JP2011080917A - 色彩測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】測定される分光反射率または分光透過率にシャープなピークあるいは谷があっても正確な色彩値が測定できる色彩測定装置を供給する。
【解決手段】380nm〜780nmの間の分光反射率R(λ)を0.5nmの間隔で測定する測定手段1と、標準の光の分光分布強度値S(λ)やXYZ表色系における等色関数値x(λ)、y(λ)、z(λ)を保存する記憶装置2と、三刺激値を0.5nm毎に計算するとき当該波長におけるS(λ)やx(λ)、y(λ)、z(λ)が存在しない場合これらを補間法により算出する補間算出手段3と、波長間隔5nmおよび0.5nmでの三刺激値を算出する色彩値算出手段4と、2つの三刺激値のどちらを採用するか判定する判定色彩値算出手段5と、色彩値の表示をする表示手段6とで構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、染料・塗料、プラスチック、繊維、化粧品、医薬品、紙などの色彩値を測定する色彩測定装置に係り、特に測定値の正確度向上のための技術に関する。
色彩計算の基本となる値は、三刺激値X、Y、Z(色彩値の一種)であり、この算出方法はJIS Z 8722にて以下のように規定されている。
Figure 2011080917
数1において、S(λ)は標準の光の分光分布の波長λにおける値で、照明する光源の分光特性であり、照明光である標準の光としてA、B、C、D65の4種類についてJISに提示されている。x(λ)、y(λ)、z(λ)はXYZ表色系における等色関数の値で、目の感度特性であり、JISに提示されている。R(λ)は試料の分光反射率あるいは分光透過率で、色彩測定装置で測定される。従来、数1において、380nmから780nmの間の5nm毎の81点について積和計算を行い三刺激値X、Y、Zが算出される。
通常汎用される色彩値例えばLは、前記算出された三刺激値X、Y、Zを変数とする公知の計算式により算出される。2つの物体の色彩値Lより色差ΔEabは次の式で算出される。
ΔEab=[(ΔL+(Δa+(Δb1/2
一般に人間の目の感度特性x(λ)、y(λ)、z(λ)には個人差があり色差にも個人差が生じるが、人間の目の感度特性の個人差に左右されない色差を正確に把握できる色彩測定装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開平11−351965号公報
従来のように5nm毎のデータを積和計算する場合、例えば図3(1)に示すとおり分光反射率がシャープなピークを有するときピークP1とピークP2の値はデータとして採用されないため三刺激値X、Y、Zは正確な値より小さく算出される。逆に図3(2)に示す分光反射率の場合、谷B1と谷B2の値はデータとして採用されないため三刺激値X、Y、Zは正確な値より大きく算出される。また三刺激値X、Y、Zをもとに算出される色彩値例えばLも正確さを欠いたものとなる。
本発明は、試料の分光反射率あるいは分光透過率を測定する測定手段と、所定波長間隔毎の前記分光反射率あるいは分光透過率と標準の光の分光分布強度値とXYZ表色系における等色関数値を積和計算し色彩値を算出する色彩値算出手段を備えた色彩測定装置において、前記算出された色彩値を評価する判定色彩値を算出する判定色彩値算出手段を備え、波長間隔が5nmより短いときの判定色彩値を波長間隔が5nmのときの判定色彩値で除算した値が予め決めた所定範囲以外であった場合、波長間隔が5nmより短いときの色彩値を表示する表示手段を備えたものである。
さらに本発明は、前記積和計算する波長に対応した前記試料の分光反射率または分光透過率あるいは前記標準の光の分光分布強度値あるいはXYZ表色系における等色関数値が存在しない場合は補間して算出する補間算出手段を備えたものである。したがって、分光反射率あるいは分光透過率にシャープなピークまたは谷があっても正確な色彩値を算出し表示できる。
波長間隔が5nmより短いときの判定色彩値を波長間隔が5nmのときの判定色彩値で除算した値が予め決めた所定範囲以内の場合、JIS準拠の波長間隔が5nmでの色彩値の誤差が少ないと判断し、JIS準拠の色彩値を表示する。波長間隔が5nmより短いときの判定色彩値を波長間隔が5nmのときの判定色彩値で除算した値が予め決めた所定範囲以外の場合、波長間隔が5nmでの色彩値の誤差が大きいと判断し、波長間隔が5nmより短い波長間隔での色彩値を表示する色彩測定装置を提供可能である。
本発明の実施例による色彩測定装置の概略構成を示す図である。 本発明の実施例による色彩測定装置の動作を示すフローチャートである。 測定された分光反射率の例である。
本発明の実施例による色彩測定装置は、試料の分光反射率あるいは分光透過率を測定する分光光度計と色彩値算出手段や判定色彩値算出手段などを備えたデータ処理装置で構成される。
本発明の実施例について図1〜図3および数1、数2を参照して説明する。図1は、本発明の実施例による色彩測定装置の概略構成を示す図である。図2は、本発明の実施例による色彩測定装置の動作を示すフローチャートである。図3は、測定された分光反射率の例である。数1は、三刺激値X、Y、Zの計算式である。数2は、判定色彩値Wの計算式である。
本発明の実施例による色彩値測定装置は、図1に示すとおり、例えば分光光度計で構成され380nm〜780nmの間の分光反射率R(λ)を0.5nmの間隔で測定する測定手段1と、標準の光の分光分布強度値S(λ)やXYZ表色系における等色関数値x(λ)、y(λ)、z(λ)などが保存される記憶装置2と、三刺激値X、Y、Zを0.5nm毎に計算するとき当該波長におけるS(λ)やx(λ)、y(λ)、z(λ)が存在しない場合これらを公知の補間法例えばスプライン補間法により算出する補間算出手段3と、数1に示す式(1.1)〜(1.4)により三刺激値X、Y、Zを算出し、色彩値例えばLを公知の計算式により算出する色彩値算出手段4と、判定色彩値算出手段5と、色彩値算出手段4で算出された色彩値の表示をする表示手段6とで構成される。
判定色彩値算出手段5は、数2に示す式(2.1)により判定色彩値Wを算出する。
Figure 2011080917
数2に示すX、Y、Zは、色彩値算出手段4で算出された三刺激値である。波長間隔5nmで算出された三刺激値から計算される判定色彩値をWとし、波長間隔0.5nmで算出された三刺激値から計算される判定色彩値をW0.5とすると、測定された分光反射率R(λ)が例えば、図3(1)に示すようなピークP1、P2を持っていれば、W<W0.5となり、図3(2)のような谷B1、B2を持っていれば、W>W0.5となる。
判定色彩値算出手段5は、判定色彩値W、W0.5を算出後、例えば
0.95<W0.5/W<1.05が成立している場合、色彩値算出手段4に対し5nm間隔での色彩値Lの算出を指示し、0.95<W0.5/W<1.05が成立していない場合、色彩値算出手段4に対し0.5nm間隔での色彩値Lの算出を指示する。
本発明の実施例による色彩測定装置について、測定のための操作、動作などを図2を参照して説明する。ステップ(以下操作順の番号の前に「S」の符号を付す)1において、操作者が測定手段1に試料を設置して測定開始ボタンを押す。測定手段1は、380nm〜780nmの間を0.5nmの間隔で分光反射率R(λ)の測定をする。
S2において、色彩値算出手段4は、記憶装置2と補間算出手段3から標準の光の分光分布強度値S(λ)やXYZ表色系における等色関数値x(λ)、y(λ)、z(λ)を受信し、数1に示す式(1.1)〜(1.4)により5nm間隔および0.5nm間隔での三刺激値X、Y、Zを算出する。記憶装置2に0.5nm間隔の波長におけるS(λ)やx(λ)、y(λ)、z(λ)が存在しない場合、補間算出手段3はこれらを公知の補間法例えばスプライン補間法により算出し、色彩値算出手段4へ送信する。
S3において、判定色彩値算出手段5は、数2に示す式(2.1)により、波長間隔5nmで算出された三刺激値X、Y、Zから判定色彩値Wを算出し、波長間隔0.5nmで算出された三刺激値X、Y、Zから判定色彩値W0.5を算出する。
S4において、判定色彩値算出手段5は、0.95<W0.5/W<1.05が成立している場合、色彩値算出手段4に対し5nm間隔での色彩値Lの算出を指示し、S5へ進む。0.95<W0.5/W<1.05が成立していない場合、色彩値算出手段4に対し0.5nm間隔での色彩値Lの算出を指示し、S6へ進む。
S5において、色彩値算出手段4は、波長間隔5nmでの色彩値Lを算出しS7へ進む。S6において、色彩値算出手段4は、波長間隔0.5nmでの色彩値Lを算出しS7へ進む。S7において、表示手段6は、色彩値算出手段4で算出された色彩値Lの表示をする。
本発明は以上の構成であるから、0.95<W0.5/W<1.05が成立している場合、5nm間隔で積和計算される三刺激値の精度は良好であり、色彩値算出手段4はJIS準拠の5nm間隔での色彩値Lの算出をし、表示手段6は該色彩値を表示する。分光反射率R(λ)にシャープなピークまたは谷があるため0.95<W0.5/W<1.05が成立しない場合、5nm間隔で積和計算される三刺激値の誤差が大きく、色彩値算出手段4は0.5nm間隔での色彩値Lの算出をし、表示手段6は該色彩値を表示する。上述のとおり、分光反射率R(λ)にシャープなピークまたは谷があるような場合でも正確な色彩値Lを算出し表示することができる。
図に示す実施例においては、表示手段6は色彩値Lを表示しているが、同時にW0.5/Wの値も表示し該色彩値がJIS準拠か否か明示してもよい。また表示手段6は色彩値Lを表示しているが、代わりに色彩値X、Y、Zを表示してもよく、表示される色彩値の種類は限定されない。実施例においては、測定手段1は分光反射率を測定しているが、代わりに分光透過率を測定してもよく、5nmより短い波長間隔として0.5nmを使っているが、0.1nmでも1nmでもよく0.5nmに限定されない。また、W0.5/Wの予め決めた所定範囲を0.95〜1.05としているが、この範囲に限定されるものではなく操作者により設定されるものである。上述のとおり本発明は図示例に限定されるものではなく種々の変形例を包含する。
本発明は、染料・塗料、プラスチック、繊維、化粧品、医薬品、紙などの色彩値を測定する色彩測定装置に係り、特に測定値の正確度向上のための技術に利用の可能性がある。
1 測定手段
2 記憶装置
3 補間算出手段
4 色彩値算出手段
5 判定色彩値算出手段
6 表示手段
B1 谷
B2 谷
P1 ピーク
P2 ピーク

Claims (2)

  1. 試料の分光反射率あるいは分光透過率を測定する測定手段と、所定波長間隔毎の前記分光反射率あるいは分光透過率と標準の光の分光分布強度値とXYZ表色系における等色関数値を積和計算し色彩値を算出する色彩値算出手段を備えた色彩測定装置において、前記算出された色彩値を評価する判定色彩値を算出する判定色彩値算出手段を備え、波長間隔が5nmより短いときの判定色彩値を波長間隔が5nmのときの判定色彩値で除算した値が予め決めた所定範囲以外の場合、波長間隔が5nmより短いときの色彩値を表示する表示手段を備えたことを特徴とする色彩測定装置。
  2. 前記積和計算する波長に対応した前記試料の分光反射率または分光透過率あるいは前記標準の光の分光分布強度値あるいはXYZ表色系における等色関数値が存在しない場合は補間して算出する補間算出手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の色彩測定装置。
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