JP2011084963A - 建設機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】サイドパネル体の耐久性を確保すること。
【解決手段】油圧ショベル2は、フレーム体22と、フレーム体22上に装着された燃料タンク30と、弾性体40が燃料タンク30の側面30aに当接させられて該側面30aを覆うようフレーム体22上に装着されたサイドパネル体20とを備えている。サイドパネル体20の突片50bの、燃料タンク30の側面30aと反対側の面がフレーム体22の鉛直面26aに接触又は隙間をおいて対向するよう位置付けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、油圧ショベルなどの建設機械、更に詳しくは、フレーム体と、フレーム体上に装着された燃料タンクなどの構造物と、内側に弾性体が固着されかつ弾性体が構造物の側面に当接させられて該側面を覆うようフレーム体上に装着されたサイドパネル体とを備えた建設機械に関する。
建設機械、例えば油圧ショベルは、下部走行体と、下部走行体の上に旋回自在に配設された上部旋回体とを備えている。上部旋回体は、フレーム体を備え、フレーム体上には、運転室、エンジン室、カウンタウエイト、作業機などが備えられている。上部旋回体のフレーム体上にはまた、燃料タンクや作動油タンクなどの構造物が装着されている。そしてこれらの構造物、例えば作動油タンクの側面は、上部旋回体に取り付けられたサイドパネル体(作動油タンク側パネル)により覆われている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、上部旋回体のフレーム体上に支持された燃料タンクや作動油タンクなどの構造物は可能な限りその振動が吸収されることが望まれる。このため、サイドパネル体の内側に例えばポリウレタンゴムからなる弾性体を固着し、この弾性体を燃料タンクの側面に当接させた状態で、サイドパネル体を燃料タンクの側面を覆うよう上部旋回体に装着された建設機械も既に開発されている。
特開2000−192505号公報
上記建設機械においては、燃料タンクの振動を弾性体により吸収するとともに、サイドパネル体の剛性は、サイドパネル体に凹凸などを設けることなどにより確保していた。しかしながら、レイアウト上あるいはデザイン上の理由から、サイドパネル体の面積が大きくなりしかも全体がフラットに形成された場合には、剛性が不足して振動に耐えられず、所要の耐久性を確保できないおそれがある。この不具合を解消するためには、サイドパネル体の内側に複数の補強部材を設けることが考えられるが、構成が複雑となり、重量アップ及びコストアップを招くことになる。
本発明の目的は、著しく簡単かつ軽量な構成で、しかも低コストでサイドパネル体の耐久性を確保することを可能にする、新規な建設機械を提供することである。
本発明によれば、フレーム体と、フレーム体上に装着された構造物と、内側に弾性体が固着されかつ弾性体が構造物の側面に当接させられて該側面を覆うようフレーム体上に装着されたサイドパネル体とを備えた建設機械において、サイドパネル体には下端面から下方に延び出す突片が配設され、フレーム体の、突片に対応する位置には、構造物の側面側に向けられた鉛直面が設けられ、サイドパネル体の突片の、構造物の側面と反対側の面がフレーム体の鉛直面に接触して又は隙間をおいて対向するよう位置付けられる、ことを特徴とする建設機械、が提供される。
サイドパネル体は、下端から構造物の側面方向に直角に延び出しかつ下端に沿って直線状に延在する下フランジを備え、下フランジの下面はサイドパネル体の該下端面を構成し、突片は下フランジから鉛直下方に延び出すよう配設される、ことが好ましい。
フレーム体は、構造物の側面より外方位置を直線状に延在するサイドフレームを備え、該鉛直面は、サイドフレームの、構造物の側面側の一側面から構成される、ことが好ましい。
サイドパネル体の下フランジには、少なくとも1個の弾性部材が下面から下方へ延び出すよう配設され、下フランジの下面には、弾性シール部材が取り付けられ、サイドパネル体は、弾性部材及び弾性シール部材を介してサイドフレームの上面に載置される、ことが好ましい。
フレーム体は補助フレームを備え、補助フレームは、サイドフレームの鉛直面に対し隙間をおいて対向する鉛直面を備えており、サイドパネル体の下フランジに配設された突片は、該隙間に上方から離脱可能に差し込まれる、ことが好ましい。
弾性体は、硬度の異なる複数の弾性体を積層することにより一体に構成される、ことが好ましい。
硬度の高い弾性体はサイドパネル体側に、硬度の低い弾性体は構造物側に配置されることが好ましい。
弾性体は、硬度の高い第一の弾性体と、硬度の低い第二の弾性体とが固着されることにより一体に構成され、第一の弾性体がサイドパネル体の内側に固着され、第二の弾性体が構造物の側面に当接させられる、ことが好ましい。
本発明に係る建設機械によれば、著しく簡単かつ軽量な構成で、しかも低コストでサイドパネル体の耐久性を確保することを可能にする。
本発明に従って構成された建設機械のサイドパネル体の装着部分を示す断面図である。 図1の、一部を省略しかつ一部を断面にして示す平面図である。 図1に示すサイドパネル体の斜視図である。 図3のA部拡大図である。 図4のB矢視図である。 本発明に従って構成された建設機械の全体を示す斜視図である。
以下、本発明に従って構成された建設機械の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
先ず、図6を参照して、本発明に従って構成された建設機械である油圧ショベル100の全体構成について説明する。
全体を番号2で示す油圧ショベルは、下部走行体4と、下部走行体4の上に旋回自在に配設された上部旋回体6とを備えている。上部旋回体6は、運転室8、エンジン室10、カウンタウエイト12、構造物収容室、実施形態においては燃料タンク収容室14及び作業機16などを備えている。燃料タンク収容室14は、本発明の特徴を含むサイドパネル体20を含んでいる。
図1〜図3を参照して、上部旋回体6は、フレーム体22を備えている。フレーム体22は、基板24と、基板24の両側の上面に固着されたサイドフレーム26とを備えている。図1及び図2において片方のみ図示されているサイドフレーム26は、実施形態において中空角形鋼管から構成され、鉛直面である一側面26a、他側面26b、上面26c及び下面26dを備えている。上部旋回体6が旋回しない基準位置に位置付けられた状態における油圧ショベル2の前後方向(前進後進方向)に直線状に延在するサイドフレーム26は、下面26dが基板24の上面に載置された状態で固着されている。フレーム体22の、燃料タンク収容室14(図6)に対応する位置における基板24上には、補助フレーム28が固着されている。補助フレーム28は、平坦な天板部28aと、天板部28aの両側から下方に同じ長さだけ延びる側板部28bとを備え、側板部28bの下端が基板24の上面に当接されて固着されている。
補助フレーム28の天板部28a上には、構造物である燃料タンク30が離脱可能に取り付けられている。すなわち、燃料タンク30の前記前後方向における前端及び後端における下端には、一対の取付フランジ32が設けられ、取付フランジ32の各々が補助フレーム28の天板部28a上に載置され、ボルト&ナット34により締結されることにより、補助フレーム28に取り付けられている。一方のサイドフレーム26の一側面26aは、燃料タンク30の一側面30a側に向けられた鉛直面を構成する。また、補助フレーム28の一方の側板部28bの外側の鉛直面28cは、一方のサイドフレーム26の鉛直面である一側面26aに対し隙間Sをおいて対向するよう位置付けられる。
図3に示されているように、鋼板から形成されているサイドパネル体20は、上下方向(縦方向)よりも前記前後方向(横方向ないし長手方向)に長い矩形状でありかつ平板状の本体部20aと、本体部20aの前記前後方向両端から内側面方向(燃料タンク30の一側面30a方向)に直角に延び出す一端フランジ20b及び他端フランジ20cと、本体部20aの上端及び下端からそれぞれ内側面方向(燃料タンク30の一側面30a方向)に直角に延び出す上フランジ20d及び下フランジ20eとを備えている。本体部20aの内側面には、弾性体40が、実施形態において2個、上下方向に平行に延在するよう、前記前後方向に間隔をおいて固着されている。弾性体40は、硬度の異なる複数の弾性体を積層することにより一体に構成される、ことが好ましい。この構成において、硬度の高い弾性体はサイドパネル体20側に、硬度の低い弾性体は構造物側(実施形態において燃料タンク30側)に配置されることが好ましい。実施形態において、弾性体40の各々は、硬度の高い(硬い)第一の弾性体40aと、硬度の低い(柔らかい)第二の弾性体40bとが固着されることにより一体に構成されている。第一の弾性体40a及び第二の弾性体40bは、それぞれ横断面が矩形状の細長い角材形状を有し、それぞれの片面が重合され、接着されている。このように構成された弾性体40の各々は、硬度の高い第一の弾性体40aの他面が本体部20aの内側面に当接され、接着されている。弾性体40の各々(したがって第一の弾性体40a及び第二の弾性体40b)は、振動を吸収することができる弾性を有する適宜のゴム部材、例えばスポンジゴムから形成される。
サイドパネル体20の一端フランジ20bの内側面には、別の鋼板部材である一端取付フランジ42が溶着されている。一端取付フランジ42の中央部は、一端フランジ20bの内側面から先端外方に延び出しており、複数の(実施形態においては3個の)取付穴42aが上下方向に間隔をおいて形成されている。また、サイドパネル体20の他端フランジ20cの内側面には、別の鋼板部材である他端取付フランジ44が溶着されている。他端取付フランジ44の先端は、他端フランジ20cの先端外方に若干延び出しており、該先端に複数の(実施形態においては3個の)折曲部45が上下方向に間隔をおいて形成されている。矩形状をなす折曲部45の各々は、他端フランジ20cの先端を越えた位置から本体部20aと平行に、一端フランジ20bと反対方向に延び出すよう折り曲げられている。折曲部45の各々には取付穴45aが形成されている。
サイドパネル体20には下端面(下フランジ20eの下面)から下方に延び出す突片50bが配設されている。具体的に説明すると、サイドパネル体20の下フランジ20eの横方向中央部(一端フランジ20bと他端フランジ20cとの間の中央部)における内側面には、別の鋼板部材50が溶着されている。鋼板部材50は、下フランジ20eの内側面に重合されて溶着された本体部50aと、本体部50aの先端であって下フランジ20eの先端を越えた位置から下方に直角に延び出す突片50bとを備えている。突片50bは矩形状をなし、下フランジ20eから鉛直下方に延び出している。なお、先に述べた弾性体40は、鋼板部材50を前記前後方向に間隔をおいて挟んだ位置における、本体部20aの内側面の上フランジ20dと下フランジ20eとの間を相互に平行にかつ、一端フランジ20b及び他端フランジ20cと平行に延在するよう配置されている(実施形態においては、一端フランジ20bと他端フランジ20c間を長手方向にほぼ3等分するような位置に配置されている)。
図3と共に図4及び図5を参照して、サイドパネル体20の下フランジ20eには、少なくとも1個の(実施形態においては2個の)弾性部材60が下面から下方へ延び出すよう配設され、また、下フランジ20eの下面には、少なくとも1個の(実施形態においては2個の)弾性シール部材65が取り付けられている。更に具体的に説明すると、サイドパネル体20の下フランジ20eには、少なくとも1個の(実施形態においては2個の)貫通穴21(図4)が、長手方向における両端部に形成されている。貫通穴21の各々には、適宜の弾性を有する合成ゴムから形成された弾性部材60が下フランジ20eの下面から下方へ延び出すよう装着されている。相互に実質的に同じ形状及び大きさを有する弾性部材60の各々は、切頭円錐形状を有する頭部60aと、円柱形状の中間部60bと、中間部60bよりも直径の大きな円柱形状の底部60cとからなり、それぞれ共通の軸線を有している。頭部60aの下端の直径は、中間部60bの直径よりも大きい。下フランジ20eに形成された貫通穴21の各々の内径は、弾性部材60の中間部60bの直径と同じ又は該直径よりもわずかに大きく形成されている。弾性部材60の各々は、頭部60aが、下フランジ20eの、対応する貫通穴21に下から上に強制的に挿入・貫通させられて上面側に位置付けられ、中間部60bが貫通穴21に嵌合させられるとともに、底部60cが下フランジ20eの下面側に位置するよう装着される。
振動を吸収することができる弾性を有する適宜のゴム部材から形成される弾性シール部材65の各々は、横断面が矩形状の細長い形状を有しており、片面が下フランジ20eの下面に接着されている。弾性シール部材65の一方は、一端フランジ20b側に配設された弾性部材60と、鋼板部材50に対し一端フランジ20b側に配設された弾性体40との間を延在するよう配置されている。また弾性シール部材65の他方は、他端フランジ20c側に配設された弾性部材60と、鋼板部材50に対し他端フランジ20c側に配設された弾性体40との間を延在するよう配置されている。
図2に示されているように、フレーム体22の基板24の上面であって、燃料タンク30の取付フランジ32の各々の外側でありかつ、前記一方のサイドフレーム26の内側位置には、支持フレーム70及び72が上面から直立するよう固着されている。支持フレーム70はチャンネル形状をなし、その底壁の背面が燃料タンク30の前面30bに対向するよう位置付けられている。支持フレーム70の底壁には、サイドパネル体20の一端取付フランジ42の3個の取付穴42aに対応して、図示しない3個の取付穴が形成されている。他方、支持フレーム72はチャンネル形状をなし、その底壁の背面が燃料タンク30の一側面30aと同じ方向に向けられている。支持フレーム72の底壁には、サイドパネル体20における他端取付フランジ44の折曲部45の各々に形成された3個の取付穴45aに対応して、図示しない3個の取付穴が形成されている。
サイドパネル体20は、以下に述べるような状態で上部旋回体6(図6)のフレーム体22に取り付けられる。すなわち、図1及び図2を参照して、サイドパネル体20の下フランジ20eに取り付けられた鋼板部材50の突片50bの、燃料タンク30の一側面30aと反対側の面が、一方のサイドフレーム26の鉛直面である一側面26aに接触して又は隙間をおいて対向するよう位置付けられる。実施形態においては、突片50bが、補助フレーム28の一方の側板部28bの外側の鉛直面28cと、一方のサイドフレーム26の鉛直面である一側面26aとの間に形成される隙間Sに離脱可能に差し込まれる。
また、サイドパネル体20の下フランジ20eに取り付けられた弾性部材60の各々における底部60cの下面及び弾性シール部材65の各々の下面が、サイドフレーム26の上面26cに載置され、弾性的に支持される。また、サイドパネル体20の一端取付フランジ42の外側面が支持フレーム70の底壁の背面に重合され、一端取付フランジ42の取付穴42aの各々(図3)が支持フレーム70の底壁の図示しない取付穴に整合させられ、ボルト&ナット74により締結される。他方、サイドパネル体20の他端取付フランジ44における折曲部45の各々の外側面が支持フレーム72の底壁の背面に重合され、他端取付フランジ44の折曲部45の各々に形成された取付穴45aの各々(図3)が支持フレーム72の底壁の図示しない取付穴に整合させられ、ボルト&ナット76により締結される。サイドパネル体20は、弾性体40の各々の一側面(更に具体的には、硬度の低い第二の弾性体40bの他面)が燃料タンク30の一側面30aに当接させられて、一側面30aを覆うようフレーム体22上に装着される。
油圧ショベル2の作業中又は走行中、燃料タンク30には振動が発生するが、この振動は弾性体40の各々を介してサイドパネル体20に伝達される。しかしながら、サイドパネル体20の突片50bの、燃料タンク30の一側面30aと反対側の面が、一方のサイドフレーム26の鉛直面である一側面26aに接触して又はわずかな隙間をおいて対向するよう位置付けられているので、燃料タンク30から伝達される振動に対する反力は、突片50bの、燃料タンク30の一側面30aと反対側の面と、一方のサイドフレーム26の鉛直面である一側面26aとの間で受け止められるので、サイドパネル体20の振動が抑制され、所要の耐久性が確保される。突片50bが、補助フレーム28の一方の側板部28bの外側の鉛直面28cと、一方のサイドフレーム26の鉛直面である一側面26aとの間に形成される隙間Sに、隙間なく又はわずかな隙間をおいて離脱可能に差し込まれる構成によれば、上記効果を一層向上させることができる。上記隙間は、上記作用効果の達成を損なわない程度のわずかな隙間である。また上記構成は、著しく簡単かつ軽量でしかも低コストで達成できるので、実用上有用である。
サイドパネル体20の下フランジ20eに取り付けられた弾性部材60の各々における底部60cの下面及び弾性シール部材65の各々の下面が、サイドフレーム26の上面26cに載置され、弾性的に支持される構成は、サイドパネル体20の振動を抑制し、耐久性の向上に寄与する。弾性シール部材65の硬度は、弾性部材60の硬度よりも低く設定され、弾性部材60は、サイドパネル体20の高さ方向の設置位置を維持する機能をも有する。この機能を維持するためには、弾性シール部材65と共に、少なくとも1個の弾性シール部材65を設ける構成が望ましい。弾性シール部材65の数が少なくて済むことは、サイドパネル体20の下フランジ20eに加工する貫通穴21(図4)の数も少なくて済み、しかも、弾性シール部材65を貫通穴21に挿入する組付け作業も低減されるので、製造コストの低減及び組付け作業性の向上に寄与する。また、サイドパネル体20の下フランジ20eの下面が広い範囲にわたって、弾性シール部材65を介してサイドフレーム26の上面26cに載置・支持されるので、安定した支持及び優れた振動吸収性を確保することができ、サイドパネル体20の振動の抑制及び耐久性の向上に寄与する。
弾性体40は、硬度の異なる複数の弾性体を積層することにより一体に構成される、ことが好ましい。この構成において、硬度の高い弾性体はサイドパネル体20側に、硬度の低い弾性体は構造物側(実施形態において燃料タンク30側)に配置されることが好ましい。上記実施形態において、弾性体40は、硬度の高い第一の弾性体40aと、硬度の低い第二の弾性体40bとが固着されることにより一体に構成され、第一の弾性体40aがサイドパネル体20の内側に固着され、第二の弾性体40bが構造物である燃料タンク30の一側面30aに当接させられるよう構成されている。このような構成は、サイドパネル体20の中央領域の張りを調整することにより弛みを十分に抑制することが可能であるので、耐久性の向上に大きく寄与するものである。
上記実施形態において、構造物は燃料タンク30であるが、これに限定されるものではなく、作動油タンクなど他の構造物であってもよい。サイドパネル体20は、通常は開閉しないカバーである。また、サイドパネル体20の突片50bの、燃料タンク30の一側面30aと反対側の面、フレーム体22の、突片50bに対応する位置に設けられた、燃料タンク30の一側面30a側に向けられた鉛直面、実施形態においてはサイドフレーム26の一側面26a、及び補助フレーム28の一方の側板部28bの外側の鉛直面28cは、幾何学的に正確な鉛直面を意味するものではなく、若干傾斜した面であっても、実質的に上記作用効果を達成できる範囲であれば、上記鉛直面に含まれるものである。
2:油圧ショベル
6:上部旋回体
20:サイドパネル体
22:フレーム体
26:サイドフレーム
26a:一側面(鉛直面)
30:燃料タンク
30a:燃料タンクの一側面
40:弾性体
40a:第一の弾性体
40b:第二の弾性体
50b:突片
60:弾性部材
65:弾性シール部材

Claims (6)

  1. フレーム体と、フレーム体上に装着された構造物と、内側に弾性体が固着されかつ弾性体が構造物の側面に当接させられて該側面を覆うようフレーム体上に装着されたサイドパネル体とを備えた建設機械において、
    サイドパネル体には下端面から下方に延び出す突片が配設され、フレーム体の、突片に対応する位置には、構造物の側面側に向けられた鉛直面が設けられ、サイドパネル体の突片の、構造物の側面と反対側の面がフレーム体の鉛直面に接触して又は隙間をおいて対向するよう位置付けられる、
    ことを特徴とする建設機械。
  2. サイドパネル体は、下端から構造物の側面方向に直角に延び出しかつ下端に沿って直線状に延在する下フランジを備え、下フランジの下面はサイドパネル体の該下端面を構成し、突片は下フランジから鉛直下方に延び出すよう配設される、請求項1記載の建設機械。
  3. フレーム体は、構造物の側面より外方位置を直線状に延在するサイドフレームを備え、該鉛直面は、サイドフレームの、構造物の側面側の一側面から構成される、請求項1又は請求項2に記載の建設機械。
  4. サイドパネル体の下フランジには、少なくとも1個の弾性部材が下面から下方へ延び出すよう配設され、下フランジの下面には、弾性シール部材が取り付けられ、サイドパネル体は、弾性部材及び弾性シール部材を介してサイドフレームの上面に載置される、請求項3に記載の建設機械。
  5. フレーム体は補助フレームを備え、補助フレームは、サイドフレームの鉛直面に対し隙間をおいて対向する鉛直面を備えており、サイドパネル体の下フランジに配設された突片は、該隙間に上方から離脱可能に差し込まれる、請求項3又は請求項4に記載の建設機械。
  6. 弾性体は、硬度の異なる複数の弾性体を積層することにより一体に構成される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の建設機械。
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