JP2011080782A - トルク検出装置、トルク検出方法及びパワーステアリング装置 - Google Patents

トルク検出装置、トルク検出方法及びパワーステアリング装置 Download PDF

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Abstract

【課題】回転角センサから出力される正弦値および余弦値を基に簡易にトルクを演算することができる技術を提供する。
【解決手段】第1の回転軸の回転角度αに応じた正弦値及び余弦値を出力する第1の回転角度センサ41から出力された正弦値と第2の回転軸の回転角度βに応じた正弦値及び余弦値を出力する第2の回転角度センサ42から出力された正弦値との差を演算する第1の減算部62と、第1の回転角度センサ41から出力された余弦値と第2の回転角度センサ42から出力された余弦値との差を演算する第2の減算部63と、第1の減算部62の演算結果の二乗を演算する第1の乗算部64と、第2の減算部63の演算結果の二乗を演算する第2の乗算部65と、第1の乗算部64の演算結果と第2の乗算部65の演算結果とを加算する加算部66とを有し、加算部66の演算結果に基づいてトルクを演算する。
【選択図】図3

Description

本発明は、トルク検出装置、トルク検出方法及びパワーステアリング装置に関する。
近年、車両のステアリング系に電動モータを備え、電動モータの動力にてドライバの操舵力をアシストする電動パワーステアリング装置が提案されている。そして、操舵アシストトルクを制御する制御装置は、例えば、トルクセンサにより検出された操舵トルクに基づいて電動モータを通電制御する。
例えば、特許文献1には、以下のような技術が記載されている。すなわち、特許文献1に記載の電動パワーステアリング装置は、ステアリングシャフトの他端に連結された、トーションバーとレゾルバセンサとを有するトルクセンサを備えている。レゾルバセンサは、トーションバーの一端側と他端側との回転角を検出する。トルクセンサは、レゾルバセンサが検出した回転角に対応した回転角信号を生成し、生成した回転角信号を出力する。アシストトルク演算部には、トルクセンサが生成した回転角信号が入力する。そして、アシストトルク演算部は、回転角信号に基づいて、各種制御処理に使用される操舵力を演算し、モータに発生させるアシスト力を算出する。
特開2009−179096号公報
レゾルバなどの、正弦波信号および余弦波信号を出力する回転角センサで構成されるトルクセンサにおいては、マイクロコンピュータを使用して、余弦値をX軸成分、正弦値をY軸成分として、tanθ=Y/Xの演算により、回転軸の回転角度θを求め、2つの回転軸の回転角度θの差により2つの回転軸の相対回転角度を算出することが考えられる。しかしながら、tanθ=Y/Xの演算により回転角度θを求め、相対角度を得るためには、演算能力が高いマイクロコンピュータが必要となってしまう。
本発明は、回転角センサから出力される正弦値および余弦値を基に簡易にトルクを演算することができる方法および装置を提案することを目的とする。
かかる目的のもと、本発明は、弾性部材を介して連結された第1の回転軸および第2の回転軸の一方の回転軸に加えられたトルクを検出するトルク検出装置であって、前記第1の回転軸の回転角度に応じた正弦値及び余弦値を出力する第1の回転角度センサと、前記第2の回転軸の回転角度に応じた正弦値及び余弦値を出力する第2の回転角度センサと、前記第1の回転角度センサからの出力値と前記第2の回転角度センサからの出力値とに基づいて前記トルクを演算するトルク演算手段と、を備え、前記トルク演算手段は、前記第1の回転角度センサから出力された正弦値と前記第2の回転角度センサから出力された正弦値との差を演算する第1の減算手段と、前記第1の回転角度センサから出力された余弦値と前記第2の回転角度センサから出力された余弦値との差を演算する第2の減算手段と、前記第1の減算手段の演算結果の二乗を演算する第1の乗算手段と、前記第2の減算手段の演算結果の二乗を演算する第2の乗算手段と、前記第1の乗算手段の演算結果と第2の乗算手段の演算結果とを加算する加算手段と、を有し、前記加算手段の演算結果に基づいて前記トルクを演算することを特徴とするトルク検出装置である。
ここで、前記トルク演算手段は、前記加算手段の演算結果に予め定められた係数を乗算する第3の乗算手段と、当該第3の乗算手段の演算結果の平方根を演算する平方根演算手段とをさらに備えることが好適である。
また、前記予め定められた係数は、前記弾性部材の材質に依存する値であることが好適である。
また、他の観点から捉えると、本発明は、弾性部材を介して連結された第1の回転軸および第2の回転軸の一方の回転軸に加えられたトルクを検出するトルク検出方法であって、前記第1の回転軸の回転角度に応じた正弦値及び余弦値を取得し、前記第2の回転軸の回転角度に応じた正弦値及び余弦値を取得し、前記第1の回転軸の回転角度に応じた正弦値と前記第2の回転軸の回転角度に応じた正弦値との差を演算して第1の減算値を求め、前記第1の回転軸の回転角度に応じた余弦値と前記第2の回転軸の回転角度に応じた余弦値との差を演算して第2の減算値を求め、第1の減算値と第2の減算値との二乗和を演算し、前記二乗和に基づいて前記トルクを演算することを特徴とするトルク検出方法である。
ここで、前記二乗和に予め定められた係数を乗算して得た値の平方根を演算することにより前記トルクを求めることが好適である。
また、他の観点から捉えると、ステアリングホイールに連結される第1の回転軸と、トーションバーを介して前記第1の回転軸と連結される第2の回転軸と、前記ステアリングホイールに加えられたトルクを検出するトルク検出手段と、を備えるパワーステアリング装置であって、前記トルク検出手段は、前記第1の回転軸の回転角度に応じた正弦値及び余弦値を出力する第1の回転角度センサと、前記第2の回転軸の回転角度に応じた正弦値及び余弦値を出力する第2の回転角度センサと、前記第1の回転角度センサからの出力値と前記第2の回転角度センサからの出力値とに基づいて前記トルクを演算するトルク演算手段と、を備え、前記トルク演算手段は、前記第1の回転角度センサから出力された正弦値と前記第2の回転角度センサから出力された正弦値との差を演算する第1の減算手段と、前記第1の回転角度センサから出力された余弦値と前記第2の回転角度センサから出力された余弦値との差を演算する第2の減算手段と、前記第1の減算手段の演算結果の二乗を演算する第1の乗算手段と、前記第2の減算手段の演算結果の二乗を演算する第2の乗算手段と、前記第1の乗算手段の演算結果と第2の乗算手段の演算結果とを加算する加算手段と、を有し、前記加算手段の演算結果に基づいて前記トルクを演算することを特徴とするパワーステアリング装置である。
ここで、前記トルク演算手段は、前記加算手段の演算結果に予め定められた係数を乗算する第3の乗算手段と、当該第3の乗算手段の演算結果の平方根を演算する平方根演算手段とをさらに備えることが好適である。
本発明によれば、本発明を採用しない場合に比べて、回転角センサから出力される正弦値および余弦値を基に簡易にトルクを演算することができる。
第1の実施形態に係るトルク検出装置を適用した電動パワーステアリング装置の断面図である。 第1の回転軸の回転角度、第2の回転軸の回転角度および操舵トルクの関係を導き出すために用いる図である。 トルク演算部のブロック図である。
<第1の実施形態>
以下、添付図面を参照して、第1の実施形態について詳細に説明する。
図1は、第1の実施形態に係るトルク検出装置1を適用した電動パワーステアリング装置100の断面図である。
トルク検出装置1は、ハウジング110に回転可能に支持された第1の回転軸120と、同じくハウジング110に回転可能に支持された第2の回転軸130とを連結するトーションバー140の捩れ量に基づいて、第1の回転軸120に加えられた操舵トルクTを検出する装置である。
ハウジング110は、例えば自動車などの乗り物の本体フレーム(以下、「車体」と称する場合もある。)に固定される部材であり、第1ハウジング111と第2ハウジング112とが、例えばボルトなどにより結合されて構成される。
第1の回転軸120は、例えばステアリングホイールが連結される回転軸であり、軸受113を介して第1ハウジング111に回転可能に支持されている。
第2の回転軸130は、トーションバー140を介して第1の回転軸120に同軸的に結合されているとともに軸受114を介して第2ハウジング112に回転可能に支持されている。また、第2の回転軸130に形成されたピニオン131が、車輪に連結されるラック軸(不図示)のラック(不図示)と噛み合っている。そして、第2の回転軸130の回転運動がピニオン131、ラックを介してラック軸の直線運動に変換され、車輪が操舵される。
また、第2の回転軸130には、例えば圧入などによりウォームホイール150が固定されている。このウォームホイール150は、第2ハウジング112に固定された電動モータ160の出力軸に連結されたウォームギヤ161と噛み合っている。
以上のように構成された電動パワーステアリング装置100は、トルク検出装置1にてステアリングホイールに加えられた操舵トルクTを検出する。そして、検出した操舵トルクTに基づいて電動モータ160を駆動し、電動モータ160の発生トルクをウォームギヤ161、ウォームホイール150を介して第2の回転軸130に伝達する。これにより、電動モータ160の発生トルクが、ステアリングホイールに加える運転者の操舵力をアシストする。
以下に、トルク検出装置1について詳述する。
トルク検出装置1は、第1の回転軸120の回転角度を検出する第1の回転角度センサ41と、第2の回転軸130の回転角度を検出する第2の回転角度センサ42とを有する。また、トルク検出装置1は、第1の回転角度センサ41および第2の回転角度センサ42からの出力値に基づいてステアリングホイールに加えられた操舵トルクTを演算するトルク演算部60を有している。
第1の回転角度センサ41は、第1の回転軸120の回転角度に応じた正弦値および余弦値を出力する回転角センサであり、例えばレゾルバであることを例示することができる。つまり、第1の回転軸120の回転角度を角度αとすると、第1の回転角度センサ41は、sinαとcosαを出力する。
第2の回転角度センサ42も、第2の回転軸130の回転角度に応じた正弦値および余弦値を出力する回転角センサであり、例えばレゾルバであることを例示することができる。つまり、第2の回転軸130の回転角度を角度βとすると、第2の回転角度センサ42は、sinβとcosβを出力する。
トルク演算部60には、第1の回転角度センサ41から出力されたsinαおよびcosαと、第2の回転角度センサ42から出力されたsinβおよびcosβが入力される。そして、トルク演算部60は、以下に示す方法で、取得したsinα、cosα、sinβおよびcosβからステアリングホイールに加えられた操舵トルクTを演算する。
ここで、ステアリングホイールに操舵トルクTが加えられた場合、その操舵トルクTに比例してトーションバー140が捩れる。その捩れ角度を角度θ(rad)とすると、角度θと操舵トルクT(kg・cm)とは以下に示す式(1)の関係となる。
T=((π×G)/32)×((D)/L)×θ=γ×θ・・・(1)
なお、Gは、トーションバー140のせん断係数(kg/cm)、Lは、トーションバー140と第1の回転軸120との連結部と、トーションバー140と第2の回転軸130との連結部との間の距離(cm)、Dは、トーションバー140における捩れ部位の軸径(cm)である。
図2は、第1の回転軸120の回転角度α、第2の回転軸130の回転角度βおよび操舵トルクTの関係を導き出すために用いる図である。
図2に示す半径1の円が示されたxy座標において、座標が(cosα,sinα)である点を点A、座標が(cosβ,sinβ)である点を点Bとすると、点Aと点Bとを結ぶ円弧の長さl(cm)は「l=α−β」であり、角度αと角度βとの差が捩れ角θであるから、円弧の長さlと捩れ角θとは、以下に示す式(2)の関係となる。
l=α−β=θ・・・(2)
式(1)と式(2)からθを消去すると、以下の式(3)となる。
T=γ×l・・・(3)
そして、捩れ角θが小さい場合、円弧の長さlは、点Aと点Bとを結ぶ直線の長さに近似することができる。ゆえに、図2に示すxy座標において、点Aのx座標と点Bのx座標との間の距離をlx、点Aのy座標と点Bのy座標との間の距離をlyとすると、以下に示す式(4)の関係となる。
=lx+ly・・・(4)
式(4)のlx、lyに、sinα、cosα、sinβおよびcosβを代入すると、以下の式(5)となる。
=(cosα−cosβ)+(sinα−sinβ)・・・(5)
式(5)を、式(3)の両辺を二乗した式に代入すると以下の式(6)となる。
=γ×((cosα−cosβ)+(sinα−sinβ))・・・(6)
操舵トルクTと、sinα、cosα、sinβおよびcosβとの関係が、式(6)に示す関係となることに鑑み、トルク演算部60は、以下に示す構成を備えている。
図3は、トルク演算部60のブロック図である。
トルク演算部60は、第1の回転角度センサ41および第2の回転角度センサ42からの出力をA/D変換するA/D変換部61を有している。また、トルク演算部60は、第1の回転角度センサ41および第2の回転角度センサ42の一方の回転角度センサから出力されA/D変換部61にてA/D変換された正弦値から、他方の回転角度センサから出力されA/D変換部61にてA/D変換された正弦値を減算し、減算した値を出力する第1の減算部62と、第1の回転角度センサ41および第2の回転角度センサ42の一方の回転角度センサから出力されA/D変換部61にてA/D変換された余弦値から、他方の回転角度センサから出力されA/D変換部61にてA/D変換された余弦値を減算し、減算した値を出力する第2の減算部63と、を有している。
また、トルク演算部60は、第1の減算部62からの出力値同士を乗算(出力値の二乗を演算)し、乗算(演算)した値を出力する第1の乗算部64と、第2の減算部63からの出力値同士を乗算(出力値の二乗を演算)し、乗算(演算)した値を出力する第2の乗算部65とを有する。
また、トルク演算部60は、第1の乗算部64からの出力値と第2の乗算部65からの出力値とを加算し、加算した値を出力する加算部66と、加算部66からの出力値に対して予め定められた係数を乗算し、乗算した値を出力する第3の乗算部67と、第3の乗算部67からの出力値の平方根を演算し、演算した値を出力する平方根演算部68とを有する。
第1の減算部62は、例えば、「sinα−sinβ」を演算し、その演算結果を出力する。第2の減算部63は、例えば、「cosα−cosβ」を演算し、その演算結果を出力する。そして、第1の乗算部64は、第1の減算部62からの出力値である「sinα−sinβ」同士を乗算して「(sinα−sinβ)」を演算し(「sinα−sinβ」を二乗し)、その演算結果を出力する。また、第2の乗算部65は、第2の減算部63からの出力値である「cosα−cosβ」同士を乗算して「(cosα−cosβ)」を演算し(「sinα−sinβ」を二乗し)、その演算結果を出力する。そして、加算部66は、第1の乗算部64からの出力値である「(sinα−sinβ)」と第2の乗算部65からの出力値である「(cosα−cosβ)」とを加算して「(sinα−sinβ)+(cosα−cosβ)」を演算し、その演算結果を出力する。そして、第3の乗算部67は、加算部66からの出力値である「(sinα−sinβ)+(cosα−cosβ)」に対して予め定められた係数の一例としてのγを乗算し、その演算結果を出力する。そして、平方根演算部68は、第3の乗算部67からの出力値である「γ×(sinα−sinβ)+(cosα−cosβ)」の平方根を演算し、演算した値を出力する。
上記した式(6)により、平方根演算部68から出力された値が操舵トルクTとなる。
なお、第1の減算部62、第2の減算部63、第1の乗算部64、第2の乗算部65、加算部66、第3の乗算部67および平方根演算部68は、回路などのハードウェアにより演算してもよいし、ソフトウェアにより演算してもよい。
以上のように構成されたトルク演算部60においては、第1の回転角度センサ41および第2の回転角度センサ42からの出力信号である正弦値および余弦値を、減算、乗算、加算などを行うことにより操舵トルクTを演算して求めている。それゆえ、第1の回転角度センサ41からの余弦値をx軸成分、正弦値をy軸成分として、「tanα=y/x」の演算により、第1の回転軸120の回転角度αを求めるとともに、第2の回転角度センサ42からの余弦値をx軸成分、正弦値をy軸成分として、「tanβ=y/x」の演算により、第1の回転軸120の回転角度βを求める方法よりも演算に要する負荷を低くすることができる。
したがって、本実施の形態に係るトルク検出装置1によれば、「tanα=y/x」の演算により求めた角度αと「tanβ=y/x」の演算により求めた角度βとに基づいて操舵トルクTを演算する場合よりも、操舵トルクTを演算するための負荷を低くすることが可能となる。その結果、例えば、演算能力が高いマイクロコンピュータを使用することに起因して部品コストが高くなることを抑制することができる。
1…トルク検出装置、41…第1の回転角度センサ、42…第2の回転角度センサ、60…トルク演算部、100…電動パワーステアリング装置、110…ハウジング、120…第1の回転軸、130…第2の回転軸、140…トーションバー、150…ウォームホイール、160…電動モータ

Claims (7)

  1. 弾性部材を介して連結された第1の回転軸および第2の回転軸の一方の回転軸に加えられたトルクを検出するトルク検出装置であって、
    前記第1の回転軸の回転角度に応じた正弦値及び余弦値を出力する第1の回転角度センサと、
    前記第2の回転軸の回転角度に応じた正弦値及び余弦値を出力する第2の回転角度センサと、
    前記第1の回転角度センサからの出力値と前記第2の回転角度センサからの出力値とに基づいて前記トルクを演算するトルク演算手段と、
    を備え、
    前記トルク演算手段は、
    前記第1の回転角度センサから出力された正弦値と前記第2の回転角度センサから出力された正弦値との差を演算する第1の減算手段と、
    前記第1の回転角度センサから出力された余弦値と前記第2の回転角度センサから出力された余弦値との差を演算する第2の減算手段と、
    前記第1の減算手段の演算結果の二乗を演算する第1の乗算手段と、
    前記第2の減算手段の演算結果の二乗を演算する第2の乗算手段と、
    前記第1の乗算手段の演算結果と第2の乗算手段の演算結果とを加算する加算手段と、
    を有し、
    前記加算手段の演算結果に基づいて前記トルクを演算することを特徴とするトルク検出装置。
  2. 前記トルク演算手段は、前記加算手段の演算結果に予め定められた係数を乗算する第3の乗算手段と、当該第3の乗算手段の演算結果の平方根を演算する平方根演算手段とをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のトルク検出装置。
  3. 前記予め定められた係数は、前記弾性部材の材質に依存する値であることを特徴とする請求項2に記載のトルク検出装置。
  4. 弾性部材を介して連結された第1の回転軸および第2の回転軸の一方の回転軸に加えられたトルクを検出するトルク検出方法であって、
    前記第1の回転軸の回転角度に応じた正弦値及び余弦値を取得し、
    前記第2の回転軸の回転角度に応じた正弦値及び余弦値を取得し、
    前記第1の回転軸の回転角度に応じた正弦値と前記第2の回転軸の回転角度に応じた正弦値との差を演算して第1の減算値を求め、
    前記第1の回転軸の回転角度に応じた余弦値と前記第2の回転軸の回転角度に応じた余弦値との差を演算して第2の減算値を求め、
    第1の減算値と第2の減算値との二乗和を演算し、
    前記二乗和に基づいて前記トルクを演算することを特徴とするトルク検出方法。
  5. 前記二乗和に予め定められた係数を乗算して得た値の平方根を演算することにより前記トルクを求めることを特徴とする請求項4に記載のトルク検出方法。
  6. ステアリングホイールに連結される第1の回転軸と、
    トーションバーを介して前記第1の回転軸と連結される第2の回転軸と、
    前記ステアリングホイールに加えられたトルクを検出するトルク検出手段と、
    を備えるパワーステアリング装置であって、
    前記トルク検出手段は、
    前記第1の回転軸の回転角度に応じた正弦値及び余弦値を出力する第1の回転角度センサと、
    前記第2の回転軸の回転角度に応じた正弦値及び余弦値を出力する第2の回転角度センサと、
    前記第1の回転角度センサからの出力値と前記第2の回転角度センサからの出力値とに基づいて前記トルクを演算するトルク演算手段と、
    を備え、
    前記トルク演算手段は、
    前記第1の回転角度センサから出力された正弦値と前記第2の回転角度センサから出力された正弦値との差を演算する第1の減算手段と、
    前記第1の回転角度センサから出力された余弦値と前記第2の回転角度センサから出力された余弦値との差を演算する第2の減算手段と、
    前記第1の減算手段の演算結果の二乗を演算する第1の乗算手段と、
    前記第2の減算手段の演算結果の二乗を演算する第2の乗算手段と、
    前記第1の乗算手段の演算結果と第2の乗算手段の演算結果とを加算する加算手段と、
    を有し、
    前記加算手段の演算結果に基づいて前記トルクを演算する
    ことを特徴とするパワーステアリング装置。
  7. 前記トルク演算手段は、前記加算手段の演算結果に予め定められた係数を乗算する第3の乗算手段と、当該第3の乗算手段の演算結果の平方根を演算する平方根演算手段とをさらに備えることを特徴とする請求項6に記載のパワーステアリング装置。
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