JP2011087015A - 情報通信装置及びこれを用いた情報通信システム並びに情報通信プログラム - Google Patents

情報通信装置及びこれを用いた情報通信システム並びに情報通信プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】共用可能に複数設けられたときに、同報送信に対し省エネルギを考慮したファクシミリ機能による代行送信を実現する。
【解決手段】情報通信装置1として、送信すべき情報を格納する送信情報格納手段3と、各情報通信装置1の動作状態を認識する動作状態認識手段4と、各情報通信装置1のファクシミリ機能による送信性能を認識する送信性能認識手段5と、送信情報に対する同報送信数を格納する同報送信数格納手段6と、各情報に基づいて各情報通信装置1のファクシミリ機能による送信電力情報を算出する送信電力情報算出手段7と、同報送信におけるファクシミリ機能による送信電力が予め決められた許容範囲内にある情報通信装置1の組合せを選択する選択手段8と、選択された情報通信装置1の組合せにて同報送信におけるファクシミリ機能による送信処理を開始させる送信処理開始手段9とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報通信装置及びこれを用いた情報通信システム並びに情報通信プログラムに関する。
従来における情報通信システムとしては例えば特許文献1,2に示すものが既に知られている。
特許文献1は、マスター機となるデジタル複写機が、自機で読み取った原稿画像をファクシミリ機能を備えた他のデジタル複写機に転送して、ファクシミリ送信を依頼し、依頼されたデジタル複写機にてファクシミリ送信を行うようにした技術である。また、同報送信については複数のデジタル複写機に代行を分担依頼して実施することが開示されている。
特許文献2は、同一のLAN上に複数接続されたファクシミリ装置において、他のファクシミリ装置の電話回線に関するトラフィック情報を獲得することで、最もトラフィックの小さいファクシミリ装置を選択して代行送信を行わせるようにした技術である。
特開2002−290647号公報(発明の実施の形態,図7) 特開2002−135476号公報(発明の実施の形態,図3)
本発明が解決しようとする技術的課題は、共用可能に複数設けられたときに、同報送信に対し省エネルギを考慮したファクシミリ機能による代行送信を実現することが可能な情報通信装置及びこれを用いた情報通信システム並びに情報通信プログラムを提供することである。
請求項1に係る発明は、通信回線を介して少なくとも送信可能なファクシミリ機能を有し且つ予め決められた組織内に複数設けられて相互に通信可能に接続される情報通信装置であって、送信すべき情報を格納する送信情報格納手段と、前記組織内の各情報通信装置の動作状態を認識する動作状態認識手段と、前記組織内の各情報通信装置の少なくともファクシミリ機能による送信性能を認識する送信性能認識手段と、前記送信情報に対する同報送信数を格納する同報送信数格納手段と、送信情報格納手段に格納される送信情報、動作状態認識手段にて認識された動作状態、送信性能認識手段にて認識された送信性能及び同報送信数格納手段にて格納された同報送信数に基づいて前記組織内の各情報通信装置のファクシミリ機能による送信電力情報を算出する送信電力情報算出手段と、この送信電力情報算出手段にて算出された各情報通信装置の送信電力情報を参照し、同報送信におけるファクシミリ機能による送信電力が予め決められた許容範囲内にある情報通信装置の組合せを選択する選択手段と、この選択手段にて選択された情報通信装置の組合せにて同報送信におけるファクシミリ機能による送信処理を開始させる送信処理開始手段と、を備えたことを特徴とする情報通信装置である。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る情報通信装置において、選択手段は、同報送信におけるファクシミリ機能による送信電力が最小値である情報通信装置の組合せを選択することを特徴とする情報通信装置である。
請求項3に係る発明は、請求項1に係る情報通信装置において、選択手段は、同報送信におけるファクシミリ機能による送信時間が最も短い情報通信装置の組合せを選択することを特徴とする情報通信装置である。
請求項4に係る発明は、請求項1に係る情報通信装置において、選択手段は、同報送信におけるファクシミリ機能による送信電力が予め決められた許容範囲内にある情報通信装置候補を表示する表示部を有し、この表示部にて表示された情報通信装置候補の組合せから選択することを特徴とする情報通信装置である。
請求項5に係る発明は、請求項1ないし4いずれかに係る情報通信装置において、選択手段による選択処理を例外的に実行しないことを指示する選択例外指示手段を備えていることを特徴とする情報通信装置である。
請求項6に係る発明は、請求項5に係る情報通信装置において、送信情報格納手段に格納された送信情報量が予め決められた閾値以下であるか否かを判別する送信情報量判別手段を備え、選択例外指示手段は、前記送信情報量判別手段による判別結果が閾値以下である条件では選択手段による選択処理を実行せずに自機からなる情報通信装置が含まれる組合せを選択することを特徴とする情報通信装置である。
請求項7に係る発明は、請求項1ないし6いずれかに係る情報通信装置において、送信開始処理手段は、選択手段にて選択された情報通信装置の組合せに自機が含まれるか否かを判別する判別部を有し、この判別部にて自機からなる情報通信装置であると判別した場合には、自機のファクシミリ機能による送信処理を実行し、前記判別部にて他機からなる情報通信装置であると判別した場合には、他機の情報通信装置に対してファクシミリ機能による送信処理を依頼し、かつ、送信すべき情報を送信することを特徴とする情報通信装置である。
請求項8に係る発明は、予め定められた組織内に複数の情報通信装置を通信可能に接続し、夫々の情報通信装置には通信回線を介して少なくとも送信可能なファクシミリ機能を具備させた情報通信システムであって、前記情報通信装置は、送信すべき情報を格納する送信情報格納手段と、前記組織内の各情報通信装置の動作状態を認識する動作状態認識手段と、前記組織内の各情報通信装置の少なくともファクシミリ機能による送信性能を認識する送信性能認識手段と、前記送信情報に対する同報送信数を格納する同報送信数格納手段と、送信情報格納手段に格納される送信情報、動作状態認識手段にて認識された動作状態、送信性能認識手段にて認識された送信性能及び同報送信数格納手段にて格納された同報送信数に基づいて前記組織内の各情報通信装置のファクシミリ機能による送信電力情報を算出する送信電力情報算出手段と、この送信電力情報算出手段にて算出された各情報通信装置の送信電力情報を参照し、同報送信におけるファクシミリ機能による送信電力が予め決められた許容範囲内にある情報通信装置の組合せを選択する選択手段と、この選択手段にて選択された情報通信装置の組合せにて同報送信におけるファクシミリ機能による送信処理を開始させる送信処理開始手段と、を備えたことを特徴とする情報通信システムである。
請求項9に係る発明は、予め定められた組織内に複数の情報通信装置を通信可能に接続すると共に、複数の情報通信装置を集中管理装置にて管理し、夫々の情報通信装置には通信回線を介して少なくとも送信可能なファクシミリ機能を具備させた情報通信システムであって、前記情報通信装置又は前記集中管理装置は、送信すべき情報を格納する送信情報格納手段と、前記組織内の各情報通信装置の動作状態を認識する動作状態認識手段と、
前記組織内の各情報通信装置の少なくともファクシミリ機能による送信性能を認識する送信性能認識手段と、前記送信情報に対する同報送信数を格納する同報送信数格納手段と、
送信情報格納手段に格納される送信情報、動作状態認識手段にて認識された動作状態、送信性能認識手段にて認識された送信性能及び同報送信数格納手段にて格納された同報送信数に基づいて前記組織内の各情報通信装置のファクシミリ機能による送信電力情報を算出する送信電力情報算出手段と、この送信電力情報算出手段にて算出された各情報通信装置の送信電力情報を参照し、同報送信におけるファクシミリ機能による送信電力が予め決められた許容範囲内にある情報通信装置の組合せを選択する選択手段と、この選択手段にて選択された情報通信装置の組合せにて同報送信におけるファクシミリ機能による送信処理を開始させる送信処理開始手段と、を備えたことを特徴とする情報通信システムである。
請求項10に係る発明は、通信回線を介して少なくとも送信可能なファクシミリ機能を有し且つ予め決められた組織内に複数設けられて相互に通信可能に接続される情報通信装置に用いられるコンピュータを、送信すべき情報を格納する送信情報格納手段と、前記組織内の各情報通信装置の動作状態を認識する動作状態認識手段と、前記組織内の各情報通信装置の少なくともファクシミリ機能による送信性能を認識する送信性能認識手段と、前記送信情報に対する同報送信数を格納する同報送信数格納手段と、送信情報格納手段に格納される送信情報、動作状態認識手段にて認識された動作状態、送信性能認識手段にて認識された送信性能及び同報送信数格納手段にて格納された同報送信数に基づいて前記組織内の各情報通信装置のファクシミリ機能による送信電力情報を算出する送信電力情報算出手段と、この送信電力情報算出手段にて算出された各情報通信装置の送信電力情報を参照し、同報送信におけるファクシミリ機能による送信電力が予め決められた許容範囲内にある情報通信装置の組合せを選択する選択手段と、この選択手段にて選択された情報通信装置の組合せにて同報送信におけるファクシミリ機能による送信処理を開始させる送信処理開始手段と、して機能させるための情報通信プログラムである。
請求項1に係る発明によれば、共用可能な複数の情報通信装置において、同報送信に対し省エネルギを考慮したファクシミリ機能による代行送信を実現することができる。
請求項2に係る発明によれば、共用可能な複数の情報通信装置において、同報送信に対し省エネルギを重視したファクシミリ機能による代行送信を実現することができる。
請求項3に係る発明によれば、共用可能な複数の情報通信装置において、同報送信に対し省エネルギ及び送信処理の効率化を考慮したファクシミリ機能による代行送信を実現することができる。
請求項4に係る発明によれば、共用可能な複数の情報通信装置において、候補を目視確認しながら、同報送信に対し省エネルギを考慮したファクシミリ機能による代行送信を実現することができる。
請求項5に係る発明によれば、共用可能な複数の情報通信装置において、省エネルギが不必要に嵩まない状況では情報通信装置の選択処理を省略することができる。
請求項6に係る発明によれば、共用可能な複数の情報通信装置において、送信情報量が少ない状況では、自機からなる情報通信装置を選択したとしても、省エネルギが不必要に嵩む事態を回避することができる。
請求項7に係る発明によれば、共用可能な複数の情報通信装置において、選択された情報通信装置が自機若しくは他機であるかを問わず、同報送信に対し省エネルギを考慮したファクシミリ機能による代行送信を実現することができる。
請求項8に係る発明によれば、共用可能な複数の情報通信装置を用い、同報送信に対し省エネルギを考慮したファクシミリ機能による代行送信を実現することが可能な情報通信システムを容易に構築することができる。
請求項9に係る発明によれば、共用可能な複数の情報通信装置及び集中管理装置を用い、同報送信に対し省エネルギを考慮したファクシミリ機能による代行送信を実現することが可能な情報通信システムを容易に構築することができる。
請求項10に係る発明によれば、同報送信に対し省エネルギを考慮したファクシミリ機能による代行送信を実現することができる共用可能な複数の情報通信装置を容易に構築することができる。
(a)は本発明が適用される情報通信システムの実施の形態の概要を示す説明図、(b)は(a)に示す情報通信システムで用いられる情報通信装置の構成例を示す説明図である。 実施の形態1に係る情報通信システムの全体構成を示す説明図である。 実施の形態1で用いられる情報通信装置の各種機能部を具現化したブロック図である。 実施の形態1に係る情報通信装置の処理内容を示すフローチャートである。 実施の形態2で用いられる情報通信装置の各種機能部を具現化したブロック図である。 実施の形態2に係る情報通信装置の処理内容を示すフローチャートである。 実施の形態3で用いられる情報通信装置の各種機能部を具現化したブロック図である。 実施の形態3に係る情報通信装置の処理内容を示すフローチャートである。 (a)は図8のステップS2030中の組合せ決定方法のアルゴリズムを示す説明図、(b)は(a)とは別の組合せ決定方法を示す説明図である。 実施の形態4に係る情報通信装置の各種機能部を具現化したブロック図である。 実施の形態4に係る情報通信装置の処理内容の変形の形態3−1を示す説明図である。 実施の形態5に係る情報通信システムの要部を示す説明図である。 実施の形態6に係る情報通信システムを示す説明図である。 実施の形態6で用いられる集中管理装置としてのサーバの各種機能部を具現化したブロック図である。 実施の形態6で用いられる情報通信装置の各種機能部を具現化したブロック図である。 実施の形態6で用いられる集中管理装置としてのサーバの各種機能部の変形の形態を具現化したブロック図である。 実施例1で用いられる複数の情報通信装置(FAX機器)の送信性能を示す説明図である。 (a)〜(c)はFAX機器101〜103の送信性能を示すグラフ図で、(a)〜(c)のいずれも図中左から順に、時間(横軸)−消費電力(縦軸)の関係を示す説明図、時間(横軸)−消費電力量(縦軸)の関係を示す説明図、データ量(横軸)−消費電力量(縦軸)の関係を示す説明図である。 実施例1において、全てのFAX機器がFAX送信可能状態からFAX送信動作を開始する条件下である場合のデータ量−消費電力量の関係を示すグラフ図である。 実施例1において、全てのFAX機器がスリープ状態からFAX送信動作を開始する条件下である場合のデータ量−消費電力量の関係を示すグラフ図である。 実施例1において、FAX機器がFAX送信可能状態とスリープ状態とが混在する例1の場合のデータ量−消費電力量の関係を示すグラフ図である。 実施例1において、FAX機器がFAX送信可能状態とスリープ状態とが混在する例2の場合のデータ量−消費電力量の関係を示すグラフ図である。 実施例1において、FAX機器がFAX送信可能状態とスリープ状態とが混在する例3の場合のデータ量−消費電力量の関係を示すグラフ図である。 実施例2において、67200[bit/部]のデータを3部同報送信する際の動作状態の組合せと消費電力量の例を示す説明図である。 実施例2において、91200[bit/部]のデータを3部同報送信する際の動作状態の組合せと消費電力量の例を示す説明図である。
◎実施の形態の概要
一般に、会社等のオフィスでは、以前はプリンタ、コピー機、スキャナ、ファクシミリ送受信機を一体化した高機能の複合機(複数の機能を合わせ持つ機械)を1フロアに1〜2台程度の少数台設置し、更に複合機よりも小型低速のプリント機能のみを有するプリンタを個人の作業スペース付近に必要に応じて複数台設置するという形態が一般的であった。
しかし、近年では、前述の複数台設置されているプリンタに替えて、1フロアあたり1〜2台程度設置されている高機能の複合機よりは低機能であるが、スキャナ機能やファクシミリ送受信機能も有するAIO(All In Oneの略)と呼ばれる複合機を導入するケースが増えてきている。
つまり、以前は1フロアに少数しかなかったファクシミリ機能が複数存在する状況になってきている。
また、近年、電気機器の省エネルギ、節電への対応が急務となってきている。それに伴い、高機能複合機やAIO複合機などは、機能を使用しない状態が一定時間続いた場合に、直ちに機能を使用できるスタンバイ状態から、電力消費を抑えたスリープ状態になるものも多い。
本実施の形態では、このような背景を考慮し、図1(a)(b)に示す情報通信システムを構築する。
先ず、情報通信システムは、図1(a)に示すように、予め定められた組織内に複数の情報通信装置1(例えば1(1),1(2)……1(n))を通信可能に接続し、夫々の情報通信装置1には通信回線2を介して少なくとも送信可能なファクシミリ機能(図中FAX機能と表記)を具備させたものである。
そして、本実施の形態で用いられる情報通信装置1は、図1(b)に示すように、送信すべき情報を格納する送信情報格納手段3と、前記組織内の各情報通信装置1の動作状態を認識する動作状態認識手段4と、前記組織内の各情報通信装置1の少なくともファクシミリ機能による送信性能を認識する送信性能認識手段5と、前記送信情報に対する同報送信数を格納する同報送信数格納手段6と、送信情報格納手段3に格納される送信情報J、動作状態認識手段4にて認識された動作状態J、送信性能認識手段5にて認識された送信性能J及び同報送信数格納手段6にて格納された同報送信数Jに基づいて前記組織内の各情報通信装置1のファクシミリ機能による送信電力情報を算出する送信電力情報算出手段7と、この送信電力情報算出手段7にて算出された各情報通信装置1の送信電力情報を参照し、同報送信におけるファクシミリ機能による送信電力が予め決められた許容範囲内にある情報通信装置1の組合せを選択する選択手段8と、この選択手段8にて選択された情報通信装置1の組合せにて同報送信におけるファクシミリ機能による送信処理を開始させる送信処理開始手段9と、を備えたものである。
このような技術的手段において、情報通信装置1は組織内の全てが上述した各機能手段3〜9を具備する必要はなく、少なくとも複数が前記各機能手段3〜9を具備するものであればよい。つまり、図1(b)の各機能手段3〜9を具備する情報通信装置1の複数のグループのみで上述した情報通信システムを構築し、この情報通信システムと同じ通信回線2に上述した各機能手段3〜9を具備していない情報通信装置を接続したとしても、共存することは可能である。
また、‘通信回線2’とは、通信可能な回線を意味するものであり、電話回線2aは勿論のこと、LANやインタネット等のネットワーク回線2bをも含む。
更に、‘少なくとも送信可能なファクシミリ機能を有し’とは、例えば送信専用のファクシミリ機能のものを含む趣旨であり、勿論、送信機能に加えて、受信機能、更には、印刷機能を備えたものも含む。
更にまた、‘相互に通信可能に接続される’とは、例えばLAN等のネットワーク回線2bを介して接続されている状況を意味する。
また、送信情報格納手段3とは送信すべき情報を格納するメモリなどを指す。
更に、動作状態認識手段4とは組織内の情報通信装置1がどのような動作状態(スリープ状態、ファクシミリ送信可能状態)にあるかを予め認識する手段を指す。尚、動作状態の他の例としては、電源OFF状態が挙げられる。また、スリープ状態にも数段階ある場合がある。
更にまた、送信性能認識手段5は組織内の情報通信装置1のファクシミリ機能による送信性能(例えばファクシミリ機能による送信電力、スリープ状態からファクシミリ送信可能状態に復帰するときに必要な復帰電力、ファクシミリ送信レートなど)を予め認識する手段を指す。
そしてまた、同報送信数格納手段6は同報送信数情報を格納するメモリなどを指す。
また、送信電力情報算出手段7は、少なくとも送信情報J、動作状態J、送信性能J及び同報送信数Jから送信電力情報を算出するものであればよく、他の情報を用いてよい。
ここで、‘送信電力情報’とは、代表的には送信電力量を指すが、これに限られるものではなく、送信電力量と所定の関連性を持つ情報をも含む。
更に、選択手段8は算出された各情報通信装置1の送信電力情報を参照し、同報送信におけるファクシミリ機能による送信電力が予め決められた許容範囲内にある情報通信装置1の組合せを選択するものであれば適宜選定してよい。ここで、‘予め決められた許容範囲内’とは、必ずしも最小値である必要はなく、最小値に対して予め決められた許容増加量を上乗せした範囲内であればよいことを意味するものである。そして、情報通信装置1の組合せには複数のみならず、単数の場合も含む。
また、送信処理開始手段9としては、選択された情報通信装置1が自機又は他機であるか否かを問わず、選択された情報通信装置1の組合せを用いて同報送信におけるファクシミリ機能による送信処理を開始させるものであれば適宜選定して差し支えない。
また、このような情報通信装置1を構築するには、例えば以下のような情報通信プログラムを通信回線2あるいはCD−ROM等の記録媒体を介してインストールするようにすればよい。
この種の情報通信プログラムとしては、通信回線2を介して少なくとも送信可能なファクシミリ機能を有し且つ予め決められた組織内に複数設けられて相互に通信可能に接続される情報通信装置1に用いられるコンピュータを、送信すべき情報を格納する送信情報格納手段3と、前記組織内の各情報通信装置1の動作状態を認識する動作状態認識手段4と、前記組織内の各情報通信装置1の少なくともファクシミリ機能による送信性能を認識する送信性能認識手段5と、前記送信情報に対する同報送信数を格納する同報送信数格納手段6と、送信情報格納手段3に格納される送信情報J、動作状態認識手段4にて認識された動作状態J、送信性能認識手段5にて認識された送信性能J及び同報送信数格納手段6にて格納された同報送信数Jに基づいて前記組織内の各情報通信装置1のファクシミリ機能による送信電力情報を算出する送信電力情報算出手段7と、この送信電力情報算出手段7にて算出された各情報通信装置1の送信電力情報を参照し、同報送信におけるファクシミリ機能による送信電力が予め決められた許容範囲内にある情報通信装置1の組合せを選択する選択手段8と、この選択手段8にて選択された情報通信装置1の組合せにて同報送信におけるファクシミリ機能による送信処理を開始させる送信処理開始手段9と、して機能させるものであればよい。
次に、本実施の形態に係る情報通信装置1の代表的態様又は好ましい態様について説明する。
選択手段8の代表的態様としては以下の態様が挙げられる。
(1)送信電力が最小になる条件を優先した態様
(2)送信電力に加えて、送信処理の効率化を考慮した態様
(3)情報通信装置1候補を表示し、ユーザにて選択する態様
ここで、(1)については、同報送信におけるファクシミリ機能による送信電力が最小値である情報通信装置1を選択するようにすればよく、(2)については、同報送信におけるファクシミリ機能による送信電力が予め決められた許容範囲内で且つファクシミリ機能による送信時間が最も短い情報通信装置1を選択するようにすればよく、(3)については、同報送信におけるファクシミリ機能による送信電力が予め決められた許容範囲内にある情報通信装置1候補を表示する表示部を有し、この表示部にて表示された情報通信装置1候補の組合せを選択するようにすればよい。
また、本実施の形態に係る情報通信装置1では、常に選択手段8による選択処理を行うようにしてもよいが、必要に応じて、選択手段8による選択処理を行うようにしてもよい。
このような要請下では、選択手段8による選択処理を例外的に実行しないことを指示する選択例外指示手段(不図示)を備えるようにすればよい。
本態様は、常に選択手段8による選択処理を実行する必要がない場合、例えば送信電力の増加割合が小さいときには選択手段8による選択処理を実行しなくても、省エネルギが不必要に嵩むことはないことを考慮したものである。
また、例えば送信情報格納手段3に格納された送信情報量が予め決められた閾値以下であるか否かを判別する送信情報量判別手段(不図示)を備えた態様では、上述した選択例外指示手段の代表的態様として、前記送信情報量判別手段による判別結果が閾値以下である条件では選択手段8による選択処理を実行せずに自機からなる情報通信装置1が含まれる組合せを選択するようにすればよい。
本態様では、送信情報量が少ないとき(閾値以下のとき)には、自機からなる情報通信装置1を使用し、送信情報量が多いとき(閾値を超えたとき)には、送信電力を考慮して情報通信装置1の選択を行うものである。このため、送信情報量が少ないときは送信電力の増加割合が小さいことから、自機からなる情報通信装置1を一義的に選択するようにしても、消費エネルギが不必要に嵩むことはない。
更に、送信処理開始手段9の代表的態様としては、選択手段8にて選択された情報通信装置1が自機であるか否かを判別する判別部を有し、この判別部にて自機からなる情報通信装置1であると判別した場合には、自機のファクシミリ機能による送信処理を実行し、前記判別部にて他機からなる情報通信装置1であると判別した場合には、他機の情報通信装置1に対してファクシミリ機能による送信処理を依頼し、かつ、送信すべき情報を送信するようにすればよい。
上述した情報通信システムは、組織内に互いに通信可能な複数の情報通信装置1を有し、情報通信装置1自体で判断し、いずれかの情報通信装置1を用いてファクシミリ機能による代行送信を実現する方式であるが、図1(a)に二点鎖線で示すように、情報通信装置1以外に集中管理装置10を付加し、情報通信装置1と集中管理装置10とに各機能手段を分散させるようにした情報通信システムも構築可能である。
このような情報通信システムとしては、図1(a)(b)に示すように、予め定められた組織内に複数の情報通信装置1(例えば1(1),1(2)……1(n))を通信可能に接続すると共に、複数の情報通信装置1を集中管理装置10にて管理し、夫々の情報通信装置1には通信回線2を介して少なくとも送信可能なファクシミリ機能を具備させたものであって、前記情報通信装置1又は前記集中管理装置10は、送信すべき情報を格納する送信情報格納手段3と、前記組織内の各情報通信装置1の動作状態を認識する動作状態認識手段4と、前記組織内の各情報通信装置1の少なくともファクシミリ機能による送信性能を認識する送信性能認識手段5と、前記送信情報に対する同報送信数を格納する同報送信数格納手段6と、送信情報格納手段3に格納される送信情報J、動作状態認識手段4にて認識された動作状態J、送信性能認識手段5にて認識された送信性能J及び同報送信数格納手段6にて格納された同報送信数Jに基づいて前記組織内の各情報通信装置1のファクシミリ機能による送信電力情報を算出する送信電力情報算出手段7と、この送信電力情報算出手段7にて算出された各情報通信装置1の送信電力情報を参照し、同報送信におけるファクシミリ機能による送信電力が予め決められた許容範囲内にある情報通信装置1の組合せを選択する選択手段8と、この選択手段8にて選択された情報通信装置1の組合せにて同報送信におけるファクシミリ機能による送信処理を開始させる送信処理開始手段9と、を備えたものである。
◎実施の形態1
図2は実施の形態1に係る情報通信システムの全体構成を示す。
同図において、情報通信システムは、予め決められた組織W内に、共用可能な複数(本例では3つ)の情報通信装置100(具体的には101〜103)をLAN等のネットワーク回線104を介して相互に通信可能に接続したものである。
本実施の形態では、情報通信装置101はプリンタ機能、コピー機能、スキャナ機能に加えてファクシミリ機能を具備した高機能の複合機であり、また、情報通信装置102,103は高機能の複合機よりは低機能であるが、スキャナ機能やファクシミリ送受信機能も有するAIO(All In Oneの略)と呼ばれる複合機である。
ここで、情報通信装置101〜103はいずれもファクシミリ機能を備えているため、以下の説明では必要に応じてFAX機器と表記する。
また、FAX機器100(101〜103)は、夫々電話回線105と接続されており、夫々が電話回線105を介してファクシミリ送信(以下必要に応じてFAX送信と表記する)を行うことが可能であるほか、FAX機器100(101〜103)夫々が夫々に対してネットワーク回線104を介して情報をやりとり可能になっている。
また、図3は実施の形態1で用いられるFAX機器100の各機能部を示すブロック図である。
同図において、符号201はネットワーク回線104とのインターフェースであるネットワークインターフェース部、202はFAX送信を行う電話回線105とのインターフェースであるFAX送信インターフェース部、203はFAX機器100(101〜103)が電力消費を抑えたスリープ状態からFAX送信可能状態まで復帰するのに必要な復帰電力量を保存しておく復帰電力量保存部、204はFAX送信可能状態で消費する電力を保存しておくFAX送信電力保存部、205はFAX送信レートを保存しておくFAX送信レート保存部、206はFAX機器100(101〜103)がスリープ状態かFAX送信可能状態かを保存しておく動作状態保存部、207はFAX送信すべきFAX送信データ量を保存しておく送信データ量保存部、208は同報送信する部数を保存する同報送信数保存部、209は各保存部203〜208に保存された情報を参照し、どのFAX機器100(101〜103のいずれか)に対してFAX送信依頼をすべきか判断するFAX送信依頼判断部である。
このような構成において、復帰電力量保存部203、FAX送信電力保存部204、FAX送信レート保存部205には、各FAX機器100(101〜103)の情報を予め設定しておく。
ここで、設定方法としては、ネットワークインターフェース部201を介して各FAX機器100(101〜103)に問い合わせ、得られた結果を保存してもよいし、FAX機器100(101〜103)付属のユーザインターフェース部(不図示)からユーザが手動で入力してもよいし、FAX機器100(101〜103)に接続されているパーソナルコンピュータのような端末機器(不図示)から入力されたデータを保存する等適宜選定して差し支えない。
次に、本実施の形態において、FAX機器100によるFAX送信依頼処理過程を図4に示すフローチャートに従って説明する。
同図において、先ず、ステップS2001にて、本実施の形態の情報通信システムに含まれるFAX機器100(101〜103)の現在の動作状態(本例では、例えばスリープ状態かFAX送信可能状態か)を問い合わせ、動作状態保存部206に保存する。
次に、ステップS2002にて、復帰電力量保存部203、FAX送信電力保存部204、FAX送信レート保存部205、動作状態保存部206、送信データ量保存部207及び同報送信数保存部208に保存していた各FAX機器100(101〜103)の情報を、FAX送信依頼判断部209に入力し、FAX送信依頼判断部209では同報送信数も考慮して、各FAX機器100(101〜103)のFAX送信電力量を求め、ステップS2003にて最小電力量のFAX機器100(101〜103)の組合せを選び出す。
ここで、FAX送信電力量の求め方の詳細については後述する実施例にて詳述する。
尚、上述の送信データ量保存部207に保存するFAX送信データ量は、FAX機器100に含まれているデータ読取装置(不図示)からFAX送信データをスキャンした際にカウントしたものでもよいし、FAX機器100の外部からネットワークインターフェース部201やその他のUSBなどの外部とのインターフェース(不図示)からFAX送信データを受信した際にカウントしたものでもよい。また、送信データ量保存部207に保存する値は、1件当たりのFAX送信データ量であり、総FAX送信データ量(1件あたりのFAX送信データ量×同報送信数)ではない。
次に、ステップS2003で選択したFAX機器100の組合せ、すなわち消費電力が最小になる組合せが複数あるか否かをステップ2004にて判断し、複数の組合せが選ばれた場合には、その中で送信完了時間が一番早い組合せをステップS2005にて選択する。
そして、ステップS2003又はS2005で選択したFAX機器100(101〜103)が自分自身(例えばFAX機器101)かどうかをステップS2006にて判断し、自分自身でないならばステップS2007にてFAX送信依頼判断部209はネットワークインターフェース部201を通じて、選択したFAX機器100(例えばFAX機器102)にFAX送信依頼を通知し、それに続けてステップS2008にてFAX送信データを選択したFAX機器100(例えばFAX機器102)に送信し、依頼先のFAX機器100(例えばFAX機器102)で代行FAX送信してもらう。
一方、ステップS2003又はS2005で選択したFAX機器100が自分自身(例えばFAX機器101)だった場合は、ステップ2009に示すように、FAX送信依頼判断部209はFAX送信依頼を出さずに、ステップS1007にて自分自身でFAX送信インターフェース部202を通じてFAX送信する。
◎実施の形態2
図5は実施の形態2に係るFAX機器の各機能部を具現化したブロック図である。
同図において、FAX機器100(101〜103)の基本的構成は、実施の形態1と略同様であるが、実施の形態1と異なり、送信依頼すべきデータ量の閾値を保存する送信依頼閾値保存部210が付加され、FAX送信依頼判断部209に対し各保存部203〜208の情報と共に送信依頼閾値保存部210の閾値が入力されるようになっている。
ここで、送信依頼閾値保存部210に保存される閾値はユーザが予め決めたもので差し支えないが、送信依頼すべきデータ量が多いときにはその分送信電力が嵩むことから、送信電力が嵩むことをそれほど考慮しなくてもよい程度の許容送信データ量を閾値として選択するようにすればよい。
尚、実施の形態1と同様な要素については同様な符号を付してここではその詳細な説明を省略する。
次に、本実施の形態において、FAX機器100によるFAX送信依頼処理過程を図6に示すフローチャートに従って説明する。
同図において、先ずステップS2010にて送信データ量が閾値以下か否かを判断し、送信データ量が閾値を超えた条件では、実施の形態1と同様に、ステップS2001〜ステップS2009の処理を進めるのに対し、送信データ量が閾値以下である条件では、ステップS2001〜ステップS2009までの処理を行わずに、ステップS2011に移行した後、すべてを自分自身のFAX機器100(例えば101)でFAX送信を行うように処理する。
◎実施の形態3
図7は実施の形態3に係るFAX機器の各機能部を具現化したブロック図である。
同図において、FAX機器100(101〜103)の基本的構成は、実施の形態1と略同様であるが、実施の形態1,2と異なり、FAX機器100のFAX送信に要する最小電力量より増加することを許容する電力量許容増加量保存部220が付加され、FAX送信依頼判断部209に対し各保存部203〜208の情報と共に電力量許容増加量保存部220の電力量許容増加量が入力されるようになっている。
ここで、電力量許容増加量は、FAX送信に要する最小電力量よりもどの程度の増加量まで許容するかを決めるものであり、ユーザ側で適宜設定するようにすればよい。この電力量許容増加量の設定方法としては、FAX機器100付属のユーザインターフェース部(不図示)からユーザが手動で入力してもよいし、FAX機器100に接続されているパーソナルコンピュータのような端末機器(不図示)から入力されたデータを設定する等適宜選定して差し支えない。
尚、実施の形態1と同様な要素については同様な符号を付してここではその詳細な説明を省略する。また、本実施の形態では、実施の形態2の送信依頼閾値保存部210は付加されていない。
次に、本実施の形態において、FAX機器100によるFAX送信依頼処理過程を図8に示すフローチャートに従って説明する。
同図において、先ず、ステップS2001にて、本実施の形態の情報通信システムに含まれるFAX機器100(101〜103)の現在の動作状態を問い合わせ、動作状態保存部206に保存する。
次に、ステップS2002にて、復帰電力量保存部203、FAX送信電力保存部204、FAX送信レート保存部205、動作状態保存部206、送信データ量保存部207及び同報送信数保存部208に保存していた各FAX機器100(101〜103)の情報を、FAX送信依頼判断部209に入力し、FAX送信依頼判断部209では各FAX機器100(101〜103)のFAX送信電力量を求める。
そして、ステップS2020に示すように、電力量許容増加量に収まるFAX機器100の組合せを選択候補として選び出す。
しかる後、ステップS2030に示すように、組合せ決定方法に従い、FAX機器100(101〜103)の組合せを選択する。
ここで、ステップS2030の組合せ決定方法の代表例について説明すると、図9(a)又は(b)に示す手法が挙げられる。
先ず、図9(a)に示す手法は、選択候補として選び出されたFAX機器の組合せの中から、全FAX送信完了までの時間が最も短いものを自動的に選択するものである。
具体的には、図8のステップS2020にてFAX機器101,102の組合せと、FAX機器101,103の組合せが選び出されたとすると、ステップS2031にて選び出された各FAX機器100についてFAX送信完了までの時間を算出し、ステップS2032にて全FAX送信完了時間が最も短いFAX機器100の組合せか否かを判断し、例えばFAX機器101,102の組合せについて全FAX送信完了時間が最も短いFAX機器の組合せであると仮定すれば、ステップS2033にて全FAX送信完了時間が最も短いと判断されたFAX機器101,102の組合せを選択対象として決定し、一方、それ以外の選択候補のFAX機器101,103の組合せについては、ステップS2034にて全FAX送信完了時間が最も短いFAX機器の組合せではないことから、選択対象から除外する。
また、図9(b)に示す手法は、選択候補として選び出されたFAX機器100(例えばFAX機器101,102の組合せと、FAX機器101,103の組合せ)をFAX機器100付属のユーザインターフェース部111又はパーソナルコンピュータのような端末機器120のユーザインターフェース部121の表示部130に表示し、その中からユーザに一つ選択操作させるものである。
その際、電力増加量や送信完了までにかかる時間を数値やパーセンテージで表すと、ユーザの選択判断が容易になる点でより好ましい。
しかる後、ステップS2030で選択したFAX機器100が自分自身(例えばFAX機器101)かどうかをステップS2006にて判断し、自分自身でないならばステップS2007にてFAX送信依頼判断部209はネットワークインターフェース部201を通じて、選択したFAX機器100(例えばFAX機器102)にFAX送信依頼を通知し、それに続けてステップS2008にてFAX送信データを選択したFAX機器100(例えばFAX機器102)に送信し、依頼先のFAX機器100(例えばFAX機器102)で代行FAX送信してもらう。
一方、ステップS2030で選択したFAX機器100が自分自身(例えばFAX機器101)だった場合は、FAX送信依頼判断部209はFAX送信依頼を出さずに、ステップS2009にて自分自身でFAX送信インターフェース部202を通じてFAX送信する。
◎実施の形態4
図10は実施の形態4に係るFAX機器の各機能部を具現化したブロック図である。
同図において、FAX機器100(101〜103)の基本的構成は、実施の形態1と略同様であるが、実施の形態2,3と異なり、送信依頼すべきデータ量の閾値を保存する送信依頼閾値保存部210と、FAX機器100のFAX送信に要する最小電力量より増加することを許容する電力量許容増加量保存部220との両者が付加され、FAX送信依頼判断部209に対し各保存部203〜208の情報と共に、送信依頼閾値保存部210の閾値と電力量許容増加量保存部220の電力量許容増加量とが入力されるようになっている。
次に、実施の形態4に示すFAX機器100によるFAX送信依頼処理過程を図11に示す。
同図において、FAX機器100によるFAX送信依頼処理は、基本的に図8と略同様であるが、図8と異なり、先ずステップS2010にて送信データ量が閾値以下か否かを判断し、送信データ量が閾値を超えた条件では、実施の形態3と同様に、ステップS2001〜ステップS2009の処理を進めるのに対し、送信データ量が閾値以下である条件では、ステップS2001〜ステップS2009までの処理を行わずに、ステップS2011に移行した後、すべてを自分自身のFAX機器100(例えば101)でFAX送信を行うように処理する。
◎実施の形態5
図12は所謂ダイレクトFAXを可能とする情報通信システムの実施の形態5の要部を示す。
ここでいうダイレクトFAXとは、パーソナルコンピュータのような端末機器120から直接FAXデータ及び宛先情報をFAX機器100(例えば101〜103のいずれか)に転送してFAX送信する機能を指す。
本実施の形態では、端末機器120には、FAX機器100のダイレクトFAX用のドライバがインストールされており、このドライバ上に、実施の形態1〜4に示すようなFAX機器の選択処理に対する省エネルギ機能が付加されている。
例えば端末機器120の表示部130にダイレクトFAX用のドライバ画面を表示し、この表示画面中に、選択肢としての“省エネFAX送信”をチェックすることで、上述した省エネルギ機能に基づくFAX機器100(例えば101〜103)の組合せを選択するようにすればよい。
尚、本実施の形態では、選択肢としての“省エネFAX送信”をチェックしない場合には、通常のダイレクトFAXが実現されるようになっている。
◎実施の形態6
図13は実施の形態6に係る情報通信システムの全体構成を示す説明図である。
同図において、情報通信システムの基本的構成は、実施の形態1〜4と略同様であるが、実施の形態1〜4と異なり、FAX機器100(例えば101〜103)とは別に、これらのFAX機器100を集中管理する集中管理装置としてのサーバ140をネットワーク回線104を介して各FAX機器100と通信可能に接続したものである。
ここで、サーバ140及び各FAX機器100(101〜103)の各機能部について説明する。
―サーバ―
本実施の形態において、サーバ140は、図14に示すように、ネットワーク回線104とのインターフェースであるネットワークインターフェース部401と、FAX機器100(101〜103)が電力消費を抑えたスリープ状態からFAX送信可能状態まで復帰するのに必要な復帰電力量を保存しておく復帰電力量保存部403と、FAX送信可能状態で消費する電力を保存しておくFAX送信電力保存部404と、FAX送信レートを保存しておくFAX送信レート保存部405と、FAX機器100(101〜103)がスリープ状態かFAX送信可能状態かを保存しておく動作状態保存部406と、FAX送信すべきFAX送信データ量を保存しておく送信データ量保存部407と、同報送信する部数を保存する同報送信数保存部408と、各保存部403〜408に保存された情報を参照し、どのFAX機器100(101〜103)の組合せに対してFAX送信依頼をすべきか判断するFAX送信依頼判断部409とを備えている。
尚、送信データ量保存部407はネットワークインターフェース部401と接続されており、各FAX機器100(101〜103)との間で送信データをやりとりすることが可能になっている。
―FAX機器―
また、本実施の形態において、FAX機器100(101〜103)は、図15に示すように、実施の形態1〜4と同様に、ネットワーク回線104とのインターフェースであるネットワークインターフェース部201と、FAX送信を行う電話回線105とのインターフェースであるFAX送信インターフェース部202を備えているが、他の機能部は実施の形態1〜4と異なっている。
同図において、符号233は自機であるFAX機器100について電力消費を抑えたスリープ状態からFAX送信可能状態まで復帰するのに必要な復帰電力量を保持しておく復帰電力量保持部、234は自機であるFAX機器100について送信可能状態で消費する電力を保持しておくFAX送信電力保持部、235は自機であるFAX機器100についてFAX送信レートを保持しておくFAX送信レート保持部、236は自機であるFAX機器100についてスリープ状態かFAX送信可能状態かを保持しておく動作状態保持部、237は自機であるFAX機器100についてFAX送信すべきFAX送信データ量を保持しておく送信データ量保持部、238は自機であるFAX機器100について同報送信数を保持する同報送信数保持部、239は各保持部233〜238に保持された情報をサーバ140に送信する自機状態送信部である。尚、図15ではFAX機器101について各機能部を明記し、FAX機器102,103の各機能部は図示を省略している。
次に、本実施の形態に係る情報通信システムの動作例を説明する。
各FAX機器100(101〜103)は、復帰電力量保持部233、FAX送信電力保持部234、FAX送信レート保持部235及び動作状態保持部236に保持している自機の情報を、自機状態送信部239を介してサーバ140に送り、サーバ140は各FAX機器100から送られてきたそれらの情報を自分の中の復帰電力量保存部403、FAX送信電力保存部404、FAX送信レート保存部405及び動作状態保存部406に保存する。
また、いずれかのFAX機器100(101〜103)からFAX送信したい場合(例えばFAX機器100に備えられたスキャナ機能にて情報をスキャンする等してFAX送信データを取り込んだような場合など)には、当該FAX機器100(101〜103のいずれか)の送信データ量保持部237に保持されている送信データ量と、同報送信数保持部238に保持されている同報送信数とを、自機状態送信部239を介してサーバ140に送り、サーバ140は送られてきたその情報を自分の中の送信データ量保存部407、同報送信数保存部408に保存する。
この状態において、サーバ140は、FAX送信依頼判断部409でFAX送信依頼を判断し、その結果を関係するFAX機器100(101〜103の組合せ)に伝える。
ここで、FAX送信データの配信方法については、一度サーバ140に集めてから送信依頼するFAX機器100(101〜103のいずれか)へ転送する方法と、サーバ140が、FAX送信データを取り込んだFAX機器100(101〜103のいずれか)と実際にFAX送信するFAX機器100(101〜103のいずれか)と間で橋渡しをする方法の2通りが考えられるが、いずれの方法を用いても差し支えない。
◎変形の形態
本実施の形態に係る情報通信システムは、FAX機器100にサーバ140を付加したものであるが、例えばサーバ140の各機能部については実施の形態6で示した態様に限られるものではなく、例えば図16に二点鎖線で示すように、実施の形態6で示す各機能部401,403〜409に加えて、送信依頼すべきデータ量の閾値を保存する送信依頼閾値保存部410を付加し、FAX送信依頼判断部409に対し各保存部403〜408の情報と共に送信依頼閾値保存部410の閾値を入力するように構成し、実施の形態2に係る情報通信システムと同様な動作過程を、サーバ140とFAX機器100(101〜103)との間で実現するようにしてもよい。
また、例えば図16に実線で示すように、FAX機器100のFAX送信に要する最小電力量より増加することを許容する電力量許容増加量保存部420を付加し、FAX送信依頼判断部409に対し各保存部403〜408の情報と共に電力量許容増加量保存部420の電力量許容増加量を入力するように構成し、実施の形態3に係る情報通信システムと同様な動作過程を、サーバ140とFAX機器100(101〜103)との間で実現するようにしてもよい。
更には、例えば図16に示すように、前記送信依頼閾値保存部410及び電力量許容増加量保存部420の両者を付加し、FAX送信依頼判断部409に対し各保存部403〜408の情報と共に送信依頼閾値保存部410の閾値及び電力量許容増加量保存部420の電力量許容増加量を入力するように構成し、実施の形態4に係る情報通信システムと同様な動作過程を、サーバ140とFAX機器100(101〜103)との間で実現するようにしてもよい。
◎実施例1
本実施例は、実施の形態1に係る情報通信システムを用い、FAX機器の選択処理過程を調べたものである。
図17は、実施例1における各FAX機器101〜103のFAX送信電力、復帰電力量、FAX送信レートの例である。尚、FAX機器番号は図2に示す符号に対応している。
ここでの例は、FAX送信レートが大きいFAX機器ほど、FAX送信電力および復帰電力量が大きい状態を示しているが、これは現在存在するFAX機器にあてはまる条件である。
図18は、図17のFAX機器で、201600[bit]のデータをFAX送信する場合において、
時間 [s] − 消費電力 [W] (左列)
時間 [s] − 消費電力量[Ws] (中央列)
データ量[bit] − 消費電力量[Ws] (右列)
の関係を示している。
そして、図18(a)〜(c)の順に、FAX機器101、FAX機器102、FAX機器103を示している。
例えばFAX機器103を例に挙げると、以下のようである。
また、図18(c)の左列の図は以下のことを示している。
201600[bit]送信するのに201600÷9600=21[s]かかり、その間消費電力5[W]を消費し続ける。このため、消費電力量は5×21=105[Ws]である。
また、図18(c)の中央列の図は以下のことを示している。
21[s]での消費電力量は105[Ws]であり、FAX送信中の消費電力は一定(5[W])なので、時間[s]−消費電力量[Ws]のグラフは比例関係を示す直線状になる。
更に、図18(c)の右列の図は以下のことを示している。
201600[bit]送信するための消費電力量は105[Ws]であり、FAX送信中の消費電力は一定(5[W])なので、データ量[bit]−消費電力量[Ws]のグラフは比例関係を示す直線状になる。
そして、同じデータ量をFAX送信する場合の消費電力量は
FAX機器101<FAX機器102<FAX機器103
になることが理解される。
図18から、各FAX機器101〜103で201600[bit]をFAX送信する場合の消費電力量とそれにかかる時間は以下の通りである。
FAX機器101 消費電力量: 60[Ws] (時間: 6[s])
FAX機器102 消費電力量: 98[Ws] (時間:14[s])
FAX機器103 消費電力量:105[Ws] (時間:21[s])
これを元に作成したデータ量[bit]−消費電力量[Ws]のグラフが図19である。
全てのFAX機器101〜103がFAX送信可能状態からFAX送信動作を開始して同量のデータをFAX送信する場合、最も少ない消費電力で行おうとするならば、データ量[bit]−消費電力量[Ws]のグラフの傾きが最も小さいものを選択すればよい。
本実施例においては、図19から、FAX機器101を選択してそこから送信すれば最も消費電力が少なくて済む、ということが理解される。
これに対して、全てのFAX機器101〜103がスリープ状態からFAX送信動作を開始する場合を図20に示す。
これは、図19の各FAX機器101〜103とのデータ量[bit]−消費電力量[Ws]の関係を示すグラフを、それぞれ図17に示した復帰電力量の分だけ消費電力量の軸のプラス方向にずらしたグラフである。
図20を見ると、全てのFAX機器101〜103がスリープの状態から、最も消費電力量が小さいFAX機器を選択する場合は、送信するデータ量によって異なり、
送信データ量<156800[bit]の場合・・・FAX機器103(9600[bps])
送信データ量≧156800[bit]の場合・・・FAX機器101(33600[bps])
を選択すればよいことになる。
図19は全てのFAX機器101〜103がFAX送信可能状態、図20は全てのFAX機器101〜103がスリープ状態だったが、これら以外に、FAX送信可能状態のFAX機器とスリープ状態のFAX機器とが混在する場合もある。
図21〜23はFAX送信可能状態のFAX機器とスリープ状態のFAX機器とが混在する例を示す。
図21では、スリープ状態:FAX機器101、102
FAX送信可能状態:FAX機器103
の場合である。この場合は、
送信データ量<224000[bit]の場合・・・FAX機器103(9600[bps])
送信データ量≧224000[bit]の場合・・・FAX機器101(33600[bps])
を選択すればよい。
図22では、スリープ状態:FAX機器101、103
FAX送信可能状態:FAX機器102
の場合である。この場合は、
送信データ量<265263[bit]の場合・・・FAX機器102(14400[bps])
送信データ量≧265263[bit]の場合・・・FAX機器101(33600[bps])
を選択すればよい。
図23に示すような場合もあり得る。このような場合も送信データ量により、最適なFAX機器101、102、103を選択すればよい。
◎実施例2
本実施例は、実施の形態1に係る情報通信システムを用い、各FAX機器のFAX送信電力量の算出法の一例を示す。
今、同報送信数を3件と仮定すれば、
1-1.FAX機器101(動作状態保存部206の状態を考慮)から送信部数:1
1-2.FAX機器101(動作状態保存部206の状態を考慮)から送信部数:2
1-3.FAX機器101(動作状態保存部206の状態を考慮)から送信部数:3
2-1.FAX機器102(動作状態保存部206の状態を考慮)から送信部数:1
2-2.FAX機器102(動作状態保存部206の状態を考慮)から送信部数:2
2-3.FAX機器102(動作状態保存部206の状態を考慮)から送信部数:3
3-1.FAX機器103(動作状態保存部206の状態を考慮)から送信部数:1
3-2.FAX機器103(動作状態保存部206の状態を考慮)から送信部数:2
3-3.FAX機器103(動作状態保存部206の状態を考慮)から送信部数:3
のように、先ず、それぞれのFAX機器から1部〜同報送信数全部をFAX送信する場合のすべてについて求め、次に、
1-2.FAX機器101(動作状態保存部206の状態を考慮)から送信部数:2
+2-1.FAX機器102(動作状態保存部206の状態を考慮)から送信部数:1
の場合、あるいは、
1-1.FAX機器101(動作状態保存部206の状態を考慮)から送信部数:1
+2-1.FAX機器102(動作状態保存部206の状態を考慮)から送信部数:1
+3-2.FAX機器103(動作状態保存部206の状態を考慮)から送信部数:1
の場合のように、(送信部数の和)=(同報送信数)になる組合せの合計消費電力量を計算する、という方法が挙げられる。
例として、67200[bit]の送信データを3部同報送信する場合を図24に示す。
同図において、α〜γの各部分は以下のことを示す。
α部分は、送信開始時の各FAX機器の状態を表している。
β部分は、α部分の動作状態での各FAX機器100から1〜3部を送信する際の消費電力量を表している。
γ部分は、α部分の動作状態での合計3部になる組み合わせでの消費電力量を表している。
この場合は、
状態A、E、F、G、Hの場合:FAX機器101から3部送信
状態B の場合:FAX機器103から3部送信
状態C、D の場合:FAX機器102から3部送信
すれば、消費電力量を最小にすることができることが把握される。
また、もう1つの例として、91200[bit]の送信データを3部同報送信する場合を図25に示す。
この場合は、
状態A〜Hの全て の場合:FAX機器101から3部送信
すれば、消費電力量が最小になる。
このように、送信データ量、各FAX機器100(101〜103)の動作状態により、消費電力量が最小となるFAX機器の組み合わせは異なる。
尚、上に挙げたのは総当り法ともいうべき一例で、これ以外の計算フローを用いてもよいことはいうまでもない。
◎実施例3
本実施例は、実施の形態3に係る情報通信システムを用い、例えば、実施例1の図20に示すように、FAX機器101〜103が全てスリープ状態から送信データ量:75600[bit/部]の文書を2部送信する場合を想定したものである。
このとき、消費電力量と送信時間については以下の通りである。
1台から2部送信する場合は、
消費電力量:(復帰電力量)+(1部あたりの送信電力量)×2
時間 :(復帰時間) +(1部あたりの送信時間)×2
2台から1部ずつ送信する場合は、
消費電力量:{(復帰電力量)+(1部あたりの送信電力量)}のFAX機器分の和
時間 :{(復帰時間) +(1部あたりの送信時間)}の最長時間
なので、
FAX機器103から2部
消費電力量:93.75[Ws]
時間 :15.75[s]+復帰時間
FAX機器102から2部
消費電力量:94.5[Ws]
時間 :10.5[s]+復帰時間
FAX機器101から2部
消費電力量:95[Ws]
時間 :4.5[s]+復帰時間
FAX機器103と102から1部ずつ
消費電力量:112.125[Ws]
時間 :7.875[s]+復帰時間
FAX機器103と101から1部ずつ
消費電力量:126.875[Ws]
時間 :7.875[s]+復帰時間
FAX機器102と101から1部ずつ
消費電力量:130.25[Ws]
時間 :5.25[s]+復帰時間
になる。
ここでは、FAX機器101、102、103の‘スリープ状態’から‘FAX送信可能状態’に復帰する復帰時間を3台とも同じと仮定している。
本例において、最小消費電力量の組み合わせは、FAX機器103から2部送信した場合であるが、電力量許容増加量を5[Ws]に設定すると、電力量許容範囲は93.75[Ws]〜98.75[Ws]となる。
このような状況では、FAX機器102から2部送信した場合やFAX機器101から2部送信した場合もこの範囲に含まれる。
このとき、FAX送信時間は、FAX機器101から2部送信した場合を選択すると、
(15.75+復帰時間)−(4.5+復帰時間)=11.25[s]短くなることが理解される。
1(1(1),1(2)〜1(n))…情報通信装置,2(2a,2b)…通信回線,3…送信情報格納手段,4…動作状態認識手段,5…送信性能認識手段,6…同報送信数格納手段,7…送信電力情報算出手段,8…選択手段,9…送信処理開始手段,10…集中管理装置,J…送信情報,J…動作状態,J…送信性能,J…同報送信数

Claims (10)

  1. 通信回線を介して少なくとも送信可能なファクシミリ機能を有し且つ予め決められた組織内に複数設けられて相互に通信可能に接続される情報通信装置であって、
    送信すべき情報を格納する送信情報格納手段と、
    前記組織内の各情報通信装置の動作状態を認識する動作状態認識手段と、
    前記組織内の各情報通信装置の少なくともファクシミリ機能による送信性能を認識する送信性能認識手段と、
    前記送信情報に対する同報送信数を格納する同報送信数格納手段と、
    送信情報格納手段に格納される送信情報、動作状態認識手段にて認識された動作状態、送信性能認識手段にて認識された送信性能及び同報送信数格納手段にて格納された同報送信数に基づいて前記組織内の各情報通信装置のファクシミリ機能による送信電力情報を算出する送信電力情報算出手段と、
    この送信電力情報算出手段にて算出された各情報通信装置の送信電力情報を参照し、同報送信におけるファクシミリ機能による送信電力が予め決められた許容範囲内にある情報通信装置の組合せを選択する選択手段と、
    この選択手段にて選択された情報通信装置の組合せにて同報送信におけるファクシミリ機能による送信処理を開始させる送信処理開始手段と、を備えたことを特徴とする情報通信装置。
  2. 請求項1記載の情報通信装置において、
    選択手段は、同報送信におけるファクシミリ機能による送信電力が最小値である情報通信装置の組合せを選択することを特徴とする情報通信装置。
  3. 請求項1記載の情報通信装置において、
    選択手段は、同報送信におけるファクシミリ機能による送信時間が最も短い情報通信装置の組合せを選択することを特徴とする情報通信装置。
  4. 請求項1記載の情報通信装置において、
    選択手段は、同報送信におけるファクシミリ機能による送信電力が予め決められた許容範囲内にある情報通信装置候補を表示する表示部を有し、この表示部にて表示された情報通信装置候補の組合せから選択することを特徴とする情報通信装置。
  5. 請求項1ないし4いずれかに記載の情報通信装置において、
    選択手段による選択処理を例外的に実行しないことを指示する選択例外指示手段を備えていることを特徴とする情報通信装置。
  6. 請求項5記載の情報通信装置において、
    送信情報格納手段に格納された送信情報量が予め決められた閾値以下であるか否かを判別する送信情報量判別手段を備え、
    選択例外指示手段は、前記送信情報量判別手段による判別結果が閾値以下である条件では選択手段による選択処理を実行せずに自機からなる情報通信装置が含まれる組合せを選択することを特徴とする情報通信装置。
  7. 請求項1ないし6いずれかに記載の情報通信装置において、
    送信開始処理手段は、選択手段にて選択された情報通信装置の組合せに自機が含まれるか否かを判別する判別部を有し、
    この判別部にて自機からなる情報通信装置であると判別した場合には、自機のファクシミリ機能による送信処理を実行し、
    前記判別部にて他機からなる情報通信装置であると判別した場合には、他機の情報通信装置に対してファクシミリ機能による送信処理を依頼し、かつ、送信すべき情報を送信することを特徴とする情報通信装置。
  8. 予め定められた組織内に複数の情報通信装置を通信可能に接続し、夫々の情報通信装置には通信回線を介して少なくとも送信可能なファクシミリ機能を具備させた情報通信システムであって、
    前記情報通信装置は、送信すべき情報を格納する送信情報格納手段と、
    前記組織内の各情報通信装置の動作状態を認識する動作状態認識手段と、
    前記組織内の各情報通信装置の少なくともファクシミリ機能による送信性能を認識する送信性能認識手段と、
    前記送信情報に対する同報送信数を格納する同報送信数格納手段と、
    送信情報格納手段に格納される送信情報、動作状態認識手段にて認識された動作状態、送信性能認識手段にて認識された送信性能及び同報送信数格納手段にて格納された同報送信数に基づいて前記組織内の各情報通信装置のファクシミリ機能による送信電力情報を算出する送信電力情報算出手段と、
    この送信電力情報算出手段にて算出された各情報通信装置の送信電力情報を参照し、同報送信におけるファクシミリ機能による送信電力が予め決められた許容範囲内にある情報通信装置の組合せを選択する選択手段と、
    この選択手段にて選択された情報通信装置の組合せにて同報送信におけるファクシミリ機能による送信処理を開始させる送信処理開始手段と、を備えたことを特徴とする情報通信システム。
  9. 予め定められた組織内に複数の情報通信装置を通信可能に接続すると共に、複数の情報通信装置を集中管理装置にて管理し、夫々の情報通信装置には通信回線を介して少なくとも送信可能なファクシミリ機能を具備させた情報通信システムであって、
    前記情報通信装置又は前記集中管理装置は、
    送信すべき情報を格納する送信情報格納手段と、
    前記組織内の各情報通信装置の動作状態を認識する動作状態認識手段と、
    前記組織内の各情報通信装置の少なくともファクシミリ機能による送信性能を認識する送信性能認識手段と、
    前記送信情報に対する同報送信数を格納する同報送信数格納手段と、
    送信情報格納手段に格納される送信情報、動作状態認識手段にて認識された動作状態、送信性能認識手段にて認識された送信性能及び同報送信数格納手段にて格納された同報送信数に基づいて前記組織内の各情報通信装置のファクシミリ機能による送信電力情報を算出する送信電力情報算出手段と、
    この送信電力情報算出手段にて算出された各情報通信装置の送信電力情報を参照し、同報送信におけるファクシミリ機能による送信電力が予め決められた許容範囲内にある情報通信装置の組合せを選択する選択手段と、
    この選択手段にて選択された情報通信装置の組合せにて同報送信におけるファクシミリ機能による送信処理を開始させる送信処理開始手段と、を備えたことを特徴とする情報通信システム。
  10. 通信回線を介して少なくとも送信可能なファクシミリ機能を有し且つ予め決められた組織内に複数設けられて相互に通信可能に接続される情報通信装置に用いられるコンピュータを、
    送信すべき情報を格納する送信情報格納手段と、
    前記組織内の各情報通信装置の動作状態を認識する動作状態認識手段と、
    前記組織内の各情報通信装置の少なくともファクシミリ機能による送信性能を認識する送信性能認識手段と、
    前記送信情報に対する同報送信数を格納する同報送信数格納手段と、
    送信情報格納手段に格納される送信情報、動作状態認識手段にて認識された動作状態、送信性能認識手段にて認識された送信性能及び同報送信数格納手段にて格納された同報送信数に基づいて前記組織内の各情報通信装置のファクシミリ機能による送信電力情報を算出する送信電力情報算出手段と、
    この送信電力情報算出手段にて算出された各情報通信装置の送信電力情報を参照し、同報送信におけるファクシミリ機能による送信電力が予め決められた許容範囲内にある情報通信装置の組合せを選択する選択手段と、
    この選択手段にて選択された情報通信装置の組合せにて同報送信におけるファクシミリ機能による送信処理を開始させる送信処理開始手段と、して機能させるための情報通信プログラム。
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