JP2011086770A - 光電変換素子及びその製造方法 - Google Patents

光電変換素子及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】耐久性に優れ、光変換効率の高い光電変換素子を提供する。
【解決手段】p型シリコン層20とn型酸化物半導体層30が積層されたことを特徴とする光電変換素子1。
【選択図】図1

Description

本発明は、光電変換素子及びその製造方法に関する。
シリコン系太陽電池の製造において、プラズマCVD法により各導電型半導体層を形成する際、他の異なる導電型半導体層のドーパントの混入を防ぐことが太陽電池特性の向上を図る上で重要である。このためシリコン系太陽電池は、連続分離形成装置を用いて各導電型半導体層を各反応室で分離形成して製造される。しかしながら製造工程が長くなり、低コストでの提供が困難であった。
また、CIGS(Cu、In、Ga、Se)系太陽電池では、有害性の高いCdS等のバッファー層を使用するため環境負荷が大きいことが課題であった。低コストで光変換素子を提供できるCdTe系の太陽電池も有害なCdを使用することから敬遠されている。
特許文献1は、カドミウムを含まないヘテロ接合薄膜太陽電池を開示し、この太陽電池の構造は、裏面金属電極/多元化合物半導体層/アモルファスSi真性半導体層/金属酸化物層/取り出し電極である。この素子構成による変換効率は約8%であり、未だ変換効率が低いことが課題であった。
非特許文献1には、p型結晶シリコンウエハと導電体であるn型ZGO層を積層させた構成を含む光変換素子が記載されており、p型結晶シリコンウエハとn型ZGO層の間に非晶質酸化インジウム−酸化亜鉛(IZO)を挿入することにより、ソーラーセルの効率を9%から14.09%に改善したことを示している。
特開平9−102621号公報
R.Martins et al.,"Zinc oxide and related compounds:order within the disorder",Proc.of SPIE,Vol.7217,7217OB1〜13.
しかしながら、非特許文献1は、p型結晶シリコンウエハとn型ZGO層の間にIZOを挿入することによりソーラーセルの効率を改善したことを示しているが、挿入されたIZO膜は、容易に酸素欠損と酸素が反応したり酸素が移動する等して、安定したキャリヤー濃度を保てない場合がある。これにより光変換効率が時間とともに変化してしまうため、耐久性に問題がある。
本発明の目的は、耐久性に優れ、光変換効率の高い光電変換素子を提供することである。
本発明によれば、以下の光電変換素子及びその製造方法が提供される。
1.p型シリコン層とn型酸化物半導体層が積層されたことを特徴とする光電変換素子。
2.前記p型シリコン層が、単結晶p型シリコン層、多結晶p型シリコン層及び非晶質p型シリコン層から選択される1種以上の層からなることを特徴とする1記載の光電変換素子。
3.前記n型酸化物半導体層が、多結晶酸化物半導体層及び非晶質酸化物半導体層から選択される1種以上の層からなることを特徴とする1又は2記載の光電変換素子。
4.前記n型酸化物半導体層が、酸化インジウム、酸化亜鉛、酸化スズ及び酸化ガリウムから選択される1種以上の酸化物半導体からなることを特徴とする1〜3のいずれか記載の光電変換素子。
5.p型シリコン層上に、スパッタリング法によりn型酸化物半導体層を成膜することを特徴とする1〜4のいずれか記載の光電変換素子の製造方法。
本発明によれば、耐久性に優れ、光変換効率の高い光電変換素子を提供することができる。
本発明に係る光電変換素子の一実施形態を示す図である。 本発明に係る光電変換素子の他の実施形態を示す図である。 非特許文献1の光電変換素子を示す図である。
本発明の光電変換素子はp型シリコン層とn型酸化物半導体層が積層された、pn型ヘテロジャンクション型光電変換素子である。
p型シリコン層とn型酸化物半導体層を積層した構成にすることにより、Vocの向上が図られ、さらに安定したJsc、フィルファクター(FF値)が得られるようになり、光電変換効率が高い素子を得ることができるようになる。
p型シリコン層は好ましくは、単結晶p型シリコン層、多結晶p型シリコン層及び非晶質p型シリコン層から選択される1種以上の層からなる。変換効率を高めるためには、単結晶、多結晶、非晶質の順に有利であるが、原料の入手及びコスト面では非晶質が最も有利であるため、適宜選択すればよい。
図1は結晶p型シリコン層を用いた光電変換素子の一実施形態を示す。
光電変換素子1は、裏面電極10を形成したp型シリコンウエハ20上にn型酸化物半導体層30、酸化物導電体層40及び集電金属電極50がこの順に積層されている。
p型シリコン層に単結晶p型シリコンを用いる場合、単結晶p型シリコンのインゴットをスライスして作成したウエハを使用することができる。
また、多結晶p型シリコン層を用いる場合は、溶融したp型シリコンを流延させ冷却し、その後スライスして作成したウエハを使用することができる。
さらに、非晶質p型シリコンを結晶化させ、又はCVD(化学気相成長)法、スパッタ法等、成膜時に結晶化させることもできる。
結晶p型シリコン層の厚みは、構成により適宜選択できるが、ウエハの厚みとしては、通常50〜300μmの厚みのものが用いられ、好ましくは80〜180μmである。50μm未満では、光の吸収率が低く光電変換効率が落ちる場合があり、300μm超ではコストが嵩む場合がある。
p型結晶シリコンに加えるドーパントとしては、P、As,Sb等が挙げられ、Pが好適に用いられる。
p型結晶シリコンのドープ量は、1014原子cm−3〜1018原子cm−3が好ましい。1014原子cm−3未満では、キャリヤー濃度が低く、半導体としての機能が低い場合があり、1018原子cm−3超では、導電体となる場合がある。より好ましくは、1015原子cm−3〜1017原子cm−3である。
p型シリコン層に非晶質p型シリコンを使用する場合は、例えば電極付基板に、CVD法やスパッタ法によりp型非晶質シリコン層を成膜することができる。
図2は非結晶p型シリコン層を用いた光電変換素子の一実施形態を示す。図2において図1と同じ部材については同じ符号を付して説明を省略する。光電変換素子2では、基材60上に各層が積層され、結晶p型シリコンウエハの代わりにp型非晶質シリコン層22が形成されている。
p型非晶質シリコン層の厚さは好ましくは0.2〜50μm、より好ましくは0.5〜30μmである。50μm超の場合、コストが上昇する恐れがあり、0.2μm未満の場合、光が十分に吸収されなくなる恐れがある。
非晶質p型シリコンに加えるドーパントとしては、P、As,Sb等が挙げられ、Pが好適に用いられる。
非晶質p型シリコンのドープ量は、1014原子cm−3〜1018原子cm−3が好ましい。1014原子cm−3未満では、キャリヤー濃度が低く、半導体としての機能が低い場合があり、1018原子cm−3超では、導電体となる場合がある。より好ましくは、1015原子cm−3〜1017原子cm−3である。
n型酸化物半導体層は好ましくは、多結晶酸化物半導体層及び非晶質酸化物半導体層から選択される1種以上の層からなる。また、n型酸化物半導体層は、好ましくは酸化インジウム、酸化亜鉛、酸化スズ及び酸化ガリウムから選択される1種以上の酸化物半導体からなる。
n型酸化物半導体として多結晶酸化物半導体層を用いる場合、酸化インジウム−酸化亜鉛、酸化インジウム−酸化ガリウム、酸化インジウム−酸化亜鉛−酸化ガリウム、酸化インジウム−酸化亜鉛−酸化スズ等を用いることができる。
多結晶酸化物薄膜層は、非晶質酸化物薄膜層を形成した後、熱処理等により結晶化することができる。多結晶層、非晶質層の性質は、原料となる酸化物の種類により大きく影響を受けるので、得たい層の種類により適宜酸化物の種類を選択すればよい。
多結晶酸化物半導体として酸化インジウム−酸化亜鉛を用いる場合、インジウム[In]と亜鉛[Zn]との原子比は好ましくは、
In/(In+Zn)=0.85〜0.999
Zn/(In+Zn)=0.001〜0.15
である。In/(In+Zn)<0.85、Zn/(In+Zn)>0.15では、300℃を超える高温でも結晶化しない場合がある。一方、In/(In+Zn)>0.999、Zn/(In+Zn)<0.001の場合、結晶化は容易になるが、半導体化せず導電体になる場合がある。
より好適には、
In/(In+Zn)=0.9〜0.99
Zn/(In+Zn)=0.01〜0.1
である。
多結晶酸化物半導体として酸化インジウム−酸化ガリウムを用いる場合、インジウム[In]とガリウム[Ga]との原子比は好ましくは、
In/(In+Ga)=0.85〜0.999
Ga/(In+Ga)=0.001〜0.15
である。
In/(In+Ga)<0.85、Ga/(In+Ga)>0.15では、300℃を超える高温でも結晶化しない場合があり、半導体化しないこともある。一方、In/(In+Ga)>0.999、Ga/(In+Ga)<0.001の場合、結晶化は容易になるが、半導体化せず導電体になる場合がある。
より好適には、
In/(In+Ga)=0.9〜0.99
Ga/(In+Ga)=0.01〜0.1
である。
多結晶酸化物半導体として酸化インジウム−酸化亜鉛−酸化ガリウムを用いる場合、インジウム[In]、亜鉛[Zn]及びガリウム[Ga]の原子比は好ましくは、
In/(In+Zn+Ga)=0.8〜0.998
Zn/(In+Zn+Ga)=0.001〜0.199
Ga/(In+Zn+Ga)=0.001〜0.199
である。In/(In+Zn+Ga)<0.8の場合、300℃を超える高温でも結晶化しない場合があり、半導体化しないこともある。In/(In+Zn+Ga)>0.998の場合、結晶化は容易になるが、半導体化せず、導電体になる場合がある。
Zn/(In+Zn+Ga)<0.001、又はGa/(In+Zn+Ga)<0.001の場合、結晶化は容易になるが、半導体化せず、導電体になる場合がある。Zn/(In+Zn+Ga)>0.199、Ga/(In+Zn+Ga)>0.199の場合、300℃を超える高温でも結晶化しない場合があり、半導体化しないこともある。
より好適には、
In/(In+Zn+Ga)=0.85〜0.99
Zn/(In+Zn+Ga)=0.005〜0.145
Ga/(In+Zn+Ga)=0.005〜0.145
であり、さらに好適には、
In/(In+Zn+Ga)=0.9〜0.99
Zn/(In+Zn+Ga)=0.005〜0.095
Ga/(In+Zn+Ga)=0.005〜0.095
である。
多結晶酸化物半導体として酸化インジウム−酸化亜鉛−酸化スズを用いる場合、インジウム[In]、亜鉛[Zn]及びスズ[Sn]の原子比は好ましくは、
In/(In+Zn+Sn)=0.8〜0.998
Zn/(In+Zn+Sn)=0.001〜0.199
Sn/(In+Zn+Sn)=0.001〜0.199
Zn/(In+Zn+Sn)>Sn/(In+Zn+Sn)
である。
In/(In+Zn+Sn)<0.8の場合、300℃を超える高温でも結晶化しない場合があり、半導体化しないこともある。In/(In+Zn+Sn)>0.998の場合、結晶化は容易になるが、半導体化せず、導電体になる場合がある。
Zn/(In+Zn+Sn)<0.001、又はSn/(In+Zn+Sn)<0.001の場合、結晶化は容易になるが、半導体化せず、導電体になる場合がある。Zn/(In+Zn+Sn)>0.199、Sn/(In+Zn+Sn)>0.199の場合、300℃を超える高温でも結晶化しない場合があり、半導体化しないこともある。
より好適には、
In/(In+Zn+Sn)=0.85〜0.99
Zn/(In+Zn+Sn)=0.005〜0.145
Sn/(In+Zn+Sn)=0.005〜0.145
Zn/(In+Zn+Sn)≧Sn/(In+Zn+Sn)
であり、さらに好適には、
In/(In+Zn+Sn)=0.9〜0.99
Zn/(In+Zn+Sn)=0.005〜0.095
Sn/(In+Zn+Sn)=0.005〜0.095
Zn/(In+Zn+Sn)≧Sn/(In+Zn+Sn)
である。
Zn/(In+Zn+Sn)<Sn/(In+Zn+Sn)の場合、酸化インジウムのInサイトにSnが置換固溶した場合、キャリヤーを発生し、導電体化する場合がある。Zn/(In+Zn+Sn)≧Sn/(In+Zn+Sn)の場合には、酸化インジウムのInサイトにZnが置換固溶することにより、キャリヤーを低減することが可能となり半導体化することができるようになる。
n型酸化物半導体として非晶質酸化物半導体層を用いる場合、酸化インジウム−酸化亜鉛、酸化インジウム−酸化ガリウム、酸化インジウム−酸化亜鉛−酸化ガリウム、酸化インジウム−酸化亜鉛−酸化スズ、酸化インジウム−酸化亜鉛−酸化ガリウム−酸化スズ、酸化亜鉛−酸化スズ、酸化亜鉛−酸化ガリウム、酸化亜鉛−酸化スズ−酸化ガリウム、酸化スズ−酸化ガリウム等を用いることができる。
それぞれの含有量は、得たい結晶の性質により適宜組成を選択することができる。
非晶質酸化物半導体として、酸化インジウム−酸化亜鉛−酸化ガリウムを用いる場合、インジウム[In]、亜鉛[Zn]ガリウム[Ga]との原子比は好ましくは、
In/(In+Zn+Ga)=0.1〜0.89
Zn/(In+Zn+Ga)=0.1〜0.89
Ga/(In+Zn+Ga)=0.01〜0.5
である。これらの範囲外の組成では、薄膜が結晶化する場合がある。
より好適には、
In/(In+Zn+Ga)=0.15〜0.8
Zn/(In+Zn+Ga)=0.15〜0.8
Ga/(In+Zn+Ga)=0.05〜0.45
である。
非晶質酸化物半導体として、酸化インジウム−酸化亜鉛を用いる場合、インジウム[In]と亜鉛[Zn]との原子比は好ましくは、
In/(In+Zn)=0.1〜0.9
Zn/(In+Zn)=0.1〜0.9
である。この範囲外では、薄膜が結晶化する場合がある。
より好ましくは、
In/(In+Zn)=0.15〜0.85
Zn/(In+Zn)=0.15〜0.85
である。
非晶質酸化物半導体として、酸化インジウム−酸化ガリウムを用いる場合、インジウム[In]とガリウム[Ga]との原子比は好ましくは、
In/(In+Ga)=0.3〜0.85
Ga/(In+Ga)=0.15〜0.7
であり、より好適には、
In/(In+Ga)=0.5〜0.85
Ga/(In+Ga)=0.15〜0.5
である。In/(In+Ga)<0.3及びGa/(In+Ga)>0.7では、n型半導体の性能(移動度)が低下し、光電変換性能が低下する場合があり、In/(In+Ga)>0.85及びGa(In+Ga)<0.15では、薄膜が結晶化する場合がある。
非晶質酸化物半導体として、酸化インジウム−酸化亜鉛−酸化スズを用いる場合、インジウム[In]、亜鉛[Zn]及びスズ[Sn]の原子比は好ましくは、
In/(In+Zn+Sn)=0.05〜0.9
Zn/(In+Zn+Sn)=0.05〜0.9
Sn/(In+Zn+Sn)=0.05〜0.9
である。この範囲外では、薄膜が結晶化する場合がある。
より好適には、
In/(In+Zn+Sn)=0.1〜0.8
Zn/(In+Zn+Sn)=0.1〜0.8
Sn/(In+Zn+Sn)=0.1〜0.8
である。この範囲であると、より非晶質のn型酸化物半導体層が得られやすくなる。
非晶質酸化物半導体として、酸化インジウム−酸化亜鉛−酸化ガリウム−酸化スズを用いる場合、インジウム[In]、亜鉛[Zn]、ガリウム[Ga]及びスズ[Sn]の原子比は好ましくは、
In/(In+Zn+Ga+Sn)=0.05〜0.85
Zn/(In+Zn+Ga+Sn)=0.05〜0.85
Sn/(In+Zn+Ga+Sn)=0.05〜0.85
Ga/(In+Zn+Ga+Sn)=0.05〜0.85
である。この範囲外では、薄膜が結晶化する場合がある。
非晶質酸化物半導体として、酸化亜鉛−酸化スズを用いる場合、亜鉛[Zn]及びスズ[Sn]の原子比は好ましくは、
Zn/(Zn+Sn)=0.1〜0.9
Sn/(Zn+Sn)=0.1〜0.9
である。この範囲外では、薄膜が結晶化する場合がある。
より好適には、
Zn/(Zn+Sn)=0.15〜0.85
Sn/(Zn+Sn)=0.15〜0.85
である。
非晶質酸化物半導体として、酸化亜鉛−酸化ガリウム用いる場合、亜鉛[Zn]及びガリウム[Ga]の原子比は好ましくは、
Zn/(Zn+Ga)=0.1〜0.9
Ga/(Zn+Ga)=0.1〜0.9
である。Zn/(Zn+Ga)<0.1、Ga/(Zn+Ga)>0.9であると、薄膜が絶縁膜化してしまう場合があり、Zn/(Zn+Ga)>0.9、Ga/(Zn+Ga)<0.1であると、薄膜が導電膜化してしまう場合がある。より好適には、
Zn/(Zn+Ga)=0.15〜0.85
Ga/(Zn+Ga)=0.15〜0.85
である。
非晶質酸化物半導体として、酸化亜鉛−酸化スズ−酸化ガリウムを用いる場合、亜鉛[Zn]、スズ[Sn]及びガリウム[Ga]の原子比は好ましくは、
Zn/(Zn+Sn+Ga)=0.1〜0.9
Sn/(Zn+Sn+Ga)=0.05〜0.85
Ga/(Zn+Sn+Ga)=0.05〜0.85
である。
非晶質酸化物半導体として、酸化スズ−酸化ガリウムを用いる場合、スズ[Sn]及びガリウム[Ga]の原子比は好ましくは、
Sn/(Sn+Ga)=0.1〜0.9
Ga/(Sn+Ga)=0.1〜0.9
である。Sn/(Sn+Ga)<0.1、Ga/(Sn+Ga)>0.9では、薄膜が絶縁膜化してしまう場合があり、Sn/(Sn+Ga)>0.9、Ga/(Sn+Ga)<0.1では、薄膜が導電膜化してしまう場合がある。
より好適には、
Sn/(Sn+Ga)=0.15〜0.85
Ga/(Sn+Ga)=0.15〜0.85
である。
これらの例示した酸化物のほかに、光電変換性能に影響を与えない範囲で他の金属酸化物を添加してもよい。例えば、MgO、Sc、Y、TiO、ZrO、Nb、MoO、WO、NiO、CuO、Al、SiO、GeO、ランタノイド系の金属酸化物等が挙げられる。
n型酸化物半導体のキャリヤー濃度は、1014cm−3〜1018cm−3がよい。1014cm−3未満では、キャリヤー濃度が低く、半導体としての機能が低い場合があり、1018cm−3超では、導電体になる場合がある。好ましくは、1015cm−3〜1018cm−3である。
n型酸化物半導体の電子移動度は好ましくは1〜100cm/V・sec、さらに好ましくは5〜50cm/V・secである。非晶質酸化物半導体より結晶質酸化物半導体の方が電子移動度が高くなる場合が多い。
n型酸化物半導体の電子移動度が1cm/V・secより小さいと光電変換効率の低下を招くことがあり、100cm/V・sec超のn型酸化物半導体を構成するにはコストが掛かりすぎる場合がある。
本発明においてn型酸化物半導体は、キャリア濃度が1014cm−3〜1018cm−3であり、かつ、電子移動度が1〜100cm/V・secである。好ましくは比抵抗は1Ωcm〜10+6Ωcmである。
尚、非特許文献1に記載するIZO、ZGOの比抵抗はそれぞれ7.1×10−4Ωcm、7×10−4Ωcm以下であり、半導体に比べて導電性が高く、導電体である。このように、非特許文献1に例示された構成は、p型シリコンと導電体の積層体である。
比抵抗、キャリア濃度、電子移動度の測定はホール測定による。
n型酸化物半導体の厚みは、p型シリコンの移動度と厚みの関係に影響される場合があるが、2〜50nmが好適である。2nm未満では、ピンホールの形成によるリーク電流の発生により光電変換効率の低下を招く場合があり、50nm超では、n型酸化物半導体層そのものが抵抗体となる場合がある。より好適には5〜30nmである。
n型酸化物半導体層は、ALD(原子層蒸着)法、CVD法又はスパッタ法等の方法で成膜することができる。この内、スパッタリング法により上記p型シリコン層上にn型酸化物半導体層を成膜することが工業的に有利であり、好ましい。
スパッタリング法で使用するターゲットとして酸化物を焼結したターゲットが好適に使用できる。
n型酸化物半導体層上に、好ましくは酸化物導電体層が形成される。酸化物導電体層を形成する材料としては、好ましくはインジウム亜鉛酸化物、インジウム・スズ酸化物、ガリウム・亜鉛酸化物、アルミニウム・亜鉛酸化物等が挙げられる。
本発明の光電変換素子の光電変換効率の高い理由の詳細は不明であるが、p型シリコン層と酸化物半導体層のマッチングが良いことに起因している可能性がある。また、シリコン層の極表面に真性半導体層(i)層があると、pn構成より高性能になるpin構造の光電変換素子構成となるため好ましい。
実施例1
図1に示す構成の光電変換素子を作製した。
裏面にAuを100nm厚さで取り出し電極10として成膜した、厚さ150μm、ドープ濃度(ドーパント:P元素)5〜10×1016原子cm−3のp型結晶シリコンウエハ20を用いた。このウエハ20上に、非晶質酸化インジウム−酸化亜鉛−酸化ガリウム(In:ZnO:Ga)(In:Zn:Ga=1:1:1)を、酸素濃度を調整して室温成膜し、厚さ10nmのn型酸化物半導体層30を形成した。このn型酸化物半導体層30は、比抵抗=1Ωcm以上、キャリヤー密度=1017cm−3台、電子移動度=20cm/V・sec程度であった。
さらに、この層30上に非晶質酸化インジウム−酸化亜鉛を室温成膜し、厚さ250nmの導電性薄膜(In:ZnO=90:10wt%)40を形成した。この導電性薄膜40は比抵抗=4×10−4Ωsm、キャリヤー密度=4×1020cm−3、移動度=40cm/V・secであった。
導電性薄膜40上に、Moにより集電金属電極50を形成した。
得られた光電変換素子1の性能は、AM1.5照射の条件下で、短絡電流密度:Jsc=31mAcm−2、開放端電圧:Voc=558mV、フィルファクター:FF=0.8、効率:η=14%であった。
湿潤させた状態で、AM1.5照射の条件下に50時間、連続照射した後の光変換効率に変化はなかった。
実施例2
n型酸化物半導体層を以下のように形成した他は実施例1と同様に光電変換素子を作製し、評価した。
酸化インジウム−酸化亜鉛(In:ZnO)(In/(In+Zn)=0.95)を、酸素濃度を調整して室温成膜し、厚さ10nmの薄膜を形成した後、空気中で300℃に加熱し結晶化してn型酸化物半導体層を形成した。このn型酸化物半導体層は、比抵抗=1Ωcm以上、キャリヤー密度=1017cm−3台、電子移動度=25cm/V・sec程度であった。
得られた光電変換素子の性能は、AM1.5照射の条件下で、ほぼ、実施例1と同等の性能の素子が得られた。湿潤させた状態で、AM1.5照射の条件下に50時間、連続照射した後の光変換効率に変化はなかった。
実施例3
n型酸化物半導体層を以下のように形成した他は実施例1と同様に光電変換素子を作製し、評価した。
酸化インジウム−酸化ガリウム(In:Ga)(In/(In+Ga)=0.92)を、酸素濃度を調整して室温成膜し、厚さ10nmの薄膜を形成した後、空気中で300℃に加熱し結晶化してn型酸化物半導体層を形成した。このn型酸化物半導体層は、比抵抗=1Ωcm以上、キャリヤー密度=1017cm−3台、電子移動度=32cm/V・sec程度であった。
得られた光電変換素子の性能は、AM1.5照射の条件下で、ほぼ、実施例1と同等の性能の素子が得られた。湿潤させた状態で、AM1.5照射の条件下に50時間、連続照射した後の光変換効率に変化はなかった。
実施例4
n型酸化物半導体層を以下のように形成した他は実施例1と同様に光電変換素子を作製し、評価した。
酸化インジウム−酸化亜鉛−酸化ガリウム(In:ZnO:Ga)(In:Zn:Ga=0.92:0.03:0.05)を、酸素濃度を調整して室温成膜し、厚さ10nmの薄膜を形成した後、空気中で300℃に加熱し結晶化してn型酸化物半導体層を形成した。このn型酸化物半導体層は、比抵抗=1Ωcm以上、キャリヤー密度=1017cm−3台、電子移動度=20cm/V・sec程度であった。
得られた光電変換素子の性能は、AM1.5照射の条件下で、ほぼ、実施例1と同等の性能の素子が得られた。湿潤させた状態で、AM1.5照射の条件下に50時間、連続照射した後の光変換効率に変化はなかった。
実施例5
n型酸化物半導体層を以下のように形成した他は実施例1と同様に光電変換素子を作製し、評価した。
酸化インジウム−酸化亜鉛−酸化スズ(In:ZnO:SnO)(In:Zn:Sn=0.92:0.06:0.02)を、酸素濃度を調整して室温成膜し、厚さ10nmの薄膜を形成した後、空気中で300℃に加熱し結晶化してn型酸化物半導体層を形成した。このn型酸化物半導体層は、比抵抗=1Ωcm以上、キャリヤー密度=1017cm−3台、電子移動度=15cm/V・sec程度であった。
得られた光電変換素子の性能は、AM1.5照射の条件下で、ほぼ、実施例1と同等の性能の素子が得られた。湿潤させた状態で、AM1.5照射の条件下に50時間、連続照射した後の光変換効率に変化はなかった。
実施例6
n型酸化物半導体層を以下のように形成した他は実施例1と同様に光電変換素子を作製し、評価した。
酸化インジウム−酸化亜鉛−酸化ガリウム−酸化スズ(In:ZnO:Ga:SnO)(In:Zn:Ga:Sn=0.65:0.10:0.15:0.1)を、酸素濃度を調整して室温成膜し、厚さ10nmの薄膜を形成した後、空気中で300℃に加熱し結晶化してn型酸化物半導体層を形成した。このn型酸化物半導体層は、比抵抗=1Ωcm以上、キャリヤー密度=1017cm−3台、電子移動度=25cm/V・sec程度であった。
得られた光電変換素子の性能は、AM1.5照射の条件下で、ほぼ、実施例1と同等の性能の素子が得られた。湿潤させた状態で、AM1.5照射の条件下に50時間、連続照射した後の光変換効率に変化はなかった。
実施例7
図2に示す構成の光電変換素子を作製した。
ガラス基板60上にMoから電極10を成膜し、CVDにて1μmの膜厚のアモルファスSiを成膜してp型非晶質シリコン層22とした。この上に実施例2と同様にしてn型酸化物半導体層30、導電性薄膜40及び集電金属電極50を形成して光電変換素子2を作製し、評価した。
得られた光電変換素子の性能は、AM1.5照射の条件下で、短絡電流密度:Jsc=31mAcm−2、開放端電圧:Voc=480mV、フィルファクター:FF=0.6、効率:η=約9%であった。
湿潤させた状態で、AM1.5照射の条件下に50時間、連続照射した後の光変換効率に変化はなかった。
尚、非特許文献1には、以下のように図3に示す構成の光電変換素子が記載され評価されている。
表面がフッ化水素酸の緩衝液により清浄化されている、厚さ150μm、ドープ濃度5〜10×1016原子cm−3のp型結晶シリコンウエハ120を用いている。n型多結晶ZGO(亜鉛ガリウム酸化物:ZnO:Ga=95:5wt%)層140を、室温RFマグネトロン法により厚さ100〜200nmで成膜し、この膜の比抵抗は7×10−4Ωcm以下である。シリコンウエハ120とn型ZGO層の間に中間層として、比抵抗7〜1×10−4Ωcmの非晶質インジウム亜鉛酸化物(a−IZO)(In:ZnO=9:1)層130を厚さ10〜20nmで成膜している。
2cmソーラーセルの性能は、AM1.5の条件下で、p型結晶シリコン/n型ZGOの積層構成とした場合、短絡電流密度:Jsc=31.15mAcm−2、開放端電圧:Voc=488.8mV、フィルファクター:FF=0.59、効率:η=9%であり、a−IZOを中間層として挿入し、p型結晶シリコン/a−IZO/n型ZGOの積層構成とした場合、Jsc=31.88mAcm−2、Voc=558.8mV、FF=0.79、η=14.09%である。
本発明の光電変換素子は、有機薄膜太陽電池に限らず、例えば、フォトダイオード、撮像素子として使用できる。また、有機薄膜太陽電池は、時計、携帯電話及びモバイルパソコン等の各種装置、電化製品の電源として使用できる。
1,2,3 光電変換素子
10,110 裏面電極
20,120 p型結晶シリコンウエハ(p型シリコン層)
22 p型非晶質シリコン層(p型シリコン層)
30 n型酸化物半導体層
40,130 酸化物導電体層
50,150 集電金属電極
60 基材
140 n型亜鉛ガリウム酸化物層

Claims (5)

  1. p型シリコン層とn型酸化物半導体層が積層されたことを特徴とする光電変換素子。
  2. 前記p型シリコン層が、単結晶p型シリコン層、多結晶p型シリコン層及び非晶質p型シリコン層から選択される1種以上の層からなることを特徴とする請求項1記載の光電変換素子。
  3. 前記n型酸化物半導体層が、多結晶酸化物半導体層及び非晶質酸化物半導体層から選択される1種以上の層からなることを特徴とする請求項1又は2記載の光電変換素子。
  4. 前記n型酸化物半導体層が、酸化インジウム、酸化亜鉛、酸化スズ及び酸化ガリウムから選択される1種以上の酸化物半導体からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の光電変換素子。
  5. p型シリコン層上に、スパッタリング法によりn型酸化物半導体層を成膜することを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載の光電変換素子の製造方法。
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