JP2011083169A - 腕金取付金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】既設の腕金に防巣具などを増設可能な腕金取付金具を提供する。
【解決手段】取付金具10は、水平方向に配置された腕金6の先端部に固定される。腕金6は、碍子本体5a及び第1ナット5cで締結される碍子5を端部に備える。取付金具10は、第1取付金具本体1と第2ナット1nを備える。第1取付金具本体1は、腕金6の先端面に当接する第1当接面11aを設ける第1当接片11と、第1ナット5c及びボルト部材5bの先端部が配置された腕金6の一方の面6aに当接する第1支持面12aを設ける第1支持片12と、を有する。第1支持片12を介して、ボルト部材5bの先端部に第2ナット1nが締結する。第1当接片11は、防巣具9を支持する支持部13を第2支持面11bに有する。第1支持片12は、第1ナット5c及びボルト部材5bの先端部を逃げる第1切り欠き部121を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、腕金取付金具に関する。特に、電柱に設けられる腕金であって、電線及びケーブルを架設する腕金に取り付ける金具の構造に関する。
一般に、電柱は、角柱状の腕金を水平方向に配置している。そして、この腕金に支持されて、電線及びケーブルを地上に架設している。又、この腕金に固定されることにより、変圧器(トランス)や開閉器なども電柱に支持されている。
地上に架設された変圧器や開閉器などの配電設備に鳥が営巣すると、配電線事故を招くことがある。したがって、軸棒の遠心方向に複数の槍部を放射状に配列した防巣具を開閉器の近傍に配置された腕金に取り付けて、鳥の営巣を防止することが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1による防巣具の取り付け方法は、予め、防巣具を防巣取付用基台に取り付けている。次に、開閉器を腕金に取り付けている腕金取付具に対して、その先端部を防巣具取付用基台の基板に形成された通孔に挿着している。
次に、腕金取付具の先端部に対して、防巣具取付用固定具の取付孔のうちねじ溝が切られていない第1の孔部を外挿させ、この防巣具取付用固定具を回動させることにより、防巣具取付用固定具のねじ溝が切られた第2の孔部に腕金取付具のねじ溝を螺合させて、防巣具取付用基台を腕金取付具に固定している。
特許文献1による防巣具の取り付け方法は、間接活線工法に対応した防巣具取付用基台及び防巣具取付用固定具を用いた安全で疲労の少ない防巣具の取り付け方法を提供できる、としている。
特開2007−174968号公報
特許文献1によれば、電柱の径方向に沿って延びる腕金に対し、この腕金の延出方向と交差する方向に防巣具取付用基台を架設している。そして、この防巣具取付用基台に防巣具の軸棒を固定している。
ところで、電線・通信回線などのケーブル及び配電設備(防巣具を含む)を電柱に新設又は追加する場合には、腕金を共架することが知られている。すなわち、新規又は追加共架の場合は、腕金による共架方式が採用されている。
しかしながら、特許文献1による防巣具取付用基台(実体として、腕金取付金具)は、腕金の延出方向と交差する方向に(腕金の途上に)架設しているので、既設の満杯の腕金にケーブル及び配電設備(防巣具を含む)を追加することは困難である。
既設の腕金にケーブル及び配電設備(防巣具を含む)などの共架物を増設可能な腕金取付金具が開発されれば、新規・追加の共架工事に迅速に対応できて、便利である。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、既設の腕金にケーブルなどの共架物を増設可能な腕金取付金具を提供することを目的とする。
本発明者は、腕金の端部に設けられた碍子取付けボルト、又はストラップ取付け用ボルトを利用して、腕金の先端部に腕金取付金具を固定することにより、この課題が解決可能なことを見出し、これに基づいて、以下のような新たな腕金取付金具を発明するに至った。
(1)本発明による腕金取付金具は、電柱が立設する方向と略直交する水平方向に配置された角柱状の腕金の先端部に固定される腕金取付金具であって、前記腕金は、電線を支持する碍子であって、碍子本体、この碍子本体の軸方向に突出するボルト部材、及びこのボルト部材に螺合する第1ナットを有し、前記碍子本体及び前記第1ナットで締結される碍子を端部に備え、前記腕金の先端面に当接する第1当接面を設ける第1当接片、及びこの第1当接片の一方の片翼から前記第1当接面と略直交する方向に突出して、前記第1ナット及び前記ボルト部材の先端部が配置された前記腕金の一方の面に当接する第1支持面を設ける第1支持片を有する第1取付金具本体と、前記第1支持片を介して前記ボルト部材の先端部に螺合する第2ナットと、を備え、前記第1当接片は、共架物を支持する支持部を前記第1当接面と反対側の第2支持面に有し、前記第1支持片は、その先端面から切り欠かれ、前記第1ナットを逃げる第1開口及び前記ボルト部材の先端部を逃げる第2開口を設ける第1切り欠き部を有する。
(2)前記碍子は、電線を支持するための帯板状の第1ストラップであって、前記腕金の延出する方向と略直交する方向に延出するように配置され、当該腕金の両面に締結される一対の第1ストラップを支持し、前記第1支持片は、前記第1支持面から切り欠かれ、一方の前記第1ストラップを逃げる第2切り欠き部を有することが好ましい。
(3)本発明による腕金取付金具は、電柱が立設する方向と略直交する水平方向に配置された角柱状の腕金の先端部に固定される腕金取付金具であって、前記腕金は、電線を支持するための帯板状の第2ストラップであって、前記腕金の延出する方向と略直交する方向に延出するように配置され、ボルトと第3ナットを有して、当該腕金の両面に締結される一対の第2ストラップを端部に備え、前記腕金の先端面に当接する第2当接面を設ける第2当接片、この第2当接片の一方の片翼から当該第2当接面と略直交する方向に突出して、前記ボルトの頭部が配置された前記腕金の一方の面に当接する第3支持面を設ける第2支持片、及び前記第2当接片の他方の片翼から当該第2当接面と略直交する方向に突出して、前記第3ナット及び前記ボルトの先端部が配置された前記腕金の他方の面に当接する第4支持面を設ける第3支持片を有する第2取付金具本体と、前記第3支持片を介して前記ボルトの先端部に螺合する第4ナットと、を備え、前記第2当接片は、共架物を支持する支持部を前記第2当接面と反対側の第5支持面に有し、前記第2支持片は、その先端面から開口されて前記ボルトの頭部を逃げる溝部を有し、前記第3支持片は、その先端面から切り欠かれて前記ボルトの先端部を逃げる第3切り欠き部と、この第3切り欠き部に連通して前記第3ナットを逃げる段差部と、を有する。
(4)前記第2支持片は、前記第3支持面から切り欠かれ、一方の前記第2ストラップを逃げる第4切り欠き部を有することが好ましい。
(5)前記支持部は、軸棒の遠心方向に複数の槍状の枝棒を放射状に配列した防巣具を有することが好ましい。
本発明による腕金取付金具は、腕金の端部に碍子を支持するためのボルト部材を利用して、腕金の先端部に固定されることにより、既設の腕金の延出する方向にケーブル及び配電設備(防巣具を含む)などの共架物を増設できる。
又、本発明による腕金取付金具は、腕金の端部にストラップを支持するためのボルトを利用して、腕金の先端部に固定されることにより、既設の腕金の延出する方向にケーブル及び配電設備(防巣具を含む)などの共架物を増設できる。
本発明の第1実施形態による腕金取付金具の外観を示す正面図である。 第1実施形態による腕金取付金具の構成を示す斜視分解組立図である。 第1実施形態による腕金取付金具の構成を示す正面図である。 第1実施形態による腕金取付金具の構成を示す右側面図である。 第1実施形態による腕金取付金具の構成を示す下面図である。 本発明の第2実施形態による腕金取付金具の外観を示す正面図である。 第2実施形態による腕金取付金具の構成を示す斜視分解組立図である。 第2実施形態による腕金取付金具の構成を示す正面図である。 第2実施形態による腕金取付金具の構成を示す右側面図である。 第2実施形態による腕金取付金具の構成を示す平面図である。 第2実施形態による腕金取付金具の構成を示す下面図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態を説明する。なお、以下の実施形態では、本発明による腕金取付金具に支持される共架物は、防巣具を一実施例に挙げて説明する。
[第1実施形態]
(第1実施形態の構成)
最初に、本発明の第1実施形態による腕金取付金具の構成を説明する。図1は、本発明の第1実施形態による腕金取付金具の外観を示す正面図である。
図1を参照すると、第1実施形態による腕金取付金具(以下、取付金具と略称する)10は、角柱状の腕金6の先端部に固定されている。腕金6は、その中央部が例えばUボルトで電柱Pに支持されている。又、腕金6は、その両端部を電柱Pが立設する方向と略直交する水平方向に配置している。腕金6の端部には、碍子5を配置している。
腕金60は、片持ち状態で電柱Pに支持されている。腕金60は、開閉器Sを懸架している。取付金具10は、開閉器Sの上方に位置する腕金6の端部に取り付けられている。そして、取付金具10は、その端部に防巣具9を配置している。
防巣具9は、軸棒91と複数の槍状の枝棒92で構成している。防巣具9は、軸棒91の遠心方向に複数の枝棒92を放射状に配列している。枝棒92は、その基端部が軸棒91に固定され、先端部が下り傾斜するように延出している。防巣具9を開閉器Sの上部に近接して配置することにより、開閉器Sでの鳥の営巣を防止できる。
続いて、第1実施形態による取付金具10の構成を更に説明する。図2は、第1実施形態による腕金取付金具の構成を示す斜視分解組立図である。図3は、第1実施形態による腕金取付金具の構成を示す正面図である。図4は、第1実施形態による腕金取付金具の構成を示す右側面図である。図5は、第1実施形態による腕金取付金具の構成を示す下面図である。
図1から図5を参照すると、腕金6は、電線(図示せず)を支持する碍子5を端部に備えている。碍子5は、碍子本体5a、ボルト部材5b、及び第1ナット5cを有している。ボルト部材5bは、碍子本体5aの軸方向に突出している。第1ナット5cは、ボルト部材5bに螺合できる。
腕金6の端部には、ボルト部材5bが挿入される穴6hが貫通している。そして、碍子5は、ボルト部材5bが穴6hに挿入されて、碍子本体5aと第1ナット5cとで腕金6の端部に締結されている。
碍子5は、第1ナット5cで一方の面6aに挟持される一組の帯板状の第1ストラップ81・81を支持している。同様に、碍子5は、碍子本体5aで他方の面6bに挟持される一組の第1ストラップ81・81を支持している。
一組の第1ストラップ81・81は、それらの端部が互いに重なりあって、腕金6の延出する方向と略直交する方向に延出するように配置されている。一組の第1ストラップ81・81は、それらの延出する方向に沿って、電線(図示せず)を支持できる。又、第1ストラップ81は、端部に設けた取付穴81aに碍子(図示せず)を支持することもできる。
取付金具10は、第1取付金具本体1と第2ナット1nを備えている。第1取付金具本体1は、第1当接片11と第1支持片12とで略L字状に構成されている。第1当接片11は、腕金6の先端面6cに当接する第1当接面11aを設けている。
第1支持片12は、第1当接片11の一方の片翼から、第1当接面11aと略直交する方向に突出している。又、第1支持片12は、腕金6の一方の面6aに当接する第1支持面12aを設けている。腕金6の一方の面6aには、第1ナット5c及びボルト部材5bの先端部が配置されている。
第2ナット1nは、ボルト部材5bの先端部に螺合できる。第1支持片12を介して、ボルト部材5bの先端部に第2ナット1nを締結すると、取付金具10を腕金6の先端部に固定できる。なお、第2ナット1nと第1支持片12との間には、平座金1wが介在されている。
又、第1当接片11は、防巣具9などの共架物を支持する支持部13を第1当接面11aと反対側の第2支持面11bに有している。図示された支持部13は、L字状に屈曲した棒状のアーム13aとパイプ状の軸受13bで構成している。
アーム13aの基端部は、第2支持面11bに固定されている。アーム13aの先端部は、軸受13bの外周に固定されている。軸棒91の基端部を軸受13bに挿入して、防巣具9を立脚するように支持できる(図1参照)。
第1支持片12は、その先端面から切り欠かれた第1切り欠き部121を有している。第1切り欠き部121は、第1ナット5cを逃げる第1開口12bを先端面に開口している。又、第1切り欠き部121は、ボルト部材5bの先端部を逃げる第2開口12cを先端面に開口している。
更に、第1支持片12は、第1支持面12aから段差状に切り欠かれ、一方の第1ストラップ81を逃げる第2切り欠き部122を有している。
第1当接片11は、その他方の片翼から突出する上壁111を有している。又、第1当接片11は、その両側部から突出する一対の側壁112・112を有している。上壁111及び一対の側壁112・112は、第1当接面11aを囲うように形成されている。
第1当接面11aが腕金6の先端面6cに当接した状態では、上壁111及び一対の側壁112・112は、碍子本体5a及び一組の第1ストラップ81・81に当接しないように、第1当接面11aから延出している。
(第1実施形態の作用)
次に、第1実施形態による取付金具10の作用及び効果を説明する。図1から図5を参照すると、取付金具10は、腕金6の先端部に向かって進行させることにより、腕金6に取付けることができる。
第1切り欠き部121は、第1ナット5cを逃げる第1開口12b、及びボルト部材5bの先端部を逃げる第2開口12cを先端面に開口している。したがって、第1ナット5c及びボルト部材5bの先端部に干渉することなく、第1支持片12を腕金6の先端部に向かって進行させることができる。
又、第1支持片12は、一方の第1ストラップ81を逃げる第2切り欠き部122を有している。したがって、一方の第1ストラップ81を回避して、第1支持面12aを腕金6の一方の面6aに当接することができる。
取付金具10は、第1当接面11aが腕金6の先端面6cに当接した状態で、第1支持片12を介して、ボルト部材5bの先端部に第2ナット1nを締結することにより、第1取付金具本体1を腕金6の先端部に固定することができる。
第1取付金具本体1を腕金6の先端部に固定した状態では、上壁111及び一対の側壁112・112が腕金6の先端部を嵌合するように囲っているので、取付金具10の支持強度を向上できる。
本発明の第1実施形態による取付金具10は、端部に碍子及びストラップを備える既存の腕金の先端部に増設することが容易である。そして、図1に示されるように、開閉器Sの上方に位置するように取付金具10を配置して、防巣具9を支持することにより、開閉器Sでの鳥の営巣を防止できる。
本発明の第1実施形態による取付金具10は、防巣具9を支持することに限定されない。支持部13には、共架物として、碍子を増設してもよく、ストラップを増設してもよい。これにより、既設の腕金の延出する方向に電線及びケーブルなどの共架物を増設できる。
[第2実施形態]
(第2実施形態の構成)
次に、本発明の第2実施形態による腕金取付金具の構成を説明する。なお、第1実施形態の説明で使用された符号と同じ符号の構成品は、その作用を同一とするので、説明を割愛する場合がある。
図6は、本発明の第2実施形態による腕金取付金具の外観を示す正面図である。図7は、第2実施形態による腕金取付金具の構成を示す斜視分解組立図である。図8は、第2実施形態による腕金取付金具の構成を示す正面図である。
又、図9は、第2実施形態による腕金取付金具の構成を示す右側面図である。図10は、第2実施形態による腕金取付金具の構成を示す平面図である。図11は、第2実施形態による腕金取付金具の構成を示す下面図である。
図6を参照すると、第1実施形態による取付金具20は、角柱状の腕金6の先端部に固定されている。腕金6の端部には、ボルト7を配置している。取付金具20は、開閉器Sの上方に位置する腕金6の端部に取り付けられている。そして、取付金具20は、その端部に防巣具9を配置している。
図6から図11を参照すると、腕金6は、電線(図示せず)を支持するための一対の帯板状の第2ストラップ82・82を端部に備えている。又、腕金6は、ボルト7と第3ナット7cを有している。第3ナット7cは、ボルト7の軸部7bに螺合できる。
腕金6の端部には、ボルト7の軸部7bが挿入される穴6hが貫通している。そして、ボルト7は、軸部7bが穴6hに挿入されて、頭部7aと第3ナット7cとで腕金6の端部に締結されている。
腕金6は、第3ナット7cで一方の面6aに挟持される一組の第2ストラップ82・82を備えている。同様に、腕金6は、ボルト7の頭部7aで他方の面6bに挟持される一組の第2ストラップ82・82を備えている。
一組の第2ストラップ82・82は、それらの端部が互いに重なりあって、腕金6の延出する方向と略直交する方向に延出するように配置されている。一組の第2ストラップ82・82は、それらの延出する方向に沿って、電線(図示せず)を支持できる。又、第2ストラップ82は、端部に設けた取付穴82aに碍子(図示せず)を支持することもできる。
なお、第1ストラップ81と第2ストラップ82とは、同じものであるが、説明の便宜上、序列番号と符号を変えて区別した。同様に、第1ナット5c、第2ナット1n、第3ナット7c、及び後述する第4ナット2nは、同じものであってもよいが、説明の便宜上、序列番号と符号を変えて区別した。
取付金具20は、第2取付金具本体2と第4ナット2nを備えている。第2取付金具本体2は、第2当接片21、第2支持片22、及び第3支持片23を有している。第2当接片21は、腕金6の先端面6cに当接する第2当接面21aを設けている。
第2支持片22は、第2当接片21の一方の片翼から、第2当接面21aと略直交する方向に突出している。又、第2支持片22は、腕金6の一方の面6aに当接する第3支持面22aを設けている。腕金6の一方の面6aには、ボルト7の頭部7aが配置されている。
第2当接片21は、その他方の片翼から突出する上壁231を有している。又、第2当接片21は、その両側部から突出する一対の側壁232・232を有している。上壁231及び一対の側壁232・232は、第2当接面21aを囲うように形成されている。
第3支持片23は、上壁231から更に延出して、第2当接面21aと略直交する方向に突出している。又、第3支持片23は、腕金6の他方の面6bに当接する第4支持面23aを設けている。腕金6の他方の面6bには、第3ナット7c及びボルト7の先端部が配置されている。
第4ナット2nは、ボルト7の先端部に螺合できる。第3支持片23を介して、ボルト7の先端部に第4ナット2nを螺合すると、取付金具20を腕金6の先端部に固定できる。なお、第4ナット2nと第3支持片23との間には、平座金2wが介在されている。
又、第2当接片21は、防巣具9などの共架物を支持する支持部13を第2当接面21aと反対側の第5支持面21bに有している。図示された支持部13は、L字状に屈曲した棒状のアーム13aとパイプ状の軸受13bで構成している。
アーム13aの基端部は、第5支持面21bに固定されている。アーム13aの先端部は、軸受13bの外周に固定されている。軸棒91の基端部を軸受13bに挿入して、防巣具9を立脚するように支持できる(図6参照)。
第2支持片22は、その先端面から開口されて、ボルト7の頭部7aを逃げる溝部221を有している。又、第2支持片22は、一対の対向する折り曲げ片22b・22bを先端部及び基端部に有している。一対の折り曲げ片22b・22bは、第3支持面22aの両翼が略直角に折り曲げられている。一対の折り曲げ片22b・22bは、腕金6の両側面6d・6eを挟持できる。
更に、第2支持片22は、第3支持面22aから段差状に切り欠かれ、一方の第2ストラップ82を逃げる第4切り欠き部224を有している。
一方、第3支持片23は、その先端面から切り欠かれ、ボルト7の先端部(軸部7b)を逃げる第3切り欠き部233を有している。又、第3支持片23は、第3切り欠き部233に連通しており、第3ナット7cを逃げる段差部234を有している。
第2当接面21aが腕金6の先端面6cに当接した状態では、上壁231及び一対の側壁232・232は、一対の第2ストラップ82・82に干渉しないように、第2当接面21aから延出している。
(第2実施形態の作用)
次に、第2実施形態による取付金具20の作用及び効果を説明する。図6から図10を参照すると、取付金具20は、腕金6の先端部に向かって進行させることにより、腕金6に取付けることができる。
第2支持片22は、その先端面から開口されて、ボルト7の頭部7aを逃げる溝部221を有している。したがって、ボルト7の頭部7aに干渉することなく、第2支持片22を腕金6の先端部に向かって進行させることができる。
一方、第3支持片23は、その先端面から切り欠かれ、ボルト7の先端部(軸部7b)を逃げる第3切り欠き部233を有している。更に、第3支持片23は、第3ナット7cを逃げる段差部234を有している。したがって、第3ナット7c及びボルト7の先端部に干渉することなく、第3支持片23を腕金6の先端部に向かって進行させることができる。
又、第2支持片22は、一方の第2ストラップ82を逃げる第4切り欠き部224を有している。したがって、一方の第2ストラップ82を回避して、第3支持面22aを腕金6の一方の面6aに当接することができる。
取付金具20は、第2当接面21aが腕金6の先端面6cに当接した状態で、第3支持片23を介して、ボルト7の先端部に第4ナット2nを締結することにより、第2取付金具本体2を腕金6の先端部に固定することができる。
第2取付金具本体2を腕金6の先端部に固定した状態では、上壁231及び一対の側壁232・232が腕金6の先端部を嵌合するように囲っているので、取付金具20の支持強度を向上できる。更に、一対の折り曲げ片22b・22bが腕金6の両側面6d・6eを挟持しているので、取付金具20の支持強度を向上できる。
本発明の第2実施形態による取付金具20は、端部に一対のストラップを備える既存の腕金の先端部に増設することが容易である。そして、図6に示されるように、開閉器Sの上方に位置するように取付金具20を配置して、防巣具9を支持することにより、開閉器Sでの鳥の営巣を防止できる。
本発明の第2実施形態による取付金具10は、防巣具9を支持することに限定されない。支持部13には、共架物として、碍子を増設してもよく、ストラップを増設してもよい。これにより、既設の腕金の延出する方向に電線及びケーブルなどの共架物を増設できる。
1 第1取付金具本体
1n 第2ナット
5 碍子
5a 碍子本体
5b ボルト部材
5c 第1ナット
6 腕金
6a 一方の面
6b 他方の面
6c 先端面
9 防巣具(共架物)
10 取付金具(腕金取付金具)
11 第1当接片
11a 第1当接面
11b 第2支持面
12 第1支持片
12a 第1支持面
12b 第1開口
12c 第2開口
13 支持部
121 第1切り欠き部
P 電柱

Claims (5)

  1. 電柱が立設する方向と略直交する水平方向に配置された角柱状の腕金の先端部に固定される腕金取付金具であって、
    前記腕金は、電線を支持する碍子であって、碍子本体、この碍子本体の軸方向に突出するボルト部材、及びこのボルト部材に螺合する第1ナットを有し、前記碍子本体及び前記第1ナットで締結される碍子を端部に備え、
    前記腕金の先端面に当接する第1当接面を設ける第1当接片、
    及びこの第1当接片の一方の片翼から前記第1当接面と略直交する方向に突出して、前記第1ナット及び前記ボルト部材の先端部が配置された前記腕金の一方の面に当接する第1支持面を設ける第1支持片を有する第1取付金具本体と、
    前記第1支持片を介して前記ボルト部材の先端部に螺合する第2ナットと、を備え、
    前記第1当接片は、共架物を支持する支持部を前記第1当接面と反対側の第2支持面に有し、
    前記第1支持片は、その先端面から切り欠かれ、前記第1ナットを逃げる第1開口及び前記ボルト部材の先端部を逃げる第2開口を設ける第1切り欠き部を有する腕金取付金具。
  2. 前記碍子は、電線を支持するための帯板状の第1ストラップであって、前記腕金の延出する方向と略直交する方向に延出するように配置され、当該腕金の両面に締結される一対の第1ストラップを支持し、
    前記第1支持片は、前記第1支持面から切り欠かれ、一方の前記第1ストラップを逃げる第2切り欠き部を有する請求項1記載の腕金取付金具。
  3. 電柱が立設する方向と略直交する水平方向に配置された角柱状の腕金の先端部に固定される腕金取付金具であって、
    前記腕金は、電線を支持するための帯板状の第2ストラップであって、前記腕金の延出する方向と略直交する方向に延出するように配置され、ボルトと第3ナットを有して、当該腕金の両面に締結される一対の第2ストラップを端部に備え、
    前記腕金の先端面に当接する第2当接面を設ける第2当接片、
    この第2当接片の一方の片翼から当該第2当接面と略直交する方向に突出して、前記ボルトの頭部が配置された前記腕金の一方の面に当接する第3支持面を設ける第2支持片、
    及び前記第2当接片の他方の片翼から当該第2当接面と略直交する方向に突出して、前記第3ナット及び前記ボルトの先端部が配置された前記腕金の他方の面に当接する第4支持面を設ける第3支持片を有する第2取付金具本体と、
    前記第3支持片を介して前記ボルトの先端部に螺合する第4ナットと、を備え、
    前記第2当接片は、共架物を支持する支持部を前記第2当接面と反対側の第5支持面に有し、
    前記第2支持片は、その先端面から開口されて前記ボルトの頭部を逃げる溝部を有し、
    前記第3支持片は、
    その先端面から切り欠かれて前記ボルトの先端部を逃げる第3切り欠き部と、
    この第3切り欠き部に連通して前記第3ナットを逃げる段差部と、を有する腕金取付金具。
  4. 前記第2支持片は、前記第3支持面から切り欠かれ、一方の前記第2ストラップを逃げる第4切り欠き部を有する請求項3記載の腕金取付金具。
  5. 前記支持部は、軸棒の遠心方向に複数の槍状の枝棒を放射状に配列した防巣具を有する請求項1から4のいずれかに記載の腕金取付金具。
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