JP2011079765A - 液体洗浄料 - Google Patents
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Abstract
【課題】
洗い流し後がさっぱりしておりかつ、泡質が均一で、きめが細かく、コクの有る使用感であり、泡持ちが良好で有るという優れた使用感を呈する液体洗浄料を提供する。
【解決手段】
(A)高級脂肪酸塩と、(B)N−長鎖脂肪酸アシルアミノ酸塩系界面活性剤と、(C)ベタイン系界面活性剤と、(D)保湿剤を含有する、液体洗浄料。またかかる液体洗浄料を、泡吐出機構を備えた容器に充填してなる液体洗浄料製品。
【選択図】 図1
洗い流し後がさっぱりしておりかつ、泡質が均一で、きめが細かく、コクの有る使用感であり、泡持ちが良好で有るという優れた使用感を呈する液体洗浄料を提供する。
【解決手段】
(A)高級脂肪酸塩と、(B)N−長鎖脂肪酸アシルアミノ酸塩系界面活性剤と、(C)ベタイン系界面活性剤と、(D)保湿剤を含有する、液体洗浄料。またかかる液体洗浄料を、泡吐出機構を備えた容器に充填してなる液体洗浄料製品。
【選択図】 図1
Description
本発明は、高級脂肪酸塩と、N−長鎖脂肪酸アシルアミノ酸塩系界面活性剤と、ベタイン系界面活性剤と、保湿剤を含有する、液体洗浄料、及びかかる液体洗浄料を泡吐出機構を備えた容器に充填してなる液体洗浄料製品に関する。
泡吐出機構を備えた容器に充填してなる液体洗浄料製品に用いられる界面活性剤としては、リン酸エステル系界面活性剤(特許文献1参照)、アミノ酸系界面活性剤(特許文献2参照)、高級脂肪酸塩(特許文献3参照)、糖系非イオン性界面活性剤(特許文献4参照)、ベタイン系界面活性剤(特許文献5参照)等が知られている。
これらの界面活性剤の中でも特に、安全性、洗い上がりのさっぱり感から高級脂肪酸塩を用いた液体洗浄料が好ましいとされている。しかしながら一般に脂肪酸石鹸を使用した液体洗浄料は泡質がよくなく、低温での保存などが困難であることが知られており、ましてや吐出機構を備えた容器に充填してなる液体洗浄料において、高級脂肪酸塩を主体とするには、その脂肪酸組成を厳密に規定する必要があった(特許文献6参照)。
しかしながら、高級脂肪酸塩を含有する液体洗浄料は、洗いあがりのさっぱり感は良好で有るが、結晶が析出して目詰まりしやすい、泡にコシ、ボリュームがなく、均一な泡が得られない、等の問題があった。
本願発明は、(A)高級脂肪酸塩と、(B)N−長鎖脂肪酸アシルアミノ酸塩系界面活性剤と、(C)ベタイン系界面活性剤と、(D)保湿剤を含有する、液体洗浄料を提供する。
またかかる液体洗浄料を、泡吐出機構を備えた容器に充填してなる液体洗浄料製品を提供する。
本発明の液体洗浄料及び液体洗浄料製品は、洗い流し後がさっぱりしておりかつ、泡質が均一で、きめが細かく、コクの有る使用感であり、泡持ちが良好で有るという優れた使用感を発揮する。
本発明の液体洗浄料は、(A)高級脂肪酸塩と、(B)N−長鎖脂肪酸アシルアミノ酸塩系界面活性剤と、(C)ベタイン系界面活性剤と、(D)保湿剤を必須成分として含有する。
本発明で用いる高級脂肪酸塩を構成する高級脂肪酸としては、飽和又は不飽和のいずれであってもよく、炭素数8〜24、特に10〜22のものが好ましい。好ましいものの具体例としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、ヒドロキシステアリン酸、ヒドロキシデセン酸、ヤシ油脂肪酸、還元ヤシ油脂肪酸、牛脂脂肪酸、還元牛脂脂肪酸、パーム核脂肪酸などが上げられる。本発明においては、高級脂肪酸塩の析出防止の観点からラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸などの常温で固体の脂肪酸と、常温で液体の脂肪酸、例えばオレイン酸、イソステアリン酸などを併用して用いることが好ましい。これらの高級脂肪酸と塩を形成するアルカリ剤としては、ナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属塩、アンモニウム塩、モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩、2−アミノ−2−メチルプロパノール、2−アミノ−2−メチルプロパンジオールなどのアルカノールアミン塩、リジン、アルギニンなどの塩基性アミノ酸塩等が挙げられる。これらのうち、特にカリウム、アルギニンが好ましい。
また、これらの高級脂肪酸塩は、必ずしも脂肪酸塩として洗浄料に配合する必要はなく、上記高級脂肪酸と塩基とをそれぞれ別個に添加し、組成物中で脂肪酸塩を形成せしめてもよい。
これらの高級脂肪酸塩は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、液体洗浄料全量に対し3〜20質量%、好ましくは3〜15質量%配合される。3質量%未満では充分な洗浄力が得られず、20質量%を超えると結晶の析出などの問題を生じるので好ましくない。
本発明で用いるN−長鎖脂肪酸アシルアミノ酸塩系界面活性剤としては、好ましくは
RCONH(CH2)nCOOM
(式中Rは炭素数8〜24の直鎖若しくは分岐を有する飽和若しくは不飽和の炭化水素基を示し、Mはナトリウム、カリウム、トリエタノールアミン、アンモニウム、ジエタノールアミン、モノエタノールアミン、L−アルギニンから選択され、nは1又は2の数を示す。)で示される化合物が用いられ、具体的には、ヤシ油脂肪酸アシルグリシンカリウム(ココイルグリシンカリウム)、ヤシ油脂肪酸アシルグリシンナトリウム(ココイルグリシンナトリウム)、ラウロイルグリシンカリウム、ヤシ油脂肪酸アシルアラニンナトリウム(ココイルアラニンナトリウム)、ラウロイルアラニンカリウム、パーム油脂肪酸アシルグリシンカリウム等が例示される。N−長鎖脂肪酸アシルアミノ酸塩の配合量は、液体洗浄料全量に対し0.5〜20質量%、好ましくは1〜15質量%配合する。0.5質量%未満の配合では泡質が悪くなる可能性が有る。また20質量%を超えて配合しても、これ以上の泡質改善効果の向上は認められない。
RCONH(CH2)nCOOM
(式中Rは炭素数8〜24の直鎖若しくは分岐を有する飽和若しくは不飽和の炭化水素基を示し、Mはナトリウム、カリウム、トリエタノールアミン、アンモニウム、ジエタノールアミン、モノエタノールアミン、L−アルギニンから選択され、nは1又は2の数を示す。)で示される化合物が用いられ、具体的には、ヤシ油脂肪酸アシルグリシンカリウム(ココイルグリシンカリウム)、ヤシ油脂肪酸アシルグリシンナトリウム(ココイルグリシンナトリウム)、ラウロイルグリシンカリウム、ヤシ油脂肪酸アシルアラニンナトリウム(ココイルアラニンナトリウム)、ラウロイルアラニンカリウム、パーム油脂肪酸アシルグリシンカリウム等が例示される。N−長鎖脂肪酸アシルアミノ酸塩の配合量は、液体洗浄料全量に対し0.5〜20質量%、好ましくは1〜15質量%配合する。0.5質量%未満の配合では泡質が悪くなる可能性が有る。また20質量%を超えて配合しても、これ以上の泡質改善効果の向上は認められない。
本発明で用いるベタイン系界面活性剤の例として、アミノ酢酸ベタイン、イミダゾリニウムベタイン、アミドプロピルベタイン等が挙げられる。アミノ酢酸ベタインとしては例えば、N−ラウリル−N,N−ジメチルアミノ酢酸ベタイン、N−ヤシアルキル−N,N−ジメチルアミノ酢酸ベタイン、N−ステアリル−N,N−ジメチルアミノ酢酸ベタイン、N−オレイル−N,N−ジメチルアミノ酢酸ベタイン、N−ラウリル−N,N−ジ(ヒドロキシエチル)アミノ酢酸ベタイン、N−ヤシアルキル−N,N−ジ(ヒドロキシエチル)アミノ酢酸ベタイン、N−ステアリル−N,N−ジ(ヒドロキシエチル)アミノ酢酸ベタイン、N−オレイル−N,N−ジ(ヒドロキシエチル)アミノ酢酸ベタイン等が挙げられる。イミダゾリニウムベタインとしては例えば、2−アルキル(炭素数11〜21)−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン等が挙げられる。またアミドプロピルベタインとしては例えば、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルベタイン、ラウリルアミドプロピルジメチルベタイン、オレイルアミドプロピルジメチルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジ(ヒドロキシエチル)ベタイン、ラウリルアミドプロピルジ(ヒドロキシエチル)ベタイン、オレイルアミドプロピルジ(ヒドロキシエチル)ベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン等が挙げられる。これらの界面活性剤は、単独で、又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
上記のベタイン系界面活性剤はいずれも本発明の液体洗浄料に有用であるが、なかでもアミドプロピルベタインが好ましく、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルベタイン、ラウリルアミドプロピルジメチルベタイン、オレイルアミドプロピルジメチルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジ(ヒドロキシエチル)ベタイン、ラウリルアミドプロピルジ(ヒドロキシエチル)ベタイン、オレイルアミドプロピルジ(ヒドロキシエチル)ベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタインが特に好ましい。
これらのベタイン系界面活性剤は、単独又は2種以上を組み合わせて、液体洗浄料全量に対して0.1〜10質量%、好ましくは0.5〜10質量%の割合で配合することができる。配合量が0.1質量%を下回ると、泡質改良効果が発揮されない。逆に、添加量が10質量%を越えると、使用時のヌルツキが多くなり、使用感が悪くなる。
本発明の液体洗浄料は、保湿剤を配合する。保湿剤を配合することにより、洗い上がりのきしみ感が改良され、良好な使用感を得ることができる。かかる保湿剤としては、液体洗浄料に配合し得るものであれば特に限定されないが、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、3−メチル−1,3−ブタンジオール、1,3−プロパンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、1,2−ペンタンジオール、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ヘキシレングリコール、ジグリセリン、ポリグリセリン、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、エチレングリコール・プロピレングリコール共重合体等のポリオール類及びその重合体;ジエチレングリコールモノエチルエーテル(エトキシジグリコール)、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル等のグリコールアルキルエーテル類;ソルビトール、キシリトール、エリスリトール、マンニトール、マルチトール等の糖アルコール類;グルコース、フルクトース、ガラクトース、マンノース、トレオース、キシロース、アラビノース、フコース、リボース、デオキシリボース、マルトース、トレハロース、スクロース、ラクトース、ラフィノース、グルコン酸、グルクロン酸、シクロデキストリン類(α−、β−、γ−シクロデキストリン、及び、マルトシル化、ヒドロキシアルキル化等の修飾シクロデキストリン)、β−グルカン、キチン、キトサン、ヘパリン及び誘導体、ペクチン、アラビノガラクタン、デキストリン、デキストラン、グリコーゲン、エチルグルコシド、メタクリル酸グルコシルエチル重合物若しくは共重合物等の糖類及びその誘導体類;ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム;コンドロイチン硫酸ナトリウム;ムコイチン硫酸、カロニン硫酸、ケラト硫酸、デルマタン硫酸;シロキクラゲ抽出物、シロキクラゲ多糖体;フコイダン;チューベロース多糖体、天然由来多糖体;クエン酸、酒石酸、乳酸等の有機酸及びその塩;尿素;2−ピロリドン−5−カルボン酸及びそのナトリウム等の塩;ベタイン(トリメチルグリシン)、プロリン、ヒドロキシプロリン、アルギニン、リジン、セリン、グリシン、アラニン、フェニルアラニン、チロシン、β−アラニン、スレオニン、グルタミン酸、グルタミン、アスパラギン、アスパラギン酸、システイン、シスチン、メチオニン、ロイシン、イソロイシン、バリン、トリプトファン、ヒスチジン、タウリン等のアミノ酸類及びその塩;コラーゲン、魚由来コラーゲン、アテロコラーゲン、ゼラチン、エラスチン、コラーゲン分解ペプチド、加水分解コラーゲン、塩化ヒドロキシプロピルアンモニウム加水分解コラーゲン、エラスチン分解ペプチド、ケラチン分解ペプチド、加水分解ケラチン、コンキオリン分解ペプチド、加水分解コンキオリン、シルク蛋白分解ペプチド、加水分解シルク、ラウロイル加水分解シルクナトリウム、大豆蛋白分解ペプチド、小麦蛋白分解ペプチド、加水分解小麦蛋白、カゼイン分解ペプチド、アシル化ペプチド等の蛋白ペプチド類及びその誘導体;パルミトイルオリゴペプチド、パルミトイルペンタペプチド、パルミトイルテトラペプチド等のアシル化ペプチド類;シリル化ペプチド類;乳酸菌培養液、酵母抽出液、卵殻膜タンパク、牛顎下腺ムチン、ヒポタウリン、ゴマリグナン配糖体、グルタチオン、アルブミン、乳清;塩化コリン、ホスホリルコリン;胎盤抽出液、エアラスチン、コラーゲン、アロエ抽出物、ハマメリス水、ヘチマ水、カモミラエキス、カンゾウエキス、コンフリーエキス、シルクエキス、イザヨイバラエキス、セイヨウノコギリソウエキス、ユーカリエキス、メリロートエキス等の動物・植物抽出成分、天然型セラミド(タイプ1、2、3、4、5、6)、ヒドロキシセラミド、疑似セラミド、スフィンゴ糖脂質、セラミド及び糖セラミド含有エキス等のセラミド類が挙げられる。これらの保湿剤の中でも、グリセリン、ソルビトール、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウムから選択される1種又は2種以上を用いることが特に好ましい。
これらの保湿剤は、単独又は2種以上を組み合わせて、液体洗浄料全量に対して1〜40質量%、好ましくは5〜35質量%の割合で配合することができる。配合量が1質量%を下回ると、洗い上がりのきしみ改良効果が認められない場合がある。配合量が40質量%を越えると、使用時のヌルツキが多くなったり、泡立ち、泡質に影響を及ぼす場合がある。
本発明の液体洗浄料には、通常液体洗浄料に配合される任意の有効成分、基材成分を、本発明の効果を損なわない範囲で配合することができる。
本発明の液体洗浄料製品は、本発明の液体洗浄料が泡吐出機構を備えた容器に充填されたものである。本発明の液体洗浄料は、特に泡吐出機構を備えた容器に充填して吐出すると、洗い流し後がさっぱりしておりかつ、泡質が均一で、きめが細かく、コクの有る使用感であり、泡持ちが良好である。
泡吐出機構による泡吐出方法としては、一般的に握力により汲み上げられた容器内の液体を特定吐出口から容器外に吐出させ、その際に空気と混合することによって起泡する手動式、弾性チューブ等の中に高圧で液体を封入し弾性により液体を押し出し、その際に空気と混合して起泡させる加圧封入式、又は液化ガスを用いたいわゆるエアゾール式を挙げることができる。本発明では、前記の手動式による泡吐出方法が好ましい。
泡吐出機構としては、多孔質膜体、好ましくはメッシュサイズ100〜300/インチの多孔質膜体を1又は2枚有するポンプフォーマーを具備する容器が好ましい。
本発明の液体洗浄料物品は、各種液体洗浄料として適用することができ、特に肌用液体洗浄料として適している。
以下に本発明を実施例を用いて説明するが、本発明の技術的範囲はこれによってなんら限定されるものではない。
表1に示した処方にて、液体洗浄料を定法により調製し、評価を行った。
泡弾性率評価
(試料)
洗浄料を吐出口側200メッシュ、吸い口側100メッシュの多孔質膜体を備えた泡吐出容器に充填し、吐出した泡25mLを試験に供した。
(泡弾性率の測定)
・測定機器:動的粘弾性測定装置AR2000(TAインスツルメンツ社製)
・測定モード:周波数分散モード
・使用治具:40mm 4°コーンプレート
・印加ひずみ量:1%
・印加周波数:0.1〜10Hz
(試料)
洗浄料を吐出口側200メッシュ、吸い口側100メッシュの多孔質膜体を備えた泡吐出容器に充填し、吐出した泡25mLを試験に供した。
(泡弾性率の測定)
・測定機器:動的粘弾性測定装置AR2000(TAインスツルメンツ社製)
・測定モード:周波数分散モード
・使用治具:40mm 4°コーンプレート
・印加ひずみ量:1%
・印加周波数:0.1〜10Hz
図1に示したとおり、本願発明の実施例は、測定したどの周波数でも比較例より高い弾性率を有しており、泡の弾力性が優れていることが示された。
使用感評価
表1に示した実施例及び比較例を吐出口側200メッシュ、吸い口側100メッシュの多孔質膜体を備えた泡吐出容器に充填し、実際に使用して評価を行った。評価は、官能評価専門者3名がそれぞれに評価を行い、評価結果を協議して決定した。結果を表2にまとめる。
[評価項目]
泡が均一である(○、△、×)
泡のきめの細かさ(○、△、×)
泡のボリュームがあるかどうか(○、△、×)
泡のコクがあるかどうか(○、△、×)
泡が長持ちするかどうか(○、△、×)
洗い流し後のさっぱり感(○、△、×)
表1に示した実施例及び比較例を吐出口側200メッシュ、吸い口側100メッシュの多孔質膜体を備えた泡吐出容器に充填し、実際に使用して評価を行った。評価は、官能評価専門者3名がそれぞれに評価を行い、評価結果を協議して決定した。結果を表2にまとめる。
[評価項目]
泡が均一である(○、△、×)
泡のきめの細かさ(○、△、×)
泡のボリュームがあるかどうか(○、△、×)
泡のコクがあるかどうか(○、△、×)
泡が長持ちするかどうか(○、△、×)
洗い流し後のさっぱり感(○、△、×)
表2に示したとおり、本発明の実施例1は、洗い流し後がさっぱりしておりかつ、泡質が均一で、きめが細かく、コクが有り、泡持ちのよい良好な使用感であった。
実施例2
ラウリン酸 1.2(質量%)
ミリスチン酸 3.3
イソステアリン酸 2.1
グリセリン 15.0
精製水 73.2
水酸化カリウム 2.2
エタノール 3.0
ラウリン酸 1.2(質量%)
ミリスチン酸 3.3
イソステアリン酸 2.1
グリセリン 15.0
精製水 73.2
水酸化カリウム 2.2
エタノール 3.0
実施例2に示した処方にて、液体洗浄料を定法により調製し、吐出口側200メッシュ、吸い口側100メッシュの多孔質膜体を備えた泡吐出容器に充填し、上述の使用感評価を行ったところ、実施例は評価項目全てで良好な結果であった。
Claims (2)
- (A)高級脂肪酸塩と、(B)N−長鎖脂肪酸アシルアミノ酸塩系界面活性剤と、(C)ベタイン系界面活性剤と、(D)保湿剤を含有する、液体洗浄料。
- 請求項1に記載の洗浄剤を、泡吐出機構を備えた容器に充填してなる液体洗浄料製品。
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