)、CPU261は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
続いて、S227において、CPU261は、RAM263から予告キャラクタを読み出し、当該予告キャラクタを液晶表示器52の表示画面の右側端縁部から左側端縁部に向かうように、該予告キャラクタの長さに関係なく同一の所定移動速度(例えば、約1cm/秒〜約4cm/秒の同一速の移動速度である。)で移動する移動表示を開始する。
そして、S228において、CPU261は、各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始してからROM262に予め記憶する第1所定時間(例えば、約1.5秒である。)が経過した場合には、RAM263から表示指示情報を構成する「最終停止図柄」の図柄データを読み出し、該図柄データの第1番目の図柄を液晶表示器52の左列の第1特別図柄として停止表示する。また、CPU261は、各第2・第3図柄の変動表示を継続する。例えば、RAM263から読み出した表示指示情報を構成する図柄データが「687」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の左列の第1特別図柄として「6」の図柄を停止表示する。
続いて、S229において、CPU261は、各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始してからROM262に予め記憶する第2所定時間(例えば、約3.5秒である。)が経過した場合には、RAM263から表示指示情報を構成する「最終停止図柄」の図柄データを読み出し、該図柄データの第3番目の図柄を液晶表示器52の右列の第2特別図柄として停止表示する。また、CPU261は、液晶表示器52の左列の第1特別図柄の停止表示を継続するとともに、中央部の第3図柄の変動表示を継続する。例えば、RAM263から読み出した表示指示情報を構成する図柄データが「687」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の右列の第2特別図柄として「7」の図柄を停止表示する。
更に、S230において、CPU261は、各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始してからROM262に予め記憶する第3所定時間(例えば、完全ハズレの演出表示パターンの場合には、約5秒である。また、リーチハズレの演出表示パターンの場合には、約20秒である。また、スーパーリーチハズレの演出表示パターンの場合には、約30秒である。)が経過した場合には、RAM263から表示指示情報を構成する「最終停止図柄」の図柄データを読み出し、該図柄データの第2番目の図柄を液晶表示器52の中央部の第3特別図柄として停止表示後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。これにより、各第1・第2・第3図柄が完全ハズレ、リーチハズレ、スーパーリーチハズレのいずれかの図柄で停止表示される。例えば、RAM263から読み出した演出指示情報を構成する図柄データが「687」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の中央部の第3特別図柄として「8」の図柄を停止表示し、ハズレを報知する。
次に、大当たりの変動表示処理(S205)のサブ処理について図19に基づいて説明する。図19に示すように、S241において、CPU261は、当該大当たりの演出表示パターンに対応する予告キャラクタを予告キャラクタ記憶エリア262Bに格納される各予告キャラクタ81A〜81Iから選択して、RAM263に記憶する。そして、S242において、CPU261は、RAM263から予告キャラクタを読み出し、当該予告キャラクタを液晶表示器52の表示画面の右側端縁部から左側端縁部に向かうように所定移動速度(例えば、先頭のトロッコが表示画面の右側端縁部に出現してから、約1秒〜約4秒で左側端縁部に到達する移動速度である。)で移動する移動表示を開始する。
そして、S243において、CPU261は、各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始してからROM262に予め記憶する第1所定時間(例えば、約1.5秒である。)が経過した場合には、RAM263から表示指示情報を構成する「最終停止図柄」の図柄データを読み出し、該図柄データの第1番目の図柄を液晶表示器52の左列の第1特別図柄として停止表示する。また、CPU261は、各第2・第3図柄の変動表示を継続する。例えば、RAM263から読み出した表示指示情報を構成する図柄データが「777」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の左列の第1特別図柄として「7」の図柄を停止表示する。
続いて、S244において、CPU261は、各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始してからROM262に予め記憶する第2所定時間(例えば、約3.5秒である。)が経過した場合には、RAM263から表示指示情報を構成する「最終停止図柄」の図柄データを読み出し、該図柄データの第3番目の図柄を液晶表示器52の右列の第2特別図柄として停止表示する。また、CPU261は、液晶表示器52の左列の第1特別図柄の停止表示を継続するとともに、中央部の第3図柄の変動表示を継続する。例えば、RAM263から読み出した表示指示情報を構成する図柄データが「777」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の右列の第2特別図柄として「7」の図柄を停止表示する。
更に、S230において、CPU261は、各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始してからROM262に予め記憶する第3所定時間(例えば、約32秒である。)が経過した場合には、RAM263から表示指示情報を構成する「最終停止図柄」の図柄データを読み出し、該図柄データの第2番目の図柄を液晶表示器52の中央部の第3特別図柄として停止表示後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。これにより、各第1・第2・第3図柄が大当たりの獲得を報知する特別図柄の組み合わせでで停止表示される。例えば、RAM263から読み出した演出指示情報を構成する図柄データが「777」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の中央部の第3特別図柄として「7」の図柄を停止表示する。
ここで、演出表示基板260のCPU261が、サブ統合制御基板280のCPU281から、大当たりの演出パターンコマンド「演出6」と「最終停止図柄」の図柄データとして「777」の表示指示情報を入力されて、大当たりの演出表示パターン「トロッコ5+キャラクタA+キャラクタB+キャラクタC」を選択した場合に(S201〜S202)、液晶表示器52の表示画面に演出表示する一例を図20及び図21に基づいて説明する。図20(A)に示すように、先ず、CPU261は、第1、第2、第3図柄の変動を開始する(S203)。そして、図20(B)に示すように、CPU261は、演出表示パターン「トロッコ5+キャラクタA+キャラクタB+キャラクタC」に対応する予告キャラクタ81F(図13参照)を選択して、液晶表示器52の表示画面の下端部に、右側端縁部から左側端縁部に向かって所定移動速度で移動するように表示する移動表示を開始する(S241〜S242)。
続いて、図20(C)に示すように、CPU261は、各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始してからROM262に予め記憶する第1所定時間(例えば、約1.5秒である。)が経過した場合には、液晶表示器52の左列の第1特別図柄として「7」の図柄を停止表示する(S243)。また、図20(D)に示すように、CPU261は、各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始してからROM262に予め記憶する第2所定時間(例えば、約3.5秒である。)が経過した場合には、液晶表示器52の右列の第2特別図柄として「7」の図柄を停止表示する(S244)。更に、図21(E)に示すように、CPU261は、各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始してからROM262に予め記憶する第3所定時間(例えば、約32秒である。)が経過した場合には、液晶表示器52の中央部の第3特別図柄として「7」の図柄を停止表示する(S245)。そして、CPU261は、確定信号が入力された場合には、「777」を確定停止した後(S206〜S207)、図21(F)に示すように、表示画面に「大当たり」を表示して、遊技者に大当たり獲得を報知する。
以上説明したとおり、本実施例に係るパチンコ機1によれば、各予告キャラクタ81A〜81Iは、連結されたトロッコの約2.5台分の全長が、液晶表示器52の表示画面の左右幅の長さにほぼ等しくなるように構成されている。このため、各予告キャラクタ81A〜81Iは、全長が表示画面の左側の側端縁部から右側の側端縁部までの長さよりも長くなるように形成されているため、表示画面上を移動する各予告キャラクタ81A〜81Iを該表示画面を注視している遊技者が確実に見ることができ、遊技者が特別図柄表示装置48に表示される予告内容を容易に把握することができるように確実に表示制御することが可能となる。
また、各予告キャラクタ81A〜81Iの全長が長くなるに従って、大当たりの演出表示パターンに多く選択されるように構成されているため(図11、図12参照)、各予告キャラクタ81G〜81Iが表示画面上に表示されることによって、遊技者の大当たり獲得に対する期待感を高めることができるように確実に表示制御することが可能となる。また、各予告キャラクタ81B、81C、81E、81Fでは、2台目のトロッコに「リーチ」と書かれた大きな袋が配置され、各予告キャラクタ81H、81Iでは4台目のトロッコに「リーチ」と書かれた大きな袋が配置されているため、この「リーチ」と書かれた大きな袋が配置されたトロッコが表示画面に移動表示されることによって、遊技者は、リーチ表示態様になる旨の予告を容易に把握することができると共に、大当たり獲得に対する期待感を更に高めることができるように確実に表示制御することが可能となる。
また、予告キャラクタ81Cでは、3台目のトロッコに「スーパーリーチ」と書かれた大きな袋が配置され、予告キャラクタ81Fでは4台目のトロッコに「スーパーリーチ」と書かれた大きな袋が配置され、また、予告キャラクタ81Iでは6台目のトロッコに「スーパーリーチ」と書かれた大きな袋が配置されているため、この「スーパーリーチ」と書かれた大きな袋が配置されたトロッコが表示画面に移動表示されることによって、遊技者は、リーチ表示態様になる旨の予告を容易に把握することができると共に、大当たり獲得の可能性が高い旨の予告を容易に把握することができ、遊技者の注意を強く引きつけ、大当たり獲得に対する期待感を高めることが可能となるように確実に表示制御することができる。
更に、各予告キャラクタ81A〜81Iは同一の移動速度で移動するように表示されて、全長の長さが予告演出の表示時間に対応しているため、各予告キャラクタ81A〜81Iが表示画面から消えることによって、遊技者は予告演出表示の終了を容易に確認できる。また、大当たりを獲得できる場合には、全長の長い各予告キャラクタ81G〜81Iが高い確率で選択されるため、各予告キャラクタ81A〜81Iの全長の長さが長くなるに従って予告演出の表示時間が長くなり、遊技者に対して大当たり獲得に対する期待感を高めて長い時間維持することができ、遊技の興趣を増大させることができる。
尚、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。